【咲安価】京太郎「清澄の探索者」【ADV】 (1000)

・京太郎SSです。苦手な方はブラウザバック推奨

・安価が中心です。是非ご参加ください

・CP要素は少なくともエンディングまでありません

・TRPG風要素あります

・初スレ立てにつき、至らぬ点もあるかと思いますがよろしくお願いします

立ったら始めます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1598802109

エラー出て立ってるの気が付かなかった!
プロローグから入ります

白熱したインターハイも過ぎ去り、秋の日は釣瓶落とし。
みんな入部した頃のような穏やかな日常に戻り、俺も練習や雑用に勤しんでいる。ただ――


まこ「みんな、明日は朝早いからそろそろ解散じゃ」

優希「やったー!旅行だじぇ!」

和「もう...ゆーき、はしゃぎすぎて夜更ししちゃダメですよ?」

咲「京ちゃん...寝坊したらどうしよう...」

京太郎(...一応行きがけに寄っていくか)

京太郎「ところで部長、なんでこの時期に慰安旅行を?」

久「須賀君ったら、もう部長はまこだって言ってるでしょう?」

久「まあそれはそれとして、インターハイ終わった後の夏はどこへも遊びに行けなかったから」

久「ちょうど秋の連休だし、ここでみんなとパーッとやりたかったのよ」

和「誰かさんが夏休みの宿題を片付けるのに必死でしたからね...」ジー

優希「た、大変だったし仕方なかったじぇ...というかなんでみんな終わってたんだ?」

和「その大変な間にみんなコツコツやってたんです!」

アハハ!! ワ、ワラウナ!

京太郎(そうだな、みんなあの大舞台で活躍したんだ。旅行くらい行ってもいいよな)

京太郎(ただ、それに比べて俺は...俺には行く資格があるんだろうか)

まこ「......ほれ京太郎、なにしみったれた顔しとんじゃ」

まこ「おまえがサポートしてくれたけんベストを尽くせた。みーんな分かっとるわ」ニカッ

京太郎「...ありがとうございます、染谷先輩」

優希「そうだじょ!いっちょまえにメソメソする暇があったら今度の新人戦で活躍してみせろ!」ゲシッ

京太郎「痛っ!やったな、このタコス野郎!」

優希「野郎じゃないじぇー!」ドタドタ

京太郎(まあ...ありがとうよ、優希。お陰で元気出たぜ)

咲「ねえ、京ちゃん」

京太郎「なんだ、咲?」

咲「...旅行、楽しみだね!」

京太郎「...ああ!」

京太郎(清澄麻雀部員として、みんなと過ごす休日。楽しみじゃないわけがない)

京太郎(その筈なのに、なぜだろうか...)


――とんでもない目に遭うような、そんな不吉な予感がしていた。

【1日目:早朝】 清澄 最寄りの駅前

久「みんな、おはよう!」

優希「おはよう...ねむいじぇ......」フワァ

和「昨晩1時まで付き合わされた私の身にもなってくださいね、ゆーき」

まこ「やっぱりはしゃいどったんか、まったく」

和「そういえば咲さんと須賀君がいないようですが」

久「咲のことだし、一泊分荷物が足りないとかで家に戻ってるんじゃない?な〜んて――」prrrr

まこ「――っと、噂をすれば。もしもし、京太郎か?」

京太郎『染谷先輩ですか?!須賀です。咲が準備する「京ちゃーん!着替えが一枚ないよー!」うるせー!電話中だ!』

京太郎『とにかく、色々あって遅れます!たぶんあと20分く「京太郎くーん、車回したぞー」あ、ありがとうございます!』

京太郎『すみません、そういうわけで!それじゃあ!』pi

まこ「...というわけじゃ」

久「...そこのベンチにでも座りましょうか」

全員「...」ストン

和「...あ、私飲み物買ってきます。みなさん何が良いですか?」

久「...麦茶」

まこ「...レーコーアリアリ頼む」

優希「...私は水筒あるからいいじぇ」

全員「.........」

【1日目:夕方】 ある県、小佐目村 バス停前

京太郎「やーっと着いたぜー!」

久「最後に乗ったバス、次の便が6時間後だったわね...」

優希「咲ちゃんがあと5分遅れてたら、こっちに着くのは日が変わってからだったな!」

咲「そ、そんなこと言わないでよ!ねえ、和ちゃん!?」

和「咲さんはもう少し反省したほうがいいと思います」

咲「」ガーン

久「自業自得ね...ま、早く宿に行きましょ?」

まこ「ほれ、いくぞおぬしら...何やっとんじゃ?」

京太郎「いや、このバス停の名前、なんて読むのかな―って」

咲「『小佐目』...『こさめ』?」

和「『おざめ』です」

優希「すごいじょのどちゃん!なんで知ってんだ?」

和「いえ、裏にローマ字で書いてありましたから」

咲優京「」ズガーン

まこ「アホどもめ...」

まこ「しかしなんというか...思ったより、寂しい所じゃ」

久「そうねぇ...旅行サイトだともうちょっと観光地っぽい感じに思えたんだけど」

優希「しょうがない、犬はせいぜい私を退屈させないように!...おい、京太郎?」

京太郎「......ん?ああ、そうだな」

辺りを見渡すと、なるほど確かに...憚らず率直に言えば寂れた村だ。
家も少ないし、なにより活気が全然ない。これだけ小さな村なのに、人口密度低すぎだろ...清澄もここまで田舎じゃない。
山々に取り囲まれた空が今にも雨を降らせようとしているのも、その印象を助長する。
しかしそれ以上に、俺は昨日感じたような不安感を覚えた。
人気のない所にいると自然と不安になるものだが、それとは違った...もっと明確な恐怖、そんな感覚だ。
それを心の内で反芻する度に、今すぐにでも帰りたいような気がして――

京太郎(...やめよう。折角来たんだし、楽しいことを考えなくちゃな)

京太郎「おい咲、優希!誰が先に旅館に着くか勝負だ!」ダッ

優希「おっ、元気になったな京太郎!いくじぇ!」ダッ

咲「あ、ちょっとまってよー!荷物が重いよぉ」ヘナヘナ

和「小学生じゃないんですから...」ヤレヤレ


走り出すと次第に先程のモヤモヤは消えていった。
見えてきた旅館も、心配したほど寂れてはいなかったしな。

【1日目:夜】 旅館・本館 203号室

一言でいうと、旅館の雰囲気は良かった。
出迎えてくれた主人と女将さんの人当たりもよかったし、内装も綺麗で言うことない。
しかし観光地でもないのに、かなり大きい宿だ。増改築を繰り返したようで、この部屋に来るときも一度迷った。
ただ遊戯室もあったし、優希を暇させないのは大丈夫そうで安心したけどな。
そんな俺は今203号室、つまり女子達が泊まっている大部屋にいるのだが...

優希「のどちゃん!その肉は私のだじぇ!取ってくな!」

和「ちょっとゆーき引っ張らないで!鍋がこぼれちゃいますから!」プルン

京太郎(おもちだ...)ボー

咲「ちょっと京ちゃん、大丈夫?」

京太郎(おもち...)チラッ

咲「?」スカッ

京太郎「......フッ」

咲(イラッ)ヒョイッ パク

京太郎「あ、おい咲!俺の刺身食いやがったな!?」

咲「しーらない。残ってたからカンしただけだもん」

京太郎「カンってなんだよカンって!」

久「このやり取りも何度見たかわからないわね」

まこ「まあ、清澄の恒例行事じゃな」ハハハ

夕食。鍋と刺身、あと諸々。まだ残暑が体力を奪っていく時期だが、ここは涼しいので鍋も悪くない。
かなりバスで山道を登ってきたからな...標高が高いお陰だろう。

京太郎「くっそー、俺のマグロが......」

京太郎「...部長」

久「なに?須賀君」モグモグ

京太郎「今回、来れてよかったですね」

久「そうね、こうやって騒いでると...私の3年間も悪くなかったなって思うわ」ゴクゴク

京太郎「...俺もみんなと一緒に来れて嬉しいですよ」

久「...あなた、気にしすぎよ?」プハー

京太郎「え?」

久「昨日まこにあそこまで言わせておいて、まだいじけてるのねぇ...」ハァ

久「大方この中で一人だけ麻雀が弱いこととか、実績がないこととか気にしてるんでしょうけど」

久「そんなの一年生なんだから当たり前よ。今年は他のみんなが異常だっただけ」

久「だから、これから頑張りなさい」

京太郎「...はい!」

久「まあ、オカルトはどうしようもないけどねー」アハハ

和「オカルトなんてありません!」ズイッ

京太郎「うおっ!...ビックリした...」

和「す、すみません...って、そうではなくてですね」

和「麻雀に『オカルト』なんてありませんよ...ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから」

まこ(ジョジョか...)

久「なら和、それなら優希の東場や咲の嶺上開花はどう説明するの?」

久「優希の和了率や打点については『そういう性格だから』で説明がつくけど...」

優希「まあ、実際南入すると集中力が落ちるのは確かだじぇ」

久「でもあの起家率は異常よねぇ」

京太郎「咲の嶺上開花もそうだよな。あれ出現率0.5%くらいだっけ?」

和「0.28%です......た、確かに個人によって確率に偏りがあるのかもしれません」

和「それでも、それは断じてオカルトではありません!」

まこ「人はそれをオカルトと呼ぶんじゃないんかのぉ」

京太郎「...」

京太郎「俺にもなんかあるのかなぁ...」ボソッ

咲「京ちゃんにオカルト?ないない」クスクス

優希「あったとしても『他家の当たり牌を掴まされる』くらいじゃないか?」

京太郎「失礼だなお前ら!」

久「まあまあ...でも、そのうち須賀君が目覚めてもおかしい話じゃないわよ?」

まこ「咲だって生まれた時から嶺上牌が見えたわけじゃないじゃろうしなぁ」ハッハッハ

咲「さぁ...どうだったっけ?」キョトン

京太郎「どうだったっけって、適当な奴だな...」

久「ま、案外麻雀と関係ない所で使えるようになるのかもね」

和「ほらみなさん、早く食べないと鍋が煮詰まっちゃいますよ」プンプン

優希「お母さんは怖いじぇー」

ヤメナサイ! マアマアノドカチャン

京太郎(...オカルト、ねぇ......)

〜〜〜数十分後〜〜〜

まこ「さて...おぬしら、食い終わったことだし麻雀大会するけん、遊戯室に出発じゃ!」

優希「えー、折角休みに来たのに麻雀したくないじぇー」

まこ「一位にはうちの食べ放題券をやる」

優希「絶対優勝するじぇ!」

まこ「そんで、ビリはうちで1週間バイトしてもらう」

久「あら、須賀君お疲れ様」フフッ

京太郎「さっきの話の後でそういうこと言いますか!?」

咲「まあまあ、頑張ろ、京ちゃん?」

和「そうですよ。麻雀は水物ですから、やってみないと分かりません」

京太郎「はは、参ったな」


しかし想像通りというと悲しくなるが、麻雀大会は俺のアルバイトが確定した頃に幕を閉じた。
そしてまた迷いつつ自分の部屋に戻った俺は、「今度からもっと練習しよう」と決意を固めつつ身支度をしたのである。
さて、いざ寝ようと布団に入ったは良いものの...


 ザーー ザ--

京太郎「......」pi

テレビキャスター「――県北部では日没頃から雨が振り始め、その後バケツをひっくり返したような降水が続いています」

テレビキャスター「山間部では大雨による土砂崩れなどに警戒の――」pi

京太郎「......」

 ザーー ザーー ピカッ...ドーン

京太郎「......雨、うるせぇ......」

京太郎「......『こさめ』なのに大雨だな...」

京太郎「......フフッ」

京太郎「.........寝よう...」

【1日目:深夜】 旅館・本館 307号室

京太郎「...Zzz......」

ドドドド....

京太郎「...ぅん...?」

ドドドドドドーンドーンドドドズサァァァァァーーーーーーッゴロドーンドーンゴロゴロゴロゴロ

京太郎「!」

聞いたこともない、しかし例えるならまるで地を裂くような――後々それは比喩でないことは分かるのだが――大きな音に飛び起きた。
間違いなく不味い何かが起こっていることを知らしめるかのように響くそれが落ち着くと、俺は携帯を開く。

京太郎「クソッ、圏外だ。わかりきってたけど...」

その刹那、また大きな音が部屋中に鳴り響いた。音の主が内線電話で良かったと思いながら受話器を荒々しく取る。

京太郎「もしもし!」

電話の主『もしもし、帳場です。清澄さんですね!大丈夫ですか?』

京太郎「女子は分かりませんがこっちは大丈夫です!しかしこの音は...」

電話の主『わかりませんがこの雨だ。土砂崩れが起こったのかも...とりあえず大部屋の方にもお電話します』

電話の主『とにかく、危ないですから夜明けまでは絶対にお部屋でお待ちください!』pi

切れた。夕方出迎えてくれた主人とは思えないくらい荒々しい口調が、非常事態であると再認識させる。しかし今はそれより...

京太郎「これなら繋がるかも」

帳場と重ならないように少し待ってから、とりあえず『内線』、『2』、『0』、『3』の順にボタンを押す。
予想通り発信音が鳴り、数コールも待たず相手の声が聞こえる。

京太郎「もしもし、そっちは大丈夫ですか!?」

和『須賀君ですか?!なんとか大丈夫です。でもみんなパニックになってて...』

和『固まっていたほうが安全かもしれません。こっちに来れませんか?』

京太郎「わかった!すぐ行く!」

「大人しくしていろ」とは言われたが、仕方ない。
手近にあった懐中電灯と携帯をとりあえず持ち、急いで部屋から出た俺は――



目標:女子と合流する



        Prologue ends.

プロローグ終了。地の文やどうでも良い会話が長くなってしまったので少し反省です。

これから安価を取りながら話を進めていきますが、行動では選択安価の他に一部『成功判定』を行います。TRPGで言うところのダイスロールですね。
そのために、いくつかステータスを決めていこうと思います。

<基礎ステータス>は描写の上で参考にするほか、この後決める<スキル>にも関係してきます。
すべて0から9の整数で、高いほどその分野に優れていることを表します。

・【DEC】探偵じみた行為に向いているかどうかです
・【ACT】モノの修理や操縦など、日常生活の行動をする能力を示します
・【REL】コミュニケーション能力、いわゆる世渡り上手さです
・【EDU】知識・教養をどれだけ持っているかです
・【OCC】オカルトの強さです。ここでの『オカルト』は麻雀についてのものだけとは限りません
・【STR】力の強さです。スキルには関係しませんが、筋肉は全てを解決するので何かと便利です

<スキル>は何かを行う時の判定に使われます。1から99の値を取ります。
【STR】以外の<基礎ステータス>に対応した5種類の分野に分かれ、それぞれに3つのスキルが属します。
全てのスキルは10の初期値を持ちますが、決められた条件内で自由に「スキルを振る」ことで補正をかけることができます。

・探索:2つまで選び、【DEC】×10でスキルを振ります
【手先】何かを隠したり、ピッキングしたりするスキル
【身軽】走ったり飛び降りたり、狭い所に入ったりするスキル
【情報収集】資料の山から必要な情報を集めるスキル

・行動:2つまで選び、【ACT】×10でスキルを振ります
【製作・修理】モノを作ったり、あるいは直したりするスキル
【操縦】自動車などの乗り物を操縦するスキル
【ナビ】行ったことのない、あるいは行くのが難しい目的地へ行き着くスキル

・交渉:2つまで選び、【REL】×10でスキルを振ります
【人脈】色々な人に接触できるスキル。正直死にスキル感はある
【説得】相手を説得したり、信用を得るスキル
【心理】相手の考えていることを見抜いたり、嘘を見破ったりするスキル

・知識:2つまで選び、【EDU】×10でスキルを振ります
【語学】各国語や古文書の読解などを行うスキル
【数理】各種理工学の知識のスキル
【社会】地理や歴史、社会の一般常識についての知識のスキル

・オカルト:2つまで選び、【OCC】×10でスキルを振ります
【察知】危険を察知したり、気づきにくい手がかりに気づくことのできるスキル
【霊感】超自然的存在を感じ取り、場合によっては対話することができるスキル
【耐性】超常現象により危害を与えられた際の耐性スキル

TRPGでよくある、いわゆる【目星】は【察知】に含まれます。オカルトなので注意をお願いします。

基本的に、誰にでもできるような事を行う時以外の成功判定は<スキル>とコンマで行います。
その場面で適当だと思われる<スキル>とコンマ判定を行い、『コンマが<スキル>以下』であれば成功です。
判定するほどでもないことは、スキルを持っていれば自動成功にするかもしれません。

例)男の【語学】は初期値10 + 補正値20 = 30
 男「なんだこの本...英語っぽいな、読んでみるか」

 【語学】= 30↓1

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 下1のコンマが22の場合:成功

 男「なるほど、ここの住人の日記か」

 下1のコンマが95の場合:失敗

 男「...さっぱりわからん」

つまり低コンマを狙えば良いわけですね

成功判定に使う<スキル>はコンマ安価時にこちらで指定しますが、もし
「おい、この<スキル>ってこの場面で使えるんじゃないか?」という提案があれば、
「なるほど」と思ったら補正に加えていきます。

以上でステータスの説明を終わります。

今日は遅いのでここで切って、京太郎のステ決定は月曜の夕方くらいに安価出します。
質問や提案修正ウェルカムです。

何かと至らぬ点はあるかと思いますが、手探りながらも完走したいと思いますので
よろしくお願いします。

決めるのは基礎ステータスだけ?スキルポイント割り振りみたいなのもあるのかな

>>17
ありますよー
最初に基礎ステ決定してからスキル振ります

人が集まれば18時くらいから始めたい所存

そろそろ始めたいのですが誰かいますか...?

それではやっていきます

>>16 の通り、まずは京太郎のステータスとスキルを決定していきます。

まず<基礎ステータス>をコンマで決定していきます。内容は >>13
<基礎ステータスは>はあるものを除いて現時点では話の途中で成長させることは考えていません。
あくまでこれはそのキャラの根本的な能力の指標であって、一朝一夕に成長するものではないからです。
ただ基本的には他の咲キャラと一緒に行動していきますので、最悪コンマで事故っても何とかなるとは思います。

次に<スキル>ですが、基礎ステの結果を元に皆さんに相談していただくことになります。
スキルの振り方と内容については >>14

ここまでで質問がなければ基礎ステ安価出します。よろしいですか?

なさそうなので取っていきます
補足ですが、一応京太郎は探索者なので【DEC】は補正ありです。

<基礎ステータス>決定
それぞれコンマ10の位(連取OKです!)

・【DEC】↓1 + 3

・【ACT】↓2

・【REL】↓3

・【EDU】↓4

・【OCC】↓5

・【STR】↓6

京太郎の<基礎ステータス>が決まりました!

【DEC】: 5
【ACT】: 6
【REL】: 7
【EDU】: 7
【OCC】: 3
【STR】: 4

だいたいのキャラは【STR】以外の合計が25くらいになるよう設定してるので、それに比べると結構良い感じですね。
それにしても【STR】4か...お前ほんまに元運動部か

それじゃあ<スキル>決定の方に行こうと思います。詳細は >>14 の通りです
今回の場合、例えば探索スキルであれば、【DEC】が5なので
【手先】・【身軽】・【情報収集】から2つ選んで5×10=50まで自由に振れます。
もちろん一つのスキルに全振りも可です。

とりあえず相談タイムということで、19時くらいに様子見て大丈夫そうなら安価出します。

うーむ、困った...とりあえず出してみようかな?

安価の進みによっては時間置いて取り直しするかもです

まずは探索スキルの取得案(値は後ほど決めます)

・探索:2つまで選び、【DEC】×10でスキルを振ります
【手先】何かを隠したり、ピッキングしたりするスキル
【身軽】走ったり飛び降りたり、狭い所に入ったりするスキル
【情報収集】資料の山から必要な情報を集めるスキル

1. 【手先】と【身軽】
2. 【手先】と【情報収集】
3. 【身軽】と【情報収集】
4. 【手先】のみ
5. 【身軽】のみ
6. 【情報収集】のみ

↓1〜5で多かったやつ

ごめんなさい、安価埋まってましたね。再開します。

2. 【手先】と【情報収集】に決定しました。

次にそれぞれに振る補正値を決めます。
【DEC】×10により、合わせて50まで振れます。

【手先】に振る値を範囲の平均で

↓1〜5(1以上49以下の整数で指定してください)

次からもうちょっと範囲小さくても良いかなと
安価は35

25,27,30,35,30の平均を四捨五入して29

【手先】に29、【情報収集】に21ずつ振りました。


次に行動スキルの取得案(値は後で決めます)

・行動:2つまで選び、【ACT】×10でスキルを振ります
【製作・修理】モノを作ったり、あるいは直したりするスキル
【操縦】自動車などの乗り物を操縦するスキル
【ナビ】行ったことのない、あるいは行くのが難しい目的地へ行き着くスキル

1. 【製作・修理】と【操縦】
2. 【製作・修理】と【ナビ】
3. 【操縦】と【ナビ】
4. 【製作・修理】のみ
5. 【操縦】のみ
6. 【ナビ】のみ

↓1〜5で多かったやつ

よし、範囲狭めよう
↑と↓1,2で

ってああああああ!更新できてなかった
すみません、範囲そのままで安価はずらします

と思いましたが過半数なので2で決定ですね
グダグダですみません...

2. 【製作・修理】と【ナビ】に決定しました。

次にそれぞれに振る補正値を決めます。
【ACT】×10により、合わせて60まで振れます。

【製作・修理】に振る値を範囲の平均で

↓1〜3(1以上49以下の整数で指定してください)

指定範囲を1以上59以下に訂正です
安価はずらし

20,45,40の平均を取って35

【製作・修理】に35、【ナビ】に25ずつ振りました。

まだまだァ!交渉スキルの取得案(値は後で決めます)

・交渉:2つまで選び、【REL】×10でスキルを振ります
【人脈】色々な人に接触できるスキル。正直死にスキル感はある
【説得】相手を説得したり、信用を得るスキル
【心理】相手の考えていることを見抜いたり、嘘を見破ったりするスキル

1. 【人脈】と【説得】
2. 【人脈】と【心理】
3. 【説得】と【心理】
4. 【人脈】のみ
5. 【説得】のみ
6. 【心理】のみ

範囲安価は連取全然OKなので、お気軽にお取りくださーい
↓1〜5で多かったやつ

ぐぬぬ...今日中にせめてスキル決めきりたい...
3

あ、やってしもた
あと5分で決まらなかったら3で行きます

3で決定ですね。

3. 【説得】と【心理】に決定しました。

次にそれぞれに振る補正値を決めます。
【REL】×10により、合わせて70まで振れます。

【製作・修理】に振る値を範囲の平均で

↓1〜3(1以上69以下の整数で指定してください)

上は【製作・修理】→【説得】に訂正
安価下

45,50,40の平均を取って45

【説得】に45、【心理】に25ずつ振りました。

あと二つ!知識スキルの取得案(値は後で決めます)

・知識:2つまで選び、【EDU】×10でスキルを振ります
【語学】各国語や古文書の読解などを行うスキル
【数理】各種理工学の知識のスキル
【社会】地理や歴史、社会の一般常識についての知識のスキル

1. 【語学】と【数理】
2. 【語学】と【社会】
3. 【数理】と【社会】
4. 【語学】のみ
5. 【数理】のみ
6. 【社会】のみ

↓1〜3で多かったやつ

3でいきます

3. 【数理】と【社会】に決定しました。

次にそれぞれに振る補正値を決めます。
【EDU】×10により、合わせて70まで振れます。

【数理】に振る値を範囲の平均で

↓1〜3(1以上69以下の整数で指定してください)

25,45,35の平均を取って35

【数理】に35、【社会】に35ずつ振りました。

最後にオカルトスキルの取得案(値は後で決めます)

・オカルト:2つまで選び、【OCC】×10でスキルを振ります
【察知】危険を察知したり、気づきにくい手がかりに気づくことのできるスキル
【霊感】超自然的存在を感じ取り、場合によっては対話することができるスキル
【耐性】超常現象により危害を与えられた際の耐性スキル

1. 【察知】と【霊感】
2. 【察知】と【耐性】
3. 【霊感】と【耐性】
4. 【察知】のみ
5. 【霊感】のみ
6. 【耐性】のみ

↓1〜3で多かったやつ

1で決まりですね

1. 【察知】と【霊感】に決定しました。

次にそれぞれに振る補正値を決めます。
【OCC】×10により、合わせて30まで振れます。

【察知】に振る値を範囲の平均で

↓1〜3(1以上29以下の整数で指定してください)

15,10,20の平均を取って15

【察知】に15、【霊感】に15ずつ振りました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

京太郎のステータスが決まりました!

須賀京太郎:高校生

【DEC】5:39/10/31
【ACT】6:45/10/35
【REL】7:10/55/35
【EDU】7:10/35/35
【OCC】3:25/25/10
【STR】4

表記はそれぞれ
【基礎ステ】(基礎ステの値):(スキル1)/(スキル2)/(スキル3)
スキルは>>14 の順で、初期値10に補正値を足したものです。

ステ決めが終わったところで今日は切ります
初安価出しでてんやわんやでしたが、もっと上手く出せるよう精進します...
明日から本格始動の予定

皆さん、お付き合いありがとうございました

明日の投下も今日と同じくらいからの予定です


話の雰囲気はかなり面白そうだけど
設定が複雑すぎる…
大元のステすら種類多いなと思ったのにそれをさらに細分化するともう訳がわからない、わからないのに内訳の方は数字のみの表記で何が何だか
英語も苦手だから元のステが何に影響するのかもすぐにわからなくなって最初の解説にまで戻ってしまう…もっと簡略化できないもんか

ただ繰り返すけど話の雰囲気はかなり面白そうなのでそこは期待

…と、そんな個人的なお気持ち

>>1 です。劇中で使うお絵かきに少々手間取っているので、開始遅れます
30分程度目安でお願いします。すみません...

>>95-98 ご意見ありがとうございます!励みになります。

そうですね...確かに安価進行には複雑過ぎたかもしれません。反省です。
ただ昨日長々と決定安価に付き合ってくださった方の事を考えると全捨てというのも勿体無いし
うごご...って感じです

とりあえず簡略化(基礎ステのみ)で進めて、慣れてきたら
スキル導入しようかな?などと考えています。

詳しくは再開の時に決めようかと思います。

だれかいますかー?

先程の話題ですが、スキルは封印しようかと考えています。

安価で捌ききれないのではという意見が多かったので、成功判定は
<スキル>ではなく<基礎ステータス>×係数で進めていきます。
具体的な係数は、5では低すぎるし10では高すぎるかな?ということで
若干キリが悪いですが8にします。

昨日せっかく振ったスキルを使わないのは勿体無いとも思いましたが、
一度固まった判定方法を変えるのは混乱を招くため、もしこの方針で決まった場合お蔵入りになります。すみません

これに伴い、ちょっと不自然かなと思っていた【目星】判定は【探索】で行います。

次に基礎ステの名前ですが、分かりやすく日本語にします。
【DEC】→【探索】
【ACT】→【行動】
【REL】→【交渉】
【EDU】→【知識】
【OCC】→【オカルト】

この方針で大丈夫ですか?

まあ、大丈夫そうかな

最後に具体的な安価のとり方についてお話します

例)

京太郎「次はどうしよう?」

1. 移動する
・移動先1
・移動先2
・移動先3

2. 持ち物

3. さぐる

4. 自由安価

↓◯

〜〜〜〜〜

1は指定された場所に移動します。場合によっては行き先は自由安価になるかもです。

2は京太郎が現在持っている持ち物を見ます。

3の『さぐる』ですが、現在いる場所や会話している相手をもっと深く調べたいときに選択します。
【探索】や【交渉】などの判定になるでしょう。

その場で適切である、あるいは可能であればできる限り4の自由安価も取ります。


これが最後の最後、コンマ00は100扱いですので注意!

では始めます

あ、もう一個補足
特に指定がなければ成功判定コンマは選択と同時です。

>>10 の続きから

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

外に出た俺を迎えたのは真っ暗な廊下。非常灯とこの懐中電灯だけが頼りだ。
部屋を出て右はすぐ壁、正面と左に廊下。左の廊下には俺の307号室含め、部屋がいくつか面している。

京太郎(女子の部屋は203だから、とりあえず2階に降りたいところだ)

京太郎(夕飯の時はどうやって行ったっけな...)

どうする?

1. 移動する
・203に向かう(進度0/2)
 【探索】× 8 = 40
・307に戻る

2. 持ち物

3. さぐる

4. 自由安価

↓1

2. 持ち物

・携帯電話
俺のケータイ。最近スマホにした。
この村は圏外なので持っていても意味ないような気がするけど、現代人のたしなみというやつだ。

・腕時計
旅行の時は身につけている腕時計。だいたい深夜の二時頃だな。

・懐中電灯
俺の部屋にあった懐中電灯。おそらく防災条例か何かで必置なのだろう。
古く見えるが、電池は多分大丈夫。

〜〜〜〜〜〜

旅館・本館 3階廊下

どうする?

1. 移動する
・203に向かう(進度0/2)
 【探索】× 8 = 40
・307に戻る

2. 持ち物

3. さぐる

4. 自由安価

↓1

203に向かう:33/40→成功!

記憶を頼りに左に舵を切ると、すぐに階段が目に入った

京太郎「おっと、麻雀大会の後部屋に帰る時、この階段を登ってきた覚えがあるな」

京太郎「ということは...」タタタ

足元を照らしながら降りると正面と右手に壁、左手にはシャワー室がある。
とりあえずシャワー室の隣を通って階段を回り込んだ俺の目の前に広がっていたのは――

京太郎「このだだっ広い空間とあそこに見える雀卓...やっぱり遊戯室だな」

京太郎「何となくイメージが掴めてきたな。ということは女子の部屋は...」


どうする?

旅館・本館 2階 遊戯室前


1. 移動する
・203に向かう(進度1/2)
 【探索】× 8 = 40
・3階に上がる
・1階に降りる
・シャワー室に入る
・遊戯室に入る

2. 持ち物

3. さぐる

4. 自由安価

↓1

1. 203に向かう:63/40→失敗


 旅館・本館 2階 連絡通路前

京太郎「...ってあれ?」

2階に降りてきた。それはいい。
寄り道せずに203へ向かった。それもいい。なら...

京太郎「なんでこんな所にいるんだ...?」

途中の分かれ道を左へ曲がって、トイレの脇を通って――
そして今目の前あるのは、なぜか別館への連絡通路だ。

京太郎「あそこで真っ直ぐ行けばよかったのか」

京太郎「とにかく早く戻らないと...」


どうする?


1. 移動する
・203に向かう(進度0/2)
 (自動成功)
・別館へ向かう

2. 持ち物

3. さぐる

4. 自由安価

↓1

1. 203へ向かう:自動成功


京太郎「さて、ここでこっちに行けばいいんだな」

遊戯室のすぐ隣、先程曲がり間違えた分岐のもう片方の道に入る。

京太郎「そうそう、このロの字の廊下のどこかだった――」

ピカッ

京太郎「――うおっ!...雷か」

一閃、回廊と外の吹抜が昼間のように照らされた。
廊下を一周回るように貼られたガラスから、階下にある庭園の草花が激しく揺らされているのが見えた。

京太郎「晴れた日の朝なんかはもって綺麗なんだろうなぁ...」

京太郎「っと、それより早く行こう」

〜〜〜〜〜〜〜〜

現在地:旅館・本館 2階 回廊

どうする?


1. 移動する
・203に向かう(進度1/2)
 【探索】× 8 × 2 = 80(すぐそこなので補正)
・遊戯室前に戻る

2. 持ち物

3. さぐる

4. 自由安価

↓1

さっきから文章の張り方色々試してます。統一性なくてごめんなさい

1. 203へ向かう:81/80→失敗 おしい!


バンッ!

京太郎「みんな!大丈夫...か......?」

勢い良く扉を開けた俺を開けたのは沈黙、それから暗闇。

京太郎(まさか何かあったのか?!まずい、早く探さないと)

そういって踵を返した俺の懐中電灯が、たまたま扉のプレートの文字を浮かび上がらせる。

京太郎「あっ...206号室...」

...こういうのは咲の得意分野のはずなんだがなぁ......

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

現在地:旅館・本館 2階 206号室前


どうする?
※さすがに進度変わらんよな...ということでそのまま

1. 移動する
・203に向かう(進度1/2)
 【探索】× 8 × 2 = 80(すぐそこなので補正)

2. 持ち物

3. さぐる
・206号室
 【探索】× 8 = 40

4. 自由安価

↓1

席外します。戻りは0時くらい?
安価は下

半荘やってラス引いてきました...再開です

1. 203へ向かう:01/80→成功!

腕時計を見る限り、和と内線で話してからもう数分
何度も道に迷ってしまい、急がなくてはと自然と焦りも高まる。
額から汗を垂らしながらまた走り出そうとして、すぐに足を止めた。
扉からわずかに漏れる――それでもこの暗闇では十分目立つ――蛍光灯の光と、懐中電灯が示す”203”の文字。
普段ならノックするところだが、ここは当然...

バンッ

京太郎「須賀です!みんな、大丈夫か!?」

数時間前に俺から散々点数を毟り取った、よく知る五人がそこには確かにいた。もっともその内訳は、

優希「きょ、京太郎!はやく離すじぇ!!染谷先輩!!」

咲「そうだよ!京ちゃんからも言ってよ!!」

今にも飛び出さんと錯乱している奴が二人

まこ「馬鹿者!こんな中逃げてもどうしようもないじゃろうが!!」

そんな二人を押さえつけている人が一人

久「ちょちょ、ちょっと...み、みんな...ど、ど、どうしよう...」

どうすればいいか分からず、あたふたする人が一人

和「須賀君...来てくれて、ありがとうございます...!」

こっちを見て、少し目に涙を浮かべているのが一人であった。


 旅館・本館 2階 203号室


目標:女子と合流する
 目標を達成しました。

合流するだけでえらく手間取ったなw

【1日目:深夜】 旅館・本館 2階 203号室


京太郎「...なるほど」

京太郎「つまり、そこの二人はあの音を聞いて、『ここにいたら飲み込まれる!』と思って」

京太郎「それでパニックなったんだな」

咲「はい、そうです...」

優希「ごめんなさいだじぇ...染谷先輩......」

まこ「ええんじゃよ...誰だってそのくらい取り乱してもおかしくなかった」

まこ「わしはおぬしら二人を見て、むしろ冷静になったがな」ハハハ

俺の対面にいるのは正座した咲と優希。
その隣では二人にどさくさ紛れで殴られたり蹴られたりした染谷先輩が、和に湿布を貼ってもらっていた。
それにしても結構きわどかったな、さっきの腰に貼ってるときとか...いやいや、今はそんな場合じゃないな

あの後、とりあえず俺と染谷先輩で二人を組み伏せて何とか落ち着かせた。
それから「本当に土砂崩れが起こったなら外に出たほうが巻き込まれやすいのだから、中にいたほうが良い」
ということを何とか言い聞かせて納得してもらえたのだった。

和「だから私も言いましたよね?あの音は間違いなく土砂崩れの音でした」

和「これからならともかく、既に災害が起こった後は屋外よりも屋内のほうが安全だと」

咲「あはは...ごめんね、和ちゃん...和ちゃんが言うとなんていうか、その...」

優希「冷静すぎて逆になんとなく信用できなかったんだじぇ...」

和「」

京太郎「まあまあ!とにかくみんな助かったんだからよかったじゃないか」

京太郎「こうしてみんな無事に集まれたんだし、部長もそろそろ落ち着いてきただろうし...な?」

そういって目線をやった部屋の隅で、部長はお茶をすすっていた。
普段飄々とした部長がここまでネコを借りてきたようになるとは。
この人も案外緊張するってことはインターハイで分かってはいたが...なんというか、ちょっと意外。

京太郎「大丈夫ですか、部長?」

久「ええ...取り乱してごめんなさい」

京太郎「いやぁ、あの二人に比べれば全然マシですよ!」

和「そうですね。他の人を蹴ったりした誰かさんより、竹井先輩はずっと立派でした」

優希「最近のどちゃんの言葉にトゲがある気がするじぇ」

久「落ち着いて電話対応してた和ほどじゃないわよ」フフッ

久「でもありがと。元気出たわ」

和「よかったです」ニコ

久「...あと須賀君?」

京太郎「なんですか?」

久「三回よ」

京太郎「...?」

久「夕食の時に一回、今さっき二回、私のこと『部長』って呼んだわね」

久「昨日も話したのに...」

京太郎「あー...すみません」

久「自信のことにせよこの事にせよ、しつこい男は嫌われるわよ?」

京太郎「ふふふ、残念ですけど俺はモテモテなんですよ...」

京太郎「なんと!夏の間に東京で三回も女の子とデートしたんです!」

咲「京ちゃん、嘘つくとカッコ悪いよ」

優希「雑用三昧だった犬にそんな暇があったとは思えないじぇ!」

京太郎「」

まこ「そこまでにしんちゃい、もう息しとらんわ」

京太郎「生きてます!」

アハハ!

旅行先の宿、大雨、謎の轟音、外の情報もない。
何もかもままならぬ状況で、全員不安で一杯の筈だ。
それを紛らわすかのようなバカ騒ぎとともに夜は更け、明けていった...


和「そういえば須賀君、3階からここに来るだけにしては遅かったような気がしますが」

京太郎「いやー、道に迷っちゃってさ...悪かったな、和」

和「...部屋に館内地図があると思うんですが」

京太郎「えっ?そうだったっけ?」

和「はぁ...」

和(やっぱり残念な人ですね...ちょっと見直して損しました)

和「......ふふっ」


 旅館の地図を手に入れた

というところで今日はここまでです。合流で一日かかっちゃった...

>>121 すみません(笑)一応これはチュートリアル的位置づけ(のつもり)だったので
以後は部屋にたどり着くだけで判定とかは全然ないです。サクサクダヨー

しかしどうも文章を素早く書くのが苦手みたいで
安価スレはスピード感が大事なはずなんですが...気をつけます

旅館の地図です
https://i.imgur.com/laCzxEN.png
貼れてるかな?

よくわからんので次回までにImgur調べておきます

次回木曜の夜に投下予定です
感想質問等あればよろしくお願いします

地図ちゃんと見れるよー乙
こういう時に弱気におろおろしちゃってる久がらしくて好き

乙です
画像で貼るとその内見れなくなるから注意が必要かも



スピード感は別にいいからテンポは考えた方がいいと思う
例えば持ち物を見るなんて選択肢は打ったら機械的に表を出すだけなのでテンポ×
メニューに表示しきれないなら何かを入手する度に現在の手持ち的なレスを書き込んでレス番貼り付ければいい話

今回はチュートリアルだそうだが、移動の成否判定はともかく
失敗したら進度が下がるのは厄介だし次に自動進行するくらいなら下げなくてよいのでは?
また失敗し続けた場合、ネタが尽きてきて作者が困るのではないか

すぐにレスポンスがある電子ゲームと違って、進んでる感じがしないと読者も飽きるよ
気長に付き合ってくれる人もそりゃいるだろうけどね

安価スレだしネタ切れはともかくテンポはそこまで悪くはないと思う

>>128
普段大人ぶってる子が弱気になると通常の3倍の性能が出る

>>129
http://imgur.com/laCzxEN
これなら大丈夫かな?

>>130 >>131
・持ち物について
そのように訂正します。ご指摘ありがとうございます

・成功判定・テンポについて
今回の目的は女子部屋に直行することでしたが、偶然が重なってヤバい現場に遭遇するのも一興かなと思っています。
しかし地図を入手していないのでどこそこへ行くと指定してもらうわけにもいかず、苦肉の策として
道に迷うと別の場所へ行く選択肢が出るようになっていました(自動成功の所で「別館へ向かう」があったり)。
そういった兼ね合いで、進度もすぐに到達しては面白くないと思って入れたのですが
読み返してみると自分でも確かにちょっとくどかったかな...と反省しています

・ネタ切れについて
頑張ります。マジで無くなったら事実だけ書くそっけない描写になるかも...

19時くらいから投下始めます

そろそろ始めたいです
最初にちょろっと茶番を投下してから安価取ります
だれかいますかー?

投下!

【2日目:朝】 旅館・本館 2階 203号室


京太郎「...ふああぁぁぁ......眩しい...」

普段より少し高くなった日の光に目を覚まし、のそりと畳から身体を起こす。
時計に目を向けると朝の9時過ぎ...いや、もう9時半くらいか。
昨夜この部屋に飛び込んだのが2時過ぎ、そこから若干名を落ち着かせるのに数十分、
さらにそこからどんちゃん騒ぎで数時間。

京太郎「...ああ、途中で寝ちゃったのか...」

京太郎「そろそろ起きないとなぁ...」

しかし酷い有様だ。昨晩女子たちが寝ていたであろう布団は端へ追いやられ、部屋の中央にはちゃぶ台が。
その上からこぼれ落ちて床にまで散乱したお菓子の袋やら中途半端に残ったペットボトルやらが、片付けのことを想像もしなかった過去の自分たちを呪わせる。
そんな地獄絵図を取り囲んで畳に身体を投げ出す和製眠り姫五人組を叩き起こそうか一瞬迷うが...いや、面倒だしいっか。

京太郎「そのうち自分で起きるだろ。それよりシャワーでも...」カラン

京太郎(あれ、何か足に...)

立ち上がろうとしてにわかに音のした方を見ると...ビールの缶。

京太郎「―――ッ!」

京太郎(まずいまずいまずいまずい!誰だこれ飲んだ奴は)

京太郎(いや、こんなことしそうなのは竹井先輩くらいだ!)

京太郎(和の件だってあるのに...というかあんた大学は推薦狙うんじゃなかったのかよ!?)

改めて客観的に辺りを見渡すと、ものすごくコンプライアンス的にマズい状況に思えてきた。
旅館の一室、畳に雑魚寝する男女、そして床に転がる酒。
『今夏麻雀IH優勝校がまさか?!打ち上げ旅行で男女同衾飲酒三昧』とすっぱ抜かれても文句は言えまい。
良くて試合出場停止、最悪優勝取り消しなんてことになったらここまで積み上げてきたものがパーだ。

京太郎「って、あれ?」

もう一度缶に目を落とすと、途端に力が抜けた。

京太郎「...キリンレ◯ン......」

京太郎(...これをやったのは間違いなく竹井先輩だな、うん)

京太郎(いや、仮にこれが冗談にならなくても誰も見ちゃいないけど)

京太郎(朝から心臓に悪いぜ...気分転換しよう)

京太郎(部屋戻って、シャワー浴びて、それから...)

京太郎「とりあえず飯喰うか」

扉をあけて廊下に出ると、吹抜から日が差し込んで中庭の庭園を照らしている。
あちこちに水溜りができ、植え込みがいくらかなぎ倒されていたが、それでも未だ十分に美しさを保っていた。

京太郎「そういえば...雨、止んでるな」

京太郎(あんなに降ってたのに、もう晴れ間が出てる)

少なくとも俺がまだ起きていた5時くらいまでは相変わらず雨がうるさく降っていた。
昨日の轟音...結局あの後どうなったのだろうか?少なくとも俺たちが今こうして生きているのは確かだが、それ以外は何も分かっていない。
この時間でまだ朝食を出してくれるか不安だったが、そもそも宿に食事を出している暇があるのかすら知らないのだ。

京太郎(ま、とりあえず下に行けば何かしら教えてくれるだろ)

そう思いながら俺は307号室へ歩みを進め――今度は迷わずに辿り着くことができた。

【2日目:朝】 旅館・本館 1階 帳場


主人「おや、須賀様。おはようございます」

京太郎「ご主人、おはようございます」

朝の身支度をして1階へ降りると、ちょうど帳場に主人がいた。
顔は多少疲れ気味に見えるが、概ね昨日の夕方と変わらない調子に見える。

主人「昨晩は大丈夫でしたか?」

京太郎「ええ、俺らは部屋に引きこもってるだけでしたから...ご主人こそ大丈夫でしたか?」

主人「はい。昨晩みなさまのお部屋にお電話してから妻――ああいえ、女将を置いて外に出たのですが」

主人「色々様子を見てきて、なんとか帰って来れました。設備も大丈夫そうでしたので...ご不便はお掛けしなくて済みそうです」

京太郎「そうですか、良かったです。でも昨日の音は?」

主人「やはり土砂崩れだったようです。村の人から先程聞いたところだと、下の街への道が崩れたとか」

京太郎「マジか!ということはバスも...」

主人「そうですね...大分大きかったという話ですから、応急にしても復旧はそれなりにかかるでしょう」

京太郎「なるほど...ところで、朝飯ってもう終わっちゃいましたか?」

主人「ああ、その件なのですが...そういうことであったり女将にも他に色々とございまして、準備ができなかったのです」

主人「本当に申し訳ございません」

京太郎「ああ、そういうことなら仕方ないですよ。大丈夫です」

京太郎「しかし、連休のうちに帰れるかなぁ...」

主人「バス会社か役所に電話なさいますか?」

京太郎「電話通じるんですか?!」

主人「はは、そりゃあないと困りますからね。有線電話がありますのでお使いください」

主人「もしくは楸野さんに聞いてみるか」

京太郎「ヒサギノさん?」

主人「先程申し上げた村の方です。この村の取りまとめ役なんですよ」

そういった話をしていると、今度は咲が客室側の廊下から出てきた。かなり眠そうな顔だ。

咲「あれ、京ちゃん...おはよー」ボケー

京太郎「よう咲!お前が自分で起きてくるなんて珍しいな」

咲「別にそんなことないよ!...何話してたの?」

京太郎「いや、ご主人が昨日のことで忙しかったから朝飯がないって話だよ」

咲「そんなぁ...おなかすいたよ...」

京太郎「お前昨晩めっちゃお菓子食ってたよな?」

主人「一応ご飯は炊いてありますから、簡単なものなら用意できますよ」

咲「簡単なもの?」

主人「そうですね、例えば...」

【2日目:朝】 旅館・本館 1階 食堂


和「ごちそうさまでした。美味しかったです」

女将「困っちゃうわね、このくらい料理のうちに入らないわよ」アハハ

既に起きて身支度を済ませていた4人を呼びに行き(ちなみに咲はやっぱり最後に起こされただけだったらしい)、
食堂で飯をかき込む。かき込むというと行儀が悪そうだが、このメニューなら適切な表現だろう。

まこ「旅館で卵かけご飯か...アリじゃな」

久「豪勢なのも嬉しいけど、やっぱりこういう素朴な食事もいいわね〜」

優希「うぅ、もう入らないじょ...」

京太郎「うっぷ......」

咲「二人ともおかわりしすぎだよ」

白米、卵、醤油。美味いものを混ぜて不味いわけがない。
お母さんの作る弁当が茶色っぽいのを嘆いているそこの君、茶色いのは美味い証だぜ?

優希「『タコ』がついてる食べ物は美味しいからしょうがないじぇ」

和「『タコ』?どこに入ってるんですか?」

優希「『た』まごかけ『こ』゛はん」

京太郎「殴りてぇ...」

和「染谷先輩、これからどうしますか?」 優希「自分から話振っておいてスルーか...」

まこ「うーむ、予定通りダラダラ楽しむということでええんじゃないか?」

久「確かに帰れないのは不安だけど、だからといって何かできるわけでもないしね」

まこ「そうじゃな。最悪学校には事情を説明するしかないわ」

咲「やった!読めてなかった本がたくさん読める!」

京太郎「そんなことやってるから荷物が重くなるんだぜ、咲」

優希「きょーたろー!私は遊戯室のビリヤードがやってみたい!教えろ!」

京太郎「いや俺もわかんねえけどな!というかお前みたいなチンチクリンには似合わねーよ」

優希「なんだとこの犬ー!」

和「あ、私もビリヤードやってみたいです」

京太郎「!!」

京太郎(和がビリヤードをする→和が前かがみになる→おもち)

京太郎「よし優希、やろうか」キリッ

優希(今の間、絶対しょうもないこと考えてたじぇ)

咲(考えてたね)

和(考えてましたね)

まこ(考えてたな)

久(考えてたわね)

そんなこんなで、いつまでかも分からない休みを遊んで暮らすことになった。
俺らに土木作業ができるわけでもないし、元々そういう予定だった。割り切って色々楽しく過ごすのも悪くない――

大雨

大雨

ずっと大雨

暗闇

これは...俺の部屋か

地鳴りが響く

またあの音だ

いや、もっと大きいかな


あ、潰され――――

――刹那、風景が頭を巡る。風景?体験?いや、わからない。
少なくともそれは他人事じゃないように思える。もちろんそれは写っていた部屋が同じだとか、そういう話じゃない。


京太郎「...だめだ」

京太郎「これは、だめだ」


優希「京太郎、はやく行くじょ」

和「須賀君、どうしたんですか?」


いや、きっとそれは、ありえたかもしれないどこかの『俺』の走馬灯。
もしくは、これからありうる一つの未来。ありうる?
ありえない。この未来はあってはならない。


京太郎「避けないと...」


久「どうしたの?...須賀君、大丈夫?」

まこ「具合悪いんか?」


どうすれば避けられる?何かあるはず。どこかにあるはず。
そう、『それら』はどこかに。探さなければ。


京太郎「そうだ、探すんだ」

京太郎「探す、探す、探す、探す...」


咲「京ちゃん...?」



京太郎「みんな、探そう」



  清澄の探索者

久「...本当に大丈夫?」

和「錯乱しているんでしょうか。何かありましたか?」

京太郎「いや、大丈夫だから...取り乱してすみません」

京太郎「でも少し聞いてもらいたいことがあるんです。いいですか?」

みんなは目を見合わせた後席に座り直す。飯を食っていたときと同じ並びだ。
そんな五人に俺は洗いざらい話した。さっき見た幻覚のこと、それがこれから起こることであると直感的に理解したこと。
途中顔をしかめたり口を挟んだりされたが、とりあえず最後まで真剣に話を聞いてくれた。

京太郎「......これが俺がついさっき見たことです。あんまり上手くまとまってないけど...」

まこ「ええよ。いやしかし、これは困ったのぉ」

優希「普通に考えれば眉唾ものだな」

和「未来が見えただなんて、ありえません」

京太郎「うーん、そりゃそうか...」

咲「...私は信じてもいいかな」

優希「咲ちゃん?」

咲「京ちゃんは普段おちゃらけてるけど、さっきは明らかに変だったもん」

咲「それに...この話を聞いて、私もなんだか寒気がしたんだ」

咲「ただならぬものっていうか......とにかく普通じゃない気がする」

まこ「オカルトってやつか?」

久「...ひょっとしたら、それが須賀君のオカルトなんじゃないかしら」

和「先輩!」

久「まあ落ち着きなさい、和」

京太郎「どういうことですか?」

久「私もよくわからないけどね...でも確かにさっきの須賀君は別人みたいだったし」

久「それに、『見た』とか『直感的に分かった』とか言ってたわよね?」

久「それが麻雀で俗に言うところの『オカルト』かどうかは知らないけど...」

久「まあ、そういう類なんじゃないかなーと思ったのよ」

まこ「なるほど...しかし話を聞く限り、最後の『潰された』というんは土砂崩れじゃろう」

優希「そうだじょ、雨を止めるなんてできないし...何を『探さ』ないといけないんだじぇ?」

京太郎「うーん、それなんだが...何となく、悪いものを感じたんだ」

京太郎「誰かの故意が関わっているような気がする」

京太郎「...それを探せば良いんだと思う」

和「さっきから抽象的な上に、故意的な自然災害なんて...全然理解できません!」

京太郎「.....すまん、和」

まこ「ええんじゃないか?」

和「えっ?」

まこ「だから、ええんじゃないか」

まこ「どうせ暇なんじゃし時間はいくらでもあるしの」

まこ「京太郎がまずいと言うなら、わしも協力するわ」

久「そうね、良いと思うわ」

咲「わ、私も!」

優希「まったく、しょうがない犬だじぇ!!」

和「...はぁ」

和「わかりました。さっぱりわかりませんが、須賀君や皆さんの言うことです」

和「本当は未来予知なんて無いでしょうけど...」

和「仕方ないですし、協力しますよ」ヤレヤレ

京太郎「みんな...」

正直自分で言うのも何だが、こんな怪しい話を信じてくれるとは――いや期待はしていたが――思ってもいなかった。
実際、口から頭に浮かんだことをそのまま垂れ流している裏では、俺の頭がおかしくなってしまったのではないかとすら思った。
それをみんなは受け入れてくれたのだった。まあ、一部は話半分っぽかったけどな。

京太郎「よーし!なら早速捜査に行ってくるぜ!」

咲「捜査って...」アハハ...

まこ「ああ、忘れとったわ。一つだけ条件がある」

京太郎「?...なんですか?」

まこ「地盤も緩んどるだろうし、携帯も通じんし、一人は危ないじゃろう」

まこ「行動する時は誰かと一緒におれ。わかったか?」

京太郎「わっかりました!」

ひとまず部屋に戻り、外に出る支度をする。
特に持っていく物も無い気がするが...とりあえず小さなカバンくらいはあってもいいか。

絶対にみんなと帰る。俺達の清澄高校、あの部室へ。
自分の中でもまだ良くわかっていない恐怖と闘う事を決意して、勇ましく部屋の扉を開けた。

ステータス一覧

須賀京太郎:高校生

【探索】:5
【行動】:6
【交渉】:7
【知識】:7
【オカルト】:3
【体力】:4


宮永咲:高校生

【探索】:5
【行動】:3
【交渉】:3
【知識】:7
【オカルト】:8
【体力】:3


原村和:高校生

【探索】:6
【行動】:6
【交渉】:4
【知識】:8
【オカルト】:1
【体力】:4


片岡優希:高校生

【探索】:8
【行動】:4
【交渉】:4
【知識】:2
【オカルト】:7
【体力】:2


染谷まこ:高校生

【探索】:4
【行動】:8
【交渉】:4
【知識】:5
【オカルト】:4
【体力】:5


竹井久:高校生

【探索】:3
【行動】:3
【交渉】:8
【知識】:5
【オカルト】:6
【体力】:4

持ち物

・携帯電話
俺のケータイ。最近スマホにした。
この村は圏外なので持っていても意味ないような気がするけど、現代人のたしなみというやつだ。

・腕時計
旅行の時は身につけている腕時計。
普段学校に行くときはかったるいので着けない。実に男子高校生的だ。

・旅館の地図
泊まっている旅館の館内地図。これがあればもう迷わない...よな?
http://imgur.com/laCzxEN

・懐中電灯
俺の部屋にあった懐中電灯。おそらく防災条例か何かで必置なのだろう。
古く見えるが、電池は多分大丈夫。

(こっそり【筋力】を【体力】に訂正しているのは内緒だ...)


京太郎「さて、誰かと一緒じゃないとダメなんだっけ」

京太郎「誰を誘おうかな」

↓2 >>149 より

久と行動する


 旅館・本館 2階 203号室

トントン ガチャ

京太郎「たけいせんぱーい」

久「あら須賀君、どうしたの?」

京太郎「これから早速探索に行こうと思うんですが、一緒に来てくれませんか?」

久「あら聞いた?みんな、須賀君は私とデートしたいんですって」ニヤニヤ

まこ「ほーん、そうか」

咲「行ってらっしゃい」

優希「私は和ちゃんと遊んでくるじぇ」

久「な、なんか反応薄くない...?」

和「別に騒ぐような話でもないですし」

まこ「わしはこれから着替えじゃけ、ほら出てけ」

久「わわっ!押さないで!」

バタン

久「...グスッ」

京太郎(涙目先輩かわいい)

久「で、どこ行くの?」

京太郎「そうなんですよね。探すとは言ってもまだ手がかりは何もないし」

京太郎「とりあえず...」


どうする?
持ち物:>>150

1. 移動する
・場所指定
・旅館から出る

2. さぐる

3. 自由安価


↓2

すみません、さぐるの場合
・具体的に調べたいことが書いてあれば調査
・なければとりあえず辺りを見渡し、気になるものを挙げる
どちらも成功判定は別コンマ取ります。

安価なら下

訂正

・具体的に調べたいことが書いてあれば調査
の場合成功判定は別コンマ

・なければとりあえず辺りを見渡し、気になるものを挙げる
の場合、当該レスで【探索】コンマです。

追記しておきます。

 小佐目村 旅館前


久「ふぅ、日は当たるけど気温は高くなくて快適ね」

旅館の玄関から外に出ると、心地よい風が出迎えてくれた。
旅館の前の道は2方面に分かれていて、片方は俺達がやってきたバス停へ。
もう片方は村のもう少し高い場所の方へ向かっていた。


どうする?
持ち物:>>150

1. 移動する
・場所指定
【行動】× 8 = 48(まだ行ったことのない場所)
・旅館に入る

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


ちょっとだけ席外します

↓2

再開します
やけに地形の描写がくどいですが、>>1 が地図の用意を間に合わせられなかったのです。すまぬ...


1. 高い方

 小佐目村

すこし登ると、なるほど村の概形が掴めてきた。
村はじゃがいもみたいな形だが、崖によって南北に分断されている。
俺らは今北に向かって歩いているから、北側が高いことになるな。
どちらもいくらかの家屋と、それ以上の面積の田んぼや畑が点在している。
南西の端にバス停、東の端に旅館。それらと村全体を結ぶように道が舗装されている。
村の北西と北東ではそれぞれ山が大きな存在感を醸し出している。

京太郎「旅館の脇を通って少し歩くと、少し小高い所にある別館が見えてきた」

京太郎「昨日の夜の連絡通路はあそこに通じてたんだな」

京太郎「別館の更に向こうには北東の山が見える」

久(...誰に話しかけてるのかしら?)

京太郎「それにしても崖の上も家と田んぼばっかりですね...」

久「でもあそこの家、随分大きいわねー」

竹井先輩が指した方には、立派な日本家屋が二軒建っていた。
一方は手前側、もう一方は北西の山の近くだ。


どうする?
持ち物:>>150

1. 移動する
・場所指定
【行動】× 8 = 48(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓2

2 大きな家

手前と奥で指定お願いします
分かりづらかったかな?ごめんなさい

↓1

>>久「でもあそこの家、随分大きいわねー」

>>竹井先輩が指した方には、立派な日本家屋が二軒建っていた。
>>一方は手前側、もう一方は北西の山の近くだ。

これで大きい家が二つのつもりでした...

1. 北西の山の近くの大きな家

 小佐目村 楸野宅前

そこからなんだかんだ歩いて数分、俺たちは「楸野」と書かれた表札の前にいた。
いかにも田舎といった具合の広い家屋。すぐ裏には山への山道が覗いている。

久「なんて読むのかしら?」ウーム

京太郎「『ヒサギノ』じゃないですかね...あっ」

京太郎「そういえば宿のご主人が言ってましたね。楸野さんは村のまとめ役だって」

久「あら、そうなの?話聞きに行けば何か判るかしら」スッ

京太郎「ちょっと!急に行ったら迷惑ですって!」アセアセ

久「あれだけ『調査するぞ!』って啖呵切っておきながら何言ってるのよ」

京太郎「......それもそうか」


どうする?
持ち物:>>150

1. 移動する
・楸野宅に入る
・場所指定
【行動】× 8 = 48(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓2

あっ、>>164 は「移動する」じゃなくて「さぐる」だった...そういうことか
すみません、大きな家(両方)を「さぐる」描写してから楸野宅入ります。

本当に申し訳ない...

やらかしてしまったので自動成功です

2. 大きな家をさぐる


上側の土地を東西に横切る道に対して、二軒は別の側にそれぞれいる。つまり手前の家は崖側で、奥の家は北の山側だ。
どちらも大きな畑に面している。

久「それにしてもよく似てるわね、あの二軒」

京太郎「同じ時期に同じ業者が建てたような感じですね」

京太郎「古そうなのに手前の家は綺麗なところもあるから、リフォームとかしてるのかも」

久「奥は...寂しい村だけど、一層寂しく見えるわね」

確かに、手前の家の畑は今でも野菜が埋まっているのに比べて
奥の家の畑は荒れ果てていた。もう長年休耕地になっているように見える。
それに他の家には大抵自動車が停まっているのに、あそこにはそれもない。
誰も住まないまま何年も経っているのだろうか?

久「須賀君、奥の家に行ってみましょうか」

京太郎「えっ、いかにも誰もいなさそうなのに?!」

久「あれはきっと何かあるわよ。勘だけど」

京太郎「はぁ...」

しかしわずか数分後、俺はこの人が悪待ちの天才であることを思い出したのだった。

1. 楸野宅に入る

呼び鈴もなかったので、少々無礼かもしれないが玄関の前まで行って声を上げる。

京太郎「ごめんくださーい!楸野さんいらっしゃいますかー?」

奥からはーい、と老けた声が聞こえて少し。引き戸を開けて出てきたのはやはり老人だった。

楸野「はいはい...おや、どちらさま?」

京太郎「こんにちは。旅行中の者でして、俺は須賀といいます。こっちは竹井です」

久「竹井です。こんにちは」

京太郎「あなたがこの村のまとめ役をなさっているとお聞きして来たんです」

楸野「おやおや、そうでしたか。なるほど、土砂崩れなんかで大変でしょうなあ」

楸野「立ち話も何ですから、お入りくださいな。お茶を出しましょう」

久「ありがとうございます」

楸野「いえ、老体には立ちっぱなしは堪えましてね。カッカッカ!」


〜〜〜〜〜〜〜

楸野「はい、麦茶」

京太郎「あ、ありがとうございます」

ガラスのコップに冷えた麦茶。涼しいとはいえ上り坂を大分歩いたばかりで、額は汗ばんでいる。
行儀は悪いが、ついぐいっと一気に飲み干してしまった――
――あー、冷たくて気持ちいい。このまま氷も食べたいくらいだ。

楸野「あっはっは、良い飲みっぷりですな。さすがお若い」

楸野「さてさて...どういったご用件で?何でもお聞きくださいな」

久(須賀君...どう切り出す?)ボソボソ

京太郎(いい人そうですけど、ここで変なこと言って悪く思われると面倒ですね)ボソボソ

久(よーし、ここは私に任せなさい)ヒソヒソ

久(清澄のネゴシエーターとは私のことよ!)ヒソヒソ

京太郎(聞いたことねえよ)

どうする?
持ち物:>>150

1. 移動する
・楸野宅に入る
・場所指定
【行動】× 8 = 48(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・話をする
【交渉(久)】× 8 = 64(当たり障りのない話なら自動成功)
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓2

お願いします

↓1

安価出しグダグダでごめんなさい...

2. 話をする(成否出すと「当たり障りのない」内容かどうかバレちゃうので秘密です)


久「聞きたいのは昨日の夜の凄い音のことです」

久「下の街への道が崩れたと聞いたものですから、帰れなくなったんじゃないかと思うと私達心配で...」

久「詳細は楸野さんに聞くといいと伺ったのでお訪ねしました」

楸野「なるほど...確かに結構大きな土砂崩れでしたな」

楸野「ただ幸い多少距離があって、道路自体が崩れたわけはないし、埋まった長さもそこまでではないそうですわ」

楸野「しかしまあ、今日明日という話にはなりますまい」

楸野「今朝方現場を見てきたらしい土木課の人と電話しましたが、『早くとも8日か9日』と仰っとりましたよ」

楸野「また雨なんかが降れば...最悪、一月くらいはかかるかもしれませんな」

久「そうなんですか...学校にはしばらく行けそうにないわね、須賀君」

楸野「おや、学生さんでしたか。最近の学生さんはしっかりしてますな、気づきませなんだ。カッカッカ」

京太郎「いやぁ、どうも...ところで、土砂崩れがまた起こったりはするんですか?」

楸野「そんなことは私や役人さんには分からぬことですわ。山の神様にでも聞かないとね」

楸野「ですが当然、昨晩のような雨が振り続ければ危ないでしょうなあ」

京太郎「あはは、そりゃそうですよね。すみません」

久「この村から出る他の道はあるんですか?」

楸野「そりゃああることにはありますがね...みんな険しい山道ですわ」

楸野「早く帰りたいというお気持ちはわかりますが、十里も歩いていくのはあなた方には無理でしょう」

楸野「うちの村の若い連中なら分かりませんがね、カッカッカ」

久「そうですか...」

楸野「さて、他にも何かありますかな?」


どうする?
持ち物:>>150

1. 移動する
・楸野宅を出る
・場所指定
【行動】× 8 = 48(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・話をする(話題安価)
【交渉(久)】× 8 = 64(当たり障りのない話なら自動成功)
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓2

2. 話をする(成否は秘密)


京太郎「そういえばここに来る途中に似たような家がありましたね」

楸野「似たような所...どこの話ですかね?」

京太郎「ここの前の道を、ええと...ちょっと東へ行ったところです。」

京太郎「あっちはリフォームとかしてるみたいでしたけど、大まかな作りなんかはそっくりでした」

京太郎「ご親戚ですか?」

楸野「東...ああ、それは『椿屋』の家ですな」

楸野「あれは別に親戚というわけじゃあないんですが...まあ、似たようなもんですわ。カッカッカ」

楸野「それがどうかなさいましたかね?」

京太郎「あ、いえ...さっきの通り似てましたし、どちらも随分ご立派ですから」

京太郎「特に意味はないんですが気になっただけですよ」

楸野「ははっ、左様ですか」

ピピピッピピピッピピ カチッ

楸野「おっと失礼、少々出かけないといけませんで。今日のところはここいらにいたしましょうか」

京太郎「そうでしたか。お忙しい時にお邪魔してすみません」

京太郎「お茶までいただいて...ありがとうございました」

楸野「いえいえ、構いませんわい。また何かあればいつでもいらっしゃいまし」

京太郎「ええ、それじゃあそろそろ――竹井先輩?」ガシッ

久(ちょっと待って、最後に何か聞いておきましょ)ヒソヒソ

京太郎(何かって何ですか?)ボソボソ

久(うーん、なーんか引っかかるがあったような...)ヒソヒソ



どうする?
持ち物:>>150

1. 移動する
・楸野宅を出る
・場所指定
【行動】× 8 = 48(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・話をする(話題安価)
【交渉(久)】× 8 × 1.5 = 76(当たり障りのない話なら自動成功・ラストボーナス)
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓2

訂正
上は【交渉(久)】× 8 × 1.5 = 96
よって判定値96です
安価なら下

電子音って何がなったの?携帯とかなら電波が入るのか確かめたいところ

2. 話をする(成否は秘密)


久(――あっ、そうだ)

久「すみません、最後に一ついいですか?」

楸野「...ええ、どうされましたかな」

久「先程の『似たような家』の話の時、『どこの話か』とおっしゃいましたけど」

楸野「...」

京太郎(うわぁ、めっちゃ睨まれてる...)

久「他にも『似たような家』が...あったり...なかったり...とか?」ダラー

楸野「...」

楸野「......カッカッカ!、面白いお嬢さんだ。まるでホームズですな!」

久「アハ、アハハハ...」

楸野「まあ隠すようなことでもないですし、お話しましょう」

楸野「この小佐目村には古くからある四つの家がありましてな」

楸野「『椿屋』『榎田』『楸野』、そして『柊』」

楸野「連中も私も、爺さんの爺さんの爺さんの、うんと爺さんの頃から同じ家に住んどるのですよ」

楸野「そりゃ何度も手直ししながらですから、椿屋のように多少は違うでしょうが...」

楸野「大体の形はずっと残したまま。だから似たような見た目をしとるのでしょう」

楸野「それで先程は『はて、どの家のことかな』と。ただそう思っただけですわい」

久「そうだったんですか...くだらないことを聞いてしまって申し訳ありません」

久「お陰でスッキリしました」

楸野「いやはや、私も楽しませてもらいましたわ」

楸野「是非、またいらっしゃってくださいな」

久「ありがとうございます。それでは...ほら須賀君、ボーッとしてないで早く行くわよ!」

京太郎「は、はいっ!さようなら、楸野さん」

楸野「ええ、さようなら」


ガラガラガラ...ビシャッ

そういえば場所を書いてませんでした。ここまでの会話は「小佐目村 楸野宅 応接間」でした

小佐目村 楸野宅前


京太郎「竹井先輩!いやぁ、びっくりしましたよ」

京太郎「急に何を言い出すかと思えば...」

久「あら、いいじゃない。結果的に面白い話も聞けたし」

京太郎「...しかし、あまり収穫なかったですね」

久「そうかしら?ああいうところに案外糸口はあるものよ」

そう言って軽く伸びをする竹井先輩。
結構長い間話していたから、座りっぱなしで疲れたのだろう。

久「それよりそろそろ行かないと、まこに怒られちゃうわよ?」

京太郎「...?」

久「バカ...何のために時計着けてるのよ」

京太郎「......あっ」

時計を見ると、いつの間にか短針が正午に差し掛かろうとしていた。
そういえば主人が12時から昼食だと言っていたような――その時、不意に手をひかれる。
自分の二の腕、手首、そしてそれを掴む腕と目線を進めていくと...


久「ほら、行きましょ?」


太陽の照り返しのせいか、先輩がやけに眩しく見えた。

といったところで今日も遅くなりましたが、ここで切ろうと思います

>>186
深く考えてませんでしたが、単なるデジタル時計のアラームとかの類かと思います

途中安価がダレて申し訳ありません。
感想意見質問等あれば参考になりますので是非お書きください!

次回は日曜あたりの投下予定です。それではおやすみなさい。


「目標:女子と合流する」みたいなのはもう出ないの?

>>190
目標は短期的に優先度の高い(=ヤバい)イベントが発生した場合だけ出します(「〇〇から脱出する」など)。
毎回細かく「〇〇へ行く」「〇〇を調べる」などと目標を指定していくと、
そのクエストを消化していくだけのゲームになってしまいますから。

このスレのスタンスとしては、とにかく究極の目的である「清澄のみんなと帰還する」さえ満たせれば良いです。
一応こちらでも想定しているルートや謎の解き方はありますが、せっかくTRPG風にしているので
そういったものに縛られず攻略していただきたいと思っています。

もちろんシナリオを作った側としては謎が解かれないのは寂しいし、解いたほうが面白くなるようにしているつもりです。
しかし極論、何一つ解けないままであってもやむなしとなれば
森林地帯を強行軍で突破しても構いません(相応の判定は発生しますが...)

全員で10里も山道歩いて帰るの成功するのに必要な判定とか超大変そう

>>193
長々と安価するのもダレるので、条件厳しめで数回判定することになると思います。
しかし優希が【体力】2という貧弱性能のため早々にリタイヤし、
その次に優希を担いでいる人や咲がダウン...という感じで最終的に総員行き倒れになる可能性が高いです。
どうにせよ、あまり希望のあるルートとは言えなさそうですね。


思いついたので小ネタ供養です

小ネタ 【もし咲が本当にあと5分遅れていたら】


ピンポーン

ガチャ

京太郎「よっす!」

咲「あ、京ちゃんおはよー」

京太郎「ちゃんと荷物準備できたか?」

咲「流石にそこまでバカじゃないよ...」

京太郎「そうか?咲も成長...いや、お父さんに手伝ってもらっただけか」

咲「もうっ!なんでそんなこと言うの?!」

京太郎「ははは」

京太郎「でも三泊四日だからな〜、忘れ物すると大変だぞ」

咲「え、三泊四日...?」

京太郎「」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

prrrrr prrrrr pi

まこ『もしもし、京太郎か?』

京太郎「染谷先輩ですか?!須賀です。咲が準備する 咲「京ちゃーん!着替えが一枚ないよー!」 うるせー!電話中だ!」

京太郎「とにかく、色々あって遅れます!たぶんあと20分く 界「京太郎くーん、車回したぞー」 あ、ありがとうございます!」

京太郎「すみません、そういうわけで!それじゃあ!」pi

京太郎(...間に合うだろうか)

咲「京ちゃん手伝って!バッグ閉まらない..!」グググ

京太郎「バカ、三泊四日の準備でなんで入ってるんだよ!?」グイグイ

咲「女の子は色々大変なの...!」グググ ギュイン

咲「閉まった!」

京太郎「よし!そしたらとっとと...」

咲「あ、歯磨き粉忘れた」

京太郎「そんなん向こうでどうとでもなるだろーが!!」

 車内

咲「お父さん...」

界「な、なんだ?咲」タラッ

咲「...もっと速く走れないの?」

界「いやー、ずっと後ろにパトカー張り付いてるからな...」ダラー

咲「...さっきから信号引っかかり過ぎじゃない?」

界「なんだか今日はツイてないなー、アハハ」ダラダラ

咲「もう!電車に遅れちゃうよ!」

京太郎「お前のせいだろうが!大体なんで昨日確認しなかったんだ!」ギャー

咲「知らないことが確認できるわけないじゃん!京ちゃんのバカ!」ムガー

界(仲いいなぁ)

界「ってちょっと!暴れないで!パトカー見てるから!」

アッー!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

界「はい、はい...はい、どうもすみませんでした...」

界「あーあ、切符切られちゃったよ」シロダケド

界「二人とも反省してるかい?」

京太郎「すみませんでした...」

咲「...ごめんなさい」

界「やれやれ...ほら、行くぞ」

京太郎(遅刻確定だな、こりゃ)

 ある県 市街地 ビジネスホテル

まこ「まさか大雨でバスが運休とはの」

久「6時間も待ってたのにねぇ」

優希「一番最初に一本前の電車に乗れてれば、昼のバスに間に合ったじょ...」

和「ゆーき、そういうことを言ってはいけませんよ」

咲「あはは...」

京太郎「お前はもっと反省しろ」ベシッ

咲「叩かないでよー」

まこ「こら、今更そんなこと言ってもどうにもならんわ」

久「よーし、折角だから明日はこの辺を観光して、その後昼のバスで行くわよ!」

優希「了解だじぇ!」

京太郎(でもなんだろう、安心している俺がいる)

京太郎(昨日から感じていた胸騒ぎ...それが収まってきた)

京太郎(部長はこう言うけど...何故だか、明日以降も村に行くことはない気がする)

京太郎(みんな残念がってるから言えないけどな...)

京太郎(変かもしれないけど、ともかく行けなくなって良かっ――)ドンッ

???「イテテテ...」

京太郎「おっと...坊やごめんな、大丈夫か?」

???「うん、お兄さんごめんなさい」

???「コラッ!!何やってやがるこのガキ!」グイッ

???「わわっ」

ちょびヒゲの男「どうもすみませんうちの坊主が...」

角が生えた女子高生「ほらお父さーん、早く行くよー!」

ちょびヒゲの男「すぐ行く!ほら、行くぞ」

???「はーい」タッタッタ

蝶ネクタイの少年「じゃあね、お兄さん」

優希「あの人のホーン、咲ちゃん以上だったな...」

咲「ホーンじゃないよ!」

京太郎(あれ?なんだか凄く嫌な予感が...)


カンッ

的な感じで、どちらにせよ彼らは奇妙な出来事に巻き込まれていたと思います。はい。

休みなので、14時過ぎくらいからやっていきたいと思います
人いないかもしれないけどのんびり進行でー

投下始めます

もうちょっと「さぐる」で辺りを見たほうがいいかもですよー

>>188 の続きから

 小佐目村 旅館前


そんなこんなで、一時間と数十分ぶりにここに戻ってきた。
しかし飯か...まだそんなに腹減ってないんだよなぁ

久「変な時間に起きちゃったのが悪かったわね」

京太郎「まったくです」


どうする?
持ち物:>>150

1. 移動する
・旅館に入る
・場所指定
【行動】× 8 = 48(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓2

会話系や探索系は、安価の内容や長さでこちらがどのくらい経過したか決めています(大体ですが)
「見渡すは

途中送信しちゃった...

会話系や探索系は、安価の内容や長さでこちらがどのくらい経過したか決めています(大体ですが)
「辺りを見渡す」は、そこから他の行動をしなければほぼノータイムで実行できるとお考えください

安価はずらし

2. 辺りを見渡す:04/40→成功!


駐車場に車が二台停まっている。赤いコンパクトカーと銀のミニバンだ。

京太郎「そういえば、俺たちの他にも客っているのかな?」

久「うーん、どうかしら」

久「連休とはいえ何もない村だしねぇ...」

京太郎「そんな所に旅行先を決めたのはどこの誰でしたっけ」


どうする?
持ち物:>>150

1. 移動する
・旅館に入る
・場所指定
【行動】× 8 = 48(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓2

2. 『榎田』と『柊』の家を探してみる


京太郎(そういえば楸野さんが言ってたな)

京太郎(この村の名四家、『椿屋』『榎田』『楸野』『柊』)

京太郎(椿屋は行き掛けに見た家だとして、他の二つはどこだろう?)

京太郎(...腹ごなしついでに、ちょっくら探してみるか)

京太郎「先輩、俺ちょっと気になることあるんで行ってきます!」タッタッタ

久「あ、須賀君!ちょっと待ちなさーい!」


ちょっと悩ましいけど、ここは【行動】× 8 = 48で

↓1 榎田
↓2 柊

榎田:61/48→失敗
柊 :72/48→失敗

アチャー


京太郎「全然見つからねぇ」ゼーゼー

村を一回りしたが、それらしい家すら見つからなかった。
楸野さんの家くらい大きいなら目立ちそうなもんだけどな...

久「きっとまこがカンカンね」ハアハア

京太郎「ヤバいなー」

久「『ヤバいな―』じゃないわよ!ほら、早く行くわよ」

京太郎「というか、なんで先輩も来たんですか?先に行ってればよかったのに」

久「なーんか最近先輩に対して態度がなってないわねぇ?」ゲシッ

京太郎「いててて...すみません」

久「まあ、まこも一緒に行動って言ってたしね」


どうする?
持ち物:>>150

1. 移動する
・旅館に入る
・場所指定
【行動】× 8 = 48(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓2

1. 旅館に入る

 旅館・本館 1階 玄関


京太郎「さーて、とっとと食堂に...ってあれ?」

やけに静かだなとよくよく見ると、帳場に誰もいない。
食事時だから主人も女将も台所にいるのだろうか。

京太郎(不用心だなぁ、宿泊簿とかあるだろうに)

京太郎(ま、この村じゃそんなこと気にしても仕方ないか)


どうする?
持ち物:>>150

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓2

おkですー

2. 宿泊簿を見る


京太郎(ちょいと失礼してっと)ソロリ

久「急に何やってるの?」

京太郎「しー、少し静かにしていてください」ボソボソ

京太郎「宿泊者の名簿があれば見てみようかと」ボソボソ ゴソゴソ

久「中々悪いことするわねー」ヒソヒソ


誰もいないので、ちょっとくらい念入りに探しても大丈夫やろということで
【探索】× 8 × 1.5 = 60で

↓1

16/60→成功!

京太郎(あった、これだな)

少し探すと、小学校の先生が持つ出席簿のような冊子がすぐに見つかった。
表紙には達筆で「宿帳」と書かれている。間違いない。

付箋が挟まっているところを開くと、「清澄高校麻雀部御一行様」の下に名前が並んでいた。
染谷まこ、竹井久...うん、書いた通り俺の名前もちゃんとある。

京太郎(ここからが本題だな)

一枚めくると、団体名は空欄だが3人の名前があった。
山下、北村、向坂...全員住所は県内、職業欄は大学生か。
下の名前からするに男三人組のようで、俺たちが来た前日の朝に記帳している。

その少し下にはこれまた2人の名前、こっちは女性っぽいな。
堂島は会社員、東京在住か。これまた遠いところから...
もう一人の米本も会社員だが、こちらは県内から来ているようだ。
記帳はやはり俺達が来た前日の昼頃、先の大学生の数時間後になっている。

どちらの団体もまだ宿泊中らしい。

それより前の客が一週間以上前に帰っていることを確認し、手早く元の場所に戻した。


久「どうだった?」

京太郎「今、俺たちの他に2つの団体が泊まってるみたいです」

京太郎「片方は男子学生三人組、もう片方は女性会社員の二人組」

久「それなのにどちらとも遭遇してないのよね...」

京太郎「ちょっと不思議かもですね」


どうする?
持ち物:>>150

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓2

2. 辺りを見渡す:10/63→成功!


京太郎「...特に何もないな」

久「須賀くーん、あなたの目は節穴なの?」

久「こんなに綺麗なものがあるのに気付かないなんて...」

京太郎「え、何かありましたか?」

久「わ・た・し」

京太郎「...腹減ってきたな」

久「反応してよ!バカみたいじゃない!」



どうする?
持ち物:>>150

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


安価近づけます

↓1

1. 食堂に移動する

 【2日目:昼】 旅館・本館 食堂


まこ「馬鹿もん。冷めるから先に食い始めてしもうたぞ」

久「違うのよまこ、須賀君が嫌がる私を無理やり連れ回すから...」

京太郎「なんでそうなるんですか?!いや、連れ回したのは事実か。すみませんでした」

京太郎「それより...」

京太郎「てめえか優希!?俺の飯まで手つけやがったのは!」グリグリ

優希「やめろー!遅れてきた犬よりか、私に食べられたほうがエビフライも幸せだじぇ!」

咲「私も今回は京ちゃんが悪いと思うなー」

京太郎「ぐぬぬ...」


十数分後


和「つまり、当分は長野には帰れそうもないということですね」

久「そうなるわね」

咲「村に代々伝わる四家...ミステリーっぽくって面白いかも」

京太郎「何言ってんだお前は」

優希「よっしゃー!学校休みだじぇ!」

まこ「帰ったらその分補習じゃと思うがの...」

優希「」ガーン

京太郎「咲、それ次ほしい」

咲「はいはい」

久「それにしても、もうちょっと話聞きたかったわね...」

半分減った揚げ物盛り合わせにソースをかけながら、竹井先輩のぼやきに同意する。
確かに色々と事情を知っていそうな楸野さんにはまだ聞きたいことがあったのだが...あ、かけすぎた。

優希「なんで途中で帰ってきたんだ?」

久「楸野さんが出かける用事があるからって」

京太郎「でもあの人車を持ってませんでしたよね。第一今は村の外には出れないし」

和「村の誰かに会いに行ったんでしょうか?」

女将「ああ、長老なら多分神楽山じゃない?」

後ろで話を聞いていたらしい女将が口を挟んできた。おっと、知らない単語が二つも出てきたぞ。

久「長老?神楽山?」

女将「あらごめんなさい。長老っていうのは楸野さんのことよ」

京太郎「確かにいかにも長老って感じでしたからね」

女将「それで、『神楽山』はこの村の北西にある山よ」

久「ああ、きっと楸野さんの家の裏手にあったやつね」

女将「そうそう。今あの山の上にある神社で祭をやっていてね」

女将「楸野さんは宮司さんだから」

京太郎「へぇ、そうなんですか」

女将「ま、山村のちっちゃな祠って感じだけどねー」ヘラヘラ


〜〜〜〜〜〜〜〜

のどっち「本来宮司というのは神職の一つで、神社を取りまとめるトップのことです」

のどっち「その地位に就くためには様々な資格や階位、経験が必要になります」

のどっち「とはいえ小さな神社では他の神社の宮司が兼任していることも多いそうです」

のどっち「おそらく神楽山の神社も同じタイプで、村の外に本当の宮司さんがいるのでしょう」

のどっち「ここでは『実質的に神社を管理している人』という程度の意味合いで呼んでいます」

〜〜〜〜〜〜〜〜

優希「のどちゃん、ボーっとして大丈夫か?」

和「あれ...?いえ、何でもありません」ハッ

京太郎「そういえばここの別館の裏にも山がありますけど、何かあるんですか?」

女将「あー、あそこは『小佐目山』ね」

女将「一時期炭鉱として動いていて、この村も相当賑わってたらしいわ」

女将「閉山になってもう何十年も経つけどね」

女将「朽ち果てた機械とかあって危ないから、近づかないほうが良いわよ」

京太郎「へぇ、ありがとうございます」


そのうち、目の前の皿が空になっていた。他を見ても同じような状況のようだ。

まこ「さてそろそろかの......ごちそうさまでした」

全員「ごちそうさまでした」

優希「京太郎!それよりビリヤードするじぇ!」

和「結構面白いですよ」

京太郎(ぐっ、おもち...)

京太郎「いや...出てくるから遠慮するぜ」クッ

咲(京ちゃん、苦虫を噛み潰したような顔してる...バカなのかな)

まこ「午後も出かけるのか?」

京太郎「そうしようかと」

女将「あら、どこか行くの?」

京太郎「村をぶらぶら歩いてるんです」

女将「何もないのにねぇ...あ、そうだ」

そういってドタドタと音を立てながら女将は奥へ引っ込んでいった。
主人と比べると対象的で良く言えば快活、悪く言えば騒がしい人だ。
そんな取り留めのないことを考えていると、やがて女将が戻ってきた。その右手には紙切れが握られている。

女将「はいこれ。そんなに大きい村じゃないけど、旅館に戻ってこれなくなったら困るからね」


 小佐目村の地図(仮)を手に入れた


京太郎「ありがとうございます!...さて、誰と行こうかな」

女将「あら、デート?いいわねー周りが可愛い女の子ばかりで」ニヤニヤ

京太郎「そういうのじゃないですから!」アタフタ

この人、いかにも竹井先輩と話が合いそうである。

持ち物

・携帯電話
俺のケータイ。最近スマホにした。
この村は圏外なので持っていても意味ないような気がするけど、現代人のたしなみというやつだ。

・腕時計
旅行の時は身につけている腕時計。
普段学校に行くときはかったるいので着けないのが男子高校生。

・旅館の地図
泊まっている旅館の館内地図。これがあればもう迷わない...よな?
http://imgur.com/laCzxEN

・懐中電灯
俺の部屋にあった懐中電灯。おそらく防災条例か何かで必置なのだろう。
古く見えるが、電池は多分大丈夫。

・小佐目村の地図(仮)
この村の簡単な地図。やけに手書きっぽく雑に見えるが目の錯覚である。
榎田と柊の家の位置が分かっていない。
https://imgur.com/a/XtEPVnC

>>231 張り直し

持ち物

・携帯電話
俺のケータイ。最近スマホにした。
この村は圏外なので持っていても意味ないような気がするけど、現代人のたしなみというやつだ。

・腕時計
旅行の時は身につけている腕時計。
普段学校に行くときはかったるいので着けないのが男子高校生。

・旅館の地図
泊まっている旅館の館内地図。これがあればもう迷わない...よな?
http://imgur.com/laCzxEN

・懐中電灯
俺の部屋にあった懐中電灯。おそらく防災条例か何かで必置なのだろう。
古く見えるが、電池は多分大丈夫。

・小佐目村の地図(仮)
この村の簡単な地図。やけに手書きっぽく雑に見えるが目の錯覚である。
榎田と柊の家の位置が分かっていない。
http://imgur.com/a/XtEPVnC

京太郎「ともかく、引き続き竹井先輩にお願いしようか。それとも他の人を誘うか」


誰と行く?(>>149 より)

↓1

バディーの交代は旅館に帰ればいつでもできます
安価下

咲と行く


久「私は疲れたから休むわ...」

京太郎「そうですか...なあ、咲」

咲「一緒に行こうって?今良いところなんだけどー」

京太郎「まあそう言わずにさー。結構涼しいし、気分転換になるぜ?」

咲「別に私は本読んでるだけで楽しいよ」

京太郎「咲がいないとなぁ...頼むよ」

咲「...まあいっか。京ちゃんは私がいないとダメだもんね!」エッヘン

京太郎(チョロい)


どうする?
持ち物:>>231

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓1

まこ「行ってらっしゃい。はぐれないように気をつけんしゃい」

咲「そうだよ、京ちゃん!」

まこ「おぬしじゃ」

咲「」


 小佐目村 旅館前


咲「あ、本当だ。結構涼しいね」

京太郎「だろ?」

もう日は最高地点に達し、既に降り始めている。
それでも不快指数は全く上昇しないのだから、ここに住みたいくらいだ。

咲「どこに行くの?」

京太郎「さっきの話に出てきた神楽山か、見つからなかった榎田家と柊家を探すかってのがとりあえず思いつくが」

京太郎「どうしよっかなー」

咲「んもー、連れ出すんならしっかりしてよね」

京太郎「失礼しました、お姫様」ハハハ


どうする?
持ち物:>>282

1. 移動する
・旅館に入る
・場所指定(地図参照)
【行動】× 8 = 48(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓1

1. 神楽山に行く

 小佐目村 神楽山 山道入り口


崖の上の舗装路を端まで歩くと、紅葉で色づいた山の入り口が見えてきた。

咲「え、京ちゃん...これ登るの...?」

京太郎「どうしようかな」

咲「やだよー!無理ー!もう帰る!」

京太郎「全然高い山じゃないよな?!」


どうする?
持ち物:>>150

1. 移動する
・神楽山に入る
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓1

毎回持ち物の安価先を間違えてるorz

2. 辺りを見渡す:21/40→成功!


うるさい咲を尻目に山を何気なく眺めていると、ますます紅葉の美しさが映える。
前に紅葉狩りなんて行ったのはいつ振りくらいかなぁ。2年くらい前に学校の登山で行ったときだろうか。
そういえば咲はあの日仮病で休もうとしていたな...などと考えていると、ある一本の山道が楸野宅の方へ向かっているのが目についた。

京太郎(そういえば楸野さんの家に行った時、裏手に山道の入り口が見えてたな...あそこか?)


どうする?
持ち物:>>232

1. 移動する
・神楽山に入る
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓1

1. 楸野宅の方へ向かう

 小佐目村 楸野宅前


咲「行ったり来たりするのやめてよ!」プンプン

京太郎「ごめんごめん」テヘペロ

京太郎「それより、楸野さんはまだ帰っていないっぽいな」


どうする?
持ち物:>>232

1. 移動する
・楸野宅に入る
・裏の山道に入る
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓1

すみません、そろそろ一時間ですが大分詰まってます
今しばらくお待ちください

1. 裏の山道に入る

咲「えっ、勝手に入っちゃって大丈夫なの?!」オロオロ

京太郎「ダメだけど、誰も見てないしな」

咲「そんなぁ...」

大きな平屋を抜けて裏に回ると、フェンスに囲まれた山道の入り口がそこにあった。
しかし近づくと扉に鍵がついているのがわかる。しまった、これじゃあ入れない。
そう思って何気なく扉に手を掛けると...

京太郎「あれ?開いた...?」

南京錠はS字状になり、その役目を果たしていなかった。
どうやら誰か――恐らく楸野さん――が鍵を開けたままにしていたようだ。

京太郎「咲、今度こそ登るぞ」

咲「えぇ〜......はぁ...」

紅葉に埋もれた土を踏みつつ、山を登るという小さな覚悟をした。
こんなことならもう少し動きやすい格好をしてくればよかった。そう思ったのだが...

 神楽山 神楽神社

京太郎「なんだ、すぐじゃないか」

咲「...あれ、疲れてない?」

わずか数分で開けたスペースに出た。思ったより道も楽だったし...ちょっと拍子抜けであった。
見渡すまでもなく、いかにも神社然とした木造の小さな建物を認めることができる。

京太郎「神楽神社...か」

山と同じ神社の名前が刻み込まれた石碑は大分苔がむしている。
暗示されるその歴史と同じように、辺りに静寂が満ちていた――わけではなかった。
すぐ裏手から聞こえるぽん、ぽん、という太鼓の音と笛の音。
そして何人かの人間が地面を踏みしめる音が、否応なしに聞こえていたのだ。

咲「これが女将さんの言ってたお祭りかな?」

京太郎「みたいだな。ちょっと回り込んでみるか」

するとやはり、そこでは祭りが...というよりは、儀式のようなものをしていた。
祭壇の前で何かを唱える老人――俺の見たところ、楸野さんだろう――と、その周りに置かれた四つの米俵、
さらに少し離れた所で和楽器を演奏する数名に、舞を踊る四人の女性。これを儀式と言わずなんと言おうか。

咲「へぇ、なんの儀式なのかな」

京太郎「さあな。終わったら聞いてみるか...よいしょっと」

俺はおあつらえ向きに置いてあった縁台に腰を下ろした。
咲は少し戸惑ったが、俺が手で土や落ち葉を払ってやると、ありがとうと言ってちょこんと座った。

京太郎「なあ、咲」

咲「うん、どうしたの?」

京太郎「こうしてお前と二人でゆっくりするの、随分久々な気がするぜ」

咲「え、なんで?そんなことないと思うけど」

出会ったあの頃、咲の隣には俺しかいなかったし、俺の隣には咲しかいなかった。
いや、高久田とかいたか?まあとにかく、大抵一緒にいた。
しかし高校に入ってからは和や優希、染谷先輩に竹井先輩もいる。
お姉さんとの因縁も解決して、いや詳しくは知らないけど、結構仲良くやっているようだ。
二人になる機会がないわけではないが、ほとんどは部活の買い出しだとか洗濯だとかそんな具合である。
そんな今、こうやって咲と久々な雰囲気に浸っていることに妙な懐かしさを覚えた。

京太郎「そういえば咲、来年の選択科目の一次調査、出したか?」

咲「うそ、あれってもう提出だっけ?!」

京太郎「いや、連休明けだったはず。この調子じゃ出せないけどな」

咲「なーんだ、焦って損したー」

京太郎「調子の良いやつだなお前は」


そうやって待つこと30分弱、どうやら儀式が終わったようだった。
楸野さんがこちらに気づいたようで、目を遣ってきた。
こちらも目配せをした後、「咲、終わったみたいだから行こうぜ」と言おうとして――


瞬間、咲が怯えた顔をしたことに気づけたのは偶然だった。

最後の投下、時間空いてすみませんでした

今日はここで切ります。
感想意見質問等お待ちしておりますー

それではみなさま、おやすみなさい

小ネタ 【1日目:麻雀大会】

 最終戦 オーラス 二本場 ドラ:發

東:咲   34100
南:京太郎 13900
西:優希  31000
北:和   23000


11巡目

1m12399p123西 【999s】 ツモ:2m

京太郎(張った...ジュンチャン三色の辺三萬待ち聴牌!)

京太郎(萬子は結構切ってるし、六萬もさっき切った...出そうだ)

京太郎(...って、これじゃあ出和了り30符3飜で3900の二本場は4500)

京太郎(ツモっても1000-2000は1200-2200で合計4600)

京太郎(直撃でもブービーの和には100届かねえ...!)打北

和(自分で「麻雀は水物」とは言いましたが...まさか最下位争いをすることになるなんて)

和(しかも須賀君とは僅差ですか。ここで捲られるとウマで逆転されるかも...まずいですね)


12巡目

12m12399p123s 【999s】 ツモ:9s

京太郎(...!)

京太郎(張って一巡でこれとは何という僥倖...)

京太郎(カンすれば5200は5600)

京太郎(しかも和は明らかに萬子が安い...)

京太郎(いける...!)

京太郎「カン!」チャッ

優希「ろ、ロン!」

優希「槍槓国士、32000は32600!」

京太郎「え」

京太郎「」サァァァァァ

咲「あ、京ちゃんが砂に...」

久「す、須賀選手が槍槓国士無双を放銃ッ!」

久「優勝はこの女、片岡優希だあぁぁァァッ!!」

優希「食べ放題だじょぉぉぉぉ!!!!」

まこ「はぁ...やれやれじゃ」


カンッ

咲SSとして麻雀ネタはやっておきたかったので供養。

そういえば、次回は月曜19時頃から投下予定です。
では!

>>255
訂正:打北→打西

槍槓国士は砂にもなりますわ乙

咲がミステリー好きなのとか地味に拾ってるの好き

ホラーっぽい雰囲気がちゃんと出ているようなら安心です。まあ、まだ雰囲気だけですが
実際のホラー的要素はもうちょっと先かな?

ゲームとしては...やっぱりテンポとかでしょうか。それともそれ以外?
移動する先々で情報を出さなさ過ぎるとダレるけど出しすぎるのも探す面白みが減るのではというのが悩みです
システムでもしご意見があれば取り入れて行きたいのでお聞きしたいです。

>>258
槍槓国士は>>251>>255 の間に>>1 が実際に体験したことです...泣けるぜ

30分後くらいから始めたい所存

開始でござる

京太郎「咲...?」

咲「...!京ちゃん、私ここで待ってるね...」

京太郎「あ、ああ...」

咲の様子がおかしいのは火を見るより明らかだ。そしてその原因が楸野さんにあることも。
しかし当の本人が歩み寄ってきている今、その事を咲に問うている余裕はない。
これ以上二人の距離が縮まらないよう、駆けて老人の元へ近づく。

楸野「これはこれはご客人。ええと...」

京太郎「須賀です」

楸野「そう、須賀さん。先ほどぶりですな」

楸野「いやはや失礼しました。年を取るとどうも名前が覚えられませんで」

楸野「しかしここの道は迷いやすいったらありゃしませんで、よくいらっしゃいましたな」

楸野「よほど方向感覚がお有りと見えた」

京太郎「ええ、まあね...アハハハ」

京太郎(あっぶねー、なんか自己解決してくれて助かったぜ)

京太郎(しかし...)

目の前の老人をまじまじと見るが、特におかしい所はなさそうだ。
長老だからといって村の暗部を司っているとか、とんでもない魔術を使うとか、そういったようにはとても見えない。

京太郎(俺にはわからなかったことが咲には感じ取れたんだろうか)


どうする?
持ち物:>>232

1. 移動する
・裏の山道から出る
・表の山道から出る
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・話をする
【交渉】× 8 = 56(当たり障りのない話なら自動成功)
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓1

2. 話をする(成否は秘密)

京太郎「ところでこの祭りは?なんというか随分...儀式じみてましたけど」

楸野「カッカッカ、そりゃあ儀式ですからな。当然でしょう」

楸野「さっきまで行っていたのは『壬申の儀』と言いましてな」

楸野「古くからの言い伝えに則って毎年行っとりますのよ」

京太郎「言い伝え?」

楸野「少々長くなりますぞ...」


その昔、ある山に住む雨の神が荒ぶり、辺りに三日三晩大雨を降らせ続けた。
困った人々は雨を止めるよう嘆願しに言ったが、神は聞く耳を持たなかった。

そこに旅をしている四人の女が通りがかり、事情を聞くと「私達が何とかしよう」と言った。
女たちはまず米を用意させて神に酒と飯を振る舞い、次に四人で神楽を舞った。
この舞は立派であり、村の人々も至極感心する程であったという。
こうした歓待を受けた雨の神は大層上機嫌になり、雨は止んだのだった。


楸野「その時に建立されたのが、この神楽神社であると伝えられております」

楸野「この村は毎年秋になると雨がぎょうさん降りましてな」

楸野「それを鎮めるためにこの祭りが始まったという話ですわ」

京太郎「『遠野物語』の伝説みたいですね」

楸野「確かに、そういった地方民話のようではありますな」

楸野「まあこういったものは今日だけでして、昨日は村のものが集まってどんちゃん騒ぎでしたわ」

京太郎「そうだったんですか...」

楸野「さて、老人は少し働くだけで疲れましてね」

楸野「そろそろお暇させていただいてもよろしいかな?」

京太郎「ああ、すみません」

京太郎(せっかく遭遇できたんだし、あと一つくらい聞いておいたほうが良いか?)


どうする?
持ち物:>>232

1. 移動する
・裏の山道から出る
・表の山道から出る
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・話をする
【交渉】× 8 = 56(当たり障りのない話なら自動成功)
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓1

2. 辺りを見渡す:27/40→成功


京太郎(そういえば咲は大丈夫だろうか?)クルッ

京太郎(...俯いて全く動かない。ひょっとしたらマズいかな――)

京太郎(――って、あいつ船漕いでるじゃねーか!心配して損したぜ...ん?)

そのとき、咲の座る縁台の下で何かが光を反射した。遠くでわかりづらいが、
黒くて...板状だろうか?とにかく周りの自然とはアンマッチだ。

京太郎(ヤバい、めっちゃ気になる...)


どうする?
持ち物:>>232

1. 移動する
・裏の山道から出る
・表の山道から出る
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・話をする(次選択されなかったら楸野は帰ります)
【交渉】× 8 = 56(当たり障りのない話なら自動成功)
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓2

2. 縁台の下:見つけてるので自動成功で


京太郎「それじゃあ、俺も失礼します」

楸野「では、さようなら」

〜〜〜〜〜〜

京太郎「...」スタスタ

咲「...ハッ」

咲「あ、京ちゃん。どうだった...って何やってるの?」

京太郎「さっき変なものが見えて...これか」ガサガサ

手に取ったものはやはり、20cm四方より少し大きい程度の黒い板だった。
手帳のようなカバーを開くと、それがただの板ではなく画面を持った機械であることがわかる。
しかしタブレットにしては側面にモノが少ないような気がするな...
普通、タブレット端末といえば電源ボタンや音量ボタン、
イヤホンジャックや充電口など細々としたものが側面にそこかしこと並んでいるものだ。
しかしこれにはそれらはなく、ボタンとジャックが一つずつあるのみである。

京太郎「なんだこれ...タブレットじゃないな」

咲「電子メモ帳じゃない?」

京太郎「電子メモ帳?」

咲「うん。ほら、カバーにペンがくっついてるでしょ?」

京太郎「ああ、本当だ」

咲「それで画面にメモをできるんだよ」

京太郎「へぇ、普通のメモ帳を使えばいいのに」

咲「まあまあ、そういう機械が好きな人もいるから...」

京太郎「そんで、たぶんこれが電源だな」カチカチ

京太郎「あれ、つかないな...電池切れか?」

電子メモ帳と思われる機械は、うんともすんとも言う気配がない。

京太郎「しょうがない...とりあえず持っておくか」

咲「え、ダメだよ!誰かが忘れていったのかもしれないし...」ワタワタ

京太郎「さて、そろそろ行くか?」

咲(京ちゃんがどんどんワルになっていく...)


気がつくと楸野さんだけでなくその他の人々も居なくなっていた。
今度こそ、その歴史にふさわしい静けさがそこにはあった。


どうする?
持ち物:>>232

1. 移動する
・裏の山道から出る
・表の山道から出る
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


考えがそこまで及びもしませんでしたが、咲世界の時代設定は色々言われているらしいですが
技術的には現代(2020年)と同じくらいで想定しています。

↓2

>>266みたいなのプレイヤー目線だと4つの家から連想可能なんだけど
やはり調べてPC(京太郎)に認識させないとダメな感じかな?
なんか連取してしまったので↓

>>272
またその時になったら説明しようと思っていましたが、夜か深夜辺りに
整理フェーズ(ここまでの情報を整理する)を設けようと思っています。
その時に安価取ってくだされば、京太郎は「そう考える」ことはします。
もちろん普通に調べてくださってもおkです。


2. 神社神社を調べる

範囲狭いのでちょっと高めで
【探索】× 10 = 50

↓1

神社神社って何やねん、マイムマイムかいな
神楽神社に訂正でお願いします(汗)

コンマなら下

持ち物更新わすれてたー

 電子メモ帳を手に入れた


持ち物

・携帯電話
俺のケータイ。最近スマホにした。
この村は圏外なので持っていても意味ないような気がするけど、現代人のたしなみというやつだ。

・腕時計
旅行の時は身につけている腕時計。
普段学校に行くときはかったるいので着けないのが男子高校生。

・旅館の地図
泊まっている旅館の館内地図。これがあればもう迷わない...よな?
http://imgur.com/laCzxEN

・懐中電灯
俺の部屋にあった懐中電灯。おそらく防災条例か何かで必置なのだろう。
古く見えるが、電池は多分大丈夫。

・小佐目村の地図(仮)
この村の簡単な地図。やけに手書きっぽく雑に見えるが目の錯覚である。
榎田と柊の家の位置が分かっていない。
https://imgur.com/a/XtEPVnC

・電子メモ帳
神楽神社の縁台下に落ちていた電子メモ帳。
充電が切れているようで、これっぽっちも動く気配がない。

2. 神楽神社を調べる:71/50→失敗


京太郎「うーむ...」ゴソゴソ

咲「はぁ...何やってるの、京ちゃん?」

京太郎「いや、他に手がかりがないかと思ってな」

咲「もう!さっきから人の敷地入ったり物を物色したり、泥棒みたいだよ!」

京太郎「せめて探偵と呼んでくれ」

咲「探偵って...本気で言ってるの...?」

京太郎「」グサッ

咲「え、痛...」

京太郎「」グサグサッ


どうする?
持ち物:>>232

1. 移動する
・裏の山道から出る
・表の山道から出る
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓2

1 宿屋へ帰る

失敗した行動って連続で出来るの?

あ、時間の進みもよくわからん
アナウンスあるまでは特に制限なしに調査行動とっていいのかな

3. 楸野について咲と会話


京太郎「ところで、咲」

咲「うん、どうしたの?」

京太郎「さっきの...楸野さんのことなんだけど...」

咲の身体がビクッと跳ねた。相当、さっきのことは印象深いようだ。

京太郎「最初に楸野さんと目があった時、お前は明らかに怯えていた」

京太郎「楸野さんは『何かある』のか?...教えてくれないか」

こくんと小さく頷いた後、咲は少しずつ話し始めた。


咲「あの人がこっちを向いたとき、一瞬目が合ったの」

咲「その時......黒くておぞましいものを感じて」

咲「すごく、こわかった」

咲「...衣さんや高鴨さん、大星さんみたいなのとは違ったかな」

咲「あの人たちが出すものも確かに怖いけど、あれはなんていうか、強いものへの畏れに近いかも」

咲「楸野さんは、別にあの人自身が何かを持っているわけではないみたい」

咲「でもあれは全然違うもの。まるで...」

咲「文字通り人を殺すような...そんなおぞましさだったよ...」


咲は間違いなく俺たち清澄麻雀部の中で『オカルト』が強い。
いわゆる「牌に愛された子」たちの――俺からすれば咲自身もそうだろうと思うのだが――
よくわからない、気のようなものに当てられて体調を悪くすることもあった。
優希や他の人も多少はそういったものを感じるようだが、咲はそれらとは一線を画しているのは確かだ。
そんな感受性の塊が「人を殺すような黒くおぞましいもの」と形容するそれは、何なのだろうか。

少なくとも、俺にはそんなものさっぱり感じ取れなかったことは確かだ。

京太郎(俺にもオカルト身についたんじゃなかったのかよー...)

何故人は同じ過ちを何度も繰り返すのか...リンク訂正

持ち物

・携帯電話
俺のケータイ。最近スマホにした。
この村は圏外なので持っていても意味ないような気がするけど、現代人のたしなみというやつだ。

・腕時計
旅行の時は身につけている腕時計。
普段学校に行くときはかったるいので着けないのが男子高校生。

・旅館の地図
泊まっている旅館の館内地図。これがあればもう迷わない...よな?
http://imgur.com/laCzxEN

・懐中電灯
俺の部屋にあった懐中電灯。おそらく防災条例か何かで必置なのだろう。
古く見えるが、電池は多分大丈夫。

・小佐目村の地図(仮)
この村の簡単な地図。やけに手書きっぽく雑に見えるが目の錯覚である。
榎田と柊の家の位置が分かっていない。
http://imgur.com/a/XtEPVnC

・電子メモ帳
神楽神社の縁台下に落ちていた電子メモ帳。
充電が切れているようで、これっぽっちも動く気配がない。

>>284
「辺りを見回す」はできませんが、その他なら可能です。
但し、「辺りを見回す」以外の行動は少なからず時間を使います


>>285
そのあたりは>>1 の裁量によるところが大きいです。
あまり厳密に時間システムを決めすぎると終盤探索時間が足りなくなった時に困るので、
曖昧にしておけば最悪都合できるかな?というのが8割、単に時間管理めんどいというのが2割という
完全>>1 的都合です本当にありがとうございました。

しかし時間の感覚がわからないという声が前からあるので、30分単位くらいで時刻表示をしようかと思います。
ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。

各行動による時間の進みについては、完全に安価の内容によるので何とも言えません。




どうする?
時刻:14時半
持ち物:>>287

1. 移動する
・裏の山道から出る
・表の山道から出る
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓2

2. 神楽神社を調べる

リベンジ!

範囲狭いのでちょっと高めで
【探索】× 10 = 50

↓1

同じ場所探すんなら回数重ねる毎に成功判定増やさないと進まないんじゃないか?二分の一の確率とかちょっと運が悪けりゃ四、五回とか普通にかかるぞ

2. 神楽神社を調べる:94/50→失敗


京太郎「...もう一回探してくる」

咲「えーまたー?」


数分後


京太郎「...やっぱりだめか」

咲「しょうがないなぁ、今度が私が探してきてあげるよ!」


数分後


咲「やっぱりだめだった!」テヘッ

京太郎「おい」



どうする?

時刻:14時半
持ち物:>>287

1. 移動する
・裏の山道から出る
・表の山道から出る
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索】× 8 = 40

3. 自由安価


↓2

>>293
うーん、それを始めてしまうとキャラごとにステを偏らせた意味が無くなっちゃうかなーと
例えば優希は【探索】が8の探偵タイプなので、彼女を連れてくれば楽にはなります。
判定にはその場にいる中で高い方のキャラのステを採用しています。

ただ、判定の係数8は低すぎたかな...と思いつつあります。どうなんだろ?

2. 神楽神社をふたりで探す


(【探索】+【探索(咲)】× 0.5)× 10 = 75


↓1

2. 神楽神社をふたりで探す:53/75→成功!


咲「...なんだろこれ?」

咲「京ちゃん、これ見て」

京太郎「何かあったのか?」

咲が引っ張り上げてきたのは、見るからに古い冊子だった。
大分ホコリを被っていたし、表紙の文字はぱっと見何語かも分からない。

京太郎「...これがどうかしたのか?」

咲「うーん、なんだかわからないけど...本だし、面白いかな?って」

京太郎「お前なあ...」

とはいえ、他にめぼしいものも見つからない。ちょっくら開いてみるか――

キリが超絶悪いですが、今日はここで切らせてください。
>>1 の手際と裁量の悪さで皆さんを必要以上に神楽神社に留まらせてしまいました...
ご期待に添えず申し訳ありません。

システムについてもう少し考えようかと思います。
現状の判定だとせっかく居るバディをほとんど活かせていないし、判定もグダグダになりがちだし。
判定全体の数値ももう少し見直します。失敗して何度も探索する事自体は悪いことではない
(そういうこともありえていい)のではないかと思うのですが、そもそも判定が全体的に難しすぎるのは別問題ですから。

ということで、練り直しに入ります。結果として次回以降難易度に多少の上下があったり、
ステータス等に修正が入ったりするかもしれません。ご了承ください。

よければ皆さんのご意見をお聞かせください。スレ立て側の主観では皆さんの感じる
難易度等がわかりづらいので、教えていただければ大変参考になります。

次回、明日の同じくらいの時間までにまとまればいいけど...
もし無理なら明後日以降になるかもです。詳細は明日告知します。

ではまた


今回咲を連れてきた目的は果たせたか感はある
バディは共同で出来る作業はオートで共同でして、バディをトリガーにしたイベントが発生したら自動で連鎖させたらテンポは上がると思う

今日は本編なしですが、代わりにシステム改修について考えていることを色々と。

こちらの裁量で適当にやろうと思っていた部分は、少々煩雑になりますが
より具体的にして不明瞭な点を無くしていこうと思います。


・時間
10分ごとの管理にします。他の行動も10分単位で消費していきます。
 例)
  辺りを見渡す→0分
  会話→10分
  〇〇を探す→20分


・判定
(【ステ(高)】+【ステ(低)】× 0.5)× 8 で成否判定を行います。

 例)京太郎と優希で探索する場合
 【探索(優希)】= 8
 【探索(京太郎)】 = 5 のため

 (【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84 以下で成功です。

一度失敗した判定に再挑戦する場合はコンマ+10の補正をかけます(1段階のみ)。上の例なら94以下で成功です。
また、ほぼないとは思いますが成否判定値が100を越える場合、自動成功とします。


・「辺りを見渡す」について
「隠れているものに気づく」という性質のコマンドにします(CoCの「目星」みたいな)。
判定は引き続き【探索】で、失敗した場合連続の判定は不可です。

よってそうするまでもなく気づくであろう事柄は以後、移動した時点で描写していきます。
 例)>>209 で「辺りを見渡す」ことで車の存在に気づく場面


・同行者の数について
判定が仕様変更でそれなりに易しくなったことと
>>1 的にキャラが多いと描写が難しくなることから、現状維持で考えています。
ただし終盤やそうせざるを得ない場面や展開になれば増えることもあろうかと思います。


・自由度(イベントの自動進行)について
これが一番悩んでいるところです。
>>303 でいうところのトリガーイベント→自動連鎖は
途中で他のことが出来ないので自由度が下がりますが、続けて筋の通ったイベントが起こりテンポは良くなります。

 1. テンポ重視
 2. 自由度重視
 
↓5までで多数決してみます。埋まらなかったら空気読みます。

あと、急に地の文多めになる非安価成分も無くそうか迷っています。自由度もテンポも悪くなるので...
しかし心理描写とかホラー雰囲気とかまで削ってしまうのではないかとも思うのですが、どうでしょうか?


以上、長くなりましたが改修案でした。

1
自由度って言ってもイベントみたいなシーンで突然旅館に戻るみたいな事されても嫌だしな

>>308-312
テンポ重視でいこうと思います。
地の文、結構書いてて楽しいのでよかったです。


>>312 昼飯はマジでごめんなさい...

食事は以下の時間です
・朝食→08:00〜09:00
・昼食→12:00〜13:00
・夕食→19:00〜20:00

夕食は部屋(203号室)でそれ以外は食堂
遅れると怒られたりおかずを取られたりします。間に合わないと食べられません。
必ずしも食べなければならないわけではありませんが、抜きすぎると【体力】での判定で
・2食抜く:コンマ-20
・3食抜く:コンマ-30
→以後10ずつ減少値増
といった具合でデバフがつきます。
  

19時頃から開始しますー

システムは>>307 の通り+食事は>>314 で進行します

本編開始しますのよー
>>300 の続きから

 【2日目 14:40】 神楽山 神楽神社


状況からして当たり前とも言えるが、今日俺たちがよく目にする書籍とは作りが違う。
和紙を折って重ねたものを厚い紙で挟み、右側の端は紙をねじったような紐で綴ってある。和装本というやつだろうか?
歴史系のテレビ番組で古文書が出てくる時に写っているような、そういうイメージぴったりだ。
そう考えているうち気がつくと咲の小さな手が恐る恐る伸びて、まさに表紙を開こうとしていた。

京太郎「うわっ、なんじゃこりゃ」

咲「字体が崩れてて読みにくい...」

咲「でも手書きっぽいね」

そう言われ、古びて黄色くなった和紙をよく見る。崩れていてわかりづらいが、
確かに字の形がバラバラだったり行が真っ直ぐで無かったりという点から、手書きであることが読み取れる。

京太郎「とはいっても、そもそも印刷なんてあるわけないだろ」

京太郎「こんなに古い本だぜ?少なくとも江戸時代よりも前に見える」

咲「そんなことないよ?日本でも平安時代には木版印刷の本っていっぱいあったらしいし」

京太郎「マジか?!なんでそんなこと知ってんだ?」

咲「前に読んだ歴史小説でそういう話があって」エヘヘ

京太郎「なーんだ。ま、そんなところだろうと思ったぜ」

そんな話をしているが、これを解読するのは骨が折れそうだな。
学校で古文は習っちゃいるけど...成績?可もなく不可もなくだ。咲は結構得意だっただろうか。
宿で落ち着きながら読んでみてもいいが、持ち出してバチとか当たったら怖いなぁ...


古文書を読む?読む場合30分かかります
読む場合同レスで判定
(【知識(咲)】+【知識(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

↓2

古文書を読む:25/84→成功!


京太郎「とりあえず最初から読んでみるか」

咲「そうだね...えーっと?」

咲『...昔ある山、雨の神おはしましけり。あまなるむらくもをして雨降らしわたらせければ......』


 【2日目 15:10】 神楽山 神楽神社


咲「ふー、疲れたぁー!」

京太郎「なんか期待して損した気分だ...」

咲「何が?」

京太郎「そういえばお前寝てたもんな。さっきこんな話があってだな...」

本文と挿絵から何とか話を理解することができた。
しかし結論から言えば、目新しい内容は重要そうには思えない細かい描写だけであった。
山にいる雨の神が荒ぶって、大雨を降らす。困っている所に女が四人やってきて、神楽を舞って機嫌を取る。
大筋の話は先程楸野さんから聞いたものと同じだった。
とはいえ、最後の頁にあったメモには別の情報もあった。
この冊子は慶長年間、つまり江戸時代が始まるかどうかくらいの最初期に書かれた写本であること。
写し元である原本は更に古く、少なくとも平家の治世以前にはあったようだが、詳しいことはわからないということだ。

咲「この言い伝え、すごい昔からあるんだね」

京太郎「それくらい前からこの村はあったってことだからな」

咲「...そういえばこの表紙、なんて書いてあったんだろう」

この本を最初に見た時はその古そうな見た目に気を引かれ、なんと書いてあるか考えもしなかった。
改めて表紙の右上に控えめに書かれた題名に目を向けると――

京太郎「なんだこれ...」

京太郎「『霎伝』...?」

咲「『こさめでん』、だね」

京太郎「『こさめ』って...小降りの雨の『小雨』か?」

咲「うん。でも大雨の話なのに小雨なんて、ちょっとおかしいね」

雨かんむりに立つ女、「霎」と書いて「こさめ」。
この物語を書いた人の、ちょっとした茶目っ気だったのだろうか。


神社の本殿――これ以外に建物はないのだが、本殿と呼んでいいのだろうか――から出ると、
数十分ぶりに陽の光が目に眩しい。風景は入る前と何ら変わりなかった。

京太郎「そろそろ別の所に行ってもいいんだが...」

京太郎「さっき楸野さんが、ここの道は迷いやすいって言ってたな」

京太郎「...咲、お前大丈夫か?」

咲「きょ、京ちゃんの後ろをついていけば大丈夫だよ!」

京太郎(それでいいのか高校一年生...)


どうする?
持ち物:>>287
周囲 :神楽神社、裏の山道、表の山道
人  :誰もいない

1. 移動する
・裏の山道から出る
・表の山道から出る
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】+【探索(咲)】× 0.5)× 8 = 60

3. 自由安価


↓2

1. 表の山道から出る

 【2日目 15:10】 神楽山 表の山道


京太郎「うーん、これは...」

神楽神社から表の山道に出ると、すぐに方向案内の立て札があった。

←山道出口  山頂→

   ↓神楽神社

...地図があればなお良かったが。

咲「いーまーをー抜けだっそー」フンフン

京太郎「...」

・山道出口へ
・山頂へ
(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 8 = 60
・神楽神社へ


ちょっち席外します。戻るの12時くらいかも

↓2

まだ大丈夫でした

山頂へ:97/60

 【2日目 15:20】 神楽山 表の山道

京太郎「...あれ、ひょっとして迷った?」

咲「京ちゃん、あの木見覚えあるよ」

京太郎「八甲田山みたいなこと言うなよ...」


・山道出口へ
・山頂へ
・神楽神社へ
(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 8 + 10 = 70

↓2

今度こそ席外します
失敗した場合、そこから直下以降で成功するまでのレス数で経過時間を決めます
安価下

再開します

山頂へ:67/70→成功!(1回)

 【2日目 15:30】 神楽山 山頂


しばらく上へ登っていくと、小さな開けたスペースがあった。
中央には気づいてほしいのかどうなのか、「神楽山 山頂」と書かれた膝くらいの小さい看板が立っている。

京太郎「やっと着いたか」

咲「疲れた〜、私ちょっとあそこのベンチで休む...」

京太郎「たかだか20分ちょっとで、ヤワな奴め」

咲「そういう京ちゃんだって息上がってるくせに」

咲「元運動部だからって甘んじてちゃいけないよ!」

京太郎「ぐぬぬ」

そんな軽口を叩きながら展望台のような足場に立つと、眼下に小佐目村を一望できた。
二箇所に大きな家を認めることができる...例の『榎田』と『柊』だろうか。
しかしこうしてみると、案外人が居るなと思った。昨日この村に入った時は人気がなく寂しいと思ったものだが、
今はそれなりの人数が田畑に出たり道を往来したりしている。


 次回『榎田』『柊』の家に移動する際、判定コンマ+20します。


どうする?
持ち物:>>287
周囲 :表の山道(神楽神社、山道出口)
人  :誰もいない

1. 移動する
・神楽神社
・山道出口
(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 8 + 70 = 70
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】+【探索(咲)】× 0.5)× 8 = 60

3. 自由安価


以後表の山道は省略し、安価レス以下成功するまでコンマを取ります。
経過時間はそれまでにかかったレス×10分です。

↓2

1. 山道出口へ:24/70→成功!(1回)

 【2日目 15:40】 小佐目村 神楽山 山道入口


紅葉のトンネルを抜けること10分。
迷うこともなく順調に歩みを進め、神楽山の麓へ立った。

咲「ふぅ...ちょっとしたハイキングだったね」

京太郎「なんだかんだで2時間くらいいたんだもんなぁ」


「壬申の儀」と「霎伝」、この村に伝わる二つのモノを知ることができた。
しかしこの小登山へかけた労力と時間に比べると、何となく物足りない気がするのも確かである。


 京太郎「...しかし、あまり収穫なかったですね」

 久「そうかしら?ああいうところに案外糸口はあるものよ」


昼前、楸野宅前での竹井先輩の言葉が思い起こされる。
気がついていないだけで、俺が体験したことの中に手がかりはあるのだろうか?

京太郎(まあ、寝る前にでもゆっくり考えよう)

京太郎(今は昼のうちにできること...足を使って調べないとな)



どうする?
持ち物:>>287
周囲 :何もない
人  :誰もいない

1. 移動する
・場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】+【探索(咲)】× 0.5)× 8 = 60

3. 自由安価


↓1で

間違えました
1柊家

>>339 おkです
しかしどちらにしても判定値が
(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 8 + 20 = 80なので...失敗

ちなみに2. さぐる はその場で可能な探索行為をするので、もし判定するなら
その辺にいる住人引っ掛けて【交渉】コンマとかになると思います、はい。



どうする?
持ち物:>>287
周囲 :何もない
人  :誰もいない

1. 移動する
・場所指定(地図参照)
(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 8 = 60()
2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】+【探索(咲)】× 0.5)× 8 = 60

3. 自由安価


↓1

(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 8 + 20 + 10 = 90
1. 柊宅に行く:80/90→成功!

やっとキリ良い感じの所で安価取れたー
本日の安価はこれにて終了、柊宅での非安価長文投下して今日は終わりです。

 【2日目 16:00】 小佐目村 柊宅前

神楽山から見えた家の片方に行くと、表札には手彫りで「柊」の文字が刻まれていた。

 「兄ちゃんたち、誰?」

不意の声に振り返るが、誰も居ない――いや、訂正。
目線を落とすと、俺の腰くらいの背丈の少年がいた。

少年「小佐目じゃ見ない顔だけど、引っ越してきたのか?」

京太郎「いや、違うよ。俺達は旅行で遊びに来てるんだ」

少年「へえー、じゃあ旅館に泊まってるの?」

京太郎「ああ、そうだよ」

少年「そうなのか!」

少年「どこから来たの?やっぱり東京とか?」

少年「兄ちゃんたち大学生?何しに来たの?デート?!」

少年は目をキラキラさせてこちらをまくし立ててくる。
無邪気な声で発せられる質問の一つ一つに俺は真面目に答えようと...って無理に決まってるだろ!

京太郎「待て待て待て!そんなに一気に質問されても無理だって」ハハハ

少年「あっ...ごめん」

京太郎「いいって。さて...まず自己紹介からだな」

少年「じゃあオレから!オレは『柊蕪助』!みんな『カブ』って呼んでるぜ」

京太郎「『ヒイラギ カブスケ』くんね。じゃあ俺もカブで」

京太郎「今度はこっちだな...俺の名前は須賀京太郎。で、こっちのちっこいのが...」

そうして軽く自己紹介をした後、カブはやはり俺たち二人を質問攻めにした。
その嵐は、騒ぎを聞きつけたお母さんが呆れて俺達を家に入れてくれるまで続いたのだった。

 【2日目 16:20】 柊宅 居間


京太郎「すみません、いきなり来たのにお茶まで出していただいちゃって」

柊妻「そりゃ家の前であれだけ騒がれればね...」ハァ

柊妻「まあ、このクソガキの面倒見てくれるなら何だっていいわ」ガハハ

柊妻「じゃ、あたしは夕飯の準備してるから適当に話してな!」ビューン

なんというか、いかにも人柄が良さそうではあるが、旅館の女将とは別の方向に騒がしい人だ。
カブの元気はお母さん譲りじゃないだろうか?
本日二回目の出されたお茶を飲み干しながら、台所の女性と目の前の少年を見比べる。
なるほど、よくよく見ると似ているような気がしないでもない。

カブ「へぇ、じゃあお姉ちゃんは麻雀が強いんだな!」

咲「ハハ、ま、まあね...」

京太郎「咲、ちびっこ相手にコミュ障発動させるなよ?」

咲「コミュ障じゃない!」

カブ「二人とも仲いいね」

京太郎「まあ、そうかもな」

咲「ちょっと京ちゃん?!」

ここまでの話を総合すると、この少年――通称カブ――は小学三年生の9歳。
毎日バスで街まで通学しているらしい。

京太郎「しかし、土砂崩れで学校行けないんじゃないのか?」

カブ「うん...休み終わっても友達と会えないし、つまんねー」

咲「私たちと同じだね」

カブ「お姉ちゃんたちも学校いけないの?」

咲「だいたいそんな感じかな」

京太郎「連休だから部活のみんなで旅行に来たんだけど、帰れないからな」

京太郎「バスが復旧するまでこの村を色々見てるんだよ」

カブ「へー...でも、つまんなくないの?」

京太郎「まあ、初めて見るものは何でも楽しいよ」

カブ「大人だなー。オレなら炭鉱の機械いっぱいある所で遊ぶぜ」

京太郎「炭鉱って、小佐目山の?危ないんじゃないか」

カブ「うん...だから父ちゃんに、しばらく小佐目山行っちゃダメって言われちゃった...」

カブ「いつも椿屋の『桜』ってやつと遊ぶんだけど、桜もお父さんにダメって言われたらしいぜ」

カブ「でも、父ちゃん今小佐目山に行ってるんだってさ!ズルいよなー!」

「椿屋」というワードに少し反応する。崖の上にある、楸野宅より東の屋敷に住む一家。
「桜」という名前から察するに、そこの娘さんだろうか。
それにカブのお父さんのことも気になる。ただの廃炭鉱に何故行くのか...

咲「お父さん、炭鉱にいるの?」

カブ「うん、父ちゃんは友達の家で飲むって言ってたけどな」

カブ「父ちゃんと榎田のおっさんが昼過ぎに小佐目山に向かうの見たって、桜がさっき言ってた」

その後もカブのおしゃべりは止まらない。「蜜柑」という生まれたばかりの妹が居ること、お父さんが木彫りの職人であること、
お父さんと「桜のお父さん」と「榎田のおっさん」が仲良しだということなどを矢継ぎ早に話してくれた。
もっとも、それと同じくらい俺と咲は自分たちの事を喋らされたけどな。
その瞬間――時計はちょうど16時と、短針は真下を向いていた――も、
俺は自身がいかに苦労しているかを語り、咲に一々ツッコまれるというやり取りでカブの笑いを誘っていた。

京太郎「......それで俺は、しょーがないから雑用を――」

引き受けることにした、と言おうとして、玄関が開いた音に俺は口を噤んだ。
その後数秒待たずして、「ただいまー」という男の声が聞こえたのだった。

>>345 短針→長針 に訂正

という所で今日の投下終了です。お疲れ様でしたー

キャラの描き方は面白い系と可愛い系のどっちがいいのか(描けるとは言ってない)

というわけで今日もやります。15分後くらいに開始です

とうかー!

 【2日目 16:30】 柊宅 居間


「ただいまー...ん、誰か来てるのか?」

カブ「あ、おかえりなさーい!」ダダダッ

カブ「旅行で外から来た兄ちゃんたちが来てるんだよ」

カブは玄関へ駆けていった後、すぐに居間に戻ってきた。
彼を連れ立った中肉中背の男はこちらを一瞥して、へえ、と声を上げた。

男「君らがその旅行の人?」

京太郎「はい、須賀といいます」

咲「私は宮永です。お邪魔してます」ペコリ

カブ「家の外に居たのを俺が見つけてきたんだぜ!」

男「なるほどな、カブに捕まったってわけか」ケラケラ

男「俺は柊。一応、一家の主ってやつだ。よろしくな」

そう言って、柊と名乗る男は手を差し出してきた。
声と話し方から受けた第一印象は「ひょうきん者」だ。
若者のチャラさのような無縁だが、仕草の一つ一つがおどけた感じで、
調子のいいおっちゃんというイメージにぴったりである。

京太郎「ええ、よろしくお願いします」サッ

俺もそんな相手の握手に応えようと、手を差し出そうとして...


(【探索(京太郎)】+【探索(咲)】× 0.5) × 8 = 60

↓2

??:87/60→失敗


柊「ほら、宮永さんも」

咲「あ、おねがいします」スッ

柊「いや〜困っちゃうな〜!女の子の手握るなんて緊張しちまうぜ」

柊妻「こらっ!」ガツン

柊「ぐへっ」

柊妻「止めなよあんた、最近はそういうのはセクハラとか言われるんだから」

咲「あ、いや、全然そんなの気にしませんから」アセアセ

握った柊さんの手は、随分ゴツゴツしていた。そういえばカブが、柊さんは木彫り職人だと話していた。
それを象徴するかのようにあちこちの皮膚は硬くなり、その手で生計を立てていることを言外に知らせる。

??:87/60→失敗


柊「ほら、宮永さんも」

咲「あ、おねがいします」スッ

柊「いや〜困っちゃうな〜!女の子の手握るなんて緊張しちまうぜ」

柊妻「こらっ!」ガツン

柊「ぐへっ」

柊妻「止めなよあんた、最近はそういうのはセクハラとか言われるんだから」

咲「あ、いや、全然そんなの気にしませんから」アセアセ

握った柊さんの手は、随分ゴツゴツしていた。そういえばカブが、柊さんは木彫り職人だと話していた。
それを象徴するかのようにあちこちの皮膚は硬くなり、その手で生計を立てていることを言外に知らせている。


カブ「父ちゃんも一緒に話そうぜ!」

柊「えー俺疲れたんだけど...まあいいか」

柊「ちょっと待ってろ。ビールビール...」ガチャ

柊妻「ってあんた、友達んところで飲んできたんじゃないのかい?」

柊「いやーそれは、アレだ。話が盛り上がってあんまり飲めなかったんだよ」

柊妻「あんたらいっつも盛り上がると酒が速くなるくせに...」

カブ「父ちゃんは飲みに行ったんじゃなくて小佐目山に行ってたんだろ?」

にわかに柊さんの動きがピタリと止まり、それに伴うかのように場の空気が凍りついた。

柊「...蕪助。それ、誰かに聞いたのか?」

カブ「う、うん...さっき遊んでるときに桜が言ってた...」

カブ「ごめん、オレ...聞いちゃダメだった...?」

誰も何も出来ないまま、液体窒素のような柊さんの声が響くまで数秒がかかった。
不思議と、それは何倍にも感じられた。
カブは当然普段と様子の違う父親に慄き、声はいつもより数段控えめだ。
それを振り絞った今も、蛇に睨まれたかのように微動だにしないでいる。

柊「......なーんてな!」

柊「いや、前飲んでる時、榎田のヤツと『久々に山で遊ぼう!』って話になってな」

柊「子供っぽいから恥ずかしくて内緒にしてたけど、バレてんなら仕方ねえや」

柊「しっかし山遊びなんて数十年ぶりで体の節々が痛くってなー。お前が羨ましいぜ!」ワシャワシャ

カブ「いてててて!痛いって!父ちゃーん!」

咲「あはは、ビックリしたー!」

柊妻「この人いっつもそうなのよ。馬鹿なことですぐ変なテンションになって、人を驚かせるんだからね」

すげえ変わり身の術だ...到底同一人物とは思えないほど声色には違いがあった。
ただふざけるためにここまでするとは、何という演技派。

柊妻「あんたらお客さんと話してるのもいいけど、6時くらいには夕飯食べるからね!」

柊妻「ごめんね、折角来てくれて悪いんだけどそれまでには...」

京太郎「いやいや、むしろこっちが申し訳ないくらいですから」

柊妻「助かるわ、それじゃああたし台所戻るから♫」

柊家の食卓にはこれでもかと元気な雰囲気が満ちていた。
こんなに騒がしい家族が居れば、毎日楽しいだろうなぁ...
我が家も別に陰湿なわけではないが、そんなことを思ってしまった。

 【2日目 16:30】 柊宅 居間

どうする?
持ち物:>>287
周囲 :何もない
人  :柊、カブ

1. 移動する
・柊宅を出る
・場所指定(地図参照)
(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 8 = 60 (行ったことのない場所)
2. さぐる
・話をする(話題安価)
(【交渉(京太郎)】+【交渉(咲)】× 0.5)× 8 = 68 (当たり障りのない話なら自動成功)
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】+【探索(咲)】× 0.5)× 8 = 60

3. 自由安価


↓2

2. 辺りを見渡す:34/60→成功!


柊「そうか長野からかー、結構遠かったんじゃないか?」スイッ

柊「ゴクッゴクッゴク...プハー」

咲「は、はい、移動で...京ちゃん、どのくらいかかったっけ」

京太郎「12時間はかからなかったくらいかなぁ」

柊「そりゃ遠いな!おつかれさん」ガッハッハ

そう返事をする俺の意識は、実際別の所にあった。柊さんの手のひらだ。
さっきビール缶をつかもうとした時、手のひらに茶色いもの――普通の土って感じじゃない――がついているのが見えた。

京太郎(何かの錆か、赤土みたいな感じだったな)


 【2日目 16:30】 柊宅 居間

どうする?
持ち物:>>287
周囲 :何もない
人  :柊、カブ

1. 移動する
・柊宅を出る
・場所指定(地図参照)
(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 8 = 60 (行ったことのない場所)
2. さぐる
・話をする(話題安価)
(【交渉(京太郎)】+【交渉(咲)】× 0.5)× 8 = 68 (当たり障りのない話なら自動成功)
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】+【探索(咲)】× 0.5)× 8 = 60

3. 自由安価


↓2

2. 話をする:93/68→失敗


柊「この村の宝、ねえ...特にないんじゃないか?」

柊「強いて言うならやっぱ神楽神社か...」

柊「ここにいる名工だな!」ワハハ

京太郎「そ、そうですか...」ヒキッ


 【2日目 16:50】 柊宅 居間

どうする?
持ち物:>>287
周囲 :何もない
人  :柊、カブ

1. 移動する
・柊宅を出る
・場所指定(地図参照)
(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 8 = 60 (行ったことのない場所)
2. さぐる
・話をする(話題安価)
(【交渉(京太郎)】+【交渉(咲)】× 0.5)× 8 = 68 (当たり障りのない話なら自動成功)
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】+【探索(咲)】× 0.5)× 8 = 60

3. 自由安価

非安価部分の経過時間入れ忘れてました...安価と合わせ10+10=20分経過してます。
会話のとき成否秘密にするのやめます。成功してるのに有効な話が出てこなかったら
特に意味がないか、はぐらかされてるのか判るようにします。

↓2

2. 話をする:17/68→成功!


咲「そういえば、柊さんは昼間の儀式には出なくてよかったんですか?」

柊「ん、『壬申の儀』のことか?よく知ってるな」

咲「昼間散歩してて、神社に行ったらちょうどやってたんです」

柊「ああ、なるほどね...いや、別に出なきゃってことはないぜ」

柊「でも...なんで『出ないといけない』と思ったんだ?」

咲「え?!え、あ、えーっと...」チラッ

キッとした急な柊さんの目線に咲がどもる。こいつ、質問され返されるとは思ってなかったな。
なんとかして!と言わんばかりの必死な目線に、仕方なく助け舟を出してやる。

京太郎「楸野さんから、あの儀式は昔四人の女の人が神楽を踊って神様を諌めたのが始まりだって聞いたんです」

京太郎「それと『柊家』がこの村の名四家だってことも聞いたんで、数も同じだし何か関係があるのかと」

京太郎「例えば、四家がその女の人たちの末裔とか...なーんて?」

柊「...」

京太郎「って咲が言ってたんです!すいません、こいつミステリーとか陰謀論とか怪しい話大好きで...」

咲「ちょっと京ちゃん!?っていうか陰謀論は別に好きじゃないよ!」アタワタ

柊「...宮永さん、本好きなの?」

咲「え、あ、え、はい、まあ.......」

柊「へえー、良いじゃあないか」

柊「...しかし楸野のじいさんからねぇ..........」

柊「別にうちにそういう話があるってのは聞いたことないなあ」

柊「昔話みたいなのは長老が詳しいけど、俺らはそうでもねえよ」

カブ「マジで!?うちすごいの!?言い伝えとか末裔とかめっちゃかっけー!」

京太郎「だから、今違うって話だったろ」ハハハ

柊さんの口ぶりは嘘があるわけではなさそうだった。
しかしその目は、俺たちを訝しむ感情を雄弁に語っていた。


 【2日目 17:00】 柊宅 居間

どうする?
持ち物:>>287
周囲 :何もない
人  :柊、カブ

1. 移動する
・柊宅を出る
・場所指定(地図参照)
(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 8 = 60 (行ったことのない場所)
2. さぐる
・話をする(話題安価)
(【交渉(京太郎)】+【交渉(咲)】× 0.5)× 8 = 68 (当たり障りのない話なら自動成功)
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】+【探索(咲)】× 0.5)× 8 = 60

3. 自由安価

会話のとき成否秘密にするのやめます。成功してるのに有効な話が出てこなかったら
特に意味がないか、はぐらかされてるのか判るようにします。

↓2

うーん...まあ、OKとしましょう

2. 話をする:28/68→成功!


京太郎「でも山で遊ぶなんてお若いですねー」ハハハ

柊「まあな」ケラケラ

カブ「母ちゃんにはいつも『年相応の落ち着きを持て!』っておこられてるしな」

柊「い、言うなよ〜」

京太郎「しかし、小佐目山でそういうことして大丈夫なんですね」

京太郎「旅館で女将からあそこは廃炭鉱の機械がそのままになってて危ないって聞きましたけど...」

カブ「あー!そうだった!父ちゃん、俺には行くなって言ってたくせにズルいぞ!」

柊「馬鹿、てめえみたいなガキは不注意だからダメだって話だよ」

柊「別に遊んだって言ったって、本当に子供みたいにはしゃいで走り回ってたわけじゃないぜ?」

柊「適当に駄弁りながら散歩したり、えーっと...まあそんな感じだったよ」

京太郎「へえ、そうなんですか。行ってみようかな」

柊「やめときな、高校生なんてまだまだ子供だよ」

柊「どーせ行ったら行ったで、はしゃいでかくれんぼとか始めちゃうぜ?」

柊「男は子供っぽくって嫌だよなあ?宮永さん」

咲「えー?どうかな...?」

(回想)

 優希「おい犬!私のタコス食ったのお前か!?」ボカボカ
 京太郎「知らねえよ!どうせ無意識で食ったんだろってか殴るな!」
 
 京太郎「おい優希ー!牌譜出したら元に戻せっつってんだろーが!」ドタドタ
 優希「ぎゃー!殺されるじぇー!!」バタバタ

(回想終)

咲「......男の子だけじゃないけど、そうかもしれません」

京太郎「おい」

京太郎(言ってくれるぜ...しかし、それよりだ)

何となく、柊さんの言葉には誤魔化しのようなモノを感じる。
まるで俺たちを小佐目山に近づけたくないみたいだ。
いや、実際危ないから心配しているだけなのかもしれないが。

咲「京ちゃん、時計持ってる?」

京太郎「ああ、持ってるぜ...お前の後ろに壁掛けがあるけどな」

咲「あ、ホントだ」アハハ

咲「...ってそうじゃなくて、そろそろ旅館に戻ったほうがいいんじゃない?」

京太郎「うーん、でも夕食まで50分くらいあるぞ?」

咲「色々歩き回ったし、食べる前にお風呂とか入って休みたいもん」

京太郎「そうか...まあ、いっか」

咲の言にとりあえず納得しておく。特段俺に意見があるわけではない
――いや、楽しいしどちらかと言えばまだ居たいのだが――からだ。
そろそろ帰るという旨を柊さんとカブ、それから奥さんに伝え、
コップに残ったお茶を飲み干して立ち上がる。カブの目線が痛いぜ。

 【2日目 17:10】 小佐目村 柊宅前


カブ「ホントに行っちゃうのかよー」

咲「まあまあ、また遊びに来るね?」

京太郎「今日は楽しかったです!ありがとうございました」

柊「良いってことよ。カブのやつも楽しそうだったしな」

柊「家内にも言っとくさ」

京太郎「よろしくお願いします。それじゃあ」

カブ「じゃあな!」フリフリ

咲「じゃあね、カブくん」フリフリ

数十分前と同じ、バタンという音と共に親子は扉の向こうへ消えた。
ここで少年から声を掛けられた一時間と少し前に比べると、日は大分傾いている。
さてと言って、俺が門を開けて敷地の外へ出ようとした時であった。派手な音を立てて咲が転んだ。
こいつは相変わらずだな、と思いながら後ろを振り返ると――


(【探索(京太郎)】+【探索(咲)】× 0.5) × 8 = 60

↓2

28/60→成功!


――その時、ついさっき出てきた玄関の横にシャベルが置いてあるのに気がついた。

咲「いててて...」

京太郎「なあ、咲」

咲「心配くらいしてくれてもいいじゃん...どうしたの?」

京太郎「あのシャベル、俺たちがここに来た時からあったか?」

咲「えー、そんなこと覚えてないよー」

京太郎「そうか...」

咲はこう言うので確信は持てないが、俺たちが奥さんに招かれて家の玄関をくぐったとき
その隣にこれは無かったように思える。もしそうならばその後に誰かが置いたというのが当然の摂理で、
まさかこんな金属の塊が虚空から湧いて出てくるわけがあるまい。

咲「あ、その話なんか量子力学みたいだね」

京太郎「量子力学?」

咲「え?あー、詳しく聞かれてもよくわからないけど...」

玄関前まで歩いていって、よく見てみる。壁越しに家族の歓談がかすかに聞こえた。
シャベルは鉄製でどこにでもある普通の大きさ。学校の体育倉庫なんかにありそうだ。
かなり使い古されていて、ところどころ錆びついている。

咲「って違うよ。それで、そのシャベルがどうかしたの?」

京太郎「いや...なんか気になっただけだ」

観察をやめて咲と門をくぐる。この木の表札も柊さんが自分で作ったのだろうか。
そんなことを考えているうちに、シャベルのことはあまり気にならなくなっていた。

京太郎「咲、お前カブとよく話してたな。子供相手なら人見知りもマシなのか?」

咲「あー、そうかもね...でもカブくん元気だし、話しやすいのもあったかな」

咲「...そういえばあれってシャベルなの?スコップじゃなくて?」

京太郎「あれはシャベルだろ。大きいのがシャベルで、小さいのがスコップだ」

咲「いやいや、絶対逆だよ!お庭で使うほうがシャベルだよ!」

京太郎「いーや違うね!」

ワーワー! キャーキャー!

おっと、そんな馬鹿話をしているうちにもう旅館が見えてきたようだ。


 【2日目 17:20】 小佐目村 旅館前


旅館に着くと、駐車場に見覚えのない男たちがたむろしていた。
筋肉隆々の男、眼鏡をかけたモヤシ男、金髪でいかにもチャラそうな男。
ミニバンのバックドアを開け、何か話しながら作業しているようだ。

咲「京ちゃんも金髪だよね」

京太郎「うるせえ。俺はチャラくないからセーフ」

咲(ホントかな...?)

京太郎「何やってるかは見えないけど、声は聞こえそうだな...盗み聞きしてみるか?」


(【探索(京太郎)】+【探索(咲)】× 0.5) × 8 = 60

↓2

83/60→失敗


「...鍵..........今度........」

「.............見つか........結果...........」

「まあ...............積み..........隠........」

「......山..........んね」

「.......あの女の...........」

「.......一日か.........」

「そりゃ............かった....」


京太郎「全然聞こえねえけど...何話してるんだ?」

咲「なんか物騒だね...」

近くの茂みに隠れて聞き耳を立てるが、話はごく断片的に聞こえてくるだけだった。
男たちはまだ作業を続けるようなので、バレないうちに諦めて撤退することにした。

咲「京ちゃんくっつきすぎ。暑いよー」

京太郎「ああ、悪い悪い」

草むらに身を寄せるうちに自然と距離が近くなってしまったのだが、指摘を受けて咄嗟に距離を取った。
実を言うと、盗み聞きとは別の意味でドキドキしてたんだけど...恥ずかしいので流石に言えない。男の子は単純なのさ。

咲「やっと休めるよー...今日の晩ご飯はなにかな?」

京太郎「咲、お前最近やけに食い意地張ってないか?」

咲「そ、そんなこと!...うーん?」

そんな気持ちは露程も知らぬ咲と他愛のない話をするが、そうやってたった数十秒歩くだけで
同級生や先輩がいる旅館、その玄関に到着してしまったのであった。
久々の「二人の時間」もしばらくおあずけだな、と落胆する俺がバッと大げさに戸を開けると...

主人「おや、おかえりなさいませ」

ちょうど事務所から帳場に出てきた主人が、歩き疲れた俺と咲を迎えてくれた。

いつもより早いですが今日はここで切ります
次回以降しばらく0時は越えられなくなります。なるべく早く始めますのでよろしくお願いします。

かわいい咲ちゃんを書きたいがその前にまともな文章を書けるようにならねばならぬので世知辛さを感じる...
感想意見質問等あれば是非お聞かせください。

ではおやすみなさい!

今見返したら間違えてた

夕飯19時からだった(>>314)なので、>>370

京太郎「うーん、でも夕食まで50分くらいあるぞ?」

京太郎「うーん、でも夕食まで2時間くらいあるぞ?」

に訂正です

誤字はそのうちまとめて訂正しようかと思ってたけど誤謬はさすがにね...


というわけで今日もやります。
18時くらいから始めますよー

遅れはべり、かたじけなし
開始しまーす

>>378から

主人「随分お疲れですね。お出かけでしたか」

京太郎「はい...神楽神社で儀式を見てきたんですけど、結構歩いて」

主人「ああ、あれですか。別に面白いものでもなかったのでは?」

咲「そうかな?不思議な雰囲気で結構よかったかも」

主人「へえ...お若いのに変わった趣味ですね」

咲「あはは、別に趣味ってわけじゃないですよ」

京太郎「あと柊さんのお家にも行ったんですけど、こっちもこっちで疲れました」

主人「はは、仰りたいことはわかりますよ。元気ですよね」

京太郎「すごい楽しいんですけどね...柊さんも奥さんも、あとカブも」

主人「あそこはあの奥さんのかかあ天下ですからねぇ。暗くなりようがありませんよ」

咲「でも、女将さんも元気な人ですよね?」

主人「あはは、確かに元気ですけど、柊さんみたいにしっかり者という感じではないですし」

主人「むしろ騒がしいしそそっかしいし...」トン

女将「...あら、あなた。そろそろご飯の準備しないとね?」

主人「あ、ああ...もうそんな時間か」

主人「じゃ、じゃあ、俺先に厨房に行ってるから」ガチャ

女将「...そういうわけで、19時にお部屋にお持ちしますので。待っててね?」

真後ろからの声に振り返り顔から血の気が引いた主人が、そそくさと事務所のドアに引っ込んでいった。
女将は始終にこやかなまま俺たちにそういってから、その後に続いた。

咲「案外お茶目なのかもね、ご主人」

京太郎「...別に嬉しかないけどな」

咲「それにしてもほんと疲れた...足がクタクタだよ...」

咲「じゃあ、私お風呂入ってくるからまた後でね」スタスタ

京太郎「おう、203でな」

そう言って咲の小さな体は、回廊へ繋がる廊下に消えていった。
俺も今から入ろうか?今すぐに疲れを洗い流したい気分だし、大浴場も使ってみようと思っていたところだ。
しかしゆっくり考え事もしたいので、悩みどころである。

京太郎(気が向いたら行くか...でもゆっくり浸かりたいから、あまり夕飯の前にならないほうが良いな)


 【2日目 17:30】 旅館・本館 1階 玄関

どうする?
持ち物:>>287
周囲 :何もない
人  :誰もいない

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索(京太郎)】× 8 = 40

3. 自由安価


咲と別れてしまいましたが、203号室に行けば誰か連れて行くことはできます。
あと「特にしたいことないし夕飯までスキップ」とかであれば自由安価でお願いします。

↓2

京太郎(うーん、ダメだ。さっぱりしたい)

京太郎「部屋に着替え取りに行くか」

階段を登って307号室――朝、出掛ける前ぶりに戻る俺の部屋だ――に着くと
カバンを置き、お茶を飲み、なんだかんだと準備した着替えやタオルといった荷物を持ってまた階段を降りる。
遊戯室の向かい、トイレの脇の細い廊下を通って連絡通路に出た。
そういえば昨日はシャワーで済ませたから、別館に行くのは初めてだな...
今にも地平線の向こうに落ちようとする夕焼けが、通路に等間隔で設置されたガラス窓から入っていた。


 【2日目 17:40】 旅館・別館 2階 大浴場前


別館に入るとすぐ目の前に男女並んだ大浴場があり、その前の通路のもう片端では階段が3階へ続いていた。
その通路で、果たして同じように袋を右手にぶら下げた咲と出会った。さらに言えば、その隣には竹井先輩がいた。

咲「あ、京ちゃんもお風呂入るんだ?疲れたもんね」

久「ひょっとして覗き...?咲、気をつけなきゃダメね」

咲「えっ。それは普通に引くよ......」ヒキッ

京太郎「どう考えても違うでしょうが!咲も乗るんじゃない!」

京太郎「ハァ...とにかく、石鹸で転んで頭打たないようにしてくださいね」スタスタ

咲「失礼な!さすがにそんなことしないよ」プンプン

久「え、それ私にも言ってる?」

二人を適当にあしらって暖簾をくぐると脱衣所はごく普通で、
端の方には扇風機とちょっぴり古い体重計が仲良く座っている。
さて適当に服を脱ぎ散らかしつつ棚にしまい、浴場の扉を開けた。

中にはシャワーが10個ほどと大きな浴槽が2つある。1つには既に湯が張ってあったが、もう一つは空であった。
今は精々10人と少ししか客が居ないみたいだし、男は俺とあの大学生たちの4人だけだ。
湯を張ってくれてるだけありがたいな。

京太郎(しかし旅館自体もそうだけど、ここも結構広いよな)

京太郎(ご主人や女将さんも若いってわけではなさそうだし、大変そうだなぁ)

シャンプーを頭で泡立てながらボーッと大浴場を見渡すと、そんなことを思った。



 【2日目 17:50】 旅館・別館 2階 大浴場


京太郎「ふー...身体に滲みるぜ」

湯船に浸かると案外湯は熱かった。
それにしても、初日から色々な人に会ったし色々な事を聞いたものだ。
思っていたよりリラックスし過ぎてしまいそうではあるが、ここらで考えをまとめておくか...

まずは朝、飯を食った直後に俺を襲ったあの「幻覚」だ。
暗がりの俺の部屋、土砂崩れの大きな音がしてきて、突然壁が迫ってきた。
そのまま俺は土砂に潰されたのだろう。

京太郎「先輩はあれが俺の『オカルト』じゃないか、なんて言うけど」

京太郎「まだ全然分からん!とりあえず保留かな」


その後、竹井先輩と楸野宅へ行った。あまり手入れが行き届いていなさそうな家だった。
「長老」と村人から呼ばれる好々爺の楸野さんからいくつか話を聞いた。

京太郎「聞いた話をまとめるとこんな感じだな」

・昨日の土砂崩れで道が塞がり、最短で8,9日、長ければ一ヶ月は復旧にかかる。
・麓へ続く山道があるにはあるが、とても険しい。
・小佐目村には「椿屋」「榎田」「楸野」「柊」という名家があり、家がよく似ている。

京太郎「『椿屋』は楸野さんの家から東にある家だった」


昼飯を食いに帰ってきた時、帳場で宿帳を見つけた。俺たち以外にも泊まっている団体がいるようだ。

・男子大学生3人組。俺たちが来る前日の朝(以後【0日目 朝】)から泊まっている。
・女性会社員2人組。【0日目 昼】から泊まっている。


昼食後は咲と行動した。まず行ったのは神楽山の神楽神社だ。

京太郎「ここで聞いたこと、知ったことは...」

・楸野さんは神楽神社の神職のような立場だ。
・楸野宅裏から神社へ直行する山道がある。
・小佐目村の伝承『霎伝』と、それにまつわる『壬申の儀』

・霎伝:神楽神社・本殿
その昔、ある山に住む雨の神が荒ぶり、辺りに三日三晩大雨を降らせ続けた。
困った人々は雨を止めるよう嘆願しに言ったが、神は聞く耳を持たなかった。
そこに旅をしている四人の女が通りがかり、事情を聞くと「私達が何とかしよう」と言った。
女たちはまず米を用意させて神に酒と飯を振る舞い、次に四人で神楽を舞った。
この舞は立派であり、村の人々も至極感心する程であったという。
こうした歓待を受けた雨の神は大層上機嫌になり、雨は止んだのだった。

この写本は江戸時代、原本は少なくとも平安ごろからあるようだ。

・壬申の儀
祭壇の前で人が経を唱え、4つの米俵を供える。
その後ろで、楽器の演奏に合わせて4人が神楽を舞う。
「霎伝」の内容にあやかって行われているらしい。


京太郎「楸野さんの口からも伝承は聞いたけど、内容は『霎伝』とだいたい同じだった」

京太郎「それから、これも拾ったな」

・電子メモ帳:神楽神社:縁台の下
タブレット端末のような電子メモ帳。電池が切れているようで動かない。

京太郎「頂上から村を見た時、昨日より人気が多かった気がするな」


夕方は「柊」宅前で柊家の息子、カブと会った。
快活な奥さんとお調子者な旦那さん、元気な家族だ。

・柊さんは木彫り職人だ。
・柊さんは夕方まで「榎田のおっちゃん」と小佐目山に行って遊んでいた。
・「椿屋」の家には「桜」という娘さんがいる。
・柊さんは、「桜のお父さん」「榎田のおっちゃん」と仲が良いらしい。
・別に柊家と「霎伝」の女性に関係はないようだ。

京太郎「帰りがけ見つけたシャベル、何だったんだろう...」

・シャベル:柊宅
玄関前に立てかけてあったが、家に入る前には無かった気がする。鉄製でいくらか錆びついていた。

京太郎「さて、ここから何が判るか...」


シンキングタイムです。ここまでの情報から推測されることや新たに調べるべきことの
安価を取り、そこから1トピックにつき3回まで話を広げていきます。
一つのトピックで10分使います。今回は試しに5トピックまでです。

1. 気になること
2. 風呂から上がる

↓2

追加:
・小佐目山は何十年も前の廃炭鉱で、機械が未だ残っている。
・駐車場のミニバンで作業していた男3人。大学生か?

安価ずらし

...柊さんは何かを隠していることは明らかだ。そして恐らく、夕方にかけて
小佐目山で「榎田のおっちゃん」と一緒に何かをしていた。

しかも...俺たちに対してだけでなく、家族にまで隠しているようだった。奥さんはともかく
少なくともカブは隠し事ができるような年やタイプではないから、もし話していれば
今頃俺の耳にも入っていることだろう。

京太郎「どちらにしても、行ってみないとな」

京太郎「となると気になるのは...」


1. なぜ隠している?
2. 何をしていた?
3. 誰を連れて行く?
4. 何か持っていくべきだろうか?
5. その他(内容安価)

↓2

京太郎「当然、何をしていたかだろ」

柊さんの手のひらについていた赤いものはシャベルの赤サビだろう。
柊さんは小佐目山に行き、シャベルを持って帰ってきた。だが何のために?


1. 地面を掘った
2. 木を倒した
3. 何かを殴った
4. 「スコップを持ち帰ること」が目的だった

↓2

京太郎「...ひょっとして、『スコップを持ち帰ること』自体が目的で」

京太郎「小佐目山にはスコップを回収しにいったんじゃないか?」

普通なら「スコップを使って何かをしていた」と考えるのが普通だ。
だからこそ、このコペルニクス的転回は天啓に思える。
今日か昨日か、あるいはもっと前かもしれないし。具体的な時間はわからないが――
柊さんは小佐目山で「スコップを使って何かをした」。それは過去の話だ。
そして今日の夕方、「榎田のおっちゃん」を連れ立って回収しに行ったのだ。

京太郎「そもそも、回収するだけなのに二人で行く必要があるのか?」

京太郎「もしくは、二人でないと回収できないような状況だったのか」

京太郎「一体...『何をした』んだ?」


1. 自由安価
2. わからない

↓2

死体遺棄...まるで咲の読むサスペンス小説みたいだけど、一番始めに頭に浮かんだ。
小佐目山は人の寄り付かない廃れた鉱山だ。何かを隠すにはこれ以上都合のいいところはないだろう。

京太郎「なんだか、凄く恐ろしいことが起こってるんじゃないのか?」

京太郎「...気が滅入ってきた。一度やめよう」


 【2日目 18:00】 旅館・別館 2階 大浴場


京太郎「さて、別のことでも考えようかな」


1. 気になること(1/5)
2. 風呂から上がる

安価近くします

↓1

咲に「人を殺すような黒くおぞましいもの」とまで形容された楸野さんだが、
柊さんに明らかに怪しい素振りがあったのに対し、彼にはそういったものはない。
ひょっとしてシロ?咲の思い違いか...?「オカルト」というものがよくわからない以上、否定はできない。
これまでの楸野さんの言動や咲の証言に何か手がかりがないだろうか......


1. 手がかり(レス番安価+箇所抜き出し)
2. わからない

↓2

訂正:↓2は↓1
どっちにしろksk

>>187

>>411
もう少し特定の発言や描写を抜き出せますか?

>411 の書き込みか再安価の早い方で

↓1

>> 1. 手がかり(レス番安価+箇所抜き出し)
ごめんなさい、これで「レス番安価かつその中で注目点抜き出し」のつもりでした...

とりあえず書きます

そういえば竹井先輩が「似たような話」のくだりを質問した時、妙に返答に間があった気がする。
それに、何となく威圧感を放っているようでもあった。

京太郎「...つまり、知られたくなかったってことか?」

京太郎「その割にはその後詳しく話してたけど...」


1. 言葉通り、秘密にするほどではないと思った
2. 言うことで得をする方法を思いついた
3. 別に思案することがあった
4. わからない

↓1

...ひょっとして、言いたくなかったわけではないのではないか。
いや、最初は言うつもりは無かったが、気が変わったのかもしれない。
もし『俺たちに知らせた方が得』だと思ったのだとしたら、その意図はなんだ?


1. 俺たちの注意を逸らす
2. 危険に飛び込ませて始末する
3. 泳がせて利用する
4. わからない

↓1

俺たちは「小佐目の四名家」こそが事の主点だと考えている。
伝承然り、怪しげな動き然りだ。

京太郎「...ひょっとして、それが狙いか?」

ムラ社会にありがちな、旧家という怪しげな構造によって俺たちの注意を逸らす。
しかし実際のところ、本当にヤバいことはそれ以外の場所で起きているのではないだろうか。

京太郎「実際、楸野さんや柊さんには後ろ暗いものがある」

京太郎「それを今までは四名家同士なにか繋がりがあると思ってたけど...」

京太郎「これからは、もっと別の繋がりも観察しないといけないな」

というわけで、2つめのトピックが終わったところでキリが良いので終了です。
今日風呂入って独り言いってるだけだった...筆が遅くて申し訳ない

トピック5つはちょっと多かったかななどと後悔していますが、言ってしまったのでやります。
が、ダレるという意見が多ければ別です。早く緊張感のある場面書きたいんじゃ...

今日もお付き合いありがとうございました。

ぬぐぐぐ...とりあえず今回は5つ分やろう。【3日目】からは3つでいいかなー
今日は休みだし、また考え事だけで一日終わったら笑えないので昼間からやります。

14:30から開始で。人いるかな?

始めます

お分かりかとは思いますが、ここまでの議論はあくまで京太郎の推測ですのでお気をつけて...

 【2日目 18:10】 旅館・別館 2階 大浴場


なんだか疑心暗鬼になってきてしまった。推理は次々に出てくるが、それが本当だという根拠はどこにもない。
悠長なことは言ってられないが、決めつけて行動しすぎるのも命取りだ。


1. 気になること(2/5)
2. 風呂から上がる


↓2


 京太郎「...ところで、土砂崩れがまた起こったりはするんですか?」

 楸野「そんなことは私や役人さんには分からぬことですわ。山の神様にでも聞かないとね」

 楸野「ですが当然、昨晩のような雨が振り続ければ危ないでしょうなあ」


ふと、楸野さんとの会話を思い出す。


 大雨
 大雨
 ずっと大雨
 暗闇
 これは...俺の部屋か
 地鳴りが響く
 またあの音だ
 いや、もっと大きいかな

 あ、潰され――――


次に脳裏に浮かぶのは、俺の見た「幻覚」...あるいは未来。どちらにも、雨が降り続くという点が共通する。

京太郎「そういえば、『霎伝』の雨の神も雨を降らせてたな」

京太郎「ただの伝承だけど...なにか関係があるのか?」


1. 神が雨を降らせる
2. 「霎伝」を模して事件が起きている
3. 俺の「オカルト」は雨の神と繋がっている
4. わからない

↓2

あの時見たものの中でシーンとして強烈なのは最後だが、何故か最初の長雨が心に残っている。
俺の「オカルト」...ひょっとして、この小佐目にいる雨の神が関係しているのだろうか。
その正体について、少し考えてみよう。


1. 雨の神が俺に与えた能力
2. 土着の信仰と繋がる能力
3. 別に関係はない
4. わからない

↓2

雨の神...この村に伝わる伝承上の神様。
俺は別に神様が居るとも居ないとも思っていないし、宗教にも大して関心はない。
しかし本当に存在するとして――こんなことを和に言えば鼻で笑われること請け合いだが――
このタイミングでの「オカルト」発現となれば、それは雨の神が俺に与えたものではないだろうか。

だとすれば何故だ?俺のような余所者ではなく、村の人に与えば良いじゃないか。
それにこの未来を見るかのような能力...朝以来、その片鱗を見せる様子すら無い。
千里山の園城寺選手は一巡先を見透かすように麻雀を打つそうだが、そういったフレキシブルなことは俺にはできない。
この力を俺に与えて、神様は何がしたいってんだ...


1. 自由安価
2. わからない

↓2

――神様の目線で考えれば、人に力を与えるのは何かの「問題」を解決するため。
そしてその人が余所者である俺だったのは、単純に考えれば「問題」が村の人たちにあるからだ。
そして神様がそこまでする「問題」といえば、やはり信仰関係だろう。

つまり村の人々は――今の所最重要人物は柊さんと楸野さん、それから「榎田のおっちゃん」だが――
彼らは歪んだ信仰から、あるいは信仰を利用して、何かの凶行を犯している。
それを良しとしない雨の神は、俺に何とかさせるために力を与えた...

京太郎「つまりあんなものを見せたのは、ケツを叩くためってことか?」


 【2日目 18:20】 旅館・別館 2階 大浴場


1. 気になること(3/5)
2. 風呂から上がる

安価直下にします
↓1

判定失敗すると話の広げ方が難しいなー


旅館に車を停める3人の男となれば、宿泊中の大学生グループで間違いないだろう。
しかしそんな彼らが何を話していたのかと言うと...


 「...鍵..........今度........」

 「.............見つか........結果...........」

 「まあ...............積み..........隠........」

 「......山..........んね」

 「.......あの女の...........」

 「.......一日か.........」

 「そりゃ............かった....」


うーん、わからん。声はかすかに断片が聞こえただけだった。
ただ、いくつか重要そうな単語が聞こえてはいた。


何が気になる?

1. 鍵
2. 隠す
3. 山
4. 女
5. 一日
6. その他(自由安価)

↓1

「山」...と確かに言った。
同じ宿に居るにもかかわらず全く見かけなかったが、ひょっとしてずっと山に居たのだろうか。

京太郎「この村の周りは一面山だけど、まあ何かあると言えば神楽山と小佐目山だな」

京太郎「そのどちらかにいた、と仮定してみるか」


男たちはどちらにいた?

1. 神楽山
2. 小佐目山
3. わからない

↓1

まあ、疑惑の中心、小佐目山だろう。
だがもし今日の昼から夕方に小佐目山に居たのであれば、柊さんたちと遭遇していてもおかしくない。
やましいことをしているなら他人と会うのは避けたいものだが...


1. それぞれ別で、遭遇した
2. それぞれ別で、遭遇していない
3. 彼らはグルだ
4. わからない

↓1

いや。柊さんは小佐目山で俺たちどころか家族にも言えないような事をしていたんだぞ?
その現場を見られるなどもっての外だろう。三人組にその意図があったかどうかはわからないにしても、遭遇はしていないだろう。
いわんや手を組んでいるなどとは到底考えられない。

京太郎「それにしても小佐目山、一気にきな臭くなってきたぜ」


 【2日目 18:30】 旅館・別館 2階 大浴場


京太郎「大分のぼせてきたな...」

時計を見ると、湯船に浸かり始めてからもう40分は経っている。
そのうち脳みそが茹で上がりそうだ...考え事も次で最後だろうか。


1. 気になること(4/5)
2. 風呂から上がる


↓1

京太郎「いやー、ダメだ。暑くて敵わねえ」

諦めて、ザバッと音を立てながら湯船を出た。軽くシャワーを浴びて身体を拭く。
脱衣所の扇風機をつけると何とも形容し難いノスタルジーをが感じられた。
え、そこまで年食ってないだろうって?それはご愛嬌というやつだ。
瓶のコーヒー牛乳の自販機があればなお完璧だったななどと、
どうにもならないことを考えながら持ってきた着替えを着た。


再び暖簾をくぐって浴場を出た。ひんやりした廊下の空気が肌に心地いい。

京太郎「20分後に飯か。また怒られないようにしないとな」


 【2日目 18:40】 旅館・別館 2階 大浴場前

どうする?
持ち物:>>287
周囲 :何もない
人  :誰もいない

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)


2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索(京太郎)】× 8 = 40

3. 自由安価

旅館内移動は基本的に時間を消費しませんが
状況により、自然と思われる場合には別途10分消費します

↓2

>>453
>>314 やその他描写にあるように夜は部屋食(203号室)です
一応確認なんですが、食堂へ行っても大丈夫ですか?
そういう意図無く食堂選択だったらごめんなさい

他の宿泊客と交流出来るかなと思ったけど他の宿泊客も部屋食っていう設定なら203に変更したい
けど安価連取りになるから↑としたので>>452さんの意見優先でお願いします

>>455-456
了解です。
やっぱり選択安価は連取りナシってちゃんと決めたほうが良いのかな?
過疎ってるときとかはコンマとかは別にしても

203で書いてます。少々お待ちを

 【2日目 18:40】 旅館・本館 2階 203号室


朝方竹井先輩を呼びに来た以来に部屋へ足を踏み入れると、既に他の面子は和を除いて揃っていた。
そこには、雑魚寝から起床した時の汚部屋の姿はそこにはなかった。いやそうであってくれないと困るが。

京太郎「ういーっす。あれ、和はいないのか」

優希「お!来たな京太郎!」

京太郎「元気だなお前は。こちとら朝からあっちこっち歩き回って、騒ぐ元気もないぜ...」

優希「なんかバカにしてるみたいでムカつくじょ」イラッ

久「あら須賀くん、随分お風呂長かったのね?」

久「一体何してたのかしら...」ププ

まこ「えっ、マジか京太郎」ドンビキ

京太郎「旅館の大浴場でするわけないでしょうが!」

京太郎「っていうか染谷先輩絶対わかってますよね?!」

まこ「昼間はおぬしがおらんから、優希がうるさくてな」

まこ「騒がしくて敵わんかった。仕返しじゃ」ハハッ

咲「二人がいたらもっとうるさくなると思いますけどね」

優希「え、咲ちゃんなんか辛辣...?」

久「...なーんか最近和も咲も、言葉にトゲが多くなってきたわよね」

まこ「それだけお互いを信頼してるってことじゃろ...多分」



どうする?
持ち物:>>287
人  :咲、優希、まこ、久

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)


2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
【探索(京太郎)】× 8 = 40

3. 自由安価

4. 夕飯まで時間を潰す


↓2

京太郎「うーん......こっちかな?」

まこ「おう京太郎、本当にそれでええんか?」

まこ「後悔してもわしゃ知らんぞ?」

京太郎「こっちだな」シュパッ

京太郎「おっし!俺の勝ちッ!」バサッ

優希「ぎゃー!強すぎだじぇ!!」

まこ「麻雀もこのくらいできればええんじゃけどな」アチャー

久「なに白々しいこと言ってんのよ!あんた戦犯じゃない!?」ムガー

咲「バレバレでしたね...」

ご覧の通り、俺たちはババ抜きに興じている最中なんだが、
竹井先輩がなんかわからんけどめっちゃ悔しがってるな...
それはそうと無事一位抜けできたので、先程から聞こうと思っていたことを話してみる。

京太郎「なあみんな、ここに他の団体が泊まってるの知ってるか?」

久「あーその話ね」

京太郎「?」

久「みんなにね、宿帳のこと話したのよ。そしたら...」

優希「私が探検にいってきたんだじぇ!!」

まこ「わしもついて行かされたがの...」ヤレヤレ

京太郎「はは、お疲れ様でした...でもなんでだ?」

優希「『ずっと泊まってるのに会ってないなんておかしい』って、私の中の探偵精神が疼いたんだじぇ...」

京太郎「探偵精神ってなんだよ...」

京太郎「でもでかした!なんか分かったか?」


(【探索(優希)】+【探索(まこ)】× 0.5)× 8 = 80

↓1 ?
↓2 ?

おまたせしましたー

?:50/80→成功!
?:39/80→成功!
コンマもいいが、それにしても優希は探索強い(確信)

優希「もちろんだじぇ!」

優希「...オッホン」

優希は全く似合わない咳払いをすると、いつもより低いトーンで話し始めた。
この珍事にこれは真面目に聞かなければと、こちらも自然と背筋が伸びる。


優希「まず大学生のほうから。こっちは簡単だったじぇ」

優希「京太郎と咲ちゃんが出かけてからすぐ、たまたま1階に下りてたんだ」

優希「そしたら、男三人組が食堂でご飯食べてたんだじょ」

優希「筋肉ムキムキのやつと細いやつ、金髪のヤンキーだったな」

京太郎「咲と夕方に見た連中と外見も同じだ...」

優希「10分か20分くらいで食べ終わって、部屋に戻るところだった」

優希「隠れて追いかけたら、あいつら別館に泊まってたんだじぇ。それも一番奥の」

そういえば、別館の大浴場前の廊下に階段があった。あの上か。
館内地図を広げると、別館3階の一番奥には317号室と書かれている。

優希「そうそう、そこだ」

優希「それから1時間くらいして、今度は玄関から外に出ていくのを見かけた」

優希「三人ともでっかいリュックしょってたじぇ」

京太郎「でかいリュック...行き先は?」

優希「追いかけられなかったんだじぇ。一人で出歩くなって言われてたし...」

優希「とにかく、ここまでが大学生のほうだじぇ」

優希「次に会社員のほうだじょ」

優希「二人はどこでも見かけなかったから、染谷先輩と片っ端から部屋を見ていったんだじぇ」

まこ「そしたら一部屋だけ、”鍵がかかっとる”ところがあってな」

京太郎「”かかってる”?”開いてる”じゃなくてですか?」

まこ「ああ。他は全部空き部屋で、みんな開いとったわ」

優希「それで、その一つだけ鍵がかかってる部屋の中を覗いたんだじぇ」

京太郎「ちょっと待て...覗いた?普通、鍵が締まってれば扉は開かないじゃないか」

優希「これだから京太郎は犬なんだじぇ?頭が堅いじょ!」

京太郎「...ああ、そうだな。それで、どうやったんだ?」イラッ

まこ「...窓じゃ。その部屋は1階だった」

まこ「一度外に出て、建物を回り込んでその部屋――101号室――の前まで行った」

まこ「そして中を見ると......」

優希「中には荷物が散乱してた。女物が二人分だったから、多分会社員の人たちだじぇ」

優希「普通に人が泊まってるみたいだった」

優希「でも部屋は明かりもついてないし...」

優希「......残ってる食べ物にハエが集ってたじょ」

優希「まるで、部屋を残して人だけが消えちゃったみたいだった......」

優希「これが、私と染谷先輩が今日調べたことだじぇ」

京太郎「...」

咲「前に読んだ話で、こんなのあったな...」

久「うーむ、怪しいわねえ」

まこ「そうじゃろう?だがわしにはこれ以上はわからんかった」

まこ「何か他に気づくことがあればよかったんだが...」ウーム

京太郎「いえいえ、大丈夫ですよ。ありがとうございました」

人目を避けるような動きをする3人の大学生。大きなバッグを持って出かけていったが行先不明。
そして、煙のように忽然と消えた2人の会社員...どちらも、まだ分からないことばかりだ。

京太郎「優希もありがとう。俺もそれ調べてみるよ」

優希「次は私も連れてくんだじぇ!確かにここはなんか胡散臭いからな!」


話が終わると、俺以外のみんなはババ抜きに戻っていた。
手持ち無沙汰になってしまった俺は、適当にお茶を飲んでみたり、余ったジョーカーをいじったりしていた......

時間かかって申し訳ないです。更に一旦席外します。

明日休みなので、人がいれば0時くらいから再開します
いなければふて寝です

ありがとうございます!
というわけでぼちぼち再開します

 【2日目 19:00】 旅館・本館 2階 203号室


それから数分してノックが部屋に響いた。戸を開けると、主人と女将が沢山の料理を引っさげている。

女将「おまたせしました。今日は洋食ですよー」

京太郎「ありがとうございます。そういえば和のやつ、まだ戻ってないな」

主人「原村様ならお電話の最中ですよ」

京太郎「電話?」

咲「あ、そういえば和ちゃんが『親に連絡する』って言ってたんだった」

咲「みんなに伝えてって頼まれてたのに忘れちゃった...」アハハ

久「咲...」

まこ「おぬし...」

優希「やっぱり残念な子だじぇ」

咲「みんなしてなんでそんなこと言うの!?」

京太郎「いつものことだろうが」


みんなで手分けしながら料理を並べていると、やがて和が帰ってきた。

和「ごめんなさい、遅れてしまいました」ガチャ

久「あらおかえりなさい。お父さんと電話?」

和「はい...あ、電話お貸しいただいてありがとうございました」

女将「いいのよ、でもずいぶん長かったわね」

優希「のどちゃんのお父さんは過保護なんだじぇ!」

和「そう...なんでしょうか?世間的にはそうかもしれません」

女将「あら、大変ねぇ」

まこ「しかし家庭の事情もあるしのう。デリケートな話じゃ」

久「もう...みんなすぐ話が逸れるんだから」

久「ほら、食べましょ?お腹空いちゃったわ」

主人「それでは、またお下げしに参りますので」

咲「おねがいしまーす」

バタン

まこ「さて、全員揃ったの。そんじゃあ手を合わせて...」

全員「いただきまーす!」

〜〜〜〜〜〜

和「なんですかそれ。絶対ありえませんよ」キッパリ

京太郎「そうは言ってもなぁ...」モグモグ

和がやけに「情報共有は基本だ」とか「そんなことより今日の話を聞かせろ」と押してくるので、
今日あったこと、さっき優希と染谷先輩が言ったこと、風呂で考えていたことをかいつまんで話した。
それでこの有様である。無限にも思える説教じみた何かを聞きながら、目の前のマッシュドポテトに箸を伸ばすが...これうまいな。

和「『霎伝』の内容自体はわかりますが、雨の神なんて居るわけないじゃないですか」

和「それを須賀君は神様がオカルトを授けたとか、信仰を正すためにとか...」

和・久「「そんなオカルトありえません!」」

和「先輩!!」

久「ごめんなさい、せっかくの決めゼリフだからつい...」

まこ「必殺技じゃの」

優希「特撮観てると意味もなく燃えてくるアレだじぇ」

そんな和に対する周りの野次はうるさい。これと似たようなやり取りもこの20分で3回目だ。

和「はぁ...」

和「まあ、それはともかくです」

和「あなたの推論はちょっと突飛すぎると思います」

和「死体遺棄もそうですし、注意を逸らすためというのもそうです」

和「真実と推測は別ですから、それを弁えないと足元を掬われますよ」

京太郎「ああ、肝に銘じておくよ」

和「真面目に聞いているんですか?!」

優希「のどちゃん、やけに熱心だじぇ」

まこ「日中もずっとそわそわしとったからのう」

久「なんだかんだで、須賀君のこと心配なのよ」

優希「ホントに京太郎か?多分咲ちゃんだろ」

和「別にそういうわけではありません!」

和「大体皆さんも皆さんですよ!ゆーきも勝手に人の後をつけたりしたら...」ガミガミ

和は妙に行儀が良く、話しながら食べるということをしないので、ちっともその皿からは食事が減っていない。
結局この後、早くしなければ食事の時間が終わってしまうと和が飯を食べ始めるまで叱責は続いた。
「今日は晴れてるから星が綺麗だね」とか「ビリヤードは姿勢が肝心だ」とかみんなが雑談している間も、
ついに俺がその輪に入ることは叶わなかった。

 【2日目 20:00】 旅館・本館 2階 203号室


ガチャ

主人「お食事の片付けに参りました」

久「ごちそうさまでした、今日も美味しかったです」

主人「ええ、お粗末さまでした」

京太郎「あれ、女将さんはどちらに?」

主人「女将は今は別のお部屋の片付けに行っていますよ」

京太郎「へえ、そうなんですか」


どうする?
持ち物:>>287
人  :咲、優希、まこ、久、主人

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)


2. さぐる
・話をする(内容安価)
(【交渉(久)】+【交渉(京太郎)】× 0.5)× 8 = 92(当たり障りのない話なら自動成功)
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

3. 自由安価


↓2

京太郎「優希、ちょっと調べ物をしたいんだけど...」

優希「分かってるじぇ。この片岡優希さまに来てほしいってことだろ?」

京太郎「お前果てしなくウザいな...」ハァ

優希「流石に池田には負けるけどな!」


 【2日目 20:00】 旅館・本館 1階 廊下 101号室前


優希「ここだじぇ」

京太郎「なるほど...確かに鍵もかかってる」ガチャガチャ

扉を観察すると、よくある一般的な錠前がついている。鍵穴はギザギザで、恐らく両脇の凸凹した鍵を差し込むのだろう。
一般にシリンダー錠と――より詳しくはディスクタンブラー錠というらしいが――呼ばれるものだ。
たった数センチのこれが、部屋の中と外を隔てている。

京太郎「...なあ優希、ヘアピンとか持ってるか?」

優希「持ってるじぇ?でもなんで......まさか京太郎」

優希「まずいじょ!ここは帳場も近いし、ご主人が帰ってきたらバレちゃうじぇ!」

優希「だいたいお前、ピッキングなんてしたことあるのか?!」

京太郎「いやない。だから少しやったら諦めるよ」

京太郎「で、どうなんだ?」

優希「...しょうがないじぇ」スッ

京太郎「お、サンキュ。これをこうして......」グイグイ

京太郎「こんな感じか?」

 曲げたヘアピンを手に入れた!

優希「絶対やめたほうがいいじぇ...」


どうする?
持ち物:>>287
人  :誰もいない

1. 移動する
・101号室の外に回る
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84
・ピッキングする(10分)
【探索(優希)】+【探索(京太郎)】= 12

3. 自由安価


↓2

2 ピッキングチャレンジ

先に持ち物更新です

持ち物

・携帯電話
俺のケータイ。最近スマホにした。
この村は圏外なので持っていても意味ないような気がするけど、現代人のたしなみというやつだ。

・腕時計
旅行の時は身につけている腕時計。
普段学校に行くときはかったるいので着けないのが男子高校生。

・旅館の地図
泊まっている旅館の館内地図。これがあればもう迷わない...よな?
http://imgur.com/laCzxEN

・懐中電灯
俺の部屋にあった懐中電灯。おそらく防災条例か何かで必置なのだろう。
古く見えるが、電池は多分大丈夫。

・小佐目村の地図(仮)
この村の簡単な地図。やけに手書きっぽく雑に見えるが目の錯覚である。
榎田と柊の家の位置が分かっていない。榎田宅が分かるまで更新するのは面倒くさい。
http://imgur.com/a/XtEPVnC

・電子メモ帳
神楽神社の縁台下に落ちていた電子メモ帳。
充電が切れているようで、これっぽっちも動く気配がない。

・曲げたヘアピン
優希から貰ったヘアピンを曲げたもの。
相当頑張れば、補正なしの【探索】くらいでピッキングできるかもしれない。

2. ピッキング:41/12→失敗!
これ設定する時12は高すぎるかな?とか思いましたが大丈夫そうですね

 【2日目 20:10】 旅館・本館 1階 廊下 101号室前

京太郎「......」ガチャガチャガチャ

優希「......どうだ?」

京太郎「...ダメだ、開かない」

京太郎「でももう少し頑張ればいけるか――」


がしゃん、がしゃん

その時、音が少しずつ近づいてくるのに気づいた。遠くから聞こえてきたそれは食堂の隣を通る。
刹那に俺と優希はヘヤピンをポケットに突っ込み、平静を装った。

女将「...あら、何やってるの?」

京太郎「...え?ああ、すみません」

優希「特に何もしてないじぇ。適当にボーッとしてただけだじょ」

女将「...でも、なんでこんなところで?」

女将「まさか.....」

食器の入ったカゴを持った女将が詰め寄ってくる。まずい、勘付かれたか...!

女将「...若いって良いわねぇ」

京太郎「...え?」

女将「あら、誤魔化さなくてもいいのよ?」

優希「え、あ、いやなにを...」

その時、同じような音を立てて誰かが階段を下りてきた。主人だ。

主人「よっこいせっと...ふぅ...ん?何やってるんだ?」

女将「いやねえ?この子たちがお熱いことしてるから」

主人「ああ、それはお邪魔を......若いんですから、今を大切に生きてくださいね」

京太郎「いや、だから違いますってばー!!」

なんとも恥ずかしい誤解を残したまま、二人は食堂の方へ入っていき、やがて台所へ消えていった。
食堂と台所を結ぶ扉が閉まると、再び俺たちの周りには静寂が漂った。

京太郎「優希...言っとくが俺は、お前みてえなチンチクリンに興味はねーぞ!」

優希「こ、こっちだって願い下げだじぇ!」

京太郎(恥ずかしい...恥ずかしすぎる...恥ずかしすぎるが...)

京太郎「...でも、なんとかやり過ごせたみたいだな」

優希「そうだな...めっちゃ疲れた気分だじょ」

京太郎「さっき、何か手応えがあった気がするんだ」

京太郎「もう一回くらいやったらできるかも?」

優希「なーに言ってんだじぇ...」


どうする?
持ち物:>>287
人  :誰もいない

1. 移動する
・101号室の外に回る
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84
・ピッキングする(10分)
【探索(優希)】+【探索(京太郎)】= 12

3. 自由安価


↓2

持ち物は>>481 です...あんま意味ないけど
安価下

あ、そうでした

【探索(優希)】+【探索(京太郎)】+ 10 = 22

↓1 連取り可で

2. ピッキング:90/22→失敗......?



「よし、開いたぞ」


なるべく音を立てないように扉を開く。結局かなり...20分くらい、時間がかかってしまった。

部屋に入った俺たちを最初に出迎えたのは、夕飯前の証言どおりそこらに散らばったままの衣類。

それから、机の上の飲み物から沸いたボウフラだった。


「むぐっ...ちょっと臭いじぇ...腐りかけてるのか」


比較的涼しいとはいえ、モノが腐らないほど寒いわけでもない。

日当たりもいいし、口をつけたものなら一日半もあればこうなってもおかしくない。


「それもいいんだが、何か手がかりを探さないとな...」


おそらくここに泊まっていたのは二人組の会社員――堂島と米本だろう。

しかしそれを裏付けるものがあってもいい...そう思って、カバンが置いてあるあたりを探ろうとかがむ。



「――――――!!」


一瞬、後ろから声にならぬ悲鳴のようなものを聞いた。いや、聞いたのかどうかは自分にも分からない。

だがそれはどうでもいいことだ。なぜならその次の瞬間、


「京太郎!にげ――――」


優希の声は不自然に途絶えた。鈍い音がする、すぐ前のことだ。


「ん、どうした?......」

「おい、優希――――」



俺は優希の方へ振り向いた。いや訂正。振り向かなかった。

さらに厳密に言うならば、「振り向こうとした」が正しいだろう。

しかし、振り向かなかったというのもまた正しい。何故ならまさに振り向こうとしたその瞬間――



――俺の意識は、鈍い感覚とともに途切れたのだから。



BADEND:「招かれざる客」

というわけで、最初のエンディングを見事京太郎死亡ENDが飾った所で今日はここまでです。

次回は>>477 くらいからコンティニューします。

感想意見質問等お待ちしてます

それではみなさま、おやすみなさい


これは判定失敗したからBADになったの?それとも成功してても部屋に入ったらBADだったの?

>>495
詳しくは次回投下前にまとめて書こうと思いますが、
実は今回は>>479 の段階でBADはほぼ決定でした。
しかし最後の判定に成功すれば、もう幾分か情報を得ることができました。

デスペナ無しだっけ?無しなら今後も無茶できるけど

>>497
デスペナはないです。成功すれば良いことあるかもしれないし
失敗してもBADENDから得られる情報もあるので、積極的に無理させちゃってください。
何も得るものがないとわかりきっているのに無意味に殺すのはNGですけどね!


練習で短編書いたので供養します

「...」カチッカチッ

「......こっちか」カチッ

「......あ、ツモった」ツモ!リーヅモドラドラ!

合同合宿。参加できなかった俺は、一人部室でネト麻に耽っていた。
今頃みんなは消灯してガールズトークにでも勤しんでいる頃だろうか――
スクリーンの右下に映る" 23:41 "の表示を一瞥し、思わず溜息が漏れる。
なぜこんな時間に部室に居るのかって?そりゃあ......

「......言えねえよ、こんなこと.........」

俺は今朝、両親に「今日は合宿だから泊まりだ」と宣言して家を出た。実際そのための荷物もカバンに入れてきている。
一人仲間外れなのが悔しいから?言い辛いから?「男子一人だから宿泊はできない」で十分誤魔化せる話だ。
なら何故なのか。その問いに対して、俺は合理的な答えを持たないままだった。

「うげっ、親倍...」

オーラス、一着を維持していた所に親倍放銃。言うまでもなくラス転落だ。
今日の戦績はラス3割半の三着4割強、二着1割半にトップ1割弱。少し前に比べれば連対率は相当上がった。
しかし、下位卓でこの有様では練習に連れていけないのも当然であると理解している。

「...辛いな」

辛い。確かに周りの仲間に置いていかれるのは辛い。
しかしそれ以上に、努力が報われていないのではないかという気持ちが一番俺自身を苦しめていた。
今まで十数年の人生で、飛び抜けてできるものは無いにしても人並み程度にはこなしてきた。
努力すれば相応の結果は残せる――そう思っていた。
記憶を掘り返せば、確かにいつも誰かは居た。算数のドリルが出来ない奴、三段の跳び箱が跳べない奴、他人と上手く話せない奴。
彼らは必ずしも努力を怠っていたわけでなく、むしろ「普通」のそれより努力していることのほうが多かった。
ならなんでできないんだろう?あの頃はただ、純粋にそう思っていたんだ。

「......帰ろう。電源消さなきゃ」

本校舎へ行く。駐輪場に行く。自転車の鍵を外す。漕いで家へ帰る。往路と同じ、逆再生のような復路。
違うのは空の色くらいだ。ライトさえつければ何も難しいことじゃない。
慣れた手つきで――本当は本物の牌にも慣れたいところだが――パソコンの電源を落とす。ショートカットキーも覚えたくらいだ。
荷物をまとめる。食事と筆記具くらいしか入っていないリュックと、対照的に衣類でパンパンのボストンバック。開けた頻度は反比例している。
本当は、少なくとも今日は帰らないつもりだった。ああ見栄を切ってしまった手前、帰っては余計両親の目を訝しめることになる。
しかしこうして独り顔も知れない相手と麻雀をしているうちに哀愁に浸ってしまい、そもそもこの部屋に居るだけでその気持ちは一層増していくのだ。
せめて、実際の卓を囲んで麻雀ができればと思った。たとえ弱くても、不甲斐なさこそあれど寂しさを覚えることはない。
珍しく俺がいくらでも使える状況だと言うのに、皮肉にも麻雀は四人でする遊びなのだ。


カバンを持とうとして、はたと思い立ち壁の時計を見る。今にも短針と長針は一致しようとしていた。
それを何をするでもなくただボーッと眺める。3,2,1....

瞬間、時計が消え去った。


「...! ブレーカーでも落ちたか?」

消えたのは時計だけではない。この部室も、自分の体さえも一瞬にして消失した。
すなわち天井に煌々と輝いていた蛍光灯、その明かりが一瞬にしてなくなったのである。
俺は特に何もしていない。外はいい天気だし落雷停電でもないだろう。
この学校――本校舎ならいざ知らず旧校舎――にも、電源の一元管理などという情報社会じみたものはない。
自然と俺の他に誰かが居て、余程電気を使ったか漏電させたか、そのどちらかだろうと思い至った。しかし誰が?
つい一時間前にトイレに立った時のことを思い出す。他に人が居るような気配はこの建物にはなかった上に、
外を見ればいつも一番遅くまで残業をする先生が坂を下りていた。となればこの学校全体でも俺以外に人の居る可能性は低い。
どちらにしても、俺はこれから帰ろうとしていたところだ。電気がつかなくたって別に何か困るわけではないが...
ただ明日の朝来た人が困るだろうし、ブレーカーを上げるだけ上げてから帰路へ就いても悪くはないだろう。

そういえば、今日は快晴だから月明かりくらいは入っても良さそうなものだが、やけに暗いな。
足元もおぼつかない。ライトをつけようと携帯電話のロックを開けると......

「24:01...こんな設定だったかな」

画面の中央には確かに、そうでかでかと書いてあった。深夜のテレビくらいでしか見ない表現だ。
設定をいじった覚えは全く無い。しかし何かの不注意か別の要因――アップデートとか――でそうなったのかもしれないし、あまり気にしなかった。
それ以上に俺の気を引いたのは、右上に小さく表示された「3%」の文字だ。頼むから学校を出るまで耐えてくれ――



――その時、背後の暗闇から身体を貫くような視線を感じた。


「!!」

咄嗟にライトをつけ後ろを振り返る。当然そこには誰もおらず、ただ虚空とその後ろの壁があるだけだった。
壁にかけられた点数表の文字が浮かぶ。親の倍満24000点......何という追い打ちだろうか。
大きく溜息を吐いて、リュックをひょいと背負う。どうせ明日も来るのだからと、ボストンバッグは置いていくことにした。

観音開きの大きな扉を開けて廊下へ出た。窓があるはずなのだが、やはりそこも暗闇に包まれている。
携帯のあまり強いとは言えないライトを頼りに歩きながら、ブレーカーの位置を思い出す......
一階、旧校舎入り口の近くだったか。分電盤と書いてある、中を見た試しがないあの小扉だろう。

目的地に向かって歩みを進める度、床が軋む音だけが響く。これが怖くて堪らなかった。
小学生の頃、同級生たちの間ではホラー小説が流行っていたがくだらないと思っていたし、
今年もそろそろ怪談番組が放送され始め、友達の中ではその話をしきりにするやつもいるが、それにも大して興味はない。
要はおばけとか心霊現象とかそういう類のものを信じていないのだ。和のように非科学的なものを全て否定するわけではないが。
それでも暗闇や静寂、あるいは逆に物音。不気味な存在には人並みの恐怖を抱かずにはいられない。部室で感じたアレもそれを増長させる。
理性は視線など気のせいだと理解しているにもかかわらず、それ以外の何かがそれは飲めぬと否定し続けていた。


カツ....カツ......


ああ、俺の精神は相当参っているらしい。あたかも、誰かが歩いてくるかのような音が聞こえる。
しかも音源は近づいてくるみたいだ。階段を小走りで下り、両足を一階の床に付けた所で......

「誰だッ!!」

ライトを後ろ――階段の上に向けるが、果たして白い壁のみが照らされていた。

「...とっととブレーカー上げて、帰ろう」

旧校舎の入り口。その少し逸れた所に、金属製の小さな扉と「分電盤 B-1」と書かれたプレートがあった。
取っ手を掴み中を開けると、電力計や配線の束の他に殆どのスペースを占めるブレーカーを認める。

「......あれ」

漏電遮断器、過電流遮断器......物騒な名前のものがいくらか並んでいるが、それらに異常はない。
ただ「主幹電源」と書かれた大きなスイッチが切られていた。

「誰かが切ったのか?なんで......いたずらか」

きっと、俺が気付かなかっただけで旧校舎にはまだ誰かがいたんだ。それで、
俺の存在に気づいていたどうかは知らないが、ちょっとしたいたずらのつもりでこの電源を切って帰ったんだ。
俺の思考回路はそう結論づけた。これは否定のしようがない真実である。

「まったく、困ったやつもいたもんだ...む?」

その瞬間、ずっと手元を照らしていたライトが消えた。携帯の電源がついに尽きたということだ。
仕方ないので手探りで主幹電源に手を掛け、カチッという音を立ててスイッチが上げる。
同時に点滅しながら徐々に廊下の照明がついていく。やっと帰れると思って、俺はあることに気づいた。

「あ、そういえば部室の電気がついたままなのか。消しに行かないとな」

やれやれと立ち上がると、壁には背中から蛍光灯で照らされた俺の影が投射されている。


――その後ろの、背の高い影も。


カンッ

今日は19時くらいから本編やりたい所存です

遅れてすみません!
初ENDおめでとうございます。やっとホラーな部分を出せて嬉しい>>1です。

BADENDについて:

1. いくつのシチュエーションを想定しており、踏み抜くとBADEND
2. 明らかにヤバい状況で判定失敗するとBADEND
です。
しかし「ただ死ぬだけのEND」にはしたくないので、毎回何かしらの情報が判明するようにします。
また1.の場合でも、判定によってはやり過ごせるようにします。
死にペナはありませんので、是非無茶しまくってください。


今回のENDについて:

今回引っかかったポイントは

・101号室を探っているのを旅館の人に見られた

というところでした。つまり1番のタイプになります。
初回のピッキングに成功していれば、次の判定(隠れる)に成功することでやり過ごすことができました。

BADEND前後の描写が京太郎のアレと関係しているため、それを示すために一つくらい絶対踏み抜く
ENDがあっても良いかなということで設置された経緯があります。


本編再開します。

 部屋の鍵を開け、中へ入る。
 
 突如途切れる優希の声
 
 そして―――

京太郎「―――!」

後頭部のあたりで、棒のようなものの風切り音が聞こえる。まもなく襲うであろう激痛に思わず――
――痛く、ない......?


優希「――――、返事しろ京太郎!おい!!」

京太郎「......あれ、優希...」

朦朧としていた意識がはっきりしてきた途端、頬に冷たさを感じる。
どうやら俺は地面に倒れ込んで、頭を押さえていたようだ。上から動揺した優希が覗き込んでいる。

京太郎「あれ..優希、俺何してた?」

優希「何って...」

優希「鍵穴にヘアピン突っ込んだ途端に固まって、と思ったらいきなり地面に頭抱えてうずくまったんだじぇ」

またか。しかも俺と優希が殺される。というか、あれは本当に幻覚だったんだろうか。
幻覚というよりは俺にはむしろ――

優希「...京太郎?」

京太郎「......慣れないことするもんじゃないな」

鍵穴には、まだ真っ直ぐになったピンが差さったままになっていた。

 【2日目 20:00】 旅館・本館 1階 廊下 101号室前

どうする?
持ち物:>>481
人  :誰もいない

1. 移動する
・101号室の外に回る
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84
・ピッキングする(10分)
【探索(優希)】+【探索(京太郎)】= 12

3. 自由安価


↓2

とりあえず↑

これ死ぬ前の情報ってどういう処理になるの?同じようにピッキングして旅館の人に見つかって襲われるタイミングで背後に警戒とかして備えられる?出来るなら犯人の顔とか見れそうだけど

>>511
前回の情報は京太郎は知っています。内容が内容なだけにあまり本人(優希)や
他の人には話さないほうが良いだろうと思ってはいますが、安価で選択すれば情報共有もできます。
当然、それに基づいて対策を取ることも可能です。


 【2日目 20:10】 小佐目村 旅館前 101号室外


こっそり靴を履き外に出ると、陽の完全に落ちた外の空気は、昼間より一層の冷たさを持っていた。
旅館の外周を回り込んで部屋の外へ行く。壁と壁の間、人目につかないところだ。

優希「せっかくの旅館なのに、ここじゃあ景色も何もないじぇ」

京太郎「でも、俺も中学の時の修学旅行そんな感じだったぜ」

京太郎「泊まってる部屋の窓、向かいの建物の室外機しか見えなかった」

優希「そりゃ部屋が埋まってるんだからしょうがないじょ。でもここは今スカスカだろ」

窓の前に立って中を覗く。しかし部屋の中は当然照明もついておらず真っ暗だ。

優希「前見た時は昼間だったからよく見えたけど...全然見えないな」


どうする?
持ち物:>>481
周囲 :旅館
人  :誰もいない

1. 移動する
・旅館に入る
・場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

3. 自由安価


↓2

2. 辺りを見回す:41/84→成功!

京太郎「窓の周りなんかに何かあったりはしないか......」

その時、がちゃがちゃという音と人の足音が建物の中からした。
音は連絡通路から聞こえはじめ、すぐ隣の食堂横へと移動しているようだ。

京太郎(さっきの「幻覚」からして、女将さんが戻ってきたんだな...)


 【2日目 20:10】 小佐目村 旅館前 101号室外

どうする?
持ち物:>>481
周囲 :旅館
人  :誰もいない

1. 移動する
・旅館に入る
・場所指定(旅館内直接指定も可)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

3. 自由安価


↓2

懐中電灯を使う


京太郎「...あっ」

そういえば、とポーチの中をまさぐると懐中電灯を見つけた。
昨晩部屋から持ち出したままだった。これを使えば多少は見えるようになりそうだ。

優希「お!でかしたじぇ!」

京太郎「さて、これでどうかな」カチッ

窓越しに室内が照らされる。パッと見で分かるのは散乱した衣類と、ハエが集った飲みかけのコップ。
ついさっき見た「幻覚」の内容と一致する。

京太郎(やっぱりあの「幻覚」は「幻覚」じゃないんだ...)

京太郎(俺は、予想通り確かに「未来」を見ている)

京太郎(やっぱりこれは「雨の神」に与えられたものなのか...?)

優希「京太郎、ボーッとしてないであっちの方照らせ」

京太郎「ああ、すまんすまん」


(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

↓2

ごめんなさい、ちょっと今矛盾見つけちゃったっぽくって
必死に設定とタイムライン見返してます

修正上げるので少々お待ちを

いろいろ考えましたが、今後のシナリオの方を修正することにしました。
過去の分についてはこれで影響ないはずです。
とりあえず再開です

73/84→成功!


部屋の端、コンセントのあたりに光が当たった。充電器のようなものが刺さっている。
携帯電話用だろうか。俺はそう思ったのだが...

優希「むむ、あの充電器......」

京太郎「...は?」

優希「京太郎、咲ちゃんと神社で変な物拾ったって言ってたよな?」

京太郎「...ああ、これか」

持っていた電子メモ帳を見せる。優希はじっとメモ帳のジャックを眺めた後、部屋の中のそれと見比べた。

優希「あのケーブル、このメモ帳用じゃないか?」

京太郎「え、マジで?!」

目を凝らすが、さっぱりそうとは分からない。目良すぎだろ。

京太郎「凄いな...でも、これ見たの夕飯のときの一瞬だったよな」

京太郎「なんでわかったんだ?」

優希「ちょっと見覚えがあったのと...勘だじぇ!」

こいつ...いつも赤点ばかりだけど、思わぬ所で思わぬ特技を見せたな。
それからしばらく室内を照らしていたが、めぼしいものは見つからなかった。

優希「でもあのケーブル、夏あたりにどこかで見た気が...」


 【2日目 20:20】 小佐目村 旅館前 101号室外

どうする?
持ち物:>>481
周囲 :旅館
人  :誰もいない

1. 移動する
・旅館に入る
・場所指定(旅館内直接指定も可)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

3. 自由安価


↓2

うーん...想定してなかったので調べたんですけど、ガスバーナーとかで焼くと
小さい音で割れるらしいんですが、そうでもないと結構音出そうなんですよね。
流石にすぐそこの部屋でバリバリ音出たら気づくでしょうし...
まあひょっとしたらってこともあるので、

((【行動(優希)】+【行動(京太郎)】)/ 2 = 5

で成功したらOKということにします。


やる場合は同時に成否判定、やらない場合は同時に行動再指定

↓2

1. 317号室へ

京太郎「今はこれ以上わかりそうにないな...優希、撤退だ」

優希「了解だじぇ」

音を立てないよう静かに歩く。しかし玄関は必ず通らなければならないわけであって、
やはり帳場に立っていた主人と出くわしてしまった。

主人「こんな時間にお出かけですか?」

京太郎「あはは、ちょっと夜風に当たりに散歩へ」

優希「星が出てて綺麗だったじぇ。名前は全然分からなかったけどな!」

主人「ははあ、なるほど......」

主人はじーーーっとこちらを見て、何かを悟ったように、

主人「いいですねえ、青春だ」

主人「若いんですから、今を大切に生きてくださいね」

京太郎「そういうんじゃないですよ!第一こいつみたいなチンチクリンに興味ないですし!」

優希「こ、こっちだって願い下げだじぇ!」

という話をして、全く同じような会話を繰り返しているということに、はたと気がついた。
......いや、「未来」を見たのなら繰り返しているというのはおかしいのだが。

主人「まあそれはそれとして、別に治安が悪いというわけではないのですが」

主人「坂や崖が多いですから、あまり夜中に出歩かないほうがよろしいですよ」

優希「はーいだじぇ」

そう生返事を言って主人と別れた後、俺たちは連絡通路を通って別館へたどり着いた。
数時間前に入った大浴場の前を横切り、軋む階段を上っていく。
そこで俺は例え予め部屋番号を知っていなかったとしても、大学生たちの部屋は判っただろうなと思った。
3階に辿り着くと、それだけで若者らしい騒ぎ声が聞こえてきたのだ。

京太郎「うへぇ...こん中に入っていくのか?」

優希「まだ入ると決まったわけじゃないじぇ」


 【2日目 20:30】 旅館・別館 3階 廊下 317号室前


どうする?
持ち物:>>481
人  :誰もいない

1. 移動する
・旅館を出る
・場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

3. 自由安価

4. インターホンを鳴らす


次で最後の安価(「辺りを見渡す」以外)にします

↓2

 【2日目 20:30】 旅館・別館 3階 廊下 316号室


やはり優希と染谷先輩の話の通り――今思うと昨晩もそうなのだが――空き部屋は鍵が開いているようだ。
隣の316号室も、すんなり俺と優希を受け入れた。

部屋は、俺たちが泊まっている本館の部屋とは大分勝手が違っていた。
冷蔵庫やテレビの他にも家具が充実しており、何故か書物机まで置いてあった。

優希「こっちは私たちと比べて豪華な感じだじぇ」

京太郎「広さも結構違うし...スイートルームみたいなもんか」

旅館の部屋の格付けをなんと呼ぶのかは知らないが、大分高そうな部屋であった。

さて、そうしている間にも隣からは大声が響いて――はいない。流石にかすかには聞こえるが、
部屋のランクにふさわしいくらいの防音はなされているようである。

京太郎「でも、聞き耳を立てれば普通に聞こえそうだ」

というところででそんな隣室の様子はまた次回。
今日はここで切らせていただきます。

感想意見質問等お待ちしてます。マジでモチベ上がります。

みなさま、お付き合い頂きありがとうございました。

諸事情で今日はお休みします
明日はいつも通り19時くらいから始める予定です

タコスかわいい
短編の京太郎の後ろの影の正体はいずれ分かるんかな?

>>540
>>500-503は自分が練習で書いただけなので、本編とは全く関係ありません。
更にぶっちゃけると背の高い影も考えゼロです。すまぬ。

研究発表会なるものに行ってきたんですが、質問者がウザすぎてロン(物理)したくなりました。
鬱憤晴らしに本編開始です。

あと>>534

【2日目 20:30】 旅館・別館 3階 廊下 316号室
  ↓
【2日目 20:30】 旅館・別館 3階 316号室

です

 【2日目 20:30】 旅館・別館 3階 316号室


「講義に出れないとまずいな...秋学期始まったばかりなのに......」

「ああ、あの教授単位厳しいらしいね」

「ギャハハハ!!大変だな!俺はアレ取ってねえけど」

「向坂くんの学科、あれ必修じゃなかった?」

「」

「向坂はバカだからな...俺より成績いいのが腹立つが」

「あー、山下くんそういえば英文法落としちゃったんだっけ」

「再履修入れたけどな。北村は楽勝なんだろ?羨ましい」

「あはは、線形が不可ギリギリだったけどね」


優希「こいつら単位が落ちるとか落ちないとか、バカみたいな話してるな」

京太郎「お前だって数Ⅰ落としそうなくせによく言うぜ」

隣から三人の話し声が聞こえてくる。向坂、山下、北村...宿帳にあった名前と一致する。
そんな与太話を10分近く続けるので俺も優希も飽き飽きしていたが、
もう切り上げようかという所である一人――向坂と呼ばれる男――が話を切り出した。


「そういえば昨日の昼過ぎの人だけどよ...」

「まだ言ってるのか。やっぱり気になるんだな」

「結構好みっぽかったしな!」

「そんなこと言って、心配なんでしょ?」

「お前案外女々しいよな」

「バカ!そんなんじゃねえよ!俺らがあそこであん...」ムガムガ

「ちょっと!そんな大声で言ったらダメだって!」

「誰かが聞いてるかもしれんぞ」

「...ブハーッ!、そんな奴いねーだろ?」

「もしもってこともあるし...」


そうやって潜めはじめた大学生の声は次第に消えていった。どう考えてもやましい事を話しているようだ。
こちらもそれを聞き逃すまいと、自然に耳が壁についた。

優希「内緒話なんて小手先のことを...この優希ちゃんアイの前には無意味だじぇ!」

京太郎「......それを言うならイヤーだろ」


(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

↓2

70/84→成功!


「チッ...ああ、心配だよ。あの山のあたり、ええと...」

「神楽山?」

「そうそう。あんな所で焦りまくって、明らかにイジョーじゃん?」

「誰かに追っかけられてるみたいだったしよ...」

「一目惚れか」「一目惚れだね」

「ちげーっつーの!...まあだから――「向坂」――なんだよ?」

「お前、だからといって助けちゃマズいだろ」

「そうだよ。仮にも僕らのやってることは...あのー...」

「違法行為ってやつだな」

「むぐ、そうはっきり言わないでよ」

「北村、お前今更何言ってんだ...まあともかくだ」

「発覚すれば警察沙汰だし、大学にも居られない。俺たちは終わりだよ」

「申し訳ないが、あのまま行き倒れてくれるなら...」

「でもあんな状況だぜ、気づかなかったかもしれないだろ?!」

「それだけで見捨てるなんてひでーじゃねえか!」


向坂の悲壮な叫びが小さく聞こえる。一方、山下と北村は随分冷酷な言い草である。
ともかく、この三人が何らかのヤバいことに手を染めているのは確かみたいだ。

優希「こいつら何してんだ...いや、それよりも」

優希「話に出てくるの女の人、やっぱり...」

京太郎「101号室のどちらか、かな」

優希「私もそう思うじょ」

彼らの話に出てくるのが女性会社員二人組、堂島と米本のどちらかだとすればだ。
遭遇したのは神楽山周辺のようだから、あのメモ帳はひょっとすると...

その後大学生たちは――向坂はぶつくさ言い続けていたが――、元の世間話に戻ったようだった。


 【2日目 20:40】 旅館・別館 3階 廊下 317号室前


どうする?
持ち物:>>481
人  :山下、北村、向坂(隣室)

1. 移動する
・旅館を出る
・場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

3. 自由安価


判定コンマが【探索】= 84を越えると...?

↓2

ああもう!

【2日目 20:40】 旅館・別館 3階 廊下 317号室前
 ↓
【2日目 20:40】 旅館・別館 3階 316号室

に訂正。安価は↓2

314号室へ

円周率みたいな番号だけに何か……

>>548
"4"と"9"のつく部屋はないのですよ...(「死」と「苦」だから)

1. 皆の所に戻る:30/84→セーフ


 【2日目 20:40】 旅館・本館 2階 203号室

ガチャ

優希「ただいまー...あれ、みんな何やってるんだ?」

和「ゆーき、おかえりなさい。星を観ていたんですよ」

俺たちが203号室に戻ると、4人は肩を並べて窓際に座っていた。
各々の首は窓の外仰角30度くらいに固定されていたのだが、
俺と優希の入室に気づくとこちらに向き直りやけにニヤニヤしはじめた(和は除く)。

咲「昨日は天気が悪かったけど、今日はすごい綺麗だから」

まこ「みんなで外まで行こうとしたんじゃが、危ないからとご主人に止められての」

久「まあ、誰かさんたちは仲良く観に行ったらしいけど?」

なるほど、不気味なニヤけ面の正体はこれか。主人も余計なことを...
とりあえず竹井先輩に拳骨を入れたいところであったが、すんでのところで我慢した。


誤解を解き、ここまでの事――「未来」のことは言っていないが――を咲たちに話し終えたのは、それから20分後の事だった。

まこ「なるほど、つまりその『誰か』が101号室に泊まっているどちらかじゃろう、と」

咲「いよいよ本当にミステリーみたいに――」ゴッ

京太郎「不謹慎だからそういうこと言うな」

咲「」プシュー

優希(うーん、咲ちゃんを見てるとなにか思い出しそうな...)


【探索(優希)】× 8 = 64
以後判定はありません。失敗しても一応大丈夫

↓1

61/64→成功!あぶねー


優希「あーーーっ!!!」

優希の発した声は部屋中に響いた。きっと部屋の外まで聞こえていただろう。
部屋に居る全員はその叫びに不意を突かれ、思わずそちらを向いた。

咲「ど、どうしたの優希ちゃん?!」

優希「咲ちゃんだじぇ!」

京太郎「...は?」

優希「咲ちゃん!インハイの時、電子辞書持って行ってたよな?!」

咲「え?持って行ったよ?」

優希「その充電器!持ってたよな!?」

咲「う、うん。確か一緒に」

優希「それ、まだ持ってるか?!」

和「ちょ、ちょっとゆーき!何言ってるんですか!」

和「落ち着いてください。だいたい一ヶ月以上前の話を...」

そのとき、咲が「あー...」とばつの悪そうな声を上げ、和もそれに気づき喋るのを止めた。

咲「それ、まだ入れっぱなしかも...」

京太郎「...何というか、咲のズボラさに救われたな」

久「須賀君、せめておおらかさと言ってあげなさい」

京太郎「はい...」


しかし数分後、その表現は間違いでなかったことを理解した。
咲の旅行用カバンから出てきたケーブルは、プッツンと二本に千切れていたのだ。

咲「アハハ、ごめんなさい...」

まこ「しかし、これは直さんと使えないの...」

京太郎「そりゃそうですけど。でも、直すってどうやって?」

まこ「導線は見えとるから、『ハンダごて』があればくっつけられるじゃろう」

まこ「安心せい。これでも雀卓の軽い修理くらいはできるけんの」

久「さっすがまこ!!私たちに出来ないことを平然とやってのける!」

京太郎「乗りませんよ?とにかく先輩、ありがとうございます」

京太郎「ハンダごて、探しておきます」

まこ「一緒にハンダも持ってこいよ。あれがないと話にならんからな」

一方優希はというと、千切れたケーブルのプラグと電子メモ帳のジャックを
何度も見比べてはうんうん頷いている。他人のポーチを勝手に漁っちゃいけません!

優希「これでメモが見れるようになるはず!」

京太郎「ハンダごてが見つかれば、だけどな」

優希「うーん、そうなんだじょ...最悪、101号室に何とかして忍び込むじぇ」

 【2日目 21:00】 旅館・本館 2階 203号室


どうする?
持ち物:>>481
人  :咲、和、まこ、久

1. 移動する
・旅館を出る
・場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

3. 自由安価


↓2

夜間の外出について

18:00〜06:00は日の落ちた「夜間」となります。
ビルが煌々と輝く都会ならまだしも、ここは街灯もまばらなド田舎です。
当然、夜間の外出にも危険が付き物です。


・バッドイベントについて
神楽山や小佐目山など、村の舗装路が通っている場所以外において
成否判定コンマで91〜00が出るとバッドイベントが発生します。
「懐中電灯」を持ったキャラ、及び一名までの同行者はこの範囲を96〜00に狭めることができます。
以下判定表(カッコ内は懐中電灯)

91-94(96-97):ちょっとこける。血が出たら舐めておけばいい。
95-98(98-99):脚をくじく。旅館等で手当するまで【行動】、【体力】が1減少。
99-00(00)  :??


・判定の難化について
明かりのない所で【探索】、【行動】、その他一部の判定を行う際は
判定値に-10の下方補正がかかります。「懐中電灯」があれば、これを-5に抑えることができます。

1. 優希と小佐目山に:05/64→成功!


優希「ま、真っ暗だじぇ...」

京太郎「ああ...」

正直、こんなところ、こんな時間に優希を連れてきてしまって申し訳ないと思っている。
しかし手がかりを掴んだ以上、それらが消されてしまう前に調べなくてはならない。

懐中電灯で前方を照らすと、随分古びたトンネルがそこに構えていた。
その周囲はレンガで整えられ、内部も入り口に近い部分は鉄骨で補強されているのが見える。
しかし、その奥からは光が反射してくる気配がない。まるで全てを飲み込んでしまうかのような...


優希「京太郎......」


びゅうと風が吹く。周りには、俺と優希だけの闇が広がっていた――



 【2日目 21:10】 小佐目山 炭鉱入り口


どうする?
持ち物:>>481
周囲 :炭鉱
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱に入る
・場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 - 5 = 59(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79
・山の周りを探る
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 / 2 - 5 = 28以下かつコンマ1の位が1〜6で成功。1の位で到達地決定
失敗するとここに戻ってくる。

3. 自由安価


↓2

2. 辺りを見渡す:85/79→失敗


優希「京太郎、何やってるんだじぇ?」

京太郎「いや、ちょっとな」

推測では柊さんと「榎田のおっちゃん」は今日の夕方までここにいた。
また大学生たちについても「神楽山に行った」というような事を話していたが、
それは一昨日――【0日目】の昼過ぎのことだ。今日ここにいたという説はまだ消せない。
何か手がかりが落ちていれば...と期待してすぐそばの地面に光を向けても、見つかるのは石ころくらいのものだ。
それならと思い少し遠くに懐中電灯を向ければ、光は拡散し精々5,6メートル先が照らされるだけだった。


 【2日目 21:10】 小佐目山 炭鉱入り口


どうする?
持ち物:>>481
周囲 :炭鉱
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱に入る
・場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 - 5 = 59(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79
・山の周りを探る
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 / 2 - 5 = 28以下かつコンマ1の位が1〜6で成功。1の位で到達地決定
失敗するとここに戻ってくる。

3. 自由安価


↓2

>>307より、「辺りを見渡す」の連続判定は不可です...

再安価↓1

2. 山の周りを探る:62/28→失敗


京太郎「ありゃ?」

優希「さっき見たような...」

入り口の周りに手がかりがないので、ならば山を回ってみようと意気込んだのだが
10分足らずで元の場所に戻ってきてしまった。




 【2日目 21:20】 小佐目山 炭鉱入り口


どうする?
持ち物:>>481
周囲 :炭鉱
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱に入る
・場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 - 5 = 59(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 + 10 = 89
・山の周りを探る
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 / 2 - 5 + 10 = 38以下かつコンマ1の位が1〜6で成功。
1の位で到達地決定。失敗するとここに戻ってくる。

3. 自由安価


↓2

2. 辺りを見渡す:70/89→成功!


人間というのは、往々にして「なぜこんなことで」ということがある。
テレビのリモコンが見つからない時、テストの問題が解けない時、仕事が捗らない時。
少し時間を置いてみると、つい先程まで苦労をしていた理由がわからないくらい上手くいくものだ。
そしてこの時も――


京太郎「ん...?」

ダメ押しでと懲りずに辺りの地面を照らしていると、それは案外簡単に視界に入った。
手の小指くらいの金属の棒。とても家の鍵には見えず、戸棚かなにかの鍵に見える。

優希「おっ、何か見つけたのか?」

京太郎「ああ、これなんだけど...何か分かるか?」

優希「......全然!」

京太郎「そりゃそうか」


 小さな鍵を手に入れた!


この鍵は「隠されたモノ」に繋がっている...特に根拠はないのだが、そんな気がした。

今日はここまでで一旦切ります。

柳田国男の「遠野物語」を最近買って読んでいるんですが、
「宮守」は遠野郷の村の名前だったり、「白望」は金銀が沢山ある山の名前だったりと
咲がわかると二度楽しめて面白いですね。

次回は明日の同じ時間くらいの予定です。本日もお疲れ様でした。

数日前(劇中では夕方)に「整理フェーズ」(シンキングタイム的な)を
設けましたが、かなりグダグダになってしまいました。
次のような進行形式にしようと思うのですが...

進行形式について
 1トピックは以下の内容を行う。
 ・安価で話題募集
 ・1〜3までの選択肢と「4. わからない」の4択が出る
 ・「4. わからない」を選ぶと一つ前の段階に戻る
 ・三段階目の選択肢で終了
 ・三段階のうち一回は自由安価が入る(だいたい最後)
 これを数トピックぶん行う(3トピックの予定)。


正直、色々推理して頂いたこともあまり活かせてないんじゃないか?という具合です。
そこで、確実に真実に近づけるよう以下の案を考えています。
テンポ重視を考えるとAかBかというところなのですが、どちらが良いでしょうか。

A. のどっち案
会場は203号室かどこかになる。
議論に矛盾点や不審点が生まれると指摘してくれたり、和が知識を教えてくれたりする。多少メタ的要素も入る。
指摘が入ると議論が一段階戻る。一番テコ入れ。和をもうちょい書きたいという欲もある。

B. 自戒案
会場は大浴場。
議論中に、「その時点で京太郎が知りうる情報」の中で矛盾点や不自然な点が現れると自動で指摘。
指摘が入ると議論が一段階戻る。多少テコ入れ。

C. 自由
会場は大浴場。安価の示すとおりに。


期限は特にありませんので、お気が向いたらお答えください。

<基本システム>

・主人公は京太郎。通常一人までの同行者を連れることができる。

・各キャラは分野ごとに以下6種類のステータスを持つ(0〜9):
【探索】【行動】【交渉】【知識】【オカルト】【体力】

・判定はその分野のステータスを元に行う。同行者とのステータスの合算
(【ステ(高)】+【ステ(低)】× 0.5)× 8 が基本的な成否判定値。
コンマ≦判定値なら判定成功。判定値<コンマなら失敗。
一度失敗した判定では判定値に+10のリベンジ補正がかかる(一段階まで)。
当然状況によって判定値に倍率や補正がかかることがある。


<安価とりかた>

   【日付 時刻】 場所

  どうする?
  同行者:同行者
  持ち物:持ち物一覧へのアンカー
  ステ :ステータス一覧へのアンカー
  周囲 :周囲にある施設等
  人  :周囲にいる人(自分と同行者除く)

  1. 移動する
  ・場所指定

  2. さぐる
  ・内容指定(成功再判定)
  ・辺りを見渡す

  3. 自由安価


  ↓◯

1. 移動:
別の場所に移動する。行ったことのない場所や行きづらい場所への移動は【行動】で判定。

2. さぐる:
各種、その場でできる行動(場所を変えるものは「1. 移動」との複合扱い)。
→辺りを見渡す
 隠れているものに気づく。【探索】で判定。失敗したら連続判定不可。

3. 自由安価:
適切と思われる判定を再コンマする。

それぞれ状況によって別のコマンドも表示される。

<時間>
・10分単位で管理。行動によって消費時間が違う。
基本例)
 辺りを見渡す→0分
 会話→10分
 〇〇を探す→20分


<夜間の外出>
18:00〜06:00は「夜間」となる。

・バッドイベント
神楽山や小佐目山など、村の舗装路が通っている場所以外で高コンマを出すと発生。
「懐中電灯」所持キャラ及び同行者一名までは判定を軽減できる。
以下判定表(カッコ内は懐中電灯)
91-94(96-97):ちょっとこける。血が出たら舐めておけばいい。
95-98(98-99):脚をくじく。旅館等で手当するまで【行動】【体力】に-1。
99-00(00)  :??

・判定の難化
明かりのない所では【探索】【行動】-10。
「懐中電灯」があれば-5に抑えることができる。


<食事>
旅館で食べることができる。夕食は女子部屋(203号室)でそれ以外は食堂
遅れると怒られたりおかずを取られたりする。間に合わないと食べられない。
 朝食:08:00〜09:00
 昼食:12:00〜13:00
 夕食:19:00〜20:00

必ずしも食べなければならないわけではないが、抜きすぎるとデバフがつく。
食事をすればデバフは解除される。
2食抜く  :【体力】-1
3食以上抜く:【体力】-2
↑ここエラッタ

<睡眠>
京太郎の部屋(307号室)ではいつでも寝ることができる。
夕食後に寝ると07:00に起床、それ以外は次の食事の前に誰かに起こされる。
過去24時間で寝た時間が3時間未満だと【探索】【体力】に-1のデバフ。
初日は【1日目 23:00】〜【2日目 02:00】、【2日目 06:00】〜【2日目 09:30】
の間寝ていたことにする。

持ち物

・携帯電話
俺のケータイ。最近スマホにした。
この村は圏外なので持っていても意味ないような気がするけど、現代人のたしなみというやつだ。

・腕時計
旅行の時は身につけている腕時計。
普段学校に行くときはかったるいので着けないのが男子高校生。

・旅館の地図
泊まっている旅館の館内地図。これがあればもう迷わない...よな?
http://imgur.com/laCzxEN

・懐中電灯
俺の部屋にあった懐中電灯。おそらく防災条例か何かで必置なのだろう。
古く見えるが、電池は多分大丈夫。

・小佐目村の地図(仮)
この村の簡単な地図。やけに手書きっぽく雑に見えるが目の錯覚である。
榎田と柊の家の位置が分かっていない。榎田宅が分かるまで更新するのは面倒くさい。
http://imgur.com/a/XtEPVnC

・電子メモ帳
神楽神社の縁台下に落ちていた電子メモ帳。
充電が切れているようで、これっぽっちも動く気配がない。

・曲げたヘアピン
優希から貰ったヘアピンを曲げたもの。
相当頑張れば、補正なしの【探索】くらいでピッキングできるかもしれない。

・小さな鍵
小佐目山の炭鉱入り口で拾った。大事なモノのようだ。

ステータス一覧:清澄高校

須賀京太郎
【探索】:5
【行動】:6
【交渉】:7
【知識】:7
【オカルト】:3
【体力】:4

宮永咲
【探索】:5
【行動】:3
【交渉】:3
【知識】:7
【オカルト】:8
【体力】:3

原村和
【探索】:6
【行動】:6
【交渉】:4
【知識】:8
【オカルト】:1
【体力】:4

片岡優希
【探索】:8
【行動】:4
【交渉】:4
【知識】:2
【オカルト】:7
【体力】:2

染谷まこ
【探索】:4
【行動】:8
【交渉】:4
【知識】:5
【オカルト】:4
【体力】:5

竹井久
【探索】:3
【行動】:3
【交渉】:8
【知識】:5
【オカルト】:6
【体力】:4

ルール等一旦まとめました。
食事にエラッタを入れて睡眠についての説明を追加したので、ご一読ください。

30分後に本編始めます

>>568から再開です

 【2日目 21:20】 小佐目山 炭鉱入り口

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :炭鉱
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱に入る
・場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 - 5 = 59(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79
・山の周りを探る
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 / 2 - 5 + 10 = 38以下
かつコンマ1の位が1〜6で成功。1の位で到達地決定。失敗するとここに戻ってくる。

3. 自由安価


↓2

07/38→成功!
1の位:7→失敗 あー...


優希「京太郎!あれ!」

京太郎「ん?...!」

優希の指が示す方向には、闇の中にかすかに建物のような構造物を見ることができた。

京太郎「よし、行ってみるぞ!」

優希「おう!」

その方向を目指して歩く。回り道をしては方角がわからなくなると、山の中を突っ切っていった。
それが悪かったのだろうか...

京太郎「......はぁ...」

結局、今目の前にあるのはついさっきまで居たトンネルだった。
そもそもこの暗闇の中で明かりもなしに建物が見えるというのもおかしな話だ。
あれは幻覚だったのだろうか...


 【2日目 21:30】 小佐目山 炭鉱入り口

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :炭鉱
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱に入る
・場所指定
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 - 5 = 59(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79
・山の周りを探る
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 / 2 - 5 + 10 = 38以下
かつコンマ1の位が1〜6で成功。1の位で到達地決定。失敗するとここに戻ってくる。

3. 自由安価


↓2

榎田邸の情報を聞く

>>589
今は周りに誰もいないので、聞くとすれば誰かの家を訪ねるか
旅館で主人か女将に聞くことになります。どうしますか?

10分で解答なければ再安価↓で

以後は無効安価は安価下にします

〜〜〜〜〜〜〜

炭鉱迷宮について

小佐目山の廃炭鉱内は、坑道があちらこちらに入り組み迷路のように複雑になっています。

・階層について
炭鉱迷宮は5つの階層に分かれています。階層を移動するのには最短20分が必要です。

表示例
・炭鉱迷宮を進む(1/5階層)

階層を進む際には
(【行動(高)】+【行動(低)】× 0.5)× 4
の判定に成功することが必要です。失敗すればその階層に留まることになります(20分は消費します)

また、進むだけでなく戻る際にも判定が必要になります。
出たいと思った時に出れるとは限りませんのでご注意ください。
ただし入山直後は入口付近にいるため、引き返すことが可能です。

・「夜間」判定について
基本明かりはなく、「夜間」の判定が常に適用されます。

1. 炭鉱に入る


優希「...いよいよ入るしかないじぇ」

京太郎「...優希」

優希「なんだ?」

京太郎「...何かあったら、俺が守る」

京太郎「だからお前は逃げろ。何があってもだ」


優希は、それを聞いて様々な感情が入り混じったような顔をしたが、ついに何も言わなかった。

闇に吸い込まれるかのように少しずつ歩みを進める。
入り口はだいぶ大きかったが、中に入るとそうでもないことが分かった。
優希は当然大丈夫だけど......俺はところどころで頭を屈めなければならない。
広い所で縦横ともに2メートル程の坑道が、遥か彼方まで続いていた。


 【2日目 21:30】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮入口
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を出る
・炭鉱迷宮を進む/戻る(1/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 4 - 5 = 28

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79

3. 自由安価

ちょっと席外します

↓2

再開です

2. 辺りを見渡す:05/79→成功!


懐中電灯で上下左右を照らす。
坑道は四方に補強されているが、鳥居型に組まれた木材は朽ちかけだ。
ところによっては鉄骨が使われているが、それも随分錆びついている。

優希「崩落とかしないのか...?」

京太郎「誰も管理しないまま何十年も経ってんだぜ。大丈夫だろ」

そう言って優希を励ます俺だが、正直怖いものは怖い。こんなことでなきゃ入らないんだがな...
...「そういえば」、と優希がその時切り出した。

優希「ここの照明って電球なんだな」

上を照らすと天井には一定間隔で金網がついており、これでもかと蜘蛛の巣が張っている。
その中には丸い――割れてしまいその影はないが、恐らく丸かったであろう――白熱電球が見える。

京太郎「そりゃそうだろ。松明でも使うのか?」

優希「そうじゃないじぇ。危なくないかって話だじょ」

京太郎「?......ああ、そうか」

炭鉱からはガスが流出するし、坑道にもそれが少なからず流れてしまうことはあるだろう。
世界史の先生から教えてもらったことだったろうか...実際それが原因の爆発事故も相当数あると聞いた。
白熱電球は周囲の温度がかなり高くなるから、引火の原因になってしまってもおかしくない。

京太郎「確かに、こういう場合って蛍光灯の方が良さそうなもんだ」


 【2日目 21:30】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮入口
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を出る
・炭鉱迷宮を進む/戻る(1/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 4 - 5 = 28

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79

3. 自由安価


↓2

1. 炭鉱迷宮を進む:01/28→成功!


カツ、カツ、カツ...

ピチャ............ピチャ............

聞こえるのは自分たちの足音。そして一分に数回だけ、どこかで水滴が落ちる音。
それ以外は何もない。この懐中電灯がなければ、ここには光さえ存在しない。

優希「みんなに話さずに、こんなとこまで来ちゃったな」

京太郎「一応書き置きは残してきたから......騒ぎ立てはしないだろう」

京太郎「この村の誰かはクロで、今俺たちがここを探っていることを知られれば...」

脳裏に数時間前の「未来」が浮かぶ。あんなふうに始末されてしまうだろう。
少なくとも人を殺してまで何かをしている。そしてその誰かは、そこまで「やる」奴だ。


何度見たとも知れない同じ風景がずっと続いていたが、ついに異質のものを見つけた。
梯子だ。下がどこまで続いているかは照らしてもわからない。

京太郎「降りよう」

優希はこくりと頷いた。



 【2日目 21:50】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮入口
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を出る
・炭鉱迷宮を進む/戻る(2/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 4 - 5 = 28

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79

3. 自由安価


↓2

1. 炭鉱迷宮を進む:01/28→成功!


どれくらい長い間梯子を降りていたのだろうか。いや、実際はほんの数分のことだったのだろう。
しかし、四方何も見えない――梯子を降りながらでは、懐中電灯を使うことはできなかった――中で
底も知れない縦穴を進み続けるというのは、それだけで神経をすり減らせるものだった。
ようやく地面に足がつく頃には、悠久の時が流れたような気がした。

優希「ふう...やっとついたじぇ」

京太郎「落ちたらと思うとビビるよな」

優希「そ、そういうことは思っても言うな!!」

再度明かりをつけ周りを観察する。正直、先程までいた階層と何が違うのだろうか。
地面に何か落ちていないか観察するが、そういう様子もない。

優希「ま、毎回何かあるってわけでもないじょ」

京太郎「そうだな...とりあえず進むか」


 【2日目 21:50】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮入口
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を出る
・炭鉱迷宮を進む/戻る(2/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 4 - 5 = 28

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79

3. 自由安価


↓2

>>603
1. 炭鉱迷宮を進む

2. 辺りを見渡す
です。安価なら下

「辺りを見渡す」は成功済みなので直下再安価(連取可)

1. 炭鉱迷宮を進む:81/28→失敗


優希「なあ、京太郎...」

京太郎「言うなって」

優希「そういうわけにも行かないじぇ」

優希「...ここ、さっきも通らなかったか?」

京太郎「んなことわかっとるわ!!」

ここ数十分、同じ景色の繰り返しだった。さっきの階層のように似たようなとかそういうレベルでなく
壁の凹凸、柱の組まれ方、そういったものまでそっくりそのまま同じである。
要は、同じ道をグルグル巡っているだけであった。

優希「はあ...こんなことなら目印か何か持ってくればよかったな...」

京太郎「目印...ロープとか?」

優希「ここまでどんだけ歩いたと思ってるんだ?全然足りないじょ」

京太郎「んなこと言ってもなあ...なら何ならいいんだ?」

優希「うーむ......まあ、何かしらはある、うん」

京太郎「はぁ...次はこっちの道行ってみるか」

優希「そっちはさっき通っただろ!そんなんじゃいつまでも犬のままだじぇ?」

京太郎「ばっ、わ、わかってるっつーの!」

肩を落としてトボトボ坑道を歩いていく。ふと腕時計を見ると、もう侵入してから30分以上経っているようだ。
途中で諦めたほうが良かったかな...いや、よしんば諦めたとしてちゃんと帰れるんだろうか?
いや、ここまで来てしまったんだ。こうなったら行くところまで行ってしまおうか――

京太郎「ぐあっ!痛ってー!!」ゴチン

優希「あ、ここ狭いから気をつけろー」

京太郎「言うのが遅いわ!」

優希「ボケーッとしてる方が悪いんだじょ!」


不意に優希の腰に目が行く。

この状況にもかかわらず、セアミィは何故か上機嫌に見えた。

今日はここまで!

明日は来れるかどうかわからないです。
もし音沙汰無かったら察してください。

というわけで、みなさまお疲れ様でしたー

今日はやります!19時からスタートです

人いるかな?始めます

京太郎「なあ、優希」

優希「なんだじぇ?」

京太郎「前から聞きたかったんだが...腰のそれ、セアミィだっけか」

京太郎「お前の動きとシンクロするなんてスゴいよな」

京太郎「中身どうなってるんだ?」

優希「......京太郎、お前疲れてるんだな」

セアミィ < ヤレヤレ

京太郎「...」

京太郎(...もう、なんでもいいや)


 【2日目 22:10】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :何もない
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を進む/戻る(2/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 4 - 5 + 10= 38

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79

3. 自由安価


炭鉱迷宮内での補正は一度出るとリセットになります(記録めんどい)

↓2

1. 炭鉱迷宮を進む:95/38→失敗


優希「まったく、犬にはやっぱり道案内なんて任せてられないじぇ」

優希「この天才優希ちゃんについて来い!」


〜〜〜〜〜〜


京太郎「流石天才だな、また同じところをグルグル回るなんて」

優希「ぐぬぬぬ...お前だって迷ってたくせに!」

京太郎「ははは、言ってろ――うおっとっと」

京太郎「あぶねえ...コケそうだったぜ」


 【2日目 22:30】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :何もない
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を進む/戻る(2/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 4 - 5 + 10 = 38

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79

3. 自由安価


↓2

1. 炭鉱迷宮を進む:67/38→失敗


梯子を降りきって第2階層に足を付けてから既に1時間。
最初は俺たちの間に沸いていた与太話も次第に減っていき、
ここ10分ほどはどちらも一言も発さないままだった。

京太郎「...優希、こっちじゃないか?」

優希「そっちはさっき通ったじぇ」

京太郎「そうだったか...」


 【2日目 22:50】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :何もない
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を進む/戻る(2/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 4 - 5 + 10 = 38

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79

3. 自由安価


うーん、渋い...
【23:30】まで行くも退くもままならなければ救済案考えます

↓2

1. 炭鉱迷宮を進む:69/38→失敗


歩く。歩く。ひたすらに歩く。今の俺の頭にはそれしか無かった。
本来なら坑道の構造などを考えながら最適解を考え出すべきなのだろうが、その気力さえ薄れてきた。
なんとなく見覚えがない道を選んで、あとは歩く。

優希「あー、ちょっと休憩だじょ...」

京太郎「わかった...あの辺りに座ろうか」

隣に目をやると、甚だしくはないものの優希の顔には疲労が見てとれる。

京太郎(そろそろ戻ることも視野に入れたほうがいいか...?)


 【2日目 23:10】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :何もない
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を進む/戻る(2/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 4 - 5 + 10 = 38

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79

3. 自由安価


次ダメなら救済入ります

↓2

これ以上皆さんに同じ判定を続けさせるわけにもいかないため、以下の判定を追加します

・炭鉱迷宮を戻る:判定値が倍
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 - 5 = 59

・確実に帰る:一発で出口へ
絶対成功、80分が固定でかかります。
ただしバッドイベントが起こった場合...


判定が厳しすぎる!というご意見もあるかとおもいますが、「炭鉱迷宮」はラスダン前の難所
(チャンピオンロード的な感じ)として設置したため、もっと下調べや準備をしてから来る想定でした。
そのため判定はしょっぱめに設定してあり、これ以後変える予定もありません。ご了承ください。

1. 炭鉱迷宮を戻る:69/38→失敗


京太郎「......戻ろう」

京太郎「このままじゃ進めないし、消耗するだけだ」

優希「ここまで来て戻るなんて...!」

優希「って普段の私なら言うところだけど、今回は無理だ」

優希「そろそろ限界だじぇ...」

左手首を照らすと、文字盤は俺らの入山からもう2時間が経過していることを示している。
大した成果はなかったが......仕方のないことだ。


 【2日目 23:30】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :何もない
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を進む(2/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 4 - 5 = 28
・炭鉱迷宮を戻る(2/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 - 5 = 59
・確実に帰る
絶対成功(80分固定)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79

3. 自由安価


↓2

1. 炭鉱迷宮を進む:06/38→成功!


それから出口を探すこと十余分。あった、梯子だ。
ただし――

優希「これって...」

京太郎「下り、か」

――それは更に下に続くものであった。

京太郎「しかし、帰ろうと決めた途端にこれか...参ったな」

京太郎「とりあえず今日は 「行くじぇ」 ...優希?」

優希「行くじぇ!さらに下に!」

京太郎「おい、大丈夫なのかよ?!」

優希「見つけちゃったんだから行くしかない!」

優希「確かにちょっと疲れたけど、今湧き出る気力には劣るじょ!」

実に2時間ぶりの新たな発見に優希は闘志を燃やしていた。
元気よく梯子に足を掛けはじめるタコス娘に置いていかれまいと、
俺もなんとか心を奮い立たせる。

京太郎「はぁ...単純なヤツだ」ヤレヤレ

縦穴を降り始めると、果たして視界は再度暗闇に包まれた。


 【2日目 23:50】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :何もない
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を進む(3/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 4 - 5 = 28
・炭鉱迷宮を戻る(3/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 - 5 = 59
・確実に帰る
絶対成功(80分固定)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79

3. 自由安価


↓2

安価取れれば亡霊の声とかあるかも?たぶん【オカルト】判定

2. 辺りを見渡す:65/78→成功!


京太郎「...ん?」

ある柱のすぐ横に紙の束が挟まっているのを見つけた。
...英字新聞だ。かなり劣化しているが、当時の炭鉱労働者が読んでいたんだろうか。

優希「なんだこれ?外国語っぽいな」

京太郎「そんなの見りゃ分かるだろ。それより内容だけど...読めるか?」

優希「聞かなきゃわからないのか?」

京太郎「だよなぁ...頑張るか」

見出しはなんだか分からない飾り文字で書かれていて到底読めそうもない。
となると、この薄れて読みづらい本文を読まなければならないということか。

京太郎「おっしゃ!期末考査57点の実力を見せてやるぜ!」

優希「高いんだか低いんだかよくわかんないじょ」


(【知識(京太郎)】+【知識(優希)】× 0.5)× 8 = 64

↓2

73/64→失敗


京太郎「あーだめだ、全然読めん!」

ほとんどの文字は経年劣化でかすれてしまい、殆ど読めなくなっていた。
いくらか字のはっきりした記事もあったが、こちらが読めなかったのは俺の英語力のせいだ。
ドイツが何だとか、そういうことが書いてあったが...

優希「しょうがないじぇ、持って帰ってのどちゃんに読んでもらうじょ」

京太郎「そうだな、あいつなら......あ」

ピッという、この場に不似合いな人口音が短く鳴った。一瞬何かあるのかと辺りを見回したが、
すぐに俺の腕時計が、俺たちがこうしている間に日を跨いでしまったことを知らせているのだと気づいた。
7セグメントディスプレイに「00:00」の文字が浮かぶ。

京太郎「...行こうか」

優希「もちろんだじぇ」


 【3日目 00:00】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :何もない
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を進む(3/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 4 - 5 = 28
・炭鉱迷宮を戻る(3/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 - 5 = 59
・確実に帰る
絶対成功(80分固定)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79

3. 自由安価


↓2

1. 炭鉱迷宮を進む:40/28→失敗


優希「まだまだ!せっかく一つ降りてきたんだからもっと探すじぇ!!」ダダダダ

京太郎「あ、おい待て優希!!はぐれたらもう一生会えねえぞ!!!」ダダダダ


 【3日目 00:20】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :何もない
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を進む(3/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 4 - 5 = 28
・炭鉱迷宮を戻る(3/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 - 5 = 59
・確実に帰る
絶対成功(120分固定)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79

3. 自由安価


↓2

68/28→失敗

今後ずっと奥を目指し続ける場合連続判定をします。
安価レス以降成功するまでコンマを取り続け、失敗したレス数はそのまま判定失敗としてカウントします。
やめるという趣旨のレスがあれば、その時点で判定を中断します(そのレスはカウントしません)


↓2 これでいいですか?

1層分ってこと?

どっちみち失敗だけど2回目以降は成功判定38では?

>>645 1階層分です
>>647 そうでした!ご指摘ありがとうございます

この場合は>>647で成功したため、失敗1の後成功という扱いになります。
今後「進む」「戻る」についてはこの方式で取っていきます。
それから...高コンマが出た場合バッドイベントも起こします。

1. 炭鉱迷宮を進む:
40/38→失敗
11/38→成功!


優希「これで地下4階...あれ、5階か?」

京太郎「4階で合ってる」

結局、第3階層を通過するのには先ほどと同じく1時間かかった。
だが何故だか時は速く進んでいるように思える。不思議だ...

優希「それにしても随分涼しいじょ」

京太郎「相当地下深いだろうからな...もはや寒いとすら感じるぜ」


 【3日目 01:00】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :何もない
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を進む(4/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 4 - 5 = 28
・炭鉱迷宮を戻る(4/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 - 5 = 59
・確実に帰る
絶対成功(160分固定)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79

3. 自由安価


安価近づけます

↓1

2. 辺りを見渡す:98/79→失敗


懐中電灯を左右に振るが、目立ったものは見つからない。
精々錆びた釘が地面に転がって、茶色い光を返してくるくらいだ。

優希「おい京太郎、ボケーッとしてないでさっさと前照らすじぇ!」

京太郎「ああ、悪い悪い」


 【3日目 01:00】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :何もない
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を進む(4/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 4 - 5 = 28
・炭鉱迷宮を戻る(4/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 - 5 = 59
・確実に帰る
絶対成功(160分固定)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79

3. 自由安価


↓1

ほい!

(確認:一度失敗しているので+10で38以下成功です)
あばばば...コンマ取り途中という超絶中途半端ですが今日は時間切れです。
明日は夕方くらいから始めますのでコンマお願いします。
みなさま、お疲れ様でした......


作者のコンマも含めて失敗判定になるの?

>>662 コンマはアリにしてます
もしこのレスで成功すれば万々歳です

今回の判定で12回連続失敗する確率:1.7%

しかし朝の5時半か...絶対疲れてるよなぁ。優希なんて【体力】2しかないし。
今回は何もありませんが、こういう場合のデバフも考えておきます。

というわけで16時から開始!

ちょっと遅れちゃいましたが始めます

1. 炭鉱迷宮を進む
42/28
83/38
(中略)
96/38→バッド(こける)
(中略)
48/38
32/38→成功!


優希「............ぁ」

その呟きは、実に数時間ぶりに耳に入った人の声だ。
果たして優希はこんな声だったかとすら思いながら、あまり期待せずに聞き返す。

京太郎「.........どうした」

優希「.........ここ」

小さな人差し指が示していたのは、通路から少し脇にくぼんだ何もない空間
――の死角にあった、更に奥まった通路だった。
この階層に降りてきてから時計によれば4時間と20分、体感では2日くらい。
外では空が次第に明るみはじめているのだろうが、ここではそれを知る由もない。
そんな時間になってようやく......

京太郎「...いてっ」

優希「なんか刺さったのか?」

京太郎「いや、梯子を握ったらさっきのところがちょっとな」

優希「お前、手離して私を巻き添えにするんじゃないじぇ〜」

京太郎「しねーよ」

少し前にドジをして切り傷を作った手のひらに、地下深い金属の冷たさがじーんと滲みる。
その痛みを噛みしめるかのように一段一段梯子を降りながら、
何か見つかればいいという新たな階層への期待――あるいは、願わくば迷いたくないという願い――を膨らませていった。

実に4本目の梯子を降りきり、地面に足をつけた。何度やってもこの瞬間は大きな安心感に包まれる。
俺も優希もふぅと一息つくのだが、今回は様子が違った。

京太郎「優希?」

優希「...何かあるな」

京太郎「それは勘ってやつか?探偵チックな」

優希「いや、『オカルト』だじぇ」

優希「この階のどこかに何かあるって、何となく分かるんだじょ」

京太郎「随分アバウトだな...もっと詳しくわからないのか?」

優希「咲ちゃんなら分かるのかもしれないけど、私にはこれ以上は無理だ」

優希「でもなんか、2回戦の巫女さんみたいな感じだな」

京太郎「永水女子の神代選手?」

優希「いや、でも違うような?うーん...」

優希「...わからん!!細かいことは行ってみてから考えるじぇ!」

京太郎「そうだな、とりあえず探すか」


 【3日目 05:20】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :???
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を戻る(5/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 - 5 = 59
・確実に帰る
絶対成功(200分固定)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・何かを探す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 4 - 5 = 37
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79

3. 自由安価


↓2

2. 辺りを見渡す:89/79→失敗
呪いか?呪いなのか?


優希「ほら京太郎、早く行くじょー」スタスタ

京太郎「あ、待てよ!今この辺調べてるから...」

優希「お前は石橋を叩いて渡り過ぎなんだじぇ!」

優希「ネチネチ探し回らなくても、大事なものはどうせ目立つんだからすぐ見つかるじぇ」

優希「それに...」

京太郎「それに?」

優希「...どうせまたグルグル回るから何度でも見れるしな」

京太郎「......」


 【3日目 05:20】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :???
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を戻る(5/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 - 5 = 59
・確実に帰る
絶対成功(200分固定)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・何かを探す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 4 - 5 = 37
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 + 10 = 89

3. 自由安価


↓2

2. 何かを探す:61/37→失敗


優希が感じる気配を頼りに歩き回るが、目的の物――あるいは場所――は見つかりそうにない。
もっとも、俺には全く感じ取れないので文句を言える立場ではないのだが...

優希「こっちか?...あ、やっぱこっちだじぇ」

京太郎「中々見つからないな...」

優希「うう、違和感があるのに場所分からなくて気持ち悪いじょ...」

京太郎(痒い所に手が届かないような感じか?)ウーム


 【3日目 05:30】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :???
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を戻る(5/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 - 5 = 59
・確実に帰る
絶対成功(200分固定)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・何かを探す(10分)
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 4 - 5 + 10 = 47
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 + 10 = 89

3. 自由安価

さっき抜けてましたが、「何かを探す」は10分消費です

↓2

>>457で話題にして以来放置だったので、連取ルールを以下の通り決めます
・選択安価は連取不可
・コンマは連取可
・人が少ない(安価先が直下)時は安価後15分書き込みなければ選択も連取可
・連取不可の安価で取られた場合安価下

今まであやふやにしてしまいごめんなさい。
こちらの不始末のため、今回は下にずらして成功とします。

2. 辺りを見渡す:36/89→成功!


京太郎「行き止まりか...」

京太郎「......!」

これまでも行き止まりには何回も遭遇した。いかにも途中で掘るのを止めたという具合に、正面に硬い岩の壁が現れるのだ。
あるいは道が続いてはいるが、金網で遮られて通れないところもあった。
下には線路が敷いてあったので、かつては恐らく運び出しのためのトロッコが走っていたのだろう。
しかし今目の前に立ちはだかるそれは、そういったどちらとも違った。まるで――

優希「――まるで、元々あった道が埋まっちゃったみたいだ」

京太郎「...優希、他のところも見に行くぞ」

それから見つけたいくつかの行き止まりは同じような見た目をしていた。
大小さまざまの石や岩が堰き止めるように、斜面状に道が埋め立てられている。

優希「この階層にしかない行き止まりだじぇ」

優希「それに...なんでか、同じ方角に向かう道ばかり埋まってる...気がするじょ」


 【3日目 05:30】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>580
ステ :>>581
周囲 :???
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮を戻る(5/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 - 5 = 59
・確実に帰る
絶対成功(200分固定)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・何かを探す(10分)
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 4 - 5 + 10 = 47
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 79

3. 自由安価


↓2

2. 何かを探す:→成功!


その時優希は不意に歩みを止め、それから一言も発することもなく横の壁をじーっと見つめている。
明らかに不自然だった。ついに限界が来たか...と、その時は思ったくらいだ。
この迷宮のような坑道を彷徨ってもう8時間。座り込んで何度か休憩しただけで、ロクに眠ってもいない。
そう思って声を掛けたのだが――

京太郎「優希...」

京太郎「限界ならもう出よう。いい加減休まないと...」

優希「ここだ」

京太郎「おい、マジでダメなのか?」

優希「京太郎、私は大丈夫だ」

優希「そうじゃなくて、ここだって言ってるんだじぇ」

――俺の手が自然と優希の視線の先に懐中電灯を向けると、
浮かび上がったのは人より余程大きい一つの岩だった。

優希「よし、動かすじょ」

京太郎「いやいや、何言ってんだ?!」

京太郎「高さだけでもお前の倍はあるんだぞ、こんなん動くわけ――」

優希「お前がいるだろ!言ってないで手伝え!」

京太郎「...くそっ、わかったよ!!」


(【体力(京太郎)】+【体力(優希)】× 0.5)× 8 = 40

↓2

23/40→成功!


京太郎・優希「「せーのッ!!」」

ズズズズ........

二人で声を合わせ、力を込める。岩はただそこにあるのではなかった。
ただ最初からそれが仕事だと言うかのように、案外簡単に横にずれていった。
岩を動かす度に奥の空間から光が漏れて、真っ暗の坑道を照らした。その姿はまるで......


京太郎「天岩戸、か」


日本神話に詳しいわけではないにもかかわらず、何故だかその言葉が思い起こされた。
岩の扉が開かれ、天照大御神が出ることで暗闇の世界が光に包まれる。日本書紀に記された「岩戸隠れ」の伝説。
しかし目前で揺らめく光はそういった神々しさとは真逆の、むしろ不気味な妖しさを持っている。


優希「...嫌な感じはこの中からしてるじぇ」

優希「実を言えばあんまり行きたくないんだけど...」

優希「ここは京太郎に任せる」

岩の向こうの空間は、さらに奥へと続く通路だった。
だがここには俺たち以外に生きるものはない。植物やネズミはおろか、虫の一匹も見かけない。
生々しい印象を与える紫の光は、そんな中で明らかに異質のものだ。

京太郎「...わかった」


1. 京太郎「奥に進もう」
2. 京太郎「奥には行かない」

↓2

その通路は坑道以上に狭かった。

京太郎「おっと」

カツン

.....カツン

.........カーン

............カーン......

懐中電灯を落としてしまったと思えば、その音は何度も反響して俺の耳に入ってくる。
特に最初の数回を除いては、通路が続いている空間から聞こえてくるようだ。
音を立てた電灯は地面を転がり、少し後ろを歩く優希の前で止まった。

京太郎「あ、すまん優希。ちょっとそれ取ってくれ」

優希は、何も言わずに俺に手渡した。

 【3日目 05:50】 小佐目山 祭壇

京太郎「これは......」

優希「こんなものが地下にあったのか...」

長い道の先にあったのは、縦に高い円錐のような形の大きな洞窟だった。
地面は一番広い所で50メートル、高さはさらにそれ以上あろうかと思われる。
壁の岩は青みがかり、周囲に掲げられた松明の光がそれと混ざって洞窟全体を菖蒲色に照らしていた。

しかし何より目を引くのは、中央に置かれた「祭壇」だ。
中央に神体のような木彫りの像が備えられ、その周囲四方には直径1メートルの皿が置いてある。

京太郎(あれ、これって――)


【京太郎(探索)】× 8 = 40

↓2

なぜに優希でなく京太郎の数値で判定が

61/40→失敗


京太郎(――どこかで見たような...)

しかし十数秒その場で思案したが、思い出すことは叶わなかった。

京太郎(まあ、そのうち思い出すか)

京太郎「さて、調べるもん調べないとな......ってあれ?優希?」

優希は祭壇に近寄り、神体を観察していた。
手に持てるような大きさではないので、右に回ったり左に回ったり、よじ登ったり――

京太郎「っておい!何やってんだ!」

優希「上のほうが見えないから見てるだけだじぇ」

京太郎「馬鹿、壊れちまったらどうすんだよ!」

優希「なら京太郎」

京太郎「なんだよ?」

優希「肩車しろ!」

京太郎「......えぇ」

俺が膝を曲げて腰をかがめると、優希は勢い良く首元に抱きついてきた。
さっきまであんなに疲れ果てた顔をしていたくせに...忙しいやつだ。

京太郎「ほら、持ち上げてやるからちゃんと見ろ...よっと!」

優希「よしよし、苦しゅうない苦しゅうない」


俺と優希の間にいつものような、平和で騒がしい雰囲気が数時間ぶりに戻った。
束の間のそれが、疲れた俺をわずかばかりに奮い立たせてくれたのだった。

今日は早いですがこの後予定があるため、ここで切らせていただきます。

>>694
この判定で思い出すはずだった出来事を優希は体験していないので
京太郎のみの判定になりました。

まだ3日目の朝なのに結構ヤバい所に突入されてしまいどういう展開になるか
震えるばかりの>>1ですが、これからもよろしくお願いします。

明日も休みなんで適当に進めていきます。
みなさん、今回もお疲れ様でしたー

持ち物

・携帯電話
俺のケータイ。最近スマホにした。
この村は圏外なので持っていても意味ないような気がするけど、現代人のたしなみというやつだ。

・腕時計
旅行の時は身につけている腕時計。
普段学校に行くときはかったるいので着けないのが男子高校生。

・旅館の地図
泊まっている旅館の館内地図。これがあればもう迷わない...よな?
http://imgur.com/laCzxEN

・懐中電灯
俺の部屋にあった懐中電灯。おそらく防災条例か何かで必置なのだろう。
古く見えるが、電池は多分大丈夫。

・小佐目村の地図(仮)
この村の簡単な地図。やけに手書きっぽく雑に見えるが目の錯覚である。
榎田宅の位置が分かっていない。更新面倒くさいので榎田宅出たら修正版上げます。
http://imgur.com/a/XtEPVnC

・電子メモ帳
神楽神社の縁台下に落ちていた電子メモ帳。
充電が切れているようで、これっぽっちも動く気配がない。

・曲げたヘアピン
優希から貰ったヘアピンを曲げたもの。
相当頑張れば、補正なしの【探索】くらいでピッキングできるかもしれない。

・小さな鍵
小佐目山の炭鉱入り口で拾った。大事なモノのようだ。

・古い新聞
とても古そうに見える新聞。唯一字が残っていた記事を千切ってきた。
当時の鉱夫の中に教養人がいたんだろうか。

14時半から始めます

専ブラに変えたんで不具合あったらごめんなさい
開始します

京太郎「全然重さを感じないな...このチビタコスめ」

優希「うるさいじょ!私の馬としてキビキビ働け!」

優希「京太郎号、出発進行!!」

京太郎「へいへい...」ヨタヨタ

優希「ん?...おい京太郎、ちょっと待て」

京太郎「動かさせたり止まらせたり忙しい奴だな...どうした?」

優希「あそこ、私たちが来た所以外にも通路みたいのがあるじぇ」

優希が指差した先は、外壁に沿って螺旋状に続く坂の上だった。俺の視線からは何も見えない。
どうにか見えないかと後ろに数メートル下がると、四角形の上半分が陰から覗いた。
やけに人工的で、これまで見てきた掘りっぱなしの坑道には無かった綺麗な直線がそれを構成していた。

京太郎「うお、本当だ。それにしても...」

優希「随分綺麗に掘ってあるじぇ。コンクリで固めてあるのか?」

京太郎「...あれも気になるところだけど、祭壇も調べないとな」


 【3日目 05:50】 小佐目山 祭壇

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮(第5階層)、謎の通路
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮に出る


2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・祭壇を調べる(10分)
安価先
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84
1つ下
(【知識(京太郎)】+【知識(優希)】× 0.5)× 8 = 64
2つ下
(【オカルト(優希)】+【オカルト(京太郎)】× 0.5)× 8 = 68

・謎の通路を調べる
判定なし
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

3. 自由安価


↓2

進まないので7時くらいに出直します
コンマはこのまま取ります

>>705

 ・祭壇を調べる(10分)
 安価先
 (【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84
 1つ下
 (【知識(京太郎)】+【知識(優希)】× 0.5)× 8 = 64
 2つ下
 (【オカルト(優希)】+【オカルト(京太郎)】× 0.5)× 8 = 68

というのは、安価先とその下2つで合計3つの判定を同時に行うつもりでした。
分かりづらかったのならば本当に申し訳ありません。

ただ、結果的にコンマが出揃ったのでこれで書いていこうと思います。

2. 祭壇を調べる:
【探索】85/84→失敗
【知識】17/64→成功
【オカルト】55/64→成功


優希「うーむ、特に変わった所はないじぇ」

京太郎「あとは目立つものといえばこれだよな」

木造りの男が右手に持っている鉄剣。長さは80センチくらいだろうか。

京太郎「鉄剣...古墳時代によく造られていたらしい」

京太郎「大抵は刃の部分に文が書いてあるんだが...」

その全体は錆付き、切っ先は何かに当たったかのように大きく欠けている。
刀身には何かの文章が掘られているが既に判別はできそうにない。
だがその柄に小さく刻まれた、漢字四文字の銘を辛うじて読むことができた。

優希「『天羽々斬』...なんて読むんだ?これ」

京太郎「『あめのはばきり』だな。日本神話に出てくる剣だ」

優希「へー、なんでそんなこと知ってるんだ?」

京太郎「あれ...そういえばなんでだろう?」

木像の顔をじっと見つめると、まるで目があったような気がした。
その顔は、荒れ狂う神そのものだった。


 【3日目 06:00】 小佐目山 祭壇

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮(第5階層)、謎の通路
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮に出る


2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・祭壇を調べる(10分)
・謎の通路を調べる
判定なし
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

3. 自由安価


↓2

2. 辺りを見渡す:42/84→成功!


優希「京太郎、この髪型何とかならないのか?」

優希「チクチクして鬱陶しいじぇ」

京太郎「うっせえ!というかお前いい加減降りろよ!」

京太郎「ほら」スッ

優希「えー...しょうがないやつだじぇ」スタッ

京太郎「さて、周りも見てみるか」

優希「またか。相変わらず念が入ってるな〜」ヤレヤレ

京太郎「これだけ広い場所だしな。他にも何かあるかもしれないぜ?」


果たして、洞窟の端の方にそれはあった。炭鉱に入ってからここまでに見た中で、およそ一番場違いなものだった。
携帯くらいの大きさで、表面には大きな画面とわずかのボタン。プラスチックの筐体は劣化でヒビが入り、全体的に汚れている。
実物ははじめて見たが、社会科の教科書で見覚えがある。これは――

京太郎「...ポケベル?」

――ポケットベル、通称ポケベル。1990年代に隆盛を誇ったデバイスである。


 【3日目 06:00】 小佐目山 祭壇

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮(第5階層)、謎の通路
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮に出る

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・祭壇を調べる(10分)
・謎の通路を調べる
判定なし
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

3. 自由安価


↓2

2. 祭壇を調べる

(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

↓2

成功したと思ったら

ポケベルはちゃんと拾ってるよね?

>>718
選択肢の時点で判定値表記抜けちゃってたので...結果的に成功なのでお許しを
>>719
ぶっちゃけると、ポケベルはそこにあったという事実が大事なのでこれ以上の情報は設定していません。
したがって持ち物には加えていません。

2. 祭壇を調べる:
【探索】72/84→成功!


京太郎「...?」

再度祭壇を調べ直し始めて10分。特に目ぼしいものも見つからず
諦めようとしたその時、偶然それは目に入った。

神体の四方に少し離して置かれた、金属製の大きな皿。
金ではないが鉄でもないように見えるそれは、錆びつかずにその白い金属光沢を放っている。
表面は綺麗に――まるでつい最近磨いたかのように――保たれているのだが、その裏側は盲点だった。
盃からこぼれた溢れた酒のように、液体が垂れた灰褐色の痕が残っていた。


(【知識(京太郎)】+【知識(優希)】× 0.5)× 4 = 32

↓2

59/39→失敗


京太郎「なあ優希、これ何かわかるか?」

優希「何かの汁か?...うーん、さっぱりだじょ」

京太郎「和にでも見せられればいいんだけどなぁ...」


 【3日目 06:10】 小佐目山 祭壇

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮(第5階層)、謎の通路
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮に出る


2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・祭壇を調べる(10分)
・謎の通路を調べる
判定なし
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

3. 自由安価


↓2

質問です。>>693>>720みたいな場合の判定失敗は安価でもう一度やり直せますか?

>>725
基本的に出来ません。行動時にチェーンで発生する判定はその場限りになります。
ただし思い出す系や推理系の判定は「整理フェーズ」で再度チャンスがあります。
また、別のキャラで再判定を行うこともできます。
今回の場合ならこの場に誰かを連れてきたり、あるいは写真を見せたりといった具合ですね。


3 携帯電話で写真を撮る


京太郎「うーん弱ったな...」

優希「あ、京太郎。そういえばスマホ持ってなかったか?」

京太郎「え?ああ......あっ」

優希「それで写真撮って、後でみんなに見てもらえばいいじぇ」

京太郎「確かに!」

京太郎「優希、お前やっぱ知恵働くよな。学はないけど」

優希「一言余計だじぇ」


 祭壇の写真(全体、木像、天羽々斬、金属の皿とその裏側)を撮った


 【3日目 06:20】 小佐目山 祭壇

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮(第5階層)、謎の通路
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮に出る


2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・祭壇を調べる(10分)
・謎の通路を調べる
判定なし
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

3. 自由安価


↓2

2. 謎の通路を調べる


明らかに人の手によって整備された外壁沿いの坂。その一番終端にそれはあった。
扉がついていてもおかしくない長方形の入り口の奥には、やはりどこまでも闇が続いている。

京太郎「すげえ...綺麗にコンクリで固められてるな」

優希「ん?スイッチ...?」

京太郎「あ、おい待――」

危ない、と思いながらもそれを止める間もなくカチリという音がする。
直後、ブーンという蝿の飛ぶような音と同時に視界が点滅した。マズい...!咄嗟に目を閉じた。

京太郎「――て...あれ?」

優希「......なんだこれ」

暗闇は、一瞬にして豹変した。
開いた瞼から入ってきた光は周りで揺らめく松明とは全く異質のものだ。
天井に等間隔にぶら下がった細長い蛍光灯に照らされて、端の見えない長い、長いトンネルが姿を表した。

優希「これが自然にできた...わけないじぇ」

コンクリートが打ちっぱなしの壁や床には水垢やひび割れが目立ち、
最近できたものではないことを伺わせている。
風は来ない。この通路がどこへ続いているかは見当もつかないが、外に直接続いているわけでもなさそうだ。

無機質な地下通路は俺たちを誘うようにも、あるいは拒むようにも感じた。


 【3日目 06:30】 小佐目山 祭壇

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮(第5階層)、地下通路
人  :誰もいない

1. 移動する
・炭鉱迷宮に出る
・地下通路を進む

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

3. 自由安価


ちょっと席外します

↓2

・睡眠不足
過去24時間の睡眠時間が3時間を割ったため、京太郎と優希の【探索】【体力】に-1

・地下通路について
通過するために20分を消費します。
地下通路での判定は、照明がついている時は常時の昼間
ついていない時は炭鉱迷宮に準じます

戻ったので再開します

足音、話し声、息遣い、布の擦れる音。あらゆる音を壁は反響させ、こだまとして何度もはね返してくる。
視界の外から伸びる四本の直線――通路の四隅――ははるか遠くに伸び、無限遠点で収束する。
コンクリートは、坑道の岩以上に冷たい印象を俺に与えていた。

優希「京太郎...これ、どこまで続くのかな...」

京太郎「さあ、どうだか...坑道以上に彷徨うハメにならなければいいな」


当然無限に長い道などない。10分も歩くと、その終端に行き着いた。
ただしそれは、出口に辿り着いたことを意味しているわけではない。
一本道を抜けた先にあったのは大きな縦穴だった
その中央を一本の柱と、その周りに絡みつく螺旋階段が貫いている。

優希「え...これ上るのか......?」

京太郎「嫌か?」

優希「当たり前だ!もう疲れたじぇぇ...」ヘナヘナ

京太郎「そんなこと言ったって、これで引き返してもどうしようもないだろ」

京太郎「またあの炭鉱通り抜けて帰りたいか?」

優希「......頑張るじぇ」

京太郎「よし、いい子だ」

そう言う優希の声はか細い。発破をかける俺だって、もう相当に疲弊していた。
旅館を出て以来9時間半以上ずっと歩きづめだ。元から体力のない彼女は、今や立っているのだって辛いだろう。
とにかく早く抜け出して休みたい。布団が恋しいぜ...

京太郎「はあ...はあ...おい優希、着いたぞ」

階段を上ること更に10分、頂上は行き止まりだった――天井の扉を除けば。
途中でヘトヘトになって俺に背負われた優希に、生存確認を兼ねて声をかけた。

優希「やっとか...」

京太郎「梯子、登れるか?」

優希「そのくらい大丈夫だじぇ」

梯子の先のハッチには鍵がかかっているが、こちら側からは捻れば開くタイプだ。
扉の隙間からは光と風が漏れ、その先が外の世界であることを知らせてくれている。


1. 扉を開ける
2. 引き返す

↓2

1. 扉を開ける


京太郎「よっこいしょ...っと」

京太郎「ほら優希、掴まれ」

優希「ありがとう...よっと」

京太郎「ふう、やっと出れ――!」

そう言って周りを見渡すと、そこは見覚えのある廊下だった。
目の前には「男湯」と書かれた看板のついた入り口。向こうには女湯も見える。
振り返ると、出てきたハッチは階段の陰にあった。扉を閉めると板目が床と同化し巧妙に隠れるようになっている。
つまりここは――


 【3日目 06:50】 旅館・別館 2階 廊下 大浴場前


優希「なんでこんな所に...というか、なんであんな所に繋がってたんだじぇ...」

京太郎「......」

蘇るのは、昨晩本館の1階で見た「未来」。主人と女将に101号室を探っているところを見られ
――いや、本人たちは気付かないふうであったから真偽はわからないが――、その後優希もろとも撲殺された。
つまり、この旅館の二人は...

京太郎「...そういうことなのか?」

優希「京太郎。これ、ヤバいんじゃないか?」

優希が指差していたのは俺たちが通ってきたハッチだった。

京太郎「何がヤバいんだ?」

優希「これ、鍵が開きっぱなしになるじぇ。気づかれるんじゃ...」

京太郎「確かに...どうしたものか」


どうする?
同行者:優希
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :地下通路
人  :誰もいない

1. 移動する
・地下通路を進む
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 84

3. 自由安価


↓2

すいません、安価訂正します

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :地下通路
人  :誰もいない
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1
    優希 →【探索】【体力】-1

1. 移動する
・地下通路を進む
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 72
・ピッキングする(10分)
【探索(優希)】+【探索(京太郎)】= 11

3. 自由安価


そして今まで「ピッキングする」の判定値間違えてたのに気づいたorz

↓2

2. 辺りを見渡す:80/72→失敗


京太郎「誰かに見られてないよな...って優希?」

京太郎「おい、立ったまま寝るな」トントン

優希「Zzz...ハッ...寝てないじょ?」

京太郎「嘘つけ」


 【3日目 06:50】 旅館・別館 2階 廊下 大浴場前

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :地下通路
人  :誰もいない
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1
    優希 →【探索】【体力】-1

1. 移動する
・地下通路を進む
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 72
・ピッキングする(10分)
【探索(優希)】+【探索(京太郎)】= 11

3. 自由安価


↓2

3 優希だけ周囲に気を付けながら部屋に帰し、部員に事情説明。京太郎、隠し通路に戻り鍵をかけて休憩。合言葉なり合図を決めておき咲に食料とか持ってきてもらったら鍵を開けて「小佐目山 祭壇」に咲を連れて戻る


どこまで行動を指定できるか分からんからやりたいこと全部書いた。

>>746
うーむ、流石に多すぎるかな?ということで
部員に事情説明のところまで採用します。

1. じっくり説明する(30分)
2. 時間がないので概要だけ説明する(10分)

↓1で

 【3日目 06:50】 旅館・本館 2階 203号室前


ピンポーン ハーイ

ガチャ

まこ「はい、どちらさ――」

まこ「――京太郎!?優希!?」

京太郎「あはは...ただいま戻りました」

まこ「...」ポカーン

まこ「...ちょっと待っとれ!!」

「おい!あいつら帰ってきたぞ!」

「え?!ちょっと待ってよ!!」

「き、着替えだけでも...」

「とりあえず布団だけでも避けましょう!」

優希「これは...」

京太郎「やっちまったなぁ...」


 【3日目 07:20】 旅館・本館 2階 203号室


久「...なるほどねぇ」

和「ここまでの事は理解しました」

まこ「で......言いたいことはわかっとるよな?」

優希「はい...」ピリピリ

京太郎「本当にすみませんでした...」ピリピリ

この長い夜の出来事を話し終えたのは、30分後のことだ。
その間正座させられてた俺の脚は限界を迎えつつあった。

久「優希...あなたって子は...」

優希「ご、ごめんなさいだじぇ...」プルプル

久「...」スッ

優希「えっ?」

竹井先輩は優希に歩み寄ったかと思うと、優しくその小さい後輩を抱きしめた。
その顔の穏やかなことといえば、聖母を思い起こさせるほどだった。

久「...心配したんだから」

優希「ぜ、ぜんぱい...」ウルウル

咲「優希ちゃーん!!心配だったよぉぉぉ」ピエーン

優希「ざぎぢゃん......」ウルウル

先輩と後輩、そして同級生の熱い友情と愛情を垣間見、こちらまで目が潤んでくる。
...と、続いて俺を呼ぶ声が聞こえて――

まこ「京太郎......」

京太郎「は、は――」ドゴォ

京太郎「ぶへらっ!!」

まこ「お主は反省せい」

和「そうです!ゆーきをそんな所まで連れ回すなんてありえません!」

京太郎「」チーン

――俺を迎えたのは抱擁ではなく、鉄拳だった。

京太郎「それで、とりあえず鍵を何とかしないと...いてっ」

咲「自業自得なんだから我慢してね」

咲が脱脂綿を乱暴に押し当てる鼻っ先に消毒液が滲みる。
横を見ると優希は、泣きつかれたのか元々の疲れか、あるいはそのどちらもか、
既に布団で寝息を立てていた。

久「ご主人と女将さんは今は朝ご飯の準備をしてるところだろうと思うけど...」

久「で、誰か連れて小佐目山から戻ってくるの?」

京太郎「そうなんですよね...この時間からだと戻ってくるのは...」

京太郎「早くても10時か、あるいはもっとかかるかも」

咲「えー...私行きたくないよ...」

京太郎「そんなことまだ言ってないだろ!」

和「その間、何とかして旅館の人を誤魔化さないといけませんね」

京太郎「とりあえず、まだ決めかねてます」


 【3日目 07:20】 旅館・本館 2階 203号室

どうする?
同行者:
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :
人  :咲、優希、和、まこ、久
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1
    優希 →【探索】【体力】-1


1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(和)】+【探索(咲)】× 0.5)× 8 = 84

3. 自由安価

同行者も
↓2

30分も説明したなら写真はとっくに見せてるでしょ

咲と秘密通路前の扉へ

あー、見せてるんだった
ごめんなさい、>>752採用で遡って写真の判定します

それから新聞もですね

〜〜説明中〜〜

京太郎「で、これがその写真なんだけど...」

和「これは...液体の痕ですか?」

京太郎「多分そうなんだが、何なのか分からなくて...」

京太郎「それとこれ。炭鉱内に落ちてた英字新聞だ」

京太郎「当時のだと思うんだけど、英語読めなくて」アハハ

和「ふむ...」


・金属皿
(【知識(和)】× 2 +【知識(咲)】× 0.5) × 4 = 78
↓1

・英字新聞
(【知識(和)】+【知識(咲)】× 0.5) × 8 = 92
↓2

金属皿:11/78→成功!
英字新聞:21/92→成功!
なんか急に低コンマきた


和「まずこの写真ですが...」

京太郎「ああ」

和「...血痕でしょう」

京太郎「血痕?そりゃ赤くはないにしても、黒っぽくなるんじゃないのか?」

京太郎「これは赤や黒っていうよりは灰色だぜ?」

和「血液は最初は赤、空気中の酸素と結びつくと黒になりますが...」

和「その後経年で緑褐色などを経て灰色に退色するんです」

京太郎「そうなのか?!よく知ってたな」

和「...親の職業柄、というやつでしょうか」

和「次は新聞ですね。読んでもいいですか?」

京太郎「ああ、もちろん」

和「ええと..."NAZI PARTY TRIUMPED: Germany reichstag election on 31 Jul."」

和「"SPD which had only 133 seats against 230 Nazi's was defeated."...」

〜〜〜〜〜〜

和「ふぅ...」

京太郎「どうだった?」

和「結論から言うと、これはドイツの国会選挙でナチスが始めて大勝したことを報じるアメリカの記事でした」

京太郎「ナチス?!...ってなると、その新聞は...」

和「はい。1930年ごろ...おそらく、1932年の新聞です」

和「日本では昭和の最初期くらいでしょう」

京太郎「そんなに昔の新聞が...」

京太郎「...あの炭鉱が動いてたの、いつの話なんだ?」

という所で今日は切ります。次回は>>752から始めます。
今日は進行グダグダになってしまい申し訳ないです。
もっとサクサク進めるよう精進します。

明日もやりたいんですが、今日の感じだとあんまり早い時間は
安価進まなさそうなので16時か17時くらいからの開始になります。
それではみなさま、今回もお付き合い頂きありがとうございました

17時から開始です

始める前にいくつか補足です

・炭鉱迷宮の判定について
前回救済として一部判定を緩くしましたが、次の形で「確実に戻る」を正式に設置します:
 ・確実に戻る(40分×階層)

戻ることができるのは「炭鉱迷宮入口」方向のみです。
また、普通に戻る際の判定には補正がありません。ご注意ください。


・安価指定の内容について
「3. 自由安価」で一度に指定できる内容は「2つまで」とします。
何を持って1つとするかは定義が難しいので皆さまの解釈にお任せしますが、おおよそ
「『1. 移動する』や『2. さぐる』を組み合わせて実行するとしたらどうなるか?」
というのを基準にお考えください。


ということで始めます

咲「ほらやっぱり...暗いところやだ...」

京太郎「懐中電灯あるから大丈夫だろ」

咲「そういう問題じゃないよ!!」

京太郎「おいバカ、あんまり大きな声だすなよな」アセアセ

咲「...はあ、もうわかったよ...」

許せ、ちょっと行って戻ってくるだけだから。
先程は9時間もかかったという事実に目を背けながら、何とか咲を説得した。


 【3日目 07:20】 旅館・別館 2階 廊下 大浴場前

どうする?
同行者:咲
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :地下通路
人  :誰もいない
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1

1. 移動する
・地下通路を進む(20分)
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(咲)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 56
・ピッキングする(10分)
【探索(咲)】+【探索(京太郎)】= 9

3. 自由安価


↓2

1. 地下通路を進む


京太郎「よっこい......せと」ガチャリ

小さい、かつ重厚な金属音をたててハッチが開いた。
目線で咲に降りるよう促すが、当の本人は当惑している。

咲「えっ、こんなとこ降りるの...?」

咲「無理無理!京ちゃん先行ってよ!」

京太郎「...はぁ」

梯子を一段ずつ静かに踏みしめ、下の冷たい鉄板に足をつけると同時に手を離す。
上を向くと、咲は何かに気づいたようにバッとスカートを押さえた。

咲「...見ないでよ」

京太郎「見るかバカ!」

えっちらおっちら、咲が亀のように梯子を降りきったのを確認して、
ようやく重い鉄扉に鍵を掛けることができた。

 【3日目 07:40】 小佐目山 祭壇


咲「わぁ...すごい......」

京太郎「で、あそこにあるのが祭壇だ。さっき写真見せたよな」

始めて見た巨大な地下空間に言葉を失う。俺も2時間くらい前はあんなマヌケ面をしていたんだろうか?
ボケーっとする咲の手を取って坂を下り、円形の地面の中央に向かった。

京太郎「これがいかにも怪しいって感じなんだが、どうにも......咲?」

不意に後ろに手を引かれる。振り向くと、その目は虚空を見つめ、口はあんぐりと開いて――
――咲はその場に立ち尽くしていた。


【オカルト(咲)】× 8 = 64

↓2

......場所は同じ。でも、ずっと昔っぽい。
男の人が何人もいて...それに若い女の人が...4人?

何してるんだろ...

―――!!!!

......
......
......


「楸野の小倅ッッ!!自分何しとんのかわかっとんか!!!」

「馬鹿野郎!あの娘どこやりやがった!!みんな死んじまうんだぞ!!」

「そのためにあの子を殺すんか!!?絶対そんなん間違っとるッ!!」

「こんのクソガキがぁぁぁぁあああ!!!!」


......

......あれ、服が最近みたい。
それにあの人は......


「イヤ!!やめて!!!死にたくない!!」

「...許せ」

「イヤだッッ!!私はぁあああぁァァアア!!!!!!―――――」

「.........」

咲「―――――!!!」ドサッ

京太郎「おい、咲!」

京太郎「しっかりしろ!クソッ、何だってんだよおい!!」

咲「......あれ...」

京太郎「...!」

咲「ここって――!!」

咲「嫌!!殺さないで!!誰か助けてよぉ!!!」

京太郎「ち、ちょっと大丈夫か?!今度は何なんだ!!」


〜〜〜〜〜


咲は平静を取り戻すと、意識を失った一瞬のことを語り始めた。
遥か昔にこの場所で人が――若い女が4人――殺される場面。そしてそれが何十回と続いたこと。
そして特に印象的だった、最後の二回のこと。

京太郎「......最後から二回目では、若者と男たちが何かを叫んでいた」

京太郎「それで最後。女の人を殺していた男の顔が......」

京太郎「......楸野さんだったと」

咲「......うん」

咲「一瞬の間に......ずっと景色が流れ込んできて」

咲「気が狂いそうで、私...わたし......」

京太郎「......」


この怯えきった小動物を癒やすには、どうすればいいのだろうか。
竹井先輩が優希にそうしたように、抱擁してやればいいのか。
少なくとも俺には、咲に掛ける言葉は何も見つからなかった。


 【3日目 07:50】 小佐目山 祭壇

どうする?
同行者:咲
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮(第5階層)、地下通路
人  :誰もいない
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1

1. 移動する
・地下通路を進む(20分)
・炭鉱迷宮に出る

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(咲)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 56

3. 自由安価


↓2

天羽々斬を咲に見せる

同じ場所を別のキャラと見渡したら結果変わります?

>>775
「辺りを見渡す」は見つける系なので成功した判定は意味ないです
安価なら下

3. 天羽々斬を咲に見せる


京太郎「...もう大丈夫か?」

咲「うん...急にごめんね」

京太郎「いや......ここにお前を連れてきた、俺も悪かったよ」

そんな咲にこの剣を調べてもらうことを一瞬躊躇したが、結局俺は見せることにした。

京太郎「それで咲、これなんだが...何か感じるか?」

咲「さっきの写真で見せてくれた剣?」

京太郎「ああ、『天羽々斬』だ」

京太郎「なんでかわかんねーけど、これを最初見た時」

京太郎「俺、この剣のことを知ってたんだよな...」

咲「うーん...そうだね...」


【オカルト(咲)】× 8 = 64

↓2

99/64→失敗
危ない!夜間や炭鉱迷宮じゃなくてよかった(チッ...)


咲「...特になにかありそうな感じはしないかな」

咲「この剣も木像も、普通じゃないような雰囲気はあるんだけど」

京太郎「そうか......」

咲「それにしても、なんで知ってたんだろね」

咲「もしかして京ちゃんは元々神様で、現世に転生してきたとか?」

京太郎「馬鹿!厨二は止めろぉぉ!!鬼!悪魔!ちひろ!!」

咲(京ちゃん、ひょっとしてそういうノートとか書いてたのかな......)


 【3日目 07:50】 小佐目山 祭壇

どうする?
同行者:咲
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮(第5階層)、地下通路
人  :誰もいない
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1

1. 移動する
・地下通路を進む(20分)
・炭鉱迷宮に出る

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(咲)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 56

3. 自由安価


↓2

京太郎もオマケで
(【探索(咲)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 56

↓2

44/56→成功!


京太郎「なあ咲、ところでなんだけど」

咲「どうしたの?」

京太郎「この祭壇、見覚えないか?」

京太郎「つい最近どっかで見た気がするんだよなー」

咲「えー?...うーん、どうかな......」

京太郎「......」

咲「......あー!!」

京太郎「わかったか!?」

咲「あれだよ京ちゃん!!神楽神社で見た!!」

京太郎「......ああ!あれか!」

昨日の昼過ぎ、神楽神社で行われていた「壬申の儀」――その際、本殿前に設置されていた祭壇とそっくりだ。
ただし縮尺はこちらが大分大きい上に、置いてあった米俵が金属皿に置き換わっている。

咲「もう京ちゃん、こんなことも覚えてないなんておバカだなぁ」ケラケラ

京太郎(こいつ、調子乗るとすぐこういうこと言うな)イラッ


 【3日目 07:50】 小佐目山 祭壇

どうする?
同行者:咲
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮(第5階層)、地下通路
人  :誰もいない
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1

1. 移動する
・地下通路を進む(20分)
・炭鉱迷宮に出る

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(咲)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 56

3. 自由安価


↓2

2. 金属皿を調べる(10分)

(【探索(咲)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 56

↓2

65/56→失敗


京太郎(この皿に手がかりがあれば......くそっ)

京太郎「...咲、何か見つけたか?」

咲「ううん...」フルフル


 和「...血痕でしょう」

 「イヤ!!やめて!!!死にたくない!!」
 「イヤだッッ!!私はぁあああぁァァアア!!!!!!―――――」


つまりこの祭壇、この皿の上で行われていたことというのは...
俺たちは血眼になって手がかりを探したが、結局の所それは徒労に終わった。


 【3日目 08:00】 小佐目山 祭壇

どうする?
同行者:咲
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮(第5階層)、地下通路
人  :誰もいない
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1

1. 移動する
・地下通路を進む(20分)
・炭鉱迷宮に出る

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(咲)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 56

3. 自由安価


↓2

1. 炭鉱迷宮に出る


京太郎「ここで出来ることは粗方終わったかな」

京太郎「咲、そろそろ行くぞ」スタスタ

咲「ま、待ってよー」タタタッ


「天岩戸」を通り抜け、ポーチから取り出した懐中電灯をつける。
暗闇の中に、嫌というほど目に焼き付いた岩の地面と壁が現れた。

咲「えっ、こんなに暗いの......??」

京太郎「だから暗いって言ってあっただろ」

咲「だってここまでだと思わなかったんだもん!京ちゃんの意地悪!」バシバシ

京太郎(別に意地悪じゃないと思うんだが...しかし全然痛くないな)バシバシ

京太郎「あ、そういえば...」

咲「また何かあるの?」ムス

京太郎「この岩、閉じていったほうが良いのかと思ってな」

後ろを振り返ると、優希と押しのけた大きな岩は当然ながら同じところにあった。
これでは秘密の道然とした「天岩戸」も全く秘密とは言えない。
本来の使用者がここを通るかはわからない――こんな迷路より、先の地下通路を使うだろう――が、
もし見られれば誰かがここから侵入したことは明らかだ。


岩の扉を閉めていく?

1. 閉めていく
(【体力(京太郎)】+【体力(咲)】× 0.5)× 8 = 36

2. そのままにする

↓2

ちなみに内側からも同判定で開けられます。
どないな構造やねんって感じですが、ちっちゃい事は気にするなってことで安価なら下

1. 閉めていく:35/36→成功!


京太郎「一応閉めていくか...咲、手伝え」

咲「えー、自分でやってよ」

京太郎「うっせえ!いくぞ...せーの!」

ここに最初に入ったときをテープで巻き戻したかのように巨岩は元の位置に戻った。
通路は完全に塞がり、隙間から漏れていた紫の光は完全に途切れた。

京太郎「ふぅ、何とかなったな」

咲「もう!女の子にこんなことさせるなんて京ちゃん最低!」

京太郎「優希はそんなこと言わず手伝ってくれたぜ?」

咲「そういう問題じゃないんだけどなー」

 【3日目 08:00】 小佐目山 炭鉱迷宮

どうする?
同行者:咲
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :祭壇(天岩戸→閉)
人  :誰もいない
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・祭壇へ行く
(【体力(京太郎)】+【体力(咲)】× 0.5)× 8 = 36
・炭鉱迷宮を戻る(5/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 4 - 5 = 25
・炭鉱迷宮を確実に戻る(200分)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(咲)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 51

3. 自由安価


↓2

よくよく考えると天岩戸を開けるの失敗しても何度でも判定すれば良いことになってしまうので、
通ろうとする度に毎回10分間消費することにします。

また、毎回通った後閉めていくかどうかの指定も同時にしていただきます。
閉める場合、判定はひとつ下のコンマで行います。

ただし、既に天岩戸が開いていて且つ閉めていかない場合は時間消費0とします。

1. 祭壇へ行く:06/36→成功!


咲「もー京ちゃん!まだ何かあるなら先にやってよね!」

咲「岩動かすの二度手間じゃん!!重いのに...」

京太郎「悪かったよ」


 【3日目 08:00】 小佐目山 祭壇

どうする?
同行者:咲
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮(第5階層)
人  :誰もいない
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・地下通路を進む(20分)
・炭鉱迷宮に出る(10分、天岩戸→開)
(【体力(京太郎)】+【体力(咲)】× 0.5)× 8 = 36

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(咲)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 51

3. 自由安価


↓2

お気遣いが温かすぎてヤバい
...が、判定は厳し目です

【オカルト(咲)】× 3 = 24

↓1

3. ポケベルを咲に見せる:71/24→失敗


咲「で、何がしたかったの?」

京太郎「あ、そうそう。それなんだけどな」

京太郎「確かこの辺に......」

少し探した後拾い上げたのは、優希と共に見つけたポケベルだ。

咲「ああ、これも旅館で話してたやつだね」

京太郎「何かわかるか?何でも咲頼みになっちまって悪いけど...」

咲「それは良いんだけど...うーん」

咲「...ううん、全然わからないよ」

京太郎「...そうか、手間かけさせて悪かったな」


 【3日目 08:00】 小佐目山 祭壇

どうする?
同行者:咲
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮(第5階層)
人  :誰もいない
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・地下通路を進む(20分)
・炭鉱迷宮に出る(0 or 10分、天岩戸→開)
(【体力(京太郎)】+【体力(咲)】× 0.5)× 8 = 36

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(咲)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 51

3. 自由安価


↓2

1. 炭鉱迷宮に出る:16/36→成功!


京太郎・咲「「いち、にの...さん!」」

三度巨岩は動き、通路は固く閉ざされた。お勤めご苦労様です。

咲「ふぅ...やっと出られるよ」

京太郎「こっからが大変かもしれないけどな...」

咲「?」


 【3日目 08:10】 小佐目山 炭鉱迷宮 第5階層

どうする?
同行者:咲
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :祭壇(天岩戸→閉)
人  :誰もいない
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・祭壇へ行く(0分(天岩戸開閉時は10分))
(【体力(京太郎)】+【体力(咲)】× 0.5)× 8 = 36(天岩戸開閉)
・炭鉱迷宮を戻る(5/5階層)
(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 4 - 5 = 25
・炭鉱迷宮を確実に戻る(200分)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(咲)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 - 5 = 51

3. 自由安価

毎回行動表の表記が変わって申し訳ないですが、
色々試行錯誤してるので許してヒヤシンス

↓2

あー、扉の開閉、ちゃんと説明するの難しいですね...

・開閉が生じる場合(10分)
→・開けて閉じる場合
  対象コンマで開ける。成功していたら直下で閉める
→・開けるだけor閉めるだけ
  対象コンマで開けるor閉める

・開閉が生じない場合(0分)
→そのまま

という感じで考えていたんですが、大丈夫でしょうか...

ありがとうございます!

1. 炭鉱迷宮を確実に戻る


最下層を出発して3時間と少し。わかりきってはいたが、心が折れそうになるくらい彷徨った。
だから、その光明が目に写った時の有り難さは伝え切ることができないだろう。

咲「...!京ちゃん、あれ!!」

京太郎「...ああ!」

道が狭いのも気にせず、俺たちは残り数十メートルのトンネルを駆け抜けた。

京太郎「あべしっ!!」バキッ


〜〜〜〜〜


咲「あー、久々のお日様だー...大丈夫?」

京太郎「ああ...この喜びに比べればなんとも...」ヒリヒリ

京太郎「......腹減ってきたな」

時計を見れば、あと30分で昼食の時間だ。朝飯にはありつけなかったし、何より俺は昨日からずっと動き詰めだった。
とはいってもちょっとくらいこの辺りを調べるのもアリか?...などと思案していると、支柱の梁にぶつけた額が痛んだ。
これ然り、朝の鉄拳然り、俺の端正な顔立ちが歪んでしまったらどうしてくれようか。全く......

咲「京ちゃん、それはないわー」

京太郎「あ、ごめんなさい」

 【3日目 11:30】 小佐目山 炭鉱迷宮入口

どうする?
同行者:咲
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮(第1階層)、??
人  :誰もいない
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・炭鉱迷宮に入る
・場所指定(10分)
(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 8 = 60(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(咲)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 56
・山の周りを探る(10分)
(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 4 = 30以下
かつコンマ1の位が1〜6で成功。1の位で到達地決定。失敗するとここに戻ってくる。

3. 自由安価


↓2

>>568で成功しているので特に何もありません。すまぬ。
↓2で再安価

??はまた別物です。
既に「辺りを見渡す」成功してる場所は表示外したほうが分かりやすいですか?

2. 山の周りを探る:81/30→失敗


京太郎「そういえば昨晩、この山のどこかに建物が見えたんだよな...」

咲「え?全然見えないけど...」キョロキョロ

京太郎「暗かったし気のせいかもしれないけど...一応もう一度探すか」

〜〜〜〜〜

咲「見つからないね...」

京太郎「うーん...」


 【3日目 11:40】 小佐目山 炭鉱迷宮入口

どうする?
同行者:咲
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮(第1階層)
人  :誰もいない
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・炭鉱迷宮に入る
・場所指定(10分)
(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 8 = 60(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(咲)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 56
・山の周りを探る(10分)
(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 4 + 10 = 40以下
かつコンマ1の位が1〜6で成功。1の位で到達地決定。失敗するとここに戻ってくる。

3. 自由安価


↓2

2. 山の周りを探る:93/40→失敗


京太郎「咲、もうちょっと探してみてもいいか?」

咲「ダメって言っても行くんでしょ?いいよ」

京太郎「手厳しいな」

〜〜〜〜〜

京太郎「ダメか...」

咲「やっぱり見間違いだったのかな?」


 【3日目 11:50】 小佐目山 炭鉱迷宮入口

どうする?
同行者:咲
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :炭鉱迷宮(第1階層)
人  :誰もいない
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・炭鉱迷宮に入る
・場所指定(10分)
(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 8 = 60(まだ行ったことのない場所)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(咲)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 56
・山の周りを探る(10分)
(【行動(京太郎)】+【行動(咲)】× 0.5)× 4 + 10 = 40以下
かつコンマ1の位が1〜6で成功。1の位で到達地決定。失敗するとここに戻ってくる。

3. 自由安価


今日はこれで最後です!

↓2

1. 旅館へ行く


咲「京ちゃん京ちゃん」

咲が俺の袖をちょいちょいと引っ張る。まるでカピーみたいな仕草だ。
こう思うのも何度目かわからないが、本当にこいつの一挙一動は小動物みたい――

咲「――ゃん!ちょっと、聞いてる?!」プンスカ

京太郎「ああ、悪い。どうした?」

咲「どうした?じゃないよ!」

咲「そろそろ帰らないとお昼ご飯間に合わないよ?」

京太郎「おえ、マジか!もうそんなに経ってたのか...」

左手首に目を落とすと、長針は"10"の位置に差し掛かろうとしているところだった。
ここから旅館まで10分くらいだから...ギリギリ間に合うか?

京太郎「そうだな。行こうか」

咲「もう...そういう所に気が回らないね、京ちゃんは」

京太郎「そんなことねーだろ?!これでも俺は大会中お前らの面倒をちゃーんと...」

咲「いやいや、和ちゃんの方がしっかり......」

京太郎「なんだと.........」


馬鹿話をしながら少し山道を下ると、すぐにグレーの舗装路に出た。
右手には椿屋宅、その遠目には楸野宅と神楽山が見える。
坂を下りる途中でカブに会った。これから椿屋の「桜ちゃん」の所に遊びに行くらしい。
「やっぱりデートか?」などと追求されたが、咲は「違うよ!」とキッパリ言っていた。真っ向否定ですか...

さて、坂を下りきれば旅館はすぐそこだ。

今日はここまでです。
高コンマ多すぎて、これ上方判定にした方がよかったかな?などと...
そして最後に出る低コンマ。無慈悲。

明日は数学のレポートとお友達にならないといけないのでお休みです。
火曜日は普段通り、18時か19時ごろスタートにしようかなと思っています。
感想意見質問等あればお待ちしてます。
みなさま、今回もお疲れ様でしたー

>>839
火曜じゃなくて水曜ですね。連休で曜日感覚狂いました

【カブとの会話】


舗装路に差し掛かったあたりで、坂の下から見覚えのある子供がやってくるのが見える。
彼もこちらに気づくや否や、ニカッと無邪気な笑みを向けてきた。


カブ「お、咲お姉ちゃん!あと金髪の兄ちゃんも」

京太郎「俺はついでかよ?あと須賀京太郎って名前がちゃんとあるからな?」グリグリ

カブ「いたいいたい」グリグリ

京太郎「ははは、お前ほっぺたモチモチだな」

カブ「やーめーろー!...で、兄ちゃんたち何してんの?」

カブ「やっぱりデート!?」

咲「違うよ!」

カブ「なんだよ、つまんねーの」ケッ

京太郎「なんでやさぐれてんだよ...」

咲「カブくん、どこか行くの?」

カブ「桜んところ。お母さんが昼飯作ってくれるんだってさ」

京太郎「ああ、椿屋の娘さんか」

カブ「兄ちゃん、桜んち行ったのか?」

京太郎「あ...そういえばまだ行ってないな」

カブ「あそこはみんな静かなんだよなー」

カブ「桜もお母さんも気が弱くて、お父さんは...岩?」

京太郎「岩?」

カブ「筋肉モリモリなんだけどあんまり喋らないし、表情もあんまり変わらないし」

カブ「カボクって感じだぜ」

京太郎「...?」

咲「それを言うなら寡黙でしょ?難しい言葉知ってるんだね」

カブ「へへっ、そうだった...この村、他に子供いないからな」

カブ「休みの日は桜と遊べないと、本読むくらいしかすることねーんだよ」

カブ「父ちゃんが『ガキにはまだ早い!』って、ゲーム買ってくれないしさー」

カブ「でも父ちゃんはゲーム好きなんだよな。レトロゲーってやつ?」

カブ「この前も『にんてんどーすいっち』っていうのやってたぜ」

京太郎「へー...俺たちの親世代だな」

カブ「まあ、俺は新しいのやりたいからいいけどな」

咲「私はゲームとか苦手かなー...」アハハ

京太郎「お前はまず操作方法を覚えられないからな」ヤレヤレ

カブ「あ!ごめん、オレ早く行かないと」

カブ「母ちゃんがいつでも来いって行ってたぜ!またなー!」タタタッ

京太郎「おう、じゃあな」

咲「またねー」フリフリ


そう言ってアスファルトの上を走り抜けていく少年。
彼が去ったあとの俺たちに残っていたのは、台風が通っていったかのような疲れだ。

咲「相変わらず元気だね...」

京太郎「ちょっと元気過ぎるけどな」ハハッ

俺と咲は、止めていた歩みを再度旅館へ向けた。

前回最後のカブとの遭遇シーンだけ補足でした。

人いれば18時半から始めます

とりあえず開始!

 【3日目 12:00】 旅館・本館 1階 玄関


横開きの戸を開けると、玄関には既に食堂からは消化を促すいい匂いが漂っていた。

京太郎「旨そうな匂いだ...なんだろう?」

咲「なんでもいいからおなか減ったよ...」

その時食堂から忙しなさそうに出てきたのは、エプロンをつけた主人だった。
主人はこちらを一瞬驚いた顔で見た後、いかにも心配そうな声で

主人「...! 須賀様に宮永様、お帰りになられましたか」

主人「朝食にもおいでになりませんでしたし...何かありましたか?」

京太郎(やべっ、そうだった...どうする?)ボソボソ

咲(わ、私に振らないでよ...)ボソボソ


(【交渉(京太郎)】+【交渉(咲)】× 0.5)× 8 = 68

↓2

54/68→成功!


京太郎「はは、昨日カブから『次は外で遊ぼうぜ!』って誘われちゃいまして」

京太郎「朝から神楽山まで連れ出されてクタクタですよ...」

京太郎「ともかく、何も言わずに行ってしまってすみません」

京太郎「でも和から伝わってませんでしたか?」

すまんカブ!後で優希が持ってきたお菓子の残りでも渡しておこう。
そんな具合でその場しのぎの嘘ではあったが...当の主人は手を顎にやり、はて?という顔をしている。

主人「言われてみれば、そのようなこともあったような......?」

主人「うーむ、朝は色々と忙しかったので聞き逃してしまったのかもしれません」

主人「ともかく、そういうことでしたら一安心ですよ」

主人「お食事はもう出来上がってますから、食堂へどうぞ」スタスタ

京太郎「いえいえ、ありがとうございます」ペコリ

京太郎「......あっぶねー、何とかやり過ごせたぜ」

咲「京ちゃん凄いよ!詐欺師みたいだったもん」

咲「私何も言えなくて、ボーッと見てただけだったよ」

京太郎「いやいや、竹井先輩に比べればまだまだ――!」

瞬間、食堂の方から目線を感じた――果たして、竹井先輩はこちらに訝しむ目を向けている。
......これ以上殺気が強くならないうちに、そそくさと靴を下駄箱にしまう俺であった。


このまま昼食を食べますか?

↓2

 【3日目 12:00】 旅館・本館 1階 食堂


京太郎「おぉぉぉ......!」

咲「これは...」

優希「カレーだじぇ!!!」

食堂にようやく着くと、既に着席していた他の4人と2つの空席の前には
白米とその上にかかる焦げ茶色の液体が置かれていた。
日本にこの給食の定番が嫌いな子供が居ようか?いや、居まい。

まこ「二人とも早く席につきんちゃい。誰かさんは我慢できんようじゃからの」

咲「はい」スタッ

優希「...」ソワソワ

京太郎「優希、お前もやっぱおこちゃまだなー」

優希「なんだとこの犬めがー!」ガオー

久「ちょっと、まこが睨んでるわよ?」

京太郎・優希「」ピタッ

まこ「...よろしい。さてと、そんなら改めて...」

全員「「いただきます!」」

女将「おかわりもあるわよー」

京太郎・優希「「うおおおおおおお!!!!」」パクパク

まこ「...はぁ」


〜〜〜〜〜


カレーに福神漬けをかけていると、早速和の尋問が始まった。

和「...それで、何かわかったことは?」

京太郎「優希、そこにあるらっきょうくれ」

京太郎「...とは言っても、行って戻ってきただけだからなぁ」

和「そうですか?例の祭壇をもう一回調べたりは――」

京太郎「和!すまんが今はその話は」

咲「......」

和「...わかりました。後にしましょう」

和「ごめんなさい咲さん。大丈夫ですか?」

咲「うん、大丈夫...」

咲「みんなもごめんなさい。ご飯が終わったらちゃんと話すから...」

久「いいのよ、食事中だもんね〜」

まこ「そうじゃのぉ...ところで、京太郎は次はどうするんじゃ?」

優希「京太郎も一回寝たほうがいいんじゃないか?」

京太郎「確かに結構疲れたな。でも探索もしないといけないし...」

優希「なら私が起こしてあげましょうか、あ・な・た?」

京太郎「いらねえよ!...うーん、どうしたもんかなぁ」

食事が終わると、女子たちは一足早く203号室に引き上げていった。今頃は咲の話を聞いていることだろう。
腹が幾分寂しかったがためについ頼んでしまったおかわりをやっとのことで完食すると、
食堂には主人と女将、俺のみが残っていた。


京太郎「って竹井先輩、どうしてここに?」

久「いえ、お昼前の事で文句言い忘れてたなと思ってね」

京太郎「そ、そんなことで...」

久「『壁に耳あり障子に目あり』よ?気をつけなさい」

久「じゃあ、私はまた戻ろうかしら」


 【3日目 13:00】 旅館・本館 1階 食堂

どうする?
同行者:なし
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :
人  :久、主人、女将
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・話をする(内容安価)
(【交渉(久)】+【交渉(京太郎)】× 0.5)× 8 = 92(当たり障りのない話なら自動成功)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】×【探索(久)】× 0.5)× 8 = 44
・内容指定(成功再判定)

3. 自由安価


↓2

2. 辺りを見渡す:50/44→失敗


久「どうしたのよ須賀君」

久「キョロキョロしちゃって、不審者みたいよ?」

京太郎「ふしっ...いえ、何か目ぼしいものでもないかなと」

久「食堂で物色...残飯とか?」

京太郎「あんたは俺のこと何だと思ってるんですか!!」


 【3日目 13:00】 旅館・本館 1階 食堂

どうする?
同行者:なし
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :
人  :久、主人、女将
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・話をする(内容安価)
(【交渉(久)】+【交渉(京太郎)】× 0.5)× 8 = 92(当たり障りのない話なら自動成功)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】×【探索(久)】× 0.5)× 8 = 44
・内容指定(成功再判定)

3. 自由安価


↓2

1. 皆の部屋(203号室)へ行く


トントン

京太郎「須賀入りまーす」ガチャ

久「私もいまーす」

扉を開けると中は静まり返っていた。みんながみんな、思いふけるような神妙な顔つきだ。
こちらに気づいた染谷先輩が身をかがめながら寄ってくる。

まこ(ああ、久と京太郎か)ボソボソ

久(ちょっと...なんでこんな空気なのよ?)ヒソヒソ

京太郎(ああ...咲の話を聞いたんですね)ボソボソ

久(えっ、私聞いてないわよ?!)ヒソヒソ

まこ(そりゃあ話が始まる前に出ていったんじゃけ当然じゃろ)ボソボソ

京太郎(後で他の誰かから聞いてください)ボソボソ

あの一瞬の間に見た「過去」のせいで、咲の精神は相当に消耗したようだった。
語るのはもちろん聞いている方も気が滅入る話だが、情報共有には避けては通れないことだ。
...俺が見た「未来」もみんなに話したほうが良いだろうか?


 【3日目 13:00】 旅館・本館 2階 203号室

どうする?
同行者:なし
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :
人  :咲、優希、和、まこ、久
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(和)】+【探索(咲)】× 0.5)× 8 = 84

3. 自由安価


>>579で「起床は食事のタイミング」とか言っちゃいましたが、
流石にそれはないだろということで起きる時間は設定できるようにします。
指定がない場合はその通りということで。

↓2

3. 「未来」について話す


京太郎「......なあ、こんな空気の中悪いんだが」

京太郎「俺からも聞いてほしいことがある」

俺がそれから話したのは、昨日の夜――101号室で俺と優希を襲ったあの出来事――のことだった。
主人と女将に現場を見られたかもしれないこと。その直後に何者かに殴られたこと。
優希の顔はみるみるうちに青くなっていったが、それでも構わず話し続けた。


京太郎「――その後『現実』で女将さんが連絡通路を通った時刻がピッタリ一致したことから」

京太郎「あれはやっぱり最初に直感した通り、俺たちが遭遇するはずだった『未来』だった」

京太郎「...俺はそう確信した」

和「......ゆーき」ギュッ

優希「のどちゃん...」

京太郎「優希、すまない...話してしまったことも、隠していたことも」

優希「...いいじぇ。今生きてるんだから、死んでた『かもしれない』なんて...」

優希「そんなこと、全然関係ないじょ!」

京太郎「...ありがとう」

優希「でももうちょっと話し方は考えろ」ボカッ

京太郎「痛ってー!それはそうにしたって殴ることないだろ!」

優希「デリカシーのないやつに文句言う資格はないじぇ!」

ナンダトコノ! ヤルカー!


久「それにしても、いよいよ旅館の人たちが怪しいわねぇ」

和「別館の隠し地下通路に殺人ですか...」

まこ「いや、今の話じゃ誰にやられたかわからんのじゃろ?」

まこ「連中が誰かと繋がってて、殴ったのは他の人間っちゅうことも考えられる」

和「...誰を信頼すればいいのか分からないというのは怖いですね」

久「せめて誰か、絶対的な味方が他に居てくれればいいんだけどね...」


 【3日目 13:20】 旅館・本館 2階 203号室

どうする?
同行者:なし
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :
人  :咲、優希、和、まこ、久
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(和)】+【探索(咲)】× 0.5)× 8 = 84

3. 自由安価


↓2

カレーうまい
2. 辺りを見渡す:37/84→成功!


優希「暴れたら暑くなっちゃったじぇ」

優希「窓開けてもいいか?」

久「しょうがないわね...いいわよ」

優希「ありがとうございまーす」ガラガラ

確かに、宿の人たち...主人と女将は怪しい。
今の所これといった物的証拠や目撃はないが、地下通路の事を考えれば真っ白とは言い難い。
ひょっとしたら、今この瞬間も監視してるなんて――

京太郎「――!」

思い立ったが否や、周りを――例え見られていたとしても怪しくない程度に――ぐるりと見渡した。
その後、部屋の各所を穴が開くくらい目線で舐めていった。

優希「あーあっちーじぇー」パタパタ

優希「...!」ピタッ

優希「...京太郎、今お前見てただろ」

京太郎「え」

咲「えっ...あれだけ『チンチクリンに興味はない!』って言ってたのに...」

和「最低ですね」マガオ

久「あらやだ痴漢?やっぱり須賀君って...」キャー

まこ「おいおい、そのへんに...」

優希「見損なったぞ犬!」

京太郎「違うに決まってるでしょうがあああッッ!!!!」

その後部屋を探したが、結局怪しいものは見つからなかった。


 【3日目 13:20】 旅館・本館 2階 203号室

どうする?
同行者:なし
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :
人  :咲、優希、和、まこ、久
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(和)】× 0.5)× 8 = 88

3. 自由安価


よくよく考えると優希&和のほうが探索高かったっていう

↓2

1. 旅館事務所へ

 【3日目 13:20】 旅館・本館 1階 玄関


階段で1階に下りて玄関へ出る。帳場のすぐ横の扉には「事務所」のプレートが
――当然「従業員以外立入禁止」の文字と一緒に――控えめに貼られている。
そしてその帳場には......

主人「須賀様に竹井様、何か御用でしょうか?」

主人「ああ、またお出かけですか?お元気ですなぁ」

京太郎「ハ、ハハ...えーっと...」チラ

久(任せときなさい!)ウィンク

京太郎(マジで頼みましたよ!)コクリ


どうやって事務所に入る?(自由安価)

↓3

おお、これなら判定なしで大丈夫かなー
良い関係(ゲス顔)


久「学校と両親にまだ連絡できていなかったので、現状を報告したいんです」

久「それで、電話をお借りしたいんですが...」

主人「ああ、そういうことですか。事務所に入って手前にありますよ」

主人「すぐ分かると思いますのでどうぞお使いください」

久「ありがとうございます。お言葉に甘えさせていただきます」ガチャ

京太郎「それじゃあ俺も」スタスタ

主人「お待ちを...お一人ずつでもよろしいですか?」

主人「一応書類なんかがありますので、一度に何人もお入りになるのはちょっと...」

京太郎「え?そそ、そうですよね!アハハ...」ダラダラ

京太郎(やべー!全然考えてなかったよ!)チラッ

久(...仕方ないわね、助け舟を出してあげましょうか)ハァ

久「ごめんなさい、私たち...」ギュ

京太郎「!!??」

久「見ての通り仲が良くて...両親同士の付き合いもあるので、一緒に電話したいんです」

京太郎「そそそそ!!そうなんです!!はい!!」

主人「そうですか......はぁ」

主人「どうぞ、ご自由になすってください...」

久「ありがとうございます。行きましょ、『京太郎君』?」

京太郎「い、行きますとも!行きます行きます!!」

主人「...須賀様」

京太郎「は、はひっ」

主人「あまり沢山の女性に手を出すと、痛い目に遭いますよ...」ボソッ

京太郎「」

ギギィ...バタン

 【3日目 13:20】 旅館・本館 1階 事務所


京太郎(ちょ、ちょっとぉぉッ!!何やってるんですか!!)ボソボソ

久(あら、何か不満な点があった?結果的に何とかなったじゃない)ヒソヒソ

京太郎(そりゃそうですけど...)ボソボソ

久(ともかく、実際に電話してないと怪しまれるわよ)ヒソヒソ

久(女将さんも台所にいるでしょうし、どちらにせよ大きな音を出せば気づかれるわ)ヒソヒソ

久(二人でガチャガチャ物色するわけにもいかないし......私が学校に電話するから)ヒソヒソ

久(その間に事務所を探してらっしゃい)ヒソヒソ

久(稼げる時間は...”15分”ってところかしら)ヒソヒソ

京太郎(なんか誤魔化されたような気が...まあ良いか)

京太郎(わかりました。何かしら見つけてきます)ボソボソ


 目標:「旅館 事務所」を探る

「『旅館 事務所』を探る」中の行動について

・行動は全て京太郎単体で行います(場合によっては助け舟が出るかも)。
・「2. 辺りを見渡す」には1分間を消費します。
・任意のタイミングで探索を切り上げることができます。
・もし誰かに見つかれば、その時点で終了です(そのままイベントが進行します)。
・15分が経過した時点で探索は打ち切りです。

【0/15分】

久「あら、学校の番号って何だったかしら」

京太郎「早く何か探さないと...」


どうする?
同行者:久(行動不可)
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :帳場、台所
人  :主人(壁越し)、女将(壁越し)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)


1. 探索をやめる

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す(1分)
【探索(京太郎)】× 8 = 32

3. 自由安価


↓2

2. 辺りを見渡す:12/32→成功!


京太郎(とりあえず見つかったのが...これか)

室内を眺めて真っ先に見つけたのは、扉の脇の壁一面にかかっている鍵たちだった。
各部屋の鍵が2つずつ...101、203、307、317号室の鍵は1つ減っている。
それに加え、マスターキーが2本。

次に見つけたのは台所側の壁にあった大きなロッカー。
鍵がついているが、道具さえあればこじ開けることも可能に見える。

その次に見つけたのは、部屋の中央にある机の上に置かれていた「従業員名簿」。
特にロックなどがかかっている様子はない。

最後に見つけたのはその隣、もう一つの机の上にいかにも厳重そうな金庫だ
――訂正、見た目は厳重だが、その表面には鍵穴が一つ開いているだけだった。

京太郎(...他に見当たるものはないだな...)

京太郎(あるとすれば、「それを目的に探さ」ないと見つからないだろう)

久「あ、もしもし先生ですか〜?はい、そうです。竹井です」


【1/15分】

どうする?
同行者:久(行動不可)
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :帳場、台所
人  :主人(壁越し)、女将(壁越し)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)


1. 探索をやめる

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す(1分)
【探索(京太郎)】× 8 = 32
・ピッキングする
【探索(京太郎)】= 4

3. 自由安価


↓2

1. 鍵を探す(2分)
【探索(京太郎)】× 8 = 32

2. 道具を探す(2分)
【探索(京太郎)】× 6 = 24

3. やめる

↓2

1. 鍵を探す:24/32→成功!


京太郎(ロッカーの中が見たいな...鍵を探すか)

京太郎(鍵がありそうなところ...机の裏とかか?)


〜〜〜〜〜


京太郎(クソッ、流石に見つかる所に置いてはないか)

京太郎(無駄足喰っちまったぜ...)

久「ええ、そうなんですよ〜でも部員もみんな居ますし...」アハハ

久(...難航してるみたいね)

久(『灯台下暗し』よ、須賀君)

クソほどキリが悪いがッ!残念ながら時間切れッ!
申し訳ありませんが今日はここまでになります。
暇な時に対策でも考えていただければ...

明日も同じ時間帯から開始します。お疲れ様でした!

19時から始めまする

かいしー


 旅館・本館 1階 事務所


【3/15分】

どうする?
同行者:久(行動不可)
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :帳場、台所
人  :主人(壁越し)、女将(壁越し)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)


1. 探索をやめる

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す(1分)
【探索(京太郎)】× 8 = 32
・ピッキングする(10分)
【探索(京太郎)】= 4
2. こじ開ける道具を探す(2分)
【探索(京太郎)】× 6 = 24

3. 自由安価


↓2

鍵探しに成功すれば必ずしも鍵が手に入るわけではありません。
今回の場合なら「鍵はここにはない」ということが明らかになっただけです。

直下再安価は↓1で

「直下再安価は↓1」ってなんやねん

説明が下手くそで申し訳ない...>>896の通りですが、
「『ロッカーの鍵を探す』に成功する」と「ロッカーの鍵を見つける」ことは等価ではありません。
鍵探しには成功しましたが、元々この部屋には無かったため手に入れることはできませんでした。
したがって「鍵はない」という事が既に分かっているので、「ロッカーの鍵を探す」は無効になります。

再々安価↓1

従業員名簿を見る(1分)


京太郎(しょうがねえ、従業員名簿を確認しよう)

黒色の分厚いリングファイルを開くと、顔写真の貼られた用紙が二、三十枚か綴じられていた。
氏名、住所、生年月日、雇入日時、履歴......退職年月日。
顔写真は劣化したものからそこそこ新しそうなものまであるが、古いものの大抵は退職日が記載されている。
しかしその他の一部や新しいものには日付が書かれていない...まだ在職中ということだ。
少なくとも、五、六人の従業員が現在でもここで働いている事になっている。

考えてみれば当たり前だ。これだけ部屋数も多く設備も広い旅館を、夫婦二人だけで運営するというのは難しい話である。
にも拘らず、俺はこの村に来て以来主人と女将以外の従業員――仲居や板前に出会った試しがない。

京太郎(休暇でも出してるのか?...一応客もいるのに変な話だ)


【4/15分】

どうする?
同行者:久(行動不可)
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :帳場、台所
人  :主人(壁越し)、女将(壁越し)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)


1. 探索をやめる

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す(1分)
【探索(京太郎)】× 8 = 32
・ピッキングする(10分)
【探索(京太郎)】= 4
2. こじ開ける道具を探す(2分)
【探索(京太郎)】× 6 = 24

3. 自由安価


↓2

ごめんなさい、コンマ以外連取不可なので...
再安価↓1

2. こじ開ける道具を探す:05/24→成功!


1. 開ける(1分)
100 - (【探索(主人)】+【探索(女将)】× 0.5)× 8 = 44

2. 開けない

↓2

2. こじ開ける道具を探す→開けない


京太郎(流石にバールは置いてなかったが...バールのようなものなら見つかったぜ)

手に持ちたるは、そこらの工具箱に入っていたラチェットレンチ。
持ち手側の先が細くなっており、上手く挟めばテコにできそうだった。

京太郎(なるべく静かに......)

久(...ってあの子、何やろうとしてんのよ!)

久「はい、ちなみに出席の扱いは...」

久(須賀君!流石にそれはダメよ!外に聞かれるに決まってるでしょ!!)←手でバツ印

京太郎(でも明らかに怪しいですし、中に絶対何かありますよ!)ボソボソ

久(それでもよ!第一もし壊したの見つかったらすぐバレるじゃない)ブンブン

久「え?ああ、いえ...ちょっと虫が」

京太郎(むぅ、諦めるか)


【6/15分】

どうする?
同行者:久(行動不可)
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :帳場、台所
人  :主人(壁越し)、女将(壁越し)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)


1. 探索をやめる

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す(1分)
【探索(京太郎)】× 8 = 32
・ピッキングする(10分)
【探索(京太郎)】= 4
・ロッカーをこじ開ける(1分)
100-(【探索(主人)】+【探索(女将)】× 0.5)× 8 = 44

3. 自由安価


↓2

3. マスターキーをすり替える(1分)


京太郎(...こんな子供騙しで上手くいくだろうか)

俺がチマチマと外しているのは、俺の持つ307号室の鍵。
部屋の番号が刻まれた、そのキーホルダーだった。

壁にかかったマスターキーのキーホルダーを外して互いに付け替え、
「マスターキー」と書かれた方――つまり307号室用の方だ――を戻す。
何となく、もう一本の本物より奥になるよう引っ掛けておいた。

親の財布からお札を抜き盗るダメ息子の気分になった......


【7/15分】

どうする?
同行者:久(行動不可)
持ち物:>>702
ステ :>>581
周囲 :帳場、台所
人  :主人(壁越し)、女将(壁越し)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)


1. 探索をやめる

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す(1分)
【探索(京太郎)】× 8 = 32
・ピッキングする(10分)
【探索(京太郎)】= 4
・ロッカーをこじ開ける(1分)
100-(【探索(主人)】+【探索(女将)】× 0.5)× 8 = 44

3. 自由安価


↓2

金庫を調べる


その金庫は随分古いように見えるが堅牢で、シノはおろか爪の一枚も隙間に入れることは叶いそうになかった。
――ただし、正当な手順で開けるとすれば話は別だ。

京太郎(やっぱりモノって持っておくもんだな)

深夜の小佐目山、炭鉱迷宮の入り口そばで偶然見つけた小指ほどの金属。
小さな鍵は、小さな鍵穴に丁度合致した。


茶色い色ガラスのビンと黒い小箱、たった二つが金庫には収まっていた。
まず高さ20センチほどのビンを手に取りラベルを見ると――


【知識(京太郎)】× 8 = 56

↓2

京太郎もステ的には悪くない(咲と同率2位)の筈なんですが、判定が奮いませんね...

56/79→失敗


京太郎(さっぱりわからん)

そこに書かれた文言たちはどれも男子高校生の生活とは馴染みのないものだ。
当然、それが何かというのが分かるはずがなかった。

京太郎(これは和案件だな...さて、次はこっちか)

次に手に取ったのはティッシュ箱くらいの小さい箱。蓋が開くのを妨げるのは止め金一つであった。
慎重に開くと中から針のついたピストンが一本、それから更に小さな小瓶が姿を表した。
どちらも中空部分に液体などは入っていない。

京太郎(これは......どう見ても注射器だ)

京太郎(こっちの小瓶は薬品を入れておくためか?)

京太郎(さっきの茶色いビンも中身はわからなかったが、この分ならロクな物じゃないな)

そのまま俺は、金庫の扉を閉めようとして――


【探索(京太郎)】× 8 = 32

↓2

44/32→失敗



――何か持っていったほうがいいかと考え、扉を閉めるのを思い留まった。


1. 持っていかない
ラベルの内容はメモする

2. 持っていく(複数選択可)
・ ビン
・ 小箱
 
↓2

京太郎(一応両方持っていくか)

ビンと小箱の両方を腰のポーチに入れ、金庫の鍵を閉める。
願わくば、この物騒な荷物が消え去っていることに誰も気づきませんように!

 茶色いビンを手に入れた
 黒い小箱を手に入れた


【9/15分】

どうする?
同行者:久(行動不可)
持ち物:>>927
ステ :>>581
周囲 :帳場、台所
人  :主人(壁越し)、女将(壁越し)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)


1. 探索をやめる

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す(1分)
【探索(京太郎)】× 8 = 32
・ピッキングする(10分)
【探索(京太郎)】= 4
・ロッカーをこじ開ける(1分)
100-(【探索(主人)】+【探索(女将)】× 0.5)× 8 = 44

3. 自由安価


↓3

持ち物


・携帯電話
俺のケータイ。高画素の背面カメラが自慢の機種だ。

・腕時計
旅行の時は身につけている腕時計。
普段学校に行くときはかったるいので着けないのが男子高校生。

・旅館の地図
泊まっている旅館の館内地図。流石にもう迷わない。
http://imgur.com/laCzxEN

・懐中電灯
俺の泊まっている部屋にあった懐中電灯だが、もはや私物化してしまっている。
結構酷使しているが電池は絶対大丈夫。

・小佐目村の地図(仮)
この村の簡単な地図(手書き)。榎田宅の位置が分かっていない。
http://imgur.com/a/XtEPVnC

・電子メモ帳
神楽神社の縁台下に落ちていた電子メモ帳。充電ケーブルがあれば動きそうだ。

・曲げたヘアピン
優希から貰ったヘアピンを曲げたもの。
相当頑張れば、補正なしの【探索】でピッキングできるかもしれない。

・小さな鍵
小佐目山の炭鉱入り口で拾った、旅館事務所の金庫の鍵だ。

・古い新聞
とても古そうに見える英字新聞。1932年に発行されたアメリカの記事だった。

・茶色いビン
(RS)-2-(2-Chlorophenyl)-2-(methylamino)cyclohexanone
さっぱりわからん。

・黒い小箱
ティッシュ箱くらいの黒い箱。中にはそれぞれ空の、注射器と小瓶が入っている。

1. 普通に探す(2分)
【探索(京太郎)】× 8 = 32

2. じっくり探す(4分)
【探索(京太郎)】× 16 = 64

3. やめておく

↓1

2つずれて
2. じっくり探す:01/64→成功!

安価の途中ですが、別件のため今日はここまでです。
事務所探索が3日目にまで跨っちゃったけど仕方ないね...
次回は京ちゃんが女将さんのあんなことやこんなことを
じっくりねっとり調べ尽くすシーンから書いていきます。

明日も18〜19時頃のどこかで開始します
みなさま、本日もお疲れ様でしたー

30分後に開始候

スレに出てくる薬品やら法律やらの情報は一応現実のものを参考にしてはいますが、
もし間違いがあっても創作ってことで許してね

始めます

京太郎(...ん?)

業務書類が並ぶデスクの上に一つ、場違いにカラフルな海外旅行のパンフレットが無造作に置かれていた。
冊子を手に取ると、下には書類の入ったクリアファイルがある。

京太郎(一般旅券発給申請書...ああ、パスポートの申請か)パラパラ

京太郎(おっと......戸籍抄本が挟まってるな。ちょっと拝見しよう)

〜〜〜〜〜

京太郎(まずは女将)

京太郎(氏名...何というか普通だ)

京太郎(住所:〇〇県〇〇市小佐目地区〇〇...この旅館じゃないな。他に家があるのか?)

京太郎(出生地も〇〇県小佐目村、合併前のこの村になってる)

京太郎(次は主人だけど...住所は女将と一緒だな。当然か)

京太郎(でも出生地が県外だ。主人はこの村育ちじゃないのか)


【13/15分】

どうする?
同行者:久(行動不可)
持ち物:>>927
ステ :>>581
周囲 :帳場、台所
人  :主人(壁越し)、女将(壁越し)
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)


1. 探索をやめる

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す(1分)
【探索(京太郎)】× 8 = 32
・ピッキングする(10分)
【探索(京太郎)】= 4
・ロッカーをこじ開ける(1分)
100-(【探索(主人)】+【探索(女将)】× 0.5)× 8 = 44

3. 自由安価


↓3

1. 探索をやめる


目標:「旅館 事務所」を探る


成果:

・従業員の情報を入手した
この旅館には主人と女将以外に数人の従業員が在籍している。

・マスターキーを自室の鍵とすり替えて入手した

・小さな鍵で金庫を開けた
茶色いビンと黒い小箱を入手した。

・主人と女将の情報を入手した
主人と女将はこの村の旅館外に住んでいる。女将はこの村出身だ。

学校への連絡が終わった後も繋がってもいない電話に向かって竹井先輩は喋り続けていた。
フランクな口調から察するに、家族と話しているという体のようだ。

久「そうそう、家に帰れないと大変よ〜」

久「部員のみんなと生活するのは楽しいけどね」

久「ああ、もちろん京太郎もいるわよ?今替わるわ」

俺が暇そうにしているのを見て、ニヤニヤしながら受話器を差し出す先輩。
えー、これやるの...?

京太郎「も、もしもし。はい、京太郎です」

京太郎「確かにお話するのは久しぶりですね」

京太郎「うーん...そ、そんなことないですよ!竹井せんぱ――」

久「『久』って呼んで」ボソッ

京太郎「――ひひひ、久さんにはこっちでも面倒を見てもらってて」

京太郎「はい、えーあーはい、はい...えーっと......」

京太郎「と、ともかく楽しくやってます!もう替わりますね!」

久「...もしもし?あんまり京太郎のこといじめないでよね」

久「いや、もっとやってくれても良かったかしら。京太郎ったら最近冷たいのよねー」

久「こっちに来てから他の女の子と散歩行ってばっかりだし......そう思うでしょ?」

久「ほら、お母さんも不安らしいわよ。この際ちゃんと言い切ってちょうだい」

京太郎「言い切るって何を...」

久「そんなの決まってるじゃない」

京太郎「そ、そんなぁ」

ガチャ

久「電話お借りしました。どうもありがとうございました」

京太郎「ありがとうございました...」ゲッソリ

主人「いえ、お気になさらず...随分お疲れですね」

久「京太郎君は優柔不断ですから。私も困ってます」アハハ

久「そういうところも可愛いんですけどね」ニコッ

主人「はは、私に惚気けられても困りますよ」

久「あら失礼」

久「それじゃあ...京太郎君、そろそろ行くわよ」ギュ

京太郎「ちょ、ちょっと待ってくださいよ!」

竹井先輩が歩き出し、二つに結ばれた綺麗な赤毛が揺れる。
いい匂いが俺の鼻を刺激したのも、それとほぼ同時だった。


 【3日目 13:40】 旅館・本館 1階 玄関

どうする?
同行者:久
持ち物:>>927
ステ :>>581
周囲 :
人  :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】+【探索(久)】× 0.5)× 8 = 44

3. 自由安価


↓2

 【3日目 13:40】 旅館・本館 2階 203号室

京太郎「竹井先輩、絶対面白がってましたよね?」ジトー

久「まっさかー、違法行為やってる時にふざける余裕なんてないわよ」

久「あくまで出し抜くのが目的。そう、リアリティのためね」

京太郎(確実に嘘だな)

久「ムスッとしてると良いことないわよ?...ただいまー」ガチャ

ドアを開けてすぐの辺りには靴が一つしか残っていない。不思議に思いつつ中に入ると、
和が一人座っている他にはやはり誰の影も見当たらなかった。

和「先輩、須賀君、おかえりなさい」

京太郎「こんな時まで勉強してるのか。熱心だなぁ」

和「逆に須賀君は大丈夫なんですか?連休中の課題が出ているはずですけど」

京太郎「......和は今一人か?」

和「逃げても後々苦労するだけですよ...咲さんとゆーきは気分転換で遊戯室に行きました」

和「染谷先輩はその付き添いです」

京太郎「いっつも面倒ばっか見て大変だな」

和「そうですね。あの二人は......色々と問題がありますから」

和「何がとは言いませんが」

久「分かってるなら二人とも手伝ってあげなさいよ」ハァ


窓の外には紅に染まった山々が広がっている。そんな秋の日に、お茶を飲みながら机に向かう和...絵になるな。
などという話をしているうちに、和に見てもらいたい物があったことを思い出した。

京太郎「ああそうだ。これを見てほしいんだった」ゴソゴソ

和「これは...薬品でしょうか?」

京太郎「そうなんだろうけど、何が入ってるのかさっぱりでさ」

京太郎「中身が何なのかわからないか?」

久「あ、私も見てみようかしら」

久「これでも一応化学履修だしね!」エッヘン

......無音。
俺の手からビンを受け取ると、和はラベルをまじまじと見つめてはあれこれ回してみたりする。
その肩越しにそれを眺める竹井先輩の顔は、何気なく不満げであった。


(【知識(和)】+【知識(久)】× 0.5)× 8 = 84

↓2

32/84→成功!


和「ケタミンですか。麻酔薬ですね」

和「かなり即効性が高く、通常は動物用の麻酔銃などに使われていました」

和「ただ幻覚作用も強かったために麻薬指定されて、今では流通してないようです」

京太郎「麻薬指定の麻酔薬...手に入るものなのか?」

和「まさか、劇薬ですよ?医師の処方でもなければ難しいですし」

和「ましてやこんな大きさのビンとなれば...どう考えても違法な手段です」

和「ラベルの文字から見て、どこか外国から裏ルートで密輸したんでしょうね」

久「なるほど......須賀君、そっちの黒い箱は?」

京太郎「これも金庫にあったんです。中身は注射器と空の小瓶でした」

久「あちゃー、つまりそういう用途ってことよね...」


 【3日目 13:40】 旅館・本館 2階 203号室

どうする?
同行者:久
持ち物:>>927
ステ :>>581
周囲 :
人  :和
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】+【探索(久)】× 0.5)× 8 = 44

3. 自由安価


↓2

>>860でちょろっと書きましたが流石にないわーということで起床時刻は指定可にしました。
特に指定なければ食事前に起きます。

優希「ほっ!」コンッ

まこ「ほれっ!」パシッ

咲「ふ、二人とも頑張ってー!」

遊戯室では優希と染谷先輩が長方形の卓を挟み、ピンポン玉の小気味良い音を響かせていた。
結構白熱しているようで、点数表代わりになっている咲の指はかなりの数が立っていた。
タコス vs ワカメ、食い物コンビの――――

スパァン

まこ「.........何か言ったか?」

京太郎「いえ、何も」


 【3日目 13:40】 旅館・本館 2階 遊戯室

どうする?
同行者:久
持ち物:>>927
ステ :>>581
周囲 :
人  :咲、優希、まこ
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】+【探索(久)】× 0.5)× 8 = 44

3. 自由安価


↓2

2. 辺りを見渡す:68/44→失敗


優希「京太郎は卓球やらないのか?」

京太郎「いや、疲れるし遠慮しておくよ」

久「そうやって運動してないと体力落ちるわよ?」

咲「あ、そういえば昨日の昼も神楽山で息切らしてたよね」

京太郎「ぐぬぬ......いや、それでも止めておく」

優希「自分勝手な犬だじぇ...麻雀でもいいぞ?」

京太郎「お前らと打ったら余計疲れるわ!」


 【3日目 13:40】 旅館・本館 2階 遊戯室

どうする?
同行者:久
持ち物:>>927
ステ :>>581
周囲 :
人  :咲、優希、まこ
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】+【探索(久)】× 0.5)× 8 = 44

3. 自由安価


↓2

安価進まないので今日はここまで!
次回終わったくらいに次スレ立てます

明日は16時くらいから始められればいいなという願望
ということでお疲れ様でしたー

昨日は直前まではそれなりに進んでたのが最後進まなくなったんで、
眠かったしいいかなーという感じでやめちゃいました。

ということで開始ー

 【3日目 13:40】 旅館・本館 2階 遊戯室

どうする?
同行者:久
持ち物:>>927
ステ :>>581
周囲 :
人  :咲、優希、まこ
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(京太郎)】+【探索(久)】× 0.5)× 8 = 44

3. 自由安価


↓2

1. 317号室へ行く


優希「まったく......折角いい勝負だったのに台無しだじぇ」

京太郎「そりゃ邪魔して悪かったけど、昨晩動き詰めだったのによく卓球なんてする体力が残ってるな」

優希「部屋に帰ってから昼までずっと寝てたからな!」

優希「...おかげで朝ご飯は食べ損ねたじょ」

優希と肩を並べて――身長差で全然並んじゃいないのだが――歩く連絡通路から外を覗くと
坂道を駆け下りるカブと、それを小走りで追いかける少女の姿が見えた。あれが『桜』という子だろうか...


 【3日目 13:40】 旅館・別館 3階 廊下 317号室前


別館の階段を音を立てないよう忍び足で進むが、上りきっても昨日のような喧騒は耳に入ってこない。
それは部屋の前に至り、ドア越しに耳を澄ませても同じことだった。

優希「誰もいないみたいだじぇ」

京太郎「もしくはみんな寝てるかってところだが...」

試しに取っ手に手を掛けると、がちゃりという小さな音を立てて扉は開いた。


どうする?
同行者:優希
持ち物:>>927
ステ :>>581
周囲 :
人  :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・317号室に入る
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80

3. 自由安価


↓2

1. 317号室に入る


京太郎「折角こんなものまで持ってきたのに調子抜けだな」チャラッ

優希「ん、それなんだ?」

京太郎「事務所にあった旅館のマスターキー。くすねてきた」

優希(こいつ...)

鍵が開いているのを確認すると、そのままの手で扉を開けた。果たして、部屋の中には誰一人の影もなかった。
部屋を軽く見渡すだけで、前回入った316号室以上に広いということが分かる。20畳はない程度であろうか。
少なくとも、普通三人で泊まるような部屋ではなかった。

京太郎「あの連中は随分羽振りがいいんだな...それにしても、当の大学生たちはどこに行ったんだ」

優希「お昼じゃないか?昨日も私たちの後、食堂に居たしな」

京太郎「ああ、なるほど」

優希「あるいは101号室の人たちのように......」

煙のように消えた、とか。


 【3日目 13:40】 旅館・別館 3階 317号室

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>927
ステ :>>581
周囲 :
人  :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・ガサ入れ(20分)
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80

3. 自由安価


↓2

1. 317号室に入る


部屋の中央に置かれているのは直径2メートルはある大きな円卓だ。
その上はつまみやらアルミ缶やら盛大に酒盛りをした跡で埋め尽くされているが......

京太郎「ん?」

その時テーブルの上に何か光るものを認めた。ゴミをかき分けて拾い上げると、どうやら車の鍵のようであった。

優希「あ、エトペンのキーホルダーがついてるじぇ」

京太郎「流石に持っていったらバレるかな」


 【3日目 13:40】 旅館・別館 3階 317号室

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>927
ステ :>>581
周囲 :
人  :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・317号室を出る
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)1. 317号室に入る


部屋の中央に置かれているのは直径2メートルはある大きな円卓だ。
その上はつまみやらアルミ缶やら盛大に酒盛りをした跡で埋め尽くされているが......

京太郎「ん?」

その時テーブルの上に何か光るものを認めた。ゴミをかき分けて拾い上げると、どうやら車の鍵のようであった。

優希「あ、エトペンのキーホルダーがついてるじぇ」

京太郎「流石に持っていったらバレるか?」


 【3日目 13:40】 旅館・別館 3階 317号室

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>927
ステ :>>581
周囲 :
人  :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・317号室を出る
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・車の鍵を持っていく
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・ガサ入れ(20分)
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80

3. 自由安価


↓2

なんか変になってる―!

2. 辺りを見渡す:42/80→成功!

部屋の中央に置かれているのは直径2メートルはある大きな円卓だ。
その上はつまみやらアルミ缶やら盛大に酒盛りをした跡で埋め尽くされているが......

京太郎「ん?」

その時テーブルの上に何か光るものを認めた。ゴミをかき分けて拾い上げると、どうやら車の鍵のようであった。

優希「あ、エトペンのキーホルダーがついてるじぇ」

京太郎「流石に持っていったらバレるか?」


 【3日目 13:40】 旅館・別館 3階 317号室

どうする?
同行者:優希
持ち物:>>927
ステ :>>581
周囲 :
人  :
デバフ:京太郎→【探索】【体力】-1(睡眠不足)

1. 移動する
・317号室を出る
・旅館を出る
・旅館内場所指定(地図参照)

2. さぐる
・内容指定(成功再判定)
・車の鍵を持っていく
・辺りを見渡す
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80
・ガサ入れ(20分)
(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80

3. 自由安価


↓2

2. ガサ入れ:51/80→成功!


優希「うへぇ、男の荷物なんて漁りたくないじぇ」

京太郎「ったく...分かったから、他を調べてくれ」

床に置かれたバッグの一つを探る。服、服、つまみ、服......あった、学生証だ。
チャラ男――髪は金髪ではないが――の顔写真と名前欄の「向坂」という文字が読める。
〇〇県立大学、農学部...1回生のようだ。

他のカバンも探すと、残り二人分の学生証も見つかった。

山本:筋肉質
・1回生
・文学部歴史学科

北村:メガネ
・1回生
・工学部情報工学科

向坂:チャラ男
・1回生
・農学部植物学科


優希「きょうたろー、こっちも面白いのが見つかったじぇー」

呼ぶ声に応じると、優希は部屋に備え付けられた引き出しの一番下を覗いていた。

見つかったものは大きく分けて三つある。
まず、優希が三人が背負っていたと証言していた大きなリュックサックだ。小さく畳んであり、いくらか土汚れがついている。
次に、小さなスコップ――庭いじりに使うような小さなものだ――。何本かがビニール袋に包んであった。
最後に......これが一番表現しづらい。ホームセンターで花の苗を買ったときに最初に入っている容器と言えば伝わるだろうか、
黒色のポリ製ポッドが山のようにしまってあった。


京太郎「なんだこれ...園芸部か何かか?」

優希「でも、こんなものを隠す必要なんてなさそうだじぇ」


(【探索(優希)】+【探索(京太郎)】× 0.5)× 8 = 80

↓2

48/80→成功!


――階下からの足音に気づけたそれは、もはや優希の持つある種の才能だろう。

京太郎「ともかく、何かを持っていくにしても......」

優希「しっ!静かに......!」

優希「マズいじぇ...下から人が来る!」

京太郎「おいおい、大学生たちだったら鉢合わせじゃねえか!」

優希「きょ、京太郎!どうすればいいんだじぇ?!」

京太郎「落ち着け、とりあえずここは――」


1. 部屋の中に隠れる

2. 廊下に出て通りすがりを装う

3. 隣の部屋に逃げる

4. いっそ開き直って居座る


↓2

弱小ヘボスレなので、人気スレとは違ってそんなに早く進まないのです..すまんな
書く側としてもこのくらいの速さがちょうどいい

3. 隣の部屋に逃げる


京太郎「隣だ!316号室に逃げよう!」

優希「わかった!でも、引っ張り出したものを戻さないとバレちゃうじぇ」

優希「それに、何も持っていかないのか?」

京太郎「う、うーむ...」


・何か持っていく?
・車の鍵
・学生証(山下、北村、向坂)
・リュックサック(3つ)
・スコップ(3本)
・ポリ製ポッド(たくさん)

↓2


・片付け
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64

↓3


・隣の部屋へ逃げる
(【行動(京太郎)】+【行動(優希)】× 0.5)× 8 = 64

↓4

ちょっと危ないんで次スレ立ててきます

次スレ:【咲安価】京太郎「清澄の探索者」その2【ADV】
【咲安価】京太郎「清澄の探索者」その2【ADV】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1601114329/)

埋めお願いします!もし埋まらなければ自分で適当に。
1000とか需要ないと思うけど、もしあればやります。

お願いします

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