【モバマス】茜「淡雪より淡い、私の恋」 (16)

モバP(今回は茜P。以下P)「それじゃあ、俺の渾身のタックルを受けてみろ!」

茜「ドンとこいです!」


P「よーし……」ジリジリ

茜「むっ!」



P「どおぉぉぉりゃぁぁぁぁぁ!!」ダダッ

茜「来ますっ!」ムンッ



P「いくぞ!!」

茜「どうぞっ!!」

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はい、今日は熱血乙女Aこと、日野茜の誕生日です



こちら、独自の設定がありますので、よろしくお願いいたします

――事務所

ガチャ

藍子「おはようございます」

未央「おはよう、あーちゃん!」

茜「藍子ちゃん、おはようございますっ!!」

藍子「ふふっ、茜ちゃんは朝から元気ですね」

茜「はいっ!日野茜っ、本日で17歳になりましたっ!」

藍子「わぁ、お誕生日おめでとうございます」

未央「茜ちん、おめでとー!」

「私からはスポーツ用の冷やすバンダナだよ」

茜「おー!これはありがとうございます!いやー、最近暑いですからね!」

藍子「私からはキャメルバックです」

茜「走りながら飲めるアレですね。ますますありがとうございます!」

未央「あれって、両手が塞がってても……とかじゃなかったかな?」

藍子「茜ちゃんが喜んでくれるなら」

未央「あーちゃんは奥ゆかしいですなぁ」

ガチャ

P「おーっす」

茜「おはようございます」リーリー

「とぉーりゃー!」ダダダッ

P「むっ」カマエ

茜「どすこーい!」バムッ

P「なんのぉ!」ダンッ

未央「おぉ、毎朝の名物、プロデューサーへのタックルは今朝もプロデューサーが勝ったんだね」

P「毎日付き合えば鍛えられるさ」

茜「残念です!次回こそトライを決めさせていただきますよ!」

P「望むところだ……といいたいが、まず仕事だな」

「今日はイベント……まぁ、PPは夕方のお祭りに参加して欲しい」

未央「おや?毎年、スイーツファイブが参加していたアレがどうして私達に?」

藍子(かな子ちゃん、ダイエットに失敗したのかな?)

茜(志保さん、カロリー消費できなかったんでしょうか?)

P「……なんとなく空気を読んでくれてありがとう」

「まぁ、かな子と志保のヤツらがなぁ……」

未央「お約束ですなぁ」

P「というわけで頼む……あ、茜の誕生会は昼にやるから大丈夫だぞ」

茜「ありがとうございます!」

P「それじゃあ、みんな解散……あと藍子はちょっといいか?」

藍子「はい?」

コンコン

藍子「失礼します」

P「すまんな……で、話というのは」

藍子「……茜ちゃんに告白ですか?」

P「…………」コクリ

藍子「やっぱり。で、どうするんですか?祭の終わるぐらいを見計らって実行されると?」

P「う、うむ……で、ウチのユニットで唯一彼氏(P)持ちの藍子にアドバイスをってな」

藍子「もう……結構意気地なしなんですね」

P「ぐさっ!」ザクッ

藍子「本当のことじゃないですか」

P「め……面目ない」

「で、で、お前達の場合はどうだったんだ?やっぱり、アイツから先に……」

藍子「ふふっ、内緒です」

「……でも女の子を虜にさせる魔法のアイテムをお貸ししますね」

P「魔法の……アイテム?」

藍子「それは」



「あまーい、スイーツですよ」

――テレビ局

藍子「……というわけで、夏向けにさっぱりした冷たいお菓子はないかなぁ」

千枝「えっと、お外で食べるんですよね」

唯「今回作るのは白玉だけど、これってさっぱりしてるのかな?」

千枝「んー、次回は蜜豆予定ですけど、容器が両方必要ですからね」

藍子「甘みつがかかるからですか……」

唯「ゼリーやババロアじゃあありきたりだし、難しいね☆」

千枝「あっ……でも難しいかな?」

藍子「何かありますか?」

千枝「えっと……」





千枝「ギリギリまで冷やして、途中でプロデューサーさんに渡すのはどうでしょう」

藍子「でも誰が……」

唯「その役、ゆいにお任せあれ♪」

――お祭り会場

未央「じゃじゃーん、私達」

茜「ポジティブ!」

藍子「パッションが」

未央「本日のお祭りを紹介しますね」

茜「未央ちゃん!あそこのイカ焼きを買ってきてもいいですか!」キラキラ

未央「茜ちん、落ち着いて!私達、仕事。おーけー?」

茜「ショボーン」

藍子「まぁまぁ、自由時間にでも回りましょうね」

茜「わかりました!日野茜笑顔で頑張ります!」ダブルピース

未央「それ、しまむーのネタ!」

…………
……

藍子「という由緒正しい、太鼓の舞でした」

未央「わー」パチパチ

茜「太鼓の音色に燃えてきましたよ!!」メラメラ

「日野茜、走ってきます!」

ボンバー

未央「おーい、もどってこーい」

藍子「ふふっ、番組的には面白い終わらせ方になったと思いませんか?」

未央「それもそっか~」

「じゃあ、プロデューサー。準備はいいかな?」

P「あ、あぁ……」

「い、いよいよか。思ったよりドキドキするな」



オーイ

P「ん?」

未央「やっと来たか?」

唯「お待たせ!はい、これ。例の品物だよ」

藍子「ありがとうございます。じゃあ、唯さんは私達と一緒に回りましょう」

唯「あれー?ねぇねぇ、パパラッチしないの?」ウズウズ

未央「ゆいゆい~、あのヘタレの前でそんなこと言ってみ。絶対失敗するよ」

P「うっせ」

「……じゃあ……言ってくる」



唯「この場合、『行ってくる』じゃないの?」

未央「告白だから『言う』でもいいじゃないかな?……では」スチャッコソコソ

唯「あ、やっぱり見る気まんまんだね☆」ワクワク

藍子「もう……」

ダダダダダッ

茜「とーちゃーく!」

「おや?皆さん、撤収されましたか?誰もいませんよ」キョロキョロ

ザッザッ

P「ここにいたのか」

茜「プロデューサー!」

P「なぁ……少しいいか?」

茜「あ、はいっ!!」

P「とりあえず、これを食べて落ち着こうか」

カチャカチャ

茜「わぁ……黄色い色と白い色が綺麗です!」

P「淡雪か……なかなかおつなもんだ」

「ほい。茜の分だ」サッ

茜「ありがとうございます!」

「ではいただきます!」

フワッ

「んー!フワフワで美味しいですねっ!」

P「あぁ、うまいな」

「心も落ち着く……」

茜「まさに風流です!」

P「…………」

茜「♪」

P「なぁ、茜」

茜「はい?」



P「いつも、俺にタックルしてくるが」

「今日は俺がしてもいいか?」

茜「えっ?」

「え?」



「えええぇぇぇぇーっ!?」

P「大袈裟過ぎだぞ」

茜「だだだだだ、大丈夫です。しっかり受け止めさせていただきますね!」ドギマギ

P「大丈夫かよ」

茜「その前に深呼吸を」

スーハースーハー

「覚悟完了です!」

…………
……

茜(来ます!)

(私の……朝のタックルは私の想いが入ったそれですが)

(プロデューサーのはどうなんでしょうか……)



(気になります!)

「来るっ!」

茜「…………」

「え?」

P「……」

ダキツキッ

茜「えっと……その」

「これは……その……」(///)

(まずいです!だんだん恥ずかしくなってきました!)

(プロデューサーに抱きしめられて(///))

(暖かいといいますか、私の胸の中が燃えているようで(///))

P「茜……お前が好きだ」

茜「っ!」

(……私を?)

P「いつも笑顔で元気に俺に接してくれるお前が好きだ」

「お前が抱き付いて来る度にそのまま俺も抱きしめたいと何度も思ったのか!」

「だから、このタックルは俺なりの愛の伝達手段だ」





茜「……や……やだ」

P「……」

(ダメか……)



茜「は……」

「恥ずかし過ぎます!」

茜「恥ずかしいです!今すぐ離して欲しいです!」

「でも……」

「そのままくっついていたい、そんな私も存在します」

「だから、プロデューサー……いえ、P!私に……生涯、着いて来て貰いますよ!!」

P「望むところだ。俺の一生を突っ込んで茜に付き合ってやる!」

茜「ありがとうございます!!」

――そして時は過ぎて



「ふんふふーん」

ドタドタドタ

「かあちゃんかあちゃん、ハラ減った!」

「俺も!」

「私もお腹すいたぁ!」

「まぁま、まぁま」

「はいはい……」

茜「今作ってるから、待ってなさい」

「きょうはなーに?」

茜「今日はかあちゃん特製、ロールキャベツだよ」

「わーい、やったぁ!」

「肉だー」

「お肉っ、お肉っ」

茜「とりあえず食器の用意しなさいよ。あと箸もね」

「「「はーい」」」

「だぁ」

ガチャ

P「ただいまー。お、うまそうな匂い」

茜「おかえりー」

「そ、その……今日は」



P「そうだな……今日は」

チュッ

茜「あ……うふっ」

P「俺がプロポーズした記念日だからな」

茜「はいっ」

「わー、またかーちゃんととーちゃん、イチャついてるー」

「また弟か妹ができるのか?」

「ぱぁぱ、まぁま」

茜「ふふっ、どうかな?」

「素敵なダンナさまに決めてもらいましょうね」



(o・▽・o)&(●・▽・●)おわりだよー

途中駆け足になってしまったよ。つか、眠い



ともあれ、茜ちん誕生日おめでとう!



たまに見せる甘えっぷりは可愛いぜよ

千枝「では、淡雪の作り方ですね」

唯「今回も『提督の食卓SPECIAL和菓子鎮守府』からお借りします」

千枝「いつもネタ提供ありがとうございます」

「材料としまして、二人前で(棒)寒天一本。砂糖100g。卵二個。水1.5カップになります」

唯「まず、卵を白身と黄身に分けて、白身をメレンゲ状に泡立てるね☆」

千枝「いわえる『ツノ』が立つまでお願いします」



唯「はぁはぁはぁ……ゆい、腕が疲れたよぉ」

千枝「お疲れ様です。しばらく休んでくださいね」

「では寒天を溶かします。30分ほど水につけてやわらかくして、鍋に水と一緒に入れて弱火で10分ほど煮ていきます」

「溶けたら、一度漉して今度は砂糖を入れてよくかきまぜます」

「混ぜ終わったら、粗熱を取って、2/3を白身。あと残りを黄身に入れて空気を含むように混ぜ混んでいきますね」

「最後に、型を用意して白身を入れて固まり始めたら上から黄身を流し込みます」

唯「あとは冷蔵庫に入れて固めて、食べやすい大きさに切ってめしあがれー♪」

千枝「意外と手間がかかりますし、寒天とメレンゲの調整は難しいので、ご注意を」

唯「では、いただきまーす☆」

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