6/6は輝子の誕生日ですね!これはステマしないと!
と書いてました………ごめんよ輝子
※句点、三点リーダが多くて読み難いかもしれませんが仕様ですのでご了承下さい…
小梅「お、おはよう…しょーちゃん…」
輝子「フヒ…オハヨー…」
小梅「今日は、降水確率が70%…どんより暗くて、いい、天気…だね…」
輝子「そ、そう…だね…明日とか…たくさんキノコ生えそう…フ…フフ…」
小梅「く、暗くて…ジメーっとした…いいシチュエーション、だから…さっちゃんとしょーちゃんと…映画見たいな…って…」
輝子「うん、イイヨー…さっちゃんは…」
小梅「プロデューサーさん…の…ところかな…?」
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──────────
幸子「プロデューサーさん、今日は天気が悪いですね…」
モバP「そうだなぁ…雨も降ってるし、今日の仕事はほぼキャンセルだな…なんだ、またセクシーアピールでもしたいのか?」
幸子「それはもういいですよ…それに、ボクは濡れてなくてもセクシーですからね!」(ドヤァ)
輝子「あ、本当にプロデューサーの所に…いたね…うん…」
小梅「プロデューサーさんも、一緒に…映画に誘ってみよ…?」
輝子「う…ウン… (それにしても…)」
幸子「プロデューサーさんは、可愛いのとセクシーなのどっちが好みですか…?」
モバP「可愛い方」
幸子「ふふーん!カワイイボクに圧倒されて本音が出ちゃいましたね!」(ドヤァ)
モバP「会話の流れからしてどっち選んでも自分の事だって言うつもりだっただろ」
幸子「誤魔化さなくてもイイんですよ!」(ニッコニコ)
輝子「(なんでアレで…気付かないかなぁ…)」
──────────
─翌日
輝子「う、うめちゃん…」
小梅「お、おはよう、しょーちゃん…」
輝子「あ、オハヨー… ちょっと、相談…フヒ…いい?」
小梅「は、はい、私なんかでよかったら…」
輝子「さっちゃん…プロデューサーの事…フヒ…好きだよね…」
小梅「うん…そうだね…」
輝子「トモダチとして…応援してあげたい………小梅も、一緒に…いい?」
小梅「い、いいよ、いいけど…しょーちゃんは…いいの?」
輝子「?」
小梅「しょーちゃんも…プロデューサーさんの事…好き…あの子も…そう言ってる…」
──────────
輝子「ウン…スキダヨー…でも、私の好きは、さっちゃんの好きとは違うから…」
小梅「…???」
輝子「フフフ…うめちゃんも大きくなったら…解る…よ…」 (※同身長です)
小梅「しょーちゃん…かっこいい…」
輝子「フヒヒ…そ、それじゃあ、さっちゃんの恋を応援…するぞー…」
小梅「お、おー…」
──────────
小梅「でも、どうやって…応援…するの?」
輝子「フヒヒ…私も恋愛に関しては…解る方だよ…ま、まずは…プロデューサーに脈があるか…確認…」
小梅「な、なるほど…」
輝子「ちょ、ちょっと行ってくる…ね…」
輝子「…プロデューサー」 チョイチョイ
モバP「お? なんだ輝子…」
輝子「て、手を見せて下さい…」
モバP「なんだ? 手相占いにでもハマったか?」
輝子「(手首手首…)」
モバP「………なんで俺はいきなり脈拍測定されてるんだ…?」
輝子「う、うん…あるね…」
モバP「無かったらゾンビだぞ俺」
輝子「フヒ…ありがとー…」
──────────
タタタタタ…
輝子「フフ…プロデューサー、脈アリ…だよ…」
小梅「う、うん…でも…プロデューサーさん…ゾンビじゃないのかぁ…残念…」
モバP「(小梅の所に…あぁ…小梅がなんかお願いしたのか…)」
小梅「…た、大変!しょーちゃん…」
輝子「フヒ?」
小梅「さっきのじゃ…プロデューサーさん、しょーちゃんに脈アリってことじゃ…」
輝子「!?」
輝子「いや、ないないないない私なんて可愛くないし女の子らしくないし根暗でぼっちの空気でコミュ障だし髪なんてぼっさぼさd」
幸子「何言ってるんですか」
──────────
輝子「フ…フヒ!? さ、さっちゃん、いつからそこに…?」
幸子「今さっきです。それよりしょーちゃん、例えしょーちゃんでもボクの友達の悪口は許しませんよ」
輝子「い、いや…自分のこと…」
幸子「ダメです。 …自分のことを自分で信じてあげられなくてどうするんですか」
輝子「はい、ごめんなさい…」
幸子「そもそも、しょーちゃんカワイイですからね! 髪だって、確かにどよ〜んって長くしてますけど、片方だけ結んでワンポイントなオシャレしたりして、女の子らしいじゃないですか」
輝子「フ…フヒ…」
幸子「二人とも謙遜家ですけど、しょーちゃんの普段とは違ったLIVEでの格好よさも、ウメちゃんのミステリアスで、淡く美しさを感じる雰囲気も、ボクはとっても尊敬してるんです。 …だから自分のことを悪く言うのはやめてくださいね!」
小梅「う、うん…」
輝子「はい…」
幸子「言った後に気付きましたけど、ウメちゃん別に自虐してませんでしたよね…ごめんなさい…」
小梅「う、ううん…私も少し思い当たる所がある、から…ふふ…私も…可愛さ以外でさっちゃんに…勝って見せるから…」
幸子「その意気ですよ! …じゃあボクは千川さんに用事がありますので!後で遊びましょうね!」
──────────
輝子「………」
小梅「………」
輝子「…さっちゃんってさ…」
小梅「…うん」
輝子「いい子だよね…」
小梅「うん…」
輝子「あんないい子の…アピールに気付かないのは…どう考えてもプロデューサーが悪い…」
小梅「ま…マンガに…なる、ね…」
──────────
輝子「つ、次は…出会い、出会いが大事だよー…」
小梅「うん…で、でも、もう出会いは過ぎちゃったんじゃ…?」
輝子「う、うん、でも、出会いに応じた、やり方があるから…フヒヒ…しょーこおねーちゃんにまかせなさい…」
小梅「さ、流石、しょーこおねーさん…ふふ…」
輝子「じゃ、じゃあ…イッテクルー…」
チョコチョコ
輝子「……プロデューサー…」
モバP「おー、今度はなんだ?」
──────────
輝子「さ、さっちゃんと、どうやって知り合ったの?」
モバP「輝子とかとあんまり変わらんぞ、普通に街歩いてたら見つけたから引っ張ってきた」
輝子「え…もっと、こう、ドラマチックな…」
モバP「なんだドラマチックって…出会いなら小梅のインパクトが強かったな」
輝子「え?」
モバP「口から血を流して倒れている所を保護した」
輝子「フヒッ!?」
モバP「悪戯だったんだけどな…」
輝子「(うめちゃん強いなー…)」
モバP「しかもこの前もっかいやられたよ…」
──────────
小梅「ど、どうだった…?」
輝子「うめちゃんが一番だと…思うよ…」
小梅「え、なんで…そんなことに…?」
幸子「ただいまー… お二人とも何を話してるんですか?」
輝子「お、オカエリー…プロデューサーに、どう、どんな風にスカウトされたのかなー…って…」
小梅「そ、そう。さっちゃんは、どんな感じ…?」
幸子「いえ、普通に街を歩いていたらプロデューサーさんがボクのカワイさに目が眩んでスカウトして来たんですが…」
輝子「ち、遅刻しそうだった所を走ってたら…曲がり角でプロデューサーとぶつかったとか…」
幸子「なんでそんな古典的な出会いなんですか…」
輝子「空から降ってきたさっちゃんを受け止めたのがプロデューサー…とか」
幸子「空の話は止めましょう」(ドヨーン)
──────────
─ちょっとして幸子が席を外した後
輝子「私の手に負える出会いじゃなかった…フヒ…」
小梅「(空から降ってきた方が手に負えないと思うなぁ…)」
輝子「こうなったら…フフ…ステマ大作戦…フヒヒ…」
小梅「ス、ステマ?」
輝子「ステルスマーケティング、という奴、だよ…フフフ…」
小梅「??」
輝子「プロデューサーの周り、で、二人…私と、うめちゃんが…さっちゃんの話をする…」
小梅「うんうん」
輝子「すると、プロデューサーは…さっちゃんが…気になる…よね?」
小梅「な、なるほど…しょーちゃん…頭良い…」
──────────
輝子「フフ…更に、私達、が…“さっちゃん可愛いよね”という話をしてたら…?」
小梅「あ…!」
輝子「そう…プロデューサーは…さっちゃんの可愛い所が気になる…はず…フヒヒ…」
小梅「す、凄い…凄い策…!」キラキラ
輝子「恋と戦争においてはあらゆる戦術が許される。 フフ…誰かの名言、だね…出来れば、プロデューサーには、自分でさっちゃんの魅力に気付いて欲しかった、けど」
小梅「プロデューサーさん、鈍い…」
輝子「そうだね…フヒ…じゃ、じゃあ、イクヨー」
──────────
チョコチョコ
輝子「ぷ、プロデューサー」
モバP「おー、輝子に小梅か、どした?」
輝子「さ、さっちゃん…可愛いよねー…」
モバP「幸子か? まぁ、可愛いだろうな」
小梅「うん…さっちゃん、凄い可愛い…」
モバP「うん? うん」
輝子「この事務所…アイドル沢山いるけど…さっちゃんが一番…フヒ…」
モバP「なんだ、幸子にステマでも頼まれたのか?」
輝子「!?」
小梅「!?」
──────────
輝子「いやいやいやいや、さっちゃんは関係ないし」
モバP「じゃあ何故幸子の話題を…」
小梅「か、可愛くて、いいなぁ…って…」
輝子「(うめちゃんナーーーイス!)」
モバP「はぁ…」
モバP「というか、お前ら二人も十分、十二分に可愛いぞ?」ナデナデ
輝子「フヒ」
小梅「?」
──────────
モバP「まー、幸子も可愛いけど、お前ら二人だって負けてない。 なんだったら幸子が「ふふーん!ボクが一番可愛いですね!」とか言ってたら「私の方が可愛い!」っていい返してやれ。 幸子怒らないだろうし、というか喜んで乗ってくれると思うぞ」
輝子「い、いや、それは…」
モバP「幸子も輝子と小梅が可愛いって解ってる、というか、ヘタするとお前ら二人より可愛い所解ってるんじゃないか?」
小梅「そ、そうかも…」
モバP「三人が三人、認めあえる仲になってくれよ」ナデナデ
輝子「う、ウン…」
──────────
─────
輝子「ま、まさかステマに、気付くとは…やはり天才か…」
小梅「プロデューサーさん、鈍感なのに、変な所、鋭い…」
輝子「で、でもステマは、成功した、ね…フヒヒ…」
小梅「そう、そうだね…ふふ…」
輝子「後は…さっちゃんをどうにかしてプロデューサーの、近く…に…」
小梅「それは…さっちゃん、プロデューサーさんの近くに居るのが、好き…だから…」
< タダイマー! プロデューサーサン! カワイイカワイイボクガカエッテキマシタヨ!
輝子「うん、そうだったね」
http://i.imgur.com/BdyQYau.jpg
http://i.imgur.com/g4lCg9x.jpg
白坂小梅(13)
http://i.imgur.com/SanafAT.jpg
http://i.imgur.com/Wx9pczq.jpg
星輝子(15)
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http://i.imgur.com/GEaW2NQ.jpg
輿水幸子(14)
──────────
輝子「フヒヒ…あとひと押し…ダヨー…」
小梅「つ、次は…どうするんですか…? しょーこおねーちゃん…」キラキラ
輝子「(可愛い、本当に妹に欲しい)」
輝子「フヒ…後は…更に仲良くなるために…二人で遊んだりして…愛情を深める…」
小梅「仲良く、なるには、そう、そうだね…」
輝子「フフフ…しかも、私が学校で仕入れてきた…画期的な…遊びがあるんだよー…」
小梅「そ、それは…?」
──────────
輝子「王様…ゲーム…!」
小梅「し、知っているの、か!? しょーこおねーちゃん…!」
輝子「フヒ…し、しかも…古来中国のコンビネーション技を使えば…フフ…フフフフフ…」
小梅「お、王様ゲームって…なに?」
輝子「さ、参加者が番号と当たりを書いた棒を引いて…当たりが出た人が…番号を言って命令…できる…フフ…」
小梅「ま、まさに王様…で、でも…プロデューサーさんと…さっちゃんの番号が解らないと…」
輝子「フヒヒヒヒ…この時、私たちが王様じゃないなら、一番だったら右手に棒を、二番だったら左手に棒を、三番だったら両手で棒を持つ…これを、私と、うめちゃんだけが解ってたら…?」
小梅「そ、それは………凄い…!しょーちゃん凄い…!」
輝子「あ、あとは…カムフラージュとして…たまにうめちゃんとか当てたり…」
小梅「プロデューサーさんと、さっちゃんが、当たりを引いても…カムフラージュになる…ね…」
輝子「フヒヒ…うめちゃんも解ってるね…」
小梅「しょーちゃん、凄い、凄い策士だねぇ…!」キラキラ
輝子「よ、よし…さっちゃんの隙を見て…作戦実行…だよ…フヒヒ…」
──────────
─────
輝子「プ、プロデューサー…私たちと、遊ぼう…親友だからな…」
モバP「おぉ、いいぞ…ちょっと待っててくれな…あと書類一枚だから」
輝子「じゃあ、準備、してるから…」
幸子「何して遊ぶんですか?」
小梅「王様…ゲーム…ふふ…」
幸子「?」
輝子「あ、今の内に…説明しておくよー…王様ゲームっていうのは…」
──────────
モバP「よーし、OK。 で、何するんだ? バイオの最新作でもやるか? 幸子泣きそうになるけど」
小梅「それは魅力的な…提案だけど…」
幸子「部屋の明かり最大にしましょう、サングラス必要なレベルまで」
輝子「王様…ゲーム…フヒ…」
モバP「大学生の飲み会でやる遊びだぞそれ。 アイドルがやるなよ…」
輝子「わ、私の学校で…たまに…皆がやってる…駄目?」
モバP「…余りにもおかしい事は駄目だぞ?」
輝子「わ、ワカッタヨー…フヒ…」
幸子「ふふーん!皆ボクにひれ伏させてあげますよ!」(ドヤァ)
小梅「ふふ…悪夢を見せてあげる…」
──────────
ジャラジャラ…
輝子「お、王様…だーれ…だ?」
幸子「ふふーん!やっぱり世界はボクを王と認めましたね!」(ドヤァ)
モバP「げ、幸子か」
幸子「なんですか!げ、って! そうですね…三番が…えーと…カワイイボクを褒めて下さい!」(ドッヤァ)
小梅「わ、わたし…ふふ…さっちゃん、可愛い。 気が利いて皆の事考えてくれて…いいお姉さんで」
幸子「そ、想像以上に恥ずかしいですよ!」(カオマッカ)
モバP「(これくらいなら、まぁいいか)」
──────────
ジャラジャラ…
幸子「王様だーれだ? …ちぇー、ボクじゃないです…」
小梅「ふふ…わたし…」
輝子「(うめちゃん、まずはテンションを上げる振りをしたカモフラージュ…だよ…)」
小梅「一番が…三番を…」
幸子「」(ピクッ)
小梅「ふふ…さっちゃん…ばればれ…」
モバP「こらこら、反応を探るな」
小梅「ご、ごめんなさい… でも、ふふふ…一番が三番を…三番の頭をナデナデする…!」
──────────
モバP「………」
ナデナデ
幸子「………」
モバP「悔しいです!」(スクールウォーズ風に)
幸子「なんですか!カワイイボクが撫でてあげてるんだから感謝して下さいよ!ボクって優しいですね!」(ドヤァ)
モバP「幸子の身長が低いから、座った俺が幸子に撫でられてるワケだが、予想以上になんか惨めだ」
輝子「フヒヒ…逆だったら良かったのに…ね…」
小梅「ざ、残念…だったねー…」
幸子「な、何言ってるんですか!もう!」
──────────
ジャラジャラ…
小梅「王様…だぁれ…?」
モバP「あー、俺だ。 …王様指名ありなんだよな?」
輝子「最初に、さっちゃんがやってたから…イイヨー」
モバP「じゃあ、二番が王様の肩を揉んでくれ」
小梅「わたー…しー…ふふ…」
グッグッ
モバP「(力ねぇぇぇぇぇ…)」
小梅「お、お客さん…凝ってます…ねぇ?」
モバP「(可愛い) 純粋に小梅が非力な気がする。 小梅細っこいからなぁ…」
小梅「き、きらりさん…呼ぼうか…?」
モバP「やめてくださいしんでしまいます」
──────────
ジャラジャラ…
モバP「王様だーれだ?」
輝子「ヒャッハアアアアアアアアア!私だぜええええええ!」
輝子「三番は私のケツを舐めやがれええええええええええええ!」
モバP「こら」
輝子「あ、はい、すいません…冗談です…フヒ…」
※俺のケツを舐めろ はモーツァルトも使ってたりする音楽ではよくあるフレーズだよね!
輝子「(うめちゃんは…一番…フフ…) じゃあ、二番、が…三番を…ギューって…抱きしめる…」
小梅「わ、わたし、いちばーん…ふふ…」
幸子「へ、ふぇ…!? と、ということは、え、プロデューサーさんと…!?」
──────────
モバP「残念だったな幸子、これも運命だ…輝子を呪うが良い…」
幸子「ちょ、ちょちょちょ、まだあのこころの」
ギュウ…
幸子「」
……………
幸子「(サンキュー、しょーちゃん!)」グッ
輝子「(いいってことよー)」ペカー
幸子「ふ、ふふーん!こんなカワイイボクを抱きしめる事が出来るなんて、プロデューサーさん当たりでしたね!しょーちゃんに足向けて寝られませんよ!」 デレデレ
──────────
ジャラジャラ…
輝子「イカレたキングは誰だァァァーーーー!?」
小梅「わたし…だぁーーー…」
幸子「むーん…難しいですね…」
モバP「確率的にはヤバイ位均等に行ってるぞ、今のとこ」
小梅「(ここは抑えてカモフラージュ…えーと、しょーちゃんが二番…) しょ、しょーちゃんを見習って…えーと…二番が、王様をぎゅーって…する…」
輝子「フ、フヒ!?」
モバP「はっはっは、輝子、今まで逃げ切ってたが回ってきたな」
──────────
輝子「ふ、不束者ですが…フヒ…」
ギュー
小梅「え、えへへ…お姉ちゃんに…甘えてるみたい…」
モバP「(ちひろさん、聞こえますか? ちひろさん…この状況を撮影しているなら…ちひろさん…!後でコピーを…聞こえますか…!ちひろさん…!)」
???「(神は貴方を見捨てません…格安300モバコインで良いですよ…)」
モバP「(女神!天使!ちひろ!)」
幸子「ほ、微笑ましい…はっ!」
モバP「北斗の拳に出てくるユダかお前は」
──────────
ジャラジャラ…
小梅「王様…だぁれ…?」
モバP「ジャーンジャーン」
幸子「げぇっ!プロデューサーさん!?」
モバP「俺は容赦なく行くぞ…! 三番が!一番を!一分くすぐりの刑に処す!」
小梅「せ、せーふ…!」
輝子「Oh…シィィィット!」
モバP「それも公共の場で言っちゃダメなセリフだからな」
幸子「ふふーん!しょーちゃんには(さっきの礼もあって)心苦しいですが…プロデューサーさんを恨むんですよ…!」
──────────
コショコショ
輝子「………フヒ」
モバP「(は、反応ねぇ…!)」
幸子「む…むーん…しょーちゃん、くすぐり耐性高いですね…!」
ツツー
輝子「………フ…フフ…生半可なくすぐりじゃ…私は倒せない、よ…」
ツイー
輝子「っ」ピクン
幸子「見切りましたよ…!ほらーーー!」
コショコショ
輝子「フ、ふひっ…あひゃ…ひゃはっ…あひゃはは、やぁーーーー!そ、そこはっ、ふひゃはっ!」
──────────
モバP「…大丈夫かこれ」
輝子「」ピクピク
輝子「キ…キノコノコー…ワライタケノコー…ホシショウコー…」
幸子「だ、大丈夫でしょうか…しょーちゃん…」
モバP「相手の反応をちゃんと見て判断できる幸子の大勝利だな」
小梅「しょ、しょーちゃん…剥がれかかってる、ね…あの子みたい…ふふ…」ニコニコ
モバP「輝子!? 大丈夫なのか!? 輝子!?」
輝子「だ、だいじょうぶ…大丈夫ですけどー…いや、さっきから大丈夫ですけどー…」
──────────
ジャラジャラ…
モバP「王様誰だーーー?」
小梅「わ、わたー…しー…ふふっ…あの子が…これを引けって…」
幸子「あの子、万能すぎやしませんか!?」
モバP「それが事実なら引く時にあの子の使用は抑えるように」
輝子「あの子ー…きの子ー…」
モバP「輝子、帰ってこい、輝子」
小梅「(しょーちゃん、そろそろ…?)」
輝子「(う、うん…行っておこう…)」
小梅「二、二番が…三番に…き、きすを、する…!」
輝子「イチバーン…」
幸子「あ、二ば…え、ええええええ!?」
モバP「あー、飲み会での定番だな…ほら、幸子、手」
幸子「………んー」
モバP「なんで目ぇ瞑って唇尖らせてこっち来るのかな? お前アイドルなんだから」
輝子「ぷ、プロデューサー…これは二番を引いたさっちゃんに…委ねられてるから…さっちゃんが嫌なら…手でもだけどー…」
──────────
モバP「でも流石にキスはダメだろ」
小梅「ほ、ほっぺなら…」
幸子「うー…うー…」
モバP「唸るな。 …解ったよ、ほら」
幸子「い、いいんですか?」
モバP「いいんですか? って普通俺が聞く事なんだけどな…」
幸子「ふ、ふふーん!ペットに優しくしてあげるのも飼い主の仕事ですからね!」
ちゅう
幸子「」
モバP「」
幸子「」ボスボス
モバP「い、痛っ。 俺悪くないよな!? 恥ずかしいなら手にすれば良かったろ!」
──────────
ジャラジャラ…
小梅「王様…わたしー?」
モバP「連打かよ!」
幸子「うめちゃん強い!」
輝子「さ、最後に残ったヤツだから…イカサマの余地がない…ね…」
小梅「(しょ、しょーちゃんは…三番…)」
小梅「(引く時に使っちゃダメって言ってたけど… ふふ…ねぇ、プロデューサーさん…何番…?)」
──────────
小梅「一番が…三番に…また、キスを、する…!」
輝子「………ヒャー」
モバP「一番俺なんだけど」
輝子「っはああああ!?」
モバP「そこまで嫌がられると俺辛い」
輝子「い、嫌じゃない嫌じゃない嫌じゃない嫌じゃないけど、フヒ!?」
モバP「輝子、手ぇ出して。 恨むなら小梅を恨め。 多分呪い返しされるけど」
小梅「し、しない…よ…」
──────────
小梅「頬に、しないの?」
輝子「」(女の子座りで目を瞑って待機)
モバP「マジかお前ら」
モバP「輝子、嫌なら全然手で良いんだぞ」
輝子「」フルフル
幸子「少しは解ってあげて下さいよ…鈍いですね…」
モバP「? …まぁ、輝子が良いなら俺もいいけど…」
ちゅ
輝子「」ボン
小梅「しょ、しょーちゃん…すごい真っ赤…」
輝子「リセイガチギレルシュンカンー…」
モバP「輝子、それは駄目だ、なんか、色々駄目だ、おーい」
──────────
モバP「なんか、色々まずくなってきたからコレでラストにしよう…」
幸子「えー…最後、ですか…」
モバP「俺の立場がクライシスにゃあ。あとこれ何回も続けてるとオチが見えそうになってきた」
ジャラジャラ…
小梅「お、王様だぁーれ…?」
幸子「ふふーん!ボクですよ!やっぱりトリはボクですね!」
モバP「変な所で強いよな、幸子。 鳥かぁ…」ジー
幸子「最後を飾るという意味のですよ! 飛びませんからね!?」
──────────
幸子「あ、ちょっと待って下さいね…」
モバP「ん?携帯出してどうするんだ?」
幸子「あ、鷹富士さんですか? ボクに力を…!力を貸して下さい…!」
輝子「(全力だ…)」
??「え?え? …えぇ、と…が、頑張って下さーい…」
幸子「ありがとうございます…ふふーん…! 一番が三番にキス!」
小梅「!?」
輝子「(あ、自分のためには使わないんだ…)」
──────────
モバP「………幸子容赦ないなー…小梅、皆やったからって別に」
小梅「あ…あのあの…よかったら…映画みたい…に…」キラキラ
モバP「うわぁ超笑顔」
小梅「おでこに…きす…して、欲しい…です…」ジー
モバP「(ちっさい子の上目づかいでお願いは規制してもいいレベルの理性大量破壊兵器だと思います)」
モバP「じゃ、じゃあ…小梅がいいなら…」
ちゅ
小梅「ふ、ふふ…ふふふ…や、だめ…えへへ、笑顔が止められない…ふふ…」ニヘェ
輝子「(センチュリースープ飲んだみたいになってる)」
幸子「(本当に嬉しそうですね…頑張ったかいがありますよ、ボクは何もしてませんが!)」
──────────
モバP「よ、よし!別のゲームやろうか! …オチが来ない!来ないぞ!生きてていいんですか!やったー!」
幸子「さっきから何を怯えているんですか…」
モバP「いや、こういうことすると大体キスしてる最中に他の娘に見られたりするからさ…」
幸子「? 別にいいんじゃないですか? ゲーム中での事ですから!」
モバP「お前、それウチのアイドル全員の前でも同じ事言えんの?」
幸子「ごめんなさい」
??「(そうですよねぇ…? プロデューサーさんには…後でお話がありますねぇ…)」
モバP「(やっぱりダメじゃないですか!ヤダー!)」
──────────
─────
輝子「フ…フフ…大分…仲良くなった…けど…」
小梅「うん…」
輝子「みんな同じくらいだった…ね…」
小梅「そう、だね…」
輝子「あと…うめちゃん…何で二回目の、キス…私を指名、したの?」
小梅「ね、ねぇ…しょーちゃん…さっきも聞いた、けど…」
輝子「………」
小梅「…本当に、いい、の…?」
──────────
輝子「………」
小梅「…さっちゃんも、解ってるんじゃない、かな…」
輝子「…私、こんなだから…」
小梅「そ、そういうの、ダメって…さっちゃんが」
輝子「いや、そうじゃなく… 人と、喋るのが苦手で、こんなだから、フ…フヒ…余り友達いなくて…プロデューサーは、そんな私の…親友になってくれて…」
小梅「………」
輝子「私も、うめちゃんとか、さっちゃんは友達だと、思ってるけどー…ふ、二人への感情と、プロデューサーに対するそれは、違うって…解るよ…。 でも、じゃあ、プロデューサーに対する感情が…さっちゃんと同じ? って言われると、その、まだ解らないから…」
小梅「そう…そう、なの?」
輝子「な、なんか解りにくくてごめん、ね…。 友達だから譲るってワケじゃナイヨー…」
輝子「な、なんなんだろう、ね… プロデューサーにキスして貰ったのは嬉しかった…ケドー…それはうめちゃんと同じような、なんというか…ぁー…」
小梅「ううん、いい、いいよ。 ごめんなさい…迷ってる所、押しちゃって…」
輝子「あ、謝られる事でも…ナイヨー…フヒ…大きくなったら解るって言った…けど…私、本人だって、まだ解らない感情、だから…」
──────────
─────
輝子「プロデューサー…」
モバP「どした…? なんか悩み事か?」
輝子「よく解るな…流石、親友…フフ…」
モバP「お前ら顔に出やすいからなぁ…」
輝子「プロデューサーは、さ…もし、もし、だよ? 一番…2…3…えーと…とにかく、大事な友達がいたとして…その、大事な友達と同じ人を好きになっちゃったら…どう、どうする?」
モバP「そりゃ辛いな。 辛いけどまぁ、恋は戦争と言うしなー…正々堂々勝負!じゃ駄目か?」
輝子「そ、そう…やっぱり、ソッカー…」
──────────
モバP「なんだ、輝子、友達と同じ奴好きになったのか? 友達も分が悪いだろうなー、ははは。 あ、スキャンダルは避けてくれると…」
輝子「いや、スキャンダルも、なにも、例えだし…フヒ…でも、な、なんで…分が悪いの?」
モバP「相手が輝子だろ? 輝子は自分に自信無いみたいだけど、可愛いんだぞ」
輝子「フ…フヒ… で、でも、さ…私なんて空気だしー…相手が、例えば、ほら、さっちゃんみたいな可愛い娘だったら…」
モバP「あー…それはもう個人の趣味に依るなぁ… というか例えがアレだな…」
輝子「さ、さっちゃんカワイイヨー…?」
モバP「いや、可愛い可愛くないじゃなく、幸子はちゃんと自己主張するから。」
輝子「す、するね…確かに…」
モバP「輝子も自分が空気とか言ってたら相手に気持ちなんて届かないぞ。 何かの漫画であったが、シンデレラだって勇気を出して王子様の所に行ったから幸せになれたんだ。 王子の気に止まらなきゃガラスの靴は落としても無意味になるんだぞ」ポンポン
輝子「う…ウン…頑張る、よ… (あれだけ自己主張されて気付かない王子様もいるんですがそれは)」
──────────
─────
輝子「………」
輝子「(私の理想って何だろうね…)」
輝子「(プロデューサーと仲良くして…一緒に遊んで…たまにご飯食べに行ったりして…)」
輝子「(仲良く買い物行ったりして…)」
輝子「(買った小物とか身につけた時『輝子可愛いな』なーんて……)」
輝子「………」(ブンブンブンブン)
輝子「や、やっぱり私は親友、大親友として、プロデューサーが好きってこと、だな…!」
おわり
愛情より友情をだと思っていると、いざ手に入った最大の感情が恋だと気付けないそうです。
142cm組は問答無用の可愛さだと思います。 輝子ステマですが嫁は幸子です。
画像ありがとうございました。
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