P「ん？……今日が誕生日なヤツっていたか？」

愛梨「そうなんですよぉ。梨沙ちゃんは明日ですし、今日誰かいたかなぁって……」

P「なんだそりゃ？」

愛梨「私もよくわからなくて……気がついたら出来てたんで、ついでに普通のケーキも作っちゃいました」

P「む……まぁ、そういうことならみんなでわけて食べようか」

愛梨「じゃあ、切り分けてきますね」

P「二つ分は多いな。手伝うよ」

愛梨「あ、じゃあ、お願いします」

愛梨「よいしょっと」

P「じゃあ、謎のバースデーケーキを開けるぞ」

愛梨「はぁい」

ｶﾞｻｺﾞｿ

P「たしかにバースデーケーキだな。ろうそくが太いのが三本に細いのが一本……31歳？」

P「高橋さんや柊さんぐらいしか、ウチには30代はいないはずだが……それにイニシャルがH.Hか」

P「ますます謎だなぁ」

愛梨「ナイフか包丁は……」

ｽﾞﾘｯ

愛梨「あっ！」

P「危ない！」

ﾀﾞｷｯ

愛梨「きゃっ！」

ｽﾞｼｰﾝ

愛梨「痛たたた……」

P「大丈夫か、愛梨……」

愛梨「な、なんとか……」



愛梨「ん？」
P「え！」

愛梨（Pさんの顔が……）
P（愛梨の顔が……）



『目の前に……』

愛梨（……）ﾄﾞｷﾄﾞｷ
P（……）ﾄﾞｷﾄﾞｷ



ﾁｭｯ



愛梨「えへ……えへへ……」

P「愛梨……」

P「俺からも……」

ﾁｭｯ

愛梨「あ……Pさん……」

愛梨「もう少し……甘いキスなんか……どうですか？」

P「うん……」

―一時間後

ｹｰｷｵｲｼｲﾅ

ﾏﾀ､ﾀﾞｲｴｯﾄｼﾅｲﾄ

ｺｳｽﾚﾊﾞﾓｯﾄｽﾃｷﾆ（ry



愛梨「おいしいですね」

P「あぁ、甘くてうまいな」

愛梨「誰のかはわかりませんが、お誕生日おめでとうございますってことで」

（ありがとう……）

愛梨「えっ？」

愛梨「今……声が……」

P「どうした？愛梨」

愛梨「あ……なんでもないですよ」

愛梨「えへへ」

愛梨（私にとって恋のキューピッドさんかな？）

愛梨（原田ひとみさん、お誕生日おめでとう）