勇者2「安価とコンマで輪廻転生を繰り返して世界を救う」幽霊「2スレ目」 (118)

あらゆるファンタジー要素が詰め込まれた世界。諸問題はありながらも、それなりに平穏な日々を送っていた剣と魔法の世界。

だが、十数年前に【魔王】が現れたことで状況は一変した。世界の半分以上が魔王の率いる魔族たちによって支配されてしまったのである。今も、魔王の侵攻は続いている。

そんな世界に貴方は勇者として降り立った。しかし、貴方は余りにも無力だ。世界を救うことなど到底不可能であろう。

───輪廻転生を繰り返さない限りは。



◆◇◆◇◆

本スレは、主人公の勇者が安価とコンマを駆使して魔王に支配された世界を救うことを目的とした安価スレです。

しかし残念ながら、世界を救う難易度は非常に高くなっています。世界の半分以上は魔王たちに支配されており、多くの人々が不幸になり、死んでいきます。また、本スレには主人公補正というものは存在しないため、勇者と言えども道半ばで死にます。

ですが、ご安心ください。本スレの勇者は『輪廻転生』という固有スキルを持ちます。このスキルは「前の周回の能力や記憶を次の周回に引き継ぐ力」となっております。そのため、次の周回に行けば行くほど勇者は強くなっていきます。

どんどん死んで、どんどん強くなっていきましょう!

※前スレ
勇者「安価とコンマで輪廻転生を繰り返して世界を救う」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1599918298/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1603415160

本当はここでテンプレを貼るところなんですが、現在状況が目まぐるしく変わるところなので、このまま進めていきます。

前スレ>>1000により、シャリーへの判定が少し厳しくなりました。ドSがいるな?



前スレ>>996より、4選択

スライムマン「殺してやるううう……!」

ジャコ「はぁ……こんなヤツにモテても嬉しくねーんだけどなぁ……!」



コンマ二桁判定。ジャコの判定です。

コンマ10以下でピンチ、50以下で勝利、70以下で圧勝、98以下でスライムマン消滅一歩手前。

↓1

すいません、席を外してました。再開します。

コンマ68のため、ジャコ圧勝。クソザコスライムは仕様ですが、コンマ70以上でなければ死亡しないのである意味強いとも言える。

スライムマン『おらああああっ! 死ねええええええええっ!!』ブンッ!!

巨大なスライムマンが、腕を振るってジャコを狙う。

ジャコ「はぁ……」

ジャコ「……フェニックス」

フェニックス「はいよ」

ジャコ「───『火炎』」

フェニックス「コオオオオ……!!」

フェニックスの口から、炎の柱が放たれる。

スライムマン『……えっ』

スライムマン『ぎゃああああああああっ!?』メラメラ……!!

炎はスライムマンの全身を覆い、体を焼き尽くしていく。

そして……

スライムマン『ぎゃああああああ……!!』

スライムマン『』プスプス……

……スライムマンは手のひらサイズのスライムになってしまった。

ジャコ「お前……ホントに幹部か? 弱すぎない?」

スライムマン『ウルセー! バーカバーカ!』

ジャコ「あ、でもまだ生きてんのか。丈夫だな」

ジャコ「……よし。フェニックス、こいつと一緒にカプセルに入ってろ」

フェニックス「何!? こいつと!?」

ジャコ「時間がねぇからな。復活しそうだったら適度に焼いとけ」

フェニックス「うむ……仕方あるまい」

スライムマン『ナニー!? ヤメロー! ヤメテー!』

ジャコ「さて、さっさとあいつらの援護いかねぇと……!」



1.リョジョクの対妖怪戦
2.怒海天の津波
3.アルシエルと麒麟后の妖怪王との接触
4.隊長、フレアvsアズール
5.カワキスタンのアイリとククル
6.シャリーの魔王軍掃討

↓1

ゾロ目以外のクリティカルやファンブル相当の出目は~以下、~以上みたいな範囲指定よりも特定の出目を指定した方が良いと思うよ(◯の倍数みたいな)

70、80以上だとスナイプぬる過ぎてバンバン出せちゃうと思う

>>9
そうですよねぇ……コンマ判定はもう少し考えた方がいいかもな。

また寝てました。続きをやります。

3選択

麒麟后「……それで? 妖怪王はどこなの?」

アルシエル「うーん……多分ヒノモトの裏の空間にいると思うんだが……」



コンマ二桁判定。コンマ50以下で妖怪王のいる場所に続く道を発見。

↓1

ギリギリ見つからなかった。

アルシエル「……あれ? 見つかんねぇなぁ」

麒麟后「は?」

アルシエル「いや、は? って言われても……」

アルシエル「おっかしいなぁ……ここら辺に入口あるって聞いてたんだけど」

麒麟后「どうせ人間の言ったことでしょう? 信用ならないわ」

アルシエル「まぁ、それもそっか……」

アルシエル「仕方ない、計画変更だ」

アルシエル「ヒノモトを徹底的に痛めつけて妖怪王様に降臨していただこう」

アルシエル「というわけで……おーい、怒海天、聞こえる?」

アルシエル「……まずはお前からやっちゃってよ」

【ヒノモト海上】

怒海天『おおっ? ほんとにええんだべか?』

怒海天『おっし、ほんじゃヤらせてもらうべよ!!』

怒海天『大津波ィ───!』

ズゴゴゴゴ……!!!



コンマ二桁判定。コンマ偶数で妖怪王、コンマ奇数で白龍がヒノモトを守ります。ゾロ目だとそのまま怒海天にダメージ。ただし44だと防げません。

↓1

コンマ奇数により、白龍登場。

怒海天の生み出した大津波は、オーエド・ヨコハマの全ての人間の目に入っていた。

全員「うわあああああああっ!!?」

ハスター「な、何ですかこれは!? これが幹部の力……!?」

雷蔵「こ、これは……!」

大樹「うむ! どうしようもないな!」

白鷺「はぁ……誰か煙草くれないかい? 最期の一服をしたいんだが」

ビート「あ、諦めるな! まだ手は……無いかもしれないが諦めるんじゃない!」

紫電「……ここで死ぬのか……」

ダフク「ほらよ、煙草だ」

白鷺「助かるよ」

ダフク「フーッ……」

ダフク「どうなんだい剛拳さん。何とかなりそう?」

剛拳「ほっほっほっ……わしには何にも分からんよ……」

剛拳「……これでいいのかい、紅蓮」

紅蓮「…………」

剛拳「ヒノモトの大勢の命と引き換えに蘇った勇者2父様は……果たしてその境遇を喜ぶかの?」

紅蓮「……知るかよ。俺は……アイツが生き返ればそれで良い」

剛拳「…………そうか」

アイン「……!」

アイン「な、何だこの未来……!?」



ズゴゴゴゴ……!!!


バァン……!!!


大津波は、何故か海岸ギリギリのところで止まった。まるで障壁でもあるかのように止まった津波は、そのまま力を失い、いつもの波へと戻っていく。


ザザー……ン……

怒海天『……!? どういうことだべ!? オラの大津波が……!』

白龍『ふはははははは! 所詮はタダの大きい海蛇、他愛もないわぁ!』

怒海天『! な、何だあんたぁ……!?』

ヒノモトの空に、一匹の龍がいた。真っ白なその龍は、サイズこそ小さいが、ヨコハマ中に通る声で喋り出す。

白龍『我が輩の名前は白龍! ヒノモトの守護神!』

白龍『そして……そのうち妖怪王の座に付く大妖怪である! 我が輩のことをしかと記憶しておくよう心得よ!』

怒海天『うむむ……! オラの大津波を防いだってことは、魔王さんの敵だっぺな!?』

怒海天『魔王軍の名の下にブッ殺してくれるべ!』

白龍『はっ! 我が輩を殺す!? 馬鹿を言うな!』

白龍『次期妖怪王候補の白龍だぞ! あの! あの白龍が貴様なんぞに負けるとでも!?』



デューカ「な、な、な……! 何ですかぁアレ!?」

ポスドク「……アイツめちゃくちゃ自分アピールしてくるな。売り込みかよ」

白龍『聞こえているぞ人間!!』

デューカ「ヒィ!!」



白龍『ふはははははは! お前は魔王軍の幹部なるものらしいな!? そしてキョートにも他に幹部がいるとか……』

白龍『そやつらも今から殺されるであろう……我が輩より弱いが、強力な妖怪によってなぁ!』

【キョート】

天魔『オイ! ハクリュウガマタシツレイナコトイッテルゾ!』

九尾「まぁ、そんなのいつものことだろ。それよりお前……こういう時くらい早口やめたら?」

九尾「……いや、直接脳内に語り掛けられてるから早口ってのも変だけど……」

天魔『コレ、オレノコセイ!』

麒麟后「……何なの? アンタたち……!」

九尾「ああ、俺たち?」

九尾「……お前らを殺す大妖怪さ」ニヤリ……

アルシエル「……へぇ?」ピキ……



コンマ二桁判定。妖怪たちの活躍を判定します。

コンマ10以下で死亡(消滅)、コンマ50以下でダメージによる戦線離脱、コンマ80以下で幹部に一撃お見舞いして幹部が離脱、コンマ81以上やゾロ目だと幹部を倒せます。

↓1 白龍
↓2 天魔
↓3 九尾

白龍……怒海天を撃退
天魔……ダメージを負って戦線離脱
九尾……消滅(死亡に非ず)
となります。

【ヒノモト海上】

白龍『ふははははは! いくぞ海蛇!』

白龍『ほれっ、右だ!!』

ドゴォ!!!

怒海天『!?』

不可視の攻撃が、怒海天を右から殴りつける。

ズシーン……!!!

バシャァン!!!

突然の攻撃に受け身すら取れず、そのまま海に叩きつけられる。

怒海天(な……何だべ!? あの白いのは動いてないのに、右から攻撃が……!?)

白龍『驚いているようだな! 我が輩の攻撃は見抜けないであろう! ならば教えてやろうではないか!』

白龍『我が輩は不可視の結界を操る大妖怪! 故に貴様が我が輩の攻撃を見切ることは不可能!』

白龍『貴様は結界を立体的にした巨大な塊に殴られたのだ! ふはははははは!』

白龍『それ……どんどんいくぞ!!』

ドガッ!!! ドゴッ!!!

怒海天『ぐおおおおおおっ……!!』

怒海天(上下左右から攻撃されてるべ……! 対応できないっぺ!)

怒海天(このままじゃオラ死んじまう……! せっかく幹部になれたのに……!)

怒海天(……かくなる上は!)



怒海天『戦略的撤退だべ───っ!!』シュウウウウ……!!!

白龍『……!』

白龍(人間の形に……! 九尾と同じか!)

怒海天「さらばだべ! オラは逃げるべーっ!」ボチャン!!!

白龍『なっ……!? 貴様ァ!!』

白龍『……チッ、見失ったか。人間の大きさになって波に紛れるとは……』

白龍『……まぁいい。次に会った時は殺してくれるわ!』

白龍『さて……奴等の方はどうかな……』

白龍『……! 何……!?』

【キョート】

九尾「それじゃあ……俺からやらせてもらうよ!」

九尾「『呪い火』!!」ボオオ!!!

たくさんの紫色の火の玉が、アルシエルと麒麟后を襲う。

九尾(死の呪いが込められた火の玉……受ければ無事では済むまい!)

アルシエル「……つまらねぇな」ブンッ!!!

アルシエルが背中の翼を一振りすると、火の玉は一瞬で消し飛ばされた。

九尾「なっ……!?」

天魔『バカガ! オレガヤル!』ヒュンヒュンヒュン……!!!

アルシエル「おー、俊敏だねー」

天魔『クラエ!!』ヒュ……!!!

麒麟后「欠伸が出るわ」ガシッ!!!

天魔『!?』

九尾(天魔の高速の蹴りを……素手で掴んだ!?)

麒麟后「死になさい!」バチバチ!!

天魔『ギャアアアアアアア!!』バリバリバリ!!!

アルシエル「そのまま持ってろ麒麟后」ヒュ……!!!

ザシュ!!!

天魔『ガッ……!?』

麒麟后の攻撃で感電した天魔に追い討ちをかけるように、アルシエルは魔力の込められた手刀で天魔の体を切り裂く。

九尾(こいつら……強い!!)

麒麟后「ズルいわ。私も殺したい」

アルシエル「じゃあ、アイツやっていいぜ」

九尾「!」

九尾(マズイ! 幻術を……!)

ザシュ!!!

九尾「ガッ……!?」ガハッ……!!

麒麟后が九尾の方を向いた瞬間、麒麟后の鋭く長い角が九尾の腹に突き刺さっていた。

九尾(は、速すぎる……! 見えなかった……!)

九尾「……く、くくく……」

九尾「恐れいったよ……アンタたち、強いみたいだな……」

九尾「今の俺たちじゃあ勝てねぇ……ここは勝ちを譲るよ……」

アルシエル「譲るって言われてもなぁ……体が消えかかってるぜ? お前に次はねぇよ」

九尾「……そうでもないさ……!」

九尾「天魔!!」

天魔『……!!』ヒュン!!!

アルシエル「!」

麒麟后「逃がすか……!」

九尾「悪いな、ここは逃げさせてもらうぜ……!」ボウウ……!!

麒麟后「……!? 消えた……!?」

アルシエル「……幻術か。往生際が悪いな……」

アルシエル「……まっ、いっか。どうせザコだ。後で殺せばいい」

アルシエル「今は妖怪王の方が大切だからなぁ……!」




九尾「くっ……しくじったな……」

天魔『!? キュウビ、カラダガ……!』

九尾「ああ、さっきのは致命傷だったからな……このままだとタダの狐に戻っちまう……」

九尾「幻術で姿は消した……! 今は逃げてくれ……!」

九尾「悔しいが……アイツらは他に任せるしかねぇ……!」

天魔『ウ……ウン……!』

天魔『オレ、ガンバッテニゲルヨ!!』



小狐「コォン……」

天魔『モウキツネニ!?』



安価です。下から選択してください。

1.リョジョクの対妖怪戦
2.怒海天の津波
3.アルシエルと麒麟后の妖怪王との接触
4.隊長、フレアvsアズール
5.カワキスタンのアイリとククル
6.シャリーの魔王軍掃討
7.白龍「残り二人の幹部を殺してやるか」

↓1

4選択で今日はここまで。ここのところ更新に時間空けちゃってすいません。頑張ります。また明日!

選択肢2と3がそのままになってるけど消えるのかな?

誤)二桁判定も含む → 正)一桁判定も含む

>>54
ホントだ! 消えてます。こちらのミスです。

>>57
割と均等に出てる……ってことでいいんですかね? 41~60はちょっと少ないけど。

幹部が強かったりフラグが足りなかったりでコンマ判定が厳しくなることは、これからもたくさんあると思います。臆せずコンマ取っていただけるとありがたいです。そこで失敗しても他でリカバリーできたりするので。

では、やっていくぜ!

4選択

【カワキスタン】

アズール「さぁて、どう殺してやろうかなぁ……!?」

フレア「……隊長、指示を」

隊長「……そうだな……!」



安価です。隊長とフレアの行動を選択してください。

1.二人で正面突破
2.隊長が前衛、フレアがそのサポート
3.フレアの『凍結』スキルを主軸に戦う
4.一度隠れて様子を見る
5.その他。無理そうでなければ何でも

↓1

2選択

隊長「……俺が前に出る! フレアさんはそのサポートを!」

フレア「了解……!」

隊長「うおおおおおおっ!」ブンッ!! ブンッ!!!

隊長は剣を抜き、アズールに向かって振るう。だが、その連撃はいとも容易く避けられる。

アズール「フン……この程度か。所詮は人間、つまらんなぁ!」

アズール「一撃で終わらせて……おっと!」ヒュ……!!

フレア「チッ……!」

隊長の後ろからアズールの右側に回り、突きを仕掛けたフレアだったが、切先が掠めることもなくかわされる。

アズール「ハハハ……! 今のは悪くなかったぞ!」

隊長「その調子だ! 続けるぞ!」

フレア「了解!!」

隊長とフレアは先程の協力した連撃を続ける。アズールに当たることは無いが、アズールは避けるばかりで何もしなかった。

アズール「悪くない……悪くないぞ!」

アズール「やはり人間はこうでなくちゃあなぁ……! 弱いからこそ群れ、そして強大な敵にも打ち勝っていく! それこそ人間の生存方法!」

アズール「だからこそ……殺し甲斐があるというものだ!!」ボオオ……!!!

アズールの四つの手に、それぞれ巨大な炎の塊が生み出されていく。

アズール「喰らえ! 『フレイム・キャノン』!!」ドォン!!!

フレア「……! 凍れ!!」パキィ……!!

フレアは『凍結』のスキルで空気中の水分を凍らせ、氷の壁を作って盾とした。

ボゴォン!!!

フレア「……!!」

隊長「ぐおっ……!!」

だが、その壁を『フレイム・キャノン』は簡単に砕く。

隊長「無事か……!?」

フレア「……問題ない……!」

アズール「ハハハハハ! そんな氷で俺様の炎を防げるとでも!?」

アズール「俺様の炎は魔族一だ! 国を一つ燃やし尽くすことなど簡単なほどになぁ! 貴様なんぞに俺様の炎は止められん!」

フレア「くっ……!」

隊長「……別に炎を止める必要は無い! お前を倒せばいいだけだ!」

アズール「ハハハハハ!! 威勢が良くて最高だなぁ!! 久々に殺し甲斐のある相手だ!!」

アズール「だが、そうも言ってられねぇんじゃねぇのか!?」


ボゴォン!!!


隊長「!?」

隊長(爆発……まさか、宮殿の方か!?)

アズール「俺様に構っている間にも、他の魔族共がこの国をブチ壊していくぜ? いいのかぁ?」

隊長「……この国の兵士たちを俺は信じる!」

隊長「それに、ここで貴様を逃がすわけにはいかないっ!」

アズール「ハハハハハ! 逃がすだぁ!? バカなこと言ってんじゃねぇ!」

アズール「俺様が敵を前に逃げるわけねぇだろうが! 俺様がここを去るのは、貴様を殺した時だけだぁ! ハハハハハ!」

【一方その頃───】

ククル「ハァ……ハァ……!」

ククル「クソ……! あの女どこに行った!?」

ククル「……いや、ダメだダメだ。こういう時こそ冷静に……」フーッ……

ククル「……アイリさんは宮殿に向かったはず……だからこの辺りにいると思ったんですが……」

ククル(……それにしても、宮殿も酷い有様ですね。見る影も無い……)

「ヒャッハー! 人間だ人間だぁ! ブチ殺してやるぅ!」

ククル「……魔族ですか」

「オラァ! 死ねぇ!!」ブンッ!!

「……あれ? いない……」

ククル「後ろですよ」

「!? いつの間に!?」

ククル「この程度も追えない雑魚に用はありません。死になさい」ドゴッ!!

「げごっ!?」

ククルは重厚な杖を振るい、魔族の頭を横からブン殴る。魔族は思い切り地面に叩きつけられ、そして動かなくなった。

ククル「……いけないいけない。聖職者らしくないとまたハスター先生に怒られてしまう……」


「…………うっ……」


ククル「! また魔族か!?」

ククル「……いや、違う……!」

ククル「……カワキスタンの国王だ!」



キャラクター安価です。名前・性別・種族・年齢・職業・容姿を募集。強さ至上主義の王国・カワキスタンの国王になり得るキャラクターをお願いします。

種族は人間族か獣人族。獣人族の場合は、何の動物の獣人族なのかも書いてください。ちなみに性格は冷静沈着かつ剛毅な感じに決まっております。

↓3まで。そこから一つ選びます

名前 フェルディナント
性別 男
種族 獣人
年齢 44
職業 槍使い
容姿 眼鏡をかけた黒山羊の獣人。体をぼろきれのようなマントで覆ってる

>>64を採用。他のキャラも出すよ

ククル「国王……! 大丈夫ですか!?」

フェルディナント「……き、君は……?」

ククル「私はゴーン神聖帝国使節団の一人、ククルです! フェルディナント国王、よくぞご無事で……!」

フェルディナント「帝国の使者か……すまないね、歓迎してやれず……」

フェルディナント「今までも魔王軍が現れることはあったが、まさか幹部が直々に出てくるとはな……!」

フェルディナント「宮殿から一気に侵攻されたせいで、この有様だ……! 情けない……!」

ククル「……嘆くのは後です! 今はここから脱出しなくては……!」

フェルディナント「いや……そういうわけにはいかない……! アイリがまだ……!」

ククル「アイリが何か……!?」

フェルディナント「彼女は宮殿の中に向かってしまった……! あの方を目覚めさせるために……!」

ククル「……!?」

【宮殿内:地下室】

アイリ「ハァ……ハァ……」

アイリ「サクラ様……サクラ様! いらっしゃいますか!?」

サクラ「…………」

地下室には、一人の少女がいた。肌が白くて赤い瞳を持ち、四肢を鎖で繋がれている。

サクラ「……どうしたの?」

アイリ「ま……魔王軍です! カワキスタンに魔王軍が攻めてきました!」

サクラ「ふぅん……」

アイリ「このままではカワキスタンが……いえ、この世界が魔王軍に支配されてしまいます! なにとぞお力添えを……!」

サクラ「……うーん、あんまりそういうのは興味ないんだけど……」

サクラ「でも……何か強そうな気配するし、見に行くだけ行ってみようかな」

サクラ「じゃあ……これ、外して?」ジャラ……

アイリ「は、はい……!」カチャカチャ……

ガシャン!!

サクラ「……うん、久しぶりの自由だ」

サクラ「フェルディナントも酷いよねぇ。いくらワタシが力を制御できないからって拘束してさぁ……」

アイリ「そ、それは……サクラさんのためを思ってのことで……」



サクラ「うるさいよ」ブンッ……!!

アイリ「ガハッ……!!」バァン!!!

サクラが無造作に振った腕は、アイリを簡単に吹き飛ばして壁にめり込ませる。

アイリ「……!」ガクッ……

サクラ「……死んだ? んー……大丈夫かな?」

サクラ「それじゃあ……久しぶりに暴れようかなぁ……!」ニヤ……!!

【ククルSIDE】

ククル「とにかく……ここから離れないと……!」

タイラントたち「オオオ……!!」

ククル「……! マズイ……!」

ククル「タイラントです! 早く逃げねば……!」

フェルディナント「いや、君だけで逃げるんだ……!」

ククル「そういうわけにはいきませんよ……!」

タイラントたち「オオオオオオオ!!」

ククル「ぐっ……!」

ククル(やるしか、ないのか……!)


……バキッ!!!


ククル「……えっ?」

ククルが見たのは……年端もいかない少女が、何体ものタイラントの首をへし折る場面だった。

ククル「ま、まさか……幹部……!?」

フェルディナント「さ、サクラ様……!?」

サクラ「やぁ、フェルディナント。死にそうだねぇ」

サクラ「なんか強いヤツがいるって聞いたからさ、出てきてみた」

サクラ「どこにいるのかなぁ! 早く殺してみたいんだけど!」

フェルディナント「アイリ……解放、してしまったのか……! 彼女を……!」



安価です。下から場面を選択してください。

1.リョジョクの対妖怪戦
2.アルシエルと麒麟后の妖怪王との接触(二回目)
3.隊長、フレアvsアズール(二回目)
4.シャリーの魔王軍掃討
5.白龍「残り二人の幹部を殺してやるか」

↓1

5選択

白龍『ぬう……! 馬鹿共が……! 大陸の若輩者に負けてどうする!』

白龍『我が輩が直々に手を下すしかあるまいな……!』

アルシエル「……!」

麒麟后「……どうした?」

アルシエル「……今度は別の大妖怪様のお出ましみたいだぜ……!」



コンマ二桁判定です。コンマの高い順に戦闘で有意に立ちます。

↓1 白龍
↓2 アルシエル
↓3 麒麟后

00はギャンブルだったような…

白龍無双が決まったところ(?)で本日はここまで。完全な決着自体は次回判定します。ちなみに、仮に魔王軍が攻めていなくても「神の子」は地下室に閉じ込められていました。では、また明日!

>>78
確かにそんなこと書いた気がしますね……どこだっけ……

前スレ>>361でゾロ目に関する設定をしたんですが、単純に44が最悪、00が最高とします。やっぱりその方が分かりやすいので。

それではやっていきます。

白龍『ふははははは! 貴様らかぁ! 九尾と天魔を殺そうとした奴等は!』

白龍『彼奴らのことは本当にどうでもいいが、貴様らは生かしてはおかんぞぉ!』

アルシエル「それはこっちのセリフなんだけどなぁ……!」ズズズ……

アルシエル「食らえ!!」


バキッ!!!


アルシエル「……!!?」

アルシエルは、圧縮した闇の塊を高速で白龍に撃った。今の音は、白龍の骨が砕けた音のはずだったのだ。

だが……今の嫌な音は、アルシエルの右腕が何かによってへし折られた音だった。

アルシエル(はぁ……!? どういうことだよ……!?)

アルシエル(この俺が魔力を感知できないわけがねぇ……! 何をやった!?)

白龍『ふははははは! 貴様、それで幹部を名乗るつもりか!? 片腹痛いわぁ!』

白龍『貴様にもう用は無い! 寝ていろ!!』ゴオ……!!!

ズズズ!!!

ドスーン……!!!

アルシエル「アガッ……!!?」バキバキッ……!!!

白龍は、巨大な不可視の結界をアルシエルに叩きつける。アルシエルはなす術なく地面に押し付けられてしまった。

白龍『ふはははははは!』

その強大な圧力に、アルシエルを中心にしてキョートの岩盤が歪んでいく。

麒麟后「貴様ァ……! 殺す!!」バチバチ!!

麒麟后は、一瞬で白龍の元に向かう。

白龍『……!』スッ……!!

鋭い角が白龍を狙うが、白龍は間一髪でかわす。

麒麟后「チッ……!!」

白龍『ほう……雷使いか! 我が輩が結界を展開させる前に近づくとは、なかなかやる!』

白龍『だが、所詮は我が輩に触れられぬ程度! 出直してこい!』ブンッ!!!

麒麟后「ガッ……!!」ドゴォ!!!

白龍が首を振ると、不可視の塊が麒麟后の横腹を殴りつける。

麒麟后「……!!」

だが、麒麟后はその攻撃の方向に推進力を向かわせ、ダメージを幾分か減らす。そして、一瞬の隙をついて結界と地面の隙間からアルシエルを回収、白龍から身を隠した。

白龍『……戦うだけの野蛮な者では無さそうだな』

白龍『しかし! 我が輩の敵ではなぁい!』

白龍『人間共よ! 我が輩は白龍! 不可視の結界を操りし大妖怪! いずれ妖怪王に取って代わる存在だ! 覚えておけ!』



妖怪王『……彼奴め、昔から本当に変わらんなぁ……』



麒麟后「アルシエル……!」

アルシエル「……大丈夫だ。少し骨がやられたが……」ズズズ……

アルシエル「魔力を供給すりゃあ、こんなのすぐに治る」ズズ……

麒麟后「……ヤツは強い。ここで力を温存している場合ではない……!」バチバチ……!!!

そう言うと、麒麟后は体中に雷を巡らせる。すると、麒麟后は人間の姿から青白く光り輝く巨大な天馬へと変化した。

アルシエル「! 麒麟后……」

アルシエル「……本気でヤるってか」

麒麟后「ええ……!! 本気でブチ殺してくれるわ……!!」



コンマ二桁判定です。麒麟后とアルシエルがどうなるか。

コンマ10以下で死亡、30以下で無力化(結界で生け捕り)、85以下で怪我による戦線離脱、86以上で白龍にダメージを負わせる。どちらも86以上だと白龍が戦線を離脱します。

↓1 アルシエル
↓2 麒麟后

そんな簡単にやられていたら幹部じゃないですよねぇ。

アルシエル「麒麟后、頼みがある」

麒麟后「……チッ、断りたいけど今は仕方ないわねぇ……!」

麒麟后「アレをすりゃいいんでしょう!? 分かってるわよ!!」シュン!!

白龍『!』

麒麟后が、再び光速で白龍に近づこうとする。

白龍『ふははははは! その見た目の方が麗しいぞ! だが、それだけだなぁ!』

麒麟后「ぐっ……!!」バキィ!!!

当然、白龍はそれを見切っている。麒麟后の進路に不可視の結界を張っていたのだ。

麒麟后はモロに激突し、そのまま力を失って地面に落ちていく……

白龍『……む?』

白龍は、宙に何かが浮いていることに気付いた。

白龍『……いや、違うな。アレは……我が輩の結界に貼り付いているのか?』

それは、黒いコウモリ型のワッペンのような物だった。

白龍『……! まさか……!』

白龍(あの馬、アレを貼り付けるためにワザと……!? だとしたら不味い……!)

アルシエル「気がついたか……!? だが、もう遅い!!」

アルシエルは手のひらを切り裂き、滴る血で地面に魔法陣を描いていた。

アルシエル「これで終わりだぜ、大妖怪さんよぉ!!」パチンッ!!

アルシエルが指を鳴らすと、魔法陣と結界のワッペンがどす黒い光柱で結ばれた。それはチューブのようになっており、中にアルシエルが入って魔法陣の上に立つ。

アルシエル「『デビルズ・ジャベリン』!!」ギュルルルル!!!

とてつもない速さで回転しながら、アルシエルは不可視の結界に向かってチューブを通りながら突き進む。

そして、結界にブチ当たると……

パキィン……!!!

白龍の不可視の結界は、ガラスのように砕け散った。

白龍『んなっ……!? 我が輩の結界が……!!』

アルシエル「麒麟后!!」

白龍『!!』

その隙を麒麟后が見逃すはずもない。白龍が気づいた時には、既に麒麟后の角が腹に深々と刺さっていた。

白龍『……!!』

麒麟后「まだまだ……!! 『死の稲妻』!!」バチバチ!!!

白龍『ぐああああああああっ!!』ビリビリビリ!!!

麒麟后の角から放たれた雷が、白龍の体内に直接炸裂した。

……もはや白龍の意識は無く、体から煙を上げながら落下していく。

麒麟后『トドメだ……!!』バチバチバチ……!!!

アルシエル「! 待て!!」

麒麟后『!? 何故止める……!?』

アルシエル「……ヤツが消えたぞ」

麒麟后『!?』

アルシエル「アイツの結界か……? いや、違うな。アイツに意識は無かった。他の誰かの仕業か……」

麒麟后『……貴様が止めなければ殺せたんじゃないの!?』

アルシエル「い、いや、そうじゃないって! マジですぐ消えたんだよ!!」

麒麟后『殺してやる……!!』

アルシエル「俺を!?」

アルシエル「ま、まぁ、待てって! 邪魔者は排除したんだ、これでようやく妖怪王を殺せる」

麒麟后『……どうやって誘き出す?』

アルシエル「さっきも言ったろ。ヒノモトを脅威に陥れればいいんだよ! こんな風になぁ!」

アルシエル「『デビルズ・アロー』!!」

上空に掲げられたアルシエルの手から、闇属性の魔力で作られた矢がキョートの町に降り注ぐ。

ボゴォン……!! ボゴォン……!!!

それらはまるで隕石のように降り注ぎ、キョートの町並みを破壊していく。

アルシエル「クックックッ……! どうだい、妖怪王? アンタの代わりに出てきた大妖怪とやらは全員倒した! そろそろアンタが出てこなきゃいけないんじゃねぇのか!?」

妖怪王『…………』



妖怪王『───覚悟はできているのだろうな、貴様等』

二人「……!!」ゾクッ……!!!

妖怪王『魔王に命じられて我が輩を討ちに来たのだろうが……貴様等程度の魔族が我が輩に勝てるとでも?』

麒麟后『戯言はいいから早く出てきなさい!! ブチ殺してやるわっ!!』

妖怪王『フン……貴様等など、出ていってやるまでも無いわ……!!』



コンマ二桁判定です。コンマ50以上で幹部二人を退散させ、80以上だと深刻なダメージを負わせられます。それ以下だと妖怪王が出てきて直々に戦闘。

↓1

妖怪王、真っ黒な世界にいながらも幹部二名をボコボコに。

妖怪王『喰らうがいい、我が輩の竜巻を……!!』

ビュオオオオオオ……!!!

キョートの上空に、突如漆黒の竜巻が生まれた。それは一目散に幹部二名目掛けて向かってくる。

アルシエル「! アレが妖怪王の力か……!」

麒麟后『大したことないわね! 雷で吹き飛ばしてやるわ!』


妖怪王『───吞みこめ』


ズン……!!


二人「!!?」

竜巻とはまだ距離があるはずだった。にも関わらず、次の瞬間に彼らは竜巻の内部にいた。

アルシエル(竜巻に捕らえられた……!? あの一瞬で!?)

アルシエル(くっ……とにかくここから脱出しなければ……!)


ズバァ!!!


アルシエル「ガッ……!?!」

アルシエル(体を……切り裂かれた!? 斬撃効果があるのか……!!)


ベキバキッ……!!!


アルシエル「……!!?」

アルシエル(な……何……!? 体がひしゃげ……!?)

アルシエル「ぐおおおおおおっ……!!」バキビキボキ……!!!

アルシエル(マズイ……!! このままでは壊される……!!)

アルシエル(麒麟后は……!?)

麒麟后『…………』ヒュウウ……!!

意識を失ってしまったのか、麒麟后はピクリとも動かず、竜巻のなすがままとなっていた。

アルシエル「クソッ……!!」バサッ……!!!

アルシエルは羽を大きく広げる。風で形が変形してしまうが、構わず麒麟后を救いに行く。

アルシエル「よしっ……!」ガシッ!!

アルシエル(……仕方がねぇ、今はこのまま逃げるしか……!)

麒麟后を捕らえたアルシエルは、自身の体と麒麟后を翼で包み、そのまま海に逃げ込んだ。

妖怪王『……逃げたか』

妖怪王『……取り敢えずは脅威は去った……そう思って良いのだろうか……』

妖怪王『……ヒノモトもまた、変革をせざるを得ないだろう……』



安価です。下から場面を選択してください。

1.リョジョクの対妖怪戦
2.隊長、フレアvsアズール(二回目)
3.シャリーの魔王軍掃討

↓1

2選択

アズール「さぁ……! もう一度だ! 殺し合おうぜ!!」

アズール「もっとも……殺されるのは貴様らだがなぁ!!」

隊長「……怯むな! ここで俺たちが怯むわけにはいかない……!!」

フレア「……分かっている……! 私は、あなたについていく……!!」



コンマ二桁判定です。コンマ90以上でアズールに致命的なダメージを与えます。それ以下だと負傷して負けそうになってしまいますが……

↓1

隊長「行くぞ!!」ダッ……!!

アズール「遅ぇな!!」ヒュ!!!

隊長「!?」

隊長(しまった、間合いに……!)

アズール「ウラァ!!」ドゴォ!!!

隊長「ガハッ……!!」

ドゴォン!!!

フレア「隊長……!!」

アズール「ハハハハハ……! 家屋に叩きつけてやっただけだ、まだ生きてるだろ」

アズール「これから殺してやるけどなぁ……!!」

フレア「くっ……!!」スッ……!!

アズール「貴様一人で俺様に立ち向かう気か……その意気や良し! 焼き尽くしてくれる!!」ボオオオ!!!

フレア「……!! こ、凍れ!!」パキィ……!!!

アズール「無駄だぁ!!」ボオオオ!!!

フレア「ぐあっ……!!」

アズールの炎を『凍結』で防ごうとするが、氷の強さが足りず、フレアは炎に包まれてしまう。

フレア「うぐっ……!」シュウウ……!!

『凍結』の力で体を冷やし、焼け死ぬことは何とか免れたが、ダメージが大きく立ち上がることができない。

アズール「ここまでか……思ったよりは楽しかったぞ!」

アズール「では……死ねぇ!!」ブンッ!!!



ドガッ!!!



アズール「ガッ……!!?」

ボゴォン!!!

フレア「……えっ?」

突如、アズールが近くの壁に吹き飛ばされた。フレアは何もしていない。やったのは……



サクラ「大丈夫? 君、生きてる?」

フレア「あ……も、問題ない……」

サクラ「そ」

アズール「ウラァ!! 誰だぁ!?」

サクラ「……あんたが強そうな気配のヤツか」

サクラ「うん……悪くないね。ブランクを取り返すのには良さそうな相手だ」

アズール「貴様ァ……!! 舐めたこと言ってくれるじゃねぇか……!!」

アズール「だが、確かに強そうだ!! 気に入ったぜ!! 俺様の手でブチ殺してくれる!!」

サクラ「それはこっちのセリフだよ……!」



コンマ二桁判定です。コンマ10以上でサクラの勝利。ゾロ目だとアズールが戦闘不能になります。

↓1

サクラの勝利が決まったところで本日はここまで。続々と戦いが終わっていきますが、果たして勇者2は生き残れるのか。そして活躍できるのか。では、また明日。

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