ジェリド「安価とコンマでこの手にすべてを掴む!」 (1000)

ジェリドでグリプス戦役を戦うスレです。

安価、コンマで進行していきます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1519899977

ジェリド「まさか俺がガンダムMk-Ⅱの試験パイロットに選ばれるとはな」スタスタ

カクリコン「何も選ばれたのはお前だけじゃないぜ」

ジェリド「カクリコン中尉!」

エマ「久しぶりね、ジェリド」

ジェリド「それにエマ中尉!ティターンズらしくなって、よく来てくれた!」

ファ「カミーユ!」

ジェリド「ん?」クルッ

ファ「カミーユ!会えやしないわよ!」

コンマ下二桁

95以上女みたいな名前だと思ったが、嫌な予感がするので言わないでおこう
94以下うっかり口に出してしまう

下1

ジェリド「女の名前なのに…なんだ男か」

カミーユ「ッ…!」

ファ「どうしたのカミーユ?カミーユ!」スタスタ

ジェリド「カクリコン中尉の知り合いか?」

ファ「カミーユ!ダメよそっちは!」

カミーユ「なめるな!」

コンマ下二桁

90以上流石ティターンズ、素人の拳になど当たらない
89以下アッパーを食らう

コンマ99

ジェリド「ん?」サッ

カミーユ「この!」ブンッ

ジェリド「おいおい。こんなところで暴れると警備に捕まっちまうぞ」ガシッ

カミーユ「くっ!」

カクリコン「こいつ!俺らがティターンズだと分かってるんだろうな!」

ジェリド「やめとけカクリコン。…カミーユ君だろ?突然殴りかかってきて、なんだっていうんだ?」

カミーユ「言っていいことと悪いことがある!…男に向かってなんだはないだろ!」

ジェリド「そのことか…。わかった、カミーユ君。君の名前をバカにして済まなかった」

カミーユ「ッ!」

ジェリド「この通りだ」

カミーユ「…分かればいいんですよ、分かれば…。」

ファ「カミーユ!」

ジェリド「お連れさんも呼んでるみたいだな」

カミーユ「ッ…行こう!ファ!」スッ

ファ「カミーユ!どうしたって言うのよ」

カミーユ「いいから行くぞ」スタスタ




ええ…ジェリドなのに殴り返さないの…?

ファ「カミーユったらあんなことして!よく許してもらえたわね」

カミーユ「…ああ」

カミーユ(ティターンズの奴ら。思っていたような横暴な軍人ではなかった…)

カミーユ(俺は奴らに偏見を持っていたのかもしれないな)




カクリコン「ジェリド!なぜあんな奴に頭を下げたりした!?

エマ「カクリコン!落ち着きなさい!…それにしてもジェリド、よく許してやったわね」

ジェリド「俺たちが今すべきことはガンダムMK-Ⅱの試験だ。…それに俺はティターンズの一員だ。あんなことで民間人に手を出したりはしないさ」

エマ「ジェリド…しばらく見ないうちに成長したわね」

ジェリド「…そうかもしれないな。…時間も近い。二人とも、急ぐぞ!」

カミーユのティターンズに対する悪印象が薄まりました。
MK-Ⅱを強奪される可能性が激減しました。


>>10通常の成功なら華麗にカウンターを決めノックアウトしていましたが、99なのでクリティカル判定でこうなりました。
最初に入れ忘れましたが、コンマは99クリティカル、00は0、ゾロ目はボーナスを付けます。

格納庫

ジェリド「…これがガンダムMK-Ⅱか」

カクリコン「1年戦争で数々の戦績を打ち立てたあの機体の後継機…」

エマ「…そろそろ始めましょう」

コックピット

ジェリド「…よし、機体状況は良好のようだ」ピッピッ

エマ「ジェリド中尉。分かってるわね。訓練は手はず通りに行うのよ」

ジェリド「了解。ガンダムMK-Ⅱ三号機、出る!」ドウッ

カクリコン「まずは高空での隊列行動か」

エマ「私が先頭で行きます。着いてきて」ドウッ

ジェリド「了解!…さすがの運動性だ。シミュレーションはやったが、やはり実機は違うな。…よし。これなら!」ドウッ

エマ「ジェリド!コースを外れているわよ!」

ジェリド「隊列飛行ぐらいもうできる!そんなのでは訓練にならん!」

エマ「ジェリド中尉!」

ジェリド「見てろ…」ギューン

カクリコン「ジェリドの奴、急降下からの超低空飛行でもする気か?」

エマ「何呑気なこと言ってるの!あっちは居住区よ!ジェリド!止まりなさい!」

ジェリド「ぐっ……よし!…何?建物!?くそっ、ここは居住区か!」

ジェリド「民家にあたるわけには…!」ドカーン

エマ「ジェリド中尉!カクリコン中尉、行くわよ!」

カクリコン「ジェリド…無茶しやがって」

ジェリド「これは…始末書じゃあ済まんかな…」














コロニー外

クワトロ「うむ、アーガマに動いてもらうか」

アポリー「はい」

ロベルト「アーガマからメガ粒子砲、来ます!」

ドカーン

クワトロ「ロベルト、アポリー、MK-Ⅱを捕獲するぞ。ついてこい」

地上

ウオーンウオーン

エマ「ジェリド・メサ中尉。無理な行動がこういう結果につながることは十分に分かっていたはずです」

ジェリド「俺はバスク大佐の言う通り即戦力になるために…」

エマ「だからと言って居住区で超低空飛行する必要はないでしょう?」

ブライト「何をしている!警報が聞こえんのか!」

エマ「ブライトキャプテン!」

ジェリド「どうせ隕石流でも…ん?」

コンマ下二桁

90以上ジェリド、クワトロたちに気づく
89以下隕石流でも当たったんでしょう

下1





ブライト「…どうかしたか?」

ジェリド「…いや、隕石流が穴でもあけたんでしょう」

ブライト「地球から上がってきたばかりの貴様に何が判断できる!」

エマ「ではエゥーゴが攻めてきたとでも?」

ブライト「わからん。対応しろと言っている」

ジェリド「…ふん!」

1.3号機のチェックはそちらに任せた
2.3壊れてはいないだろうし、3号機に乗っておくか

下1

ジェリド「わかった。では俺は3号機に乗って対応する!」

エマ「ジェリド!あなた、今しがた建物に突っ込んだばかりでしょう!」

ジェリド「だとしたらなんだって言うんだ。俺は実践的な訓練を積んできた。さっきはたまたまだ!」ウイーン

ブライト「本当に大丈夫なのか…?」

エマ「…彼もまたMK-Ⅱのパイロットです。信じましょう」

ブライト「『また』といったな?それではエマ中尉、貴官も…」

エマ「ええ。私もMK-Ⅱのパイロットです」

ブライト「それならば何をしている!中尉も今すぐコックピットで待機だ!」

エマ「は、はい!」

ジェリド「見てろよ。俺の実力はあんなもんじゃない!俺の実力は…」

ここでジェリドの操縦レベルを設定します。レベルは

超エース(アムロ級)

大エース(ヤザン級)

エース(クワトロ級)
   
熟練兵

中堅兵

新兵

の6段階で、下三つは強、中、弱の三段階があります。

コンマ下二桁

99エース
85-98熟練兵弱
60-84中堅兵弱
11-59新兵弱
00-10座学だけのお利口さん

下2




コンマ98

クワトロ「ん?ガンダムの所在を掴まんうちに!」ギューン

ロベルト「大尉?よろしいのですか?」

クワトロ「うむ。コロニーへの多少の損害はやむを得ん。ここまできて、MK-Ⅱの顔すら拝まん訳にはいかん」

アポリー「了解!」ギューンギューン

ジム「」ドカーン

ジム「」ドカーン

クワトロ「アポリー、ロベルト!遅れるなよ!」

カクリコン「エゥーゴのMSか!」ギューンギューン

クワトロ「来たな!MK-Ⅱだ!アポリー、見えるな?」

アポリー「大尉!MK-Ⅱです!」

クワトロ「よし!ロベルトは援護だ!捕獲したい。あまり傷つけるなよ」

カクリコン「いきなり実戦かよ…」





格納庫

整備兵「3号機のチェック完了しました!」

ブライト「よし!ジェリド中尉!出れるか!?」

ジェリド「もちろんだ!3号機、出る!」ドウッ

ブライト「あいつ…なかなかうまいじゃないか!」

ジェリド「カクリコン!今どこだ!」

カクリコン「現在敵モビルスーツと交戦中!場所は…」

ジェリド「よし、格納庫付近におびき寄せろ!」

カクリコン「まったく、よく言ってくれるな!」

ジェリド「エマ中尉は!?」

管制「中尉は現在1号機へ向かっています」

ジェリド「まだ来れないか…ッ来た!」

カクリコン「ぬお!?よし、来たぞ、ジェリド!」ドシーン

アポリー「ん?大尉!もう一機います!」

クワトロ「なに!?もう一機だと?」

ロベルト「しかし、この程度の腕では問題ありません。2機とも捕獲しましょう」

クワトロ「ロベルト。侮るな。…しかし、そうだな。二機ともいただくとするか!」ドウッ

カクリコン「うおお!?」

ジェリド「させるか!」バチバチバチ

クワトロ「何!こいつ、かなりやるな!しかし!」

ジェリド「うおおお!」

コンマ下二桁

90以上リックディアス全機中破撤退
80-89単騎で互角に渡り合う
40-79エマ参戦
20-39カクリコン中破
19-10ジェリド中破カクリコン鹵獲
00-09ジェリド大破カクリコン鹵獲



下2

エマ「ジェリド!カクリコン!」

アポリー「何!?さらにもう一機!MK-Ⅱが三機です!」

クワトロ「ちいぃ!これで手加減して無傷で持ち帰るわけにはいかなくなったか!」

ロベルト「大尉!どういたしますか?」

クワトロ「…さっき来た1号機の腕のほどはわからんが、2号機はそれほどでもないと見た!アポリー、ロベルト!二人は2号機を鹵獲しろ!」

アポリー「では大尉は?」

クワトロ「逆に3号機はかなりの手練れだ。私が食い止める!行くぞ!」

エマ「っ!来る!」

ジェリド「3対3なら…!」

コンマ下二桁

90以上アポリー、クワトロ機中破撤退ロベルト機鹵獲
80-89リックディアス全機中破撤退
60-79リックディアス撤退
40-59戦闘膠着
10-39カクリコン機鹵獲
00-09カクリコン、エマ機鹵獲

下2

コンマ99 クリティカル

アポリー「ロベルト!向こうから挟み込め!」

カクリコン「くっ!…なに!?後ろから!」

ジェリド「何!?狙いはカクリコンか!?」

エマ「ジェリド!」

クワトロ「貰った!」

ピキーン

ジェリド「くっ!」

クワトロ「何!?真後ろからの攻撃を避けた!?」

ジェリド「邪魔するなあ!」ブウン

クワトロ「ちいぃ!」右手ドカーン

エマ「カクリコンを放しなさい!」

ロベルト「こっちに1号機が!大尉はなにを!」

アポリー「ロベルト!後ろだ!」

ジェリド「貰った!」ブウンズバッ

両脚「」ドカーン

ロベルト「うわあああ!」

エマ「そこ!」ドシーン

アポリー「こいつ、うわああ!」ドシーン

ジェリド「エマ中尉!そいつをそのまま抑えてろ!」スチャッ

クワトロ「ロベルト、アポリー!まずいな、このままでは全滅だ!」ギューン

ジェリド「逃がすか!」ドーンドーン

クワトロ「そう当たりはせんよ…!何!?」

両脚「」ドカーン

ジェリド「やったか!?」

クワトロ「ちいぃ!」ドウッ

ジェリド「ダメか…」

ブライト「ジェリド中尉…彼はニュータイプなのか…?」

ジェリドがエース級、NTレベル2になりました。
エマは中堅中、カクリコンは新兵中です

*NTレベルは6段階、次のようになっています

レベル5:終盤カミーユ級
レベル4:ハマーン、シロッコ級
レベル3:序盤カミーユ級
レベル2:クワトロ級
レベル1:カツ、ファ級
レベル0:ジェリド級(明確な描写がないレベル)







バスク「ジェリド中尉」

ジェリド「は!」

バスク「エマ中尉」

エマ「は!」

バスク「カクリコン中尉」

カクリコン「は!」

バスク「事の次第はすべて報告を受けた。よくやってくれたな」

ジェリド「ありがとうございます、バスク大佐」

バスク「敵の撃退に加えて敵新型モビルスーツの鹵獲。…素晴らしい戦果だ。」

エマ「は!ありがたき幸せであります!」

バスク「そんな諸君らに任務を与える」

カクリコン「任務、とは?」

バスク「先ほど、尋問していた捕虜から有益な情報を得た。エゥーゴの指導者、ブレックス・フォーラ准将が本空域付近の巡洋艦、アーガマに乗船している」

ジェリド「エゥーゴの指導者が?」

バスク「そうだ。奴がいなくなればエゥーゴの政治的な力はほぼなくなるといっていい。アーガマを追撃しろ!」

ジェリド、エマ、カクリコン「は!」

ジェリド「失礼します!」ウィーン

ティターンズ兵「バスク大佐。捕虜の扱いはどのようにいたしましょうか?」

バスク「うむ。私に考えがある。アレキサンドリアに乗せろ!」

ティターンズ兵「は!」



アーガマ
ブリッジ

クワトロ「くそっ!私があそこまで深追いしなければ!」ドン

ヘンケン「クワトロ大尉。大尉の責任ではない。無理な作戦を立案してしまった我々の責任だ」

クワトロ「しかし…!」

ブレックス「過去を悔いていてもどうにもならんよ、クワトロ大尉」

ヘンケン「そうだ大尉。しかし、現実的な問題としてガンダム奪取の失敗、優秀なパイロットの損失は痛いな」

クワトロ「じきに追手も来る。もしあのパイロットが追手に来たら私でもだめかもしれん」

ブレックス「大尉の言っていたニュータイプか」

クワトロ「ええ。あのパイロットからは、並々ならぬものを感じました」

ヘンケン「どうしたものか…」

トーレス「艦長!諜報員から暗号通信です!」

ヘンケン「内容は?」

トーレス「グリーンオアシスよりアレキサンドリア級が出港!こちらの追撃が目的のようです!」

クワトロ「やはり来たか…」

トーレス「それともう一つ!アレキサンドリア級には捕虜2名が乗船したと!」

ブレックス「捕虜2名?アポリー中尉とロベルト中尉か!バスクめ、何を考えている…!」

ヘンケン「いや、これはチャンスだ。2人を救出する!」

クワトロ「艦長!無茶だ!そんなことをすればアーガマが沈む!」

ヘンケン「だが二人がいなければ我々が沈むのは時間の問題だ…」

クワトロ「しかし…アーガマにはブレックス准将も乗っているのだぞ」

ブレックス「…一か八か、やるしかないということだ」


出港前
グリプス

ブライト「ブライト中佐、入ります」

バスク「わざわざグリプスまで来てもらって恐縮だ」

ブライト「いえ、任務ですから」

バスク「うむ。私の手書きの親書だ。ジャミトフ・ハイマン大将に手渡してくれ」

ブライト「は!」

バスク「直接渡すのだぞ」

ブライト「はい。失礼します」

ジャマイカン「船は何時か?」ウイーン

ブライト「一時間後であります」

ジャマイカン「いい航海を」バシッ

ブライト「ああっつ!ありがとうございます」

バスク「どうした」

ジャマイカン「は!ルナツー部隊がアーガマを補足した模様です」

バスク「よし。カプセルを準備させろ」

ジャマイカン「は!」

アーガマ

ヘンケン「我々はエゥーゴだ!命令は聞けない!」

ライラ「了解した。撃沈をする」

クワトロ「好きなことを…!」

ライラ「こいつ…!このモビルスーツは…!」

コンマ下二桁

90以上ジムだった
60-89ハイザックだった
30-59リックディアス(脚なんて飾りです)
00-29リックディアスの予備があった



下2でお願いします

コンマ79

ライラ「ハイザックか!しかしなかなかやる!」

クワトロ「ええい、ガルバルディとハイザックでは性能の差が大きい!…しかし!」

ライラ「くらえ!」ビューンビューン

クワトロ「モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差ではないという事を教えてやる!」ドウッビューン

ライラ「赤いハイザック…赤い彗星…!?まさか、あの赤い彗星か!?迂闊だった!」

クワトロ「ええぃ、実戦慣れした部隊だ…そこ!」ビューン

ガルバルディ「」ドカーン

クワトロ「ようやく一機か…ん?信号弾?」

ライラ「ボスニアからの撤退命令…母艦の支援がないと勝てないか…」

連邦兵「エレーがやられました」

ライラ「わかっている。…赤い彗星だったと思いたい。でなければ立場がない」


アーガマ

ブレックス「全速を出せんのか。このままでは第二波をうけるな」

ヘンケン「クワトロ大尉に期待しましょう」

ブレックス「あまりにも速やかな撤退…どう見る、艦長」

ヘンケン「我々の足を止めたうえで、アレキサンドリアが第二波で確実に仕留めに来るでしょう」

ブレックス「では、そこが救出のチャンスというわけか…」

ヘンケン「そうですね。アーガマは守りに徹し、少数のモビルスーツで救出に向かえば…」

ブレックス「うむ。…クワトロ大尉に期待しよう」



アレキサンドリア

ジャマイカン「いいか!我々の狙いはブレックス准将だ!モビルスーツには構うな。アーガマだけを狙え!」

ジェリド「は!」

ジャマイカン「そしてジェリド中尉」

ジェリド「何でありますか?」

ジャマイカン「中尉には特命を与える!後続のカプセルが目に入ったらこの命令書を読みたまえ」

エマ「そのカプセルというのは強力な爆弾でしょうか?」

ジャマイカン「…そんなところだ」

ジェリド「了解であります!」

ジャマイカン「よし。出撃だ!モビルスーツ隊順次発進!」

カクリコン「カクリコン・カクーラー、MK-Ⅱ出るぞ!」ドウッ

エマ「ガンダムMK-Ⅱ、行きます!」ドウッ

ジェリド「ジェリド・メサ、出る!」ドウッ

ジャマイカン「モビルスーツ隊の指揮はエマ中尉に一任する!」

エマ「了解!…モビルスーツ隊は散開し、目標に向かえ!」

ティターンズ兵「了解!」






ジェリド「カプセルというのは…あれか!」ピッピッ

ジェリド「ジャマイカンからの命令書…なに、あのカプセルをアーガマ付近で撃て?誘爆でもさせようという事か?」

ジェリド「しかし敵が許してくれるか…」

ジェリド「…何!?赤いモビルスーツがカプセルに向かっていく!?…どうなっているんだ?」

少し前
アーガマ
ブリッジ

ヘンケン「トーレス!それは本当か!?」

トーレス「はい!モニターに超望遠レンズの映像、出ます!」

ブレックス「あれは…アポリー中尉にロベルト中尉!?バスクめ…捕虜になんて扱いを…!」

ヘンケン「しかし…本当にあれは本物なのか?」

ブレックス「バスクはそういう男だ…!しかし、何の狙いが…?」

クワトロ「きな臭いな」

ヘンケン「クワトロ大尉!何のためにあんなことを…」

クワトロ「大方、囮というところかな。あれを囮にアーガマを沈める気だろう」

トーレス「前方よりモビルスーツ多数!MK-Ⅱもいます!」

ヘンケン「弾幕を張れ!モビルスーツ隊、近づけるなよ!」

クワトロ「しかし、なんとも釈然としないな…それだけではないだろう」

ブレックス「しかし、今が最大のチャンスでもあるのは確かだ」

ヘンケン「そういうことだ。多少のリスクはやむを得ん!クワトロ大尉!カプセルを回収だ!」

クワトロ「…了解!」


ジェリド「よくわからんがそのまま持って行ってくれよ…」

ピキーン

ジェリド「!?なんだ!?カプセルから人の気配!?」

ジェリド「この気配は…鹵獲した新型に乗っていた奴か!?」

ピキーン

クワトロ「は!?この感覚…あのニュータイプか!まずい!」ドウッ

エマ「は!敵がカプセルを持っている!?なんだっていうの、あれは?」

ティターンズ兵「くらえ!」ビューンビューン

アーガマ「」ドカーン

クワトロ「そろそろアーガマも限界だ…!急がねば…」

ジェリド「カプセルに近いのは…エマ中尉か…。どうする、このことをエマ中尉に確認してもらうか…?それとも…」

1.やはり気になる。エマ中尉に確認してもらおう
2.いや、任務はカプセルを撃つことだ。気にすることはない

下2

ジェリド「通信をエマ中尉に限定して…」ピッピッ

ジェリド「エマ中尉!聞こえるか!」

エマ「ジェリド!どうかしたの?」

ジェリド「その位置からカプセルの中身を確認できるか!?」

エマ「カプセルの中身?なぜ…?」

ジェリド「何でもだ!早く!」

エマ「わかったわよ…」ピッピッ

エマ「…はっ…!?」

ジェリド「どうした、中尉!」

エマ「人が…人が二人乗ってるわ…」

ジェリド「やはりか…!ジャマイカンめ、嫌なことをさせる!」

エマ「あれは誰なの!?」

ジェリド「…おそらく俺たちが捕虜にした二人だ」

エマ「…そんな!捕虜をあんな風に扱うなんて…!」

ジェリド「捕虜をつかって爆弾を奴ら自身の手で連れて行かせ、アーガマを沈める心積もりだったのか…!」

エマ「ひどい…!誰がこんな作戦を…」

ジェリド「おそらくバスクだろう…ちくしょう!…しかし、しかしだ、エマ中尉。…これが戦争だ。これがティターンズだ!」スチャッ

エマ「ジェリド!やめなさい!ジェリド!」

ジェリド「っつ!」ビューン

1.ティターンズは軍隊だ!時には感情を抑える必要だってある!(きちんとねらって撃つ、コンマ判定へ)
2.なまじ気配があるから撃てなかった(わざと外す)

下2






エマ「ジェリド!」

ビューンカスッ

クワトロ「うおお!?…外れた!?…よし、これなら!」ドウッ

ジェリド「はあ、はあ」

ジェリド(狙えなかった…あのカプセルから人の気配を感じてしまって)

ジェリド「…うああああ!」ドン

エマ「ジェリド…」

ジャマイカン「ちっ!ジェリドめ、外しおった!」

ジャマイカン「遠隔爆破はどうか!?」

オペレーター「ダメです!ミノフスキー粒子が濃すぎます!」

ジャマイカン「ええい!…しかし、時限装置はまだ生きているはず…終わりだ、エゥーゴ!」

コンマ下二桁

10以上ジェリドのビームが時限装置を破壊していた
9以下アーガマ大破



下2です

コンマ22 ボーナス

ジャマイカン「よし、モビルスーツ隊に撤退命令を出せ!」

オペレーター「は!」

エマ「は!撤退信号!…行くわよ、ジェリド!」ドウッ

ジェリド「くっ!」ドウッ

オペレーター「アーガマ、本空域を離脱します!」

ジャマイカン「無駄なことを…。時限装置はいつ作動する?」

オペレーター「まもなくです!」

ジャマイカン「宇宙の塵となれ、アーガマ!」

シーン

ジャマイカン「ん?どうした?まだ爆発せんのか」

オペレーター「いえ、もう作動しているはずです」

ジャマイカン「どうなっているのだ!作動してないではないか!」

オペレーター「しかし…」

ジャマイカン「ええい!」ドン

ウイーン

エマ「モビルスーツ隊、全機着艦しました!」

ジャマイカン「エマ中尉か…。よし、もういい、下がれ」

エマ「はっ!失礼します!」ウイーン

ジャマイカン「ジェリド中尉」

ジェリド「はっ!」

ジャマイカン「貴様のおかげで作戦は失敗した!どうしてくれる!」

ジェリド「申し訳ありません。敵の動きが予想と違って…」

ジャマイカン「言い訳をするな!…とにかく、今回の件はお前の失態だ。…次はないと思え」

ジェリド「…は」ウイーン

アーガマ

アストナージ「しかし危なかったですねぇ、あのカプセル」

クワトロ「ああ、何かあると思ってはいたがまさか爆弾とはな」

アストナージ「しかも遠隔爆破装置に時限装置まで…どうして作動しなかったんだか」

クワトロ「…あの時か」

アストナージ「いつですって?」

クワトロ「MK-Ⅱに撃たれた時だ。少しかすめたんだが、当たり所がよかったんだろう」

アストナージ「それはなんとも運のいいことで」

クワトロ「…本当にな」

クワトロ(MK-Ⅱ、なぜ外した?あんなでかい的を外すような腕ではないはず…)

クワトロ(時限装置を狙ったという事か…?あの腕、それにニュータイプ…できない訳はない)

クワトロ(だとすれば、もしかすると我々の味方になってくれるかもしれんな…)

クワトロが盛大な勘違いをしました。
クワトロの好感度が上がりました

アーガマ
ブリッジ

ヘンケン「クワトロ大尉。よくぞ2人を無事に連れ帰ってきてくれた」

クワトロ「いえ…それで、アポリーとロベルトは?」

ブレックス「2人は今医務室だ。尋問の際、手ひどく扱われたようでな。そこまでひどくはないようだが」

クワトロ「では、すぐに戦線に復帰するのは難しいか…艦長、今後の進路は?」

ヘンケン「アーガマの損傷がひどい。どこかドックに入る必要があるな」

ブレックス「となると、一番近いのは月か」

ヘンケン「ええ。月面のグラナダ、あるいはアンマンに入れれば…」

クワトロ「しかし、グラナダに直行するのは危険だな」

ヘンケン「となると、アンマンか…。よし、本艦はこれよりグラナダ方面へ進路を取り、その後アンマンへ向かう!」

クワトロ「ブレックス准将にはそこで艦を降りてもらいましょう」

ブレックス「うむ。しかし、無事につけるかどうか…」

クワトロ「追手は来る。備えるしかないでしょう」

アレキサンドリア

エマ「ジェリド!」

ジェリド「なんだ、中尉」

エマ「ジェリド、話があるわ。私の部屋にいらっしゃい」

ジェリド「…さっきのことか」

エマ「…ええ。さっ、早く」

エマ私室

エマ「ジェリド中尉はどう思っているの?」

ジェリド「バスクのあの作戦か?」

エマ「そうよ。…私はあんな作戦をティターンズがするなんて思ってもいなかった…。あんなひどいことを…」

ジェリド「……」

エマ「私はもう、ティターンズを信じられない」

ジェリド「…だったら、どうするっていうんだ」

エマ「…今後もティターンズがこのようなことをするのなら、私はそれを止めなきゃならないわ」

ジェリド「…エゥーゴに行くという事か。しかし、エゥーゴもまた、このようなことをしているんじゃないか?」

エマ「…それでも、ティターンズよりは…」

ジェリド「そうか。決意は固いようだな」

エマ「ジェリド。あなたはどうなの?」

ジェリド「俺は…」

1.ティターンズに残る。残ってティターンズを自分のものにして見せる
2.エマとともにエゥーゴに行く。

多数決下5まで

物語の大きな分岐点なので多数決を取ります。

ジェリド「俺は…俺はティターンズに残る」

エマ「ジェリド…どうして」

ジェリド「…人生において、何か大きなものを掴むためには我慢する必要がある。俺はティターンズの一員だ。一時の感情に流されるようなことはしない」

エマ「ジェリド!」

ジェリド「…もちろん今のティターンズが正しいとも思っていない。…俺はいつか、この手にすべてを掴んで見せる!」

エマ「ジェリド…」

ジェリド「そして、俺が自分の手でティターンズを変えて見せる!だから今は我慢の時なんだ…!」

エマ「…わかったわ、ジェリド。あなたには、あなたの考えがあるのね」

ジェリド「ああ。そうだ」

エマ「…目的は同じなのに敵同士になってしまうなんて…」

ジェリド「…それが戦争ってもんだろ」

エマ「…そうね。…次にアーガマと交戦するときに私は脱走するわ」

ジェリド「…わかった」

ジェリド「しかしエマ中尉」

エマ「何かしら?」

ジェリド「MK-Ⅱは置いて行ってもらうぞ。…でなければ…」

エマ「……ええ、分かっているわ」

ジェリド「それならいいんだ」

館内放送「各員、至急ブリーフィングルームへ!」

エマ「行きましょう」

ジェリド「ああ」

ブリーフィングルーム

ジャマイカン「現在、追撃中のアーガマ、およびモンブランはサイド1、2、月のいずれかに向かっている。地球近くの我が防衛衛星を破壊しながらな」

カクリコン「という事は破壊された衛星の最寄りの衛星とサイド1、2、月方面とを結んだ直線状に…」

ジェリド「アーガマはいる。先回りして、そこで叩くというわけですか」

ジャマイカン「そういうことだ!各員第一種戦闘配備!」

エマ「すみません、ジャマイカン少佐」

ジャマイカン「どうしたエマ中尉?」

エマ「MK-Ⅱの調子が悪いのです。ハイザックで出撃してもよろしいでしょうか?」

ジャマイカン「なぜ今まで言わなかった!」

エマ「は!申し訳ございません!」

ジャマイカン「まあいい。相手は壊れかけのアーガマだ。ガンダムを3機出す必要もなかろう」

エマ「は!では」

ジェリド「…約束は守ってくれるようだな」

コックピット

ジェリド「エマ中尉は果たして無事にアーガマにつけるかどうか…向こうに行ったら敵同士か…」

整備兵「エマ中尉!?なにを!?」

エマ「ガンダムMK-Ⅱ1号機出ます!ハッチを開けて!」

オペレーター「まだ出撃命令は出ていません!待機していてください!」

エマ「そう。…なら!」ビューンビューン

ジェリド「!?エマ中尉!?…貴様…!」

エマ「ごめんなさいね、ジェリド。でも、ティターンズはもう私の敵なの」ドウッ

オペレーター「MK-Ⅱがハッチをビームライフルで破って発進しました!」

ジャマイカン「どういうことだ!エマ中尉はハイザックで出撃のはずではないのか!?」

ジャマイカン「…いや、はなからこれを…!くそっ、女狐め!」

ジェリド「エマ中尉を追う!発進許可をくれ!」

ジャマイカン「許可する!撃墜しても構わん!」

ジェリド「了解!ジェリド、出る!」

ジェリド「エマ中尉…!」ドウッ


アーガマ

トーレス「前方よりモビルスーツ確認!」

ヘンケン「くそっ、回り込まれていたか!機数は!?」

トーレス「確認できる範囲では一機!MK-Ⅱです!」

クワトロ「MK-Ⅱ単騎だと…?もしや彼ではないか!?」

ブレックス「彼というのはあの爆弾を撃ったという彼か?」

クワトロ「ええ。わずかですが、こちらに向かってくるような感覚を感じます」

ヘンケン「その彼がどうしたというのだ?」

クワトロ「もしかするとティターンズに嫌気がさしてこちらに寝返る気かもしれません」

ヘンケン「何!?それは本当か!?」

クワトロ「あくまでも推測だが…。出方を伺ったほうがいいだろう」

ヘンケン「よーし、まだ撃つな!向こうの出方を伺う!」

エマ「撃ってこない…?どういうことかしら?」

エマ「…向こうは私の寝返りを知っていた?いや、まさかね…」

エマ「どちらにせよ好都合ね」

トーレス「MK-Ⅱより通信!」

エマ「私はティターンズ所属、エマ・シーン中尉であります。ティターンズを離反してこちらに来ました」

クワトロ「やはりな…!」

クワトロ(しかし妙だ…まだこちらに気配が向かってきている…?)

ヘンケン「エマ中尉。離反したとはどういうことか?」

エマ「私は…」

ピキーン

クワトロ(違う!このMK-Ⅱではない!では、あの気配は…)

トーレス「!!前方よりモビルスーツ、またMK-Ⅱです!」

ジェリド「あれは…アーガマ!それにエマ中尉!」

ジェリド「エマ中尉!よくもぬけぬけと嘘をついてくれた!」ビューンビューン

ヘンケン「モビルスーツ隊緊急発進!対空砲火用意!」

クワトロ「くっ…あっちのMK-Ⅱが彼か!」

ヘンケン「エマ中尉!貴官がエゥーゴにつくというのなら、今ここでその証明をしてもらおう!」

エマ「ジェリド…ええ、わかりました」ドウッ

クワトロ「クワトロ・バジーナ、ハイザック出る!」ドウッ

ジェリド「くそっ、モビルスーツが出てきたか!」

ジェリド「どうする…!」

1.MK-Ⅱだけでも破壊しなければ
2.一瞬のスキをついてアーガマを沈める!

下2

ジェリド「モビルスーツに展開されるとアーガマは落とせんか…!せめて、MK-Ⅱだけでも!」

エマ「…私に狙いを定めた!?」

ジェリド「エマ中尉!殺したくはない!MK-Ⅱを降りてくれ!」ビューンビューン

エマ「できないわ!私はもう敵よ!」ビューンビューン

ジェリド「ならば!」ドウッ

コンマ下二桁

95以上勢い余ってMK-Ⅱ大破エマ死亡
75-94エマ機達磨に
50-74エマ機中破(戦闘継続)
20-49戦闘膠着
10-19クワトロ参戦
00-09まさかの大破

下2

コンマ74

ジェリド「うおおお!」ブウンズバッ

右腕「」ドカーン

エマ「右腕が!ジェリド…!やはり強い!」

ジェリド「エマ中尉!」ガシッ

エマ「組みつかれた!?」

ジェリド「エマ中尉!MK-Ⅱを降りろ!さもなくばこのまま撃墜する!」

エマ「ジェリド!私たちはもう敵同士だと言ったはずよ!」

ジェリド「ついさっきまで仲間だった人をそう簡単に殺せるか!」

エマ「それが戦争よ!あなたも分かってるでしょう!?」ドシーン

ジェリド「ぐうぅ!…わかった。そこまで言うのなら…!墜ちろ!エマ中尉!」ドウッ

コンマ下二桁

90以上エマ機大破エマ死亡
65-89エマ機達磨
40-64エマ機大破
39以下エマ機逃げ切る
00ジェリド中破

下2

コンマ13

ジェリド「墜ちろ!」

クワトロ「MK-Ⅱ!援護する!」ビューンビューン

ジェリド「くっ!増援か!いや、まだだ!」ドウッ

エマ「はああ!」バチバチバチィ

クワトロ「そこ!」ビューン

ジェリド「くっ!」ドウッ

クワトロ「よし、エマ中尉!撤退する!」

エマ「りょ、了解!」

ジェリド「くそっ!待て!」ギューン

ヘンケン「対空砲火、撃てえ!味方には当てるなよ!」

ビューンビューン

ジェリド「ここまでか…!ちくしょう!」ドウッ

クワトロ「撤退していったか…」

エマ「…」

アーガマ

ヘンケン「こちらがエマ・シーン中尉か」

クワトロ「そうです」

ブレックス「そうか…。早速だがエマ中尉。先ほどティターンズを離反したと言っていたが、どういう事かな?」

エマ「ティターンズに嫌気がさしたのです。この前の戦闘でのカプセルの一件で」

クワトロ「カプセル…。アポリーとロベルトか」

エマ「まさか捕虜を使ってあんなひどいことをするなんて…。それで、憤りを感じたんです」

ブレックス「なるほどな。確かに、バスクのやり方は強引だ。そのうちの一つでも知ったら、ティターンズは悪だとはっきりわかるだろうな」

エマ「一つでは、というと?」

ブレックス「バスクの悪事はそんなものにとどまらん。うまくもみ消されているが、あれは氷山の一角に過ぎないという事だよ」

エマ「やはり…」

クワトロ「すまない、話を遮るようで悪いが、先ほどのもう一体のMK-Ⅱの彼は誰なのだ?」

エマ「え…ああ、ジェリドの事ですか」

クワトロ「彼はジェリドというのか?」

エマ「ええ。彼はジェリド・メサ中尉です」

クワトロ「彼はなにかティターンズを裏切るようなことは?」

エマ「…実はジェリドも一緒にこちらに来るように言ったのですが…」

ヘンケン「断られた、ということか」

エマ「ええ。彼はティターンズに残って、ティターンズを内から変えて見せると」

クワトロ「ほう…。彼もやはりバスクへの反感を抱いているというわけか」

クワトロ「私の見立ては正しかったようだ」

ブレックス「バスクの悪事さえ世に知らしめることができれば、彼女らのようにティターンズを離反するものが必ず現れるはずだ」

ヘンケン「そうすれば、エゥーゴにも勝機はあるか…」

ブレックス「私は一刻でも早く地球に降りて、議会を味方につけねばな…」




アレキサンドリア

ジェリド「申し訳ありません。エマ中尉を仕留め損ねてしまいました」

ジャマイカン「ジェリド…。貴様はいつも失敗ばかりだな。…もういい、下がれ」

ジェリド「失礼します」ウィーン

連邦兵「ティターンズだからって威張るくらいなら俺にだってできるぜ!」ワッハッハ

連邦兵「はっはっは…ん?ジェリド中尉じゃないか」

連邦兵「また怒られたのか?出撃の度に失敗するようじゃ世話ねえな!」

ライラ「ティターンズと言っても所詮は地球育ちのお坊ちゃんってことかい?」

連邦兵「おい、なんとかいったらどうだ?」ワッハッハ

ジェリド「……」

ライラ「ん?どうしたんだ坊や」

ジェリド「…俺は地上では実績を上げてきた。だからティターンズになれたんだ。それなのにどうして…」

ライラ「なぜ宇宙と地球が違うんだってわからないんだい?地球でのやり方と宇宙でのやり方は違うんだよ」

ジェリド「…それならば教えろ!宇宙でのやり方とやらを!」

ライラ「……」

ジェリド「……」

ライラ「いい目をしてるね…。いいだろう、教えてやるよ。こっちでのやり方を」

ジェリド「本当か!?」

ライラ「ああ。あんたには素質がある。間違いないよ。付いてきな」

館内放送「アーガマを補足した!総員配置につけ!」

ライラ「…間が悪いね。ジェリド、実践の中で教えてやるから発進後こっちに来な!」

ジェリド「わかった!」

コックピット

ジェリド「Mk-Ⅱ行くぞ!」ドウッ

ライラ「いいな、私の隊が先行する!」

ジェリド「わかっている」

ライラ「宇宙では全方位に気を配るんだ。あんたならできるはずだよ」

ジェリド「モビルスーツの装甲越しにさっきを感じるか…よし!」

アーガマ

トーレス「敵モビルスーツ、来ます!機数、8機から10機!」

ヘンケン「レコア少尉のカプセルは準備できたか?」

トーレス「デッキでスタンバイ中です!」

ヘンケン「よし!なんとか持ってくれよ…!」

クワトロ「アポリー、ロベルト、けがはもう平気なのか?」

アポリー「おかげさまで元気になりました」

ロベルト「もう存分にやれますよ」

クワトロ「よし。ハイザック出る!」

アーガマ周辺

ジェリド「あれか!」

ライラ「ようやくついたみたいだね…。行くよ!付いてきな!」

ジェリド「すごい、敵の火線を全く恐れていない…。殺気を感じる…。こうか?!

途中送信してしまいました

ピキーン

ジェリド「確かに感じる!なるほど…!わかってきたぞ!」ビューンビューン

ジム「」ドカーン

ジム「」ドカーン

ジェリド「あの船は…モンブランとやらか!このまま墜とす!」

90以上ジェリドNTレベル3に、モンブラン轟沈
50-89ジェリドモンブラン撃墜経験値+1
10-49ライラ隊がやった
00-09ライラ被弾


下2で

ジェリド「墜ちろ!」

モンブラン「」ドカーン

クワトロ「なに…!モンブランが…」

ライラ「やればできるじゃないか!」

ジェリド「いや、まだだ!」

ライラ「援軍…?そうか、やけに手薄かと思ったら既に出ていたのか!」

ジェリド「今度こそアーガマを!」ドウッ

クワトロ「やらせはせんよ…!」ビューンビューン

ライラ「赤いハイザック…ジェリド!気をつけな!そいつは赤い彗星だ!」ビューン

ジェリド「ライラ!援護を頼む!」

クワトロ「この機体で二対一では分が悪い…!アポリー、ロベルト、援護を頼む!」

ジェリド「そこをどけぇ!」

コンマ下二桁

95以上クワトロ大破、ロベルト撃墜、アポリー大破NTレベル3、大エースに
70-94ロベルト大破、アポリー中破、クワトロ中破
50-69ロベルト、アポリー中破、クワトロ被弾
ここまでアーガマ撃墜チャンスへ
20-49ハイザック撤退
10-19ライラ中破
00-09ライラ撃墜

下2




クワトロ「そうはさせんといっただろう!」バチバチバチ

ジェリド「くうっ!」バチバチバチ

クワトロ「今だ!アポリー、ロベルトやれ!」

ライラ「やらせはしないよ!」ビューンビューン

アポリー「くそっ、近づけない!」

ヘンケン「大尉!カプセルが発進する。援護を頼む!」

クワトロ「ちいぃ!了解!」ドウッ

ジェリド「逃げる!?まて!」

ライラ「よしな、ジェリド!」

ジェリド「ライラ…なぜ止める!」

ライラ「深追いは禁物だジェリド。それに、あそこに突っ込んでいったら対空砲火でハチの巣だよ」

ジェリド「…まだアーガマは墜とせないという事か…」

ライラ「しかし成長しているのは確かだよ。私が保証する。もうじきアーガマも墜とせる様になるさ」

アレキサンドリア

ジャマイカン「ジェリド。お前もようやくティターンズらしくなってきたな。今回はよくやってくれた」

ジェリド「はっ!ありがとうございます」

ジャマイカン「次はアーガマを墜とせ!…期待しているぞ」

ジェリド「はっ!失礼します」ウィーン

ライラ「ジャマイカンとのお話は済んだのかい?」

ジェリド「ああ。…ところでライラ、何の用だ?また何か教授してくれるのか?」

ライラ「用がなくちゃダメなのかい?」

ジェリド「…そんなことはないが」

ライラ「話がしたくてね。…ジェリド。私はあんたにに素質があると思っているんだ」

ジェリド「何の素質だ?」

ライラ「パイロットとしての、いい男としての素質がね」

ライラ「いいや、それだけじゃない。ジェリド。あんたからはもっと大きなものを感じる…何かはわからないけどね」

ジェリド「その素質を生かすも殺すも俺次第という事だな?」

ライラ「そうさ。だからあんたには期待してるよ。…いい男になってくれればもたれかかって酒が飲める。それはいいものさ」

ジェリド「ライラ…」

館内放送「月面を飛行中のアーガマを発見!総員配置につけ!」

ライラ「行くよ、ジェリド!準備しな!」

ジェリド「ライラ!…後で酒を一緒に飲まないか?」

ライラ「…無事に帰って来れたらな」

コックピット

ジャマイカン「よし!追跡のモビルスーツを出せ!」

ジェリド「了解!ジェリド・メサ、出る!」ドウッ

ジャマイカン「ジェリド!あくまで追跡が任務だ!アーガマの停泊地を見極めるだけでいい!」

ジェリド「了解!」ギューン


アーガマ

ヘンケン「エマ中尉はそろそろ観察期間を終えてもいいころか?」

クワトロ「そうだな…。まあ、初陣から敵のMK-Ⅱとはやりあっている。そろそろ信用してもいいとは思うがな」

ヘンケン「うむ。ではエマ中尉を正式にエゥーゴに迎え入れるか」

トーレス「後方より敵モビルスーツ!こちらを追跡しているようです!」

ヘンケン「なんだと!?総員第二種戦闘配備で待機!予定通り、グラナダへ向かうと見せかけてアンマンへ向かう!」

クワトロ「アストナージ!リックディアスの状況は?」

アストナージ「なんとか使えるレベルまでは。しかしこんなもので大丈夫ですかね?」

クワトロ「ハイザックよりはましさ」

ヘンケン「エマ中尉はクワトロ大尉のハイザックを使え!」

エマ「はっ!」

ヘンケン「なかなか仕掛けてこない…。偵察部隊というわけか?」

クワトロ「それならばこちらから打って出るのはどうだろうか?偵察なら数も少ない。一気に畳みかければ墜とせる」

ヘンケン「トーレス!付近のモビルスーツの数は!?」

トーレス「確認できる限り2機です!」

ヘンケン「よし!クワトロ大尉!作戦を許可する!」

クワトロ「了解!リックディアス、出る!」ドウッ

アーガマ付近

ジェリド「ライラ!なぜ来た?」

ライラ「あんた一人だけに任せるのは不安だからね」

ジェリド「偵察任務だ!数は少ないほうがいい!」

ライラ「見つかるようなへまはしないよ」

ジェリド「ならいいが…」

ピキーン

ジェリド「ライラ!後ろだ!」ドウッ

ライラ「何!?」ドウッ

クワトロ「ちいぃ!よけられたか!」

ライラ「エゥーゴのモビルスーツ!?いつの間に!?」

ジェリド「既に気づかれていたというわけか…!」

ジェリド「アレキサンドリア!敵に見つかった!至急援軍を頼む!」

クワトロ「援軍が来る前にけりをつける!アポリー、ロベルトは側面から、エマ中尉は背後に回れ!」

エマ「了解!」

ジェリド「こいつら…!四方から!しかし!」

コンマ下二桁

95以上ハイザック全機大破リックディアス中破(アーガマ攻撃のチャンス)
75-94ロベルト、アポリー機中破、敵撤退
50-74援軍のカクリコン(新兵強)が到着
30-49ライラ中破
10-29ライラ大破、ジェリド中破
00-09ライラ撃墜

下3


コンマ42

ピキーン

ジェリド「そんなものにあたるか!」ドウッ

アポリー「くそっ、当たらない!」

エマ「ジェリド…前よりさらに強く!」

クワトロ「やはりやるな!しかしこの機数の差を埋めるのは容易ではないぞ!」ドウッ

ジェリド「くっ!次から次に!」バチバチバチ

ライラ「ジェリド!」ビューンビューン

クワトロ「まずはあちらから片付けるか!」

ジェリド「はっ!?あいつら…!ライラを!」

エマ「はあああ!」

ライラ「くっ!」

ロベルト「そこだ!」

ライラ「まずい!」

アポリー「くらえ!」

ジェリド「ライラ!上だ!上からくる!」

ライラ「何!?ぐわああ!」

左腕「」ドカーン

アポリー「よけられたか!しかし、そろそろ終わりだ!」ドウッ

ジェリド「させるかああ!」

ピキーン

コンマ下二桁

90以上ロベルト撃墜、アポリー、エマ大破、クワトロ中破
70-89ハイザック中破、撤退
40-69援軍到着、敵撤退
10-39ライラ撃墜
00-09ライラ撃墜、ジェリド中破

下3

コンマ45

ビューンビューン

クワトロ「援軍か…!」

カクリコン「ジェリド!無事か!?」ビューン

ジェリド「カクリコン!?アレキサンドリアからの援軍が来たか!」

カクリコン「そこを離れろ!」ビューンビューン

エマ「くっ!」

クワトロ「…撤退だ!この数では勝てん!」ドウッ

アポリー「…了解!」ドウッ

ジェリド「カクリコン、助かった!…ライラ!無事か!?」

ライラ「助かったのか…?」

ジェリド「ああ。お互い無事だ」



アレキサンドリア

ジャマイカン「それでアーガマを見失ったというわけか…」

ジェリド「はい。援軍を出していただいたお陰で何とか助かりましたが、危うくやられるところでした」

ジャマイカン「このような追跡任務もまともにこなせんとは…。ジェリド、貴様には失望した。もう下がれ…!」

ジェリド「…失礼します」ウィーン

廊下

ライラ「ジェリド…」

ジェリド「ライラ…。今回は危なかったな」

ライラ「…そうだね。危うく墜とされるところだった」

ジェリド「アーガマは強い。…第一、モビルスーツに阻まれて攻撃すらままならない…」

ライラ「……」

ジェリド「…アーガマは俺にとって壁なんだ。超えなければならない壁なんだ」

ジェリド「俺がティターンズをこの手に掴む為に…!」

ライラ「ジェリド…。あんたは強い。それは確かだ。だけどあんたには足りないものがある」

ジェリド「足りないもの…それはなんだ!?」

ライラ「先を見通す力だよ。アーガマを墜とす。…それでどうなるんだい?もっと先を見るんだ」

ジェリド「…先を見通す力…」

ライラ「そうしないと、ただ使われるだけで、ティターンズを手にすることなんか出来やしないよ!」

ジェリド「そうか…そうだな。ありがとう、ライラ。俺は少しアーガマに執着し過ぎていたようだ」

ライラ「今のうちに気づけたんだ。あんたはもっと大きくなれるよ」


グラナダ
アレキサンドリア

ジャマイカン「これしか補給できないだと?どうなってるんだ、グラナダは!」

ガディ「グラナダも地球の補給を待っているのだと」

ジャマイカン「くそっ、エゥーゴの賛同者どもめ!」

格納庫

カクリコン「よう、ジェリド」

ジェリド「カクリコン。どうかしたのか?」

カクリコン「どうやらエゥーゴに関する情報が手に入ったらしくてな。ジャマイカンの命令で張り込みに行くことになったんだが…」

ジェリド「このグラナダにアーガマがいるのか…?」

カクリコン「そうとは限らないがな。それで張り込みなんだが、ジャマイカンから何名かはつけてもいいといわれているんだが…どうだ?」

1.カクリコンと一緒に行く
2.アレキサンドリアに残る

下2

ジェリド「わかった。俺もいこう」

カクリコン「よし。出発は5分後だ。遅れるなよ!」

グラナダ近郊

エマ「…」ウイーン

エマ「もうすぐグラナダかしら?」

カクリコン「ジェリド、見ろ」

ジェリド「これは…エマ中尉か…」

カクリコン「あたりのようだ。裏切り者のエマに鉄槌を下す。行くぞジェリド!」

ジェリド「…敵同士、か」

カクリコン「早く!」ドウッ

ジェリド「わかっている!」ドウッ

エマ「……」

ビューンビューン

エマ「!?敵!?」

カクリコン「エマ中尉!なんでエゥーゴに手を貸す!?」ビューン

エマ「カクリコン!?…言ってもわかるわけないでしょう!?」ビューン

ジェリド「エマ中尉!」

エマ「…ジェリドまで!?」

カクリコン「エマ中尉!抵抗するな!おとなしくこちらに従え!」

エマ「…いやだと言ったら?」

カクリコン「その時は撃つ!」

エマ「…くっ!」ドウッ

カクリコン「大人しくしろと言っただろ!」ビューンビューン

コンマ下二桁

80以上エマ腹パンお持ち帰り
60-79エマ重傷
40-59エマ負傷(もう一度コンマへ)
10-39エマ逃走
00-09カクリコン重傷

下3





コンマ32

エマ「くっ!」

カクリコン「物陰に隠れたか!ジェリド!そっちから回れ!俺はこっちから回る!」

ジェリド「了解した!」

カクリコン「エマ中尉!」ビューンビューン

カクリコン「!?いない!?」

ジェリド「カクリコンか!?」

カクリコン「ジェリド!そっちには行かなかったか!?」

ジェリド「いや、来てないが…」

ジェリド「はっ!上か!」

エマ「…あった!車!」ブロロロ

カクリコン「待て!」

ジェリド「いや、行くなカクリコン!」

カクリコン「ジェリド…なぜ止める!?」

ジェリド「グラナダはエゥーゴの庭のようなものだ。援軍にでもこられてみろ!生身ではひとたまりもないぞ!」

カクリコン「しかし…」

ジェリド「それに燃料も残り少ない。帰れなくなったらどうする?」

カクリコン「…わかったよ!」

ジェリド「しかし、こんなところを一人で来るとは…。エゥーゴは何かグラナダで事を起こそうというのか?」

アンマン

クワトロ「…ここか」


ヘンケン「准将はグラナダに入った」

クワトロ「よし。何とか無事に送り届けられたか」

ヘンケン「予想外のことが多かったからな」

クワトロ「ははっ、そうだな」

ガチャ

クワトロ「ウォン・リー、諸君らの協力のおかげで初期の作戦はおおよそ完了した。礼を言う」

ウォン「クワトロ大尉、ご苦労。それで今日は君がジャブロー降下作戦に反対していると聞いているので、その意見を聞きたくてな」

クワトロ「純粋な戦力差が一つ。それに地球での破壊活動は地球環境を著しく損ねる。それにあの重力の井戸にいってどう戻ってくるのだ?」

クワトロ「それだったら動き出したグリプスの撃滅のほうがよほど軍事的効果がある」

ウォン「グリプスは地球連邦の手足にすぎん。一つつぶしたところで新しいグリプスができるさ。しかし、ジャブローは地球連邦の拠点だよ」

ウォン「ジャブローを叩けば、グリプスの補給も切れる。それに、民衆の支持をエゥーゴが得ることができる」

クワトロ「ウォンさんは出資者だと思っていたが…政治家になるおつもりで?」

ウォン「ふふふ…。バカを言え」

クワトロ「カラバとの連絡は?」

ウォン「ついている。モビルスーツはカラバに渡して、パイロットだけ戻ってくればいい」

クワトロ「まったく…。出資者は無理をおっしゃる!」

ウォン「仕方がないだろう。我々とて慈善事業ではないのだからな」

メラニー「ガンダムMK-Ⅱはどうなっている?」

ヘンケン「はい。何とか手に入れた一機はアナハイムの工場のほうに」

メラニー「…そうか。研究用に使わせてもらうぞ」

ヘンケン「はい。…それと補給のほうは?」

メラニー「リックディアスを用意してある。それと新型機もな」

マニティ「グラナダが貴官の補給に応えられないのは、地球の参謀本部がここを軽視しているからです」

ジャマイカン「グラナダぐるみでエゥーゴに手を貸しているのではないか?」

マニティ「ならアレキサンドリアは入港させないで撃沈しています」

ジャマイカン「30分後にアレキサンドリアとボスニアは出港したいが」

マニティ「サチワヌは?」

ジャマイカン「ここに残す」

マニティ「了解しました」

ジャマイカン「アナハイムが補給を申し出たというが、モビルスーツも補給できるのか?」

ムソール「はい」

ジャマイカン「よし。ん?マサダ軍曹か。カクリコンとジェリドはうまくやっているのか?」

マサダ「それでお願いがあってまいりました」

ジャマイカン「よし、なんだ?」

マサダ「アンマンで見つけたアーガマへの攻撃許可が欲しいと」

ジャマイカン「アーガマを見つけたか!しかし、そう簡単にいくものか…?」

マサダ「ジェリド中尉が敵がグラナダで作戦行動に移る可能性があると」

ジャマイカン「もしそうならばアーガマはほとんど丸腰というわけか…」

ジャマイカン「よし、敵の動きを確認したのち、許可を与える!アレキサンドリアは補給を終えたら出港だ!」

アーガマ付近

ジェリド「出てきたぞ!」

カクリコン「アーガマか?」

ジェリド「いや、モビルスーツだ。…金ピカの新型もいる」」

カクリコン「アレキサンドリアの支援はいつごろだ?」

ジェリド「遅くとも30分と言ったところだろう」

カクリコン「ならば待って、確実にアーガマを沈めよう。母艦をなくせばモビルスーツも人形のようなものだ」

アレキサンドリア

ジャマイカン「補給のモビルスーツはこのハイザックか」

ガディ「これほどの規模…エゥーゴがここで補給をしていることも十分考えられますな」

ジャマイカン「バスク大佐はここを無傷で手に入れるおつもりだ」

ガディ「なるほど…ここで恩を売っておくと」

ジャマイカン「そういうことだ。一応釘はさしておくか」

アナハイム幹部「ジャマイカン少佐。補給はこれで十分でしょうか?」

ジャマイカン「ああ。…我々は工場を強制捜査したりはしない。銃一発撃たないという事だ。この点を会長に伝えてくれ」

アナハイム幹部「もちろん今日の分はバスク大佐へのあいさつという事で、タダでいいと会長も申しております」

ジャマイカン「時代はティターンズのものだという事か?」

アナハイム幹部「…さあ?」

ジャマイカン「…世話になった。アレキサンドリア発進!」

アーガマ付近

カクリコン「よし、時間だ!行くぞジェリド!」

ジェリド「了解!MK-Ⅱ出るぞ!」ドウッ

カクリコン「アーガマ、覚悟しろ!」ドウッ

アーガマ

ビューンビューンドカーン

ヘンケン「何!?敵襲!?」

トーレス「左舷方向より敵モビルスーツ!」

ヘンケン「見つかったか…!アーガマ緊急発進!残っているモビルスーツ隊はエンジン始動までの時間を何とか稼いでくれ!」

エマ「了解!…この新型、ちゃんと扱えるかしら…?」

エマ「エマ、マラサイ出ます!」ドウッ

カクリコン「出てきたな…!…うっ!速い!」ドウッ

エマ「ジム各機、分散するな、港口へ」

ジェリド「あれは…エマ中尉か!」

カクリコン「エマめ…ぬけぬけとエゥーゴのパイロットか!」

エマ「カクリコン中尉!?」

ジェリド「カクリコン!…援護するか?それとも…」

1.カクリコンがエマ機を引き付けている間にアーガマを狙う(カクリコン撃墜の可能性あり)
2.カクリコンの援護へ

下3

マラサイはガンダムMK-Ⅱが強奪されていないので当初の予定通りエゥーゴの機体になりました。
ティターンズもリックディアスを鹵獲しているので、いろいろ変わってくると思います。


ジェリド「カクリコン!援護する!」

エマ「ジェリドまで…!くっ!」ビューンビューン

カクリコン「当たるかよ!…ジェリド!」

ヘンケン「主砲は撃つな、外れたらアンマン市を傷つける。対空砲火を水平に使え!」

ドカーン

ヘンケン「ぐう!被害状況確認、急げ!」

カクリコン「エマ!貰ったぁ!」

エマ「うぅっ!」

カクリコン「隠れたつもりだろうが…裏切り者は!」

エマ「ああ!うぅっ!」

カクリコン「裏切り者は地獄に落ちろ!」ドウッ

ジェリド「すまないなエマ中尉。だがこれが戦争だ!」ドウッ

コンマ下二桁

80以上エマ撃墜カクリコン中堅中、ジェリド経験値+1
60-79エマ大破重傷
40-59エマ中破
ここまでアーガマ撃墜チャンスへ
20-39戦闘膠着
10-19クワトロが戻ってくる
00-09カクリコン大破

下3

コンマ14

少し前
サチヌワ

クワトロ「む?」

アポリー「大尉?どうかしましたか?」

クワトロ「いや、何か嫌な予感がしてな。我々がこちらにいる間に何か起こっているんではないかと。…まあ、杞憂だろうが」

アポリー「しかし大尉。こちらの作戦はほとんど完了しました。戻っても問題ないのでは?」

ロベルト「そうですよ大尉。昔から大尉の勘はよく当たりますからね。こっちは任せて行ってください」

クワトロ「そうか…すまない二人とも。あとを頼む!」

現在

クワトロ「そろそろアーガマだが…」

ビューンビューンドカーン

クワトロ「何!?アーガマが襲われている!?悪い予感が的中したか!」ドウッ

クワトロ「あれは…MK-Ⅱ!?ジェリドか!」ビューンビューン

ジェリド「何!?あの金色は向こうに行っていたはずでは?もう帰ってきたのか!?」

エマ「クワトロ大尉!」

カクリコン「邪魔を…!」

クワトロ「エマ中尉!無事か?」

エマ「ええ。大丈夫です」

クワトロ「よし。ここはMK-Ⅱを食い止めアーガマを無事に出港させるぞ!」ドウッ

エマ「了解!」ドウッ

ジェリド「…新型だろうが2機まとめて墜としてやる!」ドウッ

カクリコン「エマ!墜ちろ!」ドウッ

コンマ下二桁

90以上エマ撃墜クワトロ大破撤退
70-89エマ、クワトロ中破撤退
50-69エマ中破撤退
20-49カクリコン中破
00-19カクリコン大破ジェリド中破

下3




コンマ93

ジェリド「金色の!」バチバチバチ

クワトロ「ジェリド!アーガマをやらせはせん!」バチバチバチ

ジェリド「なぜ俺の名前を!?」

カクリコン「エマ!」バチバチバチ

エマ「カクリコン!くっ!強い!」バチバチバチ

カクリコン「これならどうだ!」ドウッ

エマ「はっ!?…消えた?いったいどこへ…」

クワトロ「まずい!エマ中尉!上だ!」

エマ「はっ!」

カクリコン「終わりだ、エマ!」グサッ

エマ「あああああ!」バリバリバリ


クワトロ「エマ中尉!…くそう!」

ジェリド「エマ……?」

エマ「ジェリド…。戦争って本当に悲しいものよね」

ジェリド「…これは…?」

エマ「私はティターンズを止めることはできなくなってしまった…。でもジェリド。あなたならきっと作れる。戦争のない平和な世の中を」

ジェリド「エマ…嘘だろ?」

エマ「私たちのようになる人のいない、平和な世界を。ジェリド。私の分まで…頑張って…」

ドカーン

ジェリド「エマああああ!」

カクリコン「…ついにやったか。…エマ中尉…」

クワトロ「…おのれ…エマ中尉を!」ドウッ

ピキーン

(ジェリド…生きて…)

ジェリド「くそっ、くそおおお!」ドウッ

クワトロ「避けられた!?」

ジェリド「貴様らがいなければ…戦争なんて…!」ブウンズバッ

百式両脚「」ドカーン

クワトロ「ぐわあああ!」

ヘンケン「クワトロ大尉!戻れ!アーガマ発進する!」

クワトロ「ちいぃ!」ドウッ

ジェリド「……」

カクリコン「ジェリド。アレキサンドリアが来た。俺たちも撤退だ」

ジェリド「……」

カクリコン「ジェリド!」

ジェリド「…了解」ドウッ







あっ、経験値+1(あと1で大エースに)、NTレベル3にアップです。

アレキサンドリア

ジャマイカン「そうか…サチヌワが奪われたか。…エゥーゴめ、やってくれる」

ガディ「だがこちらも戦果を挙げたようだ。…このあと奴らはどう出るか…」

カクリコン「失礼します。カクリコン、ジェリド、ただいま帰投しました!」

ジャマイカン「おお、帰ってきたか。…まずはカクリコン中尉。エマ中尉を撃墜したそうだな。よくやってくれた」

カクリコン「はっ!ありがとうございます!」

ジャマイカン「そしてジェリド中尉。敵新型をやったそうではないか。よくやったな」

ジェリド「……はい」

ジャマイカン「?カクリコン。ジェリドはどうしたというのだ?」

カクリコン「はっ!それがエマ中尉を撃墜した時からこのような感じでありまして」

ガディ「まあ仕方なかろう。今は敵とはいえ、もともとは戦友だったのだからな」

ジャマイカン「そうだな。…ジェリド、今は休んでおけ。時間がたてば落ち着くだろう」

ジェリド「……はっ。失礼します」ウイーン

カクリコン「ジェリド!…失礼します!」ウイーン

ジェリド私室

ジェリド「……あの時聞こえた声…。確かにエマ中尉のものだった…」

ジェリド「幻聴か…?いや…」

コンコン

ライラ「ジェリド。いるんだろう?入ってもいいかい?」

ジェリド「ライラか…。ああ、構わない」

ガチャ

ライラ「ジェリド。カクリコン中尉から聞いたぞ。…そういうときもある。そう落ち込むんじゃないよ」

ジェリド「ライラ…。…声が聞こえたんだ」

ライラ「声?」

ジェリド「ああ。エマ中尉の声が。…カクリコンのサーベルがコクピットを貫いていて、声なんて聞こえるはずないのに…」

ライラ「…それはジェリドがニュータイプだからかもね」

ジェリド「ニュータイプ?俺が?そんなおとぎ話みたいなもの、あるわけないだろう」

ライラ「いいやジェリド。ニュータイプはいるよ。現にジェリドは声を聴いたじゃないか」

ジェリド「……」

ライラ「もしそうだとしたら、それはあんたの野望の助けになるはずだよ」

ジェリド「……ライラ」

ライラ「なんだい?」

ジェリド「今回のことで、俺が何をしたいのか、少し見えてきたかもしれない」

ライラ「ジェリド…。それはなんだい?」

ジェリド「俺は…争いをなくしたい。エマ中尉の声を聴いたんだ。平和な世界を作ってくれ、ジェリドにならできる、ってな」

ライラ「…そうかい。いい目標じゃないか」

ジェリド「ああ。そのために俺がすべきこと…今はまだわからないが、戦いの中で必ず見つけて見せる」

ライラ「私も手伝うよ。大丈夫。あんたなら見つけられるさ」

ジェリド「ライラ…ありがとう」

アーガマ

ヘンケン「そうか…エマ中尉が戦死したか…」

クワトロ「…はい。艦長?大丈夫ですか?」

ヘンケン「いや、大丈夫だ。…エマ中尉の分まで我々が頑張らなければならん。トーレス!グラナダから発進した連中はアレキサンドリアをやったか?」

トーレス「いえ、予定を繰り上げて出港していたため、発見できなかったそうです!」

ヘンケン「何をやってるんだ、連中は。あんな奴らと一緒にジャブロー進行はできん」

クワトロ「やってしまえばできるものさ」

ヘンケン「そういうものか?…トーレス!ほかの奴らはどうなっている?」

トーレス「戦艦8隻、モビルスーツ80体が降下予定地点に向けて航行中です」

ヘンケン「よし!アーガマも追跡がないことを確認したのち、ポイントに向かう!」

ヘンケン「手空きのクルーは張り場に出ろ!ん?トーレス。あれはなんだ?」

トーレス「船のようですね}

ヘンケン「そうか。なぜこんなところに?」

トーレス「艦長!左舷方向にモビルスーツらしき影!」

ヘンケン「何!?どうなっている!?もう発見されたというのか!?」

トーレス「いえ、狙いは先ほどの船のようです!」

ヘンケン「クワトロ大尉を待機させろ!事によってはモビルスーツで出撃させる!」

シーサー「救難艇の艦種、確定。大気圏シャトル、テンプテーションと思われる」

ヘンケン「テンプテーション?」

シーサー「はい。艦長は…ブライト・ノア中佐です」

ヘンケン「ホワイトベースのか!?よし、モビルスーツ発進!」

クワトロ「了解。クワトロ・バジーナ、リックディアス出る!アポリー、ロベルト、ついてこい!」ドウッ

アポリー「了解。リックディアス出る!」ドウッ

ロベルト「ロベルト機、行くぞ!」ドウッ

トーレス「メガバズーカランチャー、発射!」

クワトロ「使えればいいが…」

シロッコ「見えた。テンプテーションか…」

ピキーン

シロッコ「うぅ!?なんだ?このプレッシャーは…?シャトルのほうから…!?」

シロッコ「これほどのプレッシャー…気になるな。撃墜せず、鹵獲してみるか?」

コンマ下二桁

80以上シャトル鹵獲成功
79以下クワトロたちが来る

下3

コンマ87

シロッコ「やってみるか…!」ドウッ

テンプテーション

パイロット「前方よりモビルアーマー!こちらに近づいてきます!」

ブライト「撃っては来ない…どういうことだ?」

シロッコ「よし、抵抗してくれるなよ…」ガシッ

ブライト「捕らえられたか…このモビルアーマー、どこの所属か…ティターンズか、エゥーゴか、あるいは…」

シロッコ「テンプテーション。聞こえるか?こちらは地球連邦軍所属、パプテマス・シロッコ大尉である」

ブライト「連邦軍所属…くそ!ティターンズのほうだったか…!」

シロッコ「勘違いしているようだが、私は今のところティターンズ所属ではない」

ブライト「ならばなぜ…!」

シロッコ「少しこのシャトルに興味がある。大人しくジュピトリスまで付いてきてもらおうか」

ブライト「…乗客の安全は?」

シロッコ「保障しよう。何も取って食おうというわけではない」

ブライト「了解した…!」ピッ

ブライト「くそっ!」ドン

シロッコ「よし。…む?あちらのほうからわずかだがプレッシャーを感じる…エゥーゴか。少し遅かったようだな」ドウッ

クワトロ「あのモビルアーマー…シャトルを捕まえている…!」

アポリー「大尉!このまま撃つとシャトルに当たります!」

クワトロ「やられたな…。仕方あるまい。全機帰投する」

テンプテーション

ファ「どこに連れていかれるのかしら?…怖いわ」



カミーユ「安心しろファ。いざというときは僕がどうにかするさ」

ファ「カミーユ…あなた震えているわ…。無理しなくてもいいのよ」

カミーユ「そんなんじゃないさ」

カミーユ(なんだ、このプレッシャーは…)

ジュピトリス

シロッコ「ブライト中佐。お会いできて光栄です」

ブライト「どうも。…一体何が目的だ?」

シロッコ「まずはあんな所にいた経緯をお聞かせ願いたい。話はそれからです」

ブライト「…言えないといったら?」

シロッコ「その時はその時です。…こちらにも考えがある」

ブライト「…くっ。わかった。話そう」


シロッコ「なるほど。ティターンズ反対派を連れてグリプスを脱出してきたというわけか」

ブライト「ええ。平和的なデモすら弾圧する…バスクのやり方に反対する人たちをね…。話すことは話した。あとは煮るなり焼くなり好きにしろ!」

シロッコ「そう自暴自棄になるな。…私もバスクのやり方を好いてはいない。君たちをバスクに差し出す気はないよ」

ブライト「何?それでは何が目的で我々を…」

シロッコ「私が興味を持っているのはシャトルの運んでいるものだよ。強い力を感じてね」

ブライト「……」

シロッコ「乗客を見せてもらおう。おい、ブライト中佐を丁寧にお連れしていけ!」

ジュピトリス兵「はっ!」

ブライト「貴様…!」

シロッコ「いずれは開放するさ。…いずれはね」


ファ「カミーユ。ここはどこなの?」

カミーユ「こんな大きな船…見たこともない」

ファ「カミーユ。私たちこれからどうなっちゃうの?」

カミーユ「わからないな。そもそもこれがティターンズなのかもエゥーゴなのかもわからない」

ファ「私がデモを見に行ったりしたばかりに…ごめんなさい、カミーユ」

カミーユ「ファのせいじゃないさ。悪いのはティターンズの…ティターンズの上層部さ。…誰か来た!」

シロッコ「諸君。ジュピトリスへようこそ。私はパプテマス・シロッコだ。諸君らがティターンズから逃げてきたことは知っている」

シロッコ「だが、安心したまえ。私は諸君らをティターンズに差し出したりはしない。少しの間ここで過ごしてもらうが必ず降ろすと約束しよう」

ファ「よかった…」

カミーユ(あいつか!?あのプレッシャーのもとは!?)

シロッコ「では、我々の指示に従って部屋に入ってほしい。しかし…」

ピキーン

シロッコ「君。そこの君。君は私のところに来てもらおうか」

ファ「カミーユ!?」

シロッコ「ほう。カミーユ君というのか。来てもらおう」

ファ「カミーユ!なんで、カミーユ!」

カミーユ「ファ!落ち着け!…僕は大丈夫だ。部屋で待っていてくれ」

ファ「でも…」

カミーユ「何でもだ。さあ」

ファ「カミーユ…」

シロッコ「さて、カミーユ君。君と話がしたかった」

カミーユ「一体何なんです?僕はただの民間人ですよ?」

シロッコ「君は感じないかね。私から何かを」

カミーユ「…いや、何も感じませんね」

シロッコ「いや、感じるはずだ。何故なら私は君を感じたのだからな」

カミーユ「……」

シロッコ「状況を呑み込めないという顔をしているな。…単刀直入に言おう、カミーユ君。私のもとに来てほしい」

カミーユ「僕のような民間人にどうしてそんなことを言うんです?」

シロッコ「君の力が欲しい。君は素晴らしい力を持っている。それを生かさん手はないよ」

カミーユ「でも僕、軍隊は嫌いです。…偉い人の都合か何か知らないけど、ティターンズは僕たちの街を滅茶苦茶にした…!」

シロッコ「先ほど言ったように私もティターンズはあまり好きではない。私ならそう悪いようにはせんよ。どうだね?」

カミーユ「お断りします。戦争なんて、軍人だけでやっていればいいんだ!」

シロッコ「そうか。なら…」

1.ファを使って脅迫する(カミーユが仲間に、ただしシロッコを裏切る危険性あり)
2.説得を試みる(コンマへ。厳しめ)
3.監視をつけて解放する

多数決下5まで

2
操作できるとこみるとシロッコが裏主人公かな?

>>292今後の展開に大きくかかわるところなので操作している感じです。

シロッコ「考え直してはくれないかな、カミーユ君」

カミーユ「考え直す余地なんてありませんよ」

シロッコ「カミーユ君。考えてみたまえ。君が嫌いだといっていた軍隊はなぜ存在する?」

カミーユ「それは…戦争があるから」

シロッコ「そうだ。人々の間に争いがあるからだ。その争いを引き起こす者を倒せば、平和な世界がやってくる」

カミーユ「……」

シロッコ「君だって戦争の被害者だ。戦争の道具にするために住処であるコロニーを追われ、理不尽に追い回される」

シロッコ「そのような下賤な者たちを打ち倒す力を持っているのだよ、君は!」

カミーユ「…でも、そうした後にあなたは世界を支配しようというのでしょう?」

シロッコ「そんなことはないさ。私は戦後の世界を支配するのは女だと思っている。私は恒星間旅行にでも行くさ」

シロッコ「どうだね、カミーユ君。私とともに、平和な世界を取り戻そうではないか!」

カミーユ「俺は…」

コンマ下二桁

75以上成功
74以下失敗

下3

コンマ08

カミーユ「そうやって戦うから争いは終わらない。あなたの言っていることは詭弁にすぎない!」

シロッコ「そうか。こちらに加わってはくれないか。ならば…」

カミーユ「なにをする気だ!?まさか、ファに手を出すんじゃないだろうな

途中送信してしまいました

コンマ08

カミーユ「そうやって戦うから争いは終わらない。あなたの言っていることは詭弁にすぎない!」

シロッコ「そうか。こちらに加わってはくれないか。ならば…」

カミーユ「なにをする気だ!?まさか、ファに手を出すんじゃないだろうな!?」

シロッコ「私はそのような野蛮なことはせんよ。…カミーユ君を部屋までつれていけ!」

ジュピトリス兵「はっ!」

シロッコ「カミーユ君。君がこちらに加わってくれないのは残念だが、会えてよかったよ」

カミーユ「あなたにはもう会いたくありませんね」

シロッコ「たった数日間だ。我慢してくれ」

ウイーン

ジュピトリス兵「彼をどうするおつもりで?」

シロッコ「あれほどの才能だ。殺すには惜しい。監視をつけてティターンズからかくまうさ」

これでカミーユはファと静かに暮らすことになります。表舞台に出てくる可能性はごくごくわずかになりました。

シロッコ「ところで「彼」とはどういうことかね」

ジュピトリス兵「えっ」

みたいなことにならなくてよかった…

アレキサンドリア

カクリコン「大気圏突入前に、エゥーゴの艦隊と接触できるのかい、この船?」

ジェリド「できるさ。鼻先を抑えられるだろう?」

カクリコン「確かに地球に帰れるのはうれしいが…自信はあるのか」

ジェリド「二人とも確実に戦果を挙げてるし、シミュレーションもやった。きっと大丈夫さ」

カクリコン「MK-Ⅱも確実にグレードアップしているしな。この前の修理で装甲に新材料を取り入れたらしい」

ジェリド「新材料?なんだそれは?」

カクリコン「俺たちが鹵獲した機体のデータからできた新材料だとよ」

ジェリド「へえ。それなら今度こそアーガマをやれるかもな」

カクリコン「そうだな。…それにしてもこんなに早く地球に帰れるとはな。バリュートの調整でも手伝うか」

ジェリド「女でも待ってんのか?」

カクリコン「いけないかよ。…それにお前にだっているだろう?」

ジェリド「ライラは俺の師匠だよ」

カクリコン「へ、どうだか」

ジェリド「なんだよ」

ハリオ

テッド「シロッコ大尉。テンプテーションはどうしたのですか?」

シロッコ「ああ。撃墜した。抵抗してきたからな」

テッド「…母艦に帰っていたようですが」

シロッコ「なに、メッサーラの調整をしていたまでだ。少し被弾してしまってね。…そんなことより艦長。この船を地球軌道に向けてほしい」

テッド「なんだと?しかし…」

シロッコ「私にエゥーゴをやらせたいのならそうするべきだ」

テッド「ううむ…」

シロッコ「もしできないというのならば、私はジュピトリスに帰るまでだ」

テッド「…わかりました。バスク大佐と連絡を取ります。しばしお待ちを」

シロッコ「わかった。私も少し世俗での生き方を忘れていたようだ」

テッド「大佐はなぜこんな木星帰りの男を…」

アーガマ

ヘンケン「テンプテーションは謎のモビルアーマーに鹵獲されたか…」

クワトロ「ああ。しかもあのモビルアーマー、何かとてつもないプレッシャーを感じた…」

ヘンケン「大尉そういうという事はよほどの力を持っているという事か…。テンプテーションのことは置いておこう。今はジャブローだ」

クワトロ「そうだな…。月での戦闘で百式は大破してしまったから、リックディアスで出るしかないか…」

ヘンケン「となると戦力の低下は必至か。まあいい。マラサイも多数投入する。どうにかなるだろう」

クワトロ「無事に突入できればいいが…」

ヘンケン「そうだな…。そろそろ降下地点だ。大尉、バリュートの調整は?」

クワトロ「既に済んでいる」

ヘンケン「よし、大尉はモビルスーツデッキで待機だ!」

ハリオ

テッド「こちらのモビルスーツは出すなと?」

シロッコ「そうだ。私のメッサーラだけで事足りる。旧式が出る必要はない」

ハリオ兵「こいつ…!」

テッド「落ち着け。…木星近くで使うモビルスーツと違うのはわかるが…」

シロッコ「メッサーラは私がジュピトリスで試作したものだ。テンプテーションを追ったのはただの性能テストにすぎん」

テッド「試作だと…?」

シロッコ「まあ見ておけ。私はデッキで待機しておく」

アレキサンドリア

ジェリド「バリュートをやるぞ、カクリコン。聞こえているか?」

カクリコン「ああ、見ている。やってくれ」

ジェリド「3、2、1…」

カクリコン、「よし、大きさは良好だ。これで大気圏突入は大丈夫だな」

ジェリド「後は度胸の問題だ」

オペレーター「バリュートカプセルの取り付け急げ!」

ライラ「ジェリド」

ジェリド「ライラか。ライラは今回の作戦は…」

コンマ下二桁

50以上ライラも参加
49以下不参加

下3

コンマ56

ライラ「ああ。今回の作戦には私も参加するよ」

ジェリド「そうだったな。地球でもよろしく頼む」

ライラ「地球上ではあんたのほうが先輩だろ?私に教えてもらってどうする。あんたが私に教えるんだよ」

ジェリド「そういえばそうだったな。よし、俺に任せておけ」

カクリコン「まったく、羨ましいぜ。出撃前からよぉ」

ジェリド「カクリコン!違うといっているだろう!」

カクリコン「へいへい」

アーガマ

ヘンケン「全艦隊、前方障害物を確認しながら前進!」

トーレス「全センサー、オートチェック」

シーサー「進路、クリアー」

ヘンケン「よし!」

クワトロ「隊列の指揮は私のリックディアスがとる。マラサイ部隊は私の後ろに続け」

ヘンケン「いよいよだ。かかるぞ!」

サエグサ「軌道、固定!艦隊位置、固定!」

トーレス「各艦、モビルスーツ発射軸、固定!」

ヘンケン「発進用意!全周囲、索敵を怠るな!」

サエグサ「了解!」

ヘンケン「クワトロ大尉。健闘を祈る」

クワトロ「ありがとう、艦長」

クワトロ「クワトロ・バジーナ、出る!」ドウッ

アポリー「リックディアス、出る!」ドウッ

ロベルト「マラサイ隊!しっかりついて来いよ!…ロベルト行くぞ!」ドウッ

シロッコ「ジャブローを攻めるか。そうわからん話でもないが…そうはさせん!」

ドカーン

サエグサ「シチリアがやられました!」

ヘンケン「何!?トーレス!位置は!?」

トーレス「左舷、敵はモビルスーツ、いや、モビルアーマーです!」

ヘンケン「例のモビルアーマーか…!」

クワトロ「隊列が乱れているな…どうなっている?」

アポリー「大尉!例のモビルアーマーが後方から!」

クワトロ「モビルアーマー…!隊列が固定するまでは動けん!どうしようか…!」

ヘンケン「各砲座、援護射撃だ!味方には当てるなよ!」

ヘンケン「モビルスーツの射出は止めるな!効果を急がせろ!」

シロッコ「む?下からわずかなプレッシャーを感じる…あの時のか!」ドウッ

マラサイ「」ビューンビューン

シロッコ「量産機に用はない!」ビューン

マラサイ「」ドカーン

シロッコ「…あれか!」

クワトロ「こちらに来たか…!ロベルト、頭を任せる!アポリー、援護だ!」

アポリー「了解!」

シロッコ「墜ちろ、蚊トンボ!」

コンマ下二桁

90以上クワトロ大破(戻れなければ大気圏で燃え尽きる)、アポリー撃墜
75-89アポリー大破、クワトロ中破
40-74アポリー中破
10-39シロッコ撤退
00-09クワトロ覚醒、シロッコ中破、NT3に

下3

コンマ42

クワトロ「ちいぃ!アポリー!私が抑える!横からやれ!」ドウッ

シロッコ「向かってくるか!」バチバチバチ

クワトロ「なんというパワーだ…!っ!アポリー!やれ!」

アポリー「くらえ!」ドウッ

シロッコ「そのような攻撃…!当たるものか!」バチィ

クワトロ「避けられた!?ええい、どいつもこいつもなぜ!」

シロッコ「お前のようなニュータイプの出来損ないにはわかるまい!…そこ!」

アポリー機右足「」ドカーン

アポリー「くっ!」

シロッコ「…ここまでか。地球の重力に引かれるのは御免だ。あとは後続に任せる」ギュルリンドウッ

クワトロ「アポリーはアーガマへ戻れ!それでは大気圏突入はできん!」

アポリー「…了解!」ドウッ

クワトロ「ティターンズの第二波が来るか!」

アレキサンドリア

ガディ「モビルスーツ隊、発進せよ!」

ジェリド「了解!ジェリド、MK-Ⅱ出る!」ドウッ

カクリコン「カクリコン、ガンダムMK-Ⅱ、行くぞ!」ドウッ

ライラ「ライラ・ミラ・ライラ、ガルバルディ出る!」ドウッ


カクリコン「アーガマが見えた!」

ジェリド「待て、カクリコン!任務はジャブローの防衛だ!アーガマの撃沈じゃない!」

ライラ「そうだよ!一機でも多く敵を落とすためにわざわざ降下中を狙っているんじゃないか!」

カクリコン「…ならば、あの先頭の赤いのをやる!」ドウッ

ジェリド「カクリコン!重力に気をつけろ!」

カクリコン「わかっている!」

ライラ「私たちは敵を一機でも多く墜とす!」ビューンビューン

ジム「」ドカーン

マラサイ「」ドカーン

ジェリド「カクリコン…!あまり焦るなよ…!」ビューン

マラサイ「」ドカーン

クワトロ「またこっちに向かってくる機体か…!あれは…MK-Ⅱ!…プレッシャーは感じない…ジェリドではないな。ならば!」

カクリコン「ここで墜ちてもらう!」

大気圏突入まで残り3ターン

コンマ下二桁

95以上クワトロ中破
50-94ライラ、ジェリド参戦
49-20戦闘膠着
10-19カクリコン中破
00-09カクリコン撃墜

下3


コンマ06

カクリコン「うおおおお!」ビューンビューン

クワトロ「…この敵…重力が怖くないのか!?無茶なことを!」

カクリコン「ここで貴様を墜として、アメリアと…!」バチバチバチ

クワトロ「ちいぃ!この敵!なかなかやる!…しかし!」バチィ

カクリコン「はじかれた!…見失った!?どこだ?…何!?下!?」

クワトロ「墜ちろ!」ブウンズバッ

カクリコン「…アメリア…!」

ピキーン

ジェリド「はっ!?カクリコンが!」

ライラ「カクリコンがどうしたんだって!?」

ドカーン

ジェリド「カクリコオオオオオン!」

ライラ「そんな!カクリコンが!?」

ジェリド「ちくしょう!エマに続いてカクリコンまで!…くそおおお!」ダンッ

残り2ターン

1.クワトロに仕掛ける
2.もう降下する(強制スキップ)

下3

ジェリド「カクリコン…敵はとるぞ!」ドウッ

ライラ「ジェリド!っつ!」ドウッ

ジェリド「ライラは来なくていい!これは俺の個人的なことだ!」

ライラ「馬鹿言うんじゃないよ!ジェリド。あんたを死なせるわけにはいかないんだよ!それにカクリコンは私にとっても戦友さ!」

ジェリド「ライラ…!わかった、一緒に行くぞ!」

クワトロ「このプレッシャー…ジェリドが来たか!」

ジェリド「また貴様か!貴様はいつも…大切な仲間を…!カクリコンの敵、取らせてもらう!」ドウッ

クワトロ「ぬうぅ!やはりさっきの彼とは技量が違う!」バチバチバチ

ライラ「ジェリドだけじゃないんだよ!」ビューンビューン

クワトロ「もう一機!このコンビネーション…!まずい!」

ジェリド「貴様は…ここで墜ちろ!」

コンマ下二桁

90以上クワトロ撃墜
75-89クワトロ大破MIA
50-74クワトロ中破(大気圏突入失敗判定あり)
20-49バリュート展開
10-19ライラ中破
00-09ライラ撃墜

下3

コンマ21

クワトロ「ちいぃ!このままでは…」

ジェリド「いける…いけるぞ、カクリコン!」

ライラ「そこだ!」ビューン

クワトロ「ぐおお!掠めたか!…はっ!?」

ライラ「いけ、ジェリド!」

ジェリド「うおおおおお!」ピーピー

ジェリド「何!?」ボンッ

クワトロ「バリュートのオート機能か!…助かった!」ボンッ

ライラ「ちっ!仕留められなかったか!」ボンッ

ジェリド「カクリコン…!俺は…おまえの分まで生きて…生きて、きっと戦争を終わらせて見せるぞ…!見ていてくれ…!」ゴオオ

エマは敵味方に別れても語りかけてきてくれたのに薄情なやつだよカクリコンは!

>>362
髪が薄く、影も薄く、さらには情も薄いってか

クワトロ「地球の重力か…!何度経験しても嫌なものだ…!」

ジェリド「懐かしい感覚だ…」

ライラ「これが地球の重力だっていうのかい?」

ジャブロー

ウオーンウオーン

ジャブロー兵「第一小隊はエリア1へ急行してくれ!」

ジャブロー兵「監視以外は滑走路へと向かえ!」

レコア「エゥーゴの攻撃が始まったんだわ」

カイ「どうしてわかる?内乱かもしれないぜ?」

レコア「時間が合います。連絡さえ取れていれば…モビルスーツ隊にわざわざこんなところを攻撃させなかったのに…」

カイ「逃げ出すチャンスが来たと思いたいが…」



クワトロ「出てきたな…」

クワトロ「全機散開しろ!ミサイルなんかに当たるなよ!」

ジェリド「いよいよジャブローか…ん?この感覚…あいつか!カクリコンの敵は取らせてもらう!」ドウッ

クワトロ「ロベルト!生きているか?」

ロベルト「ええ。大丈夫です。アポリーの奴は?」

クワトロ「アーガマに戻した。大気圏で燃え尽きるよりはいい」

ロベルト「それはそうですな」

クワトロ「そういうことだ。よし、ポイント203に集結だ。そこで会おう」

ロベルト「了解!」

ジェリド「見つけたぞ…ここで会ったが100年目ってね!」ビューンビューン

クワトロ「何!?ジェリドか!?…こんなところで相手をするわけにはいかん!」ドウッ

ジェリド「…逃げられたか…。俺たちもジャブロー内部に向かう!」ドウッ

クワトロ「そこ!」ビューンビューン

ジム「」ドカーン

ハイザック「」ドカーン

クワトロ「妙だな…。ロベルトはジャブロー攻略には参加していたか?」

ロベルト「ええ。確かに私も妙だと思いますな。静かすぎる」

クワトロ「そうだな…。ジャブローの抵抗はこんなものではなかった。これではまるで空き家じゃないか」

ジェリド「ここをエゥーゴに取られてたまるか。ここは俺たちの故郷なんだ!」

ジャブロー士官「エリア1は完全に制圧されてしまいました」

ライラ「おかしいね…。どうしてここをそんな簡単に明け渡せるんだい?」

ジャブロー士官「実はジャブローは引っ越し中でして…」

ジェリド「引っ越しだと…?またバスクのしわざか…?」

ジャブロー士官「とにかく、上からの命令なんです。そのためにガルダを動員中です」


ロベルト「おかしいですね、エリア1のほとんどのビルが空です」

クワトロ「先行したレコア中尉とも連絡が取れない。…嵌められたかな?」

ロベルト「捕虜を尋問します。そうすれば何かわかるでしょう」

クワトロ「うむ。そうしてくれ…うおお!?」

ジェリド「見つけた!」ドウッ

クワトロ「ジェリドか…!こんな時に!」ビューンビューン

ジェリド「カクリコンの敵、取らせてもらう!」

クワトロ「単騎で来るとはいい度胸だ。しかし!」

コンマ下二桁

90以上クワトロ撃墜
60-89クワトロ大破
40-59クワトロ中破
10-39クワトロ、ジェリド中破
00-09クワトロ覚醒、ジェリド中破

下2

コンマ45

ジェリド「くらえ!」ビューンビューン

クワトロ「ちいぃ!」

ジム「」ドカーン

ジェリド「味方を盾にするとは…!」

クワトロ「接近戦に持ち込ませてもらう!」ドウッ

ジェリド「はっ!?くうぅ!」バチバチバチ

クワトロ「いけるか!?」バチバチバチ

ジェリド「この…!なめるな!」ブウンズバッ

右腕「」ドカーン

クワトロ「うおおお!?」

ジェリド「このまま…!」ドウッ

ビューンビューンビューンビューン

ジェリド「くっ!敵がこんなに!」

ティターンズ兵「中尉!撤退してください!時間がないんです!」

ジェリド「ちっ!運がよかったな!」ドウッ

クワトロ「行ったか…!まるであの時の…危ないところだった…!」

ロベルト「大尉!ご無事で!?」

クワトロ「ロベルトか。すまん、助かった。捕虜の尋問のほうは?」

ロベルト「にわかに信じがたいのですが…地下に核が仕掛けてあると…」

クワトロ「…そうか!通りでこの静けさ。確認するまでもないな。そいつの言ったことは本当だろう」

ロベルト「それでは?」

クワトロ「脱出する!できるか?」

エゥーゴ兵「はい。ガルダを2機確保しています。…しかし、パイロット脱出用のシャトルは…」

クワトロ「パイロットを宇宙に逃がす暇はないか…まあいい、脱出できるだけで十分だ」

ロベルト「しかし…レコア中尉はどうしたというのでしょうか?」

クワトロ「レコア中尉か…ん?」

コンマ下二桁

15-99クワトロ気づかず(レコア、カイ死亡確定)
00-14クワトロ気づく(NTレベル3に)

下2

コンマ厳しすぎ

逆かな?それとも単にカミーユ居ないから必然なのかな…まぁ仕方あるまい

>>378基本的にコンマはジェリドを利するのが高くなるようにしているつもりです。が、今見たら違和感しかなかったので、今度からは行動者基準にします。
>>377本編見返すとカミーユじゃなきゃ見つけられそうにないところにいたので厳しめにしました。

コンマ49

ロベルト「大尉?何か心当たりでも?」

クワトロ「…いや、何でもない」

クワトロ「20分後に全員をガルダに収容させろ」

エゥーゴ兵「捕虜もですか?」

クワトロ「当たり前だ!」

エゥーゴ兵「はい!」


ジェリド「くっ!早急にここを脱出しなければ…!」ドウッ

ジェリド「ん?あれは…」

ジャブロー兵「せーのっ!」

ジャブロー兵「ダメだ!持ち上がらねえ!]

ジャブロー兵「ちくしょう!」

ジェリド「おい!大丈夫か!?」

ジャブロー兵「ガンダム…!」

ジェリド「そんな腕じゃ起こしたところで運転できんだろう。手に乗っていけ!」

ジャブロー兵「本当か!?」

ジェリド「ああ。早くしろ!」

ジャブロー兵「済まねえ!」


カイ「妙に静かだな」

レコア「誰も戻ってこない…」

カイ「敵も味方もみんな消えちまったらしい」

レコア「みんなで引っ越しなんて、そんな馬鹿なことするわけ…」

カイ「くそっ!おーい!人がいるんだぞ!」ドンドン

レコア「大声出しても無駄よ。…こんなところで」

カイ「じっとしているよりはましさ。おーい!」ドンドン

レコア「人がいるのよー!」

ジェリド「ようやく地上に出たか!」

ジェリド「MK-Ⅱを載せられるシャトルは…」

ジャブロー兵「モビルスーツなんか載せられるスペースがあるか!人で精一杯だ!」

ティターンズ兵「そうだ!」

ジェリド「くそっ!すまん、お前たち!ここからは自分の力で生き延びろ!…運が良ければ死にはせん!」

ジャブロー兵「中尉…」

ピキーン

ジェリド「あのシャトルは…ライラが乗っているか!」ドシーンドシーン

連邦兵「なんだ!?ガンダム!?」

ジャブロー兵「あいつ!タラップを無視して!」

ライラ「ジェリド!?無事だったんだね!つかまりな!」ガシッ

ジェリド「ライラ!…助かった」

ライラ「これで何とか無事に脱出できるか…」

ジェリド「一人でも多く脱出できればいいが…くっ!」

連邦兵「シャトル発射するぞ!」

ティターンズ兵「うわあああ!」

連邦兵「死にたくねえええ!」

ジャブロー兵「くそおおおお!」

ピキーン

ジェリド「はっ!」ガシッ

ジェリド「大丈夫か!?ライラ!引き上げるのを手伝ってくれ!」

ライラ「わかったよ!ふんっ!」

マウアー「ありがとう。助かったわ」




クワトロ「時間だ。ガルダを発進させろ!」

パイロット「了解!ガルダ発進!」

連邦兵「あんなの、生かして返すな!」ビューンビューン

ロベルト「大尉!ハイザックです!」

クワトロ「放っておけ。じきにここは爆発する」

ロベルト「マラサイ隊、サイドハッチから迎撃せよ!」

ジドレ「そこのハイザック!やめろ!あと1分で核が爆発するんだ!」

連邦兵「誰だ、貴様は!」

ジドレ「自分は、連邦軍のジドレ少佐だ!お前たちも早く逃げろ!」

連邦兵「いい加減なことを!ぬう!?」

マラサイ「」ビューンビューン

連邦兵「くう!」

連邦兵「ガルダは我々が追跡して軍に報告せねば…!」

連邦兵「小隊長!」

連邦兵「何だ?ん!?」

ジャブロー「」ドカーン

クワトロ「間一髪だったというわけか…」

ロベルト「結局、レコア中尉も見つかりませんでしたね…」

クワトロ「そうだな。…脱出していると信じたいが…」

エゥーゴ兵「前方に正体不明機!」

クワトロ「正体不明機だと!?…いや、あれは味方だ。カラバの者かもしれない」

エゥーゴ兵「カラバのハヤト・コバヤシだそうです!」

クワトロ「やはりな」

エゥーゴ兵「誘導してくれるそうです!」

クワトロ「よし、従え!…ハヤト・コバヤシ…。ああ…」


ジェリド「俺たちもあれに巻き込まれるところだったのか…」

ライラ「ほんと、一人でどこかに行ったりして何考えてるんだい?」

ジェリド「すまん。…しかしMK-Ⅱともこれでお別れか…」

ライラ「そうだね…」

ジェリド「3機あったMK-Ⅱは全滅。生き残ったパイロットは俺だけ、か」

ライラ「そう落ち込むんじゃないよ。あんたは死んでいった仲間たちを感じることができた。その思いを継いだあんたが生きているなら」

ジェリド「…そうだな、ライラ」

マウアー「あの…。さっきは危ないところを助けてもらったわ。ありがとう」

ジェリド「さっきの…。何、困ったときはお互い様だ。気にする必要はない」

マウアー「それでも、あなたがいなかったら私は死んでいたわ。本当にありがとう」

ジェリド「ああ」

マウアー「あなた、名前は?」

ジェリド「ジェリド。ジェリド・メサだ。そっちは?」

マウアー「マウアー。マウアー・ファラオよ。よろしく、ジェリド」

ジェリド「…ああ。こちらこそ」

ジェリド以外のコンマについてですが、やはりジェリドが主役という事で、「ジェリドに有利なこと」が高コンマになるようにしたいと思います。
度々翻してすみません。今後はこの基準でやりたいと思います。もし次スレまでいったら1に明記する予定です。
これからもこのように疑問等々ございましたら、言っていただければ幸いです。

アムロ「よく…来れたものだ」

フラウ「お帰りなさい!」

アムロ「フラウ・コバヤシ、カツ、レツ、キッカ!よくもまあ…」

フラウ「アムロも変わりなく…」

アムロ「ありがとう。みんなも変わりなく。背が伸びたな、カツ。また、どうして?」

フラウ「話したいことは山ほどあるわ…。今夜はお邪魔させてもらえて?」

アムロ「ふふ、大歓迎だよ、フラウ」


カツ「父はジャブローの動きを知って、カラバの一員として支援に行ったんです。それなのに何故あなたはここにいるんです!?」

アムロ「僕のように後方にいる者がいなければ、君たちは逃げ込む場所さえなかったんだよ」

カツ「逃げ込んだんじゃありません!母を守るために仕方なく来たんだ!」

フラウ「カツ!」

カツ「アムロさん!子供の僕にここまで言われて、平気なんですか!?本当のことを言ってくださいよ!」

アムロ「僕はもう一年戦争で十分に戦ったよ」

カツ「あなたはまだ若いじゃありませんか!」

アムロ「ニュータイプは危険分子として、僕はここに閉じ込められているんだ!」

カツ「僕らにとって…いえ、母にとってアムロさんはヒーローだったんです!」

フラウ「カツ!」

カツ「そんなこと言わず、地下にモビルスーツが隠してあるぐらい言ってください!」

アムロ「……」

コンマ下二桁

10以上そんなものはない
09以下ある

下3

フラウ「カツ!おやめなさい!」

カツ「ぐ…はい」

フラウ「あたしたち、明日出るわ」

アムロ「君の立場で出国できるのか?」

フラウ「なぜかビザは下りたわ。…地球連邦政府がいい加減になっている証拠ね」

アムロ「切符は?」

フラウ「ごめんなさい。四、五日はここでゆっくるできると思っていたからまだ…」

アムロ「よし、明日僕が手配しよう」

フラウ「ありがとう。…ごめんなさいね、生意気な子供ばかりで…」

アムロ「…いや、いいんだ」


オーガスタ

ジェリド「ようやく宇宙のジャマイカンと連絡がつくか…」

ライラ「今度は何をやらされるんだろうね?」

マウアー「エゥーゴはガルダを奪って逃走したのだから、その追跡では?」

ライラ「ジャミトフは宇宙に上がったみたいだし宇宙に戻されるかもね。私としてはそっちのほうがありがたいが」

ジェリド「二人とも静かに!…通信がつながる」

ジャマイカン「ジェリド。聞こえているか?」

ジェリド「はっ!聞こえております!」

ジャマイカン「うむ。今回は難儀だったな。ガンダムを失ったそうではないか」

ジェリド「申し訳ありません」

ジャマイカン「今回ばかりは仕方なかろう。それで、今後の任務だが…」

コンマ下二桁

60以上グリプスへ
59以下アウドムラ追撃へ

下3

コンマ11 ボーナス

ジャマイカン「エゥーゴの奪ったガルダ、アウドムラの追跡を命ずる」

ジェリド「はっ!モビルスーツのほうは?」

ジャマイカン「現地に話を通してある。研究所のほうで受領しろ」

ジェリド「了解!」

ジャマイカン「ライラ大尉、およびマウアー少尉にも同様の任務に就いてもらう」

ライラ「はっ!」

マウアー「はっ!」

ジャマイカン「まずは現地で追撃任務に当たっているブラン・ブルダーク少佐と合流してくれ」

ジェリド「了解!」

ジャマイカン「では、作戦の成功を祈る」ピッ

研究所

ライラ「私たちのモビルスーツはあのアッシマーという奴かい?」

研究員「そうです。大気圏内での単独飛行が可能な可変型モビルアーマーです」

マウアー「乗りこなせるかしら…?」

ジェリド「俺の機体は?」

研究員「ああ、こちらです」

コンマ下二桁

70以上ギャプランTR-5
69以下ふつうのギャプラン(出力調整済み)

下3

ボーナスはギャプラン。ギャプランTR-5チャレンジ付きです。

コンマ71

研究員「こちらのギャプランTR-5です」

ジェリド「この機体は…ガンダム?」

研究員「厳密に言うとガンダムではないのですが…あ、あちらにこれの関係者がいますね。私より彼に聞いたほうがいいでしょう」

ジェリド「これの開発者か?」

研究員「ええ。そのうちの一人です。フランクリン大尉!」

フランクリン「なんだ?」

研究員「こちら、TR-5のパイロットとなったジェリド・メサ中尉です」

ジェリド「どうも」

フランクリン「ほう…MK-Ⅱのパイロットを務めた…」

ジェリド「よく知っているな。どこで聞いた?」

フランクリン「MK-Ⅱは私が開発した機体でね。今はこうして、新しいガンダムの研究に携わっている」

ジェリド「MK-Ⅱの…。不思議な縁もあるものだ」

フランクリン「本当にな。このギャプランTR-5も君が鹵獲したリックディアスのデータを使っている」

ジェリド「リックディアスの…」

フランクリン「ああ。リックディアスの全方位モニター、スラスター、装甲、かなり参考になった。おかげでこうしてTR-5を早期に完成できた」

フランクリン「戦闘データも欲しい。まだまだ改良の余地はあると考えている。追加武装も開発中だ」

ジェリド「……」

フランクリン「おっと、少し話過ぎてしまったか…。では、私からは一言。頑張ってくれ、ジェリド中尉。」

ジェリド「…データのために、か?」

フランクリン「そういうことだ」

ジェリド「了解した」

明日から1週間ぐらい忙しいので、投下は23時以降と出来たら早朝になります。ご了承ください。

遅れてすみません

アウドムラ

クワトロ「ケネディ空港は安全なのか?ハヤト・コバヤシ君」

ハヤト「カラバが制圧しております」

クワトロ「カラバか…。好きではないな」

ハヤト「なぜです?」

クワトロ「まるで秘密結社の名前だ」

ハヤト「ははは、まあそういわんといて下さい」

カラバ兵「ハヤト艦長!ご苦労様です!」

ハヤト「ご苦労。宇宙に戻すパイロットは40名近くいる。大丈夫か?」

カラバ兵「シャトルは2台あります。大丈夫ですが…」

ハヤト「何だ?」

カラバ兵「シャトルのパイロットは一人しかいません」

ハヤト「うむ…そうか」

ケネディ空港

クワトロ「カラバの組織はこれほどとはな」

ハヤト「当然といいたいのですがここはもう使えません。ガルダを2機着陸させましたから…」

クワトロ「では、これからどうすると?」

ハヤト「北欧にでも移動します」

クワトロ「ほう」

ハヤト「クワトロ大尉。お願いがあります。…シャトルのパイロットが足りません。一人出してはくれませんか?」

クワトロ「わかった。用意しよう」

クワトロ「まだかな?」

カラバ兵「いや、来ました。アーガマより入電!暗号コード33」

クワトロ「そうだ。間違いない」

カラバ兵「軌道変更可能なれど我、敵艦と交戦中?ランデブーはOKといっていますが?」

クワトロ「敵の攻撃が散漫なのさ。ヘンケン艦長ならやってくれるだろう。ランデブーポイントと打ち上げ時間は?」

カラバ兵「はっ!来ました!最適打ち上げ時間は40分後です!」

クワトロ「冗談とは思えんな。シャトルの準備は?」

カラバ兵「待ってください。…39分後にシャトル発射だ。できるな!?」

カラバ兵「シャトルは博物館物なんだ。無理だ!」

カラバ兵「燃料吸入は間に合うぜ」

カラバ兵「なら何とかしろ!」

クワトロ「モビルスーツ用のシャトルも同時に出す。できるな?」

カラバ兵「ぶつかっても知らないぜ?」

クワトロ「コントロールするさ」


クワトロ「ロベルトはいるか?…ロベルト中尉、戦闘記憶パネルの消去は中止だ」

ロベルト「えっ!?ちゃんと直しておかないとカラバで使えなくなりますよ?」

クワトロ「君たちが宇宙に帰るほうが先決だ。それとロベルト、パイロットがいない。シャトルに座ってくれ」

ロベルト「えぇっ!?」

クワトロ「昔取った杵柄だろ?」

ロベルト「しかし…あんな古いのは」

クワトロ「時間がない。急げ!」

ロベルト「あっ、はあ」

クワトロ「今からモビルスーツを移動させる。リックディアスはシャトルへ!」

エゥーゴ兵「はっ!」

ハヤト「シャトルのパイロットは?」

ロベルト「自分です」

ハヤト「急いでジープへ!」



ブラン「ふふん。情報通りあそこでエゥーゴがでかい面してるのか」ドウッ

ハヤト「急げ!荷物の積み込みはもう済んだか!?」

カラバ兵「はっ!もうすぐ終わります!」

クワトロ「リックディアスはどうなっている!?」

カラバ兵「今から積み込みます!」

クワトロ「急いでくれよ」

カラバ兵「はっ!」


ブラン「一気に攻める!奴らシャトルで脱出する気だ!発進を食い止め、エゥーゴのモビルスーツを奪うぞ!」ドウッ

ウオーンウオーン

ハヤト「何!?来たか!」

ハヤト「総員、アウドムラ始動!」

ブラン「くらえ!」ビューンビューン

シャトル「」ドカーン

ロベルト「シャトルが…!?…カウントダウンは継続しろ!」

カラバ兵「そのつもりだ!安心しろ!」

ロベルト「よし!発進は予定通り行う!お客さんたちは黙って待機だ!」

クワトロ「カウントダウンは実行しているな!?我々を待つ必要はない!リックディアス出る!」ドウッ

ブラン「さすがに展開は早いな。…あれにエゥーゴのパイロットが乗っていると見た!」ドウッ

クワトロ「そうはさせんよ!…くっ、なんて時に来てくれる…!」

マラサイ「」ビューンビューン

ハイザック「」ドカーン

ブラン「そこか!」ビューンビューン

マラサイ「」ドカーン

クワトロ「宇宙でないのが…!」

アッシマー「」ギュルリン

クワトロ「んんっ!?モビルスーツに変形するのか!うおっ!」

ブラン「ふっ、醜いな」

ピキーン

クワトロ「なめるな!」ビューンビューン

ブラン「うっ!」

カラバ兵「発射30秒前!」

クワトロ「シャトルはやらせん!」ビューンビューン

ブラン「伊達じゃないんだよ!」

コンマ下二桁

90以上シャトル撃墜クワトロ中破
70-89シャトル撃墜
20-69戦闘膠着シャトル発射
10-19アッシマー撤退
00-09クワトロ覚醒アッシマー撃墜

下3

コンマ67

クワトロ「くっ!だが…行かせるものか!」ガシッ

ブラン「こいつ!」ドウッ

カラバ兵「10秒前!」

クワトロ「行け!ロベルト!」

ロベルト「5、4、3、2、1、シャトル発進!」ゴオオ

ブラン「何!?発進されたか!」

クワトロ「何とか守りきれたか…」

ブラン「シャトルを逃がしたとなれば…せめて貴様はやらせてもらう!」ビューンビューン

クワトロ「まだ向かってくるか!…あのモビルアーマー…ビームだけか?ならば!」ドウッ

ブラン「こちらに向かってくるとはいい度胸だ!」

クワトロ「接近戦ならばこちらに分がある!」ブウン

コンマ下二桁

95以上クワトロ撃墜
75-94クワトロ中破
40-74クワトロ撤退
10-39ブラン中破
00-09ブラン撃墜

下3

コンマ40

ブラン「ビームサーベルなどなくてもこのアッシマーなら!」ギュルリン

クワトロ「また変形を…!」

ブラン「接近戦もこなせるのだよ!」ドシーン

クワトロ「体当たり…!まずい!姿勢が制御できん…!」

ブラン「とどめだ!」

アウドムラ「」ビューンビューン

ブラン「くっ!」

ハヤト「クワトロ大尉!早くアウドムラに!」

クワトロ「ハヤト艦長…助かる!」ドウッ

ブラン「逃げられたか…。…生存者を集め、ケネディ空港を制圧しろ!もう一機のガルダ級スードリを我がブラン小隊の指揮下におく!」

ブラン「…アメリカ大陸を抜けられると思うなよ…!」

アウドムラ

クワトロ「ハヤト艦長。助かった。礼を言う」

ハヤト「礼なんてそんな。それよりもクワトロ大尉。シャトルの防衛、ご苦労様です」

クワトロ「なんとかシャトルを守れたのはいいが…私はどうやって宇宙に上がればいいかね?」

ハヤト「ヒッコリーに向かいます」

クワトロ「ヒッコリ?-」

ハヤト「ええ。もしここがだめならば次の手を打ちます。バンデンバークの近くにカラバの同志がいたはずです」

クワトロ「それはすごい」

ハヤト「補給も必要ですから」

クワトロ「しかし、カラバがここまでとは…。連邦政府は地球上でもこんなに敵を増やしているのか」

ハヤト「ええ。連邦の上層部は腐りきっています。それに嫌悪を抱く人はそう少なくはありませんよ」

クワトロ「そこが我々が付け入るスキがある、か…」

宇宙

ロベルト「アーガマだ!ははっ、着いた、着いたぞっ!」

ヘンケン「シャトルを確認した!よし、本艦はシャトルを回収後全速で本空域を離脱する!」

オーガスタ

ジェリド「なにを待たされているかと思ったら…パイロットか」

ピキーン

ジェリド(なんだ?この…エゥーゴの奴とは違う、妙な感覚は…)

研究員「すみません。お待たせしました。少し調整に手間取りまして…」

ジェリド「調整?何のことだ?」

研究員「紹介します。こちら、ロザミア・バダム少尉です」

ロザミア「よろしく」

マウアー「ジェリド…。あのパイロット…何か感じないかしら?」

ライラ「私も少し気になるね」

ジェリド「ああ。俺も先ほどから妙な感覚があるが…。彼女は何者だ?只者ではないと見えるが…」

研究員「こちらは当研究所の開発した強化人間です」

ジェリド「強化人間?」

研究員「はい。いわば人工ニュータイプといったところでしょうか。今回は彼女にも実戦をやらせたいと思いまして…」

ジェリド「…強化人間か。わかった、俺の指揮下に入れ。いいな?」

ロザミア「了解!」

ジェリド「…何を考えているんだ、連邦は」

コックピット

連邦兵「コースクリア、発進準備よし!」

ジェリド「了解!ギャプランTR-5、ジェリド・メサ、出る!」ドウッ

ジェリド「各機、続けて発進しろ!50分後に敵と接触する!ブラン少佐にも連絡しておけよ!」

スードリ

連邦兵「中継局より伝聞。こちらに支援部隊向かう、40分後に合流予定」

ブラン「戦闘隊長は誰だ?」

連邦兵「ティターンズのジェリド・メサ中尉です」

ブラン「ん?あまり聞かぬ名前だが…」

連邦兵「部隊にはロザミア・バダム少尉もいる模様です」

ブラン「ああ、オーガスタ研のロザミアか。いいのかな?まあ確実は確実だ。確実すぎてゲームとしては面白みに欠けるがな」

ジェリド「この機体…ギャプランTR-5といったか…この加速…MK-Ⅱの比ではないな」

ジェリド「慣れるのには時間がかかりそうだが…フランクリン大尉、良い機体をくれた」

ジェリド「ん?あの機影は…予定だとスードリと合流だが…」

ピキーン

ジェリド「いや、エゥーゴのアウドムラか!各員に告ぐ!アウドムラを発見した!人口密集地を抜けたのち、攻撃を仕掛ける!」

ロザミア「やはりか。エゥーゴめ、ここで墜とさせてもらうよ!」ドウッ

ジェリド「何!?ロザミア少尉、止まれ!」

ロザミア「敵が出てくる前に仕掛けるんだよ!」

ライラ「まずいね。このままじゃここで戦闘だ」

マウアー「強化人間…やはり何か問題が?」

ジェリド「ロザミア少尉め…!総員、散開してアウドムラを狙え!モビルスーツには構うな!」ドウッ

ハヤト「下に機影?確認しろ。民家が多くなっている。民間機の可能性もあるはずだ」

クワトロ「いや、敵のモビルスーツだ」

ハヤト「なぜわかるのです?」

クワトロ「プレッシャーを感じる。おそらく彼が来たな…!」

ハヤト「わかった。クワトロ大尉以下はデッキで待機を!」

クワトロ「いいか!各機機内から迎撃だ。私は出させてもらう!」

クワトロ「クワトロ・バジーナ、出る!」ドウッ

ロザミア「出てきたか…!ジェリド中尉、私はこのまま突っ込む!」

ジェリド「勝手なことを…!ん?この感覚…来たな!」

クワトロ「ジェリド!ここで墜とさせてもらう!」ドウッ

ジェリド「ふん!下駄ばきのモビルスーツとは違うという事を教えてやる!」ドウッ

クワトロ「モビルスーツが単独飛行を…!?いや、モビルアーマーか!?」

ジェリド「墜ちるのは貴様だ!」

コンマ下二桁

80以上クワトロMIA
60-79クワトロ大破
40-59クワトロ中破
10-39アムロ参戦(輸送機)
00-09クワトロ覚醒、ジェリド撤退

下3

コンマ91

クワトロ「なめるな!」ビューンビューン

ジェリド「そんなビーム当たるか!」ドウッ

クワトロ「なんという機動力…!機体の性能差が大きすぎる!」

ジェリド「遅い!そこだ!」ビューンビューン

クワトロ「ちいぃ!避けきれん…!」

右足「」ドカーン

クワトロ「ぐうぅ!は!?まずい!ドダイにもダメージが!」

ジェリド「そんな足元を気にしている暇はないぞ!」

クワトロ「来るか…!」

ジェリド「うおおお!」バチバチバチ

クワトロ「くっ!」バチバチバチ

クワトロ「この馬力…!耐えられるか!?」

ジェリド「カクリコン!見ていろ!今、お前の敵を取る!」バチバチバチバチィ

クワトロ「サーベルを!?」

ジェリド「貰ったああ!」ブウンズバッ

ドダイ「」ドカーン

リックディアス「」バチバチバチ

クワトロ「まだだ、まだ終わらんよ…!」

ドカーン

ピキーン

アムロ「はっ!」

カツ「アムロさん?どうかしたんですか?」

アムロ「シャア…!」

カツ「シャアって…あの赤い彗星の?」

アムロ「…いや、何でもない。あちらから何かを感じる。おそらくアウドムラはあっちだ!」



ジェリド「遂にやったぞ!…このままアウドムラを!」ピーピー

ジェリド「ちっ!さっきので燃料を使いすぎたか!…奴は墜としたし第2波には耐えられまい…。全機撤退!一時体勢を立て直す!」

ジェリド「ロザミア少尉!聞いているか!」

ロザミア「…了解した」


ジェリドの操縦レベルが大エース(ヤザン級)になりました。

アウドムラ

ハヤト「敵は撤退したか…?」

カラバ兵「艦長!大変です!クワトロ大尉のリックディアスからの信号が消えました!」

ハヤト「何!?それは本当か!?」

カラバ兵「本当です!この通り、信号がありません!」

ハヤト「……クワトロ大尉をMIAと認定する。カラバの地上部隊は展開できるか?」

カラバ兵「しばらく時間はかかりますが…」

ハヤト「クワトロ大尉を捜索するように伝えろ!」

カラバ兵「では、本艦も…」

ハヤト「それはできん!いつ敵がやってくるかもわからんし、我々の第一の目標は残ったパイロットを宇宙へ帰すことだ」

カラバ兵「…了解!地上部隊に捜索させます!」

ハヤト「うむ。頼む…!」

ハヤト「このまま敵に来られたら…!まずいな…!」

スードリ

ジェリド「収容していただき、感謝する」

ブラン「やむを得んさ。まだギャプランになれていないのだろうからな。それに向こうの厄介なパイロットも墜としてくれたそうじゃないか」

ジェリド「はい」

ブラン「これでアウドムラの戦力は大幅に落ちたな。…直ちに私が第二波をかける。まさかすぐ来るとは思うまい」

ジェリド「そうでしょう。敵は動揺しています」

ブラン「うむ。補給には部下を使って構わん。…それと君の部下を2名ほど借りてもいいかね?」

ジェリド「誰と誰を借りたいと?」

ブラン「ライラ大尉とマウアー少尉だ。彼女たちはアッシマーは初めてだろう?私が手ほどきをしよう」

ジェリド「二人をですか…」

1,連れて行ってもらう
2.お断りする

下3

ジェリド「いいでしょう。二人をよろしく頼みます」

ブラン「うむ。早速出撃だ!」

ライラ「ブラン少佐。一時指揮下に入ります」

マウアー「よろしくお願いします」

ブラン「よし、二人とも、私がアッシマーの何たるかを教えてやる!ついてこい!」ドウッ

カラバ兵「敵襲です!

ハヤト「何!?」

カラバ兵「先ほどケネディ空港を襲ったのと同型と思われます!」

ハヤト「ええぃ、早すぎる!」

ブラン「見ていろ…よし!捕らえた!照準内!」ビューンビューン

カラバ兵「捕まった!艦長、上昇を!」

ハヤト「ええい!モビルスーツ、出ろ!アウドムラをやらせるな!」

カツ「あ、あれは?」

アムロ「さっきの光、やはり戦闘だったか!」

ブラン「宇宙人は宇宙にいればよかったんだよぉ!」ビューンビューン

ハヤト「くそ!上に回らせるな!」

マラサイ「」ドウッ

マウアー「はっ!接近してきた!近接武装は…」

ブラン「アッシマーに近接武装はない!だが…接近戦はこうやるんだ!」ギュルリンドカーン

マラサイ「」ドーン

ライラ「変形してそのまま蹴りを…!あの少佐、かなりの腕みたいだね!」

ブラン「俺は上に回る!大尉と少尉は左右から回れ!アッシマーの加速性能を生かせ!」ギュルリンドウッ

マウアー「了解!」ドウッ

ライラ「くらいな!」ビューンビューン

ハヤト「うおおお!?このままでは…!」

マウアー「そこ!」ビューンビューン

マラサイ「」ドカーン

ブラン「ここまでだな、エゥーゴ!」

コンマ下二桁

90以上アウドムラ撃墜
10-89アムロ参戦アッシマー撤退
00-09ライラ中破、ピンチに

下3

マウアーとライラのおかげでアウドムラ撃墜判定が5緩和されています。



今日はここまで。明日は午前に余裕ができたので朝からやります。

コンマ04

ハヤト「ここまでか…!」

ライラ「ん?なんだい?あれは?」

マウアー「輸送機…?なぜこんなところに?」

ブラン「ぬぉ、何だと!?」

アムロ「うおおおおおおおお!」ドカーン

ブラン「ぐああああ!」

ハヤト「輸送機が敵に体当たりを!?一体あれはどこの誰だ!?」

カラバ兵「敵の注意が輸送機に向かっている…今なら!」ビューンビューン

ライラ「はっ!しまった!」ドカーン

マウアー「ライラ!?」

ブラン「ええい、全機撤退だ…何!?ライラ大尉!」

ライラ「コントロールが効かない…当たり所が悪かったか!」

カラバ兵「くらえ!」ビューンビューン

ブラン「まずい!ライラ大尉!」ドウッ

コンマ下二桁

10以上ブラン間に合う、アッシマー撤退
00-09ライラ撃墜

下3



コンマ06

ライラ「うわああああ!」

ブラン「ライラ大尉!」

マウアー「ライラ!」

ライラ「ジェリド…」

ドカーン

スードリ

ピキーン

ジェリド「はっ!?ライラ!?」

ライラ『ジェリド…済まないね。もうあんたに何か教えることはできなさそうだ』

ジェリド「そんな…ライラ!俺にはまだ…ライラが!」

ライラ『あんたはもう私なんていらないくらい強くなったよ。もう私の役目は終わったんだ』

ジェリド「ライラ!ダメだ!行かないでくれ!」

ライラ『ただ…残念なのはあんたの野望の行く末を見れないことだね。…ジェリド、あんたが平和な世界を作るんだ』

ジェリド「そんな…そんなことよりも俺はただライラと共に生きて…」

ライラ『大丈夫。私は何時までもあんたと一緒だよ、ジェリド。あんたが生きている限り私はいつでもあんたの心にいるさ』

ライラ『だからジェリド。あんたは生きるんだ。生きて新しい世界を作るんだ。いつまでもこうしてちゃいられないよ』

ジェリド「ライラ…わかった、ライラ。俺は生きる!ライラの分まで、死んでいった仲間の分まで!そうして世界を変えて見せる!」

ライラ『いい子だ。…ジェリド、そろそろ時間だ。…最後に言わせてくれ。ジェリド…愛してるよ』

ジェリド「ライラああ!」

ジェリド「くそっ、くそっ、くそおおおお!」ドン

ジェリドのNTレベルが4に上がりました。

アウドムラ

ハヤト「アムロ!しかしまあ無茶をしたものだ」スッ

アムロ「ハヤト!アウドムラをやらせるわけにはいかなかったからね」ガシッ

ハヤト「ところでフラウたちは?」

アムロ「日本へ」

ハヤト「そうか、日本へ向かったか」

アムロ「ああ、フラウに来させたのはハヤトか?」

ハヤト「ああ。迷惑だったかい?」

アムロ「いや」

ハヤト「そうか。アムロの所へやってよかったよ。思った通りカツを連れ出してくれた」

アムロ「どういうことだ?」

ハヤト「あいつは地球の生活から抜け出したくって仕方がなかったのさ。しかし、フラウは嫌がっていた」

アムロ「そりゃそうだろう、子供を戦場に行かせたい母親なんていない」

ハヤト「たとえ義理の母親でもね。しかし、子供は親の気持ちなどお構いなしに行動する」

アムロ「カツを見ているとこちらが年を取った気がするな」

ハヤト「君からはその弱音を聞きたくはないな。カツを鍛えてもらおうと思ってるんだから」

アムロ「それは逆だろう?俺を鍛えなおしたかったんじゃないのか?」

ハヤト「ふっふっふ…。…アムロ。本艦は現在戦力が足りない」

アムロ「戦力が?エゥーゴのパイロットがいるんだろう?」

ハヤト「中でも一番腕の立つクワトロ大尉がやられてしまってな…」

アムロ「クワトロ大尉?」

ハヤト「ああ。知っているのか?」

アムロ「いや、さっき誰かが落ちていくような気配を感じてね。…俺にはシャアのように感じられたんだが…」

ハヤト「シャア…いや、まさかな」

アムロ「どうかしたか?」

ハヤト「アムロ。少し確認してもらいたいことがある。ブリッジまで来てくれ」

アムロ「わかった」

ブリッジ

ハヤト「すまん、クワトロ大尉の写真か何かあるか?」

カラバ兵「クワトロ大尉の…?あ、ええ。出撃時の通信等でしたら…」

ハヤト「それでいい」

カラバ兵「はい。…こちらですね」

アムロ「これは…!」

ハヤト「アムロ、どうだ?」

アムロ「間違いない!シャアだ!」

ハヤト「やはりか…」

アムロ「という事はさっき落ちていたのは…」

ハヤト「本当にシャアだった、という事になるな」

アムロ「シャア…どうしてまた地球に…」

ハヤト「一つ分かっているのは彼は確かにエゥーゴのクワトロ・バジーナ大尉だった、という事だ」

ハヤト「一応捜索はするが…生きているかどうかは…」

アムロ「……」

アムロ(この感覚…わずかだが…シャアはまだ生きているというのか?)

スードリ

ブラン「…すまん。ジェリド中尉。ライラ大尉を失ってしまった…。私の責任だ」

ジェリド「いいんです。戦争なんですからよくあることですよ」

マウアー「ジェリド!…あなた…」

ジェリド「マウアーはよく無事に帰ってきてくれた。それで十分だ」

ブラン「すまん。仇討ちはさせてもらう。…アッシマーの修理を急げ!動ければいい!」

連邦兵「はっ!」

ブラン「言い訳をするわけではないが敵が輸送機ごとぶつかってくるとは…思いもよらなかった」

ロザミア「少佐、ブラン・ブルターク少佐。少佐のおかげです。ギャプランを修理できるのは」

ブラン「ん?…強化人間の癖か。何度も同じことを…」

ロザミア「少佐。私をこの隊に加えてください。私は何としてもあの人達を倒したいんです」

ブラン「…ジェリド中尉。よろしいか?」

ジェリド「ええ。好きに使ってください」

ブラン「わかった、少尉。勝手にしろ」

ロザミア「少佐、ありがとうございます!」

ジェリド「しかし少佐。気をつけてください。彼女は暴走しがちだ」

ブラン「それも含めて勝手にしろと言ったのだよ」

マウアー「ジェリド。話があるわ。いいかしら?」

ジェリド「ああ。別にいいが…」

マウアー私室

マウアー「ジェリド。あなた、落ち着いているのね。ライラが死んだというのに…」

ジェリド「ああ。ライラは死んでしまった…。しかし、俺が立ち止まるわけにはいかない。ライラの分まで、俺は生きる」

マウアー「ジェリド。あなたは強いのね…。私は…あの時、何もできなかった」

マウアー「目の前でライラがやられた時に。私は何も…」

ジェリド「さっきも言ったが、俺はマウアーが無事に帰ってきてくれて嬉しい。ライラのことはあまり思いつめるな」

マウアー「しかし…」

ジェリド「…俺だって悲しい!それに悔しい!あの場に居れなかったのが!…あの場に居たマウアーなら、なおさらのことだろう」

マウアー「ジェリド…」

ジェリド「しかし、俺は何時までもくよくよしてはいられない。ライラに言われたんだ。平和な世界を作ってくれと」

マウアー「それが…あなたの戦う理由なのね、ジェリド」

ジェリド「ああ」

マウアー「ジェリド。私も一緒に戦うわ。…それが私にできることだから」

ジェリド「ありがとう。マウアー。…しかし、もう二度と仲間を失いたくはない…。…マウアー。お前は俺が守る。信じてくれ」

マウアー「それはお互い様だろう?私もジェリドを守って見せるさ」

ジェリド「マウアー…」

昨日は寝落ちしてしまいました。すみません。

アウドムラ

カツ「これがリックディアスか…。写真では見たけど実物はやっぱ大きいや」

整備兵「おい坊主!そんなとこにいると危ないぞ!」

カツ「あ、済みません。…何をやってるんですか?」

整備兵「何ってみりゃわかるだろ?右腕の修理だよ。これが最後のリックディアスだ。大事にしなきゃならんだろ?」

カツ「最後のって…もともとは何機あったんです?」

整備兵「二機さ。もう一機にはクワトロ大尉が乗っていたんだが…墜とされちまったからな」

カツ「クワトロ大尉ってそんなすごい人だったんですか?」

整備兵「そうさ。エゥーゴのエースだよ。…大尉がいなくなった今、残ったパイロットには一層頑張ってもらわんとな…」

整備兵「…っといけね、ほら坊主、自分の部屋かなんかに帰れ。こんなとこでウロチョロするんじゃないぞ」

カツ「あ、はい」

カツ「………」

ブリッジ

ハヤト「アムロ。クワトロ大尉の正体のことはひとまず置いておこう」

アムロ「ああ」

ハヤト「それでだ。クワトロ大尉はエゥーゴのエースパイロットだった。現在捜索中ではあるが、彼がいなくなってしまうというのは大きなダメージだ」

アムロ「……」

ハヤト「アムロ。我々と一緒に戦ってはくれないか?戦いを離れて久しい。ブランクもあるだろう。だが、君の力がエゥーゴには必要だ」

アムロ「…しかし、ハヤト。俺は…」

ハヤト「頼む!もう一度、ガンダムに乗ってくれ!」

アムロ「!?ここにガンダムがあるというのか!?」

ハヤト「いや、ここにはない。宇宙にある」

アムロ「宇宙…」

ハヤト「ティターンズの好きにやらせるわけにはいかない。奴らはコロニーを戦いのために使う…頼む、アムロ。一緒に戦ってくれ!」

アムロ「…少し考えさせてくれ」

ハヤト「アムロ…あれから宇宙には上がっていないそうだな。宇宙が怖いのか?」

アムロ「それも含めてだ。…少し考えさせてくれ」

ハヤト「…わかった」


アムロ「戦うのは怖くもなんともないんだ。ただ宇宙…宇宙には…」

アムロ「ララァ…」

アウドムラ

カツ「ふああ…。もう朝か」

カツ「ん?あれは…飛行機?複葉機だ!…なんてきれいなんだ…」

カツ「おっと。飛行機だ。間違いなくカラバのものです」ガチャ

格納庫

ベルトーチカ「朝早くおこしちゃってごめんなさい。カラバのベルトーチカ・イルマです。ヒッコリーはあなた方をお待ちしています」スッ

ハヤト「博物館のハヤト・コバヤシです」ガシッ

ベルトーチカ「こちらは?」

カツ「は、はい。カツ・コバヤシです」

ベルトーチカ「へえ、よろしく、カツ君」

カツ「こちらこそ」

ハヤト「よく来てくれました。さ、こちらへ」

ハヤト「カツ、アムロを呼んできてくれ」

カツ「はい!」

談話室

ベルトーチカ「ヒッコリーのシャトルはモビルスーツ3台は宇宙に上げられます」

ハヤト「あ、アムロ。こちらは…」

アムロ「カツから聞いた。よろしく、アムロ・レイです」

ベルトーチカ「アムロ?あなたが?…ニュータイプって言ったって普通の人ね」

アムロ「すみませんね」

ベルトーチカ「私、アムロ・レイってもっと好戦的な人だと思っていたの。安心したわ」

アムロ「…そうかい」

スードリ

ブラン「ロザミア少尉が出るだと!?」

連邦兵「はっ!」

ブラン「しかし一機だけでは!」

ロザミア「ご安心ください。敵はエースを失い混乱しています。私一機で十分です」

ロザミア「それに、回収していただいた恩を返さねばなりません」

ブラン「…わかった。発進を許可しよう」

ロザミア「ありがとうございます、少佐!ロザミア、行きます!」ドウッ

ジェリド「行かせてしまっていいのか?」

ブラン「彼女は止まりそうにない。…私の手には扱いきれんよ」

ジェリド「我々もアッシマーの修理が終わり次第出ると?」

ブラン「そうだ。彼女が墜としてくれればよし、もしダメでも我々が。安心しろ。大尉の敵は必ず取る」

アウドムラ

カツ「ん?敵です!」

カラバ兵「追手か!」

ハヤト「敵の数は!?」

カラバ兵「一機です!しつこい奴だ…!」

ハヤト「頼む、アムロ!宇宙のことは後でいい!地球上ならいいだろう!?」

アムロ「ノーマルスーツを借りるぞ!」

ハヤト「アムロ…!」

カラバ兵「アムロ大尉!リックディアスを使ってください!」

アムロ「了解!」

整備兵「なんだ!?リックディアスが動いてるぞ!パイロットは誰だ!」

カツ「僕だって戦えるはずだ。僕がエゥーゴを救うんだ!」

アムロ「…カツか!」

カツ「カツ、行きます!」

ハヤト「カツ…!勝手なことを…!アムロ、すまんがマラサイでカツを追ってくれ!」

アムロ「みんなに期待されている…僕がやるしかないんだ…!」

アムロ「僕が…!」

コンマ下二桁

70以上アムロ出れず(カツ死亡確率UP)
69以下アムロ出る

下3

このアムロは期待されてるので出やすいです

コンマ92

アムロ「くっ…」ドン

ハヤト「アムロ?どうしたんだアムロ!?」

アムロ「だめだ…僕には…出れない…!」

ベルトーチカ「この人…戦うことを恐れている…口では戦うといっていたのに…。この人も私と同じなんだわ」

ハヤト「くそっ、やはりブランクか!?…カツを信じるしかないというのか…」

カラバ兵「飛びますか、降りますか?」

ハヤト「降りよう。敵の数がわからん。カツの援護もしたい」

ロザミア「ん?今一機でたようだが…私にかなうのか?」

カツ「敵はどこからくる?右か?左か?うわあ、ハイザックは上からか!?索敵チェックモニターどれだ?ザクと違うから!うっ、あっ、ああ!」

ロザミア「もう逃がさないよ。今日こそは墜とす!」ビューンビューン

カツ「うわああ!後ろにつかれた!」ドウッ

ロザミア「あのパイロット…新兵か?それとも何か作戦が?」ドウッ

カツ「うわああ、うわあああ!」

ロザミア「どんな作戦であっても…いや、あれはパイロットが違うんだ!」

カツ「く、来る!?うわあああああああ!」ドウッ

ロザミア「今楽にしてあげるよ!」ドウッ

コンマ下二桁

60以上カツ撃墜
40-59カツ大破
20-39カツ中破
10-19カツなんとか逃げた
00-09カツ、覚醒

下3

コンマ13

カツ「うわああああ!…なんだ!?」ドウッ

ロザミア「ん?外したか。次は当てる!」ビューンビューン

カツ「見える…敵のビームが見えるぞ!」サッ

ロザミア「いや…避けている!?このパイロット…やはり作戦だったのか!」ビューンビューン

カツ「当たるかよ!」ドウッ

ロザミア「敵の作戦に嵌められたか!エネルギーを使いすぎた!」ギュルリンドウッ

カツ「逃げて行った…やった、やったぞ!僕がアウドムラを守ったんだ!」

アウドムラ

カツ「父さん!やったよ、僕がアウドムラを守ったよ!」タッタッタッ

ハヤト「馬鹿野郎!」バキッ

カツ「ああ!」

ハヤト「まったく!」

カツ「無断出撃はごめんなさい。でもね、父さん。僕が敵を追い返したんだ!敵の攻撃が見えたんだ!」

ハヤト「黙れ!それが何だというんだ!一度ぐらいの偶然でそれが自分の才能だと思うのは軽率だ!」

アムロ「カツ。ハヤトの言っていることは正しい」

カツ「アムロさんまで!」

アムロ「しかし、ハヤト。カツの言ったことは本当だと思う」

ハヤト「いや、こいつの甘さを許すわけにはいかない。一人の身勝手さが時には部隊を全滅させることだってある!それが許せないんだ!」

ハヤト「現にこいつがもし敵にやられていれば、我々は貴重なリックディアスを失うところだったんだぞ!」

アムロ「ハヤト…」

ハヤト「そしてアムロもアムロだ!ここまで来て怖気づいたか!皆がお前に期待している、それがなぜわからない!?」

アムロ「僕は…」

ハヤト「どうもこうもない!やるしかないんだよ!」

アムロ「………」

ハヤト「カツ!自習室に入ってろ!」

カツ「はい…」

ハヤト「アムロ。お前もよく考えておくことだな」

アムロ「やらなければならないのか…?この僕が…?」

スードリ

ブラン「それでむざむざ帰ってきたという事か…」

ロザミア「はい。申し訳ありません、少佐」

ブラン「いい。今は休んでおけ」

ロザミア「はい、少佐」

ジェリド「ロザミアは失敗したか…」

ブラン「もとからあてにはしていないさ」

ジェリド「次は俺たちが出る、か」

ブラン「そうだ。ジェリド中尉。準備をしておけ」

ジェリド「了解!」

????

????兵「????様!地球の部隊より連絡!………捕獲に成功したとのことです!」

????「ほう…!地球まで部隊を出して追っていた甲斐があったというものだ…よし、下がっていい」

????兵「はっ!失礼します!」ウイーン

????「ふふ…」

????「はははははははは!」

????「私のもとに帰ってくるか!」

????「………シャア…!」

アウドムラ

アムロ「君がヒッコリーへ案内してくれるのか?」

ベルトーチカ「そのためにここまで来たのですからね」

アムロ「ふうん」

ベルトーチカ「この霧を利用してエゥーゴの人たちを宇宙へ帰さないと。…あなたもね。それがカラバの任務でしょ?」

アムロ「君は僕を軽蔑しているだろう?」

ベルトーチカ「私はそれほど鈍くはないわ。アムロ・レイに眠りの7年間は必要だったのよ。肉体も、精神も、休養は必要だわ」

ベルトーチカ「目を覚ませばいいのよ。そうすれば昔と同じになるわ」

アムロ「自信がないな」

ベルトーチカ「大丈夫。そういうものよ」

アムロ「そういうものか…」

ブリッジ

アムロ「ハヤト」

ハヤト「アムロか。どうした?」

アムロ「俺がリックディアスを使っていいか?」

ハヤト「アムロ…どうした?やる気になったか?」

アムロ「そんなんじゃないさ。ただ、俺も戦わない訳にはいかないとわかってきてね」

ハヤト「…そうか。もちろんいいさ。クワトロ大尉がいない今、お前以上にあの機体を使える奴はいないだろうしな」

アムロ「ハヤト…。ありがとう」

ハヤト「ああ。…ところでアムロ。宇宙へ上がるかは決めたのか?」

アムロ「宇宙か…あの無重力帯の感覚は苦手だ。もう少し、地上でやってから決めさせてくれ」

ハヤト「わかった。まずはヒッコリーのシャトルを無事に上げよう。…あれにはカツも乗るからな」

アムロ「カツが…?」

ハヤト「そうだ。カツは宇宙へ上がりたがっていたからな。ちょうどいい機会だ」

アムロ「そうか…。しっかり守らせてもらう」

ハヤト「よろしく頼む」

スードリ

ウッダー「隊長に負けましたかな、この賭けは」

ブラン「当たり前だ。アウドムラはパイロットをこのあたりから宇宙へ出すよ」

ジェリド「この霧でそこに横やりを入れられるかどうか…」

ブラン「弱気だな。ジェリド中尉」

ジェリド「いや、やって見せるさ」

ブラン「よし。その意気だ」

連邦兵「光が真下に見えたな」

連邦兵「間違いない。モビルスーツ隊は発進用意を!」

ブラン「ん?見つけたか!」

ブラン「よし!モビルスーツ隊出るぞ!」

ジェリド「了解!」

ブラン「アッシマー出る!」ドウッ

ロザミア「ギャプラン、ロザミア出ます!」ドウッ

マウアー「マウアー・ファラオ、行きます!」ドウッ

ジェリド「ジェリド、フライルー出る!」ドウッ

ジェリド「この霧は…これでは敵など…」

ピキーン

ジェリド「!?なんだ!?このかつてないプレッシャーは!?」

ピキーン

アムロ「何!?敵だと!?この感覚…敵にニュータイプがいるというのか!?」

カツ「え!?敵にニュータイプ!?下に連絡は…」

アムロ「宇宙に行きたいのなら黙っていろ!」ドウッ

ブラン「ん?ジェリド中尉がはぐれたか…」

マウアー「ジェリド…一体どこへ?はっ!あっちのほうから!」ドウッ

ロザミア「感じる…この感覚…」ドウッ

ブラン「どこへ行くというのだ!…ん?あれは…アウドムラか!」

カラバ兵「捕まりました!」

ハヤト「降下だ!ただしヒッコリーには近づくなよ!」

ジェリド「このあたりから…あのリックディアスか!」

アムロ「このプレッシャー…あの機体から…ガンダム!?」

ジェリド「くそっ、何というプレッシャーだ…しかし、機体性能はこちらのほうが上!」ドウッ

アムロ「来るか!」

ジェリド「くらえ!」

コンマ下二桁

90以上アムロ被弾
75-89マウアー、ロザミア合流
30-74戦闘膠着
10-29ジェリド被弾
00-09ジェリド中破

下3

コンマ70

アムロ「そんなもの!」

ジェリド「何!?躱した!?こいつ…只者ではない!」

アムロ「今度はこちらから行かせてもらうぞ!」ビューンビューン

ジェリド「そう簡単に当たるか!」

アムロ「これを躱すだと…!?やはりニュータイプ!」

ジェリド「くっ!ライフルでは決定打は与えられん!接近戦なら!」ギュルリンドウッ

アムロ「変形を!?こいつ…速い!」

ジェリド「うおおお!」バチバチバチ

アムロ「くっ!機体の性能か!」バチバチバチ

ジェリド「ぬうう!このプレッシャー、一体お前は何者だ!」

アムロ「そちらこそ!ティターンズにニュータイプがいるなど聞いていないぞ!」

ジェリド「何!?アムロ・レイ!?…エゥーゴはこいつまで…!」

アムロ「君はなぜ戦っている!?ニュータイプならわかるはずだ!人はわかりあえると!」

ジェリド「分かり合える…?何を言っている!?」

アムロ「ニュータイプであるなら感じることができるはずだ!他人の意思を!」

ジェリド「なら貴様はなぜ戦っている!感じるぞ!貴様はそのニュータイプの可能性とやらを信じ切れていないと!」

アムロ「こいつ…!」

ジェリド「教えてやる!俺は平和な世界を作るために戦う!それが死んでいった者たちとの約束だ!」

アムロ「ならば…なぜわかりあおうとしない!?武力で争いをなくしたとしても悲劇は繰り返される!君はそれを知っているはずだ!」

ジェリド「………貴様に言われる筋合いはない!」

アムロ「この…わからず屋が…!」

ジェリド「貴様のような危険な存在は…ここで消えろ!」

アムロ「やってみろ!」

コンマ下二桁

90以上アムロ中破
75-89マウアー、ロザミア合流
30-74シャトル発射、アムロ撤退
00-29ジェリド中破

下3


コンマ55 ボーナス

ジェリド「うおおおお!」バチバチバチ

アムロ「うおおおお!」バチバチバチ

ベルトーチカ「アムロ!シャトル打ち上げまでもう時間がないわ!カツを連れてきて!」

アムロ「こんな時に…!」ドウッ

ジェリド「何!?逃げるのか!?待て!」ピーピー

ジェリド「ちっ!」

アムロ「追ってはこれないようだな。…最後に君の名前を聞いておこう」

ジェリド「…ジェリド・メサだ」

アムロ「ジェリドか。覚えておいてほしい。人はいつか分かり合えると」ドウッ

ジェリド「…アムロ・レイ。本当に人はわかりあうことができるのか?ニュータイプですらこうなのに…」

マウアー「ジェリド!大丈夫か!?」

ジェリド「マウアー…。ああ。大丈夫だ」

マウアー「よかった…」

ロザミア「敵の気配が遠ざかっていく…」



ブラン「くそっ!ほかの奴らはどこへ…」

ブラン「ん?あれは…リックディアス!」

アムロ「敵か!カツをシャトルに乗せられたのはいいが…シャトルをやらせるわけには!」

ブラン「こいつ…!何という…!」

アムロ「シャトル発射はまだか!?」

シャトル

カツ「アムロさん…宇宙で待ってますよ…!」

カラバ兵「よし!シャトル発射だ!」ゴオオ

ブラン「シャトルに出られたか…!おのれ…!」ドウッ

アムロ「やらせるか!」ドウッ

ブラン「こいつ…!邪魔を!」

アムロ「そこ!」ビューンビューン

ブラン「ぬおおおおお!?アッシマーの飛行性能はこんなもので…!」

アムロ「よし!敵はパワーダウンしている!このまま…!」

コンマ下二桁

90以上ブラン逃げきる
76-89ロザミア合流
74以下ブラン撃墜

コンマ下3

ボーナスはアムロがジェリドにニュータイプ論を説き始めたこと。フルパワーで来なくなります。

コンマ92

ブラン「アッシマーはこんなもので…!」

アムロ「墜ちろ!」

ブラン「墜ちはせん!」ドウッ

アムロ「くっ!どこにこんなエネルギーが!」ドウッ

ブラン「よし!アッシマーの飛行性能は健在だ!このまま振り切れば!」

ロザミア「少佐!ブラン少佐!」

ブラン「ロザミア少尉か!いいところに来てくれた!援護してくれ!このままスードリに帰還する!」

ロザミア「はい、少佐」

アムロ「もう一体…!あのタイプのモビルスーツ二体相手に、ドダイに乗ったまま戦うのは無理があるか…!」ドウッ

ブラン「撤退していったか…アッシマーの性能がなければ死んでいたな…」

スードリ

ジェリド「ブラン少佐!ご無事で!?」

ブラン「ああ、しかし、中尉は一体どこへ行っていたんだ?」

ジェリド「申し訳ない。敵と交戦してエネルギーが切れかけてしまってな」

ブラン「敵というのはあのリックディアスか?」

ジェリド「少佐もやったのか!?…あのリックディアスには、アムロ・レイが乗っていた…」

ブラン「何!?それは本当か!?」

ジェリド「ええ」

ブラン「一年戦争の英雄、連邦の白き流星…彼がエゥーゴについたというのか…」

ブラン「まったく、私も中尉もよく無事でいられたものだ」

ジェリド私室

コンコン

マウアー「ジェリド?入っていいかしら?」

ジェリド「ああ。呼んだりして済まなかった」

マウアー「いいのよ。…それでジェリド。私に話というのは?」

ジェリド「…敵に言われたことが気になってな…」

マウアー「敵にいわれたこと?」

ジェリド「そうだ。あのリックディアスに乗っていた、アムロ・レイにな」

マウアー「アムロ!?あの一年戦争の…!?」

ジェリド「そのアムロだ。奴に言われたんだ。人はいつか分かり合える、と」

マウアー「分かり合える…」

ジェリド「ああ。…マウアー。俺が作りたいのは平和な世界だ。言われたんだよ。武力で作った平和な世界は、本当に平和なのかと」

マウアー「ジェリド…]

ジェリド「だったら、俺は何のために戦っているんだ?俺には、平和は作れないというのか?」

マウアー「……」

ジェリド「だったら、俺も、死んでいった仲間たちも、みんな何で…何で戦っているんだ?」




マウアー「ジェリド。その答えはもうその人が言っているじゃない」

ジェリド「アムロが…?」

マウアー「ええ。分かり合うため、じゃないかしら」

ジェリド「分かり合うため…」

マウアー「戦争をしたがる人なんていない。それは私も、ジェリドもそうでしょう?」

ジェリド「…ああ」

マウアー「それなのに戦争をしているのは、お互いに分かり合おうとしないから、じゃないかしら」

ジェリド「……」

マウアー「もしかしたら、敵も同じ思いを抱いているかの知れない。でも、分かり合おうとしないから、それに気づかない」

ジェリド「……エマ…!」

ジェリド「…しかし、分かり合うと言ったって、どうすれば?俺は…こんなそばにいるマウアーのことだってよく知らないのに!」

マウアー「そんなことはないわ、ジェリド。私は元々、あなたに助けられただけの、いわば他人同士だった」

マウアー「でも、話したり、一緒に過ごしているうちに、こんなに…こんなに大切な存在になったわ」

ジェリド「マウアー…」

マウアー「心を開いて話し合えば、必ず分かり合える。…それに、ジェリドはその力を持っている」

ジェリド「俺の…力…」

マウアー「ライラも言っていたじゃない。あなたには力がある。それを使えば、敵と分かり合う事だって、きっとできる」

ジェリド「…ありがとう、マウアー。少しずつ、俺がこの戦争で何をすべきかわかってきたかもしれない」

マウアー「力になれてよかったわ。これからも悩みがあったら言ってちょうだい」

ジェリド「それとマウアー」

マウアー「何かしら?」

ジェリド「さっきマウアーは俺のことを大切な存在といっていたが…」

マウアー「…ええ。本当に大切な存在よ」

ジェリド「…それは俺にとっても同じことだ。俺は、もっとマウアーのことを知りたい。力になりたい」

マウアー「ジェリド…」

ジェリド「マウアー…」

アウドムラ

ベルトーチカ「アムロのリックディアスは?」

ハヤト「無事のようだ…ほら、来た!」

ベルトーチカ「眠りから覚めたアムロ・レイ…。おびえる男は嫌いだけど、好戦的なのも嫌ね」

アムロ「リックディアス、ただいま着艦しました」

ベルトーチカ「アムロ、アムロ!」

アムロ「ありがとう、ベルトーチカ。泣くことなんか…」

ベルトーチカ「だって…だってアムロぉ!」

ハヤト「すまんな、アムロ。よくシャトルを守ってくれた」

アムロ「いや、どうという事はないさ。…少し話がある。ブリッジでいいか?」

ハヤト「話…?わかった。聞こう」

ブリッジ

アムロ「さっき戦った時なのだが…敵にニュータイプがいた」

ハヤト「ティターンズに!?それは…厄介だな。強化人間ではないのか?」

アムロ「いや、別の妙な感覚も感じた。そちらが強化人間でこちらは本物のニュータイプだろう」

ハヤト「ニュータイプに強化人間…このままではまずいな。香港で補給ができるといいが…」

アムロ「アメリカを離れるのか?シャアの捜索は?」

ハヤト「ああ。先ほど連絡があったんだが…見つからなかったそうだ。木っ端みじんになったリックディアスはあったんだが…」

ハヤト「機体の損傷がひどすぎて、クワトロ大尉も消し飛んだ可能性があるといわれた。…おそらく…」

アムロ「…そうか」

ハヤト「アムロ。今回の機会は逃したが、次のチャンスがいつ来るかはわからない。覚悟は早めに決めておいてくれ」

ハヤト「ティターンズとの決着はおそらく宇宙でつくだろうからな」

アムロ「…わかっている」

スードリ

ブラン「敵機が洋上に出たときは追跡を中止しろだと?無視しろ!奴らアウドムラに太平洋を渡らせてニューギニアの基地から撃つつもりだ!」

ウッダー「少佐、カプセルの文面を変更いたしますか?」

ブラン「しよう。日本のムラサメ研究所にニューギニアの動きを警戒しろといっておけ!」

ウッダー「はっ!」

ブラン「手柄を横取りされてたまるか!」

ジェリド「それに、ライラの敵もあります」

ブラン「そうだ。これは我々がやらねばならん!」

スードリ

連邦兵「少佐!進路はどのように?」

ブラン「ハワイ経由で日本へ向かう。ムラサメ研究所で補給をもらうぞ!」

連邦兵「了解!ムラサメ研究所に打電します!」

ブラン「うむ!アウドムラめ…洋上で仕掛けられんのは口惜しいが…陸に上がったらそこが貴様らの墓場だ!」

アウドムラ

ベルトーチカ「ティターンズは戦力を分散させていると聞いたわ。でもニューギニアなんて話は…」

アムロ「あるよ。あり得るからいいチャンスなんじゃないか。ニューギニアを叩いて、エゥーゴの存在をアピールするのさ」

ベルトーチカ「エゥーゴの存在をアピールする?」

アムロ「ああ。そうしないと民衆の支持も得られず、エゥーゴは無駄死にしてしまうからな」

ベルトーチカ「アムロ…」

アムロ「それに、これはカツが言っていたことなんだが、引っ越ししたばかりのニューギニアなら叩きやすい。きっとシャトルもあるだろう?」

ベルトーチカ「ではアムロは宇宙へ上がるというの?」

アムロ「…わからない。でも、宇宙へ上がれる手段を確保しておくのは重要さ」

ハヤト「そのためにはドダイも補給しなければな」

アムロ「ハヤト!…そのルオ・ウーミンという男は信用できるのかい?」

ハヤト「そういう話だ」

アムロ「ベルトーチカはどう思う?」

ベルトーチカ「何をやるにしても、装備の補給は大切でしょ?」

ハヤト「そういうことだ。信じるしかないだろう」



スードリ

連邦兵「ムラサメ研究所の第三便です!この便で、大型モビルスーツ、来ます!」

ブラン「前の便のブースターは機種に押し込んでおけ!」

連邦兵「了解!」

ウッダー「しかし、何でシャトル用なんかをくれたのでしょうか?」

ブラン「わからん。まあ、邪魔だったからだろう。我々はハワイですでにオーガスタからもブースターを受け取っているというのに…」

ウッダー「しかし、あちらはギャプラン用だったはずです。種類が違うのなら2本あってもいいでしょう」

ブラン「そうだな」

ドーン

ブラン「うおお!」

ウッダー「スードリの格納庫にも入らない大きさとは…」

ブラン「ムラサメ研究所の奴ら、なかなかのものを送り付けてくれたな」

ウッダー「来たようです」

ブラン「ご苦労様だった」

コーネル「ナミカー・コーネルです。ムラサメ研の主任インストラクターをやっています」

フォウ「同じく、フォウ・ムラサメ少尉」

ブラン「ロザミア少尉と同じ…」

フォウ「少佐。お願いがあります」

ブラン「なんだ?」

フォウ「モビルスーツの出撃後は好きにさせてほしいのです」

ブラン「こちらも少尉と同じか…。いいだろう、許可する」

フォウ「ありがとうございます」

ニューホンコン

役人「以上、記載事項に間違いはないね」

ハヤト「はい」

役人「ここでは一切の武器補給が禁止されている」

ハヤト「わかっています」

役人「よろしい」

ハヤト「あ、すみません」

役人「何か?」

ハヤト「ルオ商会というのはどこに?」


アムロ「ルオ商会はもうすぐか…?ベルトーチカ。君とこうやって二人で歩くことになるとは思わなかったよ」

ベルトーチカ「そうね。…でも、別に遊びではないでしょう?」

アムロ「…そうだったな」

おい、ちゃんと並べよ!

そんな!こっちは正規のパスを持っているんだぞ!

もう一週間も待ってるんだよ!早くしてくれよ!

窓口員「申し訳ございません。シャトルの便は少なくなっておりますので…」

ベルトーチカ「本当にここなのかしら?」

アムロ「ああ、そのはずだ…」

ハサウェイ「あはは、あはははは」

アムロ「ん?」スタスタ

ベルトーチカ「どうしたの?」

アムロ「ミライさん!」

ミライ「え?ああ!」

アムロ「ミライさん!」

ミライ「アムロ!アムロなの!?」

アムロ「ええ。アムロ・レイです!」

ミライ「アムロ…」

アムロ「ミライさん。どうしてここに?」

ミライ「あなたこそ。シャイアンの仕事はどうしたの?あっ、私の子供よ。ハサウェイとチューミン」

アムロ「やあ!」

ベルトーチカ「アムロ?」

アムロ「ああ、ミライさん。紹介します。こちらはベルトーチカ・イルマです。…エゥーゴの」

ミライ「はっ!…ああ…」

ベルトーチカ「失礼ですがミライさん。ここには何の目的で?」

ミライ「コロニー行きの切符の順番待ちなの。…もちろん闇のチケットだけど」

アムロ「…ミライさん。ブライトさんは…」

ミライ「ええ。消息不明よ。もしかしたら撃墜されているかもしれないわね」

アムロ「では、なぜ宇宙に?」

ミライ「あたしはこの子たちを宇宙で育てたいのよ。…それがブライトの希望でもあったわ」

アムロ「ミライさん…」

ミライ「アムロはどうするの?このまま地球に残るの?」

アムロ「僕は…」

ミライ「ほら、チューミン」

チューミン「くちゅん!」

アムロ「母親なんだね。ミライさんは」

ミライ「もう七年よ。良くも悪くも、人は変わるわ。あなたはどうかしら?」

アムロ「……」

ベルトーチカ「アムロ。時間が」

アムロ「わかっている。ここで待っていてくれ」

窓口員「二日後にここにおいでください…」

アムロ「済まない」

何だよ!

アムロ「ルオ・ウーミンに会いたいのだが…」

窓口員「えっ!?」

ステファニー「……」

こっちの用件がまだ済んじゃいないんだぞ!

アムロ「すぐ終わるから。すぐ…ぐっ、おわああ!?いきなり何だ?」

MP「……」

アムロ「逃げろ!」バキッ

MP「ぐわあ!」

ベルトーチカ「アムロ!」

MP「こいつ!」バキッバキッ

アムロ「う、うう…アウドムラへ…早く!」

ミライ「アムロ!」

アムロ「早く!」

ベルトーチカ「行きましょう!」タッタッタッ

ミライ「あ、ええ!」タッタッタッ

MP「この野郎!」

アムロ「ぐっ!逃げるんだ…早く…」

ミライ「はっ!」

ベルトーチカ「何してるの、早く!」

ミライ「あれは!?」

ベルトーチカ「あっ!何なの!?」

スードリ

ブラン「ええい、フォウ少尉が勝手に出たか!」

ウッダー「どうしましょう?」

ブラン「ホンコンで事を起こすわけにはいかん!連れ戻せ!」

ウッダー「では、モビルスーツ隊を?」

ブラン「ああ、準備だけさせておけ。出るときは私も出る」

ウッダー「了解!」

コーネル「お待ちください!」

ブラン「何だ?」

コーネル「モビルスーツは出さないでください。実戦は初めてのフォウです。精神に異常をきたした場合は、味方にも危険が及びます!」

ブラン「強化人間もまだまだテスト段階というわけか…!よくもそんな危なっかしいものを…!どいつもこいつも…」

ブラン「わかった!モビルスーツは出さん!」

ジェリド「ん?待機解除?どういうことだ?」

アウドムラ

カラバ兵「未確認飛行物体、ニューホンコンに確認!」

ハヤト「未確認ではわからん!機種は!?」

カラバ兵「モビルスーツにしては大きすぎます!」

ハヤト「こちらのモビルスーツは!?」

カラバ兵「マラサイとネモは出せます!」

ハヤト「よし、発進させろ!」

ハヤト「アムロ…!早く帰ってきてくれ…!」

フォウ「エゥーゴ…!どこだ、出てこい!」ビューンビューン

ハヤト「な!?あのモビルスーツ…街に無差別攻撃を…!」

ハヤト「ええい、アウドムラ、移動だ!」

カラバ兵「ボート回収しています!終わり次第、出ます!」

ベルトーチカ「ハヤト艦長!」

ハヤト「戻ったか!…んん?」

ミライ「ハヤト!」

ハヤト「ミライ…ヤシマ…!アムロは!?」

ベルトーチカ「それがルオ商会で暴漢に襲われて…!」

ハヤト「何!?ネモ、アムロを迎えに行け!」

フォウ「出てきたな、エゥーゴ!」

カラバ兵「くらえ!」ビューンビューン

カラバ兵「こいつ…ビームが効かない!?どうなってるんだ!」

カラバ兵「早くアムロ大尉を…!」

アムロ「あのモビルスーツ…!ビームが効かないのか!まるで…!」

ステファニー「こんなところをうろうろしていてもいいの!?」

アムロ「ああいうモビルスーツとは、接近戦でやらなければ…!」

ステファニー「あなたもただの軍人ね。こんなところで戦術論なんて」

アムロ「ステファニー!あんな戦い方を見れば、そうも言いたくなる!」

ステファニー「でもあなたは変よ。戦いに吸い寄せられていく。それじゃあ全体的なものの見方はできないわ」

アムロ「パイロット上がりだ!なぜいけない!」

カラバ兵「アムロ大尉!」

アムロ「迎えが来たか!」

ステファニー「あなた一体どうするの?」

アムロ「あのマシンを止める!補給の件は頼んだぞ!」

アウドムラ

ハヤト「アムロ!すぐに出てくれ!」

アムロ「もとからそのつもりだ…!リックディアス、出る!」ドウッ

フォウ「はっ!でたね、あれがエゥーゴのエースか!」ビューンビューン

アムロ「うう!拡散ビームか!」

フォウ「うう!?なんだこいつ!?このざらっとした感覚は!?」

アムロ「敵の動きが止まった!?今なら…!接近戦で!」

コンマ下二桁

60以上フォウ撃墜
59以下フォウ撤退

下3

高コンマでジェリドに都合のいい展開になるとか前に言ってたが、ここでフォウが落ちるのが好都合なのか…

>>638間違えました。混乱させてしまいすみません。

コンマ16

アムロ「Iフィールドの内側にさえ入れば!」ドウッ

フォウ「うわあああ!来るな!」ビューンビューンビューンビューン

アムロ「こいつ…!暴走している!やはり強化人間か!」

ネモ「」ドカーン

マラサイ「」ドカーン

アムロ「味方機が!早くこいつを墜とさねば!」

フォウ「ううううう!」ギュルリン

アムロ「何!?こいつ…変形するのか!」

フォウ「こいつから…離れなければ…くっ!」ドウッ

アムロ「くそっ!逃げられたか…」

アムロ「それにしても…ひどいありさまだ…。ホンコンは壊滅状態だな…」

スードリ

ブラン「勇んで出ていったはいいものの、こうもやってくれるとはな…」

フォウ「うるさい!サイコガンダムを使わぬものに…あの不愉快さはわかるものか…!」

コーネル「フォウ!上官になんて口に聞き方を!」

フォウ「わかるかお前に!蛇が頭の内をのたうち回るような感覚が…!わかってたまるか…あんな、あんな感覚が…!」

コーネル「フォウ!」

ブラン「別にいい。…フォウ少尉。しばらく休め。時間がたてば気も休まるだろう」

フォウ「…そうさせてもらう」

コーネル「フォウ!…失礼します」

ブラン「まったく、強化人間というのは!」

ジェリド「あの強化人間は感覚といっていたか?」

ブラン「ああ。妙な感覚を感じたと」

ジェリド「…アムロか」

ブラン「ああ。そうだろうな。人口ニュータイプに干渉できるのはニュータイプしかいないだろう」

ジェリド「……」

ブラン「次の作戦は強化人間抜きだ。こうも無茶苦茶やられては作戦の立てようがない」

ジェリド「…そうだな」

ジェリド(強化人間…二人からは、何かが壊れているような感覚がする…。俺はあの二人とも分かり合えるのだろうか…)



アウドムラ

ハヤト「補給をありがとうございます。ステファニーさん」

ステファニ-「これが私の仕事です」

ハヤト「ですが……」

ステファニ-「アムロ・レイさんでしたっけ?あの人によろしく」

ハヤト「あ、はい!」

ベルトーチカ「ご主人、行方不明だそうで…大丈夫なんですか?」

ミライ「ありがとう。あの人は7年間鬱屈としていたわ。それを晴らそうとしていたなら、それでいいのよ」

ベルトーチカ「でも…残された奥さんたちは…」

ミライ「…不安がないといったら嘘になるわね。でも、大丈夫よ。私、主人の考えていることは手に取るようにわかっていたもの」

ミライ「主人が何を考え、どう行動したのか、手に取るようにわかるわ。だから、私は納得しているわ」

ベルトーチカ「ニュータイプなのですか?ミライさんも?」

ミライ「違うわよ」

ベルトーチカ「子供は両親がいてこそ育つのでは?」

ミライ「そうよ。私は夫の影をいつも子供たちに投影しているつもりです。それは夫がいなくなったとしても同じ」

ベルトーチカ「……」

ミライ「子供達にはお父さんがいるから大きくなれるのよと教えています。そうすれば子供たちは父親をちゃんと感じてくれる」

ベルトーチカ「親の身勝手な解釈ね!」

ミライ「夫婦ってね、信頼がちゃんとあると夫の影が映ってるものなのよ。それを子供たちはちゃんとわかってくれるわ」



アムロ「あのモビルスーツからは嫌な感覚がしたよ」

ハヤト「アムロが言っていた強化人間の乗っているモビルスーツか?」

アムロ「そうだ。恐らくは戦いを強制されているのだろうが…」

ハヤト「我々にそれをどうにかする力はない、か」

アムロ「…そうだ。俺たちができるのは、彼らを楽にしてやることだけだろう」

ハヤト「……そうだな」

アムロ「次に出撃してきたら、俺が墜とす。みんなにも言っておいてくれ。あれは危険な存在だ」

ハヤト「…わかった」

シャトル内

クワトロ「う、うぅ…」

????兵「はっ、大佐!お目覚めに?」

クワトロ「ここは…」

????兵「月に向かうシャトルの中です」

クワトロ「…たしか私は…アウドムラに乗って…ジェリドと戦って…」

????兵「そして大佐が撃墜され、脱出したところを我々が保護した次第です!」

クワトロ「…そうか…私は墜とされたのだったな…」

????兵「しかしかなりひどい怪我した。我々がつくのがあと少し遅れていたら命も危ういところでした」

クワトロ「…そうか。救助していただき感謝する。そして、貴官らは…」

????兵「はっ!我々は地球圏にあなたを監視するよう送られたアクシズの部隊です」

クワトロ「アクシズ!?…ジオンの亡霊が私に何の用だ!…うう!」

アクシズ兵「大佐!あまり急に動くとお体に障ります!」

クワトロ「何の用だといっている!」

アクシズ兵「何の用だといわれもしても…我々はただ重傷を負った大佐を保護したまでです」

クワトロ「では、私を一体どこへ連れて行こうというのだ…」

アクシズ兵「アクシズで、ハマーン様がお待ちです。大佐に会いたいと」

クワトロ「ハマーン…ハマーン・カーンか!」

アクシズ兵「ええ。我々は月を経由して、現在地球圏に近づきつつあるアクシズと合流する予定です」

クワトロ「くそっ!私に何をしようというのだ!?」

アクシズ兵「さあ?我々もそこまでは…。とにかく、大人しくしていてください。どのみち、逃げようはありません」

クワトロ「くっ!」

クワトロ(まずいことになったな…!なんとかエゥーゴと連絡が取れればいいが…このままでは…!)

クワトロ(ハマーン…。今更私に何の用があるというのだ…?)

スードリ

連邦兵「アウドムラを監視していた部隊より連絡!アムロ・レイと関係のあると思われる女性がアウドムラにいたそうです!」

ブラン「何だそいつは?一般人か?」

連邦兵「はい。子連れの、コーラル・オリエンタル号に泊まっている女性です!」

ブラン「ふむ…」

ウッダー「少佐。これはチャンスです。その女性を使って人質作戦をやりましょう。うまくいけばアウドムラを手に入れられるはずです」

ブラン「人質作戦か…。ジェリド中尉はどう思う?」

ジェリド「…俺は反対だ。何も一般人を使うことはないだろう」

ウッダー「しかし、うまくいけばアウドムラを手に入れられるのだぞ?」

ジェリド「一般人を巻き込むような作戦をしてみろ!ティターンズの権威は地に落ちるぞ!」

ウッダー「ついこの間、フォウ少尉がホンコンを破壊したではないか!」

ジェリド「…あれは正規の作戦ではない」

ウッダー「市民の目はどうかな?」

ブラン「その辺にしておけ。…今回の作戦は…」

1.ウッダー案を採用する
2.ジェリド案を採用する

下3

ブラン「人質作戦はなしだ。一般人への危害を加えるのはよくない。ジェリド中尉の言うように正面から、正々堂々と仕掛けよう」

ジェリド「はっ!」

ウッダー「…はっ」

ブラン「よし。では作戦だが…」

コーネル「大変です、少佐!フォウが…!」

ブラン「フォウ少尉がどうかしたのか?」

コーネル「フォウがスードリを脱走しました!」

ブラン「何!?…また面倒を…!ロザミア少尉のほうがまだましだよ!」

コーネル「とにかく、フォウを連れ戻してください!フォウには大変な資金を投入しているんです!」

ウッダー「落ち着いて下さい。少佐、探させますか?」

ブラン「うむ…。アウドムラを正面からやるには奴らを出港させる必要がある。彼女を置いていく訳には…」

コーネル「いきません!」

ブラン「…だそうだ。フォウ少尉を回収次第、作戦を開始する!」

ウッダー「はっ!」

ジェリド「少佐。どのようにしてアウドムラを出港させるのです?」

ブラン「私に考えがある。まあ見ておけ」

コーラル・オリエンタル号

ミライ「私にアウドムラに乗らないかというのはあなたの考え?」

アムロ「そうです。でもハヤトだってきっとそう思ってるはずです。宇宙行きの切符はまだ取れそうにないんでしょう?」

ミライ「とってもありがたいと思うのよ、でも…」

アムロ「戦況が悪化するほど宇宙へ上がるのは難しくなりますよ」

ミライ「宇宙へは行きたいわ。でも、そのために子供たちを巻き込むわけにはいかないのよ」

ミライ「もう少し考えさせてちょうだい、アムロ」

アムロ「ミライ…」

チューミン「お母さん、グライダーが飛んじゃった」

ミライ「あらあら」

アムロ「明日の朝にはアウドムラはここを出ます。だから…」

ミライ「ありがとう、アムロ」

ベルトーチカ「アムロ!」

アムロ「なんだい、ベルトーチカ?」

ベルトーチカ「あの人たちはエゥーゴでも軍人でもないのよ?なんでアウドムラに乗せようって言うの、アムロ?」

アムロ「君にはわからないことだろうが…」

フォウ「アウドムラ?アムロ?」

チューミン「お兄ちゃんの飛行機だ、それ」

フォウ「もうなくすんじゃないよ」

チューミン「ありがとう、お姉ちゃん」

ミライ「ご親切に、ありがとうございます」

フォウ「いえ」

ミライ「よかったわね、グライダー見つかって」

チューミン「うん」

フォウ「この女は何者だ?…あれがアムロ・レイ…私を不愉快にさせた奴か…」

アムロ「ん?」

ベルトーチカ「どうしたのよ、アムロ?」

アムロ「…いや、何でもない」

連邦兵「フォウ少尉を発見しました!連れ戻しますか!」

ブラン「よし!連れ戻せ!」

連邦兵「はっ!」

連邦兵「フォウ少尉。こんな所にいたか。…作戦が始まる。早くスードリまで帰れ!」

フォウ「私は敵情視察をしていたんだよ」

連邦兵「言い訳するな!さあ、来い!」

フォウ「…わかったよ」

スードリ

ブラン「少尉は回収できたか!」

連邦兵「はい!」

ブラン「よし!作戦開始だ!…特務、放送局とここの無線をつなげられるか?」

特務「お安い御用です。我々もホンコン特務としてティターンズに協力せねばなりませんから」

ブラン「では頼む」

特務「はっ!」

ジェリド「少佐。その考えというのは?」

ブラン「うむ。敵がニューホンコンに立ち寄ったのを見ると、まず補給のためといっていいだろう」

ジェリド「しかし、ホンコンでは武器補給は禁止のはずじゃあ?」

ブラン「だからそれをできるホンコンの大物と、奴らは癒着しているというわけだ」

ジェリド「なるほど…」

ブラン「となれば、アウドムラはその大物の言う事を聞かねばならん」

ジェリド「ということは、その大物にアウドムラを出させればよい、と?」

ブラン「そうだ!」

特務「少佐!準備できました!」

ブラン「エゥーゴ並びにその関係者諸君。私はスードリのブラン・ブルターク少佐だ。諸君には3時間以内にホンコンを出港してもらいたい」

ブラン「もしできないようならば、我々はホンコンを無差別攻撃する!エゥーゴの諸君。我々は諸君と正々堂々と戦うつもりだ」

ブラン「街を盾にするような行為は即刻辞めていただこう。では、諸君らの賢明な判断に期待する」

ウッダー「見事です、少佐!これで市民にとっての悪者はエゥーゴです!」

ジェリド「…なるほど。無差別攻撃されるとなればエゥーゴの支援者としてはアウドムラを出させざるを得ないというわけか…」

ブラン「そういう事だ。スードリ、いつでも動けるようにしておけ!我々もデッキで待機だ!」

ジェリド「了解!」

ブラン「フォウ少尉。少尉は今作戦への参加は見送ってほしい」

フォウ「なぜだ!?私は記憶を取り戻さなきゃならないのに!」

ブラン「洋上での作戦だ。飛行性能に優れるモビルスーツで戦う。サイコガンダムは飛べるとはいえ鈍重だ。よって、少尉は待機だ!」

フォウ「くっ!わかったよ!」

ジェリド「ロザミア少尉は?」

ブラン「…ギャプランを扱えるのは強化人間の彼女しかおらん。…フォウ少尉よりは安定している。出さざるを得ないだろう」

アウドムラ

ステファニ-「艦長!アウドムラを出してください!ホンコンを焼かれるわけにはいきません!」

ハヤト「落ち着いて下さい、ステファニ-さん!…補給状況は!?」

カラバ兵「あとはドダイの搬入だけです!」

ハヤト「よし!急がせろ!アムロは!?」

カラバ兵「先ほど連絡がありました!すぐに戻ってくるとのことです!」

ハヤト「搬入とパイロットの回収が終わり次第ここを出る!…これでいいでしょうか、ステファニ-さん」

ステファニ-「ええ。ご協力感謝します」

ハヤト「こちらこそ。ありがとうございました」

スードリ

ブラン「いつ奴らが出るかわからん。総員、気を張っておけ!」

マウアー「ジェリド」

ジェリド「マウアー、今回の作戦では、きっとアムロも出てくるはずだ。奴は危険だ。マウアーは近づくなよ」

マウアー「ジェリドだって危ないじゃない。私も一緒に戦うわ」

ジェリド「マウアー…。前に言っただろう?死んでほしくないんだ」

マウアー「それは私だって同じさ」

ジェリド「…わかった。だが、危ないと思ったらすぐに逃げろ。いいな?」

マウアー「ええ。ジェリドも気をつけて」

ジェリド「ああ」

連邦兵「アウドムラが動き出しました!」

ブラン「よし、スードリ始動!モビルスーツ隊も発進だ!」

ジェリド「了解!」

ブラン「ジェリド、今度はちゃんとサブフライトシステムを使えよ!」

ジェリド「わかっている!」

ブラン「よし、アッシマー、行くぞ!」ドウッ

マウアー「マウアー、アッシマー出ます!」ドウッ

ロザミア「ロザミア・バダム、出る!」ドウッ

ジェリド「フライルー、出る!」ドウッ

アウドムラ

ハヤト「よし、アムロが帰ってきたな!アウドムラ発進!」

ハヤト「アムロはそのままデッキで待機だ!」

アムロ「了解!」

ハヤト「さあ、どう出てくる!?」

カラバ兵「前方よりモビルスーツ!数は…10機です!」

ハヤト「モビルスーツ隊出撃!ドダイの数は十分にあるな!?」

カラバ兵「はい!こちらも10機ほど出せます!」

ハヤト「よし!」

アムロ「アムロ、リックディアス出るぞ!」ドウッ

ブラン「出てきたな…!」

ジェリド「ブラン少佐。アムロは俺とマウアーでやる!少佐はほかのモビルスーツとアウドムラを!」

ブラン「…わかった。気をつけろよ!」

ジェリド「もちろんだ!」

ピキーン

アムロ「この感覚…ジェリドか!」

ジェリド「アムロ!」バチバチバチ

アムロ「ジェリド!前にも言っただろう!俺たちはニュータイプだ!分かり合えるはずだろう!?」バチバチバチ

ジェリド「…たとえそうだとしても、戦争は終わらせなくてはならない!そうでなければ敵に心を開くことなど…!」

アムロ「ジェリド…!ニュータイプの力を信じるんだ!そうすれば戦いの中であろうと…!」

マウアー「ジェリド!」ビューンビューン

アムロ「…!邪魔を…!」ドウッ

ジェリド「待て!マウアーをやらせはせん!」ドウッ

アムロ「ジェリド!?」

ジェリド「マウアーをやろうというのなら…!貴様はここで墜とす!アムロ!」

コンマ下二桁

95以上アムロ中破
80-94アムロ共鳴
30-79戦闘膠着
ここまでアウドムラ攻撃へ
05-29マウアー中破
00-04マウアー大破(撃墜判定へ)

下3

ちょっと時間ができたので投下します。

コンマ92

アムロ「ジェリド!」バチバチバチ

ジェリド「アムロ!」バチバチバチ

ピキーン

アムロ「ん!?何だ!?」

ジェリド「こ、これは…!?」

マウアー「あれは…ジェリドのフライルーが…光っている?」

ブラン「あの光は一体…?」

ハヤト「敵の新兵器か!?…アムロ!」



ジェリド『ん…ここは?…コックピットではない…はっ!あれは…!』

アムロ『ここは…来たことがあるような気がする…一体…ん?あれは…ジェリド?』

ジェリド『やはり、アムロ!』

アムロ『君がジェリドか』

ジェリド『アムロ!ここは一体なんだ!?俺たちは、戦っていたはずでは!?』

アムロ『落ち着くんだ、ジェリド。…ここはきっと俺たちの精神が作り出した場所だ』

ジェリド『精神が作り出した場所…?何を言っている?」

アムロ『そのままの意味さ。俺とジェリド、二人のニュータイプの共鳴が生み出した空間…俺には覚えがある』

ジェリド『覚えが…確かに俺にも覚えがある。死んでいった戦友たちの声を聴いたのも、こんなような場所だった』

アムロ『君にも既に経験が…』

ジェリド『ああ』

アムロ『そうか…。ん?ジェリド、君の後ろに見えるあの人たちは…』

ジェリド『…あれがその仲間たちだ。エマ、カクリコン、そしてライラ…。みんないい奴だったよ…』

アムロ『ジェリド…』

ジェリド『…アムロ。見たならわかるだろう?俺はあの仲間たちのためにも、戦争を終わらせる。そう誓ったんだ』

アムロ『…ああ。ジェリドがなぜ戦っているのか、理解できたように思えるよ…』

ジェリド『そうか…。ん?アムロ、あの人は?』

アムロ『………ララァ…!』

ジェリド『ララァ?…さっきアムロが見たのは、俺がかつて声を聴いた人たちだった。…アムロはあの人の声を聴いたのか?』

アムロ『………そうだ。僕が聞いたのは彼女の断末魔だ』

ジェリド『断末魔…?…まさか、アムロ…』

アムロ『…そうだ。僕が心を通わせた彼女、ララァ・スンを殺したのは………僕だ』

ジェリド『アムロ…』

アムロ『………敵同士だったんだ。…でも、僕とララァは確かに分かり合うことができた。…それなのに…!』

アムロ『僕は殺してしまったんだ、ララァを!…ほかの誰でもない、僕自身の手で!』

ジェリド『アムロ…。…それでもまだ、アムロは信じているんだろう?人はいつか、分かり合えると』

アムロ『…ああ。僕とララァが分かり合えたこと、これだけは絶対に確かなことなんだ。これだけは…!』

ジェリド『…どうしてアムロが、俺と分かり合おうとしていたか、分かったような気がするな』

アムロ『…そうか。分かってくれたか…』





アムロ『…ジェリド。僕は宇宙が怖いんだ。…今でもララァがいる気がして…』

ジェリド『…アムロ。あえて言わせてもらう。…いいか?』

アムロ『ああ。言ってくれ』

ジェリド『…さっきいた俺の仲間のうち、エマとは敵同士だった』

アムロ『敵同士?…それじゃあ…』

ジェリド『いや、違う。もともとは仲間だったんだ。…考え方の違いで敵同士になってしまってはいたが、彼女と俺は確かに分かり合えていたと思う』

アムロ『……』

ジェリド『…彼女が死んだとき、俺は彼女から未来を託された。…アムロ。俺たちが生きているのは過去じゃない。今なんだ』

アムロ『……』

ジェリド『もし彼女の存在を感じたとしても、それは過去の彼女じゃない。今の俺たちの中に生きている、今の彼女なんだ』

ジェリド『アムロ。過ぎてしまったことは変えられない。変えられるのは、未来だけだ。今を生きる俺たちには、それしかできないんだ』

アムロ『…未来を、変える…』

ジェリド『それが、今の俺たちにできる死者たちへの弔いだ…』

アムロ『…ジェリド。僕はいままでずっと、過去にとらわれてしまっていたのかもしれないな』

ジェリド『…それさえわかれば、十分だ』

アムロ『俺ももう一度、宇宙に上がってララァと自分を見つめなおさなければならないな…』

アムロ『ジェリド。ありがとう。君のおかげで、俺は大切なことを学べたようだ』

ジェリド『俺もアムロから分かり合う事の大切さを教えてもらった…お互い様だな』

アムロ『…そうだな。…人はいつか分かり合える。俺たちが分かり合えたように』

ジェリド『ああ。ニュータイプの可能性は、確かだった』

アムロ『俺は君と出会えてよかった、ジェリド』

ジェリド『俺もだ。ありがとう、アムロ』



ジェリド「…はっ!?」

アムロ「今のは…?」

マウアー「光が消えた…?どういう事かしら…?」

ブラン「はっ、今のうちにアウドムラを!」ドウッ

ハヤト「アムロは無事か…!?敵がこちらに…!?まずい!」

ロザミア「このへんで墜ちてもらうよ!」ドウッ

カラバ兵「させるか!」ビューンビューン

ブラン「ジェリド中尉がアムロを食い止めている…!このチャンス、逃さん!」

コンマ下二桁

80以上アウドムラ撃墜
50-79アウドムラ被弾
30-49対空砲火に阻まれる
10-29ロザミア中破
00-09ロザミア、ブラン中破

下3

ジェリドのNTレベルが4+になりました。(あと一回で5になります)アムロと分かり合えました。アムロが宇宙に上がることが決定的になりました。



コンマ90

カラバ兵「艦長!モビルスーツが!」

カラバ兵「うわあ!目の前に!」

ハヤト「…!アムロ!聞こえるかアムロ!アーガマは宇宙に…!」

ブラン「終わりだ!墜ちろ!」ビューン

ブリッジ「」ドカーン

アムロ「…はっ!アウドムラ…ハヤト!」

ジェリド「何!?アウドムラが…ブラン少佐がやったのか…」

ロザミア「まだ堕ちないみたいだね…これならどうだい!?」ビューンビューン

ドカーン

カラバ兵「うわああああ!」

カラバ兵「ブリッジとエンジンがやられたぞ!」

カラバ兵「脱出だ、脱出しよう!」

カラバ兵「もうすぐ墜ちるぞ!」

カラバ兵「おい!押すんじゃねえよ!」

カラバ兵「いやだ!死にたくない!」

ベルトーチカ「アムロ…」

カラバ兵「モビルスーツでも何でもいい!とにかくここを…」

アウドムラ「」ドカーン

アムロ「ハヤト…はっ!ベルトーチカは、ベルトーチカは無事か!?」

コンマ下二桁

50以上ベルトーチカ脱出
49以下ベルトーチカ脱出できず

下3

コンマ75

ピキーン

アムロ「この感覚…ベルトーチカは無事のようだ…」

ジェリド「アムロ!アウドムラが落ちた今、アムロはどうするつもりだ!」

アムロ「俺は脱出したみんなを生き残らせなければならない!」

ジェリド「アムロ!?」

アムロ「ジェリド。俺と君とは分かり合えた。だが、俺らは一パイロットにすぎない。今のままでは、俺たちは戦わざるを得ないんだ!」

ジェリド「しかし…!」

アムロ「今のままでは、だ!変えればいい!そうだろう?」

ジェリド「…そうだな。俺たちが変えれば…!」

アムロ「ああ。だがさっきも言ったように今は敵同士だ!すまん、ジェリド!」ドウッ

ジェリド「アムロ!一体何を!?」

アムロ「生き残ったモビルスーツ隊に通達!君たちはアウドムラから脱出した脱出艇を援護し、ホンコンまで撤退しろ!」

カラバ兵「しかし、大尉は!?」

アムロ「俺は囮としてスードリに突っ込む!」

カラバ兵「しかし…!」

アムロ「いいから早く行け!」

カラバ兵「…了解です。大尉。ご武運を」

アムロ「うおおおおおお!」ドウッ

ブラン「何!?あのモビルスーツ…スードリに!?」

連邦兵「ウッダー大尉!モビルスーツが突っ込んできます!」

ウッダー「何!?モビルスーツ隊は!?」

連邦兵「ほとんどはアウドムラに!…いや、ジェリド中尉が戻ってきています!」

ウッダー「間に合うまい!…弾幕を張れ!時間稼ぎだけでもするんだ!」

フォウ「私が出るよ!」

ウッダー「フォウ少尉!?…頼む!」

アムロ「…ん!?黒いのが動き出した!?」

フォウ「…くっ!やはりあいつ…あいつが私を苦しめる…!」ビューンビューン

アムロ「くそっ!接近できるか…?」

ジェリド「アムロ!」

アムロ「何!?追いつかれたか…!」

ジェリド「アムロ、聞け!スードリの機種付近には大気圏脱出用のブースターが積んである!なんとかそれを奪うんだ!」

アムロ「ジェリド…いいのか?また戦うことになるかもしれないんだぞ?」

ジェリド「…ああ。せっかく分かり合えたんだ。ここで死なれては困る」

アムロ「…そうか。ありがとう、ジェリド」

ジェリド「これで貸し一つだ。忘れるなよ」

アムロ「何とかしてブースターを…!」

フォウ「行かせやしないよ!」ビューンビューン

アムロ「そこをどいてもらう!」

コンマ下二桁

90以上勢い余ってフォウ撃墜
30-89フォウを躱してスードリへ
10-29フォウに足止めを食らう
00-09まさかの被弾、アムロ撤退
下3

コンマ39

フォウ「こいつ!」ビューンビューン

アムロ「…いや、こいつの相手をするのは得策ではないか…一刻も早くブースターを…!」ドウッ

フォウ「何!?こいつ…私を無視して…!」

ウッダー「ジェリド中尉とフォウ少尉は役に立たんのか!突っ込んでくるではないか!」

ウッダー「対空砲火どうした!」

連邦兵「ダメです!中尉達に当たります!」

ウッダー「くっ!」

アムロ「すまんがブースターはいただいていくぞ!」ブウンズバッ

ドカーン

ウッダー「うおおお!?…被害状況は!?」

連邦兵「格納庫の一部が破損!船体に穴が開きましたが航行には問題ありません!」

ウッダー「よし!…あのモビルスーツは!?」

連邦兵「格納庫内に突っ込んだ模様!」

ウッダー「動けるモビルスーツすべてで撃退しろ!スードリを墜とされるわけにはいかん!」

アムロ「ブースター…これか!」

アムロ「確か…ハヤトがアーガマが空にいるといっていたな…」

連邦兵「くらえ!」ビューンビューン

アムロ「くっ!…アーガマが拾ってくれることを願うしかないか…!」

フォウ「あいつ…ブースターを!?何をする気だい!?」ドウッ

ジェリド「待て!フォウ少尉!」ガシッ

フォウ「なぜ邪魔をする!離せ!」

ジェリド「あの状態の敵を外から攻撃すればスードリも墜ちかねん!」

ジェリド(はっ!…アムロ、宇宙へ…)

アムロ「これでいいか!…ジェリド、宇宙で会おう…!」ゴゴゴ

ジェリド「アムロ…宇宙で待っていてくれ…!俺もすぐに行く!」

フォウ「逃げたのか、宇宙へ…!」

連邦兵「大尉!敵はブースターを奪取した模様!」

ウッダー「何!?宇宙へ逃げるというのか…?」

ブラン「ウッダー、状況は!?」

ウッダー「少佐!戻ってきたのですか!」

ブラン「状況を報告しろ!」

ウッダー「はい、敵モビルスーツは本艦に特攻、のちにブースターを奪取し、宇宙へ逃げた模様です!」

ブラン「…我々もそれでアウドムラ残党を叩き損ねたか…くそっ、さすがはアムロ・レイだ。やってくれる…!」

連邦兵「モビルスーツ隊、全機帰投しました!」

ブラン「よし、とりあえずアウドムラ追討の任務は終了した。ニューギニア基地に向かうぞ!」

連邦兵「はっ!」

ニューギニア基地

ジャマイカン「ジェリド。今回のアウドムラ追撃任務、見事に成し遂げてくれたようだな」

ジェリド「はっ!ありがとうございます!」

ジャマイカン「ブラン少佐のほうからもいろいろと報告をもらっている。ライラ大尉のことは残念だったな…」

ジェリド「……」

ジャマイカン「今回の功績から、ジェリド中尉、及びマウアー少尉は新造船艦ドゴス・ギアに配属となる」

ジェリド「はっ!」

ジャマイカン「そこで、二人ともグリプスまで戻ってきてもらう。特にジェリド。お前には一刻も早くな…」

ジェリド「と、言いますと?」

ジャマイカン「ある人がお前に会ってみたいとおっしゃってな。まあ、くればわかる」

ジェリド「了解しました」

ジャマイカン「では、ニューギニア付近の衛星軌道上で待っているぞ」

ジェリド「はっ!」


ジェリド「ブラン少佐。お世話になりました」

ブラン「私も中尉と共に戦うことができてよかった」

ジェリド「そんな…私こそ、少佐と共に戦えてよかったです」

ブラン「中尉は高い能力を持っている。宇宙でも頑張ってくれ」

ジェリド「ええ。本当に世話になりました」

ブラン「また中尉と共に戦えることを願っている」スッ

ジェリド「こちらこそ」ガシッ


マウアー「ジェリド。私もドゴス・ギア配属になったわ」

ジェリド「ああ。ジャマイカンから聞いた」

マウアー「…また一緒に居られるのね」

ジェリド「…そうだな、マウアー」

マウアー「ジェリドはシャトルで?」

ジェリド「いや、俺は一足先にブースターを使って宇宙へ上がる」

マウアー「ああ、あのオーガスタから送られてきた…」

ジェリド「そうだ。…マウアー、先に行って待っているぞ」

マウアー「ええ。ジェリド、気をつけて」

ジェリド「…マウアーも」

ジェリド「……」

マウアー「……」

ジェリド「…行ってくる」

マウアー「行ってらっしゃい、ジェリド」


連邦兵「フライルーとブースターの接続、完了しました!いつでも出れます!」

ジェリド「了解した。…アムロ、俺も宇宙へ行くぞ…」

ジェリド「ジェリド・メサ、フライルー行くぞ!」ゴオオ

ようやく本業が一段落したので、これからは投下ペースを上げられると思います。

いい感じに本編に区切りがついたので聞きたいのですが、ここで番外編(カミーユとファ、地の文)をやるか本編を進めるかどっちがいいですか?

今やらない場合は本編終了後にやろうと思っています。

1.番外編をやる
2.本編をやる

下3まで多数決でお願いします

衛星軌道上
アレキサンドリア

オペレーター「ジェリド中尉のフライルー、視認しました!」

ガディ「よし、アレキサンドリアは高度を下げてジェリド中尉を回収だ。左のデッキに誘導しろ!」

ジャマイカン「ほう…あれが新しい機体か…」

ガディ「単騎で大気圏を突破するとは…すごい性能です」

ジャマイカン「うむ。ジェリドにふさわしいといえよう」

ガディ「少佐…いつの間にジェリド中尉のことを認めたんです?」

ジャマイカン「ああも地上で戦果を挙げられたら、認めん訳にはいかんだろう?」

ガディ「それもそうですね」

オペレーター「フライルー、着艦しました!」

ガディ「よし、本艦はこれよりグリプスへ向かう!」

オペレーター「了解!」



ジェリド「ただいま戻りました」

ジャマイカン「ジェリド。地上での任務ご苦労だった」

ジェリド「はっ!ありがとうございます!」

ジャマイカン「ブラン少佐から報告は受けているが…地上でアムロ・レイと戦ったというのは本当かね?」

ジェリド「ええ。事実です」

ジャマイカン「しかも互角に戦っていたと?」

ジェリド「…少佐。私は最新のフライルー、相手はリックディアスです。機体の性能差ですよ」

ジャマイカン「しかし、あのアムロ・レイと互角に戦ったというのは本当なのだな?」

ジェリド「…ええ。それも事実です」

ジャマイカン「そうか…!それは閣下もお喜びになるな…!」

ジェリド「閣下?」

ジャマイカン「ああ、まだ話してなかったな。通信でも言ったが、地上でのお前の功績を聞き、ジャミトフ・ハイマン閣下がお前と会いたがっている」

ジェリド「ジャミトフ閣下…確か、ティターンズ創設者の…!」

ジャマイカン「そうだ。ジェリド、尉官でジャミトフ閣下に会えるものなどそうはおらん。光栄に思え」

ジェリド「はっ!」

ジェリド(ティターンズの創設者…一体俺と何を話そうというのだ…?)

アーガマ

ヘンケン「しかし、あそこで大尉を拾うことができて、本当に良かった」

アムロ「一か八かの賭けでした。まさか拾ってもらえるとは…」

ヘンケン「アウドムラと連絡は取っていたからな。…アウドムラのことは残念だったが…」

アムロ「いえ、ハヤトも立派な軍人でした。覚悟はしていたと思います」

ヘンケン「しかし…」

アムロ「それより心配なのは…」

ヘンケン「カツ君か」

アムロ「ええ。彼は今どうしていますか?」

ヘンケン「とりあえずは月の施設で訓練をさせている。…パイロットのな」

アムロ「そうですか…」

ヘンケン「大尉。我々は戦力が圧倒的に不足している。…クワトロ大尉もいなくなってしまったしな」

アムロ「シャア…」

ヘンケン「ああ、クワトロ大尉の乗機だった百式は大尉が使ってくれ」

アムロ「クワトロ大尉の乗機?リックディアスのはずじゃあ?」

ヘンケン「もともとはあの百式に乗っていたんだが初陣で大破してしまってな」

アムロ「シャア…」

ヘンケン「もっともクワトロ大尉曰くニュータイプにやられたらしいが…」

アムロ「ニュータイプ…ジェリドか!」

ヘンケン「知っているのか?」

アムロ「ええ。僕も地上で戦いました」

ヘンケン「何!?」

アムロ「クワトロ大尉を撃墜したのも彼だそうです」

ヘンケン「…そうか。そんな強敵が敵側にいるとは…」

アムロ「……そうですね」

ヘンケン「我々も新しいガンダムができればどうにかなるんだがな…」

アムロ「新しいガンダム!?それは…!?」

ヘンケン「ああ、アナハイムのΖ計画のΖガンダムだな」

アムロ「Ζガンダム…それはいつできる!?」

ヘンケン「残念ながらもうしばらくは。何でもガンダムMK-Ⅱの解析がようやく済んだところらしいからな」

アムロ「そうか…」

ヘンケン「まあ、今はあの百式で我慢してくれ」

アムロ「ああ」

アムロ(Ζガンダム…新しいガンダム、か)

グリプス

側近「アレキサンドリアが入港いたしました!」

ジャミトフ「そうか…アレキサンドリアが来たか…」

ジャミトフ「シロッコと会う前にこのことを知っていれば…」

ジャミトフ「まあ、悔やんでも仕方あるまいか…」



側近「ようこそいらっしゃいました、ジェリド中尉。こちらへどうぞ」

ジェリド「ああ。ありがとう」

コンコン

側近「失礼します。ジェリド中尉をご案内して参りました」

ジャミトフ「入り給え」

側近「さ、中へ」

ジェリド(ジャミトフ・ハイマン…一体どんな奴だ?バスクのような奴か、あるいは…)

ジェリド「失礼します」

ジャミトフ「…ジェリド・メサ中尉か」

ジェリド「はっ!お会いできて光栄です!」

ジャミトフ「うむ。…さて、ジェリド中尉。君はなぜ今日ここに呼ばれたかわかるかね?」

ジェリド「…見当もつきません」

ジャミトフ「そう遠慮せずともよい。ジャマイカンから私が君に興味を持っていることは聞いたはずだ」

ジェリド「…アムロ・レイと戦ったことでしょうか」

ジャミトフ「そうだ。あのニュータイプのアムロ・レイと互角に戦ったと聞く」

ジェリド「…はい、確かに戦いました」

ジャミトフ「うむ。…率直に聞こう。中尉はニュータイプではないのかね?」

ジェリド「…そうかもしれません」

ジャミトフ「…やはりそうか。君は地球生まれのようだが、いつその力に目覚めた?」

ジェリド「…敵の気配を感じられるようになったのは宇宙に上がってきてからです」

ジャミトフ「やはり宇宙…なるほどな」

ジャマイカン「さて、本題に入ろう。ジェリド中尉」

コンマ下二桁

30以上ジャミトフ、真の目的も話す
29以下シロッコの監視のみ(真の目的についてはまた後程)

下3

ジェリドがアムロと互角に戦っているため、コンマが緩くなってます。

変換ミス ジャマイカン→ジャミトフ

コンマ78

ジャミトフ「ジェリド中尉。ティターンズはなぜ設立されたか知っているかね?」

ジェリド「…ジオン残党の掃討のため、でしょうか」

ジャミトフ「遠慮はしなくていいと言ったはずだ。君の思っていることを言ってくれたまえ」

ジェリド「…スペースノイドの抑圧、ですか?バスク大佐のもとにいたころにはそう感じていましたが…」

ジャミトフ「バスクか…。奴のやり方では、そう思われても仕方がないだろうな」

ジェリド「では、違うというのですか!?」

ジャミトフ「ああ。私がティターンズを設立したのは、地球を食いつぶす、重力に魂を引かれた者たちを宇宙へ上げるためだ」

ジェリド「宇宙へ…?」

ジャミトフ「そうだ。君も地上で戦ったならわかるだろう。あそこの連中は自らの権益のためなら、地球環境のことなど顧みない」

ジャミトフ「だから地上で核をも使うことができるのだ。そんな奴らを解放するために、私はティターンズを作った」

ジェリド「しかし…それではまるで…」

ジャミトフ「…エゥーゴと同じだといいたいのかね?」

ジェリド「…はい」

ジャミトフ「…私もここまでは想定していなかったのだ。まさか、ここまでバスクがスペースノイドを弾圧するとは…」

ジェリド「…それは本当ですか?」

ジャミトフ「ああ。バスクは自分の力を過信している。…私にはそれを止められないがな」

ジェリド「では、閣下の真の目的と今のティターンズの行っていることは違うと?」

ジャミトフ「ああ。私の目的は決してスペースノイドの弾圧などではない。人々を重力の井戸から解き放ち、美しい地球を守りたいだけだ」

ジェリド「しかし、今の我々とエゥーゴは同じ目的のために戦っている…」

ジャミトフ「…そういう事になるな」

ジェリド「……」

1.特に何も言わない(そのままジャミトフの腹心に)
2.ニュータイプ論を説く(コンマへ)

下3

ジェリド「閣下。私は、同じ目的の相手となぜ戦争をしなければならないのか、疑問に思います」

ジャミトフ「…ほう。疑問、か。中尉、戦争とはそう単純なものではない。中尉もわかっているはずだ」

ジェリド「はい。それは重々承知しています。しかし、私はアムロ・レイとの戦いで学びました」

ジャミトフ「一体何を学んだというのかね?」

ジェリド「人はいつか、必ず分かり合えるという事です」

ジャミトフ「…中尉は夢見がちのようだな」

ジェリド「いえ、そんなことはありません。私は、確かにアムロと分かり合うことができました」

ジャミトフ「…敵と分かり合う?そんなことがあるというのか?」

ジェリド「それが、ニュータイプの力です。ニュータイプならば、他人と分かり合い、互いを尊重することができるはずです」

ジャミトフ「ニュータイプか。だが、人は誰でもニュータイプになれるとでも思っているのかね?」

ジェリド「…閣下は、私にニュータイプかと聞いてきました。閣下こそ、ニュータイプを信じているのではないですか?」

ジャミトフ「……」

ジェリド「私は宇宙に来てニュータイプに目覚めることができました。閣下の言うように人々すべてを宇宙に上げれば、人はニュータイプに目覚めるはずです」

ジェリド「人々がお互いに分かり合えれば、戦争は起こらない。…閣下、私は戦争をなくしたいのです」

ジャミトフ「ふっ、きれいごとを…」

ジェリド「人々が分かり合えれば必ず成し遂げられるはずです!閣下!ニュータイプの可能性を、信じては頂けないでしょうか!?」

ジャミトフ「……」

コンマ下二桁

95以上ジャミトフ、ニュータイプに目覚める
85-94ジャミトフ、ニュータイプを信じる
70-84ジャミトフ、ニュータイプに可能性を感じる
30-69多少の興味を持つ
10-29興味などない
00-09ジェリドを危険視する

下3

コンマ21

ジャミトフ「残念だが中尉、私はニュータイプなどに興味はない。私はただ地球環境を守りたいだけだ」

ジェリド「しかし…!」

ジャミトフ「くどいぞ、中尉!」

ジェリド「…申し訳ありません」

ジャミトフ「それでいい。…君にはドゴス・ギアに乗ってもらうといったな」

ジェリド「はっ、ジャマイカン少佐から聞きました」

ジャミトフ「うむ。君にドゴス・ギアに乗ってもらうのは、ある男を監視してもらうためだ」

ジェリド「ある男とは…?」

ジャミトフ「パプテマス・シロッコという。奴は危険だ。野放しにはしておけん」

ジェリド「なぜそのような危険な男をドゴス・ギアに?」

ジャミトフ「…バスクを牽制するためだ。毒を以て毒を制す、私にはこの方法しかなかった」

ジェリド「……」

ジャミトフ「中尉にはこのシロッコを監視してもらう。奴が妙な動きをしたら、私に知らせろ」

ジェリド「はっ」

ジャミトフ「よし、下がれ」

ジェリド「失礼します」

ウイーン

ジャミトフ「ジェリド・メサ中尉…もう少し利口だと思ったのだが…まあ、これからの働き次第か…」

ジェリド「ジャミトフ・ハイマン…俺たちは、何のために戦争を…!」

グリプス
ドゴス・ギア

マウアー「ジェリド!」

ジェリド「マウアー!そっちも無事についたようだな」

マウアー「ええ。…ジェリド。ジャマイカンの言っていた用というのは?」

ジェリド「…後で話す。今は、シロッコに挨拶をしなければな」

マウアー「シロッコ?」

ジェリド「ああ。この船の指揮官だ。…ここか」

ジェリド(しかし、なんだ…このプレッシャーは…。まさか、シロッコ…)

コンコン

シロッコ「入ってくれ」

ジェリド「失礼します。本艦に配属になったジェリド・メサ中尉です」

マウアー「同じく、マウアー・ファラオ少尉です」

シロッコ「…ほう…なるほどな。…よく来てくれた。私はパプテマス・シロッコ大尉だ。本艦の指揮を任されている。二人とも、よろしく頼む」

ジェリド「はっ!」

マウアー「はっ!」

シロッコ「うむ。いい返事だ。…少尉、中尉。見せたいものがある。付いてきてくれ」

マウアー「見せたいもの、とは…?」

シロッコ「モビルスーツだ」

格納庫

マウアー「これは…」

シロッコ「ガブスレイという。私が設計したものだ」

ジェリド「大尉が設計を…?」

シロッコ「そうだ。これを君たちに渡したいと思う。確か、宇宙へ上がってきたばかりのはずだ。地上用の機体ではここで戦えない」

マウアー「ありがとうございます、大尉」

ジェリド「……」

1.ガブスレイを使ってみる
2.フライルーがいい

下2

tr計画も考えると拡張性があるのはフライルーだからな~

gジェネジェネシスだとフライルーの方が強い

ジェリド「せっかくの申し出ですが…お断りさせていただきます」

シロッコ「…何故だ?」

ジェリド「私にはフライルーがあるので…」

シロッコ「フライルー?ああ、あのアレキサンドリアから持ってきたモビルスーツか。…いいだろう、自分の使いたい機体を使うのが一番だ」

ジェリド「ありがとうございます、大尉」

シロッコ「ああ。…グリプスを出港後、機体性能の評価もかねて模擬戦をしたいと思っている。二人とも、準備をしておいてくれ」

マウアー「はっ!」

シロッコ「ジェリド、そこで君のフライルーも見せてもらおう」

ジェリド「はっ!」

シロッコ「それとジェリド中尉。君には少し話がある。部屋まで来てくれ」

ジェリド「…了解です」

マウアー「ジェリド?」

ジェリド「マウアー。話は後でだ」

執務室

シロッコ「さて、ジェリド。私は君に会えてうれしいよ」

ジェリド「…何のことでしょうか」

シロッコ「そう白を切らなくてもいい。…君も感じているのだろう?」

ジェリド「…ニュータイプ能力のことか」

シロッコ「そうだ!君ほどの能力の持ち主は、私が見た中でも君のほかに彼ぐらいしかいない…」

ジェリド「彼?一体誰だ?」

シロッコ「…いや、こちらの話だ。とにかくジェリド。その力を存分にふるってほしい。…そして、私の力になってほしい」

ジェリド「…心得ています、大尉。では、失礼します」

ウイーン

シロッコ「ふふふ…はっはっはっはっは!」

シロッコ「カミーユ君に振られた時は運がないと思ったが…やはり時代は私を求めているようだ!」

シロッコ「ここまで優秀なニュータイプを手に入れられるとは…!地球圏まで来た甲斐があるというものだ…!」

マウアー私室

コンコン

ジェリド「マウアー、いいか?」

マウアー「ええ。待っていたわ」

ガチャ

ジェリド「…さて、どこから話そうか…」

マウアー「グリプスには何の用で呼ばれたか、話してくれないかしら?」

ジェリド「そうだな。そこから話すか。…俺はグリプスでジャミトフ・ハイマンと会った」

マウアー「ジャミトフ…ティターンズの創設者!?」

ジェリド「そうだ。なんでも俺が地上でアムロと戦ったのを聞き、興味を持ったらしい」

マウアー「なるほど…それで、彼とはどんな話を?」

ジェリド「…マウアー。ティターンズがなぜ創設されたかわかるか?」

マウアー「なぜって…ジオン残党の掃討のためでは?」

ジェリド「それは建前だ。実際の目的はスペースノイドの弾圧、だと思っていたのだが…ジャミトフの真の目的は、予想の斜め上をいっていた」

マウアー「ティターンズトップの真の目的…それはいったい?」

ジェリド「奴の目的は、重力に魂を引かれた者たちを解き放つことだ」

マウアー「!?…それは…エゥーゴの目的と同じでは?」

ジェリド「ああ。そうだ。…俺たちは、ティターンズとエゥーゴは、同じ目的のために戦っているんだ!」

ジェリド「ジャミトフに直訴もしたが、聞き入れてはもらえなかった…!」

マウアー「ジャミトフに直訴を!?ジェリド、大胆なのね。一体どんな内容を…?」

ジェリド「ニュータイプの可能性についてだ。俺は、敵のアムロと分かり合えた。人類はいつか分かり合えるといったんだが…」

マウアー「聞き入れてもらえなかった、という事か…」

ジェリド「ああ。…やはり、人と人が分かり合う事はできないのだろうか…」

マウアー「でもジェリド、さっきアムロと分かり合えたと言ったじゃない」

ジェリド「……」

マウアー「敵同士でも、分かり合うことができた。なら、そうやって一人ずつ分かり合っていけばいいじゃない」

ジェリド「…一人ずつ、か。そうだな。戦争をしたい人などいない。一人ずつ分かり合っていけば必ずいつか、平和な世界は作れる」

ジェリド「そう信じなければな。…マウアーだって、こんなにも俺のことを信じてくれているからな」

マウアー「そうよ、ジェリド。あなたが信じれば、いつかは成し遂げられるわ」

ジェリド「ありがとう、マウアー。…話が脱線してしまったな。続きを話そう」

マウアー「ええ」

ジェリド「直訴は失敗したが、俺はジャミトフから一つ命令を授かった。それは、シロッコの監視だ」

マウアー「シロッコの監視?一体なぜ?」

ジェリド「今のエゥーゴとの戦いは、バスクが強硬路線に走ったことが原因だ。問題は、ジャミトフがそれを制御できていないこと」

マウアー「そこでシロッコを?」

ジェリド「そう。バスクを牽制するために、危険と分かりつつもシロッコを取り立てたらしい」

マウアー「そして、そのシロッコの暴走を止めるためにジェリドを監視役としてこの船に…」

ジェリド「そういう事だ。…しかし、なぜ俺なんかに…」

マウアー「…私にはわかるような気がするわ。ジェリドには人を惹きつけるものがある。きっと、ジャミトフもそれを感じたのよ」

ジェリド「…マウアーが言うならそうなのか…?…早速シロッコにも目をつけられたしな」

マウアー「やはり…」

ジェリド「マウアーも気をつけろ。奴は危険だ。…奴もまた、ニュータイプのようだからな」

マウアー「シロッコが…ええ、わかったわ」

シロッコ「本艦が単独行動に入ることは、知らせたつもりだ」

ジャマイカン「だからそれはなぜかと聞いている」

シロッコ」「新しく編成された部隊ですので、能力査定を行います。アポロ作戦にはちゃんと合流をする」

ジャマイカン「わかった。だが作戦実施に間に合うように戻って来なければ、貴公を後ろからでも撃つぞ」

シロッコ「それは結構。貴官からそのような言葉を聞くのはうれしい。軍人の志、模範としたいものです」

シロッコ「ふっふっふっふっふっふ」

シロッコ「ジャマイカン少佐、ティターンズのナンバー3か…」

シロッコ「ジェリド中尉、マウアー少尉。これより模擬戦を行う。先に出ていてくれ」

ジェリド「了解!」ドウッ

マウアー「了解!…ガブスレイ、どれほどのものだ?」ドウッ

ジェリド「よし…フライルーは宇宙でも十二分に使えるな。ますます気に入った…うおっ!?あれがガブスレイか?」

マウアー「ジェリド!よく避けたわね!」ビューンビューン

デブリ「」ドカーン

ジェリド「なんという威力だ…当たったらタダではすまんな…」ビューンビューン

マウアー「変形を試します!」ギュルリン

ジェリド「了解!…よし、俺も!」ギュルリン

マウアー「悪くないようだ、このガブスレイは」ビューン

ジェリド「そのようだ!シロッコ…ますます危険だな」ビューン

ビューンビューン

マウアー「ん?あれがシロッコのメッサーラ。ならば!」

ジェリド「マウアー…あっという間に使いこなしているようだ。シロッコの後ろを取るとは…」

シロッコ「やるな、少尉」

マウアー「シロッコ大尉。いいモビルスーツを支給してくださいました。感謝します」

シロッコ「いい腕だ。見込んだだけのことはある。…その力、私のために役立ててくれ」

ジェリド「…………」ビューンビューン

シロッコ「ん?ジェリド中尉、やる気かね?」

ジェリド「ああ。マウアーだけではないということを教えてやる!」

シロッコ「いいだろう、君の力、そしてフライルーの性能、見極めさせてもらう!」

ジェリド「いくぞ、シロッコ!」

コンマ下二桁

90以上シロッコ大破重傷、経験値+2NTレベル5に、シロッコがジェリドを危険視
60-89シロッコ中破経験値+1シロッコ警戒
30-59互角の戦い
10-29ジェリド中破
00-09ジェリド大破

下3


コンマ16

ジェリド「いくぞ、シロッコ!」ギュルリンドウッ

シロッコ「ほう…変形したか…いや、速い!?」

ジェリド「遅いぞ、シロッコ!」ビューンビューン

シロッコ「くっ!なかなかの性能だ…!しかし、これが避けられるか!?」ビューンビューン

ピキーン

ジェリド「うおおお!?なんて正確な射撃だ…!」

シロッコ「あれを躱すのか…!?なるほど…その力、やはり確かなようだ…しかし!」

ジェリド「このまま突っ込んでやる!」ドウッ

シロッコ「まだ詰めが甘いようだな!」ブウンズバッ

フライルー右腕「」ドカーン

ジェリド「ぐうう!?右腕がやられたか!しかし…!」

シロッコ「中尉!ここまでだ!君の実力と機体性能は十分に分かった。これ以上続けても危険だ」

ジェリド「しかし…!いや、了解した」

シロッコ「フライルーか…あの加速、機動性といいかなりの性能だな…」

シロッコ「そして何よりジェリド…。私には及ばないようだがいいものを持っている…ふっふっふっふっふっふ!」

シロッコ「マウアー少尉にジェリド中尉、いい駒が手に入った…!」

フライルーが中破しました。次回戦闘には使えません。
シロッコがジェリドの実力を自分に及ばない程度だと見積もりました。(変動します)

ドゴス・ギア

マウアー「無礼を承知でお聞きします。シロッコ大尉は何が狙いで?」

シロッコ「私の使命は、重力に魂を引かれた人々を解放することだと思っている」

ジェリド(何!?)

マウアー(シロッコ…すでに知って…いや、推察したというのか?)

マウアー「それは、エゥーゴの目的です」

シロッコ「違うな。宇宙、宇宙と騒ぎ立てながら、エゥーゴだって地球圏に縛られている点では、連邦の人々とそうは変わらん」

マウアー「では、あなたは違うと?」

シロッコ「いや、私はただ私がいなければ時代は変わらないと感じているに過ぎない。…ジェリド。君もわかるだろう?」

ジェリド「……それはあなたがニュータイプだからということですか」

シロッコ「ふふふ…どうかな。ジャミトフは、地球に引かれている人々を根絶やしにするために、地球連邦軍をティターンズにした」

ジェリド「…と、言いますと?」

シロッコ「戦争を起こして、地球の経済を徹底的に窮地に追い込めば、地球上の人間は餓死をしていなくなる。そう考えているのだろう。」

ジェリド(まさかジャミトフはそれでエゥーゴと戦争をしているのか…?)

マウアー「…それでは表面的にはエゥーゴの目的と同じように見えますが?」

シロッコ「問題はその後だ。戦争の後で、誰が人類の支配を握るかで、地球圏はどうにでもなる。その時に、地球圏を治める天才が必要だと思えんか?」

ジェリド「それをあなたが?」

シロッコ「いいや、私ではない。戦後の地球を支配するのは、女だと思っている」

マウアー「女…」

シロッコ「そうだ。マウアー、君もその一員となるかもしれない…」

マウアー「……!」バッ

マウアー「ジェリド、行きましょう」

ジェリド「ん?あ、ああ」

マウアー「失礼します」

シロッコ「……ふむ」

シロッコ「ん?このプレッシャー…今まで感じたことのないものだ…ジェリドに行かせるか…」

シロッコ「ジェリド中尉。部屋まで来てくれ」



ジェリド「失礼します、大尉。…何かプレッシャーのようなものを感じませんでしたか?」

シロッコ「…やはり君も感じるか」

ジェリド「はい。このプレッシャーには覚えがあります」

シロッコ「何!?中尉はこのプレッシャーの持ち主とやりあったことがあるのか?」

ジェリド「ええ。この感覚…地上で戦った、アムロ・レイのもののように感じます」

シロッコ「アムロ・レイ!?…なるほど、だからこのプレッシャー…面白い」

シロッコ(どうしたものか…ジェリドが一人でやりあえたのなら、私でならいけるはず…出るか?)

シロッコ(ここでアムロ・レイをやったとなればティターンズの中枢に潜り込める…しかし…)

コンマ下二桁

65以上ジェリドで行けたのなら私が出れば墜とせるはずだ
64以下いや、やめておこう。リスクは回避すべきだ

下3

コンマ19

シロッコ(いや、万が一ここで墜とされては元も子もない。リスクは避けるとするか…)

シロッコ「中尉。索敵をお願いしてもいいだろうか?」

ジェリド「索敵ですか…わかりました。フライルーの代わりにガブスレイを使っても?」

シロッコ「ああ。構わん。もともと君にあげるはずだった機体だ」

ジェリド「了解しました」

コックピット

ジェリド「アムロに会えればいいが…」

ジェリド「ジェリド、ガブスレイ出る!」ドウッ

ブリッジ

マウアー「ジェリドが出た…?どういう事ですか、大尉」

シロッコ「ん、ああ。プレッシャーを感じたので索敵に出した。マウアー少尉にも出てもらうかもしれん。デッキで待機してくれ」

マウアー(プレッシャー…ジェリドがよく言っていた…)

マウアー「了解です」

アーガマ

トーレス「左前方より所属不明機!」

ヘンケン「何!?総員戦闘配備につけ!」

ヘンケン「こんな空域で敵機に見つかるとは…ティターンズの艦隊は大きく展開していると見た!」

アムロ「この感覚…ジェリドか!」

ヘンケン「よし、モビルスーツ隊発進!」

アムロ「了解!アムロ、百式出る!」ドウッ

アポリー「リックディアス、出る!」ドウッ

ジェリド「来たか…!どうにかしてアムロと接触したいが…」

アポリー「あれは…新型か!?」ビューンビューン

アムロ「ああ。そのようだ。油断はするな!」

アポリー「了解!」

ジェリド「くっ!あのリックディアスが邪魔か…!」ビューンビューン

アポリー「!?このメガ粒子砲…戦艦クラスだ…!」

ジェリド「避けるとは…やるな」

アムロ「アポリー!間合いを詰めろ!あのビームが当たれば、タダでは済まない!」

アポリー「了解!」ドウッ

ジェリド「接近戦か…よし、都合がいい」ギュルリン

アムロ「何!?変形もするのか!」

アポリー「くっ!」バチバチバチ

ジェリド「アムロの所へ行かせてもらう!」バチバチバチ

アムロ「やめろ、ジェリド!」

コンマ下二桁

90以上アポリー撃墜
70-89アポリー中破撤退、アムロと接触成功
50-69マウアーが来る
30-49戦線膠着
10-29ジェリド中破
00-09ジェリド大破、シロッコ若干失望

下3

コンマ70

アポリー「こいつ!なんてパワーだ!」バチバチバチ

ジェリド「このまま…!」バチバチバチバチィ

アポリー「しまった!」

ジェリド「墜ちろ!」ブウンズバッ

リックディアス左足「」ドカーン

アポリー「くっ…!」

ジェリド「とどめだ!」

アムロ「待て!ジェリド!」バチバチバチ

ジェリド「アムロ!」バチバチバチ

アムロ「アポリー!アーガマへ撤退しろ!ここは俺がどうにかする!」

アポリー「了解!すみません、大尉」ドウッ

ジェリド「宇宙へ上がってきて早速会うとは!」

アムロ「そっちこそ!」

ジェリド「だが、ちょうどいい。アムロ、伝えたいことがある」

アムロ「伝えたいこと…何だ?」

ジェリド「…ジャミトフと会った」

アムロ「ジャミトフ!?ティターンズの創設者か!」

ジェリド「ああ。アムロ、奴の目的は重力に魂を引かれた人々を解放することだ」

アムロ「何!?」

ジェリド「そうだ。…俺たち、エゥーゴとティターンズは同じ目的の組織だ!」

ビューンビューン

ジェリド「何!?援軍…!」

ロベルト「大尉!ご無事で!?」ビューンビューン

ジェリド「くっ!…潮時か…」

アムロ「ジェリド!それは一体…」

ジェリド「…アムロ、これだけは覚えていてほしい。組織は違えど、想いは同じだという事を」ギュルリンドウッ

アムロ「……」

ロベルト「大尉。敵の増援があるかもしれません。我々もアーガマへ」

アムロ「ああ。了解した」

アムロ「ジェリド…いったいどういう事なんだ…?」


ドゴス・ギア

ジェリド「ただいま戻りました」

シロッコ「ふふふ…無事に帰ってきたか。どうだったかね」

ジェリド「やはりアムロ・レイがいました。彼も宇宙に戻ってきたようです」

シロッコ「ふむ…やはりか…。戦果はあったかね?」

ジェリド「敵のリックディアス一機を中破までは追い込みましたが…アムロに邪魔されてとどめまでは」

シロッコ「いや、十分な成果だ。ジェリド、よくやってくれた。ガブスレイはどうだね?」

ジェリド「いい機体ですね。加速も、ライフルの威力も申し分ない」

シロッコ「次の戦いのときはどうする?」

ジェリド「フライルーもそろそろ修理が終わるようなのでフライルーを使おうと思っています」

シロッコ「そうか…ジェリド、今回はご苦労だった」

ジェリド「ありがとうございます。では、失礼します」

ウイーン

シロッコ「二対一でこの成果…案外、アムロ・レイも大したことはないのかもしれんな」

ウイーン

シロッコ「マウアー少尉か。今回は援軍はいらなかったようだ。待機させておいて済まない」

マウアー「いえ、ジェリドが何事もなく十分にやれたという事ですから」

シロッコ「うむ。…少尉。少尉のいいところはそのまっすぐなところだ。…しかし」

マウアー「…何が言いたいのです?」

シロッコ「付いていく男は選んだほうがいいという事だよ。…もし君に野望があるのならな」

シロッコ「君の野望をかなえられる男は私しかいない。覚えておくことだ。…ふっはっはっはっはっはっは!」スタスタ

マウアー「…あいにくと、もう心に決めた男がいるのでね」

シロッコ「貴様の心も
アムロ「遊びに付き合っていられるか!」ドーン

昨日は急遽用事が入ったのでお休みさせていただきました。すみません。

アーガマ

ヘンケン「大尉。敵の新型が相手だと聞いたがよくやってくれた」

アムロ「はい。ありがとうございます」

ヘンケン「我々の新型機も早く届けばいいんだが…もう少し時間がかかる。苦しいだろうが何とかやってくれ」

アムロ「はい。…ヘンケン艦長、少し気になる情報を手に入れたのだが…」

ヘンケン「気になる情報?誰からだ?」

アムロ「敵の新型のパイロット、ジェリドからです」

ヘンケン「ジェリド…ああ、以前クワトロ大尉も言っていたな。仲間になってくれるかもしれないとかなんとか」

アムロ「シャア…まあ、その彼からの情報だ」

ヘンケン「ほう。一体なんだ?」

アムロ「…なんでもジャミトフ・ハイマンの目的は、重力に魂を引かれた人々を解放することだと…」

ヘンケン「何!?それは…!」

アムロ「ああ。俺もエゥーゴと同じ目的ではないかと思ったんだが…」

ヘンケン「…にわかには信じがたいな。ティターンズのこれまでの行動を考えるとスペースノイドの弾圧が目的のように見えるが…」

アムロ「違和感があるのは確かだが…ジェリドからの情報だ。信じる価値はあると思う」

ヘンケン「ジェリドねえ。敵からの情報だというのもなあ。こちらを混乱させるのが目的かもしれん」

アムロ「…そうかもしれないが…俺は信じたいと思っている」

ヘンケン「むう…大尉がそこまで言うのなら、一応ブレックス准将の耳には入れておこう」

アムロ「ありがとう、艦長」

ヘンケン「ああ。…しかし、それがわかったところでおそらく戦争は終わらない。ジェリドも敵だ。…大尉、これだけは覚えておいてくれ」

アムロ「…はい。失礼します」

アクシズ付近

アクシズ兵「大佐。そろそろアクシズにつきます。お怪我のほうはもう大丈夫でしょうか?」

クワトロ「ああ」

クワトロ(アクシズ…ここまで地球圏に近づいていたのか…!)

アクシズ兵「それはよかった。ハマーン様がすぐにでも会いたいとおっしゃっていたので、体調が優れないようならどうしようかと」

クワトロ「すまん。まだ少し気分が優れない」

アクシズ兵「…もう連絡を入れてしまったのですが…」

クワトロ「……」

アクシズ兵「…まあ、もう少しはかかります。その間によくなるでしょう」

クワトロ「…そうなればいいな」

クワトロ(まずいな…)

クワトロ(まずハマーンが何をしたいのかがわからん。私を祭り上げる…いや、ミネバがいるはずだ。私を呼び寄せる必要は…)

クワトロ(…戦力不足か?地球圏侵攻の戦力が足りないのを、私で補おうと…)

クワトロ(…これかもしれん。私を戦力として使う。そして、あわよくばエゥーゴの兵器について話させる…)

クワトロ(これだ!…それならばどうにかなるかもしれん。希望が見えてきたか…!)

アクシズ

アクシズ兵「着きました。大佐、こちらへ」スタスタ

クワトロ「ああ」スタスタ

アクシズ兵「まず、ミネバ様と謁見してもらいます。どうぞ、この部屋へお入りください」

クワトロ「ミネバ様?」

ガチャ

ハマーン「シャア…!久しいな」

クワトロ「ハマーン…!?」

ハマーン「よくぞ私のもとへ帰ってきた」

クワトロ「帰ってきたのではない。連れてこられただけだ」

ハマーン「ふふふ…まあよい。まずはミネバ様に会っていただこう」

ウイーン

クワトロ「はっ!ミネバ!」

クワトロ(まだあんな歳なのに担ぎ出すか!)

クワトロ「ハマーン!貴様!」

ハマーン「落ち着け、シャア!ミネバ様の御前であるぞ!」

ミネバ「あっ!やはり、シャア・アズナブルだ!」

クワトロ「ミネバ…」

ミネバ「変わりないようだ!また会えてうれしい!遊んでくれたの、覚えてるよ?」

クワトロ「二歳の時のことを、覚えてらっしゃるのか…」

ミネバ「うむ!長い間偵察ご苦労だった!いよいよアクシズは動き出す。ザビ家復興のため、力を貸してくれよ!」

クワトロ「ハマーン…!貴様よくもミネバをこのような偏見の塊に育ててくれた!」

ハマーン「ミネバ様はザビ家の後継者として、スペースノイドの頂点に立たねばならぬお方だ!」

クワトロ「なに…!」

ハマーン「それに相応しい正しい物の見方をなさっている。貴様こそ心変わりをしたのではないのか?」

クワトロ「ハマーン!」ガシッ

ハマーン「くっ!」

アクシズ兵「ハマーン様!」

ミネバ「シャア!ハマーン!喧嘩は止めよ!」

クワトロ「…ハマーン。私も少し冷静さを欠いていたようだ。…あとで二人きりで話がしたい」

クワトロ(ここで騒いで監禁されれば打開の手段すらなくなる。それに、ミネバに悪影響を与えるわけにはいかん!)

ハマーン「…シャア…いいだろう。後で私の部屋までこい」

クワトロ「わかった」

ハマーン私室

ハマーン「シャアが私の部屋に来る、か…」

コンコン

ハマーン「…っ!…入れ」

クワトロ「失礼する」

ハマーン「…さて、シャア。私と二人きりでしたいという話…一体なんだ?」

クワトロ「ハマーン…まずはお前の目的を教えてもらおうか」

ハマーン「…私の目的だと?先ほどもミネバ様が仰っていた通り、ザビ家の再興だ」

クワトロ「…では、私を何のために呼び寄せた?」

ハマーン「……それはシャア。貴様を私のものにするためだ」

クワトロ「私のものにするため、だと?…どういう意味だ、ハマーン!」

ハマーン「っ!……自分で考えるんだな」

クワトロ「ぬう…わかった、単刀直入に聞こう。ハマーン、貴様は戦力を欲しているのだろう?」

ハマーン「……?確かに、地球圏侵攻のための戦力は必要だが…」

クワトロ「…やはりな。ならばハマーン、一つ提案がある」

ハマーン「提案だと?」

クワトロ「ああ。ハマーン、エゥーゴと手を組む気はないか?」

ハマーン「エゥーゴと?…シャア、貴様はまだあんな死にかけの組織にしがみついているのか」

クワトロ「死にかけでもないさ。…ハマーン。ティターンズの力は強大だ。アクシズだけでは太刀打ちできないだろう」

クワトロ「エゥーゴと組めば、強力なモビルスーツ、優秀なパイロットも手に入る。戦力補充としては申し分ないはずだ」

ハマーン「……」

クワトロ「ハマーン、この提案、受けるか?」

ハマーン「…人にものを頼むときには、頼み方というものがあるだろう」

クワトロ「…っ!いや、そうだな」

クワトロ「頼む、ハマーン。この通りだ」スッ

ハマーン「…組むとしても、一つ条件がある。シャア、貴様は私の側にいてもらう」

クワトロ「なぜだ?」

ハマーン「…いつ裏切られるかわからん。人質という事だ」

クワトロ「くっ!…わかった、ハマーン。それでいい。だから頼む!」

クワトロ(エゥーゴと合流さえすればこちらのものだ…!すきを見て逃げ出せばいい…!)

ハマーン「……わかった。いいだろう。貴様の提案、受けてやる」

クワトロ「…本当か!?」

ハマーン「ああ。その代わり、先ほど言った条件、忘れるな」

クワトロ「わかっている。…では、地球のエゥーゴトップと連絡を取りたい。いいか?」

ハマーン「いいが、私もついていく。妙なことを言われんようにな」

クワトロ「…わかった」

クワトロ(これでどうにかなるか?)

ドゴス・ギア

シロッコ「ジェリド中尉。度々呼んで済まない」

ジェリド「いえ。どのような用で?」

シロッコ「ああ。君の能力を見込んで、戦闘小隊の指揮を任せたいと思ってね」

ジェリド「俺に小隊長を…?」

シロッコ「そうだ。君が適任だと私は考えている。君の部下となるパイロット達も紹介しよう。入ってきたまえ」

サラ「はっ!サラ・ザビアロフ曹長であります!」

シドレ「同じく、シドレ曹長であります!」

ジェリド「…この二人がパイロットだと?」

シロッコ「そうだ。二人ともニュータイプ候補生だ。ジェリド、二人の面倒も見てやってくれ」

ジェリド「…了解です。…二人を連れて行っても?」

シロッコ「構わん。今から君が二人の上官だ」

ジェリド「ありがとうございます。よし、サラ曹長、シドレ曹長、ついてこい」

サラ「はっ!」

シドレ「はっ!」

ウイーン

シロッコ「さて、ジェリドは二人を導いてくれるかどうか…」


ジェリド「お前たちのようなガキのお守りをさせられるとはな」

サラ「お言葉ですが中尉、私は十分訓練を受けています」

シドレ「そのように言われるのは心外です」

ジェリド「君達は、シロッコが選んだニュータイプ候補生だ。しかし、この手だよ。まだ汚れを知らないこんな手で、人殺しができるのか?」

サラ「私は、人殺しは致しません」

ジェリド「では、なぜモビルスーツのパイロットになった?」

サラ「戦争は、人をより良く生かすための必要悪ですから。そのために戦うだけ…」

ジェリド「何をバカなことを言っている!戦争が必要悪なわけがあるか!いいか曹長、覚えておけ。戦争は必要悪などではない。絶対的に悪だ!」

サラ「しかし…」

ジェリド「曹長はシロッコに選ばれたニュータイプ候補生なのだろう?ニュータイプなら、なぜ人が分かり合えると信じない?」

シドレ「中尉。お言葉ですがここは軍です。敵がいれば戦わなくてはならないのでは?」

ジェリド「それはそうだ。だから、戦争は終わらせなくてはならない。この不毛な戦争をな」

サラ「ですから、私は戦闘局面にあっても、殺さずに済むのなら殺しません」

ジェリド「…サラ曹長。それは立派な心掛けだ。だが、自分が死んでは元も子もないぞ?」

サラ「はい。私もまだ死にたくはありません」

ジェリド「なら自分の腕を磨くことだ。配置につけ!まずはその実力を見てやる!」

シロッコ「ジェリド。索敵もよろしく頼む」

ジェリド「了解!…二人の機体は?」

シロッコ「新型のバーザムを使わせる」

ジェリド「よし、サラ曹長、シドレ曹長、行くぞ!」

ジェリド「ジェリド、フライルー出る!」ドウッ

サラ「サラ・ザビアロフ、行きます!」ドウッ

シドレ「バーザム、出ます!」ドウッ


ジェリド「よし、では模擬戦を始める!」

サラ「何を鍛えようというのです?」

ジェリド「曹長らのニュータイプ能力だ。現状、二人からはあまりその力を感じない。それを鍛える」

シドレ「中尉はニュータイプなのですか?」

ジェリド「一応な。シロッコから聞いていなかったのか?」

サラ「この人もニュータイプ…感じていたプレッシャーはこの人から…」

ジェリド「よし、では二人とも、かかってこい!」

コンマ下二桁

90以上二人のNTレベルがアップ。ジェリドを盲信し始める
70-89NTレベルアップ。ジェリドにも心を開き始める
50-69NTレベルアップ
20-49少し成長した気がする
00-19効果なし

下3

コンマ84

サラ「…では、行きます!」ビューンビューン

ジェリド「サラ曹長!そんなのでは当たらんぞ!もっと相手の動きを読め!」

シドレ「くっ!」ビューンビューン

ジェリド「シドレ曹長もだ!次はこちらから行かせてもらうぞ!」ギュルリンドウッ

サラ「!?消えた!?一体どこへ…」

シドレ「サラ曹長!後ろに!」

サラ「何!?」

ジェリド「甘いぞ!後ろにも目をつけるんだ!」ギュルリンガシッ

サラ「くっ…!中尉、そんなことは不可能です!」

ジェリド「口で言う前にやってみろ!いいか、敵の殺気を感じ取れ。これは俺が師匠から教えてもらったことだ」

シドレ「敵の殺気を感じ取る…」

ジェリド「そうだ。これを躱してみろ!」ビューンビューン

シドレ「はっ!殺気が!」ドウッ

サラ「躱した…!?」

シドレ「なるほど…中尉、なんとなくわかってきました!」

ジェリド「いいぞ、その意気だ!サラ曹長!敵に後ろを見せるのは迂闊だぞ!」ビューンビューン

サラ「はっ!」ドウッ

サラ「ビームが見えた…?これが後ろに目をつけるという事か?」

ジェリド「よし。ここまでだ。二人とも、ずいぶんわかってきたじゃないか」

シドレ「はい、今までよりも鮮明に世界を感じます!」

サラ「私も…より敏感になったように感じます」

ジェリド「俺も先ほどより二人を感じるようになった。この調子で能力を鍛えてくれ。そうすれば、俺も仲間を失わずに済むからな…」

サラ「…今の一瞬、中尉の心を感じた…中尉は、我々を守ろうとしている…」

シドレ「サラ曹長。私は、ジェリド中尉は信頼に値する人だと思います」

サラ「私もそのように感じます。…ジェリド中尉か…信用してもいいのかもしれない…」

ドゴス・ギア

シロッコ「ふむ…さすがはジェリドだ。よくやってくれる」


サラ、シドレのNTレベルが2に上がりました。二人がジェリドに対して心を開き始めました。

ジェリド「よし、ニュータイプ能力の訓練はこの辺にしておいて、次はコンビネーション攻撃の訓練を行う」

サラ「それはなぜですか?」

ジェリド「曹長たちの操縦技術はまだ未熟だ。これからは二人で出撃することが多いだろうから、連携ができるようにしておいたほうがいい」

ジェリド「そうすれば戦場で戦い抜くことができる」

シドレ「了解です!では、まずなにをすれば?」

ジェリド「よし、それでは二人とも縦に重なって…」

ピキーン

ジェリド「この感覚…アーガマが近くにいるのか!」

サラ「エゥーゴの!?」

ジェリド「まずいな…アーガマに捕捉されたかもしれん」

サラ「それでは、ドゴス・ギアと連絡を!」

ジェリド「そうだな。…ちっ、ここでは連絡がつかないか…」

シドレ「ならば、私がドゴス・ギアと連絡を!」

ジェリド「うむ…どうしたものか…」

1.シドレに連絡に行かせる
2.サラに連絡に行かせる
3.二人で行かせる
4.連絡はしない

戦闘に参加すれば、パイロットレベルが上がります。二人は新兵中です。

下3

ジェリド「では、二人でドゴス・ギアに連絡に行ってくれ」

サラ「…しかし、中尉は!?」

ジェリド「俺一人でもなんとかなる。早くいって、援軍を呼んできてくれ!」

シドレ「しかし…」

ジェリド「いいから早く行け!」

サラ「…了解です!」ドウッ

シドレ「サラ曹長!?…中尉、どうかご無事で!」ドウッ

シドレ「サラ曹長!なぜ!?」

サラ「…中尉は我々を逃がそうとしている。それを無碍にするわけにはいきません」

サラ「急ぎましょう!」ドウッ

ジェリド「よし、二人は行ってくれたか…来たな!」

ロベルト「大尉!確かに大尉の言う通り敵がいました!」

アムロ「しかし…おかしいな。先ほどまで3人ほどいたように感じたのだが…」

アポリー「敵が撤退したと?」

アムロ「いや、援軍を呼んだのかもしれない」

ロベルト「それならば、早めに片付けましょう!」ドウッ

ジェリド「これは…アムロと…もう2機か!3対1でどこまでやれる!?」

アムロ「やはりジェリド…できれば殺したくはないが…」

ジェリド「フライルーの力ならどうにかなるか!?」ギュルリンドウッ

アポリー「変形を!?」

ロベルト「速い!前回の新型よりも!」

アムロ「あの機体…宇宙だとこれほど速いのか…!」

ジェリド「一撃で決める!」ドウッ

コンマ下二桁

90以上ロベルト撃墜、アポリー中破、アムロ撤退
70-89ロベルト、アポリー中破アムロ撤退
50-69マウアー援軍
30-49ジェリド被弾(次回不利に)
10-29ジェリド中破
00-09ジェリド大破(死亡判定へ)

下3

訂正:ロベルト中破→ロベルト大破

コンマ83

ジェリド「くらえ!」ビューンビューン

アポリー「うわあああ!」

リックディアス右足「」ドカーン

ロベルト「何いいいい!」

リックディアス「」バチバチバチ

リックディアス「」ドカーン

アムロ「ロベルト、アポリー!」

アムロ「…ロベルトはポットで脱出したか…」

ロベルト「大尉!私のことは後で結構です!今は敵を!」

アムロ「馬鹿言うんじゃない!優秀なパイロットの養成には金も時間もかかるんだ」

アポリー「では!?」

アムロ「ああ、撤退する!ジェリド、追ってきてくれるなよ…!」ドウッ

ジェリド「…撤退していったか…!同時に2人狙えるとは…さすがはフライルーだ」

ジェリド「ん?サラとシドレが帰ってきたか」

サラ「中尉!無事ですか!」ドウッ

ジェリド「ああ。敵は撤退していった。俺たちもドゴス・ギアに帰ろう」

シドレ「了解です!」

忘れてました。経験値+1です。(あと2で超エースになります)

ドゴス・ギア

シロッコ「ジェリド中尉。サラとシドレから援軍を要請されたのだが…いらなかったようだな」

ジェリド「ええ。3対1だったのでさすがにまずいと思いましたが、何とかなりました」

シロッコ「ほう…3対1で…戦果はあるか?」

ジェリド「はい。敵1体を中破、もう1体は大破し、全機撤退していきました」

シロッコ「中破1に大破1…大戦果だ。よくやってくれた」

ジェリド「はっ。ありがとうございます」

シロッコ「サラとシドレのこともよく鍛えてくれた。二人とも能力が上がったようだ」

ジェリド「そのようですね」

シロッコ「二人ともジェリドのことを信頼している。これからも面倒を見てやってくれ」

ジェリド「はっ!では、失礼します」

ウイーン

シロッコ「3対1でこの戦果か…アムロ・レイはそこまで弱いのか?…それともジェリドが強いのか?…また見極める必要がありそうだ…」


マウアー「ジェリド!」

ジェリド「マウアー!」

マウアー「ジェリド…危ないところだったみたいね」

ジェリド「誰から聞いた?」

マウアー「なんとなく、そのように感じたのだけれど…」

ジェリド「ああ。その通りだ。なんとか無事に帰ってこれた」

マウアー「よかった…私も出ようとしたのだけど、シロッコに止められて…」

ジェリド「いいんだ、マウアー。お互いに何事もなければそれでいい」

マウアー「…本当に。それで、シロッコから任されたという子たちは?」

ジェリド「ああ、よくやってくれているが…それがどうした?」

マウアー「ジェリド。シロッコは危険な男よ。女を手籠めにして、利用しようとしているわ。…二人がそうならないように、しっかりと導いてあげて」

ジェリド「シロッコ…わかった、マウアー。気をつける」

マウアー「ええ」


ジェリド(どうしようか…マウアーにああいわれたものの…どうすれば二人を…)

サラ「あ、ジェリド中尉」

ジェリド「サラ曹長か。先ほどは連絡ご苦労だった」

サラ「いえ。…中尉。お聞きします。先ほど我々に連絡に行かせたのは、我々を逃がすためではないですか?」

ジェリド「…なぜそう思う?」

サラ「中尉は先ほどの訓練の際、もう仲間を失いたくはないとおっしゃっていました」

ジェリド「聞いていたのか…。いや、ただ連絡を頼んだだけだ。二人で行かせたのも非常事態に備えてのことだ」

サラ「では、あの言葉は…!」

ジェリド「ただ、仲間を失いたくないというのは本当だ」

サラ「中尉…」

ジェリド「俺は今までに何人もの戦友を失ってきた。今の俺は、そうやって死んでいった仲間たちの想いを受け継いで生きている」

サラ「想いを受け継ぐ…」

ジェリド「そうだ。ニュータイプの軍曹ならば、いつか分かる日が…いや、来させはしない。俺が隊長としてみんなを守らなければな」

サラ「ジェリド中尉…。中尉。…私は、中尉は信頼できる方だと思っています。どうか、これからもよろしくお願いします」

ジェリド「ああ。こちらからもよろしく頼む」

サラ「ええ」

ジェリド「ところでサラ曹長、シドレ曹長はどうした?」

サラ「シドレ曹長は…」

コンマ下二桁

60以上まだシロッコ大尉呼びだった
59以下パプテマス様呼びだった

した3

サラ「パプティマス様の所に行っています」

ジェリド「パプティマス様、か…」

サラ「なにかおかしいですか?」

ジェリド「いや、パプティマス様呼びとは…シロッコのことをそこまで敬愛しているのか?」

サラ「はい。パプティマス様は私を必要としてくださっています」

ジェリド「…そうか。では、サラ曹長。一つだけ言わせてくれ」

サラ「なんでしょうか?」

ジェリド「人は必ず分かり合える。曹長も、本当に心の底から分かり合える人を見つけろ。それが、本当に曹長を必要としてくれる人だ」

サラ「パプティマス様はそうでないと?」

ジェリド「そうは言わない。…ただ、しっかりとその心で感じ取って、確かめてほしい。曹長のようなニュータイプなら、きっとわかるはずだ」

サラ「…わかりました。ありがとうございます、中尉」

ジェリド「ああ」

サラ(パプティマス様は私のことを確かに必要とされているはず…しかし…中尉の言うように、分かり合う事は…)

マウアー「ジェリド」

ジェリド「ああ、マウアー。見ていたのか?」

マウアー「ええ」

ジェリド「…あれが今の俺にできる精いっぱいだ。サラ曹長が正気になってくれればいいが…」

マウアー「信じましょう、彼女を」

ジェリド「ああ。そうだな。…信じるしかないか。心の底から分かり合える人に出会えると」

マウアー「…ちなみに、ジェリドにはそういう人はいるの?」

ジェリド「そうだな…アムロとは分かり合えたと思うが…」

マウアー「…そう」

ジェリド「それ以上に、マウアーだな」

マウアー「…もう…ジェリド…」

ジェリド「当たり前だろう?こんなにそばにいるんだ。心の底から分かり合えるさ」




ゾロ目ボーナス:サラの盲信具合がましになりました。

アーガマ

ヘンケン「ウォンさん。作戦は開始されたのです。私とて無闇に戦争をしようとは思いません」

ウォン「アーガマからは誰かブレックス准将の護衛を出して欲しい」

ヘンケン「しかし、この局面で…」

ウォン「状況が変わった。地球連邦の総会を前に、こちらが下手に動くわけには行かん」

ヘンケン「ティターンズの艦隊がフォン・ブラウン市に向かっているのは確かなことです」

ウォン「まだ攻撃を受けたわけではない」

ヘンケン「戦闘の勝敗は事前の戦略と準備にかかっています。我々の判断の正しさを信じてください」

ウォン「…了解した」ピッ

ヘンケン「全く…どこまでが陽動でどこまでが本当のことなんだか…」

ヘンケン「ティターンズがこの通信を傍受してくれればいいが…」

ドゴス・ギア

シロッコ「マウアー隊は第二戦隊、ジェリド隊は、第一隊とする。アポロ作戦とは何だ、サラ・ザビアロフ?」

サラ「はい。フォン・ブラウン市は、地球と月の裏側を制圧できる拠点として、軍事基地化するポイントと考えられております。そのためにそこを制圧し…」

シロッコ「よくできた、曹長。君はいい素質を持っているようだ」

サラ「ありがとうございます」

シロッコ「うむ。いいか!まず第一隊が先陣を切ってフォン・ブラウン市に降下する。第二隊は後に続け!」

マウアー「大尉。第一隊が敵に捕まった場合は?」

シロッコ「そのカバーも第二隊の役割だ。よし、総員配置に付け!いよいよアポロ作戦決行だ!」

アレキサンドリア

ガディ「少佐、よろしいのですか?」

ジャマイカン「いいな。我々アレキサンドリアの盾になってくれるのがヤツだ。そういう利用の仕方があるということだよ」

ガディ「なるほど。そう思ってよいのでありますな?」

ジャマイカン「そこまで言わすな」

フォン・ブラウン市
アーガマ

トーレス「補給のランチ、来ます!」

ヘンケン「よし、積み込みを急げ!ティターンズの艦隊がすぐそこにまで来ている!」

格納庫

カツ「やっとアーガマに戻ってこれたか…」

アムロ「…カツ?カツじゃないか!」

カツ「アムロさん!」

アムロ「カツ、どうしてアーガマに?」

カツ「やっと僕の訓練も終わったんですよ!これからは、パイロットとして頑張ります!」

アムロ「そうか…。せっかく来てくれたのはいいんだが…今はカツが乗れるモビルスーツはないな…」

カツ「…そうですか…。あ、ヘンケン艦長に挨拶してこないと!…アムロさんがまた宇宙に来てくれてうれしいです。それじゃ!」タッタッタ

アムロ「カツ…あいつ大丈夫なのか?」

ヘンケン「アムロ大尉!聞こえるか?」

アムロ「どうしたんですか?」

ヘンケン「敵艦隊をキャッチした。荷物の搬入は切り上げて、モビルスーツで待機していてくれ!」

アムロ「了解!」

ブリッジ

ヘンケン「トーレス。グラナダからの後続部隊からは?」

トーレス「応答ありません!」

ヘンケン「くそ…奴ら偽の通信には騙されなかったか…」

ヘンケン「どう出てくる…?」

ドゴス・ギア

ガディ「全艦配置完了!」

ジャマイカン「よし、アポロ作戦開始だ!全艦フォン・ブラウン市に対して威嚇射撃、のちにモビルスーツ隊発進!以後の指揮はドゴス・ギアに移す」

シロッコ「了解!…フォン・ブラウン市中心部は残せ!我々の拠点になる!周辺部に威嚇射撃開始!」

アーガマ

トーレス「長距離ミサイル、およびビームによる威嚇射撃です!」

ヘンケン「来たな…!モビルスーツ戦に持ち込む!モビルスーツ隊、全機発進!」

アムロ「了解!百式出るぞ!」ドウッ

アムロ「ネモ隊、マラサイ隊は分散して敵艦を狙え!」

ドゴス・ギア

シロッコ「敵モビルスーツが出てきたか…!まだモビルスーツ隊は待機させておけ!」

ジェリド「シロッコ…まだ出さないのか」

シロッコ「対空砲火撃て!敵モビルスーツを近づけるな!」

アムロ「すごい密度だな…ネモ隊、当たるなよ!」

アポリー「あれが敵の旗艦か?」

ロベルト「リックディアス隊はあの艦を集中攻撃しろ!」

ビューンビューン

ロベルト「そうはいかんか!」

ガディ「シロッコはまだモビルスーツを出さないのか!?こちらのバーザムはほとんど出し切ったぞ!?」

シロッコ「よし!フォン・ブラウン市の制空権に入った!モビルスーツ隊発進!フォン・ブラウン市を制圧しろ!」

ジェリド「了解!フライルー行くぞ!」ドウッ

サラ「サラ・ザビアロフ、バーザム行きます!」ドウッ

シドレ「バーザム、出ます!」ドウッ

アムロ「何!?今更になってモビルスーツを出してきた!マラサイ隊!フォン・ブラウン市に入るモビルスーツ以外に構うな!」

ジェリド「サラ曹長、シドレ曹長、一気に市内に入るぞ!」

サラ「了解!」

シドレ「了解!」

マラサイ「」ビューンビューン

ジェリド「くっ…出てこなければいいものを…!」ビューンビューン

マラサイ「」ドカーン

ジェリド「二人とも、連携をしっかりとれ!二機いることを生かすんだ!」

ピキーン

ジェリド「はっ!…来たな、アムロ!」

アムロ「ジェリド!」

ジェリド「二人は市内へ!ここは俺が食い止める!」

サラ「…頼みます!」

シロッコ「ジェリドが敵…アムロ・レイに捕まったか!マウアー少尉、頼む!」

マウアー「はっ!マウアー・ファラオ、ガブスレイ出ます!」ドウッ

シロッコ「本艦はこのまま降下する!」

オペレーター「し、しかし…」

シロッコ「市内に入れば、奴らも手出しはできん!いいからやるんだ!」

ジェリド「アムロ…!なぜ俺たちが戦わなければならない!」

アムロ「それは俺だって戦いたくはないさ!しかし、戦争がそれを許さない!」ビューンビューン

ジェリド「くっ!…アムロ、俺は言ったはずだ!ティターンズとエゥーゴは同じ目的だと!」ビューンビューン

アムロ「ならば、なぜティターンズはスペースノイドを弾圧する!言っていることと違うじゃないか!」ビューンビューン

ジェリド「…!それは…!」

アムロ「それに、もしそうだとしても戦争は終わらない!ジェリド、俺たちが分かり合った程度で、戦争は終わらないんだ!」ドウッ

ジェリド「終わるのは、どちらかが滅んだ時だというのか、アムロ!」ドウッ

アムロ「ジェリド!」バチバチバチ

ジェリド「アムロ!」バチバチバチ

マウアー「ジェリド!」ビューンビューン

アムロ「もう一機…!邪魔だ!」ドウッ

マウアー「…はっ!」

ジェリド「待て!」バチバチバチ

ジェリド「そうはさせんぞ、アムロ!」

アムロ「くっ…!」バチバチバチ

ジェリド「マウアー!一緒にやるぞ!」

マウアー「ええ!ジェリド!」

コンマ下二桁
90以上アムロ中破撤退
70-89アムロ撤退
40-69戦闘膠着
10-39マウアー中破
00-09マウアー大破(死亡判定へ)ジェリド被弾
下3

続きは次スレでやります。明日立てます。

ジェリド「安価とコンマでこの手にすべてを掴む!」Part2で立てたいと思います。

最後にボーナス

1000が50以上でTR-6イベントがあったらコンマ10UP(イベント自体は終盤です。なくてもそのかわりのイベントにボーナスつけます)

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