千歌「千歌のせいでAqoursがヤバい」 (31)



昼に初めて書いたSSを上げた者です。
よければそちらもご覧ください。
↓↓
梨子「にじんだキャンパス」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1463377254

あれから勢いだけでもう一本書きました。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1463415990



千歌 「じゃあ、今日は家の手伝いがあるからー!ばいばい曜ちゃん、梨子ちゃん!!」タッタッタッタ


曜「うん!ばいばい!」


梨子「また明日ね!」


果南「二人とも」ヌッ


梨子「ひっ」


曜「か、果南さん!?どうしたんですかいきなり?」


果南「ちょっと…いいかな?」


曜梨子「へ?」




オマタセシマシターアイスティーデース


果南「実は千歌のことなんだけど…」ゴト


梨子「千歌ちゃん?」


果南「最近、千歌に変わったことない?」


曜「へ?」


梨子「いや…いつも通りだと思いますけど…」


曜「朝から夕方まで元気全開で」


梨子「授業中を除いてね」ボソ


果南「うんうん」


曜「気が付いたらみかんの皮剥いてて」


梨子「曜ちゃんもたまにもらってるもんね」ボソ


果南「うんうん」


曜「会話の中にダジャレを盛り込んで…」


果南「それ!!」


曜梨子「!?」



梨子「それっ…て?」


果南「ダジャレだよ!千歌のダジャレ!!」


曜「ち、千歌ちゃんのダジャレに何かあったんですか?」


果南「千歌って小さい時に、例えばほら、空の雲と虫のクモみたいに同音異義語にすごい興味持っちゃって、それ見つけるたびに私の袖引っ張ってこれとこれ同じ言い方なんだよー!って教えにきてくれたんだよね」


梨子(かわいい)


曜「その名残が今のダジャレ癖ってことですか?」


果南「うん、そうなんだけど…ほら、今までのダジャレって何て言うかその…すごいレベルが低かったでしょ?遅刻を千歌くー!って言ったり、かえるがかえるー!なんてここ十何年で耳にタコができるほど聞いたよ…」


梨子「たしかに…」


果南「でもここ最近、千歌のダジャレのレベルが急上昇している気がするんだ。この前だって…」



果南「ほら、千歌。早く次の問題解いて。」


千歌「うぅ…全然分かんない……」


果南「あ、授業中居眠りしているんでしょ?いい?これ踏み絵って言って江戸幕府が禁止していたにもかかわらずキリスト教を信仰するキリシタンをあぶり出すために使われて…」


千歌「!!!」


果南「ち、千歌…?どうしたの?」


千歌「つまり、踏み絵をやることでキリシタンかどうかはっきりしたんだね!!」


果南「!?」


千歌「そして、キリシタンじゃない人はふんだんに踏んだんだね!!」


果南「!?!?」



千歌「えっと今の二つのダジャレはね、キリシタンとふんだんで…」




果南「その後の解説なんて全く頭に入ってこなかったよ……あれほど分かりやすくクオリティの高いダジャレの2連発。しかも踏み絵初心者のあの千歌がだよ?こんなこと今までなかったのに…千歌……」フルフル


梨子「は…はあ…」


梨子(果南さんってこんなキャラだっけ?)



曜「ヨーソロー!!!」



梨子「曜ちゃん!?」


曜「そ、そう言えば私にも心当たりがあるよ…この前三人でご飯を食べた時…」



千歌「ご馳走様でしたー!!さーてみかん♪みかん♪」


梨子「千歌ちゃん、デザートに持ち歩くなんて本当にみかん好きなんだね。そう言えば曜ちゃんもみかん好きだったよね?」


曜「う、うん。まあでも流石に千歌ちゃん程じゃないよ……あ、そう言えばこの間TVでやってたんだけど、みかんにしょうゆをかけるとウニの味がするみたいよ」


千歌「え!それホント?」


曜「た、多分…」


千歌「みかん本来の味を損わせるのは邪道…しかし、みかんに秘められた潜在能力を知るためには通らなければいけない道!曜ちゃん!しょうゆ取って!!」


曜「そんな大げさな…えっとしょうゆは…」


梨子「はい」スッ


曜「あっ…」


千歌「梨子ちゃんありがとう!!ふっふっふ…曜ちゃん少し遅いそーっすね。」


曜「!?!?!?」



千歌「あ、今のはね。遅いそーっすがソイソースの…」



曜「あの後の解説なんて全く耳に入ってこなかったよ…何せ今まで体験したこともないような荒波が私の心を揺さぶったからね……」


梨子「曜ちゃん…」


曜「遅イソース、しょうゆ…一見普通のダジャレだけどこれは千歌ちゃんにとって新しい航路を開拓するような革命的なダジャレ!!そう!!」



曜&果南「英語」ハモッ



曜「勉強が苦手な千歌ちゃんが英語と日本語を混ぜたダジャレを使うなんて信じられなかった…まさかソイソースという単語を知っているなんてね…その時、私の千歌ちゃんのダジャレに対するつまらないという偏見は座礁し、やがて海深くへと沈んでいったね…」


果南「くっ…私は十数年生きてきたのに英語を交えたダジャレを知らない…それは海底深くに眠る財宝を見つけたようなものだよ!」


梨子(帰りたいなぁ…)



曜「悪いですね果南さん。歴史的瞬間に立ち会ってしまって…私と梨子ちゃんには同じクラスという特権がありますから。いつでも千歌ちゃんのダジャレの進化を見届けることができるんですよ!」ガシッ



梨子「え?私?」


曜「梨子ちゃん。これからは毎日がヨーソローだよ!千歌ちゃんのダジャレ革命をすべて受け止めようぞ!!」


梨子「そ、そんな…」


果南「私も幼馴染として、千歌の成長を見届けないわけにはいかないよ」フンス


梨子「果南さんまで…はぁ……」



千歌「梨子ちゃん!曜ちゃん!おはよう!!」


曜&梨子「おはよう千歌ちゃん!」


梨子「今日はちゃんと学校間に合ったね」


千歌「うん!ほらほら、早起きは三文の得って言うでしょ?だから早起きしたらね、体が軽くていつもの坂をびゅーん!って登ってこれてすっごい気持ちよかったんだよ!!…まあ、早起きしたのに何も得しなかったら許さんもん!って感じだけど。あ、今のはね三文と許さんもんを…」



曜「!?!?!?!?」


梨子「曜ちゃん!?」



曜「こ・と・わ・ざ……踏み絵の日本史、しょうゆの英語…そして三文の国語!!!すごい!!七つの海を渡るように一つ一つの教科を制覇していってる。ただの革命じゃないよ…コロンブスがなんだ、マゼランがなんだ!!今千歌ちゃんは私たち人類の知らない大海原にいるんだ!!!!」


千歌「わぁ曜ちゃんテンション高いねー!」


梨子「あはは…ちょっと色々あってね…」




曜「いや、違う。もしかしたら私の解釈はミスリード…起きる=wake 坂を登る=上行く…はっ!しまった!!ことわざに気を逸らせておいてこんな隠し玉が…」



先生「渡辺〜授業始まってるぞ〜」


曜「あ、すす…すみません…」


千歌「ふふふっ今日の曜ちゃん面白い」ヒソヒソ


梨子「面白くないよ!昨日の帰りからずっとこんなんだよ…」ヒソヒソ



曜(えっと一時間目は…!!数学だ。数学……数学?……数学!!数学と言ったらアレだ…アレしかない…)フルフル




先生「じゃあここ高海ー。分かるかー?」



曜(来るぞ…来るぞ…来るぞおおお!!)




千歌「はい!解り『ます』!!」



曜「ヨ〜ソロ〜〜〜〜!!!」ドンガラガッシャーン!!!


梨子「曜ちゃーーーーん!!!!!」



キーンコーンカーンコーン



梨子「はぁ……」



ルビィ「り…梨子さん大丈夫ですか?」



花丸「部室に来てからずっとため息ついてるずら」



梨子「う、うん…ちょっと疲れてるだけだから…」



花丸「確かに、千歌さんと曜さん元気だからおしとやかな梨子さんはテンションについていけないのも分かるずら」



ルビィ「練習が始まるまでゆっくりしてください」



梨子「ありがとう花丸ちゃん。ルビィちゃん…」




千歌「あっはっはっは!それでね〜?」



曜&果南「うん」



梨子(来た)



千歌「さっき門の近くを通った時、社会の先生が近くに住んでる人と揉めててね?」



曜&果南「うんうん」



千歌「あなた今学校の敷地に入ってタバコ吸っていたでしょ?禁止ですよ!って注意してたの。」



曜&果南「うんうんうん」



千歌「で、その人も最初は否定してたんだけど最後には折れて、そ、そうおっしゃるなら吸ったでいいですよ!!って開き直ってどこか行っちゃったの。怖かったな〜」





曜&果南「………」




曜&果南「そうなんだ」



曜「……まあ、さすがに常にダジャレ言ってるわけでもないよね」



果南「まあ、流石にね」



梨子「ほんとにもう…ね?二人とも。こんな風にずーっとダジャレがどうのこうのって…」





花丸「ちょっと待つずらー!!!!!」




梨子&曜&果南「!?!?!?」



梨子「は、花丸ちゃん!?」



ルビィ「甘いですね曜さん、果南さん」



梨子「ルビィちゃんまで…」



花丸「ふっふっふ…残念ながら今の千歌さんの話はマルのときめき分類フィルターに引っかかってしまったずら」



ルビィ「今の千歌さんの話の鍵は社会の先生、それから住民の言葉…」



花丸「そうおっしゃるなら、吸ったでいい」



ルビィ「そうおっしゃる…吸ったでいい…そう!つまり!!」




花丸&ルビィ「ソーシャルスタディー!」





曜&果南「!?!?!?!?!?」





ルビィ「社会とその英訳であるソーシャルスタディーをかけていたのです!!」



曜「そ…そんな…」



果南「ばかな…」



花丸「甘いですね二人とも。マルたちより千歌さんの身近にいながらそんなことも発見できないなんて」



ルビィ「曜さん、果南さん…残念ですが、二人に千歌さんのダジャレを追い求める資格はない!!!!」





曜&果南「ぐわあああああああああ」ビクビクビクビク




花丸「ふふっ。マルのフィルターに死角なしずら」



千歌「ほえ〜みんな今日はテンション高いねー」



梨子「…」



梨子(どうしよう…曜ちゃんや果南さんだけでなく花丸ちゃん、ルビィちゃんまで…当の本人は他人事だし…このままじゃ私以外みんなダジャレに染まってAqours崩壊の危機…誰か……あと来てないのは……)





鞠莉「ハァイ!!…ってあら?曜も果南も寝そべって何?ビーチで日向ぼっこのつもり?もうっ!夏まで待てないなんて気が早すぎよ!!」



善子「違うわ。己の肉体を悪魔に差し出すことでその奥底に眠る圧倒的な堕天の力を引き出すための通称、ブラック・プリズム・ヨハネの儀式をしているんだわ」




曜&果南「」ビクンビクン



梨子(よりにもよってこの二人か)ズーン



千歌「あ!善子ちゃんに鞠莉ちゃん!…ってあれ?鞠莉ちゃんからいい香りがする…」スンスン



善子「私は善子じゃなくてヨハn…」




鞠莉「Oh〜!!!ファンタスティック千歌っち!!昨日沼津の街でラベンダーの香水を買ってきたの!!ラベンダーって言ってもたくさん種類があったけどこのラベンダーの香りが私のハートを撃ち抜いたの!!どうせならあのお花の香りいっぱいのお店に住みたかったんだけどね!!☆」



千歌「おおおお!!ラベンダーだけでも色々選べんだー!…うん!そんな香りのする所に住めるなら幸せだよねー…あ!今のはね、ラベンダーと選べんだー&香りのスメルと住…」




曜&果南「!?!?!?!?!?!?」ビクビクビクビクビク



鞠莉「…?…ホワッツ??」



ルビィ「あ…ああ……」




花丸「ず…ずらああああああああああ!!!出た!!!静岡名物ダジャレの二連撃!!!!初撃は一番茶のように風味豊かに大胆に、追撃は二番茶のように渋く味わい深い隠れた名品!!!利休のわび茶を遥かに凌ぐこの駄洒茶!大変美味しゅうございました!!!選ばれたのは綾鷹でしたー!!!!」バタッ



ルビィ「!?…マルちゃん!マルちゃんしっかり!!マルちゃん……そんな……」


ルビィ「よくも……よくもルビィの大切なマルちゃんを……許せない!!」


ガシッ


ルビィ「ま、マルちゃん!?」


花丸「あ…安心するずら…こんなかすり傷…茶の道は険しく危険も多い……でも、ルビィちゃんと一緒ならどんな茶柱も超えていける!」


ルビィ「マルちゃん…」ポロポロ


花丸「行こう!ルビィちゃん!!どこまでも続くこの茶道を!」


ルビィ「うん!!」


鞠莉「グレイト!!二人のアドベンチャードキドキするわ!!!」



ワイワイガヤガヤズラズラ



梨子「鞠莉さんは染まってはないけど完全にあっち側の人だし…一体どうしたら……」





善子「い、いったいなんなのこれ!!」



梨子「よっちゃん!?」



善子「り、リリー説明しなさいよ!リトルデーモンの私には分かるわ!これはAqours崩壊へのカウントダウンよ…」



梨子「よっちゃん…」ジワ





善子「だ…ダジャレブーム?」



梨子「うん、みんなずっとあんなんで千歌ちゃんのダジャレに過剰に反応しちゃって手がつけられないの…ストッパーのはずの果南さんも、一応染まってない鞠莉さんもあっち側の人間だし…どうしたら……」チラッ




千歌「あれー?おかしいなー…おニューのタオル持ってきたはずなのになー」



鞠莉「ホワッツ?千歌っち、あわてんぼうさんだから家に置いてきたんじゃない?」



千歌「違うよー!さっきまであったんだってば!!おかしいな〜新しいのがあったらしいのになー…あ!今のはね、新しいとあったらし…」





曜果南花丸ルビィ「!?!?!?!?!?!?」





曜「これぞ!これぞ!!七つの海を渡る航海士の鏡!!羅針盤に狂いはない!!!」



果南「ああおじいちゃん…私は今この水面下にどんなサンゴ礁よりも、どんなグレートバリアリーフよりも美しいものを見ているんだよ…ダイバーショップに生まれてよかった…一生の宝物だよ」ポロポロ



花丸「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時…」



ルビィ「ルビィ忘れていたよ…お母さん言ってたよね。どんなにダメな自分でも努力して努力して…自分を磨けば必ず光る。だからルビィって名付けたんだよって。お母さんありがとう。ルビィ、マルちゃんと一緒に頑張る!どんな辛いことがあっても負けない!!」




善子「…この人たち何の話をしているの?



梨子「分からない…分からない分からない!!もう何も知りたくない…」



善子「諦めちゃダメよリリー!」



梨子「よっちゃん…?」



善子「私たちにはまだあのお方がいるでしょう?この絶壁にそびえ立つダークネスベルサイユの頂点に君臨し悪魔を統治するあのお方が……」



梨子「そ、それって…生徒会長の……」






ダイヤ「なんですか騒々しい!!!!廊下まで響いてましたわよ?」



梨子「ダイヤさん……!!!」



善子「来たわね!私たちの希望!!未来への希望!!!」




ダイヤ「はぁ?一体何の騒ぎですの?」



千歌「あ!ダイヤちゃん!!」



ダイヤ「千歌さん。上級生に向かってその呼び方は…」




千歌「聞いて!お姉ちゃんたちひどいんだよ!この間ダイヤちゃんが教えてくれたアクセサリーお姉ちゃんたちと作ったんだけど、色の薄いパステルカラーのやつだけ滲んじゃって、最初は千歌が使おうと思ってたのにお姉ちゃんがやっぱ捨てるからー!って捨てちゃったの。しかも働いてるお姉ちゃんのために千歌頑張ってまかない作ったのに千歌の作るまかないの品は旨かないしな?って!もうあったまきちゃったよ!!」





ダイヤ「……」





善子「頼む……」





梨子「お願い…ダイヤさん…!」




千歌「あ、今のはね、パステルカラーとやっぱ捨てるからー、まかないの品と旨かn…」







ダイヤ「んほおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」



梨子「」


善子「」





ダイヤ「なんですのなんですのなんですの!?硬さの原点にして頂点である私のハートをこんなにも簡単に打ち砕くそのダジャレ!!!!嗚呼、これが都落ちなのですね。分かりますわ。常に下々を見下ろしていたその土台が崩れ倒れ行く体。しかし決して悲しいことはない。私は初めて空を仰ぎましたわ。そこにはこんなに美しい青空と千歌さんの笑顔があったのですから。この景色を見せてくれて本当にありがとうございます!!!!もう私は迷いませんわ!!!!規律に縛られていた私のダイヤが乱れております!!お急ぎの方申し訳ございませぇぇん!!!!」ビクビク





梨子「…終わったんだね。何もかも。」



善子「リリー。安心して。これからは私と共に小悪魔に堕ちましょう。」



梨子「そうだね。その方がいい気がしてきたよ。よっちゃん。」



千歌「千歌ね!ご飯食べた後おふとんでゴロゴロしても太んないんだよ!!…今のはねー…」




曜「あ・え・て!!!!あえて吹っ飛ばない布団!!!!」



果南「普通は布団といったら吹っ飛んだが鉄板…」



花丸「…得阿耨多羅三藐三菩提故知般若」



ルビィ「そこをあえて!!!!あえて!!!!太んないとかける!!!!」



ダイヤ「マイノリティ…マイノリティワールドですわ!!!!36連ツイン釘パンチですわ!!!!!」



鞠莉「ワ〜オ!!ダイヤ ライクス トリコ?」



千歌「ダイヤちゃんトリコ好きなんだー!千歌も好きだよ!もう虜だよね!!この間近くのお店でアニメの限定グッズ売るっていうから朝から行ったのに人多すぎてトリコのブース壊れちゃったんだよ?なんていうか…物販がぶっぱーん!!みたいな?あ、今のは虜とぶっぱ…」



曜「出た!!!!なんだメジャーなネタかと思わせといての二段構え!!!!!!」



果南「しかも勢いだけ!!!!なんの捻りもない勢いだけ!!!!でもそれがいい!!それが趣!!!それが平成28年!!!!」



花丸「掲諦掲諦波羅掲諦波羅僧掲諦菩提薩婆訶般若心経…」



ルビィ「ある意味今までのクオリティを覆す勢い!!!!勢いにやられたなんてレベルじゃない!!!!ルビィの輝きも超えてぶっぱーん!!!!」



ダイヤ「おーっほっほっほっほ!!!!貧民と化した私の無様な姿を笑いなさい!!!!……いえ、誰も私を見ていないですわ!!!!皆、そんな私より美しく、心の底から笑えるあなたを見ているのですよ千歌さん!!!!」




千歌「……」



曜「遥か昔、人々がまだ二足歩行になったばかりの時代」




梨子「何か語り出したよ…」フルフル


善子「リリー…」フルフル




果南「彼らは狩りをして獲物を捕りその日の飯を確保するという同じ目的のために集まり集団を形成した。」



花丸「桃李言わざれども下自ずから蹊を成すかな、その中で最も人徳のあり人々の信頼を寄せる人が自然とその集団の長となり皆を仕切る。これぞリーダーの起源。」



ルビィ「それから遠い遠い子孫であるルビィたちの時代までにも多くのリーダーとそれが統治する集団の形がありました。しかし中には上に立つ者に虐げられ、辛い人々もいたことでしょう。結果、機能しなくなった組織もあったでしょう。」



ダイヤ「でも悠久の時を経て今ここに存在する我らのリーダーは違いますわ!!!!その輝きは本物!!!!下にいる私たちの未来を照らす灯台なのです!!!!」




曜果花ルポ「ばんざーい!!!!ばんざーい!!!!ばんざーい!!!!ばんざーい!!!!ばんz…」








千歌「うわああああああああああん!!!!!!!」




8人「!?!?!?!?!?!?!?!?」



鞠莉「ど、どうしたの千歌っち…?なんでクライしてるの??」




千歌「うぅ…グズッ…だって……だってぇ……みんなが……みんなが私のダジャレの解説最後まで聞いてくれないんだもん!!!!!」ボロボロ




善子「は、はぁ?」


梨子「千歌ちゃん……」




千歌「千歌…みんなを笑顔にしたくて……楽しませたくて……でも分からないと困るから……伝わらないと悲しいから…ダジャレの説明も一生懸命しようとしてたのに…みんなが遮って邪魔してくるから…」ボロボロ



曜「ち、千歌ちゃん…ごめんね?ついムキになっちゃうほど千歌ちゃんのダジャレがすごかったから…」



千歌「曜ちゃん……」



果南「…私たち熱くなりすぎてたよ。ごめんね千歌」



千歌「果南ちゃん……」



花丸「千歌さんごめんなさい。でも、千歌さんのダジャレ、マルは大好きずら!!」



ルビィ「はい!千歌さんのダジャレ聞いてるとワクワクします!!」



ダイヤ「千歌さん。申し訳なかったですわ。次からは頭から尻尾まで、余すことなくダジャレを堪能させていただきますわ。」



千歌「みんな……ありがとう……」





善子「なによ…いい話じゃない…!」グス


梨子「そ、そうかな?」



梨子(まあ、でもAqoursが元どおりになってよかったな♪)



千歌「おはよー!梨子ちゃん!!曜ちゃん!!」



梨子&曜「おはよー!千歌ちゃん!!」



果南「ほらほら千歌、廊下を走るとまたダイヤに怒られるよ?」



梨子「果南さん!」



千歌「えー!じゃあさ、みんなで廊下を走ろうか!!」





梨曜果「」




千歌「あ、今のはね、廊下と走ろうか!をかけたんだよ?」





曜「…ぷっ」




梨曜果「あはははははははっ!!!」



果南「またいつもの千歌に戻っちゃったね!」



梨子「ほんとにもう……」フフ




曜「あ、果南さん。ちょっといいですか?」



果南「あ、うん。二人ともまた後でね」タッタッタ



梨子「???」





梨子「おトイレおトイレ……」



梨子「ん?」




曜&果南「んほおおおおおおおお!!!」





梨子「嗚呼…助けて、ラブライブ!」



おしまい

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!

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