【ミリマス】桃子「宇宙パワーシール??」 (19)


桃子「なにそれ? ピコプラの新しいグッズ?」

P「いや、違うよ。宇宙パワーシールだけど」

桃子「いやなんなのそれ?」

P「宇宙パワーシールだけど?」

桃子「当たり前みたいに言わないでよ。こっちは知らないんだから」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1603344988



P「俺もこれなら桃子と交換してもらえるかなって」

桃子「いや別に、可愛いシールなら交換してあげるけど」

P「これなんだけど」

桃子「……なにこれ」


https://i.imgur.com/2BVpiqf.jpg


P「これ、宇宙パワーシールって言って、
  青と赤の陰と陽を2セット貼らないといけないんだよ」

P「そうすると、そこが出入り口になって宇宙パワーが入ってきて
  運気が上がるっていう」

P「そういうシールなんだ」

桃子「どういうシール!?」



P「元々バナナマンの設楽さんがテレビで紹介しててさ」

桃子「お笑い芸人のね。桃子も局で見かけたことある」

P「あの人は携帯に貼ったら、そこから帯番組のレギュラー決まったり」

桃子「そうなの?」



P「相方の日村さんは携帯に貼ったら、
  ちょっとバッテリーが長持ちするようになったって」

桃子「それほんとうなの?」

P「そう言ってたぞ」

P「これ、四ツ谷にある宇宙村っていうお店で買えるシールなんだけどさ、
 今はコロナの影響で通販も始めたからそこで買ってみるといいよ」

桃子「え~……」



P「これがお店の通販ページなんだけど」
 
P「 https://store.shopping.yahoo.co.jp/uchumura/ 」

桃子「え!? 今なんて?」

P「え?何?」

桃子「なんか今めっちゃ早口で英語のなんか言わなかった?」

P「気のせいだよ」




桃子「むちゃくちゃ怪しいお爺さん写ってるけど!?」

P「ああ、宇宙村の村長だよそれ」

桃子「村長??」

P「店に実際に行くと会えるよ」

桃子「いいよ別に。会いたくない」



桃子「ていうかめっちゃ高いのない? 何!? 隕石で5百万円するものって」

P「わからん。そんなもの通販で売るなって気はしなくもないけど」

P「本当はシールももっと大きいのがあって、
 デカイのになると1万円するものとかもあるんだよ」

桃子「え!?なにそれ」

P「それだけ宇宙パワーの通りが良くなるんだよ」

桃子「理屈じゃないのね……」



P「だから桃子も手帳とかに貼ったら
  仕事のスケジュールでビッシリになるかもしれないし」

桃子「お兄ちゃんそういうの信じてるの?」

P「いや、信じてはないんだけど、俺がちょうどこのシール貼りだした頃に、
  346プロダクションとのコラボが決まったりしたなぁ……」

桃子「そうなの!?」


P「あと、作者はスマホと財布にシール貼ってから
 買った宝くじのナンバーズ当選したしなぁ」

桃子「まじ!?」 ※マジです。

P「2万円だけだから大したことはないけど」

桃子「じゃ、じゃあ試しに交換してあげる……」

P「やったぜ!」


桃子「お兄ちゃんなんでこんなの買ったの?」

P「絶対怪しいし、全然信じてないけど、
 こういう訳わかんないものを持ってて
 人に進めてくるムーブをしたかったんだよ」

桃子「なにそれ……」

P「色々拗らせると分かるよ」

桃子「そうなんだ。で、どこに貼ったらいいかな?」



P「シールがいっぱい欲しいならシール帳に普通に貼ったらいいよ」

桃子「うーん。お仕事とか運気欲しいのはちょっとあるんだよね」

P「じゃあスマホはどうだ?」

桃子「うん。どう貼ればいいんだっけ?」

P「陰と陽があるから、表と裏に貼らないといけないんだよ。
  でも表も裏も無いスマホみたいなものは貼れるところに貼ればいいらしい」

桃子「その辺はどうでもいいんだ……」



P「あとはお財布に貼ると材質によっては剥がれちゃうだろ?」

桃子「確かに。動物の革モノだと剥がやすいよね」

P「そういう時はシートから取らずに陰と陽を1セット切って入れればいいらしい」

桃子「ゆるくない!? それでいいの!?」

P「そういうもんだよ」

桃子「そうかなぁ」



P「大事なのは大切に念じながら貼ることなんだ」

桃子「信じる者は救われるってやつね」

P「難しい言葉を知ってて偉いな」

桃子「別に普通、これくらい」



P「願いは既に叶えられた!と信じながら貼るといいらしい」

桃子「よし、決めた! 桃子もスマホに貼る!」

P「お、これでお仕事の電話がバンバン入るようになるな!」

桃子「まあ、桃子の場合はまずお兄ちゃんの方に依頼が行くと思うけどね」

P「それもそうか」


桃子「願いは既に叶えられた!お仕事、もっと来ますよーに!」

P「あ、あと人差し指と親指をくっつけて、OKのサインを両手で作って
 で、それが宇宙パワーの通路になるから、それを空に掲げて」

桃子「ええ、……わかった……。こう?」

P「で、先祖や宇宙のあらゆるものに感謝をして」

桃子「ええ!?えっと、おじいちゃんおばあちゃん、宇宙の神様ありがとうございます!」



P「どう?宇宙パワー入ってきた感じする?」

桃子「……ぜんぜんわかんない」

P「はは、まあ直にわかるよ」

桃子「そういうもんかなぁ……」

P「おっと、もうこんな時間か。やべえな、行かなきゃ」



桃子「あれ? お兄ちゃんなんか桃子に用があったんじゃないの??」

P「ん? あ、そうだった!
 桃子、育と環とユニット決まったからな!
 詳しいことはまた明日話すよ!」

桃子「え!? うん……」



桃子(お仕事、もう決まったじゃん…………)

桃子(恐るべし宇宙パワー…………)



※信じるか信じないかはあなた次第。



おわり



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