希「1日遅れのサンタさん」 (26)

希「昨日は久しぶりにお母さんとお父さんに会えたんよ!」

絵里「あら、そうなの?だからそんなに嬉しそうなのね」

希「うん!ケーキも食べたし楽しかった!」

絵里(あれ?誕生日は今日じゃ?まぁ、ご両親の都合かしら)

絵里「うふふっ可愛いところあるじゃない」

希「へっ///何いうてるんよ///」

絵里「そういうところよ」

希「からかわんといてよ!」

絵里「ごめんなさい!あまりにも可愛かったから」

希「絵里ち~!!」

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希(ってあれ?そういえば絵里ちやμ'sのみんなからお祝いされてない・・・?)

希(2年生や1年生のみんなはともかく、にこっちや絵里ちは去年も一昨年もお祝いしてくれたのに・・・)

希(もしかして、忘れられた?)

希(いやいやいや、2人はあぁ見えて友達思いのいい子や)

希(誕生日にお祝いするような年じゃなくなったからかな?)

希(絶対そうやんな!)

希(・・・だけどなんやろ。寂しいな)

Lineグループ
希の誕生日祝い隊

エリチカ:パーティの用意はできてる?

にこにー?:えぇ!朝練は休みって言ってあるし昼間点検って言ってあるから部室にも来ないはずよ!

海未:万が一の時も考えて絵里は希と行動しておいてください

エリチカ:えぇ、わかったわ

花陽:あの

凛:かよちんどうしたにゃ?

花陽:いや、希ちゃんの誕生日って今日であってる?

穂乃果:どういうこと?

花陽:いや、昨日だったような気がして

ことり:実は私も

エリチカ:いやいやまさか

にこにー?:今日のはずよ?

ことり:2人がいうなら

花陽:私も2人がいうなら

まき:ごめん。今みたわ。

まき:こっちも大丈夫よ。今準備終わったわ

ことり:ありがとー!

まき:いいのよ。今日くらい素直にならないと希も安心できないでしょ?

穂乃果:かしこい

凛:かわいい

にこ:まきーちか

まき:イミワカンナイ!

にこ:Lineくらい漢字で書けるでしょ?

まき:やらなきゃいけない気がして

希「昼休みやし部室いこー!絵里ち」

絵里「ちょーーと待ってぇ!!」

希「え!?なに?なんで!?」

絵里「今日は教室で食べたいわ!きょうだけに!!」

希「何言ってるん?にこっち待ってるかもよ?はよいこー」

絵里「待ってぇぇぇ!!!」

希「ひぃぃぃ!!!なに!?ほんまに何!?」

絵里「部室!!火災警報器!!点検なの!!」

希「わかりました!!やめて!怖い!」

絵里「ふぅ。ごめんなさい。取り乱して」

希「ううん。いいんよ?でも今日、点検あったんや」

絵里「えぇ。先生から言われてたの希にいうの忘れてたわ」

希「珍しいやん。次は気をつけてな?」

絵里「わかったわ」

希「朝のにこっちが言ってた点検ってこの事かー。点検としか言われてないか何事かと」

絵里「あら、にこったら。後で言っておかないと」

希「いや、絵里ちも今の今まで忘れてたやん」

絵里「うっ!まぁ言わないでおきましょう」

希「どっちやの?」

絵里「まぁとにかく!食べましょ?」

希「う、うん」

希(なんなん?気が狂うやん)

絵里「今日のお弁当はー!ボルシチー♪」

希「ボルシチかー。ボルシチ!?」

絵里「えぇボルシチよ」

希「あれって汁もんやん!」

絵里「え?パンみたいなものだけど」

希「絵里ち・・・それ、ピロシキやないん?」

絵里「えっ?」



絵里「えっ」

放課後

希「もう点検終わったかなー?」

絵里「えぇ、多分終わったはずよ?」

希「じゃあ部室に今度こそいこかー」

絵里「そうね!」

希「ところで絵里ち?」

絵里「どうしたの?」

希「今日どうしたん?なんか様子変やったけど」

絵里「そ、そうかしら?気のせいよ?」

希「ならいいんやけど」

絵里「早く行きましょ?みんなが待ってるわ」

希「せやね!よーし!今日も頑張るでー!」

部室前

希「あれ?絵里ち?開けへんの?」

絵里「あなたが開けて?」

希「な、なんでよ?」

絵里「お願い。今日はあなたに開けてほしいの。」

希「わ、わかったよ」

ガチャ
パンパパン!パンパン!


希「!?えっ!?えっ!?」

7人「お誕生日!おめでとー!」

絵里「おめでとう、希!」


希「えっ?」

希「・・・あ、ありがとう?」

絵里「?どうしたの?」

希「いや、なんでもないよ?ただびっくりしただけなの」

絵里「びっくりしすぎて標準語になってるわよ?」

希「おっと、ごめんごめん」

にこ「大好きな希!今日はおめでとう!今日のために私と絵里で提案したのよ!」

希「あ、ありがとう」

希(あんたら・・・)

にこ「今日のためにことりと花陽とケーキ作って来たのよ!」


ケーキ「のぞみ
happy birth day
6.10」

希(せめて、書いてある日付だけでも当ててほしかった)

希「・・・立派やね!うち、嬉しいやん!」

にこ「何?今の間」

希「あまりの感動に見惚れてたんや」

にこ「そうなの?」

希「せや、そうしかないんよ」

穂乃果「とりあえず、プレゼント渡しコーナーだよ!」

にこ「そうね!」

穂乃果「希ちゃん!はいどーぞ!」

希「これは?」

穂乃果「えっとね!おまんじゅうのストラップだよ!可愛いでしょ?」

希「流石和菓子屋の娘さんやね!ありがとね!」

穂乃果「えへへ~いえいえだよ!」

ことり「私からは、これ!」

希「これは、可愛いワンピース!」

ことり「頑張って作ったの~」

希「ありがとう!」

海未「次は私ですね。受け取ってください」

希「筆?」

海未「厳密に言えば筆ペンです。いろんなところに使えるので使ってください!」

希「ありがとー!」

真姫「私からはこれよ」

希「これは、CD?」

真姫「えぇ、希をイメージしながら作ったの。気に入ってくれると嬉しいわ」

希「ありがとう!嬉しい!」

花陽「私からはこれだよ!お米券!」

希「花陽ちゃんらしいやん」

花陽「えへへ!自分の好きな物になっちゃってごめんね?」

希「ううん!ウチもお米大好きや!これで美味しいお米かうな!」

花陽「うん!」

凛「凛はねー、じゃじゃーん!」

希「それは、キャラメル?」

凛「うん!」

希「嫌がらせ?」

凛「くっくっくー!キャラメルはキャラメルでもキャラメル型のUSBメモリーだよ!」

希「!!そうやったんや、ごめんな。酷いこと言って」

凛「ううん!凛の知り合いにそういうの作れる人がいてね、イラストを送って作ってくれたのー!」

希「へぇー、意外に人脈あるんやね!大切に使わせてもらうな!」

凛「えへへっ!意外でしょー」

にこ「最後に私たちね」

絵里「実は私たち。あなたに、手紙を書いてきたの」

希「そうなん?」

にこ「えぇ、じゃあ私から」

にこ「東條希ちゃんへ
この2年間お世話になったわね。
でも今日は希をお祝いする日。
μ'sに入るまで、私の事を見捨てず、嫌いにならず、友達でいてくれてありがとう。私、矢澤にこは、東條希ちゃんのことが大好きです。
μ'sに入ってくれてありがとう。友達でいてくれて、ありがとう。これからもよろしくね
矢澤にこより」

希「にこっち・・・(大好きやのに、誕生日の日。間違えてるやん)」

絵里「次は私ね」

絵里「東條希様へ
希、素直になれなかった私をありがとう
でも、あなたも素直じゃないからたまには素直になりなさいね?
私を副生徒会長として、μ'sの仲間として、そして友達として支えてくれてありがとう。今日は楽しんでください。
私たちからの気持ちです。大好きです。
絢瀬絵里より」

希「絵里ち・・・(複雑やね)」

ことり「ねぇ、海未ちゃん?」

海未「どうしたんですか?そんな小声で」

ことり「やっぱり昨日だったんじゃない?希ちゃんの誕生日」

海未「・・・実は私も思ってました。希の反応が複雑そうでしたし」

ことり「だよね?そうだよね?言った方がいいかな?」

海未「でも、本人の希が言わないですし、うやむやにしておいた方が」

ことり「それは思ったけど、なんか申し訳なくて」

海未「ですよね・・・」

穂乃果「さっきから何話してるのー?」

ことり「ピィ!!」

海未「なんでも、ないですが?」

にこ「嘘をつくならもっとマシな顔しなさいよ」

海未「し、失礼な!」

真姫「何隠してるのよ」

ことり「なんでもないのよ!なんでも!」

凛「絶対嘘にゃ!」

花陽「もしかして、」

ことり「ダメ!花陽ちゃん!」

花陽「わ、わかった」

凛「かよちんも知ってるの?なんなの?」

花陽「うぅ」

海未「落ち着いてください!」

真姫「じゃあ言いなさいよ!」

海未「言える訳ないでしょ!希の誕生日は昨日だったって!」

7人「・・・はっ?」

海未「う"ぇあ!!」

真姫「ちょっと!絵里!にこちゃん!どういうこと!?」

凛「そうにゃそうにゃ!絵里ちゃんたちが今日だって言ったから今日まで準備してたにゃ!」

絵里「えっ!?だって、誕生日は6月10日・・・あっ」

凛「今思い出したでしょ!」

絵里「・・・ちっかちっかちー!貴方のハートにちかちかちー!笑顔届ける絢瀬エリーチカチカーー!!!賢い可愛いエリーチカって覚えてラブチカ!」

にこ「ラブニコっ!」

凛「寒いにゃ」

真姫「暖房つけて」

穂乃果「2人ともー!ひどいよー!」

希「あの、ウチは大丈夫よ?気にしてないで?」

にこ「ほんとごめん」

絵里「マジごめん」

希「ホントに大丈夫やから!」

にこ「いや何かさせて!申し訳なさすぎる!」

絵里「にこに同じく!」

希「うーん、ワシワシかなー」

にこ「わかったわ!ワシワシして!」

絵里「思う存分揉みしだいて!」

希「冗談やん!じゃあジュース奢りね」

絵里「あぁ、女神」

にこ「絵里!ここに女神様がいるわ!」

絵里「にこ、私たちは救われたのね!」

にこ「えぇ!救われたの!私達は救われたの!」

希「大袈裟やん!とにかく、みんなありがとね!」

8人「うん!」

一応終わりです

エリチカとにこにーポンコツにしすぎたかな?まぁ希さんが許したからいいですね

希望があればおまけもつくかも?

なさそうだし

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