【ミリマス】ももももな日常【百桃】 (37)

これで速報の方に建つかな…?
百瀬と桃子の同居(not同棲)SSになります。

短編集みたいになる…はず。多分。

桃子の誕生日のうちに前日譚を上げたかっただけ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1541511331

11月6日 22:00

桃子母「桃子ー、少しいいかしら。」

桃子 「何?桃子明日もあるしそろそろ寝ようと思ってたんだけど」

桃子母「最後にすこしだけ、ね?」
桃子 「……」

桃子母「改めて、今日はお誕生日おめでとう。桃子」

桃子母「私はあなたに本当に感謝してる。あなたがアイドルを始めてから、色んなことに気付かされた。」
桃子母「私があなたにしていたことも、ね。」

桃子母「今回の映画を見て改めて思ったわ。私にはあんなに生き生きとした演技を引き出すことは出来なかったな。あの時あの人達に桃子を託して正解だったな。って」

桃子母「だからこそ、最終的にあなたを百瀬さんのもとに預ける決断をできたわけだしね。」
桃子 「お母さん…」


桃子母「後、不十分な部分は多かったけれど、それでも私はあなたの母親です。何かあれば、連絡しなさいね。今度はぜったい力になってあげるから。」
桃子母「さて、私が言いたいのはここまでね。明日からの準備は出来てるんでしょうね?」

桃子 「当然でしょ?桃子を誰だと思ってるの。」

桃子母「それもそうね。じゃあ、おやすみなさい。」

桃子 「あっ…あのさ」

桃子母「どうしたの」

桃子 「色々あったけど…桃子、今アイドルがすっごく楽しいんだ。でも、お母さんが桃子に芸能活動をやらせてなければアイドルにはならなかったと思うから…。だから、後悔はしてないし、お母さんには感謝してるから…ありがとっ!おやすみなさい!」

桃子母「桃子…ありがとう。おやすみなさい。」

11月7日 13:00 空港
桃子母「それでは見送りはここまでで結構ですので。プロデューサーさん、百瀬さん。しばらくの間、うちの桃子をよろしくお願いいたします。」

莉緒「えぇ。若輩者ではありますが、桃子さんは私が責任をもって面倒を見させていただきます。」

P 「こちらでもサポートはしっかりと行っていきますので、奥様は安心して向かっていただければ、と。」

桃子母「よろしくお願いいたします。」


桃子母「桃子、百瀬さんと仲良くね。」

桃子 「うん。お母さんも、元気でね。」

11月7日 16:00 百瀬宅

桃子「それにしても、莉緒さんの家って思ってたより広いんだね。」

莉緒「一人にしては広すぎて持て余してたのよねー。誰かさんが「年頃の女性なんだからしっかりとしたところに住め!」ってうるさくて。」
莉緒「ねー、プロデューサーくーん?」

P 「アイドルなんだから当然だろ?イメージだよイメージ。莉緒はクールなアイドルで通してるんだから。質素なアパートだと色々壊れる。」
P 「それに、そのおかげでこうして桃子の親御さんも納得させることが出来たわけだしな。」

桃子「お兄ちゃん……。それって"結果論"って言うんだよ。」

P 「うっ……。こ、これですぐ使う荷物は全部だな。じゃぁ俺は劇場に戻るから。何かあったらそっちに連絡をくれ。」

桃子・莉緒((逃げた(わ)…))

P 「……2人してその目はやめてください。お願いします。」

桃子「はぁ……」
莉緒「ふふっ、」


莉緒「プロデューサーくん、車ありがとね。」

P 「あぁ、まぁこの位はな。」
P 「というわけで俺は本当に戻るけど、桃子も莉緒も何かあったら遠慮しないで俺に伝えてくれ。俺に解決できることがあるかもしれない。」

桃子「そこで素直になんでも解決するって言えないのはさすがお兄ちゃんだよね…」

P 「まぁ実際何でもできるわけじゃないからなー。んじゃ。」

桃子「全く、お兄ちゃんは…」

莉緒「さて、改めて…桃子ちゃん。いえ、今日からは桃子。って呼ぼうかしら。」
莉緒「私達の家へようこそ!桃子。」

桃子「こちらこそ、今日からお世話になります。莉緒さん。」

莉緒「莉緒でいいのよ?これからは家族みたいなものなんだし…」

桃子「それはいいかな。やっぱり年上には敬意を払わないと。」

莉緒「そう?なら今はそれで妥協しますか。」

桃子「これからも呼ばないよ…。多分。」

11月8日 6:30

桃子「ん…あれ?ここって。」
桃子「そっか…今日から莉緒さんの家で…。」


桃子「おはよう。莉緒さん。」

莉緒「おはよう。桃子。朝ごはんってパンで良かったかしら?」
莉緒「ご飯派だったら素直に言ってね?今夜から炊いておくから。」

桃子「どっちでも大丈夫だよ。桃子の家でもバラバラだったし。」

莉緒「そう?なら良かった。」

桃子・莉緒「「いただきます。」」

桃子「莉緒さんって、今日は朝一じゃなかったよね?わざわざ桃子のために早く起きなくてもよかったのに。」

莉緒「私がしたくてやってるからいいの。いやー、誰かのために家事が出来るって幸せねー。」

桃子「幸せ?」

莉緒「自分以外のためにもってなるだけで、ずいぶんと違うものよ。」
莉緒「桃子も、いつか一人暮らしをしたら分かるようになるわ。きっと。」

桃子「ふーん。」


桃子・莉緒「「ごちそうさまでした。」」

莉緒「お粗末様でした。」

桃子「…うん。そろそろ学校向かっておこうかな。」

莉緒「そうね、今日は早めがいいわ。」

莉緒「昨日渡した地図、持ってくれたかしら?」

桃子「大丈夫。ちゃんと持ったよ。」
桃子「それより、莉緒さんもお仕事の準備、しっかりとね。」

莉緒「はーい」

桃子「そしたら、うん。行ってきます。」

莉緒「はーい。行ってらっしゃい。」

なんとか3日目までは毎日書けました…
導入は終わったので
今後は更新頻度を下げて継続する予定です。

ここからはももももとアイドルたちのお話になる予定になります。
今後もお付き合いいただければ幸いです

11/15 劇場楽屋口にて

莉緒 「いやー、今日も頑張ったわー。」

このみ「莉緒ちゃんと一緒にレッスンしたの何気に久々よね。」

莉緒 「そういえばそうねぇ。最近は家のことでも忙しかったし。」

このみ「確かもう一週間くらいよね?どうなの?家族が出来た感想は。」

歌織 「家族…?」

このみ「あら?歌織ちゃんは知らない?莉緒ちゃん、今桃子ちゃんと暮らしてるのよ。」

歌織 「桃子ちゃんと?」

莉緒 「えぇ、色々あってね。」

このみ「桃子ちゃんとの新生活はどう?」

莉緒 「聞いてくれる?」
莉緒 「もうほんっっとうに幸せなの!」
莉緒 「アイドルになってから、仕事がすっごく楽しくて。毎日がキラキラしてるなーって感じていたけど。」
莉緒 「今は家にいる時間もより楽しくなったの!」
莉緒 「やっぱり、一緒に暮らす相手がいるって幸せねー。」

このみ「なるほど…莉緒ちゃんの幸せな感じは取っても伝わってきたわ。とっても」

歌織 「えぇ、本当に。」

桃子「莉緒さん、終わったよ。」

莉緒「あら、もうそんな時間?お疲れ様。」

桃子「莉緒さんも…、歌織さんとこのみさんも、お疲れ様。」

このみ「おつかれさまー。」

歌織 「お疲れ様、桃子ちゃん。」

桃子 「なんか2人からの視線が変…。」
桃子 「莉緒さん。何言ったの?」

莉緒 「最近の話をしただけよ?」

桃子 「あぁ……」
桃子 「このみさんも歌織さんも、そんな話真面目に聞かなくていいから。」

莉緒 「あら、反抗期?」

このみ「ふふ。でも、楽しく生活できてるみたいで良かったわ。」

桃子 「まぁ、確かにつまらなくはないかな。」


莉緒 「さて、私たちは帰りましょうか。」
莉緒 「このみ姉さんも、歌織ちゃんも、お疲れ様。」

このみ「お疲れ様。」

歌織 「お疲れ様。莉緒ちゃん。」

       莉緒「今日の夕飯は何がいいかしら?」……

歌織 「本当に楽しそうですね。なんだか羨ましくなってきちゃう。」

このみ「私達も誰か持って帰っちゃいましょうか?なーんて。」

歌織 「じゃぁ私は育ちゃんを…」

このみ「歌織ちゃん?冗談よ冗談!!」

11月21日 20時。帰り道にて。

桃子「誕生日プレゼント、本当に無しでよかったの?」

莉緒「みんなから祝ってもらってるし、桃子も一生懸命準備してくれてたでしょ?それだけで充分よ。」
莉緒「それに、あなたの誕生日の時には何も上げてないんだから、私だけもらったら保護者としての沽券がーってことで…ね?」

桃子「別にそんなこと気にしないのに…」

莉緒「それなら、誕生日プレゼントとして、莉緒さんから莉緒って呼び方に変えるってのはどう?」
莉緒「一緒に過ごしだしてもう2週間でしょ?そろそろいいと思わない?」

桃子「莉緒…。ううん。やっぱりしっくりこないからそれは却下。」

莉緒「ざーんねん。ま、でも。いつかは考えてくれると嬉しいわ。」

桃子「期待しないでおいてね。」

莉緒「えー。」

多分手をつないで帰ってる。

莉緒さんお誕生日おめでとうございます。
短い&遅刻したのは非常に申し訳なく…

11月29日 21:30

莉緒 「はーい、ご飯ですよー」パラパラ

桃子 「そういえばその金魚って、」

莉緒 「この子たちはね、今年おまつりの撮影に行ったときに…」

桃子 「「金魚すくいの屋台ですくった記念に貰っちゃったのー。」って話は前も聞いた。」

莉緒 「そうだったかしら?」

桃子 「うん。そうじゃなくて、お祭りですくった金魚ってそんなに長生きするものなの?」
桃子 「すぐに亡くなっちゃう。って聞いたことあるけど。」

莉緒 「それがね。環境をしっかり整えてあげると意外と長生きするらしいわよ?」
莉緒 「この金魚もまだ元気だけれど、うちに来てから……もう半年以上になるわね。」

桃子 「ふーん。」


莉緒 「すくった時はとっても小さかったのに、今ではこんなに大きくなっちゃって。」
莉緒 「時間がたつのって早いわねぇ…」

桃子 「…莉緒さん。今のはおばさんっぽい。」

莉緒 「嘘!?」

桃子 「油断は禁物だよ、莉緒さん。気を抜くと危ないんだからね。」

莉緒 「え!?私他にも何かやっちゃってる!?」

桃子 「ふわぁ…。桃子眠くなってきちゃった。お休み、莉緒さん。」

莉緒 「待って!ちょっと待ってったら~!!」

12月7日 18:00 劇場にて
風花 「そういえば、この前教えてもらったカフェに行ってきたんです。」

莉緒 「ああ!あそこね。どうだったかしら?」

風花 「とっても良かったです!特にシフォンケーキが美味しくって!」

莉緒 「それは良かったわー!」

桃子 「……」

桃子 「莉緒さん。桃子先帰ってるから。」

莉緒 「あ、待って桃子!一緒に帰りましょ?」
桃子 「え?」

莉緒 「じゃあまたね。風花ちゃん。」

風花 「えぇ。莉緒さん。また。」

桃子 「今日は金曜日でしょ?飲み会は?」

莉緒 「今日はいいのよ。今日でちょうど…だしね。」

桃子 「ふーん。覚えてたんだ。」

莉緒 「当然。」


莉緒 「記念に何か食べたいものでもある?」

桃子 「……ホットケーキ。かな。」

莉緒 「了解。明日の朝は決まりねー。」

というわけで一ヶ月記念でした(なお私は遅刻した模様)
これからもこのペースくらいはせめて維持していきたい……

12月16日 17時 劇場にて
桃子 「育、誕生日おめでとう。これ、誕生日プレゼント。」

育  「ありがとう桃子ちゃん!」
育  「クマさんのシール!!これ、桃子ちゃんも持ってたやつだよね?お揃い?」

桃子 「そうだけど…」

育  「ありがとう!!私、すっっごく嬉しい!!」

桃子 「そう…? なら、良かった。」

一日遅れてごめんね育さん。お誕生日おめでとうございます

12月25日 22時30分 

莉緒 「ふーっ、さっぱりしたわー。」

莉緒 「あら?桃子、まだ寝てなかったの?」

桃子 「っ!今から寝るところだっ
莉緒 「なーんてね。」

莉緒 「それで、桃子サンタさんは私に何を用意してくれたのかしら?」

桃子 「!?気付いてたの……?」

莉緒 「何を用意してくれてるのかは知らないわよ?」
莉緒 「でも、ここのところ部屋に戻って何か練習してたし、何か用意してるんだろうなー、とは薄々ね。」
莉緒 「それにシアターを出てから、桃子妙にそわそわしてたわよ?それで確信したわ。」

桃子 「そっか……」

莉緒 「さて、サンタさん。私にクリスマスプレゼントをくださいな?」

桃子 「ありがと。それじゃあ……」

桃子 「スーハー、…えっと、莉緒さん。桃子を家に置いてくれて、本当にありがとう。置いてくれるって言ってもらえた時、凄くうれしかった。」

桃子 「おかげで桃子はまだここでアイドルを続けていられてる。本当に感謝してる。」

桃子 「それで!誕生日の時も、初めてこの家に来た時も莉緒さん、『呼び捨てにして』って言ってたよね。」

桃子 「でも、莉緒さんは年上の大人だし、呼び捨てにするのはあんまりしっくりこなくて……」


桃子 「だから……だからっ!これからもよろしくお願いね。メリークリスマスっ!お姉ちゃん!」

莉緒 「…………」

桃子 「…どうしたの?やっぱり莉お…
莉緒 「もう一回言ってちょうだい!!!!」

桃子 「え?」

莉緒 「桃子ーーーーーーー!!!」
桃子 「うぇっ!?」

ここが一番書きたかった。今後も続けます。

リアルが忙しすぎて書く時間が取れない……
月末ごろまでには戻ってくるはず…です

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