あと、見たアーティストやバンドは終わった後ようつべからPV持ってきて貼ります

響子「プロデューサーさん、次はなに見に行くんですかっ？」

P「アジカンだなぁ、青春だもの。忍と奏は？」

忍「アタシはBRADIO！ だからもう行くよー」

奏「私は……Suchmosね。だからみんなよりちょっとのんびりするわ」

P「この時間帯被り酷いなー。響子はどうするの？」

響子「私も、アジカンですかねっ」

P「あら奇遇。一緒に行くかい」

響子「ふふっ、そうですね」

忍「しかし、この雨は……」

奏「いつ止むんでしょうね……」

P「今回、降雨量すごそうだなぁ」

奏「毎年こんなに降るの？ フジロックでは雨が恒例らしいけど」

P「去年は田植えだったよ」

忍「ひえっ」

響子「長靴買っておいて良かった～」

P「長靴買っておけば良かった～」

忍「一番慣れてるんじゃなかったのっ！？ 今年でフェス何回目っ！？」

P「9回目だよ、去年も雨で後悔したよ」

奏「後悔しても反省できないと人って成長しないのね」

P「まぁ、行くんですけどね……」ﾖｯｺﾗｾ

響子「こんな雨の中でライブだなんて、すごいですよね」

P「風で機材が飛ぶとかなら話は別だけども」

奏「風邪、引かないようにね」

響子「はーいっ！」

忍「サカナクションすごかった！！　すごかった……けど……」

奏「これは、まずいわね……雨足が強すぎるわ」

響子「テント、浸水してますよっ！！」

P「ここまでのは初めてだなぁ。大雨警報出てるぞ」

忍「Pさんはレインコートも着ずにぐっしゃぐしゃだけどっ！」

P「もう諦めだよ。靴もズボンもパンツもびしょびしょ。着替えていい？」

奏「せめてテントの中でね？」

P「換えのズボン持ってきてないんだけどパンツで居ていい？」

響子「それは絶対にダメですっ！」

P「いやぁ、夜中のバンドまで見るつもりだったけどこれは無理だわ」

奏「予定も狂っちゃったわね。フィッシュマンズに行くつもりだったのに」

響子「レキシ……」

P「稲穂振るっていうかもう田植えじゃん」

忍「明日はどうなんだろう？」

奏「昼くらいには止むらしいわ。辛抱ね」

P「夏フェスは過酷ですねぇ」

忍「プロデューサーさんは呑気だなぁ」

P「でも本当、過去最高に過酷だよ」

P「今日はもう寝るしかないよなぁ」

響子「でも、テントが……」

P「俺は車の中で寝るよ。こっちテント代わりに使って」

奏「有り難いけど、大丈夫？」

P「たまに仕事でさせられるから慣れてるよ」

忍「おぉ……」

～～夜～～

ｻﾞｰ…………

忍「仕事じゃないキャンプって初めてかもっ」

奏「そうね、私も」

響子「私は、弟たちと何度か……でもこんな雨の中では初めてですね」

奏「雨がタープを叩く音……ふふっ、これも風情がある、なんていうのかしら」

忍「滝行みたいな勢いだけどね」

響子「あはは……」

響子「でも、こうして三人でいるとなんか不思議な感じですね」

忍「うんっ、修学旅行みたいっていうか」

奏「言い得て妙ね。恋愛話でもする？　好きな人とか……」

響子「す、好きな人……」

忍「アタ、アタシたちアイドルだしっ！　違う話……そう、みんな今日見たバンドの話しようよ！」

響子「そうしましょう！　みんな結構バラバラでしたもんね！」

奏「そう。じゃあ私から……」

奏でのMy Time Table

https://i.imgur.com/6VzmeVf.jpg

忍「スカートって、確かプロデューサーさんも行ってたよね。どんなバンドなの？」

奏「なんというか、ポップスよ。ボーカルの澤部さんのソロプロジェクトなんだけれど、爽やかな曲に加えて澤部さんのルックスがまたいいのよね」

響子「見た目、ですか？」

奏「優しそうで、包容感があって、いつも笑顔で……そうね、ふくよかなのよ」ﾊｲ､ﾄﾞｳｶﾞ

https://youtu.be/Mit8j_xn3pI

響子「これは確かに、優しそうで、いつも笑顔で、ふくよかですねっ」

忍「でも、素敵な曲だなぁ」

奏「私も、プロデューサーさんに教えてもらった時は……失礼な言い方になっちゃうけど、ギャップで笑っちゃったの。素敵でしょう？　クセになっちゃって」

忍「なんかわかるっ。アタシも行けば良かったなぁ、でもアタシは……」

響子「忍ちゃんは、どこに行ってたんですかっ？」

忍「アタシはね」

忍のmy time table

https://i.imgur.com/am7sA74.jpg

忍「最初はサンボマスターに行きたかったんだ。アタシ、大好きなんだよね」

響子「私もサンボマスターですっ。こう、聴くと」

忍「頑張んなきゃ！　ってなるよねっ」

響子「ですよねっ！」

奏「ねぇ、『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』ってやったの？」

忍「やったよっ！　すっごい良かった！」

奏「私も見たかったわ……」

響子「夏フェスって、見たいバンドが被っちゃったとき」

忍「い～っ！　ってなるよね」

奏「プロデューサーさんがサカナクションとceroで当日まで悩んでたのも頷けるわね」

忍「サカナクションも」

響子「凄かったですよね！」

忍「雨さえなければね……響子ちゃんは？」

響子「私は……」

響子のmy tame table
https://i.imgur.com/4x8fcH5.jpg

奏「asian kung-fu generation、プロデューサーさんと一緒だったのよね」

響子「そうですっ。私は弟たちが見てたアニメの曲くらいしか知らなかったけど、それでもかっこよかったですっ！」

忍「『リライト』、かっこよかったんだろうなぁ」

響子「私は『マーチングバンド』がよかったです。昔、テレビのCMで聴いたことがあって……」

忍「進研ゼミだっけ。アタシも好きだったなぁ」

奏「それよりも、帰ってきたプロデューサーさんが涙か雨かわからないくらいぐしゃぐしゃの顔してたけど……」

忍「そうなのっ！？」

奏「ひどいものだったわ……あれはどうして？」

響子「私はよく知らない曲だったんですけど、最後にやった曲がブッチャーズ？　っていうバンドのカバーらしくって」

奏「……ああ、そういうこと。『Banging the Drum』ね」

忍「アタシもよくわからないけど、むー。奏ちゃんって、プロデューサーさんと仲良いよね」

奏「ふふっ、まぁ色々あるのよ」

響子「むむ……わ、私たちはプロデューサーさんと一緒にサカナクション行きましたもんね、忍ちゃん！」

忍「そう！　『夜の踊り子』で踊りに踊ったもんね！」

奏「せ、ceroも本当に良かったのよ……」

響子「……明日は、晴れますかね？」

奏「晴れなくても、雨が降ってなければいいわ」

忍「でも、やっぱり朝日が見たいよね」

奏「……ライジングサンですものね。朝日が見れたら、最高ね」

響子「最高の朝日が見たいなぁ……じゃあそろそろ消灯しますよー」

奏「おやすみなさい」




忍「……レキシ……雨さえ振らなきゃなぁ……」

忍「いや～雨、降ったね～」

響子「ちょうどみんなでテントサイトにいるタイミングで良かったですよねっ」

奏「そうね……って、プロデューサーさん？　どうしたの、子どもが襲われたときのマーティン・ブロディみたいな顔つきじゃない」

P「ジョーズかよ、分かりづらいわ……」

響子「それはそれとして、本当に大丈夫ですか？」

P「過去最高の過酷さだった……途中、なんで脚が動いてるのか分からなくなったくらい。なんで三人はは元気なの……」

奏「若さじゃない？」

響子「もう、プロデューサーさんは運動不足なんですよっ」

忍「それにほら、アタシたちってアイドルだから！」

P「羨ましい……俺ももう若くないんだなあ……」

忍「でも、ほら、朝焼けっ！」

https://i.imgur.com/2EDoGwe.jpg

P「朝……焼け……？」

響子「あはは、写真ではこうですけど、実際はもっとピンク色だったんです」

P「そっか……ここ何年かは朝陽見れてないなー」

奏「最後の朝陽はいつだったの？」

P「2014……いや、2016もだっけな。一昨年はオオトリ見逃しちゃって」

忍「なんだ、今年と去年が天気悪かっただけなら、来年はきっと晴れるよね。三度目の正直って言うしっ！」

P「なんだ、来年も来るつもりなの？」

響子「スケジュールの調整がつけば、是非っ！」

奏「プロデューサーさんが自分の休みばっかりに注力して、私たちを蔑ろにしなければ、だけどね。ふふっ！」