◆あらすじ
魔法が当たり前に存在する世界の、魔法学校のお話。
良き学園ライフを送れるよう頑張りましょう。
◆注意
スレタイにもある通り、このスレは百合スレです。
女子校のため、もちろん女の子しかいません。
苦手な人は回れ右。
◆安価について
連取り禁止。
長文安価、意味不明な安価については部分採用もしくは再安価。
◆リリウム魔法学校のご案内◆
全寮制の女子校。現実世界での高校(15~18歳)を想定。
寮は二人一部屋。
もちろん授業は魔法を用いたもの。
三人チームで戦う「マホリオ」という競技が存在する。
三人の中に一人大将を決めて、その大将が倒されるか降参するまで魔法で戦闘を行うというもの。
7月 学内トーナメント
10月 学外対抗戦
といった大会も存在する。
ストイックに勉強に打ち込むも良し、マホリオの大会で好成績を狙うも良し、怪しい魔術に手を出すもよし、誰かと恋愛するも良し。
どうぞ自由な学校生活をお送りください。
◆スケジュール◆
4月 入学、学内レク、部活紹介
5月 マホリオ一年生大会
6月 (結婚式)
7月 マホリオ学内トーナメント
8月 夏休み
9月以降 ???
※カッコの中は学校のイベントではなく、生徒の間で受け継がれてきた極秘のイベントです。
◆登場キャラクターの紹介◆
【名前】クロエ・アートルム
【容姿】金髪ツーサイドアップで碧眼。体格は並だが胸は平坦
【性格】自信過剰で高飛車だが、困っている人を放っておけないなど、お人好しな面もある
【得意魔法】闇魔法エターナルダークフォース。一瞬で相手を周囲の空間ごと闇に包み込み、相手の視界を封じる。
闇の力は魔力と完全に分離しているため、攻撃には使えない。
また、魔力のみを展開することで周囲の魔力を探ることができる。
【備考】若干の厨二病をこじらせている
主人公。
演劇部所属。
彼女の闇の魔法は「闇の魔物」を呼び寄せてしまう。また、彼女の内側からも闇が侵食し、彼女の心を壊そうとしている。
【名前】ローラ・リーケ
【容姿】緑髪のポニーテールで小柄で華奢な体格
【性格】気弱で引っ込み思案な性格だが、心優しい性格
【得意魔法】人間以外の生物と意思相通ができ、その生物と融合しその生物ならではの能力を使うことができる
【備考】実はかなりのお嬢様
クロエの幼馴染。
助っ人同好会所属。
【名前】エアロ
【種族】小翼龍[プチワイバーン](肩乗りサイズのワイバーン)・風族種
【特殊能力】飛行・風属性のブレス
【融合能力】空気の流れを『観る』、透明化・飛行能力・風のブレス
【名前】きゅーちゃん
【種族】九尾の狐
【特殊能力】狐火を操る能力 火を壁にする・縄のように捕縛するなどなんでもござれ
【融合能力】狐火を操ることが出来るが殺傷力は薄れる(熱さは感じるのでマホリオでの攻撃や威嚇等では十分)
融合中は狐耳と小さめの九本の尾(もふもふ)が生える。性格は穏やかでおしとやかになるが同時にS度が跳ね上がる。
【名前】ユーニ
【種族】ユニコーン
【特殊能力】生物の魂の状態が分かる(ユニコーンの所謂処女関連の俗説は、魂が汚れている人間には決して友好的な態度を取らないことからきた誤解である)
【融合能力】相手の感情が分かるようになる(明確にどう考えているのかまではわからず、嘘をついてる、怒っている、悲しんでるなどの大まかな感情が分かる)
【名前】ミトラ
【種族】影獣(シャドー・ビースト)。見た目は真っ黒な子犬
【特殊能力】影の中に「潜り」姿を隠す(あまり長い時間は潜れない)
自分の質量の範囲内で形を自由に変えることができる。主に体を薄くして狭いところに入るのに使う
【融合能力】他者の影の中に「潜る」(潜っている間は水中のように呼吸ができず、長時間は潜れない)
その状態から近く(数メートル程度)の影へと移動することができる
【名前】クリア
【種族】水晶竜(の子供)
【特殊能力】空気を屈折させることで透明になることが出来る。また、取り込んだ光や熱を利用して口から閃光やビームを放つことも出来る。
空は飛べるが飛行はそこまで得意ではない。
普段は透明化能力で外敵から隠れている。
【融合能力】???
なお、召喚獣からローラへの好感度は非常に高い状態です。
【名前】ヒカリ・ロゥレス
【容姿】白髪ロングで背は高め。体型は着痩せしており脱ぐとすごい。
【性格】穏やかで物腰柔らか。困っている人は見捨てられない優しさを持つ。
ややボーイッシュなところがあり一人称は『ボク』
【得意魔法】実は昔から無自覚に魅了魔法を垂れ流しにしていたりする。そのため反射に弱い。
【備考】得意魔法の影響からか裏で彼女を慕う者が多いらしい。ただし魔法の件も含めて本人は全く気づいていないフラグメイカー兼フラグクラッシャー
クロエと寮が同室。
演劇部所属。
【名前】水津 凜華(すいず りんか)
【容姿】やや青みがかった黒髪ロング、紅い瞳。背はすらりと高く誰もが振り向くような美少女…というより美女
胸は控えめ
【性格】優しく紳士的な王子様タイプ
本人も自分が周りからそう思われていることを自覚しており、あえて男性のように振る舞って黄色い声をあげさせる事も
その実甘えん坊で甘いものと可愛いものが大好きという一面も
【得意魔法】自身の周囲の空気を瞬時に凍結させ、ダイヤモンドダストめいた小さな氷の結晶をたくさん発生させる
視覚的にとても綺麗な上に氷晶は結構固く、集中させて(凜華は発生させた氷晶を任意でコントロールできる)盾としても用いることができる
氷晶はしばらくすると溶けて消えてしまう
【備考】母親が高名な舞台女優で、彼女も卒業後は母と同じ道を歩む予定
【名前】モミジ・クレナイ
【容姿】背は低いが胸は大きいロリ巨乳 灰色の長髪と赤目
【性格】オドオドして引っ込み思案
【得意魔法】引力や斥力を操り物体を引き寄せる・はね除けることが出来る
【備考】自分を変えるために演劇部に入部。 部長曰く拙いが光るものがあったらしい。
二人ともクロエとマホリオにて同チーム。一年生のみの大会で準優勝した。
【名前】ティア・ソレル
【容姿】白の癖っ毛に青と赤のオッドアイ 体型は見事な幼児体型 いつも寝ぼけ眼
【性格】無口で感情の起伏がほとんど表に出ないが優しい良い子 少々天然のフシがある
【得意魔法】生物以外の物体を浮遊させることが出来る 物体が重ければ重いほど疲れる
【備考】ローラと同室の娘。見た目や性格から無愛想と勘違いされやすいが実際は良い子。
喋るのがあまり得意ではないので筆談で話すことが多い。ちなみに余談だが地声は透き通るように綺麗で優しい声らしいが聞いた者はほとんどいないらしい。
【名前】アルシェ・ブランカ
【容姿】銀髪ショートのつるぺた幼女体型。瞳は明るめの琥珀色
【性格】感情が乏しく、自発的に動くことは滅多にない。しかし食欲は旺盛で、食事だけは積極的に行う
【得意魔法】魔力を圧縮したレーザーやビームを撃つ。高威力だが燃費が悪く、撃ちまくるとすぐに魔力が尽きる
【備考】かなり古い魔術家系の末裔。幼少期より社会から隔絶された場所で修行をさせられてきた為、かなりの世間知らずで情操教育も不足している
常に腹を空かせている為、餌付けすれば簡単に懐く
クロエのクラスメイト
ティアのことが好きらしい
【名前】ナミネ・スフィアード
【容姿】比較的長身で結構なグラマラスボディ。髪はウェーブのかかった水色の長髪。瞳も同じく水色で眼鏡着用。
【性格】礼儀正しく慈愛と包容力に溢れる(物理的にも)。その様はしばしば『大天使』と形容されるとか。ただし少々ドジっ娘なところも。
【得意魔法】水を自在に操ることが出来る。
【備考】ティアとアルシェのチームメイトで、無口な二人の考えを瞬時に理解出来たりする。二人と一緒の時は『母親と娘二人』に見えるとかなんとか。
またリリィ先生と一緒にいる時は独特の癒し空間を発現する。
マホリオにて同チーム。
一年生のみの大会では三回戦敗退。ベスト16。
【名前】雨宮 楓(あまみや かえで)
【容姿】白髪(ポニーテール)赤目のアルビノで肌も白い 身長はクロエと同じぐらいだがクロエ以上の絶壁
【性格】飄々としたからかい好きで一人称は『あたし』
胸の話題を出されるとキレる
【得意魔法】風を操ることが出来る。用途は風の刃を飛ばす・風の障壁を展開する・風を纏って移動速度を上げるなど多岐に渡る
【備考】クロエのクラスメイト。体質上日光が苦手でそれを補うために特殊な薬を貰っているらしく頻繁に保健室に通っている(薬のおかげでマホリオ含め学園生活を問題なく送れている)。
しかし普段はそんな自分の体質を嘆くことなく明るく振る舞っている。
ちなみに胸に関してはそれとは別に最大のコンプレックス。こっちはどうにかしたいらしくよく科学部や黒魔術部に顔を出しているらしいが成果は芳しくないらしい。
【名前】真壁 晶(まかべ あきら)
【容姿】赤髪ショート 瞳の色は翠 中性的な顔立ちで一見すると男子に見える 胸は膨らみかけ
【性格】細かいことを気にしない大雑把な性格だが曲がったことは大嫌いな熱血漢。一人称は「アタシ」
【得意魔法】炎を発生させ操る。出せる炎の規模は彼女のテンション次第で視界を遮るほどの業火から明かり程度の小さなものまで色々と応用が効く
なお本物の炎ではないので熱さこそ感じるが火傷は一切負わない。寒いときの暖房代わりにもなるが晶自身は暖かさを感じないので別途対策が必要
【備考】クロエのクラスメイト
実家は古武術の道場で彼女自身も習っている
「かじった程度」とは本人の談だが少なくとも下手な不良とはケンカで負けないくらいの実力を持っているようだ
【名前】七峯 嵐(ななみね らん)
【容姿】灰色の長髪に青の瞳。目はつり目で目付きが鋭い。ティアやアルシェとどっこいどっこいかそれ以上に背が低い。?
【性格】気が強く少しぶっきらぼうなオレっ娘。しかし実際は極度のツンデレで割りと涙脆い。
【得意魔法】雷を操る魔法。手から稲妻を放ったり相手の頭上から雷を落とすことが出来る。
【備考】楓の幼馴染。楓とは喧嘩することが多いが実は常に楓の体調を気遣っている(以前楓が保健室に連れていかれた時も、クロエが退室した直後ぐらいに駆けつけた)。
最近楓と晶の仲が良いのでやきもきして楓チームに加入。ちなみに楓と晶に関しては『楓が悪い』と考えているので別に晶との仲は全く悪くない(実際三人の連携精度は高め)。
ちなみに体型レベルの胸だがそれでも楓よりはある。
三人ともクロエのクラスメイト。
マホリオにて同チーム。一年生のみの大会で優勝した。
【名前】ウィン・フォルクス
【容姿】白銀のショートボブに金の瞳の垂れ目 背はクロエとどっこいどっこいだが実はスタイルは良い
【性格】無邪気で天然ボケののんびりや よく語尾が間延びする
マホリオの時は口数が少なくなり普段ののほほんムードが消える(>>366みたいな様子)
一人称は『ボク』
【得意魔法】周囲の時間の進みを僅かな間だけ極端に遅くすることが出来る(周囲からは高速移動に見える)
負担が大きいため連続使用や日に何度も使えたりするものではなくここぞという時に使っている
ちなみに発動時に触れているもの(生物含む)は魔法の影響を受けない(時間が遅くならない)
【備考】マホリオランキング一位に君臨する二年生。
普段はのんびりとしてマスコットのように可愛がられているがマホリオの時は極度の集中から様子が変わる(周囲からはそのギャップが良いという声も)。
他者に屈託なく接するので友人も多い。好物は甘いもの。
【名前】ナナ・ヴァーミリオン
【容姿】青のショートヘアーに紅の瞳。小柄な体格で胸も小さめだが絶壁組よりはマシ。
【性格】優しく礼儀正しく献身的。いつも敬語口調で基本的に他人のことはさん付け(ただしウィンのことは時々『ウィン』と呼び捨てにしているらしい)。
【得意魔法】自身の魔力を相手に譲渡し回復させることが出来る。発動には身体的な接触が必要かつ接触方法で魔力譲渡の効率が変化する(一番効率的なのは粘膜を介した場合だとか)。
【備考】ウィンと同室の二年生で一年生の頃からずっとウィンとチームを組んでいる。
魔法の扱いがあまり得意ではなく、魔法の精度にやや難がある。
そのため最初は校内トップクラスの実力を持つウィンに引け目を感じていたが、そんな自分に屈託なく接してくれるウィンにいつしか惹かれていった。
そして結婚式の時に意を決して自分の想いをウィンに伝え見事受け入れられた。
ちなみに恋愛面に関してはぐいぐい行く方であり普段の様子に反して彼女が攻めらしい(結婚式のキスもナナの方から行った)。
【名前】白夢 くるくま
【容姿】黒髪、背は小さめ、丸眼鏡
【性格】やる時はやるけど基本人に流されやすい
【得意魔法】オーラを操る
【備考】演劇部部長だが存在感が薄くよく見失われる。
アルトとは幼馴染。
【名前】エミール・ストライア
【容姿】ボサボサの黒の長髪にメガネ。ジト目と目の下の隈が目立つ。背は低くやせ形。
【性格】ややコミュ障気味で暗い性格。ボソボソした喋り方
【得意魔法】唱えるまで本人にも何が起こるか分からないランダム魔法。一言で言えばパル○ンテ
【備考】黒魔術部の部長。自身の魔法の制御の度に日々怪しげな実験をしているらしい。
実は本人も自覚していないが身なりを整えれば相当可愛く化ける。
【名前】アルト・ナナリー
【容姿】金髪超ロング 丸メガネ 青眼 普段猫背な巨乳ロリ
【性格】普段おどおど コミュ障 コスプレすればキャラが変わりどんなキャラでも演じる。
【得意魔法】普段は明かりにしているがコスプレ時は光を更に集めビームや刀にする。
【備考】コスプレ大好き漫画アニメ研究部部長
自宅で自撮りしたコスプレを裏垢で晒している。バイトでメイド喫茶もやる。
【名前】デン・ハザード
【容姿】本来は低めの身長ながら胸はCカップで起伏もある。のだが、自分に自信がないのでしょっちゅう外見を変える
【性格】魂に呪いでもかけられたかの如き劣等感の塊、他人が何を言おうがどれだけ公平な場でどんな結果を出そうが時には言いがかりそのものの超理論で自分を否定する
【得意魔法】肉体変換
【備考】肉体変換は自分だけでなく他人の体にもできるが、今のところ他人の変換は長く保たない
【名前】イオ・ローライト
【容姿】銀のロングヘアーと金の瞳。身長はそれなりだが胸は得意魔法の如く爆発級。
【性格】臆病で引っ込み思案。人を傷付けることを嫌う。
【得意魔法】爆発魔法。強力だが故に制御が難しい。
【備考】幼少期に自身の魔法で人を傷付けてしまったことがトラウマになっている。
そのため無意識に人を遠ざけてしまい、周りも彼女の性格と難のある魔法から深く関わろうとする者がいなかった。
【名前】樹(いつき)・ユグドラシル・リリウム
【容姿】年期を感じさせる青い三角帽とローブを纏った10歳ほどの少女
勿論この姿は強大な魔力を抑えるための自己封印であり、封印を解くと20代後半ほどの妙齢の女性となる(魔力量の影響でそこで成長が止まった)
服はどちらの姿でも問題ないように伸縮するが、大人の姿の時は見事な上乳が露になる
【性格】慈悲深く穏やか。先達として生徒達を優しく見守るみんなのお母さん
道を踏み外したもの、踏み外そうとしているものには厳しくも優しく接し正道へ導こうとする
【得意魔法】一度見た魔法を自分のものとして使える
性質はそのまま樹自身の魔力を乗せる事でより強力な術として放てる(例外あり)ただし一度使用した術をもう一度使いたかったらもう一度同じ術を見る必要がある
【備考】リリウム魔法学校の校長先生。学校の創設者でもある
クロエに警告したのは、かつて道を踏み外した生徒を救えなかった過去への後悔があるらしいが…?
【名前】リリィ・アンスリウム
【容姿】青髪ロング 穏やかさの中に情熱のこもった翠色の瞳 母性を感じさせる豊満な胸
【性格】生徒達を優しく見守るお姉さん属性
一方で情熱家でもあり、目標に向かって努力することと努力している人が大好き
【得意魔法】自身の周囲に心を落ち着かせリラックスさせるフィールドを発生させる
【備考】教育実習生あがりの若い教師
大家族の長女で、昔から仕事で忙しかった両親の代わりに弟妹たちの世話をよくしていた
その関係で家事全般が得意
【名前】アリサ・シルフィ
【容姿】黒のショートカットに黒の瞳。長身で健康的に引き締まっているが出るところは割りと出ている
【性格】サバサバしたストイックで姉御肌な性格。一人称は『あたし』
【得意魔法】触れた相手の傷や体力の消耗を回復出来る。ただし代わりに自分が疲労する。
【備考】陸上部の主将のイケメン系女子。
後輩から絶大な支持を受けており、陸上部の大半の生徒は彼女を慕って入部したとかなんとか。
実は意外なことに可愛いものや甘いものに目が無いという一面も。
~前スレでの出来事~
クロエとローラは入学の際、寮が別室に。
そこでそれぞれヒカリ、ティアと出会う。
その後校内を散策したり部活を見学し、入る部活を決定。
クロエ、ヒカリは演劇部に。ローラは助っ人同好会に入る。
演劇部にて、くるくま部長、レナ、凜華、モミジと出会う。
それぞれ三人組を作りマホリオの一年生大会に挑み、
楓、晶、嵐チーム 優勝
クロエ、凜華、モミジチーム 準優勝
レナ、ヒカリ、ローラチーム ベスト8
ティア、アルシェ、ナミネチーム ベスト16
という結果に。
樹校長から闇の魔法について教えられる。闇に恐怖し、クロエは魔法が撃てなくなる。
ローラは竜の子供クリアを保護し、保護をする代わりに竜の親ラピスが学校を守ってくれることに。
ラピスの協力もあり、クロエは再び魔法が撃てるように。
テストも終え、ついに全生徒が参加するマホリオの大会に挑む!
樹「みなさん、一学期はどうだったでしょうか。これから一学期最後のイベントの全校生徒によるマホリオ大会が始まります。ケガなく、良い気持ちで明日からの夏休みを迎えられるよう頑張ってください」
先生「校長先生ありがとうございました。続いて、選手宣誓」
はいっ
クロエ(あれは……ウィンさんとナナさんと……もう一人? 昨年の優勝チームかしらね)
ウィン「宣誓。私達マホリオ生一堂は、正々堂々戦うことを誓います。生徒代表、ウィン・フォルクス」
パチパチパチパチ
先生「ありがとうございました。ではこれより順次試合に入ります。各自準備に入ってください」
凜華「クロエさん、いよいよだね」
クロエ「ええ。さ、準備するわよ」
モミジ「うう、緊張するよう……」
クロエ「まずはレナ達の応援かしら。アップはその後でも間に合うわ」
一回戦、レナチーム結果コンマ↓
ゾロ目で敗北
https://i.imgur.com/KSKTl6l.png
(一年生4にレナチーム、一年生11にクロエチーム、一年生16にティアチームです)
レナ「あら、今さら来たの?」
クロエ「今さらって……もう終わったの?」
レナ「ええ。二年生って言っても大したことなかったわ。結局魔法が強い方が勝つだけ」
ローラ「レナ頑張ったんだよ! すっごい固い盾でもがが」
レナ「さっさとアップしてきなさい。負けたら承知しないわよ」
ヒカリ「レナさん、お疲れ様。さっき頑張ってたから飲み物もらってきむぐぐ」
レナ「……クロエ、早くどっか行きなさい」
クロエ「はいはい。お疲れ様、レナ」
凜華「ふふ、負けてられないね」
クロエ(少し時間があるわね……。ウィンさんのところに挨拶でも行っておこうかしら)
クロエ「ウィンさん、少しいいかしら」
ウィン「おおう、クロエさん。どうかした?」
クロエ「偵察、って言ったら怒るかしら」
ウィン「いやいや、勉強熱心なのは感心だね~。クロエさんは三人目には会ってないんだもんね」
クロエ「ええ。どんな人なのか見ておこうかと思って」
ウィン「よーし、じゃあ紹介してしんぜよう~」
ウィンチームの三人目のプロフィールを作っていきます
テンプレート↓
【名前】(和名でも洋名でも可。名字もあればお願いします)
【容姿】
【性格】
【得意魔法】(その人本人にしか使えない、特殊な魔法をお願いします。名前だけではなく、どんな魔法かも説明があると嬉しいです)
【備考】(その他付け足したいことがあれば)
安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
【名前】早川 時雨(はやかわ しぐれ)
【容姿】黒のポニーテールにつり目。長身スレンダー体型で凛とした顔立ち。
【性格】真面目で気難しいが結構天然。一人称は『私』で男口調。
【得意魔法】棒状の物に魔力を込めることで光の刀身を持つ刀を精製することが出来る。
物理的な攻防以外に斬った軌跡を飛ばしての遠距離攻撃も出来る。
マホリオではウィンと同時に斬り込む・無数の斬撃を飛ばしての迎撃など臨機応変に立ち回る。
【備考】ウィン・ナナと同じチームの二年生。実家が剣道の道場であり自身も有段者。
さらにウィンほどではないがマホリオランキング上位に君臨しており身体・魔法どちらも高いポテンシャルを誇る。
入学当初は普段の様子からウィンのことを軽く見ておりマホリオの実力も魔法頼りと思っていたが、一騎討ちを行い完膚無きまでに敗北したことで見直しウィンを友人及びライバルとして認める。
さらにより近くで修練を積み少しでもウィンに近づくために同じチームになった。
鍛練に明け暮れた生活を送ってきたためか様々な知識、特に性知識に乏しく未だにコウノトリレベル。
ウィンとナナが付き合っていることは知っているが、彼女達が隠れてキス等していることや結婚式のことは全く知らない。
1.時雨
2.ミリィ
3.ニーナ
↓から投票
投票レスのコンマの合計が最初に150を超えたキャラが三人目となります
本日中に誰も150に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが三人目となります
自分の作成したキャラには投票できません
ウィンチームの三人目は早川時雨に決まりました
設定は>>19を参照
ウィン「時雨で~す」
時雨「早川時雨だ。君のことはよくウィンから聞いているよ。なんでもウィンを倒すだなんて言ったとか」
クロエ「ええ。いっそ今日にでも勝つつもりでいるわよ」
時雨「威勢がいいな。となると……準決勝までは勝ち上がってきてもらわないとな」
クロエ「もちろんそのつもりよ。よろしく頼むわね」
時雨「ああ、こちらこそよろしく頼む」
ーーーーー
凜華「おかえり、クロエさん。そろそろ出番だよ」
モミジ「二年生と試合だもんね……緊張する……」
クロエ「なんてことないわよ。やれることをやれば勝てるわ」
一回戦、クロエチームの試合結果↓コンマ
00で敗北
モミジ「か、勝った……」
クロエ「当然でしょ。このままウィンさんのとこまで行くわよ!」
凜華「その前に次はティアさん達だね。応援に行こうか」
ーーーーー
ティア「……」
ローラ「ティアちゃんすごく真剣な顔してる……」
クロエ「前回のがよっぽど悔しかったのね。頑張ってきなさい」
ティア「……」コクン
一回戦、ティアチームの試合結果↓コンマ
ゾロ目で敗北
ティア【勝ちました】
ナミネ「ティアさん、鬼気迫るものがありましたね」
アルシェ「負け……ない」
ティア「っ」コクン!
ナミネ「ふふ、やる気のおふたりはとても心強いですね」
その頃、Bブロックの試合ーー
ウィン「……」
ピピーッ!
審判「試合終了ー! 両チーム礼!」
ありがとうございました!
時雨「ウィン、そんな怖い顔をするな」
ウィン「え? あ、ああ、ごめんよ~」
ウィン「あの一年生の優勝チームのこと見てて……」
楓「さすがに二年生は強かったね……」
晶「でもま、アタシたちの敵じゃないな」
時雨「試合には勝ったみたいだな。……気になるのか?」
ウィン「楽しませてくれるかな~って」
時雨「順当に行けば……Bブロックの決勝戦で当たるのか」
ウィン「先は長いですな~」
時雨(三年生はもはや眼中にないのか……末恐ろしい奴め)
レナ「さ、行くわよ。次は三年生との試合、気は抜かないでね」
ヒカリ「もちろん」
ローラ「が、頑張るよっ」
クロエ「レナ、頑張りなさいよ。大将なんだからね」
レナ「言われなくても分かってるわよ」
モミジ「か、勝った……」
クロエ「当然でしょ。このままウィンさんのとこまで行くわよ!」
凜華「その前に次はティアさん達だね。応援に行こうか」
ーーーーー
ティア「……」
ローラ「ティアちゃんすごく真剣な顔してる……」
クロエ「前回のがよっぽど悔しかったのね。頑張ってきなさい」
ティア「……」コクン
二回戦、レナチームの試合結果↓コンマ
ゾロ目で敗北
ミスです!
>>35の
>モミジ「か、勝った……」
から下はコピペミスです!無視してください!
ざわざわ ざわざわ
レナ「……?」
クロエ「お疲れ様。一年生が三年生に勝ったって噂になってるわよ」
レナ「ああ、それで見られてたのね」
ローラ「あうう……」
ヒカリ「ローラさん、そんな緊張しなくても……」
クロエ「ほら、次は私達の番よ」
モミジ「あうあうあう……」
凜華「モミジさんが緊張でフリーズしてる……」
二回戦、クロエチームの試合結果↓コンマ
ゾロ目で敗北
モミジ「み、見られてるよう……」
クロエ「三年生相手に勝ったんだもの。当然でしょ」
凜華「見てくれてありがとうございます、応援してくださいね」ニコッ
きゃあああああ!
クロエ(よくやるわ……)
クロエ「次はティア達ね。ほら、見に行きましょう」
モミジ「う、うん」
二回戦、ティアチームの試合結果↓コンマ
ゾロ目で敗北
ティア「……」フンス
ナミネ「すごいです、まさか三年生に勝てるなんて!」
クロエ「アルシェが思ったよりも動けてるわね」
アルシェ「……て、てぃあ」
ティア「?」
アルシェ「……アルシェ、偉い?」
ティア【はい とっても助かってます】
アルシェ(……やった)ニヨニヨ
ーーーーー
樹「三年生も全員戦い終わったかしら。残ってる一年生は……」
樹「ふむふむ、楓さんチームとクロエさんチームの優勝準優勝の二チームは勝ち上がると思っていたけれど……」
樹「レナさんチーム、ティアさんチームまで勝ち上がるなんてね」
樹「……」
樹「Dブロックのデン・ハザードさん……まさか最後まで組めなかった子たちで組んだチームで勝ち上がるなんて……しかも無傷」
樹「……思いもよらないダークホースがいたものね」
レナ「ここからは戦って勝ち残った人しかいない。つまり今までみたいに気の抜けた人はそうそういないわ」
ヒカリ(今までの人も本気だったと思うけどね……)
ローラ(レナさんの盾が効果的すぎたんじゃ……)
レナ「行くわよ、二人とも」
ヒカリ「うん」
ローラ「うんっ」
三回戦、レナチームの試合結果↓コンマ
3の倍数で敗北
ローラ「ひいい」
ヒカリ「明らかに尊敬の目で見られてるね……」
レナ「はあ……別に目立ちたくてやってるわけじゃないのだけれど」
クロエ「負けてられないわね。よし、派手に勝つわよ!」
モミジ「め、目立たなくていいよう……」
三回戦、クロエチームの試合結果↓コンマ
3の倍数で敗北
審判「これより試合を行う。両チーム礼」
よろしくお願いします
クロエ「まさか相手が貴方たちだなんてね」
くるくま「部長として勝たせてもらうよ。曲がりなりにも最後のマホリオ大会だしね」
アルト「ウィンのコスプレしてると負ける気がしないよ~」
モミジ「か、完成度高い……!」
審判「試合開始!」
ーーーーー
クロエ「凜華! さっそくやるわよ!」
凜華「ああ!」
クロエ「エターナルダークフォース……!」ズオオッ
凜華「ブリザード!」キキキキン!
アルト「ふっ!」ギュンギュン!
クロエ(見てから避けてる!? ほんとにウィンさんみたいな強さに……?)
アルト「魔弾【シュート】!」ゴッ
クロエ「防御魔法【シールド】!」ギンッ
クロエ(シュートの威力は大したことない! これなら勝てる!)
くるくま「はい、おしまい」
ピピーッ!
審判「試合終了ー!」
クロエ「……え?」
クロエ「モミジ!?」バッ
くるくま「下で横になってるよ。アルトに気を取られてる内に背後からシュートしたら気絶しちゃって」
クロエ「な、な……!」
くるくま「色々言いたいことはあるけど……マホリオは派手な方が勝つ競技じゃない。ありとあらゆる手を使って大将に攻撃を加える競技だ。そこを見誤ると足元をすくわれるよ」
凜華「……私達の負けだよ、クロエさん」
審判「両チーム整列、礼!」
ありがとうございました!
ーーーーー
モミジ「ううん……」パチッ
クロエ「起きた?」
モミジ「うん……負けちゃったん……だよね」
クロエ「そうね」
モミジ「……私のせい、だよね。私が気を抜いてたから……」
クロエ「ていっ」デコピンッ
モミジ「いたっ」
クロエ「あの場の誰も気づけてなかった。オーラを操る魔法を、まさか極限まで気配を薄くするのに使うなんて思ってなかったわ」
モミジ「でも……」
クロエ「でもじゃない。私が派手な技で決めようとしたのも悪い。気づけなかったのも悪い。それでおしまい」
モミジ「……うん」
クロエ「あー! でも悔しいわね。もっともっと戦いたかったわ!」
モミジ「……」
クロエ「ほら、泣かないの。マホリオは今回きりじゃないんだから」
モミジ「う゛ん……!」グスグス
凜華「ティアさんのチーム、終わったよ。彼女達は勝ってた……おっと、モミジさん起きたんだね。痛むところはない?」
モミジ「……っ」フルフル
凜華「なら良かった」ナデナデ
クロエ「今度は勝つわよ」
凜華「当然」
モミジ「つ、次はもっと頑張るね……!」グシュッ
クロエ「レナー! ヒカリー! ローラー! 負けるんじゃないわよー!」
レナ「もう元気になってる……」
ヒカリ「うん、負けないよ」
ローラ「が、頑張るよっ!」
四回戦、レナチームの試合結果↓コンマ
4の倍数で敗北
ミスです!
4の倍数だと三回戦より勝てる確率高くなってしまいますね
四回戦、レナチームの試合結果↓コンマ
60以下で敗北
レナ「……」
クロエ「お疲れ様、レナ」
レナ「……負けたわ」
クロエ「さすがに強いわね、上級生は」
レナ「あなたに慰められたくない」
クロエ「あらそう。なら勝手に独り言を喋ることにするわ」
レナ「……」
クロエ「……ローラやヒカリとチームを組んでくれてありがとう」
レナ「……なに、急に」
クロエ「私の大切な友達二人と組んでくれたのがあなたで良かったって言ってるの」
クロエ「負けて悔しいかもしれないけど、それを分かち合えるくらい仲良くなれたんでしょ?」
レナ「……」
クロエ「だから、こんなとこにいないで二人のとこに行ってきなさい」
レナ「……そうね。そうするわ」スクッ
クロエ「二人は水飲み場の方にいるから……」
レナ「……クロエ!」
クロエ「?」
レナ「あ、ありがと。慰めてくれて」
クロエ「へ……」
レナ「それだけっ。じゃあ二人のところに行くから!」タタタッ
クロエ「……なによ、私にも笑えるんじゃない」
レナの好感度が大きく上昇しました
ティア「……」フンスフンス
ナミネ「やる気ですね……!」
アルシェ「ローラと、クロエのかたき……!」
クロエ「や、仇もなにも死んでないわよ」
四回戦、ティアチームの試合結果↓コンマ
60以下で敗北
ティア「くっ……!」ビュンビュン
ナミネ「さすがに勝ち上がっている人は強いですね……!」
相手1「魔弾【シュート】!」ゴッ
ナミネ「水壁【アクアカーテン】!」ビシャア
ナミネ(飛沫をめくらましに……近づく!)
ナミネ「水弾【アクアボール】!」ギュバッ
相手2「防御魔法【シールド】!」ギィッ
ナミネ「やりますね……!」
相手3「これで決めるよ! 捕獲網【バインド】!」
ティア「!」グルン
アルシェ「ティア!」
アルシェ(やだ……! ティアにひどいことしないでよ!)ギリリッ
相手1「ナイス! シュー……」
アルシェ「破壊魔砲【キャノン】!!!!」ゴオッッ!!
相手2「なに!? 防御魔法【シールド】!」
バキイッ!
相手2「く……!」ドオッ!
相手3「いやああああ!」ドゴッ!
ナミネ「な、なんですか……この魔力は……」
相手1「ひ、ひい……!」
アルシェ「ティアに……ひどいことするな……!」フラッ
ナミネ「! アルシェさん!」バッ
アルシェ「っ」カクンッ
ナミネ「アルシェさん!」ガシッ
ティア「あ、アルシェ……?」
ナミネ「気絶……してます。審判、棄権します」
ピピーッ!
審判「試合終了ー!」
相手1「き、棄権……?」ヘナ…
ナミネ「アルシェさんが気絶してしまっては今後は戦えませんから……。それより、仲間のお二人は無事ですか?」
相手2「む、無理ぃ……」プルプル
相手3「動けないよー」
ナミネ「あ、あら……」
相手1「もろにくらったからね……でも次の試合までには回復するよ」
ナミネ「それならよろしいのですが……」
魔力ダメージ:魔力を体にぶつけられると、自身の魔力が防御反応として放出される。魔力が切れるほどの魔力ダメージを受けると、魔力が回復するまで体を動かせなくなる。
物質ダメージ、物理ダメージ:凜華の氷や晶の炎など、触れることでその性質を及ぼすもの。魔力による防御反応によって、そのほとんどを無効化できる。
マホリオにおいては、魔力切れによる行動不可能をもって決着とすることが多い。
ティア「アルシェ! アルシェ!」ユサユサ
ナミネ「ティアさん、揺すってはだめですよ」
ティア「でも……!」
ナミネ「リリィ先生呼んできましたから。先生、お願いします」
リリィ「はーい」ポワァ
リリィ「うーんと……」ペタペタ
ティア「……」ハラハラ
リリィ「大丈夫です、今は魔力の回復のために寝てるだけですね」
リリィ「きっと起きたとき疲れてると思うので、甘いものや飲み物を用意しておいてあげてください」
ティア「!」コクコク
ナミネ「良かったですね、ティアさん」
ティア【ほっとしました】
ナミネ「これでAブロックの一年生は全滅ですか……」
ナミネ「晶さんの応援に行きますか?」
ティア「……」フルフル
ティア「……アルシェのそばにいます」ギュッ
ナミネ「あらあら」ホッコリ
ナミネ「では飲み物を取ってきます。アルシェさんのこと看ていてくださいね」
ティア「……」コクン
ーーーーー
ーーー
ー
Bブロック、決勝戦ーー
ウィン「いやはや、一年生がここまでくるとは~」
楓「あなたがクロエのいつも言ってるウィンさん?」
ウィン「せいかい~」
嵐「あまり強そうには見えないけどな……」
時雨「見かけで判断しない方がいい。試合になれば人が変わるぞ」
晶「へー。楽しそうだな、さっさとやろうぜ」バシッ
審判「準備はよろしいですね? では……」
審判「試合開始!」
ウィン「ーーっ」スゥ
晶「! 楓!」
楓「えっ」
ウィン「魔弾【シュート】」ズゴオッ!
晶「防御魔法【シールド】ォ!」バキイッ!
ウィン「……へえ、反応するんだ」
晶「これは……」
楓「想像以上……かも」
ウィンチームの行動結果↓コンマ2桁×5、ゾロ目の場合×10
楓チームの行動結果↓コンマ2桁
先にコンマの合計が【150】に達したチームの勝利です
>>76
説明してないだけで使ってるんだと思ってたけど。メテオすり抜けた時とか去年の映像見た時にチームメイト以外だとクロエだけ何となく何か感じてるみたいな感じで
>>77
そうですね
一応使ってはいますが、その場で観戦していた人にも何が起こったか分からないほどの魔法、みたいな感じです
ウィンチーム:300
楓チーム:64
嵐「雷弾【サンダーボール】!」バチイッ
ウィン「魔弾【シュート】」ズゴオッ!
バチィンッ!!
嵐「弾に弾を当てた!?」
楓「煙が……! 風弾【エアロボール】!」ブワッ
ウィン「遅い」ギュンッ
晶「下だ! 炎弾【ファイアボール】!」
ウィン「……あいつ見えてるのか」ギュンッ
楓「サンキュー晶! 助かった!」
ざわざわ ざわざわ
嵐「互角……なのか?」
楓「少なくとも負けてはいないよ」
晶「相手はまだ一人しか動いてないけどな……。攻めるなら今だぞ」
楓「あれやろう、晶」
晶「了解! 獄炎魔法【ヘルファイア】!」ボワアッ!
楓「アンド、風斬魔法【かまいたち】!」
楓「これが合体魔法、火焔砲射【フレイムスロワー】だー!」ゴオオオッ!
時雨「ふむ……」チャキッ
ズバアッ!
嵐「炎が斬れた!?」
時雨「なかなか強い魔法だが……ウィンほどではないか。ーーっ!」
ギイッ!
晶「よそ見してると火傷するぜ?」
楓「晶!」
晶「この剣士はアタシが止めとく! 二人でなんとか……!」
ズパッ!
晶「まだ喋ってんだろうが……!」
時雨「よそ見をしていると火傷するのではなかったかな?」
晶「ふっ、はあ!」
時雨「せいっ!」
嵐「あいつら空中で肉弾戦してやがる……」
楓「嵐、それよりあっちだよ」
ウィン「時雨……邪魔しないでほしいんだけど」
嵐「本丸が残ってるんだもんな……」
ウィン「まあいいや。次で終わらせるから」
楓「舐められてるなー。嵐、全力で撃つよ」
嵐「おう」
楓「極風魔法【イダテン】!」ブオウッ
嵐「極雷魔法【ナルカミ】!」バチチッ
楓「合体魔法、風神雷神【フウジンライジン】!!」
バチッ! ズオオオッ!!
楓「いっけええええええ!!」
ウィン「魔弾【シュート】」ズゴオオッ
ボシュッ!
楓「……消された?」クラ…
楓「本気の一撃が……ただのシュートに……」
ウィン「うん、少し面白かった。魔弾【シュート】」ボシュッ
嵐「楓、気ィ抜くな! 雷壁盾【サンダーシールド】!」バチイッ
ウィン「……まだ耐えるんだ。いいよ、なら……」ユラ…
ウィン「時間魔法【クロック】」
嵐「消えた!?」
晶「後ろだ! 楓!」ギュンッ
ウィン「もう遅いよ。魔弾【シュート】」ズゴオッ!
晶(間に合え……っ!)
どんっ
楓「え……?」
ゴシャアアッ!
ーーーーー
ーーー
ー
晶「いてて……」パチッ
嵐「起きたか。大丈夫……な訳ないよな」
晶「ここで寝てるってことは……」
嵐「負けたよ。晶が楓を庇ってウィンさんのシュートを喰らった瞬間に楓が降参した」
晶「そうか……」
クロエ「晶、起きてる?」
晶「ああ、クロエ。どうかしたか?」
クロエ「どうかしたのは晶でしょう。ほら、お水持ってきたから飲みなさい」
晶「サンキュー」ゴクゴク
クロエ「さっきの試合、ウィンさん達驚いてたわよ」
晶「驚いてた?」
クロエ「時雨さんが武器無しの人と互角に戦闘することなんて滅多にないって。それと最後の反応」
晶「ああ……」
クロエ「そっちに関しては時雨さんとウィンさんどっちも驚いてたわね。時雨さんと戦ってたはずなのに、ウィンさんの動きに付いていったのが信じられないって」
晶「アタシも驚いてるよ。あんなスピード出せるんだな」
晶(楓が危ないって思ったら無我夢中だったからな……)
クロエ「ま、なんにせよ全校生徒の中でベスト8なんだから、胸張りなさい」
晶「そっか、ベスト8なんだな。実感ないけど……」
嵐「さっき凄かったんだぞ? 一年生なのにすごいってもみくちゃにされたんだから」
晶「はは、気絶してて正解だったかな」
晶「……そういえば楓は?」
嵐「ウィンさんの試合を観戦するって」
晶「怪我してなかったか?」
嵐「大丈夫だよ。それよりほら、晶は寝てる」トンッ
晶「クロエー、楓が無理しないように見張っててくれー」
クロエ「はいはい」
クロエ(なんだかんだこのチームも仲良しなのよね)クスッ
ーーーーー
ーーー
ー
デン「…………」ブツブツ
クロエ「デン」
デン「あ、ああクロエ……。ひどいよね皆して。こんなやつ目立たせて馬鹿にしようって魂胆なんでしょ? でもこんな大々的な大会でやらなくても良くない? てか無傷っておかしくない?」
クロエ「あなた唯一の一年生でブロック勝ち残りなんだから頑張りなさいよ」
デン「いや、無理……」
クロエ「デン」
デン「あ、あい。頑張ります」ピシッ
クロエ「まったく……。あなた強いんだから自信持てばいいのに」
デン「いやそれはないよ。私が強いんだったら皆は神だよ。あー、皆が頑張ってるの見てたら死にたくなってきたなー……」
先生「準決勝始めますよ、集合してください」
クロエ「ほらデン、出番よ」
デン「あーーー……」ヨタヨタ
準決勝、デンチームの結果↓コンマ
ゾロ目で決勝戦進出
Aブロック優勝チームvsBブロック優勝チーム(ウィンチーム)
と
Cブロック優勝チームvsDブロック優勝チーム(デンチーム)
となっています
デン「負けた。死にたい」
クロエ「ベスト4で何言ってるんだか」
先生「みなさんお疲れ様です。これにて全試合が終了しました! 閉会式を行いますので、集合してください」
~結果~
ウィンチーム 優勝
デンチーム ベスト4
楓チーム ベスト8
レナチーム、ティアチーム ベスト16
クロエチーム 三回戦敗退
先生「どの試合も白熱しましたね。この結果を反映して、校内のランキングが上下します。今後はさらに上位を目指して頑張ってください。では最後に、校長先生のお話です」
樹「皆さん、マホリオお疲れ様でした。これから夏休みに入りますが、ハメは外し過ぎないように。2学期に元気な皆さんと会えるのを楽しみにしています」
クロエ(話が短くて助かるわ……)
先生「では、各自教室でホームルームをしてから解散になります。クラスごとに戻ってください」
ーーーーー
ーーー
ー
教室ーー
先生「皆さん、お疲れ様でした」
先生「一年生は解散の前に、皆さん一人一人にプレゼントがあります」
楓「プレゼント!?」
先生「魔法具です。一学期の間見てきて、皆さんに似合いそうなものを先生達が用意しました」
先生「例えば魔獣を召喚できる石だったり、飛びやすい箒だったり、そういったものですね」
おおー
先生「では出席番号順に呼びますので取りに来てください」
クロエ(ローラが空っぽの召喚石をもらってたけど、似たようなものかしら)
楓「なんだこれ? グローブ?」
先生「雨宮さんのはグリップグローブですね。あらかじめ触っておいたものを、任意のタイミングで手元に持ってこれる道具です」
楓「モミジの魔法みたいな感じかな……」
クロエ(ほんとに色々な種類の道具があるみたいね)
クロエが貰ったもの↓~↓3の中でもっともコンマが高いもの
道具テンプレート↓
【道具の名称】
【見た目】
【効果】
先生「はい、クロエさん」
クロエ「これは……なに? 板?」
先生「星光の羅針盤、です」
クロエ「……針がないけど」
先生「普段は何も示しません。所有者が何かに迷ったときにだけ光の針が現れるそうです」
クロエ「ふーん……。ま、ありがたくいただくわ」
ーーーーー
ーーー
ー
先生「はい、みなさん受け取りましたね? では……」
ざわざわ ざわざわ
先生「たった今から夏休みでーす!」
楓「夏休みー!」
わいわい がやがや
クロエ(夏休みはちょうど1ヶ月。3週間後に演劇部の大会がある以外はまだ日程も決められてないのよね……)
現在の目標
・旅行の日程を決め、声をかける
・三年生最後の演劇のため練習する
安価↓~↓5自由行動安価
今後三日程度の行動を指定してください(マホリオのメンバーを探す、演技について何かする等)
1/10回目の行動です
7回目の行動終了時点で演劇部の大会へと移行します
廊下ーー
クロエ「あら、こんにちは」
ナナ「こんにちは、クロエさん」
時雨「ああ、こんにちは」
クロエ「ウィンさんはいないのね。珍しい組み合わせだわ」
時雨「チームだからって四六時中一緒なわけじゃないさ」
クロエ「それもそうね。……ねえ、気になっていたんだけど、二人はどうしてウィンさんと組むことになったの?」
ナナ「そうですねー。私は入学して寮が一緒になって、ウィンさんが優しく接してくれたから……でしょうか」
時雨「私の場合は強い一年生がいると聞いてな。私も腕に自信があったから、ウィンに戦ってくれと頼んだんだ。そしたら惨敗してな……それから修行を兼ねて、友人として接している内にチームに誘われて、気がついたら一緒に戦っていたよ」
クロエ「ふーん……」チラッ
ナナ「?」キョトン
クロエ「同じ部屋で……」
クロエ(私で言ったらヒカリよね。同じチームじゃないけど……)
クロエ「な、ナナさんは具体的なきっかけとかあったのかしら」
ナナ「きっかけ、ですか?」ウーン
ナナ「あ、魔法が上手くいかなくて落ち込んでたときに、頭を撫でてくれたことがありましたね。そのときにすごくホッとしたのを覚えてます」
クロエ「へ、へえー」
時雨「そんなことより、どこかに向かうところだったんじゃないのか?」
クロエ「あ、そうだったわ。食堂に行くところだった」
ナナ「では引き留めては悪いですね。失礼します」ペコリ
食堂ーー
ナミネ「私の指示が……」
ティア「……」ブンブン
アルシェ「アルシェが……暴走したから……」
クロエ(マホリオの反省会かしら?)
ティア【そもそも私が捕まってなければよかったんです】
ナミネ「サポートは私の役目でした。それが周りを見ずに突っ込んでしまって……」
アルシェ「アルシェが気絶しなかったら……」
クロエ「……」イライラ
ティア【ごめんなさい】
ナミネ「私こそ……ごめんなさい」
アルシェ「アルシェも……ごめん、なさい」
クロエ「あーもう!」
ナミネ「く、クロエさん? いたんですか」
クロエ「いたわよ! 聞いてたわよ!」
クロエ「あのねえ、ごめんごめんで強くなったら苦労しないわよ! あなた達に足りないのは連携! コンビネーションもなしに三人の息を合わせるなんて無理よ」
ティア「……」ポカーン
クロエ「ナミネが見てなければティアが見る。アルシェが攻撃するなら二人でサポートする。マホリオはそういうものよ」
ナミネ「クロエさん……」
アルシェ「……ありがと、たしかにそうかも」
クロエ「まったく……」
ティア【アドバイスありがとうございます】
ナミネ「過ぎたことは仕方ありません! よければ三人で遊びに行きましょう!」
クロエ(そうそう。遊ぶのも大事……)
クロエ「あ」
ティアアルシェナミネ「?」
クロエ「そういえば夏休みの予定を教えてもらっていいかしら。旅行の計画を立てたいんだけど……」
ナミネ「でしたらみなさんで集まりませんか? 一度に集まった方が早く決まりそうですし」
クロエ「そうね。じゃあみんなのところに行きましょうか」スクッ
ーーーーー
空き教室ーー
クロエ「さ、みんなさっそく夏休みの予定を教えてちょうだい」
はーい
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「……来週に二泊三日ってところかしら」
ヒカリ「そうだね。そこくらいしかみんなで集まれなさそうだ」
楓「じゃあ日付は決定!」
レナ「場所は……」
ローラ「うん、私の別荘になるけど……」
晶「楽しみだなー」
ティア【どこで何をするかは決めないのですか?】
クロエ「ローラ、場所ってどうなってるのかしら」
ローラ「えと、ざっくり言うと……」
旅行先はどんな場所か安価↓~↓3の中でもっともコンマが高いもの
「海」でも「山」でも「魔獣の多く住むジャングル」でも、とりあえず分かるように書いてもらえればいいです
ローラ「島……かな」
レナ「島?」
ローラ「うちが持ってる島で、そこに別荘があるの。一応山も海もあるから、なんでもできると思うよ」
ヒカリ「規格外だね……」
クロエ「何をするかは……みんながやりたいことを考えて、好きなタイミングで私にでも教えてくれればいいわ」
はーい
3回目の行動終了後、旅行となります。
それに合わせて4回目の行動が旅行へと振り替えられます。
部室ーー
クロエ「ほんとにあげていいの?」
ローラ「もちろんだよ! 私が持ってても仕方ないし……」
クロエ「ならいいけど……。くるくまさん、いいかしら」
くるくま「どうかしたかい?」
クロエ「マホリオ大会では対戦してくれてありがとう……と、アドバイスも身にしみたわ」
くるくま「いえいえ。多少は先輩らしかったかな?」
クロエ「そのお礼を兼ねてってわけじゃないけど……ほら、ローラ」トンッ
ローラ「あの、これ。演劇のチケットなんですけど、父がもらって……都合が合えば皆で行ってきなさいって」
くるくま「こ、これは……!」
くるくま「宝坂のチケット! それも超いい席じゃないか!!」
クロエ「宝坂ってすごいの?」
くるくま「宝坂を知らないのか!? 団員はすべて女性、ミュージカルから時代劇まで幅広く演じる世界的な歌劇団だぞ!」
クロエ「こ、こんなに熱いくるくまさん初めて見たわ」
くるくま「ほ、ほんとにいいのかい? これ、ほんとにすごいものなんだよ?」
ローラ「ぜひ見に行ってください。チケットを余らせてももったいないですし……」ペラペラ
くるくま「な、何枚出てくるんだ……」
ローラ「たくさんあるので、ぜひ演劇部の方々で行ってください」
くるくま「ありがたく見させてもらうよ。もしローラさんさえいいなら一緒に見てもらいたいくらいだけど」
ローラ「お邪魔でなければ見たいです。どんなにすごいのか気になりますし」
くるくま「それじゃあ皆で行こう。クロエくんもいいよね?」
クロエ「もちろんよ」
くるくま「いやー、楽しみだなあ。よし、当日までに少しでも演技のことを分かってもらわないとだよな」
くるくま「さ、練習するぞ。演技の基本は笑顔からだ」
ーーーーー
ーーー
ー
観劇は三日後です。
2回目の行動終了後に演劇を見に行きます。
ー幕間
???の練習風景ー
???「ハアッ、ハアッ……!」キュキュッ
???「ステップ、ターン、ポーズ……」タッタッタンッ
???「……あー! だめ、もっと上手くやらないと……!」
???「元宝坂トップスター水津真凛に認められたんだから……」ブツブツ
???「ステップ、ターン……いや、もっとこう……」クイッ
ーーーーー
ーーー
ー
現在の目標
・旅行の中にやりたいことを考えておく
・三年生最後の演劇のため練習する
安価↓~↓5自由行動安価
今後三日程度の行動を指定してください
2/10回目の行動です
2回目の行動終了時点で観劇に行きます
3回目の行動終了時点で旅行へと移行します
7回目の行動終了時点で演劇部の大会へと移行します
食堂ーー
クロエ「……」
ラピス「んー……! おいひいです……」パクパク
クロエ「ちょっと、こんなところで何やってるのよ」
ラピス「何って……パフェを少々いただきに」
クロエ「クリアはどうしたの。てか姿見せていいの」
ラピス「クリアはあの……ローラさんに任せてます。あの子すごくローラさんに懐いちゃって……」
ラピス「それと姿を見せることに関しては大丈夫です。みなさんあまり見ない先生かなんかだと思ってくれてるみたいですよ」
クロエ「それでいいの我が校……」
ウィン「ん~……」
クロエ「あら、ウィンさん。どうしたの唸って」
ウィン「そこの人見たことないけど……なんか強そうだから誰なのかな~って気になっちゃって」
クロエ「バレてるわよ」コソコソ
ラピス「あ、あらら~」
ウィン「知り合いなら紹介してほしいな~」
クロエ「はあ……まあウィンさんならいいかしらね」
クロエ「この人は水晶竜のラピスさん。感じたとおりかなり強い……と思うわ」
ウィン「竜か~」
クロエ「あまり驚かないのね。他の人は信じられないって顔してたけど」
ウィン「まあ存在することは確かなんだから、学校にいてもおかしくないよ~」
クロエ「おおらかと言うかなんというか……」
ウィン「それより、どんな強さなのか興味はあるね」
ラピス「あ、戦いたいんですか?」
ウィン「できれば~」
ラピス「んー、それは難しいですね……。大会はこっそり見させてもらっていましたが、あなたと戦うとなるとこっそりという訳にはいかなさそうです」
ラピス「あまりここにいると知られても困るので、いつか機会があれば、でもいいでしょうか」
ウィン「はいはーい。いやー楽しみだな~」テクテク
クロエ「安請け合いしていいの?」
ラピス「構いませんよ。ただ、全校生徒に見られない場所を確保するか、私が全校生徒に認知されるかしないとですね」
クロエ「難しいわね……」
ーーーーー
クロエ「あ、きたきた」
イオ「ど、どうも」ペコリ
クロエ「さて、夏休みの旅行の前に質問よ」
イオ「は、はいっ」
クロエ「マホリオ大会の結果と……あなたの魔法について教えてほしいの」
イオ「は、はい……!」
イオ「け、結果はあの……一回戦負けで……」
クロエ「まあ上級生が相手だものね。ほとんどの一年生は一回戦負けだったわ」
イオ「それと、魔法は……ば、爆発魔法……かな」
クロエ「爆発?」
イオ「爆発を引き起こせる魔法……でも、危ないからずっと使ってないよ」
クロエ「ふーん……」
クロエ「使わないのは勝手だけど、いざというとき使えないと困るんじゃない?」
イオ「ううん、いざというときでも使わないよ。だってこの魔法は……」
クロエ「……ま、いいわ。じゃあ旅行についての話だけど、旅行は二泊三日でーー」
ーーーーー
ーーー
ー
部室ーー
凜華「ほらクロエさん、座ってる暇ないよ! 立って立って!」グイグイ
クロエ「な、なんでそんな元気なのよ……」
凜華「だって宝坂だよ! 少しでも練習して演技のことを分かった上で見たいじゃないか!」
クロエ「も、モミジ! このハイテンション凜華を落ち着かせるわよ!」
モミジ「う、うん!」
中庭ーー
クロエ「ほら、一回好きなだけ魔法撃ちなさい。で、落ち着きなさい」
凜華「マホリオも当然体を動かす練習、指先まで意識して……」ブツブツ
凜華「氷弾【アイスボール】!」ギギギンッ
クロエ「ちょっ!? し、防御魔法【シールド】!」ガキン!
クロエ「ぐう、重い……!」
凜華「冷塵魔法【アイスフィールド】!」ビュオオオ
クロエ「モミジ!」
モミジ「ぜ、全部落ちて! 重力魔法【グラビティ】!」グイン!
ビュオオオオ!
クロエ「重みで落ちるより先に空気が冷えていく……!」ガタガタ
凜華「氷輪花【アイスフラワー】!」バキィッ
クロエ「防御魔法【シールド】!」ギィッ
モミジ「重力魔法【グラビティ】!」グイン!
クロエ(凜華一人に押されてる……!)
クロエ「闇よ!」ブワッ
クロエ「凜華を包め!」ズオオッ
凜華「来たね……!」
クロエ「魔弾【シュート】!」ボッ
凜華「氷晶盾【アイスシールド】!」ギンッ
凜華「今の私は止められなーーうわわっ!?」グインッ!
クロエ「な、ナイスモミジ……」ハアハア
モミジ「凜華さんすごすぎだよ……」ゼエゼエ
凜華「モミジさんの魔法か……びっくりした……」
ーーーーー
クロエ「落ち着いた?」
凜華「多少は」
モミジ「な、なんでそんなに楽しみなの?」
凜華「そうだね……私が宝坂のファンだというのもあるけど、母の影響が大きいかもしれないね」
モミジ「お母さん?」
凜華「そう。水津真凜。私の母で、元宝坂のトップスター」
凜華「昔からその練習風景も見てきたし、舞台裏にも入れてもらったことがある。この学校に来てからは見る機会もなかったから、久しぶりなのもあって少し興奮してるのかも」
クロエ「へえ……水津真凜ねえ……」
凜華「ほんと、ローラさんには感謝してもしきれないな……」
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「というわけで、ローラにお礼をしようと思うの」
ローラ「え、ええ!?」
クロエ「思ったより宝坂のチケットで喜ばれてるのを見るに、相当なものをもらったのよね」
クロエ「だったら多少はお返ししないと私の気が済まないの」
ローラ「じゃあ、あの……水着を買いに行くのはどうかな?」
クロエ「水着?」
ローラ「うん。今度の旅行できっと海にも行くだろうし……」
クロエ「いいわね。そうとなったら他にも誘って行きましょう」
ーーーーー
ーーー
ー
ショッピングモールーー
ヒカリ「こ、ここで買うのかい?」
クロエ「どうせならおしゃれなのを着たいじゃない」
ティア【楽しみです】ワクワク
ローラ「じゃあ、中に入ろうか」
ーーーーー
ローラ「ど、どうかな?」パレオ付きビキニ
クロエ「おおー、似合ってるわよ」
ティア【どうでしょう】フレアビキニ
ローラ「わあ、かわいい」
クロエ「どうかしら」黒ビキニ
ティア【セクシーだと思います】
クロエ「ふふん、三人ともいい感じよね。……さて」
ヒカリ「ほ、ほんとに見せなきゃだめぇ……?」
クロエ「観念しなさい。皆もう決まったのよ」
ヒカリ「うう……えいっ!」シャッ
ヒカリ「ど……どうかな」キラキラ-
ローラ「せ、セクシー……」
ティア【 】ポカーン
クロエ「谷間……?」
ヒカリ「ていうかなんでビキニしか用意してくれないの……? ワンピースタイプのでいいよ……」
クロエ「だめよ」ズイッ
ティア【ダメです】
ローラ「もったいないよ!」
クロエ「その体を最大限に活かす水着を見つけるのよ!」
ヒカリ「え、え……」
ローラティア「ラジャー!」
クロエ「覚悟しなさいヒカリ……」ペロッ
クロエ「きっと素敵な水着を着せてあげるわ」
ヒカリ「えええええぇぇぇぇぇぇ…………!」
ーーーーー
ーーー
ー
ヒカリ「うっうっ……」メソメソ
クロエ「な、泣かないのヒカリ。頑張って可愛いの見つけたじゃない」
ヒカリ「その前の着せ替えはいらなかったよ……」
クロエ「ご、ごめんなさい……」
ローラ(でも全部すっごく似合ってた……)
ティア(似合ってましたね……)
クロエ(似合ってたわよね……)
劇場ーー
くるくま「お、みんな来たね」
クロエ「今日の舞台は……」
くるくま「『皇女リリ』だそうだ。謀略渦巻く王宮を舞台に清く生きた女性の話……らしい」
たたたたっ どんっ
凜華「おっと」
???「うぁっ、すみません、急いでて……!」
凜華「いえ、大丈夫ですよ」
???「……あ! 水津凜華!」
凜華「……申し訳ない、誰だったかな」
???「あー、その話はあとで! 急いでるので! ごめんなさい!」タタタッ
クロエ「知り合い?」
凜華「会ったことあるようなないような……」
くるくま「みんな、そろそろ席の方に移動するよ。チケットは持ったね?」
レナ「……」ワクワク
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ(正直、演劇というのを舐めていたのかもしれない)
リリ『♪さん さん 日が登るその前に 起き抜け 着替えて 走り出す』
クロエ(間近で見るそれは、演技とは分かっていてもまるで物語に入り込んだかのようで)
リリ『ユピテル、あなたが来てから王宮は明るくなりました。感謝します』
ユピテル『とんでもない。私は皆の笑顔を見たいだけで行動しているだけです』
クロエ(リリはユピテルと言う名の女性と出会いーー)
リリ『ユピテル、このまま私と暮らさない? こんなに楽しい人といるの初めてなの!』
ユピテル『ありがとう、姫。しかし私は所詮部外者。それはできない相談です』
クロエ(仲を深めてーー)
リリ『お母様! お母様!』
フランソワ『そこの女です! ユピテルが奥方様に毒を盛ったのです! 捕らえなさい!』
ユピテル『なにを! くそ、離せ!』
クロエ(母が亡くなり、それをユピテルの仕業にされてしまう)
リリ『ユピテル……』
ユピテル『リリ……』
クロエ(独房で隔てられた二人は会いたい気持ちを圧し殺して)
リリ『フランソワおば様、話があります』
クロエ(リリは知略により)
ユピテル『君たちはフランソワの差金か。なら……!』スッ
ユピテル『私も剣で応えさせてもらおう!』
クロエ(ユピテルは武力により)
リリ『フランソワおば様を審議にかけます!』
ユピテル『そこの気絶している者たちは、すべてフランソワに依頼され私を殺しにかかったのだ!』
リリ『計画書や、毒の入手方法もすべて抑えてあります!』
ユピテル『フランソワ、もはや君に逃げ場はない!』
フランソワ『き、きいいいいい!』
クロエ(フランソワの悪事を暴いてーー)
リリ『あなたを私の家族と認めない人はもういないわ。だから……』
ユピテル『待った。その先は私が……』
ユピテル『リリ、愛してる。一緒に暮らそう』
クロエ(最後まで相手を信じた二人は結ばれた……)
クロエ(気づけば私は立ち上がって拍手を送っていた)
クロエ(私だけじゃない。みんなもだった)
クロエ(本当に、素晴らしい舞台だった)
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「すごかった……」
くるくま「いやー、勉強になった」
レナ「なんかこう……心がフワフワしたままだわ」
モミジ「あ、あんな演技どうやったらできるんだろう……」
ヒカリ「圧巻だね……」
クロエ「あれ、そういえば凜華は?」
ーーーーー
凜華「……」
???「あ、あのー」
凜華「ああ、来た。開始前に会った人だよね」
???「そうです。それで……水津凜華さん……間違いない?」
凜華「ああ。私は水津凜華。じゃあ、あなたのことを聞かせてもらえるかな」
???「はい」
???のプロフィールを作っていきます
テンプレート↓
【名前】
【容姿】
【性格】
【得意魔法】
【備考】クロエ達とは違う学校の一年生。かつて凜華の母、水津真凜に演技を見込まれたことがある。学校の演劇部とともに、宝坂への入団も両立している。
安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
凜華とは面識があってもなくても構いません
【名前】音無 舞(おとなし まい)
【容姿】黒のショートヘアーに黒の瞳で童顔。体格はやや小柄。
【性格】穏やかで礼儀正しく、初対面では人畜無害そうな印象を受ける。
しかし実は並々ならぬ執着心を持つ。
【得意魔法】相手の感情を増幅することで暗示をかける(友情を徐々に愛情へと転じさせるなど)。
なお元々ある感情にブーストをかける方式なので、全く興味を持っていない方向に暗示をかけることは出来ない(同性に全く興味の無い相手を同性愛者にするなど)。
【備考】クロエ達とは違う学校の一年生。かつて凜華の母、水津真凜に演技を見込まれたことがある。学校の演劇部とともに、宝坂への入団も両立している。
元々は大人しく引っ込み思案だったが真凜に演技の道を示されたことでそれを克服した。
そのため真凜のことを尊敬しているが、自身の魔法が無意識に自分に作用したために真凜、そしてその娘の凜華に少し歪んだ愛と執着を抱いている。
なお凜華は舞のことは全く知らない。
1.真礼
2.夜見
3.舞
↓から投票
投票レスのコンマの合計が最初に150を超えたキャラが???となります
本日中に誰も150に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが???となります
自分の作成したキャラには投票できません
???は音無舞に決まりました
設定は>>126を参照
舞「舞です。音無舞」
凜華「さっき舞台に上がってたよね? 見たところ私と同年代くらいに見えるけど……」
舞「はい。ありがたいことに宝坂で劇団員をさせてもらってます」
凜華「へえ、若いのにすごいな……」
凜華「それとそうだ、私のことを知ってたのはなんでだい?」
舞「あなたの母の水津真凜さんによく話を聞いていましたから」
凜華「母さんに?」
舞「真凜さんとは五年ほど前に出会いました。なんてことない学校でのステージを、真凜さんは見に来てたんです」
凜華「ああ、母さんは人の演技を見るのも大好きだからね」
舞「それで、発表が終わったあと私に近づいてきて『少しアドバイスいいかな』って……。そのときは演技なんてその発表会でさえ緊張でいっぱいいっぱいだったけど、アドバイスを聞いてるうちに楽しくなってきて……」
舞「もっと演技してみたいなって思ったんです。それからはときどき真凜さんに演技を教えてもらって、宝坂に入るまでになれました」
凜華「……その過程で私のことを聞いたんだ」
舞「はい。写真などでお姿は拝見してましたから、つい声をかけてしまいました」
凜華「宝坂の人に知っていてもらえたなんて光栄だな」
舞「そういえば先程の方たちはご学友なのでしょうか」
凜華「ああ、そうだよ。そうだ、みんなに君のことを紹介してもいいかな。よかったら宝坂の話を聞かせてあげてほしい」
舞「私なんかのお話でよければ喜んで」
ーーーーー
凜華「ただいま、みんな」
クロエ「戻ってきた……って誰よその人」
レナ「……さっき舞台にいたわよね」
くるくま「フランソワの配下にいやに若いのがいると思ったが、君がそうかい?」
舞「は、はいっ。音無舞といいますっ」
モミジ「や、役者さんなんですか?」
舞「はい、宝坂では何度か舞台に上げさせてもらってます」
ヒカリ「うちの演劇部にいないってことは……」
舞「あ、はい。私はカサブランカ魔法学校の生徒ですので……」
くるくま「カサブランカ……」
ヒカリ「学校も違うんだね。でも刺激になるよ。ボク達と同じ年の人がこんなにいい演技ができるなら、ボク達も頑張ろうって思えるしね」
舞「そんな、私なんかまだまだです。いつかは真凜さんのような演技を……!」
レナ「真凜さんのファンなの?」
舞「はいっ! 大ファンです!」
やんややんや
音無舞と知り合いました。
現在の目標
・旅行中にやりたいことを考えておく
・三年生最後の演劇のため練習する
安価↓~↓5自由行動安価
今後三日程度の行動を指定してください
3/10回目の行動です
3回目の行動終了時点で旅行へと移行します
7回目の行動終了時点で演劇部の大会へと移行します
>>114のウィンとラピスの戦いに関してだけど、これはつまり何らかの方法で他の生徒にバレないような場所を確保すれば出来るんかな?
>>142
そうですね
これから向かうローラの家が所有する島などなら可能かもしれません
保健室前ーー
楓「失礼しましたー」パタン
クロエ「あら、三人とも一緒でどうしたの? また楓の体調でも崩れたのかしら」
晶「あー違う違う。旅行の時用の薬をあらかじめ貰っといただけだよ」
嵐「何があるか分かんないからな。少し多めに貰っといた」
楓「いやー、お恥ずかしいことに薬のこと忘れててさ。二人がいてよかったよ」
クロエ「なるほどね……他の準備はもう済んだのかしら」
楓「まああらかたね。あとは当日の朝にカバンに入れるだけかな」
クロエ「へー。なんだかテキトーに済ませてそうなイメージだったけど意外とちゃんとしてるのね」
楓「失礼なやつだなー。これでも旅行はたまに嵐と行ったりしてるんだよ?」
嵐「て言っても楓の体調管理のための療養の旅だけどな」
楓「それはそうだけど、旅行には変わりないし」
クロエ「あーほら喧嘩しない。とにかく体調崩したりしないようにね」
楓「はーい」
ーーーーー
パタパタパタッ
アルシェ「ティア……早い……」
クロエ「おっと。二人とも走ると危ないわよ」
ティア「そんなこと言ってる場合じゃありません!」
クロエ「うわっ、ティアの声久々に聞いたわ」
ティア「アルシェったら旅行の用意を何もしてないんですよ! 現地で買えばいいって……」
アルシェ「ここに来るときもホウキくらいしか持ってこなかったし……大丈夫かなって……」
ティア「我慢なりません! 日焼け止めや虫除け、エトセトラエトセトラ……! たくさん用意するものはあるんですから!」
クロエ(……なんか嫌な予感するわね)
クロエ「その買い出しついて行ってもいいかしら?」
ティア「ぜひ。アルシェが逃げないようお願いします」
ーーーーー
ーーー
ー
ティア「あとこれと、これと……これとこれ」ポイポイポーイ
クロエ「ティア、この山は何かしら?」
ティア「必要なものをカゴに……あ、カゴ一つでは足りませんね。もう二つ三つ持ってこないと」
クロエ「……」ヒョイ
クロエ(簡易シャワー……携帯シャンプー……夏っぽいアクセサリー……謎のお札……)
クロエ「全部いらないわよ!」
ティア「えっ!?」
ーーーーー
ーーー
ー
ローラの部屋ーー
クロエ「やっぱり……」
ティア【なにがやっぱりですか?】
アルシェ「……これはすごいね」
ティアの荷物「」コンモリ
クリア「きゅー♪」ヨイショ
クロエ「……なにかしらこの布」
ローラ「あ、それ私のブランケットだったんだけど……クリアが気に入っちゃって」
クロエ「持ってくの?」
クリア「きゅあっ♪」コクン
ラピス「まったく。クリア、はしゃぎすぎてはいけませんよ。私達はお忍びなんですからね」大人ビキニ+麦わら帽子+サングラス+浮き輪+ビーチサンダル
クロエ「いやラピスさんの方がはしゃいでるわよね!?」
ラピス「何を馬鹿なことを。入念に準備しているだけですよ」シュコーシュコー
クロエ「ビーチボールを膨らませる意味!」
クロエ「……くっ、こうなったら全員の荷物をまとめて見るしかないわね。まずティアはもっと少なくできるわ!」
ティア【これ以上少なくは無理です】
クロエ「そのはみ出てる虫眼鏡は何に使うのよ」
ティア【珍しい昆虫がいたら観察しないと】
クロエ「却下」ポイッ
ティア「ああっ」
クロエ「あのね、必要なものっていうのはこういうもののことよ」ズラッ
ローラ「『南の島でできる! ワクワク闇魔術』……」
アルシェ「……バケツとスコップ……」
ラピス「ロウソク……?」
クロエ「南の島じゃないとできない魔術、砂浜でお城造り、夜は怪談!」
クロエ「こういう「旅行だからこそできるもの」を持っていくのが正解なのよ!」
ローラティアアルシェラピス「却下!」
クリア「きゅあ!」
クロエ「ええ!? なんでよ!」
ローラ「わざわざ旅行の最中に魔術なんかしなくていいし」
アルシェ「お城造りは子どもっぽいし……」
ラピス「怖い話で眠れなくなったらどうするんですか!」
クロエ「じゃあ何が正解なのよー!」
ーーーーー
ーーー
ー
翌朝ーー
ヒカリ「……」ムクッ
クロエ「うーん……これはいる……? いや……」ブツブツ
ヒカリ「クロエ、朝だよ」ツンツン
クロエ「えっ」バッ
クロエ「ま、待って……まだ荷造りが……」フラフラ
ヒカリ「……はあ」
ヒカリ「うーんと」ポイッガサガサポイッ
ヒカリ「これでいいよ。着替えと、食材と、あとは多少の遊び道具」
クロエ「あ、ありがとう……。よ、よし! 遅れちゃいけないし早く玄関に行きましょう!」
ガチャっ
楓「おはよー」
モミジ「ど、ドキドキしますね」
ティア【こんなに少ない荷物で大丈夫でしょうか】オロオロ
クロエ「もう皆いるのね……」キョロキョロ
クロエ「あら、ローラと凜華はまだなのかしら」
レナ「凜華さんがローラさんのこと誘って裏に行ってたわよ。すぐ戻るって」
クロエ「そう? 少し見てくるわね」
ーーーーー
凜華「ローラさん、島に魔獣がいるって聞いたけど……」
ローラ「はい。たくさんいますよ?」
凜華「ほんと!? あ、あのさ、よかったらその魔獣と仲良くなりたいなー、なんて」
ローラ「うーん、野生の子もいるので全員とは言いませんけど、私のペットの子も島で飼ってるので、その子たちだけでよければ」
凜華「ほんとかい!? ミトラみたいなのは……」
ローラ「いますよ。まあどんな子かはついてからのお楽しみということで……」
凜華「うん!」
クロエ「あ、いた。もう皆集まったわよ」
凜華「ああ、今いくよ」
凜華「♪」
クロエ「凜華が鼻歌なんて珍しいわね」
ローラ「ふふ、凜華さんって可愛いのが好きなんだねえ」
クロエ「知ってたの?」
ローラ「ミトラと寝たいって言ったときからなんとなく……でもさっき確信したんだ」
クロエ「ふーん……」
ローラ「さ、飛行機も用意してるから早く行かなきゃ」
クロエ(飛行機もあるってどうなってるのよリーケの財力は)
現在の目標
・楽しく遊ぶ
安価↓~↓5自由行動安価
初日昼の行動を指定してください
初日 昼、夜
二日目 朝、昼、夜
三日目 朝
の6回の行動となります
海へ向かう前、楓の部屋で全裸の楓を前後から挟みながら全身に日光対策の塗り薬(ローション状)を丹念に隅々まで塗りたくる嵐と晶。
>>151
安価もらって申し訳ありませんが、少しエッチすぎるので最安価させていただきます
楓たち三人は現状友人、戦友のつもりで書いてるので、あまり踏み込んだことはさせられないです
三人とも男らしいところがあるので中々関係の発展は難しいかもしれませんが、そういう仲になればエッチなのも可能なので……
今回はご容赦ください
あらためてもう一つ行動を最安価↓
>>151をオイル状のものに変更&サンオイル塗る時みたいに楓をうつ伏せに寝かせて二人で塗るみたいのはあり?(前とか際どいところは流石に楓が自分で塗る)
可能ならそこでくすぐったりしてじゃれるみたいな。
無理なら安価下で。
胸揉んだりとかマッサージとかじゃれついたりとかまではセーフだけど、下半身責めたり最初から性的な目的ではまだ無理ってことね、把握。
現状だとそっち系描写が行けそうなのはウィン&ナナぐらいか。
>>157
採用します
>>158
そうですね、ウィンナナであれば可能です
実は前のスレを埋めるのにウィンナナをちょっと書いてみようと思ったのですが、全然筆が進まなくて次スレに行くのが遅れたりしてました
しかも結局書けてないです
屋敷ーー
楓「とうちゃーく!」
嵐「この家もまたでっけえな……」
クロエ「荷物置く前に部屋割り決めちゃいましょう。で、その部屋に荷物を置いたら……」
晶「さっそく海だな! よーし……」
ローラ「部屋割りはくじ引き、恨みっこなし」スッ
凜華「なんだか緊張するね……」
せーのっ!
部屋割りを決めます
二人部屋のみ(ベッドは大きいクイーンサイズのものが各部屋一つ)
初日と二日目で移動可能
クリアとラピスにはドアに不可視魔法をかけた部屋があてがわれています
クロエと初日同室↓コンマ
01~15 ローラ
16~30 ヒカリ
31~45 レナ
46~55 凜華
56~65 モミジ
66~75 デン
76~85 イオ
86~90 ナミネ
91、92 楓
93、94 晶
95、96 嵐
97、98 ティア
99、00 アルシェ
クロエ「私と同室なのは……」
ヒカリ「あ、ボクだ」
クロエ「あら、学校と一緒ね」
クロエ「他はどうなってるのかしら」
他の部屋割りをクロエと同じくコンマで決めるか、>>1が割り振るか
↓から3票先取で多数決
楓「あたしは誰と一緒だ?」
楓と初日同室↓コンマ
01~30 晶
31~60 嵐
61~85 デン
86~90 モミジ
91~95 イオ
96~00 ナミネ
嵐「俺だ」
楓「嵐とかー。なんかただの旅行って感じ」
嵐「あー? くじの結果に文句言うな」
楓「へーい」
ローラ「私は誰とかな……」
ローラと初日同室↓コンマ
01~30 ティア
31~60 凜華
61~85 レナ
86~90 モミジ
91~95 イオ
96、97 ナミネ
98、99 アルシェ
00 デン
凜華「私だ」
ローラ「よろしくね、凜華さん」
凜華「ああ。……その、部屋に魔獣を呼んでもらうことは可能かな?」コショコショ
ローラ「もちろん大丈夫ですよ、でもそれは夜になってからですね」
ティア【私は誰と一緒なんでしょうか】
ティアと初日同室↓コンマ
01~00 アルシェ
ナミネ「あ」
ナミネ(私……ですけど)チラッ
アルシェ「……」
ナミネ「アルシェさん」ソッ
アルシェ「?」
ナミネ「あ、アルシェさんが一緒みたいですよー」
ティア【よろしくお願いしますね】サッ
アルシェ「!」コクコクッ
アルシェ「な、ナミネ……ありがと……」
ナミネ「しー……ですよ」ニッコリ
レナ「私は誰とかしら?」
レナと初日同室↓コンマ
01~30 モミジ
31~60 ナミネ
61~80 晶
81~90 デン
91~00 イオ
モミジ「あ、は、はい……!」
レナ「モミジさんね。よろしく」
クロエ「中々見ない組み合わせね」
ヒカリ「演劇部の練習中はたまに組んだりしてるみたいだけどね」
デン「余る……死にたい……」
デンと初日同室↓コンマ
01~33 晶
34~66 イオ
67~99 ナミネ
00 もう1つ↓のコンマで再判定
ナミネ「デンさん、私と同室ですねー。よろしくお願いします」
デン「おああ、絶対心の中では嫌がってるよ、こんな奴と同室とか最悪だっておもってるよ、来たばっかりだけど帰りたい。もはや海に還りたい」
ナミネ「ふふ、何を仰っているんですか。さ、中に荷物を入れてしまいましょう」スタスタ
晶「てことは……」チラッ
イオ「よ、よろしくお願いします……」ビクビク
晶「怖がんなって」ポンッ
晶「襲ったりしないからさ、仲良くしような?」ニッ
イオ「は、は、はい……!」
クロエ「これでひとまず部屋割りはオッケーね。じゃ、一度解散!」
部屋割り一覧
クロエ、ヒカリ
ローラ、凜華
楓、嵐
ティア、アルシェ
レナ、モミジ
デン、ナミネ
晶、イオ
クリア、ラピス
部屋割りが済んだところで今日はここまで
浜辺ーー
クロエ「とー!」黒ビキニ
ローラ「え、えいっ!」パレオ付きビキニ
クロエ「さ、皆の水着はどうかしら?」
レナ「ほら、隠れてないで出てきなさい」フリル付き青ビキニ
モミジ「あうう……///」フレアトップ
クロエ「でっか」
ローラ「ヒラヒラで隠れてるのに大きいのが分かるね……」
モミジ「ううう……!///」カアア
ナミネ「ほら、デンさんも行きましょう?」フルカップ白ビキニ
デン「いやだ……陽キャの波動に殺される……」スク水
凜華「みんな、おまたせ」黒ビキニ
クロエ「ッ!」
凜華「あー、デザインほとんど被っちゃったね……」
クロエ(ほとんど似た水着なのに見栄えが全然違う……! これがスタイルの差……!)ワナワナ
ヒカリ「ど、どうかな。クロエ達に選んでもらったやつだけど……」フルカップ花柄ビキニ
ティア【グッドです】オレンジフレアビキニ
アルシェ「……」色違い青フレアビキニ
楓「おまたせー」バンドゥビキニ
嵐「悪いな、楓の体調チェックしてて少し遅れた」赤ビキニ+ショートパンツ
晶「ほら、恥ずかしがんなって」競泳水着
イオ「む、む、無理です……!」プルプル
クロエ「どうしたの? って、タオル羽織ってちゃだめじゃない」
イオ「いやその……見られると恥ずかしいといいますか……」モジモジ
クロエ「大丈夫よ、知り合いしかいないんだし恥ずかしがることないわ」
イオ「そうはいいますけど私はまだ知らない人ばっかりで……」
クロエ「確かにね。私とローラとモミジくらいしかまともに話したことなかったかしら」
クロエ「皆いい人だから不安になることないわよ」
楓「そうそう。仲良く……しようぜっ!」バサアッ!
イオ「へ……?」紺色ビスチェビキニ
クロエ「でっっっか」
楓「∵」
レナ「えっ……これ本物?」
嵐「重そうだな、それ」
イオ「ひ、ひいい……///」
晶「怖がらせないって言ったそばから怖がらせてどうすんだ」
モミジ「い、イオさん!」
イオ「モミジさん……」
モミジ「その気持ち分かるよ……!」
イオ「モミジさん……!」
クロエ「楓の再起動が済むまでイオはモミジに任せても大丈夫かしら」
モミジ「うん、任せて。さ、行こうか」
イオ「はい……」
晶「とりあえず夕方まで好きにしてていいんだよな?」グッグッ
クロエ「ええ。晩ごはんの用意があるから、それまでに着替えておいてくれればいいわ」
晶「おう。じゃクロエ、あとでな」
アルシェ「……水ばっかり」フラフラー
ナミネ「あ、アルシェさん! 飲んではだめですよ! 絶対だめですからね!」
アルシェ「……残念」
クリア「きゅー!」
デン「?」
ローラ「だ、だめ……!」
クリア「きゅむむ」ムグッ
ローラ「皆にバレないようにしててね? ここにいる人の半分くらいまだクリアのこと知らないんだから……」
ローラ「ラピスさん、申し訳ありませんけどクリアが飛び出さないよう見守っててください」
ラピス「え……?」シュコーシュコー
ローラ「ビーチボール!? だめですよ、遊んだら一発でバレますって!」
ラピス「こんな……こんなに皆楽しそうなのに……!」
ローラ「あ、あはは……」
ー幕間
楓の着替え風景ーー
晶「おーい」コンコン
ガチャっ
嵐「お、晶か。入れよ」
晶「失礼するよっと」パタン
晶「あれ、楓はまだ着替えてないんだな」
楓「念入りに日焼け止め塗らないとだからねー。晶こそ、同室の子はどうしたの?」
晶「着替え見られるのが恥ずかしいんだと。だから先に出てきた」
嵐「あ、晶。どうせなら塗るの手伝ってくれよ」
晶「おう」
楓「お手柔らかにー……ひゃっ!」
ぬりぬり
楓「ふひっ……! ちょ、くすぐったい……!」
晶「動くな。塗ってんだから……」ヌリヌリ
嵐「足の方は俺がやるよ」ヌリヌリ
楓「やっ、ちょ……! 二人がかりは卑怯……!」モゾモゾ
楓「あはっ、あはははっ、だめだ! くすぐった……! あははは!」
晶「動くなって」ガシッ
楓「ひぃ、ひぃ……! お、鬼いいいあはははは! あはははっ!」
ぬーりぬーり
ーーーーー
楓「はあ、はあ……」ピクッピクッ
晶「そろそろアタシ部屋に戻るよ。イオももう着替えただろうしな。楓も早く水着着ろよな」
楓「分かってるよ~……」ヒラヒラ
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「さてと……みんな解散したし、これからどうしようかしら?」
誰と何をするか安価↓
相手は複数人でもいいです
ぷかぷか
クロエ「つめたーい……」プカー
ローラ「気持ちいいねえ」
ティア「気持ちいいですねー……」
ヒカリ「あ、ティアさんの声久しぶりに聞いたかも」
アルシェ「きれいな声……」
ティア「照れます」ブクブク
クロエ「……」プカー
むにゅっ
クロエ「あ、ごめんなさいヒカリ。ぶつかっちゃった」
クロエ(しかも胸に……)
ヒカリ「ううん、大丈夫だよ。それより、クロエのそんなに気の抜けた姿初めて見るかも」
クロエ「一生懸命やることもここにはないしね……」
ローラ「気になってたんだけど……ヒカリさん、いつの間にクロエちゃんのこと呼び捨てで呼ぶようになったの?」
ヒカリ「え?」
ティア「気になりますね」
アルシェ「アルシェも気になる……」
ヒカリ「そんな改めて聞かれると恥ずかしいな……」
クロエ「ほら、ヒカリ困ってるじゃない。そこらへんにしときなさいよ」
ローラ「むう。クロエちゃん、ヒカリさんに甘くない?」
ティア「それは少し思ってました」
クロエ「こ、今度は私に矛先が……」
アルシェ「……なんで?」
クロエ「なんでって……別に理由はないけど」
クロエ(しおらしいところ見たからなんて言えないし)
ローラ「これは隠し事をしてるときの顔! ティアちゃん、アルシェちゃん、かかれー!」
ティアアルシェ「わー!」ガバーッ
クロエ「お、お助けー!」
ーーーーー
ーーー
ー
現在の目標
・楽しく遊ぶ
安価↓~↓5自由行動安価
初日夕方~夜の行動を指定してください
嵐「みんなー、食材持ってきたぞー」
レナ「これは……」
楓「はい、コンロもセット完了!」
クロエ「今日は海を見ながらバーベキューよ。……まあ焼くだけだし、どんどん食べましょう」
凜華「……」
モミジ「どうかしたの?」
凜華「お米が欲しいなあって……」
ローラ「あ、なら焼く前にお米も用意しようっか。はんごうはあるから……」
アルシェ「……じゅるり」
ナミネ「あ、だめですよアルシェさん」
アルシェ「……」シュバッ!
ナミネ「ああっ!」
ティア「っ!」ガシッ
アルシェ「……ティア、はなして」
ティア「つまみ食いはさせませんよ……!」
クロエ「アルシェは離れて待っててもらった方がいいかしら……」
ーーーーー
ーーー
ー
夜も更けてーー
クロエ「さて……みんなー、集まってもらっていいかしらー!」
ぞろぞろ
クロエ「みんなにはそろそろ肝試しに行ってもらうわ!」
楓「おおっ!」
イオ「ええっ!?」
レナ「まあ、旅行の定番……かしら?」
ヒカリ「いいね。面白そうだ」
クロエ「二人一組になって、離れにある小屋にあるお題箱からお題を引いて、それをやってから帰ってくること」
凜華「ずいぶん肝試し感が薄いけど……」
クロエ「旅行のテーマが仲良くなることだからね。デンやイオなんかは特にこの旅行で皆と仲良くなってくれたらって思ってるわ」
ヒカリ「それで部屋割りもくじだったんだ」
クロエ「そういうこと。今回ももちろんくじ引きよ」
イオ(こ、怖くないなら大丈夫かな……)
肝試しのペア↓からコンマが出た順で二人ずつ
出た順がそのままスタート順
00 振り直し
01~07 クロエ
08~14 ローラ
15~21 ヒカリ
22~28 レナ
29~35 凜華
36~42 モミジ
43~49 ティア
50~56 アルシェ
57~63 ナミネ
64~70 楓
71~77 晶
78~84 嵐
85~91 デン
92~98 イオ
99 振り直し
同じ範囲のコンマが出た場合も振り直し
あまりに出ないキャラがいた場合、コンマ範囲を変えて続行
あ、このコンマは多少なら連取りしてもらっていいので、どんどん埋めてもらえると助かります
結構多いし、今決まってる組以外は部屋割りの時みたいなコンマ方式でも良さげかも?
>>212
そうですね、そうした方が簡単に決まりそうなので変更させてもらいます
グダってすみません
1.晶、ティア
2.楓、イオ
3.嵐、モミジ
4.アルシェ、ローラ
5.レナ、???
ここまで決まっているので、レナのペアから決めます
↓コンマ
01~20 クロエ
21~40 ヒカリ
41~60 凜華
61~80 ナミネ
81~00 デン
二人埋まるまで↓コンマ
01~25 クロエ
26~50 ヒカリ
51~75 凜華
76~00 ナミネ
晶「アタシと……」
ティア【はい】サッ
アルシェ「……」モヤッ
楓「2番は誰だー?」
イオ「あ、は、はい」ボイーン
楓「……」ストーン
嵐「俺は……モミジとか」
モミジ「よ、よろしくお願いします」ペコリ
嵐「おう」
ローラ「あ、アルシェちゃん私と一緒だね」
アルシェ「……」ジー
ローラ「あ、アルシェちゃん……? こっち見てほしいかなー……」
レナ「……5番」
デン「……あ、私か。こんな面白いイベント考えてくれたのに私がいるだけで場の雰囲気が悪くなるもんな、はは、死にたい。レナさんも私と組むなんてごめんなさいとしか言いようが」
レナ「うるさい」
デン「……はい」シュン
クロエ「6番……」
ヒカリ「……ボクだ」
クロエ「あまり顔なじみと組むのは趣旨に合わないんだけど……まあ仕方ないわ」
凜華「最後が私達だね」
ナミネ「よろしくお願いしますね~」
凜華「ああ、よろしく」
ラピス「さ、私達とはバレない程度に脅かしますよ~」
クリア「きゅ~♪」
ーーーーー
晶「じゃ、早速行くか!」
ティア【はい】サッ
道中起きたこと 安価↓
小屋のお題箱から引いたお題(二人でなんらかのアクションをするもの) 安価↓↓
道中ラピス達が脅かすことも可能です
全くラピス達が関係ないハプニングでも構いません
ティア「雰囲気ありますね……」テクテク
晶「そうだなー。てか紙に文字書かなくていいのか?」テクテク
ティア「この暗さだと書いても見えませんから」テクテク
晶「それもそうか」テクテク
ひらっ……
ティア「ひゃっ!!!」ビクッ!
ティア「い、いやっ! なに!?」ギュウッ
晶「ど、どうした? 何かいたか?」
ティア「せ、背中! 背中になにか……!」ワタワタ
晶「落ち着け、ティア!」ガシッ
晶「手突っ込むぞ。いいな?」
ティア「ひゃ、は、はい……!」
ずぼっ
ティア「ううっ……!」
さわさわ さわさわ
ティア「ひう……!」モジッ
晶「お」パシッ
晶「……葉っぱだ。葉っぱが取れたぞ」
ティア「そ、それだけですか?」
晶「ああ。まだ何かある感じするか?」
ティア「いえ……」
晶「なら大丈夫だ。動けるか?」
ティア「はい」スクッ
晶「よし、じゃあ行こうか」
ーーーーー
ーーー
ー
小屋ーー
晶「お題箱は……これか。引くか?」
ティア【どうぞ引いてください】
晶「んじゃ遠慮なく……」ガサガサ
晶「これだな」ピラッ
[二人で手を繋いで帰る]
晶「おおぅ……」
ティア【こういうのですか】
晶「あー……じゃあ帰るか」
ティア【はい】
ぎゅっ てくてくてく……
ーーーーー
ーーー
ー
晶「帰ったぞー」
アルシェ「!!!!!」
晶「お題は[二人で手を繋いで帰る]だったからな。これでオッケーか?」
クロエ「ええ。さ、次よ」
アルシェ「……」テテテテッ ギュッ
ティア「……? どうかしましたか?」
アルシェ「……」フルフル
楓「よし、行こうか」ボインッ
クロエ(あ、ずるい! デンに大きくしてもらってる!)
楓(こうでもしなきゃ精神的にやられるんだって!)
イオ「は、はい。よろしくお願いします」
道中起きたこと 安価↓
小屋のお題箱から引いたお題(二人でなんらかのアクションをするもの) 安価↓↓
イオ「あ、ああああの、手を握ってもよ、よろしいでしょうか」ブルブル
楓「怖いの? ほれ」ギュッ
イオ「うう、面目ありません……」ギュウッ
楓(胸に腕が挟まれる……なんだこの感触)
ガサッ!
イオ「っっぴゃあああああああああ!!!」ムッギュウウウ
楓(圧が! 圧がああああああああ!)
楓「大丈夫だから! 何もいないから! 落ち着いて!」
イオ「ほ、ほんとですか……?」ギュウウ…
楓「ほ、ほんとほんと。ほら、早く行こう?」
イオ「ううう……」
ーーーーー
クリア「きゅー♪」クスクス
ーーーーー
ーーー
ー
小屋ーー
楓「ついたよー」
イオ「ほんとですか? 目を開けても大丈夫ですか?」
楓「大丈夫大丈夫」
イオ「……」パチッ
楓「わっ!」
イオ「わあああっ!!? なんですか!? なんなんですか!?」ドキドキドキッ
楓「あははっ、いやーいい反応してくれそうだったからついねー。それよりほら、くじ引いて!」
イオ「うう……」ガサガサ ピラッ
[二人でツーショット写真を撮る]
イオ「写真……」
楓「あ、簡単そうだね。じゃあぱぱっと撮って戻ろうか」スッ
楓「ほら、近づいて」グイッ
イオ「ひゃっ」
パシャッ
楓「おし、撮れた。見てみる?」
イオ「……あの、ここに映ってるこれ……なんですか?」スッ
楓「ん?」マジマジ
イオ「幽霊みたいな……まさか楓さん、また脅かそうとーー」
楓「ひ、い、いやああああああ!」ブンッ
イオ「えええっ!?」
楓「おば、おばけ、おばけええ!」ムリムリ
イオ「か、楓さんのイタズラじゃないんですか!?」
楓「違うよ! 本物! 怖いよー!」
イオ「え? え!? ど、ど、どうしましょう、どうしたら……!」アワアワ
ーーーーー
ラピス(どうしましょうはこっちもです……。あんなに怖がってしまうなんて……)
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「遅いわね……次の組、行くついでに楓達がどうなったか見てきてもらえる? もしかしたら道に迷ってるかもだし……」
嵐「そうだな……。もし小屋につくまでに楓達とすれ違わなかったらさすがに連絡するよ。よし、モミジ行こう」
モミジ「は、はいっ」
モミジ(イオさん大丈夫かな……)
道中起きたこと 安価↓
小屋のお題箱から引いたお題(二人でなんらかのアクションをするもの) 安価↓↓
嵐「楓ーいたら返事しろー!」テクテク
モミジ「イオさーん!」テクテク
いやあああああああ……
嵐「ん? 声?」
楓「いやあああああああ!」ドドドドッ
イオ「待って! おいてかないでー!」テテテテーッ
嵐「うお!? なんだ!?」
モミジ「こ、こっち来る……!」
楓「早く、イオ、早く逃げるよ!」ハッハッ
イオ「ひーん!」テッテケテー
嵐「おーい、楓ー!」
どどどどどっ!
嵐「うおっ!?」ヒョイッ ギュッ
モミジ「きゃっ!?」ササッ ギュッ
どどどどどっ……
イオ「待って、楓さっ、手、手繋いでくださいっ」ゼエゼエ
たたたたたたっ……
嵐「な、なんだったんだ……無事だったみたいだけど」ギュー
モミジ「あ、あの嵐さん……?」ギュー
嵐「ん?」ギュー
モミジ「その、離れませんか……?///」ギュー
嵐「あ、ああ! 悪い!」パッ
モミジ「///」テレテレ
嵐「い、行こうか」ドギマギ
モミジ「は、はい」モジモジ
嵐(……柔らかかった……)
ーーーーー
ーーー
ー
小屋ーー
嵐「お、あれだな。机の上に箱が乗ってる。引いていいぞ」
モミジ「はい」
モミジ(背が低いから引きにくいのかな……)ガサガサ ピラッ
[お互いに相手の良いところを可能な限り言って褒める。
相手が照れても続ける。]
モミジ「ええっ?」
嵐「ほ、褒めるのか……」
嵐「そうだな……。あ、モミジはマホリオの時に防御も攻撃のサポートもできてたよな、あれすごいと思うぞ」
モミジ「そ、そうかな。それなら嵐さんだってすごく強かったよ。楓さんたちとも息ぴったりだったし、純粋に魔力もあるし……」
嵐「て、照れるな。でも照れても続行って書いてるし……続けるか」
嵐「マホリオ中にクロエを元気づける度胸があるとか」
モミジ「あ、あれは必死だったからで……! うう……///」
モミジ「か、楓さんのためにいつも考えて動いてあげてる!」
嵐「それは幼馴染の腐れ縁だから! アイツはほっとくと危ないし……」
モミジ「優しいんだね、嵐さん」
嵐「う、うるせー!」
嵐「そ、そんなこと言ったらな、さっきモミジを抱きしめたときすごく柔らかかったぞ!」
モミジ「ふええっ!?」
嵐「ふわふわしてて女の子ーって感じだった!」
モミジ「ま、待って待って! さすがに恥ずかしいよお!」
嵐「……てか待て」
モミジ「うう……。どうしたの?」
嵐「これ、いつ終わるんだ」
モミジ「あっ……」
嵐「誰が終了のジャッジをするんだ」
モミジ「……」
嵐「……」
モミジ「……」
嵐「……帰るか」
モミジ「……そうだね」
嵐(くっそ恥ずい……)
モミジ(顔あっつい……)
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「戻ってきたわね」
モミジ「た、ただいま」
嵐「おう。あ、楓お前なー、走ってくるなよ。ぶつかるとこだったぞ?」
楓「それどころじゃないよ! あの小屋幽霊いるんだって!」
嵐「はあ?」
クロエ「こっちの仕掛けよ。その様子だと写真にはしっかり写ったみたいね」
楓「し、仕掛け?」
クロエ「当たり前じゃない。肝試しだもの」
イオ「な、なんだあ……良かった……」ホッ
楓「せこい! クロエのときはなんかすごいお題になれ!」ムムム
ローラ「それじゃあ次は私達だね。行こうか、アルシェちゃん」
アルシェ「……」コクン
道中起きたこと 安価↓
小屋のお題箱から引いたお題(二人でなんらかのアクションをするもの) 安価↓↓
てくてく てくてく
ローラ「アルシェちゃん、今日のご飯美味しかったね。バーベキューなんて久しぶりにやったけど、楽しかったなあ」
アルシェ「……」コクン
ローラ「そういえばこの後ってどうするんだろうね。もう寝るだけかな?」
アルシェ「……」
ローラ(うう……会話が弾まないよう……。……そうだ)
ローラ「ね、アルシェちゃん。お部屋でのティアちゃんの話聞きたい?」
アルシェ「っ」コクッ
ローラ「えっとね、ティアちゃんって寝るとき結構丸まって寝るんだ。赤ちゃんみたいな感じ」
アルシェ「……」コクコクッ
ローラ「今日は確か一緒に寝るんだもんね? お布団取られないようにね」
アルシェ「ん」コクッ
ローラ「あとはそうだなー……結構甘いものとかよく食べてるかも。お菓子とかあげると喜ぶよ」
アルシェ「お菓子……」
ローラ「一緒に食べたらもっと楽しいかも」
アルシェ「! そうするっ」
ローラ(よかった、結構話せたかな)
ーーーーー
ーーー
ー
小屋ーー
ローラ「この箱かな? はい、どーぞ」
アルシェ「……」ガサガサ ピラッ
[自分の好きな人をカミングアウトする]
ローラ「ん、んー……?」
アルシェ「好きな人……」
ローラ「いない……ってだめなのかな。まだそういうのよく分からないし……」
アルシェ「アルシェも分かんない」
ローラ「アルシェちゃんは……ティアちゃんとか?」
アルシェ「んー……?」
ローラ「ティアちゃんといてドキドキしたりとかしない?」
アルシェ「……分かんない」プイッ
ローラ「どうしよう、引き直そっか?」
アルシェ「……二人とも「分かんない」でいいと思う……。早く帰ろう……」
ローラ「そうだね」
ローラ(好きな人かあ……。この間クロエちゃんと寝たときドキッとしたけど……あれは成長に驚いただけだもんね)
アルシェ(ドキドキするのが好きな人なら……アルシェは……)
ーーーーー
ーーー
ー
ローラ「ただいまー」
クロエ「おかえりなさい、ローラ」
レナ「次は私達ね」
デン「やっぱり私なんか来るべきじゃなかったんだ。あからさまに不機嫌だしさっさと終わらせる気満々だし。あ、ここから逃げ出せば丸く収まるかも」
レナ「行くわよ」グイッ
デン「ぐえっ」
クロエ「……レナって最初はクールな人かと思ってたけど、意外とアクティブよね」
道中起きたこと 安価↓
小屋のお題箱から引いたお題(二人でなんらかのアクションをするもの) 安価↓↓
てくてく てくてく
レナ「……」スタスタ
デン「ひいっ……ひょえっ……」ギュー
レナ「裾引っ張らないで。伸びる」スタスタ
デン「あ、あ、歩くの早、いいっ!?」ビクッ
レナ「風が吹いただけでしょ……」
レナ「それよりなに、怖いの?」
デン「よ、夜に外出たことない……これ以上怖い思いするくらいならもう死にたい……」
レナ「はー……」
レナ「ならさっさと終わらせて戻るわよ。何か出たら私が魔法で守るからキビキビ歩きなさい」
デン「わ、分かっ……」
ガサガサッ
デン「たぅわああああ!?」
レナ「うるさい……」
小屋ーー
レナ「……」ガサガサ
デン「ち、躊躇ないっすね……」ビクビク
レナ「さっさと帰るんでしょ。なら無駄な時間を使う意味もないわ」ピラッ
[次の組を全力で驚かす]
レナ「……へえ」
デン「え、なに、何が出たの」
レナ「悪いわね、デン。ここで待機するわよ」
デン「えええ!? こんな小屋の中で……怖い……死にたい……」
レナ「どうせ待ってたら次の組がくるでしょ。それを驚かせって指示よ」
デン「早く来て……」
レナ「次の組は……ふふ、クロエ、楽しみね……」
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「……」
ヒカリ「遅いね……」
クロエ「そうね……。そろそろ出発した方がいいかも」
楓「意外と怖いからな! クロエちびんなよ! あとなんかエグいお題引け!」
クロエ「はいはい」
道中起きたこと 安価↓
小屋のお題箱から引いたお題(二人でなんらかのアクションをするもの) 安価↓↓
クロエ「中々暗いわね……」
ヒカリ「そうだね……」
ガサッ
ヒカリ「っ」ビクッ
ヒカリ「な、なに……?」
クロエ「ただ鳥が木に飛び乗っただけよ」
ヒカリ「そ、そっか」ホッ
ざりっ…… ざりっ……
クロエ「……ヒカリ、そこに入るわよね?」テクテク
ヒカリ「うん、いるよ」テクテク
クロエ「足音多くないかしら……」テクテク
ざりっ…… ざりっ……
ヒカリ「……は、走ろうっ」タタタッ
ざっざっざっざっ!
クロエ「お、追いかけてきてる!」
ヒカリ「なに、なんで!? 怖いよ!」
デン「……」
クロエ「あ、デン! 良かった……いや良くないわ、あなたも走って……」
デン「あ、ああ゛ー……」←目が落ち窪んで体の至るところが腐っている
ヒカリ「ひっ……!」
いやあああああああああああああ!!
ーーーーー
ーーー
ー
レナ「あはははっ、傑作ねクロエ!」
クロエ「し、趣味悪いわよ……!」ヒシッ
デン「まさか私の魔法をこんな風に使わせるとは……」
ヒカリ「怖かったぁ……すごいクオリティだね、これ」ギュー
デン「いやあ、こんな人を怖がらせる魔法なんてクソだよ」
レナ「何よ、私の采配に文句あるのかしら」
デン「い、いえ」
レナ「とにかくこれで[次の組を全力で驚かす]は達成ね」
クロエ「ああ、それ引いたのね……ふう、よしっ」スクッ
ヒカリ「そろそろボクたちも行かないとね」
クロエ「ええ。レナ達も無事だって分かったし、早いところ小屋に向かいましょう」
ーーーーー
小屋ーー
クロエ「さてと……」ガサガサ
クロエ「よっ」ピラッ
[お互いに相手にキスする]
クロエ「………………」
ヒカリ「えっと……」
クロエ「これは冗談のつもりでいれたのよ。裏にも一応ほら、引き直し可って書いてあるし」
ヒカリ「ひ、引き直す?」
クロエ「……引き直す」ガサガサ ピラッ
[二人の服を交換]
ヒカリ「それならまあ……」
クロエ「これも中々恥ずかしけどね……」
ヒカリ「このカーテンってまさかこのお題用?」
クロエ「ええ。別に女同士だしいいかなとも思ったけど、恥ずかしがる人もいるかもだしね」シャーッ
ぬぎぬぎ
クロエ「……」
クロエ(これ、ヒカリ入らないわよね)←ゴシック柄物Tシャツ+黒ミニフレアスカート
ぬぎぬぎ
ヒカリ(これ絶対サイズ合わないな……)←白レースワンピース
ヒカリ「クロエ、これ……」
クロエ「え、ええ。こっちも、はい」
着込み着込み
クロエ「……」←胸の部分がぶかぶか
ヒカリ「……」←キツ過ぎて着れない
クロエ「これは……ダメね。着替え直しましょう」キコミキコミ
ヒカリ「ひ、引き直しは……」
クロエ「これは引き直しは想定してなかったわね……やるとなると先に引いた指示をやる、とかかしら」
ヒカリ「先に引いた指示って……」
[お互いに相手にキスする]
クロエ「あっ」
ヒカリ「し、したいの?」
クロエ「ち、違っ! 忘れてて……!」
ヒカリ「……いいよ」
クロエ「へ……」
ヒカリ「目、瞑ってるから……それで、やっちゃおう」
クロエ「え……ほんとに……?」
ヒカリ「……」コクッ
クロエ(な、え、なんで……なんでこうなったの……)グルグル
ヒカリ「……っ」ギュッ
クロエ「ヒカリ……」
どくんっ どくんっ
クロエ「……ちゅっ」
ヒカリ(うあ、腕に……!?)
クロエ「も、もういいわよ」
ヒカリ「う、うん……。じゃあ、クロエも目瞑って……」
クロエ「……」ギュッ
ヒカリ(ま、まずい……。ドキドキしすぎて……。早く終わらせなきゃ……)
ヒカリ「……ちゅう」
クロエ(か、髪に!? なんで!?)
ヒカリ「お、終わったよっ」ドキドキドキッ
クロエ「そ、そうねっ、帰るわよーっ」ドキドキドキッ
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「た、た、た、ただいま!」
ローラ「おかえり、クロエちゃん、ヒカリさん」
凜華「じゃあ最後だ、私達の番だね」
ナミネ「は~い」
道中起きたこと 安価↓
小屋のお題箱から引いたお題(二人でなんらかのアクションをするもの) 安価↓↓
てくてく てくてく
凜華「ナミネさん大丈夫かい? 暗いから足元気をつけてね」
ナミネ「大丈夫ですよ。お気づかいありがとうございます」
凜華「……しかし……」テクテク
ナミネ「ずっと同じところを歩いているように見えるのは……気のせいでしょうか」
凜華「奇遇だね、私にもそう見える」
凜華「……とにかく進もう」
てくてく てくてく
凜華(ダメだ……全く景色が変わらない……)ハアハア
凜華「ナミネさん、一度何か対策を……」
ひゅおおおお……
凜華「……ナミネさん?」
凜華(いなくなった……?)
凜華「ナミネさん、ナミネさん!」ダッ
クスクス クスクス
凜華「ひっ……!」
凜華「ナミネさん! いたら返事してくれ!」
はーい
凜華「! ナミネさん……!」ダダッ
凜華「きゃっ……!?」
凜華(道がない……崖……!?)
ドンッ!
凜華(押され……)フラッ
凜華「きゃあああああああッ!?」
ずべしゃーっ
凜華「…………うう……あれ、落ちてない……?」ムクッ
ナミネ「凜華さーん」タッタッタッ
凜華「な、ナミネさん……! よかった、いたんだ……」
ナミネ「ごめんなさい、驚かせ足りないって仕掛け人の方が……」
凜華「そういうことだったんだ。死ぬかと思ったよ……」
ナミネ「ほ、本当にごめんなさい! あそこまでやるとは思ってませんでした!」ガバッ
凜華「いいよいいよ、ほら、頭上げて。幸い小屋の前に来れたし、このまま入っちゃおう」
ナミネ「はい……あ」
凜華「?」
ナミネ「凜華さん、悲鳴可愛らしかったですよ」
凜華「き、聞かなかったことにしてくれると助かるな。私のイメージが崩れてしまう」
ナミネ「えー、王子様な凜華さんよりよっぽど親しみやすいですよ?」
凜華「いいからほらっ、早く行こう」
ナミネ「はーい」クスッ
ーーーーー
クリア「クスクス♪」
ラピス「やりすぎましたかね……。しかしナミネさんもなんていいタイミングで離れてくれたんでしょう」
クリア「きゅああ……」フワア
ラピス「あら、眠たくなってきましたか。そろそろ先に戻って寝てましょうか」
クリア「きゅう」コクッ
小屋ーー
凜華「まったく……私が引くからね」ガサガサ
ナミネ「どうぞどうぞ」
凜華「これだ」ピラッ
[片方が相手に壁ドン]
凜華「壁ドン……」
ナミネ「?」
ドンッ
凜華「そういうのなら得意だよ」ジッ
ナミネ「わわっ、凜華さんのファンに怒られてしまいます」サッ
凜華「だめだよ」ドンッ
凜華「ナミネさんは私のファンになってくれないのかな……」クイッ
ナミネ「あわわ……///」
ナミネ(ほんとに綺麗な顔立ち……)ドキドキ
ナミネ「さっきのギャップと相まってもう……っ」
凜華「っ」ズルッ
凜華「さ、さっきのはもういいから」
ナミネ「うふふ、凜華さん可愛い」
凜華「あーもう、とりあえずお題はやったし帰ろう」
ナミネ「はい♪」
凜華「こんなハズじゃなかったのにな……」ブツブツ
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「お、帰ってきたわね」
凜華「ああ、ただいま」
クロエ「じゃーこれで肝試しはおしまい! 後は寝るなりなんなり好きにしていいわよ」
楓「とりあえず部屋戻るかー」
ぞろぞろ
クロエ「さてと……」
クロエ「デン、いやデン先生、いいかしら」
デン「な、なに?」
クロエ「楓にもしたなら……その、私にも」
デン「ははっ、私のクソみたいな魔法をみんなよく使おうと思うね。あ、わざわざ気にかけて声かけてくれたのかな。その優しさが辛い。死にたい」
クロエ「早くしなさい」
デン「はい」
ーーーーー
クロエ「おおお……!」ポヨンッ
デン「じ、じゃあ私はこれで……」ソソクサ
クロエ「あー、いい気分だわ。私ももう寝ようかしら♪」
ーーーーー
ーーー
ー
クロエとヒカリの部屋ーー
ヒカリ「おか……あ」
クロエ「ただいま、ヒカリ。私はもう寝るけど……」
ヒカリ「それ、またデンさんに頼んだの?」
クロエ「これ? ええそうよ。何度味わってもいい気分だわ」ボインッ
ヒカリ「そっか……」
ヒカリ(重いし邪魔なだけだけどな……)
クロエ「それより、ヒカリはどうするの? もう寝る?」
ヒカリ「うん。することもないし寝るよ」
クロエ「……じゃあ」ボフッ
ヒカリ「……」モゾモゾ
クロエ「ち、近いわね……」
ヒカリ「そうだね……でもベッドはこれしかないし……」
クロエ(……さ、さっきのキスが……)モンモン
ヒカリ(うう……ドキドキする……)ドキドキ
クロエ「ね、寝ましょう。明日もたくさん遊ぶんだからね」
ヒカリ「あ、うん……」
クロエ(1、3、5、7、11、13、17……)
ーーーーー
ーーー
ー
深夜ーー
クロエ「ん……」パチッ
ヒカリ「……」モゾッ
クロエ「っ!」ドキッ
クロエ(そ、そうだった。一緒に寝てたんだったわ。近くてビックリしちゃった)
クロエ「喉乾いたわね……水でも飲んでこようかしら」スクッ
てくてく てくてく
クロエ「……」
クロエ(月が綺麗ね……せっかくだし散歩にでも)テクテク
ガチャッ
ラピス「…………」バサアッ
クロエ「ーーっ」
ラピス「あら、クロエさん」
クロエ「びっ……くりした。食べられるかと思ったわ」
ラピス「これはこれは失礼しました。久々に羽根を伸ばそうと思いまして」
クロエ「いいの? 見つかったりしないかしら」
ラピス「皆さん寝てますよ。クロエさんが起きてきちゃっただけです」
クロエ「それもそうねー……」
ざざーん…… ざざーん……
ラピス「こんな平和な日が続けばいいんですがね……」
クロエ「そうもいかない?」
ラピス「はい、残念なことですが。さ、クロエさん、お屋敷に戻っていてください」
クロエ「?」
ラピス「ここはリリウムと違って結界がありませんから」
ずずず……
???「……」ドプンッ
クロエ「なにあれ……。黒い……魚?」
ラピス「あれも闇の者です。さ、あれは私がなんとかしますから」ズンッ
クロエ「え、ええ。頼もしいわね」
ラピス「ふふっ。おやすみなさい、クロエさん」
クロエ「ええ。おやすみ」タタッ
???「……」ズオオッ
ラピス「クロエさん狙いですか? ダメですよ」プチッ
???「……」サラサラサラ…
ラピス「はい、おしまいです」
???「……」ドプンッ
???「……」バサッバサッ
ラピス「来ましたねー。ま、あなた達がいくら来ようと敵ではありませんが」バサアッ
ーーーーー
ーーー
ー
~幕間
ティアとアルシェの夜会話風景~
アルシェ「……」ジー
ティア「……眠れませんか?」
アルシェ「……なんか、胸が苦しくて……」
ティア「え? 大丈夫ですか……?」
アルシェ「多分……大丈夫」
ティア「でも顔も赤いですし……。あっ、背中とか撫でたら楽になりますか?」ズイッ
アルシェ「ーーっ」ドキッ
アルシェ「ティアが近いと……苦しい」フイッ
ティア「え?」
アルシェ「胸が、どきどきって……。顔も熱くなるし……」
アルシェ「でもティアがいないときはなんともないから……大丈夫」
ティア「……私と別の部屋の方が良かったですか?」
アルシェ「んーん。そばにいると苦しいけど、暖かいかんじもするから、だから大丈夫」
ティア「それって……」
アルシェ「ティア?」
ティア(いえ、考え過ぎですね。アルシェが私のことを好きだなんて、さすがにそれは話が飛びすぎてます)
アルシェ「……あのね、ティアといるとほわほわってなって、ティアが誰かといるとぎゅーってなるだけだから、別の部屋とかにはしないでほしい……」
ティア「わ、わかりました。ちゃんと一緒に寝ますから」
アルシェ「よかった」
アルシェ「……そういえば」ウトウト
ティア「はい」
アルシェ「肝試しのお題で、好きな人を言うって……」
ティア「誰かいるんですか?」
ティア(なんだかドキドキしますね……)
アルシェ「んーん……分かんないから言わなかった……」
アルシェ「でも……ティアといるとドキドキするし、しあわせーってなる……」
アルシェ「これって……好き……なのかなあ……」ポフンッ
ティア「え……あ……!」
アルシェ「すー……すー……」
ティア「ね、寝る間際になんてことを言うんですか……!///」
ティア(え、うそ、アルシェが……いやでも……)
結局ティアはその後しばらく眠ることはできなかったという……。
ーーーーー
クロエ「こうして屋敷の中から外を見る限りでは何も起きてないのよね。ラピスの透明化のおかげかしら……」
???「あ、クロエ」テクテク
クロエ「あら、あなたも目が覚めたの?」
誰が起きてきたか 安価↓
夜会話の内容(何について話すか) 安価↓↓
あ、最後の「ラピスの~」は「ラピスさんの~」です
人称間違えました
ローラ「うん。クロエちゃんも?」
クロエ「ええ」
クロエ「そうだローラ。ありがとうね」
ローラ「?」
クロエ「この島を使わせてくれたこともだけど、旅行の提案をしてくれたのが嬉しかったから。お礼も言ってなかったなと思って」
ローラ「ううん、私も楽しいからおあいこだよ。ありがとう、クロエちゃん」
クロエ「照れるわね。……そうだ、この島って他にどんなところがあるの?」
ローラ「他に……。屋敷と離れの小屋と砂浜と……あ、離れの小屋に行く途中、森に入っていけるはずだよ。危険だからあまり行くなって言われてるけど……」
ローラ「それと、森を横断する川と、奥には山とか滝とかあるって。地図ももらってきてるよ」
クロエ「へー。探検とかしてみてもいいかもしれないわね」
ローラ「魔獣が出てくるかもだから、あんまりバラバラになると危ないけどね」
クロエ「魔獣……ローラのペットの子もいるって言ってたわよね」
ローラ「うん。この島の何匹かはお友達だよ」
クロエ「そういうのと触れ合うのも楽しいかも」
ローラ「もし遊んでみたかったら言ってね。すぐ呼んであげるから」
クロエ「ええ」
ローラ「ふあ……」
クロエ「そろそろ戻りましょうか」
ローラ「うん」
クロエ「凜華とはどう?」テクテク
ローラ「私よりミトラの方が気に入ったみたい。今も真ん中にミトラを挟んで寝てたんだ」テクテク
クロエ「ふふ。凜華って意外と可愛いところあるわよね」
ローラ「うん。ミトラも凜華さんのこと気に入ってるし、良かったよ」
クロエ「あ、ここね。そーっと……」チラッ
凜華「ん……」ギュウ
ミトラ「わぅ……」モフ…
クロエ「ふふ、仲良しね」
ローラ「うん。起こさないようにしないと……。それじゃあね、クロエちゃん」
クロエ「ええ。おやすみなさい」
ローラ「うん。おやすみなさい」
ーーーーー
ーーー
ー
朝ーー
むくっ
ヒカリ「ふわ……」グイーッ
クロエ「んー……」モゾッ
ヒカリ「クロエ、朝だよ。起きて」ユサユサ
クロエ「んん……」パチッ
クロエ「おはよう、ヒカリ……」
ヒカリ「おはよう、クロエ」
ヒカリ「今日の予定はどうなってるのかな」
クロエ「あんまり考えてないわ……。昼過ぎに島の探検でもしようかしら……」
現在の目標
・楽しく遊ぶ
安価↓~↓5自由行動安価
二日目朝~昼の行動を指定してください
そういえばクリアもいずれ擬人化出来るのかもしれないけど、ラピスって>>1的にどんな外見イメージ?(髪や眼の色・体型など)
確かローラが『すごい美人さん』って思ってたぐらいしか外見描写無かったし。
>>288
髪色は透明感のある空色で、サラサラのロングヘア
身長は出てきているキャラの中ではトップクラスに大きい
体型はスタイルは良い方だが、バインバインではない
人形態でも動けるので、見た目には分かりにくいが筋肉もある
みたいな感じで書いてました
ナミネをスタイリッシュな大人にした感じ?
大部屋ーー
ナミネ「はい、簡単なものですが朝食ですよ~」
楓「うまそー。いただきまーす!」
嵐「すごいな。バゲットにサラダにスープまで……」
晶「イオ、ご飯入るか?」
イオ「はい、大丈夫ですよ」
晶「食細そうだけど杞憂だったか。今日もたくさん動くからな、たくさん食べとけよ」
イオ「はい!」
クロエ「あら、そこは仲良くなったの?」
晶「まあな。魔法がアタシと似てて親近感湧いてさ。それにせっかく同室なんだし仲良くしたかったから」
クロエ「そのコミュ力は尊敬するわ……」
クロエ(ティアといいイオといい、意外と晶って人気者ね)
ティア【いただきます】
ローラ「あ、ティアちゃんは和食なんだね」
ティア【頼んだらつくってくれました】
凜華「私も和食にしたけど……パンも美味しそうだね」
ナミネ「明日はバイキング形式にでもしましょうか」
ヒカリ「大変じゃない?」
ナミネ「いえいえ。たくさん用意するのも楽しいものですよ」
ティア(しかし昨日のあれはなんだったんでしょう……)モグモグ
ティア(アルシェが私のことを好き……?)モグモグ
ティア(うう……なんでこんなに意識してしまうんでしょう……)モグモグ
アルシェ「ティア」
ティア(私もアルシェのことは好きですが、それは友達としてで……)
アルシェ「ティア、ついてる」
ティア(つ、付き合うとかもよく分かりませんし、どうすべきか……)
アルシェ「……」
ひょいっ ぱくっ
ティア「っ!!」ガタタン!
晶「ど、どうしたティア! 大丈夫か!?」
ティア【たいじよつふて゛す】
晶「そ、そうか……?」
ティア【さゅうになにを】
アルシェ(さゅうに……? きゅうに、かな……?)
アルシェ「ご飯粒ついてたから……」
ティア【そつてすカ丶】
アルシェ(バグってる……)
レナ「ごちそうさま。美味しかったわ」
ナミネ「お粗末様です」
レナ「デンは?」
ナミネ「お部屋で後で食べると……」
レナ「ったく……」スタスタ
クロエ「?」
ーーーーー
ナミネとデンの部屋ーー
こんこんっ
レナ「デン、はいるわよ」ガチャッ
デン「あ、れ、レナさん。どうかした?」
レナ「朝ごはん食べに来なさい」
デン「い、いや私はいいよ。私がいたら空気不味くなるし、みんな朝から嫌な気分でご飯食べたくないでしょ」
レナ「あのねえ、せっかくナミネさんが用意してくれたご飯が冷めるでしょうが」
レナ「それに誰かいない方が気分悪いわよ。みんな集まってるんだからみんなで食べた方がいいに決まってるじゃない」
デン「よ、陽キャのオーラに殺されるから……」
レナ「陽キャとかよく分かんないけど……誰もあんたの敵じゃないわよ」
デン「と、とにかく私はご飯はいいから。普段から朝飯抜いてるからっ」スクッ
デン「だからほっといてくれえええええっ!」ビュン!
レナ「あ、こら!」
レナ「箒で外に逃げるって……」パシッ
ぎゅんっ!
レナ「本気すぎでしょう……!」ビュン!
デン「なんで追っかけてくんの!」ギューン
レナ「あんたが逃げるからでしょうが!」ギュン!
嵐「うわっ、なんだなんだ!?」
レナ「このっ……! 魔弾【シュート】!」ドシュッ
デン「ひいっ!」ギュン!
レナ(よし、スピードが落ちた!)
レナ「捕まえ……たっ!」ガシッ!
デン「は、離せよお……!」
レナ「あなた……なんでそんなに自分が嫌いなのよ」ゼエゼエ
デン「な、なんでって……好かれるはずないから……」
レナ「自分に自信がないの?」
デン「……それもある」
レナ「あっそ。あんたが自分に自信がないのはいいわ。ただ、あんたの目の前にあんたの魔法をすごいと思った奴が一人いるっていうのは知っときなさい」ペシッ
デン「いてっ」
レナ「魔法もそうだし魔力もそう。一人の魔法使いとして羨ましく思ってる」
デン「……」
レナ「あーもー、こんな説教するはずじゃなかったのに……!」
レナ「とにかく、まず朝ごはん食べるわよ!」グイッ
デン「わ、分かった……!」タタッ
ーーーーー
クロエ「さて、みんな準備はいいわね!」
ヒカリ「風魔法を圧縮して水中に潜るんだよね……ドキドキするな」
ローラ「準備できた人から海に入っていいよー」
晶「よしじゃあ一番乗りだぜ!」ザボン
楓「あ、ずるい! あたしも!」ザブン
ざぼん ざぼん!
クロエ「ぶくぶくぶく」
クロエ(おおー)キョロキョロ
クロエ(みんなもう海に入ったかしら)
ゆら……
クロエ「ごぼっ!」
クロエ(なにあれ!? 一旦海上に……!)
クロエ「ぷあっ! みんな! ボートに戻って!」
しゅるしゅるしゅる!
大ダコ「♪」
ヒカリ「な、なに!?」ニュルニュル
大イカ「♪」
イオ「い、いやあっ! にゅるにゅる!」ニュルニュル
大イソギンチャク「……」
晶「イカか!? 燃やしてやる!」ニュルニュル
ローラ「ま、待って! ストップ!」
晶「ローラ!? そんなこと言ってる場合じゃ……」
ローラ「みんなのこと降ろして!」
しゅるしゅる……
イオ「へ……あれ……?」ストン
ローラ「ごめんねみんな……この子達私の友達で、楽しそうだったから出てきちゃったみたい」
楓「な、なんだあ……ローラの友達かあ……」ホッ
タコイカギンチャク「……」ペコリ
晶「あー、謝ってる……のか? アタシもいきなり燃やそうとして悪かったな」
ナミネ「ローラさん、この子達も交えて沖で遊べませんか?」
ローラ「大丈夫だけど……みんな、変なことしたらだめだからね?」
タコイカギンチャク「……」ハーイ
ーーーーー
凜華「ローラさん、どうせならみんなも……」ソワソワ
ローラ「うん。おいでみんな!」
ぽぽぽぽんっ!
ミトラ「わんっ!」
凜華「ミトラ、おいでっ」
クリア「きゅー♪」テッコテッコ
晶「お、なんだこいつ? これもローラの友達か?」
ローラ「!? ちょ、ちょっと……!」
クリア「きゅう?」
ローラ「ラピスさんは?」コショコショ
クリア「きゅー……」
ローラ「寝てるの? 寝ててつまんなかったから来た……そっか」
クロエ「そ、それはあれよ。ローラの友達で、珍しいトカゲの仲間とかよ」
晶「へー」
ナミネ「そ、それよりほら、他の子とも遊んであげましょう?」
楓「おらー!」ビュオオ
エアロ「かうー!」バササー
クロエ(あそこは変な息の合い方してるし……)
クロエ(うーん、私はどうしようかしら)
誰と何をするか安価↓
相手は複数人でも、魔獣でもいいです
不自然じゃなければどんなものでも大丈夫です
一休みのために屋敷に一人で戻るとかも可
大イカ「♪」
モミジ「ひゃっ、ふふっ、くすぐったい」
イオ「わっわっ、ぬるぬる」
大ダコ「♪」
ヒカリ「これは……なかなかクセになる」
大イソギンチャク「♪」
ナミネ「おおおっ、ぬるぬるが……ひゃー♪」
クロエ「……なにしてんのよ」
ヒカリ「あ、クロエ。この子達の触り心地が思ったより気持ちよくってさ」
クロエ「そう?」ブニブニ
クロエ「おお……ぷにぷにでにゅるにゅる……」
ヒカリ「クロエも混ざったら?」
クロエ「やってみようかしら……」ソーッ
にゅるんっ!
クロエ「きゃっ!?」
大ダコ「♪」
にゅるにゅる……
クロエ「ああ、なるほどこれは気持ちいい……」
にゅるにゅる……
アルシェ「じゅるり」
タコイカギンチャク「っ」ゾクッ
ティア【食べたらダメですよ】
アルシェ「食べない。よだれが出ただけ」
タコイカギンチャク「……」ホッ
現在の目標
・楽しく遊ぶ
安価↓~↓5自由行動安価
二日目昼~夕方の行動を指定してください
ぷかぷか
クロエ「そろそろ島の探検でも行ってみましょうか」
楓「おお、探検! 楽しそう!」
モミジ「あ、危なくないかな」
ローラ「大丈夫だよ。安全なルートで行くし、友達の魔獣にも助けてもらうから」
モミジ「そ、そっか」
クリア「きゅー♪」パシャパシャ
クロエ「ほら、クリアもそろそろ陸に戻るわよ」ヒョイッ
ざあ……っ!
晶「ん?」
ヒカリ「うわっ、な、波が……!」
ざぶうううううん!
嵐「うえっ、ぺっぺっ! しょっぱー……」
イオ「うう、最後の最後にすごい波来ましたね……」ビッショリ
楓「うわああ!?」バシャッ
嵐「ど、どうした楓!」ザブザブ
楓「み、水着持ってかれた……!」
きゃあああああああ……
嵐「……他にもいるみたいだな」
ーーーーー
嵐「水着が流されたやつらはここで少し待ってろ。もしかしたらまだ近くにあるかもしれないから探してくる」
楓「はーい……」
クロエ「は、早く頼むわね」
ティア「……/// 」
大イソギンチャク「……」ザブーン
嵐「お? あ、ああ! 水着だ!」
クロエ「拾ってくれたの?」
大イソギンチャク「……」コクン
クロエ「た、助かったわ……」
浜辺ーー
クロエ「さて、着替えたらまた集合して……」
ラピス「……」オタオタ
凜華「人?」
レナ「ちょっと、まさか敵じゃないでしょうね」
ローラ「あ、あー! あー! あの人ね、メイドさん! こっそりついてくるって約束だったんだけどなー!」
クロエ(分かりやすくうろたえてる……)
クリア「きゅー!」テトテト
ラピス「ああクリア! よかった……」ギュッ
晶「メイドさんかー。あんまメイドっぽくないけどな」
ローラ「極秘だったから、動きやすさ重視……みたいな?」
ローラ「なんでラピスさんまで出てくるんですか!」コショコショ
ラピス「だって起きたらみなさんいなくて……! びっくりしたんですよ!」コショコショ
ローラ「と、とにかく、この場は私のメイドさんということで話を合わせてください……!」コショコショ
ラピス「りょ、了解です……」コショコショ
ローラ「じゃあ改めて紹介するね。メイドのラピスさん」
ラピス「ラピスといいます。お見知りおきを」ペコリ
楓「美人さんだー」
ラピス「ありがとうございます」フフッ
クロエ「あー、とりあえずみんな着替え……というか上に何か羽織ってくること。どこかに川とかあるかもしれないから、水着は中に着たままで」
はーい
ーーーーー
ーーー
ー
ラピス「ふふふ……!」
クロエ「あら、ラピスさんも行くの?」
ラピス「ええ! メイドという立場でみなさんについていくことにしましたよ!」
クリア「きゅー!」
クロエ「それじゃあ表で一回集合ね。頼りにしてるわ」
ラピス「それはもうお任せを!」
ーーーーー
クロエ「みんな準備できたわねー?」
おー!
ローラ「それじゃあまずは山の方に行くね。ワイバーンの家族に案内してもらうから、ついていってな」
ワイバーン「がうっ!」バサッ
嵐「おお、かっこいいなお前!」フワ…
ワイバーン「がうー!」バササー
ラピス「よっ……」
クロエ「あら、箒で飛べるの?」
ラピス「初めて乗りましたがなんとかなりそうです!」フワッ
クロエ「そう。じゃあ行くわよ!」
びゅん!
山の中腹ーー
ワイバーン「がうがう!」
ローラ「この辺りはよく物が埋まってるんだって。他の魔獣が埋めた餌とか、飛んできて埋まっちゃったものとか……」
イオ「他の魔獣の餌も食べるの?」
ワイバーン「がう!」コクンッ
レナ「弱肉強食ね……」
アルシェ「……?」コツンッ
アルシェ(何か埋まってる……)ホジホジ
キラッ
楓「お、何それ?」
アルシェ「分かんない……地面から出てきた」
クロエ「コイン?」
楓「お宝?」
ヒカリ「見たことはない模様だけど……」
レナ「まさか昔の人が埋めてったとか……」
ナミネ「それ面白そうですね!」
晶「埋蔵金とかか? わくわくするな!」
クロエ「ほんとにそうなら面白いわね」
探検中、誰と何をするか安価↓
相手は複数人でも、魔獣でもいいです
新たな場所の開拓も可
クロエ「さ、しばらく自由行動よ。ただし何人かのグループで行動すること。ケガはしないようにね」
楓「はーい」
ナミネ「わあ、クロエさん先生みたいですね」
クロエ「私のことはいいから。ほら散った散った」
ーーーーー
クロエ「さてと……」キョロキョロ
クリア「きゅー」テッコテッコ
ラピス「あ、クリアどこ行くんですか」
ローラ「あ、待って。ついてくよ」
クロエ(あそこが一番面白そうね)スタスタ
ーーーーー
ーーー
ー
洞窟ーー
クロエ「ここは……」
クリア「きゅー?」
ラピス「暗いですね……」ボウッ
ローラ「地図にもない場所だよ……大丈夫?」
クロエ「進む?」
ラピス「行くだけ行ってみましょうか。金貨みたいな面白いものもあるかもしれませんし」
クロエ「そうね、行きましょうか」
ローラ「うう、怖い……」
クリア「きゅー……」
洞窟の中にあったもの 安価↓
↓コンマが偶数でそれを発見
先ほどの金貨と同じような文字が刻まれた遺跡
>>311
偶数のゾロ目をまさか引くとは!
なんかすごいのでボーナスつけたいと思います
ローラが空の召喚石を持っているので何か珍しい魔獣との遭遇も考えたのですが、他にボーナスの案があれば募集します
珍しい魔獣と遭遇でよければ「魔獣と遭遇」と書いてください
↓3くらいで募集します
古代の魔術書があった
では珍しい魔獣との遭遇とします
安価↓~↓3
遭遇した魔獣
【名前】(魔獣自身の名前。種族とは別)
【種族】(その魔獣自体の種族をお願いします)
【特殊能力】(魔獣自体の持つ能力)
【備考】(その他付け足したいことがあれば)
最高コンマのレスを採用します
>>315
これでも良いのですが、遺跡の探索で何か古い道具を見つける、みたいなのは考えていました
募集とは書きましたが、中々案も集まらないので今回は魔獣との遭遇にします
【名前】ルク
【種族】不死鳥
【特殊能力】聖なる炎を司る
また血肉は万病に効く薬となる
【備考】美しい燃える羽を持った巨大な鳥
数百年近く地下遺跡で眠りについていた
あくまで寿命が無いという意味の不死であり、かつて乱獲され不死鳥という種は絶滅したとされていた
新魔獣はルクに決まりました
設定は>>322を参照
ラピス「あ、なんだか開けた場所に出ました……よ……?」ピタッ
クロエ「急に止まってどうしたのよ。何かあったの?」
ローラ「わ……!」
クリア「きゅー!」
ラピス「なんですかこれは……? 遺跡?」
クロエ「歴史的発見!?」
ローラ「この遺跡……さっきアルシェちゃんが拾った金貨の模様に似てるような」
クリア「きゅー♪」バサッ
ラピス「あ、クリア! 危ないですよ!」
クロエ「というかかなり奥まで進んだハズなのに……ここは嫌に明るいわね」
ローラ「山の逆側まで来たのかな」
クロエ「さすがにそんなには進んでないと思うけど……」
???「うるさいです……」ヨタヨタ
クロエ「!?」バッ
???「なんですか……あなた達誰ですか……」ノビー
クロエ「と、鳥? 燃えてる?」
ラピス「ろ、ローラさん……」
ローラ「え、え、え?」
クロエ「ローラ、この魔獣が何か分かるの?」
ローラ「分かる……けど、ありえないよ」
???「もしもし? そっちだけで盛り上がらないでくれます?」
ローラ「不死鳥は絶滅したはずだもん……!」
???「……あ、私のこと分かる人いたんですね」
クロエ「不死鳥?」
???「正解です、不死鳥です。名前はルクといいます」
ローラ「る、ルクさん」
ルク「はい」
ローラ「ふ、不死鳥って絶滅したはずじゃ……」
ルク「そうですね。私以外はみんな捕まったと思いますよ。なんでも不死鳥の血や肉は病に効くだとかで」
ローラ「生き残り……なんですか?」
ルク「そうですね。多分唯一の生き残りです」
ローラ「ど、ど、ど、どうしたらいいですか。保護してもらいますか」
ルク「あー、そういうのはいいです。黙っててもらえるのが一番ありがたいですね」
クロエ「こんなところに一匹でいてつまらなくないの?」
ルク「寝てましたからねー」
ラピス「寝てたって……本当に不死鳥って死なないんですか?」
ルク「そうですよ。水晶竜も久々に見ましたねー。それも人型とは」
ラピス「!!」
クロエ「ローラ、友達になれたりしないの? すごい魔獣なんでしょ?」コショコショ
ローラ「む、無理無理!」
ルク「そこの子面白いこといいますね。わたしと友達になりたいんですか?」
クロエ「この世に唯一の魔獣なんでしょう? そんなのと友達になれたらすごいじゃない」
ルク「ふふ、闇に包まれた魔力を持っているくせになんて真っ直ぐな心を……」
ローラ「ご、ごめんなさい! クロエちゃん不死鳥のすごさがあんまり分かってなくて……! すぐ出ていきますから!」グイグイ
クロエ「すごさくらい分かってるわよ。失礼ね」
ルク「行ってしまうんですか? あ、久々に起きたしわたしも外に行きますよ」バサッ
ローラ「ええええっ!」
クリア「きゅー!」
ラピス「あ、いないと思ったら探検してたんですか?」
ルク「水晶竜の子かですか……何かありましたー?」
クリア「きゅう!」
ローラ(ドラゴンと不死鳥が側にいる……! 緊張で胃が……)キリキリ
クロエ「せっかくだし私も少し中を見てくるわ。なにか面白いものでもあればいいけど」
ローラ「そ、そんな! ここルクさんの場所……!」
ルク「構いませんよ。別にわたしの場所でもないですし、他に誰もいませんし」
クロエ「なら遠慮なく」
安価↓~↓3
クロエ達が遺跡の中で見つけたもの
持ち帰れるものでも、特徴的なオブジェなどでも可
壁画ーー
クロエ「これは……」
ラピス「壁画、ですね……。それもほとんど損傷していない」
ルク「クロエって言いましたっけ、そこの闇の子」
クロエ「ええ、そうよ。クロエ・アートルム」
ルク「この壁画は昔の闇の魔法について描かれてます。何か参考になるんじゃないですか?」
クロエ(そう言われると……)チラッ
クロエ(黒く塗られた獣、何か儀式のようなものをしている人、なにより黒い魔法を撃っている人……確かに闇の試練のことが描いてあるように見える)
クロエ「め、メモしときましょう」カリカリ
ラピス「クロエさん、あちらの棚に書物が……」テコテコ
ラピス「あー、でもこれ古代文字で書かれてますね……。詳しい人じゃないと読めませんね、これは」ペラペラ
ルク「あ、わたしは読めませんよ。人とは関わらないようにしてたので、文字なんてもってのほかです」
クロエ「気になってたんだけど、ルクさんは人に追われるような魔獣のはずなのに、今私達と普通に会話してるのはなんでなの?」
ルク「簡単ですよ。敵意が微塵も感じられないからです」
ルク「特にそこの獣の匂いがする子は、心地よいくらい穏やかな気持ちが伝わってきます」
ローラ「わ、私獣臭い!?」クンクン
クロエ「気にするところそこじゃないと思うわよ……」
クロエ「あ、ラピスさん。その本持って帰りたいからもらえるかしら?」
ラピス「ええ、どうぞ。読める人が生きてるのか疑問ですが」
クロエ「……? 闇……魔……法?」
ラピス「読めるのですか!?」
クロエ「え、いや……読めるっていうか……分かったっていうか……」ペラペラ
クロエ「中身もまあ……とびとびだけど分かるところがあるわ」
ラピス「はー……不思議ですねえ」
クリア「きゅー!」ガッゴッ
ローラ「あ、ボールでも見つけた……の……」ピシッ
クリア「きゅー!」ゲシッ
ローラ「卵ー! だめだよクリア! それはおもちゃじゃないの!」パシッ
クリア「きゅう?」
ローラ「よかった、魔法で封印されてるから傷はついてない……」ホッ
ルク「持って帰ったらどうです? ここに置いてっても誰も得しませんし」
ローラ「う、うーん……」
ルク「持ってっちゃいましょうよ。ほらほら」
ローラ「わ、分かりました……」ギュッ
クロエ「そろそろ戻る? みんなも集まってくる頃だと思うし」
ローラ「うん、そうしよっか」
ルク「それじゃあ失礼して……」スッ
ぽしゅううう……
クロエ「あ、あれ? ルクさんは?」
ローラ「!!! か、空の召喚石に入ってる……!?」
クロエ「あ、じゃあ不死鳥手に入れたってこと?」
ローラ「そうだけど……あのレベルだと好きに出たり入ったり出来ちゃうんじゃないかな……」
クロエ「ほんとに騒がれずに外に出たいだけなのね」
ーーーーー
クロエ「お、みんないるわね」
楓「次はどこ行くのー?」
クロエ「そろそろ日も沈むし屋敷に戻るわ。探検はまた明日かしら」
楓「はーい」
ワイバーン「がう!」
ローラ「それじゃあ帰りもワイバーンに先導してもらうね」
ーーーーー
ーーー
ー
屋敷ーー
クロエ「よっと」ストッ
ローラ「ありがとね、ワイバーン」ナデナデ
ワイバーン「がうう……♪」
ナミネ「では、食事の用意をしましょうか」
アルシェ「!」ジュルリ
ティア【アルシェのことは任せてください】ガシッ
ナミネ「あはは……お願いしますね」
現在の目標
・楽しく遊ぶ
安価↓~↓5自由行動安価
二日目夕方~夜の行動を指定してください
ーーーーー
ーーー
ー
アルシェ「ごちそうさまでした」ペロリ
ナミネ「お粗末様です」
クロエ「さ、外で花火やるわよ!」
楓「クロエも持ってきてたの? 実はあたしも……」
ティア【私もこんなことがあろうかと】スッ
ヒカリ「みんな持ってきてたんだ……とか言ってボクもなんだけど」
ーーーーー
ごおおおお……
晶「やっぱキャンプファイヤーだよなー」ボオオ
クロエ「晶の魔法便利ね……」
ナミネ「や、火傷だけは気をつけてくださいね! いざとなったら私が水をかけますから!」
ラピス「……!」ワクワクワクワク
晶「よし、じゃあこのローソクにも火をつけて……」ボッ
晶「オッケー、みんな気をつけろよ」
楓「やっほー!」ボウッ
しゅううううう!
嵐「ネズミ花火打つぞー!」パシュッ
しゅしゅしゅしゅしゅしゅ!
デン「陽キャの遊び激しい……」
レナ「ほら、花火」グイッ
デン「あああ、ありがとう」
モミジ「……」ジッ…
イオ「……」ジイッ…
ぽとっ
モミジ「あ……落ちちゃった」
イオ「線香花火って難しいですね……」
ラピス「いやー、楽しいですねー花火って!」
晶「メイドさんはしゃいでんなー」
ヒカリ「……キャンプファイヤー用意したけど、これって何するのが正解なんだろう」
凜華「さあ……火を囲んでればとりあえずキャンプファイヤーっぽいかな」
晶「打ち上げ花火上げるぞー!」ボウッ
ばしゅっ!
ひゅ~~~~~……
どーーーーんっ!!
ラピス「おおー……!」
ローラ「きれい……」
モミジ「あ……!」
イオ「星が……」
ぱんっ ぱぱんっ
どーーーーんっ!!
ヒカリ「空を眺めるのも中々乙なものだね……」
ルク「空はどれだけたってもそうそう変わりませんねー」
デン「? 今何か……」
ローラ「き、気のせい気のせい」
クロエ「こんなに空がよく見えるなんて思ってなかったわ……」
レナ「……いい空ね」
ーーーーー
ーーー
ー
屋敷ーー
クロエ「今日はまだまだ遊ぶわよ!」
ヒカリ「これは……」
クロエ「王様ゲームよ!」
楓「おー! 王様になった人は命令できるってやつだよね、面白そう!」
クロエ「慌てるべからず」トンッ
凜華「飲み物まで準備してあるとは……周到だね」
クロエ「さ、改めて乾杯するわよ。せーの」
かんぱーい!
ーーーーー
ーーー
ー
ラピス(あら、そういえばこの瓶……お酒の瓶のような)
安価↓~↓3
1レスにつき2人まで指定、〇〇上戸など飲んだ際の変化なども併記可
被った場合はさらに安価↓
名前の上がった6人が酔っぱらいに
レスのコンマ二桁目が一人目の酔っぱらい度
コンマ一桁目が二人目の酔っぱらい度になります
1はほろ酔い程度
10は翌日記憶がないレベルです
0は10として扱います
この安価は酔った人を指定する安価です
安価募集の一行目に書くべきでした…
ヒカリ 3
嵐 1
ティア 1
モミジ 7
イオ 6
デン 10
ラピス(とりあえずお酒の便だけは除けておきましょう。皆さんまだ大して飲んでないみたいですし……)イソイソ
ヒカリ「くろえー……」トロン
クロエ「?」
ヒカリ「……」ポー
クロエ「変なヒカリね。とりあえずゲーム始めましょうか」サッ
クロエ「ルールは普通よ。引いたくじに王冠のマークがある人が王様。番号と指示を言って、それに従うこと」
クロエ「さあ、くじを引きなさい」
レナ「その言い方、あなたが今一番王様っぽいわよ」
イオ「……」キョロキョロ
楓「じゃああたしから……うおうっ!?」ビクッ
イオ「んふー……」ギュー
楓「な、なんだなんだ?」スッ
楓「ほら、イオも引きなよ」グイッ
イオ「ああ……」キョロキョロ
クロエ「くじならここよ」
イオ「はーい」ギュー
クロエ「!!? イオあなたどうしたの、何か変よ?」
イオ「どうもしてませんよー」ギュー
嵐「かえで、大丈夫か? 体調わるくないか?」ポー
楓「急になに、別にどこもおかしくないよ」プイッ
嵐「そっか……心配なんだよ……でも余計なお世話だったな……」シュン
楓「ら、嵐もなんか変だー!」
ラピス「あの……」オズ…
クロエ「?」
ラピス「クロエさんが用意したその飲み物……お酒が何本か混じっていました」
クロエ「は!?」
ラピス「何人かすでに酔った方がいます。早く気づいていれば……」
クロエ「この惨状はそういうことだったのね……面白いわ。このまま王様ゲームをやるわよ!」
ヒカリ「くろえ、今日も一緒にねようね」ポヤン
ティア「ひゅーひゅー、お熱いですねー」クスクス
クロエ「ティア!? こんな場で喋るなんて珍しい……」
ティア【もじがふらふらして○✕□※☆~】
クロエ「よ、読めない……」
ティア「なので喋ってまーす」クスクス
モミジ「ん……」ヌギッ
楓「う゛っ!」
嵐「だいじょーぶか!」
楓「巨乳を見て精神的にキツイだけだから大丈夫……」
嵐「そうか……」ホッ
デン「なーに脱いでんの。あ、そういう趣味? いいねー、いい脱ぎっぷりだねー」
モミジ「あつくて……」ユサッ
クロエ「そ、それ以上は脱がないようにね!」
モミジ「うん……」
デン「てかクロエ、早く始めようよー。ほらせーの、王様だーれだ!」
レナ(デンもおかしいわね)
王様が誰か&指示の内容 安価↓
指示の内容も「クロエとヒカリがくっついて座る」といったように人名を入れてオッケーです
指示の内容がハードな場合は最安価します
ゲームは5回くらいを予定してます
参加者
クロエ、ヒカリ、ローラ、レナ、凜華、モミジ、ティア、アルシェ、ナミネ、楓、晶、嵐、デン、イオ、ラピス
ヒカリ「あ、ボクだ」
クロエ「早速酔っぱらいに当たったわね……」
ヒカリ「んー……あ!」
ヒカリ「1番と2番はボクをなでなでしてください」
クロエ「い、1番……」
ローラ「2番……」
ヒカリ「ん」ズイッ
クロエ「よ、よしよし」ナデナデ
ローラ「え、えーっと……」ナデナデ
ヒカリ「んー」フニャ
クロエ「い、いつまで続ければいいのかしら」
ヒカリ「もっとお……」
ローラ「うう……」ナデナデ
デン「あー、いーね! いーねそういうの! 仲良し最高!」
レナ「デンうるさい」
デン「まままそう言わず! レナさんもどう? 私のこと撫でる?」
レナ「……」プイッ
デン「無視かー!」
ヒカリ「はい、もういーよ」
ローラ「ほっ」
クロエ「つ、次よ!」
王様が誰か&指示の内容 安価↓
アルシェ「アルシェが王様」
ナミネ「お菓子ですか?」
アルシェ「もちろん。5番はアルシェにお菓子を食べさせる」
ティア「ふふっ、私です、ふふふっ」
ナミネ「ではこれをどうぞ」
ティア「わあ、お菓子の山ですねえ」クスクス
ティア「はい、あーん」チョコ
アルシェ「あー……ん」パクッ
ティア「ひゃっ!」
ティア(ゆ、指咥えられてっ!? え、なにごとですか!?)
アルシェ(チョコもったいない……)
アルシェ「ぺろ……ちゅぷ……」
ティア「あわわわああわあわわわ」
ーーーーー
アルシェ「……ティアといるとドキドキするし、しあわせーってなる……」
アルシェ「これって……好き……なのかなあ……」
ーーーーー
ティア「わあああああああ!!///」ガタッ
クロエ「お、おしまいよ! 次!」
王様が誰か&指示の内容 安価↓
ナミネ「あ、私ですね~」
ナミネ「あまり激しくならないように……6番と14番が軽くスキンシップでお願いします」
モミジ「ろくばん……」
イオ「14です……」
ナミネ「あっ」
イオ「んー」ギュー
モミジ「んっ」
むにゅうっ
モミジ「はう……」
イオ「モミジさん肌あっつい……」スベスベ
楓「……」
嵐「かえで?」
楓「……くっ」
嵐「……よしよし」
ナミネ「とんでもない絵面になってしまいました……」
イオ「……」ギュー
モミジ「……」ギュー
クロエ「つ、次いくわよ! 離れなさい!」
イオ「やだあ」ギュー
王様が誰か&指示の内容 安価↓
レナ「あら、私が王様?」
レナ「そうね……少し疲れたから肩でも揉んでもらおうかしら。番号は……7番とか」
クロエ「私……」
レナ「へえ。じゃあ追加注文。この回は王様である私に敬語を使うこと。いいわね?」
クロエ「分かったわよ」
レナ「敬語」
クロエ「……分かりました」
ぐっぐっ
クロエ「こんな具合でよろしいですか?」
レナ「あー、上手いじゃない。その調子よ」
ローラ(クロエちゃんにマッサージを頼むなんて……)
ぐいっぐいっ
レナ「んっ」
ぐりぐり ゆさゆさ
レナ「あ、クロエ、ちょっと、待って」
クロエ「なんですか王様、はっきりおっしゃってください」
レナ「あっ、あっあっ、そこ、凝ってるから、やりすぎたら……!」
ぐりぐりぐりっ
レナ「~~~っっ!」ビククッ
クロエ「……満足されましたか? 王様」ニヤリ
レナ「こ、こっの……!」ヘナヘナ
ヒカリ「いいなあ……ボクもクロエにきもちよくしてほしい……」
クロエ「さー次々! そろそろ終わるわよー!」
王様が誰か&指示の内容 安価↓
次がラストです
デン「私が王様かー」
デン「そうだなー、好きな人の好きなとこ! 言えるだけ言ってみよー! 10番!」
嵐「おれだ」
嵐「やっぱ楓のことかなー」
楓「よせやい照れるぜ」
嵐「体調が良い時に走り回ってるの見るとこっちまで元気になるし」
嵐「毎日欠かさず鍛錬してるのはストイックだなあって思うし」
嵐「おせっかいな俺の小言もなんだかんだちゃんと聞いてくれるし……」
楓「ちょ、ちょい、その辺でいいんじゃないですかね」
嵐「だめだ! 言い足りない!」
楓「ひい」
嵐「胸を気にして色々手を出してるのは微笑ましいし」
楓「それは言うなよ!」
嵐「好物は最後まで取っておく派だし」
嵐「みんなから好かれてる……し……」ウト…
嵐「そういうとこぜーんぶ含めて……」ウトウト
嵐「好きだなって思う……」コテン
晶「おっと」ガシッ
晶「だとさ、楓さん」
楓「ああああああああああ……///」
クロエ「死屍累々ね……」
ティア「」←指を咥えられたショックでリタイア
イオモミジ「くぅ……すぅ……」←抱き合ったまま寝落ち
レナ「」←肩揉みの気持ちよさでリタイア
嵐「ん……」←喋り疲れて寝落ち
楓「」←褒められすぎて照れてリタイア
凜華「これはこのまま解散かな?」
クロエ「そうね。寝る部屋は昨日と一緒でも、別の人とでもいいわ」
晶「じゃあアタシはまず楓と嵐を寝かせてくるよ。あとでモミジとイオにはアタシの部屋で寝てもらって……」
デン「レナさんは私が連れてくー! やー、楽しいねえ、面白いねえ。旅行サイコー!」
晶「じゃあナミネ、アタシと同室になってもいいか?」
ナミネ「もちろんです。その前にティアさんとアルシェさんをお部屋に連れていきますね」
晶「ああ、頼んだ」
クロエ「じゃあ私達も部屋に戻りましょうか」
ヒカリ「ん……」コクン
二日目部屋割り一覧
クロエ、ヒカリ
ローラ、凜華
楓、嵐
ティア、アルシェ
レナ、デン
モミジ、イオ
ナミネ、晶
クリア、ラピス
部屋ーー
クロエ「さて、さっさと寝ましょうか」
ヒカリ「くろえ……頭撫でて……」クイクイ
クロエ「さっき命令で撫でたじゃない」
ヒカリ「なでなでされたまま寝たい……」
クロエ「たく、しょうがないわね。まず寝る準備しなさい」
ヒカリ「うん」
ーーーーー
ぽふっ
クロエ「ほら、撫でてあげるからさっさと寝る」
ヒカリ「……」ジー
クロエ「な、なによ」
ヒカリ「ぎゅーってしていい……?」
クロエ「はあ!?」
ヒカリ「くっつきたい……ダメかな」
クロエ「あーもー! あんたは子供か!」ギュッ
ヒカリ「!」
ぎゅう……
ヒカリ「おやすみ、クロエ」
クロエ「はいはい、おやすみなさい」
ぽんぽん なでなで
ヒカリ「……すう」
クロエ(もう寝た……)
クロエ(昨日みたいに誰かと話せるかしら)ムクッ
てくてく
誰が起きてきたか&夜会話の内容(何について話すか) 安価↓
入眠したばかりですがヒカリでも可
酔っぱらい組も可
クリア、ラピスも可
ヒカリ
眠りが浅かったのか、クロエが部屋に戻るとウトウト気味で起きてた。
ヒカリを寝かしつけるが、眠りに入る寸前にヒカリから好きと言われ変に意識して動揺してしまう。
(※ヒカリの『好き』は幼児退行してる影響もあって、あくまで母親に甘えたりして言ってるようなニュアンス)
部屋ーー
クロエ(誰にも会えなかったわ……)
がちゃっ
クロエ「ただいまー……」コソコソ
クロエ(早いとこ寝ましょう……)ポフッ
ヒカリ「……クロエ帰ってきた……」ギュッ
クロエ「ヒカリ起きてたの?」
ヒカリ「寝てたけど……クロエがいなくて目が覚めた……」
クロエ「……ヒカリってめちゃくちゃ甘えん坊よね……」ナデナデ
ヒカリ「うん……」ウツラウツラ
ヒカリ「クロエ……(甘えられるから)好き……」コテン
クロエ「」
ヒカリ「……んー」スヤスヤ
クロエ(い、言うだけ言って寝た!?)
クロエ「え、え、あ、ええっ……?///」
クロエ(寝ぼけてた……のよね。そうよね)
ーーーーー
ーーー
ー
朝ーー
クロエ「ふあ……」ムクッ
クロエ「……まあなんとなくそんな気はしてたわ」
ヒカリ「ほんっとうにごめんなさい」ドゲザ
クロエ「昨日の飲み物、お酒が入ってたみたいよ」
クロエ(用意したの私だけど……)
ヒカリ「酔ってたの?」
クロエ「さあ? 多分酔ってたんだと思うけど、どれがお酒かは知らないし……もしかしたらヒカリの隠された本能が出てきただけかもね?」
ヒカリ「それはない……と思いたい」
ヒカリ「あんな……同級生にあんなに甘えるなんて……!」
クロエ「とにかく、昨日のことは忘れるわ。ヒカリも早く忘れなさい」
ヒカリ「それができたら苦労しないよ……」
クロエ(さて、他の酔っぱらいの様子でも見に行きましょうか)
ーーーーー
嵐「うおおおお! 忘れろおおおお!」バリバリ!
楓「やーだよー」ヒョイッヒョイッ
嵐「あれはオレじゃない! オレはあんなこと思ってないからな!」
楓「えー? あんなことってー?」
嵐「だ、だから……! お前のことを好きだとか、そういう……!」
楓「ほーほー」ニヤニヤ
嵐「その顔やめろー!」バリバリッ!
クロエ(あそこは元気にやってるわね)
ーーーーー
きゃあああああああっ
クロエ「!?」
がちゃっ!
クロエ「どうしたの!」
モミジ「く、く、クロエさん! なんでもないよ、あはは……」モゾモゾ
イオ「む、虫が出てきてびっくりして……ね?」
モミジ「そ、そうそう! もういなくなったから平気」
クロエ「そう? なら良かったわ。朝から失礼したわね」パタン
モミジ「……」
イオ「……」
モミジ「あたまいたい……」ズキズキ
イオ「私もです……」ズキズキ
モミジ「それになんで下着で寝てたんだろう……」
イオ「だ、抱き合って寝てましたよね……」
モミジ「昨日の記憶はあるけど……熱くなって脱いで……そのまま寝ちゃったのかな」
イオ「多分……。お水飲みます?」
モミジ「うん……」
ーーーーー
コンコン
クロエ「レナー」
レナ「なに? 今手が離せないから入ってきてもらえるかしら」
がちゃっ
デン「おおおうああああうおおおおううう」ズキズキズキ
レナ「頭が痛いんだって」
クロエ「一番豹変してたものね……」
デン「痛い痛いなんでこんな痛いのもう死にたい」ズキズキズキ
レナ「黙って寝てなさい」
デン「あうう……」ズキズキズキ
レナ「これもお酒のせい?」
クロエ「多分」
デン「お酒? なんでそんな……飲んだ記憶もないのに……」
レナ「あんた酒臭いわよ」
デン「ひどい……このまま死にたい……」
レナ「私を部屋まで連れてきてくれたお礼分くらいは見ててあげるから、さっさと良くなりなさい」
デン「部屋まで……?」
クロエ「昨日立てなくなったレナを運んだのはデンよ」
デン「覚えてない……」
レナ「覚えてなくていいから。ほら水」
デン「ありがとう……」
クロエ「じゃあデンはしばらく任せるわね」
レナ「ええ。あとで合流するわ」
ーーーーー
ティア【おはようございます】サッ
クロエ「おはよう、ティア。アルシェは?」
ティア「アルシェはっ、ね、寝て、ます」カチコチ
ティア(好きだとか指咥えられるとかよく分からなくなって部屋から逃げてきたとは言えません)ドキドキ
アルシェ「ティア、いた」
ティア「っぴゃあああ!」ドキーッ
クロエ「あ、二人ともいるじゃない。準備して、あとで合流よ」
ティア「は、は、はい」
アルシェ「ん」コクン
ーーーーー
クロエ「中々面白いことになってたわ」
ヒカリ「多分本人達は面白がる余裕なかったと思うよ……ボクもそうだし……」
クロエ「今日は何が起きるかしらね」
現在の目標
・楽しく遊ぶ
安価↓~↓5自由行動安価
三日目朝~昼の行動を指定してください
これが島での最後の自由行動です
ローラ「あ、クロエちゃん」
クロエ「おはよう、ローラ」
ローラ「クロエちゃん、ルクさんが久々に飛びたいんだって。クロエちゃんも乗ってみる?」
クロエ「いいの?」
ルク「もちろんです」
ーーーーー
ばさっ! ばさっ!
ルク「いやー、気持ちいいですねー」バサバサ
クロエ「おおー!」
ローラ「あ、あれ晶さんじゃない?」
クロエ「砂浜走ってるわねー」
ーーーーー
晶「はっはっ……」タッタッタッ…
ラピス「精が出ますね。一緒に走っても?」
晶「メイドさんが付いてこれるか分かんないけど……いいぜ」タッタッタッ
ラピス「では失礼して……」タッタッタッ
ラピス「あの、毎日走ってるんですか?」
晶「まあな。体は資本だし、体力はあっても損しないし……」
晶(……? メイド服の裾が少し裂けてる? 誰かと喧嘩でもしたのか?)
ラピス「偉いですねー」
晶「もう習慣だからな。偉いとかじゃないよ」
ラピス「そこまで習慣化できるのが偉いんですよー」
晶「そう言われると少し照れるな」
晶(てかぜんぜんバテないじゃねーか。メイドすげえな!)
たったったっ……
晶「お」
ティア「あ」
ティア【おはようございます】サッ
晶「ああ、おはよう」トットッ
晶「朝から散歩か?」
ティア【キレイな貝がらを拾って記念入場券しようと】
晶「なるほどなー」
ティア【晶さんは何を?】
晶「アタシは日課のランニング。メイドさんも付いてきてるんだけど、この人思ったより体力あってびっくりしてる」
ラピス「恐縮です」フフッ
ティア【そうでしたか】
ティア【では気をつけて走ってくださいね。最後にケガとかシャレになりませんから】
晶「おう。じゃあな!」タッタッタッ…
アルシェ「ティア」
ティア「あ、アルシェっ」ドキッ
アルシェ「……なにしてるの?」
ティア「えと、その、綺麗な貝殻とかを思い出に持って帰ろうと思いまして」
アルシェ「思い出……」
ティア「で、では探すので失礼します」プイッ
アルシェ「アルシェも探す」テクテク
ティア「えっ」
アルシェ「これきれい……」キラキラ
ティア「し、シーグラスですね。波でカラスが磨かれたものです」
アルシェ「へえ……」キラキラ
ティア(ち、近くにいるだけでドキドキします……!)ドキドキ
ーーーーー
ーーー
ー
凜華「うう……みんなお別れだね……」
ワイバーン「がう……?」
凜華「みんなこんなに可愛いのに……」
雷鳥「ぴちち……」
凜華「なぜ別れは訪れるのか……」
ジャングルウルフ「わふう……」
ヒカリ「あ、凜華さんいた」
ワイバーン「がう!」タタタッ
ヒカリ「おっと……」ナデナデ
ヒカリ「また会おうね、みんな」
雷鳥「ぴい!」
ジャングルウルフ「ばうっ!」
凜華「……いいなあ」
ーーーーー
レナとデンの部屋ーー
レナ「まだ痛む?」
デン「うん……」
レナ「そう。何かしてほしいこととかあるかしら」
デン「……死にたい」
デン「迷惑かけないように……せめて旅行の間は邪魔しないようにって……思ってたんだよ……」
デン「でもだめだ……私やっぱいない方が良かった……」
レナ「おらっ」ドムッ
デン「ぐふっ!? 病人に肘……!?」
レナ「また死にたいとか言ったら次も肘いれるわよ」
レナ「ほんと気に食わない。なんでそんなに自信ないのよ。友達なんだから迷惑くらいかけなさいよ」
デン「友達……」
レナ「……ま、あんたが素直に泣き言言うくらいには弱ってるみたいね」
レナ「ほら、まだ出発までは時間あるから寝なさい」
デン「……うん」
デン(……こんなに純粋に優しくされたのなんていつぶりだろう……)
デン(迷惑かけて死にたい……けど、悪くない……かも)
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「そろそろ出発ね……最後に誰かと話す時間くらいはあるかしら」
誰と何をするか安価↓
相手は複数人でも、魔獣でもいいです
砂浜ーー
クロエ「ティア」
ティア【クロエさん どうかしましたか】
クロエ「砂浜にいるのが見えたから、ちょっとお邪魔しようかなって」
ティア【どうぞどうぞ】
クロエ「何か拾ってたみたいだけど……」
ティア【キレイなものを拾ってました】ザラッ
クロエ「おお……ガラス……貝殻……砂……綺麗ねえ」
ティア【でしょう】フフン
ティア【せっかく来たので、思い出に持ち帰ります】
クロエ「思い出……そうだわ」ヒョイッ
がりがり
ティア【地面に何を?】
クロエ「私が来た証を掘るのよ。……ま、すぐ波にさらわれると思うけどね」
ティア【私も書きます】
がりがり
クロエ「いろいろあったけど……楽しかったわね」
ティア【そう思います】
がりがり
ティア(ハート……いやこれはないですね)ケシケシ
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「荷物は持ったわね」
ローラ「準備できた人から乗ってね」
ヒカリ「けっこう楽しかったね」テクテク
凜華「いろんな(かわいい)魔獣にも会えたしね」テクテク
ナミネ「私は凜華さんの可愛い姿を見させてもらいましたけどね」テクテク
アルシェ「機内食……」ジュルリ
嵐「ふーっ、ふーっ」
楓「まだ怒ってる……ほら、早く乗ろーよ」
嵐「分かってるよっ」
ティア【終わってみればあっという間でしたね】テクテク
晶「だなー」テクテク
モミジ「ううーん……」ズキズキ
イオ「も、もうちょっとだけ頑張りましょう……」ズキズキ
レナ「デンももう少しだけ頑張んなさい」
デン「うう……」ズキズキズキ
ラピス「バレないように透明化して乗りますよー」コソコソ
クリア「きゅー……!」コソコソ
ーーーーー
空の上ーー
クロエ(あ……まだ砂浜のメッセージ残ってる……)
《楽しかった! また来よう!》
クロエ「ふふっ」
クロエ「さ、まだ夏休みはあるし……これからどうなるかしらね」
旅行が終了しました
自室ーー
クロエ「よっと……」ドサッ
クロエ(寮の部屋に戻ってきただけなのに、帰ってきたって感じがするわね……)
現在の目標
・夏休みを過ごす
・三年生最後の演劇のため練習する
安価↓~↓5自由行動安価
今後三日程度の行動を指定してください
5/10回目の行動です
7回目の行動終了時点で演劇部の大会へと移行します
島で見つけた古代の書物を何か分からないかとローラと一緒に校長室に見せに行ってみる。ローラからもルクの件でお願いをしようとすると、本人が顕現ししばらくはローラさんにお世話になりますとマイペースに挨拶
水晶竜に続いて不死鳥に気にいられるとかローラの能力はどうなってるんだと呆気にとられる樹
これもしかして>>387と>>389で割と被ってるからもう一個かな?
もしそうなら演劇部のモブ学生達に遭遇して旅行中の写真を見せる(※描写されてなかったけどちょいちょい撮ってたみたいな感じ)。
その中でやはり凛華・ヒカリの写真が好評で旅行中の二人がどれだけかっこいいかの話題に。
凛華のもふもふ好きやヒカリの甘えぶりは本人のために隠しつつ、自分含め限られた者しか知らない事実に何となく優越感を感じる。
もし既に足りてたら安価下で。
演劇部ーー
くるくま「さ、大会直前の全体休みは昨日で終わりだ! 大会までしっかり練習すること!」
はいっ!
レナ「……」グイッ
クロエ「体柔らかいわねー」
レナ「訓練したからよ」ペタンッ
レナ「私のことはいいからあなたもストレッチしなさい」グイー
クロエ「はーい」
ーーーーー
くるくま「さて、殺陣の動きの確認をしていこう。一年生も動きを観察するように」
ーーーーー
ーーー
ー
レナ「はっ、はあっ……」ゼエゼエ
クロエ「き、キツイ……」
凜華「一年生はまだまだ体力づくりだもんね……」ハアハア
くるくま「もう数日しか残ってないから、残って動きを確認したい人は言ってくれ! 今日はここまで!」
ありがとうございました!
クロエ「ふう……」スクッ
ヒカリ「あ、クロエも?」
クロエ「もちろん」
クロエ「くるくまさん、いいかしら」
くるくま「ん、ああ二人共。どうかした?」
クロエ「裏方だけれど動きの確認をしたくて。いいかしら?」
くるくま「ああ。舞台装置も考えながら動かさないといけないからね。歓迎だよ」
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「……こんなところかしら」メモメモ
ヒカリ「それよりほぼ全員が残ってることに驚いてますよ」
くるくま「一年生が勉強のために残ってるからなあ。そうそう気も抜けないんだよ」
クロエ「そういえば昨日はなんで休みだったのかしら。おかげで旅行の折り合いもついたんだけど」
くるくま「一回くらい休みを入れた方が精神的に楽になると思ったのと、私も旅行の予定があったからね」
クロエ「へえ。アルトさんと?」
ガタンッ
アルト「な、なんでバレた」
ヒカリ「あ、いたんですか」
クロエ「アルトさん仲良いし……くるくまさんが他の人と旅行に行くとこが想像できないわ」
クロエ「こっちは結構楽しかったわよ。そっちはどうだったのかしら」
アルト「こ、こっちもまあ……楽しかった……よ?」
くるくま「日帰りで温泉旅行さ。ついでに一つだけ舞台も見てきた」
くるくま「アルトの好きな……なんだっけ、そのうち貴方になるだっけか」
部員1「それって百合……むぐぐ」
部員2「くるくまさんは気づいてないんだから黙ってた方がいいよ……」コソコソ
部員1「はーい……」
アルト「ど、どうだった?」
くるくま「何回も言ったけど、面白かったよ。演技の参考にもなったし、刺激も受けたしね」
翌日ーー
ローラ「あ、クロエちゃん」
ルク「おはようございます」
クロエ「……出てていいの?」
ルク「念の為わたしのことも校長とやらの耳に入れておこうと思いまして。一緒に行きます?」
クロエ「へえ、面白そうね。ついていくわ」
ーーーーー
樹「……ローラさん」
ローラ「は、はい」
樹「……私の手に負えない魔獣を増やすの好きね」
ローラ「そ、そんな!」
樹「冗談よ。ルクさんがいいならここにいてください。もちろんどこにも連絡はしません」
ルク「助かります。あ、ちなみにローラ以外の人間の世話になるつもりは今のところないので、よろしくお願いします」
樹「え、ええ……」
樹(なんでこんなに魔獣に懐かれるのかしら……)
クロエ「そうだわ」パサッ
樹「それは?」
クロエ「ローラの島に洞窟があって、そこにあった本と壁画をメモしてきたの。何か心当たりとかないかしら」
樹「ふむ……」ペラペラ
樹「古代文字ね……それに魔法もかかってる。解読は難しいと思うわ」
樹「壁画は……見たことないわ。闇の試練っぽいけど、確たることは何も言えない」
クロエ「なんにも分からずじまいね……」
樹「古文の先生とかなら分かるかしら」
ルク「どうでしょうねー」マジマジ
ルク「解読するより魔力を適合させた方が理解できそうですよ」
クロエ「さっきから魔法がかかってるとか言ってるけど……それってどういうことなの?」
樹「解読して『読む』か、魔力を通して『理解する』かの違いよ」
樹「かかってる魔法に魔力を通じさせることができれば感覚で理解できる……とは言われてるわね」
ローラ「そんな本があるんですね……」
クロエ「私が少しだけ読めたのもそういうことなのかしら」
樹「ならクロエさんが魔力を通し続けた方が早いかもしれないわ。いきなり全部読めるようにはならないと思うけど、やらないよりはマシ」
クロエ「確かにね……。ありがとう、参考になったわ」
ローラ「それじゃあそろそろおいとましようか」
クロエ「そうね。失礼したわ」
ーーーーー
クロエ「ところでローラ」テクテク
ローラ「なあに?」
クロエ「ウィンさんとラピスさんが戦えるような場所に心当たりない?」
ローラ「ええっ、あの二人が……?」
クロエ「旅行で行った島とかどうかなって思ってたんだけど、あそこは魔獣がいるものね」
ローラ「うん。他にも似た島は何個か持ってるけど、どこもその土地の魔獣が住んでるから……」
ローラ「避難させてからか……あるいはスタジアムの貸し切りとか……?」
クロエ「そ、そんなことできるの?」
ローラ「あっ」
クロエ「?」
ローラ「造成中の土地があったような……」
クロエ「ぞうせい?」
ローラ「簡単に言えば地面をならしてる最中の土地のこと、かな?」
ローラ「マホリオ用の練習場を郊外に作るために、広い土地を確保してるの。そこなら人目にもつかないと思う」
クロエ「おお……」
ローラ「工事のスケジュールにもよるからまだなんとも言えないけど……」
クロエ「できそうな場所はあるってことね。いい報告ができそうだわ」テクテク
ーーーーー
ーーー
ー
部室ーー
凜華「今日は一年生が早かったみたいだね」
クロエ「って言っても夏休みだし、することもないだけよ」
モミジ「上級生は忙しいのかなあ……」
レナ「上級生の心配する前に自分の心配よ。みんなは宿題終わらせた?」
ヒカリ「ボクはもうすぐ終わるよ。劇の大会が終わってからゆっくり残りを片付けようかなって」
モミジ「私はまだ半分くらい……。でも多分ちゃんと終わります」
クロエ「私もヒカリと同じペースでやってるわ。同室だし、分からないところは教えあってね」
凜華「私はもう終わったよ。夏休みと言えど何があるか分からないから、早めに終わらせるのがポリシーでね」
レナ「へえ……みんな優秀なのね」
クロエ「とかいうレナはほとんど手を付けてなかったり?」
レナ「馬鹿言わないで。もうほとんど終わりかけよ」
レナ「……中学生の頃は宿題をやらない人がいたから面倒見てたの。まさかリリウムにそんな人はいないと思ってたけど、杞憂でよかったわ」
ヒカリ「じゃあ心置きなく部活に励もうか」
クロエ「そうね。凜華、基本の動きを確認したいのだけど……」
ーーーーー
ーーー
ー
現在の目標
・夏休みを過ごす
・三年生最後の演劇のため練習する
安価↓~↓5自由行動安価
今後三日程度の行動を指定してください
6/10回目の行動です
7回目の行動終了時点で演劇部の大会へと移行します
季節の変わり目だし風邪なら仕方ないね、お大事に。
ラピスとの戦いについてウィンに話をしようとするも見当たらず。運良く時雨に会えたので話を聞くとどうやらナナと二人きりで旅行に行っているとのこと。
その話の中で時雨にそっち系の知識がほとんど無いことを察し、そのギャップに驚く。
ティアから同じチームのよしみで恋愛相談を受けるナミネ。
一応『もしも友人から好きと言われたら』みたいにぼかした感じで相手もアルシェということを隠しているが、ナミネにはバレバレ(ただし本人の意思を汲んでバレていることは指摘しない)
限界越えるために自主練DA
>>402
これは魔法の自主練でしょうか
それとも演技の自主練でしょうか
本番のメイクのことで少し悩んでいたくるくま。
ピンと来たレナがデンを連れてきてくるくまに紹介してみる。
15時まで待ちます
それまでに本人が来なければもう一つ募集します
楓がボーッとしていたので声をかけたら驚かれた。
どうやら旅行最終日は平気な様子でからかっていたが、実は酔った嵐に言われたことがずっと気になってしまい発言を反芻しながら色々考えていたらしい。
部員1「おつかれさまでーーあ、クロエさん!」
クロエ「やかましいのが来たわね……」
部員2「私達やな奴?」
クロエ「いいえ。結構好きよ」
部員3「う、嬉しい……!」
部員1「ではそんな結構好きな私達に旅行の写真を……」
クロエ「はいはい。ヒカリと凜華も大変ねえ」スッ
部員2「あっお肉食べてるかっこいい」
部員3「山の中歩いてる素敵」
クロエ「バーベキューと探検中の写真かしら」
クロエ(みんなはヒカリが甘えん坊なことも、凜華が可愛いもの好きなことも知らないのよね……)チラッ
クロエ(なんか優越感ある……かも)
ーーーーー
ーーー
ー
くるくま「よし、今日はここまで! 衣装班とメイク班は少し残ってくれ」
レナ「……」
くるくま「大枠は今のままでいいと思うんだ。ただ、メイクの印象をもっと厳しくしたくて……」
メイク班「そうなると顔が真っ黒になっちゃいますよ。これ以上は……」
レナ「あの」
くるくま「ああレナくん。少し待っててもらえるかな」
レナ「メイクならいい人を紹介できるかもしれません」
くるくま「……え?」
ーーーーー
デン「な、なんで連れてこられたの。晒し物にされるの?」
レナ「しないわよ……」
レナ「部長、この子の魔法は肉体変化です。何かに役立てられませんか」
くるくま「ほう……どこまでできる?」
デン「え? 短時間ならどんな風にでも……」
レナ「やって見せたほうが早いわ。私をデンとそっくりにして」
デン「わ、分かった」フオンッ
レナ「……これがデンの魔法です」
くるくま「おお……! これは面白いね……」ペタペタ
くるくま「メイクではなく肉体そのものを変化させているから、表情もごくごく自然だ」
レナ「多少の骨格変化なら出演者全員分、上演時間の間はできると思います」
デン「そ、そんな全員分とか無理……あ、やっぱりそれだと役に立たないよね。せっかく呼んでもらったのに死にたグエッ」ドスッ
デン(肘が……!)ズキズキ
レナ「できます。デンの魔力なら絶対に」
くるくま「そこまで言うならぜひ手伝ってもらいたいな。どうだろうデンくん」
デン「や、やるだけやります……期待はずれだからって後から言わないでくださいね」
レナ「それはないわ。私が見込んだ魔法使いが期待はずれな訳がない」キッパリ
デン(なんでこんなに自分に自信があるんだろう……)
ーーーーー
食堂ーー
クロエ「あ、時雨さん」テクテク
時雨「君は……クロエか」
クロエ「覚えててくれたのね。光栄だわ」
時雨「印象深かったからね。それより何か用事かい?」
クロエ「ええ。ウィンさんを探してるんだけど、中々見つからなくて」
時雨「ウィンならちょうど今朝ナナと旅行に行ったよ。なんでも二人きりがいいそうだ」
クロエ「へ、へえ~……」ゴクリ
時雨「どこに行くのか尋ねてもお城だとナナにはぐらかされてな。この辺に城なんてないと言うのに……」
クロエ「それって……」
時雨「心当たりが?」
クロエ「い、いえ。知らないわね」
クロエ(時雨さんまさかそういうことを知らないのかしら……。大人っぽいのに意外だわ……)
クロエ(私がそういうことに特別興味がある訳ではないし……。興味別にないわよね? 変態じゃないわよね?)ドキドキ
時雨「クロエさん?」
クロエ「あ、い、いえ、ボーッとしてごめんなさい。帰ってくるのはいつ頃か分かるかしら」
時雨「一泊だから明日には帰ってくると思うが……何時頃かは聞いていなかったな」
クロエ「充分よ。とにかく明日まではいないのね」
時雨「ああ。帰ってきたらクロエさんが探してたと伝えておくよ」
クロエ「助かるわ」
クロエ(で……)チラッ
楓「…………」ポケーッ
クロエ(私が時雨さんと喋ってる間ずっとボーッとしてたわね)
クロエ「楓」
楓「うわっ、クロエ!?」ガタンッ
クロエ「ちょっと、いい反応してくれるじゃない」
楓「いやー、少し驚いただけだよ」ストン
クロエ「ずいぶんボーッとしてたけど何かあったの? 保健室まで連れていきましょうか?」
楓「あーいや、体調はいいんだ。大丈夫」
クロエ「体調“は”?」
楓「うぐっ……」
クロエ「何かあったのね。聞かせなさい」ストン
楓「や、大したことじゃないんだよ、本当に」
クロエ「いいから」
楓「……嵐が酔って言ってきたことが忘れられない」
クロエ「ああ、王様ゲームの……」
クロエ「朝には嵐のことからかってたじゃない」
楓「や、なんか思い返したらすごい照れくさいけど嬉しかったなーって……」
クロエ「ふむふむ……」
クロエ「微笑ましいわね」
楓「なにが」
クロエ「あなた達すごく互いを思い合ってるのにいつも意地張ってるから……」
楓「意地じゃないよ。嵐のおせっかいが嫌なだけ」
クロエ「そういうところよ。ホントにおせっかいが嫌なら嵐から離れるなりするじゃない」
楓「うぐう……」
クロエ「嵐に、素直に嬉しかったって伝えなさい。意地さえ張らなきゃもっと仲良くなれると思うわよ」
楓「もっと?」
クロエ「ええ。喧嘩はしなくて済むようになるかもしれないわね」
楓「そっか……」
楓「ありがとう、クロエ。あたしやってみるよ」スクッ
クロエ「手助けになれたなら何より」
楓「待ってろよ嵐! 次に照れるのは嵐だぞ! あーはっはっは!」タタタッ
廊下は走らない!
すみませんせんせー!
クロエ「……ふふっ」
ーーーーー
ーーー
ー
ー幕間
ティアとナミネの恋愛相談ー
ナミネの部屋ーー
ナミネ「どうぞ、オレンジジュースです」コトッ
ティア【ありがとうございます】
ナミネ「同室の方は帰省していていませんから、何でも話してくれて構いませんよ」
ティア【では相談ですが】
ナミネ「はい」
ティア【友人で、マホリオで同じチームで、仲良しの人から好きだと言われたらどうしたらいいですか】
ティア【私の話ではありませんが、参考に聞かせてください】
ナミネ(あらあら~。ティアさんとアルシェさんのことでしょうか)ホホエマー
ナミネ「そうですね~。結局は自分がどう思うか、ではないでしょうか」
ティア【自分がですか】
ナミネ「告白された側は、告白してきた子のことをどう思ってるんですか?」
ティア【大切な友人です】
ナミネ「踏み込んで聞きますよ。その子のことが好きですか?」
ティア「……」ムムム
ティア【女子きとカ丶 ちょつとわかりません】
ナミネ(分かりやすい)クスッ
ナミネ「あ、キスをするのを想像してみて、嫌でなければ……みたいな話は聞きますね」
ティア(キス……)
ティア「っ///」ボムッ
ナミネ「あら~」
ティア「ちがっ、これは少し話題が過激だっただけで……!」アワアワ
ナミネ(文字も書けないほど動揺してます! かわいい!)
ナミネはしばらくティアの反応で楽しんだという……。
ティア(私もアルシェのことが好きなんでしょうか……?)
そしてティアは何かに芽生え始めた様子……?
現在の目標
・夏休みを過ごす
・三年生最後の演劇のため練習する
安価↓~↓5自由行動安価
今後三日程度の行動を指定してください
7/10回目の行動です
7回目の行動終了時点で演劇部の大会へと移行します
旅行(意味深)から帰って来たウィンとナナが尋ねてきたのでラピスやローラを呼んで決闘の打ち合わせ(恋人のあらぬ誤解を防ぐためにナナも同席)。
日程やウィンの疲労(意味深)の都合から、演劇部の大会の数日後の深夜に行うことに。
……なお何故かナナがやたらツヤツヤしていた。
♡幕間
ウィンとナナの……♡
「うわっ、うわあ……」
ボクはナナと一緒に旅行に来た。
町中で美味しいご飯を食べて、時雨へのお土産を買って、今は泊まるためのホテルに来たところだ。
そう、ラブホテルに。
キョロキョロと周りを見回す。ガラス張りのシャワー室。引き出しの中には生々しい道具。一つ丸い物を取り出して、魔力を込めてみる。
ぶぶぶぶぶぶっ
すぐに魔力を収めて引き出しに戻す。
「ラブホテル……すごいな……」
緊張を無理に解すために何にもならない感想を吐き出してみたりするが、そわそわは消えない。
それもそのはず、これからボクとナナはここで繋がるのだ。身も、心も。緊張しない方がおかしい。
しかし、そういったことはすでに何度かしてきた。寮が同室なのをいいことに、キスをして裸で抱き合ったり……。
でも、どこかで学校だという意識があったのかもしれない。ボクが躊躇してしまうせいで、最後までできたことはないのだ。
だから夏休みという期間を使って、「する」ためだけに旅行に行こうと画策した。
そして今に至る。
「……うう」
手持ち無沙汰で、キョロキョロと辺りをまた見回してしまう。
シャワー室が目に入る。
ううんだめだ、それはだめだ。今はナナがシャワーを浴びてるんだから。ぶんぶんと頭を振って煩悩をかき消す。
ちなみにボクは先に浴びて、ラフな格好でベッドに腰掛けている。
……下着もなしにバスローブだけというのは心もとない。
「あっ」
やがてシャワーの音が止まり、ドライヤーの音が聞こえてくる。
ナナは髪が短いからすぐ乾くはずだ。
案の定すぐにナナは出てきた。ボクと同じくバスローブだけを身にまとって、テクテクと一直線にベッドへと向かってくる。
ナナがぼふっと隣に腰掛けると、それきり部屋の音は止まってしまった。
どちらも喋らなければ当然だろう。
つんとベッドに置いた指先同士が触れ合う。それだけで互いにびっくりしてしまい、手を離してしまう。
その拍子に目が合って、視線は離れなくなる。
じっと見つめあって、まるでボク達の間に引力が発生したかのようにゆっくりと顔が近づいていく。
そして。
「ん……」
ちゅうと柔らかい感触を唇に感じた。
胸がきゅんと甘くうずく。
なんでこんなに好きになってしまったんだろう。
最初はただ同室の子というだけだった。
魔法が下手くそだけど、練習を一生懸命やる子だと。
時々生傷を作ってきて、でもその度にボクにアドバイスを仰いでくる。
その内に、練習した魔法を見せようと張り切って目の前で失敗した時に、愛らしいなと思ったのが始まりかもしれない。
照れて笑う彼女を見て、ドキリとした覚えがある。
でもそんなきっかけは些細なことで、ずっと一緒にいる内に好きになるのは必然だったのかもしれない。
何事にも一生懸命で、優しくて、笑顔が素敵な女の子。
好きにならない訳がなかった。
正直に言って、去年の内には好きになっていたと思う。でもボクは恋愛なんてしたこともなくて、感情を持て余して。それから半年くらい経って、ナナに結婚式に招待された時には驚いた。
それをすんなり受け入れてる自分に、だ。
ナナと付き合いたかった。触れ合って、キスをしたかったんだとその時に知った。
もう、好きすぎて訳が分からなかった。初めてそんな気持ちになって、幸せだと感じた。
だから、幸せをくれたナナを今度はボクが幸せにしてあげたいと思えたんだ。
「ちゅ……ん……」
あ、だめだ。
こっちが幸せすぎてナナのことを気持ちよくさせてあげられる自信がない。
「えへへ……」
顔を離したナナは真っ赤な顔で微笑んで、恥ずかしそうにして。
「幸せすぎて……だめになりそうです」
なんて。
「な、ナナ~っ」
可愛い。ボクの彼女超可愛い。
たまらなくなって正面から抱きすくめ、全身でナナの温もりを感じる。
湿った吐息が耳をくすぐって、でもそれも心地よくて、ぎゅぎゅーっと子供のように抱きついたままの体制になる。
「ナナ好き~」
「私もウィンさんのこと大好きですよー」
あやされるように頭を撫でられる。
そしてぽてんとベッドに押し倒される。
「だから、今日はいっぱい触りますね?」
「……はい」
こういうとき、ナナは強い。積極的だ。
それが嫌かと言うとそんなことはなくて、そのギャップにさえきゅんときてしまう。我ながらチョロすぎるかもしれない。
バスローブをはだけさせ、ナナがボクの中心をなぞるように指を滑らせる。
ちょうど腹筋のあたりで止まって、ふにふにと圧迫される。
「な、なに~」
「ウィンのお腹、引き締まってて好きなんです」
「くすぐったいよ~」
笑みが溢れる。幸せな触れ合いだと感じる。
お腹を撫でている指先がつつつと上がってきて、やがてボクの膨らみへと差し掛かった。
「あっ……」
ふにっと触れられて、声が漏れてしまう。
そこそこな大きさはあると自負しているそれはナナの手を受け入れて、簡単に形を変える。
首元に覆いかぶさってきたナナはそのまま器用に手を動かしつつ、鎖骨のあたりに口をつけられる。
吸われた箇所が浮くような感覚に痺れて、頭がぽうっとしはじめる。
「ナナ……っ」
ぞくぞくと体が持ち上がる感覚やってきて、それは波のように全身を駆け巡っていく。
ナナはタイミングを見計らったように先端を摘んできて、今度はビリビリとした快感が襲ってきた。
耐えきれず脚が伸びるのを感じる。
「ふっ、あ……!」
ぶるっと全身が震えて、快感の波が一度引く。
でも当然ナナはやめたりしない。
このくらいのことは寮でもやってきた。本番はここからだ。
「触りますよ……」
こくりと頷く。
バスローブから腕を抜き、どちらも生まれたままの姿になる。
ナナの体は控えめだけれど、あまりに綺麗でドキドキしてしまう。薄く肉付いた体は健康的で、ツンと張った胸が可愛らしい。
「し、失礼します」
ゆっくりとボクの体に跨ったナナは胸同士をくっつけるように抱きついて、キスをせがんできた。
「んっ、んぅ……」
ちゅっちゅっと軽いリップ音が響く。
何度も触れているが、ぷるんとした唇はみずみずしく、ちっとも飽きることはなかった。
やがてトントンとノックの感触を受け、ボクはゆっくりと唇を開いた。
「ちゅる……れろ、ぢゅぷ……」
ナナの唾液が入り込んでくる。甘い気がする。
舌同士が絡まって、やがて「それ」は始まった。
ナナの魔法……魔力の譲渡だ。
手のひらなどで他者に触れることで、自身の魔力を他者に渡すことができる。
そしてその最も効果的な譲渡方法は粘膜の接触らしい。
「あっ、ななぁっ、んっ、ぢゅ……」
そして、これを抑えることはできない。
触れている限り際限なく魔力を渡してしまうし、キスをすればその性質は増すのだ。
「ごめんなさい、でも、止まんなくて……! ウィン、ウィン好きです……!」
「ひっ、う、~~~っ!」
じわーっと腰に熱が溜まって、爆ぜる。
もらう魔力の量は多く、絶頂して解放するしかないのだ。
……はじめてキスだけでイったときはびっくりした。
「ぷあっ……はあ、はあ……」
息を切らせてナナが顔を離す。体力という点ではボクに軍配が上がる。一度達したが、ボクはまだまだ動けそうだ。
下から見上げるナナの汗ばんだ額に前髪が貼り付いていて、なんだかやらしく見えた。
しかし、息を整える前にナナは次の行為に移ろうとしていた。
ボクの茂みをかき分けて、大切な部分に触れようとしている。
「あっ……!」
ぬちっと潤んだ音がして、少しだけナナが入り込んでくる。
入ってる。ナナの指を感じる。
「痛くありませんか……?」
ふるふると首を振る。大丈夫だから、続けてほしい。
察してくれたのか、ナナはさらにゆっくりと入り込んでくる。内壁のヒダを一つ一つなぞられているようで、とてつもなく興奮する。
やがて指を根本まで挿し込んで、ナナの動きは止まった。
「ナナの指が……」
「分かりますか? 今ここまで入ってるんですよ」
「ああんっ! あ、ばか、急に、だめ……!」
ぺしぺしと叩く。全然効いてない。くそう。
今度は指が抜けていく感触。体がついていこうとしているのが分かる。ナナの指を締め付けて、外に逃さない気だ。
しかし指が抜ける寸前で、今度はまた挿入される。
根本まで入れて、抜ける寸前まで抜いて、根本まで入れて。
その繰り返しなだけのはずなのに、ボクはどんどんと性感が高まってしまう。
ぬぷぷぷぷぷっ、ずろーーーっ、ぬぷぷぷぷぷっ、ずろーーーっ。
「はーっ、はーっ、あっ、あううっ!」
全身がふわふわして、だんだん何も考えられなくなっていく。
目の前で光がチカチカして、絶頂が近いことを教えてくる。
「なな、ぼく、もう……っ」
「はい、私の指でイってください」
その言葉と、ナナの指が突っ込んできたのがトドメ。
「う、んぅ……! ~~~~~っ!!」
ゆったりした指の動きにあわせて、腰が跳ねる。
全身をナナに包まれているような優しい絶頂。手も足も言うことを聞かないまま、ぴくぴくと震えている。
やがてその波が引いたのを見て、ナナはゆっくりと指を引き抜いた。
うあ、今「ぬぼっ」みたいな音した。
恥ずかしさで顔を覆いたくなる。
「気持ちよかったですか?」
「……うん」
でもナナが笑顔でそんなことを聞いてくるから、顔は隠さないでしっかり見つめる。
それに、まだ終わりじゃない。
ナナはまだ気持ちよくなってない。
腕に力を入れて体を起こそうとして、それをナナに止められた。
「えへへ、でもまだですよ。もっともーっとトロトロにしてあげますっ」
「へ」
にっこりと。
素敵な笑顔で言い放った。
「ま、待ったナナ! ボクもナナのこと気持ちよくしたい!」
焦って負けじと言う。というよりこのままされ続けたら腰砕けになる自信があった。
「え、あ……そうですよね。ウィンもしたい……ですよね」
こくこく。
少し考え込んだナナは、やがてボクに背中を向けるように頭を跨いできた。
目の前にナナの大切な部分がやってくる。そこは濡れて光っていて、ナナも興奮していたことを証明していた。
「な、舐め合いっこは……どうでしょうか」
「わ、分かった。やってみる」
実を言うとボクから何かすることはほとんどない。
ナナがしてくれて、ボクはされる側だからだ。
でも、ボクもナナを気持ちよくしてあげたいと常々思っていた。こっそり本で勉強もした。
その成果を発揮する時が来たのだ。
「ぺろ……」
「んっ」
舌先がナナに触れる。
熱くて、粘ついている。
清潔とは言えないような場所を舐めているのに、嫌な気はちっともしなかった。
本の内容を思い出す。
本ではこのあ「じゅずっ、じゅるるるっ!」
「ああっ! ななっ! あっ、むりっ、なめっこ、むりぃっ!」
「むりじゃないれふよー、じゅぷっ! れろ、ちゅうううっ」
ナナがボクの秘部を吸い上げている。
もうされるがままだ。本の内容の実践は無理そうだった。
舌がボクの入り口をなぞる。いつの間にかむき出しにされていたクリトリスも攻撃される。
「あ゛っ、このぉ、あほななぁ……! ひっ!? あっあっあっ、ごめ、ごめんなさいっ、あほじゃなっ、いうううううっ!!」
せめて一矢報いたい。眼前で物欲しそうに揺れるそこに再び舌を這わせる。
というより口をくっつけているだけだ。舌も狙ったように動かせないほど、快感に体を支配されている。
もごもごとナナに口づけている間も、容赦なくナナは責め立ててくる。技術はもはや天と地ほどの差があって、どうあがいてもナナには勝てそうもなかった。
「んっんっ、んぶ、ふーっ、ふーっ……! ぐちゅ、ぺろ……んむっ!? ぷあっ、あっあっあんっ! なな、だめ、またイく、イっちゃう……!」
その言葉を待っていたようにナナはクリトリスを甘噛みして、指で中を刺激してきた。
突然の指の挿入に脳はスパークし、ぶしゅうと下品な液体を撒き散らす。
「お゛っっ……!? んぐっ、うぅうううう……♡♡♡」
ナナが止まらない。
指を前後させ、さらに高みへと昇らせようとしてくる。
「やめ゛っ、も、もお゛むりぃっっ!!? あ゛、あ゛あああああああああっっっ!!」
視界が真っ白に染まって、何が起きてるのか把握できない。
体が激しく痙攣して、空に浮いているような、あるいは海に沈んでいるような前後不覚に陥る。
数分後に意識がはっきりして目についたのは、ベッドを通り越してカーペットまでをも濡らしていたボクの潮吹きの軌跡だった。
「ウィン、大丈夫ですか?」
ふるふる。
大丈夫じゃない。死んだかと思った。
「やりすぎました……ごめんなさい」
「気持ちよかったのは気持ちよかったから……謝らないで」
しゅんとしたナナを抱き寄せる。こんなに華奢で小さいのに、ボクを責めるときはイキイキしているのが不思議だ。
「それよりナナを気持ちよくさせてあげられなかったのが……」
今度はナナが首を振った。
「充分気持ちよかったです。ありがとうございます」
ナナはボクにお世辞は言わない。
ホントに気持ちよかったのだろう。嬉しい。
「さて、と」
ナナは一息つくとまたボクを押し倒して、その上に覆いかぶさってきた。
「続きといきますか」
「えっ」
逃さないぞと手首を掴まれる。
え、これ以上はよくない。死んじゃう。
「なんて、嘘ですよ」
くすっと笑って、ちゅっと触れるだけのキス。
そのまま横にころんと寝転ぶ。
「び、びっくりした~……」
「ウィンにあれ以上無茶はさせられませんから」
裸のまま抱き合い、上からシーツを被る。
人肌が気持ちいい。
暖かくなってきて、そのまま眠気もやってくる。
「ナナ、大好きだよ~……」
「私もウィン大好きですー……」
最後にもう一度だけキスをして、ボク達は眠りに落ちた。
明日帰るまでに体力回復してるといいな、なんて考えながら。
土日投下できなかったお詫びと、たまにはエロを書きたかったのでウィンナナです
安価の内容はまた後で投下します
演劇の内容が決まらず中々続きが書けてません
もう少し投下まで時間がかかりそうです
ごめんなさい、演劇は完全に管轄外のため手詰まりです!
皆さんの力を借ります!
【演劇のタイトル】
【演劇の内容】
を募集します
集まったものを上手いこと融合させて、書かせていただきます
安価↓から、数は制限せず募集します
お久しぶりです…
本当に申し訳ないのですが、正直演劇シーンが全く書けてません
演劇のことが分かっていないのもあるのですが、芯のある話にしようと思っても演劇シーンに何十レスも使うわけにもいかず、短くまとめるとなるとあっさりしすぎた演劇になる気がして、書き進められていない状態です
頑張って書いてますが、なかなか上手くいきません
待ってくれてる方がいるのはすごく励みになりますし、投げるつもりはありません
もう少しだけお待ちください
お久しぶりです
明日更新予定です
流石に期間が空きすぎたので、個人的にまとめた登場人物の特徴を貼っておきます(横長過ぎて見づらいかもです)
これでちょっとでも思い出してもらえれば幸いです
ほんとに期間空きすぎてすみませんでした…
https://i.imgur.com/JtXEU0U.png
翌日ーー
ウィン「クロエさーん」テコテコ
クロエ「あら、ウィンさんとナナさん。帰ったのね」
ナナ「はい。つい先程戻りました」
ウィン「で、時雨からクロエさんが話があるみたいだって聞いてやってきたんだけど……」
クロエ「ええ。ラピスさんもいた方がいいわね。あとローラも連れて……」
ナナ「なんの話ですか?」
ウィン「ドラゴンと戦わせてもらえるかもって話~」
ナナ「ドラゴン……?」
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「……よく食べるわね」
ラピス「人間のご飯は美味しいので」パクパク
ナナ(この人がドラゴン……)←ウィンから説明を受けた
ラピス「で、用事ですか?」
ローラ「えっと、お話は聞きました。人目につかない広い場所がいるんですよね」
ウィン「まさか見つかったの?」
ローラ「父に確認が取れました。スタジアム建設前の場所があるから、そこなら好きにしていいと。ただ手入れもしてないのでほぼ自然のままですが……」
ラピス「野生の魔獣はいないのですか?」
ローラ「土地の購入にあたって、魔獣除けの結界を張っているそうです。その分別の箇所を緑化して、生態系を崩すこともしてないと」
ラピス「素晴らしい配慮です。では場所は決まりですね」
ローラ「日程はどうしましょうか。可能なら早目にとは言われてますが……」
ラピス「すぐにでもいいですよ?」
ナナ「あ、待ってください。ウィンは少し疲れてるので、もう少しだけ日を空けてもらえると助かります」
クロエ「なら演劇のステージが終わった後でいいかしら。私も戦いを見てみたいし……」
ラピス「構いません。ローラさん、日程は大丈夫ですか?」
ローラ「はい。夏休み中くらいなら大丈夫ですので」
ラピス「では場所もスケジュールも大丈夫そうですね」
ウィン「う~、わくわくしてきた~!」
ーーーーー
ーーー
ー
大会前日ーー
くるくま「準備はいいね。夏休みで生徒が少ないとは言え、学校に残っている生徒や先生に見てもらえる最後の機会だ。しっかりやろう」
はいっ
くるくま「じゃあ始めよう!」
ナレーション『これより、演劇部によるステージ『華麗なる怪盗』を行います』
ビーーーーーッ
パチパチパチパチ
クロエ(走り抜ける影。足音だけが響く)
タタタタタタッ
デュート『おっと!』タタッ
凜華(ステージの真ん中に現われる怪盗デュート。彼女が今回の主役)
ウェイン『追い詰めたぞ、怪盗デュート……。大人しくお縄についてもらおう!』
デュート『はいはい、降参ですよ警備隊長さん』
モミジ(ここで暗転……。ここからが本番……!)
モミジ(暗転が明けて、高い塔の最上階の牢屋にデュートが閉じ込められたシーンから始まる)
デュート『おっと、こんなところに先客がいたとはね』
アルク(←凜華)『新入りか。ようこそ、天空の牢屋へ』
ヒカリ(しかし、デュートは即席のロープで窓から脱出。アルクを仲間にして城内へと忍び込む)
フレイ『あなた……誰……?』
デュート『お、お姫様……!?』
クロエ(潜入の最中、お姫様フレイとデュートは出会ってしまう)
フレイ『そう……怪盗……』
デュート『ええ。あなたに私は捕まえられないし、人を呼んでも無駄です。私の仲間が既に人払いは済ませている』
フレイ『……ならちょうどいいわ。誰にも見つからない内に、私を盗み出して』
デュート『……は?』
レナ(思いがけずお姫様を連れ出すことになったデュートはアルクと合流し、そのままお城から飛び出す)
クロエ(追われて、逃げて、デュートはついに国から逃げ出すことに成功する)
デュート『なぜお姫様は逃げたがるのですか』
フレイ『お城は息が詰まるから……あんなところ、何も楽しくない』
デュート『……ではもういいでしょう。私達にも都合がある。ここらでお別れです』
アルク『えっ? 逃がすのかい?』
フレイ『……そうね。ご苦労だったわ、デュート、アルク。褒めて使わせます』
モミジ(三人は別れ、そのまま夜に……。お姫様はその晩火もつけられず、通りがかりの商人に助けを請う)
フレイ『助かったわ。このまま凍え死ぬかと……』
商人?『助かったのはこっちですよ。まさかこんないい身なりのいい女が転がり込んでくるとはね!』
フレイ『!! 誰か……!』
デュート『やっぱりお姫様一人では無理ですか。魔弾【シュート】!』
商人?『きゃああっ!!』
フレイ『デュート……デュートぉ!!』ギュッ
フレイ『怖かった……怖かったです……』
デュート『おっと……よしよし』
ヒカリ(デュートはフレイを説得し、お城に戻すことにする。しかし、お城は混乱の最中にあった)
アルク『どうやらお姫様の捜索隊派遣で城の人員が薄くなったところに、賊が入り込んだようですよ』
フレイ『……デュート、そしてアルク。もう少しだけあなた達の力を貸して。……城を、国を救います』
デュート『仰せのとおりに』
クロエ(ここからは一年も全員参加の大アクションシーン)
ヒカリ(デュートに吹き飛ばされたり、アルクに見惚れてみたり、お姫様に鍋で叩かれたり。……そしてやがて一行はお姫様の部屋に辿り着く)
デュート『さ、本当に私達の手助けはここまでです』
フレイ『ええ。私、もう少し周りに感謝して生きてみるわ』
デュート『それが賢明です』
フレイ『さよなら、デュート』
デュート『……さようなら、フレイ』
クロエ(かつて実在したという大怪盗デュート。その舞台は静かに終わった)
クロエ(ゆっくりと拍手が広がってーー)
クロエ(気持ちのいい充足感が体を駆け抜けていった)
ーーーーー
ーーー
ー
生徒1「凜華さん! かっこよかったです!」
凜華「ありがとう、嬉しいよ」ニコッ
きゃーっ!
ーーーーー
楓「すごいな、これ。どうなってるんだ?」
レナ「魔法で顔を変えてるのよ。デンの魔法でね」
楓「あー、あたしもたまに胸大きくしてもらってるよ。そんな感じ?」
レナ「胸と同レベルとは思いたくないけど……そんな感じかしらね」
嵐(たまにどころか結構な頻度の癖に……)
ーーーーー
ウィン「アクションシーン良かったよ~、みんなかっこよかったね」
ナナ「ですね。デュートさんがお姫様を守りながら戦うシーン、キュンときちゃいました」
クロエ「結構評判いいわね……やられ役冥利につきる、かしら?」
ヒカリ「ちゃんと主役がかっこよく見えてるなら成功なんじゃないかな」
クロエ「それもそうね」
ーーーーー
樹「驚いたわ……こんな魔法の使い道があったなんて」
くるくま「レナくんの発案なんですよ。デン・ハザードの魔法なら大丈夫だと太鼓判でした」
樹「デン・ハザード……相当な魔法使いよね。トーナメントのときもそうだったけど、すごい魔力だわ」
くるくま「ええ。できることならうちの部に在席してメイク係になってほしいくらいです」
物陰ーー
デン「何かがおかしい……校長先生まで褒めるなんて盛大なドッキリとしか考えられない。恥をかく前に死にたい」
レナ「……」ドヤ
デン「なんでそっちがドヤ顔……」
ーーーーー
ーーー
ー
くるくま「1年生、初めての舞台はどうだった?」
モミジ「き、緊張しました……」
凜華「練習とは全然違いました」
レナ「でも……」
クロエ「でも楽しかったわ」
レナ「私のセリフ!」
くるくま「ふふっ……みんなも応援してくれてる。明日も頑張ろう!」
はいっ!!
ーーーーー
ーーー
ー
自室ーー
クロエ「ヒカリ、最後のアクションシーンの動きを確認しない?」
ヒカリ「うん、いいよ。ボクも確認したかったし」
クロエ「ヒカリは凜華と一対一で戦うシーンがあるものね。その辺確認しましょうか」
ヒカリ「お願いするよ」
クロエ「アルクに扮した凜華が走り抜けようとして……」テクテク
ヒカリ「ステージの真ん中を切ったところでボクが飛び出す」タタッ
クロエ「アルクが数歩後ずさって、向かい合って立ち会う」サササッ
ヒカリ「『賊の仲間か。撃ち倒してくれる!』」バッ
クロエ「で、アクションシーン。避けて……」ヒョイ
クロエ「逆手でシュート」ブンッ
ヒカリ「下がって避けて……」スッ
クロエ「追いかけてシュート」テクテクブンッ
ヒカリ「シールドで弾いて、煙幕の中からシュート」ブンッ
クロエ「バク転で避けて……バク転できないから歩くわね」ササッ
クロエ「で、しゃがんだ状態でシュート」
ヒカリ「『くっ!』……で、杖を弾き飛ばされて」
クロエ「『悪いけど、先を急ぐから失礼するよ!』……アルクは杖を折って逃げる……と」
ヒカリ「こんな感じかな」
クロエ「美系二人のアクションシーンだからね、ちゃんと上手くやるのよ」
ヒカリ「はは、善処するよ」
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「さてと……マッサージしてあげる。明日に疲れ残しちゃいけないしね」
ヒカリ「お、お願いするよ……」ドキドキ
ぐっ
ヒカリ「んっ……!」
ぐいっ ぐいっ
ヒカリ「はぁっ……あっ……!」
ぎゅーーー……っ
ヒカリ「んんんんっ……!」ピクンッ
クロエ「はい、こんなもんかしらね」パンパン
ヒカリ「ど、どうも……」
ヒカリ「じゃあ、お礼。ボクもマッサージしてあげるよ」
クロエ「お願いするわ」コロン
ヒカリ「よっ……」
ぎゅっ ぎゅっ
クロエ「あー、気持ちいいわ……」
ぐりぐり
ぐいーっ
ヒカリ「どう……かな」
クロエ「うん、楽になったわ。よく寝れそう」
ヒカリ「良かった。じゃあ寝よっか?」
クロエ「ええ。おやすみなさい」
ヒカリ「おやすみ、クロエ」
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「……」
ヒカリ「……」
クロエヒカリ(ね、寝れない……)
クロエ「ヒカリ……?」ボソッ
ヒカリ「な、なに?」
クロエ「あ、起きてた」
ヒカリ「クロエも寝れない?」
クロエ「ええ。緊張してるのかしらね……」
ヒカリ「外出てみよっか。リラックスできるかも」
クロエ「そうするわ……」ムクッ
ーーーーー
モミジ「あ……二人とも」
クロエ「モミジも寝れなかったの?」
モミジ「うん。あ、二人もロビーに来てみて」
ヒカリ「? うん……」
ロビーーー
凜華「あ」
レナ「集合しちゃったわね」
クロエ「みんな……」
モミジ「お部屋にあったミルク温めてきたんだ。水筒に入れてきたからみんなで飲もうよ」
ヒカリ「ありがたいな。これで眠れるかも」
レナ「いただくわ。ありがとね」
モミジ「えへへ……」
クロエ「やっぱりみんなも緊張で寝れない?」
レナ「そうね……緊張してないって言ったら嘘になるわ」
凜華「私もだよ。ちゃんとアルクをやれるか不安で……」
ヒカリ「大丈夫。今日の演技も上手くいってた。殺陣のシーンならボクもサポートするし、凜華さんならいけるよ」
モミジ「わ、私もほとんど裏方だけど、頑張るから……!」
レナ「気負いすぎない方がいいわよ。リラックスして、真剣に臨めば上手くいくわ」
クロエ「そうそう。大きい大会は初めてなんだから、精一杯やるだけよ」
レナ「自分に言い聞かせてる?」
クロエ「うっ……まあ半分くらいは」
凜華「ふふ……そうだね。みんなありがとう」
モミジ「ふあ……」クシクシ
凜華「そろそろ寝ようか。今なら落ち着いて眠れそうだ」
クロエ「そうね。じゃあ明日、頑張りましょう」
おーっ
ーーーーー
ーーー
ー
翌日、会場ーー
クロエ「……」キョロキョロ
がやがや がやがや
クロエ「人多いわねえ……」
レナ「これでも参加校はかなり絞られてるはずよ。全国の学校集めてたら一日じゃ終わらないし」
くるくま「他の学校よりまず自分たちだ。さ、準備しよう!」
はいっ!
ーーーーー
???「ぐるる…………」
ーーーーー
審査員『ーー学校の皆さんありがとうございました。1時間のセットタイムの後はリリウム魔法学校の発表となります』
くるくま「ステージ上は最初の配置に。舞台装置も動かしやすいよう脇に備えてくれ。裏方の子は控室で台本の確認。さあ時間がないぞ!」パンパン
ばたばた ばたばた
ーーーーー
ーーー
ー
ーーギイン! ゴウッ!
くるくま(よし、ここまではいいぞ。アクションシーンも昨日より上手くいってる……!)
近衛兵(←ヒカリ)『賊の仲間か! 撃ち倒してくれる!』
???「ぐるる……」
アルク『な……』ザザッ
アルク(真っ黒い……獣? まさかあれは……)
クロエ(闇の魔物!? そんな、ステージに出てくるなんて……)
ヒカリ(こうなったら……)チラッ
凜華(ああ……!)コクン
近衛兵『や……やれ! 魔獣よ!』バッ
???「ぐあう!!」
アルク『氷弾【アイスボール】!』ギッ
???「ぎゃうん!」ドサッ
???「ぐるあああ!!」バッ
アルク『もう遅い……冷塵魔法【アイスフィールド】!』キンッ
???「……」カチンコチン
近衛兵『くっ……足が……!』ガチガチ
アルク『悪いけど、先を急ぐから失礼するよ!』タッ
くるくま(よし暗転! 今の内に闇の魔物を舞台袖に!)
ヒカリ(はい!)サササッ
ーーーーー
ーーー
ー
ビーーーーーーーッ
審査員『マホリオ魔法学校の皆さんありがとうございました。1時間のセットタイムの後はーー』
くるくま「皆、お疲れ様。審査終了まで時間があるから、それまでは各自自由行動だ。他の学校の生徒に迷惑だけはかけないよう、好きに過ごしてくれ」
くるくま「あ……凜華くんとヒカリくんは来てくれるかな。皆は一旦解散だ」
凜華「はい」
ヒカリ「はい」
クロエ「……」ササッ
ーーーーー
くるくま「君たちの戦闘シーンに出てきた魔獣は……」
ヒカリ「多分、クロエの……」
凜華「闇の試練、というやつかと」
くるくま「やはりそうか……。学校内は結界があるから失念していたよ」
くるくま「でも、よくやってくれたね二人とも。シーンの大筋を壊すことなく進めてくれて、舞台袖で魔獣の対処もしてくれた」
ヒカリ「いえ、できるだけのことをしたまでですから」
くるくま「いや、助かったよ。それだけ聞きたかったんだ。二人も時間まで好きにしてくれ」
ヒカリ「はい。失礼します」ペコリ
クロエ「くるくまさん……」オズオズ
くるくま「お、クロエくん。お疲れ様」
クロエ「さっきの舞台、私のせいで魔獣が……」
くるくま「大したことないよ。審査員に変な印象も持たれてないしね」
くるくま「それより、クロエくんもいい演技だった。よくやったね」
クロエ「え、ええ……」
くるくま「ほらほら、せっかくの自由時間なんだから他の舞台見るんでもいいし、他の部員と話しててもいいんだから」グイグイ
くるくま「君は愛されてる。部員みんな君のことを迷惑だなんて思わないよ」ボソッ
クロエ「え……」
くるくま「ほら行った。こっちもアルトと落ち合う用事があるんだから」
クロエ「ええ。し、失礼したわね」
クロエ(……ありがとう、くるくまさん)
自由時間ができました
何をして過ごしますか?
1.他の学校の演劇を鑑賞(カサブランカ魔法学校の舞台を見に行きます。誰かと見ることも可能)
2.誰かと談話(誰と何を話すかも指定。人数制限なし)
3.その他(自由安価)
犯意無いけど↓1(=>>480)ってことで大丈夫かな?
>>482
あああそうです
久しぶりすぎて安価の投げ方も忘れてしまったようで…
続きはまた明日投下します
おつおつー
あと関係ないけど>>478で「マホリオ魔法学校」になってるね
>>485
ミスです
正しくはリリウム魔法学校です
お恥ずかしい…
クロエ「ローラ」
ローラ「クロエちゃん、どうかした?」
クロエ「せっかく来たんだから、他の学校の発表でも一緒に見に行かない?」
クロエ「あ、私達の学校のだけ見て帰るつもりだったなら止めないわ」
ローラ「助っ人同好会は今日一日お休みだし、見ていこうかな」
クロエ「そう? じゃあ……あ、カサブランカが次にやるみたい。見に行きましょうか」
ローラ「うん!」
ーーーーー
ビーーーーーーーッ
クロエ(舞台は豪華絢爛な一室。そこに佇むお姫様が一人)
フロウ(←舞)『……』
コンコンっ
リエル『失礼します、お嬢様』ペコリ
フロウ『リエル……』
ローラ(お姫様フロウと、使用人のリエル。少しの語らいの後、リエルは部屋を後にする)
クロエ(その後も、部屋に様々な人が訪ねてくる。母、兵士、市民……。会話の中でゆっくりとお姫様と国の置かれた状況が明かされていく)
兵士『敵はもうすぐそこです。このまま籠城していても仕方ありません』
母『なりませんよ、フロウ。あなたはこの国の姫なのですから。練習で一番腕が立つといっても所詮は練習。戦場なんかに行かせはしませんからね』
ローラ(その後も部屋への訪問は続いた。そして、お姫様も確実に変わっていった)
リエル『お嬢様、お呼びですか?』
フロウ『こっちに来て』ポンポン
リエル『はい』
フロウ『敵がすぐそこまで来ているらしいわ。知ってた?』
リエル『はい。城内はその話で持ちきりですから』
フロウ『……』ギュッ
リエル『お嬢様?』
フロウ『好きよ、リエル。愛してる』
リエル『……私もです、お嬢様』
フロウ『うん、ありがとう……。それだけ。持ち場に戻っていいよ』
リエル『……失礼します』パタン
フロウ『大好きだから……守るんだ。リエルも、この国も』
クロエ(そして、お姫様は戦場に出て、討たれて……。リエルがその亡骸を抱いて、幕が降りた)
ビーーーーーーーッ
ーーーーーー
ローラ「す、凄かったね……」
クロエ「ええ……。ほぼ一つの場面だけで心情の変化をあそこまで繊細に表現するなんて……」
審査員『カサブランカ魔法学校の皆さんありがとうございました。1時間の協議の後は表彰となります。全参加者は時間までに大ホールの観客席に着席してください』
クロエ「いよいよ表彰ね……。うちはどうかしら」
ローラ「ドキドキするねえ」
ーーーーー
ーーー
ー
1時間後ーー
審査員『皆様、お疲れ様でした。これより表彰に移ります。先立って、特別審査員よりご挨拶いただきます』
真凛『皆さんこんにちは、水津真凛です』
ざわっ
真凛『特別審査員ということで皆さんの舞台を見させていただきました。どの学校も素晴らしい演技で、私も一緒に舞台に立ちたいなーって思ったり』
クロエ「ちょっと、あれお母さんじゃないの?」コショコショ
凜華「審査員やりに来てたなんて知らないよ……!」
真凛『ま、挨拶はそこそこに表彰に移りましょうか。甲乙つけがたかったんですが……そこは大会ですからね。では、優秀賞3校から発表していきます』
リリウム演劇部の結果
コンマ↓1~3の合計
0~100 選外
101~150 優秀賞
151~250 特別賞
251~300 最優秀賞
真凛『優秀賞、特別賞は以上です。……最後に最優秀賞を発表します』
真凛『最優秀賞は……カサブランカ魔法学校演劇部。演目は「亡国姫の最期」です』
くるくま「…………」
真凛『本当に、皆さん良い舞台でした。どの学校も非常に良い演技で……願わくばこの経験を糧に、さらに成長してほしいと思っています。……表彰は以上です』ペコリ
審査員『賞状と盾の贈呈を行います。受賞校代表の方は登壇をお願いします』
ーーーーー
ーーー
ー
くるくま「皆、今日までありがとう。入選はできなかったけど……でも、今までで最高の舞台ができたと思ってる。皆と演じられて本当に嬉しかったよ」
クロエ「私の……」
くるくま「クロエくん、それ以上は言わなくていい。さっきも言ったが、魔獣の介入はなんの問題にもなってないんだ」
くるくま「……私達3年はもう舞台には立たない。次の舞台を創り上げるのは君たちだ。これからは一観客として、君たちの舞台を楽しみにさせてもらうよ」
くるくま「それじゃあ、学校に戻ろう」
はいっ!!
学校、部室ーー
くるくま「終わったんだな……」
アルト「くるくま……」
くるくま「アルト。どうかしたの?」
アルト「お、落ち込んでないかなって……」
くるくま「うーん……そうでもないなあ」
くるくま「そもそも、あの会場に入れるのが全国でも一握りの学校だけだからね。評価はされてたんだって思うよ」
アルト「そか」
くるくま「それにさ、実はこれからがすごく楽しみなんだよね」
アルト「これから?」
くるくま「一年生に、あの水津真凛の娘、凜華くんがいる。まだまだ技術は荒削りだけど、演技に真面目なレナくんがいる。天性の役者のモミジくんとヒカリくんがいる」
くるくま「ただまあ……実は一番気にしてるのはクロエくんなんだけどね」
アルト「クロエさん?」
くるくま「彼女には人を惹き付けるカリスマというのかな、そういうのを感じるんだ」
アルト「ああ……部活勧誘の時のこと覚えててくれたの嬉しかったもん」
くるくま「そう、人に愛される天才。彼女はしれっと人がされて嬉しいことをするもんだから、演劇部の中でも人気でね」
アルト「へええ……」
くるくま「2、3年生からは凜華くんやヒカリくんが人気だけど、1年生の中ではクロエくんが中心になることがすごく多いし……」
アルト「確かに。あんまり一人でいるところ見ないかも」
くるくま「うん。だから彼女のこれからにはすごく期待してる。一枚岩になった演劇部が見られるかもしれない、ってね」
アルト「ふふっ……」
くるくま「?」
アルト「くるくま、本当に楽しそう。いい後輩を持ったね」
くるくま「そうだね。本当にありがたいことだ」
アルト「……ねえ、演劇部の話もっと聞かせてもらってもいい?」
くるくま「もちろん!」
ーーーーー
ーーー
ー
翌日ーー
くるくま「おはよう、皆。今日はミーティングだけだ。そしてこれからは本当に1、2年生だけになる」
くるくま「ミーティングの内容は……新部長決めだ」
ざわざわ
クロエ「新部長……」
演劇部新部長のプロフィールを作っていきます
テンプレート↓
【名前】
【容姿】
【性格】
【得意魔法】
【備考】演劇部新部長。
安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
【名前】西條 澄夏(さいじょう すみか)
【容姿】オレンジのツインテールのロリっ娘。ツインテールはやたら長く、背丈と同じぐらいある。
【性格】背伸びしたがる性格で子供のように扱われることを嫌うが、そのせいかむしろ子供っぽく見える。
【得意魔法】物体(自分以外の生物除く)の硬度を自在に変えることが出来る。一度に使える対象は一つまで。
【備考】演劇部新部長。背伸びしたがる性格から部長に立候補し、何だかんだで熱意を買われ部長に抜擢された。
演劇部ではマスコット扱いされており、クロエ達含む下級生からも『すみちゃん』と呼ばれている。部長になってからはその度に『すみちゃんじゃなくてぶちょーって呼びなさい!』と否定するが一向に直してもらえない。
容姿のせいか幼女系ヒロイン役がよく回される。
【名前】早水 百合江(はやみ ゆりえ)
【容姿】黒髪ロングヘアー。背は高めで中々の巨乳。
【性格】おっとりした礼儀正しい性格のお嬢様。語尾がデフォで『ですわ』
【得意魔法】投影魔法。映像をプロジェクターのように空間に投影することが出来るが、自身のイメージしたものを直接映すことも出来る。
【備考】演劇部新部長。ローラほどではないが(そもそもローラが規格外すぎる)名家のお嬢様。
名は体を表すのか、女性同士の恋愛を見ることを好む百合っ娘。
彼女の魔法がプロット作りに役立つことや(百合作品への)凄まじい情熱から部長へと推薦された。
1.ステラ
2.澄夏
3.百合江
↓から投票
投票レスのコンマの合計が最初に150を超えたキャラが新部長となります
本日中に誰も150に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが新部長となります
自分の作成したキャラには投票できません
150ピッタリって想像していなかったんですが、言葉の意味的には「超える」はその数値を含まないそうです(つまり151以上が該当するみたいです。さっき調べました)
ただその時点でアナウンスをしなかったのもあり、3の百合江にも票が多く集まっているのも事実です
よって、↓から決戦投票を行いたいと思います
1.澄夏
2.百合江
の二人に投票をお願いします
コンマの合計が先に100以上になったキャラを新部長とします
新部長は早水百合江に決まりました
設定は>>500を参照
ーーーーー
ーーー
ー
くるくま「……というわけで、協議の結果が出た」
くるくま「早水百合江くん、君が次の部長だ」
百合江「はい! 誠心誠意当たらせてもらいますわ!」
くるくま「これからは百合江くんを中心に部活に励むこと。じゃあバトンタッチだ」
百合江「皆様これから一年間よろしくお願いいたしますわ」ペコリ
百合江「堅苦しい挨拶も不要でしょう。今日はこのミーティングだけで終了ですので、皆様ごゆっくりお休みください。では解散ですわ」
お疲れ様でした!
くるくま「じゃあ部長の仕事の引き継ぎをするから、百合江くんはこっちに」
百合江「はい」
部長が交代し、3年生が引退しました。
現在の目標
・夏休みを過ごす
安価↓~↓5自由行動安価
今後三日程度の行動を指定してください
8/10回目の行動です
8回目の行動終了時点でウィンvsラピス戦へと移行します
食堂ーー
うふふ…… うふふふふふ……
クロエ「百合江さん?」
百合江「うふふ……あら、クロエさん」
クロエ「ずいぶん機嫌いいけど……引き継ぎは終わったの?」
百合江「ええ。部長会議がいつだとか、今後のスケジュールだとかを聞いただけでしたし。機嫌がいいのは……うふふ、あれですわ」
クロエ「?」
ティア「……」アーン
アルシェ「あむっ」
クロエ「ティアがアルシェにおやつあげてるだけじゃない」
百合江「あの距離感……たまりませんわぁ」
クロエ「???」
百合江「あとあっちも……」
嵐「楓、これ食べとけ」
楓「えー、おやつにサラダって……」
嵐「いいから! 体にいいんだからほら!」
クロエ「また喧嘩してる……」
百合江「じゅるっ……おっとよだれが……」フキフキ
クロエ「?????」
百合江「まあ……仲の良い二人を見て癒やされていたわけですわ。お気になさらず」
百合江「それより、食堂にいらっしゃったということは何か食事でもしに来たのでは?」
クロエ「そうだった、部屋にローラが来てたからおやつを拝借しに来たんだったわ」
百合江「幼馴染百合ごちそうさまですわ」ボソッ
クロエ「それじゃあ失礼するわね」
百合江「はい」ニコニコ
自室ーー
クロエ「はい、ローラ。飲み物も持ってきたわ」コトッ
ローラ「わ、ありがとー」
クロエ「もうちょっとで夏休みも終わるわねえ」
ローラ「うん。すごく充実してたよ」
クロエ「でも、ウィンさん達の戦いも見届けないとだし……まだまだ落ち着けそうにないわね」
ローラ「あ、場所の確保は大丈夫だったよ。人払いもしてるから好きなだけどうぞって」
クロエ「じゃあ安心して暴れてもらえるわね」
クロエ「そうそう、助っ人同好会って引退とかあるのかしら?」
ローラ「んーと……先輩達は自分たちで仕事の量を調整してるから、厳密には引退とは言わないかも。ゆっくりフェードアウトしてく感じかなあ」
クロエ「なるほどねえ……」
ローラ「演劇部は大会が終わったから……」
クロエ「ええ、世代交代よ。次の部長は早水百合江さん……って言っても分からないかしら」
ローラ「……会ったことある……かも」
クロエ「意外な接点ね……どこで知り合ったの?」
ローラ「昔立食パーティーに行ったとき、年が近いからって一緒にお話ししてたの。早水さんって芸術家の名家で、それでお呼ばれしてたみたい」
クロエ「ふうん……」
ローラ「百合江さんはお話を読んだり書いたりするのが得意だって聞いたよ。幼馴染がいるって言ったらすごい興味持たれてね、たくさんクロエちゃんのこともお話ししたんだよ」
クロエ「……」
百合江『たまりませんわぁ』
クロエ「なんか想像できるわ……」
ローラ「……今聞いていいことか分からないんだけど、闇の試練の方はどうかな? なにか進展はあった?」
クロエ「昨日の舞台で真っ黒い魔獣がステージに上がったの覚えてるかしら」
ローラ「えっと……うん。確か最後の方のアクションシーンだったよね? 学内発表では見なかったけど……」
クロエ「あの魔獣は演劇部の演出じゃなくて……私に引き寄せられた闇の魔獣だと思うわ」
ローラ「そっか……」
クロエ「またいつあれが来るか分からないし……結界のある学校の敷地内にいるのが安全かしらね」
ローラ「あ、あの本は?」
クロエ「……忘れてたわ」ゴソゴソ
クロエ「あったあった。確か私の魔力を注ぎ込めば解読できるかもしれないのよね」
ローラ「うん。毎日ちょっとずつでもやってみたらいいかも」
クロエ「じゃあ早速……」キイイ…
闇は人の心を拠り所として、大きく暗く成長していく。
闇に……
クロエ「……読めた」
ローラ「ほんと!? なんて書いてあったの?」
クロエ「『闇は人の心を拠り所として、大きく暗く成長していく』……とりあえずはそれだけ。続きもあるみたいだったけどそれ以上は……」
クロエ「……余計な恐怖心を感じたり、悪夢にうなされたりっていうのはそういうことだったのね」フム
ローラ「成長していくってことは……まだ……」
クロエ「ええ。多分まだ酷くなるんでしょうね」
ローラ「…………」
クロエ「ローラがそんな悲しい顔しないの。今までだって皆のおかげでなんとかなってきたんだから、これからも頼らせてよ?」
ローラ「あ、う、うんっ! 頑張るよ!」フンス
クロエ(ほんと……ヒカリがいなきゃ悪夢に落ち込みっぱなしだったかもしれないし、ラピスさんがいなきゃ魔法も撃てないままだったかも。演劇部の皆も心配してくれてるし、今だってローラがいなかったら本のことを忘れてたかも……)
クロエ「いい友達に恵まれてるわねえ……」シミジミ
ー幕間
レナとデンのデート風景ー
デン「はあ……」
レナ「あ、いた」
デン「はああああ……」
レナ「デン。ちょっと来なさい」
デン「んあ、レナさん……?」
レナ「過去最高の落ち込みようね……立てる?」
デン「だって、私の魔法がしょぼかったから演劇部が……」
レナ「『メイクだけで結果は左右されない』……違う。『演劇部員じゃないんだから気にしない』……違う」ブツブツ
レナ「あーもー! 言葉で慰めるとか無理よ! 私もむしゃくしゃしてるから付き合いなさい!」グイッ
デン「え、えっ? どこ行くの……」
レナ「いいから!」
ーーーーー
ーーー
ー
喫茶店ーー
デン「これは……」
レナ「ケーキよ。嫌なことは甘いもの食べて発散するのが一番」パクッ
デン「…………」
レナ「……甘いの嫌いだったかしら?」
デン「そうじゃないけど……」
レナ「けど?」
デン「レナさんが私に優しくする理由が分からなくて……」
レナ「……さあね」パクッ
レナ「ほら、いいから食べなさい。口開けて」
デン「あむっ……。あ、美味しい……」
ーーーーー
ーーー
ー
部室ーー
クロエ「さ、心機一転頑張るわよー!」
モミジ「お、おー!」
凜華「今日は普段やらない役をやるのはどうだろう。演技の幅も増えると思うよ」
クロエ「面白そうね……。レナが陽気な役をやったり?」
レナ「ならあなたは大人しい役かしら」
ヒカリ「モミジさんは強気なリーダー役で……」
モミジ「凜華さんやヒカリさんは気弱な女の子……とか?」
凜華「そうそう。それで即興劇を回してみよう。きっと勉強になると思うよ」
ーーーーー
百合江「ふむふむ……ヘタレイケメン、低身長強気っ子……そういう解釈の仕方もありですのね……」メモメモ
ーーーーー
新たな練習を始めました。
スタジアム建設予定地ーー
ウィン「お~……ここ全部使っていいの?」キョロキョロ
ローラ「はい。それなりの広さはあるはずですから、どうぞご自由に。人から見られる場所でもないですし、安心して戦ってください」
ローラ(深夜の外出だけどウィンさんとラピスさんがついてくるって言ったら「ならいいか」の一言で校長先生から許可が出るなんて……。この二人本当に規格外だなあ……)
ラピス「いやー、どうなりますかねえ♪」
ナナ「私達は一箇所に固まってシールドを張ってますから、そこもご心配なく」
クリア「きゅー♪」
時雨「どらごん……本当に存在するんだな……」
クロエ「時雨さんもごめんなさいね。いつ闇の魔獣が来るか分からないからってボディーガードみたいなこと頼んじゃって……」
時雨「いや、構わん。私の力を買ってくれたというのは純粋に嬉しいしな」
ウィン「ねー、始めていーいー?」フオン
クロエ「ええ。好きなタイミングでどうぞ」
ラピス「では……」ゴゴゴゴゴ…
ナナ「わわ、ほんとに変身してます……」
ラピス「ふう……」バサアッ
ラピス「いきますよ」
ウィン「ーーっ」スウッ
ゴウッ!!!
ナナ「し、防御魔法【シールド】!」ギイッ
ウィン「ボクのシュートが相殺されるんだ……」
ローラ「い、今撃ってたの?」
ラピス「驚いたのはこちらです。あのスピードに付いてきて、しかも同威力の魔法を放つなんて……」
ウィン「面白い……!」
ラピス「面白いですねえ」
ギュン!
ウィン「魔弾【シュート】」ゴウッ
ラピス「見えてますよ!」バサアッ
ラピス「スゥ……ガアアアアアアア!!」
ビリビリビリ……ッ
ローラ「ひいい……っ! ドラゴンの咆哮……!」カタカタ
ラピス「グアウ!」キンッ!
ウィン「!!」ギュン!
時雨「……今撃つ前に避けたな。強者故の直感とでも言うのか……」
カッ! ゴウッ! キュン、ギュンッ!
ラピス「ふふふ……いいですよウィンさん……こんなにのびのびと戦えるのは初めてかもしれません」
ウィン「こっちこそ。こんなに魔法を撃つのは初めて」
ウィン「そろそろ終わらせる」ユラ…
ウィン「時間魔法【クロック】」
ラピス「ッ!」ゾクッ!
時雨「懐に入った!」
ウィン「魔弾【シュート】」ボシュッ!
ラピス「ガアアアアアアアアアアアアアッ!!」ゴウッッ!
ウィン「ぐっ!?」ミシッ
クロエ「あれに反応して……尻尾で叩き落とした……!?」
ナナ「ウィン!!」ダッ
ウィン「いつつ……」ムクリ
ナナ「ウィン! ウィン!! 大丈夫ですか!」ギューッ
ウィン「あー、うん……なんとか~」
ばさっ ばさっ
ラピス「す、すみません! つい……!」
ラピス「まさかあんなにお強いとは……最後やられるかと思って割と本気で叩いてしまって……」
ウィン「さすがにドラゴンは不意打ちでも駄目でしたか~」
クロエ「ウィンさん大丈夫?」タタッ
ローラ「すごい勢いで落ちていきましたけど……」
ウィン「無事だよ~」
クロエ「満足したかしら」
ウィン「うん、楽しかった~」ノビー
ウィン「ラピスさん、ボクのわがままに付き合ってもらってありがとうございました」ペコリ
ラピス「いえいえ、こちらこそ楽しませてもらいました。ありがとうございます」シュウウウ…
ローラ「あ、人間の姿に……」
ラピス「……ふう。では学校の方に戻りましょうか」
クリア「きゅー!」
クリア『ママ強い! かっこいい!』
ラピス「ふふ、でしょう?」ドヤ
クロエ(すごい戦いを見せてもらったわね……)
現在の目標
・夏休みを過ごす
安価↓~↓5自由行動安価
今後三日程度の行動を指定してください
9/10回目の行動です
部室ーー
クロエ「ふう……」キュッ
モミジ「あ、ポニーテールにしたんだ」
クロエ「動いてるとあっつくてね……」
百合江「皆様、部室に空冷魔法はかかってますが熱中症にはお気を付けくださいまし。しっかり水分補給をすること、いいですわね」
はいっ
レナ「凜華、ちょっといい?」
凜華「はぁ……はぁ……」ポタポタ
レナ「ってすごい汗……。タオル取ってくるわ」
凜華「ありがとレナさん……すこし動きすぎたよ……」ゼエゼエ
レナ「魔法で氷作ったら涼しいかもしれないわよ? あ、はいタオル」
凜華「……やってみようか」
凜華「ふっ……!」キイイ…
レナ「あ、いいわね。部屋がどんどん涼しくなってくわ」
凜華「っ」ガクンッ
レナ「きゃっ!」ガシッ
レナ「ちょっと、大丈夫?」
凜華「ぅ……」カクン
レナ「!! 百合江部長! 熱中症です!」
百合江「言ったそばから……! とりあえず寝かしてくださいまし!」
クロエ「保健室に運ぶわ。ヒカリ、手伝ってくれる?」
ヒカリ「もちろん!」
モミジ「た、タオルとかスポドリとかもあった方がいいよね!?」ワタワタ
レナ「私職員室に先生呼びに行くわ。先に保健室に行ってて!」
ーーーーー
どどどどどっ
楓「なんだなんだ?」
クロエ「通るからどいてどいて!」
どどどどどっ……
嵐「ヒカリが凜華のこと背負ってたな……」ブルッ
嵐「さむっ……。風邪引いたかな」
晶「あ、おい! 足元!」
嵐「え? は!? 凍ってる!?」
晶「動くな! 炎で溶かす!」ボシュウッ
嵐「あ、ありがとな晶……」
楓「なんか大変なことになってるねえ……」
ーーーーー
モミジ「通り過ぎたところどんどん凍ってるよ!? どうしよう……!」
クロエ「とにかく一刻も早く保健室に寝かすわよ!」
保健室ーー
レナ「リリィ先生連れてきたわ」
リリィ「さ、寒いですね……」
クロエ「部活中に気絶しちゃって……多分熱中症だと思うんだけど」
リリィ「気絶しちゃった以上、素人が下手なことはできませんけど……。まずは……」スウウウ…
凜華「ぅ……ん……」
ヒカリ「少し顔色が良くなった……?」
リリィ「魔力の流れを安定化させました。これで魔法が垂れ流しになるのも止まったかと」
リリィ「あとは医療術師の方を呼んでおくので、応急処置だけしておきますね」テキパキ
モミジ「一件落着……かな?」
リリィ「あ、そのドリンク置いておいてあげてください。起きた時に飲んでもらいましょう」
モミジ「あ、はい!」
リリィ「ふふ、皆さんありがとうございました。水津さんはこちらで診ておくので部活に戻ってもらって大丈夫ですよ」
クロエ「こちらこそありがとうね、リリィちゃん。助かるわ」
中庭ーー
クロエ「ほんと熱中症って怖いわね……」テクテク
レナ「ちょっと」
ヒカリ「……あ」
クロエ「どうしたの皆。立ち止まったりして……」
モミジ「中庭に氷の塊がある……」
クロエ「……意識失いながらも屋内には魔法撃たないようにって思ったのかしらね」
クロエ「早いとこ砕かないと邪魔よねえ、これ。……魔弾【シュート】!」ゴッ
ミシッ……
ヒカリ「ヘコんだだけだね」
クロエ「硬すぎよ! どうなってるの!」
イオ「え……えっ? なんですか、これ……」
クロエ「イオ? ……あ!」タタタッ
クロエ「イオ、あなたの爆発魔法でこれ砕いてくれない?」
イオ「え、む、無理……です」
クロエ「私の魔法じゃ無理だったのよ! お願い!」
イオ「じゃ、じゃあ……皆さん室内に下がってください。それが条件です」
クロエ「いいけど……変な条件ね?」
イオ「久しぶりだけど……もう子供じゃないし……魔法の練習だってしてきたし……」ボソッ
ーーーーー
クロエ「いいわよー!」
クロエ(イオの魔法初お披露目ね……!)ワクワク
イオ「では……」
イオ「爆発魔法【エクスプロージョン】!」カッ
ドオオオオオオオオオンッッ!
クロエ「ーーッ!!?」ペタンッ
モミジ「ひ、ひいいっ!」
レナ「くっ……」
ヒカリ「す、すごいね……。氷が跡形もなく消えたよ」
ヒカリ「……あれ、クロエ?」
レナ「あの魔法を見て喜々として飛び出してったわよ」
ーーーーー
クロエ「イオ!」
イオ「っ」ビクッ
イオ「ごめんなさいごめんなさいっ、ごめんなさい!」
クロエ「イオ……?」
イオ「ごめんなさいっ、ごめん、なさい……っ!」
クロエ「ちょっと、イオ!」ガシッ!
イオ「はーっ、はーっ!」ガタガタガタ
クロエ「落ち着いて、私の目を見て、ゆっくり息を吐いて」
イオ「はっ、はっ、はっ……!」ガタガタガタ
クロエ「ゆっくり……吸って……吐いて……」
イオ「す、すう……っ、はあ、すっ、はぁぁ……!」
クロエ「大丈夫、大丈夫……」ポンポン
ーーーーー
ーーー
ー
校長室ーー
樹「イオさんの魔法は把握していたんだけど……まさかあんなに威力がある魔法だとはね」
クロエ「私の責任よ。魔法が見たいなんて言ったから……」
樹「いえ、遅かれ早かれ魔法を使うタイミングはあったと思うわ。むしろ夏休み中の人が少ない時で良かったかも」
クロエ「イオ……すごく怯えてた」
樹「流石にそこまでは把握してないわね。魔法にトラウマでもあったのかしら……」
クロエ「……決めた」
樹「?」
クロエ「イオのこと、私がなんとかするわ」
樹「……いいの?」
クロエ「魔法が撃てなくなるなんて、そんな辛いこと……私だけで十分よ」
ーーーーー
クロエ「イオ」
イオ「っ」ビクッ
クロエ「大丈夫、怯えないで」
クロエ「……なんでそうなったのか、聞かせてもらえる?」
イオ「……は、い」コクリ
イオ「昔魔法が撃てるようになった時、まず家の一角が爆発して……」
イオ「親や先生からは、危ないから気をつけて魔法を使うように言われたんです」
イオ「でも、小学生の頃仲の良かった友達と喧嘩して……その時あの魔法を……っ」ガクガク
イオ「相手は幸い軽傷でした……。でももうそれからは皆私のことを危ない人だと思って離れていって……」
イオ「もう何年も経ってるし、魔法のコントロールもできるかもって思ったんですけど、さっきの魔法でまた人を傷つけたらと思うと怖くて……!」
クロエ「……よく話してくれたわね。ありがとう」ナデナデ
クロエ(人を傷つけたから、魔法を撃つのが怖い……。確かにあの魔法はとんでもないものね)
イオ「クロエさんと、せっかく友達になったのに……また離れるなんてやだよぉ……!」グスッ
クロエ「ちょっとちょっと。何勝手に私の行動を決めてくれてるのよ」
イオ「ふぇ……」
クロエ「友達はやめないし、なんなら提案があるのだけど」
イオ「提案……?」
ーーーーー
修練場ーー
クロエ「ここで、私達で特訓するわよ」
イオ「とっくん……」
クロエ「実はね、つい最近すごい戦いを見て……私もパワーアップしたいと思ってたの」フオン
クロエ「私ね、実は魔力だけのシュートとシールドしか使えないのよ」
イオ「え? あの、闇……っていうのは?」
クロエ「あれが一応固有の魔法……でも魔力と完全に分離してて目くらましにしか使えないの。はっ!」シュウウッ
クロエ「触ってみて」
イオ「あ……触れない。ホントに暗闇がそこにあるだけなんだ」スカスカ
クロエ「で、イオはここで爆発の大きさをコントロールできるようにする」
イオ「……修練場壊しちゃうよ?」
クロエ「そこは校長先生にお墨付きを貰ってるわ。『絶対に壊れない、もし壊れても修復魔法があるから好きに使って』って」
イオ「……」
イオ「……クロエさん、ありがとう」ニコッ
クロエ「あ、久しぶりに笑ったわね。いい顔よ」
イオ「……///」カアッ
その頃の部室ーー
百合江「あら、クロエさんは?」
レナ「他の問題ができちゃったみたいで、そっちの方に……」
ヒカリ「クロエ友達多いですから」
百合江「そうですの。では凜華さんの方はどうでしたの?」
ヒカリ「凜華さんはリリィ先生が診てくれてます。今は落ち着いてますが、後で医療術師の方に診てもらうと」
百合江「承知しましたわ」
百合江「ところで」ギラリ
ヒカリ「な、なんですか?」
百合江「なぜヒカリさんはクロエさんだけ呼び捨てなのでしょう。記憶が確かなら数カ月前はまださん付けで呼んでたはずですわ」
ヒカリ「それは……その……///」
百合江「あら! 顔が赤くなってましてよ。ナニかあったんですわね?」ハアハア
二年生1「百合江ストップ! 落ち着いて!」
百合江「離して! 離してくださいまし! 呼び方の変化には百合エピソードが付いて回るという持論があああぁぁぁ…………」ズルズル
ヒカリ「あ、あはは……困ったな……」
ヒカリ(クロエでシ……シたことなんて言えないし……///)
ーーーーー
ーーー
ー
ー幕間
ティアとアルシェ、漫画を読むー
アルシェ「……」ペラッ
ティア「……」ペラッ
アルシェ「……?」
ティア「どうかしましたか?」
アルシェ「これ、なにしてるの」スッ
ティア「あ、あー、これはあの……キ……です」ボソボソ
アルシェ「? キ?」
ティア「き、キス……です///」
アルシェ「きす……なんでしてるの?」
ティア「それは……す、好きだからではないですか?」
アルシェ「好き……よく分かんない」
アルシェ「好きだからきす……ふふっ」
ティア「キス、知らないんですか?」
アルシェ「……」コクン
アルシェ「今まで読んだのは魔術の本だけだから、物語を読むのも初めて」
ティア「すごい生き方してますね……」
現在の目標
・夏休みを過ごす
安価↓~↓5自由行動安価
今後三日程度の行動を指定してください
10/10回目の行動です
行動終了後、イベントを挟んで夏休みが終了し、二学期へと突入します。
ローラの部屋ーー
ルク「ふああ……」ポンッ
ローラ「きゃっ! びっくりしたぁ……」
ルク「たまには体動かそうと思いまして」
ルク「では少し失礼しますよ」バサアッ
ローラ「……」ポカーン
ローラ(ルクさんってマイペースだなあ……)
ローラ「じゃない! 見つかっちゃう!」
ラピス「ご安心を」
クリア「きゅー!」
ラピス「私が見えないよう光を屈折させてますのでバレることはありません」
ローラ「そう……ですか?」ホッ
ーーーーー
ルク「ほー、面白い人いますねえ」キョロキョロ
ーーーーー
デン「……?」
ーーーーー
ウィン「ん~……?」
ーーーーー
樹「?」
ーーーーー
ルク「おっと……さすがにあのクラスだと姿が見えなくても何かを感じるみたいですね」ソソクサ
ルク「……おや、あれは……」
ーーーーー
黒魔術部ーー
エミール「みんなストップ、ストップ!」
黒魔術部員「はあはあ……エミール可愛い……」
クロエ「久しぶりに見に来てみればこれは何……?」
エミール「く、クロエさん! 魔法使ったら変なんだよ! みんな襲ってきて……!」
黒魔術部員「魅力魔法だから! 魅力魔法だから!」
クロエ「あー……お邪魔みたいだから帰るわね。ケガはしないでしょうし……頑張って」グッ
エミール「な、なんでぇ……ひゃんっ!」
エミール「あ、こら、胸揉むなあ!」
クロエ「……」ソソクサ
ーーーーー
クロエ(? 魅力魔法なら私が何も感じないのって変よね……)
クロエ「……」ウーム
クロエ「まいっか」
ーーーーー
ルク「あは、あははは! 感情増幅の魔法が暴発! 面白い魔法使いもいますね!」ケタケタ
ルク「ひーっ、ひー……そろそろ戻らないとローラさんに怒られますかね」バサッ
ルク「くくっ、リリウム……中々愉快な……」バサッバサッ
ーーーーー
ーーー
ー
ローラ「ルクさん! 勝手な行動しないでください! 心配したんですから!」プンプン
ルク「ごめんなさい……」
ラピス「ローラさんローラさん、これ……」ピラッ
ローラ「あっ……!」
ルク「夏祭りのチラシですか?」
ローラ「これは、その」
ラピス「『ラピスさん用りんごあめ』『クリア用わたあめ』『クロエちゃん用チョコバナナ』……」
ラピス「『ルクさん用たこ焼き』……?」
ローラ「わ、わああああっ!」ガバッ
ルク「買ってくるつもりだったんですか……?」
ローラ「…………///」コクリ
ルク「まあ」キュン
ローラ「だ、ダメです! ルクさん心配かけたので買ってきません!」
ルク「……」シュン
ローラ「~~~っ、今回だけですからね! もうっ!」
ルク「!」パアッ
ラピス(飼いならされてますねえ)
ラピス「さてと……」
ローラ「ラピスさん?」
ラピス「お祭りに行くんでしょう? なら準備しないと……」
ローラ「ラピスさんは連れていきませんよ?」
ラピス「え?」
ローラ「え?」
ラピス「なっ、なんでですか! 私も行きますよ!」
ローラ「ダメです! クリアのこと誰が見てるんですか!」
クリア『クリアも行きたい……』
ローラ「ええ!?」
クリア「んーーーっ!」グググ…
ラピス「あ」
ローラ「え、え、これなんですか!? 大丈夫なんですか!?」ユサユサ
ラピス「人間の姿になりますね、これ」
クリア「んーーーーーーーーーっ!!!」ググググッ!
ローラ「ええええええっ!?」
安価↓
クリアが人間形態に変化可能になりました
竜にとっての大きな変化です
子供っぽい性格も変化を迎える……かもしれません
【人間形態の容姿】(イメージとしてはローラ達学生よりも年下です)
【性格】(竜形態と同じように元気なイタズラっ子でも、全く違う性格でも構いません)
安価の内容は「クリアが人間形態になったときの設定」です
一番大事な文言入れるの忘れてました…
クリア「ふう……」シュウウウ…
ローラ「わ、わあ……」
クリア「これでお祭り行ってもいい!?」キラキラ
ローラ「……」
ローラ「絶対に、ぜっっったいに迷惑かけちゃダメだよ」
クリア「うん!」
ローラ「ラピスさんも!」
ラピス「は、はいっ!」ピシッ
ルク(飼いならされてますね……)
ローラ「それじゃあ……準備して行こっか?」
ーーーーー
ーーー
ー
ラピス「そういう訳でお祭りに行ってまいりますので」
クロエ「ええ。楽しんできて」
ローラ「演劇部は明日朝早いんだもんね」
クロエ「そうね、明日からまた学校が始まるから朝練の時間も使わないと」
ローラ「お土産買ってくるからね!」
クロエ「お願いねー」
パタン
ヒカリ「行かなくてよかったの?」
クロエ「お祭りに行って、そこで闇の魔獣が来ても困るしね。まさか町中でラピスさんに竜になってもらって助けてもらうわけにもいかないし」
ヒカリ「大変だね……」
ーーーーー
ーーー
ー
祭り会場ーー
ローラ「レンタルの浴衣があるみたい。せっかくだから着ていこっか」
ーーーーー
ざわざわ ざわざわ
「美人……」
「子供の方も可愛い……! モデルみたい!」
ラピス「見られてますね……これは『迷惑かけてる』には入りませんよね?」ソワソワ
ローラ「ふふ、大丈夫ですよ。ラピスさんすっごく綺麗だから見惚れちゃう人も多いかも」
クリア「クリアは!?」
ローラ「クリアもすっごく可愛い」ナデナデ
クリア「んふー!」
ローラ「それじゃあ行きましょうか」
ラピス「はい! わたあめ! 焼きそば! フランクフルト! なんでも来いです!」
ナミネ「あら」
ローラ「あ、ナミネさん! と、ティアちゃんと、アルシェちゃん?」
ナミネ「親睦を深めようと思いまして、三人で。そちらは?」
ローラ「ラピスさん達お祭りの食べ物食べたことないだろうなと思って買おうとしたらついてきちゃいました」
ナミネ「あらあら」
ナミネ「見慣れない子がいますけど……」
クリア「クリアだよ!」
ナミネ「あら、人間になれようになったんですね! おめでとうございます!」
クリア「あのね、ナミネいっつもお勉強教えてくれてありがとね!」
ナミネ「!」ジーン
ナミネ「いい子……」
ラピス「でしょう」ドヤ
ティア「ナミネさんっ、早く来て……ください……っ!」
ティア「このままじゃ……屋台が全滅します……!」
ナミネ「あ……では失礼しますね!」ピューッ
アルシェさん! ストップです!
ローラ「あはは……じゃあ改めて出発だね」
ラピスクリア「おー!」
ーーーーー
ーーー
ー
ナミネ「一通り回りましたかね……」
ティア「……」コクン
アルシェ「……まだいける」
ナミネ「さ、流石に休憩しましょう。お手洗いに行ってきますので、少しここで休んでいてください」
ティア「……」コクン
アルシェ「ん」コクリ
ーーーーー
ナミネ「さて……」ササッ
ナミネ「どうなりますかね」ニヤリ
ーーーーー
アルシェ「……あ」
アルシェ(ティア、ほっぺに食べかすついてる……)
アルシェ「ん」ヒョイパクッ
ティア「っ!!」ガタンッ
ティア「なに、を」
アルシェ「食べかすついてたから……」
ティア「そ、そうですか」ドギマギ
アルシェ「……」ジー
アルシェ(この間読んだ……きす? してみようかな。もっとティアのいろんな顔が見れるかも)
アルシェ「……」ガシッ
ティア「アルシェ……?」
アルシェ「……」グググ…
ティア「な、なんですか! まだ食べかすついてますか!?」
アルシェ「んーん」
ティア「なら……」
アルシェ「きす、したい」
ティア「!!!!??」
アルシェ(あ、すごい真っ赤)
ティア「それは、あの、ある、あるしぇは、わたしのことが、すき? すきなんですか?」
アルシェ(そうだった……好きだからきすするんだった……)
ティア「あるしぇ……」
アルシェ「分かんない。してみたい、じゃだめ?」
ティア「だめ! だめです! キスは付き合って互いに好きにならないと……」
アルシェ「付き合う?」
ティア「恋人同士になるってことです……!」
アルシェ「恋人……」
ティア「友達以上に大切で、好きな人同士のことです……どれだけ知らないんですか」
アルシェ「なら、アルシェはティアが一番大切で、好き」
ティア「ふぇ……っ///」
アルシェ「これじゃ、だめ?」
ティア「だめじゃ……ないです」
ティア「私と、恋人になってくれますか?」
アルシェ「うん。一番大切にする」
ティア「じゃあ……キスしても……いいです……よ?」
アルシェ「うん」グ…ッ
ちゅっ……
ティア「ん……っ」
アルシェ「……っ」
アルシェ「なに、これ……」ドキドキ
アルシェ「胸が、ドキドキして……」
ティア「わ、私も……です」ドキドキ
ーーーーー
ナミネ「あ、ああ……!」
ナミネ(お二人とも……! 良かったですね……!)
ーーーーー
ナミネ「お二人とも、お待たせしました」
アルシェ「ナミネ、ごめん」
ナミネ「は、はい?」
アルシェ「ティアと恋人になったから、ナミネのことは大切にできない」
ティア「ん゛っ!///」
ナミネ「あらあら」
ティア「アルシェ、それはそういうことじゃなくて……!」
アルシェ「?」
ティア「友達は友達で大切にしてください。ナミネさんなんて特にマホリオの仲間なんですから」
アルシェ「ティアがそう言うなら……」
ナミネ「ゆっくり恋人らしさを学べばいいんですよ。帰ったらご教授しましょうか?」
ティア「だ、だめ! 教えるのは私の役割……!」
ナミネ「あらあらうふふ」
ナミネ「ではそろそろ帰りましょうか?」
アルシェ「? 休憩が終わったんだから当然続き」
ナミネ「……ティアさん、お察しします」
ティア「……アルシェですから」
ーーーーー
ーーー
ー
所変わって自室ーー
クロエ「今日で夏休みも終わりね……」
ヒカリ「いろいろあったね」
クロエ「ええ。五ヶ月くらいかかった気がするわ」
ヒカリ「宝坂見て、旅行して、大会出て……他にもいろいろ」
クロエ「イオのこともあったし、ウィンさんとラピスさんの戦いも見たし」
ヒカリ「それはすごそうだね……」
クロエ「来年もまた楽しむわよ。今年とおんなじ……いえ、それ以上に!」
ヒカリ「うん。これからもよろしくね、クロエ」
クロエ「こちらこそ」
ーーーーー
ーーー
ー
ミシッ……
樹「!」ゾクッ
樹(「何か」……来た!)バッ
自室ーー
ズズズ……
クロエ「?」
ヒカリ「クロエ……?」
バキイイイッ!!
クロエ「!」バッ
ヒカリ「!?」バッ
ヒカリ(ドアが……いや、そんなことより……)
クモ?「ゥゥゥウウウヴゥゥゥヴ」
ヒカリ(人間大の大きさの真っ黒なクモ……闇の魔獣か)
クモ「ウウヴヴウウゥゥゥゥヴウウ」
ヒカリ「ボクが時間を稼ぐ。そのスキに箒で飛んで誰か強い人を呼ぶんだ」
クロエ「え、ええ!」
ヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴッ
クモ「ウウゥゥゥゥヴヴウアアアアァァ」カサカサカサッ
クロエ「っ」ギュンッ
クロエ「……!」ギュンッ!
クモ「シイイイィィィイイアアアアア」カサカサカサカサ
ヒカリ「クロエ! そいつクロエにしか興味ないみたいだ!」ギュンッ!
クロエ「上等! 魔弾【シュート】!」ゴッ
クモ「ギギイィィ……」ドサッ
クロエ「な、何よ。見掛け倒し……」
クモ「ウウウゥゥヴウヴウゥゥヴウアアアアアア!!!」ガバアッ!
クロエ「!!」
樹「魔弾【シュート】!」ゴオウッ!
クモ「キシェェエアアアアアァァ!」ドッ
樹「外に逃げて!」
クロエ「ええ!」ギュン!
クモ「ゥゥウヴウヴウ」カサカサカサカサッ
樹「狙いはあくまでクロエさんだけね」
樹(なら……!)
中庭ーー
樹「クロエさん! 空に逃げて!」
クロエ「了解よ!」ギュンッ!
クモ「シュウウアアアアゥゥヴゥウウ」シュルシュルシュル!
樹「糸まで吐いて、まるで本物のクモね。ただ動きまで止めちゃ……だめよね!」
樹「模倣・破壊魔砲【キャノン】!!」ゴオオオオッ!!
クロエ「へっ?」
ドオオオォォォォォォンン……
ーーーーー
ナミネ「あら、花火大会はまだのはず……」
ーーーーー
クロエ「…………」シュタ
樹「大丈夫だった?」
クロエ「死ぬかと思ったわよ! 主に校長先生の魔法でね!」
クロエ「あれだけの威力なのに校舎は傷ついてないし……」
樹「そこはほら、私一応校長先生やれるほど魔法上手だから調整して……」
ざわざわ ざわざわ
樹「生徒が出てきちゃったわね……一度校長室に」
クロエ「はいはい……」
校長室ーー
ヒカリ「びっくりしたよ、もう! ほんとにケガしてない!?」
クロエ「ええ、それは大丈夫」
樹「あれが闇の試練ね……」キリッ
クロエ(しれっと校長先生モードに……)
樹「クロエさん、闇の本の解読はどうかしら」
クロエ「一行だけ。『闇は人の心を拠り所にして、大きく暗く成長していく』って」
樹「ふむ……」メモメモ
樹「これからはできる限り解読を進めてちょうだい。頻繁に結界を突破されるようなら結界の張り直しが必要かもしれないしね」
樹「そうそう、他の闇の魔法使いがいないか、少しツテを使って調べてみるわ。実際の話を聞ければ解決につながるかもしれないし……。たまに声をかけてくれれば見つかったかどうか報告するわね」
クロエ「ええ、何から何までありがとう」
樹「それじゃあ改めておやすみなさい。明日からの二学期、頑張るのよ」
ーーーーー
ーーー
ー
自室ーー
クロエ(ドア直ってる……修復魔法かしら)
ヒカリ「本……ってどれ?」
クロエ「ヒカリには見せたことなかったわね。これよ」ペラッ
ヒカリ「全然読めなさそうだけど……」
クロエ「こうやって魔力を注げばたまに読め……」キイイ…
闇は人の心を拠り所として、大きく暗く成長していく。
闇に自我はなく、ただ大きくなることだけを本能とする。
精神的に……
クロエ「……読めた」
ヒカリ「ほんと!? すごい仕組みだね……」
クロエ「とりあえずメモして寝ましょう。……はあ、最後の最後に疲れたわ」メモメモ
ヒカリ「ラピスさんがお祭りに行ってるときにこんなことがあるなんてね」
クロエ「ほんと、私一人の時に襲われたらちょっと怖いわよね……」ボフッ
ヒカリ「それはないと思うな……」
ヒカリ(クロエ人気だから誰かしら一緒にいるし、誰か気づいて助けてくれそう……)
クロエ「ふあ……」
ヒカリ「あ、寝よっか。電気消すね」
クロエ「ええ。おやすみ……」
ヒカリ「おやすみなさい、クロエ」
ーーーーー
ーーー
ー
講堂ーー
樹「皆さん、おはようございます」
おはようございます!
樹「これから二学期に入りますが、まだまだ暑さは残っています。体調に気をつけて、生活するようにしてくださいね」
二学期が始まりました
現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す
安価↓~↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください
二学期は9月~12月までの4ヶ月です(年末にはお休みになります)
1ヶ月を4週間として行動します
1/16回目の行動です
>クロエ「ええ。五ヶ月くらいかかった気がするわ」
メタい!メタいよ!
こういうちょっとしたネタほんとすき
校長室ーー
樹「皆さんなぜ呼ばれたか分かってますね?」
生徒1「…………」
生徒2「…………」
樹「夏休み明けが辛いのは分かるけど、だからといって休むのは言語道断」
樹「反省文を書いてきなさい!」
生徒3「はーい……」
生徒4「すみませんでした……」
樹「全く……」
その頃、黒魔術部ーー
エミール「よ、よしっ、今日もやるぞ……!」
エミール(前回みたいな魅力魔法にはなりませんように……!)
エミール「えいっ!」ポンッ
しゅううううううう……
エミール「……」
黒魔術部員「……私まで服が消えたんだけど」
エミール「……ごめんなさい」
きゃああああああああああ!!
黒魔術部員「あ、久しぶりに外まで被害出ちゃったかな」ヒョコッ
黒魔術部員「!!?///」
エミール「? どうしたの?」
黒魔術部員「全員裸だ……」
エミール「え……」
黒魔術部員「過去最悪の魔法だよ……!」
エミール「ええええええっ!!」
校長室ーー
樹「だいたいあなた達は一学期の頃から……」シュウウウ…
生徒1「ぶっ! 先生、服! 服!!」
樹「話を逸らさないで……っ、きゃああああああ!!」バッ
生徒2「あ、私達も……!?」シュウウウ…
いやああああああ きゃあああああああ
ーーーーー
楓「………………」ズーン
嵐「おい楓……」
楓「突然胸囲の格差社会を見せつけられてどうしたらいいか分からないポーズ」ズーン
嵐「魔法みたいだからさ、あと少しで解けるよ。……元気出せって」
楓「嵐……」
楓「雷で体隠してるの超面白いね」
嵐「楓!」
ーーーーー
クロエ「まさかこんなに私の魔法が役立つことがあるなんてね」ズモモモ
レナ「今回ばかりは感謝するわ。部活中で良かった……」
モミジ「うん、クロエさんがいなかったらと思うとゾッとするよ」
ーーーーー
ティア「……///」
アルシェ「……」
ティア【なんですかねこれ】
アルシェ「誰かの魔法だと思うけど……。強い魔法じゃないからすぐ解けるよ」
ティア【ならいいんですが】
アルシェ(文字書いた紙で体隠してるティア……)ムラッ
ーーーーー
ーーー
ー
ナミネ「あ、服が戻ってきましたね……」シュウウウ…
ナミネ「ティアさんとアルシェさん、お互いの裸を見て早まらなければいいのですが」
ナミネ「……しかし、素敵でした」ホワ…
ナミネ「好きあってる二人が結ばれる……キュンとします」
ナミネ「まさかキスまでするとは思ってませんでしたが……」
ナミネ「……///」
ナミネ「わ、私にもいつかキスしたいと思える相手ができるんでしょうか///」ドキドキ
ナミネ「はぁ……青春ですねえ……///」
ーーーーー
ーーー
ー
部室ーー
百合江「皆様、そろそろ部活を再開しますわ」パンパン
百合江「凜華さん、ヒカリさん、よろしいかしら」
凜華「はい」
ヒカリ「なんでしょう」
百合江「今から二人には男役として、部員一人ずつ取り合っていただきますわ」
百合江「このままいけば舞台でも男役をするのは二人。しかし二人に対する部員の耐性があまりに低すぎますの!」
凜華「そういうことなら喜んで」
ヒカリ「ボクもやってみます」
ーーーーー
凜華「『俺と……結婚してくれますか?』」
ヒカリ「『待て! 彼女と結婚するのは僕だ!』」
部員1「あふぅ///」バタン
ーーーーー
ヒカリ「『僕の目を見て……』」
凜華「『やめろ! 彼女に触れるな!』」グイッ
部員2「あぁん///」クネッ
ーーーーー
凜華「『綺麗だよ……』」
ヒカリ「『愛してる……』」
レナ「……っ///」
クロエ(おお、あのレナまで……)
ーーーーー
凜華「『俺と付き合ってください!』」
ヒカリ「『僕の方が君を幸せにできる!』」
モミジ「ひゃあああ///」
ーーーーー
ヒカリ「ボクの彼女に手を出すな!」
凜華「『彼女はもう俺のものだよ』」
クロエ「『やめて! 私のために争わないで!』」
百合江「ふむ……」
ーーーーー
部員3「ひ、ひい……///」ヘナヘナ
先輩1「しゃーわせぇ……」ホニャア
先輩2「ずっとこの練習がいい……」トロン
百合江「無事だったのはクロエさんだけですのね……」
クロエ「正直くらっときたけどね……。二人とは普段から接してるし、その差かしら」
凜華「『先輩、自分をないがしろにしちゃダメですよ』」クイッ
ヒカリ「『こんなに魅力溢れる人なのに……』」ツツッ
百合江「ひゃああっ! わたくしはいいですわっ、おしまいですわ!」
凜華「『先輩……』」
ヒカリ「『せーんぱいっ』」
百合江「……きゅう///」パタン
クロエ「……全滅、ね」
ーーーーー
ーーー
ー
自室ーー
ヒカリ「今日の部活は面白かったな」
クロエ「結局ノリノリでやってたわね」
ヒカリ「ボクの演技力も上がってきたってことかな」ウキウキ
クロエ「だといいわね……っと」ポウウ
ヒカリ「あ、また本読んでるの?」
クロエ「ええ。解読がてら色々実験しようと思って……」
闇は人の心を拠り所として、大きく暗く成長していく。
闇に自我はなく、ただ大きくなることだけを本能とする。
精神的に不安定になった“拠り所”を捕らえる存在がいる。
その存在は……
クロエ「……続きが知りたいのだけど」ポウウ…
クロエ「……だめね」
ヒカリ「何か分かった?」
クロエ「術者を捕まえに来る存在がいるって」
クロエ「この間のクモのことよね、これ」
ヒカリ「多分……」
クロエ「続きが知りたいのに」ツンツン
クロエ「連続して読めるようにはならない、消費した魔力量に関わらず読み進められるのは一文ずつ……周りの環境とかは解読に関係あるのかしら」
ヒカリ「まだまだ分からないことだらけだね」
クロエ「そうね。ちょっとでも情報が増えればいいけど……」
ーーーーー
ーーー
ー
レナ「デン、あなた不登校になったりはしないのね」
デン「あ、私いない方がいいかな、そうだよね、新学期になったのにこんな辛気臭い顔見たくないよね」
レナ「そんなに暗いこと考えるのに学校休まないのが不思議なのよ」
デン「や、行っても行かなくても一緒だし……」
レナ「……ふーん」
レナ「ま、杞憂で良かったわ。校長先生不登校の生徒にすっごく怒ってたらしいから、あなたも怒られたんじゃって思ってたの」
デン「へ、へへ、怒る価値もないよ私なんか。はあ、死にたい」
現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す
安価↓~↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください
9月第2週
2/16回目の行動です
なおエミールは大事件の原因として大量の反省文を書かされました
修練場ーー
クロエ「さ、今日も練習してみましょうか」
イオ「うう……やっぱり怖いよ……」
クロエ「そう言うと思って……」
樹「私も暇じゃないのだけど……」
クロエ「校長先生を連れてきたわ!」
樹「んんっ。イオさん、あなたの魔法は夏休みの時のものを見たわ。あのレベルの魔法ならここは壊れたりしないから、遠慮なく撃ってちょうだい」
イオ「わ、分かりました。やってみます……!」
イオ「すー……はー……」
クロエ「大丈夫よ、イオ……落ち着いて……」
イオ「爆発魔法【エクスプロージョン】!」カッ
ドオオオォォォォォォンンッ!!
クロエ「……」
樹「……」
イオ「……っ」
樹「……うん、大丈夫。どこも壊れたりしてないわ」
イオ「よ、良かったぁ……」ホッ
クロエ「これで心置きなく練習できるわね」
イオ「うんっ」
ーーーーー
練習後ーー
樹(とは言ったものの一応内側もチェックしておきましょうか)フオン
樹「魔力展開!」
樹「って、えっ?」
樹(ヒビやら穴ボコやら……まさか内側にダメージが響いてる? 念の為修復魔法と、防御魔法の上掛けをしときましょう……)
樹(強烈だわ……爆発魔法……)
ーーーーー
ーーー
ー
掲示板ーー
クロエ「さてと……」ペトッ
『【闇の魔法使い】【闇の魔法に詳しい人】がもし知り合いにいましたら、1年クロエ・アートルムまでご連絡ください』
ローラ「貼れた?」
クロエ「ええ。助っ人同好会はよくここから依頼を受けるのよね」
ローラ「そうだよ。私なんかはまだ依頼をもらえるほど知名度もないから、自分から依頼を受けにいかないと何もすることがないんだ」
クロエ「ふーん……」チラッ
クロエ「いろいろあるわねえ……」
『倉庫の大掃除手伝い募集』
『求む!マッサージ師!』
『マホリオ特訓』
クロエ「ふむふむ。この辺とかなら私でもできそうね」
ローラ「多分やってあげたら喜んでくれると思うよ」
クロエ「もし機会があればやってみるのもいいかも。さてと……助っ人さん、よろしく頼むわね」
ローラ「うんっ、ここからが私達の力の見せ所!」
ーーーーー
ーーー
ー
図書室ーー
クロエ「闇の魔法に関する本をありったけちょうだい」
司書「かしこまりました。検索魔法【モニター】!」バララララッ
ひゅん! ひゅんひゅん!
どさどさどさっ
司書「……はい、さしあたってタイトルに「闇」と付く書籍です。後で魔法大全や歴史書なんかも持っていきますね」
クロエ「ありがとう。それじゃあ助っ人同好会のみんな、闇の試練に関係のありそうな情報があったら教えて。あとは……この本に似たものがあればそれも」
ローラ「あ、それ……クロエちゃんしか読めないやつだよね?」
クロエ「ええ。他にももしかしたら同じように魔力を注ぎ込めば読めるかもしれないわ」
ローラ「よーし……クロエちゃんのためにも頑張るぞ! 先輩達もお願いしますね!」
クロエ(その間に私はこの本に魔力を注いでみましょうか)
調査の結果↓コンマ
01~50 成果なし
51~80 歴史書に記述を発見
81~98 現役の闇の魔法使いが執筆した本を発見
ゾロ目 クロエが今持っている本が読みやすく翻訳された本を発見
ローラ「クロエちゃん、これ……」
クロエ「?」
ローラ「歴史の本なんだけど、このページだけなんか雰囲気が……」
クロエ「……『空覆い尽くす暗闇、全てを飲み込む。一人の少女空に飲み込まれ、世は晴れ渡る』……」
クロエ「これが……闇の試練……?」
クロエ(この挿絵は夜の風景……なんてものじゃない。もっと暗く黒く、見つめているだけで飲み込まれそうな……)
クロエ(闇そのもの……)
ローラ「クロエちゃん……?」
クロエ「っ」ハッ
クロエ「よ、よくやったわローラ! これは闇の試練に間違いない! これで対策ができるわ!」
ローラ「そ、そう?」
クロエ「ええ。ほんとにお手柄よ」
最後の闇の試練の情報を手に入れました。
中庭ーー
クロエ「マホリオの練習も久しぶりね」
凜華「夏休みはほとんど部活だったからね」
モミジ「次はどんな練習をするんですか?」
クロエ「くるくまさんに負けたのは「油断」よ。だから、咄嗟の時に自分の身を守れるように練習するわ」
クロエ「具体的には1vs1vs1で、自分の方にきた攻撃は絶対に避けること。いつ自分が狙われるか分からない状況でもちゃんと防御や回避をできるようになれば……」
凜華「少なくとも前回みたいなミスは少なくなるかもね」
モミジ「うん、やるよ!」
クロエ「いい返事。じゃあスタートよ!」フワッ
ーーーーー
ーーー
ー
食堂ーー
ナミネ「あら、皆さんお揃いで」
クロエ「マホリオの練習してて……疲れたわ……」
モミジ「私飲み物取ってくるね」
凜華「私も行くよ」
アルシェ「ティア」アー
ヒカリ「闇の試練の方はどう?」
ティア「……」スッ
アルシェ「あむっ」パクッ
アルシェ「……えへへ」
クロエ「……後で部屋で話すわ」
楓「闇の試練ってあれだろ? この間の黒いクモ!」
クロエ「そうそう」
アルシェ「アルシェも食べさせてあげる」スッ
ヒカリ「あの時は校長先生が助けてくれて……」
ティア「あー……む」
ティア【おいしいです】
晶「大変だなあ。アタシが近くにいたらすぐぶっ飛ばしてやったのに」
アルシェ「えへへ」
ティア「……///」テレテレ
クロエ「…………」
クロエ「なんか……ティアとアルシェ、近くないかしら」
レナ「そうね。この間まではもう少し離れてた気がするわ」
アルシェ「当然」
アルシェ「アルシェとティアは恋人同士。一番大切」フンス
しーーーーん……
全員「……ええええええええええええ!!?」
モミジ「あああっ、驚きすぎて持ってきた飲み物こぼしちゃった……っ」ガシャン!
レナ「お、落ち着いて。み、みんな、冷静に……」オタオタ
嵐「付き合ってるのか……」
楓「ひゅーひゅー!」
クロエ「ティアとアルシェが!? あの無口で恋愛なんか興味ないみたいな顔してた二人が!?」
ティア【~ζ、゛∂〆ξ(】ブルブル
ナミネ「ティアさんも落ち着いてください! 何も書けてません!」
ティア「あ、あ、あ……!///」カアアアッ
ティア「~~~~っ//////」ガシッ
アルシェ「?」
ぴゅーーーっ
晶「逃げた……」
ヒカリ「連れて逃げたね」
クロエ「……とんでもない藪をつついてしまったわ」
レナ「本当……なの?」
ナミネ「……はい。夏祭りの時に、お二人は……」
嵐「まだ出会って半年も経ってないのに……進んでんなあ」
楓「でもあの二人めちゃくちゃお似合いだよ!」
ローラ「おめでたい……よね」
ヒカリ「うん。幸せになってほしいね」
モミジ「あまり言いふらさない方がいい……よね?」
ナミネ「そうですね。できれば内緒の方が……面白半分に野次られても可哀想ですし」
クロエ「この話はここまで! 本人達もいないんだし、これ以上は野暮よ!」
楓「ちぇー、クロエがアルシェに振るから話始まったのになあ」
ーーーーー
百合江「かふっ……! 無口ロリコンビ……言葉数は少なくとも内に秘めたる想いは熱く……! てえてえ……! てえてえですわ……!」ビクッビクンッ
百合江「あ、鼻血が……」ツツー
ーーーーー
掲示板ーー
デン「…………」
ーーーーー
ーーー
ー
現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す
安価↓~↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください
9月第3週
3/16回目の行動です
>>604の掲示板に貼り出されていた依頼って、指名したら受けられるのかな?
できるならやってみたいな
とりあえず「求む!マッサージ師」をやりたい
駄目だったら安価下
>>614
もちろん受けられます
「あまりに常軌を逸していない行動」「脈絡がなさすぎる行動」でなければできる限り採用するつもりです
また「食堂に行く」等短い安価だった場合や、イベントを発展させられそうだと>>1が判断した場合については、ティアとアルシェの時のようにこちらでさらに進めていく場合もあります
部室棟ーー
クロエ「待ち合わせはここ……」キョロキョロ
アリサ「あ、君がマッサージしてくれる子?」
クロエ「ええ……」
クロエ(えーっと……)
アリサ「……んー」
クロエアリサ「あ! オリエンテーションの時の人!」
クロエ「見覚えあると思ったわ」
アリサ「久しぶりだねー。まさか覚えててくれてるとは思わなかったな」
クロエ「こっちこそ。下級生なんかたくさん入ってきたでしょう」
アリサ「へへ、なんだかんだ最初に会った一年生だったからね」
クロエ「それで、マッサージっていうのは?」
アリサ「そうそう。もうあたしは部活引退しちゃったんだけど、たまには先輩らしく練習見てあげようかなって思ってて。で、その時にただ見るだけじゃもったいないから、誰かに手伝ってもらってクールダウンとかもしてあげようかなって」
クロエ「後輩思いなのね」
アリサ「お褒めにあずかり光栄だね。さ、行こうか」
クロエ「ええ」
ーーーーー
アリサ「遊びに来たよー」
きゃあああああっ!
陸上部員1「アリサ先輩! 来てくれたんですか!」
アリサ「久しぶりにね。ちゃんと練習してるか?」
陸上部員2「し、してます!」
アリサ「えらいえらい」ナデナデ
陸上部員2「ほぁ……っ///」
アリサ「さ、今日のメニューは何?」
陸上部員3「これです」
アリサ「ふむふむ。じゃあ短距離の子のフォームから見てあげよっかな」
ーーーーー
ーーー
ー
アリサ「お疲れ様、みんな。今日はクールダウンにマッサージもあるよー」
クロエ「よろしくお願いするわ」
1年陸上部員1「あ、クロエさんだ」
1年陸上部員2「本物だー」
クロエ「?」
1年陸上部員3「最近人気なんだよ。優しくてマホリオも強い1年って」
クロエ「ふふん、流石私ね。まさか他の部活にまで名前が響いてるなんて」
1年陸上部員4「普通他の部活の子にマッサージはしないもんねえ」
クロエ「マッサージには覚えがあるのよ。さ、そこに寝て」
ーーーーー
陸上部員1「ーーーぁっ! や、あぁんっ!」ビクンッ
1年陸上部員1「んんっ、らめ、こえ、でちゃ……ふあああっ!」ビクッビクンッ
1年陸上部員2「あぁ、ん……! そこ、ふぁ、ああっ!」ビクンビクンッ
クロエ「ふっ……」
アリサ「……」アングリ
アリサ「す、すごいね……将来マッサージ屋でも開いたら?」グイッグイッ
陸上部員2「んんっ、アリサ先輩のマッサージ……♡」
クロエ「一考しておくわ」
ーーーーー
1年陸上部員4「気持ちよくしてもらったお礼……とは違うかな。気になることがあってさ。教えてあげる」
クロエ「何かしら」
1年陸上部員4「同じクラスのデン・ハザードさんがさ、掲示板の前で難しい顔してるのみたんだよ。確かデンさんとも友達だったよね?」
クロエ「ふーん。何か面白い依頼でも見つけたのかしらね。話聞いてみるのもいいかも」
ーーーーー
ーーー
ー
ウィンとナナの部屋ーー
ウィン「いらっしゃ~い」
クロエ「おお……!」
ローラ「すごい量のお菓子ですね……」
ナナ「戦わせてくれたお礼、だそうです」
ウィン「んっふふ~、実はボクは甘いものが好きでね~。おすすめを集めてみたんだ」
ラピス「こ、これ……いただいても?」
ウィン「どうぞどうぞ~」
ラピス「こ、これは……! 毎日限定100個だけ販売すると噂のプリンアラモードでは!?」
ウィン「そうそう。専門店ラブ・ドルチェの素材からこだわった一品だよ~」
ラピス「いただきます……」スッ
ローラ「こんなに姿勢良いラピスさん初めて見たかも……」
ラピス「こんな大切なものぞんざいにはいただけませんから」シズシズ
クリア「クリアも食べたーい!」
ナナ「はい、どうぞ。このドーナツも美味しいですよ」
クリア「はぐっ……! ……おいしー!」キャッキャ
クロエ(この二人は付き合ってるのよね……)
クロエ(結婚式もしてるし、多分そういうこと……も///)
ウィン「クロエさん、顔赤いけど……大丈夫?」
クロエ「え、ええ、大丈夫よ///」
ローラ「……クロエちゃん、ちょっとじっとしてて」スッ
クロエ「な、なに……」
ローラ「……クロエちゃんおでこ熱いよ! 風邪引いてる!」
クロエ「へぇ……?」
ローラ「お部屋戻ろう! 最近頑張りすぎたんだよ……!」
クロエ「そうね……そう言われたらそんな気がしてきたわ……」
ラピス「え、あの……」
ローラ「ラピスさんとクリアはここにいていいですから。ね?」
クロエ「お部屋に戻るの……?」
ナナ「ラピスさんはぜひお菓子食べてってください。クロエさんはちゃんと休んでね」
ローラ「それじゃあ失礼しますね」
クロエ「ラピスさんとクリアはいていいと思うわよ……」
ナナ(返事がワンテンポ遅れてる……)
ーーーーー
ーーー
ー
自室ーー
ヒカリ「はい、おかゆ」
クロエ「ありがと……けほっ」
ヒカリ「ローラさんが薬を保健室から貰ってきてくれるって」
クロエ「助かるわ……」パクッ
クロエ「……おいしい」
コンコンッ
ヒカリ「はーい」ガチャッ
レナ「風邪引いたんだって? ローラから聞いたわよ」
レナ「とりあえずこれ、フルーツ持ってきたわ」
凜華「クロエさん、大丈夫?」
モミジ「風邪って本当?」
楓「クロエ来たぞー」
嵐「相手病人なんだから静かに」
アルシェ「お見舞い……」ジュル
ティア【だめですよ】
ローラ「お薬……と、お見舞いのイオさんと演劇部の人達が……」
わらわら
ヒカリ「わわ、たくさん来ちゃったね」
クロエ「ありがとう皆……」
ヒカリ「えっと……少し寝かせてあげたいから静かに……」
ーーーーー
ーーー
ー
夜ーー
ヒカリ「すこし顔色良くなったね」
クロエ「薬のおかげかしら。魔力が落ち着いてきた感じがするわ」
ヒカリ「風邪の時の魔力がぞわぞわする感じボク苦手」
クロエ「私もよ。苦手じゃない人いないと思うわ」
ヒカリ「ふふ、元気出てきたみたいで良かった。とりあえず今日は寝ようか」
クロエ「ええ。明日には治ってればいいけど……」
ヒカリ「おやすみ、クロエ」パチン
クロエ「おやすみなさい……」
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「……っ」ムクッ
クロエ「え……あれ?」
しん……
クロエ(部屋で寝てたはず……よね)
クロエ「暗い……」キョロキョロ
クロエ「誰か……」
お マ え は ヒ と リ ダ
クロエ「!?」バッ
ダ れ モ タ す け ハ し ナ イ
クロエ「なに……この声……頭の中に……」
ロ ー ラ … …
クロエ「ローラ!? なんでその名前が……」
リ ン カ … … モ ミ ジ … …
クロエ「だから何よ!」
レ ナ … … ヒ カ リ … …
クロエ「…………」
ヤ つ ラ ハ だ レ モ た す ケ ハ シ な イ
クロエ「そんなことない!! 皆私の大切な友達なのよ!」キンッ!
クロエ「っ!? 光……?」ポゥ…
クロエ「! 星光の羅針盤! この光の先に行けば……!」キイイイ…!
ーーーーー
ーーー
ー
ヒカリ「クロエ! クロエ!」
クロエ「!!」ガバアッ!
ヒカリ「うわっ!」ビクッ
クロエ「あー……朝ね」
ヒカリ「びっくりしたぁ……またうなされてたよ」
ヒカリ「体調はどう? まだ辛い?」
クロエ「あ……そういえば楽になったわ。もう大丈夫みたい」
ヒカリ「よかった。でも油断大敵だからね。最近涼しくなってきたからって油断してたらまたぶり返しちゃうよ」
クロエ「気をつけるわ」
クロエ「……ねえヒカリ」
ヒカリ「ん?」
クロエ「ヒカリはその……私のこと助けてくれる……わよね?」
ヒカリ「当然!」
ヒカリ「……また夢で何か見たんだね」ギュッ
クロエ「……!」
ヒカリ「いつものお返しじゃないけど……不安になったらいつでも頼ってくれていいから」
クロエ「……ありがと」ギュッ
ー幕間
楓と嵐、身長が逆転するー
嵐「……」ドヤ
楓「嵐? だよね……?」ミアゲ
嵐「いつも楓が胸を大きくしてもらってるデンに頼んで、背を大きくしてもらったんだ」
楓「なるほどー」
楓「あはは、嵐のこと見上げてるのなんか変な感じ」
嵐「こっちも新鮮だよ」
楓(嵐って目つき鋭いから、見下されるとなんかゾクってきちゃうな……)ドキドキ
嵐(楓に見上げられると病弱なのも相まって守ってあげたい欲が……)ドキドキ
楓「あ、あははっ、なんか変だよやっぱり。嵐はいつもの方がいいって」ドキドキ
嵐「そ、そうだな、あはは」ドキドキ
現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す
安価↓~↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください
9月最終週
4/16回目の行動です
ローラ「けほっ、けほっ……うう……」
クロエ「ローラ……」ナデナデ
ティア「えと、氷のうと、氷枕と、冷却陣と……」
クリア「ローラ、大丈夫?」アセアセ
クロエ「ティア、流石にそれはローラが凍えるわ」
ティア「でもでも……!」
ラピス「大丈夫ですよ。私も診てますから」
クロエ「私の風邪がうつったのよね……ごめんね、ローラ……」ナデナデ
ローラ「クロエちゃんのせいじゃないよぉ……」
クロエ「でも……」
ローラ「じゃあ……寝るまででいいから一緒にいてほしいな」
クロエ「ええ、喜んで。……手、握ってるわね」キュッ
ローラ「うん……安心する……」ウト…
ラピス(全く、ローラさんが大変だというのにルクさんはまた寝てるんですかね)プンスコ
ローラ「くぅ……すぅ……」
クロエ「寝た……」
ラピス「今日のところは私達で診ておきますから、クロエさんは自分のお部屋に戻ってください」
クロエ「ええ。苦労かけるわね」
クリア「一緒にお布団入っていい?」
ラピス「いいわよ、竜はそうそう風邪引かないし、一緒に寝たら温かくて気持ちよく寝てくれるはず」
クリア「わーいっ」モゾモゾ
クロエ「クリア、ローラのことお願いね。しっかり温めて、悪いやつ吹き飛ばしてあげて」
クリア「うんっ」
クロエ「じゃあ、失礼するわね」
パタン
クロエ「はあ……」
クロエ(まさか風邪をうつすなんて……。本当に悪いことしたわ)
ーーーーー
ーーー
ー
修練場ーー
クロエ「さ、今日も練習練習!」
イオ「風邪はもう大丈夫なの……?」
クロエ「ええ。少しやな事もあったし、私も体動かして発散したいのよ」
イオ「それで、えと……」
晶「今日はよろしくな、イオ」
アルシェ「コーチしにきた……」
ティア【付きそいです】
イオ「わ、わわわっ。私なんかの練習にコーチなんて……!」
晶「気にすんなって。知らない仲じゃないんだしさ」
クロエ「この二人は魔法のタイプが似てるんじゃないかと思って呼んだの。話聞くだけでも損はないわよ」
イオ「じ、じゃあ……よろしく……お願いします」ペコリ
晶「おう。まずアタシの魔法はこれ」ボウッ
晶「炎魔法だ。魔法を撃つと、狙った場所を中心にして燃える」
イオ「狙った場所……」
晶「大きさのコントロールは魔力量もそうだけど、イメージが大切だな」
晶「アタシなんかはテンションに左右されがちなんだけど、心の底から炎をイメージしてるときはすごい威力の魔法になることもあるし」
イオ「イメージ……はい、ありがとうございます」
アルシェ「アルシェのは魔力を圧縮して魔法を撃ってる」
イオ「魔力の圧縮……聞いたことないです」
アルシェ「うちの魔力家系で受け継がれてる。一般的な魔法じゃない」
アルシェ「昔修行を始めたときは魔力の絞り方が上手くいかなくて、弱々しいシュートになったりした」
イオ「弱々しいシュート……わざと弱く撃てるかもしれないってことですね」
アルシェ「魔力を絞るコツは、魔力の出口を抑えること。蛇口を手で抑えたら水の勢いが増すのと似てる……かも」
イオ「イメージして、魔力の出口を抑えて、力をコントロールする……」ブツブツ
イオ「爆発魔法【エクスプロージョン】!」カッ
ドウゥンッッ!!
晶「うおっ……! すげえ威力……」
イオ「少し弱くなった……かな?」
晶「これでか……すごい魔法だな」
アルシェ「絞るのはもっとこう……」キュウウ…
アルシェ「魔弾【シュート】」バシュッ!
ゴウッ!
クロエ「ただのシュートの威力じゃないわね……!」
ティア(か、かっこいい……)キュンキュン
イオ「ううう……!」グググ…
イオ「爆発魔法【エクスプロージョン】!」カッ
ドンッッ!
アルシェ「そう、いい感じ」
ーーーーー
クロエ「私も闇と魔力を混ぜる練習をしないとね」
晶「混ぜる、ねえ……自然と撃てないのか?」
クロエ「私は闇の力と魔力とが別々に存在してるから、片方ずつしか撃てないのよね……」ビシュッ ズオオ…
晶「難儀だなあ」
ーーーーー
ーーー
ー
修練場の外ーー
クロエ「だめね……中々上手くいかないわ」
晶「別々のままじゃだめなのか?」
クロエ「このままだとマホリオで不利なのよね。闇の弾が撃てれば、相手のシールドを誘発しつつ目くらましができたりするじゃない」
晶「確かに。一年生大会の時も闇の中でシールド張ってたら勝っちゃったしな」
クロエ「そう。あの時も闇の弾を牽制で使えてたら違ったかもしれないじゃない」
アルシェ「お腹空いた……」
クロエ「あ、ごめんなさい。食堂でも寄っていきましょうか。ローラにも体に良いもの持ってってあげたいしね」テクテク
ーーーーー
ナミネ「あれは……」
ナミネ(クロエさんとイオさんと晶さん。あとティアさんとアルシェさん……///)ポッ
ナミネ(魔法の練習でしょうか。あの二人、練習中に変なことしてないでしょうか)
ナミネ「うう……っ、この間からあの二人を見ると変な妄想をしてしまいます……!」
ナミネ「チームメイトなのにこのままでは……マホリオにまで影響が出てしまうかも」ゴクリ
ナミネ「うう……どうしたら……」フラフラ
どんっ
ナミネ「す、すみません! よそ見を……!」
リリィ「はい、メガネ落ちたわよ。壊れてはいないと思うわ」ハイ
ナミネ「り、リリィ先生……」
ナミネ「あの! ご相談が……!」
リリィ「?」
ーーーーー
リリィ「なるほど……友達が付き合ってから恋愛のことばかり考えてしまう、と」
ナミネ「はい……いけないことだと分かってはいるのですが」
リリィ「あら、恋愛はいけないことなんかじゃないわよ」
リリィ「ただ、ナミネさんは知識が人より豊富だから考えすぎてるのかも。何事も経験よ」
ナミネ「経験……私が恋愛を……」
リリィ「ふふ、青春ね。甘酸っぱいわ」
ーーーーー
ーーー
ー
自室ーー
クロエ「……」ボフッ
ヒカリ「クロエお疲れだね」
クロエ「ん……」モソ…
クロエ「嫌な夢は見るし、ローラに風邪はうつすし、魔法の練習は上手くいかないし……少し落ち込むわ」
ヒカリ「クロエがそんなに落ち込んでるの初めて見たよ」
ヒカリ「んー……」フム
ヒカリ「そうだ。たまには学校の外に出かけてみない?」
クロエ「いつ闇の魔獣が来るか……」
ヒカリ「そういうのは言いっこなし! このままだったらクロエ落ち込んだままだよ」
クロエ「……分かったわ。行ってみる」
ヒカリ「そうこなくちゃ」
ーーーーー
ーーー
ー
本屋ーー
クロエ(闇の本……歴史書……)キョロキョロ
クロエ(あ……『今知るべき魔法使い100人』……。マホリオのトッププロ、医療魔術の第一人者、特殊な魔法の使い手の活躍が書かれてるって……。もしかしたら闇の魔法使いも……)スッ
ヒカリ「だめだよクロエ」パタン
ヒカリ「今日は闇の魔法について調べるのはなし。とことん楽しんでもらうから」
クロエ「……ええ」
カラオケーー
ヒカリ「~♪ ……ふう」
クロエ「上手ね」
ヒカリ「腹式呼吸の練習の成果かも。お腹から声が出るようになってきたしね」
クロエ「次は私ね! ~♪」
ーーーーー
アパレルショップーー
クロエ「あ、新作のローブね」
ヒカリ「あ、可愛い。すそにレースが付いてるんだ」
クロエ「どう、似合うかしら」クルン
ヒカリ「うん、すごく似合ってるよ」
ーーーーー
ーーー
ー
学校ーー
クロエ「楽しかったわ。たまにはもてなされるのもいいものね」
ヒカリ「クロエ他の人のお世話しすぎだもん。ボク達だってクロエにお返ししたいと思ってるんだよ」
クロエ「ふふ、ありがとう……あ」
デン「……」テクテク
クロエ「デン!」
デン「あ、く、クロエさん。外出てたの?」
クロエ「ええ。それより聞きたいことがあるの。掲示板の前にいたのを見たっていう子がいたんだけど、何かやりたい依頼でもあったの?」
デン「あ、ああ。クロエさんが貼り紙してたから……。ごめんね、私なんかが見てても迷惑だよね」
クロエ「私の? まさか闇の試練について何か知ってるの!?」
デン「え、それはその……言っても信じてもらえないし……私なんかのこと気にするより他のあてを当たったほうがいいよ。じ、じゃあ私は視界から消えるから。ばいばい」ソソクサ
デン「……今月の最後にヘビがくる」ボソッ
クロエ「ちょ、デン! ……何よもう! 思わせぶりな……!」
ヒカリ「今月の最後にヘビがくるって……闇の魔獣ってこと?」
クロエ「分からないわ。用心していて損はないことだけは確かだけどね」
ヒカリ「……うん」
ーーーーー
ーーー
ー
九月末日、夜ーー
クロエ「デンの言ったことが本当なら、今日闇の魔獣が来るのよね」
樹「なんでデンさんがそんなことを言ったのかは置いておくわ。それより……」
ウィン「校舎は壊しませんよ~。黒いヘビだけ倒すんですよね」
ラピス「ウィンさんと共闘ですか。胸が踊りますね」
樹「すでに寮には不可視結界や防音結界を張ってるわ。ラピスさんがどんなに暴れても誰にも気づかれません」
ラピス「助かります」
クロエ(ウィンさん、ラピスさん、校長先生、時雨さん、ナナさん、アルシェ、ティア、レナ。そしてローラとヒカリ……)
クロエ(ラピスさんの正体を知ってる人だけで構成した、可能な限りの最強メンバー。頼もしい、いえ、頼もしすぎるわ)
ズ……
クロエ「っ」ゾクッ
樹「やっぱり学校の結界は抜けられるのね……。入ってきたわ」
ウィン「……」スウッ
黒いヘビ「ギュバアアアアァァァァァアアア!!!」
ヒカリ「で……でかいね」
樹「ちょっとそれは想定外……」
クロエ(ほぼ校舎と同じ大きさ……50メートル近いんじゃないかしら)
ウィン「魔弾【シュート】」ゴオオッ!
ズドォン!!
ヘビ「ギシャァァァァアアアアア!!!」
時雨「堅い! ウィンのシュートを受けて平気なのか!?」
ズ……ッ
樹「! 魔弾【シュート】!」ズゴオッ!
黒いヘビ2「ロオオオオオオォォォォ!!!」
ナナ「二匹……」
クロエ「前回のクモとはレベルが違いすぎじゃないかしら……!」
ラピス「私も早いところ手助けしましょうか……」ゴゴゴゴ…
ヘビ「ギシャアアアアアア!!」
ラピス「ガアアアアアアアアア!!!」
ウィン「魔弾【シュート】」ゴウウッ!!
ヘビ「ギャウウウウン!!」
ウィン「無視するな。お前はボクが相手になる」
ヘビ「ギシャアアアアアアアアアア!!!」
ヒカリ「クロエ、ボク達も」
クロエ「ええ!」
クロエヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴッ
ヘビ2「ルアアアアアアアアアアアア!!」
ローラ「エアロ! 融合【シンクロ】!」キンッ
ローラ「おりゃああああああ!」ヒュバッ!
時雨「私も負けていられないな」フワ…
時雨「剣戟・飛燕!」ズバアッ!
アルシェ「ティア、前に出ちゃだめだよ」
ティア「はい。サポートに徹しますねっ」ギュッ
ナナ(おや)
レナ「ティアさんはこっちに。とりあえず盾は私に任せて」
ティア「お願いします!」
ナナ「ティアさん、もしかして今の子のこと……」
ティア「あ、はい……っ///」テレテレ
ナナ「やる時はやるタイプな感じですか!? いいですよね、そういうの!」キャー
ティア「///」
レナ(この状況でなんて話してるのよ……///)
レナ「! 魔障壁【ガーディアン】!」ブオン
ヘビ2「フシュルルルルル……!!」ギギギ…
レナ「クロエ、よそ見してたら喰われるわよ」
クロエ「助かったわ、レナ。さすがの防御力ね」
レナ「……ふん」
アルシェ「そのままそこにいて」ヒュンッ
アルシェ「破壊魔砲【キャノン】!!」ゴオッッ!
ヘビ2「ルオオオオオオオオオオオッッッ!!」
ナナ「……」ジ…ッ
ナナ「皆さん! ヘビは攻撃を加えるたびに小さくなってます! そのまま攻撃していればいつかは……」
クロエ「消えるってことね!」
樹「なら出し惜しみはなし! 模倣・破壊魔砲【キャノン】!! 模倣・爆発魔法【エクスプロージョン】!!」ゴッッッ
ヘビ「ギュシャアアアアアアアアアアア!!!」
ヘビ2「ルオオオオオオオオオオオオオッ!!!」
ラピス「すぅ……グルオオオオオッ!!」カッ!
ウィン「魔弾【シュート】」ゴオオッ!
クロエ「ちょっ……遠慮なさすぎ!」
ヘビ「キシャアアアアア!」
ヘビ2「ルオオオオッ!」
ヒカリ「だいぶちっちゃくなったね……」
クロエ「でもまだまだ丸呑みされそうな大きさよ」
レナ「油断はしないで」
クロエ「ええ、分かってる」
ヘビ「シュアアッ!」シュン
ヘビ「ロアアアッ!」ヒュン
クロエ「へ……っ!?」
レナ(速い……! 防御が間に合わな……)
ウィン「時間魔法【クロック】」ユラ…
ウィン「魔弾【シュート】」ゴッッッ
ヘビ「ギュシャアアアア!」シュウウウ…
ヘビ2「ルオオ、ルオオオオッ……!」シュウウウ…
クロエ「……」バクバクバク
クロエ「た、食べられたかと思ったわ……」
ナナ「体格が小さくなるほどスピードが上がるとは……危なかったですね」
ウィン「……ふへえ」プシュウ
ウィン「疲れたー……けど楽しかったー」
ラピス「よっ」ズウウウン
ラピス「なかなか過激な戦いでしたねえ」シュウウウ…
樹「皆無事でなにより。特別に食堂をすふから、夜食でも食べてからゆっくり休むこと。いいわね?」
はーいっ
ーーーーー
デン「……み、みんなすごいな……ドラゴンまで友達にして、やっぱり私なんかいなくてもよかったんだ……はあ、死にたい」
ヘビ「フシュー……! フシュー……!」ジタジタ
デン「う、うわっ!」ビクッ
デン「まだ消滅しきってなかったんだ……」
デン「魔弾【シュート】」ゴウッ!
ーーーーー
クロエ「? 外で何か光った?」パクッ
ヒカリ「さあ……ボクには見えなかったけど」モグモグ
レナ(……デン、あなた陰で見て何がしたかったの?)
ーーーーー
デン「次はいつだっけ……。そうだ、二ヶ月後だった。それで、最後に……」ブルッ
デン「はあ……」
デン「……死にたくないなあ」
現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す
安価↓~↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください
10月第1週
5/16回目の行動です
ところで10月予定の学外対抗戦ってみんな出番あるの?ウィンはじめ代表みたいな人が出る感じ?
>>662
代表を決めて戦います
ただし代表はほぼ全て三年生で、一、二年生はあまり選ばれることはありません
学外対抗戦について詳しく説明します
10校×10チームの全100チームによる大会で、学校被りなしの10ブロックに分けたリーグ戦の後、各成績上位1チームによる決勝トーナメントを行います
似たような大会は全国各地で行われており、こういった大会で良い成績を残すとプロにも直結することから、非常に白熱した試合が毎年繰り広げられます
設定整えて思いましたが、これの優勝準優勝チームはまたさらに全国大会に進むなどあってもいいかもしれませんね
各地区の大会だけで競うより、全国から猛者を集めた方がより強い魔法使いも分かりそうですし
ということで冬(12月~2月?)のどこかでさらに強い魔法使いが集まる大会の設定を考えておきます
食堂ーー
ローラ「ということで、最近風邪が流行ってるので……」
ローラ「創作料理で風邪を吹き飛ばしましょー!」
パチパチパチパチ
レナ「意外ね。ローラさんからの発案なんて」
クロエ「ローラは優しいもの。見過ごせない問題はほっとけないのよ」
ローラ「キッチンの使用許可はもらってるから、皆で自由に、体にいい料理をつくってね」
はーい
ーーーーー
ーーー
ー
晶「できた!」ドンッ
楓「はやっ!」
嵐「晶これ……どす黒い液体になってるぞ」ウヘエ
晶「とりあえず体に良さそうなもの片っ端からミキサーした」
ローラ「却下! 見てるだけで具合悪くなっちゃうよ!」
晶「えー? 飲んでみたら美味しかったり……」ゴクッ
晶「かふっ……」ドサアッ
楓「晶ー!?」
ーーーーー
レナ「どうかしら」コトッ
レナ「白身魚のスープに、薬膳に使われる薬草を少し。体も温まるしいいと思うのだけど」
ローラ「うんうん、すっごくいい感じ! 一口もらうね?」ズズッ
ローラ「んー! 薬草の苦味もない! すごいよレナさん!」
レナ「て、照れるわね」
ーーーーー
ナミネ「私のは一口サイズのスイーツです。お手軽につまめて、栄養も採れると思いますよ」
ローラ「見た目は小さいシュークリームっぽい……」パクッ
ナミネ「中はクリームの代わりに、薬草とクリームを混ぜたものを入れてみました。苦くはならないようにしましたが……どうですか?」
ローラ「……? もう一つ……」パクッ
ローラ「しょっぱい……?」
ヒカリ「ボクも一ついいかな」パクッ
アルシェ「アルシェも」パクパクッ
ティア(しれっと二つ食べましたね……)
ヒカリ「ん……?」
アルシェ「分かった。砂糖と塩を間違えてる」
ナミネ「えっ!? そ、そんな……」パクッ
ナミネ「うぇっ……ほんとです……美味しくない……」クスン
ーーーーー
イオ「せっかくなので秋の味覚をふんだんに……茶碗蒸しです」
クロエ「ふ、普通に美味しい……」パクパク
嵐「うめー! いくらでも食べれるな!」
モミジ「あ、秋の味覚なら負けてないよ! 栗ご飯!」
楓「うまー!」パクパク
デン(う、うま……)モグモグ
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「食べた食べた……」サスサス
アルシェ「……」パクパク
晶「まだ入るのか……すごい胃袋だな」
ローラ「レナさんのスープとか、ナミネさんのプチシューとか、良いものたくさんできたね」
ナミネ「私のは失敗しましたが……」
ローラ「発想は良かったですから、作り直せばきっと美味しくできます!」
クロエ「これで風邪引いても安心かしら」
レナ「その前に安心できないことが待ってるんじゃない?」
クロエ「?」
ーーーーー
自室ーー
いやあああああああああ!
クロエ「あ、ああ……っ!」ヘタリ
ヒカリ「どうしたのクロエ! 大丈夫!?」
クロエ「……じゅうが……」
ヒカリ「何?」
クロエ「体重があ……!」
ヒカリ「!!」バッ
ヒカリ「……くっ、ボクもだ」ガクリ
クロエ「レナが言ってたのはこれのことだったのね……」
ヒカリ「秋は食べ物が美味しいから……」
クロエ「食べすぎたわね……」
クロエ「ヒカリ、ダイエットするわよ。絞るわよ!」
ヒカリ「うん!」グッ
ーーーーー
修練場ーー
クロエ「さあ、今日もやるわよ!」
イオ「す、すごいやる気……」
クロエ「ちょっとね……体を動かさないとなのよ」
イオ「もしかしてクロエさんも?」
クロエ「……ええ、イオもそうなのね」
アルシェ晶「?」
晶「なんの話だ?」
クロエ「体重がちょっと……あなたもかなり食べてたし危ないんじゃない?」
晶「アタシは毎朝走ってるし、個人的に古武術もやってるからな。あんまり気にしてないよ」
クロエ「……アルシェは他の人より食べてたわよね」
アルシェ「うん。美味しかった」
クロエ「じゃあ……」
アルシェ「でも太らない体質だから」
クロエ「ぐぬぬ……!」
クロエ「……はあ、毒気を抜かれたわ。今日はちょっと趣向を変えましょう」
ーーーーー
中庭ーー
ナナ「魔弾【シュート】!」ゴッ
三年生1「防御魔法【シールド】!」ギンッ
三年生2「スキだらけ! 音速弾【ソニックシュート】!」キュバッ!
ナナ「!」
ウィン「時間魔法【クロック】」ユラ…
ウィン「防御魔法【シールド】」ボシュウゥ!
三年生3「魔弾【シュート】! 魔弾【シュート】!」ゴッ ゴウッ
時雨「ふっ!」スパッ!
ナナ「時雨さんありがとうございます! 魔弾【シュート】!」
三年生3「きゃあああっ!」
ピピーーーッ
ーーーーー
ウィン「もう二度としないからね!」プンッ
ナナ「わ、私だって頑張ろうと思ったんですよぅ……」
クロエ「ちょっと、どうしたのよ」
ウィン「ボクの攻撃なしで勝ちたいって……」
レナ「それで防御だけだったんですね」
ウィン「ってうわわ……みんな見てたの?」
イオ「今日は別の人も交えて練習したいってクロエさんが……」
クロエ「外に出てみたらウィンさん達がやってるんだもの。見ない手はないじゃない」
ティア【すごかったです】
楓「三年生相手に手加減して圧勝……」
ヒカリ「それにしてもあの瞬間移動はすごいね。どうやっても防げる気がしないよ」
晶「何かするって思ったらもう消えてるんだもんな」
デン「ま、魔力の動きが変わるよね。ぐにゃああって、あの周辺だけ変な感じに……」
レナ「……今なんて?」
デン「あああごめんなさい私なんかの言うこと真に受けないでハエの羽音の方が万倍マシな周波数だから私の声なんか聞かないほうがいいよ」
レナ「いいから聞かせなさい!」
ぎゃーぎゃー!
ウィン「へえ……」
ナナ「……ウィン、試合のときみたいになってますよ」
ウィン「今日は早く終わらせなくてよかった……かな」
ーーーーー
時雨「……それで私が稽古を、か」
晶「頼む! あんなの見せられて黙ってられないしさ」
イオ「お、お願いします……!」
アルシェ「アルシェももっと強くなりたい……」
時雨「分かった。やれるだけのことはやってみよう」
クロエ「心強いコーチね」
時雨「なに、私もいつかはウィンに勝ちたいと思っている。その仲間と思えば私にとっても心強い申し出だよ」
ーーーーー
時雨「もっと早く! 相手の一歩先を読んで!」スパッ!
晶「くっ……! 炎弾【ファイアボール】!」ボウッ
時雨「息切れしてるぞ! 踏ん張ってもう一発撃つんだ!」ギュン!
アルシェ「はあっ、はあっ……! 凝縮魔法【ビーム】!」ビシュン!
時雨「はっ!」ズパッ!
時雨「……こんなところか」
晶「あ、ありがとうございました……押忍」ゼエゼエ
時雨「道場ではないが……押忍」ピシッ
アルシェ「昔の修行よりキツイかも……」ハアハア
時雨「とにかく魔法を撃たせたからね。魔力がカラッ欠だと頭も痛くなるし……。しっかり休むといい」
ティア「なんでそんな無茶……」
アルシェ「ティアのこと泣かせたくない……から」ハアハア…
アルシェ「アルシェが強くなって、もう泣かせないから」
ティア「っ///」ドキッ
ティア(アルシェは辛いのに、ときめいてしまうなんて不謹慎な……! でも……!)キュンキュン
部室ーー
百合江「はい、では今日はここまでですわ。最近冷え込んでますから、風邪には十分に気をつけてお休みくださいまし」
お疲れ様でした!
クロエ「レナ、少し残れる?」
レナ「最初から残るつもりよ。何かあったの?」
クロエ「今日の部活の反省がしたくて。レナなら遠慮しないで反省点教えてくれるかなって思ったんだけど」
レナ「そういうこと。いいわよ」
レナ「まず……今日は動きが大げさだったわね」
クロエ「……ダイエットのために脂肪を燃焼させてたのよ」
レナ「やっぱり太ったんだ」クスッ
クロエ「い、いいから次!」
レナ「無駄な動きを増やしたせいで、足がふらついてたわ。もう少ししっかり立ちなさい」
レナ「ただそうね……しっかり声は通ってたんじゃないかしら。普段からそれくらいお腹に力入れられるといいわね」
クロエ「力いっぱいやるのも一長一短なのね……」
レナ「半年前に比べれば断然上手くなってるわ。私も付き合うからその調子で頑張りなさい」
クロエ「ええ、ありがとう」
レナ「そんなところね。来月には文化祭での発表があるらしいし、本格的な練習が始まったらまたアドバイスするわ」
クロエ「助かるわ。レナって人のこと見てるからアドバイスも的確なのよね」
レナ「……ふん。できることをしてるだけよ」
クロエ「……あ、そうそう。最近のデンについて聞きたいんだけど」
レナ「デン?」
クロエ「闇の試練について知ってる素振りだったし……なんか変なのよ。レナから見て気づいたことないかしら」
レナ「なんで私が……」
クロエ「デンと一番仲いいじゃない」
レナ「……はあ」
レナ「この間ヘビが襲ってきた時、デンも隠れて見てたわ」
クロエ「……」
レナ「なんでかは知らない。どうでもいいし」
クロエ「なんで……」
レナ「だからなんでかは知らないって……」
クロエ「なんでそんなにデンのこと見てるのよ。もしかしてティアとアルシェみたいな……」
レナ「なっ! ないない! 今のデンなんかちっとも好きになれないわよ」
クロエ「ほーん?」ニヤニヤ
レナ「このっ……! ああもう、話すわよ!」
クロエ「聞こうじゃない。なんでデンのことを見てるのか」
レナ「……同じ学校の出身なのよ。向こうは私のこと覚えてないみたいだけどね」
クロエ「……なーんだ、そんなことだったの」
レナ「そうよ。知り合いだったから気にしてただけ。納得した?」
クロエ「ええ。思ったより普通な理由でがっかりしたけど納得したわ」
レナ「世の中そんなに劇的な理由なんかないわよ。それじゃあ私もう少し自主練してくから」スクッ
クロエ「ええ。ありがとね、レナ。また明日」
百合江(デンさん……確かくるくまさんにメイク係として誘われてた方ですわ。推薦したのはレナさんと聞きましたし……)フム
百合江(まさか、レナデンワンチャンありますの!?)ハアハアハア!
現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す
安価↓~↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください
10月第2週
6/16回目の行動です
8回目の行動終了後、マホリオ学外対抗戦大会へと移ります
部室ーー
楓「失礼しまーす」
晶「クロエいますか?」
クロエ「あら、珍しい。部室に来たの初めてじゃない?」
嵐「ちょっとな。後でも良かったんだけど、まとめて話したかった……し……?」チラッ
百合江「衣装を! かっこいいやつ持ってきてくださいまし!」
嵐「な、なんだなんだ!?」
ーーーーー
楓「早業……」スーツ
嵐「なんで着替えさせられたんだ……」少年風
晶「あの……これは?」スポーティ
きゃああああああっ!
百合江「いい! いいですわ! お似合いですわ!」
楓「お嬢様、ご機嫌いかがですか?(低音)」
きゃあああああああ!
モミジ「似合ってるね……」
クロエ「三人とも男っぽいところあるものね」
嵐「楓、遊びに来たんじゃないんだぞ」クイクイ
楓「あ、ああごめんごめん」
楓(くいってやるの可愛いな……)ドキドキ
晶「そうそう、クロエチームとレナさんチームに伝えたいことがあるんだ」
クロエ「チームにってことはマホリオね?」
晶「おう! 明日辺りマホリオの練習しないかってお誘いだ!」グイッ
楓(あ、袖まくったら手首の筋が……)ドキッ
クロエ「いいわね。準備しとくわ」
晶「それだけ伝えに来たんだよ。じゃあこれ脱ぐな?」イソイソ
ーーーーー
楓「それじゃあ帰りましょうか、お嬢様方(低音)」
嵐「っ」ドキッ
晶「お、おう」ドキッ
楓「なんて言ってみたり。じゃー明日よろしくねクロエー」バイバーイ
クロエ「ええ、また明日。部活を止めてごめんなさい、みんな」
百合江「いえ、皆様やる気を出してくれましたから結果オーライですわ」キリッ
ーーーーー
ーーー
ー
翌日ーー
楓「早速やろうか!」
クロエ「その前に提案があるわ。ちょうど三チームいることだし、チームから一人ずつだして組み直してみない?」
レナ「面白そうね」
晶「いいんじゃないか? 自分達の弱点把握にも繋がるかもしれないし」
ローラ「じゃあ組み直してみよっか」
凜華「どうなるから楽しみだね」
この場には
クロエ、凜華、モミジ
レナ、ヒカリ、ローラ
楓、晶、嵐
の三人三チームがいます
クロエ、レナ、楓をリーダーとして、残り六人を振り分けます
まず凜華の所属チームを決めます
コンマ↓
01~50 レナチーム
51~00 楓チーム
続いてヒカリの所属チームを決めます
コンマ↓
01~50 クロエチーム
51~00 楓チーム
なおこの段階でモミジは楓チームに所属しています
クロエ、ローラ
レナ、凜華
楓、モミジ、ヒカリ
最後に晶の所属チームを決めます
コンマ↓
01~50 クロエチーム
51~00 レナチーム
クロエ、ローラ、嵐
レナ、凜華、晶
楓、モミジ、ヒカリ
となりました
クロエ「ローラ、ミトラをお願い」
クロエ「嵐は私が合図したらできる限り長く雷で周囲を照らして」
ローラ「あ、無理やり影を作ってそこに潜るんだね!」
クロエ「そうよ。やれるわね?」
嵐「面白そうじゃん! よし、いくぞー!」
おー!
ーーーーー
クロエチームvsレナチーム
楓「大将はそれぞれクロエとレナさん。確認オッケー?」
クロエ「オッケーよ」
レナ「ええ」
楓「じゃあ試合スタート!」
凜華「氷弾【アイスボール】!」ギンッ
晶「炎弾【ファイアボール】!」ボウッ
クロエ(大将狙い……! なら!)
クロエ「闇よ! 私を包み込め!」ズオッ!
クロエ(闇に紛れて……逃げる!)
ゴッ ボンッ!!
ローラ「クロエちゃん!」
クロエ「けほっ……わざとぶつけて爆発させたのね……危なかったわ」
クロエ「嵐!」
嵐「おう!」バチチッ
嵐「避雷針【ライトニングロッド】!」バチチン!バチチチッ!
レナ「二人とも、私の近くに!」
ローラ「ミトラ! 融合【シンクロ】!」ドプン
レナ「魔障壁【ガーディアン】!」
デンちゃんのデフォルトの髪色とヘアスタイルが気になります
ローラ「無駄だ。影は盾でも防げん」ズオッ!
晶「魔弾【シュート】!」ギンッ
ローラ「ちっ!」ドプン
嵐「晶はやっぱスポーツマンだな……反応が早すぎる」
晶「とりあえずアタシの炎で……」ボウッ
晶「これで影の範囲は限定できるだろ」
凜華「じゃあその間に私が! 氷弾【アイスボール】!」ギンッ
嵐「雷壁盾【サンダーシールド】!」ギイイッ
嵐「雷弾【サンダーボール】!」バリイッ
クロエ「魔弾【シュート】!」ゴッ
レナ「ふん」ボシュッ ボシュウッ
クロエ「かったいわねえ、それ」
ローラ「ぷはっ!」ドプンッ
クロエ「そういえばミトラスタイルは息が続く間しか潜れないんだったわね……ちょっと危ないわ」
ローラ「ぜえ……っ、きゅーちゃん! 融合【シンクロ】!」キンッ
凜華「私あれ苦手……」
レナ「あの状態は火を使うものね」
晶「ならアタシが! 炎弾【ファイアボール】!」ボウッ
ローラ「炎弾【ファイアボール】!」ボウッ
ボウンッ!
嵐(炎の壁! 今なら!)
嵐「雷弾【サンダーボール】!」バリイッ
凜華(氷じゃだめだ……!)
凜華「魔弾【シュート】!」ゴッ
レナ「っ!」ギイイッ
クロエ「あっ……!」
どしゅっ!
楓「試合しゅーりょー!」
クロエ「げほっ、えほっ……」
凜華「ご、ごめんクロエさん……大丈夫?」
クロエ「大丈夫よ、シールドが間に合わなかっただけ……」サスサス
レナ「不意打ちされても防げるようずっとシールド張ってたら?」
クロエ「あなたのガーディアンとは違うのよ……ずっと張ってたらスタミナが持たないわ」
楓「ねね、次は勝ったチームがあたし達とやるの? 早くやろ?」
レナ「そうね。クロエは休憩したいでしょうし、受けて立つわ」
ヒカリ(楓さん何か焦ってる?)タユン
モミジ(何かあったのかなあ……)ボイン
ーーーーー
レナチームvs楓チーム
ローラ「それじゃあ審判は私がするね。大将はそれぞれレナさんとモミジさん」
レナ「了解よ」
モミジ「緊張するよぅ……」
ローラ「試合開始!」
楓「うっしゃー、いくぞ晶ー! 風弾【エアロボール】!」ブワッ
晶「炎弾【ファイアボール】!」ボウッ
楓「あちちっ! こらー! 火の粉飛ばすなー!」
晶「無茶言うなー!」
凜華「なら冷やしてあげようか。氷輪花【アイスフラワー】!」キキキンッ
モミジ「重力魔法【グラビティ】!」グイン!
楓「あ、モミジありがとー! 助かった!」
ヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴッ
晶「っと!」ギュン!
晶「あぶないあぶない……」
モミジ「反重力魔法【アンチグラビティ】!」
レナ「きゃっ!?」グイン
ヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴッ
楓「風弾【エアロボール】!」ブワッ
レナ「くう……! 魔障壁【ガーディアン】!」ボシュッ ボシュッ
レナ「凜華さん、盾!」
凜華「ああ! 氷晶盾【アイスシールド】!」ギンッ
楓「押せ押せー! 風斬魔法【かまいたち】!」ギュバアッ!
レナ「まず……っ」
ヒカリ「モミジさん! 押し込んで!」
モミジ「うん! 重力魔法【グラビティ】!」グググ!
凜華「くぅ……!」ミシッ
レナ「晶さん、モミジさんを狙って!」
晶「あ、ああ! 炎弾【ファイアボール】!」ボウッ
ヒカリ「防御魔法【シールド】!」ギイッ!
凜華「……ぁぁあっ!!」バキィン!
レナ「!!」
ドシュッ!
ローラ「そこまで! 試合終了!」
レナ「いたた……」フラフラ
凜華「楓さんの魔法をモミジさんが後押しで押し込んでくるとはね……防ぎきれなかったよ」
モミジ「えへへ……」
クロエ「モミジやるじゃない! 最後は私達よ!」
レナ「復活したのね……」
ーーーーー
クロエチームvs楓チーム
晶「じゃあ審判はアタシが。それぞれ大将はクロエとモミジさん」
クロエ「了解よ」
モミジ「よ、よろしくね」
晶「じゃあ試合開始ー!」
ローラ「エアロ! 融合【シンクロ】!」キンッ
楓「風弾【エアロボール】!」ブワッ
ローラ「風弾【エアロボール】!」ゴウッ
ぶわっ!!
モミジ「ひゃっ!」
ヒカリ「大丈夫、モミジさん。とにかく自分が狙われた時は弾いてね」
モミジ「う、うん」
嵐「お望みなら……! 雷弾【サンダーボール】!」バチイッ!
モミジ「反重力魔法【アンチグラビティ】!」グイン
嵐「あらら……弾かれた」
クロエ「でもそれ込み!」
楓「モミジさん後ろー!」
モミジ「!?」バッ
ローラ「ふっ!」ドプン
モミジ「あっ……!」
どしゅっ!
晶「試合終了!」
ヒカリ「何もできなかった……」
クロエ「今度は作戦勝ちね」
ローラ「嵐さんの雷で作った影に……」
嵐「ローラが潜り込む! やったな!」イエーイ
楓「これで皆1勝1敗かー」
レナ「でも勝ち負けはあんまり重要じゃないわ。もっと戦略の幅が広がった気がする」
モミジ「色々弾けて自信ついたかも……」
クロエ「うんうん、収穫あったんじゃない」
凜華「こういう練習もたまには面白いね」
晶「じゃあ今日は解散だな。アタシ達もチームで反省しよう」
楓「おー」
ーーーーー
ーーー
ー
自室ーー
ヒカリ「……」
クロエ「何もできなかったわね……」
ヒカリ「うん……」
クロエ「やっぱり闇の力がないと……」
ヒカリ「ボクなんか自分だけの魔法があるかも分かんないし……」
クロエ「一緒に特訓する?」
ヒカリ「うん、お願い。このままじゃだめだ」
クロエ(魔法に詳しい人……固有魔法の研究してる人なんていないかしら。もしかしたらヒカリに強力な力が眠ってるかもしれないし、調べてほしいわね)
ーーーーー
修練場ーー
ヒカリ「はぁ……はぁ……」
クロエ「ぜえ……ぜえ……」
クロエ「す、少しは魔法の威力も上がったかしら」
ヒカリ「こればっかりは続けないとね……部活もあるけど、時間見てやっていこう」
クロエ「そうね……とりあえず今日のところは終わりにして、お風呂入りましょうか」
ヒカリ「うん。どっちも汗かいちゃったし、寮の大風呂入ろうよ」
クロエ「そうね……早く汗流したいわ」
大浴場ーー
ヒカリ「ふう……」
クロエ「ああ~……気持ちいいわ……」
ヒカリ「疲れが取れてく……」
クロエ「ね、ヒカリ。マッサージしてあげるわ」
ヒカリ「ええっ! い、いいよ。そこまで疲れてないし……」
クロエ「甘いわ。マッサージして筋肉ほぐした方がいいことくらい分かるでしょ」
ヒカリ「でもここではちょっと……他にも何人か入ってる子いるしさ」
クロエ「分かったわ。あがったら部屋でしてあげる」
ヒカリ「お、お手柔らかにお願いするよ」
クロエ「あ、そういえば今日はティア達のチーム見なかったわね……ローラから何か聞いてる?」
ヒカリ「あー……えっと、ティアさんとアルシェさんはデート……だって///」
クロエ「あ、そう……///」
ヒカリ「な、なんか照れるね。他の人の話なのに……」
クロエ「そ、そうね。この話はおしまい。あがりましょっ」
ーーーーー
ーーー
ー
自室ーー
ぎしぎしっ ぎしぎしっ
ヒカリ「あ、ぁあんっ、くろえ、うま、すぎぃ……っ!」トロン
ヒカリ「~~~っ!」ビクンッ
クロエ「はいおしまい。これで明日も大丈夫よ」
ヒカリ「あ、ありがと……」ヘニャヘニャ
クロエ「じゃ、今日はもう寝ましょうか」
ヒカリ「うん……おやすみ……」
クロエ「おやすみなさい」
ーーーーー
ーーー
ー
ー幕間
ティアとアルシェの食べ歩きデートー
アルシェ「あむっ。うん、このクレープ美味しい」モグモグ
ティア【よく食べますね】
アルシェ「ご飯は魔力のもと。たくさん食べて蓄えてる」モグモグ
アルシェ「ティアも」スッ
ティア「えっ、あ、あーん」アー
ぱくっ
ティア【おぃしいて゛す】
アルシェ(また文字震えてる……)
アルシェ「ティア」ジッ
ティア【はい】
アルシェ「アルシェ、ティアの声が聞きたい」
ティア「へっ?///」
アルシェ「せっかく綺麗な声だもん。もっと聞きたい」
ティア「で、でも喋るの下手ですし……」
アルシェ「アルシェは気にしない。二人きりの時だけでもいいから」
ティア「わ、分かりました……。頑張ります……///」
アルシェ「ん」
アルシェ「それで聞きたいことがある」
ティア「なんですか?」
アルシェ「あの豪華な建物は何? 食べ物屋さん?」
ティア「? あれは……」
ティア「!! あれは違います! 食べ物屋さんではありません!」
アルシェ「じゃあ何屋さん?」
ティア「何か売ってる場所では……と、とにかくアルシェにはまだ早いです!」
アルシェ「む、納得いかない。知ってるなら教えて」
ティア「だーめーでーすー!」
アルシェ「むむ、じゃあいつになったら教えてくれるの」
ティア「そ、それは……! 然るべき時に教えます!///」プイッ
アルシェ「……分かった。とりあえず今日のところは諦める。その代わりたくさんスイーツ巡りする」
ティア「それは元からそのつもりでは……」
少女二人の食べ歩きは道行く人々をほっこりさせたという……。
ローラとティアの部屋ーー
ルク「あ」ポシュッ
ローラ「ルクさんが引っ込んだってことは……」
ティア【ただいま帰りました】ガチャリ
ローラ「おかえりなさい、ティアちゃん」
ティア【何してるんですか?】
ローラ「旅行の時に卵を拾ったんだけど、反応がないから不安になって……」
ラピス「いろいろ調べてたところです」
ローラ「ルクさん曰くいつからあったのかも分かんないって……」
ティア【るくさん?】
ローラ「あ、えと、し、知り合いだよ。うん」
ラピス「それよりこれなんで封印かかってるんですかね。親が封印かけたのか、そもそも封印がかかって産まれてくるのか……」
ローラ「封印がかかった卵は親が封印を解くんだよね。綺麗な泉につけたり、炎の中でずっと耐えたり」
ラピス「なんにせよ解き方が分からないといけませんよね」
ティア【図書館の図鑑には載ってないんですか?】
ローラ「ざっと調べたけど似た卵の絵はなくて……」
ローラ(ルクさんクラスの珍しい魔獣だから図鑑に載ってなかったりして……)
ローラ「そ、そんなことない……よね」コツン
卵「……」
現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す
安価↓~↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください
10月第3週
7/16回目の行動です
8回目の行動終了後、マホリオ学外対抗戦大会へと移ります
>>700
1も気になります
皆さんのイメージとか聞いてみたいです
安価で改めて募集するのもありですかね
ちなみに個人的にはエミールと似た感じで、わたモテのもこっちっぽいのをイメージして書いてます
デンちゃんは変身に変身を重ねまくって、もう元の姿が自分でも思い出せないとかになっててもおかしくなさそう
>>722
ひええ
この設定怖いけど使うかもです
ただ現状考える限りハッピーエンドにしかならないのでご安心ください
ハッピーエンド至上主義万歳!
掲示板ーー
クロエ「よし、と」ペタペタ
クロエ(固有魔法研究に詳しい人募集。貼り紙一枚で見つかれば苦労はないけど、しないよりはましよね)
ヒカリ「クロエ、図書館にあった本何冊か借りてきたよ」
クロエ「こっちも終わったわ。その本部屋に戻って読みましょうか」
自室ーー
クロエ「『物質系は自覚しやすく、また放出も容易』。楓達みたいなやつね」
ヒカリ「自分の中にこれっていうイメージも湧かないから……多分物質系ではないと思う」
クロエ「『魔力系は自覚し辛く、またその用途が多岐に渡るため把握していない者も多い』。くるくま元部長とかリリィちゃんがこれね」
ヒカリ「こっち……かな。多分だけど。調べてくれる人とかいればいいんだけど」
クロエ「あ、簡単な実験があるわよ。えっと、この魔法陣ね」カキカキ
クロエ「で、魔力を込めた砂をこれに撒けば……」
ヒカリ「出てきた模様で分かる……。ほんとかなあ」
クロエ「やるだけやりましょ。ほらほら」
ヒカリ「じゃあ……」キィ…
ばららっ
コンマ↓
ゾロ目でヒカリの固有魔法が判明
ヒカリ「これは……」
クロエ「……なんの模様にもなってないわね」
ヒカリ「やっぱりそう簡単には分からないか……」
クロエ「うーん、分からないままってモヤモヤするわねえ」
ヒカリ「あてがあるとすれば掲示板の貼り紙かな」
クロエ「そうね。いい人がいればいいけど……」
ーーーーー
ーーー
ー
休日、部活後ーー
クロエ「あら、ウィンさん達」
ウィン「どもども~」
クロエ「時雨さんお疲れだけど……マホリオの練習?」
時雨「練習とは言えないな……私が勝手にウィンに食らいついていただけだ……」
ウィン「今日の時雨は戦いごたえあったよ。まさかシュートを斬られるとは思ってなかったな~」
時雨「馬鹿言え。二発目でもうノックアウトされたんだぞ……私もまだまだだな」
クロエ(晶やアルシェみたいな実力派を息切れせずにコーチする時雨さんがここまで……ほんとウィンさんって化物じみてるわね)
クロエ「あ、時雨さん。良かったらマッサージしてあげるわよ」
時雨「ほう……興味深いな。頼んでもいいか?」
ーーーーー
時雨「あ、ふ……っ!」ビクッ
時雨「ふふ、不思議な感覚だ……心の底から気持ちいいと感じるよ……ぁっ」
クロエ「マッサージにはちょっと自信あるのよね」グッグッ
ウィン「おお~、あの時雨があんな声を……」
時雨「マッサージといえばな……ナナも得意みたいだぞ」
ナナ「私……ですか?」キョトン
時雨「この間二人の部屋からウィンの押し殺す声が聞こえてな。「気持ちいい」とか「そこがいい」とか言ってたし、マッサージ機? の音もしてたし、本格派なんだろう」
時雨「最終的には「もっとしてほしい」と泣きそうな声で言ってたな」
ウィン「し、時雨!///」
ナナ「……///」
時雨「? マッサージではなかったのか?」
ナナ「いや、まあマッサージと言えばマッサージですが……私はウィンにしかしませんから……ね?」ニコッ
ウィン「っ」ズギュ
ウィン(ナナ好き……)
時雨「そうか……それはもったいないな……。本当に気持ち良さそうな声だったんだが……」
クロエ(時雨さんって強くなることしか学んでこなかったのかしら……///)
ーーーーー
ローラとティアの部屋ーー
コンコンっ
ローラ「はーい」ガチャリ
クロエ「待たせたわね。時雨さんにマッサージしてて」
ローラ「んーん。ちょうど盛り上がってたとこだったから」
クロエ「?」
ラピス「ここの食堂って実はかなり腕のいいシェフがいるんですよ。パフェが特に絶品で……」キャッキャ
ルク「なんと。それはぜひ味わいたいですね」ウフフ
クリア「クリアも美味しいやつ食べたい!」
クロエ「グルメ談議してたのね」
ローラ「私も混ざって聞いてたけど、グルメ雑誌って見てるだけでもお腹減っちゃうね……」エヘヘ
クロエ「それじゃあお土産に甘いもの買ってきましょうか」
ローラ「それいいかも」
ラピス「では私はこの専門店クロユリのフルーツタルトを……」
ルク「このボラボラ魚の肝という珍味を味わってみたいです」
クリア「アイス食べたい!」
クロエ「アイスだけ買ってくるわ」
ラピスルク「ぶーぶー」
ーーーーー
クロエ「全く、専門店のスイーツと珍味を同時に提案するなんて……」ブツブツ
ローラ「でもあの二人らしいよね。なんだかんだ楽しくやってるみたいで良かった」
クロエ「そうね。仲悪いよりはいいわ」
ローラ「あ、ついたよ」ガコン
ギイイイィィィ……
ローラ「ようこそ、リーケの研究所へ!」
クロエ「はー。ほんと、リーケってでかいわよね」
研究員「ようこそローラお嬢様、クロエ様。お待ちしておりました」ペコリ
ローラ「もう、そんなかしこまらなくていいのに」
研究員「あー、じゃあすみません、敬語はなしで。研究しかしてこなかったもんで礼儀とか知らないんすよ」
ローラ「大丈夫。ママにはちゃんと調べてもらったって言っておくから」
研究員「そうしてもらえると助かるっす。で、どれを調べれば……」
ローラ「この卵なんだけど……」
研究員「こりゃまたでかい卵っすね……。人の頭くらいあるっすよ」マジマジ
研究員「こりゃ何が産まれるか……」ブツブツ
ローラ「それじゃあ調べてもらっていいですか?」
研究員「任せるっす!」ビシッ
調査結果↓コンマ
01~50 調査失敗
51~98 かかってる封印が判明
ゾロ目 中身まで判明
研究員「こ……これは……!」
研究員「結果が出たっす! 二人ともー! あたっ」ドテッ
ローラ「だ、大丈夫ですか?」
研究員「たはは……面目ない」ヨイショ
研究員「それより、そう! 結果が出たっす! 見てください!」ウキウキ
安価↓~↓3
調査の結果判明した魔獣
【種族】(その魔獣自体の種族をお願いします)
【特殊能力】(魔獣自体の持つ能力)
【備考】(その他付け足したいことがあれば)
最高コンマのレスを採用します
【種族】バジリスク
【特殊能力】猛毒の牙、相手を睨むだけで殺せる
【備考】ハリポタに出てくる
>>733
こちらを採用します
ただし1はハリポタを知らない(見たことがない)ので、ハリポタのバジリスクとは違ってくるかもしれませんがご了承ください
調べるためにハリポタwikiを見ましたが、魔獣の分類xxxxにユニコーンと不死鳥、xxxxxにドラゴンとバジリスクと、ハリポタ指標だとローラの周りがとんでもないことになってて驚きました
睨まれたら死ぬ、猛毒持ち(噛まれたら大体死ぬ)、成長するとデカくなる
の三点が大体の特徴だと思われ
※以下一応『ハリーポッターと秘密の部屋』のネタバレ注意
ハリポタのバシリスクは
・外見は巨大な蛇
・魔眼を直視してしまうと即死(ハリポタ本編にはそのせいでゴーストになった元生徒がいる)、鏡とかカメラとか水面とか何かを通して見るとマネキンのように固まり意識不明&行動不能になる(こちらはマンドラゴラを使用した解毒薬で元に戻れる)
・牙には致死性の猛毒
ちなみに本編では
・ハリーと対峙した際、救援に現れたフォークス(校長の飼っていた不死鳥)に両目を潰される
・ハリーに倒されるも牙が腕に刺さり毒で致命傷を負わせる……かと思いきやフォークスの涙(あらゆる傷を癒す)によりハリー難なく生還
と不死鳥にこっぴどくやられてるので、ルクと相性が悪いみたいな設定もありかもしれない。
ハリポタ基準で考えると味方サイドの手持ちにしては能力が危険すぎて怖いなぁ。封印されてるような卵だからある意味当然なのか
魔獣というか、もはや闇の魔物寄りっぽい
・・・ふと思ったけど闇の魔物とも融合ってできるのかな、魔物と魔獣の違いは判らないけど、人間以外の生物と、ってなってたからできてしまいそうだ
しかし、1さんはハリポタを知らなかったのか、闇の魔物が蜘蛛に蛇だから秘密の部屋から持ってきたのかと思ってた
>>738
>>739
ありがとうございます
参考にさせてもらいます!
>>740
偶然ですね…
ハリポタはhuluで見ようと思ったらいつの間にか見放題からなくなってて見れずじまいなんです
なお、闇の魔物は自我がなく闇そのものなので(>>575、>>593)、意思疎通して融合してもらうことができません
凶暴で人にとって危険な魔獣も存在しますが、そちらはローラが手懐けることができれば融合してもらうことができます
研究員「なんと! 中はバジリスクっす!」
クロエ「バジリスクス?」
研究員「バジリスク! っす!」
ローラ「ば、バジリスク……」
研究員「ローラお嬢様はご存知っすよね。危険な毒を持つ魔獣っすよ」
研究員「毒の沼地や人の立ち入れない山脈に住んでるはずっすが……どこでこんなものを」
ローラ「うちの島にあった洞窟の中に転がってたよ。もしかしたら昔はあそこにバジリスクが住んでたのかも……」
研究員「なるほど……とすると卵を見つけた人間が、卵が孵らないように封印をかけたんすかね」
ローラ「多分……」
クロエ「それってどうするのよ。危険だから封印されてるんでしょ? 孵すことってできるの?」
ローラ「孵すこと自体はできると思う。封印を解くのも不可能じゃないし……でも……」
研究員「まあ、見つけたのはローラお嬢様っすから判断は任せるっす。もし孵した後で危険だと判断すれば、うちら研究員がとっ捕まえて野生に返してやるっすから」
クロエ「心強いわね」
研究員「まあ魔獣との付き合いも長いっすからね。バジリスクの対処だってしたことあるんすよ」ドヤ
ローラ「と、とにかく今は持って帰るね。どうするかはゆっくり決めるから……」
研究員「それが賢明っす。他にも魔獣のことで困ったことがあればいつでも来てくださいっす~」バイバーイ
ーーーーー
ーーー
ー
ー幕間
凜華、外出するー
凜華(刺激になるかもとゲームセンターに来てみたが……うるさいな。耳が痛くなる……)
凜華「……あ」
舞「なんでっ、今の角度なら取れたはず……! このマシン設定おかしいんじゃないの……!」ブツブツ
凜華「音無……さん?」
舞「なんですかっ、今このマジックキャッチャーと戦ってるんです!」
凜華「ああ、これか。あのぬいぐるみが欲しいの?」
舞「いえそんなに。これは意地です」
凜華「ふふっ、音無さんも舞台から下りれば普通の女の子なんだね」
舞「舞台?」チラッ
舞「って、り、凜華さん!」
凜華「やっと気づいてくれた」
舞「どうしてこんなところに……」
凜華「普段行かないところに行こうと思ってね。いい刺激になるかと思ったんだけど、私にはここは刺激が強すぎるかな」
舞「そうでしたか……」
舞「あの、良かったらカフェでお茶でもしませんか?」
凜華「賛成。ここにいるよりよっぽど落ち着きそうだ」
舞「……やっぱり最後にもう1クレだけいいです?」
ーーーーー
カフェーー
凜華「ふぅ……」
舞「わぁ、画になりますね」
凜華「ふふ、ありがとう」ニコッ
凜華「音無さんもそれ取れてよかったね」
舞「まさかバウンドして落ちるとは思いませんでした。奇跡ですよ」
舞「でもこれどうしようかな……置いとく場所が……あっ」
舞「良かったらこれ貰ってくれませんか? 今日出会えた記念です」
凜華「いいのかい? せっかく取ったのに……」
舞「取るのに熱中してるだけで、取ったものはあんまり……」
凜華「じゃあ貰っておくよ。大事にするね」
凜華(もふもふ……! かわいいぬいぐるみ……!)モフモフ
舞「最近そちらはどうですか?」
凜華「ああ、マホリオの対抗戦に備えて部活は抑えめかな。ただ来月には文化祭もあるから、対抗戦が終わったら忙しくなりそうだ」
舞「ほほう、対抗戦はカサブランカも学校一強いチームが出ますからね。プロのスカウトも目をかけてるって噂ですよ」
凜華「それはそれは……すごそうな試合が見れそうだね」
凜華「そっちはどうだい? 舞台発表とかは……」
舞「こっちはですね……」
カフェの一角で次世代を担う舞台少女が二人。
まるで舞台での掛け合いのように語らいは続いたという……。
ローラとティアの部屋ーー
ローラ「……ということで、この卵はバジリスクでした」
ラピス「どおりで普通の図鑑には載ってない訳ですね」
クリア「怖いの?」
ローラ「うーん……どうだろう。卵からは嫌な気配は感じないけど、孵したらどうなるか……」
現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す
安価↓~↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください
10月最終週
8/16回目の行動です
8回目の行動終了後、マホリオ学外対抗戦大会へと移ります
ちなみに
夏休み前に行った学内マホリオ大会の結果や、その後の授業などを踏まえて現在の校内マホリオランキングトップ10のチームが選抜メンバーとして学外対抗戦に出場します
登場人物に絞ってのランキングは現在このようになっています
1 ウィンチー厶
7 楓チーム
15 レナチーム
16 ティアチーム
29 くるくまチーム
40 クロエチーム
100 エミールチーム
デンやイオ達「大会には出るが正規のチームは組んでいない人」達は、チームランキングからは外されています
学外対抗戦に選ばれたことで一層張り切っていた楓チームだったが、張り切りすぎた楓がまたも体調を崩し保健室のお世話に。
体調管理について叱られつつも嵐と晶にしっかりお世話され休息を取る楓。
(そのおかげか、対抗戦では万全のコンディションに)
>>739を見るとルクが島にいたのって、もしかしたらバジリスクに対するカウンターの役目もあったのかもね。
不死鳥だから毒も魔眼も実質効かないし。
ところでルクは擬人化とかしないで原型のままなんだっけ?
リリィ「今日はペアになった人の記録をメモしながらやってもらいますからねー」
リリィ「は~い、それじゃあまず二人組をつくってくださーい」パンパン
やんややんや
クロエ「うーんと……」キョロキョロ
嵐「楓ー、組むぞー」
ヒカリ「クロエ、組もう」
楓「おー」
クロエ「ええ、いいわよ」
クロエ「……こうして見るとマホリオのチームメイトと組んだり、そうじゃない人に声かけたり、色々いて面白いわね」
私と組むの! あたしと!
リリィ「喧嘩はだめですよー」ホワァ
「うぅー……だって私以外と組んでほしくないんだもん……」
「あ、あたしだってそうだ!」
クロエ「なーんか、怪しいくらい仲いいチームもいるし……」
ーーーーー
ーーー
ー
保健室ーー
嵐「やけに張り切ってると思ったらこれか……」
楓「ごめん……」グタ…
嵐「選抜メンバーに選ばれて嬉しいのは分かるけどさ、体調崩しちゃだめだろ」
楓「うぅー……」
ガチャッ
晶「飲み物持ってきたぞ。飲めるか?」
楓「飲む……」
晶「全く……選抜に選ばれたからって気張りすぎだよ」
楓「二人がいじめる……」コクコク
嵐「楓が悪い。ほら、肩までお布団かけて」ポフポフ
晶「さっさと治して本番頑張ろうぜ、な」ポンポン
楓「二人が優しい……」
ーーーーー
ーーー
ー
対抗戦当日ーー
楓「完っ全、復活ー!」イエー!
クロエ「今日調子良さそうじゃない。応援してるわよ」
晶「頑張るぞー!」
ティア【応援してます】
イオ「が、頑張ってください」
ラピス「いやー、なんだかお祭りみたいですねえ」ウキウキ
ローラ「あんまりはしゃがないように」
ラピス「わ、分かってますよぅ」
クロエ「収穫祭とも被ってるから、コスプレしての応援もありだものね」
ヒカリ「学校ごとに総力あげて応援もするし、観客の入場もあるからね。毎年白熱するみたいだよ」
出場者は集合してくださーい
嵐「お、そろそろ時間だな。いくぞー!」
楓晶「おー!」
ーーーーー
通路ーー
クロエ「どうかしら。黒猫のコスプレなのだけど」
ヒカリ「可愛い。似合ってるよ」
ローラ「うんうん」
クロエ「二人の狼女とジャックオーランタンも似合ってるわ」
ヒカリ「なんだか舞台衣装着てるみたいでわくわくするね」
ローラ「私はすこし恥ずかしいけど……でも可愛いから着れて嬉しいな」
???「おやおや、こんなところに獲物が三人も……」
クロエ「っ」バッ
???「食べてやろーかー!」
ローラ「ユーニ! 融合【シンクロ】!」キンッ
ローラ「……やはりくるくまさんでしたか」ジ…ッ
くるくま「ありゃ、バレた?」
ローラ「オーラを見たので。見た目だけなら完全に悪魔ですよ、それ」
くるくま「悪魔モチーフで作ってもらってね。で、できる限り悪者っぽいオーラにしてみたんだ」
ヒカリ「作ってもらったってことは……」
アルト「こ、こ、こんにちは……」ヒョコッ
ローラ「そちらも悪魔ですか……クオリティ高いですね」マジマジ
アルト「え、えへへ……褒められた……」
くるくま「やったねアルト。二人で頑張ったかいあったじゃないか」
アルト「うん……!」
クロエ(……あら?)
クロエ「なんか前より仲良くないかしら」
アルト「うぇっ!? そ、そう!?///」
くるくま「最近推薦の話を貰ってね。このままいけば二人で同じ学校に進学できるかもしれないんだ」ウキウキ
くるくま「学部は舞台表現と服飾で違うけど、最近それ関連で色んな話を聞いててね。前より一緒にいる時間が増えたから、それでかな」
クロエ「……アルトさん」コショコショ
アルト「?」
クロエ「アルトさんって……くるくまさんのこと好きよね?」コショコショ
アルト「ふぇっ、あ、う、うん……っ!///」コクリ
クロエ「てっきり告白したから仲良くなったもんだとばかり……」
クロエ(ティアとアルシェっぽかったし……)
アルト「す、推薦が決まったら告白しようかなって……まだ本当に一緒に行けるか決まった訳じゃないし……それに、くるくまは舞台馬鹿だから……」
アルト「そ、そんなところも好きなんだけど……」モニョモニョ
クロエ「いじらしいわねぇ」
アルト「そ、それより、そんなに好きって分かりやすい? 他の人にも言われたことあるんだけど……」ドキドキ
クロエ「くるくまさんは気づいてないけどね。見てたらなんとなく分かるわ」
アルト「もー……くるくまの鈍感……!」
くるくま「アルトー、そろそろ応援席に行こう。オーラの方も落ち着かせとかないとね」
アルト「あ、うん、今行く」
アルト「じ、じゃあね、クロエさん」
クロエ「ええ。アルトさん、頑張ってね」
ーーーーー
アルシェ「っ」ブルッ
ナミネ「あ、お手洗いですか。あちらにありましたよ」
アルシェ(ジュース飲みすぎた……)スクッ
ティア【また食べもの買ってこないように付いていきますね】
ナミネ「はーい。行ってらっしゃいです」
ーーーーー
ーーー
ー
ジャー
アルシェ「……」フキフキ
ティア「終わりましたか。では戻りましょう」
アルシェ「ん」コクン
通路ーー
だ、だめっ……
ティアアルシェ「?」
ティア「今何か……」ソー
アルシェ「聞こえた」ソー
ウィン「ナナ、だめ……見られちゃうから……!」
ナナ「今は皆さん応援中です。選手用通路には誰も来ませんよ……」
ナナ「試合前の魔力補給です……んっ」
ウィン「ん……ちゅ、ちゅう……」
ティアアルシェ「!!」ササッ
ウィン「ふぁ……ななぁ……」
ナナ「かわいい、ウィン……ちゅ……っ、れろ……」
ウィン「んんっ……んくっ、じゅる……」
ティア「わわ、わわわー///」
アルシェ「すごい……///」
アルシェ「ティア……」ジリ…
ティア「あ、アルシェ……?」
アルシェ「アルシェもキスしたい……」ジリジリ
ティア「だ、だめですっ、こんなところで……」
アルシェ「人は来ないって言ってた」
アルシェ「……ティアはキスしたくない?」グイッ
ティア「その聞き方はずるいです……っ」
アルシェ「ん……」チュッ
ティア(ああ……こんな廊下の陰で……)チュッ
アルシェ「ちゅ、ちゅ……」
ティア「ん、ちゅ、ちゅう……」
アルシェ「ティア、好き……」
ティア「んんんっ」ビクッ
ティア(こんな……興奮しちゃうなんてぇ……)フルフル
アルシェ「ちゅ、ちゅ……っ」
ティア「ん、んっ……」
ナナ「じゅ……ちゅうぅ……」
ウィン「んんぅ……っ、ちゅう……」
ーーーーー
ーーー
ー
アルシェ「ただいま」
ナミネ「おかえりなさい。……ずいぶんお顔が赤いですけど、大丈夫ですか?」
ティア「……ダイジョウブデス/////」
ーーーーー
時雨「遅かったな。腹でも下したか?」
ウィン「い、いやー大丈夫だよー///」
ナナ「準備万端です!」ムンッ
ーーーーー
楓「よーしやるぞー!」
嵐「リリウムの一年生のすごさ見せてやろう!」
晶「うっし、頑張るぞー!」
楓チームの予選勝利数↓コンマ1ケタ
0は0勝として扱います
>>753ボーナスにより、最低3勝保障
>>754
そうですね、ルクは人化はしてないです
出てくるときは全て鳥の状態です
楓チームは決勝トーナメントに進出できたか
↓コンマがゾロ目の場合進出可能
10以下または91以上の場合決勝進出をかけて再試合(再コンマ)
勝ー負の内訳が
6-3 楓チーム
5-4
5-4
5-4
5-4
4-5
4-5
4-5
4-5
3-6
の場合のみ進出可能?
数学苦手なので確率的にこのコンマで正しいのかは分かりませんが、今回はこれでいきます
楓「あー……」
クロエ「お疲れ、楓」
楓「勝てないなー……」
クロエ「何言ってんの。他の学校も三年ばっかりなのにその中で6勝挙げるって十分化物よ」
嵐「いーよいーよ、勝手に立ち直るって」
クロエ「そう?」
楓「そっか、他の学校三年ばっかか……!」ハッ
嵐「ほらもう立ち直った」
イオ「晶さんカッコよかったです……!」
晶「時雨さんの修行のおかげかな。前より強くなった気がするよ」
晶「そうだ。その時雨さんは……」
ヒカリ「ウィンさん達は全勝でトーナメントいったよ。なんかいつもより魔法の威力も強くて圧倒的だった」
晶「さすがだな……」
ーーーーー
決勝トーナメントーー
実況『さあ! いよいよ決勝トーナメント! この中にはプロのスカウトが目をかけてるチームもあると噂されております! 白熱の決勝トーナメント、注目です!』
わああああああっ!
ウィン「さー、やりますかー」
ーーーーー
凜華(プロのスカウトって……この会場にも来てるのかな)
ーーーーー
ーーー
ー
↓コンマ
ゾロ目で新キャラ(改めて安価で募集します)
数値が大きいほど強い
ピピーーーーーッ
実況『試合しゅーりょー! 勝ったのは……』
ウィン「いぇ~い」
実況『リリウム魔法学校!!』
わあああああああああっっ!!
「なぜ……私達のところにはプロのスカウトも来てたのに……」ガクリ
ーーーーー
スカウト「やあ」
「! す、スカウトさん! 今の試合は……」
スカウト「ああ、ナイスファイトだった。プロでもやっていける地力もあるよ。卒業したらぜひ契約してもらいたいくらいだ」ニコッ
「!!」パアッ
スカウト「さてウィンさん」
ウィン「げ」
スカウト「どうですか、在学中のプロ契約の件考えてもらえましたか?」
ウィン「しないって言った」
スカウト「そう言わずに! ウィンさんなら即戦力ですよ!」
ウィン「いーやーだー! ナナがいないチームなんかいきたくなーい!」ジタバタ
ナナ「きゅん」
スカウト「時雨さんはどうですか!?」
時雨「ウィンに勝てないようじゃ私はまだまだですから」
「……ええ……」
大会はウィンチームの優勝で幕を閉じました。
この結果を受けて、ウィンチームと準優勝チームは冬の全国大会に出場します。
樹「皆さん、大会は無事終わりました。このまま学校に戻るもよし、収穫祭を楽しむために街に行くのもいいかもしれませんね」
樹「ただハメは外しすぎないよう……では解散です」
クロエ「よーし、じゃんじゃん街でお菓子貰うわよー!」
ラピス「おー!」
アルシェ「おー」
ローラ「シャレにならないメンバーだ……」
※収穫祭
収穫祭において仮装をするのは、魔法使いだけでは消費できないほどの豊穣を祈るため
また魔獣のコスプレをするのは、実りを他の種族にも分け与える様を再現することで「寛容」や「慈愛」を表すためと言われている
現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す
安価↓~↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください
11月第1週
9/16回目の行動です
12回目の行動終了後に、文化祭へと移行します
楓「……」
嵐「クロエ達はもういったぞ。街中で演技の練習するんだと」
晶「ストイックだねー」
楓「うん」
嵐「だからほら、ここはもうオレ達しかいないから」
楓「うん……っ」ズビッ
楓「く、くやし゛ぃ……よぉ……!」
晶「うん」
楓「みんなの、だいひょ、っの、つもり……っ」
晶「リリウムの一年からはアタシらだけだったもんな」
楓「う゛んっ……」グシュッ
楓「でも、けっしょ……いけなくて、くや、しくて……ひぐっ」ボロボロ
楓「ぁぁぁあああん……! うあああああん……!」
嵐「来年はもっと強くなって帰ってこような……っ」ポンポン
晶「そうだよ。アタシ達も悔しかったんだ。このままじゃ終われない」ギュッ
楓「ふたり゛ともっ、あぃ゛がと……! だいすきぃ……!」ズビズビ
嵐「ばーか、お前の世話焼くのなんか慣れっこだっつの……」グスッ
晶(嵐まで貰い泣きしてら……)クスッ
ーーーーー
ーーー
ー
楓「うぁー……目真っ赤だよ……」クシクシ
嵐「こするとひどくなるぞー……っと」ヨイショ
晶「準備できたか?」
嵐「おう」
晶「じゃ、祝賀会にレッツゴーだ!」オー!
街中ーー
クロエ「暗き毛皮に身を包む、黒猫クロエの参上よ! いたずらされたくなきゃお菓子をよこしなさい!」
「かわいー! はいクッキーどーぞ」
クロエ「ありがと、お姉さん!」ワーイ
ヒカリ「そこの甘い香りのお嬢さん、ボクに包まれてみませんか……?」モフッ
「は、はいぃ……っ、これ、チョコです……」
ヒカリ「ありがとうございます」ニコッ
レナ「いたずらかおかし、どっちがいいですか?」クスッ
「び、美形の魔女だぁ……! これ、飴ですけど、良かったら食べてください……!」
レナ「ありがとうございます」ニコリ
モミジ「お、おかしくださーい。いたずらしますよー!」フシャー
「いたずら妖精だー、かわいいっ。マシュマロあげる!」
モミジ「わ、ありがとうございますっ」ボイン
クロエ「うんうん、みんないいじゃないの」
ヒカリ「さすがにあそこには敵わないけどね……」チラッ
凜華「私に血を吸われたいとは……奇特な方だ」フッ
「きゃあああああっ!」
クロエ「相変わらずモテるわねー」
レナ「演技も上手いしね」コロコロ
クロエ「あ、飴もらったの?」
レナ「ええ。美味しいわよ」コロコロ
モミジ「凜華さんすごいなあ……」
凜華「さあ、私に血を吸われたいのはどなたかな?」キリッ
「きゃああああああああああああ!!!」
「私よ!」 「どきなさい、あたしよ!」 「わたしの血を吸ってー!」
凜華(お菓子ほしいんだけどな……)
クロエ「凜華ー、そろそろ待ち合わせのファミレス行くわよー」
凜華(おっと。さすがにそろそろ離脱か)
凜華「ではお嬢様方、ご機嫌よう」フワッ
「ああああぁぁ……」
「カッコよかった……♡」 「素敵……♡」
ーーーーー
ーーー
ー
ファミレスーー
クロエ「改めて楓、嵐、晶、お疲れさまー! かんぱーい!」
かんぱーい!
アルシェ「……」モグモグ
楓「いやー、疲れたよ」
ヒカリ「グループ3位おめでとう。すごかったよ」
嵐「来年はオレ達負かしたやつらにも負けないくらい強くなんないとな」
クロエ「来年は私達も負けないわ。選抜にだって選ばれてみせるんだから」
レナ「あなた達だけじゃないわよ」
ローラ「こっちだって負けないもん!」
ティア【こっちもです】
アルシェ「ティアのためなら頑張る……」モグモグ
晶「アタシらもこのままじゃない。ま、皆でこれからも切磋琢磨できるといいな」
クロエ「そうね。皆で来年も頑張るわよー!」
おー!
ーーーーー
ーーー
ー
翌日ーー
ローラ「んん……」ムク…
ラピス「おはようございますローラさん。気持ちのいい朝ですよ」
ローラ「おはよう、ラピスさん」
クリア「おはよー……」ムクリ
ローラ「おはよ、クリア」ナデナデ
ラピス「穏やかな朝を堪能するのもいいですが……こちら、食堂にあった新聞です」ガサッ
ローラ「んー? 『魔力増幅剤の開発に成功』……?」
ラピス「そのニュースではなくこちらです」
ローラ「『収穫祭特集 可憐なコスプレ少女』……ってこれ、私!?」
◆◆◆◆◆◆◆◆
ローラ「じゃあ皆も収穫祭楽しんでね。まずエアロ! 融合【シンクロ】!」キンッ
ローラ「あははっ! おかしくれなきゃいたずらするぞー!」ガオー
「あら可愛い! 羽根もリアルねえ。はいお菓子」ナデナデ
ローラ「ありがとーございます!」
ローラ「きゅーちゃん、融合【シンクロ】!」キンッ
ローラ「そこのお姉様……私にお菓子をくださいませんか……?」モフンッ
「もふもふ! キツネのコスプレね。はい、お菓子あげるわ」
ローラ「ありがとうございます」ニコッ
ローラ「では……ユーニ、融合【シンクロ】です」キンッ
ローラ「ふふ、おねーさん。お菓子くださいな!」
「ユニコーンのコスプレ? 綺麗ねえ。はい、お菓子」
ローラ「ありがとうございますっ!」ニコッ
ローラ「ミトラ、融合【シンクロ】!」キンッ
ローラ「お菓子をよこせ、さもなくば……」
「ニンジャ!? かっこかわいいわね! はい、これ食べてっ」
ローラ「……ありがとうございます」ペコリ
◆◆◆◆◆◆◆◆
ローラ「みんなで楽しんだもんねぇ……」
ラピス「それでですね……学校内でも噂になってるみたいで……」
こんこんっ
ティア「……」ムクリ
ティア「はぃ……」ガチャッ
「あ、あのっ、これローラちゃんにっ」
ティア「わたしておきます……」ボケー
ラピス「……今のもニュースを見た人かと」
ローラ「うーん……嬉しいけど恥ずかしいなあ……」エヘヘ
ーーーーー
ーーー
ー
部室ーー
クロエ「は~……」
レナ「……どうしたの?」
クロエ「いや、月末に文化祭あるじゃない? それの方針で揉めてて……」
クロエ「やる気のある子と、楽しみたいだけの子と、そもそもやる気のない子と……」
レナ「ああ、そういう……」
クロエ「うちのクラスいい人ばっかりだから、協力すればいいものできると思うんだけど……」
レナ「あなたがリーダーすればいいじゃない」
レナ(人望あるし)
クロエ「うーん……なんとか説得してみるわ。いい文化祭にしたいものね」
現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す
安価↓~↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください
11月第2週
10/16回目の行動です
12回目の行動終了後に、文化祭へと移行します
水晶竜親子&ラピスの正体を知る組(蛇迎撃戦メンバーの一年生+ナミネ)で闇の解読に取り組む。
確か迎撃時に、ラピスのこと知ってるのにナミネがいなかった気がしたので一応
>>792
やらかしました…ナミネも迎撃メンバーに入れるべきでしたね
ハブいてごめんナミネ…
研究所ーー
クロエ「魔獣以外のことって研究してるのかしら」テクテク
ローラ「ここは主に魔獣保護と野生化の飼育しかしてないから……期待はできないと思う」テクテク
研究員「待つっす! それはあたしのおやつっすー!」ドタドタ
子リザードマン「クケケケッ」シュタタタ
ローラ「こーらっ」ヒョイッ
ローラ「食べちゃだめだよ? 返してあげて?」
子リザードマン「……」
子リザードマン「クルル……♪」ポイッ
ローラ「いい子いい子」ナデナデ
子リザードマン「♪」
研究員「た、助かったっす……ってローラお嬢様!?」
ローラ「こんにちは」
クロエ「見てもらいたいものがあって来たの。魔獣じゃないんだけど……」ハイ
研究員「本っすか……ものを読むのは苦手なんすよね……」パラパラ
研究員「はーだめっす! 読めたもんじゃないっす!」
クロエ「それは知ってるわ。古代文字なのか魔力で書かれたものなのかは分からないけど、読み進められないの。どうにかして解読できる方法はないかしら」
研究員「そういうことっすか……」フム
研究員「……ちょっとこっちに来てほしいっす」テクテク
クロエ「?」テクテク
研究員「この前友人が持ってきた本が……これ……じゃない。これ……でもない」ガサガサ
ローラ「書類と本の山……」アングリ
研究員「あ! あったっす!」ガッ
ぐら…… ばさばさばさっ!
研究員「ぎゃー! っす!」
クロエ「見事に崩れ落ちたわね」
研究員「いてて……これっすこれっす」ハイ
研究員「なんでも『古代文明についてまとめた本だ』って言ってたっす。結局一度も読んでないっすけどね」
研究員「まったく、古代文明の研究なんかして楽しいんすかね。ほんっと変人っす」ケタケタ
研究員「絶対に魔獣のこと調べてるほうが楽しいっすのに……ねー、リザちゃーん♪」スリスリ
子リザードマン「シャー!」イラアッ
クロエ「……この本は貰っていいのかしら?」
研究員「持ってってくださいっす! その本も読まれた方が嬉しいに決まってるっすから!」
クロエ「それじゃありがたく貰ってくわね」
ローラ「ばいばい」ナデナデ
子リザードマン「♪」スリスリ
研究員「また遊びに来てほしいっすー」バイバーイ
ーーーーー
ーーー
ー
食堂ーー
ナナ「///」
時雨「ナナ、どうかしたか?」
ウィン「いいからいいから、クロエさんの話を聞こ~」
クロエ「……で、この本読んでたけど結局『解読の仕方は分からず』よ!」
クロエ(『今晩食事でもどうですか?』って手紙も挟まってたし! ノロケに付き合わせないでほしいわ!///)
ラピス「どうしたらいいんでしょうか……」
アルシェ「魔力込めたほうが早い……」
クロエ「それしかないのかしら……」
レナ「つべこべ言わずにやりなさいよ」
クロエ「はいはい」キイイイ…
闇は人の心を拠り所として、大きく暗く成長していく。
闇に自我はなく、ただ大きくなることだけを本能とする。
精神的に不安定になった“拠り所”を捕らえる存在がいる。
その存在は幾度も襲来し、その度に強力な存在へと変貌していく。
捕らえられた“拠り所”は闇に飲み込まれ、帰ってくることはない。
ただしーー
闇を克服した者も多く存在する。
襲来の度に撃退を繰り返し、闇を支配下に置いた者。
内なる闇と向き合い、闇の成長を抑えつけた者。
闇を自分自身の力に変えた者。
そして、友と手を取り合い助けられた者。
ーー願わくば一人でも多くの闇の魔法使いが救われることを祈る。
クロエ「うっ……!」ガタッ
ローラ「クロエちゃん!?」ガシッ
クロエ「だ、大丈夫よ。読めたわ」
クロエ「それも前書きだけだけど……全部」
ヒカリ「今までは一行ずつって……」
クロエ「心当たりは……」キョロキョロ
クロエ「人数かしらね」
ヒカリ「人数?」
クロエ「今まではローラかヒカリだけが隣にいる時に読もうとしてた。結果は一行ずつ読めただけ」
クロエ「でも今は……たくさんの人がいる」
ウィン「照れますな~」
ローラ「えへへ……」ニコニコ
ヒカリ「なるほどね……」フフッ
クロエ「とりあえず内容をメモして……」カキカキ
ウィン「ふむふむ、『幾度も襲来し』ってことはまたあの黒いのが来るのかな~」ウキウキ
クロエ「それがいつなのかが問題よね」
ヒカリ「……デンさんは? 知ってる素振りだったよね?」
クロエ「そうよ、デン! レナ!」バッ
レナ「……だから私にデンのこと聞いてどうするのよ」
クロエ「……そうね」ストン
闇の書の解読に成功しました。
「襲来の時期」
「魔獣の形態」
「過去に失敗した人物の話」(新キャラ)
「過去に成功した人物の話」(新キャラ)
「闇の魔法を撃つ方法」
をさらに解読することができるようになりました。
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「……」
レナ「……はあ」
クロエ「やっぱりレナに話を聞きたいのよ。デンのことで……」
レナ「分かったわよ。知ってることは話すわ」
クロエ「最近のデンはどう?」
レナ「いつも通り死にたい死にたい言ってるわ。変わりないわよ」
クロエ「そう……じゃあ昔のデンの話を聞かせてくれない?」
レナ「っ……昔の話なんか聞いてどうするのよ」
クロエ「聞けることは聞いといて損ないじゃない。それに知ってることは話すってさっき言ったわよね」
レナ「……あーもう。降参よ。話すわ」
クロエ「お願いするわ」
レナ「って言っても、中学が一緒だっただけで、家族ぐるみで付き合いがあるとかじゃないし……学校でのことしか話せないわよ」
クロエ「構わないわ」
レナ「……そうね、一言で言えば「天才」……」
クロエ「は?」
レナ「性格もあんなんじゃなかった。クロエみたいに周りに人が集まったし、凜華みたいに人気もあった」
クロエ「ちょちょ、待って待って。情報の処理が追いつかないわ」
レナ「なによ。話せって言ったり待てって言ったり……」
クロエ「……本当なの?」
レナ「本当よ。少なくとも三月に卒業生代表の答辞は読んでたわ。元気にハキハキとね」
クロエ「……続けてくれる? もう止めないから」
レナ「……親とは長らく会ってないって聞いたわ。ただすごく高名な魔法使いみたい。生ける伝説……みたいな」
レナ「で、遺伝で産まれたデンは昔から魔法に精通して、それでいて嫌味のない性格で愛されてた」
レナ「……はず、なんだけど」
クロエ「再会してみたらあんな風に?」
レナ「ええ。昔のデンを覚えてるから今のデンを見てるとムカつくのよ。あなたそんな人じゃないでしょって」
クロエ「だからデンにだけは手出すのね……」
レナ「とりあえず、デンの魔法が強いのは昔から。大会でいい成績残してたのも、私から見れば不思議じゃないわ」
クロエ「なるほどね……」
クロエ「ちなみにレナの中学時代はどんなだったのよ」ニヤニヤ
レナ「っ! 私の話はいいでしょ!」バンッ
レナ「もういい。私行くから」ツカツカ
クロエ「……何よ、そんな怒ることないじゃない……」ポツーン
ーーーーー
ーーー
ー
掲示板ーー
ヒカリ「あ、おーい」
クロエ「ああ、ヒカリ……ヒカリはいつも通りねえ」
ヒカリ「何かあったの?」
クロエ「レナのこと怒らせちゃったみたい……」
ヒカリ「あらら。後で謝らないとだめだよ」
クロエ「そうするわ。さて……」
ヒカリ「ボクの依頼……だよね。誰かから返事来てるかな……」
コンマ↓
01~50 進展あり(新キャラ登場)
51~00 進展なし
進展なしの場合、さらに安価↓でこなす依頼を決定
【依頼名】
【依頼内容】
ー幕間
ウィンチームのいざこざー
ほんの少し時はさかのぼりーー
きゃっきゃ
ナナ「…………」ムウ
「ウィンすごいじゃん、優勝しちゃってさー」ワシャワシャ
ウィン「撫でるなよ~」
「あの、先輩……甘いものが好きって聞いて……」
ウィン「クッキー? 作ってくれたの? ありがとー」ホワァ
「は、はい……っ!」
「渡せてよかったじゃん、このこの」
「えへへ……///」
ウィン「おー、美味しそう」
「またファンの子増やしたな? 隅に置けない奴めー」
ウィン「いひゃいいひゃい」
ナナ「むむむう……!」ガタッ スタスタ…
ウィン「あーごめん皆。用事できちゃった」スクッ
ウィン「あ、一年の子お菓子ありがとねー」ニコッ タッタッタ…
「きゅんっ」
時雨「おっと、どこか行くのか?」テクテク
ウィン「うん。あの子達に試合の話でも聞かせてあげて~」タタタ…
時雨「まあいいが……ナナと喧嘩はするなよ?」ハラハラ
ウィン「喧嘩はしないよー」テクテク
ーーーーー
空き教室ーー
バタン……
ウィン「どーしたの、ナナ」
ナナ「分かってるくせに……」
ウィン「ヤキモチ焼いちゃった?」
ナナ「…………」コクリ
ウィン「心配しなくても、ボクにはナナだけだよ」
ナナ「でも、言い寄られてだらしない顔してた……」
ウィン「んー……さすがに向こうから来てくれて、それをないがしろにする趣味はないからねー」
ナナ「あの一年の子、絶対ウィンのこと好きですよ! 恋愛的な意味で!」
ウィン「だから、ボクにはナナだけだって」ドンッ
ナナ「っ///」
ナナ(壁に押し付けられ……っ)
ウィン「あんまりうるさいと……キスするよ?」グイッ
ナナ「……う、ウィンは普段からっ」
ウィン「んっ……」チュウ
ナナ「んっ……! ぷあ、普段から気をもたせすぎなんですっ」
ウィン「ん、ちゅぱ……ちゅ……」
ナナ「あ、ちゅむ……ぷはっ、そんなんだからファンの子がもしかしたらって寄ってきて……!」
ウィン「……ナナ」
ナナ「ひ、ひゃいっ」
ウィン「愛してる」
ナナ「あ、う……!/////」カアアア
ウィン「信じられない?」ニコッ
ナナ「うぅ……そんなわけないじゃないですかぁ……///」
ウィン「まだ信じてない顔してる」
ナナ「へ……?」
ウィン「ボクのことを信頼しきるくらい、とろっとろにさせなきゃダメみたいだね……?」トンッ
ナナ「あ……っ」ゾクッ
ウィン「舌だして」
ナナ「ん……」
ウィン「れろ……じゅるっ……ナナ、好き……ちゅ、れろ」
ナナ「はふ、ん……ん、く……っ」
ウィン「ナナ、好き……ちゅ、大好き……! じゅ、ちゅ……」
ナナ「も、分かりました……から……んむ、ちゅう……!」
ウィン「はぁっ、んっ、ちゅ、じゅぷっ……」
ウィン(ナナの魔力が……っ)ゾクッ
ナナ「んんぅ、れる、ちゅう……っ」
ナナ(もう、キス、だけで……)ゾクゾクッ
ウィン「ん、く、ぅぅ……っ!!」ビクビクッ
ナナ「んん、ぁ、ちゅう……っ!」ガクガクガクッ
ウィン「ーーは、ぁ……はぁ……」ヒクッヒクッ
ウィン「これで分かったよね……ボクにはナナだけだって……」
ナナ「は……い……♡」ゾク…ッ
ウィン「ん、いい子……」チュッ
ウィン「……そういえばクロエさんに呼ばれてたね。行かないと」
ナナ「ちょ、ちょっとだけ待ってください……腰が……///」ヘニャ…
ーーーーー
ーーー
ー
筆が乗るとキャラが好き勝手動きますね
改めてヒカリの依頼の進展
コンマ↓
01~50 進展あり(新キャラ登場)
51~00 進展なし
進展なしの場合、さらに安価↓でこなす依頼を決定
【依頼名】
【依頼内容】
ヒカリ「返事はないね……」
クロエ「ま、もう少し貼り出しときましょ。まだ貼り紙に気づいてないだけの可能性もあるし……」キョロキョロ
クロエ「ほら、逆にこっちから依頼をこなして情報を手に入れるのもありよ」トンッ
ヒカリ「『モデルになって』……?」
美術部ーー
ざわざわ
美術部部長「えーということでモデルになるヒカリさんとクロエさんだ」
「ヒカリさんってあの演劇部の?」
「顔ちっちゃ……」
「かっこいい……」
クロエ「言われてるわよ」ヒソヒソ
ヒカリ「あはは……悪い気はしないけどね……」
美術部部長「今日は二人組のデッサンをしようと思ってね。絡みのポーズがほしいんだ」
美術部部長「お互いに楽になれる姿勢でいいから、中央でポーズをとってみてくれないかな」
ヒカリ「はい」
クロエ「こう?」
美術部部長「手を握るだけじゃなくて、体でくっついてもらえるかな。寝そべってもらってもいいし……あ、掃除はしてるから汚くないよ」
クロエ「じゃあ……」
ヒカリ「こうとか」
美術部部長「背中合わせで体育座りか……せっかくだからもっと近いポーズにしたいな」
クロエ「なら……ほらヒカリ」ヒザポンポン
ざわっ!
ヒカリ「し、失礼します……」ポフン
美術部部長「膝枕か……よし、これでいこう。長時間そのポーズをしてもらうが、キツくなったら休憩にするから言ってくれ」
クロエ「ええ」
クロエ(といってもヒカリに膝枕なんて慣れたものだし、しばらくは平気そうね)
「デキてる?」ヒソヒソ
「そんな話聞いたことない……」コショコショ
「ヒカリさん違う子に告白されて断ってたよ」ヒソヒソ
美術部部長「はーい無駄話しなーい」パンパン
ーーーーー
ーーー
ー
美術部部長「……よし、終了だ」
クロエ「んーーーーっ」ノビー
ヒカリ「同じポーズって疲れるね……」
美術部部長「助かったよ。普段はモデルを部員でやるんだが、二人組となると中々簡単にはいかないからね」
ヒカリ「お役に立ててなによりです」ニコッ
美術部部長「っ/// よ、よかったらヒカリさんだけでも美術部の専属モデルに……」
クロエ「ダメよ。ヒカリは演劇部の」グイッ
クロエ「それより……ほらヒカリ」
ヒカリ「ああ。えっと……この中で魔法に詳しい人はいませんか。特に固有の魔法について。知り合いにいるとかでも構いません。いたら教えてください」ペコリ
固有魔法に詳しい人は見つかったか↓コンマ
01~70 見つかった(新キャラ)
71~00 見つからず
美術部員「は、はい……」
クロエ「お」
美術部員「期待に添えるかは分かりませんけど……」
ヒカリ「ほんとかい! お話聞かせてもらってもいいかな?」ズイズイ
美術部員「ひ、ひゃい……!///」
クロエ「ほら、困ってるじゃない。一旦どこかに場所を移しましょう」
ヒカリ「うん、そうだね」
魔法に詳しい魔法使いのプロフィールを作っていきます
この美術部員でも美術部部長でも可
美術部員の知り合いという扱いで部外者でも可(年下でも年上でも、カサブランカの生徒でも可)
テンプレート↓
【名前】(和名でも洋名でも可。名字もあればお願いします)
【容姿】
【性格】
【得意魔法】(その人本人にしか使えない、特殊な魔法をお願いします。名前だけではなく、どんな魔法かも説明があると嬉しいです)
【備考】(その他付け足したいことがあれば。生徒の場合は何年生かもお願いします)
安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
【名前】峯岸 橘花(みねぎし きっか)
【容姿】白のショートヘアーに翠の瞳で眼鏡。幼モードの樹とどっこいどっこいのロリっ娘。
【性格】冷静でやや辛辣。どこか冷めているが、自分の興味を惹く分野にはぐいぐい来る。
【得意魔法】魔法の仕組みや効果を解析出来る。ただし一部例外もある(エミールのパルプンテを予測するなど)
【備考】リリウムに勤める教師の一人。毎日研究室にこもって魔法の解析と研究を行っている。
年齢不詳だが、樹と同格のように会話しているとこが目撃されているため樹と同世代ではないかと噂されている。
現在はエミールのパルプンテに興味津々なので黒魔術部の顧問をしているらしい。
1.橘花
2.エメラ
3.エボニーヌ
4.ホウ
↓から投票
投票レスのコンマの合計が最初に150を超えたキャラが新キャラとなります
本日中に誰も150に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが新キャラとなります
自分の作成したキャラには投票できません
新キャラは峯岸橘花に決まりました
設定は>>814を参照
食堂ーー
クロエ「はい、ココアで良かったかしら」コトッ
美術部員「あ、ありがとうございます」ペコ
ヒカリ「それで……聞いてもいいかな」
美術部員「はい。魔法に詳しい人のこと、ですよね」
ヒカリ「うん、お願い」
美術部員「私のクラスの魔法学の先生で、魔法の解析が趣味らしいです。峯岸先生っていうんですけど……」
ヒカリ「知らないな……」
美術部員「無理ないと思います。普段は自分の研究室に閉じこもってて、授業も大抵『調べものしてて遅れた』って言って遅れて始まるので……」
クロエ「授業に真面目に出てればそれだけ出会う可能性が低いってことね」
美術部員「はい。ただ最近は文化部の部室棟の方に行ってるみたいなので、会える可能性はあると思いますよ」
ヒカリ「部室棟か……」
美術部員「あ、これ似顔絵です」シャッシャッ
ヒカリ「ありがとう、助かるよ」ニコッ
美術部員「は、はぃ……///」ポッ
ーーーーー
部室棟ーー
クロエ「張り込みねえ……」
ヒカリ「どの部活かまでは分かんないから仕方ないよ……って来た!」
クロエ「はやっ」
ヒカリ「あ、あのっ」
橘花「悪い、通してくれ」
ヒカリ「ま、待ってください! 調べてほしいことがあるんです!」
橘花「……」ツカツカ
クロエ「ちょ、追うわよ!」
黒魔術部ーー
橘花「エミール!」バンッ
エミール「ひぃっ!」
クロエ「黒魔術……?」
橘花「さあ、今日も楽しい楽しい実験の時間だ……」ワキワキ
クロエ「ちょっと、ここに用事があるの?」
橘花「当然。このエミールの魔法は実に面白い。予測不能にして空前絶後! パターンに当てはまらない結果のオンパレード!」
エミール「クロエさん助けてぇ……」
黒魔術部員「なんで私達には助け求めないの」
エミール「みんなも怖いんだよぉ……」
クロエ「はあ……闇よ、彼の者を包め」ズオオ
橘花「ほう、これが闇魔法か……早速採取を……」ウキウキ
クロエ「ほら、逃げなさい」
クロエ(中真っ暗なはずなのに冷静ね……)
エミール「あ、ありがと!」タタタッ
すううぅ……
橘花「む、晴れてしまったか」
橘花「……エミールは!?」バッ
クロエ「逃げたわよ」
橘花「そうか。私も帰るか」スタスタ
ヒカリ「だ、だから! 待ってください!」ガシッ
橘花「なんださっきから。私は忙しいんだ」
ヒカリ「ボクの魔法を調べてください!」
橘花「なんだ、健康診断に問題でもあったか」
ヒカリ「そうではなく……固有の魔法が分からないんです」
橘花「……ほう?」ピクッ
橘花「無能力ではないんだな?」
ヒカリ「発現の可能性はあると医者には言われました」
橘花「なんだそういうことなら早く言え! ほら、調べるぞ!」ウキウキ
クロエ「……私この人怖いんだけど」
ヒカリ「ボクもちょっと……」
ーーーーー
研究室ーー
橘花「そこに立って、この壁に向かってシュートを撃ってくれ」
ヒカリ「はい。魔弾【シュート】!」ゴッ
橘花「解析魔法【アナライズ】。次。そこに寝て、魔力を集中させて」
ヒカリ「はい。……っ」キイ…
橘花「解析魔法【アナライズ】。ほう……。じゃあ次は……」
ーーーーー
ーーー
ー
橘花「結果が出たぞ」
ヒカリ「……」ゴクリ
クロエ「……」ドキドキ
橘花「結論から言おう。固有魔法は発現している」
ヒカリ「ほんとですか!」パアッ
橘花「でだ。肝心の内容は……くくっ」
橘花「『魅了魔法』のようだ」
ヒカリ「魅了……」
橘花「それも、魔力そのものと一緒になって常に垂れ流しときた。相手の魔力に対して反応を起こさせるから、君は色んな人から魅力的に見えるはずだ」
クロエ「なるほどねー」ヘー
ヒカリ「そっか……そう、ですか……」
クロエ「……?」
橘花「そんなところだな。いやー、知らない人の魔法を解析するのはびっくり箱を開けるようでわくわくするな」
橘花「解析したよしみだ。忙しいときは無理だが、たまになら遊びに来い。面白い魔法の話でも聞かせてやる」ムフー
クロエ「ロリっ子なのに腕は確かなのねえ」
橘花「誰がロリだ」
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ(なんかヒカリ暗かった? やっと自分の魔法が分かったのに……)
現在の目標
・闇の試練の情報を集める
・部活に精を出す
安価↓~↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください
11月第3週
11/16回目の行動です
12回目の行動終了後に、文化祭へと移行します
教室ーー
先生「では男装喫茶開店に向けて、今日も準備をお願いします」
はーい
楓「ほんとにやんのー……」
晶「諦めよう……」
クロエ「ほら、花形の二人が暗い顔しないの。嵐なんかうきうきよ」
嵐「オレはやっぱスーツがいいな。できる男って感じするだろ?」キラキラ
クロエ「ほら」
楓「嵐はさー、ちっちゃいから普段可愛がられるじゃん。珍しく頼られて乗せられてるだけだってー……」
クロエ「なんでもいいわよ。せっかくみんな乗り気になってるんだから、楽しんだ方が得よ?」
晶「……やるかー……」
ーーーーー
部室ーー
百合江「という訳で、配役はこれで決定ですの。このステージ発表は来年の夏休みにある大会の審査も兼ねていますわ。ぜひ本気でぶつかってくださいまし」
はいっ!
クロエ「凜華、モミジ、レナ、ヒカリ……私もいる」
百合江「総力戦ですわ。各自の持てる最高の技術をこの舞台にぶつけてくださいまし!」
はいっ!!
ーーーーー
クラスでは男装喫茶を
部活では舞台発表を行うことが決定しました。
本番に向けて全員の意欲が高まっています。
図書館ーー
クロエ「さ、今日は調べもの……を……」
晶「男装の本とかあります?」
モミジ「舞台美術の本を……」
ローラ「バジリスクのことが書いてる本ってありますか?」
クロエ(今日は賑やかねえ)
司書「はいはーい。検索魔法【モニター】!」バララララッ
ーーーーー
クロエ「さて……悪いけど人がたくさんいる内に力を借りるわよ」スッ
クロエ「解読開始……!」スゥ…
襲来の時期はおおよそ決まっている。
最初は小さな存在だが、その内にまず巨大なクモが現れる。
それから一ヶ月後、二ヶ月後、四ヶ月後となる。
形態が決まっているのは最初と最後だけである。
クモと、闇そのもの。それが最初と最後の形態。
クモの次に襲来するものは、クモを撃退した方法により変化する。
強力な一撃で葬れば二頭のヘビ。大量の魔法使いの攻撃で葬ればそれを上回る量のハエの大群。
まるでクモを斥候とし、その撃退方法を見て対策するかのように一ヶ月後の形態は変わる。
二ヶ月後の形態はさらに強力に変化する。
例えばヘビを撃退するのであれば、消滅のために大量に魔法を撃つ必要があり、撃退に人数を要することになる。
あるいはハエを撃退するのであれば、まとめて消滅させる強力な一撃を要することになる。
つまりどのような存在がクモの次に来たとしても、その次ーー二ヶ月後ーーはおおよそ決まっている。
二ヶ月後の形態は重要ではない。見た目は術者によって違うが、その存在が「強く」「大量」にやってくることだけを知っておけばいい。
そして最後ーー四ヶ月後ーーは、まず巨大な鬼がやってくる。
その存在は霊峰に座する魔獣に引けを取らない強さでありーー
仮に撃退できたとしても、魔力を使い果たした術者を空を覆い尽くす程の大きさの闇が飲み込みに来るだけだ。
クロエ「……っ」
クロエ「クモ、一ヶ月後にヘビ、二ヶ月にもっと強いの、四ヶ月後に鬼と、空を覆い尽くす闇そのもの……恐ろしいわね……」メモメモ
クロエ「続き……!」グッ…
失敗した者の話は枚挙に暇がない。
直近では、リリウム魔法学校の生徒が鬼に敗れ闇に飲み込まれている。
クロエ「!!?」ガタッ
クロエ(ま、って……)グラ…
クロエ(これは……そう。遺跡にあった、古い文字で書かれた本。『直近の話』なんか知ってるはずない……!)
クロエ「……すぅ……はぁ……」
クロエ「読むしかない、のよね……」グッ
その場にいながらにして助けることができなかった者の名。
〈樹・ユグドラシル・リリウム〉
以上。
捕らえられた術者の名ーー
クロエ「今度は校長先生の名前まで……めちゃくちゃね」ハア
クロエ「……とりあえず、信じるしかない……わよね。校長先生に話を聞けば真偽は分かるし……」
クロエ「それより続き。成功者の話……」キイ…
全ての闇の襲来を退けた者もいる。
襲来の度に撃退を繰り返し、闇を支配下に置いた者。
内なる闇と向き合い、闇の成長を抑えつけた者。
闇を自分自身の力に変えた者。
そして、友と手を取り合い助けられた者。
その全てに共通するのは襲来する最後の闇と向き合ったこと。
最後の闇に辿り着くことなく闇を手懐けた者を私は知らない。
クロエ「……で、次のページからはそれぞれの魔法使いの名前とプロフィールね……」ペラ…
クロエ「とりあえず……この辺は後で気になった人の所を読むだけね」
クロエ「最後……闇の魔法の使い方……」キイ…
強力だが多大な危険が伴うため、可能ならば行わないことーー。
まず、自分の中に闇と魔力をそれぞれ感じること。
憎しみ、怒り、悲しみ。とにかく暗い感情を感じ、闇が強まるのを感じること。
そうするだけで、やがて魔力が闇に染まるのを感じるだろう。
ーー以上。
クロエ「……」ギリッ
クロエ「なんて魔法よ……」パタン
クロエ「……あーもー!」スクッ
クロエ「ローラ、ローラー!」タタタッ
ーーーーー
ローラ「……」ペラッ
クロエ「ローラ」
ローラ「あ、クロエちゃん」
クロエ「図鑑?」
ローラ「うん。バジリスクについて調べようと思って。ほら、ここ読んで」
クロエ「?」ピトッ
ローラ「ひゃっ///」
クロエ「ご、ごめん。字が小さくて読みづらかったから……///」
ローラ「う、うん……///」
ローラ「えっとね、バジリスクの子は毒性が弱く、非力であるって書いてて……///」
クロエ(一つの本一緒に読むのってこんなに近いのね……///)
ーーーーー
ーーー
ー
自室ーー
クロエ「ふー……」パタン
ヒカリ「あ、おかえり……」ペラ…
クロエ「ヒカリも本読んでるの?」
クロエ(今日みんな本読んでるわね……)
ヒカリ「うん。ちょっとね」
クロエ「なになに……『人から好かれる本』『好きのメカニズム』『好きなものを増やす』……」
クロエ「あー……ヒカリ?」
ヒカリ「ん……?」
クロエ「魅了魔法ってやっぱりショック?」
ヒカリ「……うん」
ヒカリ「人から好かれてる自覚はあったけど……全部嘘だったんだって思って……」
クロエ「……そうね、落ち込むわよね」
ヒカリ「……」ポロッ
ヒカリ「あれ、なんか、涙が……っ」ポロポロ
クロエ「急に不安になって気持ちが追いついてないんでしょ。ほら」ポフン
クロエ「膝枕してあげるから、今日はさっさと寝なさい」ナデナデ
ヒカリ「うっ……ぐすっ……」スンスン
ヒカリ(クロエもそうなんだ……ボクのこと気にかけるのも魔法のせいで……)ズキッ
ヒカリ(やだよぉ……!)ズキズキ
ヒカリ「えくっ、ひくっ……」グスッ
クロエ「……」ナデナデ
ヒカリ「ひっく……っく……」スゥ…
クロエ「よしよし」ナデナデ
ヒカリ「ふぅ……っ、すぅ……」
クロエ(……泣いたかと思ったら寝て……赤ちゃんかしら)クスッ
クロエ「大丈夫よ。ヒカリは魔法なんかなくてもみんなに好かれてるわ」ナデナデ
ーーーーー
ーーー
ー
ー幕間
ティア、本を読むー
ローラとティアの部屋ー
ガチャ……
ローラ「ただいまー」
ティア【おかえりなさい】
ローラ「あ、ティアちゃんも本読んでるの? なんの本?」
ティア「……」スッ
ローラ「あ、お菓子作りの本だ。何か作りたいの?」
ティア「何かというか……アルシェはなんでも喜んで食べますから……」
ローラ「あらあら」ホッコリ
ティア「あ、アルシェ、強くなるって特訓したり頑張ってるから、ご褒美……です///」
ローラ「うんうん、喜んでくれると思うよ」
ローラ(いいなあティアちゃん。アルシェちゃんと付き合ってから毎日幸せそうで……)
ローラ(私にもいつか、そんな素敵な相手ができるかな……?)
現在の目標
・文化祭を成功させる
安価↓~↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください
11月最終週
12/16回目の行動です
12回目の行動終了後に、文化祭へと移行します
文化祭終了後に、三回目の闇の試練へと移行します
>>857
あーその通りです、アルシェもクラスメイトです
やらかしまくりですみません!
安価に関してはとりあえずこのままいきます
が、たくさんの人に参加してもらいたいと考えてはいるので、怪しい状況が続くようならなんらかの対策を講じるかもしれません
ただ、安価を取るのにルールを設けすぎると安価を取るのもめんどくさくなってしまいそうなので、できれば現状維持のままいろいろな人に参加してもらいたいと考えてます
まとめとスレ冒頭のキャラ紹介を眺めてたらふと気付いたけど、冒頭の方にレナがいなかった
>>860
ホントですね…
とりあえずスレ内で参照できるよう次レスでコピペしておきます
次スレではコピペし忘れないよう気をつけます
【名前】レナ・フォールン
【容姿】茶の姫カットに青の瞳 背はそれなりだがスタイルは良い
【性格】クールで物静かだが一度熱中すると周りが見えなくなることも
【得意魔法】物理的な力を反射出来るバリアを貼ることが出来る 魔法は反射出来ないが弱めることは出来る
【備考】演劇部所属の一年生。クールな性格とは裏腹に演技に興味があり演劇部に入部した。
残念ながらクロエと同じく裏方スタートだが、その性分からより一層部活に打ち込んでいる。
校長室ーー
クロエ「……」
樹「クロエさん、久しぶりね。闇の書の解読はどう?」
クロエ「……ほとんどできたわ」
樹「そう。めぼしい情報はあったかしら」
クロエ「……あなたの名前があったわ」
樹「な……」
クロエ「答えて。昔闇の試練に挑んだの?」
樹「……教え子がね。だいぶ前に話したと思うけど」
クロエ「教え子が闇に飲まれたって……」
樹「多分それのことよね。どうやって本に書き込まれたかは知らないけど、昔同じことがあったのは確か」
クロエ「でも、本の書き方的にはただの関係者じゃなかった。『その場にいながらにして助けることができなかった』って……まるで先生が助けようとしていたみたい」
樹「……そうね。ただの関係者じゃないわ」
樹「……好きだったの。愛してたと言ってもいい」
クロエ「……」
樹「その子のためなら命を懸けてもよかった。でも……私一人じゃ到底無理だった」
樹「無様に倒され、鬼に連れて行かれるその子を地面に這いつくばって眺めてることしかできなかったわ」
クロエ「……その生徒の名前は?」
樹「本には書いてないの?」
クロエ「本のことを全て信用はできない。もし先生の口から出た名前が同じなら……この本のすべてを解読する必要があるかもしれない」
樹「なるほどね……。全く、とんでもない本を拾ってきたものね」
樹「……教えてあげる。その人の名はーー」
かつて闇に飲み込まれた魔法使いのプロフィールを作っていきます
テンプレート↓
【名前】(和名でも洋名でも可。名字もあればお願いします)
【容姿】
【性格】
【得意魔法】闇魔法
【備考】(その他付け足したいことがあれば。生徒の場合は何年生かもお願いします)
安価↓から3つほどでてくるまで
何個か集まったら、コンマを使用しての投票になります
【名前】ラミー・アルファウス
【容姿】重ための黒髪の小柄の少女
【性格】自虐的で自分に自信がない臆病な性格 しかしそれ故に自分が守るべきと認めた相手には自分を犠牲にしてでも守ろうとする
【得意魔法】闇魔法
【備考】かつて闇に飲み込まれた魔法使い 当時二年生
イジメや家庭内暴力によって荒んでいた時に樹によって救われ、彼女に教師以上の強い感情を持つ
最後の時も樹を救うため自らの意思で闇に飲み込まれた
1.ヒルダ
2.ラミー
3.ネーク
4.ミーナ
↓から投票
投票レスのコンマの合計が最初に150を超えたキャラが新キャラとなります
明日12:00までに誰も150に到達しなかった場合、その時点での最高コンマキャラが新キャラとなります
自分の作成したキャラには投票できません
新キャラはラミー・アルファウスに決定しました
設定は>>866を参照
樹「ーーラミー・アルファウス」
クロエ「……はあ」
樹「その様子だと……」
クロエ「書いてるわ。ラミー・アルファウス……リリウムの生徒」
クロエ「他に読めそうなのは成功者のページくらいかしらね……」
樹「その本ほとんど解読したらしいけど、最後まで読めたの?」
クロエ「いえ、まだ何ページか。多分後書きとか脚注とか……そんなところじゃないかしら」
樹「そう……もし他に聞きたいことがあれば来てね。協力するから」
クロエ「じゃあこの間話してた闇の魔法使いをツテで調べるって話は……」
樹「……」フルフル
樹「やっぱりそう簡単には見つからないわね。まだ探してはみるけど……」
クロエ「ありがたいわ。よろしく頼むわね」
樹「ええ」
クロエ「それじゃあ、失礼するわ」ギイ…
バタン……
クロエ「……」
クロエ「……ーーーっはあ……///」カア…
クロエ「あ、愛して……る……とか、よく言えるわね……ちょっと気恥ずかしいじゃない……///」
ーーーーー
ーーー
ー
ローラとティアの部屋ーー
クロエ「報告してきたわ」
ローラ「おつかれさま、クロエちゃん」
クロエ「それで……今度は別の問題があるの」
ローラ「?」
クロエ「ヒカリの魔法が判明したのよ」
ローラ「え! 良かったねえ、ずっと知りたがってたし……」
クロエ「それがそうもいかなくて……。魔法の内容は魅了魔法、無意識で周りの人を魅了し続けてたらしいわ」
ローラ「ええっ」
クロエ「それで、自分が好かれるのは魔法があったからなんだって塞ぎ込んじゃって……」
ラピス「はー……」
ラピス「人間って面倒くさいですねえ。だから何だって言うんですか」
クロエ「周りの人も、自分の魔法も信じられないのよ。辛いに決まってるわ」
ラピス「私には漏れ出るような程度の魔力の魔法は効きませんが、それでも彼女のことは好意的に見てますよ。それじゃだめですか」
クリア「同じく!」コクコク
ローラ「うーん……。あ」
ローラ「お菓子を作って一緒に食べながらお話するのはどう? 少しは気分的に楽になるかも……」
クロエ「……そうね、何もしないよりはマシだわ」
ーーーーー
ーーー
ー
自室ーー
ヒカリ「……」
クロエ「ヒカリ、隣座るわよ」ドスッ
クロエ「それと……これ。ローラと作ったから味は保証するわ」
ローラ「クッキー、ちゃんと美味しくできたから良かったら食べてね」ニコッ
ヒカリ「……ありがとう」
クロエ「で、その……魔法のことなんだけど」
ヒカリ「っ」ビクッ
クロエ「逃げないの」ガシッ
クロエ「私は……ヒカリのこと好きよ」
ヒカリ「だからそれは魔法で……」
クロエ「私が悪夢にうなされてた時に落ち着かせてくれたのは魔法の力なの? 違うわよね」
クロエ「それだけじゃない。そもそもヒカリがいなかったら演劇部に入ってなかったかもしれないし……」
クロエ「つ、つまりね! 私はヒカリに救われてるし、ヒカリの魔法なんか関係なしに私はヒカリが好きなの!」
ヒカリ「クロエ……」
クロエ「それでも不安なら、力になるから……」ギュッ
クロエ「私のことを信じて……」
ヒカリ「……ずるいよ」ギュッ
ヒカリ「そんな情熱的に言われたら……信じるしかない……!」
クロエ「……」ナデナデ
ローラ「……こほん」
クロエヒカリ「!」ビクッ
ローラ「二人の世界に入るのはいいけど……私のことも忘れないでほしいな?」
ヒカリ「ご、ごめんローラさんっ」
クロエ「あ、あはは……」
ローラ「もう、いいからお菓子食べよう? せっかく作ったんだから」
ヒカリ「そ、そうだね。いただくよ」
クロエ(よかった。元気になってくれたみたい)
ローラ「そうそう。これね、ティアちゃんアルシェちゃんのためにって読んでた本に載ってたクッキーなんだけど……」
ローラ「二人とも恋人にしたい人とかいる?」
クロエヒカリ「っ」
クロエ「げほっ、けほっ……急になにを……///」
ヒカリ「は、話が飛びすぎてないかい?」
ローラ「この本を読んでるティアちゃんが幸せそうで……私もそういうこと考えちゃって」
クロエ「そ、そうなの……」
ヒカリ「今はそういうのはいない……かな?」
ローラ「そっかあ……ティアちゃん羨ましいなあ……」
クロエ「……」チラッ
ヒカリ「確かにあの二人の仲の良さは羨ましいね」
クロエ「……」チラッ
ローラ「うんうん! お部屋でも毎日お話聞かせてくれてね……!」
クロエ(二人を恋人にできる人は恵まれてるわよねえ……。どっちも良い子だし、可愛いし、かっこいいし……)
ーーーーー
ーーー
ー
ヒカリの悩みが解決しました。
演劇部ーー
百合江「……ヒカリさん、動きが見違えるようになりましたわね」
レナ「吹っ切れたことがあったみたいですよ。……さて」
デン「あ、や、やっぱり舞台に私の魔法使うの……?」
レナ「当然」
百合江「お願いしますわ」
百合江(レナさんの「デンさんならやってくれる」感……たまりませんわぁ……)
ーーーーー
ーーー
ー
これより文化祭に移ります。
文化祭は初日午前・午後、二日目午前・午後、後夜祭の日程となります。
初日午前はクラスの出し物、
二日目午後は部活の発表が割り当てられています。
現在の目標
・文化祭を成功させる
安価↓~↓3自由行動安価
初日午前に起きたこと
なお、他クラス、他部活の出し物は決めていません
ありそうなものであれば安価で好きに指定していただいて結構です
矛盾する出し物になった場合(ローラのクラスの出し物がお化け屋敷とメイド喫茶など別のものになった場合)、混ぜて採用することが不可能なものは高コンマのものを優先して採用します
文化祭終了後に、三回目の闇の試練へと移行します
男装喫茶ーー
楓「おかえりなさいませ」イケボ
晶「お嬢様」イケボ
きゃーーーーーっ!
嵐「こちらへどうぞ」スッ
「あ、あのあの……壁ドンとか……」
晶「へえ……」ドンッ
晶「こういうのが好きなんだ……?」
「ああああぁぁぁ……///」
クロエ(お客さん来すぎでしょ……!)
「すいませーん」
クロエ「んんっ……はい、いかがいたしましたか、お嬢様?」ニコッ
「かわいい……っ、ショタみある……!」
アルシェ「おじょーさま……」テテテ…
「あ、アルシェちゃんだー。これ食べる?」
アルシェ「っ!」コクコクッ
「あーん」
アルシェ「あむ……。ありがと、おじょーさま」
「こういうのもありかも……」
ティア(変装中)「ぐぬぬ……!」モヤモヤ
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「それじゃ、ちょっと休憩行ってくるわね」
アルシェ「ん」コクリ
クロエ(確かローラもクラスにいる時間だから……)
ーーーーー
ローラのクラスーー
クロエ「お化け屋敷……」
「一名様ごあんなーい!」
クロエ「あ、ちょ……!」
バタンッ
クロエ「……暗い」オソルオソル
「ああああぁぁ……」
クロエ「ひっ……!」
きゃあああああああああ!!
出口前ーー
クロエ(こわいこわいこわいこわい……)
クロエ「で、出口……っ!」ダッ!
クロエ(やっと出れ……)
ローラ「ばああああ!! ってーー」
クロエ「あ……っ!」
どんっ!!
ローラ「いてて……」
クロエ「あ、あぁ……! おばけこわいおばけこわい……!」ブルブル
ローラ「あ、クロエちゃん。私だよ、ローラだよ」ナデナデ
クロエ「へ……? あ、ローラ……?」
ローラ「怖がってもらえたみたいで嬉しいな。大成功だもんね」
クロエ「こ、怖すぎよ……!」
ローラ「えへへ……それで、クロエちゃん」
クロエ「?」
ローラ「そろそろ上からどいてくれないかなー……なんて」
クロエ「え、あっ、ごめんなさい!」バッ
クロエ(押し倒したのに気づかないなんて……!)
ローラ「あ、おかえりはこちらです……」ササッ
ローラ「あとで私もクロエちゃんのクラス行くからね」コソッ
クロエ「ええ、待ってるわ」
ーーーーー
クロエ「……こ、こわかったぁ……」ブルッ
クロエ「……そろそろ戻らないと皆が大変ね」
きゃあああああああ! いやあああああああ!
クロエ「……あっちも凄そうね……」
ーーーーー
ーーー
ー
その頃デンのクラスーー
きゃあああああああ!
デン(あ、顔の無いお化けのところ……)
いやあああああああ!
デン(上半身から別の頭が生えてるゾンビ……)
こないでえええええ!
デン(脚の長さも太さもでたらめな怪物……)
デン(ぜ、絶対やりすぎた……怒られる……死にたい……)
ーーーーー
ーーー
ー
現在の目標
・文化祭を成功させる
安価↓~↓3自由行動安価
初日午後に起きたこと
文化祭終了後に、三回目の闇の試練へと移行します
クロエ「ふう……」
ヒカリ「あ、クロエお疲れ様」
クロエ「ええ。そっちは大丈夫?」
ヒカリ「うん。交代してきたから」
クロエ「それじゃあいろいろ周りましょうか」
ヒカリ「その前にご飯食べていいかな……。まだ何も食べれてなくて」クウウ…
クロエ「そうね。食べ物系の出店は……食堂に固まってたはず」
ーーーーー
食堂ーー
クロエ「焼きそば作ってるクラスがあったから買っちゃった。そっちは?」
ヒカリ「お祭り定食だって。焼きそば、フランクフルト、焼き鳥……なんか色々ごちゃまぜになってる」
クロエ「茶色いわね……」
ヒカリ「舞台前日に買うものじゃなかったかな……」
クロエ「ヒカリさえいいなら食べるの手伝うわよ」
ヒカリ「お願いするよ。焼き鳥はまず半分……あーん」
クロエ「あー……ん。へえ、ちゃんと焼けてるじゃない」モグモグ
クロエ「焼きそばは……」ズルルッ
クロエ「うん、こっちはお祭りって感じのベチャベチャ感だわ」
わあっ!
クロエ「?」
ヒカリ「なんか盛り上がってるね」
すごい! ゆうゆうと20皿突破!
ヒカリ「フードファイターでもいるのかしら……」チラッ
ラピス「うーん、これも美味しいですねえ」モグモグ
クリア「おいしー!」パクパク
クロエ「……あのドラゴン親子は何をしてるのかしら」
ヒカリ「楽しそうだね」クスッ
クロエ「確かにとんでもなくエンジョイはしてるわね……」
ラピス「さて、食堂に出してるお店はあらかた食べましたね」ペロリ
ラピス「そろそろクラスで食事を提供しているところを周りますか。さしあたりクロエさんの男装喫茶でイケメンサンドイッチとやらを……」スクッ
ヒカリ「イケメンサンドイッチ?」
クロエ「……男装した店員二人でお客さんにサンドイッチ食べさせるだけよ。晶と楓は高倍率だったわ」
大食いの美女……いい……
クロエ「ま、向こうも正体はバレないようにするでしょ。食べたら私達も行くわよ」パクパク
ーーーーー
ーーー
ー
魔法魚すくいーー
ヒカリ「こういうのってなんかやっちゃうよね。翌朝にはなんでやったんだろって気になるのに」
クロエ「お祭りの空気にあてられるからかしらね……」ヒョイッ
クロエ「ああっ、逃げられた……!」
スケートリンクーー
凜華「あ、二人とも滑ってるんだね」
クロエ「これ、凜華の魔法?」
凜華「うん。まあ最初にかけたっきりだけどね。今は皆の魔法でカバーしてもらってる状態」
ヒカリ「おゎっ、とと……」ヨタヨタ
クロエ「ケガしないでよー?」
ヒカリ「だいじょ……っ、うわっ!」ドサッ
クロエ「いたた……巻き添え食らわすとはいい度胸じゃない……」
ヒカリ「ご、ごめんごめん」
魔力チェックーー
クロエ「このサンドバッグにシュートして、一定以上の威力なら景品ね……。やってやろうじゃない!」
クロエ「はー……! 魔弾【シュート】!」ゴッ
『240』
クロエ「……入学直後よりは強くなったかしら」
ヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴッ
『306』
ヒカリ「あ、一年生は250以上なら景品だって。やったね」
クロエ「ぐぬぬ……」
クロエ「ちなみに一位は……」チラッ
『1位(参考記録) ウィン・フォルクス 1000以上(サンドバッグは1000を超える数値を認識できませんでした)』
クロエ「……よくサンドバッグ壊れなかったわね」
クロエ「なんだかんだ楽しめたわね」
ヒカリ「すごいね、リリウムの文化祭」
クロエ「明日は舞台発表、そして後夜祭が終われば……」
ヒカリ「多分、また闇の試練が……」
クロエ「校長先生が言うには、前回の襲来を踏まえれば後夜祭が終わるまではギリギリ魔獣は来ないらしいけど……」
ヒカリ「楓さんのチームにラピスさんのこと話してみるとか……」
クロエ「そうね……できるだけの準備はしとかないとね」
ゴーン…… ゴーン……
『ただいまの時間を持ちまして、リリウム文化祭の初日が終了となります』
『校内に残っているお客様は、生徒の案内に従ってご帰宅ください』
『繰り返します……』
クロエ「とりあえずクラスの方の片付けね」
ヒカリ「だね。じゃあ後で部室で」
クロエ「ええ」
ーーーーー
ーーー
ー
ー幕間
ティアとアルシェ、ヤキモチを焼くー
時はさかのぼりーー
アルシェ「ティア」
ティア「……アルシェ」
アルシェ「休憩? 一緒にまわろう」
ティア「……」コクン
ーーーーー
「あ、あの子男装喫茶の……」
「かわいーっ」
アルシェ「……///」テレテレ
ティア「なっ……!」
ティア(アルシェの照れたところなんて私見たことないのに……!)モヤモヤ
アルシェ「……ティア?」
ティア「な、なんでもありませんっ」プイッ
アルシェ「ティア、怒ってる……」
ティア「……」ツ-ンッ
アルシェ(な、なんで……ティア、アルシェのこと嫌いになった?)グルグル
アルシェ(や、やだ……ティア、怒んないで……)ポロッ
ティア「!?」ビクッ
アルシェ「ティア……やだよぉ……っ」ポロポロ
ティア「え、えと、えと……」アセアセ
ティア「と、とりあえずこっち来てください!」グイッ
空き教室ーー
アルシェ「ひっく、ぐす……っ」ポロポロ
ティア「……っ」オロオロ
アルシェ「アルシェのことっ、嫌いになった……?」グスッ
ティア「そ、そんなことありませんっ」
アルシェ「でもいつものティアじゃない……」
ティア「それは……」
アルシェ「き、嫌いになら、ないでぇ……」ウルッ
ティア「っ」キュンッ
ティア「あ、アルシェがデレデレするからです……!」
アルシェ「……だめ、なの?」グスッ
ティア「だ、だめではありませんが……そういうのは私にだけ見せてほしいというか……///」モジモジ
アルシェ「……あ」
アルシェ(ティアの持ってる漫画にあった……)
アルシェ「……ヤキモチ?」
ティア「!!///」
ティア「そう、です。ヤキモチですっ!///」
アルシェ「……えへ」ニヨ
ティア「な、なんで笑うんですか」
アルシェ「それだけ好かれてるんだって思ったら、嬉しくて……」
ティア「な、な……!///」
アルシェ「ティアは、アルシェのこと好きなんだよね?」
ティア「……///」コクリ
アルシェ「えへ、えへへ……」
ティア(こんなふにゃふにゃの笑顔のアルシェ初めて見ました……///)ドキドキ
アルシェ「嫌われたんじゃなくてよかったぁ……」
ティア「ーーっ、アルシェ!」
ちゅっ!
アルシェ「」
アルシェ「」
アルシェ「!!!///」ボンッ
アルシェ「今、初めてティアからキスしてくれた!!///」ワー!
ティア「す、好きなんだから当然ですっ。またアルシェが不安になったら私からしてあげますから……嫌われたなんて思わないでください」
アルシェ「不安になった」キリッ
ティア「はやっ! ……もう!」チュッ
アルシェ「まだ不安かも……」
ティア「もー……ちゅぅ」
アルシェ「まだ……」
ティア「ちゅっ、ちゅ……」
ーーーーー
ーーー
ー
部室ーー
百合江「体調不良者なし……では、明日の発表は演者を替えずにいきますわ」
はいっ!
百合江「残って演技の確認をするも良し、流れの確認だけして休んでも良し、明日に向けて皆様頑張ってくださいませ!」
はいっ!!
クロエ「代役なしってことは……」
凜華「私がメインの一人だね」
クロエ「緊張しないの?」
凜華「するさ、もちろん」
凜華「……ま、それよりみんなも大変だよ。今回はモミジさんもクロエさんも役に選ばれてるんだから」
クロエ「ええ。今回は百合江さんの脚本で、三角関係の恋愛物だものね。しっかり演じきらないと」
明日に向けて誰と何をしますか?
安価↓
演劇に関係ないことでも構いません
クロエ「配役はこうだから……」
配役一覧
主人公 二年生
ヒロイン 凜華
ライバル 二年生2
主人公の友人 クロエ
後輩 モミジ
ヒロインの友人 ヒカリ
ライバルの友人 レナ
……………………
…………
モミジ「じゃあ……私が凜華さんに告白するシーンを練習してもいいかな?」
凜華「主人公が自分の気持ちに気づく大切なシーンだからね、やっておこうか。先輩、いいですか」
二年生「うん、いいよー」
凜華「……すぅ」
凜華「……『話ってなにかな?』」
モミジ「『あの……私、先輩のことが好きです! 付き合ってください!』」
二年生「『……!』」サッ
凜華「『……ありがとう。気持ちは嬉しいよ……でも……』」ギュッ
凜華「『好きな人がいるから……ごめん』」
モミジ「『やっぱり、そうなんですね。……聞いてくれて、ありがとうございました』」ペコリ
二年生「『……』」フラ…
凜華「……こんなところかな?」
モミジ「う、うん。大丈夫だったと思う」
二年生「いやー、まさか凜華さんとラブコメやれるとは、同級生からの嫉妬の眼差しが痛いんだぞー」コノコノ
凜華「ふふ、恐縮です」
クロエ「私達もやれるところやって解散にしましょうか」
ヒカリ「そうだね」
ーーーーー
ーーー
ー
翌朝ーー
クロエ「さてと……」
ヒカリ「緊張するなあ……」
クロエ「その前に文化祭。楽しむわよ!」
ヒカリ「お、おー!」
現在の目標
・文化祭を成功させる
安価↓~↓3自由行動安価
二日目午前に起きたこと
文化祭終了後に、三回目の闇の試練へと移行します
クロエ「ローラ、こっちこっち」
ローラ「クロエちゃん!」
クロエ「昨日は一緒にまわれなかったからね。今日は楽しむわよ」
ローラ「うん!」
食べさせっこ屋ーー
クロエ「2つのマシュマロの内、片方は激辛。友達同士でスリルあるスイーツをどうぞ……ねえ」
ローラ「い、いくよお……」ドキドキ
クロエ「ええ。あー……」ドキドキ
ぽいっ!
クロエ「……」モグモグ
クロエ「甘い……ってことは」
ローラ「んん……っ、からっ……!」パタパタ
キンッ
ルク「ローラさんになにしてんですか」ドスッ
クロエ「うぐっ」
キンッ
ローラ「か、辛かったあ……」ヒリヒリ
ローラ「……クロエちゃん、うずくまってどうしたの? そっちも辛かったの?」
クロエ「る、ルクさんが一瞬出てきて……みぞおちを……」
ローラ「ルクさん……ご飯買わないよ?」
召喚石「」カランカラン!
クロエ「すっごい抗議してるわね……」
ローラ「全くもう……。立てる?」
クロエ「ええ。大丈夫よ」スクッ
クロエ「気を取り直して次行くわよー」
物陰ーー
百合江「こんな……合法的にあーんのさせっこが見られるコーナーがあるなんて……天国ですの……!?」ガタガタ
ーーーーー
ーーー
ー
食堂ーー
ローラ「ルクさんはこれ……ラピスさんは食べてたから後回しで……あ、エアロとかこれ好きかも」
クロエ「はー……」マジマジ
ローラ「? どうかした?」
クロエ「皆の好み把握してるのねえ」
ローラ「やっぱり好きなもの食べて元気に育ってほしいから、自然とね」
クロエ「ほんとローラって優しいわね」ナデナデ
ローラ「えへへ、褒められちゃった……」テレテレ
ローラ「おっと、売り切れちゃう前に買っとかないとだよね」タッタッタ…
クロエ「そうね。行ってらっしゃい」
クロエ「……あら」
レナ「あらクロエ。今日はローラさんと一緒だったのね」
クロエ「そっちはデンと一緒なのね」
デン「一緒というか連れ回されてるだけで……」
レナ「最近一段と元気ないから、私の緊張ほぐしがてら元気出してもらってるだけよ。このあとメイクだってしてもらうんだしね」
クロエ(レナってなんだかんだデンのこと気にかけてるわよね……)
デン「あ、わたあめ……」
レナ「食べたいの? 行くわよ」テクテク
デン「ああ待って……」
クロエ「じゃあね、レナ」
レナ「ええ。また後でね」
ーーーーー
ーーー
ー
スケートリンクーー
舞「教室をスケートリンクになんてこともできるんですねー」ツルツル
凜華「まあね。それよりリリウムにいるってことは……」
舞「ええ、今回の目的は演劇部の舞台です」
凜華「やっぱりね」
舞「あと、あわよくばリリウムの文化祭を案内してくれる人がいないかなって」チラッ
凜華「私でよければ案内するよ」
舞「ほんとですか! 凜華さん人気あるから誰かと行く約束でもしてるのかと……」
凜華「皆そう思ってるのか逆に声をかけられなくてね。舞台までの時間潰しにもなるし、早速行こうか?」
舞「はい、お願いします♪」
舞(ああ、凜華さん独り占め……このままカサブランカに持って帰りたい……)ゾクゾク
ーーーーー
ーーー
ー
中庭ーー
クロエ「あ、凜華」
凜華「クロエさん、奇遇だね」
クロエ「そうね。まさか文化祭をまわってる最中に鉢合わせるとは思ってなかったわ」
ローラ「あ、凜華さん。舞台頑張ってくださいね」
凜華「ありがとう、ローラさん」ニコッ
舞「えっと……」
凜華「そういえば一回会ったっきりだったね」
凜華「こちらクロエさんとローラさん。で……」
クロエ「音無舞さん、よね」
舞「そ、そうです。まさか一回で覚えられてたなんて」
クロエ「あなたの演技がすごすぎて忘れられなかったのよ。全国大会も最優秀賞おめでとう」
舞「あ、ありがとうございます!」ペコリ
クロエ「今日はぜひ楽しんでいってね」
舞「はい、ありがとうございます」
凜華「じゃあそろそろ行こうか」
クロエ「ローラ、こっちも移動するわよ」
ローラ「うん!」
ーーーーー
ーーー
ー
体育館ーー
生徒会役員『軽音部の皆さん、ありがとうございました! 次は演劇部による舞台発表です。開始までしばらくお待ちください!』
百合江「さて……あとはやるだけですわね」
百合江「いきますわよ!」
おーーーっ!
生徒会役員『準備が整ったようです。では、これより演劇部による舞台『桜色学園生活』 を行います』
ビーーーーーーーッ
パチパチパチパチ……
クロエ(この話はよくある三角関係もののラブコメディだ。主人公サクラが体験する等身大の物語をなぞっていく)
サクラ(二年生)『あの、落としましたよ』
レオ(凜華)『ああ、ありがとうございます! 助かりました』
クロエ(学校の入り口で杖を拾ったサクラは、持ち主に渡す。その持ち主が……)
サクラ『転校生だったんだ、あなた』
レオ『そ。これからよろしくね』ニコッ
モミジ(同じ部活で、メンバーとマネージャーという関係になった二人は仲を深めていく……)
ラン(二年生2)『レオ、おつかれ』
レオ『うん。……あれ、タオルがない』
サクラ『レオ、おつかれ。はいタオル』
レオ『あ、ありがと』
サクラ『はい、ランも』
ラン『ありがとー』
ヒカリ(仲がよくなったところに後輩がやってきて……)
後輩(モミジ)『先輩のことが好きです! 付き合ってください!』
サクラ『……!』サッ
クロエ(告白現場に遭遇して自分の気持ちに気づいたり……)
ラン『サクラ、好きだ。付き合ってほしい』
レナ(ランの友人である私に焚き付けられて告白されたり……)
サクラ『私ね……やっと気づいたの』
サクラ『レオが好き……大好き!』
クロエ(サクラの友人である私や、レオの友人のヒカリのアドバイスで紆余曲折を経てハッピーエンド。そう、なんてことないよくある話)
パチパチパチパチ……
ーーーーー
ーーー
ー
百合江「さあ、百合江マジックはここからですわよ……!」
「良かったねー、レオくんかっこよかったし……さすが水津真凛の娘」
「レオ“ちゃん”でしょ?」
「え、でも男の子っぽかったよ?」
「いや、男勝りな女の子だったよ」
「男女の恋愛?」
「女の子同士でしょ」
ざわざわ
「だってチラシに……あれ」
「性別とか書いてないね……」
ざわざわざわざわ
「そういえば自分のこと“僕”とも“私”とも言ってなかったような……」
「え、どっち!?」
「いやでも男の子だと思うけどなー」
「お、女の子同士でもいいじゃん!///」
百合江(キマシ)
「役者の人かっこよかったし、男の子イメージしてたんじゃないの?」
「なんで女の子同士って認めてくれないのー!?///」
「…………まさか、女の子に興味あるの?///」
「……っ///」コクン
百合江「ああああああ……っ!」ゾクッ
百合江(キ マ シ タ ワ ー ! !)
百合江(まさかここまで上手く事が運ぶとは思いませんでしたわ! 百合最高! ですわ!!)
「そ、そっか。……手つなぐ?///」キュッ
「……んっ///」ギュッ
百合江(お幸せに……)ボタ…
百合江「は、鼻血が……」フキフキ
生徒会役員『演劇部の皆さんありがとうございましたー! これにてステージ発表はおしまいとなります! お忘れ物のないようご注意ください!』
ーーーーー
ーーー
ー
部室ーー
百合江「皆様よくやってくれましたわ。大成功だったと言っていいでしょう」
クロエ「まさか凜華のイケメンさを解釈の自由のために逆手にとるなんてね」
凜華「私も驚いたよ。男らしくも女らしくもある演技なんてそうそうできる経験じゃないし、楽しかったけどね」
レナ「観客の人達がだんだんざわつくの、なんだか面白かったわね」
百合江「これで良い結果になれば良いのですけれど……」
コンコンッ
くるくま「失礼するよ」
百合江「部長! ……ではありませんでしたわね」
くるくま「部長はもう譲ったからね。今日はOGとして感想を伝えに来たんだ。いいかな?」
百合江「ええ。お願いしますわ」
くるくま「正直……」
ゴクリ……
くるくま「すごく面白かった! ただのラブコメかと思わせておいて、まさかあんなに考えさせられるとは度肝を抜かれたよ!」
くるくま「正直かつての私に見せていたら、凜華くんを男の子の役だと思いこんでいたかもしれないね」
百合江「……かつての?」ピクッ
くるくま「……いや、失言だ。とにかく、元部長として鼻が高いよ。こんなに難しい舞台をやり切るなんてね」
クロエ「くるくまさんに褒められると嬉しいわね」
モミジ「さすが元とはいえ部長さん……」
百合江「元部長のお墨付きも貰いましたし、これ以上は反省もしませんわ。残りの文化祭、後夜祭まで楽しんでくださいまし!」
はいっ!!
ーーーーー
ーーー
ー
百合江「さてくるくまさん? 先程の話詳しく……」
くるくま「……百合江くんにはこの手の嗅覚は敵わないな……」
くるくま「……アルトを覚えているかい?」
百合江「ええもちろん。衣装ではずいぶんお世話になりましたわ」
くるくま「その……アルトと、つい最近付き合い始めたんだ……///」カアッ
百合江「」
くるくま「同じ大学から合格の連絡が来て、打ち上げに行った先で告白されて……」
くるくま「だ、だから今の私は女の子同士っていうのも分かるし、そもそも恋愛が分かってなかった今までの私とは違うんだってことで……」モニョモニョ
百合江「あるくま……そこまで進んでたとは……」
くるくま「あるくま?」
百合江「いえ、こちらの暗号ですわ」キリッ
百合江「とにかく、お幸せになってくださいませ。祝福いたしますわ」
くるくま「あ、ありがと。なんか照れるね///」
物陰ーー
モミジ「うわ、うわわ……///」
クロエ「そうだったのね……///」
レナ「……///」
ヒカリ「お似合いだと思うよ……///」
凜華「なるほどね……///」
ーーーーー
ーーー
ー
文化祭はクラスの出し物、演劇部の発表、ともに大成功を収めました。
文化祭は大盛り上がりで幕を閉じました。
後夜祭ーー
クロエ「さて……」
ヒカリ「ほぼ全生徒が中庭とか講堂にいるみたいだよ。1、2時間も経てば自然と寮に戻るみたいだけど……」
ローラ「危険だから寮に避難してとも言えないし……」
クロエ「でも流石に何も知らない生徒は巻き込めないものね。夜深くなっても生徒が外に出てるようなら、学校の敷地外に出て戦うことも検討するわ」
樹「その心配はないわ」テクテク
クロエ「校長先生」
樹「毎年ちゃんと全生徒が寮に戻るのは私が保証する。リリウムの生徒は良い子ばかりなんだから」
クロエ「なら安心ね。そうと分かれば……」
ヒカリ「後夜祭、楽しもっか」
ローラ「うん!」
クロエ「ええ!」
クロエ(楓達に闇の試練の協力をお願いするならここしかないけど……どうしようかしら)
現在の目標
・後夜祭を満喫する
安価↓~↓5自由行動安価
後夜祭中に起きたこと
後夜祭では余り物がタダで飲み食いでき、また体育館や講堂などでは盛り上がった生徒らが歌ったり騒いだりしています。
文化祭終了後に、三回目の闇の試練へと移行します
そういえばクリアはラピスの娘だけど、水晶竜って単為生殖なのかそれともラピスに番がいる(いた)のどっちなんだろう
番を作るタイプの場合ラピスやクリアと誰かにフラグが立つ場合もあり得そうだし
>>924
生殖の方法までは考えてませんでしたが、個人的には番ありで考えてました
ラピスやクリアにも百合百合してもらいたいですね
クロエ「……楽しむとは言ったものの」ボソッ
ヒカリ「闇の試練が気になる?」
クロエ「ひ、ヒカリ!? まだいたの?」
ヒカリ「なんか暗い顔してたから……ほら、ジュース貰ってきたよ」
クロエ「ありがと……」
ヒカリ「クロエは一人で考えすぎ」
クロエ「……ん」
ヒカリ「……ボクは何があってもクロエを助けるから」
クロエ「……」
ヒカリ「ボクじゃ力になれない……かな?」
クロエ「そんなことない……ありがとう」
クロエ「よしっ」パシッ
クロエ「このあと頼んだわよヒカリ!」
ヒカリ「うんっ」
クロエ「まずは体力つけないと! いろいろ見てくるわね!」
ーーーーー
ローラ「よいしょ……」
きゅーちゃん「こぉん……」スリスリ
ローラ「大丈夫、持てるよ。……この辺でいいかな」ドサッ
ローラ「ルクさーん」キンッ
ルク「お呼びで?」
ローラ「文化祭の余り物だけど、たくさん貰ってきたからみんなと食べよう!」
エアロ「かうう!」
ラピス「いただきます!」
ミトラ「わんわんっ!」
クロエ「……大所帯ね」
ローラ「クロエちゃん! クロエちゃんも何かいる?」
クロエ「私はいいわ。さっき飲み物も貰ったし、みんなのものはいただけないもの」
ローラ「そっか。……よしよし」
ユーニ「ぶるる……」スリスリ
ローラ「そういえばスーパーボールすくいやったんだった……」ゴソゴソ
ローラ「ミトラー!」ポーイ
ミトラ「わんっ!」タタタタタッパクッ
ローラ「すごいすごい! いい子だね」ナデナデ
ミトラ「わんっ♪」
クロエ「平和ねえ……」
クロエ(ローラやみんなのためにも、闇の試練なんかに負けちゃだめよね……!)
ラピス「クロエさん、ローラさんのためなら私もクリアも、それに魔獣のみんなも手助けしますから」パクパク
クロエ「……顔に出てたかしら」
ラピス「ええ。今日も頑張りましょうね」
クロエ「もちろんよ!」
ーーーーー
ーーー
ー
樹「乾杯」
橘花「乾杯」コツン
橘花「ま、ただの炭酸ジュースだけどな」ゴクゴク
樹「学生主導でビール売れるわけないじゃない」
橘花「分かってるよ。ま、ビールは特に好きでもないし正直どうでもいいんだが」
樹「知ってる」
クロエ「……えっと」
樹「あらクロエさん」
クロエ「仲いい……のね?」
橘花「まあな。もう二十年くらいの付き合いだ」
クロエ「えっ。見た目年齢とそぐわなさすぎて怖いのだけど」
橘花「誰がロリだこら」
樹「私は力をセーブしてるだけよ」
クロエ「驚いたけど……息は合ってるみたいね」
橘花「学生の頃からそうだ。背のことを言われるたびに樹がマウントを取ってくる」
クロエ「……同級生?」
樹「そうそう」
クロエ「知らなかったわ……」
橘花「先生の交友なんて知ってどうするんだ。ほらみんなのところ戻って騒いでこい」シッシッ
クロエ「そうね。失礼するわ」
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ(楓どこかにいないかしら……)キョロキョロ
楓「嵐飲んでるかー!」
嵐「飲んでるよ。ただのジュースなのにテンション上がりすぎだ」
クロエ「いたいた。楓」
楓「おん? お、クロエ」
クロエ「ちょっと話があるの。嵐と晶と……いいかしら?」
楓「いーよー。どっか静かな場所に行こうか」
ーーーーー
クロエ「えっと……聞いてほしいんだけど」
嵐「なんだ?」
クロエ「ラピスさん、いるじゃない?」
晶「ローラのメイドさんな。食堂でもよく見かけるよ」
クロエ「そう、そのメイドさんなんだけど……実はね」
楓「うんうん」
クロエ「メイドさんじゃないの」
晶「違うのか?」
クロエ「……ドラゴン、なのよ」
楓「……ええええええええっ!?」
嵐「な、ないない。どう見ても人じゃん」
クロエ「人化できるのよ。見てもらった方が早いかしら……ラピスさん!!」
すたっ
ラピス「なんでしょう?」
嵐「うわっ!」
楓「び、びっくりした……どこかに隠れてた?」
クロエ「ラピスさん、竜になってくれる?」
ラピス「いいのですか?」
クロエ「ええ。三人とも、驚かないでね」
ラピス「では……」ゴゴゴゴ…
楓「うわっ、わ、わあっ!」
晶「なるほどな……」
ラピス「ふう……これが竜形態です」
クロエ「信じてくれた?」
嵐「っ」コクコク
ラピス「晶さんは驚きませんね」
晶「一緒に走ったときに、ただものじゃないってのはなんとなく感じたからな」
楓「そ、それで……ラピスさんの本当の姿を見せたかっただけ?」
クロエ「いいえ。本題はここから」
クロエ「あなた達をドラゴンのことを黙ってくれる人だと信じてる。その信頼できる仲間として、私と一緒に戦ってほしい」
嵐「そりゃラピスさんのことは黙ってるけど……」
楓「一緒に戦うっていうのは?」
クロエ「私の闇の力を求めて、闇の魔獣ともいうべき存在が今夜やってくるの。それを撃退する手助けをしてほしい」
晶「なるほどな……」
楓「それってクロエの命が懸かってるん……だよね?」
クロエ「……そうね。もし失敗したら私は無事では済まないわ」
楓「だったら……」
楓嵐晶「ごめん」ペコリ
クロエ「な、なんで……?」
楓「お、落ち着いてクロエ。そりゃクロエのことは助けたい。できることならなんでもする」
楓「でも、あたし死ぬのが怖いんだ」
クロエ「わ、私だって死ぬのは怖いわよ」
楓「そうじゃないんだ……。昔体質のせいで病気が悪化して死にかけてさ……その時のトラウマで、死が迫ると体が強張って、魔法はおろか歩くことさえできなくなるんだ」
楓「死ぬかもしれない戦いに参加したら、逆に足を引っ張っちゃうから。だから……ごめん」
嵐「オレは楓の死の淵に一緒にいたから楓が動けなくなるのが分かる。そんな危険なことがあるならなおさら楓のそばにいてやりたいんだ」
嵐「何もできない楓を放っておいて戦うなんてできない。……だから、すまん」
クロエ「あ、晶は……」
晶「アタシは……ルール無用の戦いができないんだ」
晶「昔は不良から人を守るためにケンカもしてたけど……そのケンカの最中あろうことか、守るべきはずの女の子をアタシが傷付けて……。それ以来マホリオや古武術の演舞みたいに、ルールがないと怖くて魔法も撃てなくてさ」
晶「ごめんな……こんな言い訳で、クロエを助けられないなんて自分がみっともないよ」
クロエ「……そう、分かったわ」
クロエ「みんなのトラウマを聞き出すようなことになってごめんなさいね」
楓「そんなのいいよ……。一番大変なのはクロエだ」
晶「本当にゴメンな……」
クロエ「もう! 謝らなくていいから!」
クロエ「ほら、このラピスさんがいて私が負けると思う?」
ラピス「えへん」
クロエ「だから大丈夫よ。聞いてくれてありがとうね」ニコッ
嵐「クロエ……負けんなよ」
クロエ「そっちこそ。今夜は楓から離れるんじゃないわよ」
クロエ「さ、後夜祭に戻って楽しまなきゃ! 気分上げてくわよー!」
楓「……」
クロエ「ほら、楓! おー!」
楓「お、おー!」
ラピス「では私はこれで……」スウウ…
晶「ラピスさん……クロエのこと頼みます」
ラピス「お任せください。ローラさんの大切な友人、傷一つ付けさせませんとも」スウウ…
「あ、クロエさーん!」
クロエ「な、何よこの人だかり」
「歌って踊ってた! ほらほらこっち来て!」
「クロエだ! 演劇部の発表見たよー!」
「一緒に踊ろ!」
クロエ「仕方ないわね……音量あげなさい!」
わああああっ!
ーーーーー
ーーー
ー
夜ーー
クロエ「そういうわけで楓チームは来れないわ」
ローラ「そんなことが……」
アルシェ「人間いろいろある……」
ウィン「今回はどんなかなー」
ナナ「不謹慎ですよ。気を引き締めてください」
クロエ「ちなみに前回はどうだったの?」
樹「前回は……最初はクモ、次は同じくヘビで……その次は大量のクモとヘビだったわ」
クロエ「今回違うのは……」
樹「前回のヘビの時に私以外にもたくさんの魔法使いがいたことね」
クロエ「全く頼もしい仲間だわ……。っ!」ビクッ
樹「っ」ゾクッ
クロエ「備えて! 大量の敵が……」
「ウゥゥウヴウウヴウゥ」
「ウウゥウゥウウヴヴウゥウウ」
「ヴゥヴゥウウゥヴウゥ」
「ゥゥゥウウゥウウウヴヴヴ」
「ギシャアアアアアアアア!」
ラピス「ちょっと多すぎでは……!」
樹「前回はヘビを倒せば全員消滅したわ! ヘビを狙って!」
ウィン「魔弾【シュート】」ズゴオッ!
アルシェ「破壊魔砲【キャノン】!!」ゴオッッ!!
ヘビ「ギシャアアアアアア!!」
ナナ「縮んでます! この間と同じ……!」
「ウウウゥゥゥウヴヴウゥ」
ナナ「!」
時雨「フッ!」スパッ!
ナナ「助かりました!」
レナ「ヘビは一匹だけど……周りが厄介ね」
ナミネ「水弾【アクアボール】!」ビシュッ!
ナミネ「きりないですよ~!」
ナナ「いえ、そうでもないですよ」
ウィン「魔弾【シュート】、魔弾【シュート】! 魔弾【シュート】!!!」ゴゥッ ズゴッ! ズドオォォン!!
ヘビ「きしゃ……あ……!」シュウウウ…
ウィン「……ふへえ」プシュウ…
ウィン「前回と同じヘビが一匹だけ……つまらなかったね~」ノビー
ナミネ「あ、あはは……」
「ゥヴウゥゥヴゥウゥゥウヴ」
「ウヴゥゥヴゥゥヴウゥヴウ」
ヒカリ「クモが引いてく……」
クロエ「うぶっ……! おぇ……!」ガクッ
ヒカリ「クロエ!?」
ローラ「クロエちゃん!?」
クロエ「違う……まだいる……!!」
「谿コ縺呎ョコ縺呎ョコ縺」
「繝、繝溘r蠎?£繧」
「繧ゅ▲縺ィ繧ゅ▲縺ィ繧ゅ▲縺ィ繧ゅ▲縺ィ」
「逋セ蜷域怙鬮」
「繝ゥ繝溘?繝サ繧「繝ォ繝輔ぃ繧ヲ繧ケ」
樹「な……ど、ドクロの大軍!?」
レナ「頭蓋骨に触手が生えて動いてる……気味悪いわね」
「ゥゥヴゥゥヴゥウヴゥ」
「縺?◆縺?縺阪∪縺」バクッ
アルシェ「く、クモを食べてる……」
レナ「この……! 魔弾【シュート】!」ゴッ
「蜉ケ縺九↑縺」ガサガサ
レナ「き、効いてない!? クモよりも固さが増してる!?」
ウィン「魔弾【シュート】」ゴゥッ
「逞帙>」シュウウウ…
時雨「さすがにウィンくらいのシュートだと消えるのか……さてどうするか」
ウィン「!」
ナナ「ウィン! 全員そっちに向かってます!」
ウィン「やっとクロエさんじゃなくてボクに向き合ってくれるんだ……遅いよ」
ウィン「魔弾【シュート】」ゴゥッ!
「縺弱c繝シ」シュウウウ…
ウィン「クロエさんをどこかに隠して。こいつらの相手はボクが引き受ける」
ヒカリ「お、お願いします! クロエ、立てる?」
クロエ「なんとか……」
樹「星見館のてっぺんまで連れてって。ドクロは飛べないから、入り口を固めれば時間稼ぎもできるわ」
ヒカリ「はい! クロエ、ボクに捕まって。飛ぶよ!」クンッ
星見館ーー
ローラ「入り口はレナさんと時雨さんが防いでくれてるよ。あの二人ならきっと守ってくれると思う」
ヒカリ「クロエ……」
クロエ「なんか……今までにない感じだわ。内側がドロドロ崩れてくみたいな……」
クロエ「たぶん……あのドクロの軍団も前座なんだと思う。そんな嫌な感じがする……」
ヒカリ「そんな……」
ローラ「で、でもラピスさんもウィンさんも、ここから見てるくらい活躍してるよ。大丈夫、負けたりしないよ!」
ルク「やれやれ……」ポンッ
ヒカリ「うわっ!? 鳥が燃えて……!?」
ルク「ここまでドクロが来るようなら私も応戦します。あなたに死なれるのも中々寝覚めが悪そうなのでね」
クロエ「助かるわ……」
ヒカリ「この鳥さんはいったい……」
ローラ「えっと……不死鳥さん。ラピスさんたちと同じく黙っててくれると嬉しいな」
ヒカリ「不死鳥か……ローラさんすごいね」
ローラ「そ、そんなことな……」ビクッ
ルク「……はあ」
ヒカリ「な、何あれ……」
クロエ「何が来たの……」ムクッ
ヒカリ「か、顔を出しちゃだめだ!」
がしゃどくろ「ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! ! !」
ウィン「数が……増えた……!」
ーーーーー
アルシェ「ぜえっ……ぜえっ……! 魔力が……もう……!」
ーーーーー
樹「こんなの……前はなかった……」
ーーーーー
ラピス「でかすぎ……でしょうが……!」
ウィン「魔弾【シュート】、魔弾【シュート】、魔弾【シュート】!」ゴッゴッゴオッ!
「繧?a縺ヲ繝シ」
「逞帙▲」
「縺薙?繧?m繝シ」
「鬟溘∋縺。繧?≧縺」
「縺願?遨コ縺?◆」
「縺セ縺?縺セ縺?」
ウィン「こ……の……っ!」
ズズ……
ーーーーー
ローラ「嘘……ウィンさんがドクロに飲み込まれた……!」
ーーーーー
アルシェ「破壊魔砲【キャノン】……!」プスン…
ティア「あ、アルシェ!!」
ーーーーー
ヒカリ「アルシェさん……!」
ーーーーー
樹「この……! こっちを向きなさい! デカドクロ! 模倣・爆発魔法【エクスプロージョン】!!」カッ!
ドオオオオオオンッ!!
ラピス「があああああああああああ!!」ゴウッ!
がしゃどくろ「グ … … ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! !」
ーーーーー
ローラ「少し怯んだだけ……」
ヒカリ「こ、こっちに来てる……!」
ーーーーー
「凄いことになってるな……」
「あれ相手なら……!」
「巨大氷弾【フロスト】!!」ギィンッ
「新星爆発【ノヴァ】!!」ゴオオウッ!
がしゃどくろ「ウ ウ ウ ウ ウ ウ ウ ア ア ア ! ! ! !」ガクンッ!!
たったったったっ……
レナ「クロエ! 生きてる!?」
クロエ「生きてるわよ……」
時雨「良かった……無事守りきれたみたいだな」
ローラ「ふ、二人ともなんで上に……」
モミジ「クロエさん!」
クロエ「も、モミジ……?」
モミジ「この建物全体に斥力をかけてるから、ドクロは入ってこれないよ! 安心して!」
モミジ「それに、凜華さんもイオさんも助けに来たから!」
ーーーーー
凜華「氷弾【アイスボール】!」キンッ
イオ「爆弾【ボム】!」ボウッ
がしゃどくろ「ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! !」ボロボロボロッ
ーーーーー
クロエ「は、はは……めちゃくちゃ効いてんじゃない」
レナ「全く……私もう魔力尽きたから、休ませてもらうわよ」
時雨「……この鳥は?」
ローラ「ふ、不死鳥です。そばにいれば回復できるかと……」
レナ「……これも黙ってればいいのね?」
ルク「お願いします」
がしゃどくろ「ア ア ア ア ア ア ! !」
ローラ「ま、またこっち来た!」
ヒカリ「とにかく魔法を!」
ローラヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴッ
ドシュウ!!
がしゃどくろ「ガ ア ア ア ア ア ア ア ! ! !」ボロボロボロッ
ヒカリ「……え?」
時雨「校長先生の魔法でも怯んだだけだったのに……」
レナ「な、何したのよ」
ローラ「ふ、普通のシュートだよ」
ヒカリ「弱ってる……のかな。とにかく撃とう!」
ローラ「うん! 魔弾【シュート】!」ゴッ
がしゃどくろ「ギ イ イ イ イ … … ! !」ボロボロボロッ
ヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴッ
がしゃどくろ「オ オ オ オ オ オ オ … … ! !」ボロボロボロ…
ローラヒカリ「魔弾【シュート】!」ゴッ
凜華「氷弾【アイスボール】!」キンッ
イオ「爆弾【ボム】!」ドウッ!
がしゃどくろ「ア ア … …」ボロ…
がしゃどくろ「ア … …」シュウウウ…
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「ぜえ……ぜえ……っ」
クロエ「ああ……楽になったわ……」ゼエゼエ
レナ「そうは見えないけど……」
クロエ「内側の方が、よ……」
ヒカリ「今回はこれで無事終了……かな?」
ローラ「下に降りよっか」
ーーーーー
ウィン「ふい~」コキコキ
ナナ「ウィン! 無事だったんですか!」
ウィン「ん~」クイクイ
ドクロの山「……」シュウウウ…
ナナ「あれ全部やったんですか……」
ウィン「今回はまあ楽しかったかな~」
ラピス「私は疲れました……」
凜華「おお、ほんとにドラゴンだ」
ラピス「……はっ!? 誰ですか!」シュウウウ…
凜華「敵じゃないよ。安心して」
クロエ「凜華、それにイオも」
イオ「クロエさん! 無事だったんだね」
クロエ「おかげさまでね。助かったわ」
ティア「アルシェ……アルシェ……!」
アルシェ「だ、大丈夫……」ゼエゼエ
ナミネ「魔法の撃ち過ぎですね……ひとまず休みましょう」
樹「そうね……修復魔法はかけておくから、みんなは休んで」
クロエ「ええ。とにかく、今回は私何もできなかったし……本当に助かったわ。ありがとう」ペコリ
クロエ「これ以上の話し合いはとりあえず明日以降で……」
ヒカリ「うん。おつかれ、クロエ」
ーーーーー
ーーー
ー
翌日ーー
クロエ「……」ムクッ
ヒカリ「あ、おはようクロエ。気分はどう?」
クロエ「うーん……悪くはないわね。平気よ」
ヒカリ「良かった。今日は文化祭の片付けを兼ねてお休みになってるから、ゆっくり休もう」
クロエ「そうも言ってられないわ」ヨイショ
クロエ「昨日のみんなを集めて話し合わないと」
ーーーーー
ーーー
ー
食堂ーー
アルシェ「はぐっ、あむ……ごくん」ムシャムシャ
クロエ「さて……気になることがいくつか」
クロエ「まず、凜華達はなんでいたのかしら」
凜華「昨日楓さん達とクロエさんが話してるのを、モミジさんが聞いてたんだよ」
モミジ「真剣に話してたから何か大変なことがあると思って……でも何時とは言ってなかったから、夜深くなってから凜華さんとイオさんとで出ていったの」
クロエ「なるほどね……聞かれたなんて」
クロエ「じゃあ次、校長先生やアルシェの魔法よりヒカリやローラの魔法が効いたのはなんでか心当たりはある?」
ヒカリ「全く……」フルフル
クロエ「仕方ない……何か書いてるか分からないけど、この本を最後まで解読するわ。幸い人数はいるしね」キイ…
闇が最も恐れるのは光。
心の闇を打ち払った者の魔法は、闇の存在に対して驚異的な力を持つだろう。
心の闇とは、平たく言えばトラウマ。
あるいは悩み。
心の闇を打ち払った者が多くいれば、闇を退けることは不可能ではないだろう。
クロエ「そんな大事なことなら最初に書いときなさいよぉ……!」ヘナヘナ
ヒカリ「な、何が書いてたの」
クロエ「トラウマや悩みを解決した人の魔法は闇の魔獣に効くって……」
ヒカリ「ボクのは……そっか、魅了魔法だ」
アルシェ「トラウマ……悩み……」
アルシェ「……ない」キッパリ
クロエ「なるほどね、それでそんな逆転現象が起きたと」
クロエ「じゃあ最後。ウィンさん闇に飲み込まれたんじゃ?」
ウィン「倒したよ?」
クロエ「……そう」
クロエ「ちなみにトラウマとか悩みとか……」
ウィン「んー……ないなー」
クロエ(それでドクロを倒しまくるのね……恐ろしいわ)
レナ「今後の方針は決まったわね」
クロエ「?」
レナ「何よその顔。思いつかないの?」
レナ「一人でも多くの人の悩みを解決して、闇に対抗する戦力を整えることでしょ」
クロエ「そ、そうね。気づいてたわ」
クロエ「そういうわけで、この本によれば次は3月の最終日が最後の闇の試練になるわ。だからそれまで私は色んな人に協力を頼んでみる」
樹「いよいよ最後なのね……」
クロエ「さしあたっては……」
クロエ(楓チームの三人……かしら?)
皆の悩み一覧
ローラ ???(解決)
ヒカリ 魅了魔法のせいで自信が持てなくなった(解決)
レナ ???
凜華 ???(??)
モミジ ???
ティア ???
アルシェ なし?
ナミネ ???
楓 死にかけた
嵐 楓を失いかけた
晶 ケンカで守るべき人を傷付けた
デン ???
イオ 魔法で人を傷つけた(??)
現在の目標
・皆の悩みを解決する
安価↓~↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください
12月第1週
13/16回目の行動です
16回目の行動終了後、冬休みに入ります
クロエ「イオ、今いい?」
イオ「クロエさん。どうかした?」
クロエ「この間は助かったわ。まさかイオが魔法を使ってくれるなんて」
イオ「襲われてるのがクロエさんだったからだよ。あんなに一生懸命練習に付き合ってくれた人だもん、私も何かしなきゃって思って」
イオ「それに……発見もあったから」
クロエ「発見?」
イオ「私の魔法は、人を守るためにも使えるんだって」
イオ「一歩間違えれば人を傷つける魔法だけど……これからは上手く使えると思う。ほんとのほんとにクロエさんのおかげ。……ありがとう」ニコッ
クロエ「……///」ポリポリ
クロエ「照れるけど……イオのためになったなら何よりよ」
イオ「これからもコントロールの練習して、もっと役立てるようになるからね!」
クロエ「コントロール……そうよ、爆発の段階が増えてたわよね」
イオ「小さいのから、爆弾【ボム】、爆発魔法【エクスプロージョン】、新星爆発【ノヴァ】で、もっと威力の小さいのを出せるようになりたいなって考えててね……」
クロエ「ふむふむ……」
ーーーーー
ーーー
ー
イオの悩みは無事に晴れました
部室ーー
百合江「今日は助っ人としてローラさんに来ていただきましたわ」
ローラ「よろしくお願いします」ペコリ
百合江「さ、今日も練習開始ですわ!」パンパン
はいっ!
クロエ「さてと……凜華」
凜華「なにかな?」
クロエ「ストレッチ一緒にやりましょう」
凜華「ああ、いいよ。やろうか」
クロエ「1、2、1、2……」グッグッ
凜華「……で、何か聞きたいことでもあるんじゃないのかな?」グッグッ
クロエ「……分かる?」
凜華「なんとなく、ね」
クロエ「じゃあ直接聞くけど……闇の魔獣に凜華の魔法が効いたのはなんでか心当たりはある?」
凜華「確か悩みが解決すると魔法が効くんだよね。なら心当たりあるよ」
クロエ「聞かせてもらっても?」
凜華「クロエさんがずっと『凜華』って呼んでくれたからだよ」
クロエ「?」
凜華「私はお母さんが好き。だけど、生まれてからずっと『水津真凛の娘』として見られるのは正直……キツい」
凜華「でもクロエさんは違った。水津真凛の娘としてじゃなく、水津凜華として接してくれた」
凜華「マホリオのチームを組む時だって……水津凜華というブランドじゃなく、私自身の力を必要としてくれた」
凜華「それに気づいたらふっと肩の力が抜けてさ。クロエさんいい人だなーって」
クロエ「そんなの当たり前じゃない」
凜華「その当たり前がとてつもなく嬉しい人間だっているってことさ」
凜華「ありがとう」ギュッ
クロエ「ちょ……! 凜華のファンに恨まれる!」
凜華「ふふっ、ごめんごめん」パッ
クロエ「……それで凜華の気持ちが楽になってたなら嬉しいけど」
ーーーーー
凜華の悩みは無事晴れました
クロエ「レナ」
レナ「なによ」
クロエ「何か困ってることとかないかしら」
レナ「ない」
レナ「……聞き方下手すぎじゃない?」
クロエ「し、仕方ないじゃない。レナ相手に悩みを聞こうにも、レナは私の目的を知ってるわけだし……」
レナ「なら直球で……ね」
クロエ「そうそう」
レナ「……あるにはある。けど言いたくない」
クロエ「なんでよー」
レナ「言いたくないことなの。ほら、私よりモミジさんとかにでも聞いたら?」
ーーーーー
クロエ「モミジ」
モミジ「あ、クロエさん。なあに?」
クロエ「モミジってその……悩みとかあるかしら」
モミジ「……うん、あるよ」
モミジ「凜華さんと一緒に聞いてほしいな」
クロエ「凜華と……?」
ーーーーー
ーーー
ー
凜華「来たよー」
クロエ「呼んできたけど……」
モミジ「うん。じゃあ言うね?」
クロエ「……」ドキドキ
モミジ「私ね、高い所がだめなの!」
凜華「……のわりにはマホリオでは戦えてるような」
モミジ「マホリオの時は低空飛行したり、魔力をホウキに集中して落ちないようにしてたから……」
クロエ「ある程度高くなったり、魔力が弱まると……」
モミジ「っ」ブルッ
モミジ「か、考えるだけでも怖いかな」
凜華「なるほどね。それを今言ってくれたのは……」
モミジ「秘密を教えあったときは足を引っ張らないようにって隠し通すつもりだったけど、今の二人なら教えても大丈夫かなって」
クロエ「……モミジっ」ギュッ
クロエ「私達を信頼してくれて嬉しいわ! ありがとう!」
モミジ「く、くるしいよぅ……///」テレテレ
凜華「確かに、あの時はまだ仲良くなったとは言えなかったけど……」
モミジ「い、今ならもっといいコンビネーションもできるんじゃないかな……っ。クロエさんくるしい~っ」パシパシ
クロエ「おっと」パッ
クロエ「よし、これでチームクロエ再始動……」
クロエ「いや、なんでそうなったのかも聞いとこうかしら」
モミジ「えっと、昔斥力で天井に頭をぶつけてたって話はしたよね?」
クロエ「ええ。それこそ秘密を教えあった時ね」
モミジ「子供って恐ろしいよね……天井がなければいいんだって外で同じことやっちゃうんだから」
凜華「それは恐ろしいね……」
モミジ「結果……かなり高いところで魔力が切れて、地面にドン。それで……」
クロエ「なるほどね。話してくれてありがとう」
モミジ「ううん、こっちこそ話せて良かった。これからもよろしくね」
ーーーーー
モミジの悩みが判明しました
チームの結束力が強まりました
部活終了後ーー
クロエ「今度は誰の話を……」
ローラ「あ、リリィちゃん」
リリィ「こんにちは。部活終わりですか?」
ヒカリ「はい」
クロエ「リリィちゃん!」
リリィ「は、はい?」
クロエ「皆の悩みを解決したいのだけど、コツとかってあるのかしら」
リリィ「コツ……ですか?」
リリィ「えっと……相手に寄り添ってあげること……ですかね?」
クロエ「なるほど」フム
リリィ「あ、無理に聞き出すのはだめですよ。言いづらいことだってあるんですから」
クロエ「ふむふむ……」
リリィ「参考になりましたか?」
クロエ「ええ。とても」
リリィ「なんでコツなんかを聞いたのかは深入りしませんが……クロエさん自身も悩みがあるなら相談に来てくださいね」
クロエ「そうするわ。ありがとうね」
ローラ「し、失礼します」ペコリ
ーーーーー
ーーー
ー
中庭ーー
ナミネ「……ふう」スタッ
クロエ「こんな感じでよかったかしら?」スタッ
ナミネ「はい。久々の実践形式には十分でした」
ヒカリ「本来のチームじゃなかったけどね」
ローラ「クロエちゃんとのチーム新鮮だったよ」
アルシェ「……」
ティア【お疲れ様でした】
クロエ「さて、まどろっこしいの無理だから直接聞くわね」
ヒカリ(諦めた……)
クロエ「三人とも今悩んでることとかないかしら」
ティア「……」
ティア【今は特には】
アルシェ「ない」
ナミネ「アルシェさんはティアさんがいなくなることとかだったり……」
アルシェ「そっ、それはやだっ!」
クロエナミネ「あらあら」ホッコリ
アルシェの悩みが判明しま
ナミネ「でもアルシェさんがティアさんのことを守ってあげれば問題ないですから」
アルシェ「うん、絶対に守る」
ティア「……///」カアッ
アルシェの悩みは無事晴れました
ナミネ「それで、私はそのぅ……お二人とチームの関係でよく一緒にいるのですが、私も恋愛してみたいなって思ったり……」
ナミネ(そのせいで少し日常生活に支障をきたしたとはさすがに恥ずかしくて言えませんが……///)
ローラ「わ、分かるよその気持ち! ティアちゃんお部屋でも幸せそうでね……」
ナミネ「あらあら」ホッコリ
ーーーーー
ーーー
ー
ナミネの悩みが判明しました
ローラとティアの部屋ーー
ローラ「ティアちゃん、さっき悩みを聞かれたとき今はないって言ってたけど……」
ティア【もう解決しましたから】
ローラ「それってどんなことか聞かせてもらってもいい??」
ティア【いいですよ】
ティア「……こほん」
ローラ(書かないってことは恥ずかしくて書けなくなる程のことなのかな……?)
ティア「私が言葉を喋らずに文字で書くようになったのは、昔喋ったことが原因でトラブルになることが多かったからなんです」
ティア「話したことと違う意味で捉えられたり、変な伝わり方をしたり……それなら意思疎通は文字でしてしまえと」
ローラ「そうだったんだ……」
ティア「でも……あ、アルシェが「喋るのが下手でも気にしない」って……い、言ってくれて……///」
ティア「だから喋るのはもう怖くないんです。アルシェのおかげ……です///」
ローラ(ほほえまー)ニッコリ
ティア【おしまいです】カアア
ローラ「話してくれてありがとう。クロエちゃんにはティアちゃんの悩みは解決したってことだけ伝えておくね」
ティア【それでお願いします】
ティアの悩みは無事晴れました
自室ーー
クロエ(あれからも話を聞いて回って……)
レナ『私のことより自分はどうなの?』
ナミネ『クロエさんも悩みがあれば言ってください』
クロエ(私自身について言われることが何度かあった)
クロエ「……はあ」
クロエ(そりゃ……トラウマくらいあるわよ)
◆◆◆◆◆◆◆◆
◆◆◆◆
◆◆
クロエ(幼少期)「……」
「クロエ、ご飯の時間ですよ」
「おや……宿題ですか?」
クロエ「かけないよ……」
「お母さんについての作文ですか……」
クロエ「だって、ママはわたしを捨てたんでしょ!?」
「クロエ……」
クロエ「クロエはわたしの名前じゃない! 先生がつけただけでしょ!」
「……これは私から学校に伝えておきますから。まずは食事にしましょう? 今日はクロエの好きなハンバーグですよ」
クロエ「……うん」
「クロエ……あなたにはきっと良い人生が待っていますからね」
クロエ「……」コクン
ーーーーー
クロエ「……アートルム物語……?」
「ええ。クロエは本を読むのが好きだったでしょう? 伝記と言って絵本や漫画とは少し違いますが……きっと気にいるはずです」
ーーーーー
クロエ「先生! わたしすごいまほうつかいになる!」
「アートルム物語を読んだのですね?」
クロエ「うん! すごいねこの人!」
「全魔法使いの憧れです」
クロエ「先生も?」
「当然です」
クロエ「先生も好きなんだ! いっしょだね!」
「元気を出してくれたようで嬉しいです」フフッ
ーーーーー
ーーーーー
「今日はーーさんのお城でお歌を発表しますからね。失礼のないようにするんですよ」
ーーーーー
クロエ「ら~♪」
「ららら~♪」
パチパチパチパチ……
「さすがーーさん。可愛らしい聖歌隊だ」
クロエ「あ……!」テテテッ
「…………」
クロエ「あなた! なんで歌ってないの?」
「わ、わたし聖歌隊じゃないよ。ここの娘だもん」
クロエ「ふーん。……名前は?」
「……ローラ」
クロエ「ローラね! ねえローラ、ここの娘なら案内してくれない!? すごく広くて迷っちゃいそうなの!」
ローラ「な、なにあなた……リーケの娘にしつれいじゃない!?」
クロエ「リーケって何よ! そんなのいいから案内しなさい! いだいなまほうつかいのきょてん? ……にするんだから!」
ローラ「……わかったよ」
ーーーーー
ーーー
ー
クロエ「つかれた~! 広すぎるわ!」
ローラ「……ねえ、そういえばあなたの名前は?」
クロエ「言ってなかったかしら? クロエよ!」
ローラ「……そういうときはみょうじも名乗るの。しゃかいのルールだよ」
クロエ「あなたもさっきみょうじ言わなかったじゃない」
ローラ「わたしは自分のみょうじがきらいなの! みんなリーケって名前につられて近づいてくるだけなんだから……!」
クロエ「そうなの? でもごめんなさい、わたしみょうじがないの」
ローラ「え……」
クロエ「孤児だからねえ……名前だけはあるけど、みょうじは孤児院の名前とかになるのかしら……?」
ローラ「……ご、ごめんなさい。そうとは知らなくて……」
クロエ「あやまらないでよ、悪いことした気分になるわ」
クロエ「そうだわ! それならあなたがみょうじをつけてよ!」
ローラ「え……ええっ!?」
クロエ「……」ワクワクキラキラ
ローラ「えー……あのー……」
ローラ「あ……」
クロエ「あ?」
ローラ「アートルム……とか」
クロエ「アートルム! わたしのだいすきなまほうつかいよ!」
ローラ「いだいなまほうつかいになるって言ってたから……」
クロエ「そうね! わたしくらいのまほうつかいならアートルムを名乗るのにふさわしいわ!」
ローラ「すごい自信……」
クロエ「なんか力もわいてきたわ! 今ならまほうもうてる気がする!」グググ…
クロエ「えいっ!」
ずおっ!
ローラ「わあ……なにこれ……黒い……」
クロエ「で、出た……! 初めてまほうが出たわ!」
クロエ「先生! せんせー!」ダーッ
ーーーーー
「うわっ!?」
「気味が悪いな……」
「なんだあれ……」
クロエ「先生! わたしまほうが出たわ!」
「く、クロエ。一度抑えられる?」
クロエ「? ええ」スウウ…
「クロエきもー……」
「真っ黒クロエだ」
「こら、みんな駄目ですよ」
「だって変だよ、黒い魔法なんて」
クロエ「……変?」
「うわ、近寄るなよ!」
「こら! そういうことを言わない! クロエ、変なんかじゃありませんよ。素敵な魔法です」
「……すまない。聖歌隊はお引き取り願えないか? さすがに子供をこんな場に長時間置いておくのは大変だろう」
クロエ「そんなことないわよ! また歌だって歌って……」
「……申し訳ありません。失礼します」ペコリ
「みんな、帰りますよ」
ーーーーー
「近寄るなクロエ! お前のせいでご飯も食べそこねたじゃないか!」
クロエ「いたっ、ぶたなくたっていいでしょう!」
「真っ黒クロエはどっかいけ!」
ーーーーー
「はい、はい。よろしくお願いします」ペコリ
クロエ「先生? また誰かいなくなったの?」
「他の孤児院へお歌を練習しにいったんですよ」
クロエ「わたしのまほうが気味悪い……から?」
「違います。そんなことありません」
クロエ「だって、わたしがまほうをうつとみんな離れてくもん!」
「私はどうなのですか。離れていく素振りを一度でも見せましたか?」
クロエ「……」フルフル
「大丈夫。自信を持って。いつかきっとその魔法が好きになれるはずだから」ポンポン
コンコンッ
「は、はい? どなたでしょうか……」ギイ…
ローラ「……」
「すみません。こちらの孤児院にクロエという方はいらっしゃいますか?」
クロエ「ろ、ローラ!」
「お嬢様が人間と遊ぶならクロエ・アートルムという方がいいと言って聞かなくて……」
ローラ「久しぶり、クロエちゃん」
クロエ「わ、わざわざ会いに来たの? 気味悪くないの?」
ローラ「なんで? せっかくうてたまほうなんでしょ? 気味悪いなんてことないよ」
「クロエ……良かったですね。友人は大切にするんですよ。先生との約束です」
クロエ「……っ」コクコクッ
◆◆
◆◆◆◆
◆◆◆◆◆◆◆◆
クロエ「私は……」
クロエ(皆を失うのが怖い。親に捨てられ、孤児仲間も離れていって……人が離れることが怖くてたまらない)
クロエ(ま、先生とローラに出会えたことだけは誇れることかしら)
クロエ(……思えば悪夢は周りに人がいなかったり、皆がいなくなるようなものばっかりだったわね……。考えないようにしてたつもりだったけど、心の底では考えてたってことかしら)
クロエ「さあ、クロエ・アートルム……頑張りどころよ」グッ
皆の悩み一覧
クロエ 皆を失うのが怖い
ローラ ???(解決)
ヒカリ 魅了魔法のせいで自信が持てなくなった(解決)
レナ ???
凜華 水津真凛の娘として見られたくない(解決)
モミジ 高い所が苦手
ティア 話すのが苦手(解決)
アルシェ ティアがいなくなるのが嫌だ(解決)
ナミネ 恋愛をしてみたい
楓 死にかけた
嵐 楓を失いかけた
晶 ケンカで守るべき人を傷付けた
デン ???
イオ 魔法で人を傷つけた(解決)
現在の目標
・皆の悩みを解決する
安価↓~↓5自由行動安価
今後一週間程度の行動を指定してください
12月第2週
14/16回目の行動です
16回目の行動終了後、冬休みに入ります
ローラとヒカリのマホリオメンバーと協力してヒカリの悩みについて調べてみる
>>978
ヒカリの悩みについてというのは魅了魔法のことでしょうか
解決済みのつもりではあるのですが、この安価で間違いないですか?
間違いないならこの安価で頑張って書いてみます
それとこのスレはここで終わります
続きは次スレで
残りのレスは質問や要望などあれば書いてください
>>981
承知しました
ではレナの悩みを調べるという内容で書いていきます
おつですー
>>1のイメージでの、胸の大きさランキングとか知りたい
世界観的に男はどうなってるのかと
ティアルシェは子供が出来れば離れられなくなるんじゃないかな
>>984
イオ>モミジ>ナミネ>ヒカリ>レナ>デン>凜華>晶>ローラ>ティア>アルシェ>嵐>クロエ>楓
二三年生、先生も入れると
イオ>モミジ>アルト>リリィ>ナミネ>ヒカリ>ウィン>レナ>デン>凜華>時雨>くるくま>ナナ>エミール>晶>ローラ>ティア>アルシェ>樹>橘花>嵐>クロエ>楓
みたいな感じです
>>985
います
肉体的には男性の方が強いのですが、魔力は圧倒的に女性が強いです
荷物を運ぶのにも移動するのにも魔法を使う世界なので、男性の出番は多くありません
子供は女性同士でもできます(どうやってできるのかは考えてませんが、魔法の力とかだと思います)
魔法ある世界だし最悪普通に生やせたりしそう
ちなみに>>1的には生えてるプレイは書くの大丈夫な人?(本物じゃなくておもちゃとかも)
クリアは召喚石には入ってなくて預かってるみたいな状態だけどローラと融合出来たりする?
>>986の胸比べで樹は大人だとトップレベル?あとラピスの人間形態はどこにはいる?
クロエと楓、ロリ勢にすら負けてて草
ところで、こっちの世界で言うクリスマスとか正月みたいな行事ってある?
ティア>アルシェ>樹>橘花
先生も割とペッタンコだった件
>>989
ハロウィンがあるから他もあるんじゃない?
一年
クロエ・アートルム 主人公、演劇部、貧乳
水津 凜華(すいず りんか) クロエのチームメイト、演劇部の王子様
モミジ・クレナイ クロエのチームメイト、演劇部、ロリ巨乳
ローラ・リーケ クロエの幼馴染み、ヤベー生き物達を得て胃は大丈夫か?
ヒカリ・ロゥレス クロエのルームメイト、ローラのチームメイト、演劇部、旗建て職人
レナ・フォールン ローラのチームメイト、演劇部、スタイルは良い
ティア・ソレル ローラのルームメイト、見事な幼児体型、アルシェの恋人
アルシェ・ブランカ クロエのクラスメイト、つるぺた幼児体型、ティアの恋人
ナミネ・スフィアード ティア・アルシェのチームメイト、グラマラスボディ、恋愛したい
雨宮 楓(あまみや かえで) クロエのクラスメイト、晶・嵐のチームメイト、マホリオ一年大会優勝・校内ベスト8チーム
真壁 晶(まかべ あきら) クロエのクラスメイト
七峯 嵐(ななみね らん) クロエのクラスメイト、楓の幼馴染、ツンデレ
デン・ハザード 一年生最強格、闇の試練で何か知ってそうなポジション
イオ・ローライト 現状最胸
音無 舞 宝坂劇団員、カサブランカ魔法学校の一年
上級生
ウィン・フォルクス マホリオランキング一位、二年生、ナナの恋人
ナナ・ヴァーミリオン ウィンのチームメイトでルームメイトで恋人、
早川 時雨(はやかわ しぐれ) ウィンのチームメイト、性知識に疎い?
白夢 くるくま 元演劇部部長、アルトの幼馴染・恋人
アルト・ナナリー くるくまの幼馴染み・恋人
エミール・ストライア 黒魔術部部長、学校中の人を全裸にした
アリサ・シルフィ 陸上部主将(元?)
早水 百合江(はやみ ゆりえ) 演劇部新部長、百合っ娘
教員
リリィ・アンスリウム 教育実習生あがり
樹(いつき)・ユグドラシル・リリウム 校長、ロリ体型だが大人形態にもなれる
峯岸 橘花(みねぎし きっか) エミールのストーカー、樹の同期
他
ラミー・アルファウス 闇の試練に失敗した子、樹に愛されてた
これで全員いる?
>>987
生えてるものを使う(獣っ子の尻尾や人外っ子の触手などを挿入する)のは大丈夫ですが、生やすのは守備範囲外ですね
まとめサイトになりますが過去スレの
【安価】冒険者(♀)「百合の塔を制覇する!」【百合】
http://ssmatomesokuho.com/thread/read?id=342785
を見てもらえればなんとなく書けるプレイが分かるかもしれません
>>988
融合できます
ローラが「力を貸してほしい」と魔獣に伝えて魔獣がそれに応えれば融合できるので、野生の魔獣などとも融合できます
学校で飼育している魔獣とは融合したことがあります(前スレ479参照)
その気になればラピスやルクともできます
胸の方は大人樹はイオモミジ級にでかいです
ラピスはナミネと同じくらい
クリアはティアルシェと同じくらいです
>>989
クリスマスも正月もあります
クリスマスから年越しまでの一週間は身近な人に感謝を伝える日で、初日にあたるクリスマスの日が恋人の日と言われています(独り身の人がプレゼントを持ち寄って集まり、パーティーをする悲しい日でもあります。プレゼントの習慣は恋人同士でもあるようです)
そこから翌日以降は友人と過ごし、29か30日頃に帰省します
年末は自宅で家族に感謝を伝え、そのまま家で年越しを迎えるというのが基本の過ごし方です
>>990
胸は今後の成長度合いなども加味してます
入学当初よりはティアルシェは膨らんでますが、先生組は膨らむことはありません
クロエ楓はすごく平らなイメージで書いてます
豊胸プレイとかしたら大きくなるかも(あくまで「かも」です)
>>992
全員ですね
まとめていただきありがとうございます
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