【安価】勇者「魔王より女」 (110)


勇者「世の中の男は熟女好き多すぎだよな」

王「わかるー やっぱピチピチの若僧侶とか盗賊だよな」

勇者「巨乳の武闘家もいいよなー」

王「たまんねー 股間が上段蹴りの如く天高く放たれるわー」

勇者「やっぱ王様話し合うー」

王「それなー」


勇者「ぶっちゃけさー魔王より女だよなー」

王「わかりみー」

勇者「これから俺は死ぬかもしれない戦いに行くんだぜー? 女まだ抱いたことないのにさー」

王「ま? それつらくね」

勇者「だろー? 王様はいいよなー権力で女好きなだけ抱けてさ」

王「ないない。 んなことしたら嫁に角生えるから。 魔王2人もこの世にいらんて」

勇者「うける。 王様に世界の命運かかってる説」

王「ありみのあり」

勇者「ねーよ」

王「勇者の突然の裏切りまじ卍」


勇者「ってわけでさ、行くわ俺」

王「お早い出発ー。 茶でも飲んでけー」

勇者「そうしたいのは山々だけど、サクッと魔王倒したらまた来るから。 また女談義しようぜ」

王「突然の真面目キャラに王ついてけぬー。」

勇者「王チャラすぎ。 もう歳なんだからギャル男やめとけよ」

王「難聴すぎて聞こえんかったー 突発性ご都合難聴って医者にこの前言われたんですけどー そんな病気初耳ー」

勇者「うるせえよほんとに じゃ、俺行くから」

王「……まぁ待つのだ勇者よ」


勇者「なんだよ突然王様らしい顔になって」

王「ルイーダのところの酒場に行くといい 王の勅命で勇者に同行したい女を酒場に集めさせた」

王「きっとお前の力になってくれるだろう」

勇者「王…… ありがとう」

勇者「でもなんで女だけなんだ?」

王「そりゃお前…… 言わなくても分かるだろ? 俺らマブダチじゃん?」

勇者「まじ王様卍すぎ」

王「俺に出来るのはこれくらいだ あ、あとーそうだ今日は確か宝物庫の番の兵士の体調が悪そうでな。 なんでも勇者を見るとトイレに行きたくなってしまうそうだ」

王「宝物庫の中には伝説の剣やら、防具やらアイテムやらがあるはずだが…… 兵士がいないのでは誰かに持ってかれてしまうかもしれないな」

勇者「チャラ王……」

王「ごほん」

王「ではゆくのだ勇者よ! 必ず魔王を討ち果たすのだ!」

王「そして、また猥談しようぜ友よ。 魔王倒した祝いにお高い店連れてってやるからさ」

勇者「あぁ、よろしく王様」


「検討をお祈りしています勇者様」

勇者「あぁ、ありがとう」

「勇者様、頑張ってください。アリアハンの街は勇者様の帰りをお待ちしております」

勇者「宴の準備をして待っていてくれ」


城内を歩く勇者を見かけた様々な人が勇者を激励した
誰もが勇者の勝利を疑わず、無事にこの城へ戻ることを夢見てその背中に祈りを込めた

王と話すまでは勇者として生まれた自分を呪いさえしていたが、今では気分も晴れやかだ
自分が勇者であることに誇りすら覚えるほどに、皆からの応援を背に受けて堂々と歩くことが出来た


広い場内を脇にそれ、絢爛豪華な廊下から飾り気のない石畳の廊下へと足を向ける
さらに、火で灯されていなければ足元さえ見えないほどの暗い階段を降りていくと、宝物庫はそこにあった


番をしていた兵士と目が合う
兵士はふぅと小さく息を吐くと、ゆっくりと勇者に近づき、懐から小さな小包を取り出して勇者に渡した


「勇者様のご武運を女神にお祈りしています。 女神の御加護を」

「私たちから勇者様にです。ささやかなものですが」


確認すると中には輝く金貨1枚が入っていた


勇者「こんな大金、いいのか?」

「城の者たちでカンパしたものです。 旅はなにかと入用でしょう。 勇者様の支えに少しでもなれれば」

勇者「……ありがとう!」


兵士は手を差し出し、勇者もグッと握手をする
兵士の手は力強く、勇者はそれに応える
ようにさらに、力強く握り返した

皆の想いに応えよう……!

勇者は、そう心の中で改めて誓いを立てた


あーなんだか無性にトイレに行きたくなってきた!

という兵士の猿芝居に苦笑いを浮かべながら勇者は宝物庫に入った

初めて入る宝物庫ということで胸を高鳴らせていたのだが実際の中身を見ると少し落胆してしまう


勇者「もっと金銀財宝! ってのを期待したんだけどなぁ」


中は意外にも整理が行き届いており、どちらかと言うと美術館のような装いだ
剣や、防具が壁に掲げられ、小物はガラス張りのケースの中に入っている
いかにも宝箱というものの中を覗くとそこには眩いばかりに光を反射する宝石や、それらが埋め込まれた指輪や腕輪、ピアスなどありとあらゆるものが入っている

売ったら高そうだなー
なんて呑気なことを考えつつ、部屋を見ていると1つ明らかに異質なものを発見した

鋭く尖った爪に、禍々しいデザインが手首から肘の部分までを彩るガントレットのようなもの
明らかに呪われているであろうそれは部屋の端に隠されるように置かれているのを勇者は発見した


勇者「うわー呪われてるものを置いとくなよ。 ちゃんと呪い解かれてるんだろうな……」


不気味だが異質なものに人は惹かれてしまう
ましてや呪われ、魔力を帯びているものなら尚のこと

腕に着けたい。 邪王炎熱黒龍波! とかやりたい。 でもマジで呪われていたら嫌だ!

心の中で葛藤し、やっとの思いでそのガントレットのような、武闘家がつける爪のような装備から目を離せた


勇者「恐ろしいぜ厨二心をくすぐらせる装備」

勇者「誰だよこんなの作ったやつ。マジで頭おかしいんじゃねえのか」


勇者「そろそろ何を貰っていくか決めないと」

勇者「さすがに国宝級のものを全部かっぱらっていくのは気が引けるしなぁ 1個だけにしとくか」


なにを持っていくか>>11

①伝説の剣

②伝説の盾

③伝説の装飾品

④呪われた爪

⑤金

⑥自由安価

3

伝説の装飾品(ピアス)どんな効果があるのか>>15

①魔法絶対無効化

②賢者の石埋め込み指輪

③ポタラ

④自由安価

2

↑指輪じゃなくてピアスでした訂正


勇者「もう一個もらってくか? どうするか」


>>20
①伝説の剣

②伝説の盾

③呪われた爪

④金

⑤自由安価

⑥もういいや。酒場に行こう

4

勇者「金ももらってくか」

勇者「おっほ…… これ城の財政大丈夫か? まぁ、魔王に滅ばされたら元も子もないしな」

勇者「さすがにチャラ王に悪いしもういいか?」


>>23
①自由安価

②もういい

2

ルイーダの酒場は街の中心にある
酒場という役割だけでなく、職の斡旋も兼ねており、夜よりも昼間の方が人の出入りは多い

ルイーダの酒場がこのように多種多様な職人たちが集まるようになったのも、一重にルイーダの人徳が成せるものだった
少しふくよかだが人懐っこい笑顔と、豪気な性格が人を寄せるのだろう



ルイーダ「よ、勇者。 今日出発だろ?」

勇者「あぁ、ルイーダさん。 今まで世話になったな」

ルイーダ「いいのよ。 それにしてもあんなに小さかったあんたが世界の勇者様だもんねぇ信じられないわー!」

勇者「ははっ 羊の毛刈りをしてたのが懐かしいよ」

ルイーダ「あっはは、あんたは下手だったねぇ懐かしいもんだい」

勇者「なぁルイーダさんお願いがあるんだ」

ルイーダ「んー? なんだい?」

勇者「ピアスを開けてほしいんだ」

ルイーダ「ピアス? なんでまた」

勇者「王様のとっておきのコレクションを頂戴してね。 ただ俺ピアス開けたことないから」

ルイーダ「王様の? へぇ随分なことだね。 さすがは勇者様だ」

ルイーダ「どれ、耳貸しな」


ルイーダはおもむろに氷を削るピックを取り出す
それが今から何を意味するかは想像に難しくない


勇者「る、ルイーダさん?? それで穴開けんの? まじ?」

ルイーダ「なーに言ってんだい。 私らはみんなそうやって開けてきたんだよ」

勇者「うそだ! それ太いぞ!?」

ルイーダ「先っちょは細いだろうが」

勇者「先っちょはね!?」

ルイーダ「男がうだうだ言ってんじゃないよ!」

勇者「まじかよ…… それ下手したら耳たぶ無くなるんだけど」

ルイーダ「度胸がない勇者様だこと。 どれ、氷を耳に当てておきな」

勇者「なに?」

ルイーダ「氷で冷やしておくと痛みが感じにくいのさ」

勇者「へぇそうなんだ」

ルイーダ「これも酒場のマスターだからこその知識よ」


ルイーダ「ぐさっと」



刺さる感覚はほとんどなかった
ルイーダの言う通り、氷で感覚がなくなっていたから痛みを感じる間もなく耳たぶに穴は空いた
だが徐々に熱を取り戻してきた耳朶は、血流と共に痛みもジワジワと運んでくる



勇者「やっぱいてぇよこれ」

ルイーダ「そりゃ無痛ではないさ」

勇者「ま、ありがとルイーダさん。 自分じゃきっとビビって出来なかったからさ」


勇者はポケットに入れていたピアスを取り出す
賢者の石という伝説の石があてがわれたピアスは少し大きく、女物のように派手な見た目だった


ルイーダ「ピアスにするには随分と大きい石だね」

勇者「いてて…… こうして、耳に通すのかな」

勇者「カチッと」



金具を嵌めるとピアスは勇者の左耳にぶら下がり安定した

すると瞬く間に暖かく、柔らかい感触が勇者の左耳を包み込む

ジンジンと傷んでいた耳の痛みは瞬く間になくなり、余分に大きく空いていた穴は塞がり、ピアスは安定した


勇者「おぉ……! これが賢者の石の、力……!」


ピアスを、付けてから瞬きの間に勇者の耳と、そして剣を握って出来ていた沢山の手のタコは完治していた


ルイーダ「大したもんだねぇ魔法の力がある道具は」

勇者「ははっ、こりゃ王様に感謝だ」

ルイーダ「で、その王様から勇者の旅に同行させる人を集めておけって言われたのさ」

勇者「あぁ、そういえば」

ルイーダ「そしたらすごいもんさ。 この酒場に入り切らないくらい沢山人が来てね」

ルイーダ「下は10歳、上は60の人までさ。 選り取りみどりだよあんた」

勇者「まじか…… 人生最大のモテ期きてる」

ルイーダ「さすがに、全員は連れていけないだろうからね」

ルイーダ「誰にするんだい?」



>>28,29,30
職業と年齢

例:戦士 18歳  魔法剣士60歳
ちなみに勇者は18ということで

盗賊

パラディンってなんだまぁいいか

また今度書きますでは

例に魔法剣士(上級職)があるなら、パラディンもOKだと思ったので
僧侶に変更でもOKです

>>35
いや考えてくれてる通りドラクエで考えなくていいよってこと
聖騎士でも僧侶でもなんでもいいよID:vQigDNQM0の好きにして


勇者「よろしくな」

盗賊「よろしく! あんたがゆうしゃ?」

勇者「おう! 名前はなんて言うんだ?」

盗賊「盗賊だよ! ねえねえゆうしゃ」

勇者「ん?」

盗賊「ゆうしゃはお金もってる?」

勇者「おう! いっぱい持ってるぞ?」

盗賊「ほんと!?」

勇者「はは、ほんとだぞー! 子供は可愛いなー」

盗賊「ふふふ」ニコニコ

勇者「ところで…… お金のことなんて気にしてどうした?」

盗賊「ん? 私って盗賊だからさ!」

勇者「ん……?」

盗賊「あはは、仲良くしようねゆうしゃ!」

勇者「んんん?」


勇者「よろしく! えっと……」

聖騎士「聖騎士です。 勇者様、どうぞあなたのお力になりたく参上致しました」

勇者「ほう…… なかなか……」

聖騎士「なかなか……?」

勇者(でかぱいだ。 フルメタルプレートの上からでもわかるくらいでかぱいだ)

勇者(しかも黒髪ロング! 清楚系の極み! 分かってる。この子は分かってるよ女神様)

勇者「よろしく聖騎士ちゃん! その歳で聖騎士かぁ…… 頼りにしてるよ!」

聖騎士「お任せ下さい! 勇者を守る盾にも、道を切り開く剣にもなりましょう」

勇者「堅い! 堅いよ聖騎士ちゃん! これからずっと長いこと旅するのにそんなに堅かったら肩こりコリコリだよ!」

聖騎士「肩こりコリコリって、ふふ」

勇者「素でいろとは言わないけどさ、せっかくの仲間なんだしもっとラフにいこうぜ、な?」

聖騎士「はい! ふふ、なんだか勇者様意外と気さくな方で。 緊張して損しちゃいました」

勇者「君の笑顔、プライスレス」

勇者(結婚しょ)


剣士「よろしく頼むぞ、勇者」

勇者「あぁ、よろしく!」

剣士「剣の腕に関しては自信がある。 だが……その他のことはからっきしでな。 きっと迷惑をかけることも多いだろうが一つよろしくお願いする」

勇者「俺も似たようなもんだから! みんなで協力しながらやってこ!」

剣士「あぁ! どうやら私が1番年上のようだし、しっかりしなければな」

勇者「……年上か、ふむ。 つかぬ事を伺いますが、お姉ちゃんって呼んでもいいですか」

剣士「…………。」

勇者「…………。」

剣士「そ、それはまた追追な?」

勇者「やべ、これは滑った」


勇者「じゃ、顔合わせも済んだことだし。 早速隣の街まで行っちゃおうか」

盗賊「いぇーい行っちゃおー!」

勇者「じゃあルイーダさん。 世話になりました」

ルイーダ「あぁ、気をつけるんだよ勇者。 他の皆もね」

聖騎士「えぇ。 ありがとうございます」

ルイーダ「なんだか寂しいねぇこういうのは」

勇者「何言ってんの。 ぱぱっと魔王倒して来るから! また美味しい酒作ってよ」

ルイーダ「ははっ、すっかり酒の味を覚えた悪ガキだねぇ! あぁ、そうだ! ちょっと待ってな」

勇者「うん?」

ルイーダ「これ、持ってきな! 干し肉と、酒だよ! ちょっとこの酒は度数高いから気をつけな? 水とか果実で割っても美味しいから好きに使うんだよ」

剣士「……っ」ビクッ

勇者「ルイーダさん…… ありがたくもらっておくよ」

ルイーダ「あぁ、いっておいで勇者。 気をつけてね」

勇者「ありがとう! ルイーダさんも体調には気をつけて!」

盗賊「おせわになりました!」

ルイーダ「はいよ! 盗賊ちゃんも気をつけるんだよ」

盗賊「うんっ!」


予め用意しておいた荷馬車を引いてきて各自の荷物を積み込む
といっても隣町は1日もあれば着く距離だし、ここアリアハンは魔王城からも遠い場所と言われており魔物もそう強いものはいないため、旅の用意も直ぐに終わった

色々な人が見送りに来てくれる中で、勇者にゆっくりと近付いてくる人がいた


勇者「母さん……」

勇者母「勇者…… もう行くんだね」

勇者「うん……」

勇者母「お父さんが居なくなって、ついにあなたまでいなくなるのね」

勇者「ごめんね母さん。 でも必ず父さん見つけて帰ってくるから」

勇者母「……もういいのよ。 お父さんとはね、行く前にもしもの事があったら勇者を頼むって言われていたから」

勇者母「私は、精一杯あなたを育てたつもり」

勇者「うん……」

勇者母「でも、大切に育てたあなたが…… あなたまでが魔王に倒されたら私…… もうどうしたらいいの……」

勇者母「この日が来るのが本当に怖かった…… あなたもお父さんと同じ運命を辿るんじゃないかって……」

勇者「母さん……」

勇者母「勇者の家系、それはきっと世の中から見たら素晴らしいものなんでしょう」

勇者母「でも私は、勇者たちが戦いに赴く運命なのが嫌でしょうがないわ」

勇者母「あなたは伝説の勇者以前に私の大事な息子なのよ……」

勇者「あぁ、分かってるよ母さん」


勇者「だから俺は絶対に帰ってくる」

勇者「母さんを1人残して死ぬわけないじゃないか」

勇者「自分の母1人救えないで、世界を救えるわけないだろ?」

勇者母「勇者……」

勇者「だから泣かないでよ母さん。 魔王に負ける勇者を産んだ、哀れな母なんて誰にも言わせない」

勇者「魔王を倒した伝説の勇者を産んだすげー人なんだって世界に言わせてみせる」

勇者「だから母さんも信じて待っててよ。 俺が魔王を倒してここに帰ってくるのを」

勇者母「えぇ、そうね……。 私が誰よりもあなたのことを信じていなきゃいけないのにね」

勇者「うん! 絶対帰ってくるから!」

勇者母「気をつけてね…… 風邪、ひかないで」

勇者「うん」

勇者母「怪我もしないで」

勇者「うん……」

勇者母「なにより、死なないで……」

勇者「うん!」

勇者母「あと、悪い女の子にひっかからないで」

勇者「うん!?」

勇者母「あぁ、気をつけてね私の可愛い坊や」

勇者「……母さん。 ありがとう」

勇者「それじゃ、行ってきます」

勇者母「いってらっしゃい」


聖騎士「いい、お母さんでしたね」

勇者「そう、かな? なんか恥ずかしいよ」

戦士「可愛がられてきたんだな勇者は」

勇者「まぁ、そうだね。 父さんが先代勇者として戦いに行って帰ってこなくて、母さんは寂しかったんだと思う」

勇者「女手1つでここまで育ててくれたけど、子供の頃よく母さんが泣いていたのを覚えてる」

聖騎士「えぇ。 先代勇者の妻であり、今の勇者の母であっても、家族を失う一人の女性ですから。 辛い運命だったのでしょう」

勇者「そうだね。 だから俺は勇者として戦わなきゃいけない自分が嫌だったんだ」

勇者「母さんを残してまで、戦いたくなかったんだ本当は」

戦士「勇者……」

勇者「でも、なんか大人にってきたらさ」

勇者「母さんの傍にいることが母さんを守ることじゃないんだなって分かったから。 俺が選ばれし勇者として、魔王を倒して、母さんを守ることができれば1番いいんだって気がついたから」

戦士「……。」

勇者「だから今日、やっと胸を張ってこの街を出られるよ」

聖騎士「えぇ。 一緒に頑張りましょう勇者様」

戦士「そうだぞ。 いつまでもうじうじしていられないからな!」

盗賊「ゆうしゃ、泣きそう?」

勇者「なかねーよ! ほら行くぞ。 明日の昼までには隣町に着きたいんだからな」


勇者たちは街を出て、街道沿いを進む
よく整備された街道は草原を広く見渡せ、魔物の襲来にも気が付きやすい
魔王城から最も遠い地故に、そもそも強力な種の魔物は生息しておらず、安全性が高いと言われるアリアハンは、魔王からの疎開してくる人たちも多く、とりわけ大きな街となっていた

故にアリアハンへ通じる道はよく手が入っており、旅を始めるにはもってこいであった


聖騎士「風が気持ちいいですね」

盗賊「ねむーい」

勇者「はえぇよ!」

盗賊「馬車って、こんなに眠くなるもんなんだね」

戦士「そうだな、いつもは馬車を引く方だったが…… 乗ると心地よい揺れと風がいいものだ」

勇者「寝てもいいけどさ、後で俺と御者代わってくれよ?」

盗賊「じゃんけんで負けたゆうしゃが引けばいいんだよ!」

勇者「おい。俺を負け確定みたいにすんな」

聖騎士「ん? 待ってください皆さん」

盗賊「なにー?」

戦士「なにか来る……!」

勇者「魔物か?」



①ヌルヌルスライム

②サキュバス

③魔王の配下のヤバめな魔物

④自由安価

>>48

①ヌルヌルスライム

②サキュバス

③魔王の配下のヤバめな魔物

④自由安価

1


スライムの群れがあらわれた!


盗賊「出たー!」


ブヨブヨとしたジェル状の流動体のような躰をもつスライムと呼ばれるモンスターが現れた
ジェル状の真ん中にはコアがあり、それを破壊しないと絶命しない厄介なモンスターだが、普段は臆病なモンスターであり、人前に自分たちから姿を現すことは少ないはずのモンスターだ

しかしそれが群れで襲いかかってくる、という奇妙な現象に聖騎士は嫌な予感を覚えていた


勇者「襲ってくるぞ!」

盗賊「た、戦うんだよね!?」

戦士「行くぞ」

聖騎士「気をつけてください! スライムといっても魔物です、油断しないでいきましょう」


聖騎士、戦士がフォワードに出る
それに遅れて勇者、盗賊も前に出た


戦士「な、なんでお前たちまで前に来る!?」

盗賊「えぇ!? だってうち、短剣しか使えないよ!?」

勇者「ってかこのパーティ全員前衛職じゃねえか!」


((バランス悪い!))

誰もがそう想い、自分たちのフォーメーションをどうするべきか悩んでいる間にスライムは一番体格の小さい盗賊へと襲いかかった


スライムAの攻撃!

躰をバウンドさせながら、盗賊へ一直線に飛んでくるスライム
いくらスライムとはいえ大人の膝元まである大きさであり、それが勢いよくぶつかってくれば衝撃もバカにできないものだ
ましてや身体がまだ出来上がっていない盗賊なら尚更のこと


盗賊「うわわっ!」


間一髪躰を捻り、回避した盗賊はふうと一息つきたくなるのを堪え、集中する


盗賊「たぁぁっ!」


体を捻った反動をそのままに躰をしならせた短刀の勢いのある斬撃
まだ膂力のない盗賊だからこその良い技だった


「ビギー!」


魔物の甲高い叫び声が耳を劈く
しかし、盗賊の一撃は当たりどころが良くなく、さらにスライムの躰も相まって絶命に至らせるには足りなかった


盗賊(浅かった……!)


他のスライムたちも間髪入れずに盗賊へと飛びかかる
あるものは、一直線に盗賊へ
またあるものは左右に跳ねながら的を絞らせないように
さらにあるものたちは躰を密集させて重なり合っていた


盗賊(ここは退かなきゃ!)


盗賊の判断は悪くなかった
既に勇者や戦士たちは他のスライムを相手取っており、援護は望めない
ならば1度体勢を立て直してから迎え撃つのが手だろう

盗賊は直感で躰を引く
しかしそれは正解とはいえない手だった


盗賊「抜けないっ!?」


盗賊のコアに僅かに切れ込んだ短刀はスライムAの体の中に埋まり、盗賊の手ごと離すまいとさらに奥へと呑まれていく


盗賊「そんなのってあり!?」



右手は使えない
しかし迫るスライムB

走馬灯のように盗賊にはスライムの動きがゆっくりと見えた

否、極まった集中がそうさせた

空いている左手で腰にホールドしていた鞘の留め具を外す
慣れた手つきで取り出した2本目の短剣を回しながら逆手に持ち、迫るスライムに真っ向から突き出す


盗賊(親方直伝!)

盗賊「火炎斬りッ!!」


火を纏った短剣はジェル状の躰を炭に変えながら突き進み、そしてコアを貫く

間違いなく会心の一撃
しかしその衝撃で短剣は根元から折れてしまった

爆ぜたスライムBの体液を浴びながら、さらに次のスライムを一瞥する


盗賊(もう短剣のスペアはない)

盗賊(なら……!!)


体当たりをしてくるスライムC

盗賊は短パンのポケットから銅貨を1枚取り出した
それを人差し指と、中指に嵌め、簡易メリケンサックにする


盗賊「腕、折れないで!」


スライムCの勢いを真っ向から受ける盗賊の腕
ミシミシと骨が軋む

痛みを堪えながら突き出した拳は、スライムの躰を抉り、そしてコアへと届いた


絶叫をあげて絶命したスライムはそのまま盗賊の躰を覆うようにビチャビチャと体液を飛散させる

飛散、否、悲惨


盗賊「……さいあく」


スライムの体液でべったりと、盗賊の身体は穢されてしまったのだ


右手に絡みつくスライムAを無理やり引き剥がし、苛立たしげに盗賊はトドメをさした


盗賊のレベルがあがった!

>>56
次ぬめぬめになるのは?

①勇者

②聖騎士

③戦士

④全員

⑤盗賊のみ

4

書いときます更新は日が空くかと思います


戦士「盗賊、やったな」

聖騎士「負けていられませんね」


戦士は自分の身の丈ほどもある大剣を軽々と振り抜く
スライムのジェル状の躰をコアごといとも容易く吹き飛ばした

戦士「ん……? なんだあれは」

勇者「スライムたちが重なってる?」


スライムたちが続々と集まり、身を寄せあっていく
プルプルと不規則に動き、不定形であった形は徐々に法則性を見つけて動きがシンクロしていく

そしてスライムたちのコアまでもが重なり、大きなひとつのコアを形成する
どこからともなく金色の王冠を頭に生やし、2つのギョロリとした目が開いてこちらを見据えた


キングスライムがあらわれた!


勇者「スライムたちが合体した……!?」

聖騎士「あれは……! キングスライム……!?」

盗賊「なにそれ?」

聖騎士「こんなところでこんな厄介なモンスターが現れるなんて…… 皆さん気をつけてください!」

聖騎士「パワーもスピードも桁違いです! しかも物理攻撃に圧倒的な耐性があります!」

戦士「ぐっ…… 厄介そうだなそれは!」

聖騎士「こんなモンスターは普通こんなところには現れないはずなんですが…… まさか……」

聖騎士「おそらく魔物たちの狙いは勇者様です! 女神の加護を受けている勇者様に引き寄せられているのかもしれません!」

勇者「まじかよ…… 不幸体質すぎるだろそれ!!」


戦士「くるぞ!」


キングスライムは一瞬平たくなり、その反動で目を疑うようなスピードで勇者に向かって飛んだ


勇者「……っ!?」

聖騎士「勇者様!!」


人を丸々1人呑み込めるほどの巨体から繰り出される体当たり
当たったら間違いなくその衝撃で体の骨は粉々になるであろう圧倒的な重量

聖騎士は勇者の前に出て立ち、左手に掲げる大盾に意識を集中した


聖騎士「大防御っ!」


防御の業で
彼女2人分近い大きさのキングスライムの攻撃を一身に受ける
ガァン! という大きな音が響き渡る
その音はあまりに大きく、キングスライムの体当たりがあまりにも大きい衝撃であったことを誰もが思い知った

聖騎士はその衝撃を耐えきった!
踏ん張った足が地面を抉り、身体中が軋み、悲鳴をあげそうになるのを歯を食いしばって堪える


聖騎士「今です……!」

キングスライムが動きを止めたのを確認してからの戦士の動きは早かった

瞬足の踏み込み、そして大剣の上段からの重い一撃


戦士(あたるっ!)


キングスライムも自慢の体当たりを真正面から受け切られ、少なからず隙が出来ていたはずだった
そして戦士はそれを見逃さず、会心の一撃であったはずだった

だがキングスライムは無理やりに後ろへ跳ね、コアへの一撃を回避した

バシャッと水音を立ててジェルが撒き散らされる
酸性の強いその体液が目に入らないように戦士は一瞬目を閉じてしまったのだ


瞬きの一瞬
その間にキングスライムは戦士へと体当たりをしようとしていた

目を開けるとそこには眼前に迫る巨体


戦士(避けきれないッ!)


体当たりの衝撃に備えて体を固める戦士であったが、衝撃は前からではなく横からであった
キングスライムが戦士へと到達するよりも早く、勇者が戦士を突き飛ばした
その衝撃で戦士は息を詰まらせはしたものの、キングスライムの体当たりの射線上から逃れることが出来た

しかし、その代わりに巨躯に潰されたのは戦士の身代わりとなった勇者

バキバキバキという骨身が砕ける音を響かせ、腕と脚はあらぬ方向へと曲がる
口から鼻から目から血が溢れ、勢いのままに地面を石ころのように転がった


盗賊「ゆうしゃッ!!」

聖騎士「まずい……!」


即死してもおかしくない一撃
少なくとも勇者は意識を刈られ、転がって止まった先でピクリとも動かない

皆の脳裏に最悪の予感がよぎる


盗賊「あぁどうしよう!」

聖騎士「回復魔法をかけます!」

戦士「おいくるぞ! 急げ!」


聖騎士は回復魔法をかけるべく、魔法の詠唱を始める
だがそれを確認したキングスライムは上空へ飛び上がる


戦士「そんなことまでするのかこいつは!」

盗賊「聖騎士よけて!」

聖騎士「ぐっ……!」


空から降ってくる巨体をなんとか横に飛び避けるも、間髪入れずにこちらへと再びロケットのように飛んでくる


戦士「はぁぁぁっ!!」


戦士が割り込み、キングスライムの真正面からの対決
しかし戦士の膂力とスライムの勢いの差は歴然であり、戦士と聖騎士まとめて吹き飛ばされた


戦士「がぁっ!?」

聖騎士「ぐっ……」


幸いにも戦士の剣と聖騎士の盾により体当たりは直撃ではなになかったしても、やはり凄まじい威力に真正面からの戦いでは成す術がない
回復魔法を使おうにも、キングスライムの素早く攻撃を凌ぐ時間も力も足りない
攻撃魔法がなく、物理耐性の高いキングスライムへの有効打が足りない

まさに絶望的な力の差に皆の表情が険しくなる


戦士が回避しながら隙を見て斬りかかるもコアを破壊するまでにはたどり着かない
聖騎士は臨機応変に回復魔法や、攻撃魔法を試みるも抵抗が凄まじく、1度も発動できていない
盗賊も素早い動きを活かして撹乱しようとするも、うまく連携が取れない

大ダメージとなる攻撃は受けていないが、それはこちらも同様相手へと刃は届かず、ジリ貧となってきた

体力が消費され、体が重い
このまま戦い続ければいずれこちらの体力が尽きてキングスライムの猛攻を捌ききれなくなる
1度でもその巨体の攻撃をまともに受けたら身体がひしゃげた勇者のようになってしまう

手足はあられもない方向に折れ、ピクリとも動かない勇者のように……

彼に回復魔法をかけたくてもかけられない
焦る気持ちから聖騎士は横目を向け、目を疑う
そこで倒れていたはずの勇者が立ち上がっていたからだ


勇者「範囲火炎魔法、ベギラマ!!」


ゴォッ! と大きな音を立てて、人の背丈を超える炎がキングスライムを包み込む
ジェル状の身体が瞬く間に燃えて悪臭が鼻につく


盗賊「ゆうしゃ!?」

勇者「ぼーっとするな、いくぞ!」

聖騎士「お身体は?」

勇者「大丈夫だ。 賢者の石が治してくれているみたいだ。 これなら戦える!」


よく見ると回復魔法がかかった際に見られる緑色の淡い光が勇者を包んでいる
手足は力強い姿に戻り、出血も止まって見た目はもうやられる前の勇者そのものであった


勇者「反撃だ! ガンガンいこうぜ」

今日はここまで
みんながベタベタになるとこまでは書きましたのでお待ちを


勇者「俺と聖騎士であいつの攻撃を受ける! 戦士は隙を見て攻撃を頼むぞ!」

戦士「分かった」

聖騎士「はい」

盗賊「うちは!?」

勇者「盗賊は…… 後ろで俺らを応援してろ」

盗賊「えぇっ!? なにそれ!?」


炎に包まれ、悲鳴をあげていたキングスライムは怒りに身体を震わせ、炎がまだ体に残りながらもこちらに突っ込んでくる

勇者の盾、そして聖騎士の大盾が横に並びキングスライムの巨体を受け止める

巨体の圧倒的な勢いを二つの盾が殺す
1度受けるだけで体が悲鳴をあげるも、なんとか受け切ることが出来た

だが勇者は防御に関しては聖騎士ほどスキルが熟練していない
突進の勢いを殺すだけでこちらの腕、そして身体を支える体幹までダメージが響いている

膝をつきそうになるのを気合いでグッと堪え、悲鳴が出そうなのを呑み込む
そうしている間に耳元で賢者の石が埋め込まれたピアスが淡く緑に光り、勇者の身体を癒す


勇者(いくら治るって言ったっていてぇんだぞ畜生!!)



勇者と聖騎士が魔物の動きを受けて稼いだ時間を戦士は見逃さない

あっという間に距離を詰め、一閃


戦士「火炎斬り」


先の盗賊も同じ技を使ったが、それとは比べ物にならないほどの大きな炎が大剣に纏われる
熟達した技は赤く輝く半円の軌跡を描き、剣はキングスライムを切り裂く

ジェル状の身体に斬撃の勢いを弱められるも、膂力をもって剣を深々と切り込ませ、そしてついにコアへと剣が届き、振り抜いた

手応えは確かにあった

だが魔物を絶命するまでには至らない


戦士「タフだな」

勇者「いいぞ戦士! 一撃で倒せなくてもこのままならいける!」


殺せはせずとも、ダメージは確実にある
確かにキングスライムは思わず後ろに跳んで距離を取っており、先の火炎魔法もありダメージは確実に与えていた


しかし喜ぶのも束の間、キングスライムに新たな動きが見られた
フルフルと小刻みに揺れては、上に軽くストレッチのように数回飛ぶ

すると緑の淡い光がキングスライムを包んだ


聖騎士「あれは、回復魔法です!」

勇者「嘘だろ!? タフでその上回復魔法も使うなんて反則だぞ」

戦士「ならば畳み掛けるしかないぞ!」

勇者「だな! この気を逃すな!」

聖騎士「はいっ!」


戦・勇・聖「「「火炎斬り!!」」」


炎が三柱あがる
魔力を纏った強力な攻撃にキングスライムは耳を塞ぎたくなるような絶叫をあげる
じたばたと悶えている間にさらに斬撃をひとつ、ふたつと増やしていくと、たまらずキングスライムは再び距離を取るために後ろへ跳び回復魔法を放った

コアにも与えていたダメージはみるみると回復していく


勇者「まじできりがねえな!!」

戦士「ダメージが回復に追いつかない」

聖騎士「このままでは……!」


傷が癒え、勢いを取り戻したキングスライム
魔物の猛攻をいなし、攻撃を続けるもやはり絶命させるまでには至らない

パーティメンバーにも疲労が色濃く見えてきて、事態が刻一刻と悪くなっていくことに焦りを覚える


戦士「だが、やるしかないだろう!」


吠えながら突撃する戦士に聖騎士も続く

キングスライムはまたも平たくなり、体当たりの構えを作る


戦士「まずい……!」


こちらの攻撃が自分にとっては致命傷にならないことを学んだのか、キングスライムは斬られながらも距離を取ることすらしない
こちらの攻撃をあくまでも無視し、相手を倒すための攻撃に徹するつもりだ

行動パターンが変わったことにぎょっとする
斬っても斬っても倒れない相手にたいして対して相手の攻撃は一撃必殺
皆が最悪の事態が近づいてきていることを、思い知っていた

だが、そこに一筋の光が差し込む


盗賊「たあああぁぁっ!」

戦士「盗賊!?」


影に隠れていた盗賊がキングスライムの背後から飛び出す
慣れた手つきでキングスライムの体から何かを掠め取った

盗賊たちに伝わる業のひとつ


魔力を"盗む"


ふっといきなり身体の力が抜けることを感じたキングスライムは動きを止める


戦士「いいぞ盗賊! あとは私らに任せて隠れててくれ!」

盗賊「うん!」


戦士「はぁぁぁっ!!」

聖騎士「やぁっ!!」


盗賊の決死の技に報いるべく、2人がキングスライムに剣を突き立てる
剣がコアまで刺さり、声にならない叫びが魔物から発せられるが、深く刺さった剣がキングスライムを逃がすことを許さない


勇者「おおおぉっ!!」


そして勇者もまたジェルの体を掻き分け、コアまで刃先をどうにか到達させる


勇者は魔法を唱えた!


勇者「ライデイン!!」


剣先から発せられた雷はキングスライムの中を暴れ、弾ける
ゼロ距離での特大魔法を食らったキングスライムは内側から膨張し、そしてゴム風船のように破裂した


勇者「…………」

戦士「…………」

聖騎士「うぅっ…」


剣をゼロ距離から突き刺していた3人は、避けること叶わず弾けたキングスライムの肉片をこれでもかと浴びたのだった

こうして勇者パーティの初の戦いはなんとかギリギリで勝利を収めた


…………………………
………………
………

勇者「死にたい」

盗賊「ゆうしゃ死んでたんじゃないの?」

勇者「分からん。気がついたら治ってた」


話は先のキングスライムの戦闘のこと
今は水浴びをするため、川を目指して皆で歩いていた
悪臭を放つスライムの体液はどろりといつまでも不快な感触を残し、皆の足取りを重くする


聖騎士「本当に…… どうなることかと思いました」

戦士「あぁ。 本当だぞ」

勇者「まさかここまで賢者の石がすごい代物だとはな。 死んでも死ねないぞこりゃ」

盗賊「死ぬ事が無くなるなんて…… そんなアイテム売ったら高そうだね」

勇者「本気でやりそうなこと言わないでくれる?」

盗賊「じ、冗談だよやだなぁ!」

勇者「次つまんない冗談言ったら俺のヌルヌル塗りたくるぞ」

盗賊「そんなことしたらうち、ゆうしゃに抱きつくから! ヌルヌルーって!」

勇者「ふむ…… 裸同士ならありだな」

盗賊「え゛」

戦士「な、なんの話をしてるんだ勇者は!」

勇者「お、川あったぞ!」

戦士「話を逸らすな! 盗賊に変なことを言うな勇者!」

聖騎士「あぁ、やっと身が清められますね」

盗賊「くたびれたよー」

勇者「うだうだうるさいぞ戦士」

戦士「えぇ…… 私が悪いのかこれは」


戦士「じゃあ、私たちは少し上流の方で体を洗ってくるから」

盗賊「ゆうしゃはここで待ってて」

聖騎士「終わったらまた来ますので」

勇者「…………。」

戦士「なにを不貞腐れているんだ」

勇者「別にー? 俺だけ仲間外れにされて悲しいなーって思ってるだけだけど」

盗賊「絶対変なこと考えてるだけでしょ」

勇者「いや、ホントにただ寂しいだけだって。 みんなと頑張って戦って勝ったのに俺だけ除け者にされてさ」

勇者「信用されてないんだなーって。 なんか言葉にしてたら悲しくなってきた」

盗賊「ゆうしゃ……」

聖騎士「そ、そういう訳じゃないんですよ勇者様。 ただそこはやっぱり……男女の仲なので、恥ずかしさが」

勇者「そんなの分かるけど、それはお互いが見ないようにすればいいだけじゃん。 なのになんで俺だけ除け者なんだ一緒に水浴びしようよ」

聖騎士「うぅ…… それは確かにそうなんですけど」

盗賊「ゆうしゃはうちらと一緒に水浴びしたいの?」

勇者「うん」

盗賊「じゃあみんなで浴びればいいよ!」

戦士「えぇ……」


どうするか>>76

①みんなで水浴びする

②盗賊だけ勇者と水浴びする

③戦士だけ勇者と水浴びする

④聖騎士だけ勇者と水浴びする

⑤勇者は1人で水浴びする

2


聖騎士「さすがに勇者様と水浴びはちょっと……」

盗賊「えーどうしてー うちはよく昔の仲間たちとお風呂はいってたよ?」

戦士「歳をとるとそうもいかなくなるんだ。 あまり無茶を言うな」

勇者「えーん戦士の意地悪ぅ」

戦士「お、おいやめろ! 私たちが虐めてるみたいじゃないか!」

勇者「聖騎士ちゃーん」

聖騎士「ご、ごめんなさい。 やっぱり一緒は…… まだ無理です」

戦士「まだ?」

聖騎士「ごほん」

盗賊「じゃあゆうしゃはうちと入るしかないね」

勇者「ふぅむ。 ロリパイ堪能するか」


盗賊「水つめたー!」

勇者「このヌメヌメが取れるだけマシだな」

盗賊「ヌメヌメ気持ち悪いけど、慣れたらちょっと楽しいね」

勇者「え゛」

盗賊「ほら、こうやってヌメヌメーって」

勇者「おいバカ引っ付くな!」


盗賊「あはは、全身ヌメヌメになっちゃった」

勇者「そりゃそんなことすればな!!」

盗賊「ねとーって。 ほらほら糸引いてる」

勇者「…………」

盗賊「おもしろーい!」

勇者「>>」


①「胸で俺にヌルヌルしてくれ」

②「やめろっての。 俺が体洗ってやるよ」

③「いいから早く洗えよ。」

④自由安価

勇者「>>86


①「胸で俺にヌルヌルしてくれ」

②「やめろっての。 俺が体洗ってやるよ」

③「いいから早く洗えよ。」

④自由安価

2

重点的にどこを、洗う? >>88

①頭

②胸

③股

④自由安価

2


勇者「やめろっての。 俺が体洗ってやるよ」

盗賊「えー? 自分で洗えるよー?」

勇者「いつまでも洗わねえじゃねえか。 ほら」


盗賊を後ろから抱きしめるような姿勢でそっとタオルで体を撫でていく

小麦色に日焼けした肌は若いが故に張りがある
洗い始めの首筋から、手は徐々に下へと伸びていき、肩から控えめな小さな胸、そして2つの小さな突起へ


盗賊「あはは、くすぐったいって!」


体をよじる盗賊を押さえつけ、そのまま重点的に胸を"洗う"

小さく控えめだった乳頭は、現れる刺激で徐々に固くなり、その存在を主張する

ピンクのまだ小ぶりな乳頭は充血し勇者の手が刺激する度に盗賊の体を跳ねさせた



盗賊「んっ…… あっ……」

盗賊「ゆうしゃ…… なんで胸ばっかり洗うの。 変な感じする」

勇者「汚れてんぞ。 綺麗にしなきゃな?」

盗賊「そんな、そこばっかり…… うっ…はぁっ……」


盗賊の息に熱が帯びる
肩で息をしながら、胸に意識が集中しているのか、膝が折れそうになり、自然と勇者にもたれかかっていた


盗賊「ゆうしゃ……」


長いまつ毛から覗く大きな瞳はとろんとしながら勇者を見つめる

思春期の成長してきた身体は12歳とはいえ性的な魅力が既にある
人生初めての性感に夢中な盗賊は、酒に酔った女のように色気を振りまいていることに当の本人は気が付かない

彼女の黒い瞳に吸い込まれるように顔を近づけると、盗賊もそうするのが当たり前かのように顎をあげ、2人は唇を重ねる


盗賊「んっ…… んん… はっ、んぅ…」


重なった唇は熱を伝え、心を溶かしていく
甘く長いキスは高まった気持ちをぶつけるかのように、激しいものへと変わっいった


盗賊「なんだかふわふわする」

勇者「気持ちいいか?」

盗賊「きもちいい……」


唇を重ねながらするキスはどこかくすぐったく、だが心地が良い
ぎゅうと腕に力を込めて盗賊を抱き寄せると、彼女は息を漏らしながらも受け止めた

唇をそっと離すと彼女の揺れる瞳と目が合う


盗賊「もっと」


飛び込むようにキスをしてくる盗賊
それがスタートの合図のように2人は舌を絡め合った
一生懸命舌を遊ばせる盗賊は初めてらしく、これでもかと力が入っているのにちょっと笑えてしまう


盗賊「なんで笑うの!」

勇者「いや、お前ガチガチだから」

盗賊「うー……」

勇者「力抜いてみろ。 もっと気持ちよくしてやる」

盗賊「ふぁ…… 気持ちいい。 トロトロする」


口内をこれでもかと蹂躙する
歯列も、舌の裏も、唇も。 全てを舐めて吸い尽くす
この小さい身体は俺のものだと言わんばかりに盗賊を求めて、彼女もそれに応えていた


>>94
①聖騎士と戦士が戻ってくる前にさっさと撤収

②手だけで気持ちよくさせる

③やれるとこまでやる

④自由安価

2


盗賊を抱きしめていた右手を、するりと彼女の秘裂に滑らせる
既に蜜が溢れ、濡れきった割れ目はなんの抵抗もなく指を受け入れた


盗賊「だめ、そこおしっこの穴だよ?」

勇者「ここが気持ちいいとこなんだ。 座り込まないようにしっかり立ってろよ」

盗賊「うん」


秘裂を撫であげると蜜がよく染みた割れ目は指を沈ませる
そのまま割れ目に沿ってなぞりあげてすっかり膨らんだ陰核を刺激する
突然の強い快感に盗賊は突飛な声をあげた


盗賊「ひやぁんっ!」

盗賊「だ、だめ! なにこれ!?」

勇者「気持ちいいだろ?」

盗賊「変な感じ…… ねぇもっとゆっくりやって…?」


突然の性の気持ちよさに驚きを隠せない盗賊に勇者はゆっくりと口付けする
ペースを1つ落として、じんわりと、優しく秘裂を指が泳ぐ
下から上へ、そして陰核。 指がゆっくりと撫でられていく度に盗賊は気持ちよさそうに息を漏らした


盗賊「あぁ、これ気持ちいい……」

勇者「ちょっとさっきは刺激が強かったな、悪かった」

盗賊「んーん。 大丈夫だよ。 優しくしてくれてありがとゆうしゃ」


徐々に高まっていった彼女は頬を赤く上気させ息がさらに熱くなる
何かをこらえきれなくなったように身悶え、そして自ら腰を振って勇者の指を自分から求めていた


盗賊「あぁ、ここ気持ちいい… すごい……」

勇者「なんだお前エロすぎだろ」

盗賊「んー…? 分かんないよ」

盗賊「あっ…… ここ、ひゃぁんっ…!」


陰核を中心に、勇者の指に股をグリグリと当てていた盗賊の動きが徐々に速くなる
本能的に快楽を求めている盗賊に勇者も合わせて指を動かしていった


盗賊「あっ、あぁっ! 気持ちよすぎだよっ」

盗賊「ダメ、なんな変! なんかきちゃうよ!?」

勇者「そのままでいいんだぞ。 俺に掴まってろ」

盗賊「あぁぁぁっ! うぅっ!」


あっという間に高まった彼女は、耐えきれない一線を超え、頭が真っ白になる
呼吸も忘れて、高まる波に飲まれながらそして弾けた

盗賊「あっ…!? ~~~~っ!!?」


全身に広がる絶頂の波が盗賊を包み込む
身体がビクビクと電気が走ったかのように痙攣する

絶頂の波が収まると盗賊はパタリと勇者にもたれかかった


盗賊「はぁっ、はぁっ……」

勇者「いけたな」

盗賊「いけた……?」

勇者「今すんごい気持ちよかっただろ? あれをイクって言うんだ」

盗賊「そうなんだ…… うん、うちいけたよ」

勇者「偉いぞ、上手にいけたな」

盗賊「うん…… 気持ちよかった…… もっとしてほしい」

勇者「ほー?」

盗賊「もっと、ちゅーしながらしてほしい」

盗賊「だめ?」

勇者「いいぞ、ほら、こっちこい」


川辺に腰掛け、盗賊を膝の上で抱き抱えて、密着しながら貪欲に舌を絡め合う


秘裂に沈んだ指をさらに奥へと進める
ヌルヌルと粘り気をもった腟内は熱く、勇者の指を咥えて離さない


盗賊「あぁっ……! あっ!」

盗賊「お腹、気持ちいい…… すごい、これっ…!」


肉壁をなぞれば彼女は感度よく身体を跳ねさせる
それを押さえつけるかのように盗賊は勇者へと覆いかぶさり、彼の唇を貪った
だらしなく涎を垂らしながら、懸命に勇者の舌を追う


盗賊「やっ…… うぅっ……」

盗賊「はぁ、ゆうしゃ…… あぁんっ」


切なげに、しかし艶めかしい嬌声にあてられ、勇者の指は軽やかに走る
前後に、回るように、腟内を縦横無尽に駆け巡り、その度に腟内の熱いヒダが蠢いて勇者の指を締め付ける


盗賊「あぁっ…! またくる……」

盗賊「い、くっ…!」


秘所を何度も擦られ、彼女は絶頂する

指圧に合わせて蜜がさらに溢れ、勇者の肘まで濡らしていくが、それでも構わず盗賊の中を犯し続けた


盗賊「ひゃぁぁっ!」

盗賊「だめ、ゆうしゃ! いっ、はぁっ……」

盗賊「いってる! いってるからぁっ!」

勇者「これからだぞ」

盗賊「あんっ! もう、だめっ! 気持ちよすぎ!」

盗賊「おかしくなっちゃうぅっ!」


快感の波に呑まれ、行き場を求めるように口を重ねる
下が唇を割って、息を荒らげながら舌を絡ませた


下品な2つの水音がびちゃびちゃと耳に入る
最早正気を失い、ただ初めての性の気持ちよさに盗賊は身を任せていた
勇者が指の動きを強めれば、盗賊もまた熱い息を載せてキスの勢いが強まる

絶頂する度に盗賊は感度を増していく
何度目かの、絶頂は今までと比べ物にならないもので、盗賊は次に達っしたものがどのようなものか恐怖すらしていた

勇者の首にまわした腕に力がより一層篭っていく

彼の指はある一点をひたすら擦り上げていた
そこは盗賊が最も気持ちよく感じるところであり、それを見抜いた勇者は執拗に攻め続けた

盗賊(ああ、またイク……!)

徐々に高まる波に盗賊は勇者にしがみつく


盗賊「や、、やめっ…… すごすぎてっ」

盗賊「い、あぁっ! む、むり、気持ちよすぎて! だめぇっ!」

盗賊「い、イク! ~~~っ!!」


びしゃびしゃと溢れた蜜が水面に叩きつけられた
極限まで高まった性感は限界を超えて弾ける

盗賊は弓なりに身体を反らせ、そのままガクガクと腰が震え、膣壁はうねって勇者の指をしごくように呑み込んだ

強烈な解放感で言葉にならない絶叫のような嬌声をあげた盗賊はそのまま力なく勇者に身を預ける


盗賊「はぁっ…… はぁっ……」

勇者「大丈夫か?」

盗賊「もう、だめ… 息できなくて…… 頭痛いよー…」

勇者「な? 気持ちよかっただろ?」

盗賊「うん…… 気持ちよくて、いっぱいドキドキ、した」

勇者「俺のかっこよさにか?」

盗賊「ん?」

勇者「あ?」

盗賊「うー! いいの! こっち見ないで!」

盗賊「恥ずかしいよぉ…… おかしくなってたもんうち」

勇者「女はそうやって大人になっていくんだ」

盗賊「…………。 でも、悪くないね」

盗賊「ううん、すごく、よかった」

勇者「お、素直じゃん」

盗賊「ねえ、ゆうしゃ」

盗賊「また、気持ちいいことしてね?」

勇者「おう。 俺にまかせろ」

盗賊「……えへへ。 ありがと」

また今度


盗賊「ふぁ……」

聖騎士「眠そうですね盗賊ちゃん」

戦士「水浴びして目が覚めなかったのか?」

盗賊「うーん、なんだか疲れちゃって」


それぞれが川で体を洗ったあと、合流して再び馬車に揺られる

あの後盗賊はぐったりと力尽きてしまい、本当の意味でしっかりと洗うはめになった

まさか12歳の女子に手を出したとバレるわけにはいかない
これから勇者パーティという名のハーレムを作るにあたってこんなところで嫌われてる計画が躓くわけにはいかないのだ

だからこそ、盗賊がうっかり口を滑らせないように奴の口を封じなければならない


勇者「おい盗賊、こっち来い」

盗賊「んー? なにー?」

勇者「いいから来いって。 大事な話だ」

盗賊「ん??」


ぴょこぴょこと御者台に乗ってきた盗賊を抱き寄せ、耳打ちする


盗賊「ひゃぁん!」

勇者「バカ! 変な声出すな!」

盗賊「だって、耳元でそんなことされたら……」

勇者「知るか! いいか、盗賊、よーくきけ」

盗賊「ひゃっ……」

勇者「さっきの川でのあれやこれは絶対に誰にも言うなよ?」 

盗賊「言ったらどうなるの?」

勇者「俺が社会的に死ぬ」

盗賊「うん?」

勇者「子供に手を出すのは普通に考えてまずいんだよ! あれがバレたら俺は死ぬ」

盗賊「ふーん、へー。 おーそうなんだ」


にやりと笑う盗賊
その顔を見て自分はとんでもないことをしたのかもしれないと嫌な予感がする
そして、奇妙なことに嫌な予感というものはよく当たるのだ


盗賊「ねぇ、ゆうしゃ? お金ちょうだい」



盗賊「これはボロい金稼ぎだ」

勇者「お前殺す。 マジで殺す」

盗賊「ふーん。 そういうこと言うんだー。 ねぇ聖騎士ー!」

聖騎士「はい?」

勇者「うわー! ばか、おいやめろ!!」

盗賊「むぐ~! んんん~~~ー!!」

戦士「なにしてるんだ勇者!」

聖騎士「そうですよ、盗賊ちゃんが可愛そうです」

勇者「盗賊、お前もし言ったら……」

盗賊「わかった、わかったから! 冗談だよー」

戦士「なんなんだ一体」

盗賊「ゆうしゃがね、次の街に着いたらみんなに好きな物買ってあげるんだって!」

勇者「はぁ!? お前何言って……
戦士「本当か!?」
聖騎士「本当ですか!?」

盗賊「うん!」

聖騎士「やったー! 嬉しいです!」

戦士「どんな装備を買ってもらおうかな」

勇者「えぇ~…… まぁ金あるからいいけどさ」

盗賊「えへへ」


こちらに振り向いた盗賊は俺にだけ見えるようにあっかんべーをした

小悪魔のような可愛さにドキッとするも、なんだかそれが悔しくてゲンコツする

頭を押さえながら、うっすらと涙を浮かべる彼女と目が合う
どこか文句を言いたげな顔だが、フット表情が緩み……

そしてそうするのが自然かのように2人は誰にも見られないように唇を重ねた


馬車の揺れや、暖かな陽にあたり、気持ちよくなったのか盗賊は勇者の横ですっかりと寝てしまった

船を漕いでいた重そうな頭を、勇者は肩に載せた
一瞬目を開けた盗賊だったが、居心地がいいのか小さな息をついてそのまま寄りかかるようにして眠りに入ってかれこれもう30分は経つ


聖騎士「気持ちよさそうに寝てますね」

戦士「すっかり仲良しだな」

勇者「そうだな」

聖騎士「きっと勇者様が話しやすいんでしょうね。 だから子供は懐きやすいのかと」

戦士「ありそうだ」


話の中心にされたことで目が覚めたのか、盗賊はゆっくりと目を開ける
とろんとした焦点の合わない目が俺をぼーっと見つめた


勇者「よ、寝ぼすけ」

盗賊「~~~!?」


瞬く間に意識が覚醒し、顔を真っ赤にした盗賊が俺に頭突きをする


勇者「いってぇ!!」

盗賊「わぁーごめん! 起きたらゆうしゃの顔が近くてビックリしちゃった!」

勇者「だからって頭突きはねえだろ!」


鼻を強打したせいで鼻血が出るが、賢者の石から淡い光が発せられ、すぐに出血はなくなった


戦士「便利なピアスだ」

勇者「死んでも死ねないぞこれ付けてたら」

聖騎士「私の盾も不要ですねこれでは」

勇者「おい、それ俺を盾にするみたいに聞こえたんだけど!?」

戦士「回避も防御も不要な前衛か。 恐ろしいものがあるな」

勇者「おい」

盗賊「はー…… ドキドキした」

>>107
イベントなんか起こして

①魔物襲来

②仲間が誘拐

③自由安価

メタルスライムの群れを発見した

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