?「ありが」?「サンキュー」 (15)
ころあず「真実の」
ころあず「『赤』!」
エェー
…………
……
283P(以下P)「というように、歌詞を間違えたりすると……こうなるわけだ」
福丸小糸「わ、わかりました……」
小糸「で、でも……大丈夫でしょうか……」
P「大丈夫。小糸はできる子。そうだろ?」ナデナデ
小糸「えへへ~」
『だからなんだって言うのよ!!』キーン
P「おわっ!」
小糸「ぴゃっ!」
P「い、今のって……」
小糸「ひ、雛菜ちゃん……?」
P「言ってみよう!」
小糸「ぴゃっ……は、はい……」
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シャニマスSSです
キャラ崩壊注意、あと独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします
あと、立てる板を間違えたのですまんです
P「とりあえず、見に行こう」タタッ
小糸「わ、私も……行きます」
ソロリソロリ
小糸「あ……あの」
P「しーっ、こっそり近づくんだ。いきなり行ったら、反って逆効果になるかもしれないからな」
小糸「は、はい……」
透『ってことは……目標は同じってコトか』
雛菜『……透先輩……いえ、透さんが目指していたのはそこだったんですね』
透『当然だよ……あの日の一目惚れ。それが私をここまで導いてきたから』
透『だから、邪魔をするなら雛菜でも容赦できない』
雛菜『容赦しないでいいですよ。雛菜も、勝ちとか負けとかで譲り譲られても幸せは掴めませんから』
円香『ちょ……二人とも……なんで?折角……』
透『樋口は黙ってて』
雛菜『そうですよ。普段いちゃもんばかりつけて、実は本心を隠してる円香ちゃんはこっちに入らないで下さい』
円香『本心って……ただ……』
雛菜『ふぅん……このごに及んでシラを切るんですか。さすが円香ちゃんは昔から賢いですねぇ』
円香『シラって……』
雛菜『覚えてますよ。小学校の時、硝子を割って小糸ちゃんが怪我をした時に』
円香『あれは透……浅倉が!』
雛菜『えぇ、大丈夫。真実は私たちなら覚えてますからね……でも小糸ちゃんはどうだったんでしょうか?』
円香『…………』
雛菜『そんなことはどうでもいいですけどね。普段、プロデューサーさんに「ミスター○○」ってつけてるくせに、あとで』
円香『止めてっ!……お願い……あの人は……』
雛菜『あの人は……何ですか?んんっ?!』
円香『……最初。透の邪魔になる存在だと思ってた。でも……あの時の彼……どうしても忘れられなかった』
円香『好きになったら透に……小糸に……あなたにも悪いと思ってわざと厳しく接してきた』
円香『でも……ダメなの!……こんなに人を好きになったのは初めて……毎日が楽しくて苦しくて……』
雛菜『…………よく言えました。雛菜も、透さんを追い掛けて……そこが、それが何かわかった時……』
雛菜『雛菜……いえ、私も好きになってました』
小糸「……」
P「あ……あ……ど……どういうことだ」
P「透が目指していたのはトップアイドルとかでなく、円香があんな態度だったのも、雛菜のしあわせも……」
P「全部……」
P「……これから、どうみんなに……」
スクッ
小糸「……っ」
P「……こ…いと……?」
カツカツ
バァンッ!
透「小糸?」
円香「こ…小糸?」
雛菜「小糸…ちゃん?」
小糸「ずるいよ……みんな……ずるいよ……」
小糸「私…………わ、私も……」
小糸「プロデューサーさんが好きって気付いちゃったから!!」
透、円香、雛菜「っ!!!」
P「」
小糸「……プロデューサーさんの私に話し掛ける声」
小糸「プロデューサーさんの笑う顔……」
小糸「私を撫でて……褒めてくれるおっきな手……」
小糸「そんな……プロデューサーさんを見て……ドキドキする自分と鼓動……」
小糸「全部……全部が好きになっちゃったから……」
小糸「だから……だから……」
透「小糸……」
小糸「み、みんなでシェアすれば……その、いいんだよ!」
円香「」
雛菜「は?」
雛菜「えと……頭が透さんで、胴体が雛菜。腰が小糸ちゃんで、足は雌狐でって……こと?」
円香「ちょっと!」
小糸「あ……えと……日曜日はみんなでデートして、月曜日は透ちゃん。火曜日は円香ちゃん……みたいな……」
透「なるほど。すると金土は酒池肉林と」ジュルリ
円香「待って」
小糸「み、みんながそれで……いいなら……」
雛菜「ふーん」
雛菜「と言ってますけど」
雛菜「ミスターたらしはどうですか?」
P「ミスターたらしって……おいおい」
P「あのな。お前らはアイドルで、俺はプロデューサーだ」
P「例え……そっちがどう思っていても」
透「へぇ……もし、そういった柵がなければ……どうかな?」
P「柵って……仮に俺が良くても」
雛菜「社長とはづきさんは知ってますけど?」
P「へ?……知って……え?」
円香「いくら事実を教えられたとはいえ、そのようなマヌケな顔を晒すのはどうでしょうか?」
P「あ……すまない。でなくて!!」
雛菜「ほら。証拠証拠」ピラッ
P(受け取った……その紙に書いてあったのは)
P「会議室の使用目的『ノクチルのメンバーのプロデューサーへの好意を語り合い、それぞれ本音をさらけ出す』……たしかに社長の字だ」
透「じゃあ、最後まで読んでみて」
P「同時に」
P「続く文字を読めば」
P「企画の内容が」
P「理解できるだろう……?」
円香「……まだ気がつかないのですか。ミスターバッドローテーション」
P「えっと……」
小糸「あっ!……あぁぁぁぁぁぁっ!?」
雛菜「んー、小糸ちゃんはわかったみたいだね」
小糸「ぷ、プロデューサーさん……それをた、縦から読んでみてください!」
P「縦……?」
P「同……続……企……理」
P「ど…つ…き…………り……」
P「ドッキリ!?」
透、雛菜「いえーいっ!」
円香「はぁ……ようやく正解したのね」
小糸「ぴゃっ……はわわわ……」
はづき「その通りです、プロデューサーさんっ!」バタン
P「はつぎさん?!」
はづき「社長が取ってきた仕事に、ドッキリ企画があったんですよ」
はづき「それで、ノクチルの皆さんに」
雛菜「にこにこ」
透「にやにや」
円香「つーん」
P「なるほどな…………でもよかった」
円香「何がよかったですか。うちのプロデューサーは優柔不断で、女の子達が結論を出すまで姿を表さないってバレたんですよ」
P「はは……すまない」
P「ってことは小糸もドッキリの一員だったのか」
P「いやぁ、シェアだなんてとんでもないことを言い出したから、変だなぁ……って思っていたんだよ」
小糸「」パクパク
P「小糸?」
雛菜「そ、そうなんですよ~小糸ちゃんも仲間ですから~」
透「みんなアドリブだったから、どんなネタを出すのか楽しみだったよ」
円香「そうね。まさか、こんな話をね……」
小糸「あ、あ……あの……(///)」
P「そうか。見事に引っ掛かってしまったな。小糸も演技がうまくなったな」ナデナデ
小糸「あ(///)」
小糸「えへへ~(///)」
雛菜「むぅ」
透「……」
円香「……はいはい、ミスターロリコンと呼ばれたいので」
P「ははっ、楽しく話せればいいってのがポリシーでな」
はづき「それでは、せーの」
『ドッキリ成功!!』
………………
…………
……
テクテク
透「じゃあ、樋口。あとで」
円香「待ってて。ご飯炊いてこないと」
雛菜「やは~今晩は何ですかぁ~」
小糸「……」
小糸「あ、あの……」
透「あれはドッキリ。いいね」
小糸「その……」
円香「……忘れなさい。その代わり、忘れるから」
雛菜「雛菜のしあわせの為に~協力してくれないかな~」
小糸「……」
小糸「……うん」
テクテク
小糸(でも……)
小糸(私は忘れない……)
小糸(あんな真剣な顔をしたみんなを……)
小糸(そして……)
小糸(自分の……気がついてしまった気持ちも……)
ピュゥゥゥゥ
小糸「あ……」
小糸(風が吹く)
小糸(その強い風は……道端に落ちていた色んなモノを吹き飛ばす)
小糸(まるで……)
小糸(私たちの未来を示すかのように……巻き散らかされた……それは……)
小糸(風に乗って……虚空の彼方へ飛んでいった……)
小糸「私……」
小糸「これから……」
小糸「どうしよう……」
小糸(まるで、プロデューサーさんに見せてもらったビデオの人みたいに)
小糸(繋ぐ言葉を……少し間違えたことで)
小糸(一生……言われることに……)
ぴょん「ありが「サンキュー!」
ころ(やっちゃったー!)
―Bad Communication
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