海未「む、無理ですよことりぃ…このような服を着るだなんて…」
ことり「大丈夫大丈夫♪海未ちゃんなら絶対似合うよ!」
海未「そんなこと…ことりの方が私なんかよりかわいく着こなせますよ…」
ことり「うーん、そんなことないと思うけどなぁ…それに…」
海未「それに?」
ことり「私はぁ…海未ちゃんに着て欲しいんだよ…?」
ことり「だからぁ…お願い?」
おねがぁいオネガァイオネガァイ……
海未「くっ……くぅ………!!!」
~~~~~~~
海未「また負けましたーーー!!」ベッドニダイブ
HJNNほのか「ドンマイ」
HJNNことり「ドンマイ」
海未「まったくことりは…!私が逆らえないと知っていろんな服を私に着させて…///」ペチペチペチペチペチペチペチペチペチ
HJNNことり「アヒャアヒャアヒャアヒャアヒャアヒャアヒャアヒャアヒャ」
HJNNほのか「コトリチャンコワレチャウ」
海未「はぁ…どうしてもことりに勝てません…何か良い方法はありませんかねぇ…」
海未「ことりたちはどう思いますか?何か対策は思いつきますか?」タカイタカ-イ
HJNNほのか「ムリジャナイ?」
HJNNことり「ムリムリムリノスケ」
海未「そっそんなっ!///いくらなんでもそれは破廉恥ですよっ!///」テレテレ
HJNNほのか「カッテニモウソウシテルヨ」
海未「まったく…///そこまでして勝ちたくは…」ポロッ
HJNNほのか「アゥ」ぽてん
HJNNことり「アウチ」ぽてん ピッ
海未「あぁっ!ごめんなさいっ床に落としてしまいました!」
アナウンサー『──それでは次にうつります』
海未「テレビのリモコンに当たったようです…痛くなかったですか?ほのか、ことり」ナデナデ
HJNNことり「ヘイキダヨ」ナデラレナデラレ
HJNNほのか「ホノカモ」ナデラレナデラレ
海未「ぼけっとしていましたね…傷跡は付いていませんかね?確認しなければ…ん?」
アナウンサー『今日は女の子の間で大人気!?うわさの壁ドンについて調査してみました!』
海未「壁ドン……?」
アナウンサー『それでは街中の女の子に聞いてみましょう!そこのあなたー、話を聞いてもいいですか?』
少女『わ、私ですか?』
アナウンサー『あなたは壁ドンについて知ってますか?』
少女『…!えぇ、知っています』
アナウンサー『本当ですか!?詳しくお話しを聞いてもよろしいでしょうか?』
少女『…勿論構いませんよ、ふふふ』
~~~~~~~
10分後
少女『──そもそも、壁ドンの歴史は…』
HJNNほのか「アキタ」
海未「へぇ、このようなものが最近は流行っているのですね」
海未「しかし、私にはあまり関係な…ハッ!」
海未「…これはことりに使えるかもしれません…!」
海未「そうです!ことりも乙女なんですから、きっと壁ドンにも憧れてます!」
HJNNほのか「イケルカナァ?」
HJNNことり「ヤブサカデハナイ」
HJNNほのか「ホントニ?」
海未「あなたたちのおかげですっ!きっとあなたたちが私に教えてくれたんですねっ!」ギュ-
HJNNほのか「オチタダケダケドネ」
海未「ご褒美にぎゅーしてあげますっ!うふふっ♪ありがとうございますっ!」ギュ----
HJNNほのか「クルシイヨ-」
HJNNことり「ヒャ-」
~~~~~~~
海未「今日はありがとうございます、付き合っていただいて」
ことり「別にいいよ♪それより海未ちゃんからお洋服の買い物に誘ってくれるなんて…!」
海未「え、えぇ。やはり洋服を選んでもらうならことりがいいかと思いまして」
ことり「任せといて!今日のためにしっかりリサーチしてきたから!」
海未(学校で壁ドンをするのは恥ずかしかったので外出してしまいました。これもことりにひと泡ふかせるためです)
海未(洋服で釣る形になりましたが仕方ありません。肉を切らせて骨を断つ作戦です!)
ことり「この服とかどうかなぁ?海未ちゃん」
海未「さ、さすがにそれはちょっと破廉恥ではないですか?」
ことり「えー、でも海未ちゃんがこの服着てるとこ見たいなぁ…」
海未「ぐ、ぐぐぐ……」
海未「…わかりました、試着してきます。ちょっと待っててください」
ことり「やったー♪」
海未(ここは耐えるのです!今は我慢して、チャンスを伺うのです!)
ことり「あとそれと…」
ドサドサドサドサ
海未「えっ」
ことり「この店と、この店と…」
海未「こ、ことり?そのカタログの数は…いったいどれだけ調べてきているのですか?」
ことり「うーん、調べててたら止まんなくなっちゃって、この辺一帯の店は確認しちゃったなぁ」
ことり「ゆっくり回ろうね、海未ちゃん♪」
海未(…私は耐え切れるのでしょうか?)
~~~~~~~
ガタンゴトンガタンゴトン
ことり「良い買い物だったねぇ海未ちゃん♪」
海未「そ、そうですね…///」
海未(結局ことりに押し負けてされるがままになってしまいました…///こんなひらひらの服まで買ってしまって……)
海未(しかも結局もう帰りの電車の中です…このままでは惨敗です…)
海未(ここから逆転するには、どうすれば…)
プシュ-
ぞろぞろぞろぞろ
ことり「きゃっ!人が急に…」
海未「人が多くなってきましたね…」
ことり「ぎゅうぎゅうでちょっと苦しいね」アハハ
海未「…ことり、壁側に来てください」
ドンッ!
ことり「えっ、う、海未ちゃん…?」
海未「こうすれば、少しスペースができます。しばらくこの体勢で我慢しててください…」
ことり「は、はぃ……」
ことり「…」ウツムキ
~~~~~~~
海未「あの後すぐにすいて良かったですね」
ことり「そ、そうだねぇ、あっじゃあ私こっちだからっ」
海未「えぇ、ではまた」
すたすたすたすた…
海未(結局、壁ドンらしいものは電車の中のアレだけですね…電車の中だったのでロマンチックでもなんでもない気がしますが…)
海未(今回もダメでしたかね…しかし、諦めません!いつの日かことりをギャフンと言わせてやります!…が)
海未「今日は帰って、あのこたちに慰めてもらいましょうかね」
HJNNほのか「オソイネ」
HJNNことり「ソダネ」
海未「ただいま帰りましたよ~~!」ガラガラ
HJNNことり「オカエリ-」
HJNNほのか「オカエリ-」
海未「残念ながら、失敗してしまいました……せっかくあなたたちに助けていただいたというのに…」
HJNNほのか「ドンマイ」
HJNNことり「ヨソウガイ」
海未「そういえば、服も買ったんですよ。とてもふりふりのやつですが…」
HJNNことり「ミタイ!」
海未「ことりは見たいですか?ふふっ、いいですよ」
HJNNほのか「メズラシクアッテル」
海未「あなたたちなら見られても恥ずかしくありませんしね…よしっ!ちょっと待っててくださいね!」
HJNNことり「ヤッタ-!」
HJNNほのか「ワ-イ」
~~~~~~~~
ことりの部屋
ことり「ふー……」ベッドニダイブ
ことり「ああああああああああああ!!!!!海未ちゃん!海未ちゃん!カッコよすぎるよぉ………///」ゴロンゴロンゴロンゴロン
ことり「あんなに真剣な顔で見つめられて……その上壁ドンまでされて…」
ことり「ことりには耐えられないよおおおおお!!!!」ゴロンゴロンゴロンゴロン
ことり「試着してるときのかわいい海未ちゃんと、ことりを守ってくれるカッコいい海未ちゃん……」
ことり「どっちを選べばいいのかわかんないよおおおおおお!!!」ゴロンゴロンゴロンゴロン
ことり「ことりはいったいどうしたらいいのおおおお!!!!!」ゴロンゴロンゴロンゴロン
ことり「うおおおおお!!!!」ゴロンゴロンゴロン
理事長「ことり!うるさいわよ!」
ことり「ごめんなさい!」
おわりです
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