【安価】咲-Saki- [貴方]と[彼女]の物語(197)

注意 
原作ブレイクの短編集。
キャラが違う?想定の範囲内。 
麻雀?そんなモン雰囲気で誤魔化せば良い。 
女子校?知らんな。みんな共学や!(永水は除く) 
ノリと勢い優先。 
でもグロいのとか胸糞系は勘弁な。
飽きたら終わり。
塞さんと縁側でお茶飲みたい。

ここでは初めてですので、なんか変だったりしたらその都度ご指摘願います。

安価で集めたキーワードで適当な物語を即興で書いていきます。
基本、短編なんで軽い気持ちでやっていきたいので。

先ずはヒロインを決めます。

安価
下1
原作キャラから1人。

「一緒にしてもらったら困る。格が違うわ!」


なにかキーワード又はシチュエーションを1つ。
例 「そんなオカルトありえません」 「麻雀」 「串カツ」などなど

ただし、相反する場合は先着順。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女」が後輩」とか

また、同じ様な物もカウントしません。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女]が先輩」みたいな

とりあえず下1から3つ程ください。

キーワード 親友 共依存 勘違い



姫松高校麻雀部部室。

土曜日の午後。今日もインターハイに向けての特訓が行われている最中。

「[貴方]~。」

椅子に座って牌譜を見ていた[貴方]に、少し遅れて部室に入ってきた愛宕洋榎が背後から抱きついた。そのまま頬ずりする。それを見た恭子が面倒くさそうに溜息を吐き、由子が笑みを浮かべ、絹恵が困ったように笑い、漫が真っ赤な顔であわあわしていた。

[貴方]は微笑みながら、腕を曲げて洋榎の頭を撫でる。

「主将、いま検討中なんでじゃれあいは後にしてもらえます?」

恭子がジト目で洋榎を見る。え~っと不平不満を口にする洋榎。[貴方]は別に構わないと、抱きつく洋榎を撫でながら牌譜を見続けた。

「さっすが[貴方]や。」

上機嫌でそのままくっつき続ける洋榎に、恭子は再度溜息を吐きながら検討の続きを始めた。
途中で[貴方]がカバンから取り出した小さな弁当箱。蓋を開けると鳥のから揚げが入っていた。それを爪楊枝で刺し、スッと持ち上げる。洋榎が輝く笑顔でパクッと食らいついた。微笑みながら[貴方]もその爪楊枝で自分もから揚げを食べる。

「あのー・・・。前から気になっとったんですけど、お二人って付き合ってるんですか?」

漫が訪ねた。洋榎と[貴方]が目を合わせる。そして同時に答えた。

「「まさか。」」

姫松高校男子麻雀部2年[貴方]。前年の個人戦チャンピオンで、男子の中で数少ない、女子の上位メンバーとも対等に打ち合える雀士だ。
それだけの実力が得られた理由は実にシンプルである。

愛宕家の連中にひたすら鍛え上げられたからだ。

いわゆる幼馴染。家が近所でいつ頃から関りがあったかは記憶にない。これだけベタベタくっつき合っていても、今の所はお互い「男女である」というような認識が全く生まれていないという。
くっつくのが絹恵であったなら、[貴方]は顔を真っ赤にして慌てふためいていただろうに。

部活が終わり、愛宕姉妹と[貴方]が帰った後に漫が恭子に尋ねた。

「なんであれだけイチャついてるのに、付き合ってないんですかね?」

あの場面だけを見れば、十人どころか、百人中百人が彼氏彼女だと思うだろう。リア充死ね。

首をかしげている漫に、恭子が面倒くさそうな顔で答えた。

「二人とも、「アイツは自分が近くにいてやらないと駄目だ」って言っとったで。ほんま意味がわからんわ。」

一度、恭子が部室でのイチャイチャにイラっとして止めさせようとした事がある。麻雀で勝てたらやめるという事で、由子も巻き込み四人で卓を囲んだ。
だが、質が悪いのが二人とも実力は間違いなく部内どころか、関西で最強レベルの打ち手である。その二人が全力で手を組んで打つのだから、止められるはずがない。

「あの時はホンマに泣くかと思ったわ。」

思い出しただけで涙目だ。

そんな平和(?)な日常の中での小さな騒動の話。

ある日の事。日直という事で、いつもより少しだけ早く学校に来た[貴方]。
下駄箱を開けると封筒が一枚。しかもハートのシール付き。
周りに悟られないようにしながらも内心慌てる[貴方]。

「あれ、[貴方]君今日は主将らと一緒やないんやね。」

漫が玄関で立ち尽くす[貴方]に声をかけた。そしてその手に握られる物に目を向けると同時に驚く。

「そ、それってまさか!?」

実のところ、[貴方]はかなりモテる。顔はそれなり。文武両道。性格もよく、、しかも麻雀男子チャンプ。だが、いつも洋榎がそばにいるため、この様な物をもらったことは一度もなかった。

とりあえず手紙をカバンに入れ、何事もなかったように装いながら教室へと向かう。

(・・・これって主将には黙っといたほうがええんやろうか?)

余計なお世話かと思いながらもスッと携帯を取り出し、とりあえず絹恵と恭子にメールを送っておいた。

その日の部活。

「べ、べべ、べつにウ、ウチはなんとも、おも、っとらんで?」

あからさまに同様しまくりの洋榎。手にした湯呑のお茶にはひっきりなしに波紋を刻んでいる。

「でも、お姉ちゃん。[貴方]くんが誰かと付き合うことになってもええん?」

絹恵が心配そうに声をかけるが、洋榎は湯呑を置き腕を組みながらそっぽを向く。

「あいつとウチはただの親友や。べ、べつに彼女だできたって、それは変わらん。」

冷や汗ダラダラで言ったところで説得力は皆無だ。

「でも、[貴方]くんはカッコいいからモテてもしょうがないのよー。」

ニコニコしながら由子がいう。それをきいて洋榎の顔がサッと青くなる。そんな中で[貴方]が部室に入ってきた。バッと皆の視線が集まる。

立ち上がって飛びつこうとする洋榎を恭子と絹恵が押さえつけ、由子が[貴方]に尋ねた。

「朝のラブレターは結局どうなったんの?」

キョトンとした[貴方]。そして何かをひらめいた顔をして、笑みを浮かべながら口元に人差し指を立てた。

「[貴方]!それはどういう事や~!?」
恭子と絹恵を振り払い、[貴方]へとつかみかかる。[貴方]はやっぱり多少おしとやかな子が良いと溢す。ハッとした洋榎がコホンと一つ咳払い。

「ま、まあ、慌ててもしょうがないわな。とりあえず茶でもいれよか?な?」

そういって[貴方]を座らせ、給湯室へと小走りで走っていった。
それを見て[貴方]は笑う。周りが困惑している中、洋榎が戻るまでに[貴方]が話を始めた。

あれはただの入れ間違いだった。送り主が下駄箱を間違え、一つ隣に入れただけだった。

「やったら、わざわざ主将に隠す必要はないやろ。」

そう言う恭子に[貴方]は意地悪そうな顔をしていった。あのまま勘違いさせたままのほうが面白いだろうと。

それからしばらくの間良い様に扱われている洋榎に、皆が同乗してしまいネタバレされてからは、二人のイチャイチャ具合に拍車がかかるのだがそれはまた別の話。

共依存とか難しすぎるのよ~。

次のお話
安価
下1
原作キャラから1人。

「しかし、これが真に怪物ならば、恐怖という餌を与えておくのも悪くない。」


なにかキーワード又はシチュエーションを1つ。
例 「そんなオカルトありえません」 「麻雀」 「槍槓」などなど

ただし、相反する場合は先着順。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女」が後輩」とか

また、同じ様な物もカウントしません。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女]が先輩」みたいな

とりあえず下1から3つ程ください。

今日の夜には書けるかな?

逆光源氏計画

深夜あんま人いないからおーぷんの方が良かったかもね

>>20 そうかもしれないですね。まぁ、それほどしっかりした物を書くつもりはないので、しばらくはこんな感じで気ままに生きたい(誤字じゃないよ)と思います。

刷り込み
近所のおねえさん
逆光源氏計画

・・・あかん、エロい想像しかできんorz。

[貴方]は一人暮らしである。理由は二つ。
一つは両親が仕事の都合であちらこちらを転々としている事。短いときはわずか3ヶ月で引っ越す事もある程だ(いったいどんな仕事なのかは知らないが)。それでも、必ず年に3回、年末年始と盆休み、そして[貴方]の誕生日には帰ってくるので、決して変な仕事ではないのだろう。
まだ義務教育も終えていない[貴方]がなぜ一人暮らしで大丈夫なのか?その理由が二つ目の理由となる。
このたび、無事高校に合格。意気揚々と学校に向かった。そしてすぐにその二つ目の理由を見つける。[貴方]が「姉」と呼び慕う者。

「うん?ああ、[貴方]か。ちゃんと来れたようだな。」

笑顔で迎えてくれたのは鶴賀学園3年生、加治木ゆみだった。

「いま、姉さんといいましたか?」

「あれ?ユミちん、弟なんていたっけ?」

となりにいた二人のうち一人、ポニーテールの子、津山睦月の疑問。その隣にいたおかっぱ頭の子、蒲原智美も笑顔のまま首を傾げた。

「いや、弟ではない。まぁ似たような者なのだがな。家の近所に住んでいる[貴方]だ。両親の仕事の都合で一人暮らしをしている子でね。よく面倒を見ているんだ。」

そういいながら、自分と同じぐらいの身長の[貴方]の頭をなでた。

照れくさそうに[貴方]は名乗り、お辞儀をする。智美と睦月も名乗り、笑顔で頭を下げた。

「ユミちんの弟分か。じゃあ麻雀部にはいるか?」

その智美の問いに[貴方]は首を傾げるが、ゆみの方を見て姉さんがいるのならと頷いた。

「いつも言っているが、ちゃんと自分で考えて物を言っているか?」

若干困ったような顔をして言うゆみだが、当たり前だと[貴方]は頷いた。

無事に四人となり卓を囲めるようになったが、問題がある。[貴方]は男子であるため、当然団体戦に出るには人数が足りない。智美が「一人は何とかなる」というので、後一人。

ゆみの為になんとかしようと試行錯誤していたある日の事。[貴方]のいる教室にゆみが駆け込んできたのだ。驚く[貴方]。だがその後さらに驚く事になる。

「私は君が欲しい!!」

衝撃的な一言だ。[貴方]の時間が止まる。そしてその衝撃は続く。

「こんな私でよければ!」

告白に答えたのだ。あまりのショックな出来事。[貴方]はその日の部活を休んでしまう程だった。

その日の夜、メールで新しい部員が増えた事を聞いた。あの時の女の子なのだろう。これで、皆の悲願である団体戦に出られる。だが、[貴方]の心には陰りが残ったままだった。

翌日。一番に部室に来てしまった[貴方]。椅子に座って教本を読んでいるとゆみがやってきた。挨拶するも、いつもより僅かに暗い雰囲気をゆみは敏感に感じ取った。

「なんだ、体調が悪い・・・という訳ではなさそうだな。どうかしたのか?」

ばつが悪いのか、そっぽを向いてしまう。だが、このままの態度ではゆみを困らせてしまう。素直に心情を吐露するしかなかった。

「なんだ、その事か。」

ゆみがあきれた様に笑う。[貴方]はムッとしながら言った。自分は今までずっと努力してきたと。料理もそうだし、勉強もそうだ。今も、少しでもゆみの力になりたくて、麻雀の勉強だけでなく、他校の情報集数もこなしている。それなのに、と続けようとする口にゆみがそっと人差し指を当てた。

「[貴方]は一つ勘違いしているな。」

そしてそのまま、座る[貴方]の耳元に顔を寄せてささやいた。

「お前は既に、私の物だろう?」

そう言って頬をほんのり赤く染めながら、ゆみは妖艶な笑みを浮かべていた。

・・・このままR-18に突っ込むべきなのだろうか?

書いた事ないからどうしようか悩みつつもとりあえずNEXTヒロイン
安価下1
原作キャラから1人

大人組もいけます。でもシノハユはキツいっす。閑無とか悠彗好きだけどね。
別に京ちゃんやハギヨシさんでもおk。その場合は[貴女]になる。

「牌にかける青春も、インハイにかける長年の想いも、当時の私にはよくわかってなかたから」


なにかキーワード又はシチュエーションを1つ。
例 「猫耳」 「実家暮らし」 「水着」などなど

ただし、相反する場合は先着順。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女」が後輩」とか

また、同じ様な物もカウントしません。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女]が先輩」みたいな

とりあえず下1から3つ程ください。

餌付け
恩人
テレビでアピール


今から数年前(?)の話。小鍛治健夜が高校三年生の夏の出来事。
いつものように学校へと向かう途中での出会い。

(麻雀、か・・・。どうなんだろうなぁ。)

友人に誘われ試しに打ってみた。その日、即麻雀部に連れていかれた。そしてその場で即レギュラー。何を言っているのか自分自身にもわからない。
そのままの流れでズルズル引きずられるようにインターハイ予選。

(なんだか、申し訳なさしかないよ。)

小さくため息を吐きながらの登校中。いつもの曲がり角を曲がったところで足を止めた。目の前に人が倒れていたからだ。

「・・・ええぇぇーーー!?」

思わず駆け寄り、隣にしゃがみ込んだ。声をかけようとしたところで、グ~ッと音が鳴る。

「え・・・。」

そして倒れている男が一言。空腹だと。

近くの公園のベンチ。健夜がカバンから取り出したのはお昼に食べる予定だった一つの菓子パン。今日は母の都合でお弁当がなかったからだ。
男はそれを受け取ると、目を潤ませながら頬張った。

「えっと・・・大丈夫ですか?」

男は頷き、手作りの名刺を差し出した。名は[貴方]と言うようだ。

「フリーのカメラマン?」

曰く、自由気ままにあちらこちらを巡り、写真を撮っているとのこと。気ままが故に収入は殆どないそうだ。健夜はそれに驚かされながらも、年齢を聞き、さらに驚かされてしまった。
「同い年なの!?」

[貴方]は高校に通っていない。自分の夢には、わざわざ学校に通う理由がないからだと。弱々しく微笑みながら。

「夢か・・・。そうやって、自分の夢に向かって頑張るって素敵な事だね。」

素直にそう思った健夜が優しく微笑んだ。

一瞬の間、[貴方]はカメラを健夜に向けた。

パシャ。

不意の一枚。驚いた表情の健夜。

「え、ちょ、ちょっと!?」

今日は朝から驚かされてばかりだ。笑顔で礼を言いその場から逃げていく[貴方]。その背を見ながら健夜はまた、ため息を一つ。だがもう会うことはないだろう。

だが再開は早かった。

今年のインターハイ会場。

「なんでいるの!?」

またも倒れている[貴方]。ここ最近で一番大きなため息を吐く健夜が、やはりカバンから菓子パンを取り出し手渡した。

数奇な運命はこれでは終わらなかった。健夜がプロになって初めての試合会場。初の王座継承戦。挙句の果てにはリオデジャネイロで。
ストーカーを疑うレベルなのだが、出会うたびに[貴方]もすごく驚いた顔をしている。本当に偶然なのかもしれない。

(なんなの・・・もう・・・。)

呆れながらも微笑み、その都度カバンからパンやら飴やらクッキーやらを渡す。会うたびに何か食べ物をあげる事が習慣のようになっていた。

だが、そのような回数も減っていく。健夜が地元のクラブチーム「つくばブリージングチキンズ」に所属してから、活動範囲が狭くなってしまったことが要因の一つかもしれない。

「そういえば、すこやんっていっつもお菓子とかカバンに入れてるよね。太らないの?」

ある日のお昼。とあるテレビ局の休憩所で、友人の福与恒子がジュース片手に話しかけてきた。

「あー・・・うん。昔の癖でね。私が食べてるわけじゃないんだけど。」

あちらこちらで健夜がお菓子を色んな人に配っているのは有名な話だ。

「癖?」

恒子が首をかしげながらたずねるが、健夜は少しだけ悲しそうに微笑むだけだった。最後に出会ったのはいつだろうか。連絡先もわからず、どこで何をしているのかもわからない。

できる事なら、もう一度、どこかで会えたらな。

そして数日後。この日は恒子と共に少ししゃれた喫茶店でお茶をしていた時の事だった。そこに置かれていたテレビ。どうやらここ最近で有名になったとある写真家とその写真についての番組だったようだ。

「あ、すこやん知ってる?あの写真撮った人ってこの近くに住んでる人らしいよ。ここ最近ですっごい有名になったよねー。」

テレビに映る写真の数々。どこかの山奥で撮った滝の写真や、ビルの上からの夜景。生きるか死ぬかの争いをしている野生動物の写真など。

「へー。こーこちゃんよく知ってるね。」

「いや、すこやんが知らなさすぎなだけじゃないの。」

ちょっと呆れたように言う恒子。興味がないのだから仕方がないと苦笑いをしてしまう。そしてふと、視線をテレビに向ける。

「・・・嘘。」

驚き、思わず手にしていたコーヒーをこぼしそうになる。

「日本だけでなく、世界中を渡り歩いていたそうですが、一番印象にあるものは何ですか?」

アナウンサーが男に尋ねた。男は笑いながら答えた。
地元で出会った女の子だと。彼女がいなければ、今の自分はないのだから。

「そうなんですか?意外ですね。もっと様々な風景とか、いろんな人との出会いがあったと思うんですが。そういえば個人的に聞きたいことなんですけど、世界各国を旅してきたという事は、様々な物を食べて来たと思うんですけど、その中で一番おいしかったものとかって何かありますか?」

別のアナウンサーが訪ねた。やはり男は笑いながら答えた。
とある菓子パンだと。

そして最後に一言。近いうちに、あなたに会いに行きますと。
その首にかけられた小さな写真の入ったケースを握りしめながら。

すこやんって、自分からアピールするのも、相手からアピールされるのも苦手そう。

次のヒロインさん安価
下1
原作キャラから1人。

「決めた・・・変だけどこれで」

なにかキーワード又はシチュエーションを1つ。
例 「ショッピング」 「麻雀」 「充電」などなど

ただし、相反する場合は先着順。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女」が後輩」とか

また、同じ様な物もカウントしません。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女]が先輩」みたいな

下1から3つ集まるまで。

縁側
裸Yシャツ
いとこ

エロい(確信)

「ごめん、先帰るね。」

部活の終わる時間。皆が片付け始めたところで、そう言って小瀬川白望は立ち上がった。それをみて四人は驚き、口を半開きにして止まってしまった。

「・・・なに?」

「いや、あのシロが自分で立ち上がって、真っ先に帰るなんて・・・。ねぇ。」

臼沢塞が困惑気味に振り返った。他の三人も頷く。

「なにか用事でもあるの?」

鹿倉胡桃が首をかしげてたずねた。白望は頷き、カバンと手に取る。

「いとこが家に来るの。」

そう言って部屋を出た。扉が閉まる。と同時に四人がパッとタイミングを合わせたように卓上に顔を寄せた。

「どう思う?」

「ちょー気になるよ!」

「キニナル!」

塞の問いに姉帯豊音とエイスリン・ウィッシュアートが笑顔で首を縦に激しく振った。

「という事は?」

「「「追いかけよう!」」」

胡桃の一言に、三人とも笑顔で手を振り上げた。

道を歩く白望。その後ろを四人が電信柱や看板、曲がり角の塀などに身を隠しながら後を追う。

「そういえば、シロの家って久しぶりだなぁ。」

「中学の時以来だね。」

塞と胡桃が笑みを浮かべながら電柱の陰から除く。

「そうなんだ。ちょっと楽しみだよー。」

必死に屈みこんで看板に身を隠す豊音とその豊音に隠れるエイスリン。視線の先の白望が足を止めた。四人が慌てて身を隠す。そっと看板から顔だけ出した豊音が、わぁと声を漏らしながら顔を真っ赤にした。
それを見た三人もそっと覗き込む。

「うそ!?」
「わぁ!?」
「Oh!?」

白望が見知らぬ男に抱き着いている姿が見えた。抱き着かれた側の男は、苦笑いをしながら白望を受け止めている。

「シ、シロに彼氏!?」

「ま、まだわかんないって!」

驚く塞に、胡桃が驚きながらも首を振る。豊音は顔を赤くしながら頬に両手を当て、笑みを浮かべている。エイスリンは手にしていたボードにパパッと絵を書いて見せた。

そこには大きなハートをバックに幸せそうな笑みの白望と男。

完全に尾行していた事を忘れて、四人が何だかんだ話している。
という事は、当然その声は白望にも届いているというわけだ。つまり。

「・・・なにやってるの?」

突然の声に四人が振り返ると、先ほどの男におんぶされた白望がいた。男が困ったような顔で自己紹介をする。
一つ年上の[貴方]は大学生で、この春から近くに住むようになったらしい。

「じゃあ[貴方]さんがシロの言っていたいとこなんですね。」

ホッとしながら塞が言った。[貴方]は頷き、四人を見ると、皆可愛らしい娘だと微笑んだ。その笑みに四人が照れる。
白望が無言で[貴方]の首を絞めた。思わず呻き声を漏らして[貴方]は白望から手を放してしまった。

「「「「あ。」」」」

所変わってここは[貴方]が借りている一軒家。白望の家のすぐ近くで、知り合いから安く借りている家だ。

「「・・・。」」

その縁側で顔を真っ赤にして座っている[貴方」。その足を枕にして横向きに寝ている白望。

運悪く、白望が[貴方]の背から落ちた先には水たまり。制服やらが濡れてしまった。
そのまま帰らせるわけにもいかず、すぐ近くだった[貴方]の家で服を乾かすことになったのだが、当然替えの服があるわけがない。

今白望が来ているのは[貴方]のYシャツ。しかも、「ダルいからやだ」の一言で、ズボンなどの下は履いていない。それどころか、下着すらつけていない。

(・・・さすがに恥ずかしいかな。)

ほんのり頬を染めながら、チラッと目線を[貴方]に向ける。やはり[貴方]も顔を真っ赤にしたまま必死に視線を他所に向けている。

(少しは・・・脈あり・・・かな。)

[貴方]に悟られないように、白望は笑みをこぼした。

・・・大丈夫。まだ健全だ。

安価
下1
原作キャラから1人。

「今の私は日本の高1で最強のつもりや。ビビんな!やったる!」


なにかキーワード又はシチュエーションを1つ。
例 「ショッピング」 「水鉄砲」 「ノースリーブ」などなど

ただし、相反する場合は先着順。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女」が後輩」とか

また、同じ様な物もカウントしません。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女]が先輩」みたいな

とりあえず下1から3つ程ください。

ラッキースケベ
チラリズム
[貴方]が大先輩

そんなにエロいのが見たいのか、あんた達は!


「え、それホンマですか!?」

二条泉が思わず立ち上がりながら声を上げた。若干引き気味になりながら監督の愛宕雅枝は頷いた。

「ホンマに、[貴方]さんが指導に来てくれるんですね!」

[貴方]。千里山高校の卒業生で、高校時代に男子個人戦三連覇を果たし、大学ではインターカレッジで男女混合戦で二度の優勝経験を持つ雀士だ。今年で大学を卒業し、来年度からはプロ入りが確定している、今最も話題の男子麻雀プレーヤーだ。

「次の土曜日や。しかし、泉がそこまで食いつくとは意外やったな。」

指摘されてハッとした泉が、顔を真っ赤にしながら席に着く。それをみて江口セーラが軽く笑いながら泉の背中をたたいた。

「こいつ、千里山に入学する前から[貴方]先輩の大ファンやったからな!」

「意外にミーハーやんな。」

「みいはぁ?」

「芸能人とかにお熱っちゅうことです。」

園城寺怜の言葉に首をかしげる清水谷竜華。それに眼鏡をクイッとさせながら船久保浩子が答えた。泉の顔がさらに赤くなる。雅枝が呆れながらため息を吐いた。

「テンション上がるんはええけど、なんにせよ失礼のないようにな。」

それから数日経ち、その土曜日となった。その日の泉は、朝からずっと落ち着きがない様子でソワソワしていた。

「少しは落ち着きいや。」
浩子が呆れながら、泉と共に部室に向かって廊下を歩いていた。

「そ、そうは言うても・・・。」

もじもじしながら歩く。いつもの強気な様子は完全に鳴りを潜めている。その様は完全に乙女である。

「ちなみに、ホイ。」

浩子が手にしていたタブレットを泉に見せた。そこにはスーツ姿の[貴方]が雅枝と歩いている姿が映っていた。

「こ、これって!?」

「わりとさっきの映像や。門のほうでおばちゃんと話とるんが見えたから撮ったんやけど。欲しい?」

「是非!」

真剣な目で頼む姿に若干引きつつも、浩子は泉のアドレスに写真を送っておいた。なんだかんだしているうちに、部室が見えてきた。その入口に竜華、怜の二人がが立っていた。向こう側からはセーラがジュース片手にこちらに歩いてきているのが見える。

「[貴方]さんはもう部室におるんですか?」

「うん。もうおるで。でも・・・。」

浩子の問いに竜華が答えた。その隣で怜が、あ・・・と微妙な表情を浮かべている。

(あかん・・・逃げよ。)

「なんや、じゃあさっさと入ろうや。」

「あ、でも今は・・・!」

竜華が止めるのも聞かず、セーラが扉を開けた。

その扉の向こう側。[貴方]がスーツ椅子に掛けカッターシャツを脱ぎ、今まさにシャツを脱ごうと、クロスさせた腕を上げている所だった。

「「「「・・・。」」」」

いつのまにか逃げていた怜。顔を手で覆っている竜華。呆然としているセーラ。顎に手を当てながら目を光らせる浩子。顔を赤くしながら口をパクパクさせる泉。
直視されるとさすがに恥ずかしいのか、[貴方]が顔を少しだけ赤くしながら声をかける。

「す、すんませんでした!」

大声で謝ったセーラが慌てて扉を閉めた。

「・・・今は、[貴方]さんが着替えてるから開けたらあかんって。」

「それをはよう言えや!?」

「言う前に勝手に開けたんはセーラやん!」

二人が言い合う隣で顔を真っ赤にしながら頭から湯気を出している泉。その肩を浩子がちょいちょいと叩いた。

「チラッと見えた腹筋がエロかったなぁ。」

「!?!?!?」

声にならない声を上げる泉。浩子とてつもないゲス顔である。そしてタブレットを見せる。そこには先ほどの[貴方]の姿。いつの間に撮ったのやら。

「いる?」

「・・・お願いします。」

泉はムッツリさん。そんな感じしない?

安価
下1
原作キャラから1人。

「早く全力におなりなさい―――さもなければ潰す!!」


なにかキーワード又はシチュエーションを1つ。
例 「ショッピング」 「アイドル活動」 「アホ毛」などなど

ただし、相反する場合は先着順。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女」が後輩」とか

また、同じ様な物もカウントしません。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女]が先輩」みたいな

とりあえず下1から3つ程ください。

許嫁
[貴方]がショタ
観覧車


とある遊園地の観覧車の中。輝く笑顔で外を眺めている[貴方]。その向かい側の席には、笑顔で座る透華の姿があった。

「そうやってはしゃいでる姿の[貴方]が、一番魅力的でしてよ?」

そう言われた[貴方]は、顔を真っ赤にして俯いてしまった。

許嫁
[貴方]がショタ
観覧車


とある遊園地の観覧車の中。輝く笑顔で外を眺めている[貴方]。その向かい側の席には、笑顔で座る透華の姿があった。

「そうやってはしゃいでる姿の[貴方]が、一番魅力的でしてよ?」

そう言われた[貴方]は、顔を真っ赤にして俯いてしまった。

話は遡って、ある日の事。あからさまに不機嫌な国広一が井上純と共に歩いていた。

「いい加減機嫌なおせって。なぁ。」

「むー・・・。」

事の発端は先月の話。龍門渕透華の許嫁が決まった事だ。しかも、透華の了承なしで決められた。それが一には不満だった。

「まぁ、いきなり許嫁って言われてもな。」

純も納得いかないところがあるようで、両手を頭の後ろに組みながらややしかめっ面である。

今日はその許嫁である[貴方]がここ、龍門渕の屋敷を訪れる日だ。二人は面会するための客間へと向かっている所である。
その部屋の扉をそっと開けて部屋を覗き込む。そこには、腕と足を組み、誰がどう見ても不機嫌な雰囲気を丸出しの透華が座っていた。

「うっわー・・・めっちゃ不機嫌じゃん。」

自分を差し置いて勝手に決められた事に、納得がいっていないのだろう。だが、文句を言っても仕方がない。純が部屋へと入る。続いて一も入るが、先の透華の様子を見て、自分と同じ気持ちである事に少しだが気分を良くしていた。

「・・・。」

透華は二人をチラッと見ただけ何も言わず、組んだ腕のまま指をトントンと叩くだけだった。

一が紅茶を入れて透華の机に置く。それを見て、少しだけ透華の溜飲が下がった。そして数分後。扉がノックされる。

「[貴方]様をお連れ致しました。」

ハギヨシの声に、三人にわずかに緊張が走る。

(ついに来たか。いったいどんな奴だ?)
(透華に許嫁なんて、必要ないよ。)

一瞬だけ、二人の視線が交わり、同時に透華を見る。

「入りなさい。」

一度だけ小さく咳払いし、入室を許可する。すると扉が開き、ハギヨシが入ってきた。そしてそのすぐ後ろ。そこには、天江衣と同じくらいの男の子が立っていた。予想外の事に、三人が驚き言葉に詰まる。
一歩、前に出てきた[貴方]が名前を名乗った。その様は、まさしく紳士そのもの。一分の乱れもない完璧な名乗り。だが、透華は気付いた。

(手が震えていますわ。)

衣とは違い、見かけ通りの年齢なのだろう。にもかかわらず、必死に繕っている。フッと柔らかい笑みを浮かべた透華は立ち上がり、[貴方]に歩み寄った。そして[貴方]の前でしゃがみ、目線を合わせて撫でた。

「ようこそいらっしゃいました。わたくしが龍門渕透華ですわ。」

柔らかく、優しい微笑み。それを見た[貴方]が顔を赤くしながらスッと目線を逸らしてしまう。

(((・・・かわいい。)))

この場にいた女性三人の心が完全に一致した。

「そうですの。では、来年中学校に入学ですのね。」

その後、座って互いに色々話してわかったことがある。[貴方]はまだ小学生。家は龍門渕ほどではないが、それなりに裕福な家庭である。だが、一般家庭と同じような環境で生活しているため、こんな屋敷に来たのは生まれて初めてだという。
また、この婚約は両親が決めたことで、[貴方]や透華が「ノー」といえば直ぐに解消される程度の約束だそうだ。

「じゃあすぐ解消しよう、そうしよう。」

と、乗り気な一を純が押さえつけた。その一を見て、[貴方]もそうすべきだと言った。自分はまだ子供だと。透華のような美しい女性には不釣り合いだと。
そして少しだけ残念そうに笑みを浮かべた。

「・・・それは、あなたの本音ですの?」

透華が真剣な目で[貴方]を見た。[貴方]は一瞬だけ、目線を逸らすが、すぐに真っすぐ透華の目を見返して答えた。わからないと。幼い自分には、いわゆる恋だの愛だのわかるわけがない。その答えを聞き、透華がまた、微笑んだ。

「少なくとも、今のわたくしはあなたの事が嫌いではありませんわ。」

その一言に純が「へぇ。」と笑みを浮かべ、一があまりの衝撃に目を見開き、透華の笑顔に[貴方]が頬を赤く染めた。

「わたくしも、恋だ愛だなんて物はまだわかりませんわ。だから、これから暫くの間・・・、わたくしと一緒に恋愛について学んでいきましょう。」

そう言ってスッと差し出す手。それを[貴方]も照れくさそうに微笑みながら握った。

そして場面は最初に戻る。何度目かのデートでやってきた遊園地。夕暮れ時に、最後に乗った観覧車。
すぐ隣のゴンドラの中で必死に窓を叩いている一。それを羽交い絞めにしている純。ビデオカメラを向けている沢村智紀。
それを尻目に、透華が椅子から立ち上がり[貴方]の隣に座った。そして[貴方]の頬に唇を一瞬だけ触れさせる。

「フフフ。次は、あなたがエスコートしてくださいませ、[貴方]さん?」

初っ端ミスって二回やってしまったorz

お嬢様マジ淑女。

安価
下1
原作キャラから1人。

いいね
竜華

>>73 ありがとうございます。その一言だけでも凄く嬉しいですね。

「せやな。でも、らしくなくなるんがインハイなんかも。」


なにかキーワード又はシチュエーションを1つ。
例 「ショッピング」 「膝枕」 「ペンダント」などなど

ただし、相反する場合は先着順。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女」が後輩」とか

また、同じ様な物もカウントしません。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女]が先輩」みたいな

とりあえず下1から3つ程ください。

幼馴染み
三角関係
バールのようなもの(!?)


清水谷竜華には、幼馴染みと呼べる人物が二人いる。
一人は園城寺怜。小学校5年生の時に出会い、それから親友と呼べる様な関係にまでなった。
もう一人は[貴方]。怜と出会った翌年に出会い、それからは良く3人で行動している事が多くなった。

そして、高校の3年生になった今でも、この3人の関係は続いている。

「ツモ!2000、3900!うちの勝ちー!」

竜華が牌をおき、両手を高く天に掲げた。

対面の江口セーラが笑い、上家の怜がムスッとし、下家の[貴方]が腕を組んで唸った。

「くっそー。やっぱ波に乗った竜華は強いなぁ。」

「せめて、2巡先まで見えたらなぁ。」

「あかんて怜!また倒れてしもうたらどうするん!」

悔しそうな怜の発言に竜華が慌てる。[貴方]も、怜に向かって厳しい表情で苦言を呈する。

「わかっとるって。ただ、やっぱり悔しいもんは悔しいやん?」

ここ最近で怜の勝率は跳ね上がった。一巡先が見えるようになったからだ。元々竜華やセーラは麻雀が強い。[貴方]も、男子個人で2連覇。今年のインターハイでは3連覇が掛かっている。この3人を相手に接戦だったのだから大したものだろう。

横の台に置いてあったジュースを手にとり、ストローを口にしながら怜は立ち上がった。同じように3人も立ち上がり、セーラは今の対局を見ていた舟久保浩子から牌譜を見せてもらいながら今の対局について話をし始めた。

ソファーに竜華が腰掛けると、手にしていたジュースを[貴方]に渡し、さも当然の様に怜が隣に座り、竜華の太ももに頭を下ろす。

「別に飲んでもええよ?ウチとの間接キッスやでー?」

[貴方]が顔を赤くしながら慌てる様を見て、怜が笑う。それを見ながら竜華も笑うが、内心はそうはいかない。

(怜も[貴方]の事が好き・・・。)

高校に入ったあたりからかだろうか、怜の視線が今までと少しだけ変わっていた事に気づいたのは。だからこそ辛い。自分は[貴方]と同じ位、怜の事も好きだから。

「そんで、今日は部活の後買い物なんやろ?いつものスーパーでええん?」

竜華が[貴方]に尋ねると、なんとか平常心を取り戻した[貴方]が頷いた。竜華は祖母と、[貴方]は一人で暮らしているため、学校帰りに一緒に買い物に行く事がある。その場合、怜はセーラや他の部員と先に帰るのだが、その時の竜華の顔はいつもの笑顔より、僅かに明るい。

(竜華も[貴方]の事が好き・・・。)

ずっと前から知っていた。その思いはおそらく、自分が抱くより前からだ。だが、気付いているのはおそらく、自分だけなのだろうと怜は思う。だからこそ悩ましい。怜は[貴方]と同じ位、竜華の事も好きなのだから。

だが、怜には、もう一つだけ気がついてしまった事がある。それは[貴方]の気持ち。

(・・・生きるんて、つらいなぁ。)

そんなある日、部活の終わりに備品の整理をしていた時の事だ。竜華と怜が最後の当番として、準備室で印刷された牌譜をまとめている。

「なー、りゅーかー。」

「んー?」

準備室の椅子に座って天を仰ぐ怜。竜華が最後の牌譜を束ねている。

「[貴方]のこと好きやろ?」

「!?」

思わず手にしていた牌譜を落としてしまった。慌てて拾い上げ再度まとめ、ホッチキスで止めた。

「な、なにいきなり言うとんの!?ほら、そんな事よりまとめ終わったから帰るで!」

そう言って顔を赤くしながら慌て扉からでようと、ノブに手をかける。

ガチャ。ガチャガチャ。

「どないしたん?」

怜が立ち上がると、竜華が顔を青くしながら振り返った。

「扉があかんねんけど。」

立て付けが悪くなっているとは聞いていた。来週修理の人が来るとも。だが、まさか開かなくなるとは思っていなかった。

「どないしよう・・・。」

怜を膝枕しながら、竜華が泣きそうな顔でつぶやく。だが怜は平然としていた。

「良い機会や。竜華、さっきの続き。竜華は[貴方]が好きやろ?」

「・・・うん。でも、それは怜もやろ?」

「せやな。」

少しだけ、頬を赤くしながら肯定する竜華に、怜も微笑み答えた。

「でもな、うちはそれと同じぐらい、竜華の事も好きやねんな。だから・・・別に二人ならええかなって思うとるんよ。」

そう言って立ち上がった。ポカンとしている竜華の手をとり、立たせる。そして扉から離れるように部屋の奥に向かう。

「と、怜?」

「大丈夫や。もうすぐ王子様が来てくれるで。」

ニコッと笑うと同時に、扉がノックされた。そして聞こえる[貴方]

ニコッと笑うと同時に、扉がノックされた。そして聞こえる[貴方]の声。

「[貴方]!じ、実は扉が開かんくなってしもうて!」

竜華が声をあげる。返事をした[貴方]が走っていく音がした。そして数分後、ガツンっと大きな音が響いた。扉のドアノブの所から突き出すバールのようなもの。もう一度ガツンとなり、ドアが開いた。息をきらせた[貴方]がこちらを見て、ホッと胸をなで下ろす。

同じように安心した竜華の背中を怜がトンと押した。押された竜華が[貴方]の方へと飛び込む。思わず竜華を抱きとめる[貴方]。一瞬の間。二人の目が合う。近い。それこそ互いの呼吸が相手に当たる位には。

顔を真っ赤にした竜華と[貴方]が同時に声をあげた。そして抱き合ったままの姿で怜を見る。

「今日の怜ちゃんは二人のキューピットやで。」

うっすらとだが、目を潤ませながら怜が微笑んだ。

バールのようなもの・・・。やってやろうじゃねえか、この野郎!(出来るとは言っていない)

怜も竜華も幸せになって欲しい。

安価
下1
原作キャラから1人。

怜は病弱を理由に遠慮しちゃいそうだよね…

>>90 わかる。

「あったかくない牌・・・でもこの点差だもの・・・やらなきゃ!」

なにかキーワード又はシチュエーションを1つ。
例 「お泊まり」 「こたつ」 「メガネ」などなど

ただし、相反する場合は先着順。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女」が後輩」とか

また、同じ様な物もカウントしません。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女]が先輩」みたいな

下1から3つ集まるまで。

彼女が奥さん(!?)
キャバクラ(!?!?)
パイタッチ(!?!?!?)



「お義兄さんは働きすぎだと思います!」

ある日の夕食時。松美玄が、机を挟んで向かい側に並んで座っている二人、姉である松美宥とその夫である[貴方]に言った。

宥が大学に入ってから付き合いはじめ、そして卒業と同時に松美家に婿入りした、一つ年上の[貴方]。今では、松美館の副料理長を務めるほどの腕前である。

[貴方]自身は、それほど苦ではないというが、毎日朝昼夜の料理の仕込みをしている。最後にまともに休んだのはいったい、いつなのだろうか。

「うん・・・玄ちゃんのいう通りだよ。たまにはお休みとってもいいんだよ?」

妻である宥も微笑みながら、[貴方]に休みを進めるが、[貴方]は宥と一緒に働いている時間が一番幸せなのだと言う。

「えっと・・・それは・・・うん、私もだけど・・・うん。」

顔を赤くしながら二人して俯く。いつまでたっても初々しい。

「と、いうわけで、次のお休みにお出かけしましょう!」

玄がそう提案する。だが、副料理長の自分と女将の宥が二人同時に休んで大丈夫なのだろうかと、[貴方]がたずねた。すると、宥が微笑む。

「もうしばらくしたら、落ち着く時期になるから、そうしたら一緒にお休みしましょう。まずは[貴方]だけでもゆっくりしたら?」

宥にそういわれてしまうと、[貴方]には断れない。微笑み頷いた。

そして、[貴方]が休みを取る前日の晩。

「明日はお休みです。なので、私と一緒に飲みに行きましょう!」

玄にさそわれ、手を引かれるままに出かける[貴方]。そしてたどり着いた先。

「「「いらっしゃいませー!」」」

煌びやかな服装をした女性たちがたくさんいるお店。[貴方]は顔を真っ赤にし、玄は目を輝かせ、手をワキワキさせている。

「二名様ご案内でーす。」

女性に案内され、席へと座る。落ち着かずにソワソワする[貴方]。となりに女性が座るが、どうしたらよいのかわからず視線を泳がせてばかりだ。

「フフフ、可愛らしいですね。玄さんのお友達?」

「お義兄さんです。」

どうやら玄は常連、という程ではないが、顔見知りのようだ。

「そうなの。可愛らしい子ね。」

そういいながら[貴方]の頭を撫でる。驚き、顔をそむけながら思わず手をパッと前にだす。

「いやん。」

その手に伝わる柔らかい感覚。[貴方]は頭から湯気を出しながら慌てて謝る。

「お義兄さんは純情すぎです。もう少し軽くなっても良いと思うよ。」

そう言いながら玄は隣の女性の胸に手を伸ばす。相手も笑いながらで済んでいるので、問題ではないのだろうが、正直[貴方]は気が気でない。結局終始俯いたまま終わってしまった。

そして帰宅。どこに言っていたのかをたずねた宥。玄が笑顔で答えると同時に空気が凍った。

「むぅ・・・。」

前で腕を組み、頬を膨らませる宥。土下座する玄と[貴方」。

「ご、ごめんなさい。」

冷や汗ダラダラの玄に、宥が溜息を吐く。

「明日の朝、私は半休もらうから、玄ちゃんその分のお仕事よろしくね。」

「は、はい!お任せあれ!」

氷のような笑顔を浮かべる宥に、玄が頷き、足早に部屋を出て行った。それを見送り、宥は[貴方]に声をかける。思わずビクッとする。

「顔を上げて。」

そう言われ、恐る恐る顔を上げる[貴方]。頬を膨らませている宥。怒られている状況であるにもかかわらず、その様を可愛いと思ってしまった。

「その・・・どうだった?」

少しだけ顔を赤くしながらたずねてくる。何が、と[貴方]が聞き返す。

「えっと・・・その・・・やっぱり、そういうような服とか、着たほうが・・・うれしい?」

さらに顔を赤くする宥。[貴方]はそれを見て、やはりと再確認する。

自分の嫁さんが一番だと。

「はぅ・・・えっと・・・その・・・ありがとう。」

真っ赤な顔ではにかみながら、微笑んだ。

「でも、許すかどうかは別。」

では、どうしたら良いのかと[貴方]が少し慌てながらたずねた。
すると、宥は頭から湯気が上がらるほど顔を真っ赤にしたまま、[貴方]の顔に近づく。

「今夜は・・・その・・・ね?」

ワッフルワッフル。

安価
下1
原作キャラから1人。

「森林限界を超えた高い山の上。そこに花がさくこともある。」


なにかキーワード又はシチュエーションを1つ。
例 「テスカトリポカ」 「お菓子」 「グラビア」などなど

ただし、相反する場合は先着順。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女」が後輩」とか

また、同じ様な物もカウントしません。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女]が先輩」みたいな

とりあえず下1から3つ程ください。

>>109 しまった、その手があった!

略奪愛
既成事実
[貴方]が妹と同い年
・・・だんだん難易度が高くなっていくなぁ(白目)。


宮永照は一人で歩く。その後ろを小さな妹、宮永咲がついてくる。いや、ついてきていた。
照が足をとめ、振り返る。その視線の先には、こちらに背を向け、逆法方向へと歩いていく。

「咲!」

声を上げ、手を延ばす。

暗い部屋の中。いつものベッドの上。状態を起こし、息を切らす。全身が、かいた汗によって冷やされる。

(また・・・夢か・・・。)

布団の中で膝を抱え、俯く。小さく深呼吸をして息を整えるが、この暗い気持ちは、ずっと残っていた。

「・・・大丈夫か?」

いつの間にか隣に来ていた同室の弘世菫が、照の背中を優しくなでた。

「うん・・・ありがとう、菫。」

俯いたままの照に、菫が優しく微笑んだ。

(トラウマ・・・か。こればかりはどうしようもないな。)


高校に入って一年目の春。照の実力が分かり、菫の誘いで麻雀部に入部した。一年目はなんの心配もなかった。だが、二年目。妹の咲が会いにきた。何を話したら良いのか分からない照。言葉にできず、冷たい態度をしてしまい、そのまま分かれてしまった。

(私に・・・咲を・・・家族を愛する資格は・・・無い。)

そして3年の春。麻雀部にも、新入部員がやってくる。だが、その殆どは、下位のグループからスタートだ。・・・ごく一部をのぞいて。

照が照魔境で覗き込む。僅かに目を見開いた。その視線の先。

「・・・あの子か?」

隣にいた菫が照の視線の先を見る。とある卓を囲んでいる4人。菫の目を引いたのは、一人の少女。まるで宇宙空間の様に浮き上がる長い金髪。一目で普通じゃない事が分かった。

「・・・違う。」

照が見ていた先。そこには、少し小さな男の子。金髪少女の様を見て、少しオドオドしているが、牌を手にした瞬間、その目が輝く。

「・・・カン。」

照が小さく零す。それに合わせるように少年もカンをする。

「嶺上・・・開花・・・。」

その声に合わせるように、牌を倒す。卓の3人も、そして菫も驚き、目を見開いた。

(咲と同じ力・・・。)

実際は、宮永咲の下位互換。カン材が手元にある訳ではなく、手元に来た時に、上がる牌を感じ取れるだけだ。プラスマイナス0もできない。この東風戦でも、結果だけなら金髪少女が圧勝だった。だが、その姿に妹を重ねてしまった。

一年生の[貴方]は宮永照に憧れた。ただ憧れるだけでなく、対等にありたいと思った。ではどうするか。あの連続和了の対抗手段として副露とカン。中学生の間に、何度も練習して身につけた嶺上開花。奇しくも咲と同じような能力を同じ学年の[貴方]が身につけていた。

憧れの先輩と同じ部で麻雀が打てる。この時の[貴方]の感情は「尊敬」と「親愛」。

そんな[貴方]を見た照は、意識しているのか、していないのか、他の部員とは少しだけ違った接し方をする。それはまるで・・・。

「テルーって弟か妹いるの?」

金髪少女こと、大星淡が首を傾げながらたずねた。菫が僅かに表情を厳しくし口を挟もうとするが、照がそれを手で制する。

「なに、突然?」

「んー・・・なんとなく、[貴方]の奴との接し方がおねーちゃんぽかったから?」

上を向き、顎に指を当てながら淡が答えた。
淡は[貴方]の事を一方的にライバル視している。この部の中で、照と[貴方]の二人だけが、絶対安全圏を打ち破るからだ。だからこそ、僅かな違いに気がついた。

「・・・そう?」

表情を変える事無く照が言うが、菫には僅かに暗くなったように見えた。事実、照は[貴方]と妹を重ねてしまっている。

「そんなつもりは無いんだけどね。」

そう返す照の表情は、少しだけ寂しそうだった。

そんな日が続き、ある日の事。とある麻雀雑誌を手に取る少女。それはこの夏に行われるインターハイの特集が乗っている雑誌。

「あら、咲もそういうの読むんだ?」

清澄高校麻雀部部長の竹井久が、咲が手にしていた雑誌を見て声をかけてきた。

「たまに、ですけどね。」

咲が少し恥ずかしそうに雑誌を開く。そしてその表情に驚愕の色が浮かぶ。

「? どうかしましたか?」

原村和が首をかしげながら横から覗き込んだ。そのページは白糸台高校の記事。チーム虎姫の特集。複数の写真の中に、一枚。照と[貴方]が映ったもの。

「おねえ・・・ちゃん・・・。」

その記事の内容。チャンピオンである宮永照は、男女問わず後輩に優しく接する頼りになる先輩だと。だが、それだけではない。その写真に映る笑顔を咲は知っている。それは、昔自分に向けてくれていた笑顔と同じだった。

「咲さん?」

「和ちゃん・・・お姉ちゃんが・・・取られちゃうよぉ・・・。」

涙を流しながら、和にすがりつく。その姿に、周りは焦ることしか出来なかった。

そしてインターハイ本戦。

「あなたには絶対負けないから!」

どうやって来たのかわからないが、白糸台の控室に突入してきた咲が[貴方]に向かって指をさす。当然、なんのことかわからず困惑する[貴方]。

「・・・お前の妹だろ。何とかしろ。」

「・・・私に妹なんて。」

「お姉ちゃんの妹は私だけなんだから!弟なんて認めないんだからね!」

冷や汗を流し、目線を逸らす照に向かって、涙目の咲が叫びながら部屋を出て行った。
その後、和解した照と咲によって、ひたすら甘やかされて[貴方]が困惑するのは別のお話。

暗い雰囲気のシリアスっぽくなりかけたけど、そんなもん書けるかぁ!(#`Д´)ノノ

安価
下1
原作キャラから1人。

「オナカスイタ?パンタベル?」

なにかキーワード又はシチュエーションを1つ。
例 「パン」 「ふざけんな」 「天使」などなど

ただし、相反する場合は先着順。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女」が後輩」とか

また、同じ様な物もカウントしません。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女]が先輩」みたいな

下1から3つ集まるまで。

マンズ(男性器を表す岩手の方言)
混浴
想像以上
・・・(白目)。


岩手県代表、宮守高校。部員は女子が五人に男子が一人。つまり、女子は団体戦と個人戦。男子は個人戦のみに出場。

女子団体は、ベスト16位。個人戦では皆、それなりの成績を残すことができた。だが、不運にも参加した生徒は全員3年生。つまり、最初で最後のインターハイだった。

「・・・」

もうすぐ学校の最寄りの駅へと到着してしまう。近づくにつれ、皆の口数が減り始めた。そして、今は誰一人として口を開かない。各々がこの一年を振り返っているのだろう。

「さぁ、着いたよ。ちゃんと荷物はもったかい?」

顧問の熊倉トシが声をかけると、皆が荷物を手にし、列車を降りた。

「・・・ついちゃったね。」

姉帯豊音が、ポツリとこぼす。だが、その言葉にトシは笑みを浮かべた。

「もうちょっとだけ、続くよ。」

その言葉に、皆が首を傾げた。そのままトシを先頭に改札を抜ける。歓声が響いた。

「!?・・・だる。」
「Whоa!?」
「うるさい!?」
「うぇい!?」
「わー!?」

そこにいたのは、学校の先生やクラスの友人たち、それだけでなく、ご近所のおじさんおばさん、その他諸々沢山の人たちだった。

「スゴイ!タクサン!」

エイスリン・ウィッシュアートが驚き、目を丸くしながら隣にいた[貴方]の腕にしがみ付く。

「これは・・・ちょっと意外かな。」

いつもはしっかりしている白沢塞も、さすがに予想していなかったのか、驚きを隠せない。鹿倉胡桃と小瀬川白望も驚き、トシを見る。

「こっちに戻るのがいつなのかを連絡したら、駅で出迎えてくれるって言ってね。これだけ集まってくれるのはちょっと想像以上だったけどね。」

そういうトシのもとに、学校の校長先生が手を差し出してきた。トシがそれを握る。後日、学校の全校集会で麻雀部の事を話すそうだ。さらに、地元の情報誌では特集を企画しているとのこと。

「ちょーすごいよー!緊張するねー!」

「キンチョウスルネ!」

それだけでは終わらず、なんと今日一日、近くの小さな旅館だが、貸し切ってくれるという事になった。早速一同はその足で旅館へと向かう。
まず通されたのは、小さな宴会場。すでにたくさんの料理が用意されている。

集まってくれた地元の人たちに、トシが感謝の言葉を送り、そのまま食事会が始まった。各々メンバーのところに人が集まり話をする。

白望のところには宇夫方葵を中心としたクラスメート。白望の言うがままに料理を口へと運んでいる。

胡桃や豊音のところにも同様に友人たちや先生が。そして塞のところにはご近所のおばちゃん方が集まり、様々な話をしている。

そして、エイスリンの所にはご近所のおじさん方。

「エイちゃんはすごいなぁ。麻雀はじめて半年だって?」
「本当な?それはだげすごいの!」
「んだの。まさか半年どはぎゃ!」

「???」

色々まくし立てられるが、訛りが強くよくわからない。それをみたおじさんが何かに気が付いたのか、にやりとする。

「エイちゃんや。これは何かわかるか?」

そういって麻雀牌を見せる。パァっと表情を明るくしたエイスリンが笑顔で答えた。

「麻雀牌!」

これはいつも使っているため、流暢な日本語だ。それを聞き、今度はその中からいくつか手に取って見せる。

「それじゃあ、これは?」

そういって見せたのは萬子。首をかしげながら、その牌の名を言おうとしたところで、[貴方]がその男の頭をたたいた。

「ってぇ!?何ばすらんだ!?」

声を出す男を[貴方]がしっしと追い払った。エイスリンが首をかしげると、少し顔を赤らめながら[貴方]がエイスリンに耳打ちする。

「!?!?!?」

エイスリンが顔を真っ赤にしながら頭から湯気を出した。倒れそうになるところを[貴方]が支える。すると、今度は真っ赤なまま目を回し、そのまま気を失ってしまった。

その夜。唯一の男子である[貴方]は一人で露天風呂に入っていた。天を仰ぐと、輝く星々。それに見とれていると、ガラガラと扉を開ける音がする。驚き振り返るとエイスリンがバスタオルを巻いて立っていた。

『よかった![貴方]、まだお風呂に入ってたのね!』

流暢で、少し早口の英語で話す。ギリギリ[貴方]には聞き取れないレベルの英語だ。そのまま湯船に入っている[貴方]へと近づいていく。[貴方]は顔を真っ赤にして目線を逸らす。それを見てエイスリンは満面の笑顔だった。

『いつもはしっかりしているのに、照れる姿は可愛いのね!でも、そんなあなただから、大好きだよ!』

そう言いながら、[貴方]の肩を叩く。だが、[貴方]なんだかんだと言い訳をして、エイスリンの話を聞いていない。それに気づいたエイスリンが頬を膨らませる。すると、またガラガラと扉が開く音と声が聞こえてきた。
エイスリンが振り返る。そこには、塞に引っ張られる形でしぶしぶ入ってきた白望。

「あれ、エイスリンと[貴方]もいたんだ。」

そういう塞に、驚き声を上げる[貴方]。一瞬キョトンとした塞だが、すぐに気が付いた。

「ここ、この時間は混浴だよ。それに、ほーら。」

そういってバスタオルをはだけさせる。その下は水着だった。驚く[貴方]。それをみて、笑顔のエイスリンもバスタオルを広げる。当然、その下は水着だった。それを見て安心すると同時に焦る。

「・・・もしかして、[貴方]、水着はいてない?」

白望に指摘され、顔を真っ赤にして俯く[貴方]。エイスリンと塞も一瞬の間の後に、顔を真っ赤にした。

そして、エイスリンからタオルを借りて慌てて出ていく[貴方]。これからも、もう少しだけこんなドタバタが続く事になる。少なくとも、卒業するまでは麻雀部は続くのだから。

だが、エイスリンと[貴方]の繋がりはもっと長く続く事となる。

この >>1 が最も好きな事のひとつは
  自分の想像通りだと思ってるやつに「NO」と断ってやる事だ。

・・・正直、だいぶ悩んだ。

安価
下1
原作キャラから1人。

「前髪ダサくても部活していい・・・ですか・・・。」
あ、ちがった。こっちだ
「いいよ 「数え」くらいくれてやる。」


なにかキーワード又はシチュエーションを1つ。
例 「カメレオン」 「山」 「円盤攻撃」などなど

ただし、相反する場合は先着順。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女」が後輩」とか

また、同じ様な物もカウントしません。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女]が先輩」みたいな

とりあえず下1から3つ程ください。

義理妹
目潰し
補習



「は・・・?兄?」

それは突然の事である。大星淡に兄が出来た。弟や妹ではない。
意味が分からず、開いた口が塞がらない淡。リビングの扉が開き、入ってきた人物。[貴方]と名乗った男は、淡より二つ上なので義理兄となる。

「意味分かんない。どゆこと?」

困惑し、ひたすら頭上にハテナを浮かべ、目を丸くする。両親曰く、知り合いの子らしいのだが、両親の仕事の都合で、海外へ行く事になった。だが、日本に戻れるかどうか分からず、幼いこの子を連れて行けないと。それで、大星家へ養子へ出さざるをえない事になったのだ。


これが10年前の事。

そして現在。[貴方]高校3年生、淡高校1年生になった年の、白糸台高校の部室。

「~~~~~~。」

頭から湯気を出し、声にならないうめき声をあげるのは淡。それを見てため息を吐く[貴方]と弘世菫。

「あの・・・お茶を入れたんですけれど。」

扉をあけて渋谷尭深が湯飲みの乗ったお盆を持ってきた。その後ろの亦野誠子はお菓子の入った袋を手にしていた。

「やった、お菓子!」

勢いよく立ち上がろうとする淡の肩を[貴方]は背後から抑え、座らせた。オゥとうめき声をあげて座った淡が頬を膨らませる。勝手に休憩をしようとする淡に[貴方]が苦言を呈していた。

これは大会による公欠の補習だ。麻雀部の代表チーム女子の「虎姫」、男子の「龍王」の合計10人。そのうち、3年の宮永照、菫、[貴方]は授業内容がそれ程でもなかったので、課題はすぐに終わり、菫と[貴方]の二人が、唯一の1年生である淡の面倒を見に来ていたのだ。

「やれやれ、淡もせめて[貴方]位勉強してくれればもっと成績も良いんだろうに・・・。」

実は、[貴方]は決して頭が良いほうではない。だが、普段から予習復習はしているので、人並みにはできている。それに対し、淡は実は地頭がかなり良い。[貴方]が十を聞いて、時間をかけ理解するのに対し、淡は十を聞けば直感で六から八あたりまでは解ってしまう程だ。
つまり、目の前に餌をつられ、本気を出せば淡の能力は一時的に跳ね上がる。

「はい、解けた!それじゃあ、きゅうけーい!」

ノートを菫に見せる。受け取り、答えを合わせると菫が小さな溜息とともに微笑んだ。

「まあ、いいだろう。」

両手をあげて、笑顔で[貴方]へと淡が抱き着く。苦笑いしながら抱き着く淡をそのままおんぶする形で誠子から菓子を受け取り、他の席へと移動した。

「淡と大星先輩って普通の兄妹よりもすごい仲良いですよね。」

その様を見ながら誠子が言う。確かに普通の兄妹はあそこまでベタ付く様な事はあまりないだろう。

「中が悪いよりはいいんじゃないか?というか、[貴方]がいなかったら、私の負担が増えすぎて辛い。」

ハイライトの消えかかった目で遠くを眺める菫に同情しながら、誠子と尭深も席についた。

「ねぇねぇ、見てみて―。」

お菓子の袋をガサガサしていた淡が棒のついた大きめの飴を二つ取り出す。そして目に当てる。

「カメレオン!」

[貴方]は問答無用でその飴を指で付いた。

「イイッタイメガー!!」

両目を抑えた淡が、なぜか近くにあった懐中電灯を手に取る。

「くらえぃ!ディバインバスター!」

スイッチをいれ、[貴方]の目を照らす。[貴方]が目が、目があぁ!っと声をあげ、淡が声を上げながら笑う。

「・・・前言撤回だ。[貴方]がいても、私の負担は変わらんかもしれん。」

そういって、目の前でわめいている二人の頭をはたいた。そんな様を誠子と尭深が微笑みながら見ていた。

(こうやって部長に怒られて、尭深先輩のお茶飲んで、亦野先輩とお菓子食べて、テルと全力で麻雀して、そして[貴方]と一緒に遊んで。)

「今日も楽しいね!」

そう言う淡は空に輝く満点の星のような笑顔だった。

あれ!?[貴方]とイチャイチャしてない!?

安価
下1
原作キャラから1人。

「さァ かかってくるがいいよ・・・。」

なにかキーワード又はシチュエーションを1つ。
例 「お団子」 「モノクル」 「大破」などなど

ただし、相反する場合は先着順。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女」が後輩」とか

また、同じ様な物もカウントしません。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女]が先輩」みたいな

とりあえず下1から3つ程ください。

充電
腰痛
当てる



「[貴方]、そっち大丈夫?」

臼澤塞が椅子を抱える[貴方]に声をかけた。

宮守高校麻雀部は女子の人数が無事五人になり、団体戦への参加が確定した三年の春。結局男子は増えることなく、個人戦のみに参加することとなった[貴方]と、部長の塞は部室の整理をしていた。

部員が二人増えたため、追加で棚を運んだり、それを置くためのスペースを作ったりと、どうしても力仕事がある以上[貴方]に頼らざるを得ない。

「よいしょっと。」

塞が別の椅子を動かし、[貴方]の通り道をつくる。そこを通って部屋の奥へ椅子を置いていく。

「うん。これでよし。次は卓を少しこっちに寄せるよ。そっちお願い。」

塞の指示に頷き、[貴方]は麻雀卓に手を添える。

「じゃあいくよ。せーの。」

卓を持ち上げ、そのまま横歩きで動いて部屋の横に寄せていく。そして[貴方]の合図でゆっくりおろす。

「よし。じゃあ次は、廊下においてある棚とかを入れようか。って・・・なにこれ?」

扉を開けて廊下へ出ると、そこにはなぜか少し大きめのソファー。どう考えても部室に置くようなものではない。

「・・・シロだな。まったくもう。」

呆れたように笑う塞に[貴方]も苦笑いし、とりあえず棚に手をかけながら声をかけた。廊下に出しっぱなしはまずいだろうと。

「うん、そうだね。どうやってここに持って来たかは、考えないようにしよう。とりあえず部室にいれようか。」

塞と一緒に、一つずつ部屋の中にいれていく。一通り入れ終わり、あとは大まかなレイアウトを修正しようとする段階でトラブルが起きた。

ソファーに座る塞。その足を枕にし、寝転がる[貴方]顔を少し赤らめながら謝る。

「いや、まぁ・・・[貴方]に頼りっぱなしだった私も悪かったわけで・・・。」

塞の指示で棚やソファーを動かしていた[貴方]が腰を痛めた。立てないほどでは無いが、少し筋肉がつったような感じが出たという事で、少し休もうとソファーに座ろうとした[貴方]に塞が声をかけ、こうなった。

[貴方]が視線を上にする。ほんのり顔を染めた塞の顔が見えるが、それよりも近い位置に山が見える。さらに顔を赤くした[貴方]が慌てて視線を逸らした。

「あ、そうだ。お茶ならあるけど、飲む?」

そういって塞が机に手を伸ばした。自然と前かがみになる。という事はどうなるか?

「・・・どうしたの?」

状態を起こしながら塞がたずねた。[貴方]が小さく呻き声を上げる。お茶を手にした塞がやはり頬を赤く染めたまま、[貴方]にペットボトルを差し出した。そして微笑みを浮かべる。

「ワザとだよ。」

その一言にしどろもどろになる[貴方]。塞も恥ずかしくなったのか、視線を逸らす。

「・・・だれにでもやる訳じゃないよ。えっと・・・ね。[貴方]なら・・・その・・・いやじゃないから。」

真っ赤な顔で、[貴方]に視線を向ける。[貴方]も顔を赤くしながら視線を向けた。互いに目が合い、少しだが時が止まる。
そして、[貴方]が手をあげ、塞の頬へと伸ばした。それに手を添えた塞が微笑み、瞳を閉じながら[貴方]へ向かって顔を下した。

エンダァァァァアアアアイヤァァアァァアアアアア!!!

安価
下1
原作キャラから1人。

「本当に申し訳ないのでここからはーーー全力以上であたらせてもらいます!」

なにかキーワード又はシチュエーションを1つ。
例 「神主」 「頑張り屋さん」 「浮き輪」などなど

ただし、相反する場合は先着順。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女」が後輩」とか

また、同じ様な物もカウントしません。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女]が先輩」みたいな

とりあえず下1から3つ程ください。

初夜
覆面集団
一目惚れ


ある時、とある神社で声をかけられた[貴方]。後日、そこの神主に言われるがままに連れてこられた神社。どうやら自分以外にも何人かいるようで安心しつつも、困惑の色は隠せない。

「では、こちらをお付けください。」

眼鏡をかけたポニーテールの女性に渡された覆面。周りを見渡せば、皆同じような覆面をつけているという異様な光景だが、とりあえず指示通りにつけ、案内された部屋へと入っていいた。
そこで待つほど十数分。(何がとは言わないが)大きな女性と小さな女性が入ってきた。

「では、とりあえずあなたなのですよ。」

小さな女性に手を引かれ、困惑したまま別室へと案内された[貴方]。そこでもう一人の女性から改めて説明を受けた。

要は、何かしらの力が強い男を集め、その中から姫様ともっとも相性が良さそうな人物を見つけ、許嫁にしようという事だったらしい。覆面は、顔を隠すことで、よりオカルト的な相性がわかるらしい。
こちらの意見をガン無視な事に対して異を唱える。

「そうよねぇ。さすがに互いの意向を考えずに決めるのは迷惑よね。」

石戸霞が困ったような顔で腕を組む。強調されるそれから必死に視線を逸らす[貴方]。すると扉が開き、女性が入ってきた。そして少し悲しそうに頭を下げる。

「えっと・・・申し訳ありません、[貴方]様。私が神代小蒔です。その・・・やっぱり、ご迷惑ですよね。」

その姿を見たとき、衝撃が全身を駆け巡った。それはまさしく天啓なのだろう。この世に神はいた。それはきっと女神だろう。というか今、目の前にいる。一目惚れとか、ありえないと思っていた過去の自分に言ってやりたい。事実とは小説よりも奇なり。いや、喜なりと。

「あらあら。」
「なんなですか・・・こいつ。」

突然豹変した[貴方]に微笑みを浮かべる霞と呆れる薄墨初美。小蒔も頬をほんのりと染めながら笑みを浮かべていた。
小蒔も、[貴方]の事は満更でもないようだ。そしてこの日、[貴方]はそのまま神社に泊まることとなった。そしてその夜の事。

「そろそろ初夜ですね。」

そう微笑む小蒔に[貴方]は思わずお茶を吹き出してしまった。顔を真っ赤にしてしどろもどろの[貴方]に、慌てて布巾を手に取る狩宿巴と大爆笑の初美。突然の事に困惑する小蒔。

「夜になったって意味。」

黒糖片手に滝見春が[貴方]に説明した。それを聞いて、少し落ち着いたが、どうもばつが悪い。そんな[貴方]を見て首をかしげる小蒔に、霞が耳打ちした。

「!?!?!?」

顔を真っ赤にし、頭から湯気を出す。[貴方]が霞に声を上げるが、霞はどこ吹く風と微笑むだけだ。

「えっと・・・その・・・私は、別に・・・嫌というわけでは・・・。」

恥ずかしそうに俯く小蒔の姿に、我慢の限界を超えた[貴方]が抱き着こうとしたが、初美に蹴り飛ばされて意識を失った。

これが限界。

あと二人で15人。そしたら一回ぐらいR-18突っ込んでみる?

とりあえず安価でNEXTヒロイン
下1
原作キャラから1人。

「たのしいよ おいで」
じゃないな。
「上等!!どのみちこっちが勝つ!!」


なにかキーワード又はシチュエーションを1つ。
例 「鎖」 「田舎」 「本物」などなど

ただし、相反する場合は先着順。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女」が後輩」とか

また、同じ様な物もカウントしません。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女]が先輩」みたいな

とりあえず下1から3つ程ください。

リザべーション懐妊

[貴方]が姫子の兄
[貴方]が娶る
リザベーション懐妊(!?)
どういう・・・ことだ・・・。
注・高校卒業後の話となるため、姫子の哩呼びが「部長」ではなく、「先輩」呼びになっています。


新道寺高校は、過去数年全国で成績を残せていない。白水哩が3年で最後のインターハイだった年も、順位は6位。そして今回はトーナメント表の不運も重なり、ベスト8にすら届かなかった。

「面目なか。」

鶴田姫子は兄であり、現在大学3年の[貴方]に電話ごしに頭を下げていた。そんな姫子を慰めるように言う[貴方]が話題を変える。

「うん、兄さんと同じ所に行くばい。先輩もおるしね。」

そして翌年の春。姫子が大学の門の前に立つ二人を見つけ、パァっと笑顔を輝かせる。

「兄さん、先輩!」

嬉しそうに駆け寄る姫子が哩に飛びついた。

「待っとったよ、姫子。これでまた一緒に麻雀出来っね。」

嬉しそうに抱きとめる哩と姫子の頭を[貴方]が撫でた。それだけで、3人の中で何かがつながる。

[貴方]は姫子の三つ上の兄で、哩の二つ上。新道寺高校麻雀部の部長だった人だ。腕前は間違いなく九州最強のエース。個人戦は不参加だったが、団体戦では当時一年生の哩とのリザベーション(縛るのは姫子の時と同様で哩側だが)で猛威を振るうも、惜しくも5位だった。

3人は小学校の時からの知り合いで、それは中学、高校に入ってからも変わらず、そして大学も同じだ。そして、3人が同じ学校にいられるのは、この年が最初で最後となる。

「兄さんはプロに行くんじゃろうけど、勉強は大丈夫と?」

姫子の問いに笑顔で答える[貴方]。すでにいくつかのプロから声が掛かっている。

「だけん、今年は目一杯麻雀打つばい!」

哩が笑顔で姫子をぎゅーっとした。そしてくっつく二人を[貴方]がさらにぎゅーっと抱きしめた。端から見るとただのバッカップルである。

3人そろった所で、麻雀部に行く。この学校の麻雀部は少数精鋭なため、新しく入部する姫子を含めても10人いない。故に、団体戦希望である[貴方]、哩、姫子は即メンバー入りが許された。

そして早速打つ事となり、姫子が怪訝な顔をする。[貴方]が先に卓に着いたからだ。

「兄さんから?先輩、縛らんで良かと?」

「まぁ見ときんしゃい。」

哩がそう言うと、[貴方]が手牌を倒し、起こす。ビビクンと哩と姫子に小さな衝撃が伝わった。

「これって!?」

この衝撃はおそらく2翻縛り程度の小さな衝撃。

「大学に入ってから一年間、互いにトレーニングした結果ばい。姫子ともつながっとーじゃろ?これで、組み合わせも色々しきる。」

頬をわずかに染める哩。まだこの感覚に慣れきっていない哩には、それほど大きな縛りは耐えられないだろうが、戦略性が増えたのは事実だろう。これで哩と[貴方]どちらが先でも、後ろの二人の点が跳ね上がる事になるのだから。

だが、それから数瞬間ほど経ったある日。

「最近、どうも吐き気がすっだけど。あと、ちょっとした匂いでも気持ち悪か。」

哩が[貴方]と姫子に相談してきた。兆候は、実は結構前からあった。だが、ひどくなったのは、姫子が入学して麻雀でリザベーションする頻度が増えてきたあたりからだ。[貴方]が心配そうに哩の背中をさする。

「一度お医者さんに行ってみますか?」

姫子の提案で一度医者に行ってみた。その結果はまさかの想像妊娠。意味が解らない。まさかリザベーションの影響かと[貴方]が言うが、確証はない。

「・・・しばらく[貴方]からんリザベーション無しにしてみるか?」

哩の提案で今まで通り哩からのリザベーションのみにしてみる。すると不思議なことに体調が良くなった。大学の屋上にあるベンチで微妙な表情をする哩と[貴方]。

「まさか、リザベーションでこがん事になるなんてな・・・。」

苦笑いする哩に[貴方]が頭を下げるが、哩は微笑む。

「別に謝らんでんよかばい。正直、[貴方]が相手やったらそん・・・嫌じゃなか・・・ね。」

頬を染めながら視線祖逸らす。その様を見て意を決した[貴方]がカバンから小さな箱を取り出した。

「それ・・・!ばってん・・・。」

目を見開く哩。[貴方]は大学卒業まで待つから受け取ってほしいと、哩の左手を手に取った。

「ありがとう・・・。今までん人生ん中で今一番幸せばい。」

目頭に涙をため微笑む哩の薬指が銀色に輝いていた。

正直 >>165 が今までで一番最強だと思います。

安価
下1
原作キャラから1人。

「この場はまず自分・・・!!私自身が楽しめなきゃ―――始まらないわ・・・!!」


なにかキーワード又はシチュエーションを1つ。
例 「黒タイツ」 「生徒会長みたいなの」 「夏の高校生」などなど

ただし、相反する場合は先着順。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女」が後輩」とか

また、同じ様な物もカウントしません。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女]が先輩」みたいな

とりあえず下1から3つ程ください。

貴方が一目惚れ
彼女がヤンデレ
貴方もヤンデレ
あれ?これヤンデレ同士で何だかんだ釣り合うんじゃね?


[貴方]が清澄高校に入学して数日。放課後にふと視線を向けた先は旧校舎へと繋がる通路。そこを歩く一人の女性。

その時、[貴方]に電流走る。

部活紹介で聞いていた話では、旧校舎は麻雀部があるとのこと。つまり彼女は麻雀部であると当たりをつけ、さっそくその部屋へと向かった。扉をノックし、返事を待つ。

「はーい。どうぞー。」

ドキドキしながら扉を開いた。そこには一人の女性。セミロングの髪。長いスカートからちらっと見えるのは黒いストッキングか。

「あら。立ち尽くしてどうしたの?麻雀部への入部希望者じゃないの?」

ニコッと微笑みながら首をかしげ、こちらを見る。なんだただの天使か。

その場で即入部を決めた[貴方]。互いに自己紹介をし、まずはパソコンの前に座らせられた。

「それじゃあ、一度ネットで打ってみて。」

そう言って竹井久が[貴方]の後ろから覗き込む。フワッと[貴方]の鼻を温かい日差しのような香りがかすめた。なんだただの女神か。

さっそく始まったネット麻雀。最小限打ち方やルールは知っている[貴方]。それだけでなく意外と頭の回転もよく、デジタル打ちとしての才が早くも開花し始めている。

(へぇ。なかなかやるわねこの子。)

最初ノックの音を聞いた時にはドキッとした。でも、扉が開いた時にはもっとドキッとした。目の前に自分が想像できる理想的な異性に限りなく近い男性が立っていたからだ。自己紹介した時の態度や行動も理想的。なんだただの王子様か。

「おっと、既に先客がおったか。」

染谷まこが部室へと入ってきた。[貴方]より先に入部していたまこは、既に久とある程度親しくなっており、口調も既に崩している。そんな態度に[貴方]が立ち上がった。部長である先輩にそんな生意気な態度で良いのかと。

「いいのよ。[貴方]君ももっとフランクで良いのよ?」

久が笑いながら[貴方]の肩を軽くたたいた。

それから数週間。まこは部室で溜息を吐いた。[貴方]も部活になれ、基本は三人打ち。たまに各々の友人を巻き込んで四人打ちをしていたなかで気が付いたことがある。

(この二人、めちゃくちゃ面倒くさい。)

ある時、まこが[貴方]と話をしていた。二人は同じ二年なので、当然クラスの事や授業の内容などで話をすることがある。そのたび、久がハイライトの消えたような目でこちらを見てくる。本当にただの日常会話でもだ。いつか刺されるかもしれない。

またある時、久が廊下で同級生の男の子と話しているのを見かけたことがある。話の内容を聞く限り、次の授業が何だとか、移動教室がどうだとか他愛のない話だ。そんな平和な日常を見ていたまこの背後から黒い気配。振り返ると、やはりハイライトの消えたような目をする[貴方]。暗黒面に落ちそうだ。

だが、会話を終えた久がこちらに気が付き笑みを浮かべると同時にパァっと黒い気配は四散する。

(・・・何だかんだと仲はええんじゃろうが、間にいるこっちの身がもたん。)

今も、部室で二人が互いにイチャ付いている様だけを見れば、ブラックコーヒーがまるで砂糖のように感じるが、一度スイッチが入れば鍋焼きうどんがも凍るような寒気が襲い掛かってくる。

(これ、来年新しく部員が増えたらどうなるんじゃろうなぁ・・・。)

まこの心配は杞憂では済まないのだが、それは来年、ピンク髪の少女や金髪の青年が入部してからのお話。

ヤンデレ難しいです。

愛宕ネキ、かじゅ、すこやん、シロ、泉
透華、りゅーか、宥、テル、エイスリン
あわあわ、塞、小蒔、哩、久

>>160 で書いた通り、試しにR-18行ってみますか?
スレッドタイトルにR-18って書いてないけどいいんですかね?

じゃあ良いという事で。
基本的には各ストーリー後の話みたいな感じでいきます。
こちらの技量的に出来そうにないのが何人かいるので、とりあえず以下のメンバーから。
なお、R-18は初挑戦なので、もしかしたらうまく書けず無かった事にされる可能性もありますが、悪しからず。


安価下1 
加治木ゆみ 小瀬川白望 龍門渕透華 松実宥 大星淡 臼澤塞 竹井久
この中から一人。

ここから R-18注意。

[貴方]が一人暮らしを始めてから数か月。あれ以来、定期的に白望が来るようになった。その理由としては、『学校から家に帰るより近い』かららしい
(実際の距離としては、[貴方]の家を経由せずに帰るほうが速いのだが)。いつの間にか合鍵まで作られており、完全に出入り自由となっている。


最近では小瀬川家公認となったのか、[貴方]の家に白望の私物の数が日に日に増えていっている。[貴方]自身としては、白望の事は決して嫌いではない。むしろ好意的に思っている。だからこそ、白望の行動に困っていた。

「・・・お邪魔してるよ。」

この日も、夕方に[貴方]が帰ってきたらすでに白望がソファーで寝っ転がっていた。返事をしつつ、視線を逸らす[貴方]。
靴下を脱ぎ、放り出される生足。スカートがめくれ、そこから見える太ももと白い下着。タイを外し、緩められた首元からわずかに見える谷間。一つ一つが煽情的に色気を醸しだす。

頬を赤らめながら白望へと注意を促すが、白望はプイッと顔を逸らす。とりあえず手を取って立たせ、風呂を進めた。白望は面倒そうな顔をしながらも風呂場へと向かう。悶々とする頭を軽く振り、[貴方]は軽く手荷物や部屋を整理し始めた。

しばらくして風呂を終えた白望が戻ってきた。呼ばれて振り返った[貴方]の目には、Yシャツを一枚着ただけの白望。思わず生唾を飲み込んでしまう。多少取り乱しながらも[貴方]は逃げるように風呂へと向かった。その後ろ姿を見て、白望は小さなため息を漏らす。

「別に良いのに・・・。」

むしろ、いつまでたっても手を出してこない[貴方]に対して、不安に思ってしまう。『もしかして自分は嫌われているのではないだろうか』。

(・・・がんばろう。)

明日は学校は休みだ。両親にも、泊まると伝えてある。母にいたっては、「がんばれ」と、小さな薄くて四角い何かを持たせてくれた。なら、あとはもう、覚悟を決めるのみ。

風呂で冷静さを取り戻した[貴方]。首にタオルをかけた状態で部屋に戻る。相変わらずソファーで横になっている白望に目を向けつつ、冷蔵庫から飲み物を取り出して飲む。残りを冷蔵庫にしまい、振り返ると同時に白望が抱き着いてきた。硬直してしまう[貴方]。そんな[貴方]の耳元で白望が囁く。

「ベッドまで運んで。」

言われるがままに、白望をベッドまで運ぶ。互いに顔が赤いが、ここまでは今までにも何度かあった。だが、この日の白望はここから更に一歩、踏み出す。

「ん・・・。」

ベッドに降ろされたところで[貴方]の手を引っ張った。思わず体制を崩してしまい、まるで白望を押し倒してしまったような状態になる。
慌てて立ち上がろうとする[貴方]の腕を白望がつかんだ。

「私の事・・・嫌いなの?」

そんな事はないと答える[貴方]。白望が自分のシャツのボタンを外した。あらわになった二つの大きなふくらみから目が離せなくなる。

「じゃあ・・・なんで手、出さないの?」

返答に困る[貴方]。白望が[貴方]の頬へと両手を伸ばす。

「好き。だから・・・して欲しいし、面倒だけどしてあげたい。」

[貴方]を引き寄せ、口づけを交わす。ここまで来てしまえば、もう[貴方]も白望も止まれない。どちらからかわからない内に、互いに抱きしめあい、求めあう。

「ん・・・ちゅ・・・ぷは・・・ん・・・。」

互いの口から甘く、熱を帯びた息が漏れた。そっと白望の胸へと手を伸ばす。触れると同時に白望がビクッとするが、もう止まれない。そのまま欲望のままに揉みしだく。

「うん・・・は・・・あんっ!」
乳首に触れると、それに合わせるように声を上げ、体が震える。体をよじるが、そのまま胸の周り、脇、腹へと手を滑らしていく。

「ん・・・そこは・・・んんっ!」

そのまま下へ伸ばされた手が、割れ目を撫でる。既にほんのり湿り気を帯びていたそこへ、指を少しずつ押し込んでいく。

「ッ・・・・・・!」

差し込まれた指が動く。僅かに動くたびに感じる快楽を目を閉じ、唇をかみしめるようにこらえる白望。だが、その口を[貴方]の舌で無理やりこじ開けらられていく。

(こんな、これ、我慢、できるわけが・・・!)

満たされる幸福感。自分でない、別の手によって与えられていく快感。どちらも生まれて初めての物だ。グッと閉じられた瞳の奥がはじける。声にならない声をあげながら、体がビクッとはねた。

「・・・はぁ・・・。」

手足をぐったりとさせ、声を漏らす白望。その頭をそっとやさしくなでる[貴方]。そんな[貴方]を見て笑みをこぼす白望だが、その足に当たる硬くて熱い物。

「いいよ。でも、もう疲れて面倒だから、そっちの自由にして。」

そういって両手を伸ばし、グッと強く[貴方]を抱きしめた。

やっぱりさ、やるもんじゃないね、キャラじゃないことは。

って事で次のR-18回は30人終わったときかな?
なので、ここからは今まで通り健全(?)で行きます。

今まで済んだのは以下の15人。
愛宕ネキ、かじゅ、すこやん、シロ、泉
透華、りゅーか、宥、テル、エイスリン
あわあわ、塞、小蒔、哩、久

R-18 シロ

別に二回目とかは禁止してないので安価
下1
原作キャラから1人。

「なんかバイオレンス感たりなくねー?」


なにかキーワード又はシチュエーションを1つ。
例 「扇子」 「猫」 「存じ上げぬ」などなど

ただし、相反する場合は先着順。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女」が後輩」とか

また、同じ様な物もカウントしません。
例 「[貴方]が後輩」と「[彼女]が先輩」みたいな

とりあえず下1から3つ程ください。

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