梨子「私の"堕天使"な恋人」 (14)

どうも。私は桜内梨子です。

私は今、恋人である善子ちゃんのお家に来ています。

善子ちゃんったら私とのデートの約束忘れちゃったのかしら?もぅ……。

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ピンポーン


善子母「あら、梨子ちゃんじゃない。もしかして善子を迎えに来てくれたの?」

梨子「まぁ、そんなところですね」

善子母「あらそうなの……でも善子ったら今日熱出してるのよ…私もこれから仕事だし……」

梨子「なら私が善子ちゃん看病しましょうか?」

善子母「そう言ってくれるなら……善子をお願いね」

梨子「はい、任せてください!」


そう言うと善子ちゃんのお母さんは仕事に向かった。

私は善子の部屋に行った。

コンコン


梨子「善子ちゃん、はいるね」


部屋に入ると善子ちゃんは苦しそうにベッドで寝ていた。顔はとても赤い。


梨子「善子ちゃん大丈夫ー?」

善子「う〜ん?リリー?な……なんで?お母さんはぁ〜?」

梨子「さっき仕事に行ったよ」

善子「こ、こんな時に仕事優先なんて……なんて母親……ゴホッゴホッ」

梨子「ほらほら、しっかり寝ないと良くならないよ!私が看病してあげるから」


そう言うと善子ちゃんは苦しそうに、それでも嬉しそうに微笑んだ。

善子「ありがとうリリー……。さすが我がリトルデーモン……いや、リトルプリンセスリリーね」

梨子「リトルデーモンじゃないんだ……でもプリンセスでもないよ///」

梨子「じゃあ、私はお粥かなにか作ってくるわね。ちゃんと寝てるのよ?」

善子「へーい」


そう言って私は部屋を出た。


梨子「……食材買いに行かなくちゃ」

* * *



行ったかしら……、全く、リリーが来るなんて聞いてないわ!

あとでお母さんに言っとかないと……。

でも、相変わらずリリーはリリーね。こんな私の看病してくれるんだから。


善子「私って……勝ち組堕天使ね」(小声

それからしばらくして……


コンコン


梨子「善子ちゃん。お粥出来たけど、食べる?」

善子「ヨハネよ、食べるー」

梨子「じゃあはいるね」


ガチャ


梨子「善子ちゃん、お加減いかがですか?」

善子「まだ全然ダメー、てかヨハネ」


そう言うとリリーは私に近づいてきて、おでこを私のおでこにくっつけた。

ピトッ


善子「!?!?」

梨子「う〜ん……熱はまぁ下がってきたみたいね。でもまだ熱はあるから、もう少し休んだ方がいいわね」


あぁ……また熱がぁ……おのれリリー。

私の心を……よくもぉ。


梨子「あれ?善子ちゃん熱上がってる?」

善子「誰のせいよ!ゴホッゴホッ」

梨子「あ〜はいはい分かったから。ほら、お粥食べるんでしょ?はい、あーん」

善子「あーん……味しないわね、お粥」

梨子「お粥ってそういうものだもの。仕方ないわ」

善子「そうね」

梨子「じゃあ善子ちゃんは」

善子「ヨハネ」

梨子「はいはい、ちゃんと寝とくこと!いいわね?」

善子「へーい」

* * *



それから数日後……


善子「ヨハネ……堕天!!」ガラッ

花丸「善子ちゃん、もう風邪は治ったズラか。よかったズラ」

ルビィ「うゆ!ほんとに心配したんだからね?」

善子「大丈夫よ!リリーが私のことしっかり看病してくれたんだから」

花丸「それなら安心ズラね」

ルビィ「今日から練習、頑張ルビィ!!」

善子「あったりまえでしょ、リトルデーモン4号!」

* * *



果南「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト……」

果南「はい、今日の練習はここまで!みんなお疲れ様!」

善子「き、今日はいつにも増してキツかった気がするわね……」

梨子「風邪明けだからよ。まだ体力戻ってないんだから、あんまり無理しちゃダメよ」

善子「でもこんなに頑張ったんだから、誰かご褒美くれないかしらね」


なんて、小学生みたいなことを言ってみる。するとリリーは


梨子「なら、私がご褒美あげるね」


と言ってその場に正座した。一体何なのだろうと思っていると、リリーは顔を赤くして


梨子「ほら善子ちゃん、おいで///」


と、自分の膝を叩いた。え?まさかこれってリア充がやる"膝枕"ってやつ!?こんな私がそんなことをされる日が来るなんて……///

善子「じ、じゃあ……お邪魔します///」


とリリーの太ももに頭を乗せた。リリーの太ももはとても柔らかくて、まさしく天使の枕だ。語彙力がなくなるくらい、とても気持ちがいい。

あ!今そこでリリーの太もも想像したやつ!!そんなことしたらこの堕天使ヨハネが黙ってないんだからね!この太ももは私のものだ!


梨子「どう?気持ちいい?元気出た?///」

善子「めっちゃ気持ちいい最高」

梨子「ならよかったぁ……でも、なんかくすぐったいね///」

善子「そんなんだ……それならぁ……」


ぷにっ


梨子「ひゃん!?善子ちゃんどこ触ってんのよ///」

善子「こんなに柔らかそうで気持ちいいこの太ももが悪いのよ///」

梨子「だからってそんな所触らないでよぉ///」

梨子「も、もうやめてぇ///」

善子「やめなーい///」

梨子「いやぁぁぁぁぁ///」

* * *



善子「……」(´._.`)シュン

梨子「……」(`ヘ´) プンプン

梨子「なにか言うことは?」( ^ω^)ニコッ

善子「ほんと調子乗ってすいませんでした許してくださいなんでもしますから」(〃・д・) -д-))ペコリン

梨子「ん?今なんでもするって言ったわよね?」

善子「え……ええ(なんだろう……すごく嫌な予感がする)」

梨子「じゃあ善子ちゃん、今夜は私の家に泊まりなさい。それで私の言うことを聞いてくれれば許してあげます」

善子「い……一体何を……?」

梨子「ふふふ///それは来てからのお楽しみ♪」

梨子「(さぁ……せいぜい頑張ってね、善子ちゃん♪)」


このあと家でめちゃくちゃ○○○した。

○は皆様のご想像にお任せします。



終わり

ここまで読んで頂いてありがとうございました!


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