P「はい。ユニリーバさんが開発した男性用シャンプーのCMをBeitとHigh×Jokerの皆さんと作りたいということで」

隼人「どうして俺たちなんですか？」

P「青春の汗、そして働く男の汗を流そうというコンセプトらしいので」

P「あとロケ地がBeitの皆さんが働いていた商店街の近くの銭湯で行うということらしいので」

恭二「あああそこか」

P「引き受けてもらえますか？」

恭二「もちろんだ」

隼人「喜んでやりますよ！」

P「では後で僕がほかのメンバーにも伝えますので」

P「2週間後に収録しますのでよろしくお願いします」

恭二「わかった」

２週間後

監督「皆さんお忙しい中ありがとうございます」

春名「いえ、こちらこそありがとうございます」

みのり「ここの銭湯をロケ地に選んでいただいてありがとうございます」

監督「では本日はユニリーバさんが開発したA〇Eという男性用シャンプー、ボディソープのCMを撮影します」

監督「皆さんにはリアリティのある演技を期待してますので」

旬「リアリティ、ですか？」

夏来「難しそうだな…」

監督「そして本日のCMの流れがこちらになります」

様々な職業、部活のユニフォームをきた一同が汗を流している
↓
その汗をA〇Eで流そうと一同ダッシュで銭湯へ
↓
銭湯の扉を開けるとそこには美女４人に囲まれた四季の姿が

四季「これ大丈夫っすか！？」

監督「A〇Eの効果でこうなってるということですので」

恭二「俺らはいいけど、ピエール大丈夫か？」

Beitのメンバーには以前働いてたバイトの衣装で演技してもらうのだが、本日の気温は30℃を超えていた。

監督「一応走りやすいように改良してますので」

みのり「ピエール大丈夫？」

ピエール「うん！僕、頑張る！」

早速四季を除く全員衣装に着替えてもらい、CM撮影開始！

まずはダッシュで銭湯に向かうシーンを撮影。

隼人「どれくらい走ればいいですか？」

監督「100mくらいですかね」

旬「かなりきつそうですね…」

体力のことも考え、旬とピエールは50m地点で合流する演出をとることに。

監督「はいでは5秒前！4，3，2…」

ｽﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ･･･

監督「はいカット！」

監督「すいません。夏来くんの顔がみえなかったのでもう一回お願いします」

夏来「…すいません」

恭二「ピエール大丈夫か？」

ピエール「う、うん！」

走りやすくしてあるとはいえ着ぐるみ。

さらに猛暑のためなるべく早く撮り終えたいが…

TAKE2

監督「5秒前！4，3，2…」

ｽﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ･･･

監督「はいカット！」

全員でモニターチェックしたところ…

春名「ここまでは完璧だな」

隼人「ここから2人が合流してどうなるかだな…」

恭二「みのりさん遅れてないか？」

監督「すいません。もう一回だけいいですか？」

旬「はい」

みのり「はぁ…はぁ…」

ピエールばかり心配していたが、最年長みのりの体力が限界に近い。

TAKE3で成功なるか！？

TAKE3

監督「5秒前！4,3,2…」

ｽﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ･･･

監督「はいOKです！」

ようやく1シーン目終了。

続いて銭湯へ駆け込むシーン。

我さきへと入ろうとする争い感がポイントとなる。

監督「5秒前！4,3,2…」

ｽﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ･･･

四季「なんかごちゃっとしてるっすね…」

監督「はいカット！もう一回行きましょう」

恭二「何がいけませんでした？」

監督「もっと争ってほしいですね」

恭二「わかりました」

しかしTAKE2で、ある人物がまさかのミス！

監督「5秒前！4,3,2…」

ｽﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ･･･

ｶﾗﾝｺﾛﾝ

春名（あっ）ﾋｮｲ

四季「はいカットぉ！」

四季「コラああああ！！」

四季「A〇E落とすんじゃないっすよおおおお！！！」

春名「ほんとごめん！ほんとごめん！」

四季「商品を落とすんじゃないっすよ！」

旬「それは本当にダメなやつでしょ…」

争い感はかなり出たが、春名が商品を落とすという最悪のNGを出した。

TAKE3、そろそろ決めたいが…

監督「5秒前！4,3,2…」

ｽﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ･･･

ﾎﾟﾄｯ

四季「カットカットカットぉ！！！」

四季「名称のわかんないもの落とすんじゃないっすよ！」

四季「何を落としたんっすか！」

恭二「俺のタオルだな…」

四季「何があったんすか」

恭二「みのりさんと隼人の肘がおれのあごにガンって…」

みのり「ごめんね恭二」

その後のTAKE4でようやくOKが出た。