前世で評価される話 (10)

自分の前世書を思い出す度に憂鬱になる。

有名大学を卒業して、大手商社に入社。美人の妻を迎え、子宝にも恵まれた。

世間で言う、立派な人生ってやつだ。僕には些か荷が重い。

今生の僕はそんな大層な人間ではない。中高生の頃は周りに馴染めずに学校を休みがちだったし、勉強だって得意じゃなかった。運動神経も容姿も、人並みよりは劣っていると自認していた。

それなのに僕が推薦で一流大学に入れたり、就職活動を始めてすぐに大手商社に内定をもらえたのは、前世書のおかげに他ならない。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1534927765

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom