【ミリマス】春日未来は鯉させたい (14)
未来「おまつり!」
P「ほ? 姫は外出中だが?」
未来「そのまつりさんではなくてお祭りですっ」
P「ちな苺ましまろなら千佳ちゃん派だ」
未来「だから茉莉ちゃんでもありませんて、事務所に来る前にお祭りやっているの見たんです!屋台を回りましょう」
P「ったく、そういって俺におごらせるのが目的だろ。なんだかんだ回ればお金使うからな」
未来「でへへ、バレちゃいました? でもプロデューサーさんとお祭り回るのも楽しいと思うんです」
P「調子のいいこと言いおって。まぁ、せっかくだから連れて行ってあげるよ」
未来「やったー!プロデューサーさん大好き!」
P(すぐこんなこと言うから困るんだよなあ、俺を異性と感じているのか、いないのか)
P「プロデューサーとアイドルが私用で2人っきりで外出なんてリスク高いからちょっとだけな」
未来「そんなこと言い出すとだいだいのssが成り立ちませんよ」
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道中
未来「あっおっきな鳥!」
P「鳥さんかっこいいなあ」
お祭り
P「よしっ着いたぞ。大人になって祭りに来るの久しぶりかも」
未来「プロデューサーさんは学生のとき誰かと屋台を回ったことあるんですか?」
P「さぁ忘れちまった」
未来「もうっいじわるです」
P(どこかで遠い昔のデートした女の子と未来を重ねた、なんて言えるわけないか)
P「さぁ何を買うんだ? せめて1000円以内にしてくれよ」
未来「そうだな〜。まずはわたあめでしょ、それでたこ焼き、焼きそば……リンゴ飴もいいなあ」
P「絶対1000円じゃ足りねえじゃねえか! しかも食べ物ばっかだし」
未来「屋台の食べ物ってすっごくおいしく感じません?」
P「気持ちは分かる。だが未来ちゃはまだまだ色気より食い気だな」
未来「むっだったら大人っぽいやつやりますよ!」
P「大人っぽいやつ?」
未来「そうです、あれです」
P「あれは……型ぬき?」
未来「はいっやってきます!」
P「あれ未来には向いてないと思うけど」
数分後
\プロデューサーさーん! 割れちゃいましたー!/
P「ほら、言わんこっちゃない」
未来「気を取り直して次は……あっ忘れてました。こんな季節だからこそかき氷食べましょう!」
P「そうだな」
未来「あっかき氷屋さんあった!でも、さっき通り過ぎたところの方が100円安かったかも」
P「少々かまんよ。人混みのなかウロウロするのもやだし」
未来「分かりました! すみませーん!」
俺「へいらっしゃい!」
未来「かき氷くださいな♪」
俺「おっ嬢ちゃんかわいいね」
未来「でへへ、そうですか」
P「俺の自慢の娘なんですよ」
未来「プロデューサーさんの娘になった覚えはありません」
俺「はっは! お2人さんお熱いねえ、そっちの兄さんはイマイチだか、お嬢ちゃんは可愛いから、サービスしたる!」
未来「わっほんとですかぁ!?」
P「おい、なんか余計な一言なかったか」
俺「特別にかき氷のシロップかけ放題や!」
未来「ありがとうございます。お言葉に甘えていっぱいかけちゃお〜」ドバドバドバイ
P「おい、そんなにかけたら……まぁいいや、とりあえずお代ね」
俺「ありがとうございましたー」
P(口は悪いがさわやかで気持ちの良い店員さんだなあ)
未来「ねえ、プロデューサーさん」
P「どうした?」
未来「あますぎて食べられません〜」
P「ほら、言わんこっちゃない」
未来「次はあれです!」
P「金魚すくいか」
未来「はいっいつもは少ししかとれないけど今日はがんばりますっ」
P「とれたとして、荷物になるだろ。最後になさい」
未来「えー子ども扱いしないでくださいよお」
P「うーん。分かった、やりたいときにやるのが1番かもな。俺も幸い金魚すくいは得意だしやってみようか」
未来「ほらっプロデューサーさん、いきましょ」
P「お金は渡すから最初は未来だけで行っておいで」
未来「えっなんでですか?」
P「金魚をすくう、虫めがねみたいなやつをポイ、というんだけどな、6号とか7号だとか号数があって紙の厚さが違う。ときどきいるのが女や子どもにはやぶれにくいポイを渡して、いい年した男にはやぶれやすいポイを渡してる店だ。もちろん全部の屋台がそうとは言わないが店員の動きはチェックしとけ」
未来「へぇくわしいですね」
P「まぁやってたことがあったり、なかったり。金魚に集中するせいで店員からじゃ胸チラ、パンチラ割と見えるからな。未来は注意しろ」
未来「言葉が直接すぎますって」
P「あと話変わるけど、前作ネタで申し訳ないんだが、ホームセンターに行くss書いた翌日からやたら枕木が売れてびっくりした。普段なかなか動かないのに」
未来「よかったですね」
P「あれ積み込むの大変だから売れてほしくないんだか」
P「まぁいいや。ポイはもらえたな」
未来「さっそく捕まえます」
P「おっとポイが逆だぞ」
未来「へ? 表と裏があるんですか」
P「おう、紙が貼られてるのが上だ」
未来「へー」
P「そしてまず、紙の部分を全部濡らせ。そうしないと、乾いてる部分と濡れている部分の境目で破けてしまう。ポイを動かすときは水と水平に、これは水の抵抗を減らすためだ。いざ金魚をすくったときは、尻尾の部分に注意だ
。やぶられるからな。そして水からポイを出すときはななめに……」
未来「やったー! とれちゃいました」
P「いや俺の話聞いてないのかよ!」
未来「なんか長々と説明聞いてるより、やった方早いかなって、でへへ〜」
P(まぁ理屈じゃなくて、即実行で結果出しちゃう未来はアイドルに向いてるのかもな)
P「まぁいいけどさ、てかそれ鯉じゃねえか」
未来「え? 金魚すくいに鯉がいるんです」
P「金魚すくいとか言いつつも鯉の稚魚混ぜてる店けっこうあるんだよ、稚魚でもヒゲがあるし、鱗のつき方が違うから見分けはつかなくもない」
未来「えーどうしよ」
P「まぁ基本的な育て方は変わらないだが、大きさがな」
未来「なら大きくなったらお家の池に放します」
P「場所があるならまぁいいか」
未来「はい!」
P「……」
未来「どうしたんです、プロデューサーさん?」
P(うれしそうな未来に気がとられていた、なんて言えない)
P「まぁ金魚というか鯉とれたお祝いにいろいろ買ってやるよ」
未来「わぁ! ありがとうございます」
765プロ
P・未来「ただいまー」
律子「おかえ……どうしたんですか、未来はお面までつけて」
P「そこでお祭りやってたから、買ってきた。ほいお土産」
律子「ああ、ありがとうございます」
P「それでお祭りで使ったお金は経費で……
律子「落ちません♪」
おわり
鯉混じってたとは知らんかったな
乙です
>>1
春日未来(14) Vo/Pr
http://i.imgur.com/KZDzM7G.jpg
http://i.imgur.com/mYK4J9g.jpg
>>8
秋月律子(19) Vi/Fa
http://i.imgur.com/LQPCE3X.jpg
http://i.imgur.com/EJelzvy.jpg
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