【シャニマス】小糸「む、無理矢理……入れられました……」 (9)

男は小糸の目の前で引きだしから小さな――正方形の袋を取り出す

小糸(あ、あれって……)

その袋をビッと裂くように破くと、中から見たことのあるそれが出てきた

それは小糸が悪い方で予想した物で間違いなかった

小糸(や…、嫌っ………………)

ライトに照らし出されたそれを、男は自らのエモノに付ける

小糸(や、だ……嫌――――されちゃうの……?)

そうすると、小糸の腕を取り身動きを取れなくする

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目の前で起きている光景

それは男達の会話と合わせ確かな形で小糸の脳裏に浮かぶ

小糸(や……やだ、こんなの……絶対にヤダっ!!)



「じゃあ……いくよ」

男のセリフに血の気が引く。あまりに突然のことで、言葉も何も出なかった



自分の皮膚に何か当たる

小糸「あ……」

小糸「お願い……し、します」

小糸「他の……他のことなら何でもしますから……だから……だから……」

「恐いのか……?」


男のその言葉に大きく同意する形で首を縦に振る

――しかし



「ごめんね」

無情

あまりに無情の言葉が小糸に突き刺さった

小糸(や――――透ちゃん、円香ちゃん、雛菜ちゃん!!)



最初はちくりと、しかし皮膚の中からその感覚は発生し



痛みは後から襲う

小糸「あ……いたッ!――や、いヤぁッ――――!」

感じるのは身体の中に入った異物

小糸「オネガイ――抜いて――!」

小糸(こんなの……こんなの……うぅッ――)

それは、皮膚の下の肉を直接触られるような痛み――長い人生の中でもそうそう体験することはないであろうそれは、小糸の小さな身体を襲う





そして

小糸「あッ……ぅぅ!――――……あっ――!」

小糸(中に……私の中に……出されて――)

小糸(わ、私…………)



小糸(もぅ……戻れない…………の?)





バタン

シャニP(以下P)「終わりましたか?」

「はい」







医者「予防接種の注射、終わりましたよ」

小糸「う゛ぅ゛……ぶ、ろ゛、でゅ゛ーざー……」シクシク

P「おいおい、海外に行く前のたかが予防接種で……」

小糸「い゛だがっだんでずよ゛ぉぉぉ」ビェェェェン

P「……まぁ、たしかに。今回のは痛い類に入るからなぁ」

P「よし。みんなの分まで終わったら、あとでパフェでもおごってやろう」



小糸「ぴゃっ、本当ですか!?」ウキウキ

P「あはは……」

医者「元気な子ですね」

ガタガタ

P、小糸「?」



イヤバイ、イヤバイ!チューシャハイヤバイ!

コ、コガネチャン

ウチ、カエルタイ!

コガタン、オチツイテ!



バタバタ

医者「げ、元気なお嬢さんですね」

P「お嬢さんというより、コーヘルですが……すみません、ちょっと行ってきます」

小糸「あ、あの……私も……」

この後、夏葉に甜花に冬優子と透も相手をして、さらにしっかり全員+付添のメンバー分のパフェをおごらされたプロデューサーであった

おしまい

ども。短いですが以上になります

こないだ車と衝突して頭を打ったので病院行きまして、その隣でわんわん叫んでいる女の子の声だけで作りました



では

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