円堂「う、うるせえ!キャバクラに通うことの何が悪いって言うんだ!」
天馬「監督が使ったお金が、部のお金じゃなかったら俺たちだって何も言いませんでしたよ!」
神童「円堂監督、貴方のやったことは完全な横領だ。サッカー部をより良くするために使われる筈の部費を私的に利用するなんて、指導者としてはあってはならないことだ」
春奈「夏未さんが居ながらキャバ嬢に貢ぐなんて見損ないました…」
円堂「だ、だまれ!俺は悪くない!俺は雷門を日本一に導いたし世界一にも貢献した!ならちょっとぐらい学校の金を使ったっていいだろ!今までの貢献を考えたらこれぐらい…」
天馬「>>2」
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そんなの言い訳になりませんよ!
天馬「そんなの言い訳になりませんよ!」
春奈「この事は夏未さんに報告しておきます」
円堂「そ、それだけは!それだけはやめてくれ!」
神童「…監督。今ならまだ間に合います。罪を認めて、お金を返して下さい…」
天馬「お願いします監督!」
円堂「…お、お金を返したら、夏未への報告も無しにしてくれるか?」
春奈「する訳ないでしょう。女の敵」
円堂「>>4」
ならお前らの口を封じるしかないな
円堂「ならお前らの口を封じるしかないな」
ガシッ!
神童「!?」
天馬「神童さん!」
春奈「監督!?何を…」
円堂「死ね」
ゴキっ!
神童「」
春奈「ヒッ…」
円堂「お前らさえ殺してしまえば、俺の浮気は誰にもバレない!」
天馬「>>6」
監督!目を覚ましてください!
天馬「監督!目を覚ましてください!」
円堂「命乞いか?もう遅いんだよ!」
円堂「死ねええええっ!」
「「!?」」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
天馬の死体「」
春奈の死体「」
神童の死体「」
円堂「ハァ…ハァ……」
円堂「ぜ、善人面して…俺を嵌めようとするからバチが当たったんだよ!ざまあ見やがれ!」
円堂「…>>8」
とりあえず、見つからない内に逃げよう。どっか、遠いところに!
円堂「とりあえず、見つからない内に逃げよう。どっか、遠いところに!」
円堂「そ、そうだ…海外だ!海外に逃げよう!」
タッタッタッ
天馬の死体「」
春奈の死体「」
神童の死体「」
ーー数日後・葬式場ーー
葵「天馬…」グスン
茜「シン様…」ポロポロ
水鳥「ちくしょう…こんなことってあるかよ…」
葵「>>15」
許さない…絶対に、絶対に円堂監督を死刑台に送ってやるんだから!
葵「許さない…絶対に、絶対に円堂監督を死刑台に送ってやるんだから!」
茜「シン様の、仇!」
水鳥「天馬の無念は、あたし達が晴らしてやるぜ!」
鬼道「待て。お前達」
葵「鬼道コーチ!」
鬼道「…子供だけでは危険だ。俺も手伝おう」
葵「あ、ありがとうございます!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
円堂「来たぜ!自由の国!アメリカ!」
円堂「いやーしかし、まさかお義父さんが自家用ジェットまで持ってるなんて思わなかったぜ」
夏未「ふふっ、でもそのおかげで普通に飛行機を取るより早く国外に逃亡出来たのだからお父様には感謝しないとね」
円堂「全くだな!さーてこれから何処いく?」
夏未「そうね。とりあえずは銃を買いましょう。アメリカは銃を持っててもいい国だし」
円堂「そうだな!あー、どうせならあいつらをここまで連れてきてから殺してやればよかった。そしたら俺は無罪だったのによ~」
夏未「>>18」
なるほどではサウスパーク行きましょうか
夏未「なるほどではサウスパーク行きましょうか」
円堂「サウスパーク?なんだそれ?」
夏未「サウスパークというのはアメリカのコメディアニメで…」
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信助「葵ちゃんや鬼道さん達は仇を取るって言ったけど、円堂監督が逃げた場所にアテとかあるのかな?」
狩屋「さあね」
輝「…なんで僕の周りの大人って皆犯罪に走るんだろ……」
信助「げ、元気だしてよ輝!輝は何も悪くないよ!」
輝「だといいんですけど…」
狩屋「…で、俺らはこれからどうする?」
信助「>>20」
ベタだけど海外に逃げてる可能性あるかな?
信助「ベタだけど海外に逃げてる可能性あるかな?」
狩屋「まあ…有り得ない話ではなさそう……って、まさか」
信助「うん!行ってみようよ!海外!」
輝「いいですね!海外!」
狩屋「…中学生だけで海外とか無理じゃね?」
信助「じゃあ大人の人誰か連れて行こう!」
狩屋「円堂監督を探しに行くなんて言ったら反対されると思うけど」
信助「…もう!狩屋は理屈ばっかりなんだから!」
輝「正論しか言わないのはどうかと思います」
狩屋「なんで俺が責められてるの…」
信助「とにかく!僕達が海外に行くのは決定だから狩屋は一緒に円堂監督を探してくれそうな大人の人探しておいてね!」
狩屋(一番面倒な事を押し付けやがった)
狩屋「>>22」
やれやれ、こういうときは八神さんに頼るか
ヒロトさんの代わりに海外を飛び回ってるらしいし
狩屋「やれやれ、こういうときは八神さんに頼るか。ヒロトさんの代わりに海外を飛び回ってるらしいし」
ピロロン…ピロロン…
ピロロン…ピロロン…
玲名『……狩屋か?』
狩屋「あ、八神さん。お久しぶりっす。実は玲名さんに頼みたいことが」
玲名『頼み?なんだ?』
狩屋「明日俺らを海外に連れてってくれません?」
玲名『あ、明日?急だな…』
狩屋「駄目っすか?」
玲名『…とりあえず理由を教えてくれ。何故海外なんだ?』
狩屋「あ、実はっすね、俺ら円堂監督の行方を追うために海外に行きたいって思ってたんですよ。だから…」
玲名『>>24』
…わかった。連れて行こう
玲名『…わかった。連れて行こう』
狩屋「え?いいの?」
玲名『ああ』
狩屋「…ありがとう」
玲名『パスポートの方はちゃんと忘れないように』
狩屋「うーい」
ピッ
ーーーーーーーーーーーーーーーー
円堂「っしゃ!銃ゲット!」
夏未「これで自分の身は自分で守れるわね」
円堂「ああ!たとえどんな敵が来ても、こいつで撃ち殺してやるぜ!」
円堂「>>26」
それじゃあサウスパークで、カートマンと手を組んで準備するか
円堂「それじゃあサウスパークで、カートマンと手を組んで準備するか」
夏未「ええ」
円堂「っとその前に試し撃ち」
パァン!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
信助「わーい!着いた!」ピョンピョン
輝「ここが、海外…」キラキラ
狩屋「ロシアって寒いイメージあったけど、結構暑いね…」
信助「じゃあ早速ロシア観光行ってみよー!」
輝「おー!」
狩屋「…本当はただ遊びたかっただけじゃないの?」
信助「>>28」
そんなことはない、それよりもこっちはプーチンと手を組んで核兵器を落と
信助「そんなことはない、それよりもこっちはプーチンと手を組んで核兵器を落とそう」
狩屋「うえ!?マジで言ってんのか!?」
信助「冗談に決まってるじゃん」
狩屋「んがっ!」ガクッ
信助「そもそも中学生の僕が大統領と手を組むなんて無理に決まってるじゃん。狩屋のおばかさんw」
狩屋「…くそ、冗談を信じちまったぜ////」
信助「まあでも円堂監督を探すって事は本当に忘れてないから、そこは心配しないで」
狩屋「ならいいけどさ」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
実況「ここで試合終了のホイッスル!」
風丸「ふぅ…勝った……」
壁山「風丸さん、今日は負けたッス。でも、次は負けないッスよ!」
風丸「ああ」
壁山「…本当なら、円堂さんも今頃ヨーロッパリーグに復帰して俺達と戦ってたかもしれないんスよね?」
風丸「夜遊びで人生が狂う選手はこれまでたくさん見てきた。あのサッカーバカに限ってそれは心配無いと思っていたが…」
壁山「そういう人に限って、歯止めが効かなくなるものなのかもしれないッスね…」
風丸「…そうかもな」
壁山「>>31」
俺達はあんな風にならないように気をつけましょうッス!
壁山「俺達はあんな風にならないように気をつけましょうッス!」
風丸「勿論だ」
インタビュアー「風丸さん風丸さん」
風丸「おっと、今日は俺のヒーローインタビューか」
インタビュアー「放送席!放送席!今日のヒーローは決勝ゴールの風丸選手です!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
鬼道「心当たりは全て探したが…未だに円堂の行方がわからない…」
葵「何処まで逃げたんでしょうか…」
鬼道「わからん…」
茜「>>33」
もしかしたら国外逃亡…
茜「もしかしたら国外逃亡…」
鬼道「…ここまで探しても見つからないなら、その可能性は高いな」
葵「でも、何処へ逃げたんでしょう?」
鬼道「……心当たりはあるが、果たして当たりかどうか」
水鳥「行ってみようぜ!ここでウジウジしてても何も始まらねえ!」
鬼道「…そうだな。行こう」
葵「はい!」
鬼道「ところでお前たち、パスポートはちゃんと持ってるか?」
茜「大丈夫」
水鳥「>>35」
葵「>>36」
もちろんです
持ってます!
水鳥「もちろんです」
葵「持ってます!」
鬼道「ならば良し。では今から買い物へ向かうぞ。国外に向けて色々準備しなくてはな」
葵「わかりました!」
茜「それで、目的地は何処ですか?」
鬼道「…南の島、ライオコット島だ」
ーー数日後ーー
霧野「で、結局雷門に残った1年は剣城だけか」
剣城「はい」
霧野「つい先日夏休みが終わったばかりだってのにまだ学校来ないとかとんだ不良集団だな…」
剣城「ですね」
霧野「……気持ちはわからなくはないんだけどよ」
剣城「霧野先輩は良かったんですか?その…」
霧野「…まあ、円堂監督は許せないけど、だからと言って復讐したところで、どうなるんだって……それだけの話さ」
剣城「俺も同じです。復讐すれば天馬が帰ってくるなら、ここには居ません」
霧野「>>38」
そうか、よし! この機会に2軍の奴らを徹底的に鍛えるか!
霧野「そうか、よし!この機会に2軍の奴らを徹底的に鍛えるか!」
剣城「そうですね」
霧野(天馬、神童。お前らの分まで、サッカー部は俺が守ってみせるからな)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
霧野「なに!?サッカー部をやめる!?」
吉良「当たり前だろ。なんで犯罪者を出した部に居続けなきゃいけないんだよ」
虻山「皆逃げたんだ。俺も逃げる」
霧野「嘘だろ…ホーリーロードを優勝してから戻ってきたセカンドチームが、また退部するなんて…」
剣城「セカンドチームの退部、3年生は引退、かなり追い込まれましたね…」
霧野「…倉間達は、残ってくれるんだろうか?」
剣城「今は待ちましょう」
ウィーン
三国「よう」
霧野「三国先輩!」
天城「受験勉強の合間に顔出しに来たド」
霧野「天城先輩!」
三国「…聞いたぞ。今の話」
霧野「!」
三国「>>40」
俺達に出来ることがあったら言ってくれ!なんでも協力してやる!
三国「俺達に出来ることがあったら言ってくれ!なんでも協力してやる!」
霧野「は、はい!ありがとうございます!」
天城「とりあえず着替えてグラウンドに行くド!今日は徹底的にしごくから覚悟するド!」
霧野「あはは…お手柔らかに…」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
秋「本当に私の事を優先して良かったの?シーズン中でしょ?」
一之瀬「いいんだよそんなこと。恋人が大事な家族を殺されたんだ。少しでも支えになりたい」
秋「…ありがとう」
一之瀬「さ、会計済ませたら家に帰ろう」
秋「うん。あ…」
葵「秋さん!こんばんは!」
秋「こんばんは」
鬼道「一之瀬、アメリカから帰ってきていたんだな」
一之瀬「まあね。それより鬼道…」
鬼道「なんだ?」
一之瀬「随分色んなものを買ってるみたいだけど、何処か旅行にでも行くの?」
鬼道「>>43」
……まあな
鬼道「……まあな」
一之瀬「ふーん…?」
鬼道「…まだ買わなければならないものがあるんだ。俺達はこれで」
秋「うん」
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円堂「試し撃ちでうっかり夏未を殺してしまってからもう何日だ…?」
円堂「お、お義父さんになんて説明すればいいんだ?」
円堂「こ、殺すつもりはなかった……な、なんて言い訳が通用する訳、ないよな…」ガタガタブルブル
「お困りのようだね」
円堂「だ、誰だ!」
>>45「>>46」
雷門総一郎
君には失望したよ、円堂君
総一郎「君には失望したよ、円堂君」
円堂「お、お義父さん…な、なんで…」
総一郎「夏未の身体には予め体温を感知するための機械をつけていたんだ。そして、その機械によって夏未が死んでしまったことを知った私は、急ぎ渡米したのだ」
総一郎「そしたら、君が夏未を撃ったという情報を得たんだ」
円堂「わ、わざとじゃないんです!ほ、本当に…」
総一郎「ああ。だが、夏未の仇は取らせて貰うぞ」
円堂「>>48」
う、ううるさい!黙れ!
円堂「う、ううるさい!黙れ!」
パァン!
総一郎「…」
円堂「」バタリ
総一郎「……ごふっ!やはり……こう…なっ」
総一郎「」バタリ
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霧野「剣城、今朝のニュース見たか?」
剣城「円堂監督が亡くなったニュースですよね」
霧野「どうやら死体が見つかったのはアメリカのようだ。鬼道監督やマネージャー達はアフリカ行きの便に乗ったそうだが…」
霧野「…当てが外れた上に、既にもう日本を出たなんてちょっとかわいそうだな」
剣城「ですね…」
霧野「>>50」
今日も2人だけで練習か。こんなんで来年のホーリーロードに出られるのかね…
霧野「今日も2人だけで練習か。こんなんで来年のホーリーロードに出られるのかね…」
剣城「でもやるしかありません。サッカー部を存続させる為に」
霧野「…そうだよな!神童達の無念を晴らす為にも、ここで諦める訳にはいかない!よし、着替えて練習だ!」
剣城「はい!」
こうして円堂の横領から始まった恐ろしい事件は幕を閉じた
これから先、霧野達はサッカー部を守れるのか?
それは、別の話……
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