大井「艦隊帰投の報告に参りました」
提督「お疲れ様。大井が中破か、大丈夫か?用意は済ませてあるからすぐに入ってきていいぞ、高速修復材も使ってもらって構わない」
大井「完っ全に作戦が悪いのよ…あっ、いえ、私が至らなくてすみません。すぐに入渠してきますねー」ヒラヒラ
提督「」
北上「提督~、大丈夫~?」
提督「あ、ああ、大丈夫だ」
北上「大井っちも別に提督のことが嫌いなわけじゃないからね、心配しなくてもいいよ~」
提督「うん、分かっているさ。ほらこれ、後で間宮さんのところで二人で食べておいで」つ間宮券
北上「おっ、太っ腹~。ありがとね~」
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提督「大井がああ言ったんだ、俺の作戦が悪かったに違いない」
『完っ全に作戦が悪いのよ』
『完っ全に提督が悪いのよ』
『完っ全にお前が悪いのよ』
・
・
・
提督「ダメだ、どう考えても俺はもう大井っちに嫌われた、鬱だ、死のう」
提督「ロープがどこかに…あった、これだ」
提督「皆今までありがとう、でも俺はもうやっていけない、さようなら」
ガチャ
大淀「提督、ご相談が」
||
∧||∧
( / ⌒ヽ
| | |
∪ / ノ
| ||
∪∪
;
大淀「キャーーーーーーー!提督!何を!」万年筆シュッ
ザクッ ドンッ
大淀「しっかりしてください、提督!」
ピーポーピーポー…
…
明石「一命はなんとかとりとめました」
大淀「良かった…」ホッ
明石「大淀が咄嗟に万年筆でロープを切ってくれたおかげよ」
大淀「それで、提督の様態は…?」
明石「外傷とかは残らないんだけど、精神が壊れちゃってたみたいで」
大淀「えっ」
提督「」ボーッ
大淀「そんな、まさか一生このままだったり」
明石「それは困るから一応応急措置をしてあるんだ。私が作った『テンションイジール』をつけてあって、今はニュートラルの状態なんだ」
大淀「そのテンションイジールっていうのはどんな効果が?」
明石「それをつけている人が誰かとコミュニケーションをとる度にテンションを強制的に上下させるの」
このスレでは提督とコミュニケーションをとる艦娘を皆さんに指定していただきたいです。(そのレスのコンマ)ー50だけ提督のテンションが上下します。(00は100でお願いします)
例)レスのコンマが40、提督の現在のテンションが70の時
次の提督のテンション→70+(40-50)=60
50がニュートラルで、100に近いほどポジティブハイテンションで、0に近いほど鬱になっていきます。
0を下回るか100を超えたらエンディングです。
それではよろしくお願いします。
大淀「なるほど、大体わかりました」
明石「提督が治るまではこれをつけて無理やりにでも動かさないとどうしようもないから」
明石「あ、早速誰かお見舞いに来たみたい」
↓1「こんにちは~」
黒潮 50→14
黒潮「司令はん、ここにおるんか?」
明石「あ、黒潮ちゃんいらっしゃい」
黒潮「司令はんが運びこまれたって聞いて急いで来たんや」
明石「あら、流石は黒潮ちゃん、提督想いのいい子ねー」
黒潮「そ、そんなんやない///ただ、さっきの作戦の後北上はんが司令はん落ち込んでる言うてたさかい心配でな」
明石「そうなの、やっぱり何かあったのかしら」
黒潮「で、どないしたん?」
明石「それがね…」
・
・
・
黒潮「メッチャヤバイやん!」
明石「ええ、だから黒潮ちゃんも話しかけてあげて」
黒潮「ま、まあうちにかかれば司令はんのテンションなんか一発で爆上がりや、な、司令はん?」
提督「…黒潮か」
黒潮「なんや司令はん、メッチャテンション低いで。もっとアゲアゲでいこうや」
提督「せっかく来てくれて悪いが、それは無理だ」
黒潮「んな」Σ
提督「黒潮もさっき大井達と出撃してたし、あんなクソ作戦に付き合わされて俺に愛想を尽かしたんだろう?」
黒潮「んなことない、大井はんが中破したのだって運が悪かっただけで」
提督「いやいいんだ、どうせ黒潮が来てくれたのだって俺がすぐに自殺したから後味が悪かったんだろう?」
黒潮「なんでそんなにネガティブになっとんの、んなわけあるかいな」
明石「ごめんね黒潮ちゃん、提督のテンションゲージがたまたまひどく下がっちゃったみたいで全部悪い方向に考えちゃうの。また出直したほうがいいわ」
黒潮「そんな…うち、司令はんのことを元気付けようと思てたのに」
提督「すまん、黒潮。すまん…」
黒潮 プルプル
黒潮「今回は出直すから次うちが来たときはちゃんとテンション上げとくんやで、ええな!」
明石「いきなり大幅に下がっちゃってもうピンチね、ここで誰か起死回生の娘が来てくれるといいんだけど…」
↓2「こんにちはー」
してほしいことがあれば、書いてくだされば参考にするかもしれません
菊月 14→-25
菊月「司令官はここか…?」
明石「菊月ちゃん、いらっしゃい」
菊月「司令官が運び込まれたと聞いてな…様子を見に来た」
提督「ああ、菊月か、ありがとう」
菊月「一体何があったんだ?」
明石「それがね…」
…
菊月「そうか、そんなことが…」
提督「死のうとしたくせにそれすらできずここでのうのうと生きている俺に価値なんてもう何もないんだよ…」
菊月「司令官…」
テクテク
提督「どうした菊月、こんな俺に唾でも吐きかけてくれるのか?」
ダキッ
菊月「そんなこと言わないでくれ」
提督「菊月…」
菊月「私はずっと司令官のことを信頼してここまでやってきたんだ…今までにも何度も司令官には助けてもらってきた。悩みがあるなら今度は私がいくらでも聞いてやる。この菊月が共にあるんだ、心配するな」ギュッ
提督「…ありがとうな、菊月」
菊月「何を今更…水臭いじゃないか」
長く楽しみたいならコンマ一桁とかおすすめよ(二桁目で増減を決める感じ)
提督「菊月にそう言ってもらえて心残りは無くなった」
菊月「え?」
提督「来世ではもっとマシな人間になって帰ってくるよ、じゃあな」ダッ
菊月「司令官、まっt」
パリーン…………グシャッ
提督は窓から飛び降りそのまま亡くなりました。8階から落ちたため、その姿はみるも無惨なものでした。
その瞬間を目撃してしまった菊月ちゃんは塞ぎこんで部屋に閉じこもってしまい、黒潮ちゃんは提督のテンションを大きく下げてしまったことに責任を感じて陽炎ちゃんが止めなければ後を追うところでした。
死ぬ前にツラく当たってしまった大井さんは北上さんが見つけるまで自分を傷つけ続け、そして今も虚ろな目をしています。
ねえ、提督、何であなたはこんなに重いものを残していったんですか?他の艦娘達も悲しんでいます。私は一度提督の命を引き伸ばしたけれども傷を増やしてしまっただけにしか思えません。こんなの耐えきれませんから、今からそっちに向かいますね?待っててください。
~bad end~
一瞬でケリがついてしまいました。
黒潮ちゃんも更に美少女になったし、菊月ちゃんもNHKデビューしたばかりですし、これでは報われないのでもう一回お願いします。
明石さんも治療を頑張ったのに50スタートじゃあんまりだと思うので60スタートでいきます。
また一瞬でケリがついたら>>17さんの意見を採用させていただいてもう一度だけチャレンジさせてください。
明石「はっ、何かひどい悪夢を見た気がするけど気のせいよね、きっと」
コンコン
明石「はーい」
↓1「失礼しまーす」
榛名 60→12
榛名「提督はここですか!?」
明石「お、落ち着いて!提督はそこで寝ていらっしゃいますよ」
榛名「提督は!提督は無事なんですか!?」グイグイ
明石「だだかからおおちついてててて」ガクガク
榛名「ハッ、すみません、榛名、取り乱してしまいました。それで…?」
明石「とりあえず無事です。外傷等は残りません」
榛名「良かった、安心しました」
明石「ですがメンタルが非常に不安定なので気をつけてくださいね」
榛名「はい、わかりました」
提督「…榛名か」ムクッ
榛名「はい、あなたの榛名です」
提督「…悪いが帰ってくれ。今は話すような気分じゃないんだ」
榛名「そうですか、わかりました。また後で来ます」
榛名「でも一つだけ。理由はわかりませんが提督が自殺を図ったことで皆心配しています。私もです。だから次に何かあったときは一人で抱え込まないでくださいね?」
提督「お前達には受け止められないよ」
榛名「そんなことはないです、榛名なら大丈夫ですから」
提督「何が大丈夫なんだ、知った風な口をきくな!」バシィ
榛名「キャッ!」バタッ
提督「あ、あ、榛名、榛名、俺は榛名を傷つけてしまった、あ、あ、あああああああああああああ!」ガンガン
明石「て、提督!鉄パイプに頭を叩きつけるのはやめてください!」
榛名「そうです、榛名は大丈夫ですから!」
提督「ああああああああああああ!」ガンガンガンガン
明石「提督を押さえつけて大人しくさせてから榛名さんにはお引き取り願いました」
明石「早々に不安になってきましたね、こればかりはどうしようもないですが」
コンコンガチャ
↓2「失礼しまーす」
蒼龍 12→57
蒼龍「失礼しまーす」
明石「どうぞ~」
蒼龍「提督がここで休んでるって聞いて」
明石「ええ、そこのベッドで」
蒼龍「で、大丈夫だったの?」
明石「とりあえずは無事でした。外傷は…今しがたできてしまいましたが。ただ精神が不安定で榛名さんでもお話しするのすら困難でした。でも艦娘と話すことでしか提督を救う道はないので」
蒼龍「うんわかった、私もやってみる」
蒼龍「提督、起きてる?」
提督「…気づいていたのか」
蒼龍「やだなぁ、私が気づかないわけないじゃない、いつもそうでしょ?」
提督「ああ、お前はいつもそうだな。俺のことなら何でもお見通しだ。だから俺が今何を考えているかも気づいているんだろう?」
蒼龍「一人にしろって?」
提督「そうだ。さっきは榛名を傷つけてしまった。今俺は感情をコントロールできないからお前にまで手を出してしまうかm」
ムギュッ
蒼龍「そんなんじゃいつまでも前に進めないよ。何があったか話せだなんて言わないからさ、泣いてスッキリしちゃいなよ。胸を貸してあげるから」
提督「そうりゅう…」
蒼龍「ね?」
提督「うわあああぁぁぁぁぁん!」
ウワァァァァァァァァァァァ
~
蒼龍「スッキリした?」
提督「ああ、発散できたような気がするよ。ありがとう」
蒼龍「私の胸、フカフカだったでしょ?」
提督「ま、まあね///」
蒼龍「ふふ、正直でよろしい。提督にならいつでも貸してあげるからね?」ポヨン
提督「冗談はよせよ///」
蒼龍「冗談じゃないんだけどなぁ」
提督「全くもう。でも、それもあるけど蒼龍って一緒にいるとこう、安心するんだよね」
蒼龍「そうなんだ、そう言ってもらえると結構嬉しいかも」
提督(蒼龍といい大井といい、あの人に似てるからかもな)
明石「一時はどうなるかと思った提督のテンションも落ち着いたようですね」
ギィ
↓1「失礼しまーす、開いてるけど入っていいのかな」
夕雲 57→105
夕雲「提督はいますかぁ?」
明石「はい、いますよー」
提督「夕雲か、どうした?」
夕雲「どうしたもこうしたも提督が自殺を図ったって聞いて様子を見に来たんですよ?」
提督「そうか、わざわざごめんな」
夕雲「うふふっ、いいえ。それで明石さん、提督の怪我の具合は」
明石「体のほうはバッチリですよ。ただ、たまに発狂したりしますけど」
提督「面目ない」
夕雲「でもこう言っては何ですが自殺しようとした割には少しスッキリしたような顔をしてますね?」
提督「ああ、蒼龍が慰めてくれたからかもな」
夕雲「そうですか、蒼龍さんが」
明石「蒼龍さんに抱き締められてデレデレしてたんですよ?」
提督「で、デレデレはしてないだろ!」
夕雲「ふぅーん?」
ポスッ ポンポン
提督「?どうした夕雲、座ったのはいいけど膝を叩いたりなんかして」
夕雲「うふふっ、膝枕ですよ」
提督「膝枕?」
夕雲「提督ったら口では一緒に頑張ろうって言いながらいつも一人で頑張ろうとしてましたものね。心の中でも独りぼっちになろうとしちゃってきっと寂しかったのよ」
提督「そんなことは…」
夕雲「いいから、夕雲さんの膝枕なんてそうそうしてもらえるものじゃないのよ?」
明石「いいんじゃないですか?落ち着きそうですし。今なら青葉さんにも黙っておきますよ」
提督「それやめてくれ、社会的に死ぬ。じ、じゃあお言葉に甘えて」
夕雲「はい、どうぞ♪」
提督「あったかい…母さんのことを思い出すよ」
提督(これダメなやつだ、抜け出せなくなりそう)
夕雲「ふふっ、ゆっくりしてね」
…
夕雲「…何があったか話してもらえませんか?」
提督「…いや、それは」
夕雲「言わないで溜め込むより全部吐き出しちゃいましょ♪」
提督「…」
提督「俺な、大井に嫌われてしまったんだ」
夕雲「大井さんに?」
提督「ああ。大井は俺に厳しく指導してきてくれたし、いつもそれが嬉しかった。でも今日の作戦で大井を傷つけてしまって遂に愛想を尽かされたみたいなんだ、ハハ、笑ってくれよ」
夕雲「ふぅーん。それで、本当に嫌われたか大井さんに聞いてみたの?」
提督「そんなこと聞けるはずないじゃないか」
夕雲「多分大井さんは中破したくらいで提督を嫌ったりはしないと思うのだけれど」
提督「いやしかし」
夕雲「こんなところでウジウジしているよりも早く行って聞いてらっしゃい。悩むのはそれからでもできるでしょ?」
提督「…ああ、わかった。そうだよな、俺の勘違いかもしれないしな。行ってくる!」
それからはトントン拍子に話は進んでいきました。大井さんが提督のことを嫌っているはずもなく、すぐに誤解は解けました。ちなみに提督が自殺しようとしたと聞いて大井さんは部屋で大泣きしていたそうでアッチョットイタイイタイ!
それからというもの、大井さんは提督を厳しく指導しつつも優しさを見せることが多くなりました。そして二人はゴールイン。大井さんもなんだかんだ幸せそう。
まあ後日提督が蒼龍さんと授乳プレイをしていたところを大井さんに見つかり、九三式酸素魚雷であの世に旅だったのは別のお話。
~good end~
100超えエンドを迎えられたので一旦ここでおしまいにしたいと思います。最後のほうは半分寝惚けて書いたのでちょっと雑かもしれませんがご容赦ください。
とはいえ二回目も速攻で終わってしまって色々設定を出してないままなので、いつかもう一度書くかもしれません。そのときはまたよろしくお願いします。
ではまた
このSSまとめへのコメント
オィオィ、結局最後はどちらも死んでるじゃないか!
しかも二回目は、大井が嫉妬から自ら殺してるし、尚更駄目だろ!!
good end と見せかけたゲームオーバーな件についてw