※提督が艦娘に寝取られる修羅話。安価の小話形式です。
※修羅場注意。仲の良い艦娘達が良いという方はバック。
※提督は基本出てきません。
前作
【安価】提督「ドロドロ」【修羅場注意】
【安価】提督「ドロドロ」【修羅場注意】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512744849/)
・リアルでの仕事及び引越し等がある関係で暫くネットに戻れそうにないと言ったな、あれは本当だ。
・だが引越しが、いつ遠方への引越しだと錯覚していた? 駅近だ。
・ネット環境が不安定なため、急に途切れるかもです。
・愛エプはネタと構想、周囲が落ち着いたら再開したいなぁと思ってます。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1527171716
安価
寝取られる艦娘:↓1
寝取る艦娘:↓2
野分「はああ……」
舞風「あれー? のわっち元気ないぞぅ」
向かい合い、一緒に朝食を食べている野分に舞風は尋ねた。
野分「ごめんなさい舞風。朝から辛気臭くて……」
舞風「気にしなくていいよー。何か悩みがあるなら遠慮無く相談して」
野分「ありがとう。でも、その、良いのかしら……」
舞風「のわっちらしくないなぁ。良いから言ってみなって」
野分「わ、分かったわ」
野分「……司令との事なんだけど」
野分がいつも身に付けている左手の手袋を外すと、その薬指にはケッコン指輪が嵌められていた。
舞風「相変わらず眩しいよねそれ」ニシシ
野分「からかわないで。それで、司令との事なんだけど、最近その、シテなくて……」
舞風「……あー、成る程」
その一言で舞風は全てを察したようだった。
野分「私としてはその、何時でも準備は出来てるのだけど、誘うのは恥ずかしいし」
野分「かと言って司令も一緒に寝るだけで手を出してこないし……」
舞風「要するにのわっちは欲求不満なわけだね!」
野分「うっ……ま、まあそうなのだけど、ハッキリ言われると恥ずかしいわね」
舞風「そんな時は踊るに限るよ! 出撃する以外に身体を動かせばすぐに解消されるって」
舞風「それに白状すると、原因はあたしにもあるかなぁって」
野分「? どう言う事?」
舞風「提督ノリが良いからさぁ、最近夜遅くまでダンスに付き合ってもらってるんだよねえ」
舞風「だからそのぉ、のわっちとシテくれないのはそれで疲れてるからかなって」
苦笑いしながら語る舞風の様子に野分は今日二度目の溜め息を吐いた。
野分「そう言う事だったのね……心配して損したわ」
舞風「ゴメンね」
野分「程ほどにしてよね。司令はその、私の旦那様だから」
舞風「分かってるってば。近い内にのわっちにも成果を見せてあげるよ」
野分「ええ、楽しみにしてるわ」
舞風「うん。きっと驚くよ」
悩みが解決し、舞風と野分は食べるのを再開した。
舞風のトレイにはデザートのミカンが妙に多かったが、野分にとって気に留める事ではなかった。
【夜の舞踏会】
安価
寝取られる艦娘:↓1
寝取る艦娘:↓2
ザラのモットーは『粘り強さ』である。
指輪を渡した時も彼女は笑顔で言っていた。
どんな困難な任務であってもザラは決して諦めない。
どんな強敵であってもザラは諦めずに攻撃して撃沈する。
――故に目の前に広がる光景は必然的なものだった。
一夜の過ちから、ズルズルと続けられたアイオワとの関係。
恋愛に奔放な彼女は、時に気まぐれで、時に情熱的だった。
そんな彼女に提督は翻弄され、関係を断ち切れなかった。
ザラはふとした事からそれを知り、粘り強くそれを抹消しようとした。
そして――ついにそれは達成された。
ザラ「提督? 今は二人っきり、ですね? ふふ」
執務室に広がる血と硝煙の臭い。自分の傍にくっ付いていたアイオワは頭部が欠けた姿で床に転がっている。
自分の顔面にベタリと付いた血液を拭って、提督はザラに微笑んだ。
【粘り強さ】
安価
寝取られる艦娘:↓1
寝取る艦娘:↓2
鈴谷「ねえ翔鶴さん、鈴谷も軽空母に変わるからさ、色々と教えてほしい事があるんだけど」
翔鶴「私ですか? 軽空母の事でしたら、ここでは龍驤さんの方が先輩ですし……」
鈴谷「あたしは翔鶴さんが良いの。ねえ、良いでしょ?」
翔鶴「……そこまで言われるのでしたら構いません。頑張りますね」
鈴谷「へへーん。あざーっす」
翔鶴「ふふっ。それで鈴谷さんは何が教わりたいのですか?」
鈴谷「そうだねえ……じゃあ」
鈴谷「鈴谷の提督を誑かした方法」
翔鶴「…………」
翔鶴「それは教えられる事ではありませんし、そもそも身に覚えがありません」
鈴谷「嘘だー。知ってるくせに。提督から全部聞いたんだよ」
翔鶴「鈴谷さんの聞き間違えでは?」
鈴谷「いつまでも惚けてんじゃねえよ淫乱女」
翔鶴「は?」
鈴谷「……っとと、ごめんごめん。ついイライラして本音が出ちゃったよ」
翔鶴「……構いませんよ」ニコッ
翔鶴「提督も大変ですね。被害妄想が激しい人とケッコンするなんて」
鈴谷「あ?」
翔鶴「うふふっ、ゴメンなさい。鈴谷さんの事を言った訳ではありませんから」
翔鶴「一つ言わせて頂くなら、提督には沢山の仲間や瑞鶴と会わせてくれた恩があります」
翔鶴「なので提督にはその恩を、私なりの方法で返しているだけですよ」
鈴谷「鶴の恩返しってわけ? 別にいらないんだけど」
翔鶴「私も鈴谷さんに対してやっている訳ではありませんから」
鈴谷「あんたの本性、全部提督にバラしてやるから。鶴は正体見破られたら消えるんでしょ?」
翔鶴「それは裏を返せば、正体を見破られなければずっと一緒にいられるって事ですよ」
翔鶴「例えば、正体を知ってしまった者には黙っててもらう……とかね」
瞬間、翔鶴と鈴谷の艤装から艦載機が発艦された。
【口封じ】
安価
寝取られる艦娘:↓1
寝取る艦娘:↓2
浜波と神風、了解です。本日はここまで。
リハビリで勘を取り戻したいですね。ありがとうございました。
「司令、あの、お茶いれたの。日本茶……飲む?」
書類整理を一旦区切り、提督は浜波が用意してくれたお茶を手に取った。
「一休み……なら、少しお話がしたい……」
お茶を一口飲む。提督は頷いた。
「ありがとう。えっとね……神風さんの事についてなの」
提督の顔が一瞬強張ったが、すぐ元の表情に戻った。
「私、私ね……見ちゃったんだ」
「司令のお部屋から、神風さんが出てくるの……」
「私が司令に食べてほしくて、頑張って作ったおにぎりを持って、お部屋に向かったら……」
「薄着の神風さんが司令のお部屋から出てくるの見ちゃったんだ……」
浜波のその声色からは感情が感じられなかった。
「私、別に怒ってる訳じゃないよ……」
「私自分に自信が無いし、外見も地味だから……」
「司令が神風さんのような快活な人に誑かされちゃうのも仕方がないと思う……」
「だから、だからね、私頑張る。神風さんのような艦娘になるように頑張るから……」
浜波は提督の正面に回り、提督の目を見つめた。
対する彼女の目は濁りきり、光は無かった。
「司令、ちゃんと私を見ててね……?」
「私も司令をちゃんと見てるから……ずっとずっと、見てるから……」
提督はそれ以上何も言えなかった。
「どうしたの……? お茶、飲まないの……?」
提督は震えそうになるのを堪えながら再びお茶を胃に流し込む。
つい先ほどまで温かいと感じていたお茶が冷たいように感じた。
また、浜波のポケットから神風がいつも付けていたリボンがチラリと見えたが、見えないフリをした。
【切っ掛け】
安価
寝取られる艦娘:↓1
寝取る艦娘:↓2
「ねえ天龍ちゃ~ん」
「……んだよ」
「昨日は何処に居たの~? せっかくの休日だから一緒にお出掛けしようと思ったのにぃ」
「別に何処だって良いだろ。事前にお前に報告する義務はねえ」
「確かにそうね~。けれど、昨日に関しては報告してほしいかな~」
「へえ。何でだよ」
「あの人と、一緒に居たんでしょ?」
「さて、お前の言うあの人ってえのは誰の事かな」
ザン、と天龍の使っていたテーブルが真っ二つに割れた。
「危ねえな。こんなとこで艤装展開したらあいつに叱られるぞ」
「大丈夫よ~。おいたをした娘を躾けたって言えばきっと許してくれるわ~」
「職権乱用だな。ケッコン艦だからって調子にノンなよ」
「調子に乗っちゃったのは何処の天龍ちゃんかしら~?」
「んじゃあ調子に乗った天龍さんは一言いわせてもらうとするか」
「あいつは貰うぜ。身体だけじゃなく、心もな」
「…………手癖の悪いお姉さんだこと」
この日、天龍型の部屋が真っ赤に染まった。
【姉妹喧嘩】
安価
寝取られる艦娘:↓1
寝取る艦娘:↓2
秋雲「どう巻雲。今度の新刊の出来は」
巻雲「……はわわわわ。な、中々過激なのです……!」
秋雲「んふふふふ。滾る人にはトコトン滾るNTR系よぉ」
巻雲「で、でも珍しいですねえ。寝取られる人が男性で、寝取る人は女性ですかぁ」
秋雲「これぞギャップでしょ。鎮守府は女所帯だし、起きるならこんなシチュエーションかなって」
巻雲「起きない方が良いんですけどねえ。結末は……うわ、所謂バッドエンドですか?」
秋雲「え~、違う違う。バッドじゃなくてハッピーだよ」
巻雲「えっ? だって、寝取った女性は男性の恋人に殺されて、男性は呆然としてますけど……?」
秋雲「恋人からしたらハッピーエンドさ。泥棒猫から愛する人を取り戻せたんだから」
巻雲「は、はあ……」
いつもの秋雲らしくない妙な威圧感を受け、巻雲はそれ以上何も言わなかった。
巻雲「結末はともかくとして、良い出来だと思いますよ」
秋雲「そっかぁ。ありがとねえ」
秋雲「やっぱり実体験を元にすると捗るわぁ」
発売された秋雲の新刊の登場人物は、鎮守府のメンバーに似ていると話題になった。
主役の女性は秋雲、恋人は提督、そして恋敵の女性は愛宕だと。
そこの鎮守府では、数日前から愛宕が行方不明になっていた。
【実話】
安価
寝取られる艦娘:↓1
寝取る艦娘:↓2
それは偶然だった。
愛する姉妹と休日に出掛けていた時、見てしまったのだ。
龍驤と手を繋ぎ、笑顔を見せている提督を。
――ウソツキ。
傍から見れば、身長差と龍驤の外見も相まって仲の良い親子に見えるだろう。
だが自分から見れば仲睦まじい恋人同士にしか見えなかった。
――ウソツキウソツキ
身体は自然と二人の後を追いかけていた。霧島の頭の中には既に姉妹の事は無い。
姉妹と出掛ける前に霧島は提督を誘っていた。勿論二人だけの所謂デートだ。
だが提督は断った。その日は仕事があるからと。
――ウソツキウソツキウソツキ
霧島の心の中を黒く濁った物が埋め尽くしていく。
これ以上見てはいけない――そう思いながらも霧島は提督と龍驤から目が離せなかった。
龍驤「ねえねえ君」
提督「ん?」
龍驤「これどう? ウチに似合う?」
それは実際に龍驤が言ったのか、霧島の幻聴だったのかは分からない。
だが霧島の耳には確かに聞こえたのだ。
龍驤『霧島よりも可愛い?』
その一言が、霧島にとって限界だった。
飛び出した霧島は龍驤を叩き伏せ、驚く提督を組み伏せた。
そして薬指に付けた指輪を誇示するかのように提督の目の前にかざした。
その指輪は龍驤の血で赤く染まっていた。
霧島「さて、ご説明を。司令」
【奇襲】
安価
寝取られる艦娘:↓1
寝取る艦娘:↓2
朧と秋月、了解です。本日はここまで。
ありがとうございました。
秋月「私も、ご一緒して良いでしょうか?」
またか、と朧は内心うんざりしていた。
本当は断りたかったが、傍にいる提督を見て諦めた。
朧「う、うん。良いよ」
秋月「わあ……ありがとうございます! 秋月がお供をさせて頂きますね!」
最近は提督と二人だけで出掛けようとすると、いつも秋月と遭遇する。
一回や二回なら偶然と片付けられる。だが四回、五回と続けばそれは最早偶然とは言えなかった。
朧(せっかく潮達にお膳立てしてもらったのに……)
提督の隣で微笑む秋月を見て、朧は微かな不安と怒りを覚えた。
それから数日後、朧は意を決して秋月に聞いた。
どうして提督と自分の出掛ける先に付いてくるのかと。
秋月「?? 何を言っているんですか?」
朧「何を言ってるって……どうして私と提督の邪魔をするのかって聞いてるの!」
秋月「私は邪魔をしているつもりはありません」
朧「どう言う事……?」
秋月「だって、秋月は司令のお供をさせて頂いているんですよ」
秋月「朧さんの邪魔をしているつもりは一切ありません。……更に言えば」
秋月「朧さん、一緒に居たのですか?」
朧「――――ッ!」
そう、秋月の目に朧の姿は眼中になかった。彼女は提督と二人で出掛けているつもりだった。
悪意無く、そして無意識に自分の居場所を奪おうとしている秋月に朧は絶句した。
【成り代わり】
安価
寝取られる艦娘:↓1
寝取る艦娘:↓2
明石「あははは~、全く大淀とは相変わらずラブラブですねえ」
明石「全く。こうして惚気話を聞かされる身にもなって下さいよぉ」
明石「はいはい、ご馳走様です。私はもうお腹いっぱいです」
明石「あっ、いつものですね。寝る前に必ず飲んで下さい」
――――
明石「身体の調子はどうですか提督」
明石「そうですか。良くなってますか」
明石「提督が元気で居てくれないと私達が困りますからね」
明石「……あっ、気付いてくれました? そうですよ。私も眼鏡を掛けてみたんですよ」
明石「似合う? えへへ~♪」
明石「はい。いつもの出しておきますね。寝る前に必ず飲んで下さいよ」
――――
明石「最近彼女との惚気話を聞きませんね」
明石「誰の事? 嫌ですねえ提督。忘れちゃったんですか?」
明石「大淀、ですよ」
明石「思い出しました? まだそんなお歳じゃないんですからしっかりして下さいね」
明石「はい、いつものです。ちゃんと服用して下さいね」
明石「少し強めにしておきましたから、ちゃんと飲んでくださいね」
明石「…………これで最期かな?」
――――
明石「提督? 私の名前を言えますか?」
明石「はい正解です。大淀ですよ」
【幻覚】
ネタ切れ!! 終了しますので依頼を出してきます。
ありがとうございました。また短編~中編がありましたら宜しくお願いします。
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