【ガルパン】カチューシャ「ミホーシャって舐められすぎじゃない?」 (22)

カチューシャ「ミホーシャって舐められすぎじゃない?」

みほ「え?」

カチューシャ「隊長なのは勿論、廃校の危機を救った英雄なわけでしょ?その割には自由な部下ばかりよね?」

みほ「あ、あはは。皆さんとても優しいですし、仲良くしてくれてありがたく思ってますよ」

カチューシャ「はあ……。ミホーシャは甘いのね」

カチューシャ「噂では『転校しろ』とバカにされたって聞いたわよ?」

みほ「え、えーと……それはですね……」

カチューシャ「まっ、私に任せてくれればそんな謀反者は追放してあげるわ」ドヤッ

みほ「いえ、その……」

カチューシャ「よし決まり!それじゃ今度の週末に大洗に行かせてもらうわ!」ニッ

みほ「え、ええ……?」


※短め

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数日後


優季「あ~、救世主様だぁ~」

あゆみ「きゃー、救世主様ぁー!」

梓「救世主様、お荷物をお運びします」スッ

みほ「…………はい?」




カチューシャさんに押し切られ、大洗の"教育"をお願いした結果

私は救世主になっていた


みほ「……えっと、今日の練習ですが」

柚子「救世主様、どうぞイスをお使いください」

みほ「あ、ありがとうございます」

みほ「?」

みほ「え、えっと?イスはどこにあるんですか?」

柚子「こちらです」

杏←四つんばい

杏「どうぞ」

みほ「…………」ヒクヒク

みほ「こ、これはちょっと……」

柚子「お、お気に召しませんでしたか……?」ウルウル

杏「…………」ガックリ

みほ「え、ええと。……心づかいは嬉しいですけど」

みほ「これは……」

杏「い、嫌でないのでしたら、ぜひ!」

みほ「う、うん」スッ

杏「…………!」パァ

柚子「お時間とって申し訳ありませんでした。では、救世主様、お話をお聞かせ下さいませ」ニッコニコ

みほ「…………」

みほ「えっと、今日の練習は実戦形式でやろうと思います」

杏「…………」プルプル

みほ「それで、――大丈夫ですか?」チラッ

杏「はいっ……!」ニコッ

みほ「それで、チーム分けをしようと思うのですが、あえて戦力の調整はせず、グーパーで車輌数自体もランダムで

決定したいと思います」

みほ「場合によっては1vs7なんて振り切った試合になってしまいますが、それも良い練習になるでしょう」

みほ「車長のみなさんは、自身の戦車の特性をよく理解して、それに見合った戦況に誘導できるよう頑張ってみてください」

みほ「それから……」チラッ

杏「あ、あぅ……」プルプル

みほ「いえ…………それじゃあ、そろそろ始めましょう。各チームの車長は私のところに来てグーパーしてください」

「はい!」

みほ「おつかれさまでした会長」ボソッ

杏「あ、ありがとうございます救世主様」ニコッ


優花里「救世主殿!お弁当を買ってまいりました!」ハァハァ

みほ「う、うん。ありがとね」

『おろしチキンカツ弁当』

優花里「たしか救世主殿はファミマのこれが一番好きでしたよね?」

みほ「あ、うん。だけどファミマって、たしか一番近い所でも10kmは……」

優花里「頑張りました!」

みほ「そ、そっか。うん。ありがとう」

優花里「はいっ!」パァッ

………


沙織「救世主さま~!今日はお弁当作ってきたよっ!」

みほ「え?」モグモグ

沙織「コンビニ弁当……そんなの健康に悪いよ?」

みほ「でも、せっかく優花里さんが買って来てくれたし、私これ好きだから……」

沙織「だからって毎日食べることないでしょ!?」

華「沙織さん?」

沙織「あ、う……ごめんなさい。救世主さまの批判がしたいわけではなくって……」

みほ「うん。大丈夫だよ。もし、沙織さんさえ良ければ夕ご飯用にそのお弁当貰えないかな?」

沙織「よ、よろこんでっ!」パァッ

みほ「ありがとう」


ナカジマ「1日おつかれ、救世主様」

みほ「あ、お疲れ様です」

ナカジマ「んじゃ、最速でアパートまで送ってあげるねー」

みほ「うっ、いや、その」

ナカジマ「ん?」

みほ「(正直、ドリフトのあの腰が浮く感じ苦手なんだよね……)」

みほ「たまには歩いて帰りたいので」

ナカジマ「ああ、そっか。そういう時ってあるよねえ」

ナカジマ「じゃあ、行こっか」

みほ「え?」

ナカジマ「歩いて帰るんでしょ?」

みほ「はい。でもナカジマさんは方向違うんじゃ……?」

ナカジマ「あはは、大して違わないって。一度は送るって言った手前、格好つけさせてよ」

みほ「……ありがとうございます」


ねこにゃー「きゅ、救世主様……肩車いたします」

みほ「はい?」

ねこにゃー「こ、校舎を歩く際には、誰よりも高い位置に居るべきだとお聞きしていますので」

ねこにゃー「ボク、これでも力には自信があります。ぜったいに、危険な目にはあわせないので、ぜひ」

みほ「で、でも……」

ねこにゃー「お、お願いします」

みほ「は、はい」


みほonねこにゃー「うわわっ!?た、高い……」

ねこにゃー「救世主様、どこに向かいますか?」

みほ「あ、じゃあ教室に」

ねこにゃー「はい」ニコー


AM6:00 みほのアパート

麻子「救世主様、救世主様」ユスユス

みほ「あ、う…ん?」ネムネム

麻子「おはよう」

みほ「お、おはよ?」ウトウト

みほ「…………」

みほ「えっ!?」

麻子「ん?」

みほ「なんで麻子さんが!?」

麻子「なんでって、救世主様を起こしに来たんだが……」

麻子「朝起きる辛さは、誰より理解しているつもりだからな」

みほ「そ、そっか」

麻子「それと、いくら学園艦だからって、鍵を閉めないのは無用心だと思うぞ?」

みほ「あ、うん」

麻子「まあ、護衛役が居るから問題ないが」ボソッ

みほ「え?」

麻子「いいから、用意しないと遅れるぞ。ちなみに朝飯は沙織から受け取ってる。ほら」

みほ「あ、ありがとう」


典子「救世主様、こちら先ほどの授業のノートになります!」

みほ「う、うん?私もノートとってるから別に……」

典子「えっ……」

みほ「わ、わあ!マーカーとかで色づけされててすっごく見やすいなあ!」

みほ「う、嬉しいな!」

典子「はいっ!そういって貰えるとありがたいです!」

みほ「でも、典子さんも使うでしょ?だから……」

典子「いえ、ノートは毎授業2冊とっているので平気です!」

みほ「こ、この分量を2冊分!?」

典子「はい!根性で頑張りました!」

みほ「そ、そっか、ありがとう。使わせてもらうね」


華「救世主様?お花を生けたのですが受け取ってくださいますか?」

みほ「わあ、綺麗な白バラ!」

華「この花は救世主様にこそふさわしいと思いまして。ふふ、お気に召したのであれば良かったです」

みほ「うん、ありがとう!」

………


別の日

華「救世主様、今日はガーベラを」

………


また別の日

華「救世主様、ダリアです」

………


華「救世主様、今回は……」

沙織「あのさあ、華。流石に持って来すぎじゃない?」

みほ「あはは……」

華「そうでしょうか?」

沙織「だってもう教室も戦車の中も、救世主さまのアパートの中もお花畑状態じゃん!?」

華「で、ですが、救世主様にお送りしたいお花はまだまだ……」

沙織「気持ちは分かるけど……」

華「では、救世主様。とりあえず、これで最後にいたしますね」スッ

『キキョウ』

みほ「う、うん」

華「誠実さと従順さ、そして永遠の愛を救世主様に」

みほ「そ、そっか。ありがとね」

華「はい」ニッコリ




みほ「(みんなが私を救世主と言って敬ってくれる。それはきっと、とてもありがたいことなんだろうけど。私には

それがどうしても辛かった)」

みほ「(私が望んでいたのは友達と仲良く過ごす平和な日常だったのだから)」

みほ「(……流石にこの"救世主"生活を終わりにしたい)」

みほ「(それを伝えるために、皆を校庭に集めた)」



校庭

ガヤガヤ ギャーギャー


みほ「ん?なんだか騒がしい気が……」スタスタ



「救世主おんど、いくぞー!!!」
「おおっ!!!!!」

沙織「救世主っ!」
華「救世主っ!」
優花里「あそれっ、救世主!」
麻子「救世主!」

杏「救世主ったら、救世主っ!」
柚子「救世主ーーー!」

典子「救世主っ!」
妙子「救世主っ!」
忍「そーれっ!救世主!」
あけび「救世主~」パチパチ

カエサル「救世主!」
エルヴィン「救世主っ!」
左衛門佐「救世主は~救世主っ!」
おりょう「救世主ーーーっ!」

梓「救世主!」
あゆみ「救世主!」
紗希「救世主」
桂利奈「救世主!」
優季「そーれそれそれ、救世主~!」
あや「救世主!」

そど子「KYU・SEI・SHU!」
ごも代「救世主ー!」
パゾ美「救世主っ!」

ナカジマ「救!」
スズキ「世!」
ホシノ「主!」
ユチヤ「救世主!」

ねこにゃー「救世主っ!」
ももがー「救世主っ!」
ぴよたん「おおー!救世主!」

「救  世  主  バンザーイ! バンザーイ!」


みほ「」





みほ「っ!?」ガバッ

みほ「な、なんだ夢か……」

みほ「あ、あはは……変な夢見ちゃったなあ」

みほ「はあ、なんかやけに汗かいてノド渇いちゃった」

みほ「麦茶でも飲も……」



















沙織「おはよ、救世主さま。ご飯できてるよ?」

みほ「…………」


ちなみに桃ちゃんが居なくなっているという地味なオチでした。

当初の予定ではカチューシャ中心で、みぽりんに対する忠誠心を試させる(パシらせたり、あ…足を舐めさせたり?)SSの予定でしたが、ずいぶんと遠い所に来ました・・・。
それはそれで、別のタイミングで書きたい。

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