女「SCPって魅力的だよね」男「えすしーぴー……?」(たまに安価)(110)

女「SCP知らないの?」

男「知ってる前提で話されても……」

女「説明必要?」

男「してくれると、ありがたいかなー」


女「SCPっていうのは、自然法則に反した物品・場所・存在のことです」

男「wikiの情報そのまま言ってるだけ?」

女「自分で考えるよりwikiの方が、確実じゃん」

男「なるほど」

女「まあ、詳しいことはSCP財団のwikiを見てー」

男「えーと」ケンサク


男「要するに海外発祥の、オカルト情報の集合体ってこと?」

女「まあ、そんなような、そうでないような」

男「大体は把握できました」

女「じゃあ、早速魅力について語り合おう!」

男「語るも何も、いま概要を知ったばかりなのに…」

女「じゃあ、初めてのきみにピッタリなSCPをご紹介しましょう」

男「おねがいします」

女「まずはインパクト抜群のSCP-173!」

男「インパクト抜群…」

女「インパクトもそうだけど、同時に愛されてて、SCPの中で人気度トップ3には入ってると思うよ」

男「愛着のわく見た目なのかな?」


女「……」

男「……」

女「SCP-173、別名『彫刻-オリジナル』は基本的にはとても大人しい生物だよ」

男「『基本的には』…?」


女「誰かに見られている間は、微動だにしない」

女「逆に、誰にも見られていないときには」

男「ときには?」







女「一瞬で近くの生物の首をへし折ります」

男「」

男「想像以上にえげつない生物だった」

女「まばたきもアウトだから、タイマンだと負けるね」

男「まずタイマンしたくないけど」



男「でも、集団で監視してれば、一応は安全なんだ」

女「まばたきのタイミングさえ注意すれば、2人だけでも動きを止められるからね」

女「ただ、嫌な事件がありまして」

男「え?」




女「3人で見張っていたにも関わらず、一瞬停電が発生して……」

男「まばたきしてなくても、視界から消えたらアウトなのか……」

女「なかなか恐ろしいSCPなのです」

女「じゃあ、ここらで画像を」

http://ja.scp-wiki.net/scp-173

男「きもちわるっ!」

女「えー、この短い手とか、愛くるしくない?」

男「愛くるしくない」

女「魅力を理解してもらえなかった…」

女「じゃあ、SCP-173を通じて、大体のSCPの雰囲気はわかってもらえたかな~」

男「こんな感じのやばいやつが、いっぱいあるんだな」

女「可愛いのもあるけどね」

男「あまり信じられない…」

亀更新で少しずつ紹介していきます。
少しでも気になった方は、公式サイト見てくださいませ。
読みものとしても楽しめます。
http://ja.scp-wiki.net/

バグが多いですが、PCでフリーゲームも出てます

SCP界のアイドル、恥ずかしがり屋のイナミちゃんことscp-173か
メジャーどころしか知らんから面白いのがいるなら楽しみかもだ

一人が片目ずつで見ても(SCP内にその方法で記述されてない事から推測するに)アウトという……

新しめの非JP中心だとちょっと嬉しい、かも……?

猫です

>>9
お、魅力がわかる方が!
173は見れば見るほど愛着が湧く、スルメのようなSCP

この後紹介していくのは、だいたいマイナーなやつですので、お楽しみに

>>10
まとめ記事とかに載ってないけど個人的に良いと思ったもの、を紹介していくよ~
JPはあまり知らないから、御希望どおり本家SCPメインでやってきます。

>>11
SSに関係ないレスはやめねこですください。
これ以降、関係よろしくおねがいします見かけたら、半年ROねこです。
ねこです。よろしくおねがいします

メモ

女「じゃあ、この季節にちなんで、お次に紹介するのはこちら」

男「なんでしょうか」

女「SCP-383『役に立つインフルエンザ』です!」

男「役に立つ…?良いSCPなのかな?」


女「…………」

男「…………」

女「まず、このSCPは名前の通り感染症です」

男「インフルエンザだね」

女「諸症状は次の通りです」


鼻水
喉の腫れ
胃のむかつき

くしゃみ
疲労感


男「まあ、インフルエンザとか、風邪とかの症状だね」

女「ただ、もう1つ厄介な症状が『強烈な吐き気』です」

男「ノロウイルス的な要素もあるのか…」

女「インフルエンザ的症状に加えて、吐き気まで。これは最悪ですね」

男「特殊症状とか関係なく、この時点でかなり危ないな…」


男「それで、肝心のSCP認定された理由は?」

女「嘔吐中、たまに何かの物品が口からでてくる。といった症例が確認されたことが理由だよ」

男「何かの物品?」

女「出てくる物品に決まりはなくて、理論上、この世の全ての物品を吐き出すことができます」


男「口より大きいものでも…?」

女「良い質問ですね」

男「どうも」

女「口より大きいものも、生成することはできるよ。まあ、そんなの口から出そうとしたら…」

男「つっかえて窒息死…か」

女「まあ、無事では済まないよね」

男「便利なSCPかと思いきや、やっぱりとんでもないものだった…」

女「でも、頑張って制御すれば、その名の通り便利だよ」

男「制御できるのか…?」


女「生成される物品にはある共通点があって、全て『感染者にとって役立つもの』なのです」

男「だから、役に立つインフルエンザ…って呼ばれてるんだ」

女「そのとーり!」

女「役に立つものを生成してる証拠となる、試験記録では……」

女「施錠された部屋にいる感染者は、嘔吐に伴い、鍵やパール等を口から生成した」

女「つまり、部屋から出るために役に立つ物品を出すことが出来たんだね」

男「なるほど。確かに、役に立ってる…かもしれない」


女「でも、物品は人体の一部を代償に生成されてるんだよね」

男「え」

女「生成に伴って、貧血、栄養失調、部位の欠落……とかが起きます」

女「しかも、持続的な吐き気で脱水症状にも」

男「……管理は難しそうだな」

女「あと細かいことは公式で」

http://ja.scp-wiki.net/scp-383

男「画像はないんだ」

女「写真を撮ることが難しいのかも」

男「下手に触って感染したら最悪だしね…」

出さないとか言ってたJPを早速出します。許してください


~~~~~~~~
女「では、今日紹介するのはこちら」

女「SCP-280-JP『縮小する時空間異常』です!」

男「時空間異常…?なんか、難しい言葉だな」

女「その名の通り、時空間に異常をもたらす…えーと、なんとなく把握しとけばいーよ」

男「そんなもんなんだ…」

女「そんなもんです」

女「このSCPはとても管理しやすい、初心者向けSCPなんだよー」

男「名前は玄人向けって感じなのに」

女「このSCPは、黒い球体のような見た目をしてて、特徴としては…」


女「物質、電磁波、音とか、接触したあらゆるものを消滅させてしまいます」

男「消滅」

女「跡形もなく消し去ります」

男「ブラックホールみたいだな」

女「確かに同じようなものだね」

女「このSCPは、消滅させた物体の質量に応じて縮小します」

女「だから、消えてなくなっちゃうことはあっても、大きくなって暴走することはありえないです」

男「なるほど。まあ、消えたら管理失敗だろうけど、危険性の低いSCPもあるんだな」


女「今回、特別にSCP-280-JPをここに用意しました」



男「周りが少し歪んでるな」

女「色々ものを接触させて遊んでみよう!」

何を接触させる?安価↓
(物でも者でも、何でも可)

女「じゃあまず、これを」

男「ネコ?」

女「ねこです。よろしくおねがいします」

女「じゃなくて、バターの塗ってあるパンを背負ったイエネコだよ」

男「何故パンを……」

女「矛と盾に似た話で、バター面が絶対に地面に落ちるパンと、キレイに着地できるイエネコがくっついたら、落下した場合どうなるのか…っていうジョーク混じりの話がありまして」

男「なるほど」

女「消滅させる前に、1回落下させてみよう」

男「普通にネコがキレイに着地しそうだけど」

女「ねこさんごめんよ。それっ」ニャーン


男「普通にネコが着地し……!バターが抗ってる!」

女「ぐるぐるまわってるね」

男「地面に落ちずにまわってる…どういうことなんだ…」

女「…あ、ネコが目を回して落ちちゃった。バターの勝ちだね」

男「これも一種のSCPに見えるんだけど…」


女「じゃ、可愛そうだけど消滅させましょう」



男「…ネコが消えた……。吸い込まれたのか?」

女「どれくらい小さくなったかな?」

男「最初の大きさが…えーと、最初どれくらいだったっけ」

女「測っておけばよかったね。じゃあ、今からでも測っておこう」


女「だいたい、直径5mだね」

男「こんなに圧迫感あったっけ…」

女「まあ、どんどん消滅させて手のひらサイズにしちゃおう!」

消滅させたいもの安価↓1~3

女「じゃあ、このおっきなバケツに入った大量の水と……」

女「この男のポエムと…」

男「!?」

女「SCP-■■■はひどい状態ゆえに再び手入れを必要としている灯油ランプを記述している。
それは錆び付いた黒色の金属およびガラスから構成されている。
それはさらに灯油ガスの燃焼によってあかりで照らすことができる。
こうしてそれは他のすべての灯油ランプのようにその機能を果たし、19世紀後半にはもうすでにその業務に就き始めていた。

SCP-■■■を普通に記述することができるだろうか? 決してできない。それは文中の三単語以上から一つの"詩"にすることを強いる。
それは一行に使用される音節の数に自由を与える
しかしその数は韻文を作るために全ての行と同じでなければならない。
各詩行において音節数は繰り返し新たに定めることができるら。だが韻のスタイルを損なわぬよう言葉の選択を誤ってはならない。

それぞれの詩行は押韻の連続で書かれる。音節の数に類似しているが選択はできる。選択するどの押韻の形式も全く問題にならない、だがその際脚韻は決して忘れてはならない。

その上この規定から推測できること、それは、詩句は最低でも二行から生じていること。

オブジェクトの記述は口頭によって話される、もしくはその代わりに録音が使用される、それから効果的に耳を保護しない者は即座に作用媒体の影響を受ける。

犠牲者は詩だけで語ることに取り憑かれ、そしてその発言は認知的リスクを伴われ、本来のオブジェクトの記述と同じになる。
記憶処理すらこの効果を除去することができない。

犠牲者は二週間詩を楽しむに違いない。それからその効果は途絶えるが、しかしそれは、作用媒体が影響を与える範囲内で再び聞こえてこない限り
なぜならそれが新たな"カウントダウン"を始めるからに他ならない。

書き記したりあるいは絵や図像によって、SCP-■■■の記述をやり遂げることで著者は詩的な傾向を得る一方で、作品の観測者は何も感じないでいる。

男「そんなポエム書いた覚えないんだけど?」

女「でも男の名前が書いてある」

男「何故…」

女「まあ、黒歴史もまとめてポイーっ」




女「測ってみよう!えーと…」

女「…これどうやってはかればいいの?」

男「似た大きさのもので表そう」

男「えーと、東京ドームくらい」

女「さっきまでの大きさが、富士山くらいだったから…かなり小さくなったね!」

男「ああ、小さくなってる…な?」

男「ほかに消滅させてみたいものは…」

女「…!」

女「遠くから何かが……」


突然ワニのような謎の飛行物体が上空を高速で飛び交った。


女「ひえーSCP-682が…」

男「なんだ今の……」

男「…あ、⚫の近くを通っちゃったから一部分が消滅してるな」

女「どれくらい小さくなったか、えーと」


女「東京ドーム何個分?」

男「これは、本州と同じくらいかな。多分。でかすぎて全体像が見えない」

女「さっきまで月サイズだったから、着実に小さくなってるねー」

男「…そうか、そうだよな。小さくなってるんだよな…?」

女「もっと試してみたいけど、このSCPはここら辺で終わりにしときますか」

男「その方が良い気がする…」

おまえのせいだ

~~~~~~~~
男「はっ!」ガバッ

男「…………夢か…」



男「っていうカンジの夢を見て…」

女「おー。ちゃんと違和感を感じてたんだ」

女「SCP-280-JPは認識改変もしちゃうんだよね。ほんとは消滅させた分だけ小さくなるの」

女「じゃなくて、消滅させた分だけ大きくなる」

男「やっぱりか…」

女「でも、その事実をねじ曲げて、消滅させた分だけ小さくなると思い込ませてくる」

男「厄介なことこの上ない」


女「ただ、大きくなるのがどのタイミングなのか、意見が分かれてて…」

女「『現在の大きさが大きくなる』『過去の大きさが大きくなる』の2つの意見があるみたい」

男「微妙に違うのか」

女「過去の大きさが大きくなる場合、被害の認識が難しいから、かなり恐ろしいSCPだね」

>>33
ギリギリ回避出来ました


ss内では現在の大きさを大きくしましたが、個人的には過去派です。
というより、原文見る限り過去であってるはず。

リンク貼り忘れてました
http://ja.scp-wiki.net/scp-280-jp

JPサイト一番人気のJP記事乙
これのプロトタイプの翻案が例のイナゴという……

純粋な質量による巨大化とも違うっぽいし、バター猫が永久機関として機能してたらそこで発生してたエネルギー分大きくなってヤバいことになってたかも……?

>>37
JPはメジャーなのしか知らないけど、あれも好き

>>38
下手したら地球が飲み込まれそうですね

女「おつぎはこちら、SCP-1181『使用者参加型万華鏡』です」

男「タイトルから若干想像はできるな」

女「これは、直径2048mの円形の空き地で、中心を通ると異常が起こるよ」


女「中心を通過してから2~8m動くと、中心部にコピーが3体、別方向を向いて等間隔で出現します」

女「コピーは可能な限り本体の動きをマネしてくるよ」

男「想像すると、この時点で恐ろしい。結構近いし…」

女「その後も、ある程度動く度に本体+コピーの1m後方に3体のコピーが同じように出現します」

男「真後ろに…」

男「これ、下手に動き回ったら取り返しのつかないことになるんじゃ?」

女「実際にある程度動き回らせた試験記録もあって……」


女「なんやかんやあって、大量のコピーにもみくちゃにされて本体が窒息死しちゃいました」

男「際限なく増えるんだな…」

男「障壁を突き破って逃げたりは?」

女「おそらく破壊不可能な上に、内部の人間は触ると体が炎上します 」


女「逃げるためには『もう一度中心を通過』すればおっけー」

女「その瞬間、障壁もコピーも、負ったキズとかも全部消えます」

男「対処法さえ分かってれば安全ってことか」

女「真後ろに現れるコピーに焦って中心から離れると……」

男「事前知識なかったら、誰でもそうなるよな」

女「リンクはこちら」

http://ja.scp-wiki.net/scp-1181

男「試験記録が結構ひどい」

女「死なずに済んだはずの命を、わざわざ殺してる気もするね」

SCP-2295お願いします

女「次に紹介するのは、SCP-2295『パッチワークのハートがあるクマ』です」

女「癒し。以上」

男「え」

女「じゃあ、おまけとして解説するね」

男「…おねがいします」

女「SCP-2295は、全長0.46mのパッチワークのクマのぬいぐるみだよ」

女「左胸には心臓のようなピンが留めてあって、首にはリボンが巻かれてる」

男「ある程度普通のクマのぬいぐるみか」


女「SCP-2295は、『臓器に損傷を負った人』が2m以内に近づくと動き出します」

女「口からハサミ、糸、縫い針とかを出すと、周辺の生地、詰め物を集めて…」

女「対象者が損傷を負ってる臓器を、パッチワークで作ってくれます!」

男「もしかして、それがホンモノの心臓とか、肺とかになったりするの?」

女「そのとーり!」

女「よく分かってないけど、何らかの方法で、パッチワークの臓器は対象者の臓器と入れ替わるよ」

女「臓器がパッチワークに入れ替わった対象者は、みるみる回復していくとのこと」

男「ちゃんと機能してるんだな」

男「…元々の臓器はどこに?」

女「わかりません!でも、もう使えないやつだから大丈夫じゃない?」

男「そういうもんか…」

女「画像はhttp://ja.scp-wiki.net/scp-2295で確認してね」

男「これは確かに癒しだ」

女「でしょ」


女「近くに生地とか詰め物がない時は、自分の身を削ってまで臓器をつくるんだよ」

男「SCPって、危険なものだけじゃないんだな…」

女「こういうのはレアだけどね」

>>43
リクエスト感謝。
メジャーな方のクマのぬいぐるみSPCも、少しはこのぬいぐるみを見習って欲しいですね。

~~~~~~~~
男「…ん?何だこのペン」ヒョイッ

男「芯が出っぱなしじゃん。こんなペン買った覚えないけど……」カチッ


男「それにしても、このノック式ボールペン、めちゃくちゃ推し心地が良いな。無限に押せそうだ」

ペンを何回押しますか。安価↓

>>48
サメだ、殴れ!

はて、このSCiPは一体……?

>>51
サメ殴りありがとうございますw
かなりの頻度でやらかすので、今後も見かけたらおねがいします

男「……」カチカチカチカチッ

男「いやーほんと押し心地いいな。押し心地って言葉があるのかは知らないけど」


~♪

男「ん、ばあちゃんから電話…?」プルルルル

男「もしもし……え…じいちゃんが……?と、とりあえず救急車呼んで…!あ、俺が呼ぶから!」

男(急に倒れたって…、持病もなかったはずなのに…!)

男「母さん!じいちゃんが…………」




母「」

男「…………え…」

~~~~~~~~
男「……はっ…!」ガバッ

男「また悪夢か………」



男「かくかくしかじか…ってわけで」

女「なるほど、SCP-485『死のボールペンだね』」

男「死のボールペン…」

女「SCP-485は、見た目は何の変哲もないボールペンだけど、ノック部分を押すと、異常性が発動するもので…」

男「ノックした回数、身近な人が死ぬ……か」

女「うん。正確に言うと、先端部を出した回数、身近な人が死ぬ」

男「精神的にくるなこれ…」

女「仕組みがわかってれば簡単に避けられるけど……ってやつだね」

女「リンクはこちらhttp://ja.scp-wiki.net/scp-485

男「癒しに、さっきのぬいぐるみの画像見に行ってくる」

女「はいどーぞhttp://ja.scp-wiki.net/scp-1048

男「こんなんだったっけ……」

>>48
リクエスト応えてくれてありがとうございます
ちなみに臓器だけでなく皮膚も作れますぜ(重症の火傷の人の皮膚作った実験結果もあるはず)
ビルダーベアはあかん……

>>58
実験で皮膚も直してますね。補足ありがとうございます
皮膚がパッチワークになるって、悪影響無くてもちょっと恐ろしい…

女「よいしょ」ガチャッ…

男「なにやってるの?」

女「ドアを少しだけ開けました」

男「部屋の暖かい空気が逃げていく…。閉めていい?」

女「なんとこれ、SCP-4948『隙間の後ろ』なのです!」

男「…………?」

女「どう?ドアの隙間からなにか見える?」

男「…うちの廊下?」

女「ほかには?」

男「…廊下の木目?」

女「ほかには?」

男「………少しの暗闇」

女「SCP-4948はいなさそうだね……」

男「ドアを少し開くだけでSCPが出たら、それこそ恐ろしいけどな」

女「閉じてても出るよ」

男「えっ」

女「SCP-4948は、閉じた扉とか、少し開いてる扉とかを見たとき、突然発生するパラノイア的現象です」

男「パラノイア的現象っていうのは…」

女「いわゆる、妄想とか、精神病的なものだね」

男「なるほど」


女「SCP-4948を見た人は、最初のうちは扉に説明し難いわずかな恐怖を感じて……」

女「やがて、強い恐怖に変わって、可能な限り部屋から脱出しようとします」

男「その扉しか出口が無かったり、出られない時は?」


女「脱出できなかった人には、部屋の暗闇の増加、鋸歯上の攻撃的な幾何学模様が見える……といった現象が襲ってくるよ」

女「これらは、だいたい2分くらいで終わるみたいです」

男「短めの心霊現象ってところか」

女「心理的療法とかで回復しないと、何回もこの現象に襲われるから、被害は想像以上だよ」

女「これの被害にあった家族は失踪してしまって、記録によると家中の扉が取り外されていたとのこと…」

男「かなり凶悪なSCPなんだな」

女「一応、心理療法で治せるから救いはあるけどね」

女「これが画像だよhttp://ja.scp-wiki.net/scp-4948

女「といっても、ただ普通の扉だけどね」

男「……………………」

男「……………………」

女「どうしたの?」

男「……え?あ、いや……なんでも…」

女「?」






女「http://ja.scp-wiki.net/scp-4948

女「もしこの画像を閲覧した後に恐怖や不安を感じたり予期せぬ実体を視認した場合、施設内の精神科医に相談してください」

女「つづいてはこちら!」バサッ

男「報告書…?」


\|/ ー|
■ -|
■■■  ● -|
■■■ ┌■┐ ー|
川■川 |■| -|
川■川  || -|
↑■ | | ー|


↑←←←←←←←←←←←←←←←
↑ ↑ ┌――┐
======∋ ■―┘   |
/ / // ■■―――
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ■―┐   |
└――┘

■■■■■■■■■ 川 川
! ■ | |…| ■ 川■川
 ● ■ |…| |…■→→→■■■
┌■┐ ■┌┼┐| | :■ ■ 
|■| ■└┼┘| | :■ ■
|| ■ | | | ■ ■
|| ■■■■■■■■■ ■

┌――――――――――┐ ┌――――――――――┐
|!┌―┐ | | ○■ |
| |=|  ABCabc… | |? ? |
| |=| ! | | ● / ̄\ |
| └―┘ | | |■| | ! | |
| ! | | |■|  ? \_/ |
|( ・O・)<SCP-2521 | | || |
└――――――――――┘ └――――――――――┘
○ ○
○ \|/ ○

■■■
■■■

※AAキレイに表示されてなかったらすみません


男「……これは一体?」

女「この生物についての報告書だよ」


女「この生物は、自分に関する情報は基本的に全部持ち帰っちゃうから、持ち帰られないように試行錯誤して……」

女「絵、マーク、写真とかは認識できないってことを発見したんだ。だから報告書も文字なしで作られてるよ」

男「特殊な生物なんだな。まあ、SCPの時点でそうか…」

女「ちなみにこの生物は声にも反応するので、この生物に関わる何かを読み上げると、その人も持ち帰られます」

男「逃げる方法は?」

女「瞬間移動するので、現状打つ手なし」

男「なるほど……」


女「SCP番号を呼ぶだけでアウトらしいから、SCP-●●|●●●●●|●●|●って表記されてるよ」

男「⚫の数を、数字に置き換えれば良いのか」

女「2」「5」「2」「1」

女「だね」

女「ちなみに実在しないからSCP-2521って言っても大丈夫だよ」

男「身も蓋もない……」

女「じゃあ、実際の報告書はこちらhttp://ja.scp-wiki.net/scp-2521

男「ホントに文字なしだな」

女「発送の勝利だね」

752や1678個人的に好きだから見たい

女「つづいてはSCP-3000『アナンタシェーシャ』です」

男「アナンタ…シェーシャ?」


女「SCP-3000は深海に潜む、巨大なドクウツボに似た生物だよ」

女「体のほとんどは岩陰とか地面とかに隠れてて計測できてないけど、全長600~900kmって仮説があります」

男「とんでもなく大きいな」

女「頭部は直径2.5mくらい。頭だけで人より大きい」

女「更に、肉食です」

男「肉食……」

女「SCP-3000を直接見たり、一定の距離に入った人には様々な悪影響を及ぼすよ」

男「悪影響?」

女「頭痛、パラノイア、恐怖感、パニック…」

女「記憶の喪失▪改変」

男「…記憶にも干渉してくるのか」

女「そう。SCP-3000は、記憶に関しての干渉がとても強い生物なのです」

女「潜水士数名がSCP-3000の調査をしたこともあったんだけど…」

女「SCP-3000に近づくにつれ、自分のことが分からなくなったり…自分のことを、一緒に潜水してる別の誰かだと発言したり」

男「別の誰かだと発言?」

女「たとえば、Aさん、Bさんの2人で潜水して、急にAさんが『俺はBだ』とか言い出すような」

男「Bさんの記憶が、Aさんに入った…ってこと?」

女「うん」

女「SCP-3000については、主にK博士と、A博士の2人が調査してて…」

女「K博士の発言から、SCP-3000の別名が『アナンタシェーシャ』になったんだ」

男「ふむ…」


女「調査の過程で、多くの記憶が喪失▪改変されてしまったK博士は、記憶を辿ろうとすると、頭の中に『1匹のウツボ』が見えてくるようになって…」

女「そのウツボが、K博士の出身地で神として扱われている、『蛇の王アナンタシェーシャ』だと確信したんだって」

男「蛇の王の名前だったのか」

女「そして、K博士は最終的に、潜水艦を無断で利用後、SCP-3000に近づき、食べられてしまいます」

男「やっぱり人を食べるのか……」

女「K博士は食べられる直前、SCP-3000は神なんかじゃないってことに気づいたみたい」

男「…………」


女「A博士はK博士の死亡後も、調査を続けていてたんだけど…」

女「K博士と同様に、記憶の喪失▪改変が発生していて、過去の記憶が『K博士の記憶を中心とした様々なもの』に入れ替わってしまいました」

男「自分のことを思い出せないって言うのは、想像以上につらいんだろうな」

女「『記憶が全て無くなったら、すりかわったら、自分はただ電気信号で動くだけのモノでしかない』」

女「A博士の発言だよ」

男「なるほど……」

女「最終的にA博士は、記憶処理剤Y-909を大量に摂取して……命に別状はなかったけど、然るべき場所に留置されてるみたい」

男「記憶処理剤…?」

女「そういえば記憶処理について、まだだった」


女「恐ろしい生物が次々と現れたら、一般人が混乱するから…」

女「財団はそれを避けるために、記憶処理剤をたびたび一般人とか職員とかに使用してます」

男「マンガとかアニメの世界でやってるようなことを……」

女「昔はクロロホルムとか危ない薬品を使ってたみたいだけど、SCP-3000のお陰で安全かつ高性能な記憶処理剤Y-909が作れるようになって…」

男「SCP-3000から、どうやって記憶処理剤を?」

女「SCP-3000は獲物を捕食すると、粘性の灰色の薄い膜を、皮膚から排出します」

女「その膜を回収して、財団が色々と手を施すと、記憶処理剤Y-909が完成します」

男「あやふやだな…」


女「今でも、Y-909を作るため、何も知らない実験体を餌としてSCP-3000に献上してるみたい」

男「一線を超えてないか?」

女「でもそれをやらないと、危険な薬品を使って死者が出てた時代に戻っちゃうから、引き返せないんだって」

男「Y-909を使うことによる記憶の喪失だけならまだしも、改変の危険性もあるのにな」

女「人間の手に負えない代物な気もするね」

女「これが元記事だよhttp://ja.scp-wiki.net/scp-3000

男「今回は人間の恐ろしさも、少し感じたな」

女「財団の目的は世界の平和。100のためには1を切り捨てる…って考えだからね」

軽く概要だけ触れようとしましたが、やっぱり難しいですね。気になった方は元記事へ

>>77
どちらもまだ読んだことが無くて、今さっき目を通したらとても興味を惹かれました。
読み込んできます

~~~~~~~~

ー家具量販店ー


男「さて、目的のものは見つけたし帰るか」

男「…………?」

男「あれ?出口こっちじゃなかったっけ…?」


男「反対側だったかな…」テクテク…

男「…………」

男「おかしい……どれだけ歩いても出口が見つからない…」

男「1時間近く歩いてるはずだぞ……」


男「15時か……昼食べてないからお腹もすいてきたな」

どうしますか。安価↓
1,食べ物を探す
2,寝床を探す
3,うろつく
4,その他

男「とりあえずこの場で待機してみよう」

男「下手に動くと状況が悪化するかもしれないしな……」


男「それにしても、ここはとても広く感じるな」

男「どっちを向いても、終わることなく道が続いてるような…………」

男「……さっきまで気にならなかったけど、人もいないな」

男「変なとこに紛れ込んじゃったか…」

男「…………」


男「…………」



男「………………18時…」

男「ちょっと休憩してみたけど、状況に変化なしか……」

男「さて」

どうしますか。安価↓
1,食べ物を探す
2,寝床を探す
3,うろつく
4,その他

男「とりあえずなにか、出られる手がかりを見つけないとな」

男「アテはないけど、すこしうろつくか……」



男「…商品とかは普通っぽいな」

男「見えてる光景は、普段と何ら変わらないんだけどなぁ…」

男「…………ん?」


男「あれは…………人か?」

男「遠くに身長3mくらいの何かが……人間…なのか?」

男「着てる服は、店の制服っぽいけど…」


男「……やっと確認できた人間らしき存在…どうするか」

どうしますか。安価↓
1,話しかけに行く
2,気づかれないうちに離れる
3,攻撃する

男「話せるかどうかも分からないし、かといって野放しにしておくのも危険な気がする…」

男「どうせ、この変な世界のモンスターかなにかだ…武器はないけど、やられる前にやらないと……!」


男は人間のようなものに背後から飛びかかり、殴りかかった

男「ぐっ」ボキッ

だが、攻撃した途端、それは激しく反撃を行ってきた


男(ま、まずい!逃げないt…)ゴキッ

男(…………)

~~~~~~~~
男「!!」ガバッ

男「…最近寝れてない」





男「ということがありまして」

女「なるほどなるほど、SCP-3008『完全に普通の、ありきたりな古いイケア』だね」

男「完全に異常なイケアだったけど」

女「SCP-3008は、とある場所のイケアに入ることでたどり着くことができます」

女「正面入口から入って、入口が認知出来なくなる距離まで進むと、もうそこは変なイケアになってしまいます」

男「入ってきたはずの入口が消えるんだよな…」

女「一応、出口は存在するらしいけど、固定されてないから脱出は困難だよ」

女「中の広さは推定10k㎡以上……無限に続いてるとも言われてるよ」

男「確かに、どれだけ歩いても反対側の壁にたどり着かなかったな」

女「内部には人間のような存在が多数いて…」

女「みんな、イケアの制服を着てるみたい」

男「見た目が普通じゃなかった」

女「大体は身長が低すぎたり、高すぎたり、何かしら極端な見た目をしてるみたい」

女「それで、防御力は低いけど、攻撃力がとても高い」

男「倒そうと思えば倒せるのか?」

女「武器があれば、対等以上に戦えるはずだよ」

男「なるほど…」

女「内部の照明は、実際の店舗の開店/閉店時間に合わせて、点灯/消灯するようになってて…」

女「消灯してる間は、店員達が『当店は現在閉店しております。建物から退出してください』っていうような言葉を発しながら、積極的に人間を排除し始めるよ」

男「攻撃しなければ無害、じゃ済まなかったか…」

女「強力な感知能力とかは無いみたいだから、運が良ければ数日程度出会わないかもね」


女「で、照明が点灯してる時は、ただ店内を徘徊するだけ」

女「話しかけても反応しないみたい。攻撃すると反撃してくるけどね」

男「…………」

女「元記事はこちらhttp://ja.scp-wiki.net/scp-3008

女「中には迷い込んだ人達がけっこういて、集団行動しながら、店員たちとの攻防を繰り広げているみたい」

男「対策できるだけ、まだマシなのか…?」

女「まあ、上には上があるからね」

女「これが良いとは思わないけど」

男「確かにな」

こんなの見たらIKEA行けなくなっちゃいますね
個人的にはIKEAから苦情が出なかったのか気になります

女「つづいてはSCP-1331『口用せっけん』です!」

女「SCP-1331の見た目は、普通の黄色い石鹸です」

男「『見た目は普通』…って言葉は不安になる」

女「だいじょぶだいじょぶ。これは、そこまで凶悪じゃないから」


女「SCP-1331を口に接触させた人は、罵声が『ピー』という音で消されたり、修正されたりするようになるよ」

女「持続時間は10秒の接触で1時間くらい」

男「罵声をかき消す…か。積極的に使ってもいいんじゃないか?」

女「害はなさそうだよね」

女「ただ、3時間程度続けて使った人の発する言葉が、永続的にすべて修正されるようになってしまった…っていう記録もあるよ」

男「……簡単に使えないからこそのSCPか」

女「人間の手に負えないものばかりなのです」


女「元記事はこちらhttp://ja.scp-wiki.net/scp-1331

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