アンジー「神さまー、不法入国者がいるよー」
エネル『そうだな……ここは試練でオシオキをしないといけないな』
アンジー「……神さまがオシオキしろって言ってるよー」
アンジー「だからお前達はー、不法入国者のオシオキをお願いねー」
神官「「「「はっ!!!」」」」ドン!!
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茶柱「夢野さああああああん!! どこですか夢野さああああああああああん!!!」
入間「うるせーぞ茶羽ゴキブリ!!!」
最原(百田くん、春川さん、星くん、夢野さんが謎の生物に攫われた……)
最原(やっぱり……お金を払わないで入国したからか?)
葉隠『ここ通りたかったら2億置いていくべ!!』
最原「……!! 見て二人とも!!!」
茶柱「……!! トンネルが……四つあります!!」
入間「な、なんか書いてある……」
最原「猫の試練……糸の試練……塩の試練……虫の試練……」
最原「もしかしたら……どれかを乗り越えないと……百田くん達には会えないのか?」
入間「猫にしようぜ!! 一番楽そうだしな!!」
茶柱「試練に楽とかあるんですか!!?」
最原「でもトンネルはすぐそこ……迷ってる時間はない」
最原「猫にしよう」
茶柱「わ、分かりました……」
最原「……」
最原(嫌な予感がする……)
数分後
茶柱「トンネルを抜けましたね……」
入間「テメーら!! ちゃんとオレ様を守れよ!!」
最原「試練はまだか……?」
最原「……!!」
最原「ま、周りに巨大な鍵盤が!!」
入間「はぁ!!? これが試練かよ!!?」
茶柱「猫要素が全くありませんね……」
赤松「よく来たね!!!」
最原「!!! 君は……?」
赤松「私は神官の一人……赤松楓!!」
赤松「ここは生存率0%……猫の試練!!」ドン!!!
赤松「ここでは巨大な鍵盤を使って『猫踏んじゃった』を弾いてもらうよ!!」
最原「!! そうか……だから猫の試練……」
入間「なんだよ!! ブッ楽勝じゃねえか!!」
入間「ほらお前ら!!! さっさと弾いちまえ!!」
茶柱「す、すみません……転子は音楽に疎くて……」
最原「ごめん、僕も……」
入間「はぁ!!? なんだよお前ら!! 使えねーな!!」
赤松「ほら、そうやって話してると……」
ゴゴゴゴ……
最原「!!! ロープ!!?」
茶柱「最原さん危ない!!!」
ガシッ
茶柱「うっ!!?」
最原「茶柱さん!!!?」
茶柱(不覚です……転子が……男死を庇うなんて……)
最原「茶柱さんが……ロープで首を吊られてしまった!!」
赤松「早くしないと君達もああなっちゃうよー?」
入間「ダ、ダサい原ぁ!!」
最原「クッ……」
最原(早く弾かないと……茶柱さんの命が危ない!!)
一方
百田「終一ー!! 入間ー!! 茶柱ー!!」
春川「……近くにはいないみたいだね」
夢野「ウチらはこれからどうなるんじゃ……」
百田「ここで止まっていてもしょうがねぇ!! オレは終一達を探しに行くぜ!!」
星「探すったって……周りは海だぜ? どうやって行くんだ?」
百田「見ろ!! あそこにツタがあるだろ!!? あれで向こう岸まで行くんだ!!」
春川「……確かにあれならいけるかも」
百田「おし!! オレは行くぜ!!」
百田「……コホン!!」
百田「ア~アア~」ゴオオ
春川「……何やってるの」
星「あんた一人だけじゃ心配だ。 俺も行くぜ」
春川「百田が行くなら……私も」
夢野「お主らは元気じゃのう……」
百田「テメーら!! なんで『ア~アア~』って言わねーんだよ!! 男だったら言うだろ!!」
星「悪いが……それはクールじゃねえ」
春川「私女なんだけど」
百田「じゃあ夢野!! 船の見張り任せたぜ!! すぐ戻るからよ!!」
夢野「んあー……任せるが良い」
春川「迷子にならないでね」
百田「オレが迷子になるわけねーだろ!!」
夢野「さて……ウチは魔法を使ってこの船を守るかの」
夢野「……」
夢野(一人というのは……寂しいもんじゃな)
夢野「ガクガクガクガク……」
一方
最原「ご親切に楽譜をくれた……」
赤松「だって全然弾いてくれないんだもん!!!!」
茶柱「あ……あ……」
最原「はぁ……はぁ……」タッタッタッ
最原(クソ……鍵盤一つ一つが大きいから……踏むまでに距離がある……)
最原(早く弾かないと……茶柱さんが!!)
入間「ダサい原!! オレ様に任せろ!!!」
最原「!!! それは……」
入間「寝ながらターザンごっこができる機!! 別名『入間ア~アア~』だ!!」
シュルル……ガシッ!!
入間「オレ様も手伝ってやるぜ!!」
入間「そっちまで行くから待ってろよ!!」
最原(入間さんの発明……これなら!!)
入間「……」
入間「固定されてるから飛び移れない」
入間「ぐるじい!!」
赤松「後は君一人だけだよ!!」
最原「」
茶柱「あ……あ……」
茶柱(ダメです……転子はまだこんな所では死ねません!!)
茶柱(愛する夢野さんと結ばれるまでは!!)
茶柱(そう、これは……恋の試練!!!)ドン!!
茶柱「きええええええええ!!!」ビリッ
最原「茶柱さん!!?」
赤松「自力でロープを!!?」
茶柱「入間さん!! 今助けますよ!!」
ブチィッ
入間「うええ……死ぬかと思った……」
最原「二人とも……よかった……」
ポン!!
最原「僕もたった今弾き終わったよ!!」
赤松「そんな……」
茶柱「さぁ……ここから先は通してもらいますよ」
赤松「ここまで……みたいだね」
一方
百田「おい嘘だろ……なんでだよ?」
星「……どうして地上で見たアレがこんな所にあるんだ?」
春川「……宇宙旅行ストリーム」
百田・星「!!!」
春川「ここは……宇宙旅行ストリームで打ち上げられた場所なんだよ」
春川「元々ここは……地上にあったんだ!!」
百田「マジ……かよ」
夢野「んああああああああああああ!!!」
真宮寺「クックックッ……船がドンドン溶けていくネ」
夢野「やめい!! やめんかあああ!!!」
真宮寺「僕はあらゆる物を溶かす塩を出すことができる……シオシオの実の能力者」
真宮寺「ここは生存率0%……塩の試練!!」ドン!!
真宮寺「さぁ……君も溶かしてあげるヨ」
夢野「んああああああああああああ!!!」
ドカーン!!
真宮寺「うっ!!?」
夢野「……?」
天海「大丈夫っすか夢野さん」ドン!!
キーボ「ボクらが来たからには安心ですよ!!」ドン!!
夢野「図書の騎士いいいいいいいいいいいい!!!」
真宮寺「邪魔を……」
天海「キーボ君」
キーボ「了解です!!!」
ドゴオオオオン!!
真宮寺「ぐわああああああ!!!」
ドボォン!!
キーボ「能力者は泳げない……もう終わりです」
夢野「んあー……助かったわい天海」
キーボ「ちょっと!! 倒したのはボクですよ!!? 天海クンはボクの上に乗っていただけです!!」
夢野「お主を操ってるのは天海じゃろ?」
キーボ「ボクは自分の意思で動いてるんです!!!!」
百田「夢野ー!!」
夢野「んあー!! 百田ーー!!」
春川「ちょっと……なんで船が……?」
夢野「す、すまん……ウチの所為じゃ」
天海「自分を責めないでください。 兎に角夢野さんが無事でよかったっす」
星「どうしてあんたまでいるんだ?」
最原「百田くん!!」
百田「!!! お前ら!! 無事だったんだな!!!」
茶柱「夢野すわああああああああん!!!」
夢野「んあーー!!?」
入間「ちょ……誰だオレ様が開発した船をブっ壊したやつは!!?」
赤松「こんな事できるのは……真宮寺くんだけだよ」
星「おい……誰だあんた」
春川「つまりあんたは夜長を倒す為に神官に……?」
赤松「うん……神官になれば彼女に近づけると思って」
赤松「スカイピアを……平和にしないと!!」
最原「赤松さん……」
最原「僕も……協力するよ」
赤松「いいの!!?」
最原「うん、元から彼女は倒すつもりだったんだ」
最原「それに……白銀さんの仇をとりたいんだ」
白銀『みんなに記憶を植え付けたの……私なんだよね』ポロッポロッ
白銀『オーディションに受かった人は……記憶を植え付けないといけなくて……そうしないと殺されるから……』
白銀『ごめんね……本当にごめんね』ポロッポロッ
最原『……スタッフだったらそうするしかなかったんだろ!? じゃあそれを……』
最原・入間・茶柱『『『なんで僕(オレ様)(転子)達に言うん(ですか)だ!!』』』
白銀『え……?』
最原『君が狙われるんだぞ!!』
白銀『……!!』
バリバリバリバリ!!
春川「ほら……この島とジャヤの地図を合わせたら……」
百田「すげー!! ドクロになったぜ!!」
春川「『ドクロの右目に黄金を見た。 つまらなくはなかった』」
茶柱「……!! うそつき小吉の言葉……」
春川「そう……つまり黄金はここにある」
百田「おーし!! 明日はぜってえそこ行くぞ!!」
赤松「ちょ、ちょっと!! アンジーさんを倒さなきゃいけないのに黄金なんて探してる場合じゃ……」
星「人の夢はな……終わらねえんだ」
星「そこに……ロマンがある限りはな」
百田「宴だーーーーー!!!」
一同「うおおおおおおおおおおお!!!」
アンジー「神さまー、神官二人ともやられちゃったねー」
エネル『全く……情けないな』
エネル『残り二人もあいつらのようにならないといいがな』
アンジー「そうだよねー。 残り二つの試練も生存率0%だもんねー」
アンジー「……二人ともー、ちゃんと神官として仕事しないと……」
アンジー「……神さまが雷で罰を与えちゃうよ?」
東条「……依頼として受け取るわ」ドン!!
ゴン太「ゴン太も頑張るよ!!」ドン!!
エネル『……ん?』
アンジー「どうした神さまー?」
エネル『アンジー……私のマントラによると近いうちコロシアイが起きる』
アンジー「コロシアイ!? 神ってるねー!!」
エネル『ああ……コロシアイという名のサバイバルがな』
エネル『アンジー……何人生き残れると思う?』
アンジー「うーん……5人ぐらいかなー?」
エネル『いや……』
エネル『3人だ』ドン!!!
終わり
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