千秋「雪見だいふくは主食よ」 (14)
P「は?」
千秋「聞こえなかったかしら? 雪見だいふくは主食よ」
P「えーっと……"雪美"だいふくは主食とか言い出さなくて良かったなー、って安心するべきか?」
千秋「そんな世界で2つしかないもの、主食にできるわけないじゃない。あれは全人類の財宝よ」
P「それはそうだな」
千秋「解ってるじゃない」
千秋「私ね、一度だけ雪美だいふく……雪美の頬を、噛んだことあるの」
P「うちのアイドルに何やってんだ」
千秋「大丈夫、甘噛みよ。それに雪美の了承は得たわ」
P「どうやって」
千秋「お昼寝している間、膝枕してあげる代わりにね」
P「それ千秋しか得してないじゃん、詐欺だろ」
千秋「これがWinWinな関係よ」
P「んで、雪美の頬を食べた感想は?」
千秋「甘美な宝石
P「ごめんやっぱいいわ長くなりそう」
千秋「酷くないかしら!? 聞いたんだからちゃんと聞きなさいよ!」
P「ほら、最高なのは言われなくても分かっているからさ」
千秋「まあ、それもそうね」
千秋「至高の味わいだったのは置いておいて、食感が雪見だいふくに似ていたのよね。温度以外。だから毎日、常日頃、雪見を感じるため、雪美だいふくを主食にしているの」
P「脳大丈夫か? バグって雪見と雪美があべこべになってるぞ」
千秋「問題ないわ」
P「まあ、でもあれって薄い餅の下にミルクアイスが入っているからな。匂いや味も似ている……のか?」
千秋「んー、そうかしら……いや、匂いはともかく、味は全然じゃない。塩味が無いわよ」
P「おなかすいたーん?」
千秋「しおみ派なのね。私はしおあじ派よ」
P「まあ、それはそれとして、塩味が足りないなら自分で塩水を垂らせばいいんじゃないか?」
千秋「そんな手があったなんて……!」
千秋「ということで事務所の冷蔵庫から雪見だいふくを取ってきたわ」
P「おい、それは俺のだぞ」
千秋「仕方ないわね。雪美の寝顔写真でどう?」
P「そんな安売りしていいのか? この前ロケで寝てる雪美めっちゃ撮ったから要らないが」
千秋「なにそれ聞いてないわよ寄越しなさい」
P「対価は?」
千秋「……雪美の着替えの時の写真でどう? 私がこの前こっそり撮ったの」
P「それは犯罪だろ。というか俺も自重してるしそういうのは要らない」
千秋「あら、貴方なら"雪美の素肌を眺めたい"とか言うと思っていたわ」
P「まあ着替え見るだけなら、あの子、たまに俺の前で着替えたり、着替え手伝えって要求してくるから、割と見ているんだけどな」
千秋「早苗さーん!!!!!!」
P「いやお前も盗撮したからな!? というか俺のは同意の上というか不可抗力というか」
千秋「……そうね。仕方ない。口止め料ということで、雪見だいふく半分で話をつけようじゃない」
P「もうそれでいいよ。さっさと塩水垂らした雪見だいふく食うぞ」
P「というわけで俺も特製の塩水を持ってきた」
千秋「特製? ひょっとして人体の汗と同じ成分とかかしら?」
P「いや、そういうわけじゃない。一回試しに作ろうとして汗の塩分濃度をGo○gle Sch○larで調べたけど、冷静に考えたら水分が蒸発している分、濃くなっているはずだしな」
千秋「試そうとしてたのね、変態じゃないの」
P「鏡持ってこようか? ああ、で、何が"特製"かというと、濃い目に作ってあるうえに、人肌に温めてある。あと匂いをトッピングしてある」
千秋「いつの間にそんな手が込んだもの作ったのよ」
P「4レス目と5レス目の隙間さ。じゃあ早速……」
千秋「ち、ちょっと待ちなさい! 今スルーしかけたけど、『匂いをトッピング』ってどういうこと?」
P「しきn……いや、なんでもない、さっさと始めよう」
千秋「その今隠した志希印の小瓶を寄越せ!!!!!!!!」
P「まあ後でな、早くやらないと雪美が解けるぞ」
千秋「くっ……仕方ないわね、雪美が先よ」
P「まずは粉を大雑把に落として、この塩水を垂らして……」
千秋「まずはそっと唇で、はむ、っと……」
P(雪見だいふくを食べる千秋の図、絵になっているな……)
千秋「……雪美よこれ! すごい雪美! ちょっと肌が冷たい雪美!!」
P(考えていることは残念だけど)
P「俺も、ちょっと舐めてみて……おお、雪美だ。冬に外から帰ってきた時の雪美の肌の味だ」
千秋「…………プロデューサー?」
P「い、いやいや、俺は雪美の肌を舐めたことも食べたこともない。あくまでイメージだ」
千秋「本当かしら……まあいいわ。私も満足のいく雪美を味わえて、幸せよ」
P「惜しむらくは、塩水を人肌にした意味が無いことだな。普通に冷たい」
千秋「ふぅ……雪見だいふく、美味しかったわ。というわけで、その小瓶、雪美の匂いのする香水が入っているのでしょう? 貰えるかしら?」
P「それは無理だ」
千秋「どうしてよ。私の主食に欠かせないものよ」
P「お前の主食は雪見だいふくだろ」
千秋「いいえ。それをかけて雪美だいふくにするの。私の主食は雪美だいふくよ」
P「変態大魔神お前にやったら危ないだろ」
千秋「なんだァ? てめェ……」 ◆千秋、キレた!
……
ちひろ(昼食休憩から戻ってみれば、プロデューサーさんと千秋さんが危ないお話をしてる……)
雪美「ちひろ……どうしたの……?」
ちひろ「あら雪美ちゃん。今事務室に入っちゃダメよ? 危ないから」
雪美「……プロデューサーと、千秋……お喋り……してる…………楽しそう……」
ガチャ
ちひろ「ちょっと雪美ちゃん!?」
雪美「プロデューサー……千秋……おはよう……」
P「ああ、おはよう」
千秋「あら雪美さん、おはよう。ちひろさんも一緒なのね」
P「ちひろさん、ひょっとして覗き見してましたか?」
ちひろ「えーと……変態トークしている所に入っていける精神力がありませんので……」
雪美「へんたいトーク……ふふっ…………どんなお話……してたの……?」
P・千秋「「それは秘密のお話だ(よ)」」
雪美「…………蚊帳の外……ちょっと……寂しい……」
千秋「あ、ああぁぁ……違うのよ雪美さん、ごめんなさい。でも、ちょっと雪美さんには早い話というか……」
雪美「……教えてほしい…………ダメ……?」
千秋「うっ…………」
P(これ分かっててやってたら魔性の女だよな……天然だよな?)
ちひろ(コンボ入ったわね)
…………
千秋「というわけで、擬似雪美だいふくを創り出していたのよ」
雪美「…………むぅ…………」
P「あぁ……流石に雪美でも勝手にこんなことやられてたら怒るよな……不気味だよな……ごめんな……」
雪美「…………違う…………」ポフッ
P「え? いきなり膝に乗って、どうした?」
雪美「そんなこと、しなくても……雪美だいふく……あるよ…………ここに」頬スリスリ
P・千秋「「えっ」」
雪美「…………食べないの…………解けちゃうよ……?」
P「…………」ハムッ
雪美「んっ……くすぐったい…………ふふっ」
P「ユ゛ッ」(雪美の素肌の味と雪美の反応を零距離で受けて即死)
千秋「ウボァー!」(羨ましさと雪美の反応により即死)
ちひろ「またやってる……だから(プロデューサーさんと千秋さんの身が)危ないって言ったのに……」
おわり
おまけ
千秋(本日2機目)「ところで私には雪美だいふく、無いんでしょうか」
雪美「……無いよ…………だって……雪美だいふく……二つしか無いから……」
千秋「そうね……この前、私、一個食べたものね……」
雪美「…………あ…………千秋だいふく、食べたら……回復……回復するよ……」
千秋「………………………………えっ」
雪美(耳元で)「いただきます……」ハムッ
千秋「ユ゛ッ」(当然の即死)
雪美「はい、雪美だいふく……いいよ。……………………あれ……千秋……?」
本当におわり
月1で可愛すぎて千秋を[ピーーー]雪美と雪美ガチオタクな千秋のSSを書かないと死ぬ病にかかったので勢いで書きました。
誤字と変態が多かったら申し訳ないです
千秋を[こ/ろ/す]が伏字になってて草。
あ、SS速報VIPさん復活おめでとうございます。
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