ジェリド「安価とコンマでこの手にすべてを掴む!」Part3 (833)

ジェリドでグリプス戦役を戦うスレです。安価、コンマで進行していきます。

前々スレ:ジェリド「安価とコンマでこの手にすべてを掴む!」
ジェリド「安価とコンマでこの手にすべてを掴む!」 - SSまとめ速報
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前スレ:ジェリド「安価とコンマでこの手にすべてを掴む!」Part2
ジェリド「安価とコンマでこの手にすべてを掴む!」Part2 - SSまとめ速報
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531572124

ジェリド パイロットレベル:大エース+2(あと+1で超エース)NTレベル:4+(あと+1で5)

マウアー ジェリドの恋人。ジェリドがいつか壊れてはしまわないかと心配している。

アムロ ジェリドとは分かり合えた間柄。現在はサイド2奪還に向かっている。

シロッコ 現在はジュピトリスへ。ジェリドという手駒を手放す気はない。

サラ ジェリドの元部下。現在はジュピトリスへ。シロッコを崇拝してはいるが、疑念も生まれつつある。

シドレ ジェリドの元部下。現在はジュピトリスへ。ジェリドのことをかなり信用している。

ジャミトフ ティターンズのトップ。ジェリドに対しては信頼を寄せている。

ブラン 戦友。ジェリドを手助けしてくれる。

ガディ アレキサンドリア艦長。ジェリドには可能性を感じている。また、負い目を感じている。

フランクリン フライルーの開発主任。現在新モビルスーツ開発中。テストパイロットとして、ジェリドに信頼を寄せている。

クワトロ 現在はアクシズへ。ジェリドはいつか仲間になってくれるだろうか…。ハマーンは私をどうする気なのだろう?

ハマーン ジェリドとは一度戦った。ジェリドの力をかなりのものであると評価している。

カツ 故人。カツの最後の言葉はサラに届いたのか。ちなみに最終的にはパイロット熟練強~エース、NT3~4くらいでした。

コンマはゾロ目はボーナス、クリティカル99。コンマはジェリドに有利なものが高コンマです。

次から投下していきます。

前スレ1000ボーナス:成功

オペレーター「モビルスーツ隊発進しました!」

バスク「よし。艦隊は第一戦闘速度で前進だ!」

オペレーター「!!敵艦よりモビルスーツです!」

ビューンビューン

ジェリド「完全に側面を取られている…!」

ジェリド「!!モビルスーツが来たか!」

ジェリド「全機散開しろ!あまりモビルスーツには構うな!」

ティターンズ兵「了解!」

マラサイ「」ビューンビューン

ジェリド「向かってくるなら…!」ビューン

マラサイ「」ドカーン

ピキーン

ジェリド「後ろか!」ビューンビューン

マラサイ「」ドカーン

ネモ「」ドカーン

ジェリド「とてつもない反応速度だ…!」

ビューンビューン
ビューンビューン
ビューンビューン

ティターンズ兵「うわああああ!」ドカーン

ジェリド「くそっ!こうも密度のある砲撃はまずい!」

ジェリド「まずは1隻墜とす!」ドウッ

コンマ下2桁

90以上瞬く間に5隻墜とした
75-89 3隻墜とした
20-74 1隻墜とした
00-09 砲撃が激しく、射程まで近づけなかった

下3

コンマ92

ジェリド「まずは射程距離まで近づかなければ…!」ギュルリンドウッ

エゥーゴ兵「モビルスーツ接近!」

エゥーゴ兵「対空砲火を集中させろ!」

ビューンビューン
ビューンビューン

ジェリド「さすがに狙われるか…!しかし、フライルーの加速があれば…!」

ネモ「」ビューンビューン

ネモ「」ビューンビューン

ジェリド「退け!」ズババババ

ネモ「」ドカーン

ネモ「」ドカーン

エゥーゴ兵「くそっ!当たらねえ!」

ジェリド「そこ!」ビューン

サラミス級「」ドカーン

ジェリド「一撃!?いままでのとは比べ物にならないぞ!?」

ジェリド「いや…、このまま一気に行く!」ドウッ

ビューンビューン
ビューンビューン
ビューンビューン

ピキーン

ジェリド「はっ!」ドウッ

ティターンズ兵「ジェリド中尉!」

ティターンズ兵「中尉が砲撃に突っ込んでいったぞ!?」

ジェリド「うおおおおお!」ビューンビューン

サラミス級「」ドカーン

アイリッシュ級「」ドカーン

ピキーン

うわあああああ!
くそっ!
ちくしょう!
悪魔め…!

ジェリド「うっ…!」

ビューンビューンビューンビューン
ビューンビューンビューンビューン
ビューンビューンビューンビューン
ビューンビューンビューンビューン

エゥーゴ佐官「何故だ!何故当たらん!」

ジェリド「くそっ!」ブウンズバッ

アイリッシュ級「」ドカーン

ジェリド「くそおおおおお!」ビューン

サラミス級「」ドカーン

ジェリド「はあ、はあ…!」

ジェリド「声が…消えていく…」

NTレベルが5(終盤カミーユ並)になりました。パイロットレベルが超エース級になりました。

ドゴス・ギア

オペレーター「エ、エゥーゴ艦5隻の撃沈を確認…!」

オペレーター「化け物だ…」

バスク「敵の布陣はどうなっている?」

オペレーター「は、はい!右舷方向にかなり大きな空間が生じています!」

バスク「よし。直進だ」

オペレーター「し、しかし、生じた空間から脱出すればいいのでは?」

バスク「そこを穴埋めするために正面方向が薄くなる。早くしろ!」

オペレーター「はっ!」

オペレーター「!!敵モビルスーツ接近!」

バスク「対空砲火だ!」

マウアー「来た!」

マウアー「各員、敵モビルスーツの迎撃を!」

マウアー「…っ!」

マウアー「何かしら…寒気のようなものが…」

マラサイ「」ビューンビューン

マウアー「っ!そこ!」ビューンビューン

マラサイ「」ドカーン

マウアー「胸騒ぎがするわ…」

グワダン

クワトロ「いよいよか…」

ハマーン「シャア、何をしている。貴様も早く準備をしろ」

クワトロ「…また相席か?」

ハマーン「残念ながら違う。私も、貴様という戦力を活用しないほど愚かではない」

クワトロ「では、私もモビルスーツで出るということか」

ハマーン「そうだ。今はガザCしかないが、アクシズのほうで貴様のためのモビルスーツを作らせている」

クワトロ「私のための?」

ハマーン「貴様にふさわしい機体だ。…そんな話はいい。早く準備をしろ」

クワトロ「わかっている」

ピキーン

クワトロ「……?」

ハマーン「……」

アーガマ

アムロ「サイド2か…」

ブライト「カツのことを思い出しているのか?」

アムロ「…はい。あの時から、随分とカツは成長してたんだなって」

ブライト「感傷に浸るのもいいが、今すべきはサイド2の奪還だ。頼んだぞ、アムロ」

アムロ「はい」

ピキーン

アムロ「…なんだ?」

アムロ「悪いことがなければいいが…」

ドゴス・ギア

オペレーター「エ、エゥーゴ艦5隻の撃沈を確認…!」

オペレーター「化け物だ…」

バスク「敵の布陣はどうなっている?」

オペレーター「は、はい!右舷方向にかなり大きな空間が生じています!」

バスク「よし。直進だ」

オペレーター「し、しかし、生じた空間から脱出すればいいのでは?」

バスク「そこを穴埋めするために正面方向が薄くなる。早くしろ!」

オペレーター「はっ!」

オペレーター「!!敵モビルスーツ接近!」

バスク「対空砲火だ!」

マウアー「来た!」

マウアー「各員、敵モビルスーツの迎撃を!」

マウアー「…っ!」

マウアー「何かしら…寒気のようなものが…」

マラサイ「」ビューンビューン

マウアー「っ!そこ!」ビューンビューン

マラサイ「」ドカーン

マウアー「胸騒ぎがするわ…」

グワダン

クワトロ「いよいよか…」

ハマーン「シャア、何をしている。貴様も早く準備をしろ」

クワトロ「…また相席か?」

ハマーン「残念ながら違う。私も、貴様という戦力を活用しないほど愚かではない」

クワトロ「では、私もモビルスーツで出るということか」

ハマーン「そうだ。今はガザCしかないが、アクシズのほうで貴様のためのモビルスーツを作らせている」

クワトロ「私のための?」

ハマーン「貴様にふさわしい機体だ。…そんな話はいい。早く準備をしろ」

クワトロ「わかっている」

ピキーン

クワトロ「……?」

ハマーン「……」

アーガマ

アムロ「サイド2か…」

ブライト「カツのことを思い出しているのか?」

アムロ「…はい。あの時から、随分とカツは成長してたんだなって」

ブライト「感傷に浸るのもいいが、今すべきはサイド2の奪還だ。頼んだぞ、アムロ」

アムロ「はい」

ピキーン

アムロ「…なんだ?」

アムロ「悪いことがなければいいが…」

サイド2

オペレーター「!!所属不明艦を確認!」

ティターンズ士官「なんだって?」

ティターンズ士官「前線の艦隊との連絡は?」

オペレーター「……ダメです!ミノフスキー粒子が濃すぎて通じません!」

連邦士官「現場の判断でどうにかするしかないということか…」

ティターンズ士官「黙っていろ!…様子を見て、攻撃をするようなそぶりを見せたならば撃沈する!」

連邦士官「……」

オペレーター「……待ってください!所属不明艦とともに、アーガマを確認!」

ティターンズ兵「やはりか!モビルスーツを出せ!各バンチにも迎撃するように伝えろ!」

連邦士官「エゥーゴが来たか…」

アーガマ

トーレス「敵モビルスーツの発進を確認!」

ブライト「情報の通り、こちらに残っている艦は少ないようだな」

トーレス「とは言っても相当な戦力ですよ。1.5倍差はある」

ブライト「連邦軍の士気はそこまで高くないはずだ。勝算はある」

トーレス「…そうですね。モビルスーツ発進用意!」

アムロ「ロベルト、アポリー、戦艦は俺に任せて、二人は1バンチの制圧を頼む!」

アポリー「了解!」

ロベルト「大尉、お気をつけて」

アムロ「ああ。アムロ、Ζガンダム出るぞ!」ドウッ

アムロ「リックディアス隊も続け!」

グワダン

オペレーター「アーガマからΖが発進しました!」

ハマーン「Ζが出たか…我々も続く!アクシズの力を見せつけるのだ!」

アクシズ兵「はっ!」

アクシズ兵「ハマーン様、お気をつけて!」

ハマーン「ガザC、出るぞ!」ドウッ

アクシズ兵「大佐もお気をつけて!」

クワトロ「大佐ではない。クワトロ大尉だ!クワトロ・バジーナ、出るぞ!」ドウッ


アムロ「対空砲火も薄い!これなら接近できそうだ!」ギュルリンドウッ

クワトロ「アムロ!」

アムロ「シャア!君も来たのか!」

クワトロ「艦を墜とす気か?」

アムロ「そうだ!この薄い対空砲火なら接近して確実に沈められる!」

クワトロ「私もやってみるか!」ドウッ

クワトロ「ルウムを思い出すな…」

バーザム「」ビューンビューン

クワトロ「あの時とは違いモビルスーツはいるがな!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

アムロ「そこ!」ビューン

バーザム「」ドカーン

ティターンズ士官「何をしている!さっさと墜とせ!」

連邦士官「対空砲火が薄い!何をしているんだ!」

ティターンズ士官「貴様は黙っていろと言っただろう!」

連邦士官「……」スタスタ

ティターンズ士官「…邪魔者が消えたか」

アポリー「1バンチはどれだ!?」

ロベルト「あれだ!ついてこい!」ドウッ

1バンチ

市長「何!?エゥーゴのモビルスーツがここに!?」

オペレーター「そのようです!」

市長「…撃墜しろ!」

オペレーター「しかし…」

市長「我々はティターンズの庇護のもとにあるのだ!エゥーゴは敵だ!」

オペレーター「……」

市長「し、市民の命がかかっているんだぞ!」


ピキーン

クワトロ「上か!?」

バーザム「」ビューンビューン

クワトロ「ぬう!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

クワトロ「ええい、ガザCではこんなものか!」

アムロ「よし、射程に入った!」

アムロ「一撃で沈める!」

コンマ下2桁

90以上必死の抵抗でΖに損傷を負わせた
00-89撃沈

下3

コンマ61

ティターンズ士官「おい!モビルスーツが来るぞ!何とかしろ!」

アムロ「狙うなら機関部か?」ドウッ

連邦士官「うおおおおおおお!」ズババババ

ピキーン

アムロ「今更か!遅い!」ビューンビューン

連邦士官「くそおおおお!」

サラミス級「」ドカーン

クワトロ「さすがはアムロだな」

ハマーン「ほう…そこ!」ビューン

バーザム「」ドカーン

ハマーン「やはり士気の差は歴然だな」


アポリー「1バンチは俺たちを受け入れるかな?」

ロベルト「どうだろうな。保身に走って撃ってくるかも…」

ビューンビューンビューンビューン

ロベルト「そら来た!」

ロベルト「リックディアス隊は散開して1バンチを目指せ!」ドウッ

1バンチ

オペレーター「…市長。なぜティターンズに従うんですか…!」

市長「さっきから言っている!私は市民の安全を第一に考えてだな…」

オペレーター「…本当は自分が助かりたいだけなんじゃないんですか!?」

市長「な、なにを言う!」

オペレーター「サイド2をティターンズに売って、奴らにいい顔をして!」

市長「そこまでだ!」

側近「……」スチャ

オペレーター「くっ…!」


ロベルト「アポリー!入り口はあったか!?」

アポリー「ダメだ!敵が待ち構えている!」

ロベルト「なら強行突破する!」

アポリー「外壁に穴をあけては市民の心象を損ねるか…そうだな、それしかないな!」

ロベルト「よし、行くぞ!」

コンマ下2桁

90以上二人とも中破し、中に入れなかった
75-89二人とも中破したが中に入った
50-74アポリー中破、ロベルト内部へ
00-49二人とも内部へ

下3


コンマ11 ボーナス

ロベルト「よし、行くぞ!」ドウッ

アポリー「後続部隊もぴったりとくっついてくるんだぞ!一気に抜ける!」ドウッ

エゥーゴ兵「了解!」ドウッ

バーザム「」ビューンビューン

ジム「」ビューンビューン

ロベルト「そこ!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

アポリー「数が多い!」ビューンビューン

ジム「」ドカーン

ビューンビューン

エゥーゴ兵「うわあああああ!」ドカーン

アポリー「対空砲火まで…!」

ロベルト「まだだ、まだ抑えておけ…!」

バーザム「」ビューンビューン

ビューンビューン

エゥーゴ兵「ロベルト中尉!」ドカーン

エゥーゴ兵「まだですか!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

ロベルト「……よし、この距離ならいける!」

ロベルト「バーニア全開!最高速で敵のど真ん中に突っ込む!」ドウッ

アポリー「…っ!」ドウッ

エゥーゴ兵「正気ですか、中尉!」ドウッ

ロベルト「アムロ大尉もよくやっているだろう!動いていれば当たらん!」

エゥーゴ兵「そんな無茶な……うわあああああ!」ドカーン

ロベルト「……すまん、許せ!」

ティターンズ兵「突っ込んできます!」

ティターンズ兵「くそっ!」ビューンビューン

アポリー「何!?」

リックディアス右脚「」ドカーン

ロベルト「アポリー!?」

アポリー「いや、大丈夫だ!このまま突っ込む!」

ドカーン

オペレーター「エゥーゴのモビルスーツが1バンチ内部まで侵入しました!」

ボーナスはアポリーの中破です。

1バンチ港

ロベルト「よし、これより1バンチの制圧を行う!第一目標は市長の身柄の確保だ!」

ロベルト「何人かはここに残ってリックディアスで脱出経路の確保、及び港の制圧を頼む」

エゥーゴ兵「はっ!」

ロベルト「よし、行くぞ!」タッタッタッタッ


市長「何!?エゥーゴが内部にまで!?」

オペレーター「……監視カメラの映像からすると、もうじきここに来るでしょうね」

市長「くっ…何か逃げ道は…」

オペレーター「市長、観念したらどうですか」

市長「……」

市長「…ティターンズに、強者に媚を売って何が悪い!」

市長「そうするしかなかっただろう!それ以外に、どんな方法があったのだ!」

オペレーター「ティターンズに、我々スペースノイドのことを虫ケラ以下に考えている連中の言いなりになったって、いつかは殺される!」

市長「だが、少なくとも今日は殺されまい!」

オペレーター「…それだから、そういう風に今までしてきたから、我々は未だに虐げられているのではないのですか!」

市長「エゥーゴの理想を信じるべきだといいたいのか…だが、理想論では今日を生き延びることはできないのだ!」

オペレーター「それでも、理想は明日を作ることができる!」

市長「その明日のために、何百、何千万人の市民の命が失われていくのを見過ごせというのか!?」

市長「…私にはできない。そんな責任を、私は負うことなどできん…!」

市長「…自分が生き残りたくて何が悪い!!…幸せな、平穏な生活を願って何が悪い!」

市長「そのためにだったら、私は平気でティターンズに媚を売ることができる!」

オペレーター「……!」

オペレーター「…あなたは最低の市長だ」

市長「…そうだろうな。だが、私は市長という記号ではなく、市長という一人の人間なのだ」

オペレーター「……」

タッタッタッタッ

市長「来たか…」

ロベルト「いいか、321で突入するぞ!」

ロベルト「3,2,1!」

ロベルト「突入!」

コンマ下2桁

75以上市長の抵抗により、アポリーorロベルトが負傷した(奇数アポリー、偶数ロベルト)
25-74市長拘束
00-24市長射殺

下2

コンマ64

ロベルト「突入!」ピンッ

ウイーン

コロコロ…

市長「なっ!?手榴…」

ピカーン

側近「スタングレネード…!」バッ

側近「くっ…!」スチャ

ロベルト「銃から手を放せ!」スチャ

エゥーゴ兵「……」スチャ

市長「……」

ロベルト「市長。おとなしく投降してもらいたい」

市長「……いやだといったら?」

ロベルト「その場合は……」

市長「……ふっ。今更抵抗する気はない。好きにしろ」

側近「……」ガシャン

ロベルト「よし。市長の身柄を確保したとアーガマに伝えろ!」

オペレーター「…市長」

市長「…笑うがいいさ。この惨めな私を」

オペレーター「…いえ。笑いません」

市長「…そうか」

エゥーゴ兵「ほら、歩け!」

ウイーン

アポリー「あとはアムロ大尉たちがティターンズをどうにかしてくれるか…」


アムロ「この空域の敵は大体始末したか?」

クワトロ「…妙だな。ここまで少ないということはないはずなのだが…」

アムロ「まさか伏兵が?」

ハマーン「そのような気配はない」

クワトロ「私の思い違いだろうか?」

アムロ「いや……」

コンマ下2桁

70以上脱出した艦がエゥーゴのことを前線に伝えた(向こうの初回戦闘時の判定がUP)
69以下アムロに発見されて3人がかりでやられた

下2

コンマ37

ピキーン

アムロ「いや、こっちにいるな!」ドウッ

クワトロ「アムロ!?」ドウッ

ハマーン「なるほど…確かに感じる」ドウッ

サラミス級

ティターンズ士官「バスク大佐に申し付けられたサイド2の防衛は失敗に終わってしまった…」

ティターンズ士官「ならば、我々のなすことはこの失態の責任を取ること…!」

ティターンズ士官「何としても前線にこの事実を伝えなければ…」

ティターンズ士官「そうでなければ、前線の艦隊は挟撃される…!」

ティターンズ兵「艦長!敵のモビルスーツが!」

ティターンズ士官「何!?対空砲火急げ!弾幕を張って近寄らせるな!」

ティターンズ士官「モビルスーツ隊は出れるか!?」

ティターンズ兵「可能です!」

ティターンズ士官「よし!モビルスーツ隊を出せ!」

アムロ「やはりこんなところに…!」

クワトロ「この航路は…グラナダに向かっていたのか」

ハマーン「連絡をされては困るな」

アムロ「そうだな。あの艦は墜とす!」ドウッ

クワトロ「モビルスーツもお出ましか!」ドウッ

ハマーン「シャア!先走るな!」ドウッ

ティターンズ兵「敵モビルスーツ接近!」

ティターンズ士官「対空砲火は何をしている!」

ビューンビューン

アムロ「そんなもの当たるか!」

クワトロ「そこ!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

ハマーン「退け!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

バーザム「」ドカーン

ハマーン「…俗物が!」

アムロ「機関部を…!」ビューンビューン

サラミス級「」ドッ

ティターンズ士官「バスク大佐…申し訳ありません…!」

サラミス級「」ドカーン

アムロ「これでサイド2領域のティターンズ勢力は一掃できたか?」

クワトロ「少し離れすぎている。戻るとしよう」

アムロ「そうだな」

アーガマ

ブライト「アムロ、ご苦労だった。これでサイド2奪還はほとんど完了した」

アムロ「ありがとうございます、ブライトさん」

ブライト「だが、ここで休むわけにはいかない。早くグラナダの救援に行かなければならん」

アムロ「わかっています」

ブライト「次も頼むぞ、アムロ」

アムロ「はい」

ブライト「投降してきたのは連邦の艦だったようだな」

アポリー「はい。ティターンズ士官は乗船していませんでした」

ブライト「そうか…確か、ここの占領についてはアクシズが行うんだったな」

ハマーン「そうだ。兵たちには命令をしてある。順調とのことだ」

ブライト「ならば、今はサイド2に拘留しておくほかないでしょう。頼みます」

ハマーン「わかった。そのように伝えておこう」

ブライト「我々からも人員をいくらか回す」

ブライト「では、グラナダに向かう。総員準備にかかれ!」

グラナダ

エゥーゴ兵「最終防衛ラインが突破されかけています!」

ウォン「アーガマとアクシズはまだ来ないのか!」

メラニー「しかし、突破されかけているとはどういうことだ?」

エゥーゴ兵「それが…敵の強力なモビルスーツに苦戦していまして…」

ウォン「モビルスーツだと?戦艦がか?」

エゥーゴ兵「はい。現に何隻もそのモビルスーツによって撃墜されています」

メラニー「となれば、ますますアーガマを待つほかないということか…」

ウォン「ラインは死守しろ!アーガマが戻ってくるまで手えて見せろ

途中送信してしまいました
アーガマ
ブライト「アムロ、ご苦労だった。これでサイド2奪還はほとんど完了した」

アムロ「ありがとうございます、ブライトさん」

ブライト「だが、ここで休むわけにはいかない。早くグラナダの救援に行かなければならん」

アムロ「わかっています」

ブライト「次も頼むぞ、アムロ」

アムロ「はい」

ブライト「投降してきたのは連邦の艦だったようだな」

アポリー「はい。ティターンズ士官は乗船していませんでした」

ブライト「そうか…確か、ここの占領についてはアクシズが行うんだったな」

ハマーン「そうだ。兵たちには命令をしてある。順調とのことだ」

ブライト「ならば、今はサイド2に拘留しておくほかないでしょう。頼みます」

ハマーン「わかった。そのように伝えておこう」

ブライト「我々からも人員をいくらか回す」

ブライト「では、グラナダに向かう。総員準備にかかれ!」

グラナダ

エゥーゴ兵「最終防衛ラインが突破されかけています!」

ウォン「アーガマとアクシズはまだ来ないのか!」

メラニー「しかし、突破されかけているとはどういうことだ?」

エゥーゴ兵「それが…敵の強力なモビルスーツに苦戦していまして…」

ウォン「モビルスーツだと?戦艦がか?」

エゥーゴ兵「はい。現に何隻もそのモビルスーツによって撃墜されています」

メラニー「となれば、ますますアーガマを待つほかないということか…」

ウォン「…ラインは死守しろ!アーガマが戻ってくるまで耐えて見せろ!」

エゥーゴ兵「はっ!」

戦闘宙域
ジェリド「ハア…ハア…」

マラサイ「」ビューンビューン
ネモ「」ビューンビューン
サラミス級「」ビューンビューン

ビューンビューン
ビューンビューン

ジェリド「っ!」ビューンビューン

マラサイ「」ドカーン
ネモ「」ドカーン

ジェリド「うっ…くそっ!」ドウッ

エゥーゴ兵「来るな…来るなああああああ!」

ジェリド「……」ブウンズバッ

サラミス級「」ドカーン

ジェリド「…後ろ」ビューンビューン

ネモ「」ドカーン
ネモ「」ドカーン

ジェリド「上か!」ズババババ

マラサイ「」ドカーン

ピキーン

ジェリド「この感覚は…!」

アムロ「この強烈なプレッシャーは…ジェリドか!?しかし…」

ハマーン「なんとも禍々しいな…!」

クワトロ「ダカールの時以上のようだな…!」

アムロ「いったい何があったっていうんだ!?」ドウッ

ドゴス・ギア

オペレーター「後方にモビルスーツ確認!」

バスク「マウアー隊にあたらせろ!」

オペレーター「!!Ζ…!Ζです!」

バスク「Ζ!?アーガマがいるのか!…今までどこにいたというのだ?」

バスク「…いや、この際どこにいたかは問題ではない。ここでアーガマを墜とす!」

バスク「ジェリド中尉を呼び出せ!アーガマをやらせる!」

ジェリド「……」

ジェリド「はっ…通信?」ピッ

バスク「ジェリド中尉、聞こえるか」

ジェリド「バスク大佐。聞こえています」

バスク「アーガマが後方にいる。墜としてこい!」

ジェリド「……了解!」ドウッ

ピキーン

アムロ「…来たな!」

ジェリド「アムロか!」ビューンビューン

クワトロ「アムロだけではない!」ビューンビューン

ジェリド「こいつまで…!」ドウッ

ピキーン

ジェリド「もう一人!?」ビューンビューン

ハマーン「流石に分かるか!」ドウッ

アムロ「…シャアとハマーンはドゴス・ギアを頼む」

クワトロ「アムロはどうするというのだ?」

アムロ「俺はジェリドを食い止める!早く行け!」

クワトロ「…わかった!」ドウッ

ハマーン「なるほど、それも悪くない」ドウッ

ジェリド「…はっ!あいつら…!」ギュルリンドウッ

アムロ「行かせるか!」ギュルリンドウッ

ジェリド「ドゴス・ギアに行かせるわけには…!」

コンマ下2桁

90以上クワトロ中破、ハマーンこちらへ
60-89ハマーンこちらへ
30-59クワトロこちらへ
00-29どちらもドゴス・ギアへ

下2


コンマ89

ジェリド「行かせるか!」ビューンビューン

クワトロ「ふっ…当たらんよ!」ドウッ

ギューン

クワトロ「何!?」ガスッ

クワトロ「ビームの軌道が変わった…?いや、まさかな」

アムロ「くっ…!速い!」

ハマーン「大層な口を叩いた割には、苦戦しているようだな」

ハマーン「シャア!貴様一人でもドゴス・ギアを墜とせるか?」

クワトロ「やれんことはないな」

ハマーン「ならば貴様一人で行ってこい!私はこいつの相手をする」

アクシズ兵「シャア大佐、援護します!」

クワトロ「クワトロ大尉だ!…わかった、私がドゴス・ギアを墜としに行こう!」ドウッ

ジェリド「くっ…!」スチャ

ハマーン「撃たせるものか!」ビューンビューン

ジェリド「逃がしたか…!」

アムロ「ジェリド!君にいったい何があったというんだ!」ビューンビューン

ジェリド「アムロ!アムロは味わったことがあるか!?この感覚を…!」

アムロ「感覚…?」

ジェリド「頭の中から、次々と声が消えていくこの感覚を!」ビューンビューン

ハマーン「それが何だというのだ!」ドウッ

ジェリド「…っ、わかるのならば、なぜ戦争を続ける!?」ズババババ

ハマーン「それが戦争というものだ、俗物!」ビューンビューン

ジェリド「分かり合えるかもしれなかった人たちを殺すことがか!?」ドウッブウン

バチバチバチバチィ

アムロ「…だが、俺やジェリドが戦争を止めることはできないんだ!ただの一兵士に…!」

ジェリド「…そうだ。俺はティターンズのジェリド中尉である以上、戦い続けるしかない…!」

ジェリド「だから、だからこそ、余計に感じる…!」

ジェリド「消えていく声を!」ドウッ

アムロ「ジェリド!」

ジェリド「アムロ!」

コンマ下2桁

90以上ハマーンと共鳴
75-89ハマーン中破、アムロ小破(アーガマ攻撃チャンスへ)
50-74ハマーン撤退(戦闘続行)
20-49戦闘膠着(ドゴス・ギア判定へ)
00-19ジェリド中破

下3

長らくお待たせしました。

コンマ26

ジェリド「うおおおお!」バチバチバチバチィ

アムロ「くっ…!なんて推力だ!」バチバチバチバチィ

ハマーン「私もいるということを忘れるな!」ビューンビューン

ジェリド「…っ!」ドウッ

ジェリド「こいつも強い…!ダカールの時から…何者だ!?」ビューンビューン

ハマーン「私が誰であろうと問題ではない!ただ私は貴様を墜とす!それだけだ!」ビューンビューン

ピキーン

ジェリド「この!」ビューンビューン

バチバチバチバチィ

アムロ「なんにせよ、君はここで足止めさせてもらう!」ビューンビューン

ジェリド「くそっ!ドゴス・ギア…マウアー!」ドウッ

ドゴス・ギア周辺

ビューンビューン

クワトロ「ふっ…くらわんよ!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

クワトロ「…見えた!ドゴス・ギア!」ドウッ

マウアー「はっ!新手!?」

アクシズ兵「大佐!モビルスーツは我々に任せてドゴス・ギアを!」

クワトロ「頼む!」ドウッ

マウアー「ドゴス・ギアを…そうはさせるか!」ギュルリンドウッ

アクシズ兵「この!」ビューンビューン

マウアー「そこ!」ビューンビューン

アクシズ兵「どわあああああ!」ドカーン

クワトロ「む…!?」

マウアー「堕ちろ!」ビューンビューン

クワトロ「これは…敵のエースパイロットか!」ドウッ

クワトロ「…だが、ドゴス・ギアは墜とさせてもらう!邪魔をするな!」

コンマ下2桁

95以上クワトロ大破(判定)
75-94クワトロ中破
50-74戦闘膠着(ジェリド側へ)
これより下はドゴス・ギア攻撃判定へ
10-49マウアー中破
00-09マウアー大破(判定)

下3

コンマ31

クワトロ「そこ!」ビューンビューン

マウアー「くっ…!」ドウッ

マウアー「この敵…なかなかやる!」ビューンビューン

クワトロ「くそっ!」ドウッ

クワトロ「なかなかの腕のようだ!」ビューンビューン

アクシズ兵「大佐!援護します!」ビューンビューン

マウアー「もう一機…!」

ティターンズ兵「少尉!…この!」ビューンビューン

アクシズ兵「うわあああああ!」ドカーン

ティターンズ兵「やったか!?」

クワトロ「ええい!」ビューンビューン

ティターンズ兵「何!?」ドカーン

ビューンビューン

クワトロ「対空砲火…!ちいい!」ドウッ

クワトロ「長引けば不利だな…!ここは強引にでも突破させてもらう!」ドウッ

マウアー「向かってくる…!?」ビューンビューン

ピキーン

クワトロ「見えた!」ドウッ

マウアー「何!?躱した!?」

クワトロ「私もニュータイプの端くれだということだ!」ブウンズバッ

ガブスレイ右腕「」ドカーン

マウアー「くっ…!」

ドゴス・ギア

オペレーター「マウアー隊、敵の突破を許しました!」

バスク「何をしているのだ!対空砲火を集中させろ!艦に近づけさせるな!」

ビューンビューンビューンビューン

クワトロ「ぬうう…!さすがにこの少数では対空砲火も厳しいか…!」

クワトロ「…しかし、生憎とこの程度で諦める性ではないのでな」

クワトロ「墜とさせてもらうぞ!」ドウッ

コンマ下2桁

20以上クワトロ撤退
00-19ドゴス・ギア撃沈

下3




コンマ77 ボーナス

マウアー「しまった…!これではドゴス・ギアが…!」

ティターンズ兵「行かせるか!」ビューンビューン

クワトロ「そこ!」ビューンビューン

ティターンズ兵「うわあああああ!」ドカーン

ティターンズ兵「対空砲火!撃てえ!」ビューンビューン

ピキーン

クワトロ「当たらんよ!」ドウッ

ティターンズ兵「くそっ!どうなってやがる!」

ビューンビューンビューンビューン
ビューンビューンビューンビューン

クワトロ「どれほどの密度であろうと、当たらなければどうということはない!」ドウッ

バスク「この無能どもが!」ダンッ

マウアー「くっ…!」

オペレーター「ああああ…」

クワトロ「ふふ…終わりだ!」スチャ

ティターンズ兵「くそおおお!」ビューンビューン

クワトロ「何!?」

ガザC右腕左脚「」ドカーン

ティターンズ兵「…当たった?」

クワトロ「ええい、ガザCではこんなものか!」

クワトロ「…撤退する!」

ティターンズ兵「た、助かった…」

オペレーター「敵機、撤退していきます!」

バスク「…ドゴス・ギアの防衛を立て直せ!敵包囲の突破は近い。下らぬことで艦を墜とすな!」

オペレーター「了解!」

ボーナス:クワトロ大破撤退(今回の戦闘中の復帰はなくなりました)

アムロ「ん…?シャアはどうなったんだ!?」

ハマーン「シャア…失敗したのか…」

ジェリド「…どうやらマウアーは無事のようだ…それに、ドゴス・ギアもな」

アムロ「もうじきアーガマが来てもいいころだが…」

ハマーン「早いところ艦隊を片付けなければ防衛ラインを突破されるぞ?」

アムロ「わかっている!」

ピキーン

ジェリド「これは…アーガマか!?解包間近のこのタイミングで…!」

ハマーン「私はグワダンと合流して敵の頭数を減らす。こいつは貴様に任せた!」ギュルリンドウッ

ジェリド「どこへ行く!」ギュルリン

アムロ「させるか!」ドウッガシィ

ジェリド「ちい!」ドゴン

アムロ「君は行かせない!ここらで行動不能になってもらう!」ビューンビューン

ジェリド「それはこちらのセリフだ!」ビューンビューン

ジェリド「戦争を俺たちに止める術はない…それは確かだ。しかし、グラナダを落とせばそれも終わる!」

ジェリド「それが俺たちの戦い続けた結果ではないのか!」ビューンビューン

アムロ「ティターンズの支配によって戦争が終わる…それでは、スペースノイドへの迫害は終わらない!」

アムロ「それでも戦争が終わったといえるのか!?」ビューンビューン

ジェリド「…っ!しかし、エゥーゴによる支配が正しいとでもいうのか!」

ジェリド「前にも言ったはずだ!結局のところ、ティターンズもエゥーゴも目指すところは同じだと!」

ジェリド「だったら、どちらが勝っても同じことだろう!」ドウッ

アムロ「それは結果の話じゃないのか!?」

アムロ「結果としては同じでも、過程が違うんじゃないのか!?」

アムロ「俺にはその過程が無駄なものなんて到底思えない!」

アムロ「もし無駄だったと言ってしまったら、ハヤトの、カツの、みんなの犠牲を否定することになる!」ブウン

バチバチバチバチィ

ジェリド「俺たちが目指すのは、対話という過程を通じて築かれる世界…!」

アムロ「そうだ!武力を用いて築かれる世界は間違っている!」

ジェリド「…だったら、もう俺たちは、俺たちの手は汚れ切っている!」

ジェリド「そうだ。俺たちは何があっても武力に訴えるべきではなかったんだ。ましてや力を持っているなら…!」

ジェリド「対話のための力を、戦いに用いた!…そんな俺たちに、平和を語る資格は…!」

アムロ「ある!」

アムロ「あるんだ。あるんだよジェリド!いや、資格なんていらないんだ。それは、誰もが求めていいはずのものだ!」

アムロ「戦ったからこそ、戦いの中でこそ、わかることがある!そうだろう、ジェリド!」

ジェリド「アムロ…アムロ!」

コンマ下2桁

90以上アムロ大破(判定)
70-89アムロ中破撤退
50-69アムロ撤退
30-49ジェリド小破
00-29ジェリド中破

下2

コンマ55 ボーナス

ハマーン「ふん!」ビューンビューン

サラミス級「」ドカーン

アクシズ兵「主砲、撃てえ!」

ビューンビューン

サラミス級「」ドカーン

ハマーン「これで敵は撤退するかどうか…最も、これで攻撃を続行するのはただの阿呆だがな」

ドゴス・ギア

オペレーター「艦隊の損害率、40%を超えました!」

オペレーター「このままでは壊滅です!」

バスク「包囲網はどうなっている!?」

オペレーター「現在の時点では先鋒艦隊によって脱出経路が確保されています!」

バスク「…撤退する!ゼダンの門で艦隊の再編成を行う!」

バスク「モビルスーツ隊を呼び戻せ!」

オペレーター「了解!」



ジェリド「撤退信号…」

アムロ「ジェリド。平和を語ることは誰にだってできる。誰にだってだ」

アムロ「平和の尊さは、戦いの中にいると一段と感じることができる。そんな、戦いの中にあり続ける君だからこそ、平和を語るべきなんだ」

アムロ「…また会おう、ジェリド」ギュルリンドウッ

ジェリド「俺だからこそ、か…」

ジェリド「アムロ…」ギュルリンドウッ

ボーナスはジェリドの精神状態の良化です。

ドゴス・ギア
ブリッジ

オペレーター「フライルー、着艦します」

バスク「結局アーガマまではたどり着けなかったか…まあいい」

バスク「それより、サイド2は敵の手に渡ったということになるのか?」

オペレーター「敵の進軍方向から推測するに、そのようだと思われます」

バスク「ぬう……!エゥーゴめ、やってくれる!」ダンッ

バスク「それにアクシズまで…シロッコは何を報告していた!やはり奴は信用できん…!」

格納庫

ジェリド「ふう…」ウイーン

整備兵「おい、見ろよ。撃墜王のご帰還だ」

ジェリド「……」

整備兵「うっ…」

マウアー「ジェリド!」

ジェリド「マウアー…」

マウアー『少しは私のことを頼ってもいいじゃない』

ジェリド「…マウアー。少しいいか?」

マウアー「…ええ」

マウアー私室

マウアー「私を頼る気になってくれたということかしら?」

ジェリド「…ああ。そうだ。済まない」

マウアー「いいのよ。むしろ、私は嬉しく思っているわ」

ジェリド「…済まないな、マウアー」

ジェリド「…マウアー。俺は今まで、戦争のない世界を、平和な世界を実現させようとしてきた」

マウアー「それがジェリドの目標じゃない」

ジェリド「そうだ。…でも、俺は戦いの中で消えていく、俺のせいで消えていく声を聴いて思った」

ジェリド「こんな、戦争をやっている張本人の、戦争の災禍そのもの…いや、人殺しに平和を語る資格があるのか、とな」

マウアー「人殺しだなんて…戦争で人を殺すのは…」

ジェリド「わかっている。軍人なんだ。割り切ってきたさ。今まではな…」

ジェリド「でも、今となっては、この力を得てしまったら、もうダメだ」

ジェリド「はっきりとわかるんだ。今、俺は自分の意志のもとに人を殺していると。俺は、人殺しだと…!」

マウアー「ジェリド…」

ジェリド「そんな人殺しが、平和を語る資格はあるのか!?」

ジェリド「こんな力を持っていながら、力を対話ではなく戦いに使ったものに、資格はあるのか!?」

ジェリド「殺した俺は、対話を、平和を、否定しているんじゃないのか!?」

マウアー「……」

ジェリド「でもな、アムロが言ったんだ」

マウアー「アムロ・レイが…」

ジェリド「資格なんか必要ないと。それより、戦った俺だからこそ、わかるんじゃないかって」

ジェリド「対話できなかった、戦争をしている、そんな俺だからこそ、対話や平和の尊さがわかるんじゃないかってな」

マウアー「…そうね。理想とは正反対の状況にいるからこそ、その理想は尊いものなのかもしれないわね」

ジェリド「ああ」

ジェリド「…だから、俺は対話を志し、平和を語るのかもしれない。それをしていいのかもしれない」

ジェリド「しかし、しかしだ…!」

ジェリド「対話をできる力を持っている俺がそれをしたことは、許されるべきではないんだ…!」

ジェリド「許されるべきでは…!」

マウアー「……」

マウアー「ジェリド。確かにあなたは、あなたの考えでは許されるべきではないのかもしれない」

ジェリド「!…やはり…!」

マウアー「じゃあ、ジェリド。結局のところ、あなたは許されたいの?許されたくないの?」

ジェリド「……」

マウアー「あなたは許されたくない、というかもしれないわね」

マウアー「でも、そんなはずない。だって、許されたくもないのだったら、そんな顔するわけないじゃない…!そんなに苦しむわけないじゃない…!」

ジェリド「…!」

マウアー「ジェリド。あなたは許されたいの?それとも許されたくないの?」

ジェリド「……俺は…俺は…」

ジェリド「……許されるべきではないんだ。本当に、許されるべきでは…」

ジェリド「……でも、それで終わりにするわけにもいかないんだ。こんなところで立ち止まったら、俺は、死んでいった者たちに顔向けできない…!」

ジェリド「……例え、決して許されないことであったとしても、それでも、それでも俺は…!」

ジェリド「…許されたい…!許されたいんだ!この咎から逃れたいんだ!」

マウアー「そう……ジェリド。『許されない』ことと『許されたいと願うこと』は違うことなんじゃないかしら」

ジェリド「……許されたいと願うこと…」

マウアー「それが許されないということは、あなたが一番感じていることだと思う」

マウアー「…でも、だからこそあなたは…!」

ジェリド「…ああ。そうだ。俺は、それが許されないことを誰よりも知っている」

ジェリド「その大きな罪から、多くの罪から逃れたいと思っている、ただのちっぽけな人間だ」

ジェリド「…だから、だからこそ…!俺は平和に、対話に、未練があるんだ!それをこの手に掴みたいんだ!」

マウアー「ジェリド…」




マウアー「それと、もう一つ。さっきジェリドは対話できる力といったわね」

ジェリド「ああ」

マウアー「対話できる力って、ニュータイプだけのものなの?」

マウアー「そんな力がなくても、私とジェリドは分かり合えたじゃない」

ジェリド「マウアー…」

マウアー「確かに、ニュータイプの力はすごいと思うわ。言葉も使わずに意思の疎通ができるなんて」

マウアー「でも、人類には言語がある。人に意志を伝えるために、生み出された言語がある」

マウアー「対話は、何もニュータイプだけのものじゃないと思うわ。誰にだってできるものなのよ」

ジェリド「…そうかもしれないな」

マウアー「そうよ。いつかは人類が皆ニュータイプに目覚めて、その力で対話がなされるようになるかもしれないけれどね」

マウアー「とにかく、言いたいのはそんなに思い上がらないでということよ。あなただけで背負い込まないで」

ジェリド「…済まない」

マウアー「もう一つ。私は、『済まない』より『ありがとう』のほうが好きだわ。そんなに自分を卑下しないで」

ジェリド「…そうだな。ありがとう、マウアー」

マウアー「ええ。どういたしまして、ジェリド」

アーガマ

ブライト「敵は去り、サイド2は再びエゥーゴが取り返した…」

ブライト「作戦は成功したということか…」

トーレス「艦長、グラナダからの通信です」

ブライト「わかった」ピッ

ウォン「ブライト艦長、よくやってくれた。作戦は成功だ」

ブライト「はい、ありがとうございます」

ウォン「まあ、ラインを突破されるギリギリではあったがな」

ブライト「しかし、こちらの被害も甚大です」

メラニー「そのようだ。報告を見たが、艦隊の30%が損害を受けている。かなりの痛手だ」

ブライト「新しい艦艇のほうはどうなっていますか?」

メラニー「建造中だ。それよりも問題は人員不足だ」

ウォン「しかし、兵の士気は高い。クワトロ大尉の演説で人も増えるだろう。反撃の狼煙は上がっている」

ブライト「そう言いたいところですが…アクシズとの協力関係が今回の作戦で露呈してしまったのも問題です」

ウォン「いずれはわかったことだ。それより今は次の手を考えなければ」

ブライト「そうですね。近々アクシズも交え、今後の打つ手を考える機会を設けるべきでしょう」

メラニー「では、そのように計らう。ご苦労だった」ピッ

グワダン

オペレーター「ハマーン様のガザC、着艦します!」

ウイーン

アクシズ兵「ハマーン様、ご無事で!」

ハマーン「シャア!シャアはいるか!」

クワトロ「ハマーン…帰ってきたのか。何の用だ?」

ハマーン「…!やはり逃げ帰っていたか!アーガマを墜とすことは叶わなかったように見える」

クワトロ「流石にあの数では無茶だったということさ」

ハマーン「貴様のガザC、かなりの損傷のようだが…」

クワトロ「…ハマーン、ここは素直に作戦の成功を祝おうとしよう」

ハマーン「ふん、まあいい。逃げ帰った貴様の面を拝めただけで良しとしよう」スタスタスタ

クワトロ「…ハマーンめ、嫌みを言いに来たのか?」

アクシズ兵「大佐、ミネバ様がお部屋でお待ちです」

クワトロ「む…そうだったな。すまない」スタスタスタ

ミネバ私室

♪~♪~

クワトロ「見事な演奏です、ミネバ様」パチパチパチ

ミネバ「聞いてくれて感謝するぞ、シャア」

クワトロ「いえ、ミネバ様の頼みとあらばいつでも」

ミネバ「うむ。…そういえばシャア、ハマーンが探していたと聞くが…ハマーンと何かあったのか?」

クワトロ「…いえ、特にこれということは…」

ミネバ「…シャア、ハマーンとはうまくやっているか?」

クワトロ「……はい。もちろんでございます」

ミネバ「……シャア。…嘘は…ついてほしくないな…」

クワトロ「……!」

クワトロ「…うまくやれてはいない…いや、うまくやれるはずがないのです」

ミネバ「な、なぜだ?昔はもっと仲良く…」

クワトロ「あなたを、ザビ家やジオンに縛られるべきではなかったあなたを、こうも教育したハマーンと!どうしてうまくやれるか!」

ミネバ「…でも、ハマーンはいつも…いつもシャアのことを機にかけていたよ?」

クワトロ「私のことを?」

ミネバ「…それに、ハマーンはずっと頑張っている!よく尽くしてくれている!」

クワトロ「……」

ミネバ「シャア、ハマーンとも仲良くしてくれよ!」

クワトロ「……努力はいたします。では、ミネバ様、失礼します」

ウイーン

クワトロ「ハマーン……なぜそこまで私に……」


ゼダンの門

ジャミトフ「作戦は失敗、というわけか」

バスク「はい。申し訳ございません」

ジャミトフ「貴公のドゴス・ギアも大分危なかったと聞く。艦隊のダメージは無視できるものではない」

バスク「それについては重々承知しております」

ジャミトフ「…それで、次はどうしようというのかね?これ以上失敗を重ねるようでは……」

バスク「まず、エゥーゴがアクシズと手を組んでいるのが問題です。ですから、まずはその切り崩しを」

ジャミトフ「…ほう。いいだろう。私のほうで手をまわしておく」

バスク「ありがとうございます。次に、エゥーゴ艦隊の大半がいると予想されるグラナダ。これを、コロニーレーザーで焼き払います」

ジャミトフ「……!使うというのか…コロニーレーザーを……!」

バスク「使わない手はないと考えます。奴らに損害を、そして恐怖を!コロニーレーザーで示してやるのです!」

ジャミトフ「……わかった、許可しよう」

バスク「はっ!失礼します!」

ウイーン

ジャミトフ「…シロッコのほうにも伝えておけ」

側近「はっ!」

ウイーン

ジェリド「失礼します。閣下。御用というのは…」

ジャミトフ「来たか。今回中尉を呼んだのは、転属の話でだ」

ジェリド「転属…」

ジャミトフ「そうだ。中尉にはジュピトリスに移ってもらう。もちろん、シロッコの監視としてだ」

ジェリド「はっ!……しかし閣下。それだけならば人を通しても…」

ジャミトフ「それだけではないということだ。この転属に際して、二つの圧力があった」

ジャミトフ「一つは言うまでもなく私のものだ。君にはシロッコを監視してもらわねばならないのだからな」

ジェリド「それはわかりますが…もう一つというのは?」

ジャミトフ「……シロッコだ。シロッコが、君をジュピトリス所属になるように手をまわしていたらしい」

ジェリド「シロッコが…しかし、いったい何故…今までの観察からすると戦力としてのように思えますが…」

ジャミトフ「君の役割に気づいて呼び寄せた可能性もある。気をつけてくれたまえ」

ジェリド「はっ!」

ジャミトフ「また何かあればこちらから呼び出す。では、頼んだぞ、ジェリド中尉」

ジェリド「はい。では…」

ジャミトフ「……待て、中尉。個人的に聞きたいのだが…君はコロニーレーザーについてどう思う?」

ジェリド「…強力な兵器だと思います。しかし、その一撃で消える声を思うと……」

ジャミトフ「声?ニュータイプとして感じるものか?」

ジェリド「はい。戦場にいると、頭の中にたくさんの声が聞こえて…そして、それが消えていくのがはっきりと聞こえる」

ジェリド「それは…あまりいいものではありませんね」

ジャミトフ「……中尉には、地球の叫びが聞こえるようなことはあるか?」

ジェリド「地球の叫び…わかりません。少なくとも、ニュータイプの力は人と人との対話の力ですから……」

ジャミトフ「……そうか」

ジェリド「…しかし、地球の叫びは、人の叫びなんだと思います」

ジャミトフ「……」

ジェリド「失礼します、閣下」

ウイーン

ジャミトフ「……地球の叫びは人の叫び、か…」

ジャミトフ「地球を救うことは人を救うこと。そういいたいのかね、中尉……」

コンマ下2桁

99ジャミトフがニュータイプに目覚めた
90-98ジャミトフも何かを感じ始めた
75-89ジャミトフ、ニュータイプ論に少し心を動かされた
00-74ジェリドへの信頼が上がった

下2

ジュピトリス

シロッコ「ほう…コロニーレーザーを…」

ジャミトフ「そうだ。この作戦は、ドゴス・ギアでバスク大佐が直接指揮する。大尉には、引き続きゼダンの門を頼む」

シロッコ「お任せください」ピッ

シロッコ「ふっふっふっふ……バスクも相当焦っているようだな」

シロッコ「しかし、ジェリド達がジュピトリスに来た今、ドゴス・ギアの戦力でエゥーゴを退けることができるか…」

ティターンズ兵「しかし、バスク大佐が強化人間を集めているという情報もあります」

シロッコ「今更遅い。紛い物を集めたところではどうにもならんさ」

シロッコ「本物のニュータイプでなければな」

ウイーン

シロッコ「ふふ…来たようだ」

ジェリド「ジェリド・メサ中尉、本日よりジュピトリスに配属となりました」

マウアー「同じく、マウアー・ファラオ少尉です」

シロッコ「私の言った通りになっただろう、ジェリド」

ジェリド「まさかこれほど早くなるとは思いませんでした。…それに、マウアー少尉まで…」

シロッコ「私は二人の能力を高く買っている。…もしくは、君たち二人へのささやかな贈り物だと思ってくれてもかまわない」

マウアー「…お心遣いに感謝いたします」

シロッコ「ああ。…現在、ジュピトリスはゼダンの門の防衛にあたっている。おそらくはしばらく休めるだろう」

シロッコ「この間に英気を養い、来るべき時に備えてほしい」

ジェリド「はっ!では、失礼します」

マウアー「失礼します」

ウイーン

シロッコ「…これで、すべての駒は私の手の内…後は時を待つとしよう」

ピッ

シロッコ「頼む」

グラナダ

ウォン「それで、アクシズのほうは何と言っているんだね」

ブライト「現在はアクシズに戻っているのでもうしばらく待ってほしいと…」

ウォン「……まあ仕方あるまい。できるだけ早く方針を定めたかったのだがな」

ヘンケン「グリプスがコロニーレーザーに改造されたという話もあったことだし、早めに行いたかったのだがなあ。…真偽は定かではないがな」

ブライト「コロニーレーザー?」

ヘンケン「そうだ。一年戦争でレビル艦隊を壊滅せしめたあのコロニーレーザーだ」

ブライト「もしそんなものができているとすれば……」

エゥーゴ兵「大変です!」

ウォン「何だ!何があった!」

エゥーゴ兵「グリプスが、コロニーレーザーが、動き出すと…!」

ヘンケン「何!?どこからの情報だ!」

エゥーゴ兵「確かな筋からの情報です!」

ブライト「……本当ならば最悪の展開だ。まさかコロニーレーザーが実在していて、それがこちらに向かってくるとは……」

ヘンケン「すぐにコロニーレーザーの予想進路を割り出せ!目標はおそらく…!」

ウォン「……ここか!」

ブライト「すぐにアクシズと連絡を取らなければ…!」

アクシズ

クワトロ「わざわざアクシズまで戻って……艦の修理ならばグラナダで……」

ハマーン「ふっ…シャア。そろそろ貴様の専用機を見せてやろうと思ってな」

クワトロ「専用機!?私の!?」

クワトロ(ハマーンは何を考えているのだ!?以前から私を気に掛けていたとミネバは言っていたが…)

ハマーン「見ろ!これが貴様の専用機だ!」

クワトロ「これは……!?」

クワトロ「……ハマーン…やはりそうか。私にもう一度ジオンの赤い彗星として戦わせようというのか……」

ハマーン「そして、あれが私のモビルスーツだ」

クワトロ「キュベレイ!?まさか完成しているとは…アクシズの技術は…!」

ハマーン「どうだシャア。気に入ったか?」

クワトロ「……私に専用機など与えていいのか?」

ハマーン「心配はない。もし貴様が何かしようとしたときは……」

ハマーン「私が貴様を墜とす。…他の誰でもなく、この私がな」

クワトロ「……肝に銘じておこう」

アクシズ兵「ハマーン様!エゥーゴから緊急の連絡です!」

クワトロ「エゥーゴから!?何があったというのだ!?」

アクシズ兵「グリプスのコロニーレーザーが、動き出すとのことです!」

ハマーン「コロニーレーザー…!」

クワトロ「……ティターンズもまた…!」

ドゴス・ギア

バスク「いいか!この作戦に失敗は許されない。貴様らの力を存分に発揮してもらおう!」

バスク「ロザミア・バダム少尉!」

ロザミア「はい、大佐」

バスク「フォウ・ムラサメ少尉!」

フォウ「……ふん!」

バスク「ゲーツ・キャパ大尉!」

ゲーツ「はっ!」

バスク「よし。戦闘に備えておけ!」

ウイーン

バスク「ローレン中尉。調整はどうなっている?」

ローレン「はっ!ロザミア少尉には精神的に不安定な部分が見られますが…これについては安定させる手段がございますのでご安心ください」

バスク「モビルスーツのほうは?」

ローレン「バウンド・ドックを2機、ムラサメ研からサイコガンダムを1機、用意してあります」

バスク「ふむ…ニュータイプとやらの力、見せてもらおう」

アーガマ

ブライト「ひとまず本艦は先行し、グリプス2を叩く」

アムロ「なぜです?」

ブライト「グワダンが帰ってくるまでの時間稼ぎといったところだな。もちろん、あわよくば機能停止に追い込みたいが……」

アポリー「しかし、それではまるで……」

ブライト「ウォンさんたちもアーガマを高く評価している。必ず戻ってくると信じての作戦だ」

ロベルト「こんなところで沈むわけにはいきませんからね」

ブライト「そうだ。グリプス2宙域はデブリが多い。ゲリラ的に戦うには適している」

アムロ「深追いはせずに、敵に出血を強いる……」

ブライト「そういうことだ。目的を誤るなよ。…各員、戦闘準備だ!」

グリプス2宙域

トーレス「宙域に敵モビルスーツの反応はありません」

ブライト「よし。モビルスーツ隊発進!」

アムロ「了解!アムロ、Ζガンダム出るぞ!」ドウッ

ロベルト「リックディアス隊、準備はいいか!?リックディアス、出る!」ドウッ

アポリー「後続も続け!出るぞ!」ドウッ

ドゴス・ギア

バスク「モビルスーツだと?」

オペレーター「はい。バーザム隊を発進させます」

バスク「いや、待て。強化人間部隊も出せ。索敵に使えるか試したい」

オペレーター「了解しました」

格納庫

フォウ「早速戦闘かい。サイコガンダム、出るよ!」ドウッ

ローレン「キャパ、頼むぞ」

ゲーツ「やってみましょう…バウンド・ドック、出る!」ドウッ

ロザミア「あ、お兄ちゃん!待ってよ!」ドウッ

ピキーン

アムロ「なんだ!?この感覚…手ごわいのが来るぞ!」ギュルリンドウッ

アポリー「大尉!どうかしたんですか!?」

アムロ「強い気配を感じる!…しかし、どこかで……」

ビューンビューンビューンビューン

ロベルト「来た!…リックディアス隊は散開しろ!デブリを使ってうまくやれよ!」

アポリー「あのモビルスーツ…いや、モビルアーマーか!?」

アムロ「あれは……サイコガンダム!?」

ロザミア「Ζ……私の使命は、あいつを破壊すること…!」ドウッ

アムロ「こいつ…!速い!」ビューンビューン

バウンド・ドック「」ドカーン

アムロ「やったか!?」

ロザミア「Ζ…お前は…お前は宇宙を落とす!」ビューンビューン

アムロ「何!?」ドウッ

ロベルト「大尉!」

ビューンビューン

ゲーツ「お前の相手は私だ!」

ロベルト「こいつが新型か!」

アポリー「くらえ!」ビューンビューン

バチィバチィ

フォウ「きかないよ!」ビューンビューン

アポリー「ビームが効かない!?Iフィールドか!」

アムロ「ロベルト、アポリー、無茶はするな!目的を違えるなよ!」

ロベルト「了解です大尉!」ビューンビューン

ゲーツ「ふん!」ビューンビューン

ロベルト「うお!」カスッ

ロベルト「なんという正確な射撃……!」

アポリー「ビームが効かないのなら……!」ズババババ

フォウ「あ……!」ガギギギギギン

フォウ「この!」ビューンビューン

アポリー「くそ!バルカンじゃダメか…!バズーカを持ってくるんだった!」

ロザミア「Ζ…Ζ!」

アムロ「この感じ…強化人間か!」ビューンビューン

ロザミア「お兄ちゃんの邪魔するΖ!墜とす!墜とす!」ビューンビューン

アムロ「あくまで目的は時間稼ぎだが…向かってくるというのなら!」

コンマ下2桁

95以上アポリー、ロベルト撃墜
85-94アポリーorロベルト撃墜(偶数アポリー、奇数ロベルト)
75-84アポリーorロベルト大破(判定へ)
20-74エゥーゴ勢撤退
10-19ロザミア大破(判定)
00-09ロザミア撃墜

下2

コンマ69
ロベルト「速い…しかし!」ビューンビューン

ゲーツ「当たらんよ!」

ロベルト「くそ!」

フォウ「ちょこまかと…!」ビューンビューン

ロベルト「うおお!?」ガスッ

ゲーツ「!貰った!」

アムロ「やめろ!」ビューンビューン

ゲーツ「何!?」ドカーン

ロベルト「直撃だ!」

ロザミア「お兄ちゃんをいじめるな!」ビューンビューン

アムロ「こいつ…正気を失っているのか!?」

アポリー「……!ロベルト、まだだ!」

ゲーツ「…そのようなものでこのバウンドドックは堕ちん!」ビューンビューン

ロベルト「嘘だろ!」ドウッ

アポリー「なんて硬さだ……!」

フォウ「よそ見している場合かい!」ビューンビューン

アポリー「くっそー!大尉!ダメです!今の装備では!」ドウッ

アムロ「そのようだな……!全機、機雷を敷設したのち撤退!」ギュルリンドウッ

ロザミア「待て、Ζ!」

ゲーツ「待て、ロザミア!」

ロザミア「お兄ちゃん!なんで!」

ゲーツ「今の任務はグリプスを守ることだ。逃げる敵を追う必要はない」

ロザミア「…わかったわ、お兄ちゃん」

ローレン「よしよし。安定してコントロールできているな」

ドゴス・ギア
オペレーター「所属不明艦はアーガマと断定!」

バスク「ふはは…!グリプスに奇襲を仕掛けに来たか」

オペレーター「いや……モビルスーツが撤退していきます!」

バスク「強化人間達はなかなか使えるようだな」

バスク「コロニーレーザーはどうなっている?」

オペレーター「部分試射の準備に入っていますが……」

バスク「発射角度は?」

オペレーター「サイド2の空域は、照準に入っております」

バスク「アーガマは狙えんか?」

オペレーター「はっ」

バスク「よし、コロニーレーザー発射だ。奴らにはいい見せしめになる」

アムロ「はっ!」

オペレーター「40%臨界。発射、3、2、1…」

ゴオオオオオオオオ

アーガマ
ブライト「ティターンズめ……!」
アムロ「人が、たくさん死んでいく……」

ジュピトリス
シロッコ「ほう……」
ジェリド「……また、声が消える……」

ドゴス・ギア

バスク「ふ、ふはははははははは!」

バスク「これで調子に乗っていたエゥーゴの連中も思い出したことだろう。自らの立場をな」

ドカーン

バスク「何事だ!?」

オペレーター「これは……機雷です!多数の機雷が敷設されています!」

バスク「やけにあっさりと撤退したと思ったが…やってくれる!すぐに撤去しろ!」

艦長「しかし、なぜこのような時間稼ぎを…?」

バスク「艦隊の結集を待っているのか?…ならば、こちらも陽動を行う」

バスク「G3を用意させろ!」

アーガマ

ブライト「強化人間だと?」

アムロ「はい。恐らくですが…」

ブライト「強化人間が3人…なかなか厳しいな」

ブライト「実は、先ほどウォンさんたちとも話し合ったのだが…コロニーレーザーはアーガマだけで破壊する」

アムロ「アーガマだけで!?なぜです?」

ブライト「コロニーレーザーを完全に破壊するわけにはいかない。それに、大艦隊をよこせば焼き払われる危険がある」

ブライト「もちろん、ある程度の数はよこしてくれるそうだが…」

アムロ「…シャア達が間に合うのを願うしかありませんね」

ブライト「ああ。そのための遅滞戦術だ。うまく行くといいが…」

ジュピトリス

シロッコ「コロニーレーザーか…なかなかにえげつない兵器だな。だが、バスクに持たせるのは惜しい…」

ウイーン

シロッコ「やはり君も感じたかね、ジェリド」

ジェリド「ではやはり…!」

シロッコ「まだ試射にすぎないそうだがな…」

ジェリド「…大尉は、これについてどう思われているのですか」

シロッコ「……そうだな、あまりいい気はせんよ」

シロッコ「バスクはコロニーレーザーを手にして、まるで自分がこの世の支配者にでもなったように感じているのだろうな」

シロッコ「だが、それは大きな間違いだ。彼のような俗人は、大きすぎる力を手にしても破滅するだけだ」

ジェリド「では、大尉なら?」

シロッコ「ふっふっふ、言わせる気かね、ジェリド」

シロッコ「時の運は私に味方する。私の時代が来るのもそう遠いことではないだろうな」

シロッコ「その時には君にも協力してもらおう」

ジェリド「…わかりました。では」

シロッコ「ああ、待て、ジェリド。サラを呼んできてくれ」

ジェリド「サラ曹長を?」

シロッコ「そうだ。彼女にも何か感じたものがないか聞きたい」

ジェリド「了解しました」

ウイーン

廊下

サラ「しかし、あの感覚は……」

シドレ「確かに感じましたが……」

ジェリド「こんなところにいたのか」

シドレ「ジェリド隊長!あ、いや、ジェリド中尉!」

サラ「こちらに来たとは聞いていましたが……」

ジェリド「来たばかりで慌ただしかったからな。あいさつもできていなかった」

シドレ「まさかこんなに早く再びお会いできるとは思いませんでした」

ジェリド「どうやら二人とは縁があるようだな」

サラ「それで、何か用でしょうか?」

ジェリド「ああ、シロッコがサラ曹長のことを呼んでいる。なんでも、先程のことについて聞きたいらしい」

サラ「…っ!」

シドレ「先程のことというのは…私たちも何かを感じはしたのですが……」

ジェリド「ああ。俺も感じた。頭の中から声が消えていく、あの感覚をな……」

サラ「声が、消える……?」

ジェリド「……ああ。大勢の人が死んだ。コロニーレーザーによってな……!」

シドレ「そんな……!では、私達はそれを……!」

ジェリド「感じることができたんだ。感じることが。それが俺の、君たちの、ニュータイプの力だ」

ジェリド「ドゴス・ギアでも言ったが、この力をどう使うか、それは自分次第だ」

ジェリド「後悔のない使い方をするんだぞ」クルッ

シドレ「中尉!中尉はどうするんですか?その力を、何に使うんですか?」

ジェリド「俺は……」

1.対話のために使う
2.大切な誰かを守るために使う
3.俺の話を聞けば、曹長たちの考えの邪魔になってしまうかもしれない

下2

ジェリド「俺は……この力は、対話をするための力だと思っている」

シドレ「対話…?」

ジェリド「そうだ。俺は、対話によって人々が分かり合えれば、戦争のない世界が作れると考えている」

ジェリド「ニュータイプの力は戦争の道具なんかじゃない。人に意思を伝える力だ。だから、俺は力を対話に使おうと思っている」

サラ「……」

ジェリド「……もっとも、俺にできるかはわからないがな……」

コンマ下2桁

サラ
90以上対話の精神に目覚めた
75-89感化された
50-74少し感化された
20-49いまいち理解できなかった
00-19反発した

下2

シドレ
80以上対話の精神に目覚めた
60-79感化された
30-59少し感化された
05-29いまいち理解できなかった
00-04反発した

下3

1はコンマへ、2はサラの好感度アップ、3はシドレの好感度アップでした

コンマ51,05

サラ「人に意思を伝える力……」

シドレ「……私には今一つ理解できません」

ジェリド「今わからなくても、戦っているうちにわかるようになるかもしれんな」

ジェリド「もっとも、これは曹長が自分で考えることだ。分かれとはいわん」

サラ「……私は少しわかるかもしれません」

サラ(きっと、私とカツは……いつかは分かり合えたと思うから……)

ジェリド「……そうか。だが、サラ曹長も、これは自分で考えなければならないことだ。よく考えてほしい」

サラ「……はい」

ジェリド「よし。シロッコのところに行くのを忘れるなよ」スタスタスタ

サラ「はっ!」

ブリッジ

ウイーン

サラ「失礼します、パプティマス様」

シロッコ「やっと来たか、サラ」

サラ「それで、用というのは……」

シロッコ「サラは先ほど何かを感じたか?」

サラ「はい。何か……憎悪と悲嘆のようなもの…それに、とてつもない殺意を感じました」

シロッコ「ふむ……サラの能力は、着実に伸びているようだ」

サラ「ありがとうございます」

シロッコ「もうじきその力を使ってもらう時が来る。サラ、君の協力が必要だ」

サラ「……もちろんです、パプティマス様」

シロッコ「サラ、いい子だ。下がっていい」

サラ「はい。……パプティマス様、私は…この力で……」

シロッコ「サラ。大丈夫だ。君はその力で私を助けてくれればいい。私はサラを必要としている」

サラ「……はい、パプティマス様。失礼します」

ウイーン

シロッコ「……何かがサラを動揺させている…注意するべきだな」

アーガマ

ブライト「トーレス、それは本当なのか?」

トーレス「はい。確かにティターンズ艦隊はサイド2へと向かっています」

ブライト「明らかに陽動だが……無視するわけにもいかないか……」

ブライト「ウォンさん達は何と?」

トーレス「こちらも艦隊を出すと。アーガマもサイド2へということです」

ブライト「コロニーレーザーは?」

トーレス「射程に入るまではまだ時間があります。ただ…ギリギリでの戦いになるでしょうね」

ブライト「アクシズはどうだ?」

トーレス「……まだのようですね。この戦いに間に合うかどうか……」

ブライト「…なかなか厳しいな。よし、アーガマはサイド2へ向かう!各員、戦闘準備だ!」

グラナダ

ヘンケン「では、ラーディッシュもサイド2へ?」

ウォン「いや、ラーディッシュはメラニー・ヒュー・カーバイン会長を連れてフォン・ブラウンに行ってもらう」

ヘンケン「ウォンさんは?」

ウォン「私はここに残る。市民の大半は地下のシェルターに避難したが、地上に残って抗戦を訴える市民もいる。私が逃げ出すわけにはいかん」

ヘンケン「……わかりました。どうかご無事で」

ウォン「心配はいらんよ。エゥーゴの諸君なら、きっとコロニーレーザーを止められるはずだ」

ヘンケン「…そうですな。では」

ウォン「うむ」

ドゴス・ギア

バスク「本作戦の目標はエゥーゴ艦隊の誘引とその抵抗を挫折させるところにある」

バスク「よって、まずG3部隊による毒ガス攻撃を敢行」

バスク「強化人間部隊はこれの援護に当たれ」

ゲーツ「はっ!」

バスク「のちに、艦隊戦へと移行する。本作戦は陽動であるが、敵艦隊の撃滅も視野に入れ、現場指揮官は最大限の柔軟性をもって臨機応変に対応しろ」

ティターンズ兵「はっ!」

バスク「空域に敵影は?」

オペレーター「ありません!」

バスク「よし、G3部隊を出せ!」

アーガマ

トーレス「サイド2から緊急通信!モビルスーツらしき物体をキャッチしたとの事!」

ブライト「数は?」

トーレス「…不明です!」

ブライト「仕方あるまい…待機中のモビルスーツを出せ!」

トーレス「了解!」

格納庫

ブライト「敵は21バンチに接近中だ。…おそらく毒ガスだろう」

アムロ「やらせはしませんよ!アムロ、行きます!」ドウッ

ロベルト「アポリー、バズーカは持ったか!?」

アポリー「持った!恐らくあいつらも出てくる!」

ロベルト「だろうな。リックディアス、出るぞ!」ドウッ

アポリー「アポリー、リックディアス、出る!」ドウッ


ゲーツ「ガスのほうはどうだ?」

ティターンズ兵「もう少しかかりますね」

ゲーツ「ふむ…さて、敵が来るかどうか…」

フォウ「うう……この感覚…」

ゲーツ「フォウ少尉?」

ピキーン

アムロ「この感覚…やはり出ているか…!」

ロザミア「来る…Ζ…!」

アムロ「アポリー、ロベルト、第一目標はG3のボンベの破壊だ!忘れるなよ!」ギュルリンドウッ

ロベルト「了解!アポリー、サイコガンダムを頼む!」ドウッ

アポリー「わかった!」ドウッ

ゲーツ「来たか!Ζガンダム…!」

ロザミア「堕ちろ、Ζ!」ビューンビューン

アムロ「こいつ!邪魔するな!」ビューンビューン

アポリー「ええい!」ビューンビューン

フォウ「は!ビームは効かないと分からないのかい!?」

アポリー「今だ!こいつでもくらえ!」ドーン

フォウ「何!?」ドカーン

アポリー「やったか!?」

ビューンビューン

アポリー「ダメか!」ドウッ

フォウ「やったな!」ビューンビューン

ロベルト「くそっ、当たらん!」ビューンビューン

ゲーツ「私をそうなめてもらっては困る!」ビューンビューン

アムロ「そこ!」ビューン

ロザミア「ああ!」ドカーン

ロザミア「Ζ!お前は宇宙を落とす!」ビューンビューン

アムロ「くそ、なんて硬さだ…!こうなったら、接近戦で!」ドウッ

コンマ下2桁

90以上ロベルトorアポリー撃墜(奇数アポリー、偶数ロベルト)
60-89ロベルトorアポリー大破(判定)
30-59戦闘膠着
これ以上で別途毒ガス判定へ
10-29ロザミア大破(判定)
00-09ロザミア撃墜

下2

コンマ20

アムロ「接近戦なら!」ドウッ

ロザミア「来るな…来るな来るな!」ビューンビューン

ピキーン

アムロ「見えた!」ドウッ

アムロ「くらえ!」ブウン

ロザミア「はっ!」ギュルリン

アムロ「何!?こいつ…変形するのか!」

ロザミア「ふん!」

バチバチバチィ

アムロ「この大きさ…!だが、宇宙空間でその大きさは!」ドウッ

ロザミア「Ζ、どこへ!?」

ロザミア「はっ!」

アムロ「強化人間……かわいそうだが、直撃させる!」

ロザミア「お兄ちゃん!助けて、お兄ちゃん!」

ゲーツ「はっ!ロザミア!」

アムロ「ええい!」ブウンズバッ

バウンドドック「」ドカーン

ゲーツ「ロザミア!」

コンマ下2桁

50以上ロザミア生存
49以下ロザミア死亡

下2

30以上ゲーツはセーフだった
29以下ゲーツ精神崩壊

下3

コンマ03,40

ロザミア「ああああああ!」

ロザミア「お兄ちゃん!…お兄ちゃん…じゃない?」ドカーン

ドゴス・ギア

ローレン「ロザミアの反応が消えた!?まずい!」

ローレン「キャパ、大丈夫か!?」

ジュピトリス

ピキーン

ジェリド「この感覚…ロザミア少尉か!?なぜ彼女が宇宙に…またしても物のように扱われ、挙句死んだというのか!?」

ジェリド「……」

シロッコ「ふふ…バスク、所詮は紛い物だということだ」

ゲーツ「ロザミアを…貴様ら!」ドウッ

アムロ「ロベルト、ガスを頼む!そいつの相手は俺がする!」

ロベルト「了解です、大尉!」

ロベルト「大尉、バズーカを!」

アムロ「すまん!」ガシッ

ロベルト「ガスは任せてください!」ドウッ

ゲーツ「ロザミアの仇がわざわざ来てくれるとは…墜とされに来たか!」ビューンビューン

アムロ「やはりティターンズは腐っている!強化人間を作り出して、戦わせるなど!」ビューンビューン

アポリー「そこか!?」ドーン

フォウ「やらせるか!」ビューンビューン

ドカーン

アポリー「くそっ、あのビームが厄介だ!」ドウッ

アポリー「ロベルトは間に合うのか!?」

アムロ「こいつも接近戦で!」ドウッ

ゲーツ「向かってくるか…Ζ!」

コンマ下2桁

90以上アポリー撃墜
75-89アポリー大破
30-74戦闘膠着
10-29ゲーツ大破
00-09ゲーツ撃墜

下2

80以上毒ガス注入成功(特に意味はないが人は死ぬ)
40-79ロベルトが間に合った
00-39赤い彗星が来た

下3


コンマ11,33(ボーナス、ボーナス)

ゲーツ「Ζ!そっちがその気ならば!」ドウッ

アムロ「許せとは言わない…堕ちろ!」ドウッ

ゲーツ「ぬおおおおお!」ビューンビューン

アムロ「そこ!」グサッ

ゲーツ「なん……だと……」バチバチバチ

アムロ「やったか!?」

ゲーツ「まだ……生きているとはな……ロザミアのところに行くのはまだ早いということか……」ドウッ

アムロ「何!?なかなかしぶとい…」

フォウ「撤退!?…ふん!」ドウッ

アポリー「とりあえず撤退していたか…」

アムロ「それよりロベルトは…」

ピキーン

アムロ「はっ!?」

21バンチ宙域

ティターンズ兵「G3、間もなく注入準備完了します!」

ティターンズ兵「ん?なんだ?あのモビルスーツは…ハイザックか?」

ティターンズ兵「赤いハイザックなんて…余程の死にたがりに見える!」ドウッ

ティターンズ兵「いや、あれはハイザックでは…待て!」

ティターンズ兵「うおおおおおお!」

???「」ドウッ

ティターンズ兵「な!?速い!」

ティターンズ兵「通常のハイザックの3倍は速いぞ!?」

ティターンズ兵「……まさか!」

クワトロ「ハイザックの3倍以上の推力…アクシズの技術は大したものだな」

クワトロ「とにかく、コロニーへの毒ガス攻撃は止めさせてもらおう」

クワトロ「私と、このザクⅢが!」ドウッ

ティターンズ兵「赤い彗星!」

ピキーン

クワトロ「そこ!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

バーザム「」ドカーン

クワトロ「ボンベは…あれか!」ビューンビューン

ボンベ「」ドカーン

バーザム「」ドカーン

ロベルト「あれは…クワトロ大尉!?」

バーザム「」ビューンビューン

ロベルト「何!?」ドカーン

ロベルト「まずったか!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

クワトロ「これで、毒ガスは片付いたか?」

ボーナスはゲーツ判定なし生存、ロベルト負傷(次回出れるかコンマ)です

ドゴス・ギア

バスク「何!?G3部隊がしくじっただと!?」

バスク「……艦隊戦に移行する!」

オペレーター「了解!」


ティターンズ士官「よし、本艦は当初の計画通りに偽装撤退、敵を本隊に引き込む!」

ティターンズ兵「はっ!」


ティターンズ士官「敵の食いつきが悪いな…」

オペレーター「前方の敵艦はかなり薄くなっていますが…」

ティターンズ士官「うむ…よし、敵艦隊の後方に回り込む!」

ティターンズ兵「しかし、まだ作戦は第一段階の途中です!」

ティターンズ士官「バスク大佐は柔軟性をもって臨機応変に対処せよとおっしゃった」

ティターンズ士官「敵の食いつきが悪い今、我々が後ろから追い立てれば必ずやエゥーゴ艦隊は策に嵌る。敵前回頭をした時などは蹴散らしてくれるわ!」

ティターンズ士官「全速前進!」



ティターンズ士官「ん?あいつらは何を…まあいい。我々は事前計画に従うまでだ」

オペレーター「4時の方向より所属不明艦接近!」

ティターンズ士官「何だと!?」

オペレーター「所属不明艦、アクシズ所属グワダン級と断定!」

ティターンズ士官「……っ!回頭して応戦する!」


ティターンズ士官「なっ…アクシズだと!?」

ティターンズ兵「いかがなさいますか!?」

ティターンズ士官「……全速前進だ!アクシズの後ろに食らいつく!」


ティターンズ士官「今は眼前のエゥーゴ艦隊に集中しろ!」


ハマーン「ティターンズ艦隊は数こそ多いようだが…いささか統率に欠くようだな」

ハマーン「側面攻撃だ。陣形は乱すな!」


バスク「たかだか戦艦1隻に狼狽えるな!陣形を維持しろ!」

オペレーター「ダメです、ミノフスキー粒子が濃すぎて通信できません!」

ビューンビューンビューンビューン

サラミス級「」ドカーン

アレキサンドリア級「」ドカーン

バスク「……撤退信号をあげろ!陽動の役割は十分に果たしたはずだ」

ドーン

バスク「……こうなればグラナダを焼き払うほかないか…!」

ドゴス・ギア

バスク「艦隊の充足率は?」

ティターンズ兵「はっ、ざっと80%といったところです」

バスク「では、艦隊を再編しつつグリプス2へ向かう。グラナダにどれほど近づいた?」

オペレーター「グラナダを射程に収めるまでには至りませんが、我が艦隊が到着後6時間ほどで射程に入ります」

バスク「そうか。陽動の意味があったというものだ。ロンバルティアは?」

オペレーター「すでにグリプス2宙域に向かっています」

バスク「よし。順調だな…」

バスク「強化人間部隊はロザミア・バダム少尉が戦死したそうだな」

ローレン「はっ。しかし、ゲーツ・キャパ大尉、フォウ・ムラサメ少尉の両名は健在です」

バスク「新しい機体のほうは?」

ローレン「はっ、すでにバウンドドックの3号機を調整済みです」

バスク「これ以上失望させるな」

ローレン「はっ!」

バスク「エゥーゴはどう出るか…」

アーガマ

ブライト「あそこでアクシズが間に合うとは…うれしい誤算だったな」

アムロ「ロベルト中尉の容態はどうですか?」

ブライト「命に別状はないが…次に出れるかどうかは…」

アムロ「命があれば十分です。そういえば…ブライトさんはシャアの映像見ましたか?」

ブライト「ああ。…まさに、赤い彗星の面目躍如と言ったところだな」

アムロ「あれが味方というのはなかなか心強いですね」

ブライト「そうだな。作戦でも大いに活躍してもらいたいものだ」

アムロ「作戦はあるんですか?」

ブライト「もうじき作戦会議だ。何か妙案があればいいのだがな…」

アムロ「それにはハマーンも?」

ブライト「ああ。とにかく作戦は我々に任せて、アムロは休んでおけ」

アムロ「はい!」


グワダン

ハマーン「ははは、シャア!貴様程度でもその機体に乗れば結構な活躍ができるものだな!」

シャア「…ハマーン。ふ…まるで道化だな。赤い彗星を演じる道化だ」

ハマーン「…今回の貴様の働きはその名に値する活躍だと思われるがな」

シャア「ハマーン。私のことをそうからかわないでもらいたいものだ」スタスタスタ

ハマーン「待て!……まだ話があったというのに……シャアめ」

ミネバ私室

♪~♪~♪~

クワトロ「少しの期間で随分とご上達なさった」パチパチパチ

ミネバ「今日も演奏を聞いてくれて感謝するぞ」

クワトロ「いえ、ミネバ様との約束でございます」

ミネバ「うむ。……時にシャア。この前のはどうであるか?」

クワトロ「この前の、といいますと……ああ、ハマーンのことでございますか」

ミネバ「そうだ。少しは仲良くなれたか?」

クワトロ「仲良くなるも何も……ハマーンのほうから嫌味を言ってくるのですから、仲良くなりようがありません」

ミネバ「ハマーンが嫌味を……例えば?」

クワトロ「そうですね……例えば、私がサイド2奪還戦で逃げ帰ってきたときは、貴様の無様な面が拝めただけでも良かった、などと」

クワトロ「それも息を切らせて私を探してまで……ハマーンめ」

ミネバ(それは単に心配してたんじゃ……)

ミネバ「……」

クワトロ「それより、ミネバ様はハマーンにどのような気持ちを抱いているのですか?」

ミネバ「私は……前にも言ったように、ハマーンはよく頑張っているし、尽くしてくれているとも思っている」

クワトロ「…ミネバ様」

ミネバ「……確かに、ハマーンは時には厳しいこともある。私はザビ家の当主なのだからとな」

ミネバ「……だが、それはきっと私のことを考えてくれた上でのことであろう」

クワトロ「いや、それは違います、ミネバ様」

クワトロ「ハマーンは、ミネバを祭り上げてアクシズをまとめ上げる道具として使っている!」

クワトロ「それは到底許されることでは……!」

ミネバ「……し、しかし、シャア。ハマーンはシャアにアクシズの後継者として推挙されてから今日まで、アクシズをまとめ上げてきたのだ」

クワトロ「……!」

ミネバ「……ハマーンはずっと一人で頑張っていたように思うよ……?」

クワトロ「……ミネバ様、申し訳ございません。退出させていただきます」

ミネバ「あ、シャア……」

ウイーン

クワトロ「確かに、アクシズの摂政にハマーンを推挙したのは私だ……」

クワトロ「まだ若年のハマーンがアクシズをまとめるにあたって、様々な障害があったのは想像に難くない」

クワトロ「……まさか、私もミネバが祭り上げられる一因を作ったというのか!?」

クワトロ「いや、しかし、ならばなぜ私がいる間にミネバを……」



この前のシャア表記は誤りで正しくはクワトロです。混乱を招き申し訳ありません。

アーガマ 会議室

ブライト「では、今回のグラナダ防衛の作戦会議を行いたいと思います」

ブライト「グラナダ防衛に当たっての最大の目標はコロニーレーザーによる攻撃の阻止」

ブライト「しかしながら、数々の制限がお上から課せられている」

ブライト「これらを踏まえたうえで、作戦を立案したい」

クワトロ「ブライト艦長、結局のところ、どの程度の戦力が投入されるか教えていただきたい」

ブライト「エゥーゴ艦隊の3割程度の戦力が投入されるそうです。しかし、矢面に立つのは我々だけだ」

ハマーン「となれば、艦隊はコロニーレーザーの射角から外れて布陣すると?」

ブライト「そういうことになるでしょう」

クワトロ「我々は一種の囮ということか……」

ブライト「少なくとも、あなたがいる以上、上も我々を捨て駒にすることはありませんよ、クワトロ大尉」

クワトロ「だといいが……」

ハマーン「ティターンズ艦隊のほうは?」

ブライト「先の戦いでかなりのダメージを負ったはずですが…再編し、グリプス2宙域に向かっているとのことです」

ハマーン「となれば、艦隊戦になるか……」

クワトロ「ティターンズ艦隊はエゥーゴ艦隊に任せ、その隙に我々が別動隊としてコロニーレーザー破壊に行くしかないだろうな」

ブライト「私もそのように考えている。我々は核パルスをいくらか破壊するだけで事足りるからな」

ハマーン「恐らく敵もある程度はそれを予測しているはずだ。手は?」

ブライト「戦場になるのは以前と同じグラナダ前方宙域です。地の利は我々にある」

クワトロ「では、またデブリで擬態を?」

ハマーン「妥当なところではあるな」

ブライト「……では、私はエゥーゴ艦隊のほうと連絡を取ります」

ハマーン「我々も戻るとしよう。シャア、行くぞ!」

クワトロ「わかっている」



ドゴス・ギア

バスク「今回の作戦目標はコロニーレーザーの防衛である」

バスク「グラナダに向け前進するグリプス2を守り抜き、そしてグラナダを焼き払う!」

バスク「本宙域はデブリも多い……デブリには注意しろ。前回と同じ轍は踏まん!」

バスク「各艦、事前配布した資料にある宙域を担当し、異常があった場合にはすぐに近隣の艦と密接に連絡を取るようにしろ」

バスク「そして、艦隊の穴はモビルスーツ隊で埋める。ミノフスキー粒子の影響下においても、この戦術は有効だ」

バスク「各員の奮戦に期待する!」

ティターンズ兵たち「はっ!」

アレキサンドリア

ヤザン「ほう……バスクにしてはまともな作戦を立てる」

ヤザン「いいか、ダンケル、ラムサス!狙いはΖ、ただ一人だ!とどめは俺がさす!」

ダンケル「わかってますよ、隊長」

ヤザン「ふふ…前回は間に合わなかった分、思い切りやらせてもらおう……!」

ドゴス・ギア

ローレン「うん、異常はないようだな」

ゲーツ「ロザミアの仇は私が……!」

アーガマ

ブライト「本艦はエゥーゴ艦隊と合流し、交戦開始から2時間経過したところでグワダンとともに本隊を離脱、核パルスの破壊に向かう」

ブライト「厳しい戦いにはなるだろうが……各員の奮戦を望む!」

エゥーゴ兵たち「はっ!」

ブリッジ

トーレス「エゥーゴ艦隊を視認しました。まもなく合流します」

ブライト「よし。戦闘要員はそのまま待機。モビルスーツは出すなよ」

トーレス「了解!」

ラーディッシュ

ヘンケン「ティターンズの布陣……先の戦いとは打って変わって整った布陣だな」

ヘンケン「一見広く薄く布陣されているようだが……」

エゥーゴ兵「この距離ではグリプス2は射程外です。それに、距離を詰めればロンバルディア級から多数のモビルスーツが発進するでしょう」

ヘンケン「我々としては、何とかすべての注意をこちらに引き付けたいものだ」

ヘンケン「アーガマにかけるほかない」

ビューンビューン
ビューンビューン

ブライト「間もなく2時間だが…戦況はどうなっている!?」

トーレス「敵戦力は現時点でこちらの2倍程度!エゥーゴ艦隊の損害は1割ほどです!」

ブライト「敵の布陣は!?」

トーレス「ダメです!開戦からほとんど崩れていません!」

ブライト「どうしたものか…敵戦力の薄い部分は!?」

トーレス「どこも均等で……いや、レーザー発射口付近は手薄です!」

ブライト「発射口だと!?ぬう……!」

ブライト「この際多少のリスクはとるべきか…或いは…」

サエグサ「ブライト艦長!もうすぐ時間です!どうしますか!?」

ブライト「……」

サエグサ「キャプテン!」

ブライト「……直ちに偽装を済ませ、レーザー発射口付近から敵の懐に潜り込む!グワダンにも連絡を!」

トーレス「了解!」

グワダン

ハマーン「レーザー発射口だと!?」

クワトロ「撃たれる確率と撃たれない確率、グラナダが目前という地理的要因、作戦の成功の可能性…ブライト艦長は博打に出たな」

ハマーン「……だが、博打を打たなければ成功のない作戦だ」

ハマーン「……いいだろう、グワダンもアーガマに続く!」

クワトロ「ハマーン!」

ハマーン「ふふ…撃たれたら私も貴様もともに逝くことになりそうだな」

クワトロ「縁起でもないことを言うな。…私は待機しておく」スタスタスタ

アーガマ

ブライト「敵に気づかれている様子は?」

トーレス「今のところは…」

格納庫

ピキーン

アムロ「はっ!?」

ブリッジ

トーレス「いや、敵モビルスーツ接近!」

ブライト「何だと!?」

ヤザン「アーガマ…ほかの奴らの目はごまかせても、俺の目はそうはいかんぞ!」ビューンビューン

アーガマ「」ドカーン

ブライト「……っ!被害状況は!?」

トーレス「居住区の一部にダメージ!」

ブライト「モビルスーツ隊を出せ!気づかれた!」

アムロ「了解!アムロ、Ζガンダム出るぞ!」ドウッ

アポリー「リックディアス、出る!」ドウッ

コンマ下2桁

50以上ロベルト出ず
49ロベルト出る

下2

コンマ21

アムロ「ロベルト、もう怪我はいいのか?」

ロベルト「すっかりよくなりましたよ、大尉」

アムロ「そうか。無理はするなよ」

ロベルト「わかっています。…リックディアス、出るぞ!」ドウッ

ヤザン「出て来たな…!」

ラムサス「隊長、クモの巣は?」

ヤザン「3対3で使わせてくれるような相手ではないな。…ダンケル、ラムサスは赤いのを、俺はΖだ!ぬかるなよ!」ドウッ

ラムサス「了解!」ドウッ

ダンケル「さっさと墜としてきますよ!」ドウッ

アムロ「あのモビルスーツは…!アポリー、ロベルト、電撃には注意しろよ!」

アポリー「了解!」

ロベルト「同じ轍は踏みませんよ!」

ヤザン「…久しいな、Ζ!」ビューンビューン

アムロ「毎度のことながらしつこい奴め!」ビューンビューン

ヤザン「ははは!」ビューンビューン

ダンケル「おお?やけに消極的だなあ!」

ロベルト「敵の電撃攻撃のタイミングを見極める…!」

ダンケル「ならばこちらから行かせてもらうぞ!」ビューンビューン

ロベルト「ええい!」ビューンビューン

アポリー「くそっ、速い!」ビューンビューン

ラムサス「随分と性能差があるようだが…」

ラムサス「せいぜい楽しませてもらおう!」ビューンビューン

アポリー「くっ!」ガスッ

アポリー「やったな!」ビューンビューン

ドゴス・ギア

オペレーター「付近の艦より連絡!作戦区域F-13にてアーガマ及びグワダンを発見!アレキサンドリアからの報告です!」

バスク「すぐに部隊を向かわせろ!」

オペレーター「すでに強化人間部隊が向かっている模様!」

ヤザン「そんな機体でどこまでやれる!」ビューンビューン

アムロ「ガンダムをなめるな!」ビューンビューン

ピキーン

アムロ「なんだ!?」

ゲーツ「…見つけたぞ、ロザミアの仇!」ドウッ

アムロ「これは…!」

ゲーツ「貴様だけは墜とす!何としても!」ギュルリンブウン

アムロ「ふん!」ブウン

バチバチバチバチィ

ヤザン「…貴様がどこの誰かは知らんが、俺の邪魔をするな!Ζは俺の獲物だ!」

ゲーツ「そちらこそ退け!貴様に仇は譲らん!」

ビューンビューン

アポリー「このビームは…!」

フォウ「私の記憶のために…堕ちてもらうよ!」ビューンビューン

アムロ「くそっ、新手か!」ギュルリンドウッ

アポリー「またこいつ…!バズーカを持ってて良かった!」ドーン

フォウ「この!」ビューンビューン

ロベルト「うおお!?あの厄介なビームか!」

ダンケル「おい、どうなってんだ!こっちにも当たるじゃねえか!」

フォウ「堕ちろ堕ちろ堕ちろ!」ビューンビューンビューンビューン

ゲーツ「はああああ!」ビューンビューン

アムロ「そこ!」ビューンビューン

バチバチバチバチィ

ヤザン「がら空きだぞ、Ζ!」ブウン

アムロ「どうかな!」バチバチバチバチ

ラムサス「俺を忘れるな!」ビューンビューン

アポリー「何!?」ガスッ

アムロ「まずいな…!」

ピキーン

アムロ「はっ!」

ビューンビューン

フォウ「何!?どこから…!」ドウッ

ハマーン「ファンネル!」ビュンビュン

ファンネル「」ビューンビューン

フォウ「そんなもの!」

ハマーン「ほう……これが例のIフィールドか」

ヤザン「よそ見をするな!」ドウッ

ビューンビューン

ヤザン「ぬう…!」

クワトロ「これで互角だ」

アムロ「シャア、ハマーン!」

ハマーン「俗物ごときに苦戦しているようだな」

クワトロ「敵の艦隊もこちらに気づいたようだ。一刻も早く核パルスを破壊しなければ」

ロベルト「なら、こいつらを突破して…!」

アポリー「だが、行かせてもらえる敵では…」

アムロ「強行突破だ!各個撃破してコロニーレーザーに向かうぞ!」

コンマ下2桁

90以上アムロ中破撤退
75-89アムロ中破
50-74戦闘膠着
20-49ゲーツ中破
10-19ゲーツ大破
00-09ゲーツ撃墜

下2

90以上ロベルトorアポリー撃墜(奇数ロベルト、偶数アポリー)
75-89ロベルトorアポリー大破
25-74戦闘膠着
10-24ダンケルorラムサス大破(奇数ダンケル、偶数ラムサス)
00-09ダンケルorラムサス撃墜

下3

コンマ16,47

クワトロ「ハンブラビは私に任せてもらおう」

アムロ「ああ、頼む!」

クワトロ「貴様の相手は私だ!」ビューンビューン

ヤザン「赤いザク…赤い彗星か!?…面白い!」ビューンビューン

アムロ「よし…」

ゲーツ「ようやく二人だな」

アムロ「ああ。前回と同じように退いてもらおう!」ビューンビューン

ゲーツ「…前回、といったな。…前回、サイド2で貴様が何をしたか、その身に味わさせてやる!」ビューンビューン

アムロ「…復讐心だけで生きながらえている、か…。いいだろう、受け止めて、その上で墜とす!」

ゲーツ「こ…の…!」ドウッ

ロベルト「アポリー!あいつを早くどうにかしてくれ!」

アポリー「どうにかしろって言ったって…!」

ラムサス「そうはさせるか!」ビューンビューン

アポリー「こいつが邪魔だ!」

ハマーン「なら、サイコガンダムの相手は私がしよう」

ロベルト「ハマーン・カーン!?」

アポリー「頼む!」

フォウ「さっき効かなかったものが効くものか!」

ハマーン「ふ…貴様はIフィールドの弱点を知らんようだな」

ロベルト「なら、俺たちはこいつらに集中を…!」

ダンケル「ようやくヤル気か。楽しくやろうぜ!」ビューンビューン

ゲーツ「貴様は…貴様だけは…!」ドウッ

アムロ「この感覚…精神が…!」ドウッ

バチバチバチバチ

ゲーツ「墜とす!墜とす!墜とす!」

アムロ「…今、楽にしてやる…!」ドウッ

ゲーツ「墜とす…」

アムロ「さよならだ!」グサッ

ゲーツ「あ…」

コンマ下2桁

50以上ゲーツ生存撤退
49以下ゲーツ死亡

下3

コンマ01

ゲーツ「あ…」

????『……ん!」

ゲーツ『ん…』

????『…ちゃん!』

ゲーツ『…ロザミア?』

ロザミア『何してるのお兄ちゃん?早く行こうよ!』

ゲーツ『…そうだな。行こうか、ロザミア』

ゲーツ『…行こう、ロザミア』

バウンドドック「」ドカーン

ドゴス・ギア

オペレーター「ゲーツ大尉のバウンドドックの反応が消失しました!」

バスク「なんだと!」

ローレン「…やれやれ、せっかくうまいこと復讐心を植え付けられたというのに」

ローレン「うまくいかないものだな」

アムロ「次は…!」

クワトロ「アムロ!手が空いたならすぐにコロニーレーザーに!」

アムロ「…わかっている!シャア、ここは任せた!」ギュルリンドウッ

ヤザン「Ζが行ったか…だが今は…」

クワトロ「そこ!」ビューンビューン

ヤザン「お前もなかなか楽しませてくれるな、赤い彗星!」ビューンビューン

クワトロ「ええい、機体性能では勝っているはずだが…パイロットの腕がいいのか!」

ヤザン「ははは!機体の性能差が戦力の決定的な差ではないことを教えてやる!」

ハマーン「ファンネル!」ビュンビュン

フォウ「ビームは効かないと分からないのか!」

ハマーン「貴様のIフィールドは機体周辺に展開されているにすぎん!内に入ればどうとでもなる!」

フォウ「なら撃ち落してやる!」ビューンビューン

アポリー「うおお!?」

ロベルト「早く何とかしてくれ!」

ハマーン「…黙っていろ俗物!」


コンマ下2桁

90以上クワトロ大破(判定甘め)
70-89クワトロ中破撤退
20-69戦闘膠着
05-19ヤザン大破
00-04ヤザン撃墜

下2

90以上ハマーン中破撤退
80-89ハマーン中破
50-79戦闘膠着
30-49フォウ中破撤退
10-29フォウ大破
00-09フォウ撃墜

下3

コンマ24,35

ドゴス・ギア

オペレーター「グリプス2、間もなくグラナダを射程に収めます!」

バスク「アーガマは!」

オペレーター「レーザー発射口付近にて確認!」

バスク「コロニーレーザーはどうなっている!?」

オペレーター「現在70%臨界!」

バスク「よし、グラナダが射程に入り次第発射だ!」


クワトロ「ええい、何故当たらん!」ビューンビューン

ヤザン「ぬう……!埒が明かん!」ドウッ

クワトロ「接近戦か!…いい度胸だ!」ドウッ

ヤザン「その図体が弱点にならんといいがなあ!」ブウン

クワトロ「ちいい!」ブウン

バチバチバチバチ

ヤザン「ほう……それでこそだ!」バチバチバチ

クワトロ「鍔迫り合いに持ち込めばこちらのものだ!」バチィ

ヤザン「なんの!お楽しみはこれからだ!」ドウッ

クワトロ「ええい!」

フォウ「そのちっこいのを一つ残らず撃ち落してあげるよ!」ビューンビューンビューンビューン

ピキーン

ハマーン「そこだ!」ビュンビュン

フォウ「何!?」

ビューンビューン

サイコガンダム右腕「」ドカーン

フォウ「ああ!」

ハマーン「そのまま堕ちろ!」

ハマーン「ファンネル!」ビュンビュン

フォウ「…くっ!」ドウッ

ハマーン「退いたか…まあいい、今はコロニーレーザーだ!」ドウッ

ヤザン「また一機行ったか!バスクご自慢の強化人間は役に立たんな!なあ、ダンケル、ラムサス!」

ラムサス「所詮は人形ということですな」

ダンケル「じゃあ、俺らは目の前のこいつらを墜とすとしますか!」

クワトロ「アムロとハマーンが行ったか…早く我々も追いつかなければな」

ロベルト「そうですな、大尉」

アポリー「グラナダが射程に入る前にどうにかしなきゃなりませんからね」

クワトロ「よし、行くぞ、ロベルト、アポリー!」ドウッ
コンマ下2桁
90以上クワトロ大破(判定甘め)
70-89クワトロ中破撤退
20-69戦闘膠着
05-19ヤザン大破
00-04ヤザン撃墜
下2
90以上ロベルトorアポリー撃墜(奇数ロベルト、偶数アポリー)
75-89ロベルトorアポリー大破
25-74戦闘膠着
10-24ダンケルorラムサス大破(奇数ダンケル、偶数ラムサス)
00-09ダンケルorラムサス撃墜
下3 次回は核パルス判定に移ります

コンマ20,59(クワトロ、アポリー、ロベルト、コロニーレーザーに行けず)

アムロ「ん…?ハマーンも来たか!」

ハマーン「グラナダが射程に入るまで後どのくらいだ?」

アムロ「アーガマからの情報によればかなりギリギリと言ったところだな。時間が惜しい。急ぐぞ!」ギュルリンドウッ

ハマーン「シャアたちは…間に合わんか…!」ドウッ

アーガマ

ブライト「トーレス!敵艦隊は!?」

トーレス「エゥーゴ艦隊が食い止めていますが…被害甚大!突破されるのも時間の問題です!」

トーレス「それに、付近に展開するアレキサンドリア他何隻かは…」

ビューンビューン

アーガマ「」ドカーン

ブライト「くっ…既にここまで来ているか!」

ブライト「メガ粒子砲スタンバイ!アムロたちが位置を特定次第発射だ!」

トーレス「敵艦よりモビルスーツ!」

ブライト「残っているモビルスーツを出せ!全部だ!」

トーレス「了解!モビルスーツ隊発進せよ!」

ブライト「モビルスーツ隊が発進し終えた後は対空砲火だ!各員、ぬかるなよ!」

ブライト「アムロ…頼むぞ!」

バーザム「」ビューンビューン

ネモ「」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

アムロ「核パルスは…あれか!」ドウッ

アムロ「この短時間でデータを…いや、やるしかない!」

コンマ下2桁

75以上データは無理だった
74以下アーガマにデータがいった

下2

最終的な破壊阻止率に影響(失敗で-10補正が入る)
最初は50%、アムロ+ハマーン補正で現在20%

コンマ86

アムロ「くそっ、敵も集まってきた!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

バーザム「」ドカーン

アムロ「とにかくデータを…」ピッ

アムロ「つながらない!?くそっ、ミノフスキー粒子が濃すぎるのか!」

アーガマ

ブライト「まだか、アムロは!」

トーレス「ブライト艦長!ミノフスキー粒子が濃すぎて通信ができません!」

ブライト「何!?…こうなれば…!」

ブライト「光学照準にて核パルスを狙う!」

サエグサ「光学照準で!?無茶ですよ!?」

ブライト「無茶でもなんでもやるんだ!口より先に手を動かせ!」

バーザム「」ビューンビューン

ブライト「弾幕薄いよ、何やってんの!」

ネモ「」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

ブライト「…が、こうなると頼みの綱はアムロたちか…!」

ブライト「頼む…!」

ハマーン「何!?」

アムロ「とにかく、俺たちが片っ端からやるしかない!」

ハマーン「正気か?砲撃も来るぞ?巻き込まれるかもしれん」

アムロ「それでもやるしかない!」ドウッ

ハマーン「…仕方あるまい。付き合ってやる!」ドウッ

ハマーン「ファンネル!」ビュンビュン

アムロ「ええい、邪魔だ!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

バーザム「」ドカーン

アムロ「退け!」ブウンズバッ

バーザム「」ドカーン

アムロ「今は一つでも多く!」

ドゴス・ギア

オペレーター「90%臨界!グラナダを射程に収めるまで300秒!」

バスク「ふ……終わりだな」

コンマ下2桁

80以上コロニーレーザー発射
79以下コロニーレーザー停止

下3

どちらがいいか

1.再判定
2.クワトロ、ロベルト、アポリー側の戦闘続行(本来ならば両者撤退の予定だった)(大破、撃墜率両者アップ)

下3まで多数決

再判定

80以上コロニーレーザー発射
79以下コロニーレーザー停止

下3

ちなみに今回このようにしたのはコロニーレーザーに関しては再判定が一番ボーナスらしいかなと思ったからです。基本は2みたいな感じでいきます。

コンマ00 ファンブルは設定していないのでゾロ目扱いでいきます。あと2連ゾロなんでちょいボーナス

再判定

コンマ下2桁

70以上コロニーレーザー発射
69以下コロニーレーザー停止

下3

コンマ03

アムロ「そこ!」ビューンビューン

核パルス「」ドカーン

ハマーン「そこか!」

ビューンビューン

核パルス「」ドカーン

アーガマ

ブライト「メガ粒子砲、撃て!」

ビューンビューン

グリプス2「」ドカーン

アムロ「アーガマから!?」

ハマーン「この距離で……よく当てたものだ」

アムロ「だが、これで……!」

ドゴス・ギア

オペレーター「!?コロニーレーザー停止!核パルスが破壊された模様!」

バスク「なんだと!?」

アーガマ

トーレス「グリプス2の軌道変更を確認!」

ブライト「やったか!」

ブライト「……ふう」

サエグサ「艦長、いかがしますか?」

ブライト「しばらくはティターンズも動けないだろう。エゥーゴ艦隊との集結ポイントに向かう」

サエグサ「了解!」

ヤザン「撤退信号?……ちっ、ダンケル、ラムサス、撤退だ!」ドウッ

ダンケル「また遊ぼうぜ!」ドウッ

ラムサス「了解!」ドウッ

クワトロ「アムロたちはうまくやったようだな」

ロベルト「我々も撤退しましょう」

クワトロ「ああ」


アーガマ

ブライト「しかし、ひどいやられようだな」

トーレス「……無理に割り込みをかけたので、敵艦に横腹をさらした艦も多かったみたいですね」

ブライト「彼らなくして作戦の成功はなかっただろうな……」

トーレス「艦隊の4割を喪失、残ったうちの5割も何らかの損傷を受けています。これは時間がかかりそうですね」

ブライト「そうだな。戦況もしばらくは落ち着くだろう」

トーレス「艦長、グラナダから通信です」

ブライト「ウォンさんか。よし、出せ」

ウォン「よくやってくれた。さすがはエゥーゴの諸君だ」

ブライト「ありがとうございます、ウォンさん」

ウォン「うむ。そして、次の目標だが…」

ブライト「コロニーレーザー、でありましょうか?」

ウォン「そうだ。戦力で劣る我々はそれを補う必要がある。コロニーレーザーはうってつけだ」

ブライト「それで、コロニーレーザー奪取の算段は立っているのですか?」

ウォン「ああ。残存艦隊を本艦隊と合流させ、直ちに再編成を行い、電撃的に攻勢を仕掛ける」

ブライト「直ちに!?…出資者は無茶をおっしゃる!」

ウォン「何よりも早さが必要なのだ。グリプスの防御が固められ、ティターンズ艦隊が立ち直ってからでは遅い!」

ブライト「……」

ウォン「以降、本作戦をメールシュトローム作戦と呼称する。必ずや作戦を成功させ、エゥーゴに勝利をもたらしてくれたまえ」ピッ

ブライト「……はあ。気が休まる間もないってのか…」

トーレス「どうします?」

ブライト「アクシズのほうとも連絡をとろう」

トーレス「了解しました」

ドゴス・ギア

バスク「艦隊の被害状況は?」

ティターンズ兵「撃沈した艦は1割以下で、残存艦隊の損傷も2割程度です」

バスク「うむ…敵に与えた損害を考えれば勝利といえるが…」

バスク「コロニーレーザーをやられるとは…!」

バスク「おまけに強化人間とやらも全く役に立たん!」

ローレン「申し訳ありません、大佐。残っているフォウ少尉に関しましては調整を施し、必ずや期待に沿えるよう…」

バスク「もういい。下がれ」

ローレン「しかし…」

バスク「下がれといっている!」

ローレン「…はっ。失礼いたします」

ウイーン

バスク「先刻使えなければ意味がなかったというものを…!」

ティターンズ兵「閣下、いかがなさいますか?」

バスク「…コロニーレーザーの修理のためグリプスに向かう。エゥーゴもしばらくは追ってこれまい」

グリプス

ジャミトフ「そうか、バスクは失敗したか…」

ジャミトフ「…そろそろ奴を切る時が来た」

側近「はっ」

ジュピトリス

シロッコ「ふっふっふ…!バスクは失敗したか。これで奴もおしまいだろう」

シロッコ「私の時代は目前ということか…。後は機を窺うのみだな」

食堂

ジェリド「それにしても、ここにいると戦時とは思えないな」

マウアー「さすがのエゥーゴもゼダンの門に攻め入るのは難しいようね」

ジェリド「ああ。おかげでリフレッシュできた」

ジェリド(とは言ったものの、時折遠くのほうで…)

マウアー「ジェリド?」

ジェリド「ああ、いや、なんでもない」

ジェリド「とにかく、マウアーもしっかり休めよ」ガタッ

マウアー「ええ。ジェリドはこの後どうするつもり?」

ジェリド「この後か?そうだな…」

1.マウアーと話すか
2.たまには曹長たちと話すか
3.勘が鈍らないよう、シロッコと模擬戦でもするか
4.シロッコと話してみるか
5.ゼダンの門に行ってみるか

下7まで多数決(選択肢が多いので下7までにしました。15分くらいで打ち切ります)

どれも何らかの効果が得られます(コンマの場合もあり)

ジェリド「俺は…シロッコと話してくる」

マウアー「シロッコと?」

ジェリド「ああ。前に奴は自分の時代が来るなどといっていた。その真意を確かめたい」

マウアー「…なるほどね。ジェリド、くれぐれも気をつけて」

ジェリド「ああ」

執務室

コンコン

ジェリド「失礼します。ジェリド・メサ少尉です」

シロッコ「ジェリドか。入っていい」

ウイーン

シロッコ「しかし、ジェリドがわざわざ私を訪ねに来るとは…」

ジェリド「お聞きしたいことがありまして」

シロッコ「聞きたいことか…ほう、言ってみてくれ」

ジェリド「では、単刀直入に申し上げます。時代が来る、というのはどういった意味合いでしょう?」

シロッコ「…そうきたか。ふっふっふ、言葉通りにとらえてもらって構わん」

ジェリド「では…」

シロッコ「後で言うつもりではあったが…コロニーレーザーがグラナダを目指していたことは聞いているか、ジェリド?」

ジェリド「ええ。その話は聞きました」

シロッコ「この作戦はバスクが指揮を取っていたが、失敗に終わった。エゥーゴの妨害によってな」

シロッコ「そして、おそらくバスクは責任を負わされることになるだろうな」

ジェリド「ナンバー2のバスクが…つまり、そこにあなたが?」

シロッコ「ふっふっふ…」

コンマ下2桁

90以上シロッコ、ジェリドを信頼しきってジャミトフ暗殺のことまで話した
60-89トップの座を狙うようなそぶりを見せた
20-59さすがにここまででとどめた
10-19さすがに怪しみ始めた
00-09ジェリドとジャミトフの関係性には完全に気づいていた

下2

コンマ93

シロッコ「…バスクが失脚すれば、まず間違いなく私がその席に着くと考えられる」

シロッコ「そうすれば私は、ティターンズのナンバー2、事実上のナンバー1となる」

ジェリド「すなわち、大尉の時代というわけですか」

シロッコ「そういうことになるな。ティターンズという組織を事実上率いることになるのだから、それ以上はないだろう」

ジェリド「……」

シロッコ「ふふ、納得がいかないような顔をしているな、ジェリド」

ジェリド「いえ…」

シロッコ「ふっふっふ、私は本当にいい部下を持ったようだな」

シロッコ「察しの通り、先程述べたのは偽りだ。私は、ティターンズのナンバー2などで満足する気はない」

ジェリド「まさか…!」

シロッコ「そう、そのまさかだ。これからの人類を率いるべきは我々のような存在だ。老人にはご退場願おう」

ジェリド「…ジャミトフをやるというわけですか」

シロッコ「そうだ」

ジェリド「……」

シロッコ「その上で大切なのはタイミングだよジェリド。ことを起こすにはそれに最適な機会というものが必ずある」

ジェリド「それはいつです?」

シロッコ「なに、私の予想によればそれはもうじきくる。時代の流れが機会を運んでくるのだよ」

シロッコ「そして、最高のタイミングでことを運ぶためにはジェリド、君の力が必要だ。ジェリド、私に力を貸してほしい」サッ

ジェリド「……」

ジェリド「微力ながら、お力添え致します」ギュッ

シロッコ「……ありがとう、ジェリド」ギュッ

シロッコ「その時が来たら、君には私と一緒に来てもらう。心にとどめておいてくれ」

ジェリド「承知しました。では」ウイーン

シロッコ「ふふ…はっはっはっはっ!これで成功は確実なものとなった…!」

ジェリド「遂にシロッコが尻尾を出したか…!」

ジェリド「この事を一刻も早くジャミトフに伝えなければ…!」

ジェリド「しかし、ジュピトリスからは無理だ…何か方法を考えなければならんな」

暗殺現場に確定で居合わせることが出来るようになりました。連絡が取れれば先手を打てる可能性が出てきました。シロッコからの信用が上がりました。


アーガマ

ブリーフィングルーム

ブライト「では、これよりメールシュトローム作戦の概要を説明する」

ブライト「本作戦の目標はコロニーレーザーの奪取である」

ロベルト「破壊ではなく奪取、ですか」

ブライト「そうだ。コロニーレーザーの存在は我々とティターンズとの戦力差を埋めることとなる」

ブライト「現在、コロニーレーザーは残存艦隊とともにグリプス宙域に向かっている。そこを叩くというわけだ」

アムロ「メールシュトロームというのはどういうことです?」

ブライト「モニターを見てくれ。艦隊はこのように渦巻のように布陣する。そこから取ったというわけだ」

アポリー「アーガマの役割は?」

ブライト「敵防衛戦力の殲滅とする」

アポリー「では、肝心のコロニーレーザーの占拠は…」

ブライト「グワダンが行うことになっている。アーガマは白兵戦能力に乏しいからだ」

ブライト「この作戦について、各々感じるところはあることだろう」

ブライト「しかし、これはやらねばならん作戦だ。…諸君の奮戦に期待する」


格納庫


アポリー「大尉、今度の作戦についてどう思います?」

アムロ「意図はわかるが…無茶な作戦ではあるな」

アストナージ「モビルスーツも何もかも損傷してるってのに…上は何を考えてるんだか」

アムロ「アストナージ、使えるようにはなりそうか?」

アストナージ「間に合わせるさ」

アムロ「頼む」

アポリー「上手くいきますかね?」

アムロ「…やってやるしかないさ」

グワダン

クワトロ「まさかこのままコロニーレーザーを追撃するとはな」

ハマーン「コロニーレーザーを奪取するとするならば、このタイミングしかないだろう」

クワトロ「よく了承したなという意味だ」

ハマーン「それについては多少の譲歩もあった。奴らもなりふり構わなくなっているということだ」

クワトロ「譲歩?それはなんだ?」

ハマーン「貴様に話す義務はない」

ハマーン「…それよりもシャア、最近ミネバ様と親しくされているようだが…」

クワトロ「…ミネバの演奏を聴きに行っているだけだ」

ハマーン「貴様はそんなにミネバ様の演奏が好きなのか?」

ハマーン「私が貴様を探しているときに限ってミネバ様の部屋に行っているように思われるが」

クワトロ「それは気のせいだ、ハマーン」

ハマーン「そうか。…そうか。…貴様は私といるよりも…」

クワトロ「ハマーン、すまないがミネバとの約束の時間だ。話は後で聞こう」

ハマーン「……!」

ウイーン

ハマーン「……」

クワトロ「まさかハマーンがあれほどまでにもミネバの動向に注視していたとは…」

クワトロ「自らの地位を担保するミネバには常日頃から気を使っているということか?」

クワトロ「とすればミネバを教育したのも…」

クワトロ「いやしかし、なぜ私がいるうちから…」

ウイーン

ミネバ「今日も聞きに来てくれて感謝する」

クワトロ「いえ、いつもお招きいただきありがとうございます」

ミネバ「シャア、すまぬ。今日は演奏はしないのだ」

クワトロ「では、なぜ私を?」

ミネバ「話がしたかったのだ」

クワトロ「ならばそうおっしゃってっていただければよかったものを」

ミネバ「シャアの表情を見て、何か考え事をしているように思ったから…」

クワトロ「…そういうことでしたか。ミネバ様は聡明でいらっしゃる」

ミネバ「シャア、いったい何を悩んでいたの?」

クワトロ「…ミネバ様のことについてです」

ミネバ「私?」

クワトロ「…ええ。なぜハマーンはミネバ様にザビ家の帝王学などを教え込んだのかということを考えていたのです」

ミネバ「…それは、私がザビ家の一員で…」

クワトロ「違う!…ミネバはザビ家の下賤な連中とは違う、純粋な心を持っている!」

クワトロ「それにハマーンは…自らの地位を守るためにミネバを使った!これもそのためだ!」

ミネバ「…自分を守るため…」

クワトロ「そうだ。だからそういう教育を…!」

ミネバ「ううん、シャア…それはきっと違う」

クワトロ「あの頃の記憶があるとでも仰るのですか」

ミネバ「覚えているわけじゃなくて…感じるの。ハマーンは…あの時のハマーンも、今のハマーンも、誰かの期待に応えようと頑張っているんだって」

クワトロ「……」

ミネバ「自分のためじゃない、だからこそ…」

クワトロ「…ミネバ様、すみません」

ウイーン

ミネバ「あ…」

クワトロ「…………」

ドゴス・ギア

バスク「グリプスまであとどのくらいかかる?」

オペレーター「この速度ですと…あと30時間ほどかかります」

バスク「手負いの艦隊ではこんなものか。…わかってはいても腹立たしい」

バスク「艦隊は壊滅判定、コロニーレーザーは破損…ここまでか」

オペレーター「?」

バスク「このままグリプスまで直進しろ。…少し休ませてもらう」

オペレーター「はっ!」

バスク「……」スタスタ

ウイーン

バスク(グリプスまで戻ればまず間違いなくドゴス・ギアからは降りることになるだろうな)

バスク(そして、シロッコが再びドゴス・ギアの指揮をとる)

バスク(これもまた必然だろう)

バスク「……!」ガンッ

バスク(あの若造がティターンズのNo.2になるだと?こんなにも閣下に尽くしてきた私に代わって?)

バスク(そのようなことがあってたまるか!閣下への忠誠をかけらほども持たないような奴がこの地位につくなど…!)

バスク(何か手段は…!)

オペレーター『大佐!至急ブリッジまでお越しください!』

バスク「何があった!」

オペレーター『所属不明艦を周辺空域に確認しました!おそらくはエゥーゴです!』

バスク「何!?すぐに行く!」

ブリッジ

ウイーン

バスク「確認したというのはどういうことだ!」

オペレーター「はっ、近くを航行していた輸送艦より所属不明艦を認めたとの通信が入りました。こちらの暗号通信でです」

バスク「輸送艦はどうなった?」

オペレーター「すぐに反応は消失しました。おそらくは撃沈したものと…」

バスク「すなわち、所属不明艦はエゥーゴ所属だったというわけか」

オペレーター「はっ!そう断定いたしました!」

バスク「奴らはもう再編成を行ったというのか…!」

バスク「敵の軌道は!?」

オペレーター「艦隊前面に向かっているものと推測されます」

バスク「コロニーレーザーのほうはどうなっている?」

オペレーター「現在コロニーレーザーは残りの核パルスとアレキサンドリア級の補助とでどうにか動いています」

オペレーター「補助がなくなれば制御、移動は難しく、ほぼ使えないものとして考えたほうがいいかと思います」

バスク「レーザー機構のほうは生きているか?」

オペレーター「そちらは問題ありませんが…」

バスク「ならばエネルギーの充填をはじめろ。ないよりはましだ」

バスク「各艦に第一種戦闘配備をとらせろ!」

オペレーター「はっ!」

バスク「ははは、考えてみれば簡単なことだ。閣下が求めておられるのは戦果。それさえ出せればいい」

バスク「シロッコ…侮るなよ若造!目にものを見せてやる!」

アーガマ

トーレス「敵艦隊に動きあり!」

ブライト「くそっ、やはり気づかれたか!」

ブライト「総員第一種戦闘配備!モビルスーツはデッキで待機させろ!」

トーレス「了解!」

ブライト「先行の快速艦隊は!?」

トーレス「作戦ポイント周辺に展開しつつあります!」

ブライト「どうする…仕掛けるか、いや、展開が終わるのを…」

トーレス「!?前方宙域に高エネルギー反応あり!」

ブライト「何だと!?」

トーレス「コロニーレーザーのものと断定!」

ブライト「…予定を早め、現時刻よりメールシュトローム作戦を開始する。…各艦、作戦行動を開始せよ!」

トーレス「了解、各艦に通達、メールシュトローム作戦を開始せよ!」

サエグサ「モビルスーツは!?」

ブライト「まだだ、距離が遠すぎる!砲撃戦だ!主砲用意!」

ドゴス・ギア

オペレーター「敵艦隊は作戦行動を開始した模様!砲撃、来ます!」

ビューンビューン
ビューンビューン

バスク「艦隊及びモビルスーツ隊はコロニーレーザーの射線上に敵艦隊を誘い込め!」

バスク「これは防衛戦ではない。殲滅戦だ!この場でエゥーゴを滅ぼせ!」

ローレン「バスク大佐、フォウ・ムラサメの調整は完了しました」

バスク「強化はできたか?」

ローレン「補給もままならないこの状況ではよくやれたほうだと思います。まあ、代償として精神崩壊の恐れもありますが…些末な問題といえるでしょう」

バスク「使えるということだな?」

ローレン「もちろんです。調整は完璧ですよ」

バスク「よし」

アーガマ

アポリー「コロニーレーザーがチャージされてるって本当ですか、大尉?」

アムロ「ああ。ブライトさんが言うにはそうらしい。巻き込まれるなよ?」

ロベルト「はは、あの光に飲まれるのは御免ですな」

アポリー「俺たちは大丈夫にしても、艦隊は大丈夫ですかね?」

アムロ「それをどうにかするのが俺たちの役割だ」

トーレス「モビルスーツ隊は順次発進せよ!」

アムロ「…出番だ。二人とも気を引き締めろ」

アムロ「アムロ、Ζガンダム出るぞ!」ドウッ

アポリー「リックディアス、出るぞ!」ドウッ

ロベルト「リックディアス隊はアポリーに続け!」ドウッ



グワダン

クワトロ「グワダンは温存か。これが言っていた多少の譲歩というやつか?」

ハマーン「ふふふ、この程度の譲歩で私が首を縦に振ると思うか?」

クワトロ「…何をする気だ?」

ハマーン「その時になればわかる。貴様はデッキで待機でもしておくことだな」

クワトロ「そうさせてもらおう。…」

クワトロ「……ハマーン」

ハマーン「なんだ、シャア」

クワトロ「……いや、今はやめておこう。待機している」スタスタスタ

ハマーン「……」


ビューンビューン
ビューンビューン

アポリー「うわっ!…四方八方から飛んでくるな。味方を墜とすなんてことは…」

アムロ「おそらくはないと思うが…っ、そこ!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

ハイザック「」ドカーン

ロベルト「大尉、どう動きます?」

アムロ「まず優先すべきは射線上の友軍艦隊の退路の確保だが…アポリー、頼めるか?」

アポリー「了解です、大尉」

アムロ「俺とロベルトはネモ隊と敵防衛艦隊の撃破に向かう。いいな?」

ロベルト「了解しました」

アムロ「よし、行くぞ!」ギュルリンドウッ

ドゴス・ギア

オペレーター「エゥーゴ艦隊よりモビルスーツ発進!」

バスク「こちらもモビルスーツを出せ!」

オペレーター「はっ!」

バスク「サイコガンダムはどうだ!?」

オペレーター「すぐに行けます!」

バスク「よし、出せ!」

デッキ

フォウ「……私の記憶、私の記憶は、記憶は、記憶は、記憶は、記憶は記憶は記憶はkoiaijojiuajどこ?どこどfこsfどこどこasdどこ??????」

ピキーン

フォウ「…見つけた」ドウッ!!


ピキーン

アムロ「…!?」ゾクッ

アムロ「何だ…このドロドロしたものは…」


ロベルト「そこ!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

ロベルト「大尉、どうしたんです?」

アムロ「……気をつけろ、ロベルト。何かが来る…」

ロベルト「何かって…」

アムロ「まずい……!」

ロベルト「そっちか!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

アムロ「まずい!」ガシッドウッ

ロベルト「大尉!?」

ビューンビューン
ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

バーザム「」ドカーン

ロベルト「あれは…!」

アムロ「…サイコガンダム!」

フォウ「見つけた。見つけた見つけた見つけた見つけeeeeeeeeeettttttttttaaaaaaaaaaaaaa!!!」ドウッ

アムロ「だが…何だ、あれは!」ビューンビューン

バチィバチィ!

ロベルト「Iフィールド…!」

ピキーン

アムロ「うっ…!」

アムロ「この感覚…壊れかけている…いや、現在進行形で崩壊しているのか!?」ドウッ

フォウ「ngwoougdaiu記acgbkaug殺ashgiyfja」ビューンビューン

アムロ「くっ…長引くとこちらまで汚染される!…かわいそうだが、この場で墜ちてもらう!」ドウッ

アムロ「ロベルト!バズーカで援護を頼む!」

ロベルト「大尉は!?」

アムロ「実弾がなければ肉薄するしかあるまい!」

ロベルト「…お気をつけて!」

アムロ「ああ!」ギュルリンドウッ

ロベルト「この!」ドーン

フォウ「oiaybchfbuivyfiquclxnpfbwlaofyvhfy」

アムロ「…っ!直撃させる!」

コンマ下2桁

90以上アムロ中破撤退
75-89戦闘続行(汚染進行)
40-74戦闘続行
20-39フォウ中破
10-19フォウ大破(判定)
00-09フォウ撃墜

下1

コンマ81

フォウ「kuagycvfuyqe殺khgacfd殺salhdakjbvchjfdsa!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

ネモ「」ドカーン

アムロ「敵味方見境なしか!」

アムロ「だが、そのような散漫な攻撃では…!」

ピキーン

アムロ「見えた!」ドウッ

フォウ「…athbevfsfnjhmdhsfa」

ピキーン

アムロ「……!?」ビキビキビキビキ

アムロ「な…に…!?」ガスッ

フォウ「koktrmdstktosssrbkokmodor!omtosbkomdr!」

アムロ「くそっ…こんな速度で…!」

アムロ「早くしなければ…!」


ジェリド『対話のための力を、戦いに用いた!』

アムロ「違う。彼女は強化人間だ。ティターンズに造られた兵器だ」

アムロ「人間としての彼女の尊厳を守るためにも、早く楽にしてやるのが…!」

    本当にそうか?兵器と決めつけて、お前は努力を放棄しているだけではないのか?

アムロ「……彼女を元に戻す方法はない。ならば、そうするしか…!」

    本当にそうか?探そうとしていないだけではないのか?そうやって、楽をして殺そうとしているだけではないのか?

アムロ「それは…!」



アムロ「はっ!?」

アムロ「影響が出始めているのか…!」

ロベルト「大尉!しっかりしてください!」ドーン

アムロ「すまん!……行くぞ!」ドウッ

コンマ下2桁

80以上アムロ中破撤退
50-79戦闘続行(汚染進行)
40-49フォウ中破
20-39フォウ大破(判定)
00-19フォウ撃墜

下2


コンマ61

ロベルト「くらえ!」ドーン

フォウ「ljugakisdgccagkajsgdc!?」

サイコガンダム「」ガスッ

ロベルト「くそっ、掠めただけか!」

アムロ「その調子だロベルト!そのまま打ち続けろ!」

ロベルト「わかってます!」ドーン

アムロ「どうだ!?」ビューンビューン

バチィ!バチィ!

アムロ「くそ!まだIフィールドは生きているか!」

アムロ「ロベルト!タイミングを合わせるぞ!打つタイミングに合わせて俺がビームサーベルでやる!」

ロベルト「了解!いきますよ、3、2、1!」ドーン

フォウ「jhvakdcugasvhgshj!!」

アムロ「今!」ドウッ

フォウ「kjgcfjaqcjhgakqwkh!?」

アムロ「これで…!!」

ピキーン

アムロ「……っ!?」ビキビキビキ!!

アムロ「なん……だと……」ドクンドクン

アムロ「また引き込まれる…!」


  また殺すのね

アムロ「誰だ!」

  また、殺すのね

アムロ「……噓…だ…」

  あの時のように、殺すのね!

アムロ「……ララア…!」

アムロ「……違う、これは俺の精神から引きずり出されているだけだ…」

  どうして…?分かり合えたと思ったのに…

アムロ「違う!殺すつもりなんてなかったんだ!」

  …でも、あなたは殺した。いつだって、あなたは殺した。

アムロ「違う…違う…俺は…」

  いつだってあなたは殺してすべてを解決する。上辺では分かり合えるといいながら、その実分かり合えはしないと思っている。そうでしょう?

アムロ「俺は…俺は…」

  だって、私を殺したんだから。

アムロ「…………僕は……」


アムロ「っ」

アムロ「はあ……はあ……」

ロベルト「大尉!大尉!」

アムロ「!?」

フォウ「noakigvjhasdkwd死akdakjbk!!!」ビューンビューン

アムロ「うおおおお!?」ドウッ

ロベルト「大尉!何があったんです!?」

アムロ「……いや、すまん」

アムロ「だんだんと深部まで踏み込まれて行っているのか……?」

アムロ「まずい……」

フォウ「lkjagsdkjcakjdb次akjhvjh殺kjhvabjhv」

アムロ「まずい……!」

ロベルト「来ますよ、大尉!」

フォウ「kjhvctdaksbakifcjgjahyvfvrdyjuhbdxf」

コンマ下2桁

90以上アムロ、引き込まれる(判定へ)
60-89アムロ撤退
40-59両者撤退
20-39フォウ大破
00-19フォウ撃墜

下2

コンマ09

ビューンビューン

アムロ「そんなもの!」ドウッ

ロベルト「そこだ!」ドーン

ビューンビューン

ドカーン

ロベルト「くそっ!あのビーム!」ドウッ

フォウ「kjabuiy?kjab???????????????????????????????????????」

アムロ「くっ…!」ビキビキビキ!

アムロ「落ち着け……」

フォウ「akjbhbvyav?taxx?hvajhavtfyac?')(%&#)('))'(juyfyt8986('&9iuh」

アムロ「落ち着くんだ…!」

アムロ「あれは…ララアではない…!」

アムロ「ただの、ティターンズの……!」

   そうやって殺すの?

アムロ「強化人間で……!」

フォウ「110011000111110110001011001110111100101?????????????????」

アムロ「だから……!」ドウッ

   やめて……

アムロ「俺が……!」

フォウ「100110010110000止0011110010101110殺10010101000010001010」

アムロ「俺が……!」

ロベルト「援護します、大尉!」

   止めて、アムロ……

アムロ「僕が……!」

フォウ「「わたしを殺さないで」」

アムロ「……あああああああああああああああああああああああああああ!」グサッ

フォウ「「あははははははははははははは!!!!!!!」」

フォウ「殺した。殺した」

   あなたが殺した。

サイコガンダム「」ドカーン

アムロ「……………………」

ジュピトリス

ジェリド「……アムロ!?」

ジェリド「………………」

ジェリド「…………なんだったんだ、今のは……」

間が空いてしまいすみません。

ドゴス・ギア

オペレーター「サイコガンダムの反応が……!」

バスク「ちぃ!結局全滅か!」

バスク「コロニーレーザーはどうなっている!」

オペレーター「現在50%!」

バスク「艦隊の右翼及び左翼は敵側面に回り込み、中央部に敵を集めろ!」

オペレーター「はっ!」

バスク「モビルスーツ隊はコロニーレーザーの防衛につけ!」

バスク「奴らを一網打尽にしてくれるわ!」

オペレーター「し、しかし、中央部には友軍艦隊も……」

バスク「それが何だというのだ!敵の撃滅さえできれば何の問題もない!」

オペレーター「しかし……!」

バスク「命令を聞けないのか!」バキッ

オペレーター「うっ!」

バスク「充填が済み次第コロニーレーザー発射だ」

オペレーター「は、はっ!」

グワダン

ハマーン「ティターンズ艦隊の右翼と左翼が前進…包囲する気か?」

ハマーン「いや、彼我の戦力差は1.5倍…包囲できるはずなど…」

ハマーン「…コロニーレーザーか!」

ハマーン「敵の左翼に集中砲火だ!脱出を図る!」

アクシズ兵「はっ!」

ハマーン「モビルスーツも出せ!援護させろ!」スタスタスタ

アクシズ兵「どちらへ?」

ハマーン「私も出る。あとを頼む」

デッキ

クワトロ「ようやく出番というわけか…」

アクシズ兵「大佐、お気をつけて!」

クワトロ「……クワトロ・バジーナ、出るぞ!」ドウッ

ハマーン「ガザCも私に続いて出せ!」ドウッ


アポリー「そこ!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

アポリー「……これで最後か?」

バーザム「」ビューンビューン

アポリー「増援!?」ドウッ

アポリー「まずい!」

ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

クワトロ「大丈夫か、アポリー!」

アポリー「大尉!」

クワトロ「アポリー!退路のほうはどうなっている!?」

アポリー「敵右翼を突破しようとしたんですが敵が多くて……」

クワトロ「アクシズ艦隊が敵左翼に集中砲火を浴びせる。アポリーはそっちの援護を頼む」

アポリー「大尉は?」

クワトロ「私は追撃を食い止める!」

アポリー「…お気をつけて!」ドウッ

クワトロ「ああ!」ドウッ

ドゴス・ギア

オペレーター「!!」

オペレーター「沈黙を保っていたアクシズ艦隊に動きがあります!」

バスク「ここで動くか…!」

オペレーター「左翼に甚大な被害!どうされますか!?」

バスク「コロニーレーザーは!?」

オペレーター「現在70%!」

バスク「射角の変更は!?」

オペレーター「無理です!アレキサンドリア級の補助がありません!」

バスク「…左翼および中央部は遅滞戦術に徹して敵をコロニーレーザーの効果範囲に留めろ!」

バスク「右翼は敵艦隊の下部に潜り込んで範囲外の敵の撃滅にかかれ!」

バスク「もうエネルギーの充填は待たん!発射用意だ!」

オペレーター「はっ!」


アポリー「リックディアス隊は散開して敵艦にあたれ!味方の砲撃で落とされるんじゃないぞ!」

エゥーゴ兵「了解!」ドウッ

アポリー「このまま押し切れば…!」

エゥーゴ兵「アレキサンドリア級!?まずい!」

ビューンビューンビューンビューン

エゥーゴ兵「うわああああ!」ドカーン

ティターンズ兵「ここで食い止めれば!」ビューンビューン

マラサイ「」ドカーン

アポリー「くそっ、あれをやるぞ!援護を頼む!」

エゥーゴ兵「了解!」

ビューンビューン
ビューンビューン

アポリー「とてつもない弾幕……だが…!」

アポリー「そこだ!」ビューンビューン

エゥーゴ兵「ええい!」ビューンビューン

アレキサンドリア級「」ドカーン

アポリー「よしっ!」

コンマ下2桁

90以上艦隊が驚異の粘りでエゥーゴ艦隊を釘付けにした+アポリー中破
75-89かなりの数を留めた
50-74半分ほど取り逃した
20-49 7割方脱出された
00-19殆ど脱出された

下2

このコンマで次のエゥーゴ艦隊の判定とクワトロ&ハマーンの判定が変わります

コンマ99 クリティカル

ティターンズ兵「くそっ、艦が……!」

ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

ティターンズ兵「畜生!こんなのどうしろっていうんだよ!?」

ティターンズ兵「諦めるな!撃って撃って撃ちまくれ!そうすりゃ万に一つくらいは生き残れるかもしれねえ!」ビューンビューン

ティターンズ兵「……くそっ、生きて帰れたらバスクの野郎許さねえからな!」ビューンビューン

マラサイ「」ドカーン

ネモ「」ドカーン

ティターンズ兵「やったか!」ビューンビューン

ティターンズ兵「やればできるじゃねえか!」ビューンビューン

ビューンビューン

ティターンズ兵「何!?」ドカーン

アポリー「何としても退路を確保するぞ!」ビューンビューン

エゥーゴ兵「おう!」

リックディアス「」ドウッ

ティターンズ兵「……は、は」

ティターンズ兵「ここまでか……!」

ビューンビューン

リックディアス「」ドカーン

アポリー「何!?」

ヤザン「どけ、赤いの!」ビューンビューン

アポリー「ぐわあああああ!」

リックディアス右腕右足「」ドカーン

ヤザン「さて、Ζはどこだ?」

ヤザン「ダンケル、ラムサス、ついてこい!」ドウッ

ドゴス・ギア

オペレーター「発射準備完了しました!」

バスク「コロニーレーザー発射!」

カッ!

ゴオオオオオオオオオ!

ブライト「コロニーレーザー…………」

ブライト「…………っ!艦隊はどうなっている!?」

トーレス「…………反応は……無し…………殲滅です」

ブライト「…………!」ダンッ


ボーナス1は判定無しで範囲内のエゥーゴ艦隊の殲滅です。

ジュピトリス

ピキーン

うわああああああ!
何ぃ!?
くそっ、
ローラ…

ざ…ざ……ざざざざざざざざざ!!

ジェリド「ああ……また人が死んでいく……」

ジェリド「………………過去は変えられない。…………俺が人を殺したという過去は変わらない。人が死んだという過去は変わらない」

ジェリド「………………………………俺は一生消えない十字架を背負っていくだろう」

ジェリド「…………でも、だから、俺は未来を変える。死んでいったすべての人の望んだ未来に」

ジェリド「…………俺はもう止まらない。…………過去を振り返らない。全て俺が背負っていく」

ジェリド「…………後悔するのは、もう終わりだ」ポイッ


ボーナス2はジェリドのメンタル面の強化。鋼のメンタルを手に入れました。

アーガマ

ブライト「なんてことだ………なんてことだ………」

ブライト「…………っ!このままでは殲滅されるだけだ!撤退する!」

トーレス「りょ、了解!」

ブライト「艦隊はどの位残った!?」

トーレス「5割ほどに……文字通り消し飛んだのも多いですし、まずいですね」

ブライト「アクシズのほうは?」

トーレス「連絡を取ってみます」

トーレス「…………え!?何だって!?」

ブライト「何があった!?」

トーレス「……ハマーンとクワトロ大尉も出撃していたみたいで、それで、連絡が……取れないと……」

ブライト「なん……だと……」

少し前

コロニーレーザー前方宙域

クワトロ「数は多いが……」

バーザム「」ビューンビューン

バーザム「」ビューンビューン

クワトロ「あまり見くびってもらっては困る!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

バーザム「」ドカーン

クワトロ「アポリーはうまくやれるだろうか……」

ピキーン

クワトロ「ちいい!」

ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

クワトロ「ハマーンか!」

ハマーン「貴様一人では不十分だろう」

クワトロ「余計なお世話だ。だが、来たからには協力してもらうぞ」

ハマーン「ふん。精々足を引っ張らんようにな」ビューンビューン

クワトロ「そっち!」ビューンビューン

クワトロ「敵艦隊の動きが変わったか……」

ハマーン「シャア!何をしている!追うぞ!」

クワトロ「いや、まてハマーン。おかしいとは思わないか?」

ハマーン「………確かに、なぜあの艦隊は明後日の方向に向かっている?」

クワトロ「わからん。あちらの艦隊はエゥーゴ艦隊を追撃しているようだが…」

コンマ下2桁

50以上クワトロ気づかなかった
49以下クワトロ気づいた

下1

80以上ハマーン気付かなかった
79以下ハマーン気づいた

下2

この判定後直接の判定に入ります。

コンマ02,08

クワトロ「…………!!」

クワトロ「まさかバスク……味方ごと………っ!?」

クワトロ「まずいぞハ」

ピキーン

ハマーン「!?離脱だシャア!全速力で!」ドウッ

クワトロ「間に合うか!?」ドウッ

ピカッ!

クワトロ「!!」

ハマーン「っ!」

ゴオオオオオオオオ……!!


コンマ下2桁

70以上撃墜
69-40大破(判定小)
00-39大破(判定無し)

クワトロ 下2
ハマーン 下3

コンマ78,04

クワトロ(ちいい!このままではどちらも…………っ!)

クワトロ「っ!」ドウッ

ゴッギイン!!

ハマーン「うっ!?」

ハマーン「シャア!?何を…………っ!」

クワトロ(はは………なぜだろうな。なぜ私はハマーンを助けたのだろうな)

クワトロ(二人が死ぬよりどちらかでも生き残ったほうがいい。そして、偶々私のザクのほうが質量と加速度があった。そういうことだ)

クワトロ(…………いや、あるいは……………………)

クワトロ「……ハマーン」

クワトロ「              」

ゴオオオオオオオオ!



クワトロ『す………ハ……』

ハマーン「シャア?」

クワトロ『わ……き………』

ハマーン「…………シャア?」

クワトロ『も……………た。……と………む……った』

ハマーン「………………………………」

クワトロ『す……………』

ハマーン「………………………………あは」

クワトロ『さ…………ミ…………』

ハマーン「あはははははははははははははははははは!」

クワトロ『こ…………お……』

ハマーン「………………………………………………………………殺す」



ピキーン

アムロ「……そんな…………うそだ…………」

クワトロ『アムロ……すまない』

クワトロ『本当はわかっていた』

クワトロ『君を責めるべきではないということに』

アムロ「そんなこと………!」

クワトロ『私は一足先にララアのところへ行く』

クワトロ『最後に聞かせてくれ。私は君と分かりあえただろうか?』

アムロ「…………僕にはわからない」

アムロ「僕は君と分かり合うことができたのか?!」

アムロ「……人は、分かり合えるのか?!僕みたいな奴が、人と!」

クワトロ『……いや、きっと分かり合える。君が、ジェリドが、そう教えてくれた』

クワトロ『……お別れだアムロ。………この戦争を終わらせてくれ』

アムロ「シャア…………」


長らくお待たせして申し訳ありません。来週あたりには余裕ができるのですが、そこまでは不定期になってしまうと思います。ご了承ください。

ジュピトリス

ピキーン

シロッコ「ふふ……」

シロッコ「はっはっはっは!なりそこないにはふさわしい末路だ」

シロッコ「さて、ジャミトフはどう出るか…」



クワトロ『はは…私の力ではこの辺りが限界か…』

クワトロ『認めたくないものだな……』

クワトロ『済まない、アムロ。君ときちんと和解したかった……』

クワトロ『済まない、ハマーン。私は、私の責任に気づくことができなかった……』

クワトロ『……この世界に未練がないといえば嘘になる。だが、私は最後に希望を見つけることができた……』

クワトロ『ありがとう、アムロ、そしてジェリド。君たちは私に希望を与えてくれた』

クワトロ『……君たちに私の未来を託す』

クワトロ『……ララア…!…迎えに来てくれたのか……』

クワトロ『…………後は、任せた』



ジェリド「……ああ。任された」

アムロ「撤退命令…」

ロベルト「大尉!何してるんです!?撤退しましょう!」ドウッ

アムロ「…ああ」ギュルリンドウッ

アムロ「……シャア…………」


ハマーン「…………あはっ」

ハマーン「まずはティターンズを……いや、地球を滅ぼそうかな!」

ハマーン「アクシズを落として……そうすれば地球に魂を引かれている人たちもみんな地球ごといなくなるよね」

ハマーン「えへへ…大佐も喜んでくれるかな?」

ハマーン「大佐……シャア、見ていろ。シャアの願いは私が果たす!」

アクシズ兵「ハマーン様!エゥーゴが撤退していきますが、我が軍はいかがなさいますか!?」

ハマーン「我々も一度アクシズに戻って再編成を行う。エゥーゴにその旨を伝えておけ」

アクシズ兵「はっ!」

ハマーン「……エゥーゴにもいなくなってもらわなきゃね」


アーガマ

トーレス「!!グワダンより通信!」

ブライト「なんだ!?」

トーレス「アクシズ艦隊はアクシズに戻り再編成を行うとのこと!ハマーン・カーンは健在です!」

ブライト「そうか…よかった。しかし、クワトロ大尉は……」

ウィーン

アムロ「ブライトさん……」

ブライト「アムロ!無事で何より…」

アムロ「シャアは死にました」

ブライト「……な……」

アムロ「死んだんです。もう、彼が戻ってくることはないんです」

ブライト「………………」

アムロ「僕は何も……何も出来なかった。もし僕がちゃんとしていれば……」

ブライト「……!」バキッ

アムロ「!」ドサッ

ブライト「……僕がちゃんとしていれば、だと?」

ブライト「うぬぼれるな、アムロ!お前ひとりで一体何ができたというんだ!」

トーレス「ブライト艦長!」ガシッ

ブライト「そんなしみったれた顔をしたお前に何ができる!」

アムロ「………………」

サエグサ「艦長!」

ブライト「…………終わったことを悔いても何にもならないだろう!」

アムロ「!」

ブライト「俺だって悲しいさ!俺だって悔しいさ!司令官でありながら何もできなかった!」

ブライト「…………しかしだ、それを後悔したって、もしもの話をしたって、クワトロ大尉は帰ってこない。帰ってこないんだ!」

ブライト「……だったら、今すべきことは一つだ。違うか、アムロ」

アムロ「……そう……ですよね。そうですよね、ブライトさん。カツが死んで、シャアも死んだ。残った僕が、みんなの代わりに頑張らなくちゃならないんだ」

ブライト「……それがわかればいいんだ。アムロ、殴ってすまなかったな」

アムロ「いえ。殴られもせずに一人前になった奴なんていませんからね」

ゼダンの門

ジャミトフ「何!?バスクがエゥーゴ艦隊を撃滅しただと!?」

側近「確かな情報です」

ジャミトフ「ぬう……例の件は保留とする」

側近「はっ」

ウイーン

ジャミトフ「まさか成功するとはな……」

ジャミトフ「……リスクを取ってでも排除すべきか?」

ジュピトリス

シロッコ「しかし……シャア・アズナブルが消えたのは思わぬ収穫だったがバスクは生き残ったか……」

シロッコ「ふふ、まあいい。所詮はナンバーツーだ。ジャミトフさえ片付けばあとはどうとでもなる」

シロッコ「少し焦れったくはあるが……時を待つとしよう」


食堂

ピキーン

ジェリド「…これは……」

マウアー「どうかしたの?」

ジェリド「いや………」

マウアー「………何もない、わけないでしょう?」

ジェリド「……何か……何かを感じる……」

マウアー「何かって……ジェリドでもわからないの?」

ジェリド「いや……何か、言葉では言い表せないような……深淵に蟠る闇のような、そんなものを感じる」

マウアー「深淵なんて随分と大げさね?」

ジェリド「本当に底が見えないんだ」

マウアー「そんなもの、いったい誰が……」

ジェリド「わからない。ただ……知っているような、知らないような……知ってはいるのに、全くの別物のような…そんな気がする」

マウアー「ジェリド」ギュッ

ジェリド「なんだ?マウアー」

マウアー「……最近のジェリドはどこかに行ってしまいそうな顔をしているわ」

ジェリド「別にどこにも行きやしないさ。もっとも、上からの命令があれば別だがな」

マウアー「そういうことじゃないのよ。行ってしまいそうなのはあなたの心よ」

ジェリド「心?」

マウアー「……こんな風にニュータイプの力で人の思念を読み取っていたら、いつかあなたの言う深淵に引き込まれてしまうんじゃないかって」

マウアー「……それが怖いの」

ジェリド「大丈夫だ、マウアー。心配するな。俺の心は何処へも行きやしない。………いつでも、マウアーと一緒だ」

マウアー「ジェリド………」

ジェリド「だから……」

マウアー「……ええ。わかったわ、ジェリド。もう不安がったりしない。………私は、ジェリドの心の在りどころになる」

マウアー「もしジェリドが遠くに行っても、迷子になっても帰ってこられる、そんな在りどころに」

マウアー「だから、ジェリドは恐れずにどこまでも行って」

ジェリド「ああ。ありがとう、マウアー」

年末年始は山に行ったりで忙しく、間をあけてしまいました。申し訳ございません。

アーガマ

ウォン「そうか…クワトロ大尉が死んだか…」

ブライト「……ウォンさん、これから我々はどうするのですか?」

ブライト「今回の敗戦で彼我の戦力差は絶望的なものとなりました。……しかも、一発逆転のコロニーレーザーは敵の手中にある」

ブライト「………そんな我々に、何ができるというのです?」

ウォン「……これが単なる戦争ならば、落としどころを模索する時期だろうな」

ブライト「では……!」

ウォン「しかし、これはそう単純なものではない。この戦いは、我々スペースノイドの存続をかけた戦いでもある」

ウォン「抵抗をやめれば皆殺しだ。であれば、抵抗するほかあるまい」

ブライト「……では、当分はゲリラ的に戦うしかないでしょう」

ウォン「そうしてもらえれば助かる。敵の兵力をグラナダに集中されては困る」

ブライト「ところでウォンさん、クワトロ大尉の後は誰が……」

ウォン「ヘンケン中佐に頼もうと思う。彼は初期からエゥーゴで活躍している。彼以上の人材は今のエゥーゴにはいないだろう」

ブライト「ヘンケン中佐ですか。……確かに彼以上はいないでしょうね」

ウォン「うむ。では、エゥーゴ残存艦隊はグラナダ及びフォンブラウン、サイド2で修理、再編成を行う。頼んだぞ」

ブライト「はっ!」ピッ



ゼダンの門

バスク「失礼します、閣下」

ジャミトフ「バスクか。……今回の作戦、そのものは失敗だったとはいえ大戦果を挙げたようだな。……よくやった」

バスク「はっ、ありがとうございます」

ジャミトフ「敵はどうだ?」

バスク「はっ、これにより敵は戦力を相当数失ったものだと思われます」

ジャミトフ「うむ……ここからどう手を打つか…そろそろ降伏してもらいたいものだがな」

バスク「そのような生ぬるい対応が、スペースノイド共を増長させるのです。やるのなら徹底的にやるべきだ」

ジャミトフ「…強硬路線一辺倒なのもいかがなものとは思うがな」

バスク「少なくとも、グラナダが残っている限り奴らが降伏することはないでしょう。よって、グラナダをおとすのが最優先となる」

ジャミトフ「グラナダは難攻不落だ。できるのか?」

バスク「何もすぐにというわけではありません。まず、サイド2、フォンブラウン、これらの重要拠点を占拠し、前線基地とします」

バスク「そして、そこに艦隊を集結させ、圧倒的な物量でグラナダを落とす」

バスク「前回のように艦隊決戦を挑む必要はもう無い。前回と同じ轍は踏みません」

ジャミトフ「なるほど……いいだろう、やってみろ」

バスク「はっ!」

バスク「では、失礼します」

ウイーン

ジャミトフ「複数のチャンネルから降伏を呼び掛けろ」

側近「はっ」

ジャミトフ「ジオンの残党もいるというのだ、この戦争が終ろうが問題あるまい」

ジャミトフ「バスクに何もかも破壊されてからでは遅い。今のうちに手は打っておかねばな……」

長いこと放置してしまい申し訳ありません。

数週間後

サイド2

ティターンズ兵「うわあああああ!」ドカーン

アムロ「そっち!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

バーザム「」ドカーン

アポリー「大尉!爆弾のセットは完了しました!」

アムロ「よし、撤退する。アーガマ、撤退信号を頼む」ギュルリンドウッ


ドゴス・ギア

バスク「何?また襲撃を受けただと?」

ティターンズ兵「はっ、これで今週2度目です」

バスク「馬鹿者!」バキッ

ティターンズ兵「うっ……!」

バスク「なぜそう何度も敵の攻撃を食らう!」

ティターンズ兵「…敵は神出鬼没で、こちらの戦力が薄いところを狙ってきています」

ティターンズ兵「それに、グラナダ侵攻の準備のために十分な対策はとれません!」

バスク「ぬう……忌々しいスペースノイド共め……!」

バスク「…だが、いよいよ奴らもこのような手に出るほかなくなったということか」

バスク「グラナダ侵攻の準備が最優先だ。敵の襲撃に備え資材、装備を厳重な守りに置くよう手配しろ」

オペレーター「はっ!」

バスク「……コロニーレーザーの修理は済んだか?」

オペレーター「はっ、コロニーレーザーでありますか……?今度の作戦では使用しないのでは?」

バスク「軍の状況はできる限り把握しておきたい」

オペレーター「そういうことでしたか。少しお待ちください……ええと、現在は修理は終わっているようです。ゼダンの門での記録があります」

バスク「ゼダンの門か…………」

バスク「……ヤザンを呼べ」

オペレーター「はっ!」

バスク「閣下はどうもこの兵器が好かんようだが……」

バスク「その甘さが命取りだ。使えるものは使わなければなァ」


グラナダ

ブライト「ここ二週間で敵の集積所8か所を襲撃しましたが、依然として敵の侵攻計画は進行中です。正直なところ、焼け石に水といったところでしょうか」

ブライト「サイド2撤退戦でもう少し時間を稼げればよかったのですが……」

ウォン「一分でも一秒でも稼げればそれでいい。いずれにしろ、今の我々にサイド2まで保持できる力はないのだからな」

ヘンケン「これ以上スペースノイドの支持を失わないためにも、サイド2の放棄は必要だった。仕方ないさ」

ヘンケン「それよりも、今日は重要な議題がある。ここ数日、ティターンズが複数の線から降伏を呼びかけている」

ウォン「我々は降伏などしない!降伏したところで結果は同じだ!」

ブライト「ウォンさん、あまり熱くならないでください」

ウォン「……しかし、事実だ!」

メラニー「……このタイミングでの降伏勧告……ヘンケン中佐はどう見る?」

ヘンケン「難しいところですね。敵のこれ以上被害を出したくないという意思の表れと見るのが妥当な線ではありますが……」

ブライト「しかし、敵の今までの行動と照らし合わせると違和感があります」

ウォン「そうだ。奴らはスペースノイドに対して手加減などしない。降伏勧告などするものか」

ヘンケン「降伏した後にやられるという線も考えられるか……」

ブライト「敵にはコロニーレーザーがあるのを考えると……」

メラニー「私としては発信元がゼダンの門だというところに注目したい」

ヘンケン「ゼダンの門といえば、ティターンズの宇宙での最大の拠点ですが……」

メラニー「となれば、送り主はかなり上層の人間だと考えられる。前線指揮官ならばサイド2にいることだろう」

ヘンケン「即ち、送り主はジャミトフというわけですか」

ウォン「確か、ティターンズの実質的なトップは強硬派だったな」

ヘンケン「つまり、敵も一枚岩ではないと?」

メラニー「憶測に過ぎないがな」

ウォン「だとしても、この降伏を受け入れるわけにはいかん」

ブライト「では、防衛計画の策定について現場からの改良案を……」

メラニー「ジャミトフ……これは悪手だったな」



ゼダンの門

ジュピトリス

シロッコ「なるほど……それで君が護衛のためにこちらに派遣されたというわけか」

ヤザン「ああそうだ。こっちに来るなら一度顔を合わせておこうと思ってな」

シロッコ「ほう……君は私についてどう思っている?」

ヤザン「それを見極めに来た」

シロッコ「ふっ……私の目的は単純なことだ。私はただ、この凝り固まった現状をどうにかしたいだけだ」

ヤザン「…………」

シロッコ「地球に既得権益を持つ者たちと宇宙に住まう貧しい者たち、宇宙世紀とは結局のところこの二者の対立の世紀にすぎん」

シロッコ「私はそれらの構造をすべて無に帰そうとしているのだ」

ヤザン「……そのあとには何が残る?」

シロッコ「何も、というわけにはいかんさ。混沌、そして闘争だけが残る。強き者が弱き者を食らう、そんな時代が来ることだろう」

シロッコ「……だから私は君を呼んだ」

ヤザン「…………」

シロッコ「…………」

ヤザン「…………ふっ……はっはっはっはっは!!」

ヤザン「……いいだろう、気に入った。俺はお前につく。そっちのほうが面白そうだ」

シロッコ「ふっふっふ、退屈はさせないと約束する」

ヤザン「ああ、楽しみにしてるぜ」ウイーン

シロッコ「…………ふふ……はっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」

シロッコ「バスクもいいものをくれる……あとで後悔しないことだ」

オーガスタ

フランクリン「いよいよTR-6の開発も大詰めか……」

フランクリン「…………しかし、これは世に出していいものなのだろうか……」

フランクリン「………以前の私ならこんなことは考えなかっただろうな」

フランクリン「…………大切なものは、失ってから始めてその大切さに気付くというが……それは私にも当てはまったということか」

フランクリン「……今となってはもう遅いが…………それでも…………」

フランクリン「…………いや……………………」

研究員「主任!間もなく第三フェイズを開始しますが…」

フランクリン「すぐに行く」


スードリ

ウッダー「あれだけ激しかったレジスタンスの活動がぱったりとやみましたが、少佐はどうみますか?」

ブラン「敵は宇宙に戦力を集中させたと見たな。そろそろエゥーゴも終わりだろう」

ウッダー「確かにティターンズの艦隊がサイド2に集結していると聞きますな」

ブラン「決着は宇宙で、ということだろう」

ウッダー「それでは我々も宇宙へ?」

ブラン「いや、それはないな」

ウッダー「なぜです?」

ブラン「宇宙ではアッシマーは使えんからな」

ウッダー「…………」

ブラン「……冗談だ」



ジュピトリス

シロッコ『私の使命は、重力に魂を引かれた人々を解放することだと思っている』

ジェリド「………シロッコの目的はなんだ…?」

ジャミトフ『私はただ地球環境を守りたいだけだ』

ジェリド「………ジャミトフにつき従うだけでいいのか……?」

『…俺はいつか、この手にすべてを掴んで見せる!』

エマ『私たちのようになる人のいない、平和な世界を。ジェリド。私の分まで…頑張って…』

ジェリド「俺のすべきこと…………」

マウアー『私もジェリドを守って見せるさ』

ジェリド「俺の、したいことは…………」

ジェリド「……………………」


1.シロッコの目的を探る
2.ジャミトフと腰を据えて話してみる(シロッコにばれる危険(低確率)あり)
3.ジャミトフにシロッコの企てを報告する(シロッコにばれる危険(低確率)あり)
4.マウアーを特訓する

多数決下5まで

ジェリド「俺の目的…争いのない、平和な世界を作るためにはジャミトフに従っているだけでいいのか」

ジェリド「…一度腰を据えて話すべきだな」

ジェリド「そうとは言ってもどうやって会うか……」

ジェリド「アポなしでは会うことはできないだろう。前にもらった連絡先を使うとして……」

ジェリド「……ジュピトリスの通信設備はすべて盗聴されていると考えたほうがいい。どうにかしてゼダンの門まで行ければ…………」

ジェリド「口実は……フライルーの調整、あるいは戦闘データ関係……最近の演習データをフランクリン博士に渡せばいいか」

ジェリド「あとは………シロッコを騙しきれるかどうか……!」

ブリッジ

ジェリド「失礼します」ウイーン

シロッコ「む?ジェリドか。いったい何の用かね?」

ジェリド「ゼダンの門に用がある。行ってもいいだろうか?」

シロッコ「ほう……ゼダンの門……」

シロッコ「では、いったい何の用か教えてもらおうか」

ピキーン

ジェリド(来た……!)

ジェリド「…………実は、フライルーの新装備について、前回の戦闘データをもととした再調整が必要となった」

ジェリド「その関係でゼダンの門の工廠に出向かなければならないというわけだ」

シロッコ「ふむ…………」

シロッコ「……そういえば、ゼダンの門にはジャミトフが来ているな」

ジェリド「…………早まって殺すようなことはしない。時代の流れが機会を運んできてくれるまで待つ。そう大尉が仰ったはずだ」

シロッコ「……………………」

コンマ下2桁

11以上無事に出発できた
5-10若干の不信感を持たれたが、出発できた
00-4かなりの不信感を抱かれ、出発できなかった

下2

コンマ58

シロッコ「……………………」

シロッコ(特に何かは感じない、か………)

シロッコ「いいだろう、許可する」

ジェリド「ありがとうございます」

シロッコ「最近、私への追い風が一層強まったように感じる。君のMSの強化もその一環だろう」

シロッコ「ジェリド。我々の時代は近い」

ジェリド「………自分は自分のすべきことをするのみです。では」ウイーン

シロッコ「ふむ…………」

シロッコ「ジェリドが強化されればヤザンと合わせて大きな戦力となる」

シロッコ「サラは少し不安定だが……問題あるまい」

シロッコ「シドレはどうにも私に靡かんようだが………かくなる上は……ふっふっふ………」

シロッコ「まあいい。シドレが使い物にならなくてもどうにでもなる」

シロッコ「……強力なバックが付いたのだからな」

シロッコ「ふっふっふっふっふっふっふっふっ!」

ゼダンの門

側近「ジェリド中尉がお見えです」

ジャミトフ「通せ」

側近「はっ」

ジェリド「失礼します」ウイーン

ジャミトフ「話があるということだったが………何の用かね?」

ジャミトフ「シロッコについてか、それとも違う何かか…………」

ジャミトフ「私とて暇ではない。手短に頼むぞ」

1.とりあえずシロッコのことを話す
2.まずはジャミトフの思想について詳しく聞く
3.自分の思想を話してみる

多数決下4まで(同数の場合+1まで)

5分後からとります。

今回が最後のジャミトフ説得チャンスとなります。
最後ということでかなり複雑に分岐させたので、こまめに安価をとります。
選択肢によって最終的な説得成功率が変わります。また、場合によっては判定までたどり着けないこともあります。
分岐は最大で4回ほどです。


2

ジェリド「…いつも自分の話をしてばかりでしたので、今日は閣下の話をお聞かせ願いたいと思い、来ました」

ジャミトフ「私の話か…………」

ジェリド「はい。閣下の思想をお聞かせください」

ジャミトフ「…………いいだろう」

ジャミトフ「中尉。私の目的が何か知っているか?」

ジェリド「……地球環境の保全、だったと記憶しています」

ジャミトフ「そうだ。私の目的は地球環境の保全、ただそれだけだ」

ジャミトフ「…………この年まで生きると、見たくもないものを多く見ることになる」

ジャミトフ「腐敗した政治家、政府高官、軍人。モラルを失った研究者たち…………」

ジャミトフ「軍隊という組織の一員として、それらとかかわってきた…………」

ジャミトフ「そのような人の暗い部分を見せつけられた私は、安らぎを求めるようになった」

ジャミトフ「中尉。わかるかね」

ジャミトフ「地球だ。私は地球とその自然とに安らぎを見出した」

ジャミトフ「愚かで矮小な人間たちに対して、我らの母たる地球は、自然は、かくも美しく、かくも雄大なのかと」

ジャミトフ「その時、私は悟ったのだ。我々人類はこの母なる大地への友愛と敬意を怠ってはならないと」

ジャミトフ「この地球を失えば、我らは宇宙の孤児と化すのだと」

ジェリド「…………」

ジャミトフ「…………それだというのに、愚かな人々はそれに気づかなかった」

ジャミトフ「自分の私利私欲のために、地球環境を破壊し、なおも星に居座ろうとする」

ジャミトフ「毎年のようにおびただしい量の熱帯雨林が伐採され、奴らの私腹を肥やすプランテーションが築かれている」

ジャミトフ「宝飾品として罪なき動物たちが不当に狩猟され、人類の暮らしをよりよくするという名目のもとに多数の動植物が居場所を失っている」

ジャミトフ「そうして地球を傷つけ既得権益を得た者たちは、声を大にして叫ぶのだ」

ジャミトフ「我らの母なる地球を守るのだとな」

ジャミトフ「地球を守るという名目で、奴らは民衆を宇宙へと送る。このまま地球に人口が集中しては環境に負荷がかかりすぎだといってな」

ジャミトフ「…………ふざけるな!真に地球を傷つけているのは貴様らではないか!」

ジャミトフ「いつまでも赤子のように地球に寄生し続けて……!」

ジャミトフ「既に人類の一部は自立して宇宙へと飛び立っているというのに…!」

ジャミトフ「…………だから私は決意したのだ。あの腐った者たちを排除し、地球環境を守ると」

ジャミトフ「そのために私はティターンズを作った。あの艦力者たちを合法的に排除できるような、そんな力を得るために」

ジャミトフ「………ティターンズが戦争を行えば、地球の経済は疲弊する。そして、その疲弊した経済は、やがて地球上に飢餓をもたらす」

ジャミトフ「そうすれば、地球上からあの寄生虫共を根絶やしにすることができる。そのためのティターンズだ」

ジェリド「……………………」

1.即座に反論する
2.一度肯定してみる
3.ここでニュータイプ論を説いてみる

多数決下3まで

2

ジェリド「…………確かに、閣下の仰る通りかもしれません」

ジェリド「地球環境を傷つけて私腹を肥やす、そのような者たちは、排除されなければならないのかもしれない」

ジェリド「…………例え、どんな手を使ったとしても」

ジャミトフ「……………………」

1.このまま肯定路線で行ってみる
2.ジャミトフの考えに対する自分の意見を述べてみる
3.ここでニュータイプ論を説く

多数決下3まで

3

ジェリド「………しかし、しかしです」

ジェリド「ジャミトフ閣下。自分は閣下の考えに全面的に賛同することはできません」

ジャミトフ「……ほう」

ジェリド「…………例え、どんなに素晴らしい理念を持っていたとしても、その手段に闘争を用いてしまってはダメなんだ」

ジェリド「……人を傷つけて成し遂げた理念は、その純粋さを失ってドロドロとした憎しみの連鎖へと引き込まれて行ってしまう……!」

ジェリド「それでは、閣下も、民衆も、そして地球も、誰一人救われない!」

ジャミトフ「…………では、どうすればよいというのだ!」

ジャミトフ「お得意のニュータイプですべてが片付くとでも思っているのか!?そんなわけがない!中尉のそれは理想論にすぎん!」

ジャミトフ「必要なのは手の届かぬ理想などではなく、現実的な手段なのだ!」

ジェリド「……確かに、自分の言うニュータイプ論は理想論に聞こえるかもしれません」

ジェリド「……ただ、理想、というのは、いつから手の届かないものになってしまったんでしょうか」

ジェリド「理想といわれると、それは手の届かない、追い求めても達成できないもののように思える」

ジェリド「しかし、本当に手が届かないのだろうか」

ジェリド「あと一歩、手を伸ばせば、つかめる位置にあるものなのではないだろうか。手を伸ばさないだけなのではないだろうか」

ジェリド「…………それは、理想という言葉を空想という枠に押し込めて、それを掴む努力を怠るのと同じことだ」

ジャミトフ「中尉…!」

ジェリド「……閣下は、自分に閣下の地球に対する友愛と敬愛の気持ちとを伝えてくれました」

ジェリド「もうすでに、閣下はその一歩を踏み出しているのです」

ジェリド「……………………」

ジェリド「…………俺は、いままで戦ってきて、悩んで、相談して、また悩んで、相談して」

ジェリド「そうしてきて、ようやく気づいたことがあります」

ジャミトフ「…………それは、なんだ?」

ジェリド「俺は、これまでニュータイプのことを、自分の意思を人に伝える力だと思ってきました」

ジェリド「だから、その力がある自分は、それをする義務がある、しなければならない、と」

ジェリド「……しかし、それは過ちでした。驕りでもありました。それはある意味、自分を特別な存在だと認識しているということだからです」

ジェリド「……………ニュータイプだから伝えるのではない。伝えるからニュータイプなんです」

ジェリド「……伝えようと思うから、ニュータイプなんです」

ジェリド「……閣下。閣下はもう、知ったはずです。それが、どういうことなのかということを…………!」

コンマ下2桁

90以上ジャミトフ、まさかのNTに覚醒
40-89ジャミトフ、NT論に目覚める
00-39少しは理解を示してくれた

下2

前々スレ1000のボーナスで+10されています

週末は泊まり込みで投下できませんでした。すみません。

コンマ25

ジャミトフ「…………わかってはいる。わかってはいるのだ…………」

ジェリド「……閣下?」

ジャミトフ「…………確かに、中尉の言うように私の計画は負の連鎖を断ち切ることはできないかもしれん」

ジャミトフ「私のこの想いを皆に伝え、それによって地球が守られるとするならばどんなに素晴らしいことか…………」

ジェリド「…………」

ジャミトフ「…………しかしだ、同時に私はこうも思ってしまうのだ」

ジャミトフ「そんなことではあの腐った連中は変わらないとな」

ジャミトフ「今私がそうしたとしても、連中はうわべだけ繕って本質的には何も変わることはない」

ジャミトフ「幸か不幸か、私はそれを知ってしまったのだからな」

ジャミトフ「だから、私はこの計画を止めるわけにはいかんのだ。私は残りの人生すべてをかけて計画を成就させると誓ったのだ」

ジェリド「閣下…………」

ジャミトフ「今は私の、私たちの時間なのだ。ならば、私のやり方でやるほかないだろう………………………………だが…………」

ジャミトフ「………もし、私や連中、老人の時代が終わり、中尉のような若者たちの時代が来れば……………………」

ジャミトフ「…………」

ジェリド「…………」

ジェリド「閣下、このような話を聞いていただき感謝します」

ジャミトフ「いや、私にとっても有意義な時間だった」

ジェリド「…………」

多数決下3

1.やはりジャミトフについていくべきだ。シロッコのことを伝えよう(ジャミトフ暗殺失敗率上昇)
2.…………まだ確信が持てない。シロッコのことは伏せておこう(暗殺時にジェリドの介入の余地大)

1

ジェリド「………閣下。重大な情報があります」

ジャミトフ「今度はなんだ?」

ジェリド「…………シロッコは閣下の暗殺を企てています」

ジャミトフ「何!?それは本当か!?」

ジェリド「はい。確かに奴の口から聞きました」

ジャミトフ「…………シロッコ……!信用のできん男だと思ってはいたが……よもやそれほどとは…………!」

ジャミトフ「詳細な計画はわかるか?」

ジェリド「時が来たら伝える、としか…………」

ジャミトフ「…………シロッコもティターンズ内でそれなりの地位を築いている。排除すれば、少なくない反感を買うはずだ」

ジャミトフ「………実行の際に奴をおさえるしかあるまいか………」

ジェリド「私は実行の際にはシロッコと一緒に行くことになっています。……どういう形でかはわかりませんが……」

ジャミトフ「では、できるだけその場に居合わせられるように努力してくれ。私も常に警護をつけるようにする」

ジェリド「わかりました。閣下、どうかお気をつけて」

ジャミトフ「中尉もな。奴に悟られれば一巻の終わりだ。十二分に気をつけてくれ」

ジェリド「はい。では」ウイーン

ジェリド(ジャミトフ……奴についていけば、いつかは…………!)

ジャミトフ「ジェリド中尉……ようやく良い部下を持ったな…………」

ジャミトフ「……警護の要請を」

側近「はっ」

ジャミトフ「バスクにシロッコ……増長する輩の多いことだ…………」

ジャミトフ「特にシロッコ。最近、急速に勢力を増しているようだが…………奴の背後には何があるのだ?」

グラナダ

ウォン「防衛計画のほうはどうなっている?」

ヘンケン「はい、ここ最近の敵の動きを見るに、奴らはサイド2を拠点としてそのままグラナダの攻略に移ろうとしているものだと思われます」

ヘンケン「ついては、グラナダ周辺宙域が決戦場になるものかと」

ウォン「それで?ティターンズ艦隊からグラナダを守る策は!?」

ヘンケン「………正直なところ、戦力的には厳しいものがあります。何せ、我々にはパイロットが足りない」

ヘンケン「加えて、パイロットを増員しようにも、エゥーゴは民衆の支持を失いつつある」

ウォン「………手詰まり、ということか?」

ヘンケン「………サイド2を強行偵察したアーガマからの情報です。彼我の戦力差は少なくとも3倍。普通にやっては勝てません」

ウォン「……………………」

ヘンケン「………最悪の事態に備え、メラニー会長をはじめ、重要人物はフォンブラウンに…………」

ウォン「…………私は残る」

ヘンケン「ウォンさん?」

ウォン「私は残るといっているのだ。でなければ示しがつかん」

ヘンケン「しかし…………」

ウォン「その憂いを無くすのがお前たちの役割だ。私は我々の作ったこの軍隊を信じる」

ヘンケン「…………わかりました。やってやりましょう」

ウォン「その意気だ、ヘンケン中佐」

ウォン「しかし……戦力差は3倍といったが、それをどうにかするためのアクシズではなかったのか?アクシズはどうした」

ヘンケン「それが………前回の戦いから連絡がつかないのです。単に再編成中なのか、はたまた寝返ったのか…………」

ウォン「………いや、寝返ったということはないだろう。ティターンズはジオン残党狩りのための組織だ。組む理由がない」

ヘンケン「少なくとも敵についていないのは不幸中の幸いですな」

ウォン「そうだな。………何か戦力差をひっくり返せるものがあれば……あの時何としてもコロニーレーザーを手に入れたかったものだ………!」

ヘンケン「ないものねだりしても仕方がありません。我々は、防衛側の利を生かしてどうにかするしかないでしょう」

ウォン「やはりそれしかないか…………」

ヘンケン「やれることはやっておきましょう。決戦は近い…………」


フォンブラウン


メラニー「何?ウォン・リーは残る?………そうか、わかった。引き続き防衛の強化だ。頼むぞ」ピッ

メラニー「エゥーゴも苦しいな…………」

メラニー「…………」ピッ

メラニー「支援の強化だ」ピッ

メラニー「……………………」

アーガマ

アポリー「流石にティターンズの戦力も結集してきたみたいだったな」

ロベルト「あれがグラナダに来ると考えると………なかなかのものがあるな…………」

アポリー「……あれ以来アクシズも音沙汰なしだしな……」

ロベルト「クワトロ大尉が生きていたらなあ…………」

アポリー「…アムロ大尉も言ってただろう。もうクワトロ大尉は死んじまったんだ」

アポリー「たらればを言っても仕方ない」

ロベルト「…切り替えなきゃならんとは思っているんだがな…………」

ロベルト「やっぱり、大尉の分まで俺たちが頑張らなきゃか」

アポリー「そういうことだ。よし、飯でも食うか」

ロベルト「おう」

アポリー「…………」

ロベルト「なんだ?行かないのか?」

アポリー「いや、あれ以来、アムロ大尉が何だかなあ…………」


自室


アムロ「……………………」

アムロ「シャア…………」

アムロ「僕は…………わからない…………」

アムロ「僕は…………人は……いつか分かり合えるって…………」

アムロ「でも……………………」

アムロ「僕は…………僕が今までやってきたのは……………………」

アナタガ、コロシタ

アムロ「やってきたのは…………」

コロシタ

マタコロシタ

アムロ「…………………………………………………………………………………………………………ただの、人殺しなんだ」

ゼダンの門

ジャミトフ「ということで、ジュピトリスにはグラナダ攻略に参加してもらう」

シロッコ「謹んでお受けさせていただきます、閣下」

ジャミトフ「…………では、貴公らの活躍に期待する」

シロッコ「はっ!………………………………閣下」

ジャミトフ「何か?」

シロッコ「…………私は、ティターンズの目的は地球に魂を縛られた人々の開放にあると考えています」

ジャミトフ「……………………」

シロッコ「…………きっと閣下もそのようにお考えになっているはずだ」

シロッコ「しかし、バスクは違う」

ジャミトフ「……………………!」

シロッコ「だから私を送り込む」

ジャミトフ「…………たとえ私がそうだとして、何だというのだ?」

シロッコ「ふふ……私は同志ということです、閣下」

ジャミトフ「…………確かに、私の目的は地球上の人類の浄化にある」

ジャミトフ「………しかし、このことは貴公ごときに手に負える問題ではあるまい」

シロッコ「……………………私では?」

ジャミトフ「……私ですら、そのためにティターンズを作り、それでもなお未だに実現できていないのだからな」

シロッコ「…………わかりました、閣下。私は私の役割を果たすとします」

シロッコ「では」ピッウイーン

ジャミトフ「………………」

ジャミトフ「シロッコ………やはり危険だな。早く始末したいが…………」

ジャミトフ「……奴の計画を知りながら自然にふるまうのもなかなか難しいものだ」

ジャミトフ「……せいぜいバスクと潰し合ってくれればいいが…………」



シロッコ「…………ふっはっはっはっはっはっはっはっは!」

シロッコ「ジャミトフは私とバスクを潰し合わせたいようだが…………」

シロッコ「最早バスクなど相手にすらならんよ」

シロッコ「“杖”も手に入れた。使うことがなければいいが…………保険は大事だ」


ジュピトリス

バスク「では、ジュピトリスはコロニーレーザーを護衛し、サイド2まで来い」

シロッコ「承知しました、バスク大佐殿」ピッ

シロッコ「…………よし、ジュピトリスはサイド2に向け出港だ!」


ゼダンの門

ジャミトフ「何!?コロニーレーザーがサイド2へ!?」

ジャミトフ「………バスクめ……!」

ジャミトフ「…………コンペイトウでの試験はどうなっている?」

側近「最終試験に入っています」


グラナダ

ヘンケン「何!?コンペイトウの監視施設が壊滅した!?」

エゥーゴ兵「はい。岩石帯の施設から襲撃を受けているとの通信の後、連絡が途絶えました」

ヘンケン「くそ………!コンペイトウの艦隊まで動き出したか……!」

エゥーゴ兵「ヘンケン中佐!」ウイーン

ヘンケン「今度はなんだ!」

エゥーゴ兵「ジュピトリスがゼダンの門から動きました!」

ヘンケン「なんだと!?」

ヘンケン「ティターンズはほぼ全戦力を投入するというのか…………!」

エゥーゴ兵「それだけではありません!」

エゥーゴ兵「コロニーレーザーも動き出したと…………!」

ヘンケン「な…………に…………」


フォンブラウン

メラニー「これで決まりか?」


ジュピトリス

ジェリド「いよいよ最終決戦か…………」

ジェリド「サイド2までにできることは…………」

1.サラと話す
2.シドレと話す
3.マウアーの特訓
4.サラ&シドレの特訓
5.シロッコと話す

多数決下3まで

5

ジェリド「失礼します」ウイーン

シロッコ「……ジェリドか。いよいよ最終決戦だが……その前に話をしたいというわけか」

ジェリド「……そうだ。大尉、あなたはかつてジャミトフの目的は地球に魂を縛られた人々の開放にあると言った」

ジェリド「……そして、それを知りながらもあなたはティターンズに入った」

ジェリド「では大尉、あなたの目的はいったいなんだ?」

シロッコ「…………ふっ」

シロッコ「君にはかなわないな。今まで話してこなかったが………ジェリド、君には話すとしよう」

シロッコ「ジェリド。君は、今の人類についてどう感じる?」

ジェリド「…………いつまでも人類同士で争っている……」

シロッコ「そうだ。愚かな人類は同族同士で争い、いつまでたっても成長しない」

シロッコ「だが、その人類にもようやくメシアが現れた。迷える子羊を導く救世主がな」

ジェリド「………………」

シロッコ「そうだ。それが我々なのだよ」

シロッコ「……私は、長く木星圏にいた。……人類の発展の最前線に私はいたのだ。外宇宙にさえ手が届く場所に」

シロッコ「…………しかし、愚かな人々は私をそこに捨て置いた!」

シロッコ「人類は、私を開拓者ではなく単なる戦争の道具にまで貶めたのだ!」

シロッコ「羽を広げ飛び立てば新たな世界があるというのに、いつまでも巣立つことができず、発展のためのエネルギーをくだらん争いに使う愚かしさ!」

シロッコ「だから、だからこそ、我々のような優れた人間が、人類を導いてやらねばならんのだ!」

ジェリド「…………だから、あなたはティターンズを欲した…………」

シロッコ「そうだ!愚かな人間によって率いられたのではだめなのだよ。優れた人間が上に立ってこそ、組織は正しい力を発揮できるのだ」

シロッコ「ティターンズにしても、人類にしてもな」

シロッコ「そして、なぜ私が女性を重用するかもわかるだろう」

シロッコ「人類は母である地球から離れて宇宙へ飛び立っていかねばならない」

シロッコ「そして、母というのは人を産みだすものだ」

シロッコ「そう。地球の本質とは母。即ち、女性なのだよ」

シロッコ「我々には地球にかわる母が必要となる。だから私はこれからは女性の時代が来るといったのだ」

シロッコ「ふふ……こんなにも話したのは君が初めてだ。私の目的はわかってもらえただろうか?」

ジェリド「…………ああ」

シロッコ「…………この目的を達成するためにも、私には君が必要だ。ジェリド。改めて私に協力してくれ」サッ

ジェリド「…………もちろんです」ギュッ

ピキーン

ジェリド「……………………」

ジェリド「……ありがとうございました。では」ウイーン


ジェリド「……シロッコ……大層な目的があるようで、実は何もない…………?」

ジェリド「シロッコは………いったいなぜ…………」

ジェリド「いや、しかし……さっきの話はほとんどが空虚だったが…………」

ジェリド「………どこかに奴の心を感じたのは…………?」


サイド2

バスク「ティターンズの将兵諸君!今日という日は我々ティターンズにとって記念すべき日となる!」

バスク「そう、宇宙に巣食うスペースノイドどもを殲滅する日が来たのだ!」

バスク「今日という日をどれほど待ちわびたことか……!」

バスク「…………作戦目標はグラナダ!ありとあらゆる手を使い、あのエゥーゴの根城を叩き潰す!」

バスク「総員、戦闘準備!」



シロッコ「素晴らしい演説でした、大佐」

バスク「シロッコ。ジュピトリスには中核としての活躍を期待している」

シロッコ「お任せください」

バスク「…………シロッコ、貴公の気に食わんところはその態度だと前にも言ったはずだ」

シロッコ「ふふ……そうでしたか。それは失礼」

バスク「ははは…………その態度がいつか身を滅ぼさんといいな」

シロッコ「弁えています。では」ウイーン

バスク「シロッコ………貴様も今日で終わりだ。エゥーゴと共に消えてもらわねばな」

シロッコ「ふっふっふ…………そう貴様の思い通りにはいかんよ」


グラナダ

ヘンケン「……我々は今まさに苦境にある」

ヘンケン「ティターンズの大艦隊がすぐそこまで迫り、我々の戦力は少ない」

ヘンケン「これは、勝てる戦いではないかもしれん…………」

ヘンケン「…………しかし、しかしだ!我々エゥーゴは敵に後ろは見せない!」

ヘンケン「最後まで戦い抜く!」

ヘンケン「……なぜなら、我々には強い信念があるからだ」

ヘンケン「ここには、様々な出自の兵がいる。かつての一年戦争を連邦軍として戦った者、ジオンとして戦った者」

ヘンケン「一年戦争後に連邦軍に入った者…………その中にも、初めからエゥーゴに参画した者もいれば、途中で入った者もいる」

ヘンケン「そんな、違った者たちが今ここに集まっている理由…………それは、我々は我々の正義を信じているからだ!」

ヘンケン「エゥーゴの将兵諸君!胸に手を当て、今一度思い起こしてほしい。我々の信念を、エゥーゴとしての誇りを……!」

ヘンケン「……………………」

ヘンケン「総員、戦闘準備にかかれ!」


ヘンケン「柄にもないことをしてしまったな…………」

ブライト「立派な演説でしたよ、ヘンケン中佐」

ウォン「いまや兵の士気は最高潮だ。これなら勝てる」

ヘンケン「本当はアムロ大尉からも一言ほしかったんだがな…………」


ジュピトリス

シロッコ「ふむ…………かなり前線の配置か…………」

格納庫

整備士「中尉!フルドトⅡはどうしますか!?」

ジェリド「とりあえず、つけられるものはつけておいてくれ!」

整備士「了解です!」

マウアー「いよいよね、ジェリド」

ジェリド「……ああ。おそらく最後の戦いだ」

マウアー「ジェリド……どうか…………」

ジェリド「マウアー…………」

シロッコ『間もなくだ!総員、第一種戦闘配置!』

ジェリド「…………」

マウアー「ジェリド、気をつけて」

ジェリド「マウアーもな」


アーガマ

トーレス「哨戒レーダーに反応あり!来ました!」

ブラウン「モビルスーツはまだ出すな!初手の奇襲砲撃で敵戦力を削ってから出す!」

ブラウン「砲撃用意!」

格納庫

アムロ「ガンダム………僕は…………」

ブライト『第一種戦闘配置につけ!』

アムロ「……それでも僕は戦わなくちゃいけないんだ」

ブラウン→ブライト

ドゴス・ギア

オペレーター「レーダーに反応多数!」

バスク「デブリと機雷、か…………」

バスク「薄汚いスペースノイド共が好みそうな作戦だな」

バスク「前回はしてやられたが、今回は規模が違う」

バスク「それが貴様らの誤算だ」

バスク「……各艦に通達。砲撃を開始せよ!デブリと機雷をすべて叩き落せ!」


ビューンビューンビューンビューンビューンビューンビューンビューン
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ビューンビューンビューンビューンビューンビューンビューンビューン

ラーディッシュ

オペレーター「ヘンケン艦長!『悪魔の花園』が!」

ヘンケン「くそっ!こっちが丹精込めて作った陣地だってのに!」

ヘンケン「…………ものの見事に引っかかってくれた!」

オペレーター「艦長!どうしますか!?」

ヘンケン「……まだだ、まだ引き付ける……!」


アーガマ

トーレス「ティターンズ艦隊先鋒、メガ粒子砲の射程内です!」

ブライト「焦るな…………まだだ…………」

サエグサ「艦長!」

ブライト「まだだ…………!」

トーレス「艦長!このままでは……」

ブライト「今だ!メガ粒子砲発射!」

ビューンビューンビューンビューン
ビューンビューンビューンビューン

サラミス改「」ドカーン

サラミス改「」ドカーン

ブライト「モビルスーツ隊も出せ!」

格納庫

アムロ「…………アムロ、Ζガンダム出るぞ!」ドウッ

ロベルト「アポリー!リックディアス隊は頼む!」

アポリー「ロベルトはどうするんだ!?」

ロベルト「大尉が心配だ。俺は大尉につく!」

アポリー「……了解!リックディアス、出るぞ!」ドウッ

ロベルト「大尉………!」ドウッ


ドゴス・ギア

サラミス改「」ドカーン

ビューンビューンビューンビューン

バスク「何!?どこからだ!」

オペレーター「前方の陣地とは別の方向です!」

バスク「何だと……!?まさか陣地を囮に………!」

オペレーター「敵モビルスーツ、来ます!」

バスク「こちらもモビルスーツ隊を出せ!」

格納庫

ヤザン「ダンケル!ラムサス!準備はいいか!」

ダンケル「万端ですよ」

ラムサス「今日こそΖをやっちまいましょう」

ヤザン「ようし!行くぞ!」ドウッ

ジュピトリス

格納庫

ジェリド「…………よし!」

ジェリド「ジェリド・メサ中尉、フライルー出る!」ドウッ

マウアー「ガブスレイ、出るぞ!」ドウッ

ジェリド「バーザム隊はマウアーに従え!ジムとハイザックは艦の護衛だ!」

ピキーン

ジェリド「アムロも出たか!」

ジェリド「しかし…………なんだ、この感じは…………」

ジェリド「…………まずはアムロを探す他ないか……!」

マウアー「ジェリド!ここは任せて!」

ジェリド「マウアー…!………頼む!」ギュルリンドウッ

マウアー「それでこそジェリドよ…………」

マウアー「……来たか!」ビューンビューン

ブリッジ

シロッコ「戦場が混沌としてきたな…………」

シロッコ「さて、私も出るかどうか…………」

ジェリド「アムロは………」

ジェリド「あっちか!」ドウッ

マラサイ「」ビューンビューン

ネモ「」ビューンビューン

ジェリド「邪魔するなら……!」ビューンビューン

マラサイ「」ドカーン

ネモ「」ドカーン

ビューンビューンビューンビューン

ピキーン

ジェリド「そこ!」

アイリッシュ級「」ドカーン

ジェリド「見当たらないと思ったが…………岩石に偽装していたか!」


ヤザン「Ζはどこだ!?」

ネモ「」ビューンビューン

ヤザン「ええい!邪魔するな!」ビューン

ネモ「」ドカーン

ダンケル「ははっ!」ビューンビューン

マラサイ「」ドカーン

ラムサス「大尉!戦艦を見つけました!やっちまいましょう!」

ヤザン「ははは!いいだろう!行くぞ!」ドウッ

エゥーゴ兵「三機来ます!」

エゥーゴ士官「たかが三機、撃ち落とせ!対空砲火は何をしている!」

ヤザン「はは!そんなもんでは当たらんぞ!」ビューンビューン

ダンケル「そこか!」ビューンビューン

ラムサス「はは!じゃあな!」ビューン

ブリッジ「」ドカーン

ヤザン「ははははは!やはり戦争はこうでなくてはなあ!」

ヤザン「ん?Ζ?」ドウッ


アムロ「そっち!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

バーザム「」ドカーン

アムロ「うっ…………!」

アムロ「はあ…………はあ…………」

ピキーン

アムロ「何!?」

ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

ロベルト「大尉!何してるんです!ここは戦場ですよ!」ビューンビューン

アムロ「……………………」

コンマ下2桁

40-99 ジェリドが来た
00-39 ヤザンが来た

下2

コンマ66 ボーナス

ジェリド「見えた!アムロ!」ドウッ

ロベルト「新手!?」

バーザム「」ビューンビューン

ロベルト「ええい!」

アムロ「…………ジェリドか!」

アムロ「ロベルト、ここは任せる!」ドウッ

ロベルト「大尉!?」

ジェリド「アムロ!来たか!」ビューンビューン

アムロ「そっち!」ビューンビューン

ジェリド「どうしたアムロ!動きが鈍いぞ!」ドウッ

ピキーン

ジェリド「何だ!?……この感覚……アムロ!お前にいったい何があった!」ビューンビューン

アムロ「……ジェリド!僕は昔君に言ったな!」ビューンビューン

ジェリド「何をだ!」

アムロ「僕たちは、人は、いつか分かり合えると!」ドウッ

ジェリド「ああ、そうだ!それはアムロが俺に教えてくれたことだ!」ドウッ

アムロ「僕は…………本当に人と分かり合えるのか!?」

アムロ「僕は気づいてしまったんだ!口ではそんなことを言いながら……僕がやってきたのはただの人殺しじゃないか!」

ジェリド「アムロ……!」

アムロ「ああそうだ、君が昔言ったとおりだよ!僕のこの血塗られた手で、何かに触れることなんて、ましてや人に触れることなんて…………」

アムロ「到底許されることじゃないんだ!」ブウン

ジェリド「…………!」ブウン

バチバチバチバチィ!

アムロ「……シャアが死んだんだ。その時僕はシャアから聞かれたよ。僕たちは分かり合えたかって…………」

アムロ「……僕は………答えられなかった」

アムロ「………そうだよ。こんな……僕みたいな殺人装置に、人と分かり合うなんてことができるわけないだろ!」バチィ!

アムロ「君もそうだろ!?僕も君も、所詮は人殺しなんだから!」ブウン

ジェリド「…………いつまでも黙って聞いていれば……!」ブウン

ジェリド「アムロ!お前はまだそんなことでいつまでもうじうじと!」バチィ

アムロ「そんなこと…………?そんなことだとおおおおおおおお!」ブウン

ジェリド「くっ!」ガスッ

ボーナスはロベルトがどこかへ行ったこと。ちょっかいを出されることがなくなりました。


ジェリド「…………何度でも言ってやる!まだそんなことでうじうじしているのか!?アムロ!」ブウン

アムロ「こ…………のおおおおおおおお!」バチバチバチバチィ!

ジェリド「自分が殺人装置だと?……ふざけるな!そんなわけないだろうが!」

アムロ「でも事実じゃないか!」

ジェリド「……確かに、俺もアムロもたくさんの人を殺してきた。それは事実だ」

アムロ「それなら…………それなら、何で君はそんなにも平然と分かり合うだとかなんとか言えるんだ!?」

ジェリド「だが、人をたくさん殺したらそいつは殺人装置だと?それは違う」

ジェリド「…………ただの装置だというのなら、そんなにも苦しむわけないだろう!」

アムロ「……………………!」

ジェリド「アムロが苦しんでいるのは、そのことを悔いているからだ!」

アムロ「…………わかったような口を…………!」

ジェリド「そんな、殺人を後悔するような奴が、アムロが、殺人装置なわけがない!」

ジェリド「そんなことは自分で分かっているはずだ!アムロ、なぜそんなことを言う!?」

アムロ「……………………」

ジェリド「……答えないのなら俺が答えてやる。アムロ!お前は自分が殺人装置だと思い込んで、だから仕方がないと責任逃れしようとしただけだ!」

アムロ「…………………………………………」

アムロ「…………それじゃあ、僕はなんなんだ?…………こんなにもたくさんの人を殺してきた、僕はいったい何なんだ!?」

アムロ「…………僕はいったい何なんだ!」バチィ!

ジェリド「アムロ……!」

アムロ「うるさい!」ビューンビューン

ジェリド「この!」ドウッ

ジェリド「自分が何なのか、だと?決まっている、アムロはアムロだ!」

ジェリド「人を殺してきたのはアムロ・レイという人間だ!ただそれだけのことだろう!?」ドウッ

アムロ「…………僕は…………僕は…………!」

ジェリド「逃げるな、アムロ!いい加減に受け止めろ!誰に命令されてやったことも、不幸にも起こしてしまったことも、結局は全部自分がやったことだと!」

アムロ「…………そんなこと………そんなこと!」

ジェリド「いい加減、大人になれ!」

アムロ「…………ジェリド………ジェリドおおおおおおおおおおおお!」ドウッ

ジェリド「アムロ…………アムロおおおおおおおおおお!」ドウッ

コンマ下2桁

70以上アムロ、ジェリド共鳴
15-69戦闘膠着(もう一回判定へ、次回ヤザン判定あり)
00-14ジェリド大破(判定)

下2






コンマ96

バチバチバチバチィ!

アムロ「おおおおおおおおおおおおおおおお!」

ジェリド「おおおおおおおおおおおおおおおおお!」

ピカーン

アムロ「ここは…………!」

ジェリド「いつぞやの…………!」

ジェリド「アムロ…………」

アムロ「…………本当は、本当は全部わかっていた…………」

アムロ「たくさん人を殺したのは、ほかの誰でもない僕だ」

アムロ「…………ララァを殺したのも、アムロ・レイなんだ」

アムロ「何をしたって、僕は僕なんだ」

アムロ「わかってた。わかってたんだ…………でも…………」

アムロ「僕は、怖かったんだ。それを認めてしまったら、僕は果たして耐えられるのか」

アムロ「それを認めてしまっても、僕はまだ人と分かり合おうとできるのか…………」

ジェリド「アムロ………………」

ジェリド「……俺も、少し前まではそうだった」

アムロ「………え?」

ジェリド「頭の中から、声が消えていくんだ。どこかで、誰かが死ぬたびに」

ジェリド「…………俺が、人を殺すたびに…………」

アムロ「ジェリド…………」

アムロ「……でも、今の君はそんな風には見えない。とても僕なんかと同じようには…………」

ジェリド「…………ああ。俺は…………全部受け止めることにしたんだ」

ジェリド「たくさん人を殺してきたことも、その死んでいった人たちの想いも、そして、俺の想いも、全部」

ジェリド「それが全部、俺がしてきたことだ。その全部が、今の俺を形作っているんだ」

アムロ「そうか…………君の中には、こんなにも多くの人の想いが…………」

エマ『…………』

ライラ『…………』

カクリコン『…………』

エゥーゴ兵『…………』

アクシズ兵『…………』

ジェリド「アムロ……俺は今でも、人は分かり合えると信じている」

ジェリド「それは、俺がニュータイプだからではない。俺が、人と分かり合おうと想っているからだ」

ジェリド「ニュータイプというのはそういうものだろう?」

アムロ「ああ…………そうだ。そうだったな」

アムロ「僕もまた、驕っていたんだな…………」

アムロ「僕が今まで何をしてきたか。それは忘れてはならないことだし、僕が受け止めなければならないものだ」

アムロ「でも、一番大切なのは…………」

アムロ「俺が、俺自身が、どうしたいかだ」

アムロ「ジェリド…………俺は、果たして受け止めきれるだろうか?」

ジェリド「…………さあな。それはアムロにしかわからないことだ」

ジェリド「…………だが、自分がどうしたいのか。それさえ分かっていれば、きっと大丈夫だ」

アムロ「……ああ。俺は、全部受け止めて、そして背負っていく」

カツ『それでこそアムロさんですよ!』

ハヤト『頼むぞ、アムロ』

クワトロ『それでこそ私のライバルだ』

アムロ「シャア……!俺は…………!」

クワトロ『皆まで言わんでもいいさ。私と君は分かり合えた。たとえそれが最後の一瞬でも、それは事実だ』

クワトロ『見ろ、アムロ。ララァが待っている』

ララァ『アムロ…………』

アムロ「ララァ…………!」

アムロ「…………君を…………ララァを殺したのは…………!」

…………コロシタ

アムロ「…………そうだ。俺だ。…………俺がララァを殺したんだ」

アムロ「だけど…………だから…………!」

アムロ「俺が、君を殺した俺が、全部背負っていく!」

アムロ「ララァを殺した事も!俺とララァが確かに分かり合えたって事実も!ララァの想いも!」

アムロ「全部…………全部だ!」

アムロ「…………だから…………」

アムロ「…………ララァ。どうか安らかに…………」

ララァ『アムロ……………………』

ララァ『本当に…………さようなら…………』

アムロ「っ!ララァ!」


ピカーン


ジェリド「……………………」

アムロ「……………………」

ジェリド「…………アムロ」

アムロ「…………君に助けられてしまったな。…………いいのか?」

ジェリド「…………いいんだ。アムロがアムロに戻ったんだ。いいに決まっている」

アムロ「……………………そうか」

ロベルト「大尉!そいつは…………!」ビューンビューン

ジェリド「増援か!」

ヤザン「Ζ!見つけたぞ!」ドウッ

ラムサス「隊長!あのモビルスーツは!?」

アムロ「…………そちらもな!」

ジェリド「……アムロ。ここは引かせてもらうぞ。次に会ったら…………その時はその時だ」

アムロ「…………ああ」

ジェリド「ええい!」バチィ!

フライルー「」ギュルリンドウッ

アムロ「ロベルト!引くぞ!」ギュルリンドウッ

ロベルト「大尉…………!了解!」ドウッ

ヤザン「何い!?逃げるのか、Ζ!」

ヤザン「さっきの機体は………ジェリドか…………」

ダンケル「あいつだけ先に楽しんでたってことか?」

ラムサス「俺たちもやりたかったぜ」

ヤザン「………………………………」


アーガマ

ブライト「状況はどうなっている!?」

トーレス「最初の奇襲でかなり削りましたが…………」

トーレス「さすがに数が違いすぎます!あんな一発芸じゃ…………!」

ブライト「モビルスーツ隊は!?」

サエグサ「何機か損傷したようですが……未だ全機健在!」

ブライト「だが…………このままではジリ貧だ!何か…………何か手はないのか!?」

トーレス「!?艦長!前方に高エネルギー反応!」

ブライト「何!?」

トーレス「……………………コロニーレーザーです!」


ドゴス・ギア

オペレーター「モビルスーツ、着艦します!」

オペレーター「救護班、急げ!」

バスク「艦隊の状況は!?」

オペレーター「最初の奇襲で艦隊の2割ほどが何らかの損傷を受けましたが…………彼我の戦力差は確認できる範囲で3:1!わが軍が圧倒的に優勢です!」

バスク「だが…………その割には押し込み切れんな」

オペレーター「エゥーゴも背水の陣でこの戦いに挑んでいるということでしょうか…………」

バスク「ぬう…………スペースノイドの分際で…………!」

バスク「…………いいだろう。奴らに相応しい結末を用意してやる。塵は塵に、だ!」

バスク「……コロニーレーザー発射の準備を始めろ!」

オペレーター「コロニーレーザー!?どこにそんなものが…………」

バスク「……敵に存在を悟られては意味がない。奥の手とは最後まで隠しておくものだ。敵にはもちろん、味方にもな」

バスク「……そして、気づいたころにはもう遅い」

バスク「……これで終わりだ、エゥーゴ!」

バスク「…………そして、シロッコ…………!」


ジュピトリス

シロッコ「などと思っているのだろうが…………」

シロッコ「詰めが甘いな、バスク。信頼できる部下がいないのが貴様の敗因だ。己の行いを悔いるがいい」

シロッコ「…………さて、シドレとサラはうまくやってくれるか…………」




ドゴス・ギア

シドレ「着艦許可はもらえましたが…………果たしてできるのでしょうか?」

サラ「…………パプテマス様のためにも、この作戦は成功させなければなりません。できるできないではなく、やらなければ…………」

シドレ「サラ曹長。今一度手順を確認しましょう」

サラ「…………手順も何も、我々がすべきはこの座標データをドゴス・ギアのシステムに取り込ませることです」

サラ「それ以上でも、それ以下でもありません」

シドレ「しかしサラ曹長、我々はそれが何かは知らないではないですか!」

サラ「……パプテマス様が、我々は知る必要がないと判断しただけです。さあ、行きましょう」

サラ「……………………」スタスタ

シドレ「曹長!……………………」スタスタ

ブリッジ

ウイーン

サラ「サラ・ザビアロフ曹長、入ります!」

シドレ「同じくシドレ曹長、入ります!」

バスク「貴様らは…………ジュピトリスの…………」

バスク「シロッコの部下が何の用だ?」

サラ「パプテマス様の命で、前線の敵艦隊及び味方艦隊の座標データを持ってまいりました」

バスク「データだと?なぜわざわざ出向いた?通信を使えばいいだろう」

サラ「ジュピトリスは現在最前線にいます。ミノフスキー粒子が濃く、通信が困難だったのです」

バスク「ふむ…………」

シドレ「……………………」

コンマ下2桁

30-99バスク、データを受け取った
10-29バスク、怪しんでデータを破棄した
00-09バスク、お見通しだった

下2

バスクはこの前の作戦で大戦果を上げて天狗化しているのでコンマは優しめです

コンマ26

バスク「…………わかった。受け取っておこう」

サラ「…………こちらです」スッ

バスク「うむ」

サラ「…………では、我々はこれで」

シドレ「失礼します!」

ウイーン

バスク「ふむ…………」ピカーン

オペレーター「バスク大佐。データを反映させましょうか?」

バスク「…………いや、いい」シュウン

バスク「シロッコは信用ならん男だ。奴のことを信じるのは危険だ」

バスク「…………そして何より、この様な人を愚弄するような態度!それが一番気に入らんのだ!」バキッ

バスク「始末しておけ!」

バスク「…………コロニーレーザー発射に備えて前線の敵艦隊及び友軍艦隊の位置を正確に把握する!」

バスク「情報収取に努めろ!」

オペレーター「はっ!」


格納庫

サラ「………上手くいったかしら…………」

シドレ「バスク大佐はシロッコ大尉を敵視しているように感じます。そう簡単に成功するとは…………」

サラ「……………………」

シドレ「……取り敢えず、ドゴス・ギアに戻りましょう」

サラ「………そうしましょう」


ジュピトリス

シロッコ「ふむ………失敗したか…………」

シロッコ「……艦長!いつでも戦線を離脱できるように退路を確保しろ!」

シロッコ「パイロットを回収し次第次の手を打つ!」

艦長「了解しました」

ピキーン

シロッコ「ん?…………ほう」

シロッコ「私もジ・Oで出るかもしれん。用意しておけ!」

シロッコ「私にも奥の手はあるが…………使わずに済ませたいのだがな…………」

シロッコ「バスクがどこまで私を付け狙うかによるか…………」

アムロ「何!?コロニーレーザーだと!?」

アムロ「そんなものが使われたら……今度こそエゥーゴは終わりだぞ!」

ブライト『アムロ、聞こえるか?』

アムロ「ブライトさん!」

ブライト『アムロ、状況は依然として厳しい。だが、コロニーレーザーが発射されれば勝負は決まってしまう』

アムロ「………………」」

ブライト『……今そちらに高エネルギー反応のデータを送る。……アムロ、何とかしてコロニーレーザーを止めてくれ』

アムロ「……わかりました。やってみます!」

ブライト『すまないな、アムロ…………アムロ、お前が俺たちの最後の希望だ。必ず生きて帰ってこい!』

アムロ「…………はい!」

アムロ「……ロベルト!俺たちはコロニーレーザーを止めに行く!」

ロベルト「了解です、大尉!」

アムロ「……反応は…………こっちからか!」ギュルリンドウッ

アーガマ

トーレス「しかし、戦線を支えていたアムロ大尉とロベルト中尉が抜ければ………!」

ブライト「さっき言ったように、コロニーレーザーが放たれれば我々に希望は無くなってしまう」

ブライト「アムロがいない分、俺たちがどうにかするしかないだろう!」

トーレス「!!敵モビルスーツが防衛線を突破!」

ブライト「対空砲火!」

ブライト「弾幕薄いよ!何やってんの!」


アポリー「ええい、そっちか!」ビューンビューン

バーザム「」ドカーン

アポリー「よし!」

エゥーゴ兵「中尉!敵艦隊の動きに変化が!」

アポリー「何?………この感じ…………前と同じ…………」

アポリー「まさか………コロニーレーザーだっていうのか!?」

ラーディッシュ

ヘンケン「コロニーレーザーか…………」

ヘンケン「射角の割り出しは可能か!?」

オペレーター「コロニーレーザーの詳しい所在が掴めないうちは無理です!」

ヘンケン「なら目標物を割り当てて所在が分かればすぐに算出できるようにしておけ!」

ヘンケン「前回のようなことはもう二度とおこさん!」



ジェリド「コロニーレーザーだと!?」

シロッコ『そうだ。我々には対策を立てねばならん事項がある。一度ジュピトリスに帰投してくれ』

ジェリド「…………了解!」ギュルリンドウッ

ジェリド「……アムロは行ったんだろうな…………」


ドゴス・ギア

バスク「コロニーレーザーはあとどれほどで発射できる?」

オペレーター「現在5%臨界、100%までは3000から4000秒ほどです!」

バスク「前線の状況は把握できたか?」

オペレーター「はい、データはかなり集まってきました。敵の布陣も大まかに…………」

オペレーター「バスク大佐!ジュピトリスが被弾のため戦線を離脱するそうです!」

バスク「…………ほう」

オペレーター「!!敵艦隊の動きに変化あり!散開していきます!」

バスク「……奴らもさすがに気づき始めたか………!」

オペレーター「大佐!どうされますか!?」

バスク「……前線の部隊の中核的存在であったジュピトリスの離脱は手痛い」

バスク「……また、敵も散開しつつある。よって、最大の戦術的効果を期し、コロニーレーザーは50%臨界で発射する!」

オペレーター「威力は半減しますが………よろしいのですか?」

バスク「撃沈はできずとも行動不能に追い込めれば十分だ。何より、この戦況では早さが肝心だ」

オペレーター「了解です、大佐。コロニーレーザー発射まで2000!艦隊に退避命令を!」

バスク「いや、退避命令は出すな」

オペレーター「え、いや、しかし…………」

バスク「出すなといっているのだ!」バキッ

バスク「敵に悟られては意味がないのだ!多少の友軍の犠牲はこの際気にするな!」

オペレーター「は、はっ!」

オペレーター「!!コロニーレーザーに向かう敵影を確認!」

バスク「ヤザンを向かわせろ!発射を邪魔されるわけにはいかん!」



ヤザン「コロニーレーザーか…………」

ヤザン「……………………」

ヤザン「おそらくΖも来る、か…………」

ヤザン「ダンケル!ラムサス!コロニーレーザーに向かうぞ!」ドウッ

ダンケル「了解です、隊長!」ドウッ

ラムサス「コロニーレーザーに行けばもう少し楽しめそうだ!」ドウッ

ジュピトリス

オペレーター「フライルー、着艦します!」

シロッコ「これで全員揃ったか」

シロッコ「あとはコロニーレーザーの動き次第だな」


アムロ「こちらのはずだが…………」

アムロ「…………!あれか!」ドウッ

アムロ「ロベルト!座標データを各艦に送ってくれ!」

ロベルト「わかりました!」

アムロ「しかし……かなり前線から離れてしまったな…………」

ピキーン

アムロ「何!?」ドウッ

ロベルト「何だ!?」

ヤザン「ははっ!今度は逃がさんぞΖ!」ビューンビューン

アムロ「ええい!こんな時に!」ビューンビューン

ロベルト「大尉!援護します!」ビューンビューン

ラムサス「隊長だけじゃないんだなこれが!」ビューンビューン

ロベルト「もう一機!?」

ダンケル「俺を忘れてもらっちゃ困る!」ビューンビューン

アムロ「3機だと!?」

ヤザン「今日こそ墜ちてもらうぞ!」ピピッ

ヤザン「あん?………シロッコか。いいところだってのに!」ドウッ

ヤザン「ダンケル!ラムサス!少し持たせろ!」ドウッ

アムロ「何だ……!?なぜあいつが…………」

ラムサス「よそ見してんじゃねえぞ!」ビューンビューン

ロベルト「大尉!チャンスです!この隙に!」

アムロ「……そうだな。ここで墜とさせてもらう!」


コンマ下2桁

90以上ロベルト撃墜
75-89ロベルト中破撤退
40-74戦闘膠着、ヤザン復帰
20-39ダンケルorラムサス大破(偶数ダンケル奇数ラムサス)(判定)
01-19ダンケルorラムサス撃墜(偶数ダンケル奇数ラムサス)
00ダンケル、ラムサス撃墜

下2

コンマ77 ボーナス

アムロ「こちらから仕掛けさせてもらう!」ビューンビューン

ロベルト「ええい!」ビューンビューン

ラムサス「ダンケル!あの赤いのからやっちまおう!」

ダンケル「そうだな。Ζは残しとかなきゃ隊長に怒られちまう」

ラムサス「ははっ!違いねぇ!」ビューンビューン

ダンケル「そっちか!」ビューンビューン

ロベルト「ぬう…!」ガスッ

ロベルト「狙われているのは俺か!」ドウッ

アムロ「ロベルトばかり狙うと!」ビューンビューン

ラムサス「うお!?」

ダンケル「Ζ……!やはりあいつが邪魔だな……!」

ラムサス「誘いこんで海ヘビで仕留めるか!」

ダンケル「それがいい!よし、行くぞ!」ドウッ

アムロ「逃げる!?」

ロベルト「大尉!大尉は先回りしてください!」

アムロ「!よし!」ギュルリンドウッ

ロベルト「逃がすか!」ドウッ

ラムサス「ははは、来た来た!」ドウッ

ロベルト「くそっ、デブリに!」

ロベルト「…………いや、この戦法は…………」

ロベルト「今度は乗るか!」ビューンビューン

デブリ「」ドカーン

ロベルト「どこから来る…………上か!」

ラムサス「ははっ!」

ロベルト「くらえ!」

ダンケル「食らうのはお前だよ!」

ロベルト「何!?」

バチバチバチバチィ!

ロベルト「ぐわああああああああああああ!」

アムロ「はっ!?ロベルト!」ドウッ

コンマ下2桁

80以上ロベルト撃墜
79以下ロベルト撤退

下2

ボーナスはロベルト撃墜チャンスです。

コンマ67

アムロ「ロベルト!」ビューンビューン

海ヘビ「」ドカーン

ダンケル「ちっ!」

アムロ「ロベルト!息はあるか!?」

ロベルト「すみません…………大尉…………」

アムロ「……よかった。ロベルトはアーガマに戻れ!ここは俺が何とかする!」

ロベルト「大尉…………頼みます…………」ドウッ

ダンケル「行かせると思うか!?」

アムロ「行かせるか!」ビューンビューン

ラムサス「くそっ…………だがこれで2対1だ!」

ヤザン「いいや、3対1だ!」ビューンビューン

アムロ「何!?戻ってきたか!」

ヤザン「ダンケル!ラムサス!あまり余計なことはするなよ!とどめは俺が刺す!」

ラムサス「わかってますよ隊長!」

ダンケル「ははっ!行くぜ!」ドウッ

アムロ「お前たちなんかにかまっている暇はないんだ!ここは早々に終わらせてやる!」


ドゴス・ギア

オペレーター「バスク大佐。射角のほうは…………」

バスク「最後まで微調整は続けるが…………」

バスク「大まかにはこの方位で行う」

オペレーター「…………しかし、これでは敵艦隊中央へのダメージは…………」

バスク「友軍艦隊との兼ね合いだ。仕方あるまい」

オペレーター「……また、これですと射線上にジュピトリスが…………」

バスク「シロッコならば分かっているはずだ」

オペレーター「し、しかし退避命令は…………」

バスク「…………分かっているはずだ」

オペレーター「は、はっ!」

バスク「……そうだ。それでいい」


ジュピトリス

シロッコ「ふむ…………」

シロッコ「ヤザンからのデータによれば明らかに我々を意識しているか…………」

シロッコ「……確定だな。奥の手を使わせてもらおう」

シロッコ「ジュピトリスが焼かれてからでは遅いのでな」

ジュピトリス

ブリーフィングルーム

ジェリド「先ほど言っていた対策をとらねばならない事項とは何だ?」

サラ「パプテマス様、我々が失敗してしまったということでしょうか!?」

シロッコ「落ち着け、サラ。サラが失敗したことを責める気はない」

サラ「しかし…………!」

シロッコ「いいんだサラ。私が出れば済む話なのだからな」

マウアー「出る?」

シロッコ「そうだ。私が出ざる負えない事態となってしまったようでな」

シドレ「シロッコ大尉、お答えください」

シロッコ「……どうやらコロニーレーザーは我々に向けられているらしい」

シドレ「な!?」

マウアー「コロニーレーザーが………!?」

ジェリド「…………なるほどな」

シロッコ「……どうやらバスクは何があっても私を亡き者にしたいらしい」

サラ「では、我々はいったいどうすれば……!」

シロッコ「本来はコントロールを奪う算段だったのだが……うまくいかないものだな。だが、案ずることはない」

シロッコ「こんなこともあろうかと、コロニーレーザーの制御システムにバックドアを作ってある」

シロッコ「あまり大層なことはできんが、ジュピトリスの撃沈を防ぐには十分だろう」

シロッコ「……だが、これはコロニーレーザーに接触しないことにはどうすることもできない。よって、私はコロニーレーザーに向かう」

シロッコ「ジェリドは私とコロニーレーザーに向かってほしい」

ジェリド「……了解」

シロッコ「サラにも来てもらおう。索敵を頼みたい」

サラ「はい、パプテマス様」

マウアー「では、私も」

シロッコ「マウアーとシドレはジュピトリスの護衛を頼みたい。エゥーゴに沈められては元も子もない」

マウアー「…………」

ジェリド「…………」

マウアー「……わかりました」

シドレ「了解です、大尉」

シロッコ「よし、直ちに行動を開始する。全員配置につけ!」

ジェリド「くそっ、マウアーを…………」

ジェリド「……偶然か?それとも…………」

ジェリド「……とにかく、これでコロニーレーザーを発射させるわけにはいかなくなった………!」


シロッコ「ジュピトリスが沈むのは痛いが…………」

シロッコ「……沈むなら沈むで最大限活用しなければな」

格納庫

マウアー「ジェリド、気をつけて」

ジェリド「ああ。コロニーレーザーは俺が必ず止める」

シロッコ「ジ・O、出るぞ!」ドウッ

サラ「サラ・ザビアロフ、ボリノーク・サマーン出ます!」ドウッ

シドレ「メッサーラ、行きます!」ドウッ

マウアー「ガブスレイ、出るぞ!」ドウッ

ジェリド「……おそらくアムロも…………」

ジェリド「…………………………なんだ?」

シロッコ「ジェリド!」

ジェリド「……フライルー、出る!」ドウッ


シロッコ「ヤザンのデータによれば…………こっちか!」

シロッコ「ついてこい、ジェリド、サラ!」ドウッ

サラ「はい、パプテマス様!」ドウッ

ジェリド「…………ああ!」ギュルリンドウッ


マウアー「ジェリドたちは行ったか…………」

シドレ「少尉、指揮をお願いします」

マウアー「……全機、配置につけ!敵はデブリを使う。注意しろ!」

ネモ「」ビューンビューン

マウアー「早速…………!」ビューンビューン

ネモ「」ドカーン

シドレ「私も…………!」ビューンビューン

ネモ右脚「」ドカーン

マウアー「ジェリド…………信じているわ」


ジェリド「…………ああ!」

フライルー「」ドウッ

アムロ「そんなに戦争が好きなのか!お前は!」ビューンビューン

ヤザン「ああそうだ!楽しくて仕方がないなあ!」ビューンビューン

ラムサス「ははっ!流石に強ええな!」ビューンビューン

アムロ「くっ!」ドウッ

ダンケル「お前も好きなんじゃないのか!?」ビューンビューン

アムロ「こっちもか!そこ!」ビューンビューン

ダンケル「ぐうう!」ガスッ

ヤザン「お前も俺と同類だ!そうだろう、アムロ・レイ!」ドウッ

アムロ「何!」ブウン

ヤザン「はっ!」ブウン

バチバチバチバチィ!

アムロ「お前と俺が同類かどうか、そんなことはこの際どうでもいい!」

アムロ「今はそこを退いてもらう!ただそれだけだ!」バチィ!

ヤザン「来るか!」

ダンケル「どうしますか、隊長」

ラムサス「クモの巣を?」

ヤザン「いいや、奴には効かん!ここは3方向から行くぞ!Ζといえど腕は二本だ!」ドウッ

ラムサス「違いない!」ドウッ

ダンケル「了解!」ドウッ

アムロ「行くぞ!」ドウッ

コンマ下2桁

95以上ダンケル、ラムサス撃墜
85-94ダンケルorラムサス撃墜(奇数ラムサス、偶数ダンケル)
70-84ダンケルorラムサス大破(奇数ラムサス、偶数ダンケル)
20-69戦闘膠着(ジェリド達到着)
00-19アムロ中破撤退

下2

出ざるを得ないやで(小声)

>>650 ご指摘ありがとうございます。お恥ずかしい限りです…

コンマ81

アムロ「3方向から!」

ヤザン「ラムサス、タイミングを合わせろ!同時にかかるぞ!」

ラムサス「わかってますよ!」

ダンケル「隊長!」

ヤザン「よし、かかるぞ!」ドウッ

ダンケル「了解!」ドウッ

ラムサス「ははっ!」ドウッ

ピキーン

アムロ「……!そこ!」ブンッ

ラムサス「ライフル!?」

ヤザン「Ζ!」ブウン

ダンケル「墜ちろ!」ブウン

アムロ「くっ!」ブウン

バチバチバチバチィ!

ラムサス「ぐわあああああああ!」

ヤザン「ああ!?ラムサス!?」

アムロ「やったか!?」

コンマ下2桁

60以上ラムサス撃墜
59以下ヤザン隊撤退

下2

間が空いてしまい申し訳ありません。

コンマ80

ラムサス「こんな……………………!!」ドカーン

アムロ「やった!」

ヤザン「ラムサス…………!……おのれΖ!」ドウッ

ダンケル「このおおおお!」ビューンビューン

アムロ「まだ向かってくるか!」ドウッ

ヤザン「Ζ!貴様はここで墜とす!」ブウン

アムロ「くっ!」バチバチバチバチ

ダンケル「捉えた!Ζ!」ドウッ

ピキーン

アムロ「迂闊な奴!」ブウン

ダンケル「何!?」

ハンブラビ右脚「」ドカーン

ヤザン「ダンケル!」

ヤザン「………撤退だ!撤退するぞ!」

ダンケル「しかし!」

ヤザン「お前まで墜とされるわけにはいかん!」

ダンケル「…………!了解…………!」ドウッ

ヤザン「ラムサス………仇はとるぞ…………!」ドウッ

アムロ「行ったか………」

アムロ「これでコロニーレーザーに…………!」ギュルリンドウッ


シロッコ「むっ?………強いプレッシャーを感じる………」

シロッコ「アムロ・レイか!」

シロッコ「サラ!周囲の敵はどうなっている!」

サラ「周囲の敵は……一機!コロニーレーザーに向かっています!」

シロッコ「やはりか!」

ジェリド「……では、俺が先行してアムロを叩く」

シロッコ「ほう……君がか」

ジェリド「コロニーレーザーへの干渉ができるのは大尉だけだ。俺は敵を足止めする!」ギュルリンドウッ

シロッコ「ふふ……違いない」

シロッコ「サラ!行くぞ!」ドウッ

サラ「はい、パプテマス様!」ドウッ



アムロ「…………来たか!」ビューンビューン

ジェリド「来たぞ…………!」ドウッ

アムロ「ジェリド!」

ジェリド「アムロ!」ビューンビューン

アムロ「ジェリド!通してくれ!俺はコロニーレーザーを破壊しなければならない!」

ジェリド「それがエゥーゴにとっては最善だろうが…………!」

ジェリド「コロニーレーザーがいつ発射されるとも分からない中に、アムロを行かせるわけにはいかない!」ビューンビューン

アムロ「…………!それでも俺はやらねばならない!皆に託されて来たからには!」ドウッ

ジェリド「…………!」

アムロ「シロッコは何をしている!いるはずだろう!」

ジェリド「…………シロッコはコロニーレーザーの射角変更をしている」

アムロ「なぜそんなことを!」

ジェリド「…………狙われているのはジュピトリスだからだ!」

アムロ「何だと!?どういうことだ?ティターンズも一枚岩ではないというのか……!」

ジェリド「…………そして、ジュピトリスにはマウアーがいる!」

アムロ「…………そうか、それで」

ジェリド「…………そうだ。………………流石にシロッコも母艦を失いたくはあるまい」

ジェリド「アムロ………………………………」

アムロ「…………わかった、ジェリド」ドウッ

ジェリド「……………………ふっ」ドウッ


ドゴス・ギア

オペレーター「ヤザン隊、撤退します!」

オペレーター「敵、コロニーレーザーに接近!」

バスク「発射までは!?」

オペレーター「残り300!」

オペレーター「!!シロッコ大尉が来ました!」

バスク「シロッコ!?なぜ前線に…………!」

バスク「……いや、ジュピトリスだけでも…………!」

オペレーター「!?大佐!コロニーレーザーに動きが!」

バスク「誰が操作している!」

オペレーター「こちらからの操作ではありません!」

バスク「では…………まさか」

オペレーター「敵でもないと思われます!コロニーレーザー外周部の核パルスの外部起動は確認できません!」

バスク「何!?ではなぜ…………!?」

オペレーター「システムトラブルかと思われます!」

バスク「システムトラブルだと!?」



シロッコ「ふっふっふ…………そもそもヤザンに護衛させたのが失敗だったな」ピッピッピッ

核パルス「」ドウッ

シロッコ「ふっふっふ!これでジュピトリスは離脱できるだろう」

シロッコ「…………こちらに来たか」

サラ「パプテマス様!」

シロッコ「サラ、ついてこい!」ドウッ


アムロ「コロニーレーザーが…………!」

ジェリド「ふう…………流石のシロッコもジュピトリスは失いたくなかったか…………」

ピキーン

アムロ「はっ!」ドウッ

シロッコ「ふっふっふっふ…!アムロ・レイ……死にに来たか!」ビューンビューン

アムロ「シロッコ!くそっ!」

アムロ「そっちも!」ビューンビューン

サラ「ああ!」ドウッ

シロッコ「3対1だ。アムロ……生きて帰れると思うな!」ビューンビューン

ジェリド「……………………!」ドウッ

サラ「ええい!」ビューンビューン

アムロ「まずい…………!」

ピキーン

アムロ「何だ!?」

シロッコ「……なんという…………!」

ジェリド「……このプレッシャーは……!?」

サラ「…………何かが来る…………」


ドゴス・ギア

オペレーター「大佐!」

バスク「今度はなんだ!?」

オペレーター「アクシズの艦隊です!」

バスク「アクシズだと!?この期に及んで…………!」


ビューンビューン

ジェリド「何!?」ドウッ

シロッコ「どこから…………!」ドウッ

アムロ「この兵器は……!」

ファンネル「」ビューンビューン

アムロ「何!?」ドウッ

ジェリド「何だ!?」

シロッコ「エゥーゴではない……?」

シロッコ「…………まさか!」


ハマーン「…………あはっ」

ハマーン「大佐を殺したティターンズも…………」

ハマーン「大佐を殺したエゥーゴも…………」

ハマーン「みんな……みんな、死んじゃえばいいんだ」

ハマーン「あはっ………あはっ………あはははははははははははは!」

ハマーン「行け!ファンネル!…………皆殺しだ」


ビューンビューン

ジェリド「今度は後ろから!」

シロッコ「まずいな……サラ!退け!サラの手に負える敵ではない!」

サラ「しかし!」

ファンネル「」ビューン

サラ「ああっ!」

シロッコ「ぬう……!」

ピキーン

シロッコ「見えた!」ビューンビューン

ファンネル「」ドカーン

アムロ「どういうつもりだ、ハマーン!」ドウッ

ピキーン

ジェリド「そこか!」ビューンビューン

ファンネル「」ドカーン

アムロ「くそっ、ならば!」ドーンドーン

グレネード「」ドウッ

アムロ「そこ!」ビューンビューン

グレネード「」ドカーン

ファンネル「」ドカーン

シロッコ「来たか!」

アムロ「ハマーン!」

ハマーン「私に向かってくる……?あはっ、いいよ、みんな墜としてあげる!」

ジェリド「なんだ……この感覚は…………?以前とはまるで別人…………しかし…………」

アムロ「ハマーン!なぜ裏切った!エゥーゴとの同盟は終わりということか!」ビューンビューン

ハマーン「先に裏切ったのは貴様らだ!よくも大佐を…………!死んでしまえ!」ビューンビューン

アムロ「何を言っている!?」ドウッ

ファンネル「」ビューンビューン

アムロ「ちっ!」ガスッ

シロッコ「…………!アムロ!」ビューンビューン

アムロ「ええい!寄ってたかって!」ビューンビューン

ジェリド「ハマーン・カーン!貴様に何があったというんだ!」

ハマーン「黙れ!ティターンズは消えろ!」ビューンビューン

ジェリド「くっ…………!」ガスッ

ファンネル「」ビューンビューン

シロッコ「ぬう…………!」ドウッ

サラ「パプテマス様!」ドウッ

ハマーン「貴様もだ、俗物!」ビューンビューン

ボリノークサマーン右手「」ドカーン

サラ「あああああああ!」

シロッコ「下がれといっている!」

ハマーン「あははははははは!みんな消えちゃえ!そうすれば大佐にだって…………!」

ハマーン「大佐…………?大佐、どこ…………?大佐…………?」

ハマーン「大佐!?大佐…………シャア!シャア、どこだ!?どこにいる!?」

アムロ「まさか…………」

ジェリド「ハマーンは…………」

シロッコ「ほう……壊れたか」

ハマーン「どこ?どこ?どこどこどこどこどこどこどこどこどこどこどこどこどこどこどこどこどこどこどこどこどこどこどこどこ?」

ハマーン「………………………………………………………………………………………………あはっ、あははは…………」

ハマーン「あはっ、そうか、あはは………大佐は、シャアはもういないんだ…………………………………………」

ハマーン「貴様らのせいで!」

ハマーン「よくもシャアを殺した!死んでしまえ!」

ハマーン「そして、私はシャアの遺志を継いで腐った人類を地球ごと消してやる!」ゴゴゴゴゴゴゴ

シロッコ「なんという…………プレッシャー…………!」

アムロ「このハマーンのプレッシャーは…………一体…………!?」

ジェリド「ぬう……………………!」

ジェリド「なんだ………?何かが、何かが決定的に食い違っている…………?」

ハマーン「まずはお前だ!」ドウッ

ジェリド「っ!」

コンマ下2桁

90以上ハマーンと共鳴
75-89ハマーンの深層心理を感じる
40-74どうにか戦闘膠着
10-39マウアーが来た
00-09ジェリド大破

下2



マウアー「ジェリド!」ビューンビューン

ハマーン「次から次へと!」

ジェリド「マウアー!?なんで来た!?」

マウアー「感じたのよ。ジェリドが危ないって」

ジェリド「来るな、マウアー!すぐにジュピトリスに帰れ!こいつはマウアーの手に負える敵では…………!」

マウアー「いいや、それはできない。だって……約束、したでしょう?」

ジェリド「…………!」

ジェリド「…………わかった。こいつを倒して、二人で帰るぞ!」

マウアー「ええ!」

ハマーン「そういう態度が…………気に障るのだ、俗物!」ビューンビューン

ファンネル「」ビューンビューン

ファンネル「」ビューンビューン

ジェリド「ええい、やらせるか!」ビューンビューン

ファンネル「」ドカーン

ファンネル「」ドカーン

ジェリド「マウアー!敵のビットに気をつけろ!」

マウアー「わかっている!」ビューンビューン

アムロ「ハマーン!」ビューンビューン

ハマーン「邪魔だ!」

ファンネル「」ビューンビューン

マウアー「そこ!」ビューンビューン

ハマーン「…………なんで……なんでお前はそんな、そんな…………!」

ジェリド「ハマーン!」ドウッ

ハマーン「っ!」ブウン

ジェリド「…………!答えろ、ハマーン!貴様の目的は、シャアの遺志を継ぐことか!?」バチバチバチバチ

ハマーン「うるさい、黙れ!」バチバチバチバチ

ジェリド「…………答えろ!」

シロッコ「この際、まずはハマーンから…………!」ドウッ

ハマーン「!俗物が!」

ファンネル「」ビューンビューン

シロッコ「ええい!」

アムロ「まずは……邪魔なシロッコを!」ビューンビューン

シロッコ「…………!舐めるな!」ビューンビューン

ファンネル「」ドカーン

ハマーン「うるさい、うるさいうるさい!」バチバチバチバチ

ジェリド「こ、のおおおおおおおおおおおおお!」

コンマ下2桁

90以上ハマーンと共鳴
75-89ハマーンの深層心理を感じる
35-74ハマーン撤退
00-34ジェリド大破?(判定)



すみません。下2でお願いします。(これの下2、あるいは下2が存在すればそれを採用)

コンマ37

ドゴス・ギア

オペレーター「コロニーレーザーとの通信回線途絶!」

バスク「やられた!」ダンッ

バスク「前線から離れて配置していたのが仇となったか…………!」


アクシズ兵『ハマーン様!コロニーレーザーの占拠のほうは完了いたしました!」

ハマーン「そうか……ご苦労!」

アクシズ兵『はっ!お褒めにあずかり光栄です!』

ハマーン「……ここは退かせてもらう!」バチィ!

ジェリド「っ!待て!」ドウッ

ファンネル「」ビューンビューン

ジェリド「ちっ!」

キュベレイ「」ドウッ

ジェリド「くそっ、逃がしたか!」ビューンビューン

ファンネル「」ドカーン

アムロ「ハマーン……!……ここは俺も退く!」ギュルリンドウッ

シロッコ「潮時か………ジェリド、サラ、マウアー、退くぞ!」ドウッ

サラ「了解です、パプテマス様」ドウッ

ジェリド「………ああ」ギュルリンドウッ

マウアー「了解」ギュルリンドウッ


ハマーン「あはっ、あはっ、あはははははははは!」

ハマーン「これでもう…………!」

ハマーン「ふふっ!大佐………喜んでくれるかな?褒めてくれるかな?」

ハマーン「大佐…………シャア大佐…………ふふっ!」ドウッ


アムロ「結局コロニーレーザーは発射されなかったが……アクシズの手に渡ったか…………!」

アムロ「それにハマーン…………奴はいったい何をしようとしている?」

アムロ「………とにかく、前線に復帰しなければ…………!」ドウッ


シロッコ「ハマーン・カーン、アクシズ………戦況が再び混沌としてきたか………」

シロッコ「だが、それは私を利するものだ。せいぜい利用させてもらうとしよう」

シロッコ「ふっふっふっふっふっふっふっふっ!」

ドゴス・ギア

オペレーター「バスク大佐!艦隊はアクシズ艦隊によって側面攻撃の危機にあります!」

オペレーター「このままですとエゥーゴ艦隊とで挟撃されます!」

バスク「アクシズめ…………!」

バスク「…………コロニーレーザーのこともある。……一度体勢を立て直す!サイド2へ撤退だ!」


アポリー「なんだ!?敵が撤退していく…………!」

アムロ「アポリー!」

アポリー「大尉!ご無事で!」

アムロ「ああ!ロベルトは!?」

アポリー「大丈夫です!無事にアーガマへ帰還しました!」

アムロ「そうか……よかった……」

アポリー「しかし、なぜ敵は撤退を?」

アムロ「アクシズが来たからだろうな」

アポリー「アクシズが!?」

アムロ「………しかし、奴らはもう敵だ」

アポリー「え!?なんだって!?」

アムロ「そこも含めて話し合いたいことがある。ひとまずはアーガマに戻ろう」

アポリー「……了解!」

今回のコンマの件につきましては、判定位置を記載し忘れたこちら側に非がございました。申し訳ございません。
直下が高コンマということもございまして、皆さまの期待を裏切るような形となってしまいました。
お詫びといたしまして、次回のハマーンの判定につきましては、コンマの緩和のほうをさせていただきたいと思います。
今後はチェック体制を強化して再発防止に努めてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

アーガマ

ブライト「アムロ…………!よくぞ無事に帰ってきてくれた。コロニーレーザーの発射阻止にも成功したようだな」

アムロ「そのことなんですが…………」

アムロ「アクシズがコロニーレーザーを奪取したんです」

ブライト「何!?アクシズが!?長らく音信不通になっていたと聞いたが…………」

アムロ「いや、もうアクシズは俺たちの敵です」

ブライト「何!?」

アムロ「そして、ティターンズとも。ハマーンと戦ったので間違いありません」

ブライト「アクシズが敵に回った……?何ということだ……!」

ブライト「そして、そのアクシズがコロニーレーザーを手にした…………」

アムロ「…………これでアクシズはこの戦いの一大勢力と化しましたね」

ブライト「……ああ。エゥーゴ・アクシズ連合とティターンズの戦いから三つ巴……一度グラナダに戻って今後の対応を協議すべきだろう」

アムロ「……それに、ハマーンが一つ気がかりなことを言っていました」

ブライト「なんだ?」

アムロ「……シャアの遺志を継ぎ、地球ごと人類を滅ぼす、と」

ブライト「シャアの遺志?人類を滅ぼす?どういうことだ……?」

アムロ「……わかりません。ただ、一つ言えるのは今のハマーンは我々の俺たちの知るハマーンではないということです」


ジュピトリス

ジェリド「ハマーンはああ言っていたが…………」

ジェリド「俺の感じたシャアは…………」

コンコン

マウアー「ジェリド、いいかしら?」

ジェリド「……ああ」

ウイーン

マウアー「少し話がしたくて……」

ジェリド「構わないが……それにしてもマウアー、なぜ俺のいる場所が分かったんだ?」

マウアー「言ったでしょう?感じたって。どこかから、ジェリドの声が聞こえるような気がしたの」

ジェリド「……マウアーにもニュータイプの力が…………?」

マウアー「……それはわからない。でも、確かなのは私はジェリドを感じたということよ」

ジェリド「マウアー…………それで、話したい事というのは?」

マウアー「……さっきのことよ。ジェリド。あなたは私に来るなといった。でも……私だって、あなたと一緒に戦いたい。力になりたいの」

ジェリド「マウアー…………気持ちはうれしい。だが、やはり…………」

マウアー「……どうして?」

ジェリド「…………俺は…………」

ジェリド「…………マウアーを失いたくないんだ。もしマウアーを失ってしまったら…………俺は…………」

マウアー「……そんな、ジェリドを失いたくないのは私だって同じよ。ジェリドのいない世界なんて、私には…………」

マウアー「だから、私はあなたを守りたいの。守られるだけではなく、守りたいの。大切だから、決して失いたくない人だから」

ジェリド「それは…………俺だって…………俺だって同じだ…………!」

マウアー「そう。だから…………」

マウアー「私は何があっても、ジェリドを守って見せる」

ジェリド「俺は、何としてでもマウアーを守って見せる」

マウアー「だから、もう来るななんて言わないで」

ジェリド「ああ。二人で戦い、二人でこの戦争を生き抜こう」

マウアー「……ええ!」

ゼダンの門

側近「報告は以上です」

ジャミトフ「艦隊は撤退し、コロニーレーザーはアクシズに奪われた、か…………」

ジャミトフ「コロニーレーザーを手にしたアクシズがどう出るか……」

ジャミトフ「今回の件でバスク派の勢力も揺らぎつつある。シロッコ派はここでどう出るか………」

ジャミトフ「固定化された戦況が流動的になりつつある。各勢力の動向に注視すべきだな」



アクシズ

ハマーン「計画のほうはどうなっている?」

アクシズ兵「はっ、モウサの切り離し及び艦隊戦力の移動は90%ほど完了しました」

ハマーン「よし。コロニーレーザーはどうなっている?」

アクシズ兵「損傷は少なく、状態は極めて良好です。グワダンにコントロール設備を設置すれば、直ちに実戦投入可能かと」

ハマーン「そちらの作業の進行度合いは?」

アクシズ兵「こちらのほうは50%といったところでしょうか」

ハマーン「では、作業を急ぐように」

アクシズ兵「はっ!」

会議室

ハマーン「これらの作業が終わり次第、アクシズ及び艦隊は地球へ向けて発進する」

ハマーン「十分に接近したのち、艦隊は展開」

ハマーン「そして、アクシズ落としを決行する」

アクシズ士官「しかし、アクシズを落とすとなると…………」

アクシズ士官「その後我々はどうすればよいのだ?」

ハマーン「アクシズを落とすのは現在地球の軍事勢力を束ねるティターンズの本拠地、キリマンジャロ」

ハマーン「そうすれば敵も我々に講和を申し出るほかないだろう」

アクシズ士官「しかし…………」

ハマーン「……あの地球の重力に魂を引かれた者たちにわからせるには、こうでもしなければなるまい」

アクシズ士官「…………」

ハマーン「ジオン再興のためには!」

自室

ハマーン「ふふっ、あはっ、あはははははは!」

ハマーン「ねえ大佐、聞いて?私ね、アクシズを落とすよ。……うん!これで悪い人たちはみんないなくなるよ!」

ハマーン「私、頑張るから!……だから………もしこれが成功したら、私と…………」

ハマーン「…………………………………………………………………………ねえ」

ハマーン「何で何にも言ってくれないの?ねえ、なんで?どうして?なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで」

ハマーン「………………………………あはっ、あはっ、あはっ!」

ハマーン「…………シャア…………シャア……………………!」

ハマーン「…………………………………………シャア…………」

ハマーン「…………何もかも、みんななくなっちゃえ」









ミネバ「ハマーン…………?」

オーガスタ

フランクリン「サイコミュのほうはどうなっている?」

研究員「これまではロザミア・バダムを使って試験していましたが……最終的な調整はパイロットで行うべきかと」

フランクリン「やはりそうか……となると、宇宙に上がる必要があるか……?」

フランクリン「母艦のほうはどうなっているんだったかね?」

研究員「工廠のほうで完成はしたそうですが……就航はまだですね」

フランクリン「そうか。では我々はそれまで武装のチェックを行うとしよう」

研究員「わかりました、主任」


グラナダ

ウォン「エゥーゴの諸君。よくやってくれた。まさかあのティターンズの大艦隊を追い返すとは!」

ヘンケン「ウォンさん、そうもいっていられないのです」

ウォン「何だと?何があるというのかね」

ブライト「ティターンズ艦隊が撤退したのは、アクシズの介入があったからです」

ウォン「アクシズが……!遂に戻ってきたのかね!朗報じゃないか!」

ヘンケン「…………味方としてではなく、敵としてです」

ウォン「何だと!?」

ブライト「ティターンズとも交戦していたようなので、新たな勢力としてこの戦争に参戦したと考える必要があります」

ヘンケン「そして、何よりの問題はアクシズがコロニーレーザーを手にしたということです」

ウォン「コロニーレーザーを!?」

ヘンケン「つまりウォンさん、我々はともすれば3勢力の中で最弱の勢力です」

ウォン「………………」

ウォン「…………では、我々はどう動く?これまで以上に慎重なかじ取りが求められよう」

ヘンケン「今避けるべきはティターンズとアクシズから挟撃されることです。なんとか漁夫の利を得ることができる形にもっていかなければ……」

ウォン「……わかった。私からも会長に頼んでおこう」

ヘンケン「お願いします。……我々軍は最悪の事態を想定した計画を立てて対応します」

ウォン「そうはならんように努力するのが私の仕事だ。軍のことは任せたぞ」

ヘンケン「はい」

ブライト「はっ」


フォンブラウン

メラニー「そうか……わかった。各界に働きかけよう」

ウォン「よろしくお願いします、会長」

メラニー「ああ」

ウイーン

メラニー「…………私だ。……そうだ。頼む」

メラニー「…………わかった。支援は増やす。……よし」ピッ

メラニー「泥沼の戦いか………………精々利用させてもらうがね」

ジュピトリス

シロッコ「ハマーン・カーン…………あの壊れた女はいったい何をしようとしているのか…………」

シロッコ「もしかすると、あの女が私にチャンスを運んでくるかもしれん」

シロッコ「今は待つ時だな」

シロッコ「バスクの問題は……いつか仕返しはさせてもらおう」

自室

ジェリド「地球ごと人類を滅ぼす。そんなことがシャアの想いだったというのか……?」

ジェリド「……いや、ちがう。俺が感じたシャアの想いは…………」

ジェリド「……………………」

ジェリド「……だが、あの様子では…………刃を交える他ないのか……!」

ジェリド「この後の戦況はどうなっていく…………?」

ジェリド「アクシズか、それともエゥーゴか、あるいは…………」

ジェリド「……なんにせよ、今はつかの間の休息だ。今にうちにしかできないことをやっておかないとな」

1.シロッコと話す(多少の危険あり)
2.サラと話す
3.シドレと話す
4.マウアーを特訓する
5.サラ&シドレを特訓する

おそらく最後の自由行動です。

多数決下3まで

4

ジェリド「マウアー!」

マウアー「ジェリド?どうかしたの?」

ジェリド「少し模擬戦でもやらないか?」

マウアー「いいけど……急にどうして?…………あっ」

ジェリド「……やはり、戦場は厳しい場所だ。まさかということなんていくらでもある。だから、そんな可能性を少しでも減らすために……」

ジェリド「マウアーにも、もっと強くなってほしい。…………俺を守るんだろう?」

マウアー「……ふふっ!…………そうね。自分の身を守るためにも、ジェリドを守るためにも、力は必要だものね」

ジェリド「そうだ。大切な人を守ることができる…………それが力ってもんだろう?」

マウアー「…………そうね、ジェリド」

ジェリド「マウアー…………」

ジェリド「…………始めるか」

マウアー「…………ええ」

格納庫

ジェリド「弾はペイント弾に変えたか!?」

整備士「もちろんです!」

ジェリド「よし!フライルー、出るぞ!」ドウッ

マウアー「ガブスレイ、出る!」ドウッ

シロッコ「ほう……ジェリドとマウアーの模擬戦か…………」

ジェリド「マウアーにはニュータイプの才能があるように感じられるが……どうするか…………」

マウアー「ジェリド!気が散っているぞ!」ビューンビューン

ジェリド「はっ!」ドウッ

ジェリド「よし……やってみるか!」ドウッ

マウアー「何を!?」ドウッ

マウアー「!?消えた!?」

ジェリド「そこ!」ビューンビューン

マウアー「!!」ガスッ

ジェリド「やはり…………!」

マウアー「ジェリド……やっぱりあなた強いわね」

ジェリド「いや……マウアーも前より相当強くなっているな」

マウアー「続ける?」

ジェリド「勿論!」ドウッ

マウアー「来い!ジェリド!」

コンマ下2桁

99これは……アムロの……!?
90-98以前戦ったシロッコの域に達したかもしれない
80-89シャアのレベルのものを感じる
40-79流石にベテランといったところ(熟練上)
00-39まあこんなものだろう(熟練中)

下2

90以上ニュータイプの才能が爆発的に開花した(NTレベル4に)
75-89やはり才能はかなりあった(NTレベル3に)
50-74才能はあった(NTレベル2に)
01-49資質があるのは確かだ(据え置き)
00資質は皆無だ。ではなぜ……

下3

現在のマウアーは熟練弱、NTレベル1といったところです。

コンマ97,55 ボーナス

マウアー「そこ!」ビューンビューン

ジェリド「くっ!」カスッ

ジェリド「射撃精度が……!」ドウッ

マウアー「ジェリドと出会ってからこれまでの間…………なにも無為に時を過ごしていたわけではない」

ジェリド「そっち!」ビューンビューン

ピキーン

マウアー「っ!」ドウッ

ジェリド「何!?」

マウアー「……ひたすらに訓練を重ねた」ビューンビューン

ジェリド「マウアー……!」ドウッ

マウアー「ジェリドと……肩を並べられるように……!」ドウッ

マウアー「ジェリド……あなたを、守ることができるように……!」ブウン

バチバチバチバチィ!

ジェリド「…………強くなったな、マウアー。…………本当に……」

マウアー「あなたがいたからよ、ジェリド。あなたがいたから、私は……!」バチィ!

ジェリド「……そうさ、俺は…………」ドウッ

ジェリド「……………………………………」

ジェリド「……マウアーがいたから、マウアーが支えてくれたから、俺は今ここにいる……!」

ジェリド「……だから…………そのための強さだ!」

マウアー「っ!」ビューンビューン

ジェリド「マウアー!」ビューン

ズドン!

マウアー「…………」

ジェリド「…………」

マウアー「…………やっぱり、かなわないわね」

マウアー「でも…………少しは私も…………」

ジェリド「…………ああ」

ジェリド「…………やっぱり、マウアーもニュータイプだったんだな」

マウアー「…………そのようね」

マウアー「……でも……これは、何なのかしらね」

ジェリド「何だ?」

マウアー「……あなたのそばにいると、声が聞こえるの。たくさんの声が…………」

ジェリド「それは…………」

マウアー「……ジェリド。あなたは一人じゃない。……ほんの少しかもしれないけれど、私にも背負わせて」

ジェリド「マウアー…………」

ジェリド「ああ…………ああ…………!」

マウアー「……ふふっ…………やっと……やっとね」

マウアーのパイロットレベルがシロッコ並みに、NTレベルが2になりました。

ボーナスは、ジェリドとの共闘時のコンマ補正(+5)です

補正の+5でコンマの数値が100超えたらどうなりますか?

>>738 99以上はすべてクリティカル扱いとします。

アクシズ

ハマーン「アクシズの将兵諸君!」

ハマーン「これより我々は地球に向かう!」

ハマーン「……あの、重力に魂をひかれた愚かな者どもが住まう地球にだ!」

ハマーン「…………我々スペースノイドは長い間虐げ続けられてきた」

ハマーン「……移民という名目で、我々は母星を追われ、奴隷と化した」

ハマーン「すべては、奴らが地球の富を独占するためだった」

ハマーン「我々は忘れない」

ハマーン「追い出された、この恨みを」

ハマーン「我々は忘れない」

ハマーン「7年前、自由を求め立ち上がった人民が、地球の権益を握る者たちによって弾圧されたことを!

ハマーン「見よ、あの星を!」

ハマーン「あの青い惑星は、肥えたがん細胞によって今まさに侵されているのだ!」

ハマーン「……我々アクシズは懲罰する!」

ハマーン「地球に寄生する愚かな人類を、この、我々の手で粛清するのだ!」

ハマーン「そして、ミネバ・ラオ・ザビの名の下、新しい世界を築き上げるのだ!」

ハマーン「我らアクシズに栄光あれ!偉大なるザビ家の後継、ミネバ様に栄光あれ!」

ハマーン「ジーク・ジオン!」

自室

ハマーン「あはっ、あははは!」

ハマーン「遂に動き出しちゃった!あはっ、あははははは!」

ハマーン「シャア…………私、もう止まらないよ?」

ハマーン「シャアが…………私の背中を押してくれたんだよ?」

ハマーン「ねえ大佐?こっちむいて?」

ハマーン「…………ねえ、シャア…………」

ハマーン「……何で何も言ってくれないの?」

ハマーン「……私、よくできてるなら褒めてよ…………!」

ハマーン「……間違っているのなら止めてよ…………!」

ハマーン「……ねえシャア…………シャア…………わかんない……わかんないよお!」

ハマーン「……あはっ、あはっ、あははは!あははは!あははは!あははは!」



ミネバ「ハマーン!」


ハマーン「!?」

昨日は寝落ちしてしまいました。すみません。

ハマーン「…………ミネバ様、何の御用でしょうか?」

ミネバ「……ハマーンは先ほど何をしていた?」

ハマーン「…………先ほどは見苦しい姿をお見せしてしまい申し訳ありません」

ハマーン「ですが、もう心配は…………」

ミネバ「噓だ!」

ハマーン「!?」

ミネバ「私…私、知ってるんだよ?……ハマーンがいつも……ああしているのを……!」

ハマーン「……ご心配には及びま」

ミネバ「ハマーン!本当の……本当のことを言ってくれよ!」

ミネバ「ハマーンはおかしい!あの日から、シャアがいなくなった日から!」

ハマーン「…………ミネバ様!」

ミネバ「こんなハマーン……私は……私は、見たくない!」

ハマーン「ミネバ様!」

ミネバ「ハマーン!」

ミネバ「お願いだ、ハマーン!元の、シャアがいたころのハマーンに戻ってくれよ!」

ハマーン「……………………」

ハマーン「……………………」

ハマーン「……………………もう、戻れるわけない」

ミネバ「…………ふえっ?」

ハマーン「……私は……私の生きる意味は、大佐が私に与えてくれたもの」

ハマーン「……大佐は、私の生きる意味だった」

ハマーン「……あの時光に焼かれて大佐と死ねればよかった」

ハマーン「……あの時大佐を助けて死ねればそれでよかった」

ハマーン「なのに、なのに…………!」

ハマーン「なぜ私だけ生き残った?なぜ?なぜだ?なんで?どうして?」

ハマーン「どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして」

ハマーン「……ふふっ!そっか!大佐は死んでも、私に生きる意味を与えてくれたんだ!」

ハマーン「大佐の願いをかなえる!それが私の生きる意味!」

ハマーン「だから、もう止まらない。もう振り返らない。だって、そうやって進み続けないと、私に生きてる意味なんてないもんね」

ハマーン「もう戻ったところで大佐はいない。進み続けたその先に、大佐はいるんだから」

ハマーン「ねえ、ミネバ様?わかったでしょう?」

ハマーン「私がおかしい?ふふっ!だろうね。こんな、大佐のいない世界でまともに生きていられるほうが狂ってる」

ハマーン「ねえ、ミネバ様。さっきの演説、なかなかのものだったでしょう?……でも、あの私は本当の私じゃない」

ハマーン「え?じゃあ、この私は?……残念、これも本当の私じゃない」

ハマーン「…………………………………………あれ?本当の私ってなんだっけ?」

ハマーン「………………………………………………………………………………………………………………………………まあ、いっか!」



ミネバ「は、ハマーン…………」

ハマーン「ミネバ様。もう夜も遅い。早くお休みになられては?」

ハマーン「私は寝るとします。では、ミネバ様」

ハマーン「おやすみなさい」ニコッ

長い間何の報告もなく放置してしまい申し訳ありません。本業のほうが本格的に忙しくなりまして、PCに触れられるのも月に何度あるかといった状況です。
来年の四月ごろまではそんな状況が続くと思われます。ですので、相当に不定期な投下になってしまうと思いますが、お付き合いいただければ幸いです。

グラナダ


エゥーゴ兵「ヘンケン中佐!小惑星アクシズが移動を開始しました!」

ヘンケン「来たか……!小惑星アクシズは移動要塞……どこに配置されるかが問題だな」

ウォン「アクシズの連中はいったい何を狙って動き始めた?」

ブライト「エゥーゴの艦隊はこの前の戦闘での損害を負ったままです。まだ回復していません」

アムロ「ティターンズも同じことだろうな。あの戦いは痛み分けだった」

ヘンケン「つまり、今健在なのはあの時漁夫の利を得たアクシズだけというわけです」

ウォン「ならば、狙いは我々の殲滅か!」

ヘンケン「ティターンズもでしょう。アクシズにはコロニーレーザーがある」

ウォン「そうすればジオンの天下というわけか……アクシズめ!これだから信用ならんのだ!」

ヘンケン「……我々はまた厳しい防衛線を強いられることになりそうだ。ブライト艦長、以前作成した防衛計画の改善点を挙げておきたい」

ブライト「わかりました。アーガマとその他の艦から挙げさせてみます」

ヘンケン「すまん」

ヘンケン「ウォンさん。ウォンさんには和平案の作成と外部との交渉を頼みたい」

ウォン「戦う前から負ける時のことを考えるのかね!」

ヘンケン「それをしなければならんのが指導者です。ウォンさん、お願いします」

ウォン「……わかった。アナハイムのほうからも人員を出して検討させよう。交渉もな」

ヘンケン「ありがとうございます、ウォンさん」

ブライト「あとはアクシズ、ティターンズの動向次第ですか」

ヘンケン「そうだな。混戦になればまだ勝ち目はある。神頼みは性ではないが……そうでもしないとやってられんな」



ドゴス・ギア

バスク「アクシズが動き始めただと!?」

オペレーター「確かな情報です!」

バスク「艦隊の状況はどうだ!」

オペレーター「戦闘可能なのは六割程度です!何分、先刻の戦いでの損害が大きすぎます!」

バスク「ぬうう……!アクシズめ……!」

バスク「拠出可能な艦隊はないのか!」

オペレーター「無理です!これ以上はゼダンの門の防衛が立ち行かなくなります!」

バスク「コロニーレーザーさえあれば……!」

オペレーター「大佐、どうなさいますか?」

バスク「艦隊は第二種戦闘配置だ!それにアクシズ、エゥーゴの動向も探っておけ!」

オペレーター「はっ!」

バスク「……宇宙ゴミ共め!」ガンッ


ジュピトリス

シロッコ「ふっふっふっふ、バスクの慌てている様が目に浮かぶな」

ジェリド「大尉、私を呼び出したのは……」

シロッコ「ふむ。先ほどの模擬戦を見せてもらった。見事なものだ」

ジェリド「ありがとうございます。しかし……」

シロッコ「君だけではない。マウアーもだよ、ジェリド。彼女の腕は相当のものだ。それに、目覚めつつもある」

ジェリド「……確かに、それは私も感じました」

シロッコ「やはり、私の見込みは正しかったようだ。君の存在が、彼女にいい影響を及ぼしている」

シロッコ「そして、遂にアクシズが動き出した」

ジェリド「アクシズが……!」

シロッコ「ふふ……それほど驚きはしないのだな」

ジェリド「奴には……ハマーンには、何かをするという決意が見えました」

シロッコ「……そうだ。ハマーン・カーンは必ず何かをする。そして、それが私を押し上げてくれるのだよ」

ジェリド「……では、時は来たと?」

シロッコ「……時が来たかというのはその時までわからんさ。ただ、一つ言えるのは近いうちに君の力が必要になるということだ」


ゼダンの門


側近「閣下。コンペイトウからです」

ジャミトフ「…………そうか。間に合ったか」

側近「間に合った、といいますと?」

ジャミトフ「私の勘がそう告げている」

ジャミトフ(見せてもらおうか、ジェリド中尉。この機体で、ニュータイプの可能性というものを)

ジャミトフ「……ガンダムでな」



フォンブラウン

メラニー「これは……動くな」

メラニー「調整だ。偏りはなくしたい」


グワダン ブリッジ


アクシズ兵「報告します!現在、ティターンズ及びエゥーゴはサイド2、グラナダに戦力を集中させているとのことです!」

ハマーン「そうか。ご苦労」

アクシズ兵「はっ!」ウィーン

ハマーン「よし、手はず通りアクシズは進路変更!地球に向かう!」

アクシズ佐官「しかし、敵への対処はいかがしましょう?やはりコロニーレーザーを向かわせるべきではないでしょうか」

ハマーン「全戦力を地球に向ける。このアクシズ落とし、何としても成功させねばならん」

ハマーン「コロニーレーザーを奴らに奪取される愚を犯すことはなかろう」

アクシズ佐官「はっ!」

ハマーン「アクシズの全戦力を投入しての作戦……」

ハマーン「止められるものならば止めてみるがいい…………」



グラナダ

エゥーゴ兵「中佐!ヘンケン中佐!」ウィーン

ヘンケン「なんだ!」

エゥーゴ兵「アクシズが進路を変更!地球に向かっているとのことです!」

ヘンケン「地球に……?いったい何をしようというのだ!?」

アムロ「まさか……いや……!」

ブラウン「アムロ、何か心当たりがあるのか?」

アムロ「落とす……というのか……!?」

アムロ「アクシズを……地球に!」

ヘンケン「何だと!?」

アムロ「……人類を滅ぼそうというのか!」

ブライト「まさか……本当にハマーンは……」

ウォン「それが本当だとすればとんでもないことになるぞ!コロニー落としなど比べ物にならんほどの!」

ヘンケン「……そうなればティターンズと戦っている場合ではないぞ!」

ヘンケン「ウォンさん。早急にティターンズとの和平、いや、停戦協定を!」

ウォン「分かっている!」ウィーン

アムロ「ハマーン……いったい何をしているんだ……!」ガンッ

ドゴス・ギア

バスク「アクシズが進路変更しただと!?」

オペレーター「情報によると進路は地球!進路は地球です!」

バスク「地球だと……?」

バスク「……そうか。そうだ、やはりか!」

バスク「ジオンの考えることやることはいつも同じということか!」

バスク「艦隊を出動させる!今すぐにだ!」

オペレーター「し、しかし……まだ補給も整備も完全ではありません!」

バスク「完全でないからなんだというのだ!今!まさに!ジオンの下劣な兵器が地球に落ちようとしているのだ!」

バスク「あれは何をしてでも止めなければならん!たとえ艦隊が全滅しようと、百万の核を使おうと、何をしてでもだ!」

オペレーター「は、はっ!」

バスク「艦隊は地球に向かうジオン艦隊を強襲!アクシズの核パルスの破壊を行う!」

バスク「キリマンジャロに通信をつなげ!」

オペレーター「はっ!」

バスク「ありったけの核を軌道上に配置しろ!」

ティターンズ佐官「核でありますか!?」

バスク「そうだ!各地からも徴発しろ!責任は私が持つ!」

ティターンズ佐官「は、はっ!」



ゼダンの門

側近「閣下……」

ジャミトフ「本当なのか?アクシズを地球に落とすなど……」

側近「少なくとも、バスクはそう考えているようです」

ジャミトフ「……そうだな。その可能性は高いか……」

ジャミトフ「艦のほうは完成しているな?」

側近「オーガスタのほうで打ち上げを待っています」

ジャミトフ「編成は完了しているか?」

側近「近日中にはということですが……」



コンマ下2桁

90-99 新兵器は4号機まで完全に完成していた
50-89 3号機まで完成していた
10-49 2号機まで完成していた
00-09 1号機のみ

下2

新兵器が4号機までってのが黒歴史のあいつらしか思い浮かばん…


>>>ジャミトフ「艦のほうは完成しているな?」

これってアルビ…(ズギューーン!!) ← 狙撃される音葉

コンマ40

ジャミトフ「……コンペイトウの機体を軌道上にまわす」

側近「しかし、それでは艦も機体も危険なのでは?」

ジャミトフ「機体のほうはテストチームに運ばせる。艦のほうは腕利きのパイロットをつければいいだろう」

側近「エースパイロットは軒並みサイド2に回っています」

ジャミトフ「……確か、風変わりなパイロットがいたな。キリマンジャロを突破してきたパイロットだ。彼はまだ地球にいるはずだ」

側近「キリマンジャロを突破した……わかりました。編成は早急に済ませます」

ジャミトフ「頼むぞ」

側近「!」

側近「閣下!エゥーゴから停戦の提案がありました!」

ジャミトフ「何!?……この際争ってはいられないということか……」

ジャミトフ「……すぐに停戦交渉を行う。艦隊にも連絡をしておけ」

側近「はっ!」

ジャミトフ「いい機会ではあるか……」



ジュピトリス

シロッコ「アクシズを地球に落とすだと?」

シロッコ「ふっふっふっふ!なるほど、ハマーン・カーン。狂っているな」

シロッコ「……だが、愚民どもを滅するにはいい機会かもしれん」

シロッコ「ジャミトフはどう出るか……」

ピッ

シロッコ「!」

シロッコ「ふふ……はっはっはっはっはっはっはっは!」

シロッコ「感謝するぞハマーン・カーン!時代の流れは私に味方した!」

シロッコ「ゼダンの門に繋げ!」

オペレーター「はっ!」

ジュピトリス

シロッコ「ジェリド。君に来てもらったのは他でもない」

シロッコ「時は来た。君にも来てほしい」

ジェリド「もちろんです」

シロッコ「ふふ……新しい時代の幕を開けるとしよう」


グラナダ

ウォン「ティターンズから返答があった」

ヘンケン「……なんと?」

ウォン「……停戦の用意がある、だそうだ」

ヘンケン「ウォンさん!やりましたな!」

ウォン「全く、首の皮一枚つながったな!」

ブライト「しかし、停戦に応じるとは……」

ウォン「やはり奴らもアクシズを地球に落とさせるわけにはいかんようだな」

ヘンケン「とりあえずは地球連邦軍復活というわけですな」

ブライト「ジオン相手に団結、ですか……」

ウォン「敵がいないと団結できない。そういうことだ」

ヘンケン「細かい部分はどうなっています?」

ウォン「今大急ぎで詰めているところだ。恐らくはどこかの艦で調印ということになるだろう」

ヘンケン「だまし討ちの可能性は?」

ウォン「……あり得るな。だが、これを受けねばどうにもならん」

ヘンケン「やはり……脱出計画も練っておく必要があるか……」

ウォン「こちらもできる限りの情報は集める。何としてでも無事に交渉を終わらせるのだ!」


オーガスタ


ブラン「特命と言ってもねえ……」スタスタ

ウッダー「やはり宇宙は?」スタスタ

ブラン「……どうにもな。一年戦争を思い出す」

ブラン「まあ、任務というのなら仕方がないがね」

ウッダー「……これが艦ですか」

ブラン「ほう……」

フランクリン「そうだ。これが君たちの乗る艦だ」

ブラン「あなたは……」

フランクリン「担当者のフランクリン・ビダン大尉だ。まあ、担当者といっても艦には関わっていないがな」

ブラン「よろしく、大尉。で、こいつは……」

フランクリン「アレキサンドリア級……いや、アスワン改級とでもいうべき代物だ。名をハルツームという」

フランクリン「私が開発したガンダム……ガンダムTR-6の専用母艦だ」



グラナダ

ウォン「ティターンズからの通知だ」

ウォン「停戦協定はロンバルディア級ロンバルディア上で執り行う。指定座標にて双方一定の護衛戦力のみで合流すること」

ウォン「以上だ。そして、ロンバルディア級ロンバルディアのデータがモニターのこれになる」

ブライト「このデータは?」

ウォン「……ロンバルディアは新鋭艦のようでな。同系統のアレキサンドリア級とこれまでの戦闘データからの推測だ」

ヘンケン「……ブライト艦長。困難な状況だが万一ということがある。よろしく頼む」

ブライト「……やってみましょう」

ヘンケン「停戦協定を締結し次第、艦隊はアクシズ迎撃に向かう。各艦に準備を完了させるように通達してくれ」

エゥーゴ兵「はっ!」

ヘンケン「さて……行くぞ!」



ゼダンの門

ジャミトフ「アクシズの足が遅いのだけが救いか……」

側近「既にバスク艦隊の先遣隊が機雷敷設などの遅延戦術を行っているようです」

ジャミトフ「その方針を堅持するように伝えろ」

側近「はっ」

ジャミトフ「来るのはドゴス・ギアとアレキサンドリアでいいのだな?」

側近「はい。エゥーゴからはアーガマとラーディッシュの二隻です」

ジャミトフ「シロッコが仕掛けてくるならここだな……」

ジャミトフ「警護のほうは用意できているな?」

側近「腕利きを集めております」

ジャミトフ「よし」

サイド2周辺宙域


アレキサンドリア

シロッコ「ここまで送って頂き感謝する、ガディ艦長」

ガディ「何、大したことではない」

ガディ「……ここでエゥーゴと停戦か。無事に済むといいがな」

シロッコ「ふふ……そうなることを願おう」

ガディ「……」

シロッコ「時間だ。行くぞ!」ドウッ

ジェリド「了解!」ドウッ

ジェリド「……ジュピトリスは離れてはいるが……」

ジェリド「シロッコ……どう動く?」

サラ「パプティマス様……」ドウッ

シドレ「サラ曹長。我々の任務は船外での待機です」ドウッ

サラ「……分かっています。パプティマス様のご命令に従うまでです」


ジュピトリス

マウアー「何が起こるか……」

マウアー「……ジェリド、どうか無事で……」



ドゴス・ギア

バスク「スペースノイド共と手を組むとは……!」

バスク「……先遣隊はどうだ?」

オペレーター「……工作を終えて合流地点に向かっています!」

バスク「……だが、機雷ごときでは狂信者共は止まらん。アクシズ破壊のシミュレーションは完了しているな?」

オペレーター「……完了はしていますが……如何せん核の数が足りないようです!何でも、各所とも出し渋っていると……」

バスク「地球が滅ぶかの瀬戸際で出し渋りだと……!?」

バスク「ふざけるな!何のための核だ!」

バスク「何としても、何をしてでも数をそろえろ!でなければ滅ぶ!」


ダンケル「敵があそこにいるってのにやれないとは……」

ヤザン「まだだ!何、少しすれば思う存分やれるぞ!」

ダンケル「本当ですかい!?」

ヤザン「無論だ!……さあ、シロッコ。俺を楽しませてくれ……!」




ロンバルディア

ブリッジ

オペレーター「モビルスーツより信号!シロッコ大尉、ジェリド中尉です!」

オペレーター「エゥーゴ側からもリックディアス、Zガンダムの信号を確認!アーガマからのランチと一緒です!」

ジャミトフ「……いよいよだな」

艦長「はっ?」

ジャミトフ「着艦を認めろ。私は会議室へ向かう」

艦長「はっ!」

ジャミトフ「さて……どう出るか……」


格納庫

オペレーター「ジ・O、フライルー、着艦します!」

オペレーター「Ζガンダム、リックディアス着艦!」

シロッコ「ご苦労」ウイーン

ロベルト「あれがシロッコか……」ウイーン

ジェリド「……アムロ」ウイーン

アムロ「ジェリド……」ウイーン

ヘンケン「……大層なお出迎えだな」

ティターンズ兵「お待ちしておりました、ヘンケン中佐。ジャミトフ閣下の元へご案内いたします」

ティターンズ兵「護衛の皆様もこちらへ」

シロッコ「ふっふっふ……行こうか、ジェリド」

ジェリド「はっ」

ヘンケン「アムロ大尉、ロベルト中尉、頼む」

アムロ「任せてくれ、艦長」

ロベルト「……しかし、こうも敵に囲まれているというのは……どうにも落ち着かないですな」

アムロ「この会談でこれが味方になる。そうと考えれば、どうということはないさ」

ロベルト「そういうものですかねえ……」

アムロ「そういうものだ。何、ヘンケン艦長がうまくやってくれる」

ヘンケン「……軽口はそこまでだ。行くぞ」

ロベルト「はっ!」

アムロ「はっ!」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2019年04月13日 (土) 14:29:28   ID: xDXVXT-b

敵に有利な判定過ぎてアムロ達が活躍出来てないクソゲーをプレイしてる感覚

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