【艦これ】長月「陰毛で小遣い稼ぎ!?」 (32)

キャラ崩壊注意



談話室――



皐月「しっ! 声が大きい」

長月「あ、ああ、悪い……」

長月「どういうことだよ? そんなもの誰も欲しいわけないだろ」

水無月「いやいや、実は『女性の陰毛を持ち歩く』という験担ぎは本当に存在するんだ」

水無月「しかもそれが、何度も戦場から帰ってくる艦娘のものなら、霊験あらたかってものさ」

長月「本当なのか……」

長月「この場に卯月もいるから、絶対嘘だと思ってた」

卯月「む~! それはうーちゃんに失礼ぴょん!」プンスカ

長月「……ちなみに、いくらになるんだ?」

皐月「おっ! 長月も興味出ちゃった?」

長月「や、やるかどうかは置いといても……ちょっと気になるだろ……?」ドキドキ

水無月「今の相場は1本5000円だね」

長月「高っ!?」

卯月「え~? うーちゃんたちみたいな、強くて可愛い艦娘の毛なのに~?」

卯月「こんなに貴重なもの、むしろもっと高くても良いくらいだぴょん!」

長月「そ、そうなのか……?」

皐月「でも、ボクたちのお客さんは司令官だからね、ぼったくり価格にはしないよ」

水無月「あと『艦娘の陰毛の効果は一週間だけ』っていう暗黙の了解があるから、月に4回は買ってもらえるんだ」

長月「月20000円のお小遣い……」ゴクリ

卯月「どーお? 長月もやってみない?」

皐月「この間たくさん買い物してお小遣いが無いって言ってたよね?」

長月「ま、まあ、お金がないのは本当だけど……」

皐月「ちゃんと理解してくれてる司令官がお客さんだから、まず安心していいよ。無理な要求することないし、秘密も守ってくれるし」

卯月「それにお支払はニコニコ現金払い! すぐにお金をもらえるぴょん!」

長月「……!」ゴクリ

長月「ちょ……ちょっと、やってみよう……かな?」

皐月「よし! 艦娘は思ったら即行動!」

水無月「サッと売ってパッと稼いできなよ!」

長月「でも、本当は……もうちょっと、欲しいんだけど……」

水無月「え、そんなに厳しいの?」

長月「足りなかった分は文月に借りてて……すぐに返さないと……」

皐月「呆れた! ボクだったら怒ってるよ」

水無月「ふみふみは優しいからねえ」

卯月「それならオプションをつければ良いぴょん!」

長月「オプション?」

水無月「付加価値をつけることで、もらえる金額をアップさせるんだ」

長月「……ど、どんなオプションがあるんだ……?」

皐月「ボクはいつも兄妹設定(+1000円)オプションを注文されるかな」

皐月「兄を心配して自分の陰毛をプレゼントする設定で手渡ししてるね」

水無月「水無月は運が良くなるおまじない(+1000円)さ」

水無月「ちょっとした踊りと歌でプレゼントするんだけど、結構楽しいよ?」

卯月「うーちゃんはM字開脚(+5000円)と公開実演(総額*2倍)のセットだぴょん!」

卯月「しれーかんの前で足を開いて、目の前で抜いて(※中身を見せる必要は無い)手渡しするぴょん!」

長月「い、色んなオプションがあるんだな……」

皐月「大丈夫だって! 司令官はボクたちのこと、よく理解してくれてるから」

皐月「オプション付きだって言っても、本当に長月の嫌がることはしないよ」

水無月「そうそう! 司令官を信じて! ね?」

長月「そうかな……そうかも……」

卯月「ほ~らほら♪ しれーかんに、お小遣いもらいに行くぴょん!」

長月「わ……分かった! 私、陰毛を売ってくる!」

長月「待ってろー司令官ー!」ダダダッ

水無月「がんばれ~」ノ

皐月「負けんな~」ノ

卯月「お財布の許す限り高額で売りさばけ~」ノ

執務室――



長月「し、司令官!!」バンッ!!

提督「うおっ!?」ビクッ!

提督「……なんだ、長月か。何の用だ?」

長月「わ、わわ、わた、わ……わ……!」

提督「落ち着け、慌てなくても俺は逃げん」

長月「わ……わた……」

長月「私の陰毛を買ってくれッ!!」

提督「……」

長月「……」

提督「……」

長月「……」

提督「……」

長月「な……あ……あ……」プルプル

長月「アイツら私に嘘ついt「分かった」うえぇぇえぇ!?」ビクッ!!

提督「陰毛だろ? 皐月から聞いたのか? あるいは卯月か?」

長月「ほ……本当だったんだ……」

提督「幾度も戦地に赴き、帰ってくる艦娘の運にあやかりたくてね」

提督「もちろん長月たちのことは信じているけど、万一がある以上、すがれるものにはすがりたいんだ」

長月「そうか……司令官も戦っているんだな」

提督「ここでは誰もが戦っている……それだけさ」

提督「では、早速1本もらおうか」

提督「えっと……5000円札あったかな……?」ガサゴソ

長月「あ……あの、さ……!」

提督「んー?」

長月「お、オプションっ……つけていい、ぞ……?」カァァ///





提督「……」

提督「良いんだな?」

長月「えっ」

提督「オプションつけても良いんだな?」

長月「わ……私に出来ることだけだぞ!? それ以上はダメだからな!?」

提督「大丈夫、大丈夫。本当に嫌なことはしないよ」

長月「絶対だぞ!? 約束だからな!?」

提督「神に誓って」

提督「それで、オプションつけても良いんだな?」

長月「……い、良いぞっ!」

提督「分かった」

提督「……」

提督「陰毛はおよそ2000本、全部まとめて一括購入で」ドサッ

長月「えっ」

提督「今後の分もまとめて購入しておこう。陰毛の長さは、1日0.2mm伸びる陰毛が長さ約3.9cmに到達するには約195日……半年で良いか。つまり1年で2回購入できるから2倍支払おう、これで1年分だ」ドサドサッ

長月「えっえっ」

提督「女性の平均年齢は87.14歳……もう良いや、長月があと100年生きるとして、その分を先払いしておかないとな」ドサドサドサッ

長月「えっえっえっ」

提督「オプションは、次回分を確保できる『予約』(+1000円)と、陰毛抜きを自分で出来る『体験』(総額*3倍)を追加して……」ドサドサドサドサッ

長月「えっえっえっえっ」

提督「(5000円+1000円)×2000×2×100×3の72億円か……安いものだ」

長月「」









長月「」

提督「ありゃりゃ、金額を聞いたとたん気絶しちゃったか」

提督「でも……確かに売買は成立したよな?」

提督「だよね?」チラッ

提督「交渉成立ということは、今後100年分の長月の陰毛は全て俺のモノ、ということだ」

提督「では、さっそく陰毛を取りに、風呂場へ向かうか」ヒョイッ

提督「うっはww長月軽っwww背中に伝わる体温最高~www!」スタスタ



……
…………

談話室――



水無月「ながなが、今頃どうしてるかな?」

皐月「司令官の言いなりになって、恥ずかしい格好で陰毛を抜いてると思うよ」

卯月「でも、それだけでお小遣いをもらえるのなら、うーちゃんいくらでも頑張るぴょん!」

皐月「そうだね。司令官は絶対に嫌がることはしないもんね」

水無月「まあ、そろそろ終わる頃だろうし、帰ってきたら詳しk――」









ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!









卯月「!?」

皐月「!?」

水無月「!?」

水無月「え……今の、ながながじゃ……?」

卯月「お風呂場から聞こえてきたぴょん!」

皐月「ちょっと行ってみよう!」ダダダッ

水無月「あ、待って!」ダダダッ

卯月「急ぐぴょん!」ダダダッ

風呂場――



長月「あ……あぁぁ……!」ヘナヘナ





皐月「大丈夫!?」

水無月「何があったの!?」

卯月「え……なんで下半身丸出しなんだぴょん……?」

長月「うっ……うぅ……!」

長月「司令官が……司令官がぁ……!」









長月「永久除毛クリームで剃毛したんだッ!!」





「「な、なんだってェー!?」」

卯月「そ……それじゃ長月のお股は……!?」

皐月「つるっつるのぴっかぴかだ……!」グッ

水無月「そんな! この年でパイパンとして生きていくことになるなんて……!」

卯月「お、おかしいぴょん! それじゃ、わかめ酒は!? 陰毛泡踊りは!? 陰毛アートは!?」

皐月「卯月……永久除毛クリーム(明石特製大本営お墨付き)の凄さは、知ってるでしょ……?」

水無月「試作品を開発するたびに通りすがりの艦娘の股間に塗りたくり続けた結果、鎮守府から陰毛が絶滅した鎮守府のことを……!」グッ...!

皐月「長月の股はもう! どんな育毛剤を使っても! 二度と陰毛は生えてこないんだ……!!」

卯月「そんな……!」グスッ

皐月「それどころか、植毛ですら数分と経たずに風化するという……!」

卯月「な、なんて酷いことを……!」シクシク

提督「……お、起きたのか長月」スタスタ

長月「……あっ……あぁぁ……!!」

提督「ん? これ? これね、長月の陰毛」

提督「除毛クリーム塗れになった陰毛も、重曹水に浸して陰干しすれば、ちゃんと保管できるようになるんだよ」

提督「綺麗だろ……美しい緑色で……ふわふわで……」シゲシゲ

長月「か……返せっ……返せぇ! それは私の陰毛だぞっ!」ポカポカ

提督「ダメですーこれは俺のですー」

長月「私の陰毛を返せよぉ……!!」ポカポカ

提督「残念でしたー金の力で買ったんですー」

皐月「小学生か!」

長月「う……うぅ……」ガクッ

長月「私の股が……つるっつるに……」

長月「こんな体で……もう外に出ら゛れ゛ないじゃないかぁ……!」グスッ

長月「私の人生を壊゛して……ぐす……何が楽しい゛んだよぉ゛ぉ……!」ポロポロ

長月「司令゛官……私のこと……嫌い、な゛のか……?」グスグス










提督「馬鹿野郎ッッッッ!!!!!!!!」









長月「!?」ビクッ

皐月「!?」ビクッ

卯月「!?」ビクッ

水無月「!?」ビクッ

提督「嫌いなやつの陰毛を独り占めにしようとする馬鹿野郎がこの世にいると思うのかッ!?」

提督「俺は長月のことがッ!! この世界で一番大好きだッ!! 愛してるッ!! いや愛してるすら生ぬるいッ!!」

提督「今この一瞬の陰毛を根こそぎ買い漁りッ!! 他の誰にも奪われないよう除毛するほどッ!! お前を独占したくて気が狂いそうだッ!!」

長月「でも……こんな体(パイパン)じゃ……愛される資格なんて……」

提督「剃り残しのジョリジョリすら許さないつるつるパイパンマイスイートハート長月こそこの世の至高に決まってるだろうがァッッッッ!!!!!!!!」

長月「司令官……!」トゥンク...♥





皐月「えぇー……」

卯月「2人とも、気が違っておられるぴょん……」

水無月「言い方、言い方」

長月「司令官は……私が、好き……なのか……///」ドキドキ

提督「お前の頭の端から爪の先まで、全てを独占したくて仕方ないな」キリッ

長月「じゃ……じゃあ、さ! い、一緒に、す、すす、住まないか!?」

提督「ええっ!?!?!?!?」

提督「この世界に舞い降りたマイオンリーゴッデス長月と生活を共にしても赦されるのか……!?」

長月「いっそ家を建てよう! こ、こんなにお金もあることだし!」つ72億

提督「こ……こんな大金……どこで手に入れたんだ!?」

卯月「お前の金だよ」

水無月「言い方、言い方」

提督「人間が一生のうちに稼げるお金は2億、つまり36人もの人間が稼ぐお金を、長月がやすやすと稼いだなんて……!」

卯月「お前の金だろーが」

皐月「なんてこった! 卯月が毒舌になっちゃった!」

水無月「この人でなし!」

提督「長月……君さえ良ければ、これを俺たちの生活資金にしないか?」

提督「大きな家を建て、美味しいものを食べ、好きなだけ体を重ね合わせ……」

提督「そして子供をたくさん作って、全4艦隊合計24名を俺の苗字で統一する、愛の結晶艦隊を作るんだ……」

長月「そ、そんなの……幸せすぎるッ……♥」ドキドキ///

提督「出来るさ!! 俺と長月の愛さえあればッ!!」

長月「司令官……司令官♥!!」ギュー

提督「長月ぃ~!!」ギュー




チュッチュ

<シレイカンー

ハグハグ

<ナガツキー

サワサワ









水無月「……」

皐月「……」

卯月「……」

水無月「……結局、長月は司令官にパイパンにされることを本気で嫌がっていなかった……」

水無月「ということかな?」

皐月「ま、そうだね」

卯月「うーん……うーちゃん、将来は素敵な旦那さんと添い遂げたいとは思うけど……」

卯月「アレは勘弁ぴょん」

水無月「それは、まあ……人それぞれだから」

皐月「やれやれ……ちょっと入れ知恵したら、大変なことになっちゃったな……」ポリポリ

少女が陰毛を取り除く――

それは、愛する者を受け入れる時なのかもしれない

そう……まるでパイパンのように――

(※うまいこと言えてない)



おわり

以上です、ありがとうございました

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年07月10日 (火) 10:43:53   ID: BOY59ghq

睦月型は生えてないよ

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