【艦これ安価・コンマ】   それぞれの副業と収益事情 (141)

コンマ× 10万円が 副業の年収
但しゾロ目の場合は×10万円が 副業で出した赤字

意味が通らないなど安価不成立 の場合は 勝手に 下を採用



霧島「艦隊の頭脳に学ぶ お金の講座 始めるわよー」

夕張「わーい、パチパチ」

提督「いきなりなにやってんの?」

夕張 「 そろそろはっきりさせておこうと思いまして」

提督「何をだ?」
提督「ま、まさか  嫌だ妻とは別れんぞ。俺は妻を 愛している

霧島「不倫ですか」

夕張「 お、覚えがないです」
夕張「まったく話の 腰を折らないでくださいよ」

提督「 嗚呼、忘れたとい うのかあの情熱的な一夜を」

霧島「艦隊の弁護士をお探しでは?」キリッ

提督「慰謝料は年収の1割以内でどうにか」

夕張「ボケが長い!  あんた独身でしょうが!」

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提督「 おいとけおいとけ」
提督「そんでなんの講座? マルチ? 地面師?  先物?」

夕張「もっと健全なもの そう税金や社会保険ですね」

霧島 「艦隊の税理士 と呼ばれるよう」

夕張「出撃総数は変わらない のに艦娘総数は増えるばかり」
夕張「暇ですからね皆始めてますよ。副業ちまま、稼ぎはぼつぼつ。供えもしっかりしないと」

提督「 へー、副業とかしてたんだ。大変だな」

霧島「大変なのは司令もですよ」

提督「 ?」

霧島「監督 者として貴方には皆の労働時間等を管理する義務があります」

提督「 やってるやってる 1日八時間 以上働いたら残業にするんだろ」どやっ

霧島「その八時間には副業をしている時間が入る場合がかることはご存知ですか?」

提督「は?」

霧島「所得税の 基礎控除」

提督 「ああ、あの38万」

霧島「本・副業合わせた合計所得で控除額が変わるようになるのはご存知ですか?」

提督「!?」

霧島「 部下の副業を把握していないのは管理者として失格と言えます」

提督「い、今すぐ 始める」

霧島「では皆に聞きつつ その実例を通して学んでいきましょう」

提督「宜しくお願いします」

提督 「しっかし副業ってどうなんだ お前ら公務員じゃないのか」 ブツブツ

夕張「ですから公序良俗に反するものは禁止されています」
夕張「抵触する 副業にはバリバリ注意してください」

提督「やったるでぇ!!」

提督「では 最初の艦娘名は ↓(カンマあり)」

(雲龍 副業の年収が810万円)

提督「・・・・・・・すごくね?」

霧島「まぁ東証一部の課長クラスですかね」

提督「俺 大体そんくらいなんだけど」

提督「副業と同レベルなの?」

霧島「安心してください司令 ということは雲龍さんと収入はどっこいどっこいです」

提督「・・・・・・え? 艦娘としての収入って?」

夕張「めし」

提督「・・・え?」

夕張「・・・衣食住完備  のみ」

提督「・・・・・・」

提督「えーと雲龍ちゃんはなにをしてそんな収入を得ているのかなー」  ↓副業の内容

提督「雲龍! 雲龍を呼べ!!!」

霧島「? 何か問題でも? とても敏腕だとは思いますが」

提督「馬鹿野郎 家庭教師でそんな年収が取れるか!!」」

提督「きっと夜の家庭教師・・・」

提督「くんずほぐれずああ貴方のπをパイパイ代入」

提督「ああ… なんて…」


夕張「連れてきましたよ」

雲龍「提督? 今模試対策の真っ最中なんですけど」

提督「俺のセンター試験も面倒見てくれ」

雲龍「? いまさら?」

霧島「ええとそうですね ではまず現状の偏差値と過去問の点数を聞いても?」

提督「あら?」

霧島「司令、雲龍さんは私とタメを張る艦隊の家庭教師。多くのお子さんを有名大学に導いているのです」

雲龍「霧島さんも家庭教師を?」

霧島「・・・まぁ その 2.3回比叡お姉様の宿題を」

提督「??? え? なに? ガチの家庭教師?」

雲龍「中学受験高校受験大学受験 なんでも承ります」

夕張「・・・こんな家庭教師来たら○Vかと思いますね」

提督「だよな・・・」

雲龍「『志望校に合格したらいいことしてあげる』 っていうとどの子も頑張るの」

雲龍「長女として 子供の掌握はばっちりよ」

雲龍「成功報酬式にしてから収入うなぎのぼりですね」

提督「うーん まぁ 健全なら いいんだ」

提督「ちょっと副業にしては金額が納得いかないけど」

雲龍「出撃給と成果給を足すと4桁に達します」

雲龍「これで天城の着物が買ってあげられるわ」


提督「いいお姉ちゃんだな~」

提督「ん? さっき艦娘って給与0って行ってなかった?」

夕張「出撃給・・・ 成果給・・・ 最近4スロは…」

提督「さぁ次いってみよー」

↓次の艦娘の名前とコンマ

(神通  副業にて190万を得ている)

提督「うん フツー気味だな」

提督「これは安心して本人に聞ける」

霧島「甘い!!」キリッ

霧島「扶養には入れないが生計を立てられる程度ではない半端な収入」

霧島「この程度の金額の方が多いんです 税金等の仕組みを間違えている方」

霧島「下手をしたら二重に社会保障費などを払っている可能性があります」

霧島「さぁ そのような問題があるような副業なのか」

霧島「その 職種と労働時間(コンマ×5が月の労働時間) をお聞きしましょう!!」  ↓

明石の店番

月に160時間 ナレーターとして働く神通  ナレーターとしての年収190万円

神通「ええと…」

神通「週に4回くらい 自然系のドキュメンタリーとか企業紹介のビデオ 最近はCMのお仕事なども」

神通「あまりお金になるお仕事ではありませんが自分の声で何千何万の人が笑ったり感動したり」

神通「そう思うと なんか・・・ 素敵です」

提督「おお なんかまともすぎて怖い」

神通「リハーサルなどの収入にならない拘束が多いのは悩みです…」

提督「那珂ちゃんにも紹介してあげなよ」

神通「恥ずかしいので…」

神通「最近 顔出ししたほうがいいって薦められるんですがちょっと…」

霧島「美人すぎるナレーターとして年収倍額ドン確定ですね!」

霧島「というかどの事務所? 契約は? その時間量だと保険とか年金とか」

神通「フリーランスなので社会保障などはありませんし、そのあたりはしっかりしています」

神通「幸い 艦娘としての収入も300万円程度頂けていますので 貯金もちゃんとできておりますし」

霧島「ちっ 抜かりなさそう」

夕張「…」

提督「偉いなぁ」

提督「どこもお姉ちゃんはしっかりしているようだ」

神通「私…妹ですけど」

提督「あ、そっか ちなみに川内はどんな副業してんの?」

神通「↓」(副業内容と収入コンマ)

スタントマン

神通「して私の艦娘の収入と同じくらいの年収みたいです」

神通「姉さんも子供たちの声援がとってもうれしいって」

提督「お前ら似たもの姉妹だったのね」

神通「私のように貯金はしていないようですが」

提督「三越か…」

神通「最近は艦娘船体 マジモンジャーというヒーローもので船の着ぐるみを着たそうで」

神通「ちなみに姉さんのマネジメントも私が行っているので抜かりはありません」

提督「那珂ちゃんのは?」

神通「もうちょっと売れれば」

提督「シビアだ」

提督「てか年収190万程度の奴に売れない言われるって」

霧島「ああいう業界はそういうものです」

提督「人がやりたがる仕事は儲からないものだな」  

提督「例えば ↓みたいな仕事は儲かるのだろうか」  (副業名のみ カンマなし)

特殊清掃

提督「誰だよ若い子なのにそんなえげつないことしてんの」

霧島「説明しよう! 特殊清掃とは人の亡骸を専門に扱う清掃業者のこと」

霧島「腐った遺体を取り除き、床に染み付く血と体液の交じり合った液体を拭いて拭いて拭いて」

霧島「その仕事に就く方は 体に遺体のにおいが染み付き洗っても洗っても落ちず」

提督「やめろ」

霧島「だけどチャンスですよ」

『なんだこの臭いは』
『す、すいません お金のためにあんな仕事に手を出さざるを得なくて』
『うっひっひ それならばその体を使って稼ぐ手が』

霧島「と 言いくるめれば見事ベッドイン」

提督「遺体の臭いが染み付いた子とか嫌だ」

提督「…で聞きたくないけど誰よ」 ↓(艦娘名と収入カンマ)

凄く目立つやつだな、世間からブラ鎮と思われてそう

提督「…なにかの間違え」

夕張「五月雨ちゃんに聞きました なぜ駆逐艦達 幼い子がこんな戦火の中で働いているのか」

夕張「うう…」

霧島「彼女が提出してきている給与明細とタイムカードから間違えはありません」

霧島「副業と本業 それぞれの労働時間を足して8時間を越えた分 残業手当をつけるのは後についた職業の側」

霧島「彼女には・・・ 当鎮守府が残業代を払っています」

提督「あの それはどういう」

霧島「深海棲艦の肉片などを掃除しているのが誰か」

霧島「これまで業者さんにお願いしていると言っていましたが」

霧島「業者さんの副業が艦娘でないとは言ってない」

提督「こっちが副業かい」

文月「しれーかーん なぁにお話って」

呼び出した文月は相変わらず小さなおててと愛らしい笑顔
そして甘い声
とても可愛らしいその姿と特殊清掃という言葉が結びつかず

事実確認を取ると躊躇なく認めてその業務内容を話し始めた

文月「えっとね~ こないだはやばかったよ~」

文月「41cm砲が直撃した遺体の手足がどうくっつけても数が合わないの~」

文月「もともと手が多いのかな~って思ってたら足ちぎれた跡はあるんだよ~ どこいったのかな~」

そばによらなくても香るほどの甘い香り
普段はいい香りと思っていたがなぜここまで過剰に匂うのか。それは匂い消しとしてつけられた・・・

なぜそんなことを
と尋ねると急に目のハイライトが消えた


文月が帰った後の3人は世を儚んだかのような顔

提督「人生って…」

夕張「衣食住があるだけいいや…」

霧島「艦隊の生活相談員として頑張ります…」

提督「マジで頑張って不憫な子を減らしてくれ…」

霧島「はい…」


提督「次 もうちょっと地味な副業してる奴に聞こう」

提督「本来なら相応しくない副業をしてる子は叱らないといけないんだけど」

提督「アレは注意するとこなかったわ…」

霧島「そうですね 提出の書類によると」

↓(艦娘名 と賃金カンマ)

霧島「そして行っているのは」 
>>34  (仕事内容)

摩耶

(由良さん 手芸で年収430万円)


提督「文月って年収いくらだっけ」

夕張「490万円です」

提督「で、由良は手芸で年収が」

夕張「430万円です」

提督「そりゃあさぁ・・・ 拘束時間とか元手がかかるとかあんだろうけどさぁ」

提督「優雅に紅茶を飲みながら編むマフラーと汁まみれぐちゃぐちゃの遺体」

提督「その差はたったの60万円なのか」

霧島「技術もなにも要らないただの肉体労働と熟練の腕が要る仕事」

霧島「その差も考えるべきですね」

提督「はー」(ため息)

提督「でも由良って手先器用そうだしそんじょそこらの編み物じゃないだろうな作ってんの」

霧島「はい あの髪型の時点でド器用確定です」

霧島「髪が長くない私には神の領域だと思いますよ」

霧島「夕張さんもよく自分で結べますね?」

夕張「私はただの一つくくりですからー」

夕張「こうひょひょいのひょいっと」

夕張「霧島さんも髪伸ばしてみたらどうですか?」

夕張「黒髪長髪眼鏡とかマジ委員長」

霧島「あら どうしようかしら」


提督「結局どんなの作ってんだろうな?」

霧島「えーと 内職として届けが出ていますのでたぶん自室で行っているのでしょう」

提督「よしゃ 見に行こ見に行こ」

と言って由良の部屋の前に行くと
ギッコンギッコンとはたを折る音がします

トントントン
提督がドアをノックすると 「み、見ないでください!」と拒絶する声が

提督「うーん 由良にしては強い拒絶だ」

夕張「ドアの下からカメラでも忍ばせてみますか?」

提督「お前すげぇの持ってるのね」

ドア下からカメラを差し込みます

最初は真っ暗
ゴソゴソと作業が移らないか角度を変えて 角度を変えて

そして映ったのは普段よりも毛髪の少ない女の子

由良「見ましたね?」

唐突に声が聞こえました
繊維業界は中国からの輸出品により平均相場は20年前の10分の1
ただの手芸内職だけは時給100円がいいとこです

ドアが開くと
髪の毛一本一本が蛇のように蠢く由良の姿が…

>>41 (艦娘名 と副業内容両方) コンマあり

大和 キャバ嬢

ksk

(キャバ嬢 大和 年収380万円)

↓ 得意なサービス  カンマ×2 が月労働時間

置いてあるピアノを借りての演奏

月18時間で380万か
やり手だわ

一日 時間 出勤は月9回 2時間だけ

高等武官だけが立ち入りを許される超高級店  
そこに大和はいるという

提督と霧島はその実態を確認することを決めた

提督「月に18時間 年に200時間程度で年収380か」

提督「時給2万払う高級店・・・ いくらかかるんだ・・・」ガクガクブルブル

霧島「こういったお店の人件費率は3割程度 一時間いると7万円程度ですかね」

提督「くっ まぁそれくらいなら…」

お店の前に着くと

【一時間飲み放題 5000円】
※女性従業員へのおさわりは禁止させていただきます   との張り紙

提督「アレ? 案外安い」

「はい 3番テーブルにどうぞ ご指名は?」
店員に促され大和を指名すると指名料金3万円が告げられる

霧島「指名料の6割が穣 1割がボーイ 残りが店 納得の価格ですね」

提督「詳しいな君」

大和「はい ご指名ありがとうございます 戦艦大和特製 ラムネでもお一つ」

席に着くなりラムネ?を注ぎだす大和ちゃん
キャバクラでラムネって と一口 ohこれは甘くていい口当たり

大和「ラムネは二日酔いの予防になるんですよ」 とニッコリ笑顔提督悩殺

霧島「司令 鼻の下が33%伸びています」

提督「いいんだいいんだ ほら大和 も一杯どうぞ」

大和「ありがたくいただきます」

提督「あの その えっと ドンペリとか…頼んだほうがいいのかな?」

大和「大和は大丈夫ですよ」ニッコリ

提督「ああーー 癒されるんじゃーーー」

大和「でも…なにか頼んでも良いのなら 大和…少しお腹がすいて」

提督「ボーイさーん 彼女の好きなものを ええとフルーツ盛り合わせ?」

大和「ではフルコース  プラチナプランで」

提督「プラ? チナ?」

赤城とは違い、上品にかつ優雅に食べ進む姿はとても美しかった。

大和「おいしっ はい。あーん」

提督「あーん♪」

大和「おいしい?」

提督「おいひぃいいいいいいいい!」

20分かけ完食
おかわりがくるかと思ったけれど
大和「御馳走様♪ また次もご指名くださいね」
と言って次の指名席にさっと抜ける

提督「…俺 通うわ」

霧島「5000円じゃありませんよ 指名料3万とフルコース10万でコレ13.5万ですよ」

提督「価値あるわ」

「はい お会計 飲み放題2名 指名料とフルコース2人前で 24万円とサービス料10%になります」

提督「ん?」

霧島「おいしゅうございました」

提督「静かだと思ってたらいつのまに食った」

霧島「ほほほ これでも戦艦ですので」

ため息をつきながらふと横を見ると大和が違う席でフルコースを平らげている

お店⇒指名料の6割を払うだけで 超高級料理をバンバン頼ませる有料キャバ嬢ゲット
大和⇒収入プラスおいしい料理がしこたま食べられる

このwinwinシステムにより両者の関係は成り立っている
それはとても素敵なことだった

提督「痛い出費だった…」

提督「っていうかフルコースで思い出したんだけど  鳳翔さんってどんくらい儲けてるんだろ」

霧島「確かに」

霧島「個人事業主には艦隊の税理士のご用命が顧問契約は月2万円から 決算料は5万円で丁寧親切あなたの霧島税理士事務所」

提督「・・・資格あんの?」

霧島「艦隊のマルチクリエイターズソーシャルパートナーとしてガンバリマス!!」

提督「・・・まぁいいや それで居酒屋鳳翔の年収は」 ↓(コンマ)

居酒屋鳳翔  年間売り上げ 320万円

提督「oh・・・」

霧島「艦隊の企業診断士の目から見ると」

夕張「年間200日は営業してるのに…」

鳳翔「先生 どうにか どうにか再建策を」

霧島「はい では相談料5000円を」

霧島「ではまず貸借対照表を見せてください」

霧島「えー と居酒屋鳳翔の収支は…」

年間稼働日数  202日
営業時間    18時から24時
平均来客数   12名
客単価     1000円
原材料費    105万円
家賃      月3万円
光熱費     月5万円


霧島「えーと 差額はどこから?」

霧島「あっ あったあった 店主からの貸し出し扱いで対照表を合わせているのね」

霧島「えーと 飯がタダな奴が200人ぽっちの商圏ですから平均来客が12名というのは仕方ないですね」

夕張「私 月1くらいで行きます」

霧島「絶対的にお店で飲食しない性質の人もいますし 200人で9割を月1ペースで掴んでいれば上々の集客です」

霧島「次に家賃は充分に安い 売り上げに対する原価率が3割というのは高すぎますが」

鳳翔「廃棄になる分がどうしても・・・」

霧島「来客数が伸びないと賞味期限ロスは仕方ありませんね」

霧島「やはりこの艦隊のフードプロデューサーから見た問題は 客単価!!」

霧島「お酒を出して客単価1000円!! いったいなんでそんなことに」


鳳翔「子供からはお金はとれませんし…」

提督「そういえばよく暁たちがジュースとか飲んでるな」

鳳翔「あの子達からお金なんて」


鳳翔「あと常連さんたちは一回許したらお酒を毎回持ち込むようになって…」

夕張「あー そういえばいつもいる人たちって酒瓶抱えてるような」

鳳翔「皆さん悪気はないんです 悪気は」

鳳翔「それに厳しいことを言って常連さんたちが離れてしまうのが怖くて」

鳳翔「最近はオリョクル産の安い海産物も手に入らず サービスくらいしか売りがなく」

霧島「弱気にならないで!!」

霧島「いいですか!!  お店に大切なのは収益!」

霧島「まず金にならない常連は切り捨てる!!」

鳳翔「ええっ?」

霧島「たかが500円程度のつまみを2,3品頼んで開店から閉店まで」

霧島「酒は持ち込み あまつさえ氷やお湯をサービスで要求する」

霧島「そんな奴らは客ではない!!」

霧島「また お子様からもきっちりお金をとりましょう」

鳳翔「で、でもジュースの一杯そんなに負担にも」

霧島「塵も積もれば山となる!!」

霧島「酒類の持込は禁止 無償提供は禁止 あら?お客が釣った魚を持ち込んでいるときにタダで裁いて出しているの?」

鳳翔「お刺身なら光熱費もかかりませんし サービスで」

霧島「あなたのサービスはサービスではない!! 単なる奴隷!!」

霧島「NOと言えないその心こそがこのお店の病窟なのです」

霧島「貴方は商売人には向かない さぁこの艦隊のライフスタイルコンサルタントプランナー 霧島に任せていただけ…ますね?」

鳳翔「は、はい…」

そういった横文字のプロデュースを受けた飲食店がどうなるか
それは神のみぞ知ることなのである





提督「気分が暗くなったからもうちょっと儲かってる奴連れてきてよ」

夕張つ

提督「えーと !! おいおい この源泉徴収  所得額 さ,3000万だって!!」

霧島「すげー 直ちに顧問契約と法人化の提案を」

夕張「それあんまり聞かないほうがいいような」

提督「なぜ?」

夕張「副業でその金額・・・ ブレイキングバッド臭が」

霧島「艦隊のソウルグッドマンとしてがんばります!!」

提督「確かに・・・ 違法かエロいことか あんまり聞きたくないが聞かないといけんなぁ」

↓  職業名

明らかに違法な物運んでます感が……

霧島「ただのバイク乗って荷物運ぶだけの人が年収3000万円!?」

霧島「この艦隊の会計士霧島 そんな数字は信じられな…ん? 同時に経費の申告も1000万ほど」

霧島「なになに? 外注費月1万×50人 宛名 妖精殿」

霧島「そういえば郵便物とかって妖精が持ってきますね」

提督「命令書とかもそうだな」

夕張「あー そういえば妖精さん用のミニバイク頼まれたことがあるわ」

霧島「最低賃金のない妖精さんを使って合法的に利益を貪る」

霧島「尊敬すべき人物ですね・・・ どなたでしょうか?」

↓艦娘名

コンマ50未満の場合は 悪人 以上の場合はただ優秀な経営者

金剛

悪人ぬいぬい

荷物(人)かな?

不知火「 不知火に落ち度でも?」

不知火「軍の所属艦娘として 郵便物運搬を格安で担える方法をご提案しただけですが」

不知火「これまで4000万かかっていたそうなので3000万で請け負いました」

不知火「また 手の空いた妖精たちに仕事を与えるのがおかしいですか? 建造解体を繰り返すより建設的とは思いますが」

不知火「これも軍の為 妖精さん達の為 皆の為なのです」

ニタリ


夕張「よ、妖精さんたちが可愛そうじゃないですか! たったそれだけのお金で仕事なんて」

不知火「最低賃金にも背かず 労働を強制もさせず」

不知火「なんの落ち度が?」ギロリ

夕張「ひっ」

その鋭い眼光の前に技術者風情がかなう道理はなかった

夕張「なんていう…目を」

提督「だがな 軍からの請負金額が3000万円 働いている人たちへの支払いがたった600万」

提督「お前一人の取り分が2000万で 働いている人がたった600万円」

提督「道徳的にどうなんだそれは」

不知火「つまらない」

提督「へっ?」

不知火「公務員風情が 競争したこともない温室育ちが金を語るな!!」

提督「ひぃい」


不知火「さきほどから2000万2000万と言いますが税金で500万は取られますが」

不知火「盗られますが」

不知火「何もせずとも自動的に金を取れる貴様らとは身分が違う!! この2000万はただの2000万ではない」

不知火「誰かが事故を起した時は弁済は不知火に来る」

不知火「いつまでも継続的に得られるとは限らない不安定なもの」

不知火「法も破らずリスクを負い築いたものの最高値 そこだけ見て批判? 笑わせるな!!」

すっかり震え上がってしまった夕張と提督を庇うよう
その前に立った霧島が叫んだ

霧島「意義あり!!」

不知火「…ぬぃ?」

霧島「あなたの行動は確かにそれだけを見ると法には反しておらず裁く権限もない」

不知火「なら」

霧島「だがこの艦隊の税務官 霧島の目はごまかせませんよ!」

不知火「脱税はしておりませんが」

霧島「どうかな? 貴方が経費として申告しているこの妖精への外注費!!」

不知火「…外注費が経費だとおかしい?」

霧島「ふっ 妖精だから最低賃金が適応されない それはなぜか 実在が認められないから」

不知火「それがなに…あっ!」

霧島「実在が認められないものに払った外注費が経費になるかオラァ!」

不知火「ぬ、ぬかっ」

霧島「さぁさぁさぁ 600万円を過去5年間にわたって架空計上」

霧島「重加算税と延滞分 当然本税も払っていただきましょうかねぇ!!」

不知火「ぐっ…だがその程度では不知火は沈まな」

霧島「当然 脱税が発覚した業者 軍の仕事を請け負うのは不的確 来年から3000万…パーですね」

不知火「ふふふ…ふふ」

不知火「不知火を本気で『だが私も鬼ではありません』

霧島「6:4!」

不知火「9:1!」

霧島「7:3!」

不知火「8:2!」

霧島「8:2で顧問契約を」

不知火「…仕方ない」

さすがインテリヤクザだ


霧島「では2000万の2割、毎年400万円を私への給与として また毎月2万円の顧問料を会社の口座に振り込んでください」

不知火「これが…落ち度か…」

不知火「だが顧問として妖精たちの監督監視、金利計算などはお手伝いいただけるのでしょうね?」

霧島「おやおや 妖精に貨幣経済を覚えさせて借り入れをさせてから雇用契約を?」

霧島「さすがですね」ニヤリ

不知火「ふっ」ニヤリ

二人は固い握手を交わした


やだこんなブラックな鎮守府
↓ しばふ艦限定 コンマ×1が年収
↓↓ ほのぼのとした副業内容 

特殊清掃(年収490万)
新聞配達(年収450万)
手芸(年収430万円)

もしかして特殊清掃って結構簡単?

大鷹  しばふ艦特例により 年収45万


大鷹の朝は早い

春日丸だった頃からの習慣である

鎮守府内の全てのポストに投函

ここは新聞と間宮のチラシ
ここは新聞と間宮のチラシと新型兵器の案内
ここはチラシだけ

請け負った品物を毎日毎日 眠気をこらえながら一軒一軒
365日で45万円 
一見低いように思えるが一日1230円程度 一回の配達時間が1時間程度であることを考えるとそう悪い仕事ではない

多くのしばふ村出身者と同じく
大鷹の実家も豊かではない
ただ新聞奨学制の座を得た分ある程度はゆとりがある

命令を唱え、艦載機を飛ばす
アマゾンがドローンでの配達を試みるらしいがこの鎮守府ではすでに実用化済み

かわいいかわいい艦載機ちゃんたちは今日も張り切って新聞紙を運ぶ
郵便も運べたらもっとゆとりができるのにな
一度提案してみたことがあるのですが駄目でした。
大口の仕事を請けるには法人というものではないといけないそうです

今日も配達は無事終了
夕刊は 神鷹に任せます
件数がぐっと減るので劣る連度でも大丈夫

夕方は1-5があるから私は出れない

毎日新聞と1-5の繰り返しをしていたら来月には改二というものになれるらしいです
故郷のお母さんは元気かな?

大鷹はとても元気です。  おわり

~とある艦娘の日記より~

副業;コンビニバイト
↓ 艦娘名 コンマ×20が時給

流石名誉店長は時給が違うな

鹿島 暇なときにコンビニで働く  時給 1700円


鹿島「いらっしゃいませ~」

鹿島「お弁当はあたためますか?」

鹿島「えっ? 僕の心も? うふふっ」

鹿島「あとポ○タカードはお持ちで あっはい お作りできますよー」

鹿島「肉まん二つ? セ・ク・ハ・ラはダメですよ」



鹿島「ふぅ 疲れたっ」

店長「椅子をお持ちしろ!!!」

店員A「さぁジュースはいかが」

店員B「コンビニスイーツ」

店員C「エアコン温度下げて!」

提督「VIP待遇だなおい」

店長「これは提督さーん いやいやいやありがとうございますあんな子を紹介していただいて」

店長「彼女がレジにいると売り上げ5割増です。遠方からも千客万来」

店長「できればもっとシフトを増やし」

鹿島「だーめーですよ 店長さん。週に1回で充分です」

店長「そっか…」

提督「じゃほかの子紹介しましょうか?」

提督「↓ と  ↓2なら出れると言ってます」  コンマ×20が時給

店長「では来週から」

コンビニバイト新人

麻耶:時給300円 早霜:時給520円

麻耶「あーさーせーぃ」

麻耶「弁当? 温める? テメえの家で温めろよ」

麻耶「僕の心もってふざけんのも大概にしろやオラ!」

麻耶「あとポ○タカード? あーはいはい」

麻耶「んで肉まん二つか ほらよっ ってなんだよその不満顔は」


麻耶「あー もうやってらんねぇよ何であっちは時給1700円こっちは時給300円」

店長「そういうとこだぞ」

店長「あと早霜君 お客様来たらどうするの?」

早霜「見ています」

店長「違う! もっとちゃんと」

早霜「見ています」

店長「……まぁ夜勤ならこの二人でも務まるか」

店長「そんで二人とも週何回出れる?」

麻耶「えーと3回なら」

早霜「同じく…」

店長「じゃよろしくね~」

そして二人が店を任された初日

副業で得た金を懐に
↓(艦娘)が厄介な注文をしに現れたのだった

加賀「やりました」(懐ほくほく)

加害「さすが優秀な子たちですね」

加賀「私が見込んだだけのことはあります」

加賀「皆 いい馬でした」


加賀「さて ではコンビニで小腹でも満たし」

麻耶「あーさーせーぃ」
早霜「……」

加賀「イラッ」


加賀「えーと ……お弁当が検品されず籠にいれっぱなしですね」

加賀「これでは取れません仕方ないホットスナックを…」

加賀「って全て空っぽ!?」

加賀「イラッ」


加賀(頭にきました)

加賀(迷惑な注文をしてやる気のないバイトたちをこらしめてあげましょう)

↓加賀が行った注文

加賀「Lチキ・からあげ君・ハッシュドポテト・からあげ棒・フライドポテトを10個ずつ」

摩耶「は? 無理だろ」

加賀「コンビニ店員心得その1 揚げ物は頼まれたらその場で揚げる」

早霜「ふふふ 無理無理」

加賀「ああ嘆かわしい」

加賀「日本のおもてなしもここまで落ちたのですね」

摩耶「あたしらの給料聞いたらなんも言えねぇぜ おい」

早霜「ふふっふふ 時給520円」

加賀「ごひゃ」

摩耶「300円」

加賀「さん…」

加賀は無言でヤマザキの団子を差し出した
一パックの団子を分け合った3人。硬く手を握り合いそのまま店長の家まで怒鳴り込んだ

艦隊の社労士
霧島の手によって最低賃金との差額を払わされたコンビニは潰れた。

提督「ふぅ 集計結果が徐々に整ってきたな 皆概ね300万程度はあるようだ」

夕張「すごいなぁ…」

提督「意外にも法律に引っかかるような行動をしているものは少なかった」

提督「物資の横流しやヒロポン売人などがいなくてホッとしたよ」

夕張「うーん。私が機会いじりに夢中になっている間に皆堅実で」

夕張「私もなにか…」

霧島「よくぞその気に!」

夕張「わっ」

霧島「夕張さんの技術力! 前々から思っていたのです夕張さんの技術力は 金になる」

霧島「さぁ目指しましょう 豊かな暮らしを」

夕張「よおし やったるでぇ!」

↓夕張に適した副業

夕張「プロ…グラ…マー…」

夕張「うっ 頭が」

霧島「どうしました? こうちょちょいのちょいってなんかキーボード打ち込めばマクロ?というものが作れるのでしょう?」

夕張「ちょちょい? なんか?」

提督「やめろ霧島 夕張の前職は 前職は」

『なんかイメージと違うんだよなぁ こうもっとシュパシュパっと動かしてよ なる早で』
『なんかさぁ エクセルみたいじゃね? 金払ってんのにエクセルはないよねー 直してよ今すぐで』
『なんか勝手に大文字になんだけど これソフトが悪いんだろ どうにかしろよ 明日までに』

夕張「ふふふふふ」

夕張「コードは魔法じゃないお前の脳内を知るすべはないその日になんて直らない」

提督「くっ フラッシュバックか」

夕張「いえ、大丈夫です。よく考えればあのときの苦難はプログラムが原因ではない あの上司と客のせい」

夕張「今なら 外注の仕事くらい」

霧島「ではこの艦隊の商社マン 霧島がプログラマーの仕事を取ってきましょう」

↓ 取ってきた仕事内容

↓↓ 納期

↓↓↓ コンマ×10万円が予算

大昔のシステムの改修(VB)

鎮守府のHP作成 
予算730万円で納期一ヶ月

夕張「霧島さん パねぇっす」

霧島「ふっふっふっ 発注者が相場を知らない仕事を探す これが艦隊の頭脳の力です」

夕張「うひょ ひょひょ」

夕張「よーし 張り切って作るわよ! html? wordpress?」

提督「???」

提督「まぁ その 任せる」

夕張「しかし730万かぁー 7万3千円じゃないんだー すごーい」

夕張「よっしちょいちょいちょちょいと」

夕張「できた!」

ある程度知ってくれてる相手の方が良かったなぁ
常識があるからバカみたいな要求してこないし

夕張「これで730万円!!」

夕張「うひっ 何買おうかなー とりあえずパソコンを新調して」

夕張「…あれ? 振り込まれた額と合わない」


提督「俺は730万支払ったぞ」

霧島「代理人として20%は」
不知火「口利きで1割程度」
所得税「23%もらってくぞ」
住民税「よろしく」
厚生年金「よう」
健康保険「艦娘とか増額必要だろ」

夕張「はぁ…」

介護保険「よろしくな」
火災保険「悪いな」
自動車保険「忘れんなよ」
地震保険「おまけに俺もいるぞ」

雇用保険「ここにいるぞ」
労働組合費「ここにも」

(なお、この収入により来年の住民税が爆上がりする模様)

夕張「うう みんな寄ってたかって」

夕張「仕方ないや とりあえず300万くらいは残ったからこのお金で」

提督「投資をすれば確実に儲かる方法があるぞ」

夕張「あの 私年収少ないからこのお金は大切に蓄えたくて」

夕張「っていうか私なんで出撃させてもらえないんですかー。昔は出してくれたのに」

提督「その300万を使えばこれから毎年38万円の控除と国民年金健康保険の免除がもらえる大サービス」

夕張「…? どういう保険?」

提督「そうだな 永久就職保険というやつだ」

提督「そろそろはっきりさせようじゃないか?」

提督「あの情熱的な一夜を忘れたとは言わせない」

霧島「ふふふ」

かくして300万は盛大な結婚式資金へと化けた

艦娘を引退することとなった夕張はこれからは103万円以内でコツコツHP作成の外注をしていくという」

来年からは150万円まで稼ぐことができる
まだ家族となっていない未来の家族への発注。己の立場を利用した
典型的な使い込みの一種である

幸せそうな二人を見ながら霧島は思った
「ホントに海軍提督なのに年収900万以下なんだぁ」

2018年から夫の所得が900万を超えると控除は減額となっている

おわり

※艦娘が嫁の場合は控除額48万円です
 理由は各自調べてね

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年11月28日 (水) 08:44:54   ID: 0pxE43yR

不知火

単なる『搾取』だから、しっぺ返し を食らう。

一例、使用している『妖精』さんが一斉に『ストライキ』実施

2 :  SS好きの774さん   2018年11月28日 (水) 08:47:16   ID: 0pxE43yR

艦娘

副業は認められているのか?

そんなに給料が安いのか?

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