神谷奈緒「アンタに『可愛い』って言われたら、何でもシちゃうかも」 (10)

●まえがき

P×神谷奈緒
R-18
クランチ文体気味



街角でいきなり「可愛い」ってアンタから言われたとき、あたしはタチの悪い冗談だと思った。
それまで男の人から可愛いなんて、お世辞でしか言われたことがなかったし、

実際あたしに可愛げなんてものはなかった。
ちょっとでも持ち上げられると、くすぐったくて首をぶんぶん振って否定した。
それを面白がられてイジりで褒められることは多々あったけど……それをカウントするのはなぁ。

でも、アンタの「可愛い」は、最初からいつも真剣で、疑問を差し挟む隙間がなくて、
あたしも真に受けて、乗せられて、アイドルになって……。

あたし、アンタに『可愛い』って言われたら、何でもシちゃうかも。



まさか、エッチまでするとは思わなかったけど。





アンタの「可愛い」は軽い。
ハッキリ言って、重々しさなんかまったくない。比べるなら加蓮や凛と大差ない。
でもあの二人と――性別も年齢も違うのに――似た軽さを出すのは、逆にすごいかもしれない。

でもアンタの褒めはあたしをフワフワと浮つかせる。するときは、特に。
うなじとか後ろ髪がざわざわと湯通しされたように熱くなる。

頑固なあたしの髪がこの時ばかりはフニャフニャになる。
そんな後ろ髪をたくしあげて、見えないところに唇を刺してキスマークをつけてくる。



アンタは、あたしの背中側から手を回して抱きしめるのが好きなのか?
その姿勢でささやくと『何でも反応が――可愛くなるって』――あっ、また可愛いって言った。
耳元でじわっと淡い声音を注がれると、確かにあたしは声を上ずらせたり、肩をビクつかせたりしてしまう。

ここへの刺激は、何回エッチしても慣れない――手を変え品を変えやってきやがって。
耳から頭蓋骨の裏側までソワソワする。期待で心臓がくるくる落ち着かなくなる。



後ろから『自分ではどういう風にいじってる?』と最初に聞かれたとき、
あたしはモノの見事に墓穴を掘った――なんでそんなコトまで知ってるんだよ?――なんて。

あたしは開き直った。
しょうがないだろっ、あたしだってフツーの女子高生だったんだから、興味ぐらいあるよ!

というかアイドルだって人並みにエッチなコトに興味あるんだぞ?
そして同僚だけでもいろんな年齢層の人と絡むから、知識だけは同じ年齢並かそれ以上だったりする。
一人でするって、そんなにアブノーマルじゃないだろー。

そもそもなんで見せなきゃならんのさ、と抵抗してみるが、丸め込まれる。
『奈緒の気持ちいいところを、奈緒から聞きたくて』――そりゃあ、口で説明なんかシたくないけどよー。



まぁいいや。
こう……さ、ボディオイルで手とか濡らしてさ……そうそう、湯煎で人肌に温めて。
完全にソッチ用途のローションは買えないよ。あたしだってJKでアイドルだからな、一応。

『オカズは何か使う?』――オカズって、明け透けだなぁホント。
アンタの写真とか声とか勝手に録って使ってるって言ったら満足かよ。

いや……まぁ、その……試しに、な。
今、可愛いって、言ってくれないか……?



うわぁああああううううぅっ……実際に言われると、キてるな。

『背中丸めないで体を見せてくれ』――いや、コレは、普段、こうしてるんだよ。
なんかお腹の中の赤ちゃんみたいな姿勢だけどさ。
こうすると、なんか、中にあったかいのが集中して、そ、その、イキやすい気がするんだよ。
見えにくいかもしれないけど、そもそも見世物じゃないんだから……もー。

『手伝ってやる』って――うわぁ、髪の毛の匂いなんか嗅ぐなよー!
洗っちゃいるけど、その、なんだ――『桃みたいな匂いがする』――
うっ、うるさいっ、そんなコト言われて喜ぶやつがいるか!? そりゃきっと制汗剤だよ!





プロデューサーさんったら、いっつも肌をぴったりくっつけてあたしの匂いを嗅いでくるだろ。
恥ずかしいったらありゃしない。

ただでさえ肌と肌がくっついてるところで体温が混ざって、
体が火照ってるのバレてやしないかとドキドキしているのに、
ベタベタ触られると汗ばんでくるから……いやぁ汗の匂いなんて嗅がせたくないだろう?

こっちだってアンタの体臭わかるぞ。
キツイと思ったことはないからきっと人並なんだろうが、
体をあたしの背中側に密着されると、ほら、首筋とか脇の下とか近くなって、
ムッて感じで迫ってきて……夏とか油断するとクラクラするんだよなぁ。

けっしていい匂いとは思っていないさ。
例えば、舌で触れたら美味しそうかどうかと言われたらしょっぱくて不味い匂いなんだ。

ただ、それを意識すると、じくじくってカラダがそっちモードになってしまう。
いつか漫画で、意中の男の子にハンカチを貸したときの残り香に興奮しちゃうヒロインを見たことがあるけど、
それをもうちょっと過激にした感じで……いやぁ、ずいぶんヨゴレたヒロインだわ、あたし……。



胸は、その……あまり、揉んだりはしないんだ。
それよりは、さするっていうか、肌を撫でるような感じで……だからアンタもそうして欲しい。

いや、言うの恥ずかしいんだからなっ! ただ、あたしのために聞いてくれるっていうから……

自意識過剰かもしれないけど、アンタも興奮してるだろ。
あたしだって、グラビアとかで自分のカラダが男の人にそう見られてるのは知ってるし……。
それを実感するのがアンタ相手だとは、露程も――いや、想像したコトぐらいは、あるけど、さ。

って、アンタもうあたしのおっぱい触る気かよ!?
あたしの触り方見てからじゃなかったのか――わぁああっ、そんなアンダーバスト撫でたら――
うわぁ、これあたしの心臓がバクバクしてるの伝わっちゃってる? マジかよ……。

ま、まだ乳首はやめてくれよっ――い、息が荒い、首にかかってる!
『盛り上がってるように見え――』頼むからちょっと一回静かにしてくれっ、
今ちょっと耳元で言われたら何でもおかしく聞こえるから!



そ、その……引っ張ったりとか、つねったりとか、するなよ?
自分で触るのとアンタが触るのじゃ、勝手が違うんだから……

胸、先っぽ、アンタの指先を感じるだけで、じわじわ熱くなってしまう。
『ホラ、自分でもこすって』――アンタがいると落ち着かないんだよーっ。

いやオナニーで落ち着くってのもおかしい話だけど、
なんかいじってる自分と、それをアンタがどう見てるんだろうなって背後霊みたいな意識が、
両方あるもんだから、ナニが何だか、こうしてるだけでアタマがオカしくなりそうだよ……。

ひぁあっ!? だ、だめっ、指で、軽く触られてるだけ――でも、びりっと、きて――
そんな、周りをなぞるなぁっ! ひ、引っ掻くとか、ゆっ指っ、それっ、あ、ああっ――!



お、大きな声出しちゃったじゃないか!
『可愛い声だ』――そう言ってれば済む女だと思ってないだろうな!?

あ、ひぁあっ! こらっ、またいじった! び、敏感なんだから、触る時は言えよーっ!
『触るぞ』――ふあぁあぁっ! 耳と同時攻撃なんてっ、あっあっ――あああっ!

わかった、わかった、あたしが悪かったから、良いよ、触って……。





胸、指、食い込ませて――『大きく育ったなぁ』――アンタはあたしの父親か!?
そういう意味で育てたことはないだろうがアンタはー。

まぁ、でも、小さくはないよな。大きくもないけど。ちょうどいいんじゃないか。
アンタが揉めるぐらいあれば十分だろ。
大きいと、歩いてるだけでも視線がな……肩もキツイし、足元も見えにくいし。



そう、そうだぞ。
撫でるような感じで……いきなり強くシて、あたしが舌噛んじゃったらひどいぞ。

うう、声を抑える余裕が出てくると、視線を感じちゃって、これはこれでクるものが……。
胸の先――乳首、大きくなり始めてるのバレてるし……後ろからかかる鼻息も荒くなってる。

『奈緒のおっぱい、すごくイヤらしい』――悪かったな! どうせあたしはスケベだよっ。
ま、まぁ、可愛いって言われるよりはシックリくるけど、うううぅ。
『揉んでると癒やされる』――なんだ、あたしにも母性らしきものが出てるのか?


あぁ。
プロデューサーさんったら、エッチなコトしてて、興奮すると同時に、そんな幸せそうなため息ついて。
わからないでもないけど。一人でするときも、ムラムラしてどうにもこうにも……
というよりは、なんとなーく寂しい気分を誤魔化すためにってコト多いから。

あはは、なんか、こんなコトまでさらけ出しちゃって……さらけ出せるって、いいな。
好きな人相手だから……好きな人相手でもなかなかできないか。

アンタの手、あったかいな。興奮のせいか? それとも……



うん……いいよ。じゅうぶん――あまり、焦らしても……ね。
あたしは先っぽ、軽くならいじられたいキモチ、あるけど。
アンタからしたら、これ、いじってて楽しいのか?
胸と違って柔らかくもないし――『奈緒の反応が楽しい』――はぁ、さいですか。

う、ううっ、こり、こりって……指先でいじくり回されてると、すっかりオモチャにされてる気がする。
声が、出る――息が、荒くなっちゃって――楽しそうだなぁアンタはっ。
あっ、また『可愛い』って言った! やっ、やぁっ、やめ――いや、やめるなぁ……。

ううっ、ビリビリってくる――やぁっ、あっ、やらっ、だめ――ああっ、ストップ、マジでストップ、
ストップだから、このままだとイク――ストップって言ってるだろっ!?



……ごめん。なんか、冷めちゃった? 本気で嫌だったわけじゃないんだけど。
あ、あのさ……その。確かに、イケないよりはイケたほうがいいけど。

イケればいいってもんじゃないんだよ。
せっかくさ、こうして二人きりで邪魔も入らずベタベタしてるんだから、
こう、あっさりイクのもったいないって感じがして……。





そうだ!
そんなに胸が好きなら、これでその……デカブツを擦ってやるよ。
あの、男の人って、そういうの、好きなんだろ……聞いたコトあるぞ。
あたしばっかりシてもらっちゃってて、バランスが悪いかなと思ってたんだよ。

ホラ、立った立った――こら! 『嗅ぎ納め』じゃないっ!
いつだって嗅げるんだから別に……いやアンタだけだからな、嗅がせるの。



改めて見ると、これがあたしの中に入ったことがある――というのが信じられないぐらい、でかい。
比較対象は知らないけど、あたしのカラダに突っ込まれる物体として、絶対的にでかい。
例えばソレと同じ太さの注射器を突っ込まれるって言われたら、あたしは泣いて逃げ出すぞ。

ん……しょっ、さすがに胸で完全に包み切るのはムリかぁ。
あっついなぁコレ。同じ人間とは思えないぐらい。だいじょうぶか? 42℃超えてないか?

さて、こっちにもローション……は必要ないな。人の胸をさんざんいじってくれてからに。
それにしても、自分はいじられてないのに、こんなに先走りダラダラにするなんて、アンタもエッチだよなぁ。
『奈緒だから、こうなる』――そーかねぇ。まぁ、今はそういうコトにしておくよ。

アンタのモノはあたしの目前で反り返って、禍々しいぐらいだ。
出したあとは、へなへなにしょぼくれてるのにな。ギャップすごいよ。



胸でズリズリと擦ってあげると、ごつごつしたカタチを肌で意識してしまう。
さっきまでの指での刺激とはまた違う、ぬるっとした粘膜の刺激と細かなざらつき。

匂いはいよいよあたしの呼吸の間近に迫ってくる。しょっぱくて苦い、アレ。
胸で包み切れないぶん、先っぽを舐めてやる。今度はあたしが先っぽをいじめてやる番だ。

そうやって見上げて笑いかけたら、それだけで興奮したらしく根元からモノをびくびくさせる。
見た目はイカツいけど刺激には弱い。ふふふっ。
普段は敏腕プロデューサーとして肩で風を切ってるのに、自分より一回りも年下の女の子に舐められて、
アンタそのものみたいだな――おーい、そこ、嬉しがるところじゃないぞ。



うん。やっぱりこうして挟んで上下してるとね。
中に入れられたときのカタチを思い出しちゃうなぁ。角度は違うけど。
目というより、肌と粘膜で覚えてる感じ。カタチだけだったら、ちょっと変なキノコ程度だからな。
熱と、ぬるっとしたアレと、あとアンタの興奮してる匂いと息遣いが必要だよ。

気持ちいいんだろ? あたしだってどこをどうしたらいいか、わかってきたんだ。
そのぐらい何度もやってて、覚え込まされたとも言うけど……。
That's the way I like itってか。ははっ。

裏の縦と斜めに筋が入ってるところをぎゅーって擦ってやる。
先っぽの張り出してる割れ目を舌先でぬちゃぬちゃほじくってやる。アンタの足が震える。
胸の膨らみではさみながら、指先でもくすぐってやる。いいもんだろ?

『えらいぞ、奈緒』――ふぁあっ、あ、アタマ撫でて……こんなコトでアタマ撫でてもらって、
……それで嬉しいと思っちゃうとか、やばい、だいぶ、アンタにヤられちゃってる。

もっとする。激しくする。煽ったのはアンタだからな。
胸が変形して痛くなるぐらい、やっちゃえ。
男の人なんだから多少乱暴ぐらいがイイだろ、たぶん。

苦くてしょっぱいのがどんどん広がる。
あたしもなんだか口の中がじわじわ酸っぱくなって――ヨダレだわ、こりゃ。唾液腺の芯まで痺れてる。
それを上からまぶしてやる。あー、男の人のコレいじってヨダレ垂らすとか、完全にスキモノだ。

でも、それもこれもアンタのせいだよな。
アンタに変えられちゃうのは、アイドルのコトじゃなくったって嬉しいよ。





入れて、とあたしがねだると、アンタは少しためらった。
まだ少し早いって言いたげだね。
直接触ってないし……うん、そう、たぶん、濡れきってない。

でも、なんか、気分的には、もうグイグイってシて欲しいんだ……。
カラダがキモチについていってなくてな。だから、ゆっくり、お願い。

そうやってアンタがゴムを着けると、まさに「気持ちよくなるためだけのエッチです!」って雰囲気が出て、
これでいいのかなと思うし、アンタと気持ちよくなれるんならいいかなとも思う。

まぁ、子供デキちゃったらね……なんか、ごめん――いや、今のは忘れて。忘れてくれって。
ちょっと勢いで言っちゃっただけだから。しんみりしてないで、早く入れてよ。
早くしないと冷めちゃう気がするんだ。焦らさないで、ほら、ほらっ。



ベッドで仰向けに横たわって足を広げるのって、まるでつぶれたカエルみたいに間抜けなポーズだよなぁ。
素面だったらアンタの前でも――アンタの前だからこそ――絶対できない。こんなの。恥ずかしすぎる。
いや、今だって恥ずかしいけど、するしかない。したい。ナカに、入れて欲しい。

さっき口で大きさを実感したモノは、アソコにぴたりと添えられるだけでゾクゾクと背筋が震える。
まるで期待してるように取られちゃったか――いや、正直、してる。

ナカをアレでごりごりと開かれる感覚は、最初は痛くて息苦しくてしょうがなかったけど、
今でもそんな感じはするけど、ソレ以上に――胸と頭がいっぱいに満たされるのが、恋しい。

アンタはまた頭を撫でてくれる。『可愛い』――うそだ。
こんな格好のあたし、ファンにはとても見せられたもんじゃない。
身内でもダメだ。いいや、プロデューサーでも本来はダメなんだ。
だけど、アンタには……。

苦しくって、イケないことなのに――そのせいで余計に手酷くハマっちゃってる。
アンタを受け入れてる重みが増してくれてる――そんな気がするんだ。

もう一回言っちゃう。入れて。

シて欲しくて、たまらない。





アンタはあたしのナカを勝手知ったる玄関口のように、あいさつ代わりに浅く入る。
そのままゆったりと押し込んでくる。あたしはそれを受け入れちゃってる。ナカがアレのカタチになってく。
粘膜が媚びてる――日頃は、ぜんぜん素直になれないのに、こんなときばっかり。

顔が、近い――キス、シて欲しい――言うが早いか、舌をねじ込まれる。
口の中どころか、脳味噌まで食べられちゃってる気分がする。
下から押し込まれて、上から食べられて、肺と心臓と胃袋がまとめてもみくちゃにされてる。
それさえ、カラダの芯までアンタのモノにされたと思って、キモチいいと感じてしまう。

奥に、くる。
さっきパイズリしてたときの残影を蹴散らし上塗りしていく。
ナカどころか骨盤から内腿までじんとキて、喘ぎを通り越して悲鳴を漏らしてしまう。

いい、イイんだ、もっと奥まで。もっと重くのしかかって。
アンタのコトをどうしようもなく感じていたい。
過去のアンタさえ塗りつぶしてしまっていい。あたしは今が一番。

カラダが熱いのに背筋が震える。
深く入れられると息苦しいのに、出て行かないで欲しい。
そのまま、奥、えぐられて――ああっ、おぁああっ!――ダメ、変な声、出ちゃう、目も頭もチカチカする。
カラダがフラフラ宙に浮いてる――腕で、引き寄せて――近くにいてくれなきゃイヤっ。

言えないけど、伝わってほしい、このまま抱きしめて。痛くて潰れちゃうぐらい。



腰が浮いちゃう。ねだっちゃう。ナカに一層深くハマる。声と呼吸から潰れていく。
上の口も下の口も、ぐじゅって下品な音を溢れさせちゃう。

もう回数も時間もわかんない。キてる、くる、キた。イッちゃう。それだけ。
あたし、完全にアンタのモノを撃ち込まれるだけの存在になっちゃってる。

カラダの内側から湧き上がってくる気持ちよさを、そのまま垂れ流すしかできない。
きっと目も当てられない姿になってるだろう。

でも。

ああ、だめだ。

コレ――しあわせすぎてだめになる。まっしろになる。

こんなのおぼえちゃったら、わすれられない。

こえをきいたら、においをかいだら、とにかく、おもいだしちゃう。



プロデューサーさん、アンタも――あたしのなかに、
おちんちんガンガンってするコトしかかんがえられない?

そうだよね――ねぇ、このまま――このまま、ずっと、シてて。

あたしが、どうかしちゃうまで、ずっと――



――――――
――――
――



気がついたとき、あたしは髪の毛を蒸しタオルかなにかで拭いてもらっていた。

照れくさくて笑おうとしたら、喉が痛くて、表情筋も引きつってて、
節々や筋もあちこち悲鳴を上げて――相当な目にあってたんだね、あたし。

でもあたしは、笑っちゃうぐらいシアワセだった。
重症っていうか、手遅れ。



やっぱりあたし、アンタに『可愛い』って言われたら、何でもシちゃうなぁ……。



(おしまい)

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