【ミリマス】昴「我ら!」エレナ「劇場で!」真美「遊び隊!」琴葉「許しません!」 (35)

―某日、劇場控室。

昴「おーい、ロコー。キャッチボールしようぜー!」

ロコ「うぅ…なんでロコが…。スバル、またコトハにアングリーされますよ?」

昴「へーきだって!今なら琴葉もいないからさ!それに今回は秘策があるんだ」

ロコ「うぅ…絶対に後からアングリーされますからね…それにシークレットプランってなんなんですか…」

昴「それは見てからのお楽しみっと…へへ、じゃあさっそくグローブをはめて…」

???「なにをしようとしてるのかしら?」

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昴「なにってキャッチボール…ってうわあああああ!」

ロコ「いったそばからです…」

琴葉「昴ちゃん、そこに書いてある張り紙が見えなかった?」

昴「うっ…」

琴葉「何回も言ってるはずよね。危ないから控室では野球をしてはいけませんって」

ロコ「どうするんですか。コトハ、かなりアングリーですよ…」ボソボソ

昴「大丈夫。この秘策を使えば…」ボソボソ

琴葉「昴ちゃん?」

昴「ふっふっふ…甘いぜ琴葉!今日俺たちは野球なんかしてないぜ?」

ロコ「ス、スバル…?」

昴「俺たちがやろうとしてたのは…キャッチボールだからな!」ドヤ

琴葉「……」

ロコ「ス、スバル…?スバルのシークレットプランってもしかして…」

昴「ああ!キャッチボールは禁止されてないだろ?」

ロコ「そ、そんなクイブルで・・・」

琴葉「ふふ、そうね。昴ちゃん」

昴「だ、だろ?だから俺たちはここでキャッチボールをしてもいいんだよな?」

琴葉「でも昴ちゃん?昴ちゃんがでに持ってるのは何かしら?」

昴「え?ボールとグローブだけど」

琴葉「ボールとグローブはなにをするときに使うのかしら?」

昴「それは…野球…はっ!」

琴葉「そうね。野球をするために使うものね…もうわかったかしら?控室では野球と野球に準ずるものはしてはいけません!」

昴「ちっくしょー!」

ロコ「なんでロコまで~!」

その後、昴とロコは琴葉にこってりと絞られたそうな。

ー別の日、劇場レッスンルーム


亜美「んっふっふ~。真美隊員、例のブツは手に入れたかね?」

真美「いえっさー亜美隊員!ばっちぐーだよ!」

昴「はあ。この前は散々だったよ…」

亜美「あ!昴くんはろはろー」

昴「亜美に真美、何やってるんだ?」

真美「んっふっふ~。今からボウリング始めるところなんだ。劇場中からペットボトル集めてきたんだかんね。昴くんも一杯やってかないかい?」

昴「なんだよ一杯って…また琴葉や律子に怒られるぞ」

亜美「ふっふっふ」

昴「な、なんだよ」

真美「甘い!甘いよ!甘すぎるよ昴くん!あれを見たまえ!」

昴「あ、あれって『レッスンルームで野球をしてはいけません』の張り紙か?」

亜美「昴くんもよーくしってると思う。あのにっくき張り紙の存在を!」

昴「そ、そうだ。だから俺たちは野球を…」

真美「そう、この前真美たちも控室でのボウリングを禁止されたばかり…。だが、この亜美隊員が素晴らしいことを思いついたのだ!」

亜美「そう!控室なら禁止されていないのでは、と!」

昴「そ、そうか!禁止されていない場所でやれば…」

真美「どうやら昴くんも気づいてしまったようだね」

亜美「この天才的な思い付きに!」

昴「あ、ありがとう亜美!真美!俺、いってくるよ」

真美「んっふっふ~。どうやら昴くんもまた、我々と同じ遊びを求める者たちだったようだね、亜美隊員」

亜美「そのようですな、真美隊員。…っというわけで亜美たちもパ~っとやっちゃいますか!」

???「ふ~ん。何をパ~っとやるのかしら?」

真美「げっ…」

亜美「その声は…」

いったんここまで

―劇場屋上

昴「よーし!準備できたかー?」

エレナ「ばっちりだヨー!」

環「おっけーだぞ!」

奈緒「よーし、先頭打者ホームランいったるからな!覚悟しいや昴!」

ロコ「だからなんでロコもプレイすることになってるんですか~!」

昴「へへっ、屋上での野球は禁止されてないからな。ここなら広いし思いっきり野球ができるぜ」

ロコ「うぅ…あとでどうなってもロコは知りませんからね…」

エレナ「スバルー?これが終わったらサッカーだからネー?」

昴「わかってるよー!」

環「サッカー!?環もやるぞ!」

エレナ「もちろんみんなでやろうネ!」

ロコ「バットな気配しかしません…」

奈緒「まあまあ、今はほっといて楽しもうや。…さあ横山選手バッターボックスに立ちました!準備はええか昴?」

昴「ああ!ばっちりだよ!いくぜ…ピッチャー永吉選手、大きく振りかぶって……」


???「楽しそうね」

奈緒「そ、その声は…」

琴葉「こんなところで何をやってるのかしら」

エレナ「コ、コトハ…?」

昴「へへっ野球に決まってるだろ」

ロコ「スバル!まずいですよ。この前よりもさらにアングリーなエクスプレッションをしてますよ1」

琴葉「……」

環「」

ロコ「ああ!タマキがフリーズしています!」

昴「な、なんだよ…ここでの野球は禁止されてないだろ?」

>>15訂正
奈緒「そ、その声は…」

琴葉「こんなところで何をやってるのかしら」

エレナ「コ、コトハ…?」

昴「へへっ野球に決まってるだろ」

ロコ「スバル!まずいですよ。この前よりもさらにアングリーなエクスプレッションをしてますよ!」

琴葉「……」

環「」

ロコ「ああ!タマキがフリーズしています!」

昴「な、なんだよ…ここでの野球は禁止されてないだろ?」

昴「律子!?」

律子「ここにおんなじことをいって捕まったのが二人いるわ」

亜美「すまない昴くん」

真美「真美たち、もうダメみたいだよ…ガクッ」

律子「この子たちがまた空いたペットボトルを集め始めたから怪しいと思ってたのよ。案の定ってところね」

奈緒「ま、まずいで…琴葉ひとりでも厄介やっちゅうんに鬼軍曹の律子まで現れてしもたら…」

律子「そこ!聞こえてるわよ!」

琴葉「昴ちゃん。屋上で野球をするなんて危険だと思わなかった?」

昴「い、いいじゃんか。禁止されてないところでやってるんだからさ」

琴葉「ボールがどこかへ飛んでいったらどうするの?」

昴「うっ」

律子「いくらフェンスがあるとはいえ落ちる可能性も否定しきれないわ」

昴「ううっ」

琴葉「それに、屋上にある装置が壊れたりしたらどうするの?」

昴「ううううう…」

奈緒「あかん、ド正論100%や」

エレナ「リツコもいるから余計に怖いヨ」

ロコ「二人の後ろに般若が見えます…」

琴葉「もちろん今後屋上での野球は一切禁止です!」

昴「そ、そんな~」

琴葉「当然の措置です!」

昴「オレたちは遊びたいんだ!劇場で野球をやってもいいじゃないか!」

律子「それエドガーのセリフじゃない。アンタはルカでしょ」

琴葉「とにかく!ここでの野球は禁止とします!」

エレナ「タマキ、サッカーは大丈夫みたいだね」ボソボソ

環「ホント!?あとでやろう!」ボソボソ

琴葉「そこ?当然サッカーも禁止よ?」

エレナ「えー!」

律子「むしろサッカーのほうが危険度高そうね……」

奈緒「ほ、ほなしゃーないな。野球できひんのなら諦めるしかないわな。昴、諦めてとっとと帰るで」

琴葉「奈緒ちゃん?話はまだ終わってないわよ?」

奈緒「うげっ」

律子「このまま全員控室。お説教タイムよ」

亜美「じゃあ、亜美たちはこれで…」

真美「また明日!」

律子「アンタたちも一緒に決まってるでしょ。逃がさないわよ」

真美「りっちゃん様!どうかお布施を!」

亜美「お布施を!」

律子「それをいうならお慈悲じゃない。ダメよ。ほら、みんな早く行きなさい」

昴「…くしょう」

ロコ「うぅ…だからロコは巻き込まれただけです…スバル?」

昴「ちくしょー!オレはただ野球がしたいんだー!」


屋上から吠えた昴の思いむなしく、その後控室で全員正座させられ律子と琴葉からのありがたいお説教を頂戴したそうな。
そして翌日、レッスンルームには『ボウリング禁止』の、屋上には『野球禁止』と『サッカー禁止』の張り紙が追加された。

ここまで
今更なんですけど昴の一人称は「俺」じゃなくて「オレ」でしたね

>>17の最初の一文が抜けてました

???「やっぱりあの二人の入れ知恵ね」

昴「律子!?」

律子「ここにおんなじことをいって捕まったのが二人いるわ」

亜美「すまない昴くん」

真美「真美たち、もうダメみたいだよ…ガクッ」

律子「この子たちがまた空いたペットボトルを集め始めたから怪しいと思ってたのよ。案の定ってところね」

奈緒「ま、まずいで…琴葉ひとりでも厄介やっちゅうんに鬼軍曹の律子まで現れてしもたら…」

律子「そこ!聞こえてるわよ!」

以下続きです

―劇場控室

真美「諸君、集まったかね?」

昴「集まってるぜ」

亜美「よろしい。要注意人物Xは?」

エレナ「コトハは今日はお仕事だからいないヨ」

亜美「よろしい。それでは、これより第七回劇場で遊び隊作戦会議を行う」

真美「諸君!屋上での敗戦以来、真美たちはあらゆる作戦を実行した!」

亜美「あるときは敵の裏をかき!またあるときは真正面から勝負を挑み!」

真美「しかし、どれもこれも琴葉お姉ちゃんとりっちゃんの手によって失敗に終えた…」

亜美「諸君!今度こそ亜美たちが勝利をつかもうではないか!」

ロコ「もうギブアップしてもいいと思うんですけど…」

エレナ「でももうほとんど手がないヨ」

昴「廊下を走ることすら禁止されちゃったもんな」

真美「張り紙、だいぶ増えちゃったかんねー」

環「うぅ、たまき全然遊べなくて遊べなくてつまんないぞ」

ロコ「自分たちで首を絞めてるだけな気がします…」

昴「はあー。なにかいい方法ないかなあ」

???「めぐみー!いいよー!」

恵美「よーし、いくよ海美!それ!」

真美「この声は?」

亜美「うみみんとめぐちんだね」

昴「エントランスのほうから聞こえるぞ、行ってみよう!」

―劇場エントランス


恵美「よっ!海美結構上手だね」

海美「家でちょっと特訓したんだ!…ほっ!」

昴「おーい!」

海美「あ!すばるん!みんなもいる!」

昴「二人ともなにしてるんだ?バレー?」

恵美「そ。ビーチバレー」

昴「大丈夫か?琴葉に見つかったらまた怒られないか?」

恵美「にゃはは。大丈夫だよ。だって映画の撮影の練習だかんね」

エレナ「映画の?」

環「撮影の?」

昴「練習?」

恵美「ほら、今度超ビーチバレーって映画やるじゃん?だから少しでもビーチバレーに慣れておこうって」

海美「あとからさよちんとなおーとふうちゃんも来るんだ!」

昴「映画…仕事…そうか!その手があったぜ!」

真美「奇遇だね昴くん…真美も同じことを思いついたよ…」

亜美「亜美も亜美も!そうと決まれば行くっきゃないっしょ!」

環「なになに?みんなで遊べるの?」

昴「ああ!これを使えば間違いなしだぜ!」

ロコ「うぅ…またバッドな予感がします…」

昴「サンキュー!これで野球ができるぜ!」

恵美「ありゃ、なんかよくわからなかったけどもう行っちゃった」

―劇場事務室


P「お疲れ様です。あー疲れた疲れた」

真美「こちら真美。目標を補足。りっちゃんの姿は見られず。これより行動にうつる。どうぞ」

亜美「了解。検討を祈る。…というわけで兄ちゃんにとつげきー!」

真美「おつかれ兄ちゃん!ささ、お茶をどうぞ」

亜美「兄ちゃん疲れてない?亜美が肩もんであげる」

昴「ぷ、プロデューサー。お茶淹れてきたぜ」

P「ど、どうしたんだお前たち。柄にもなく」

真美「いやあ。日頃兄ちゃんにいはお世話になってるからね。感謝の意を込めて、ね。ただちょーっとだけお願いを聞いてほしいんだ」

P「やっぱりそこか…」

亜美「お願い兄ちゃん!」

P「で、何をご所望なんだ?ゲームでも買ってほしいのか?」

真美「違うよー!真美たちこんなお仕事したいなーって話なんだけど…」

P「ん?仕事?何がやりたいんだ?」

昴「プロデューサー!オレ、野球ができる仕事がしたい!」

P「や、野球?」

昴「オレも恵美や海美みたいに野球がやりたい!」

亜美「兄ちゃん!」

真美「このとおり!」

P「おまえらそれが目的か…」

昴「なあ、いいだろプロデューサー。みんなで野球がやりたいんだ」

P「っていってもなあ。そんなすぐには無理だぞ」

昴「そんなあ」

真美「それじゃ控室で遊べないよ兄ちゃん」

P「ん?ちょっとまてお前たち本当は控室で遊びたいだけか」

真美「しまった。言っちゃった」

P「この話やっぱなしな」

亜美「そんな!ひどいよ兄ちゃん!」

P「あたりまえだろ。そんな理由で仕事がとれるか」

ロコ「当然です…」

真美「こうなったらかくなるうえは…」

環「おやぶん~。たまき、みんなと遊べなくてつまんないぞ…」ウルウル

P「ぐっ…ダメダメ。外で遊びなさい外で」

エレナ「でもでも。私たちが公園とかで遊んでたら、ちょっと騒ぎになっちゃうかもしれないよ?」ギュッ

P「ぐっ…っていうか近い!離れなさい!当たる!当たるから!」

環「おやぶん~」ウルウル

エレナ「プロデューサー」ギュー

ロコ「ろ、ロコはノープレイです!」

P「くっ…だがここで折れるわけには…」

真美「兄ちゃん結構頑張ってるね」

亜美「だけどそれがいつまでもつかな?昴くんやっておしまい!」

昴「プロデューサー…」

P「昴…」

昴「お願い、だめ?お兄ちゃん」

P「」

真美「おお~これは破壊力抜群ですな」

亜美「最終手段色仕掛け作戦大成功だね」

ここまで
次で多分終わります。

1です、一応報告しておきます。
SS速報が落ちてた間に以下のスレッドで完結させました。続きを読みたい方がいましたらそちらでお願いします。
このスレはhtml化依頼を出しておきます。
【ミリマス】昴「我ら!」真美「劇場で!」亜美「遊び隊!」琴葉「いけません!」

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