注意事項
※ハーレム要素。
※キャラ崩壊。
時子さまのドS成分を薄めてツンデレを強めにしています。
その方が可愛いと思ったからです。ご了承ください。
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P「え?」
比奈「一番いい方法だと思いまスよ?」カタカタ
P「えっ、そんなキレるの……?」
比奈「キレるってか、やっぱ心にくるじゃないッスか」
比奈「もう(涙)ドバーってなるッスよ、絶対」カタカタ
P「そ、そうだよな。(血が)プシャーからのドバーってな」
比奈「ん?」
P「え?」
比奈「とりあえず死ねばいいんじゃないっスか」
P「あ、ハイ」
死ねばいいんじゃないっスか……
死ねば……
P「」
比奈「ふふふっ」カタカタ
P「ははっ、なに笑ってるんだよ」
比奈「んー、どうやって殺そ(真顔)」カタカタ
P「……」
P(いつの間に嫌われてたんだろ……)
P「そっか。俺って死んだ方がいいんだな……」
比奈「そーっすね、んふふっ」
P「へー……」
P「」
ッターン
比奈「よしっ、一旦休憩っと」クルッ
P「」
比奈「あれっ、Pさーん。……目を見開いたまま倒れている……!?」
比奈「これ、ひょっとして瞳孔開いてないッスか?……P、Pさーん起きてくださーい……」ユサユサ
P「心が死んだよ」ガバッ!
比奈「うひゃああ!?きゅ、急に起き上がらないで欲しいッス……っ!」
比奈「本当に申し訳ないッス……今新作のプロット書いている途中なんでスけど、そのー」
比奈「……つい楽しくなっちゃって、話ちゃんと聞けてなかったッス」
P「俺を殺したいほど憎んでるわけじゃなかったんだな……?ならいいや」
比奈「それでいいんだ……ま、話を元に戻して」
比奈「時子様を泣かせるにはドッキリが一番ってことを言いたかっただけっス」
P「ん、ドッキリ?」
比奈「そうッス。死亡ドッキリって聞いたことありまスか?」
P「いや、聞いたことないな」
比奈「一昔前には、二次創作界隈で流行ったんスけどね~……」
比奈「ざっくり言うと、Pさんが死んだように見せかけて時子様の出方を見るッス」
P「えっ」
比奈「死んだPさんを見れば、あの時子様だって流石に泣くでしょ」
P「」
P「比奈、お疲れ。今すぐ寝よう。ほら、仮眠室へ……」
比奈「いやいやそんなことないッスから。それに、この辺で一度お灸を据えるべきじゃないッスか?」
比奈「時子様には頭下がらないってPさん言ってたじゃないッスか?」
P「新人時代に色々と教えてもらったからなあ……。ま、今じゃ軽口も言える仲になったけどさ」
比奈「周りの子から『時子様がPさんを私物化している』とのタレコミがあって」
P「私物化……」
比奈「例えば、休日にP家へ押しかけてチャーシュー作ってたとか、仮眠室でPさんを『抱き枕』と言い張って添い寝してもらったとか」
P「えっ、なんで知ってんの」
比奈「ふふん。女子トークをなめちゃいけないッスよ」
P「いや噂されるのは仕方ないんだけどね?どうやって知ったんだよ」
P「時子が喋るわけないだろ。P家なんてまゆしか知らないし、仮眠室もあの時周囲には誰もいなかった」
比奈「詳しくは言えないッスけど。そこは法を乗り超えたってことで、ね?」
P「『ね?』じゃねーよ。えっ普通に怖いわ」
比奈「まあまあ……まゆちゃんの訪問は断っているんスよね?理由は?」
P「自分はプロデューサーだから。スキャンダルは未然に防ぐべきだろ」
比奈「じゃ、どうして時子様にだけ特別扱いしてるんスか?」
P「……命令に逆らえなくて」
比奈「ぷっ、情けないッスね」
P「ストレートに言いやがった!?あぁそうだよ!最近逆らったフリはしてるけどなあ、結局押し切られるんだよ!!!」
比奈「都合のいい男ッスね。……もしかして、アタシも頼んだらヤラs ゴホッゴホ あー喉の調子がー」
P「えっ?」
比奈「い、今のは同人作家の発想あるあるなんで。気にしない、気にしない」
P「もう今日は比奈が怖くて仕方ないよ……」
比奈「で!情けない姿さらすぐらいならいっぺん逆らってみるッス!」
P「強気だなおい……」
比奈「いやいや。時子様のわがままって周りにも悪影響及ぼしてるじゃないッスか。流石に止めないとマズいッスよ~」
P「悪影響?例えば?」
ケース1
P『お疲れ様、今日の仕事の感想はどうだった?』
麗奈『ふぁぁ、もうクッタクタよ、疲れたわ……』
P『もうドッキリする気力もなさそうだな、はは』
P『……あ、そうだ。明日のイベントの関係で、事務所内に椅子がないんだよな……ちひろの椅子にでも座るか?』
麗奈『あの人の椅子は嫌よ、怖いし。……そうだっ!』ティン!
麗奈『P、私の椅子になりなさい!レイナサマの命令に従うの、絶対よッ!』
P『おっけー』
麗奈『えっ……。ホ、ホントにいいの……?』
P『いいぞ。時子様に絶賛された椅子だからな。ほら、四つん這いになったから背中に座って』ストン
麗奈『へ、へー……な、なら』
チョコン
麗奈『ふふ……なかなかイイじゃない!最高、最高よ!アーッハッハッ!』
P『もっと深く座ってもいいんだぞ?』
麗奈『い、いやっ?おしりがもっと当たっちゃうし、流石にはずか……ゴニョゴニョ』
千枝『何してるんですか』ニッコリ
麗奈『ヒエッ!?ゲホゲホッ!』
P『あ、お疲れ様~』
千枝『お疲れ様です。急ですけど、今から麗奈ちゃんと外で遊んできてもいいですか?』
P『外真っ暗なんですが。まあ近くならいいよ。知らない人には気を付けるんだぞ~』
麗奈『今気を付けなきゃ人が目の前にモゴォ!ングング』
千枝『行ってきますね♪』ガッシリ
麗奈『プハァ!あ、あ……イタズラも何もしてないのに……ッ!嫌よッ助けてP アーッ!』
ケース2
コンコン
文香『時子様、Pさんを見なかったで』
P『』
文香『こ、これは……』
時子『人間椅子よ。仕事先で粗相をしでかした豚を躾け直しているの』
P『そうか、文香はこの姿を初めて見るんだな』
文香『は、はい』
時子『アァン?私の許可を得ていないのに喋ったわね?』ギラリ
スパァン!
文香『!!?』
P『フォウッ!!ありがとうございまぁすッ!』
時子『ただ黙って椅子になる……そんな簡単なことすら出来ないの?嗚呼、無様ね』
時子『貴方の情けない姿を見て文香も幻滅したでしょうね……クックック』
文香『……』ムッ
文香『いいえ。まったくそうは思いません……。むしろ、可哀想です』
時子『あらそう。同情されたわよ。よかったじゃない』
P『同情など不要。これは御褒美ですから』
時子『ククッ』
文香『な、なるほど……』
文香『……あの。時子様は、どうしてPさんを椅子にしようと思ったのでしょうか?』
時子『豚の根性を叩き直す為よ』
P『俺が頭を撫でてたら文香が入ってきたんだよな。多分はずかしくなっt』
スパァン!
文香『はぁ……』
文香(Pさんに座る、という発想自体は興味深いです。しかし……)ジー
時子『文香も座ってみたいの?いいわよ』
文香『四つん這いにさせ、背中の上に腰掛ける人間椅子も、なかなかの座り心地だと推察できます……』
文香『しかし……椅子に座っている人の太ももへ腰を下ろし、背中を預けるのもまた一興かと……』
文香『こちらであれば負担は少ない上に、後ろから抱きしめてもらえますよ……?』
時子『……まるで恋人みたいじゃない』
時子『そもそもPは下僕よ。主人と対等な立場にいられると思っているのかしら?』
P『そだねー』
スパァン!
時子『まだ未熟で、私に教えを乞わなければならない豚が対等だとでも?図に乗らないで頂戴』
時子『……提案を申し出されたならともかく、私がそんな愚かしい命令をすると思う?』
文香『なるほど。つまり、Pさんからきっかけを与えてくれれば、今すぐにでもやってみたい、と』
時子『ちがっ、違うわよ』
文香『Pさんとしては、ハグ椅子をやってみたいですか……?』
時子『っ……』チラリ
P『ンー。ンンー!!』
文香『あぁ、今は喋ることが出来ないんでしたね……。大変残念です』
時子『は?』
スパァン!
P『ちょっ、喋るなって言ってただろ!?』
時子『白々しい。さっきまで喋ってたくせに』
P『まあな!』
スパァン!
時子『チッ。二度と口を開くな。分かった?』
P『ウワォ』
スパァン!
文香『心優しいPさんだからこそ、時子様にとって良いお返事が聞けるはずだったのに。とても残念です』
時子『……アァン?何か文句があるのかしら?』
文香『慕っている人物が、ぞんざいな扱いを受けていて……思うところがあるのは、至って普通の反応かと……』ボソリ
時子『何?聞こえなかったわ』
文香『話は戻りますが、人間椅子に座らせてもらえないでしょうか……』
文香『体をPさんに預けて、優しく抱擁される……たまには、そんな
御褒美があっても良いんじゃないでしょうか』
時子『……この豚の脳みそは腐っているわ。貴方を膝の上に乗せる、なんて愚行を犯したなら、お尻に汚らしい物が当たること間違いなしね。それでも良いのかしら?』
文香『ふふっ。それはそれで、一興、というものです……』
時子『あらそう。変態ね』
文香『自覚しています。素直に生きることの大切さを知っていますから』
時子『……何か言いたいことでもあるのかしら?』
文香『さあ、どうでしょうか……?』
時子『……チッ』
カチッ、カチッ、カチッ……
文香『……』
時子『……』
P(時計の針が動く音しか聞こえねぇ……何だこの空間。怖すぎる)
文香『……!』ティン
文香『あの。暫くの間、Pさんをお貸しできないでしょうか……?』
時子『嫌よ』
文香『新しい価値を見つけました。人間椅子よりもはるかに重要なことです……』
時子『話聞いているの?』
文香『仮眠の際、添い寝してもらおうかと。なかなか秀逸な発想では』
P『えっ。それ前に時子とやっt』
スパァン!
時子『添い寝。まるで赤子のようね。寂しいのかしら?』
P『へぇ、そうだっt』スパァン!
文香『……はい。お互い多忙なために、会えていなかったもので……時子様も同じですよね。』
時子『……。何を言っているのかサッパリ分からないわ』
文香『無能。Pさんをお借りします』
時子『アァ?今なんて言った?』ギロリ
文香『ヒッ……す、少しの間、Pさんをお借りしてもよろしいでしょうか?』
時子『嫌よ、絶対に嫌』
時子『貴方みたいなド変態に豚を貸したなら、変な性癖に目覚めかねないもの』
時子『仮にそうなったとしても、私が再開発するけれどもね……クックック』
文香『では、後ほど再開発をなさるということで……。Pさんをお借りします』スッ
時子『っ待ちなさい』ガシッ
文香『何でしょう……手を離してくれませんか?』
時子『まだ矯正が出来てないわ、もう少し待つことね』
文香『はあ……では、何分待てばよろしいのでしょうか……?』
時子『気が済むまで、よ』
文香『なるほど。では、お互いのため……Pさんとは別の方をしつけ直しませんか?』
文香『しつけ甲斐のある人物に、ひとつ心辺りが……』
時子『誰?』
文香『財前時子って言うんですよね』
時子『』プチン
ペシーン
文香『ひゃ!?い、いたぃ……』
時子『この部屋から出て行ってくれないかしら?』
時子『今からこの豚を調教するの。見ない方が身のためよ』
P『!!?』
文香『人に見せてはならないことをする予定とは……ド変態』ボソリ
時子『アァン?』ギロリ
文香『ヒッ……で、ですが、私が出る必要がないのでは……』
時子『あまりにも残酷だから、見ない方が良いわよ』
文香『……もう少し、素直に言ってみてはいかがでしょうか?』
時子『アァン?』
文香『ですから、もう少しPさんと一緒にいたいと___』
P『あのー…、そろそろ躾をやめにしてもらえないか?流石にしんどい……』
文香『……』
時子『チッ、仕方ないわね』スタッ
時子『……今日はもう帰るわ』
P『お疲れ様。久しぶりに話せて良かったよ』
時子『そう。……文香は今度会った時覚えておきなさい』
時子『私に楯突いたことを後悔させてあげるわ……クックック』
P『はは、ほどほどにしとけよ』
スタスタ……
文香『……ふう。Pさん、お身体の方は無事でしたか?』
P『ありがとうな、少し睡眠も欲しかった所だったんだ。俺も寝よーっと……ふぁぁ』
文香『それは残念です。実のところ、あまり寝る気はなかったものですから……』
P『えっ』
文香『では、仮眠室へ行きましょうか……ふふっ♪』
比奈「文香ちゃんと仮眠室で何してたんスか?」
P「ふみふみしてた」
比奈「あっハイ」
比奈「文香ちゃんはその後、調教を受けたことで新たな道を開拓してしまったみたいッス。これは大変なことッスよ」
P「そうだったのか……可哀想に」
比奈「時子さまには感謝の心が足りないッス。いつもPさんを豚やら下僕扱いして……」
比奈「一人だけうらやまけしからっこの辺で一回ガツンと痛い目あわさないッスか」
P「ビール瓶で人を殴りそうな顔すな……ドッキリ仕掛けても面白そうだけれどもな」
P「問題がいくつかあって……」
①時子のメンタルケア及び信頼関係の修復
②そもそも泣くの?
③人としてどうなの?
P「まずは時子の精神状態よな。かなり酷い騙し方をするわけだし、人間不信になりかねん」
比奈「下手すりゃ人間不信からのアイドル引退ルートへ……でも大丈夫っスよ。多分」
P「えぇ、めっちゃ適当じゃん……」
志希「そ・れ・にっ♪いざとなったら、私がなんとかしてあげるよ」
P「おわっ!?急に現れたなおい!」
比奈「志希ちゃんは天才ッスからね。鬱を治療した実績もあるッス」
P「まー鬱の治療も重要だけどね?まずは鬱にならないよう対策を練る必要がだな」
比奈「これでドッキリが実行出来る……っ!」
P「問題は何も解決してないぞ比奈ァ!?」
比奈「でも!時子様の涙、見てみたいッスよねぇ!?」
P「みたいみたーい!」
P「でもさー。俺が死んでも、時子様はなんとも思わなさそう」
比奈「むしろわんわん泣くかもしれないっスよ?Pさん、時子様に結構慕われてるし」
P「時子って重大なトラブルがあっても冷静に対処するんだよね。俺に限らず、近しい人が死んでも泣かないんじゃないかな」
比奈「なら、処理能力を超えた追い込みをしてみるってのはどうッスか」
P「時子に何か恨みでもあるのかな?そこまで到達すると鬱まっしぐらなんだよなぁ」
志希「ねー。比奈ちゃんはPさんの身体についてどう思う-?」
比奈「ドッキリは仕掛けるんッスよね?」スルー
P「うーん……ま、流石にしないよ」
志希「えーつまんなーい」サワサワ…
P「なんだかんだ言って、俺はPだからさ」
P「泣かせたいっていうのも、恐怖や悲しみでするんじゃなくて……ちょっと胸触るのやめてね」
P「あの……まぁいいか。感動のあまり泣き出すとか、そういう綺麗な涙が見たいんちょっと待て乳首はいけなオ゛ッ!!!」
比奈「へー」サワサワ…
P「フウッ、フウッ……本音は時子さまの泣き顔超見てみたいけど、やっぱ倫理に反するし、するなら大義名分欲しいじゃん?もっとこう、納得のいくア゛ッッ!!!」
比奈「つまりPさんはドッキリがしたい、と。それだけ聞けたら満足ッス」
P「いま比奈にもつねられるとは思わなかった!!お前ら悪魔だろ!!!鬼、悪魔、ちひン゛ア゛ア゛ッッッ!!!!」
数日後
P「おぉ……」
時子「ふぅん。……なかなか悪くない衣装ね」
P「これほど美しく着こなせるのは時子しかいない。とても綺麗だよ」
時子「そんな無難な言葉で私が満足するとでも?上っ面の言葉なんて無意味だわ、醜い本音が欲しいの」
P「詩的で驚くわ。普通に言って?」
時子「っ……もっと感想を聞かせなさい」
P「チラ見せお腹がセクシーでエロいっ!」
スパァン!
P「おほうっ!?」
時子「ふん……所詮、下僕は下僕ね」
P「そりゃすまんな、似合ってるぞ。……手でおへそ隠さないで?別にじろじろ見るわけじゃないから……」
時子「変態」
P「ありがとうございますッ!」ピシッ!
時子「フン。反応が良いのは教育の賜ね……クックック」
P「……あのー、お腹から手をどかせて貰ってもいい?自然体を見たいかなーって」
時子「嫌よ。どうせステージ上で見えるでしょう?そこで思う存分見ればいいじゃない」
P「えぇ~?まぁまぁ、そんなこと言わずに。おへそみたいんだよ」
時子「衣装、いつもヘソ出しよね……貴方の性癖だったの」
P「はい」
時子「へぇ……」
P「お晒しなされば恐悦至極に存じます。何とぞ……」
時子「クックック。その程度の心遣いで許可するとでも?」
時子「這いつくばって許しを請うのよ。そうすれば……考えてあげるわ」
P「えー、ケチ」
スパァン!
(土下座しました)
P「おぉ……」
時子「……見惚れてるの?我を忘れた豚は放逐よ。言葉は?」
P「ありがとうございまぁすッ!」
時子「ククッ……豚の分際で、私の指示にすぐさま従わないとはね。御褒美が欲しくないのかしら」
P「褒美は欲しい。けどさ、面白いからつい弄っちゃうんだよね」
スパァン!
P「ありがとうございますッ!ははっ、顔が真っ赤だぞ」
時子「うるさい。恥ずかしかったのよ」ボソッ
P「ははっ、ホント可愛いな」
時子「!!?」
スパァン!ビチンッ!パァン!
P「い、いたっ!!……くはない、普通に気持ちいい」
時子「聞かなかったことにしなさい。後、あの、……ゎぃぃ……。あの言葉をすぐ言えるよう努めなさい。分かった?」
P「畏まりました。……うるさい。恥ずかしかったのy」
時子「そっち!じゃ!ないっ!」スパァン!ビチンッ!パァン!
P「あっ!ほっ!っひい!」
P「あざまぁす……」
時子「フン。女心の理解が足りてないわ、もっと学ぶことね」
P「お~。それさ、一番最初出会った時にも言われたな」
時子「……よく覚えているじゃない」
P「忘れるもんか。出会いから今まで、全部覚えてるさ」
時子「なら……貴方が初めて誘った、レストランの店名は?」
P「ガ○ト」
時子「私が一番最初に注文したのは何だったのか言ってみなさい」
P「水」
時子「……そうね」
P「ふふっ、はははっ」
時子「何、そんなに面白かったかしら?店員のミスでしょう」
P「あー、注文のことじゃないよ。昔を覚えているのか確認するのってさ、彼女みたいだなーっと思って」
時子「!?……ッ!」ピシッ
P「はは、痛い痛い」
時子「貴方の記憶力を試しただけよ。特別意識するものじゃないわ」
P「はいはい」
P(時子の耳真っ赤だな……意識しているのはどっちのほうだか)
時子『財前時子よ。時子様と呼びなさい。ほら、大きな声で』
時子『私が直々に育ててあげる。最高の豚に……』
P(初めて会った日に言われたんだよな。懐かしいな)
P(まだ駆け出しだった俺にとって、時子は師のような存在だった。時子が高圧的だったのもあって全く逆らえなかったのに……)
P(いつの間にかいじれるようになってた。なんか丸くなったなー)
時子「さっきから顔をじっと見て……何かしら?」
P「可愛いなーって眺めてた」
時子「……」カァァ
P(時子への恨みはないんだけどね)
P(こう、ツンツンした姿見るとさ……)
P(泣き顔すっげぇ見たくなる)
P(気持ちの切り替えが早いから、俺が死んでもケロッとしてそうなんだよね)
P(でも、もし泣いてくれるんなら……すっっっげえ嬉しい!)
P(大義名分?知らん!時子が可哀想?そのカバーはなんとかする!)
P(嫌われたくないけど、それ以上に時子の泣き顔めっちゃみたい!!!)
時子「何、ニヤニヤしている?気持ち悪い」
P「えっ!?い、いや?なんでもな」
スパァン! アリガトウゴザイマスッ!
比奈(かくして、24時間プロデュース特別企画『時子さまの涙 ~Pの犠牲を添えて~ 』大作戦が始まったッス)
比奈(決行日は4月1日の0時ジャストから23時59分まで)
比奈(なんでもPさんとしては、1日フルに使って騙しきることでエイプリールのせいにしたいらしいッス。まーそんなの関係なく許されないでしょ(無慈悲))
比奈(他のアイドルの協力を得つつ、病院風のロケ地を押さえて事前練習を何度も行なう用意周到っぷり)
比奈(当然、お金は会社から一銭も落ちないッス。全部Pさんの自腹。大規模になるにつれ、Pさんの顔色がどんどん青くなっていったッス)
比奈(……そこまでしてやる必要あるんでスかね~?)
______
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導入終わり。次からドッキリ本編です。
本当は終わらせてから投稿するつもりだったんですが、
同じ箇所の修正ばかり続けるようになってしまったので、一旦晒して強引に前へ進めていきます。
ゆっくり更新します。
このSSまとめへのコメント
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