以前書いたものの修正版です。別エンディングとしてみてくださると幸いです
「穂乃果「神さま・・・」 μ's「もう1度だけ」 - SSまとめ速報
(https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1560559774/)」修正前
クロス作品であり、オリジナル設定です。キャラ崩壊あります。ご了承を
~音ノ木坂学園・屋上~
海未「ワンツー・ワンツー」パチパチ
私の名前は園田海未、この音ノ木坂学園に通う高校2年生
私たちは【μ'sというスクールアイドル】を結成し今年の【ラブライブ】で見事優勝を果たした
今私たち【8人は】大晦日のカウントダウン・ラスト・ライブに向けて練習の真っ最中
海未「花陽ステップが遅れていますよ」
花陽「す、すみません」ヨロヨロ
海未「凛は速すぎます。もう少し周りに合わせて」
凛「りょ、了解だにゃ」
海未「【穂乃果】バてるのはまだ早いですよ・・・あ」
一同「」ピタッ
一同「・・・」
海未「あ・・その今のは」
ことり「・・・海未ちゃん」ユラァ
海未「」ビクッ
ことり「【穂乃果】ちゃんの話はしないでって言ったよね?」
海未「い、今のは決してワザとでは」
ことり「海未ちゃん?」ギロ
海未「う・・すみません」
ことり「・・・はぁ・・・ことり気分が悪いからもう帰るね」スタスタ
絵里「ま、待ちなさいことり!」
バタン
海未「・・・」
真姫「・・・今日は練習しない方がいいみたいね。私も帰るわ」スタスタ
絵里「真姫!」
バタン
海未「っ」
絵里「貴方たち待ちな」
希「あかんよ、えりち」ガシッ
絵里「希!」
希「今はそっとしとかんと」
絵里「でも」
希「えりちも休んだ方がええで」
絵里「私は別に・・・」
希「目の下【クマがひどいよ】最近眠れてないんやろ?」
絵里「!?」
希「無理は体によくないし、えりちまでいなくなったらウチ」
絵里「希・・・そうね、ごめんなさい」
希「ということで今日は練習はお休みや、みんな帰るよ」
凛「う、うん」
花陽「じゃ、じゃあお疲れ様でした」
バタン
にこ「・・・全く」スタスタ
にこ「海未」ピタッ
海未「」ビクッ
にこ「【アンタは悪くない、アンタは精一杯やったんだ】」
にこ「【自分を責めちゃダメだからね】じゃあ、お疲れ様」スタスタ
バタン
海未「・・・うぅぅ・・あ・・あぁ」ポロポロ
にこ「・・・ダメね私、もっとまともな言葉かければよかった」スタスタ
1か月前・・それは、突然起きた・・・いつもの通学路、わたしと穂乃果・ことりの3人でいつもの帰り道
いつもと違ったのは、突然穂乃果が倒れた事だった
何が起こったのか分からなかった・・・ことりの悲鳴と共に我に返り穂乃果に駆け寄った
みるみる青白くなる肌、穂乃果の命が消えゆく寸前、私は、私たちは、懸命に心臓マッサージを行い、人口呼吸もした・・・何回も何回も何回も
でも・・・ダメだった・・・穂乃果は・・・
救急車が到着したとき、もう穂乃果は手遅れだった・・・
病院に穂乃果の父上・母上・妹の雪穂が来た・・・
霊安室・・・そこに通された時の行き場のない悲しみは今でも覚えている
穂乃果を呼ぶ声が悲しみの声が耳から離れない
そして出てきた3人は私たちにお礼を言ってくれた、【ありがとう】と
私の心に何か言いようのない痛みが走った
お葬式には μ'sのみんなも来てくれた、言葉にできない悲しみが辺りを包んだ
穂乃果は【私たちの太陽だった】
穂乃果は【私たちの全てだった】
穂乃果がいたから私たちは頑張れた
でも今の私たちには・・・何もない
海未「・・・」テクテク
海未「(やはり私には無理なのでしょうか、穂乃果の代わり何て)」
海未「穂乃果、私はどうすればいいんですか・・・」
~園田邸~
海未「だだいま、帰りました」
海未母「あら、お帰りなさい。今日は随分と早いのですね」
海未「すみません、体調がすぐれないので今日は早退しました」
海未母「まぁそれは大丈夫ですか?」
海未「部屋で休んでいますね」スタスタ
海未母「お医者様に診て貰いましょうか?」
海未「大丈夫です」ピシャ
海未「・・・はぁ」
ボスン
私は家に帰るなりベットに倒れこみ眠りについた
~???~
海未「う・・ん?」
海未「ここは一体?」
???「やぁ!待ってたよ」
海未「!誰です」
???「うぷぷ、そんなに警戒しなくても大丈夫だよ」
海未「っ!貴方は一体」
???「ボク?ボクはね」
モノクマ「モノクマさ!」デーン
海未「モノクマ?貴方の名前・・・ですか?」
モノクマ「そうさ!まぁ【君たちの世界では神様って呼ばれてるね】」
海未「神様・・・ですか」ジトー
モノクマ「ん~信じないの?あ、まさか神様が皆神々しい存在と思った?」
海未「い、いえ」ギクッ
モノクマ「やだな~それは偏見だよ。大概の神様はこんなものさ」
海未「そ、そうなのですか」※偏見です
モノクマ「コホン、それじゃあ早速【本題に入ろうかな】」
海未「本題?」
モノクマ「うぷぷ、【君は、君たちは最近大切な人を失ったよね】」
海未「!?」
海未「な、何故それを」
モノクマ「知ってるともボクはモノクマ、神様だよ」
海未「・・・」
モノクマ「大丈夫?アイドルがしちゃあ、いけない顔してるよ」
海未「はっ!私たちがアイドルやっていることも知っているのですか?」
モノクマ「当然だよ」エッヘン
海未「・・・分かりました。取り敢えず貴方?が只ものでないことだけは確かです」
モノクマ「ありがとう。うぷぷ」
海未「ではその本題とやらを聞きましょう」
モノクマ「うんうんそれはね」
モノクマ「【もう1度、穂乃果ちゃんに会わせてあげるっていったらどうする?】」
海未「え・・・」
モノクマ「うんうんまぁそんなリアクションだよね、予想通り」
モノクマ「じゃあもう1度いうね」
モノクマ「【もう1度だけ穂乃果ちゃんに会わせてあげるよ!】」
海未「ふ」
モノクマ「ふ?」
海未「ふざけないで下さい!!」
モノクマ「ん~どうして?」
海未「当たり前じゃないですか!穂乃果は・・・穂乃果はもう」
モノクマ「この世にはいないって言うんでしょ?」
海未「っ!」
モノクマ「だからもう会えないって?うぷぷ」
モノクマ「ぶひゃひゃひゃ」
海未「な、何が可笑しいのですか!?」
モノクマ「嫌ごめんごめん」
モノクマ「でもね海未ちゃん、【ボクならできるんだよ、だってボクは神様だからね】」
海未「下らない、私は行きます」クルッ
モノクマ「どこに?」
海未「どうせこれは私の夢なんでしょう?これ以上付き合いきれません」
モノクマ「ふ~ん良く分かったね、そうだよ【これは君の夢さ】」
海未「なら」
モノクマ「だから【ボク(神)が干渉できるんだよ】」
海未「え?」
モノクマ「普段ボクたちは人間界には観賞しかできない」
モノクマ「こうしてボクが干渉できたのは【君がそれを強く望んだからなんだ】」
海未「・・・」
モノクマ「会いたいんでしょ?穂乃果ちゃんに」
海未「っ!」
モノクマ「それに君のは【もっと特別な感情だ】単に親友に会いたいってだけじゃあボクは出てこれない」
海未「・・・」
モノクマ「素直になりなよ」
海未「・・・どうすれば」
モノクマ「ん?」
海未「【どうすれば穂乃果に会えるんですか?】」
モノクマ「うぷぷ、やっとその気になったね」
モノクマ「その方法はね」
海未「」ゴクリ
モノクマ「【君以外のμ'sのメンバー全員の命さ】」
海未「・・・は?」
海未「い、今なんと」ワナワナ
モノクマ「ん?聞こえなかったのかな?もしかして難聴?」
モノクマ「【君以外のμ'sのメンバー全員の命】って言ったんだよ」
海未「ば」
モノクマ「ば?」
海未「馬鹿も休み休みにして下さい!!そんな事できるわないじゃないですか!!」
モノクマ「ふ~んそうか・・・残念だな」
海未「当たり前です!命をなんだと」
モノクマ「その通りだよ」
海未「え?」
モノクマ「君は【命が何のリスクも無しに甦るとでも思ってるの?】」
海未「!!」
モノクマ「もしかして神様ならリスクなしとも思った?それこそマンガやテレビの見過ぎだよ」
海未「でも」
モノクマ「海未ちゃんさぁこれでもかなり譲歩してるんだよ?」
海未「はぁ?」
モノクマ「だってそうじゃないか、【命は1人につき1個それも失えば二度と元には戻らない】」
モノクマ「これはこの世界の摂理、変えようのない真実、だからこそ【命は大切に】って教えて貰ったろ?」
海未「・・・」
モノクマ「その摂理に逆らって特例中の特例なのだからその位はしてもらわないと」
海未「そんな・・・私は・・・私は」
モノクマ「どうする?」
穂乃果・・・私はどうすればいいですか?・・・
海未「うぅぅ・・・うぐ・・・う」
モノクマ「・・・はぁ・・・やっぱりダメか、気まぐれで声をかけてみたけど」
モノクマ「想像以上に【絶望に飲まれている】」
モノクマ「期待外れか、じゃあボクはもう行くね」クルッ
海未「ま、待って・・・」
その時だった
フワッ
海未「穂乃果・・・?」
私の中で今までの思い出が蘇った
絵里『海未、ハラショー』
希『ワシワシや』
にこ『にっこにこにー』
凛『いっくにゃー!!』
花陽『ダレカタスケテー』
真姫『イミワカンナイ』
ことり『海未ちゃん♪』
穂乃果『海未ちゃん!』ニコッ
海未「あ・・・あぁ・・・穂乃果・・・みんな」ポロポロ
私はどうかしていた
答えなんて最初から分かり切っていたのに
海未「待ってください!」
モノクマ「ん?どうかし・・・おや?」
モノクマ「(さっきと雰囲気が違うな)答えは出たかな?」
海未「・・・私は・・・私たちは」
モノクマ「うん」
海未「・・・お断りします」
モノクマ「うん!」
モノクマ「・・・うん?」
海未「穂乃果は、私たちの太陽でした」
モノクマ「ふむふむ」
海未「私たちは穂乃果が大好きでした」
モノクマ「だったら」
海未「さっき【穂乃果の匂いがしました】」
モノクマ「!!」
海未「幼馴染です。間違えるはずありません。暖かいとても暖かい気持ちになる大好きな匂いです」
モノクマ「・・・」
海未「私は、穂乃果が諭してくれた気がしました」
海未「代償を払い穂乃果に会えても穂乃果は笑ってくれるでしょうか?」
海未「あの太陽のように明るく眩しい笑顔を私に見せてくれるでしょうか?」
海未「きっと悲しみに満ちるでしょう」
海未「自分のせいだと自らを責めるでしょう、今の私のように!」ジワァ
海未「そんな穂乃果の顔を私は私たちは見たくない!!」ポロポロ
海未&μ's「【これが私たちの答えです】」
モノクマ「・・・」
モノクマ「・・・来て正解だったな」
海未「え?」
モノクマ「人間はやっぱり素敵だ、素晴らしい。それが【君たちの希望なんだね】」
海未「モノクマ?」
モノクマ「うん?こっちの話、そうか、それが君たちの答えなんだね?」
海未「はい!」
モノクマ「そうか・・・じゃあ」
モノクマ「【もう1度穂乃果ちゃんに会わせてあげるよ】」
海未「え?」
モノクマ「今回だけ特別だからね」
海未「ちょ、ちょっと待ってください!」
モノクマ「ん?」
海未「さっきの命云々は一体何だったんですか!!」
モノクマ「あ~あれね、ちょっとした茶目っ気だよ♪」
海未「ふざけ」
モノクマ「君たちの力になりたいと思ったんだよ」
海未「!?」
モノクマ「ま、今回だけだけどね」
海未「モノクマ」
モノクマ「さぁさぁ、もう時間だよ」
海未「え?」
モノクマ「もう明け方だからね。起きないと」
海未「何を言っ・・・」
そう言い終わる前に私に意識は再び途切れた
モノクマ「流石に【君の親友だけはあるね】いい勘してるよ」
穂乃果「・・・」ニコッ
モノクマ「さてボクも行くとするよ」
穂乃果「・・・」オロオロ
モノクマ「ん~正直かなり難しいかな、相手は【摂理】だからね」
モノクマ「待っててね。必ず約束は果たすから」
穂乃果「♪」コクン
海未さん・・・海未さん・・・
母にの呼び声で私は目を覚ました
どうやら昨日帰宅してからずっと眠ってしまったらしい
母は私を心配そうに見ていた
何事もなく起き上がり朝食・シャワーを浴び、身支度をして学校へ向かった
不思議な夢を見た・・・
白と黒のあまり可愛げのないぬいぐるみのような神様
その神様から告げられた残酷な提案
でも穂乃果が、μ'sのみんなが助けてくれたように思う
なんだかとても心が軽くなった気がする、心が救われた気がする
~音ノ木坂学園・2年生学舎~
海未「おはようございます」
ことり「海未ちゃん」ダキッ
海未ちゃん「ど、どうしましたかことり!?///」
ことり「うん、昨日はごめんね。ことり海未ちゃんに酷いこと言って」
海未「ことり」
ことり「ごめんね・・・ごめんね」
海未「私こそ、それにもう気にしていませんよ」
ことり「ホント?」
海未「はい、今日も練習頑張りましょう!」
ことり「うん♪」
少しだけ前に進んだ気がした・・・
~数か月後・大晦日・北海道・函館~
聖良「理亜、急がねば間に合わなくなってしまいますよ」
理亜「待って姉様もう少し」
聖良「フフフ、【久しぶりに会うのですから気合が入っているわね】」
理亜「そ、そんなんじゃない///」
聖良「はいはい」
理亜「う~///」
~静岡県・沼津~
ダイヤ「ルビィ急ぎなさい置いていきますわよ」
ルビィ「ピギィ、待ってよお姉ちゃぁ」トテテ
果南「まぁまぁ、まだ時間はあるでしょ?」
千歌「そうだよ、万が一遅刻しそうなら鞠莉ちゃんのヘリで」
鞠莉「ちかっち、私タクシーじゃないのよ」
花丸「う~緊張してきたずら」
善子「ふ、情けないわねずら丸」ガクガクガク
梨子「よっちゃんさっきから足がガクガク震えてるよ」
曜「【東京へ向けて全速前進ヨーソロー】」
~東京・秋葉原・UTX学園~
英怜奈「さて、そろそろ行こうか」
あんじゅ「え~まだ早くない」
英怜奈「何を言っている15分前集合が基本だぞ」
あんじゅ「真面目ね」
ツバサ「・・・」
英怜奈「ツバサ」
ツバサ「何?」
英怜奈「【気持ちは分かるがステージまで持ち込むなよ】」
ツバサ「・・・分かってる」
ツバサ「行こう」
~18:00、ラブライブ特設ステージ~
観客:ワーー――――――――
今年の大晦日のライブの盛り上がりは異常だ
それもそのはず今年は【伝説となる】
~ステージ裏~
英怜奈「最初は我々からだな」
あんじゅ「OP何てスタッフも粋なことするわね」
ツバサ「・・・」
英怜奈「おい」
ツバサ「分かってるって、私たちは」
ツバサ&英怜奈&あんじゅ「A-RISE」
ツバサ「行くわよ!」
英怜奈「ああ!」
あんじゅ「フフフ」
ワーー――――――
今伝説が始まった。OPを飾るのは「A-RISE」彼女たちしかいない
~Saint Snow控室~
聖良「始まりましたね」
理亜「・・・」
聖良「理亜、緊張してる?」
理亜「大丈夫、感情コントロールは完璧、自分でも怖いくらい冷静」
聖良「そう」
理亜「それに」
聖良「?」
理亜「姉様とやれる最後のライブだから精一杯楽しみたい」
聖良「理亜」
理亜「行こう」
聖良「はい」
2番手は北海道の勇、「Saint Snow」
~Aqours控室~
ダイヤ「始まりましたわね」
果南「ん~いい感じじゃん」
ルビィ「うゆぅぅぅぅう」
花丸「ルビィちゃん大丈夫?」
善子「・・・」
梨子「よっちゃん緊張してる?」
善子「ヨハネよ!まぁ少しは」
曜「千歌ちゃん?」
鞠莉「流石に緊張マスか?」
千歌「みんな!」
Aqours「!?」
千歌「今日は凄いね!」
梨子「え、急にどうしたの?」
曜「梨子ちゃん、シッ」
千歌「こんなに凄いライブに出れるなんてとても光栄だと思う」
千歌「これもみんなのおかげだよ、ありがとう!」
曜「千歌ちゃん」
千歌「今日という日を楽しもう!」バッ
千歌「1!」
曜「2!」
梨子「3!」
花丸「4!」
ルビィ「5!」
善子「6!」
ダイヤ「7!」
果南「8!」
鞠莉「9!」
千歌「Aqours!」
Aqours「サ―――ンシャイ――――ン!!!」
3番手は静岡の超新星 「Aqours」
そして・・・
~μ's 控室~
希「そろそろウチらの番やね」
絵里「そうね、円陣を組みましょう」
凛「う~緊張してきたにゃー」
花陽「う、うん」
真姫「大丈夫よ、リラックスよ」
ことり「海未ちゃん」
にこ「ふぅ、お願い」
海未「・・・私は数か月前ある夢を見ました」
絵里「?海未なんの」
希「えりち、しっかり聞こう、リーダーの言葉なんよ」
にこ「続けて」
海未「その時私は神様を名乗る謎のぬいぐるみのようなものに会いました」
凛「・・・」
海未「その神様は私に言いました、【穂乃果に会いたいか?】と」
一同「!?」
真姫「何それ?冗談にしてもたちが悪いわよ」ギロ
海未「・・・」
真姫「海未!」
希「真姫ちゃん!」
真姫「」ビクッ
希「ちゃんと聞こう?」
真姫「・・・面倒な人」
海未「穂乃果に会う条件は【私たちの命】でした」
花陽「ヒッ」
凛「もしかして」
海未「私はその条件を拒否しました」
絵里「・・・」
海未「そんなことをしても穂乃果は、私たちは嬉しくない、そう思いました」
にこ「海未」
ことり「海未ちゃん」
海未「そう決心した時、なんだか穂乃果が笑ってくれた気がしました」
海未「その時気づいたんです。私は穂乃果の代わりになろうと必死だったことに」
海未「穂乃果が繋いでくれた絆を守ろうと必死だったことに」
絵里「海未」
海未「皆さん今まで済みませんでした」
海未「私は私なりにμ's を支えていきます」
ことり「海未ちゃん」ジワァ
海未「今日のライブ精一杯楽しみましょう!」
希「穂乃果ちゃんのために」バッ
一同「!?」
絵里「希」
希「」ニコッ
絵里「・・・穂乃果のために」バッ
にこ「穂乃果のために」バッ
凛「穂乃果ちゃんのために」バッ
花陽「穂乃果ちゃんのために」バッ
真姫「穂乃果のために」バッ
ことり「穂乃果ちゃんのために」バッ
海未「・・・穂乃果のために」バッ
ガチャ
海未「行きましょう!」
~ライブステージ~
観客:ワーー――――――
会場のボルテージはすでに最高潮、この熱気に応えるはμ's 以外ありえない
~ステージ裏~
海未「?ツバサさん?」
ツバサ「あのさ、えっと、その」
海未「・・・」
ツバサ「頑張って」スッ
海未「はい」ガシッ
海未「行って参ります」スタスタ
ツバサ「・・・」
英怜奈「顔つきがまるで違うな」
あんじゅ「そうね【リーダーの風格ともいうべきかしら】」
英怜奈「心配は無用のようだな」
ツバサ「うん」
~ライブステージ~
ドーン
観客:ワーー――――――!!
~観客席~
観客「え!!??」
亜里紗「雪穂・・・あれ」
雪穂「あ・・・ああ」
~ライブステージ裏~
ザワザワザワ
あんじゅ「・・・」
英怜奈「」絶句
ツバサ「は・・・はは、何あれ?」
あんじゅ「」ギュム
ツバサ「痛っ!」
英怜奈「」ギュム
ツバサ「さらに、痛っ!ちょっとなにすんのよ」
あんじゅ「・・・夢じゃないみたいね」
英怜奈「ああ、幻でもない」
ツバサ「【これは一体なんなの?】」
~ライブステージ~
絵里「(ハラショー)」
希「(スピリチュアルやね)」
にこ「まさか【こことはね】」
真姫「(半信半疑だったけど)」
凛「(奇跡だにゃ)」
花陽「(嘘・・・)」
ことり「海未ちゃん」
海未「(夢だけど、夢じゃなかった。ありがとうございます神・・いえモノクマ、そして)」
海未「遅いですよ、【穂乃果】」ニコッ
穂乃果「みんなー今日は私たちのライブに来てくれてありがと――――!!」
雪穂「お姉ちゃ―――――ん!!」
ドワーー――――――――――!!!
うぷぷ・・・約束は守ったよ
~Saint Snow~
理亞「」ギュ
聖良「奇跡ですね」ギュ
~Aqoursサイド~
ダイヤ「」唖然
果南「・・・これって」
鞠莉「ドッキリ・・・なわけないわね」
ルビィ「花丸ちゃん」ギュ
花丸「大丈夫ずら、丸もしっかりと見えてるずら」ギュ
善子「」ジッ
千歌「う・・・うぅ・・・」ポロポロ
曜「千歌ちゃん、どうしたの?」
梨子「何処か痛い?」
千歌「ううん・・・違うの」ゴシゴシ
千歌「また【9人のμ's が見れて・・・本当にうれしい】」
曜「千歌ちゃん」ギュ
※ライブシーンは割愛します。各々お気に入りの曲で楽しんでください
穂乃果「みんなありがと――――――!!」
ワーー――――――――
私たちは何とかライブを成功させたそして控室に着くなり
凛「穂乃果ちゃ―――ん」ギュ
穂乃果「おっとと凜ちゃん」ギュ
凛「どうして?なんで?もう凜訳分かんないよ」
絵里「そうよ、これは一体」
穂乃果「・・・海未ちゃんが話した通りだよ」
花陽「え?」
穂乃果「神様が少しだけ穂乃果に時間をくれたんだ。ホンの少しだけね」
真姫「少しってどのくらいなの?」
穂乃果「・・・」
希「まさか」
にこ「もうすぐなの?」
穂乃果「うん」
凛「嫌だ」ギュ
ことり「凛ちゃん」
凛「やっと会えたのにお別れ何ていやにゃ」
穂乃果「凜ちゃん・・・顔を上げて」
凛「うぅぅ・・・」
穂乃果「凜ちゃん、凜ちゃんの元気いっぱいの笑顔、穂乃果大好きだよ」
凛「うぅぅ・・・」
穂乃果「凜ちゃんは元気いっぱいで可愛い女の子だよ」
穂乃果「凛ちゃんの元気が私たちの元気だよ!」
穂乃果「これからも素敵な凜ちゃんでいてね」
凛「ほ゛の゛か゛ぢぁぁあん」ボロボロ
穂乃果「花陽ちゃん」
花陽「は、はい」
穂乃果「アイドルが好きで誰よりも努力家の花陽ちゃん」
穂乃果「最初は恥ずかしくて入部できなかったよね」
花陽「あぅぅ///」
穂乃果「でも入部してくれた時本当にうれしかったよ」
穂乃果「一緒にご飯食べたり、ダイエットしたり本当に楽しかったね」
花陽「穂乃果ちゃん」
穂乃果「後のこと頼んだよ」
花陽「は゛い゛」ボロボロ
穂乃果「真姫ちゃん」
真姫「ん」
穂乃果「真姫ちゃんのピアノ穂乃果大好き」
真姫「知ってるわよ」
真姫「ねぇ穂乃果」
穂乃果「ん?」
真姫「ありがとう、私をμ's に入れてくれて、ずっと伝えたかったの」
真姫「私が変われたのは穂乃果のおかげ、本当にありがとう」
穂乃果「ううんこっちこそだよ。真姫ちゃんのおかげでμ's の曲はとても魅力的になったんだよ」
穂乃果「これからも、ピアノ続けてね」ギュ
真姫「で、でも私は医者に」
穂乃果「真姫ちゃんならできるよ!」
真姫「ヴェェ、そんな無茶な」
穂乃果「大丈夫!」ギュ
真姫「・・・考えとくわ」
穂乃果「絵里ちゃん」
絵里「穂乃果」
穂乃果「握手しよう」スッ
絵里「ええ」ガシッ
穂乃果「絵里ちゃんのおかげで、私たち(μ's) は本物の覚悟をもって、スクールアイドルに取り組めたよ」
絵里「・・・」
穂乃果「優しくて厳しくて、ちょっと、おっちょこちょいで、でも、みんなのことを第一に考えてくれてありがとう」
絵里「うん」
穂乃果「絵里ちゃん、最後にアレ言ってもらえるかな」
絵里「・・・穂乃果ハラショーよ」ニコッ
穂乃果「希ちゃん」
希「うん」
穂乃果「私たちがまだ3人の時からずっと気にかけてもらってたね」
希「そんなこともあったね」
穂乃果「あれから人数も増えてアイドルとして活動できるようになって、でも陰でずっと協力してくれてたよね」
希「ふふ、何のことやろうね」
穂乃果「希ちゃん」ギュ
希「」ギュ
穂乃果「ありがとう、ずっと支えてくれて、μ's の名前を付けてくれて」
希「ウチもや、ウチを誘ってくれて、友達になってくれてありがとうな」
穂乃果「にこちゃん」
にこ「穂乃果」
穂乃果「にこちゃんのアイドルへ対する真摯な姿勢、本当に尊敬してる。ありがとう」
にこ「私の方こそ、ぼっちだった私を本物のアイドルにしてくれた、感謝してもしきれないわ」
穂乃果「にこちゃん」
にこ「あっちでも頑張んなさい」
穂乃果「うん」
穂乃果&にこ「にっこにこにー♪」
穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん」
海未「穂乃果」ギュ
ことり「穂乃果ちゃん」ギュ
穂乃果「今まで穂乃果を支えてくれてありがとう、今まで穂乃果の親友でいてくれてありがとう」ポロポロ
ことり「これからも、ずっとずっと親友だよ」
穂乃果「うん」
海未「・・・」
穂乃果「海未ちゃん?」
【心から君に伝えたい】そう思った
海未「穂乃果・・・【愛しています。心から貴方を愛しています】」
穂乃果「・・・」
海未「すっと伝えたかった私の本当の気持ちです」
穂乃果「うん知ってたよ海未ちゃんの気持ち、やっと届いた」
海未「穂乃果」
穂乃果「私も海未ちゃんのこと愛してるよ」ニコッ
チュ
やっと届いたお互いの気持ち、それに答えるように二人は唇を重ねた
しかし・・・
穂乃果「・・・そろそろ時間かな」
海未「穂乃果!」
ことり「穂乃果ちゃん」
穂乃果「みんな・・・【ファイトだよ!】」
穂乃果「これから沢山苦しいこと悲しいことあると思うけど【ファイトだよ!】」
穂乃果「じゃあ・・・バイバイ」
そういうと穂乃果の体は次第に薄くなりやがて消えていった
後には・・・静寂だけが残った
もう、穂乃果に会えない・・・そう確信した
海未「う・・・うぅぅ・・・グス」
海未「うああああーー――穂乃果ぁ!!穂乃果ぁ!!」
ことり「穂乃果ちゃん・・・うぅぅ・・あああ・・うわぁぁああん!!」
真姫「ひぐぅ・・・うぐ・・ふぁぁ・・穂乃・・・果・・・」
凛「う゛・・・う゛うう・・ほ゛の゛か゛・・・ち゛ゃ・・・ああ・・・」
花陽「くぶぅ・・・ひぐ・・・穂・・・乃・・・ちゃ・・・」
絵里「穂乃果ぁ・・・穂乃果ぁ・・・」
希「グス・・・穂乃果・・・ちゃん・・・う・・・あぁぁ・・・」
にこ「うぅぅ・・・穂乃果ぁ・・・あ・・・あああ・・・うわぁぁぁん」
私たちは泣いた・・・涙が枯れるまで・・・声が枯れるまで
穂乃果のことが愛おしいくて仕方なかった
穂乃果への想いが溢れて仕方なかった
ありがとう穂乃果、私と出会ってくれて
ありがとう穂乃果、私と友達になってくれて
ありがとう穂乃果、私の想いに応えてくれて
【愛しています】
【心から君を愛している】
そして私たちは・・・
大人になった
※ここから分岐します
~10年後・某所~
???「」カタカタカタ
ガチャ
???「お姉ちゃんこれ例の資料だよ」
絵里「ありがとう亜里沙そこに置いておいて」
亜里沙「うん」ドサッ
亜里沙「お姉ちゃんそろそろ休憩したら?」
絵里「ん?あらもうこんな時間ね」
亜里沙「コーヒー淹れてくるね」
絵里「ええお願い」
絵里「んー」セノビ
絵里「【ファイトだよ】」ボソッ
フワッ
絢瀬絵里・・・高校卒業後、法律の勉強のため大学へ進学、難関である司法試験を 現役で合格する。まさにKKEである。卒業後、「絢瀬弁護士事務所」を妹の亜里紗と共に立ち上げる
~銀座~
???「ふむふむ」
男「あ、あのどうでしょうか?」ソワソワ
???「あんまりよくはないかな・・・でも大丈夫」
男「ほ、本当ですか!?」
???「【占はあくまで道しるべだからこれをきっかけにすればいいんよ】」
男「は、はいやってみますありがとうございました。希さん!」
希「【ファイトだよ!】」
フワッ
東條 希・・・高校卒業後、音信不通だった彼女だが銀座に「μ'sの母」という名の占いの店を経営している。結構当たるらしく多くの著名人を顧客に持つ
~某テレビ局~
監督「はいカット!」
スタッフ「お疲れ様でした!」
???「お疲れ様です」
監督「にこちゃん今回のは特に良かったよ」
にこ「ありがとうございます」ニコッ
監督「大ヒット間違いなしだよ」
にこ「はい!」
監督「んじゃあお疲れ!」スタスタ
にこ「お疲れ様でした」
にこ「・・・【ファイトだよ】」
フワッ
矢澤にこ・・・高校卒業後、芸能事務所へ所属するが中々機会に恵まれず苦悩する。 そんな時A-RISEの面々と再会、意気投合し新ユニットを組む、これが爆発的ヒットし一躍有名になる。ユニット解散後はバラエティー番組の司会やドラマなどマルチな活躍をしている
~某病院~
~♪~♪~
看護師「西木野先生!」ガチャ
真姫「どうしたの?」
看護師「急患です」
真姫「すぐ行きます」
真姫「・・・【ファイトだよ】」バサッ
フワッ
西木野真姫・・・高校卒業後、医大へ進学、卒業後医師となる。本人は趣味と言っているピアノはプロも舌を巻く実力である
~体育大学~
???「さぁラストラスト」
生徒「はい!」ダダダダ
生徒「星空先生」
凜「ん?」
生徒「これ先日の集計結果です」
凜「ありがとう」ニコッ
生徒「///失礼します」タタタタ
凜「?」
凜「さぁさぁもうすぐゴールだよ!【ファイトだよ!】」
フワッ
星空 凜・・・高校卒業後は陸上関係者の目に留まり推薦で体育大学へ進学、数々のレコード塗りかえ「神童」と謳われた。彼女のイメージカラーのイエローは健在でルーティンとして常に身に着けている。現在は後任の育成に努めている
~新潟県・某所~
???「ふう・・・終わりました」
農夫「た、大変だ花陽ちゃん!」
花陽「?どうしました?」
農夫「また、田んぼが荒らされて・・・」
花陽「な!?それは大変です!すぐ行きます」
花陽「【ファイトだよ!】」ダダダダ
フワッ
小泉花陽・・・3代目μ'sリーダー、μ's伝説の3人目、園田卒業後のプレッシャーの中、一時心が不安定になるが仲間の支えを力に立ち上がりμ'sを前代未聞の3連覇を成し遂げる。優勝を聞いた時の彼女はその場で号泣、彼女が背負った重圧を象徴する大変意味深いものとなった。卒業は自身が好物という白米の研究をするため農業系の大学へ進学、彼女書いた論文は米農家の間で知らない者はいない、大学卒業後はOLとして働く傍ら農業にも精を出している
そして・・・
~音ノ木坂学園・屋上~
海未「・・・」
ことり「海未ちゃん♪」
海未「ことり」
海未「ここは相変わらずですね」
ことり「うん、何も変わらないね」
海未&ことり「・・・」
ことり「っとそうだ、おいで」
海未「?」
ガチャ
???「ママー!」ギュ
海未「あらあら、しょうがないですね」ギュ
???「ママいい匂い」
海未「貴方もですよ、太陽のような暖かくてとても落ち着きます」
グゥゥ
???「お腹すいちゃった」
海未「フフ、じゃあ何か買って帰りますか、何がいいですか?」
???「【穂むまん】」
海未「では穂むらに行きましょう。雪穂もいますし」
海未「行きますよ・・・」
海未「ほのか」
ほのか「うん♪」
ことり「いいな~私も行きたい」
海未「まだ仕事が残っているでしょ全く」クスクス
ほのか「ことりちゃんしゃがんで」
ことり「ん?」カガミ
ほのか「【ファイトだよ】」ナデナデ
ことり「えへへ♪ありがとう」
海未「いきますよー」
ほのか「あ、待ってよー」
ガチャ
フワッ
南 ことり・・・美術関係の大学への進学と誰もが思ったが何故か一般大学へ進学、その真意は「教員」である。卒業後、音ノ木坂学園に赴任する。美術部顧問
園田海未・・・μ's2代目リーダー、μ's伝説の2人目、高坂穂乃果亡き後のμ'sをまとめ上げ、ラブライブ2連覇を成し遂げる。そのカリスマ性から音ノ木坂学園スクールアイドルの専門コーチとして依頼されるがこれを辞退、一般大学へ進学する。そこで運命的な出会い(本人談)がありその男性と結婚、子供を1人授かる。その子の名を「穂乃果」と名付ける
~屋上~
穂乃果「・・・」
モノクマ「寂しいかい?」
穂乃果「」フルフル
モノクマ「そうかいそれは何よりだね」
モノクマ「じゃあボクはもう行くね」
モノクマ「後は頼んだよ【神様】」
穂乃果「うん」
穂乃果「モノクマ!」
モノクマ「ん?」
穂乃果「【ファイトだよ!】」ニコッ
モノクマ「うん、わかってるよ」
モノクマ「じゃあね」スー
穂乃果「私のもう行かなきゃ・・・だね」
穂乃果「・・・みんな・・・【ファイトだよ!】」
フワッ
高坂穂乃果・・・弱冠17歳でこの世を去った初代リーダー、μ's・伝説の1人目、いまだに彼女のことは多くの人に認知されている
μ's・・・伝説のスクールアイドルその記録は未だに破られず神格化されている
これを呼んでくれた全ての人へ
もし二度と会えない人と最後にもう1度会えるとしたら
貴方ならどうしますか?
何を伝えますか?
~FIN~
以上となります。このSSは私が投稿した初めてのSSでした。拙い部分も多く伝えたいことも支離滅裂になっているところがありました。
お目汚し失礼しました
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