カムク・ライダー・カムクライズルは改造人間である。
彼を改造したジャバ・ショッカーは世界征服を企む悪の秘密結社である。
カムク・ライダーはツマラナイ世界のために嫌々ジャバ・ショッカーと戦うのだ。
初代仮面ライダーのオープニングを脳内再生してから読んでください
※多分本編から6、7年後くらい。短め
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ブオオオオオン
ブオオオオオオオオン
pppppppppppppppppppp
日向「………」
pppppppppppppppppppp
日向「なんですか…運転中なので電話は後でおりかえs」
苗木「たたたたた大変だよ日向くん!ジャバショッカーが!!!」
日向「また国会議事堂でテロですか?懲りない人たちですね……」
苗木「いや希望ヶ峰学園だよ!!!今襲撃にあっているんだ!!!」
日向「少しだけ待っていて下さい」
日向「電話がかかったら数分で現場に到着できますから……」
苗木「そんなことできるの?」
日向「井上ワープを使います」
狛枝「フフッ…まさか僕がOBとして在校生達にエールを送る日が来るなんてね」
狛枝「身に余る光栄だ……えっーとコホン。さぁ戦闘員達よ!」
狛枝「希望ヶ峰学園の生徒達を我らジャバショッカーのアジトまで誘拐するのだ!」
苗木「もうやめるんだ狛枝君!」
狛枝「苗木君!久しぶりだね」
苗木「この間の国会議事堂テロで会ってるよ!」
狛枝「そうだっけ?まぁ残念だけどやめないよ。やめるわけがない…」
狛枝「超高校級の才能を持つ希望ヶ峰学園の生徒達は改造人間の素体としてこの上なく優秀だからね」
狛枝「改造手術を受ければ彼らの才能はもっと高まる!」
狛枝「僕は希望あふれる皆の才能をさらに磨き上げたいんだよ!」
苗木「何をバカなこと!!」
狛枝「…いいや磨き上げるなんておこがましいね」
狛枝「彼らの才能から溢れ出る絶対的な希望を間近で見るために、ささやかな奉仕をさせてもらってるだけさ」
苗木「君という男は…!定職にも就かずいつまでたってもそんなことを……!」
狛枝「仕事はしてるさ。ジャバショッカーの大幹部としてね」
日向「狛枝凪斗……そこまでです」
狛枝「来たねカムク・ライダー!……上級戦闘員!!」
戦闘員「「「「カムクラせんぱーい!カムクラせんぱーい!カムクラせんぱーい!カムクラせんぱーい!」」」」
戦闘員「じゅ…じゅんこちゃん」
日向「ほう……江ノ島型上級戦闘員ですか」
苗木「黒タイツのせいで目立ちまくるおっぱいのライン。なんて破壊力だ……!」
戦闘員「苗木こっち見んな」
江ノ島型上級戦闘員
人類総江ノ島化計画によって生み出された江ノ島盾子の複製体。
一般人を誘拐して脳みそを江ノ島盾子に上書きして、ほんのちょっと肉体改造を施すだけでお手軽に作れる。
そのポテンシャルは非常に高く一体一体がジャバショッカー大幹部達よりも有能であり優秀であり手強い。
1000体以上存在するが実はその中に戦刃むくろが紛れ込んでいるらしい。
苗木「まずいぞこれだけの数に囲まれたらいくらカムク・ライダーだって……」
日向「……スッ」ピピッ
ブオオオオオオオオン
苗木「あれはカムク・ライダー専用バイクのオートバジン!!」
日向「違います。バジンたんです」
戦闘員「そんなポンコツ一体だけでどうしようっての?すぐにスクラップに変えてあげるわ!!」
日向「……スッ」ピピピピピピッ
ジェットスライガー Come Closer x10000
戦闘員「」
ドーン!ドーン!ドーン!
パパパパパパパパパパパパッパパパ
戦闘員「ぎゃああああああああああああああああああああ」
苗木「うわぁ!上級戦闘員達がバラバラのミンチになっていく!!」
狛枝「なんてことだ…おのれカムク・ライダー!」
苗木「すごい!やっぱり日向君は皆のヒーローなんだね!」
日向(肉片と返り血で全身真っ赤になっているヒトに褒められると流石に後ろめたいですね……)
狛枝「くっ…最後に残ったのは僕だけか」
日向「もうやめにしませんか」
狛枝「そうはいかないんだよね……変身!」
キュワキュワキュワーン
苗木「あれは……コマエダー!?」
狛枝「違うよ苗木君。僕は強化改造を受けたんだ」
狛枝「幾度となく続くカムク・ライダーとの戦いでボロボロになった僕に残っていたのは脳みそだけだった」
狛枝「そして脳を除く体のすべて……つまりサイボーグとなった僕はさらなる力を手に入れたんだよ」
狛枝「そうだね……ギルコマエダー、とでも名乗ろうか」
苗木(ダッサ)
日向「なるほど。それなら僕にも考えがあります」
狛枝「ふうん。今日こそ、お祭りの屋台に並んでそうな、そのふざけたお面を取って普通に変身してくれるんだね?」
日向「いえ、変身するのは苗木誠です」ポチッ
苗木「え、僕?」
キュワキュワキュワーン
狛枝「あれは……ナエギダー!?」
日向「既に何度かバージョンアップして性能も格段にあがっていますので……ナエギダー02とでも改めましょうか」
苗木「いつの間に僕は改造人間になっていたんだ……」
狛枝「くっ……だが基本ポテンシャルは僕の方が上のはずだ!加速装置!!」カチッ
苗木「は、ハイパークロックアップ」カチャ
狛枝「ぐあああああああああああああああああああああああああああああああああ」
こうして今日もまたジャバ・ショッカーの野望は打ち砕かれた
カムク・ライダーは人知れず走り続けるであろう
いい年して略奪愛を狙い続ける死神博士兼親友の左右田和一に引導を渡すため
いい年して頭のおかしい希望厨の狛枝凪斗を適当にイジって遊ぶため
自意識過剰でうぷぷうぷぷうるさい笑い声の江ノ島盾子を涙目にするため
そして、家で帰りを待っているマイハニー七海千秋の平和を守るため
ツマラナイ世界がオモシロクナルよう祈りながら……
カムク・ライダーは戦い続けるのだ!!!!
完
終里です。
カムクライダーという語感だけで書きました
HTML化依頼してきます
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