はづき(おはようございます~七草はづきです)
はづき(私はアイドルプロダクションの283プロで事務員をやっているんですが~)
はづき(そんな283プロのPさんはアイドル達をトップアイドルにするべく日々頑張っていて)
はづき(的確な会話によりアイドル達とのコミュニケーションもバッチリ)
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はづき(アイドル達からも…)
めぐる「プロデューサーさん、大好きだよ!」
P「はいはい、あんまり誤解されるようなこと言わないようにな」
めぐる「ちぇー」
はづき(こんな風に好意を寄せられたりもしてるのですが…)
凛世「プロデューサーさん…凛世は…いつも貴方のことを慕っております…」
P「俺のこともいいけどファンも大切になー」
凛世「…………」ぷくー
真乃「むんっ」
P「ぽおっぽる~」
真乃「ほわっ」
はづき(果たして鈍感なのか、アイドルとPの関係を超えないよう気を付けているのか、さらりとかわしているんですね~)
はづき(…と言いたいところなんですけど…)
~事務所~
P「営業から帰ってきたぞ~」
千雪「おかえりなさい、Pさん!」
P「ああ、千雪、ただいま」ジーン
千雪「…?Pさん、どうしたんですか?」
P「いや、なんかこう、誰かが帰りを出迎えてくれるのってすごくいいなって思ってさ」
P「家に帰ったらいつも一人だから…ドアを開けても暗い部屋でしーんとしてるの、やっぱ時々寂しく感じちゃうんだよな…」
千雪「Pさん…ふふっ、それなら、Pさんが事務所に戻ってきたときは、いつでもお出迎えしなきゃですね」
千雪「Pさん、コーヒーも淹れてますよ」
P「千雪?そこまで気を回さなくたっていいんだぞ?千雪はアイドルなんだし…」
千雪「私がしたいんです…ダメですか…?」
P「いや、そこまでいうならダメじゃないけど…」
P「でも俺も贅沢だな」
P「千雪みたいな最高のアイドルに帰りを出迎えてもらって、コーヒーまで入れてもらって」
千雪「もう…Pさんったら…これくらい、Pさんのためならいつだってやりますから…♪」
P「千雪はこれからレッスンか?」
千雪「はい」
P「だったら今度は俺が見送る番だな」
P「千雪、いってらっしゃい」
千雪「はい、Pさん♪」
はづき「………………」
はづき「Pさんって、な~んか千雪さんにだけ妙に優しくないですか~?」
P「え?いや、そんなことはないと思いますけど」
はづき「この間だって…」
~少し前~
千雪(今日のダンスレッスン、結構ハードでした…足がふらふらです…)
P「おつかれ千雪、大丈夫か?疲れてないか?」
千雪「あ、Pさん…はい、だいじょ」ガタッ
千雪(!?何かにつまづいて…!)
P「千雪!」ぎゅっ
千雪「あ…Pさん…」
P「千雪、大丈夫か?」
千雪「はい…Pさんが…助けてくださったので…」
P「千雪に怪我がなくて良かった」
千雪「Pさん…」
P「千雪…」
はづき「コホン…いつまでくっついてるんですか~?」
P「うわああああ!」バッ
千雪「きゃあああ!!!」バッ
はづき「そういうことは私や他のアイドル達の目の届かないところでやってもらえると助かりますね~目に毒なので~」
P「い、いや、俺はただ…」
千雪「あうぅぅぅぅ…///」
はづき「仲良しなのはいいことなんですけどね~?」
P「いや、その時も説明したじゃないですか!あれは千雪が倒れないよう咄嗟に…」
はづき「それだけじゃないですよ」
P「え?」
はづき「Pさんが大切そうに持ってるお守り、千雪さんの手作りだそうですね~?」
P「そりゃせっかく俺のために作ってくれたんだから、大切にしますよ」
はづき「なんのお守りなんですか?」
P「千雪に声をかけたことを後悔しないご利益らしいですよ」
P「そんなご利益意味ないんですけどね?俺が千雪のことを後悔することなんて決してある訳ないのに」
はづき「……………」
はづき「他にも~」
はづき「仕事が終わった後、二人で一緒にご飯食べに行ったりとかしてるみたいじゃないですか~」
はづき「私とは一度もないのに」
P「あれは千雪が是非一緒にって…」
P「でも千雪と一緒にご飯食べに行くといつもよりおいしい気がするんですよね」
はづき「……………」
はづき「まだまだありますよ」
はづき「Pさんと千雪さんが使ってるマグカップ、お揃いですし…」
はづき「お揃いのカップなんて、よっぽど仲良しじゃないと買おうなんて思いませんよね~」
P「あれは、千雪に誘われて雑貨屋巡りした時に一緒に買ったもので…」
はづき「一緒に雑貨屋めぐり?デートですか?」
P「デ…違いますよ!!」
はづき(何が違うんでしょう…)
はづき「だったら…今度私とデートしましょう?」
P「え、ちょ…はづきさん…!?」
はづき「な~んて、冗談ですよ~」
P「そういう性質の悪い冗談はやめてください…」
はづき「うふふ~そろそろ二人の仲が良いエピソードも腹いっぱいだったので………あら?」
P「?どうかしましたか?」
はづき(今誰かいたような…気のせいですかね~?)
千雪「……………」
~翌日~
千雪「おはようございます、Pさん」
P「おはよう千雪、今日はずいぶんと早いんだな」
千雪「うふふ、なんとなく早く来たくなったんです…あら?」
千雪「Pさん、ネクタイが曲がってますよ」
P「え?あれ本当だ」
千雪「待ってください!そのまま動かないで…」ずいっ
P「ち、千雪…?」
P(ち、近い!)ドキドキ
千雪「はい♪直りました♪」
P「あ、ありがとう…」
P(なんか今日の千雪、いつにもまして距離が近いような…)
千雪「それとですね…」
千雪「今日はPさんに、お弁当作ってきちゃいました!」
P「え!?いや千雪、そこまでしてもらわなくても…!?」
千雪「Pさんいつもコンビニとかのお弁当ですから、プロデューサーさんのことを想って…ご迷惑でしたか…?」シュン
P「迷惑なんてことある訳ないじゃないか!凄くうれしいよ!」
P「嬉しいけど…大変じゃないのか?」
千雪「大丈夫ですよ…一人分も二人分も手間は大して変わりませんし、それに…」
千雪「Pさんに…食べてほしかったんです…」
P「千雪…」
P「ありがとう千雪、その俺のことを思ってくれる気持ちが、とても嬉しいよ」
千雪「ふふ…それにしても、こんなことでも私の心配だなんて、Pさんは本当に優しいんですね…」
P「当たり前だろ?俺はいつだって千雪のことが大事だからな」
千雪「Pさん…私も、Pさんのことを…」
~そして昼~
千雪「Pさん…どうですか…?」ドキドキ
はづき(当たり前のように二人一緒にお昼食べるんですね…)
P「美味しい!というか千雪が作ったお弁当なんだから、美味しくないわけがないな」
千雪「良かった…Pさんに美味しいって言ってもらえて…♪」
P「やっぱり千雪、料理上手だよな…」
P「こんなに優しくて料理上手な千雪の旦那さんになる人は幸せだな」
千雪「もう!Pさんったら、いきなりそんなこと…」
千雪(私の旦那さんになる人は…一人しか考えてませんけど…)ちらっ
P「?」
P「ありがとう千雪、とってもおいしかった」
千雪「どういたしまして良かったらまた、こうしてお弁当作ってきて…一緒にお昼食べてもいいですか?」
P「ああ、千雪と一緒に食事するの、楽しいからな」
P「俺なんかでよければ、いつでも」
千雪「私も、Pさんと一緒にご飯食べるの、とても楽しいです…♪」
はづき(こういう会話ももう聞き慣れましたね)
P「千雪…」
千雪「Pさん…」
はづき(もう結婚したらいいんじゃないですか~?)
☆おしまい☆
以上で終わりです、ありがとうございました
実際のゲーム内でも、他のアイドルと比べて明らかに千雪には優しく接してましたね
いいぞもっとやれ
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