千川ちひろ「大変です! プロデューサーさんが赤ちゃんになってしまいました!」 (38)

卯月「えぇっ!?」

凛「は?」

未央「赤ちゃん……に? それって、どういうこと?」

ちひろ「それは……見てもらった方が、早いと思います。付いて来てください」


――

未央「で、とりあえず付いていっているところなわけですが」

卯月「赤ちゃんに、って……プロデューサーさん、いったいどうしてしまったんでしょうか」

凛「そもそも本当に赤ちゃんになったの? と言うか、なっていたとして、見てわかるものなの?」

未央「プロデューサーの面影がある……みたいな? で、親戚の子だったオチ」

卯月「でも、ちひろさん、とっても深刻そうでしたよ?」

未央「あー……確かに。ちひろさんがそういう勘違いをするとはあんまり思えないもんね」

凛「……なんか、嫌な予感がする」

卯月「嫌な予感、ですか?」

凛「うん。……私、帰ってもいい?」

未央「いやいや! 私たちのプロデューサーが大変なことになっているかもしれないんだよ? しぶりんは、心配じゃないの?」

凛「心配じゃないってことはないけど……未央も、私と同じようなこと思ってるでしょ?」

未央「それはそうだけど……やっぱり、面白そうですし?」

凛「心配はどこにいったの」

未央「心配はしてますよ? ただ、赤ちゃんになった、って言われてもね……」

卯月「ちひろさんは『見てもらった方がはやい』って言ってましたけど」

凛「それ、本当にどういうことなんだろうね」

未央「……あ」

卯月「? 未央ちゃん、どうしたんですか?」

未央「えーと……しまむー、しぶりん。私、ちょーっと、急用を思い出したんですけど……帰っていいかな?」

凛「ダメ」

卯月「ダメです!」

未央「うぐ……いや、でもですね? 私の予想が当たっているとすると、かなり見たくないものを見せられるような……」

凛「見たくないもの? それって――」

ちひろ「――着きました。……このドアの先に、プロデューサーさんはいます」

卯月「……凛ちゃん、未央ちゃん。ここまで来たんです。もう、覚悟を決めましょう」

凛「ここまでって言っても事務所の中だけど……そうだね。未央も、いい?」

未央「……うん。予想が外れているかもしれないし、本当に大変なことになってるかもしれないもんね。ちゃんと、見ようか」

ちひろ「皆さん、心の準備はいいですか?」

卯月「……はい!」

凛「うん」

未央「まあ、一応」

ちひろ「きっと、今のプロデューサーさんを見たら驚いてしまうと思います。でも、あまり大きな声は出さないでくださいね。……それでは、開けます」

ガチャ

卯月「っ……! こ、これは……!」

未央「あー……」

凛「……プロデューサー、何してるの? スーツ着たまま、おしゃぶりなんかして。事務所はそういう場所じゃないんだけど」

P「……ばぶー」

凛「は?」

P「ば、ばぶ……」ウルウル

ちひろ「凛ちゃん! 今のプロデューサーさんは、赤ちゃんなんです。これは、ふざけているわけじゃないんですよ? 多忙の毎日から心を病んでしまったのか、こんな状態に……」シクシク

卯月「そ、そんな……」

P「ばぶばぶ」コクコク

未央「これホントに病んでる? 普通にうなずいてるけど」

ちひろ「そこで! 皆さんには、赤ちゃんになったプロデューサーさんを癒やしてほしいと思います! 赤ちゃんに接するように、プロデューサーさんのことを癒やしてあげてください! そうすれば、きっとプロデューサーさんも、もとのプロデューサーさんに戻ってくれるはずです!」

凛「そんなに言うならちひろさんがしたら?」

ちひろ「……私では、力不足だったんです。でも、皆さんならきっとできるはずです! やってくれますか?」

凛「嫌」

未央「あんまりそういうことは……ね」

ちひろ「……卯月ちゃん! プロデューサーさんの心を救えるのは、あなたたちだけなんです! だから、どうかお願いします!」

卯月「私たち、だけ……はい! わかりました、ちひろさん! 島村卯月……いいえ、私たち、頑張ります!」

凛「ちょっと」

未央「ちひろさん……しまむーから攻略するとは、やりおる……」

ちひろ「ありがとうございます♪ それでは、私は仕事があるので失礼しますね。色々と用意しておいたので、必要があれば使ってください。皆さん、しっかりプロデューサーさんのママになってくださいね!」

卯月「はい! 島村卯月、ママになります!」

凛「ならないで」

未央「というか、ちひろさん。さっきの深刻な感じはどこに……」

ちひろ「それでは、失礼します♪」

ガチャ

未央「……逃げられた」

凛「というか、ママになるって……どうしたらいいの?」

未央「おっぱいあげるとか?」

卯月「お、おっぱい、ですか。プロデューサーさんは――」

P「おっぱい! おっぱい!」キャッキャ

凛「……」

未央「……」

卯月「……お、おっぱい、ほしいみたいですね。で、でも、でも……うぅ、さすがにそれは、恥ずかしいです」

凛「卯月。ブラウスに手をかけなくていいから。おっぱいなんかあげなくていいから」

未央「というか、プロデューサーも……本当に赤ちゃんになってるかどうかは置いといて、普段ならこういうことしないよね」

凛「ちひろさんもプロデューサーもふざけている調子だけど、おかしくなっちゃってるのは本当……か」

未央「だね。それで、ちひろさんの言葉を信じるなら……」

凛「……プロデューサーのママにならなきゃいけない、ってことか」

未央「うん。……これ、『うん』って言うのめちゃくちゃ嫌なんだけど」

凛「ホントにね。『うん』じゃないよ『うん』じゃ。ママにならなきゃいけないって何なの」

未央「だよねー。しまむーもそう――」



卯月「はーい♡ プロデューサーさん、よしよし♡ 大丈夫ですよー♡ 卯月ママがついてますからねー♡」ヨシヨシ

P「ばぶー! まーま! まーま! うぢゅきまーま!」キャッキャ

凛「……卯月?」

卯月「え? ……あ」カアァ

凛「なに……してるの?」

卯月「え、えっと、これはですね、ただ、ちょっと、プロデューサーさんのママになっていただけで」アワアワ

未央「はーい、しまむーストーップ。落ち着いて落ち着いて。ひっひっふー、ひっひっふー」

卯月「ひ、ひっひっふー。ひっひっふー」

凛「それなんか違わない?」

卯月「……落ち着きました。ありがとうございます、未央ちゃん」

凛「落ち着くんだ」

未央「でも、今のしまむーみたいな感じでするとして……誰かに見られてると、めちゃくちゃ恥ずかしいね」

凛「そりゃあ、ね。あんなことしないといけないなら、誰かに見られながら、っていうのは、ちょっと」

卯月「……あんなこと」

凛「あっ……ごめん、卯月」

卯月「うぅ……」

未央「ということで、ひとりずつ、順番にママにならない? ひとりがママになっている間、他のふたりは部屋の外で待機ってことで」

凛「『順番にママになる』って意味わからないね」

未央「それは言ってる私もわかってるから触れちゃダメ」

卯月「で、でも、それでいいと思います。凛ちゃんも、そう思いませんか?」

凛「……まあ、それしかないかな」

未央「それじゃあ、早速順番に……と思ったけど、順番、どうやって決める? さっきしまむーやってたし、いきなりしまむー、いく?」

卯月「え、えっと……まだ、ちょっと、恥ずかしさが残ってるので……凛ちゃん、どうですか?」

凛「わ、私?」

未央「どっちにしろやるなら、最初にやったほうがいいかもよ?」

凛「それは、そうかもしれないけど……」

卯月「凛ちゃん!」

未央「しぶりん!」

凛「……わ、わかった。それじゃ、まずは私がやるよ」

未央「ん! それじゃ、私たちは外に出てるから、頑張ってね」

卯月「頑張ってください、凛ちゃん!」

凛「……あんまり、頑張りたくはないんだけど」






~渋谷凛の場合~





でも、ママになるって……何をすればいいんだろう。

……プロデューサー、何をしてほしい?

ばぶー? いや、全然わからないから。

そう言えば、ちひろさんが色々と用意してるって言ってたけど……これは、ガラガラ?

んっ、プロデューサー? ……これ? これがいいの?

それじゃあ、はい。しっかり持って、楽しんで。

……え? 違うの? プロデューサーが持つんじゃなくて……私?

えっと……ガラガラー。

ん、楽しい? そっか。……ふふっ。

ほーら、ガラガラー。ガラガラー。

この音がいいの? 確かに、落ち着く感じの音かも……私も、赤ちゃんの頃は聞いてたからかな?

まだまだしてほしい? ……それじゃあ、ガラガラー。ガラガラー。

でも、これだけじゃ、たぶんダメ……だよね。

……よしよし。

あっ……もう。プロデューサー、にやけ過ぎ。ちょっと、気持ち悪いよ?

あ、嘘だよ、嘘。ごめん。ごめんって。だから泣かないで、プロデューサー。

うん。……うん。プロデューサーは気持ち悪くないよ。かわい……男の子だから、かっこいいのほうがいいかな? ……そっか。そうだよね。

プロデューサーは、かっこいいよ。だから、ね? 機嫌なおして? 私を……ママ、を、許して?

……許してくれる? ふふっ、ありがとう、プロデューサー。いい子、いい子。

プロデューサーは、撫でられるの、好き? ……好きなんだ。じゃあ、もっと撫でてあげるね。

いい子、いい子。ガラガラー、ガラガラー。

……膝枕とか、したほうが、いい、かな?

プロデューサーは、して、ほしい? ……そっか。それじゃあ、仕方ない、よね。

よいしょ、っと……これで、いい? あっ……もう。ダメだよ。そこはめくっちゃだーめ。

ふふっ。もう、えっちな赤ちゃんなんだから。

ほーら、じっとして。いい子にして、ね? いい子にしないと、めっ、ってしちゃうよ。

……うん。それでいいの。いい子、いい子。

ガラガラー、ガラガラー。よしよし。いい子、いい子。えらいね、かっこいいね。

そんなえらい赤ちゃんには、ご褒美をあげないとね。


……お歌? お歌を、歌ってほしいの? 

アイドルの歌を聞きたいなんて、贅沢な赤ちゃんだね。……ふふっ、いいよ。それじゃあ、歌ってあげる。

おーねがい、しーんでれ……うん? どうしたの?

……ああ、ガラガラを鳴らして……頭も、撫でながら?

わかった。それじゃあ……おーねがい、しーんでれらー♪ ゆめはゆめでおーわれーない……♪

ふふっ、もう。そんなにすりすり動かれると、くすぐったいって。

でも……いいよ。ママに、もっと甘えても。

よしよし……よちよち。

いつも頑張ってて、えらいよ。……えらいでちゅよー。

ママは知ってるよ。いつもいつも頑張ってるって。いつも見てるよ。だから、今日くらい甘えても大丈夫だよ。

よしよし。えらいえらい。ガラガラー、ガラガラー♪ 

ほら、もっと甘えて? ママー、ママー、って、言ってもいいんだよ。

大丈夫。誰も見てないよ。ここにはママしかいないから。

ほら、ほら。

ママー、ママー、って。ママ、だいちゅきー、って。

ほら。

……うん。うん。……ふふっ。

ちゃんと言えてえらいね。ママも好き。大好きだよ。よしよし。いい子いい子。

ご褒美に、ぎゅー、ってしてあげるね。

ほら、ぎゅー……。

よしよし、えらいえらい。いつも頑張っててえらいよ。すごいよ。大好きだよ。

……もしまた甘えたくなったときは、いつでも言ってね。

そのときは、また、ママがいっぱい甘やかしてあげるから。

約束……ね。



――

ガチャ

凛「とりあえず、終わったよ」

卯月「凛ちゃん! お疲れ様です! どうでしたか?」

凛「……まあ、悪くない、かな」

未央「悪くないんだ……」

凛「うるさい。それで、次はどっちなの」

卯月「未央ちゃんです!」

凛「……そうなんだ」

未央「そうですとも! ふっふっふ。しぶりんは厳しいママだっただろうから、そのぶん、未央ちゃんママがプロデューサーのことを甘やかしてあげないとねー」

凛「……」

卯月「……凛ちゃん? どうかしましたか?」

凛「ん、なんでもないよ、卯月。それより、未央。行くならさっさと行けば?」

未央「はーい。それでは、行ってまいります」






~本田未央の場合~





はいはーい、プロデューサーくんは、まだ起きてるかなー?

あ、起きてる。元気―? ……うむうむ、元気なことはいいことですよー。

……元気なら、これもうやめてよくない?

なんてね。うそうそ。うーそ。だから、そんな顔しないで? ねっ?

しぶりんママには厳しくされなかったー? んー?

……ふるふる首を振ってるってことは、優しかった? 甘々だった?

……甘々ってほどじゃないけど、優しかったんだ?

よかったね、プロデューサー。……よかったでちゅね~、とかのほうがいいかな。でも、それはさすがにバカにされている感じが……あ、しない? ばぶー? そっかー。

それで、ぼくちゃんは何がしてほしいのかな? 

……おっぱい? 

もー……えっちな男の子は、女の子に嫌われちゃうぞ?

……まだ、だーめ♡

あはっ。

坊やはちゃーんと我慢できるかな? できる? えらいでちゅね~。よちよち♡

……なんか、これ、ちょっと楽しいかも。

ん? ……あ、聞こえちゃった?

うん、そう。そーなの。ママも、ちょっと楽しんじゃってるみたい。なんちゃって。

……ママが楽しんでいると、ぼくちゃんもうれしい? 

ふふっ、おませさんだね。赤ちゃんなのにそんなかっこいいこと言っちゃってー。このこのー。

……あ、でも、赤ちゃんだし、かっこいいよりはかわいいのほうがいいかな?

どっちでもいい? 

……どっちも、言ってほしい?

もー、このよくばりさんめ。そんなによくばりさんだと、食べちゃうぞー。がおー。

なーんて。

ん? もしかして……食べられたかった?

ママに食べられたいだなんて……ぼくちゃんは変態さんなのかな?

えー? べつに、どういう意味かー、なんて言ってないけどなー? 

この……お・ま・せ・さ・ん♡

ふふっ♡

……そう言えば、ちひろさんが何か用意してくれてる、って言ってたっけ。

ぼくちゃんのご希望は? ……ばぶー、でございますか。ふむふむ、なるほどなるほど。全然わからん。

それじゃ、とりあえず……お、絵本。プロデューサー、これは……お眼鏡にかなったようですねー。

絵本の読み聞かせ……子どもの頃、弟にやってあげたことがあったような、なかったような……。

ん? 早く読んでほしい? 

ふふ、せっかちな赤ちゃんだね。いいよ、じゃあ、始めるね? 

むかしむかし、あるところに……――


――……めでたしめでたし。

……寝ちゃった?

あ、起きてた。最後まで寝ないで聞けるなんて、えらいでちゅね~。よちよち♡ いいこいいこ♡

んー? ……ほちい? ごほうびがほちいの? なにがほちいの?

……おっぱい?

まったく、ほんとにえっちな赤ちゃんでちゅねぇ。

もー……ちょっとだけだよ♡

さすがに脱いじゃうと、怒られちゃうかもしれないから……服の上からでも、いい?

いいの? ありがと♡

ぼくちゃんはやさしいでちゅねー♡ えらいえらい♡ よちよち♡

それじゃあ、おてて、お借りしますねー。

……んっ。

どう……かな? えへへ、さすがに、ちょっと、恥ずかしいかも。

でも……赤ちゃん、なんだもんね。ママが赤ちゃんにおっぱいをあげるのに、恥ずかしいなんて、思っちゃだめ……だよね。

やっ……もう。おませさん。どこでそんな触り方を覚えたんでちゅかー? ママ、怒っちゃうぞー?

……えへへっ。うそだよ、うーそ。

怒らないよ。安心して? 

だって、ぼくちゃんはママの赤ちゃんなんだから。……ママに遠慮なんて、いりませんよー。

……ぎゅー、って、してあげよっか。

おっぱいを顔に押し付けて、苦しいかもしれないけど……したい? そっか♡

じゃーあ……いくよ? 

ぎゅー……………ぅっ♡

はい、おーわーり。大丈夫だった? 息苦しかったりしなかった?

……もう。ぼくちゃん、すっごくだらしない顔してるぞー? おませさんなんだからー。

えへへ……♡

……これからも、してほしかったらいつでもしてあげるからね。

約束だよ?

……よろしい! えらいえらいぼくちゃんには、もう一回ごほうびあげるね♡

ぎゅー………………チュッ♡

……なんて。

えへへっ。



――

ガチャ

未央「終わったよー」

卯月「お疲れ様です、未央ちゃん! どうでしたか?」

未央「ん? まあ……確かに、悪くはなかった、かも」

凛「……ふーん」

未央「ちょ、しぶりん。なんだいその顔は。しぶりんだって、もうしたんだからわかるでしょ?」

凛「それは……まあ、わかるけど」

卯月「なにがわかるんですか?」

未央「なにがわかるのかな? しぶりん」

凛「言いたくない。卯月も、してみたらきっとわかるよ」

卯月「なるほどー!」

未央「なるほどなんだ……」

卯月「それでは、島村卯月、行ってきます! ママになります!」

凛「うん、いってらっしゃい」






~島村卯月の場合~





プロデューサーさんっ♡

はい、卯月ママですよっ。少しの間、ママと離れてましたけど……さびしく、なかったですか?

凛ちゃんと未央ちゃんは、ちゃーんと、ママになってくれましたか?

……そうですか。それはよかったです♡

でも……ちょっとだけ、さびしいですね。プロデューサーさんは、私以外のママでも、満足できちゃうんですね……。

……ふふっ♡ 冗談です♡

だから、そんな困った顔、しないでください♡

凛ちゃんも未央ちゃんも、もちろん私も、プロデューサーさんのママなんですから♡

もっともっと、甘えてくださいね♡

それで、早速なんですけど……ずっと、気になっていたことがあって。

……どうして、プロデューサーさんは、赤ちゃんなのにスーツなんて着てるんですか?

仕事がつらいんだから、スーツなんて、ほんとうはぬぎぬぎしたいんじゃないですか?

……いいですよ♡ 

脱いじゃいましょう♡

ほーら、ママが、ぬぎぬぎするの、手伝ってあげまちゅからねー♡ 赤ちゃんプロデューサーさんは、卯月ママにぜーんぶ任せてくれたらいいでちゅからねー♡

……。

……はい♡ 上手にぬぎぬぎできました! えらいでちゅね~♡ もう、ほんとの赤ちゃんみたいでちゅね~♡

オトナ赤ちゃん、ですね♡

でも、もうおむつを履いていたなんて……ちょっと、残念です。

ほんとうは、私がおむつも履かせてあげたかったんですけど……なんですか? ママのこと、なぐさめてくれるんですか?

えへへ、やさしい赤ちゃんですね♡ かわいいかわいい、赤ちゃんプロデューサーさん♡

おむつを履かせてあげられなかったのは残念でしたけど……おむつ、似合ってますよ♡ かわいいですよ~♡ ママ、赤ちゃんプロデューサーさんのこと、もーっとちゅきちゅきになっちゃいまちゅ♡


それじゃあ、次は……その格好のまま、ハイハイしちゃいましょう♡

ハイハイ、できますか? ……できる? すごいでちゅね~♡

ママのかけ声に合わせて、ハイハイしましょうね♡

がんばれっ♡ がんばれっ♡

はいっ♡ あんよは上手♡ あんよは上手♡

わ~♡ すごい♡ すごいです♡ 赤ちゃんプロデューサーさん、ちゃんとハイハイできてまちゅよ~♡

もっと、そのかわいいおしりを振ってハイハイすること……できますか? 

オトナ赤ちゃんの証であるそのおむつを、ママに見せつけるようにして、ふりふり揺らしてハイハイ、してくれまちゅか?

……わ~♡ かわいい♡ かわいいですよ♡ 赤ちゃんプロデューサーさん♡

そんなにおむつとハイハイが似合うなんて……プロデューサーさんは、もう立派なオトナ赤ちゃんでちゅね♡

えらいえらい♡ よちよち♡ 

こんなに赤ちゃんプロデューサーさんが頑張ってくれたんですから……ママ、ご褒美あげないといけませんね♡

……ん、しょっと。

ほーら、卯月ママのおっぱいでちゅよ~♡

あっ……もう♡ 赤ちゃんプロデューサーさんは、おっぱいがだいちゅきでちゅね~♡

でも、赤ちゃんなんだから……当然ですよね♡

赤ちゃんプロデューサーさん♡ ぎゅーっ♡ ぎゅーっ♡ ぎゅー………………ぅっ♡

おっぱい、気持ちいいですか? 安心……しますか?

……ふふっ。それなら、よかったです♡

このまま、ゆっくりなでなでしてあげますねー。

よちよち♡ えらいえらい♡

このまま寝ちゃっても、いいんでちゅよ~♡

ママのおっぱいを枕にして寝ちゃっても、いいんですよ……♡

ママにぜーんぶ任せて、すやすやしちゃっても、いいんですよ♡

だってママは、赤ちゃんプロデューサーさんのこと、大好きですから♡

おしゃぶりをして、おむつを履いて、ばぶばぶしてる……そんな赤ちゃんプロデューサーさんが、大好きです♡

……うれちい? ふふっ、ママもうれちいです。

それじゃあ……ママが今から言うことを、繰り返し、言ってみてください。

ぼくちゃんは、卯月ママのことがだいちゅきです。卯月ママに甘えたい。卯月ママのおっぱいほし~……って、言ってみてください。

……。

……ふふっ♡ よくできまちた♡

ママも、赤ちゃんプロデューサーさんのことがだいちゅきですよ~♡

……いつでも、私はプロデューサーさんの味方ですから。

それだけは、覚えておいてくださいね。

……おやすみなさい。かわいいかわいい、私の赤ちゃんプロデューサーさん♡






「……赤ちゃんプレイ、か」

「なんか、すごかったね」

「……プロデューサーさん、すっかり元気になっちゃいましたね」

「そうだね。……もう、赤ちゃんになることはないのかな」

「気持ちはわからなくもないけど……ああなるってことは、プロデューサーが弱っちゃってる、ってことだしね」

「そう……ですよね」

「……でも」

「?」

「……私たちがもっと活躍して、もっと忙しくなって……そうしたら、プロデューサーはよろこぶよね」

「そりゃあ、まあ……あ」

「……ちひろさん、多忙の毎日から、こんな状態に……って、言ってましたよね」

「でも、アイドルなんだから、忙しくなるのは、いいこと……だよね」

「それで、プロデューサーがまたあの状態になったら……それは、つらいけど、仕方ないことだね」

「……そうしたら、また、癒やしてあげなきゃいけませんね」

「うん。だって、私たちが忙しくしたから、だもんね」

「また、ママになってあげないと……だね」

終わりです。
このSSはもともとはもっとコメディな感じで速報VIPに投げる予定だったのですが、思ったよりもいかがわしい感じになってしまったのでRに投げることになりました。
Rに投げるなら、もっとそういった描写を増やすべきだったかもしれませんね。個人的にはそういった描写がないほうがむしろ良いかなとも思うのですが、それは好みによるでしょう。

ニュージェネの三人の中でもっとも赤ちゃんプレイが似合うのは卯月かなと思っていたのですが、書いてみると三人ともそれぞれの良さがありますね。ガッツリ性的描写を含むなら……やっぱり卯月でしょうか。悩ましいです。
卯月に授乳されたいですよね。授乳手コキしてほしいです。「白いおちっこ、ママのおてての中にしーしーしちゃいましょうね~♡」って言われたいです。おむつも履いてない状態から始めたかったです。「わ~♡ ぞうさんが元気元気になっちゃってますね~♡ こんなに元気だと、ちゃんとおむつにないないできるかどうかわかりませんね~♡」って言われながらおむつ履き替えてほしいです。「白いおちっこも黄色いおちっこも、遠慮せずに、びゅ~♡ びゅ~♡ って、しちゃってもいいですからね~♡」って言われたいですよね。メイド卯月と赤ちゃんプレイしたいですよね。したい。M的にはおむつ履かない状態でハイハイしたいです。あんよは上手してもらいたいです。ぞうさんぱおんぱおんしながらハイハイしてるのかわいいって言われたいですよね。でも赤ちゃんプレイ的にはおむつを履いていない状態でハイハイするのはちょっといどうかなと思うところもあるので難しいですよね。でもしたいです。はい。

赤ちゃんプレイについてはまだまだ不勉強なのですが、個人的には満足のいくものが書けたと思います。今度はちゃんと最初からRに投げるつもりで書きたいです。ありがとうございました。

あ、もし誰の赤ちゃんになりたいかなどあればお教えいただけるとうれしいです。
書けるアイドルがそれほど多くないので書けるかどうかはわかりませんが……今回のような形式でもよろしいのであれば、書きたいと思います。
よろしくお願いします。

>>3-4

凛「……プロデューサー、何してるの? スーツ着たまま、おしゃぶりなんかして。事務所はそういう場所じゃないんだけど」

P「……ばぶ?」

凛「は?」

P「ば、ばぶ……あう……」

ちひろ「凛ちゃん! 今のプロデューサーさんは赤ちゃんなんです! ふざけているわけじゃないんです!」

卯月「そ、そんな……」

P「あー、うー。うー……あーーーーーーーーーー!」

未央「……ギャン泣き……救急車呼んだ方がよくないこれ?」

未央「私たちじゃ手に終えないよ……こんなの……」

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