【ひぐらし】魅音「け、圭ちゃんのオットセイにカリフラワーが!?」 (38)

~昭和58年 8月~

魅音「いや~! みんな今日はうちに来てくれてありがとう! おじさん、今日のために腕によりをかけて料理を作ったからね。ささ、遠慮せずに食べてよ!」

圭一「うおおおお!!? な、なんだこの豪華な料理たちは!? 魅音、本当に食っていいのか!?」

詩音「ええ。どうせ鬼婆も慰安旅行だかでこの家にいませんから。お姉の作った料理なんかでよければいくらでも食べちゃってください」

魅音「あ! こら詩音!! あんた勝手に何言ってんの!? っていうか、私はあんたを呼んだ覚えはないよ!!」

詩音「やだ、お姉ったら。怒っちゃって怖い☆ ひょっとして更年期?」

魅音「むきー!! 誰が更年期か! 誰が!!」

圭一「くっそぉぉおおおおお!!」

レナ「あはは。圭一くん、魅ぃちゃんがまだまだいっぱい作ってくれてるから、ね?」

圭一「そ、そうだなレナ。よし、次はあの皿だぁ!」

沙都子「させませんわぁ!!」

圭一「ぼぐふぉうっ!? ひ、肘はやめろ……。がくっ」

レナ「け、圭一くん?! しっかりしてえええ!!」

沙都子「をーっほっほっほ!!」

沙都子(それにしても……。圭一さんの周囲にだけ、いやに健康的なお料理がありますわね。すっぽん鍋に、すっぽんの生き血、それからあれは山芋……?)

羽入「あうあう……。みんなの勢いが凄まじいのです。僕の食べる分がなくなってしまうのですよ」

梨花「ふふ。まさかこんな風に、魅音の家に集まってみんなでお泊り会ができるなんてね。それだけで、とっても嬉しいことじゃない。それを思えば料理の分け前なんて、些細なことだわ。ね? 羽入」

羽入「あうあう! 確かにそうなのですよ。こんなこと、ほんの少し前までは全然……」

梨花「あら、あんたの皿に乗ってるお肉美味しそうね。いただこうかしら。ひょいぱくひょいぱく。あらごめんなさい、もうなくなっちゃった」

羽入「あうあうあうあう~~~!! やられたのです~~!! 梨花、ひどいのですよ~~~~~!!!!」

梨花「早い者勝ちなのですよ。にぱ~☆」

魅音「ははは! 圭ちゃんも梨花ちゃんも、なーにやってんだか……」

詩音「あら、お姉の作る料理の割にはそこそこいけますね。もっしゃもっしゃ」

魅音「でえええええ!!?? ひ、密かに確保してあった鹿肉を! 詩音んん~~~!!!」

梨花(運命の6月を越えて、自転車事故をきっかけに起こった変な事件も越えて。私たちは、ついに楽しい日常をつかみ取った)

梨花(今日もそんな日常の、かけがえのない1ページとして。最高の一日として刻まれて、終わる。そう信じていた……)


~~~~~

~~~~~

魅音「ふう……。悪いね、圭ちゃん。後片付け手伝ってもらっちゃって」

圭一「こんなもん、なんてことないさ。それよりも、さっきの料理。すげえ美味かったぜ! ありがとな、魅音」

魅音「う、うん……。こんなのでよければ、いつでも」

圭一「こんなのでよければって、いいに決まってんだろうが! あんな豪華な料理、初めて見たぞ? これで片付けの一つも手伝わなかったら、罰が当たるってもんだ」

魅音「あ、ありがと」

???「だけど。こうして並んで後片付けしてると、さ。な、なんか、新婚さん、みたいだよね」


圭一「は、はああああ!? し、新婚!? な、何言ってんだ魅音!?」

魅音「え? ち、ちがちが……ちがうよ、私、なにも言ってな」

???「精が付くように、すっぽんとかマムシとかも入ってたんだけど……。たはは、圭ちゃんも、その。元気になってくれると、嬉しいな」

圭一「せ、精って……。ゴクリ」

魅音「い、いやっ! ち、違うんだって! べ、べつに私はそんなつもりじゃ……」

詩音「あ~ら、お姉。豪華な料理に混ざって、やたらとアレな薬膳みたいな料理を圭ちゃんの近くにわざと並べておいて、よくそんなことが言えますね」

魅音「し、詩音んんんんん!!! あ、あんたねえ!! ていうか、さっきからの訳の分かんない台詞はひょっとして全部あんたが」

詩音「何の話? お姉が顔を真っ赤にしながら圭ちゃんとお皿を片付けてて、新婚さんみたいってドキドキして思わず口から漏らしちゃった言葉の話ですか?」

魅音「は、はあ!? ち、ちが……。べ、別にそんなこと考えてなんか!! ていうか、顔も真っ赤にしてないし、全部ちがーう!!」

圭一「なんだ、違うのか……」

魅音「え? け、圭ちゃん……? そ、それって」ドキドキ

圭一「い、いや……。その……」ドキドキ

詩音「チッ……。ねえ、圭ちゃん。お姉なんかよりも」

スパパパパーン!!!

魅音「ぎえっ!!」

詩音「きゃうっ!!」

圭一「べぶらっ!?」


レナ「はぅ~! お台所は、お料理をするところ! イチャイチャするところじゃないんだよ? だよ? 詩ぃちゃんも、余計なことを言わないようにね~」

圭一「べ、べつ、に。そん、なん、じゃ……」

レナ「圭一くん? ……何かな? かな」ギロ

圭一「わたくしめが悪かったです。勘弁してください竜宮様」

詩音「お、お姉……。生きてる……?」

魅音「なんとかね……。レナのやつ、的確に、アゴを……がくっ」

圭一「魅音んんん!!!!!」


梨花「魅ぃも詩ぃも圭一も、かわいそかわいそなのです。にぱ~☆」

圭一「いててて……。しかし、どうしたんだよ。みんなも手伝いに来てくれたのか?」

沙都子「ええ。魅音さんはともかく、圭一さんなんかに後片付けを任せた日には、お皿が何枚あっても足りませんわ」

圭一「嬉しいこと言ってくれるじゃねえか、こいつ!」ビシッ

沙都子「うわあああ~~ん!! 圭一さんがいじめたぁ~~~!!」

圭一「はあ?! い、いや。俺そんな強くデコピンしてないだろ!?」

沙都子「うわああああ~~~ん!! レナさああああ~~~ん!!!」ニヤリ

レナ「圭一くん、まだ反省が足りないのかな? かな」

圭一「ぎええええええ!!!!」

梨花「……にぱ~☆」

~~~~~

~~~~~

圭一「……ん? 俺、気絶してたのか」

圭一「布団……。そっか、あの後レナか誰かが俺を運んでくれたんだな。まったく、これで最初から気絶さえさせなきゃいいヤツなんだが」

圭一「なんだか体がべとべとするな……。そりゃそうか、風呂に入ってないもんな。シャワーだけでも借りれるなら借りたいぜ」

圭一「魅音はどこにいるんだろう? あいつに頼んで借りよう」キョロキョロ

圭一「魅音の部屋は……。確か、さっきの飯前にこっちの方だって言ってた気がするな」

きゃいきゃい きゃっきゃっ

圭一「あっちはみんなの部屋か。魅音の声は……。しないな。じゃあ、やっぱこっちの方か」

圭一「ん……? あの部屋、明かりが漏れてるな。アレがそうか」

コンコン

圭一「おーい、魅音。いるか?」


「ひやぁっ!! け、圭ちゃん!? どうしたの?」

圭一「いや、ちょっと用があってな。入っていいか」

「ち、ち、ちょっと、まって!! い、今片付けるから!!!」

圭一「あ、ああ。いきなりごめんな」

「い、いやいやいや!! いいのいいの! うん。ちょっとだから!!」

ドタンバタンバターン!! ドッカンドッカンギュイイイイイイン

圭一(一体何を片付けているんだ……?)

ガラリ

魅音「ご、ごめんね圭ちゃん。……入って、いいよ」

圭一「あ、ああ」

>>1>>2の間が抜けてた……


圭一「ははは……。お前ら、ケンカはよせって」

沙都子「をーっほっほっほ! 圭一さん、油断は禁物でしてよ? ひょいぱく」

圭一「あ゛ぁ!? 沙都子、わざわざ俺の皿に乗ってる肉を食いやがってぇ!!」

沙都子「う~ん。美味しいですわぁ! やっぱりお食事は、圭一さんから奪い取ったものが一番ですわねぇ。をーっほっほっほ!!」

~魅音の部屋~

魅音「たははは。圭ちゃんも、気絶しちゃってたみたいだね。おじさんも、さっき目が覚めたところだよ、うん。本当」

圭一「そ、そうか。まったく、レナのヤツにも困ったもんだよな。俺たちはただ、普通に話してただけだってのに」

魅音「でも圭ちゃんは沙都子をいじめたんでしょ? うっすら聞こえてたから覚えてるよ。自業自得だね。にひひ……☆」

圭一「あんなのいじめた内に入らねえよ。いつもより弱くデコピンしただけだ」

魅音「あはは。レナにつけ入る隙を与えるからだよ」

圭一「へへ。違いないな」


魅音「それで、さ。どうしたの? みんなのところに行かずに、おじさんのところに来るなんて」

圭一「あ、ああ。それなんだけどさ、まだ風呂をいただいてなかったから。シャワーだけでも、貸してもらえないかなって思ってさ」

魅音「へ? あ、ああ! お風呂ね! うん。そりゃそうだ! 圭ちゃん、あのぶっ倒れたときのままだもんねえ。はは、ばっちいやつだ!」

圭一「うっせえ! そういう意味なら、魅音もだろうが!」

魅音「お、おじさんはいいの! 圭ちゃんと違って、その。そんなに汗っかきじゃないもんねー!!」

圭一「言ったな、このぉ!!」

魅音「きゃー!! あはは、やめてよ、圭ちゃん!」

圭一「うるせえ!! お前みたいな不良娘は、この前原圭一が、汗をかくまで追い回して俺と同じ不快感を味わわせてくれるわ!!」


魅音「言ってくれるねえ、このお! 圭ちゃんにおじさんを追い回すなんてことさせると思う?」ビシビシビシ

圭一「ぐは!? わ、輪ゴム鉄砲はやめろ!! 地味に痛い!!」

魅音「あっははは! 圭ちゃんみたいな元・都会っ子が、この園崎魅音様に逆らおうなんて、10年早いね!」

圭一「くっそぉぉおおおおお!! だったら、この床に転がったティッシュで……」ヌチョ

圭一「……ヌチョ?」

魅音「あ、あああああああ!!! そ、それはダメぇ!!」ダッ

圭一「え? ば、バカ!!」

ドターン!!

圭一「いってててて……」

魅音「あたたた。ご、ごめん……」

圭一「いや、いいけどよ。お前こそ、ケガしてないか?」

魅音「う、うん。大丈夫みたい」

圭一「そっか。へへ、俺もふざけ過ぎたよ。ごめんな」

魅音「ううん……」

圭一「……」

魅音「……」


圭一「あ、あのー。魅音さん?」

魅音「」ビク

魅音「な、なに?」

圭一「そろそろどいてくれないと、その……。俺の体に、魅音の、その。柔らかいのが……。はぅ~☆」

魅音「え? き、きゃあああ!! 圭ちゃんのエッチ!!」バッ

圭一「とととと、とんでもない言いがかりだ!! エッチなのは否定しないが、今のはただの不可抗力だあああああ!!」

魅音「ううう~~~~……」ウルウル

圭一「」ドキン

圭一(な、なんだよ魅音のヤツ……。なんだか今日はやけに可愛いじゃねえかよ)ドキドキ

魅音「圭ちゃん……」

圭一「な、なんだ?」ドキドキ

魅音「その……、どうだった?」

圭一「何が……だよ」ドキドキ

魅音「私の胸……、この間、綿流しの時に押し付けられてた詩音のと比べて……」

圭一「」


圭一「は、はああああ!?」

魅音「な、なーーんちゃって!! 嘘だよ嘘! 冗談。たはは、圭ちゃんがあまりにスケベな顔してるから。おじさんのかるーい冗談だよ!」

圭一「う、う~む。確かに詩音のはふにふにしていて乙なものだったが、今の魅音のモノも甲乙つけがたいほどにうにゅ~っとしてて……」ブツブツ

魅音「ぎゃー!!! ほ、本気で比べるな、このどスケベぇ!!!」

圭一「うわわっ! な、なんだよ魅音!!」

魅音「圭ちゃんのバーカ!! スケベ、変態、大関スケコマシの浮気者ー!!」

圭一「なんでそこまで言われなくちゃならないんだよ! このぉ!」グイッ


魅音「きゃっ」グルンッ

圭一「うわ、ご、ごめん!」

圭一(ふざけて魅音の腕を引っ張ったつもりだったが……。期せずして、魅音と至近距離で見つめ合うような体勢になってしまった)

魅音「あ……」ジッ

圭一「う……」ジッ

圭一「」ゴクリ

圭一「も、もう一度……」

魅音「え……?」

圭一「もう一度、触ったらわかるかもしれない」

魅音「な、なにが?」

圭一「魅音の、胸の方が、その。詩音のより、ずっといいってことがだよ」

魅音「ええ!? そ、そんな……」

圭一「ダメか……?」

魅音「あ、あうぅ……。ずるいよ、圭ちゃん」

魅音「そんな風に言われたら、私……。断れないよ」

圭一「」

圭一(え、これで落ちるのかよ魅音!? 俺が言っといて何だが、もうちょっと粘れよ!! 園崎家当主がこんなにちょろくていいのかよ!!?)


魅音「圭ちゃん? どうしたの……?」

圭一「い、いや。ゴホン。なんでもないぞ、魅音」

魅音「ほら、圭ちゃん……。触っても、いいよ」

圭一「う、うん」ゴクリ

圭一(魅音……。かわいいな。よし)

さわっ

魅音「きゃんっ! ……どう? 私の、胸」

圭一「う、うん……。すげえ柔らかくて、気持ちいい」

魅音「詩音の、より?」

圭一「ああ。もちろんだ。魅音の胸が一番だよ」

魅音「あ……、あはは。嬉しいな、なんか。うん。圭ちゃんが私の胸をほめてくれて、嬉しい」

圭一「」プツン


圭一「……じゃあ、こんなのはどうだ?」

魅音「へ? き、きゃあっ」

こりこり

魅音「け、圭ちゃん……。そ、そこは、だめっ!」

圭一「おいおい。ここだって立派な胸だろ? きちんと触らなきゃ、評価できないだろうが」

魅音「そ、そうだけど……。んっ、も、もう評価できたでしょ? そ、そろそろ……」

圭一「足りない」

魅音「ええ!?」

圭一「魅音のおっぱいが魅力的過ぎて、こんなのじゃ……。服の上から触るだけじゃ、足りないんだ」ジッ

魅音「み、魅力的って……。け、圭ちゃんのエッチ!」

圭一「ああ、エッチだ。魅音みたいに可愛い女の子を前にして、エッチにならない男の方がどうかしてる」

魅音「か、かわいい……」

圭一「そうだ。魅音は可愛い。詩音より。レナより。梨花ちゃんより。沙都子より。魅音が、俺の知る中で一番かわいい女の子だ」

魅音「そんな……」

圭一「だから、そんな魅音のおっぱいが見たい。直に触りたい。魅音のすべてが知りたい。すべてが……欲しいんだ」

魅音「」ドキューン

圭一(さて……どうだ?)

魅音「……よ」

圭一「え……?」

魅音「け、圭ちゃんになら……。いいよ?」

圭一「」

圭一(いや……、うん。俺が言うのもなんだけど。ウッソだろ魅音!? さっきからチョロすぎだろお前!!?)

圭一(要約すれば、ムラムラしたからヤらせろとしか言ってないぞ!?)

圭一(こいつの先行きが不安になってくるな……)


魅音「け、圭ちゃん?」

圭一「あ、ご、ごめん。魅音が可愛くて、いいって言ってくれたのが嬉しくて……。つい、喜びのあまりぼーっとしちまった」

魅音「……」

圭一「……」

圭一(さすがに、厳しい……か?)

魅音「そ、そっか。……喜んでくれて、私も嬉しいよ」ギュッ

圭一「」

圭一(だからさあ!!)

魅音「圭ちゃん……。恥ずかしいから、その、脱ぐとこをあんまみないで?」

圭一「あ、ああ」

圭一(だが断るッッッ!!!)ジー

魅音「うう……。見ないでよぉ……」シュルシュル

圭一「」ジーッ

圭一(間違いない。魅音こそが、オヤシロ様だ……)ツー


魅音「ぬ、脱いだよ。圭ちゃんも……、脱いで?」

圭一「魅音が脱がせてくれないか?」

魅音「え?」

圭一「魅音に、脱がせてほしい」

魅音「ど、どうしてさ」

圭一「だって俺……魅音のことが、好きだから。好きな人に、脱がせてほしいんだ」

魅音「」ボンッ

圭一「……」

魅音「わ、わかった。その、じっとしててね?」

圭一「」

圭一(だからぁ!!)

魅音「け、圭ちゃんのズボン……」カチャカチャ

圭一(ぐ、ぐふふふふ。ぐふふ。どうしてくれようかなぁ~? まず、あのでっかいおっぱいで包んでもらって、お口でくちゅくちゅと……はう~☆)

魅音「ぱ、パンツ膨らんでる……。脱がす、よ?」

圭一「ああ。頼む」

魅音「うう……。なんだか自分が脱ぐより恥ずかしい……」

圭一(ぐふふふ。ぐふふふふふ……。最後にはもちろん最後まで行くだろぉ~? 処女をいただくのは格別だなぁ……。ゴムもってないから、仕方ないよね、よね! はぅ~♪ お持ち帰りぃ~☆)

ボロン

魅音「こ、これが圭ちゃんのオットセイ……    って、え?」

圭一「ん?」






ぎゃああああああああああああああ!!!!






圭一「ど、どうしたんだよ魅音!? そんな大きな声出したら……」

魅音「な、なななな!! なにこれ、なにこれぇ!!!」

魅音「け、圭ちゃんの……。圭ちゃんのオットセイにカリフラワーが!!?」

どたどたどた がらっ!!

レナ「魅ぃちゃん!! どうしたのかな!! か……な……?」

詩音「お姉、うるさいで……す……よ?」

沙都子「魅音さん? 圭一さんも、ひょっとしてそこ、に……?」

梨花「にぱ~☆」

羽入「あうあう……」

魅音「」

圭一「」


沙都子「なななななな、み、魅音さん、圭一さん、いいいいい、一体なにをやっているんですの!?」

レナ「本当だよ、圭一くん。……なにやってるのかな? かな」

羽入「あうあう! 見てはいけないのですぅ!! R-18なのですぅ!!」

梨花「ええい!! どきなさい羽入! よく見えないじゃないの!!」

詩音「……」

魅音「そ、そんなことはどうでもいいんだよ!! 見てよみんな!! 圭ちゃんのオットセイにカリフラワーがあるんだよ!!」

レナ・梨花・羽入「「「は?」」」

沙都子「?」

詩音「……ヤバ」ソー


圭一「みみみ、魅音んん!! 変なことみたいに言うな! これは、これはだな」

魅音「変だよ、変!! 変変変!! オットセイにカリフラワーが出来るわけないもん!!」

圭一「普通だ!! この間突然できたけど、別にいたくないし、かゆくないし……。きっと、思春期になったら誰にでもできるモノなんだよ!!」

魅音「ええ? そ、そうなの!?」

レナ「えぇ……」

沙都子「え? カリフラワー? よく見えませんわ」モゾモゾ

羽入「あうあう。梨花、あれって……」

梨花「ふふ、そうね」




梨花「あれは尖圭一コンジローマなのですよ。にぱ~☆」





魅音「尖圭一……? 梨花ちゃん、それってなに?」

梨花「みぃ。ボクにはよくわからないのですよ。きっと、羽入がよく知っているのです」

羽入「え、ええええ!!? ぼ、ボクなのですぅ?! おのれ梨花、カマトトぶるんじゃないのですぅ!!」

梨花「は?」ギロ

羽入「あ、あうあう……」

レナ「いいよ、梨花ちゃんでも羽入ちゃんでも。クソビッチのくせに何も知らない魅ぃちゃんに教えてあげなよ。尖圭一くんの、くさくてきったないチンポにできた 尖 圭 コ ン ジ ロ ー マ に つ い て」

羽入「」

羽入(れ、レナが怖いのですよ……あうあう)

梨花(ヤバいわね。後で入江に来てもらいましょう)


羽入「せ、尖圭コンジローマっていうのは……。圭一の、オットセイにできちゃってるできもので、エッチするとうつる病気なのです。あうあう」

魅音「は? 何それ。エッチするとうつるの? 圭ちゃん、あんたそんなもん私にうつそうとしてたわけ?」

圭一「ち、違うっっ!! 俺は、何も知らないんだぁ!!」

レナ「ふーん。圭一くんは何も知らなかったんだね」

圭一「そ、そうなんだよ。病気だってのも、今知っただけで。何もしてないのに、勝手にできたから、普通のもんだとばかり……」

レナ「そうなんだ。圭一くんは、なんにも悪いことをしていないのに、それにかかっちゃったんだね」

圭一「あ、ああ……」

レナ「………………………………嘘だよ」

圭一「え……?」

レナ「圭一くんは、嘘をついてる。どうしてそんな嘘をつくのかな? かな」

圭一「う、嘘なんかじゃ……」







レナ「嘘だッッッッ!!!!」






圭一「」ビクゥッ


レナ「レナは知ってるよ。そのできもの。エッチすればうつるけど、エッチしないとうつらないできものだって。じゃあ圭一くんは、どうしてそのできものができちゃったのかな? かな」

圭一「」

魅音「」

羽入(あ~あ。なのですぅ)

梨花(にぱ~☆)


魅音「ふぅん……。圭ちゃん、さっきはあんな調子いいこと言ってたくせに、他の女にも手を出してたんだぁ。へえ」ギロ

圭一「あ……あ……」

レナ「ねえ、圭一くんは一体誰から尖圭コンジローマを貰ったのかな? かな」

圭一「……っ、そ、それは……」

レナ「それは……?」

圭一「…………ぐぅっ」



沙都子「? さっきから皆さん何の話をしていますの?? それ、そんなにおかしなものなんですの??」

レナ・魅音・圭一・羽入「「「「!!!」」」」


梨花(だ、ダメ沙都子!! あんたまで巻き込まれちゃうわよっ!!)


レナ「沙都子ちゃん? どういうことなのかな……? かな」

魅音「圭ちゃんあんた。ひょっとして、沙都子に……?」ギロ

圭一「ち、違う!! 神に誓って、それだけは……。俺は、沙都子に手を出してなんか!!」

レナ「うるさい。圭一くんは黙って」

沙都子「よくはわかりませんけど、普通なのではなくって? わたくし、見ましたわよ?」

圭一「な、何を……?」


沙都子「にーにーと一緒にお風呂に入っていたとき、にーにーのオットセイさんにもありましたもの。その、ブロッコリー? みたいなもの。ですから、圭一さんのは普通でしてよ」ニコッ


レナ「」

魅音「」

圭一「」

羽入「あうあう」

梨花「にぱ~☆」


魅音「圭ちゃん……。あんた、まさか……」

圭一「ち、違う!! 俺は、悟史と兜合わせなんかしていない!!」

羽入「そういう専門用語がすらすらと出てくるところが怪しいのですぅ……あうあう」

梨花「圭一はサピエンスさんだったのですか? がおー☆」

圭一「違う!!! 俺は、俺はヘテロなんだああああ!!」

レナ「じゃあ一体どういうことなのかな? かな?」

圭一「そ、それは……」

レナ「おかしいよね? 悟史くんにも尖圭コンジローマがあって、それと同じ尖圭コンジローマが、圭一くんにもある。だったら、圭一くんが悟史くんに手を出したか、もしくは……」

魅音「その間に誰か女を挟んだか……、だね」

圭一「」

沙都子「え? え? どういうことなのでございますの?」

梨花「みぃ。沙都子はもう休んだ方がいいのです。ボクと羽入と三人で寝室に戻るのです。巻き込まれると、大変なのですよ」

羽入(あうあう。にーにー二人とねーねーがコンジローマ仲間なのです。……強く生きるのですよ、沙都子)

沙都子「???」


レナ「ねえ圭一くん。詩ぃちゃんなんでしょ? もう一人のクソビッチは」

圭一「ち、ちが……。違う!! 違うんだ!! そうだ、詩音。違うよな、詩音!! どこだ!!」

魅音「廊下にこんな紙が落ちてたよ」ピラ

圭一「え……?」

『旅に出ます。圭ちゃん、私を探さないでくださいね☆


                     詩音』

圭一「」


圭一「詩音んんんん!!! あ、あいつぅううううおおおおおおあああああああ!!!!」

レナ「圭一くん……?」

圭一「」ビク

魅音「圭ちゃん。もう白状しちゃいなよ。おじさん、今ゲロったなら、ちょっとだけ優しくしてあげるよ」

圭一「……」

レナ「圭一くん?」

圭一「……ぉ」

魅音「お?」


圭一「くっそおおおおおお!!! 詩音のヤツ、初めてだって言ってたじゃねえかよおおおおおおお!! なに悟史と先にヤッてんだよおおお!!! ひとりでしてた時に間違えて膜を破っちゃったって言ってたくせに、あんのクソビッチがあああああああああ!!!!」


レナ「……うわぁ」


圭一「魅音、お前は初めてだったんだろ? いいぜ、今から監督のところに行ってクスリ貰ってくるから、きっとすぐにお前の初めてを」

魅音「圭ちゃん、ストップ」

圭一「え?」

魅音「いいよ、圭ちゃん。病院になんか行かなくても。おじさんが今すぐ相手してあげる」

圭一「ほ、本当か? いやっほおおおおおおう!! じゃあやろうすぐやろう!! 沙都子たちもいなくなったから、お子様に気を使う必要ないしな!! ほら、一緒にレナもどうだ?」

魅音「うん。レナも一緒に来なよ」

レナ「あはは。そうだね」

圭一「いえええい!!! あ、あれ? どうしたんだよ魅音。顔、ちょっと怖いぞ。さっきまでの可愛い顔みせてくれよ。レナも。はは、いつもすっげえ可愛い顔してんのに、今日はどうしたんだよ。はは、はははは……」


レナ「とうっ」

スパパパパーン

圭一「れ……な……? な、なにを……」ドサッ


魅音「うん。おじさんとレナと、二人で相手してあげるよ。地 下 室 で 、 た っ  ぷ り と ね 」

レナ「あははは……、あっはははははははは!!! あっはははははははははあははははははははははははは!!!!」

圭一「」


私、前原圭一は命を狙われています。
なぜ、誰に、命を狙われているのかはわかりません。
ただひとつ判る事は、尖圭コンジローマと関係があるということです。
梨花ちゃんと羽入は犯人の一味。他にも悟史が4~5人以上。オットセイにカリフラワーを所有。

どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません。
これをあなたが読んだなら、その時、私は死んでいるでしょう。
……カリフラワーがあるか、ないかの違いはあるでしょうが。
これを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。それだけが私の望みです。




TIPS 悟史は誰からうつされた?


梨花「みぃ。危ないところだったのです。もう少しでボクたちも巻き込まれてしまうところだったのです。こわいこわいですよ」

沙都子「よくわかりませんでしたけど、レナさんが恐ろしかったですわね。一体何だったのでございましょう? 圭一さんが魅音さん以外に手を出していたのはわかりましたけど……」

羽入「あうあう……。沙都子はそれ以上知らない方がいいと思うのです」

沙都子「?」

梨花「ささ、鬼のいぬ間におやすみなのです。すべてを忘れて寝るのが吉なのですよ。にぱ~☆」

沙都子「まあ、そうですわね。なんだかあちらも静かになりましたし。寝るのが一番ですわ。を~っほっほっほ!」

羽入「あうあう。静かになったのが逆に恐ろしいのですぅ……」


梨花(それにしても……。悟史は一体誰から病気を貰ったのかしら)

羽入(……)

梨花(羽入? あんたなにか知ってそうね)

羽入(あう!? し、知らないのです、知らないのです~~!!)

梨花(嘘おっしゃい。あんたがまだフワフワ浮いてた時の話でしょ。教えなさいよ)

羽入(あ、あうあう……。悟史が誰からもらったのかは本当にわからないのです。……でも)

梨花(……でも?)

羽入(大石と富竹、鷹野と知恵……)

梨花(?)

羽入(この村に出入りしている人間で尖圭コンジローマを持っているのはその4人なのです。あう)

梨花()

羽入(……これ以上考えない方が梨花のためなのです。知らない方がいいことだってあるのですぅ。あうあう)

梨花(……そのようね)

沙都子「すぴー、すぴー……。ふふ、にーにー、ねーねー、にーにー……むにゃ」





以上になります。
ひぐらし新アニメ記念です。
久しぶりにSS書いてみたら、投下ミスったりしてダメですね。
それでは、また

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