提督「女になれる薬……だと?」 (584)
・キャラ崩壊注意
・途中から安価とります
・エロはありません。期待しないでください。
・感想や誤字脱字の指摘はいつでも歓迎しています。
↓では投下していきます。どうぞ
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提督「女になれる薬……だと?」
明石「はい!この薬を飲めば提督もあっという間に女の子です!」ドヤァ
提督「いや、『女の子です!』って言ったってな明石……」ハア…
提督「普通、そんな怪しげな薬飲まんぞ?」
明石「えっ!?提督飲まないんですか!?」ガーン
明石「女の子の体になれるんですよ!?興味ないんですか!?」
提督「いや、ない訳じゃないが… 明石「じゃあ飲みましょう!!今すぐに!!」グイッ
提督「えっ、いやまだ飲むとは一言も……ちょ!?や、やめ……ゴクッ…っぷは!?まっず!?!?」ゴホゴホ
明石(よし、成功!)グッ
提督「明石~~~??仮にも上官に対して少しお痛が過ぎるんじゃないか??」ゴゴゴ
明石「あ、あれ?女の子になってない!?」
提督「いくら明石の発明品だからといってそうやすやすと日本男児が女児などになってたまるか!!」
提督「明石には罰として一週間以内に全駆逐艦寮の清掃を行うこと!!いいな!!!」ビシッ
明石「えぇ!?今の駆逐艦寮が一体どれだけ広いと思っt 提督「わ・か・っ・た・な・?」
明石「は、はいぃ……」トボトボ ガチャ
提督(全く、先ほど口に入れられた時はどうなるかと思ったが…)
提督「アホみたいにまずい以外に問題はなさそうだな……副作用がないなら今度から罰としてあれを飲ませるのもあり……だ…」フラッ
提督(なんだ…?急に……ねむ……く……………zzZ)バタッ
――――――――――――――――――――
―――数分後―――
コンコン 阿武隈「提督、艦隊が母港に帰還しました!」
阿武隈「……? 提督?入りますよ?」ガチャ
阿武隈「失礼します…ってあれ?やっぱりいないの?」キョロキョロ
???「……」スゥスゥ
阿武隈「あれ?こんなところに提督のお洋服が脱ぎっぱなしになってる?」
阿武隈「もう提督ったらだらしないなぁ…」バサッ
幼女提督「んん…?あぶくまか……?」目ゴシゴシ
阿武隈「」
幼女提督「どうしたあぶくま?そんなおどろいた顔して……ってあぶくましんちょーのびたか?」首傾げ
阿武隈「」
阿武隈(かっ、かわいいいぃぃいぃいいいいーーーーーーー!!!!!!!)キュン
阿武隈(えっ?何このかわいい生き物!?どうしよう何故か、ぶかぶかの提督の服着てるし、明らかに不審者だけど……)チラッ
幼女提督「おい、どうしたあぶくま?じょーかんがしゃべってるんだぞ?なにか言ったらどうだ?」フンス
阿武隈(あぁぁああぁーーー!!!やっぱりかわいいーーーーー!!!!)キュンキュン
阿武隈(えっ、もしかして提督の真似してるの?こんなにちっちゃい体で必死にえばっちゃって……)
阿武隈(すっごくかわいいんですけどーーーーー!?!?)クネクネ
幼女提督「あ、あぶくま!?どうしたきゅーにくねくねしだして!!」ビクッ
阿武隈「……は!?ご、ごめんね怖がらせちゃって……」
阿武隈「えっと、提督の姪っ子さんかな?ごめんな、提督は今席を外してるみたいなの」ニコッ
幼女提督「あぶくまなにを言っている?てーとくはわたしだぞ?」キョトン
阿武隈「ふふっ、そうね♪背伸びしたい年頃だものね♪でもそうやって強がってるところはあたし的には超OKなんですけどー!!」ナデナデ
阿武隈「でもね、あたしの方が年上みたいだしできれば『お姉ちゃん』って呼んでくれないかな?」ニコニコ
幼女提督(な、何がどうなっているんだ???)
幼女提督(何故か執務室で急に意識を失って、起きたら阿武隈に頭をナデナデされている……阿武隈に頭をナデナデ??)
幼女提督「……」スタスタ
阿武隈「あっ、勝手に執務室のものを触っちゃだめだよ?」テクテク
幼女提督「……」ピタッ 鏡
幼女提督「……」ジーッ 鏡
幼女提督(鏡に見たことない幼女が私の服を着て映っている…)
阿武隈「あっ、鏡が見たかったの?…こうして改めてお顔を見ると提督さんにそっくりね!!やっぱり姪っ子さんかなぁ?」
幼女提督(今なんて言った?私に似ている?この幼女が??)ジーッ
幼女提督(い、いや確かによく見てみると心なしか顔のパーツがそっくりな気が……)ジーッ
幼女提督(これはもしかしなくても、明石の仕業か!?!?!?)ガーン
阿武隈(あっ、そういえば結局提督どこいっちゃったんだろ?)
阿武隈(姪っ子さんも来てるっていうのに……そろそろ探しに行った方がいいかな?)チラッ
幼女提督(くそっ…!日本男児たるこの私がこんな姿になるなんて……なんたる不覚っ!!)プルプル
阿武隈(今なら鏡見てるだけみたいだし、提督の関係者なら執務室にいても問題ないかな?)
阿武隈「えーっと、姪っ子ちゃん?ごめんね、お姉ちゃんちょっと姪っ子ちゃんの叔父さん用事があるからちょっとここでまってt…… 幼女提督「…っく……ひっく……」ポロポロ
阿武隈「姪っ子ちゃん!?」アタフタ
幼女提督「……っ!!…ち、ちがうんだ……べっ、べつになきたくてないてるわけじゃないんだ……」ポロポロ
幼女提督「た、ただ……っく…がってになみだが……」ポロポロ
阿武隈「ご、ごめんね!!一人じゃ不安だったよね!?本当にごめんね!!」ダキッ
阿武隈「もう行くなんて言わないからね!!あたしが一緒にいてあげるから、ね!!」ギュー
幼女提督「ほ、ほんとぉ?」涙目 上目遣い
阿武隈「ほ、本当よ!大丈夫、お姉ちゃんに任せて!!(か、可愛すぎるんですけどーーーー!?!?!?」ニコッ
幼女提督「ありがとーあぶくま!」ギュ 満面の笑み
阿武隈「……ごふ!?」吐血
阿武隈(こ、これはあたし的に体がもたないかもしれません……)バタッ
幼女提督「あ、あぶくま!?おい!あぶくまーーー!!!」ユサユサ
――――――――――――――――――――
こんな感じで話を進めていきます。
お昼がまだなのでちょっと食べてきますね。
もしかしたらその後出かけるかもしれないので投下遅れるかもしれませんが、今日中にまた投下します
意外と早く用事が済んだの投下していきますね~
―――数分後―――
幼女提督「どう?あぶくまおちついた?」
阿武隈「う、うん…、ごめんね?ちょっとお姉ちゃんびっくりしちゃって……」
幼女提督(いや、びっくりしたぐらいで吐血しないだろ普通……)ジトー
阿武隈「そ、それより提督遅いねー?もうここに来てから結構経ってると思… コンコン
阿武隈「!? 提督ですか!?もう!今までどこに行ってt… ガチャ 北上「提督ー、いるー?って何だ阿武隈じゃん……」
阿武隈「き、北上さんでしたか……」シュン
北上「阿武隈、提督に報告行ってから全然戻ってこないから探しに来ちゃったよー…って誰?その子?」チラッ
幼女提督「あっ、きたかみ…」
北上「ん?あたしの名前知ってるの?……っていうか提督にそっくりだねぇ」ジロジロ
阿武隈「ちょ、ちょっと!この子の事ジロジロ見ないでください!!北上さんが見たら怖がっちゃうじゃないですか!!」バッ
北上「え~、そんなことないと思うけどな~?」チラッチラッ
北上「で、誰なのこの子?」
阿武隈「えっ、えっと提督の姪っ子さんです……多分」
北上「多分ってあんたねぇ……もしも敵だったらどうすんのさ」ハァ…
阿武隈「こんな可愛い子が敵な訳ないと思うんですけど!」
北上「ふ~ん、まぁいいや直接聞いてみるから」ズイッ
阿武隈「ちょ、ちょっと北上さん!?」
北上「ねぇ、あんた誰?どこの子?」ギロッ
幼女提督「そ、それは……」カタカタ
幼女提督(くっ、北上と話しているだけなのに体の震えが止まらない……、耐えろ、耐えるんだっ!!)
北上「何、言えないの?……怪しいねぇ」ズイッ
幼女提督「…っ!?」ビクッ
幼女提督(あっ……駄目だ……感情が抑えられない……)
幼女提督「……ふぇ」
北上「……ふぇ?」
幼女提督「ふぇえええぇぇぇぇえぇぇっぇええぇぇええんんんん!!!!!!!!!」大音量
北上「……っ!!」キーン
阿武隈「ほらーー!!だから言ったじゃないですかーーー!!!」ダッ
阿武隈「ごめんね!!北上さん怖かったよね!!大丈夫、お姉ちゃんが守ってあげるからね!!!」ダキッ
ドア ガチャ 大井「北上さん?そろそろ私とお茶でも……」
幼女提督「ふぇええぇぇぇえええぇぇんん!!!!!」大音量
阿武隈「よーし、よし。大丈夫だからね…」ナデナデ
北上「はぁ……やっぱり子供って面倒だわ……」耳塞ぎ
大井「……えっと、どういう状況でしょう?」
――――――――――――――――――――
―阿武隈説明中―
阿武隈「……という訳であたしが来た時には提督はいなくって…」
北上「…代わりに提督の服を着たこの幼女がいたって訳?本当?」ジーッ
阿武隈「ほっ、本当です!」
大井「まったくこんな時に提督はどこに行ったんでしょうか……私と北上さんの時間をこんなことに使わせるなんて……」ブツブツ
北上「はぁ……、でも結局この子の素性は分からないままでしょ?」チラッ
幼女提督「…っ!?」ビクッ
阿武隈「き、北上さん!!怖がるのでこの子を睨むのはやめてください!!」
北上「睨むって別にそんなつもりじゃ……はぁ、やっぱりあたしには小さい子の相手は無理だわ~、大井っち変わって?」
大井「えぇ!?私ですか!?き、北上さんにそう言われても私自信ないですよ…?」
北上「いや、大井っちって小さい子の相手得意じゃん。私は提督探してくるから大井っちはその子お願いできる?」
大井「きっ、北上さんにそこまで言われたら私、断れないじゃないですかぁ……」
北上「さんきゅー、大井っちのそういうなんだかんだ面倒見のいいところ、結構好きだよ?じゃあ、私は提督探しに行くね」ガチャ バタン
大井「えっ!?北上さん!?今私の事好きって!!ねぇ、もう一回言っt… 阿武隈「おっ、大井さん落ち着いて!!今はこの子の面倒を見なくちゃ駄目ですよ!!」
大井「……何?煩いわね?私と北上さんの邪魔をする気……?」ハイライトオフ
阿武隈「…!?い、いやその……」ダラダラ
大井「……大丈夫よ。北上さんに頼まれたことだもの。ちゃんと面倒は見るわよ」スッ
阿武隈(あっ、いつもの大井さんに戻った…)
大井「……で、何であなたはこの子の素性とか一切聞かない訳?」
阿武隈「あ、あたしだって聞いてみましたよ!でも……」
大井「でも……?」
阿武隈「この子、自分が提督だって言うの」
大井「……それで?まさか信じたの?」
阿武隈「そんなことないですよ!」アセアセ
大井「……はぁ、あなたと話していても埒が明かないわね」クルッ
幼女提督「……」
阿武隈「なっ、何する気ですか!?」
大井「何する気って……ただお話するだけよ。いい、見てなさい?」
――――――――――――――――――――
大井「こんにちは、私は大井っていうの。あなたのお名前を教えて貰えるかしら?」ニコッ
幼女提督(お、大井のこんなに柔らかな笑顔初めて見たぞ!?)
幼女提督「あっ……えっと……」
大井「うん、うん」
幼女提督「……提督なんだが」
大井「ふふっ、そうなの♪」ニコッ
幼女提督(お、大井が信じてくれた!!)パアァ
阿武隈(笑顔になった!?あたしもそんなすぐに打ち解けられなかったのに!?)ガーン
大井「お父さんとお母さんはどこにいるか分かる?」
幼女提督「……」フルフル
大井「じゃあここがどこか分かる?」
幼女提督「……ちんじゅふ」
大井「うん、そうね。よく分かりました♪」ナデナデ
幼女提督「ねぇ……おおい……」
大井「うん?どうかしたの?」ナデナデ
幼女提督「……ん、ちょっと、はずかしい……///」モジモジ
大井「……」ピクッ
阿武隈「……」ピクッ
大井(こ、この子北上さんには劣るけれど……)
阿武隈(こ、この子やっぱり……)
大井・阿武隈((めちゃめちゃ可愛いわーーーー!!!!!・ですけどーーーー!!!!!)クネクネ
幼女提督「…っ!?」ビクッ
大井「……はっ!?わ、私としたことが嫌だわー…おほほほほ……」
阿武隈「……はっ!?べっ、別にあたしは何もしてないんですけど!!」
幼女提督「……」ジトー
大井「そっ、それよりも待っている間暇でしょ?私と一緒に遊ばない?」
阿武隈「……」ピクッ
阿武隈「あっ、あたしが最初に見つけたし、最後まで責任もって面倒見ますから!大井さんは北上さんのところに行ってて大丈夫ですよ!!」
大井「……」ピクッ
大井「いえいえ、北上さんのところに行きたいのは山々だけど、北上さんに頼まれたことですから~。阿武隈こそ報告書を渡すのに早く提督を探しに行ったらどう?」
阿武隈「いえ、あたし的にはその子の方が大事っていうか…とにかく、その子の面倒はあたしが見るので大丈夫です!」
大井「……」バチバチ
阿武隈「……」バチバチ
ガチャ 北上「はぁ……提督はどこに行ったのさ……ってあれ?大井っち?あの子はどこに行ったの?」
大井「……えっ?」キョロキョロ
阿武隈「どこってそこに……」キョロキョロ
シーーーン
大井「……」阿武隈「……」
北上「……もしかして、どっか行っちゃった?」
――――――――――――――――――――
書き溜めはとりあえずここまでです!
選択制ですが安価で幼女提督の行先を決めていただきます。
1.駆逐艦寮
2.軽巡寮
3.重巡寮
4.戦艦寮
5.軽空母寮
6.正規空母寮
7.潜水艦寮
この中のどれかでお願いします! 安価下3で
7
>>42
潜水艦寮で了解しました!
ちょーっと書いてくるの~
幼女提督(なんか阿武隈と大井の側にいると、身の危険を感じたので移動してみた)ズルズル
幼女提督「……」ズルズル
幼女提督(この制服……すごくぶかぶかで歩きづらいなぁ…)ズルズル
幼女提督「……はぁ、いまここどこだろ?」キョロキョロ
幼女提督(執務室から結構歩いたし、そろそろ軽巡寮辺りかな……?)キョロキョロ
あっ、急にすいません できたので投下していきます
???「提督どこ行っちゃったんだろうね……?ってあれ?誰かいるの?」
幼女提督(…ん?この甘ったるい声は……)クルッ
伊19「わぁ!すっごくかわいい女の子なのね!!」
伊58「ほんとでち!……んー…?どこかで見たような顔でちね…?」
幼女提督「イクにゴーヤか……」
幼女提督(イクにゴーヤがいるということはここは潜水艦寮か……って事はまだ執務室から全然離れてないじゃないか!?)ガーン
幼女提督(……よく考えたら体が小さくなったんだから歩幅も小さくなってるのか……不便だなこの体……)ハァ…
伊19「えっ、イクの名前知ってるの?」キョトン
伊58「……あっ!分かったでち!!この子てーとくさんにそっくりでち!!」ピコーン
伊19「てーとくに…?」ジーッ
幼女提督「……うっ」
幼女提督(こ、この身長からだとイクたちの方が少し大きいから目の前にちょうど……)チラッ
伊19「あーー!?本当にそっくりなの!?ゴーヤすごいのね!!」ボインボイン
伊58「ふっふっふ、もっと褒めるといいでち!」ボインボイン
幼女提督(……でかいな)
幼女提督「……」チラッ
幼女提督「……」ペタペタ
幼女提督「……」
幼女提督(い、いざ自分が女性になると胸に差があることがこんなに劣等感を感じるなんて…っ!!)ガーン
幼女提督(……今まですまなかったな、龍驤)遠い目
伊19「…ぇ、……ねぇ!聞こえてるの?」
幼女提督「ふぇ!?…き、聞こえてるぞ?」
伊58「なんか口調も提督みたいで面白いでちね」
伊19「じゃあちゃんとお返事するの!!いい?」
幼女提督「あ、あぁ、悪かった……」
伊19「うん、分かればいいの♪」ギュ
幼女提督「――っ!?!?!?」ジタバタ
幼女提督(む、ムネが!?!?柔らかいのが当たってる!?!?!?!)ジタバタ
伊58「イク、この子苦しがってるでち」
伊19「んー、そうなのー?」パッ
幼女提督「……っぷはぁ!?ば、馬鹿!!何するんだ!?」
伊19「ご、ごめんなのね…(つい提督みたいだから抱きしめちゃったの…)」
伊19「それよりあなたはどうして提督の制服着てるの?」
伊58「あっ、それゴーヤも思ったでち。動きにくくないの?」
幼女提督「う、うごきにくいけど……ほかのふくはもってないの」モジモジ
伊19(提督みたいだけど、提督と違って可愛いのね!!)キュン
伊58(提督さんみたいだけど、すっごくかわいいでち!!)キュン
伊19『事情はよく分からないけど、困ってるみたいなのね。何かイクたちにできることはないかなぁ?』ヒソヒソ
伊58『それだったら、いい方法があるでち……』ヒソヒソ
幼女提督(なにやら内緒話をしているが、聴き取れんな……)
幼女提督「わたしはよーじがあるから、そろそろしつれいするぞ」ズルズル
伊19「あっ、待つのね!!」
伊58「よかったらゴーヤたちの服貸してあげるでち!!」
幼女提督「ふぇ?いいの?」上目遣い
伊19「もっちろんなのね!(すっごく可愛いのね///)」
伊58「ゴーヤたちに任せるでち!(オリョールの疲れが癒されるでち///)」
幼女提督「じゃ、じゃあふくかしてもらおうか……な?」ピタッ
幼女提督(い、いや待て潜水艦の艦娘の服といえば……)チラッ
伊19「なら、お部屋に来るのね!」ピッチピチノ
伊58「こっちでちよ!」スクール水着ダヨ!
幼女提督(い、いくらこの姿になっているとはいえ……)
幼女提督(あれを着るのは絶対にいやだーーーーーー!?!!?!!)ダラダラ
伊19「……?どうしたの?」
伊58「ほら、こっちでちよ?」グイッ
幼女提督「い、いやわたしはやっぱりえんりょしt……ってちょっと!?ゴーヤ!?わたしをかかえるんじゃない!!おろせ!おろs…………いやぁああああぁぁっぁああぁぁあああ!!!!!」
――――――――――――――――――――
幼女提督「……もうオヨメにいけない」グスン
結局小さいからだではゴーヤに抵抗できるはずもなく、なすすべなく部屋まで連行されてしまった。
だが、スクール水着を着せられるかと思いきや、意外にもイクやゴーヤたちの私服であった。
とはいえどことは言わないがイクやゴーヤの服ではサイズが全く合わなかったため、休日にろーちゃんが着ている服を借りることになった。
幼女提督(ていうかろーちゃんの服がぴったりだなんて……自分で思ってたより今すごくちっちゃいんだな……)ドヨーン
幼女提督(それ以前に自分の部下の私服を着て鎮守府を歩かなくてはいけないのか……はは……もうどうにでもなればいいさ……)レイプ目
伊19「……?なんだか元気ない気がするの?」
伊58「ゴーヤの服を選ぶセンスは悪くなかったはずでちが……」
幼女提督「……いや、いいんだ……ふく、ありがとね……」トボトボ
伊19「……行っちゃったのね」
伊58「……う~ん、行っちゃったでちね…」
潜水艦編終わり!!
提督は ろーちゃんの私服を 手に入れた!
1.駆逐艦寮
2.軽巡寮
3.重巡寮
4.戦艦寮
5.軽空母寮
6.正規空母寮
この中で次の安価下3でお願いします!
5
うえ
一つ聞きたいんだけど駆逐艦寮に行けば明石に会える?
ん~、隼鷹と飛鷹の書いてたけどちょっと飛鷹のキャラがブレブレになっちゃったから書き直しますねー…
という訳で更新遅れます、多分明日になるかも……すいません…… (軽空母って意外とすくないですね…)
後、 >>72 ですが、まさにその通りで明石に会えます!よって話が進展します!ちなみに提督は一応駆逐艦寮に向かって進んでいます。
軽空母編、なんとか終わりました!
投下していきますね~
幼女提督「……」テクテク
幼女提督(はぁ……やっと潜水艦寮を出たか……)テクテク
幼女提督(明石のやつめ、見つけたら絶対にただじゃおかないからな!!!)テクテク
幼女提督「……」テクテク ピタッ
幼女提督「……けーくーぼりょーか」
幼女提督(軽空母の艦娘なら酔っている隼鷹を除けば、比較的良心的な子が多い。絡まれることもないだろう……)
幼女提督「よし、ここはそーっとつーかすれば……」テクテク
???「あれ?こんな子軽空母寮にいたっけ??」
幼女提督(ってこの軽い感じの喋り方はまさか…いやでもここ軽空母寮だよな……??)クルッ
鈴谷航改二「おっ!結構カワイイ子じゃん!!」キラキラ
幼女提督「……」
幼女提督(そういえば鈴谷は改造して軽空母になったんだったな……完全に失念してた……)
鈴谷「ねぇねぇ!!どこから来たの~?てか、めっちゃ提督にそっくりじゃん!?ウケる~~!!」ペラペラ
鈴谷「あっ、ねぇねぇ写メ撮っていい?てか撮るね?はい、チーズ♪」パシャ
幼女提督「……」
鈴谷「ん~、どれどれ…って全然笑ってないじゃ~ん!!ほら、笑って笑って?」ペラペラ
幼女提督「……」
幼女提督(い、一番面倒なやつに捕まってしまった~~~!?!?)
幼女提督(こ、これじゃいつになったら解放されるか分かったもんじゃないぞ!?な、何とか逃げないと……)
幼女提督「わ、わたしはよーじがあるからこr… 鈴谷「って、きゃー!!声もまじ可愛いじゃん!!」ダキッ
幼女提督「……」
鈴谷「ねぇねぇ、鈴谷も提督いなくて今暇だからどっか出かけない?」ギュー
幼女提督「いや……でも……」モジッ
鈴谷「あーもうマジ可愛い!!てかヤバすぎでしょこの可愛さ!!」ギュー
幼女提督「……」
幼女提督(あっ、これ話通じないタイプだ……)ゲンナリ
幼女提督(逃げ出そうにも抱きしめられて動けないし……どうしたものか……)キョロキョロ
鈴谷「ん?どったの?もしかして落とし物でもした??」
幼女提督「い、いやそういうわk…」
幼女提督(…いやここはそういうことにしておくか)
幼女提督「そ、そうなんだ。すずや、さがしものてつだってくれないか?」
鈴谷「よっし、そういうことなら鈴谷にお任せ!」
鈴谷「それで、何を落としたの?」
幼女提督(う~ん、定番で中々見つからないものといえば……)
幼女提督「か、かぎ!いえのかぎおとした……」
鈴谷「かっ、鍵!?マジで!?超大変じゃん!!」アタフタ
幼女提督(本気で心配してくれてる、なんだかんだ鈴谷は優しいからな……)
幼女提督(だが今は鈴谷のやさしさで胸が痛い…っ!)ズキッ
鈴谷「でも安心して?お姉ちゃんはね、すっごい特技持ってるんだから!!」スチャ
幼女提督(……?なんで甲板構えて……ってまさか!?)
鈴谷「全艦載機、発艦!!」ブオォォーン
鈴谷「……よし!後は待ってればこの寮全体ぐらいはすぐに探せちゃうからっ!大丈夫だから……ねっ?」ニコッ
幼女提督「あっ、ありがとう……」
鈴谷「ふふっ、いいのいいの!おうちに帰れなかったら寂しいものね!!」ニコッ
鈴谷「……提督も、帰ってくるかな?」ボソッ
幼女提督「えっ?」クルッ
鈴谷「……」
幼女提督(そういえば、イクたちと会ったときも私のことを探しているみたいなことを言っていたな……)
幼女提督(もしかして、私は今行方不明扱いになっているのか?……なら鈴谷には余計な心配をかけてしまっているな)
幼女提督「……すずやは、てーとくがいないとさびしいの?」
鈴谷「えっ!?……うん、そうだね寂しい……かな?」
鈴谷「……」
鈴谷「実はね……お姉ちゃんは艦娘っていってね、毎日深海棲艦っていうキモイ敵と戦ってるの」
幼女提督「……うん」
鈴谷「別に戦うことがイヤじゃないんだけどさ……たまに不安になるんだよね」
鈴谷「鈴谷たちがどんなに頑張っても、提督は結局どこか遠くに行っちゃうんじゃないかって……」
幼女提督「すずや……」
鈴谷「だから鈴谷も頑張って強くなってるんだケド……って何話してるんだろアタシ、ごめんね急に」アタフタ
幼女提督「……」スタスタ
鈴谷「……?どうしたの?」キョトン
幼女提督「すずや、わたしはぜったいにだまってどこにもいなくなったりしない。だからしんぱいしないで」ニコッ
鈴谷「……ぇ?てい……とく?」ポカーン
幼女提督「……って、叔父さんが言ってたよ!!」
鈴谷「あ、あぁ叔父さんがね!!そうだよね……って叔父さん!?ってことは提督の姪なワケ!?」
幼女提督「じゃあ、よーじがあるからわたしはいくね!かぎ、さがしてくれてありがとねー!!」タッタッタ
鈴谷「あっ、ちょい、まだ艦載機戻ってきてないんだケドー!?って行っちゃった……」
鈴谷(可愛かったけど、なんか提督に雰囲気似てて変な子だったなー…)
――――――――――――――――――――
幼女提督(まさか半日いないだけで行方不明扱いになっているとは…早く元の体にもどらないとな……)
幼女提督(……それと、元に戻ったら鈴谷には謝らないとな)
幼女提督「よーし!そうときまったらくちくかんりょーをめざすぞー!!」
幼女提督(……ってすっかり幼児言葉が板についてしまったな……)ズーン
幼女提督(コナ〇か私は……)
幼女提督(……これ、直るよな??)
――――――――――――――――――――
以上軽空母編でした!(軽空母というよりも鈴谷編って感じでしたけど……)
1.駆逐艦寮
2.軽巡寮
3.重巡寮
4.戦艦寮
6.正規空母寮
ではまたこの中から選んでください!!安価下3で!
(ちなみに駆逐艦を選んだとしても終わらないので気にせず選んでください)
明日、安価確認したら再開しますね~
2
おはようございます! >>96 軽巡寮ですね了解しました!
また出来次第投下するのでしばしお待ちを~
軽巡寮編思ったより長くなりそうなので、まだ途中ですがとりあえず投下しますね~
幼女提督「……」ガチャ
幼女提督「……」チラッ
←軽空母寮 軽巡洋艦寮→
幼女提督「……はぁ」
幼女提督(やっと軽巡寮か……ここ駆逐艦寮ほどじゃないけど廊下長いんだよなぁ……)ズーン
幼女提督(しかも、ちょっと疲れてきたなぁ……どこかで休憩したいけど…)
『……提督も、帰ってくるかな?』
幼女提督(……そういう訳にはいかないな、一刻も早く元の体に戻らないと)スタスタ
幼女提督(…って向こうから誰か来る!?) 壁|ササッ
――――――――――――――――――――
北上「大井っち、提督見つかった?」
大井「い、いいえこっちにはいなかったわ……北上さんも?」
北上「……」コクリ
大井「そ、そう……もしかして本当にいなくなってたr…… 北上「大井っち!!」
北上「……大井っち、うちの提督のことだよ?きっとどこかでまたくだらないことに付き合ってるんだよきっと……だから……」
大井「北上さん……ごめんなさい私ったら……」
大井「……私はまた執務室の方を探してみるわ……あの子もどこに行っちゃったか気になるし……」
北上「そう……じゃあ私はこの辺りをまた探してみるね」クルッ
大井「あっ、北上さん!!」
北上「……何?大井っち?」
大井「北上さんも……無理しないでね?北上さんまでいなくなったら私……」
北上「……大丈夫だよ、大井っち。私も、提督も、絶対元気で戻ってくるから、ね?だからそんな顔しないで?」ニコッ
大井「……はい、約束ですよ?」ニコッ
大井「呼び止めてごめんなさい、じゃあ私は向こうを見てきますね」タッタッタ
北上「私も探そっと……提督……ほんとどこにいるのさ…?」タッタッタ
――――――――――――――――――――
幼女提督「」
幼女提督(ほ、本格的に心配かけてるじゃないか私!?それなのに、こんなところで何幼女になってるんだ私は!!!)ガンガン
???「も~、こんな忙しいときに誰クマ~?」ガチャ
幼女提督「……えっ?」キョトン
球磨「……クマッ?」キョトン
幼女提督(しまった!!さっき頭を打ち付けていたのは壁じゃなくドアだったか!?)ガビーン
球磨「おっ、噂の提督の姪っ子じゃないかクマー!!……確かに似てるクマね」ジーッ
幼女提督「ふぇ…?わたしのことしってるのk……ですか?」
球磨「もちろんクマ!最初に大井から話しを聞いたし、さっき鈴谷がイン〇タで写真上げてたクマ!」
幼女提督(すっ、鈴谷め~~~!!!!)ワナワナ
幼女提督(この様子だと携帯使ってる艦娘には私の存在は完璧にバレたと思った方がいいな……)
幼女提督「……はぁ」ゲンナリ
球磨「む?人と話しをしている最中にいきなりため息をつくとは、変なところで提督に似てるクマね?」
幼女提督「えっ!?いや、すまn……ごめんなさい!むいしきについ……」
球磨「別にいいクマよ?それよりどうしたクマ?迷子クマか?」ニコッ
幼女提督「えっ、えっと……」オドオド
球磨(あー…、珍しく大井が北上と提督以外でベタ褒めした理由が分かったクマ。確かにこれはかなり可愛いクマ……)ゴクリ
球磨「そうクマ!せっかくここに来たならちょっと球磨の部屋で休んでいくクマ!!」
幼女提督「ふぇ!?い、いやわたしはいそいでいるからこれで…… 球磨「いやいや、見たところ歩き疲れているクマ。そんな状態じゃ倒れちゃうクマよ?」
球磨「子供はお姉ちゃんのいうことに従っていればいいクマ!さぁ、上がるクマよ~♪」クイックイッ
幼女提督「く、くま!?いやべつにつかれてないから!このくらい……」クルッ スタスタ
幼女提督「……ぁ」カクン
球磨「……それ見たことかクマ。足が震えてるクマよ?さぁ、少し休むクマ」ヨッコイショ おんぶ
幼女提督「……ん」 おんぶされる
幼女提督(まさか球磨におんぶされるとはな……、なんだか昔外で遊び疲れて動けなくなった時に姉さまにおんぶされていたことを思い出すな……)
球磨「乗り心地は大丈夫クマ?」クルッ
幼女提督「うん……ありがとーねぇさま……」 上目遣い
球磨「……これはやばいクマ、もしクマじゃなかったら即死だったクマ……ゴフッ」吐血
幼女提督「えっ!?ちょっとクマ、ちーはいてない!?ねぇ、だいじょーぶ!?!?」アタフタ
球磨「ふっ、このくらいなんてことないクマ…幸いにも致命傷ですんだクマ……」ヨロッ
幼女提督「ちめいしょー!?いまちめいしょーっていったよね!?」アタフタ
球磨「安心するクマ……この球磨、このくらいじゃなんとも……」クルッ
幼女提督「クマ、わたしにできることなら『なんでも』してあげるから!!だからむちゃしちゃやだよ!!」ウルウル
球磨「な、何でも……クマ?」ゴクリ
球磨「……」モウソウチュウ
球磨「……ゴフッ」吐血 バタッ
幼女提督「く、クマーーー!?っておんぶちゅーにたおれないで……っ!?きゃあぁぁぁあぁぁああ!?」ドカッ
幼女提督「」キュー バタッ
球磨「」キュー バタッ
ガチャ 多摩「なんか物音したけど球磨どうしたにゃ?……って…」
幼女提督「」
球磨「」
多摩「……どうしてこうにゃった」
――――――――――――――――――――
―――球磨・多摩の部屋―――
幼女提督「………ん?」パチクリ
木曾「おっ、やっと起きたか?大丈夫か?どっか頭打ってないか?」
幼女提督「……きそ…?クマは……?」ウツラウツラ
木曾「球磨姉さんはあの後すぐに起きたみたいで、俺と交代で提督をさg……ゲフンゲフン し、仕事に行ったんだ!」
木曾(おっと危ない、提督が行方不明なのは今機密情報だったな……)
木曾(それにしても提督か、こいつ本当に提督に似てるな……)ジーッ
幼女提督「……そ、そうなん…だ……」ウツラウツラ
木曾「…ん?もしかしてまだ眠いのか??お前はまだ子供なんだから気にせず寝ててもいいぞ?」
幼女提督「ぃ…いや……ねちゃだめ……」ウツラウツラ
幼女提督「はやく……もど…らない……と………」カクンカクン
木曾「っておいおい、座りながら寝るなよ?寝るならソファーじゃなくてちゃんと布団を敷いてやるから。ちょっと待っt……」スクッ
幼女提督「……」裾ギュ
木曾「…ちょっと布団敷いてくるだけだ。いい子だから…… 幼女提督「きそ……」
幼女提督「きそ……どっかいっちゃ……ヤだよ……?」ウルウル
幼女提督(……あれ?さっきから私は何を言って……る……あ、駄目だ眠気が………)
木曾「――っ!?///」
木曾(な、何だコイツ!?提督に似てるくせに……)
木曾(めちゃめちゃ可愛いじゃねえかーーーー!?!?///)
木曾(お、落ち着け…俺は歴戦の戦士……こんなことで動じる訳には……)チラッ
幼女提督「……きそー……らい(撃戦本当に)……すき……なの…」スピースピー
木曾「――っ!?!?/// …がはっ!?」吐血
木曾(ば、馬鹿な!?なんて破壊力なんだ!?)
木曾(この俺がここまでやられるとは……さすが提督の姪だぜ……っ!)
木曾「……」チラッ
幼女提督「…スゥー……スゥー……」
木曾「……」ゴクリ
木曾「……」キョロキョロ
木曾「……」ソーッ
木曾「……」
木曾「お、俺も大好きでちゅよー…」ボソッ ナデナデ
扉 バタン! 球磨「大井も北上もいい加減にするクマ!!提督を探すことも大事クマけど、少しは休むクマ!!…ってクマッ?」
多摩「まぁ大井と北上が提督の事が心配なのは分かるけどにゃー…、ってにゃ?」
大井「もう!!私は北上さんが心配なのであって決して提督のことなんか…っ!…ってあら?」
北上「もー…、反省してるっていってるじゃん球磨ねぇ…え?」
木曾「」
球磨・多摩・北上・大井「「「「……」」」」
木曾「……はっ!?」
木曾「よ、よぉ?遅かったじゃねえか……?」震え声
球磨・多摩・大井・北上「「「「……」」」」
木曾「……ど、どうした?何か変なものでも見たのか??」震え声
球磨「く、球磨は何も見てないクマよ??」目逸らし
多摩「た、多摩も何も見てないにゃー…」目逸らし
大井「……木曾、気持ちは分かるけど……それはないと思うの……」哀れみの目
北上「まぁ、何ていうの?そういうのもアリなんじゃない……?」笑い堪え
木曾「」
木曾「う、うわぁあぁあぁあぁああぁぁあああ!?!?!?!?さ、さっきの俺は俺じゃねえんだ!?忘れろ!!忘れてくれぇ!!!!」頭抱え
この後木曾は30分ほど顔を真っ赤にして鎮守府内を走り回っていたとかいなかったとか……
木曾……可愛いものに飢えているのだろうか……
――――――――――――――――――――
―――数時間後―――
幼女提督(……ん?なんだか頭に柔らかい感触が……)パチリ
大井「あっ、目が覚めたみたいね」膝枕中
幼女提督(お、大井が私に膝枕だとぉ!?これは何の冗談だ!!)ガバッ
幼女提督「……あ」
幼女提督(そうだ、私は今幼女になっているんだった……)ズーン
幼女提督(そういえば今まで寝てしまっていたのか……今何時だ?)キョロキョロ
大井「あら、もうすっかり元気みたいね♪」ニコッ
幼女提督「……いま、なんじ…ですか?」
大井「今?……えーっとヒトハチサンマルね。今球磨姉さんたちが夕飯の支度してるから、ちょっと待っててね?」
幼女提督「……え?もうそんなじかんなの?」ガーン
大井「そうね、可愛い顔でよく寝てたわよ?それと、今日はもう遅いから泊っていきなさいな」ニコッ
幼女提督「でも……わたし、みんなにしんぱいかけてるし……」オロオロ
大井「心配……?あぁ!提督…じゃなくてあなたの叔父さんには私たちから伝えておくから。だから心配いらないわ、ね?」ニコッ
幼女提督「あ、あうぅ……」モジモジ
幼女提督(まさかこんな時間まで寝てしまうとは……)
幼女提督(今から明石を探しに行くにしても、流石にこの時間までは掃除してないよな……?)
幼女提督(それに……)チラッ
大井「……?どうしたの?まだ何か心配なことがあるの?」ニコニコ
幼女提督(大井にこんな顔されちゃ断れないよなぁ……)
幼女提督「……わかった、きょーはここにとまるね?」
大井「うん、そうしなさい!あなたの叔父さんもすぐに戻ってくるからね……すぐに……」ナデナデ
幼女提督(大井……こんなに私の事を心配してくれるなんて……)
大井「……って夕飯手伝わなくっちゃ!!ちょっと待っててね?」スクッ タッタッタ
幼女提督「……」
これで軽巡編半分ぐらいですかね?ちょっと区切りがいいのでお昼に行ってきます!!
食べ終わってからまた投下しますね~
昨日お昼食べたら投下する予定がいろいろ用事が入ってしまい遅れちゃいました……
続き投下しますね~
幼女提督「……」
幼女提督「……?」ブルッ
幼女提督(ん?この感覚はまさか……?)
幼女提督(おしっこか!?!?)
幼女提督(あっ、しかも気づいてしまったから一気に尿意が……)プルプル
幼女提督(い、いくら姿は幼女でも私は日本男児だぞ!?おもらしなんぞする訳にはいかん!!)スクッ
幼女提督「……」タッタッタ
大井「~~~♪♪ ってあの子…?」 調理中 ピタッ
大井「あれ、どうしたのかな?ごはんならもうちょt 幼女提督「お、おしっこ!」涙目
幼女提督(やばいやばいやばい!!女性は近いと聞いていたが、これほどまでとは!?)プルプル
大井「えぇ!?おしっこ!?ちょ、ちょっと待って今行く ピーッ ってあぁ!?鍋が!?」アタフタ
大井「ご、ごめんなさいね今ちょっと手が離せないの!!廊下出てすぐ右にあるから一人でいけるかしら!?」アタフタ
幼女提督「……っ!!あ、ありがとーおおい!」ガチャ タッタッタ
幼女提督(廊下を出てすぐ右……っ!あった!!目標発見!!)
幼女提督(こっから走れば間に合う!!行っけえぇぇぇえええぇぇ!!!)ダダダダダッ
――――――――――――――――――――
北上(はぁ……提督ったら本当にいったいどこいるのさ……?……ってあれは?)
幼女提督「……っ!!」ダッダッダ
北上(なんかすごい勢いで走ってる…?そんなに急いだら……って、あ…)
幼女提督「……っ!?」ツルッ バタン
北上(あー…あー…、こりゃまた盛大にコケちゃったねぇ……)アチャー
北上(……さすがに助けてあげますか)スタスタ
北上「ちょっと、だいじょうb……って!?」
幼女提督「……っ!!!」チョロロロロ…
北上(あー…なるほど、トイレに行きたかったのね……って冷静に分析してる場合じゃないか)スタスタ
――――――――――――――――――――
幼女提督「」チョロロ……
幼女提督(終わった……今まで色々恥ずかしいことはあったが……)プルプル
幼女提督(今度こそ終わった……廊下でおもらし……しかも北上の目の前でなんて……)グスッ
幼女提督「……っく……ひっく……」グスグス
幼女提督(泣けばいいってもんでもないのは分かっているのに……涙が止まらん……)グスグス
北上「……」
幼女提督(きたかみにもあきれられた……もうヤダ……きえてなくなりたい……)グスッグスッ
北上「……ねぇ、立てる?」
幼女提督「……えっぐ……っぐ……」メソメソ
北上「……はぁ、こういうのはガラじゃないんだけど…」ガシッ
幼女提督「……ふぇ?」
北上「よっこいしょ」幼女提督抱え
幼女提督「……!?」
北上「とりあえず着替えるから人目のつかないところにいくよ?」スタスタ
幼女提督「…っく……う、う゛ん……」グスグス
北上「……はぁ、何でこんなことに」スタスタ
――――――――――――――――――――
―――幼女提督着替え中―――
北上「はい、これで終わり。もう、お漏らしくらいで泣くんじゃないの」
幼女提督「ご…グスッ……ごめん…グスッ」
北上「……はぁ」
北上「ねぇ、あんた提督の姪なんでしょ?」
幼女提督「…う、うん……グスッ…」
北上「だったら泣かないの。 ……あなたの叔父さんはね?」
幼女提督「……?」グスッ
北上「どんな時も冷静で……仲間想いで……」
幼女提督「……」
北上「……それでいて、誰よりも辛いときでも決して泣き言は言わなかった。そういう人なんだよ、提督はさ」
幼女提督「……」目ゴシゴシ
北上「だから、あんたもそのくらいで泣いてちゃ叔父さんに笑われちゃうよ?いい?」ジロッ
幼女提督「……」見上げ
幼女提督「うん!ありがとーきたかみ!!」ニパー
北上「――っ!?/// な、なにさ、さっきまで泣いてたと思ったら急に笑っちゃって……これだから子供は嫌いなんだよ……」ブツブツ
幼女提督「きたかみ?ごはんさめちゃうからいこっ?」クイッ
北上「もう、引っ張るなって!……はぁ、うざいなぁ……もう……」テクテク
幼女提督「はやくはやく!!」キャッキャッ
北上「はいはい、今行きますよーっと」テクテク
北上(……まぁ、でも)
幼女提督「きたかみ?いかないの?」クルッ
北上「今行ってるでしょ。そんなに走るとまた転ぶよー」
北上(こういうのも悪くない……かな?)
――――――――――――――――――――
――――――――――――――――――――
ドア ガチャ 幼女提督「おおいー、もどったよ!」
北上「大井っち、ごはん出来た~?」ガチャ
大井「あら、おかえりなさい」クルッ お玉片手に
北上「ん、この匂い……もしかして夕飯って……」鍋チラッ
球磨「そう、カレークマ!!」ドン
幼女提督「あっ、くまいたんだ……」
球磨「さっきからいたクマ―」
多摩「ちなみに多摩もいるにゃー」ニュル
幼女提督「ふぇ!?い、いったいどこから……」
多摩「こたつの中にゃー、提督の姪っ子も入るといいにゃー」ゴロゴロ
球磨「多摩、そろそろカレー出すから机の上片づけとくクマ―!」
球磨「……それにしても、『提督の姪っ子』じゃ言いにくいクマね…、名前はなんていうクマ?」
幼女提督「な、なまえ……?」
幼女提督(あ、あれ?わたしのなまえってなんだっけ……?)
幼女提督「えっ、えっとね……」オドオド
球磨「……もしかして、分からないクマ?」
幼女提督「……」コクッ
北上「えっ、そうなの!?」
大井「えぇ!?そうなんですか!?」
幼女提督「わたし……わたしのなまえは……あれ?どうしておもいだせないんだろ……??」オロオロ
幼女提督「おうち……あれ?おうちってどこだっけ?あれ???」グルグル
球磨「あー…、これもしかしてあれクマ?記憶喪失ってやつクマ?」
幼女提督「きおく……そーしつ?」キョトン
多摩「よくドラマとかで頭とか打った衝撃で記憶が飛んじゃうやつにゃー」ゴロゴロ
大井「えっ!?それって大変じゃないの!?早くお医者さんに診てもらった方が……」オロオロ
北上「いや落ち着いて大井っち、もし本当に記憶喪失だったとしても、医者に診せてすぐ直るものじゃないし……でも心配だね……」オロオロ
球磨「……ほぉ?」チラッ
北上「な、何さ球磨ねぇ。その意味ありげな視線は……」ジトーッ
球磨「いやー?別にー?ただ北上が子供のことを心配するなんて珍しいなーって思っただけクマよ?」ニヤニヤ
北上「べっ、別に心配とかしてないし……/// ていうかそれよりも今はこの子の事を……」
幼女提督「ねぇ、きたかみ……」裾クイックイッ
北上「…って何さ?今大事な話してるから……」チラッ
幼女提督「きおくそーしつって、きたかみのこともわすれちゃうのかな?わたしそんなのヤだよ……」ウルウル 上目遣い
北上「――っ!!///」
大井(き、貴重な北上さんが照れてる姿……可愛い!!!!)
球磨(おー、こりゃクリティカルヒットクマねー…)
北上「…っ!! い、いや別に今の記憶は急に消えたりはしないから大丈夫だよ……はは……」フラッ
球磨(あれを耐えるクマか、さすが北上。我が妹クマ!) ←耐えられないで気絶した姉
大井(やせ我慢してる北上さんも素敵だし、涙目で不安がってる姪っ子ちゃんも素敵だわー……、天国かしら、ここ?)クラクラ
多摩「……ごはんまだかにゃー?」ゴロゴロ
――――――――――――――――――――
―――食事終了―――
幼女提督「ごちそうさま!おおいのかれーおいしかった!!」キラキラ
大井「ふふ♪そう?ありがとね」ナデナデ
球磨「……うーんクマ……」
多摩「……?どうしたにゃー球磨?頭を抱えて?」
球磨「いや、結局この子の名前も分からないとなると……」
球磨「今は提督もいな……出張だし……クマー…」
北上「そうだよねー…、ねぇみんなこの子の名前の事だけどさ……」
球磨「ん?どうしたクマ?なにか知ってるクマ?」
北上「いや名前は知らないけど、とりあえず呼びづらいから『芽依』ってことでいいかな?」
多摩「えっ?姪?」
北上「いやそのイントネーションじゃなくて……ってあー…もうどっちでもいいや……ともかく今後はそういう呼び方でいい??」クルッ
幼女提督「めい……うん!きたかみがつけてくれたなまえならわたしなんでもいいよ!!」ニパー
大井「北上さん……ネーミングセンスも素敵です!!」キラキラ
球磨「姪だから芽依って安直すg……うん分かった、分かったから大井、姉に対してそんな顔で睨むなクマー…」
多摩「正直、ネーミングセンスでいうなら球磨や多摩よりマシな気がするし、多摩は賛成にゃー」ゴロゴロ
すいません、まだ書き貯めありますがお昼来たのでちょっとお待ちください
お待たせしました! 投下していきますね~
北上「……とりあえず、全員賛成ってことで。じゃあ……その……芽依…ちゃん?」
幼女提督「なぁに、きたかみ!」ニッコニコ
北上「……とりあえず明日は医者に診てもらう前に明石っていう人のところに行って診てもらうけどいいかな?」
幼女提督「うん!!そのあかしってひとのところにいけばいいんだね!!」ニコッ
幼女提督(ん?あれ??あかしってどこかできいたことあるような……?)
幼女提督「……?」
大井「どうしたの芽依ちゃん?また眠くなっちゃったの?」
幼女提督(あかし……明し……明石…………?)ハッ
球磨「眠いなら寝るといいクマ。子供はもう寝る時間クマ」
幼女提督(明石~~~っ!?!?!そうだ思い出した明石だよ明石!!そして私が提督だよ!!誰だよ芽依って!?!?)ガビーン
幼女提督(危なっ!?この薬危なっ!?!?もうちょっとで本当にただの幼女になるところだったよ!?!?)アセアセ
北上「……どったの?ほら、寝るなら早く寝ようy… 幼女提督「あっ、あの……っ!」
幼女提督「いまからあかしのところにつれていってくれないk…でしょうか?!」グッ
北上「えっ!?でももう夜も遅いし…… 幼女提督「どうしてもつたえなきゃいけないことをおもいだしたんです!!」
北上「……どうする大井っち?」クルッ
大井「北上さんがいいっていうならいいですよ。それに…芽依ちゃんも北上さんになついてるみたいですし……」チラッ
幼女提督「き、きたかみ……」ウルウル
幼女提督(た、頼む北上っ!!)
北上「……はぁ、そんな目で私を見ないでよ……分かった、私の負け」
北上「大井っち、ちょっとこのk…芽依ちゃんと工廠行ってくるから、留守番よろしくね」
大井「ふふっ♪はい、いってらっしゃい♪」ニコニコ
――――――――――――――――――――
―――工廠―――
明石(……はぁ、提督大丈夫でしょうか……)
明石(面白半分で作ったものでしたが、まさかこんなことになるなんて……)ハァ…
明石「……一部では失踪扱いになってるみたいですし……事が大きくなる前に大淀と相談して急に大本営に呼び出されたことにしましょうか……でも……」ブツブツ
コンコン ???「明石さん、まだいるー?」
明石(こんな時間に訪室……?いったい誰でしょうか……?)
明石「いますよー!すいません、今開けますねー」ガチャ
北上「こんな時間までご苦労様、ちょっと明石さんに会いたいっていう子がいて……」
明石「私に……ですか?いったい誰でsy……」ピタッ
幼女提督「あかし~~~???ひっっっさしぶりだね???」ニッコリ ゴゴゴゴゴッ
北上「あれ?二人とも知り合いだったんだ~。 じゃあ心配なさそうだね」
北上「私は先に部屋に戻ってるから、話が終わったら明石さんに送ってもらってきてね~」スタスタ ガチャ
明石「えっ!?ちょっと北上さん!?お願い一人にしないd……」 扉 バタン
幼女提督「……」ゴゴゴゴッ
明石「……」タラ-ッ
幼女提督「……」ゴゴゴゴッ
明石「……え、え~っと提督?その、ずいぶん可愛くなりましたね??」ダラダラ
幼女提督「……」ゴゴゴゴッ
明石「いやー…、びっくりしちゃいましたよね!?まさか女の子って言ってもこんなに幼くなっちゃうなんて!?」ダラダラ
幼女提督「……」ゴゴゴゴッ
明石「あっ!?そんなに若返るならこんどあたしも飲んでみようかなー……なん……て………」チラッ
幼女提督「……」ゴゴゴゴッ
明石「……あのー……、やっぱり怒ってます?」ダラダラ
幼女提督「……おこってないとおもうか?」ギロッ
明石「すっ、すみませんでしたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」ジャンピング土下座
――――――――――――――――――――
幼女提督「……はぁ……いまさらおこってしまったことをとやかくいってもしかたない……もういいぞあかし」
明石「えっ、じゃあ許してもらえ… 幼女提督「ゆるすとはいってないぞ」 明石「…ですよねー……」
幼女提督「まったく……こりないやつだな……」プンスカ
幼女提督「……で、そっちのほうはどうなんだ?」ギロッ
明石「はぁ……?そっちの方……といいますと?」キョトン
幼女提督「そんなのもとにもどるくすりにきまってるだろ!?あほうかきさまは!!」プンスカ
明石「わはー!!す、すいません提督……」ニヤニヤ
幼女提督「……あかし、おこられているのにずいぶんとよゆうじゃないか?えっ?」ギロッ
明石「だっ、だって提督……」プルプル
明石「その恰好で怒られても怖くないどころか可愛くって……っぷ、ぷぷっ」笑い堪え
幼女提督「」
幼女提督(あ、明石にも舐められるだなんて……っ!!なんて屈辱なんだ!!なんて……なんて…………うっ……)フラッ
明石「…っぷ、はー!!ごめんないさいね提督、つい面白くって」涙フキフキ
幼女提督「……」
明石「提督ー?ほんとごめんなさいってばー!ちゃんと話ししますから無視しないでくださいよ~」
幼女提督「……」
明石「ちょっと提督、無視は酷いですって…… 幼女提督「……おねーさん、だれ?」
明石「…………えっ?」
幼女提督「ここ…どこ?きたかみ?ねぇ、おねーさん、きたかみしらない?」ウルウル
明石「」
幼女提督「ふぇぇ……きたかみぃ……どこなの?……おおい?……くま?」ウロウロ
明石「て、提督?本当に反省してますからこんな冗談はやめt…… 幼女提督「……ていとくっておじさんのこと?わたしはめいっていうんだよ?」キョトン
明石「」
明石(こ、これはまさか……)ダラダラ
明石(『アレ』ですかね……)ダラダラ
明石「……」スタスタ
明石「……」肩ガシッ
幼女提督「ふぇ!?どうしたの……?おねーさんこわい……」ウルウル
明石「……う゛!?」
明石(提督の幼女姿なんて破壊力なの!?罪悪感で胸が押しつぶされそうです……)
明石(……でも!!)
明石「て、提督!!思い出してください!!!あなたは提督!!この鎮守府の提督なんです!!!」グワングワン
幼女提督「…イヤ!!やめて!!めいはそんななまえじゃないの!!」
明石「いいえ、違います!!あなたは提督なんです!!」
明石「この鎮守府の提督でっ、あなたの帰りを待ってる子がたくさんいるんですよ!?」
幼女提督「……っ!?」
『……提督も、帰ってくるかな?』
『提督……ほんとどこにいるのさ…?』
幼女提督「……そうだ」
幼女提督(私には帰りを待っていてくれている艦娘たちがいるんだ!!こんなところで……こんなところで……)
幼女提督「こんなところで、よーじょしてられるかーーーー!!!!」ドンッ
明石「わぁ!?叫び声はともかく元に戻ったみたいですね、提督!」
幼女提督「もとにもどった……?わたしはいままで……うっ…ねむけ……が………」ウツラウツラ
明石「提督?眠いのですか?」
明石「もうフタサンマルマルですからねー。子供の体なら眠くなって当然ですよ!」
明石「説明はまた明日しますから、とりあえず今は横になっていいですよ?」ニコッ
提督「くそっ……あとで……おぼ……え………て………」カクンカクン
提督「………」ウツラウツラ
提督「………zzZ」スヤスヤ
明石「提督、あたしのせいでごめんなさい……でも今はゆっくり休んでくださいね?」ボソッ
――――――――――――――――――――
長くなりましたが、軽巡編終わりです!ついでに明石にも会えました!!
でも、安価は続きます
1.駆逐艦寮
3.重巡寮
4.戦艦寮
6.正規空母寮
下3でお願いします
重巡了解です!
とりあえず導入までできたので投下しますね~
―――翌日―――
幼女提督「にっ、にじゅーじんかくだとーーーーーーー!?!?!?」
明石「て、提督朝から声が大きいですって……」キーーーン
幼女提督「あのよーじょかは、あかしがつくったあやしげなくすりのせいじゃないのか!!」
明石「流石にそんな機能つけてないですって……」
明石「だってそんな機能つけちゃったら女の子の体になってドギマギしている提督が見れないじゃないですか!」
幼女提督「……」ジトーッ
幼女提督「……はつげんないよーはさておき、せっとくりょくはあるな」
明石「でしょー!?」 幼女提督「ほめてない」 明石「あっ、はい、すいません……」
幼女提督「……で、げーいんはなんだ?」
明石「二重人格は大体、受け入れられない現実から逃避するために架空の自分を作り上げることが多いですから……」
明石「提督が幼女化(仮)になる前に何かありませんでしたか?」
幼女提督「けっこんかっこかりみたいにいうな!なにか、だと?え~っとたしか、といれにいきたくなって………あっ…………」
明石「なって……どうしたんです?」
幼女提督「……」レイプ目
幼女提督「ははうえ、ちちうえ、さきだつふこーを……」フラフラ
明石「ちょ、ちょっと提督!?すみません!!何があったかは言わなくていいですから……ってちょ!?あたしのクレーンに縄をかけないで!?お願いだから早まらないでーーーーー!!!」ドタバタ
――――――――――――――――――――
明石「……落ち着きました?」
幼女提督「……」コクッ
明石(あの提督がここまで取り乱すなんていったい何が……)
明石(……まぁ、トイレの時点で何となく想像できますが、言わぬが花でしょう)ウンウン
明石「えっと、じゃあ続きを説明しますね?」
幼女提督「……」コクッ
明石「何があったかはともかく、何か提督が大きくショックを受けたことがあったことは事実ですよね?」
幼女提督「……」コクッ
明石「多分、そのことが原因で提督ではない第二の人格……自分で名乗ってましたし芽依ちゃんとしますね」
明石「その芽依ちゃんが生まれて、提督が受けるはずだった心理的ダメージを肩代わりしてくれたってことだと思います」
明石「だから、今後もし提督が強い心理的ストレスを感じることがあったら、たぶんまた出てくるので注意してくださいね?」ニコッ
幼女提督「……きさまがそれをいうか」
明石「あ、あれは事故みたいなものですって~!!」アセアセ
幼女提督「……」
明石「ほ、本当に悪かったですって!!でも元にもどr 幼女提督「……れっぷう」ボソッ
明石「……えっ?今なんて……?」
幼女提督「わたしがもどるまでにれっぷうをよういしろ。いちにちごとにいっこ。できるな……?」ギロッ
明石「えっ!?いやいやいくらなんでも無茶… 幼女提督「で・き・る・な・?」ニコォ
明石「……ぜひ開発させていただきますぅ……うぅ……あたしの開発資材が……」オヨヨ…
――――――――――――――――――――
幼女提督「はぁ……それでさくばんのけんはふもんにしてやる……」
幼女提督「それと、わたしのようじょかかっこかりのりゆーもわかった。できるかはわからんがちゅーいする」
明石(あっ、その言い方気にいったんだ……)
幼女提督「……それで、わたしはいつになったらもどれるんだ?」
明石「えっと、早くても4日後でしょうか?」
幼女提督「よっか!?いまよっかっていったかあかしぃ!?!?」クワッ
明石「わっ!?……だから急に大声出さないでくださいってば~…」キーーーン
幼女提督「これがおーごえをださずにいられるか!あとよっかもこのままなのか!?」ガーン
明石「そっ、そうですねぇ……こればっかりは昨日からあたしも全力で作っているのですが時間がかかるので……」
幼女提督「そ、そうか……わたしがいないあいだちんじゅふはいったいどうすれば……」フラフラ
明石「そのことなら大丈夫ですよ!昨日大淀と長門さんには事情を説明しましたから!!」
明石「提督はとりあえず急に大本営におよびがかかって出張中ということにして、代わりに長門さんが業務を引き継いでくれることになってるので安心してください!」
幼女提督「ん、そうなのか……すまないあかし……せわになったな……」ズーン
明石「いっ、いえお気になさらず~(元はと言えば全部あたしの責任ですし……)」
幼女提督「そうか……じゃあわたしはよっかかんここにいればいいんだな?」
明石「あっ、いえそのことなんですが……」
コンコン ???「失礼いたしますわ、明石さんはいらっしゃる?」
明石「ちょうど来ましたね、はい、いますよー!」タッタッタ ガチャ
熊野「ごきげんよう、明石さん。……提督の姪の方がいらっしゃると聞いたのだけれど」キョロキョロ
明石「はい、この子がそうです! 1日ですがよろs…… 幼女提督「……」裾クイッ
明石「……ってちょっと待ってくださいね~」ササッ
熊野「……?」
提督『おい、なんでくまのがいる!?きいてないぞ!!』ヒソヒソ
明石『説明する前に来ちゃいましたからね……』ヒソヒソ
明石『実は提督が4日間工廠にいてもじゃm……お暇でしょうからローテーションで各艦娘寮の手の空いている人のところに預かってもらうことになりました!』ヒソヒソ
幼女提督『なんだと!?あかしきさま!またわたしにむだんで…』 熊野「明石さん、どうかされましたか?」キョトン
明石「いっ、いえ大丈夫です!ちょっと打ち合わせしていただけですから!!……じゃあていt…芽依ちゃん、いい子でね~!」手ヒラヒラ
幼女提督「あっ、あかし!はなしはまだ……」
熊野「あら、元気な子ね?わたくしは熊野ですの。よろしくね芽依ちゃん?」ニコッ
幼女提督「……よろしくおねがいします(明石後で絶対シめる……)」ペコリ
熊野「ふふっ、礼儀正しい子ですわね♪…それでは明石さん、わたくしたちはこれで失礼しますわね?」スタスタ
幼女提督「……」明石ジーッ テクテク
明石「いっ、いってらっしゃーい」ヒラヒラ
――――――――――――――――――――
とりあえずここまでです!
更新は明日以降になると思いますのでお待ちを~
多摩バスですね分かります
重巡編(というより航巡編になっちゃいましたが…)できましたので投下していきますね~
>>202 たまって多摩じゃなくて多磨だったんですね……今気づきました……orz
ん、いや多摩でいいのか?? よく分からなくなってきた??
……すいません、↑忘れてください
では投下します
―――航巡・重巡寮―――
熊野「はい、芽依ちゃん。ここが重巡・航巡寮ですのよ。結構広いと思わなくって?」チラッ
幼女提督「……ふぇ!?そ、そうだねくまの……」
幼女提督(芽依ちゃんとかいう私の名前(仮)がいまだに馴染まないな……呼ばれたらすぐ反応できるようにしないと……)
熊野「そ、そうですわよね?おほほほほ……」
幼女提督「あはははは……」
熊野「……」テクテク
幼女提督「……」テクテク
幼女提督(きっ、気まずいっ…!!)
幼女提督(あれ?熊野ってこんなに話下手なやつだったっけ!?鈴谷ほどじゃないがもっと話しかけてくるタイプだと思っていたのに……)ジーッ
熊野「……あっ、わたくしの部屋に着きましたわよ?」ドア ガチャ
熊野「さっ、どうぞ。お入りになって?」
幼女提督「ありがとーくまの!じゃあしつれいしまーす…」テクテク
熊野「はい、どうぞ♪では、適当なところにお座りになって?」
幼女提督「う、うん」ペタン
熊野「……」スタッ
幼女提督「……」チラッ
熊野「……」
幼女提督「……」チラッチラッ
熊野「……」
幼女提督(まっ、間が持たない…っ!!!)
幼女提督(頼む……っ!!何か喋ってくれ熊野~~~!!!!)
――――――――――――――――――――
熊野「……」
熊野(わ、わたくしとしたことが、お部屋まで案内したものの、どう接すればいいか全く分かりませんわー!?)アセアセ
熊野(こういう時に鈴谷がいれば……って今はいないのですもの。わたくし一人でもなんとかしてみせますわ!!)
熊野(とりあえず相手は子供……このくらいの歳だとままごととかが好きなのかしら?)チラッ
幼女提督「……」
熊野(いえ、年齢の割には結構落ち着いた子みたいですし、ままごとはもうされてないかも…………)グルグル
熊野「あー!もう!いったい何が正解ですのーーー!?」頭抱え
――――――――――――――――――――
幼女提督「!?」ビクッ
幼女提督(熊野!!声に出てるぞ声に!!!)
幼女提督(なんか一人で悩んでるみたいだし、こっちから話題振った方がいいかな……)
幼女提督「こっ、ここにはくまのひとりなの?」
熊野「そうなると何か別ものもが……ブツブツ えっ!?……そ、そうですわね。他の方々は出撃や遠征されていますから」アセアセ
幼女提督「そ、そうなんだー…」
熊野「そ、そうですわよー…」
幼女提督「……」
熊野「……」
幼女提督(なんだこの地獄はっ!?)
熊野「そっ、そうですわ!!確か利根さんと筑摩さんは今日非番だった気がしますわ!!ちょっとお待ちくださる?」スマホ スッ
幼女提督(援軍を呼んだか……懸命な判断だ熊野……)哀れみの目
幼女提督(……って、あれは噂の『すまほ』か。確か鈴谷も同じやつ使ってたな……)ジーッ
熊野「……」スマホ スーッ スーッ
幼女提督(おっ、指で動かしてる。……あんな風に指を上下するだけで動かせるのか)ジーッ
熊野「……」タッタッタッタッタッタ ←文字入力音
幼女提督(うぉ!?ものすごい速さで指でポチポチし始めたぞ!?ガラケーの方が入力早いと思ってたが、すまほでもかなり早そうだな……)ジーッ
熊野「……よし、これで完了ですわね。 芽依ちゃん、今から利根さんと筑摩さんっていうお姉ちゃんたちも遊びにきますけれども……」チラッ
幼女提督「えっ!?もうめーるのやりとりおわったの!?」
熊野「いえ、これはメールではなくLINEっていうのですけれども……もしかしてスマホ使ったことありませんの?」
幼女提督「うん!わたしはガラケーしかつかったことないよ!!」
熊野「ガラケーって……今時提督以外で使ってる方初めて見ましたわ……」アングリ
幼女提督(えっ!?私以外全員スマホなの!?利根とかあの喋り方だし絶対ガラケーだと思ってたのに!?!?……見損なったぞ利根!!)
熊野「……あの、芽依ちゃん?よかったら、スマホの使い方教えてあげてもよろしくってよ?」チラッ
幼女提督(普段なら『悪いが私はガラケー一筋なんだ……』とクールに断っているところだが…)チラッ
熊野「どっ、どうなんですの?」チラッチラッ
幼女提督(……まぁ、この姿なら他の艦娘に見られても問題ないしなあ、後学のために使い方教わっておくのも悪くないな)
幼女提督「うんっ!!わたしもすまほ使ってみたい!!」ニコッ
熊野「そっ、そうですの!!じゃあ、こちらに来て下さる?今からこの熊野が教えて差し上げますわ!!」パアァ
幼女提督「ありがとー、くまの!」にぱー
幼女提督(ふっ、仕方ないやつめ……本当だったらスマホなんぞに頼る私でないが、今は熊野の顔を立ててやるためにも使ってやるか……)ニヤッ
熊野「はい♪では始めにここの画面をスワイプして起動させるのですわ」
幼女提督「すわいぷ?」キョトン
熊野「あっ、ごめんあそばせ。スワイプっていうのはこうやって指を横に動かしてですわね……」
――――――――――――――――――――
―――熊野、提督にスマホ伝授中―――
熊野「あら♪本当に覚えるのが早いですわね!!わたくしが始めてスマホを使ったときよりもすごく早いですわ!!」
幼女提督「そ、そうかな/// くまの、このらいんっていうのほんとうにべんりだね!!すぐにへんしんがくるしがぞーもおくれるんだね!!」キラキラ
熊野「そうですわよ!!それに無料で通話することもできますわよ?」ニコッ
幼女提督「むりょーでつーわもできるの!?ふぇぇ……ほんとうにすごいよぉ……」キラキラ
幼女提督(スマホ侮ってた!!!これ本当にめっちゃ便利!!!なんで今までガラケーとかに拘ってたんだろ!?ほんと昔の自分馬鹿じゃないのか!?!?)
熊野「あっ、そうですわ!鈴谷にわたくしたちの写真を撮ってLINEで自慢しましょうか!」
幼女提督「しゃしんとるの!?わたしやってみたい!!」ワクワク
熊野「いいですわよ!!こうやって画面から体を離して……」
幼女提督「こーお?……んー!」←必死にスマホで自撮りしようと腕伸ばしてる
熊野「その体じゃ届かないですわよね……ちょっと借りますわね」ヒョイ
熊野「今回はわたくしが撮りますわね?はい、画面に映るように近づいてくださいまし?」
幼女提督「うっ、うん」
幼女提督(今更だが距離が近くて気恥ずかしいな……)ピタッ
熊野「ん、いいですわね。じゃあスマホの上あたりを見ててくださいまし」
幼女提督「……」チラッ
熊野「はい、そこらへんでいいですわよ?……はい、チーズ!」パシャ
熊野「……うん!いい感じですわね♪」ニコニコ
幼女提督「どれー?みせてー!!」ヒョイ
幼女提督(うわ……画像めっちゃ綺麗……時代の流れを感じるな……)シミジミ
熊野「ふふっ、芽依ちゃんも可愛くとれてますわね♪……じゃあ、この画像を鈴谷のLINEに送信してっと」タッタッタ ピッ
…ピロリン♪ 熊野「あっ、もう返信きましたわね」
幼女提督「えっ!?もう!?」ビクッ
熊野「鈴谷は打つの早いですわね……なになに?『え~!?まじ羨ましいんですケド(; ・`д・´)うちも芽依ちゃんと一緒に自撮りしておけばよかったな~(ノД`)・゜・。』ですって、ふふっ♪」ニコニコ
幼女提督(……熊野、最初は気まずかったが笑顔になってくれてよかった)
ピロリン 熊野「あっ、また来ましたわ。えーっと『それと芽依ちゃんの鍵って見つかったの(・・?』 ですって……鍵?』
幼女提督「あっ、それは、え~っと……あかしがみつけたからだいじょうぶだよっておくっておいて!!」
熊野「分かりましたわ♪」タッタッタ ←タップ音
熊野「送信っと……なんだかこうしていると懐かしいですわね……」
幼女提督「なつかしい?」キョトン
熊野「えぇ……わたくしが着任したばかりの頃、恥ずかしながら緊張していましてね……他の艦娘と馴染めない時期があったんですの」
幼女提督「くまのが?それは……いがいだねー」
熊野「今ではよく言われますわ。 ……そんな時、最初に声をかけてくださったのが、わたくしよりも少し前に着任していた鈴谷だったんですの」
熊野「それで最初にわたくしに何て言ったと思いますか…? 『あたし鈴谷、よろしくねっ!…ところでさ、スマホ持ってる?LINE交換しようよっ!』って言ったんですの」
幼女提督「なんていうか……すずやらしーね」
熊野「ふふっ、そうですわね♪」ニコッ
熊野「でも、わたくしはその時はスマホなんて持っていませんでしたので素直に持ってないですわって言ったら……」
幼女提督「言ったら……?」
熊野「『じゃあ鈴谷とおそろいのスマホにしなよ!使い方教えてあげるからさ!!』って言ってわたくしを無理やり携帯会社に引っ張っていって……」
熊野「……今みたいに丁寧にスマホの使い方を教えてくださったの」ニコッ
幼女提督「そっか……じゃあ、くまのにとってすずやはしんゆーなんだね?」
熊野「そうですわね、少なくともわたくしはそう思っていますわ……」
幼女提督(……あぁ、そっか。なんか熊野の口数が少ないと思ったら……)
幼女提督「くまのは……すずやがいなくなっちゃってさびしいんだね」
熊野「えっ!?いや、別に寂しいってほどのことじゃないですわよ!?」アタフタ
幼女提督「そうなの?……でも、すずやはくまのにあえなくてさびしがってるとおもうな?」
熊野「そっ、そうとは限らないですわ……鈴谷はわたくしと違って明るいし、みんなから好かれていますもの。きっとわたくしがいなくたって……」シュン
幼女提督「……」
幼女提督「……ねぇ、くまのしってる?すずやもね、さいしょはおともだちがいなかったんだよ?」
熊野「えっ!?まさかそんな訳……」アタフタ
幼女提督「でもね、どーしつになったおんなのこもひとりぼっちだったから、ゆうきをふりしぼってこえをかけたの」
熊野「……」
幼女提督「そうしたらともだちになれて、すずやはとってもうれしかったっていってた」
熊野「……」
幼女提督「くまのはね?もっとじぶんにすなおになったらいいとおもうの」
幼女提督「ともだちにあえなかったらさみしいし、かなしいのはあたりまえなんだよ?むりしなくていいとおもうの」
熊野「わたくしは……無理なんて……」プルプル
幼女提督「……なきたかったら、ないてもいいんだよ?」
熊野「……っ!!」
ドア バタン 鈴谷「チィーッス!!熊野のLINE見てたら久々に遊びたくなっちゃったから来ちゃったよ!!……ってあれ?熊野?どーしたの?」キョトン
熊野「……っ!!!……鈴谷」スクッ
熊野「……」スタスタ
鈴谷「えっ、ナニ?どうしたの?鈴谷なにかした??」オロオロ
熊野「…えぇ、しましたとも」スタスタ
熊野「……」ダキッ
鈴谷「ちょ!?///熊野!?///」オロオロ
熊野「鈴谷の馬鹿!!急に軽空母になんかなって勝手に行っちゃって!!!わたくしがどれだけ……どれだけ……っ!!!」ギュム
熊野「もう、本当に馬鹿!!馬鹿バカ!大馬鹿ですわ!!……っく……わたくしの気持ちも知らないで……ひっく……」
鈴谷「熊野……」
鈴谷「うん、ごめんね。寂しかった?」ナデナデ
熊野「寂しかったに……決まってますわっ!!本当にあなたという人は……っ!!!」ギュッ
鈴谷「ごめん、ごめん。鈴谷も色々あってさ……お詫びにこうしてまた遊びにくるから泣き止んで、ね?」ニコッ
熊野「泣いてなんて……っぐす……いませんわ……っく……」グスッ
ドア ガチャ 利根「悪い、待たせたの熊野!!さぁ、遊ぼうじゃないか!……って、ぬ?」
筑摩「姉さん…?いったいどうしました……って、あらあら?」
熊野「うわああぁぁあーーーん!!もう離さないんだからーーーー!!!!」ギュー!
鈴谷「熊野ぉ~、鈴谷が悪かったからいい加減泣き止みなよ……って利根さんに筑摩さんじゃん!おひさ~!チィーッス!!」
利根「なんというか……吾輩たちはここにいていいのだろうか、筑摩よ……?」オロオロ
筑摩「あらあら?私たちは熊野さんかに呼ばれてきたのですもの。しばらくいてもいいんじゃないですか、姉さん?」ニコニコ
――――――――――――――――――――
―――数十分後―――
熊野「……こほん。先ほどはわたくしとしたことが失礼しました」真顔
幼女提督(さすが熊野、切り替えが早いな……)
筑摩「いえいえ、良いものを見させてもらいましたよ?ねぇ、姉さん?」ニコニコ
利根「うむ……吾輩たちは気にしないが……ああいった逢瀬はできれば人目のない場所でだな……」モジモジ
熊野「おっおおおお逢瀬だなんて///もうなに言ってるんですか利根さん!!///」カアァ
鈴谷「えっ、おーせ?なにそれ?知ってるの熊野?」キョトン
熊野「しっ、知りませんわそんな死語!」プイッ
利根「しっ、死語じゃと!?では今は何というのじゃ?あいb…… 筑摩「姉さん、それ以上はやぼというものですよ?」ニッコリ
利根「う、うむ。そうか……(筑摩が怖いのじゃ!?)」ゾワッ
幼女提督(筑摩こわっ!?)ゾクッ
鈴谷「えー、いいじゃん!教えてよ熊野~~~」ベタベタ
熊野「ちょ///そんなにくっつかないでくださいまし!///」アタフタ
鈴谷「いーじゃん、いーじゃ!!鈴谷たち同じ部屋で一緒に寝た仲じゃん!」ベタベタ
熊野「ねっ、寝ただなんて…っ!!/// そういう言い方は誤解を生むからやめて下さいまし!///」カアァ
鈴谷「ちょっと熊野何赤くなってんのさ~、誤解って何のこと?ねぇ~?」ベタベタ
熊野「~~~~っっ!!!!/////」身悶え
利根「……本当に吾輩たちが来た意味はあったのじゃろうか?」ゲンナリ
筑摩「私は見ていて楽しいですよ?」ニコニコ
幼女提督(まさかこんな百合百合空間になるとは思わなんだ……)ゲンナリ
――――――――――――――――――――
その後、筑摩がその場をまとめてくれて、みんなでトランプやボードゲームをして遊んだ。
お昼は熊野がサンドイッチを用意してくれていたみたいで、みんなで食べた。中々うまかったぞ、熊野。
そして、夜になり、鈴谷が軽空母寮に帰るついてでに私を工廠に送ってくれるという流れになった。
――――――――――――――――――――
―――夜―――
鈴谷「いやー!面白かったー!!熊野ったらお嬢様キャラなのにずっと大貧民で『くっ、屈辱ですわ…』って……っぷぷぷ」テクテク
幼女提督「あれはおもしろかったねー!!」テクテク
幼女提督(時間を忘れて遊んでしまった……こんな風に遊んだのはいつ以来だろうか……?)テクテク
鈴谷「……ねぇ、芽依ちゃん。今日はさ、ありがとね」ニコッ
幼女提督「……ふぇ?なんのことですか?」キョトン
鈴谷「熊野のこと。…熊野があんな風に自分の思っていることを言うなんて……芽依ちゃんが鈴谷の時みたいに何か言ってくれたからなんでしょ?」テクテク
幼女提督「わ、わたしはべつになにも……」アタフタ
鈴谷「そーなの? ……まぁ、そういうことでいっか。後はまっすぐ行けば工廠だから、じゃあね~!」タッタッタ
幼女提督「すずや、ありがとね~!」手振り
幼女提督「……さて、帰るか」クルッ スタスタ
――――――――――――――――――――
ドア ガチャ 幼女提督「あかし、かえったぞ~」スタスタ
明石「あっ、提督!!おかえりなさい!どうでした重巡寮は?」
幼女提督「……なかなかおもしろかったぞ」
明石「へぇそうでしたか!!……なんかやけに素直ですね提督」ジーッ
幼女提督「かんぐるな。……わたしもたまにはすなおになろうとおもっただけだ」プイッ
明石「……?」キョトン
幼女提督「おもっていることをしょうじきにいうのもわるくはないな……おかげですまほのつかいかたもおぼえたしな」フフン
明石「えっ!?あのガラケー一筋スマホ嫌いの提督がスマホを!?……大丈夫ですか提督?もしかして無理させすぎましたかね……?」オロオロ
幼女提督「あかし、きさまはすこししょうじきすぎるんじゃないか……?」呆れ顔
――――――――――――――――――――
重巡編 (というか完璧に航巡しかいませんでした本当に(ry ) 終わりです!
次の安価下3でお願いします!
1.駆逐艦寮
4.戦艦寮
6.正規空母寮
1
>>242 駆逐艦了解です!
……駆逐艦数が多いので安価で絞ってもいいですか?
1.睦月型
2.吹雪型
3.綾波型
4.暁型
5.白露型
6.朝潮型
7.陽炎型
↑のうち安価 下3と4の二つでお願いします!
※秋月型、神風型はもってないので性格つかめないしカット、夕雲型も巻雲しか持ってないのででカット、ぜかましは単体なのでカット、初春型は……まぁ需要なさそうだしカットでお願いします
はつしもふもふェ
1 さつきとめい期待
4で
>>246 >>247 睦月型と暁型了解です!! 皐月とメイのネタ先に言われたwまぁ使いますけどw
>>244 初霜ちゃん欲しいんですけどね……
とりあえず文章量多くなりそうなので更新明日以降になるかも…… 少々お待ちくださいね~
お久しぶりです! とりあえず睦月型の話までは書き貯めできたので投下していきますね~
―――翌日―――
幼女提督「……ん、もうあさか」
???「おはようございます提督!今日は駆逐艦寮を訪室する予定ですので、頑張ってくださいね」
幼女提督「くちくかんりょーか……あかし、くちくかんのこがなんにんいるとおもってるんだ?」
幼女提督「からだはよーじょでもこころはおっさんのままなんだぞ?さすがにあれだけのかずをあいてするのはむりなきがするんだが……」
???「提督ならそう言われると思って事前に対策はしてあります。……それと、提督?まだ寝ぼけていらっしゃるのですか?私は明石じゃありませんよ」
幼女提督「……そういえば、声違うな……でも凄く聞き覚えがあるのだが……」チラッ
大淀「提督……でいいのですよね?おはようございます!現時刻マルロクマルマル、朝ご飯の支度は出来ているので、そろそろ起きてください」ニコッ
幼女提督「おぉ!おーよど!なんだかすごくひさびさだな!!」ガバッ
大淀「提督、お久しぶりです。目が覚めたみたいですね、では今日のスケジュールをお話ししたいので、着替えてごはんを食べましょう」
幼女提督「む、そうだな」ゴソゴソ
大淀「着替えはずっと呂500の服を借りている訳にもいかないので、他の駆逐艦の子のものを借りてきました。それを着てください」
幼女提督「あぁ、すまんな。それで、だれのものだ?……正直、潮や浜風のを持ってこられてもサイズが……」ゴソゴソ
大淀「それなら大丈夫かと。……持ってきたのは、島風の制服ですから」
幼女提督「なっ、なんだとぉーーー!?!?!?」ビクッ
大淀「……というのは、冗談で朝潮型のものです。これで完全に目が覚めましたか?では、私はごはんの準備をするので失礼します」テクテク
幼女提督「おっ、おーよどめ……わたしをおどろかせおって……まぁ、おかげでめはたしかにさめたがな……」ヌギヌギ
幼女提督(うむ……朝潮型の制服なら、着やすいし問題ないか……)
幼女提督(……いや、そもそも女児用の制服を着ている時点で駄目だろ私。あー…、朝から何が悲しくてこんなことを……)
幼女提督「……ん、ぶじきがえられたな。おおよどーきがえおわったぞ~!」
大淀「提督、こちらも朝食の支度終わりました。どうぞこちらへ」ササッ
幼女提督「おぉ!ごはんにさけにみそしる……う~ん、ちゃんとしたごはんをたべるのはなんだかひさびさだな……」
大淀「……提督、ちなみに明石の時は朝何を食べていらしたのですか?」
幼女提督「かろ〇ーめいと」
大淀「明石……あなたって人は……」ゲンナリ
幼女提督「くまののときもさんどいっちだったし、ぱんだとなんかくったきがしなかったんだよな~…、あっ、いただいてるぞ」モグモグ
幼女提督「……ん?そういえばさいしょのときにたべたおおいのかれーはおいしかったな……あのときはわたしがわたしじゃなかったが……」モグモグ
大淀「……はぁ、提督?ごはんを食べながら喋るのは行儀が悪いので、やめた方がよろしいかと」
幼女提督「あ、あぁすまんな……それにしてもおーよどはわたしがこのからだになっていてもたいどがかわらんな」
大淀「提督、それはこども扱いしてほしいということですか?」
幼女提督「いや、そのままでいいってことだ……おーよどもわかっていってるだろ?」ジトーッ
大淀「ふふっ、それに気づくようなら提督も本調子に戻ってきたようですね」
幼女提督「まぁな……ふぅごちそうさま。うまかったぞ」
大淀「はい、おそまつさまです。では、今日のスケジュールについて話させていただいてよろしいでしょうか?」
幼女提督「あぁ、かまわないが……そのまえにひとつきいてもいいか?」
大淀「はい、なんでしょうか?」
幼女提督「……あかしどこいったの?」
大淀「それはですね……気になりますか?」
幼女提督「……いや、やっぱりきくのはやめておく」
幼女提督(大淀の事だから、たぶん今回の件について私より容赦ない罰を与えそうだしなぁ……)
幼女提督(いったい何をさせる気だろう……給料、ネジ、開発資材のカットは当然としてさらに何か……考えるだけでも恐ろしいな……)ブルッ
大淀「そうですか、それは残念です。……ちなみに明石には1か月間任務以外での開発および改修は自分で遠征で手に入れた開発資材を使わなければいけない刑にしました」
幼女提督「いや、きかないっていったよね!?というかだからあかしあさからいないの!?」
幼女提督「えんせーでかいはつしざいってそうぞういじょーにあつまらないぞ!?おにかよ!?!?」
大淀「……というのも冗談です。それでは本題に入らせていただいていいでしょうか?」
幼女提督「じょ、じょーだんかそうか……はぁ、もうすきにしてくれ……」ゲンナリ
幼女提督(本当に大淀にだけは敵わないな……)
大淀「はい、了解しました。では提督、本日のスケジュールですが……」
――――――――――――――――――――
大淀「……以上が本日のスケジュールになります。何かご確認されることはありますか?」
幼女提督「いや、だいじょーぶだ。くちくかんのむつきがただいいちごーしつのこがごぜん」
幼女提督「あかつきがただいいちごーしつのこがごごと、わけてほうしつするということでいいんだな?」
ちなみに説明すると、うちの鎮守府では察しの通り艦種ごとに寮が分かれていて、基本2人1部屋。駆逐艦は人数が多いので、4人で1部屋になっている。
睦月型の1号室は睦月、如月、弥生、卯月の4人部屋になっている。…まぁ、分かりやすく旧暦順になっているので覚えているだけなのだが。
暁型はそもそも4人しかいないので単純に暁、響、電、雷の4人になっている。以上説明終わり。
大淀「はい、その通りです!では、そろそろ時間ですので、ご健闘お祈りしていますね」
提督「えっ?もーいくのか?まだハチマルマルマルなんだが……」
ドア バタ-ン! 島風「おっそーーーーい!!!」
大淀「島風、執務室でも工廠でも入るときにはノックをしてくださいね?」
島風「げぇ!?大淀さんどうしてここに……」
大淀「明石がちょっと用事があるとのことだったので朝は私が代わりに芽依ちゃんの面倒を見ていたの」
島風「そっ、そうだったんだ……」
大淀「とはいえ、少し遅れてしまったことは事実ですし今回は大目に見ます。ていt……芽依ちゃん?島風が案内してくれるからついていって?ね?」ニコッ
幼女提督「う、うん。わかった」
幼女提督(さすがに人前だと子供扱いするのか……さすが大淀隙が無い)
島風「あなたが芽依ちゃん?私、島風。よろしくね?」ニコッ
幼女提督「よっ、よろしくね」
島風「睦月ちゃんたちのところに案内するからついてきてね?こっちだよ」手引き
幼女提督「ありがと……」テクテク ドア ガチャ
大淀「……いってらっしゃい、ていとく」ボソッ
――――――――――――――――――――
―――廊下―――
島風「大丈夫?早くない?」手引き テクテク
幼女提督「う、うん。だいじょーぶだよ」オドオド
幼女提督(……意外だな、島風のことだから『どっちが先に部屋に着くか競争しようだよ!』とか言うと思ったが…)チラッ
島風「~~~♪♪」テクテク
幼女提督(こうして自分に歩幅を合わせて歩くことができるなんてな……)チラッ
島風「……?どうしたの芽依ちゃん?何か用?」キョトン
幼女提督「ふぇ!?……い、いやえ~っと……」オドオド
幼女提督「そ、そう!なんてしまかぜがむかえにきたの?むつきとかがくるとおもってたけど……」
島風「ん~っとね、睦月ちゃんは迎えにいく予定だったけど、今日寝坊しちゃったみたいで、代わりに私が暇だったし迎えに行くことになったの」
幼女提督「へぇ~、そーなんだ」
幼女提督(睦月のやつ、おそらく楽しみで前日に寝られなかったとかそういう理由だろうな……弥生と卯月が着任するときもそんな感じだったし)
島風「……ねぇ、芽依ちゃん」
幼女提督「ん、なーにしまかぜ?」チラッ
島風「……やっぱり、睦月ちゃんが迎えに来てくれた方が嬉しかった?」
幼女提督「えっ……?」
島風「私ね、一人っ子だから私よりちっちゃい子の扱い方とか分からないし……」
幼女提督「う、ううん!そんなことないよ!しまかぜ、いますごくおねえちゃんらしいよ!!」
島風「……本当?」
幼女提督「ほんとだよ!だってわたしのためにほはばをあわせてくれたり、きにかけてくれたんでしょ??」
幼女提督「そういうのって、すっごくおねえちゃんらしいとおもうな!」にぱー
島風「そう……かな?そうだよね!!ありがとう、芽依ちゃん!!」ニコッ ナデナデ
幼女提督(島風、私は割と自己中心的な性格だと思っていたが、思ったよりも協調性があるんだな……)
幼女提督(……今度新しく着任する駆逐艦の子がいたら島風と同じ部屋にしてやるか)ウンウン
島風「なんだか私にも妹ができたみたいでうれしいなぁ……今度連装砲ちゃんにも自慢してあげよっと!!」ニコニコ
島風「……あっ、芽依ちゃん着いたよー!!ここが睦月ちゃんたちのお部屋!!」
幼女提督「あっ、ほんとだ。あんないしてくれてありがとねしまかぜ!」ニコッ
島風「いいのいいの♪じゃあ私はお仕事があるから行くね?ばいばい、芽依ちゃん!」バッ シュタタタタ
幼女提督「ばいばい!……やっぱりしまかぜはっやーい」
――――――――――――――――――――
幼女提督(さて、じゃあ部屋に入るとするかな)
コンコン 幼女提督「あのー…、て…じゃなくてめいです!はいってもいいですか?」
???「にゃ!?ど、どうぞはいってくださいにゃしぃ!!」
幼女提督(この喋り方は睦月か……なんかずいぶん緊張してないか?)
ガチャ 幼女提督「しつれいしまーす」
睦月「おっ、お初にお目にかかりまするっ!!睦月っていいます!!今日はよろしくお願いします!!」ビシッ 敬礼
如月「む、睦月ちゃん?司令官の姪だからってそんなにかしこまる必要ないと思うわよ?」アセアセ
如月「あっ、それと初めまして。如月と申します。司令官に似てかわいらしいですわね♪ふふっ♪」ニコッ
幼女提督「むつきにきさらぎ、よろしくね!」ニコッ
幼女提督(睦月……緊張しすぎてキャラが大渋滞してるぞ……)
睦月「で、でも如月ちゃん!『あの』提督の姪だよ!?も、もし失礼なことがあったら……」ガタガタ
如月「もうっ!睦月ちゃんったら!!司令官は睦月ちゃんが思っているような人じゃないわよ?」
幼女提督(えっ?何?私睦月には嫌われてたの!?)ガーン
幼女提督「わ、わt……おじさんになにかされたの……?」オソルオソル
睦月「ひっ!?……おっ、お願いだから提督には黙っててね?」
幼女提督「う、うん。わかった……」
幼女提督(まぁ私が本人なんだがな)
幼女提督(それにしても私が睦月に特別何かした記憶は全くないんだがな……)
幼女提督(大規模作戦の前に多少遠征で酷使させてしまっているかもしれんが、なのも睦月に限った話じゃないし……)ウーン…
如月「はぁ……大体睦月ちゃんの勘違いだと思うのだけれど……」
睦月「ちっ、違うにゃ!!提督は睦月の事絶対嫌いってるにゃ!!」
幼女提督(いや嫌ってない嫌ってない)首ブンブン
睦月「そう……はじめにそれを感じたのは睦月が着任したことだったにゃしぃ……」
如月「語りだしたわね……」
幼女提督「かたりだしたね……」
――――――――――――――――――――
―――睦月が着任した頃―――
~睦月サイド~
睦月(こっ、ここが如月ちゃんのいる鎮守府!!おっきいな~)キョロキョロ
如月「睦月ちゃん?ここが私たちの司令官……つまり提督の部屋よ?」
睦月「こっ、ここが……」ドキドキ
如月「ふふっ、緊張しなくても大丈夫よ?司令官は優しくて、とっても素敵な人だから♪」ニコッ
如月「着任の挨拶を済ませたら部屋を案内するわね?じゃあ私はここで待ってるから、行ってらっしゃい♪」ニコニコ
睦月「う、うん!睦月、頑張るぞー!」テクテク
睦月「……スゥ」 ドア コンコン
提督『……誰だ?用があるなら入ってもいいぞ?』
睦月「はっ、はい失礼します!」ガチャ
提督「……ん?誰だお前?」ギロッ
睦月「ひぃ!?」
睦月(きっ、如月ちゃん!?話しが違うにゃしぃ!?!?)ガタガタ
睦月「むっ、睦月型1番艦の睦月です!……って睦月が一番艦だから睦月型なのは当たり前ですにゃ……あはは……」
提督「……っく……そ、そうだな」プルプル
睦月(ひぃ!?肩がぷるぷる震えてるにゃしぃ!?!?絶対怒ってるにゃ!?)ガタガタ
睦月「むっ、睦月はこれで失礼しまs…… 提督「あっ、ちょっと待ってくれ」ゴソゴソ
睦月「まっ、まだ何か……?」ガタガタ
提督「部屋に戻ったらこれを書いて提出してくれ……」サッ
睦月「……?はい、では失礼します」ガチャ
睦月(こっ、怖かったにゃしぃ~~~!?!?)ガタガタガタ
如月「あら、睦月ちゃん終わった?……ってどうしたの?」キョトン
睦月「てっ、提督に嫌われているみたいにゃ……すごく怖かった……」ガタガタ
如月「えぇ!?い、いや司令官さんはそんな意味もなく嫌ったりしないと思うのだけれど……」
如月「……睦月ちゃん、その紙はどうしたの?」
睦月「およ?そういえばさっきこれを書いて出してくれって……」ペラッ
解体希望届
睦月「」
如月「む、睦月ちゃん?どうしたのそんな燃え尽きた顔して……?」オロオロ
睦月「……如月ちゃん、今までありがとね……睦月のこと……忘れないでね……」フラッ フラッ
如月「睦月ちゃん!?いったい何があったの!?ちょっと……睦月ちゃーーーん!!!」
――――――――――――――――――――
睦月「……っていうことがあったにゃ……」ドヨーン
幼女提督(えぇ!?そんなことあったか!?)ガビーン
幼女提督(……いや、そういえばそんなことがあったような……確かあの時私は……)
――――――――――――――――――――
―――睦月が着任した頃―――
~提督サイド~
提督(あー…、最近寝る暇がなくてつらいなー…)ウトウト
コンコン
提督「……っ!?」ビクッ
提督(はっ!?危うく寝るところだった……)ドキドキ
提督「…ゴホン……誰だ?用があるなら入ってもいいぞ?」
睦月「はっ、はい失礼します!」ガチャ
提督(……?見ない顔だよな?新しく着任した子か??)ジーッ
提督「~~ん?(やっぱり知らない子だよな……?)誰だお前?」くまの濃い目で見ながら
睦月「むっ、睦月型1番艦の睦月です!……って睦月が一番艦だから睦月型なのは当たり前ですにゃ……あはは……」
提督(そ、そりゃあそうだよな……っぷっくっく……だめだ……深夜明けのテンションでこんなくだらないことで笑……っく、笑うな、笑うんじゃない……!)プルプル
提督「……っく……そ、そうだな」プルプル
提督(……そういえばさっきからなんかガタガタ震えてるな?緊張してるのか?)
睦月「むっ、睦月はこれで失礼しまs…… 提督「あっ、ちょっと待ってくれ」ゴソゴソ
睦月「まっ、まだ何か……?」ガタガタ
提督(新しく入った子には着任証明書かいてもらわなきゃな……え~っと確かここの引き出しだったっけ?)ウトウト
提督「部屋に戻ったらこれを書いて提出してくれ……」サッ
睦月「……?はい、では失礼します」ガチャ
提督「……ふぁぁあ……ねむっ……やっぱ一回仮眠しておくかー……って、ん?」
提督(この引き出しデイリー任務関連の引き出しだったか……間違えて違う書類渡してしまったな……まぁ本人が気づくだろ……)
――――――――――――――――――――
幼女提督(そっ、そういえばそんなことあったなーーーー!?!?!?)ダラダラ
幼女提督(あの時間違えて渡した書類解体関連の書類だったのか!?!?そりゃびっくりするわな!?)ダラダラ
如月「……もう、司令官はあの時疲れていたからきっと間違えたのよ、って前から言ってるじゃない?」
幼女提督「そ、そうだよー、おじさんはそんなことしないよー…」ダラダラ
睦月「そうかにゃー…」
幼女提督「……むつきは、おじさんのこときらいなの?」
睦月「嫌い……」ボソッ
幼女提督「……っ!!」ビクッ
睦月「……っていうほどじゃないけど」
幼女提督「……」ホッ
睦月「なんだか、話しかけ辛いにゃしぃ……」ズーン
如月「睦月ちゃん……」
すいません、ちょっち席外します
戻りました 再開しますね~
幼女提督「『むつきへ、いつもえんせーありがとう。おまえにはほんとうにせわになっている』」
睦月「……」
如月「……」
幼女提督「『しかし、えんせーほーこくにくるときに、ときどきむつきにさけられているよーにかんじることがある』」
睦月「……っ!?」ビクッ
如月「……」
幼女提督「『もし、わたしがなにかしてしまったのならあやまろう。だが、これだけはいわせてほしい』」
幼女提督「『むつき、いまのおまえはこのちんじゅふにとってかけがえのないそんざいだ。そんなおまえのことはほこりにおもっているし、たいせつにおもっている』」
幼女提督「『だから、いいたいことがあったらいつでもいってほしいし、いやなことがあったらすぐにいってほしい。わたしはにぶいほうだからちょくせついってもらえるとたすかる』……って言ってたよ!」にぱー
睦月「てっ、提督は、睦月のこと、嫌いだった訳じゃないの……?」
如月「だからそうだって言ったでしょ睦月ちゃん……それにしても、司令官の言葉よく覚えてられたわね芽依ちゃん?ありがとね♪」ニコッ
幼女提督「ふぇ!?う、うん!きおくりょくにはじしんがあるの!!あはは…」
睦月「もっ、もしかして、睦月は提督に対して悪いことしてたかもしれないにゃ……」
睦月「今更なんて顔で会えばいいのかにゃ……?」ズーン
如月「睦月ちゃん?『司令官も』素直に話してくれたんだから、睦月ちゃんも司令官が帰ったら素直に気持ちを伝えればいいのよ」提督チラッ
幼女提督「……っ!?」ビクッ
幼女提督(い、今『司令官も』っていったか!?……いや、言葉のあやだよなきっと、うん……)
睦月「そう……だよね!ありがとう如月ちゃん!睦月、提督がかえって来たらちゃんと謝って仲直りするね!」ニコッ
如月「ふふっ♪その時は私も一緒に行くわ♪」
睦月「そっか……嫌われてた訳じゃなかったんだ……よかった……」ボソッ
睦月「な、なんか安心したらおトイレに行きたくなってきちゃった/// ちょっと行ってくるね!」タッタッタ ドア ガチャ
如月「睦月ちゃん、転ばないよう気を付けるのよ~」
如月「……」クルッ
幼女提督「……っ!?」ビクッ
如月「ふふっ、さっきは睦月ちゃんのフォローしてくれてありがとね?し・れ・い・か・ん・?」ニコォ
幼女提督(やっ、やっぱりバレてたーーーーー!?!?!?)ガーン
幼女提督「や、やだなぁきさらぎ。わたしは……」アセアセ
如月「あら?まだ演技を続けるのかしらぁ?」ニコォ
幼女提督「う゛っ!?……よくきがついたな、きさらぎ」ハァ…
如月「ふふっ、今日の司令官は素直ね?それにとっても可愛いわ♪」ニコニコ
幼女提督「それをいうな……ちなみになんできがついたんだ?」
如月「まぁ、さっきまでは半信半疑だったのだけれど……」
幼女提督(しまった!?鎌かけられてたのか!?)
如月「だって今の提督ぐらいの年の女の子が普通、そんな手紙みたいな言葉を暗記できる訳ないじゃない?」
如月「それに……」
幼女提督「それに……?」キョトン
如月「わたしの大好きな司令官は、そんな大事な言葉を他人に任せる訳ないですから♪」ニコッ
幼女提督「……っ/// ……そ、そうだな。たしかにそのとーりだ」
幼女提督「それで……このことだが……」
如月「黙っててほしい……でしょ?大丈夫、如月こうみえて口は固いですから、うふふ♪」
ドア ガチャ 睦月「睦月、戻りましたー!それと……」チラッ
皐月「ちょうど遠征から帰投したから寄らせてもらうよ!」ニコッ
如月「あら?弥生ちゃんと卯月ちゃんは一緒じゃないの?」
皐月「弥生と卯月ならまた遠征に行っちゃったよ」
如月「あらそうなの……残念ね(申し訳ないけど、卯月ちゃんがいないのは好都合かもしれないわね……)」ホッ
幼女提督「みんないっしょのほーがたのしそーだからね(卯月……あいつに知られたら翌日には鎮守府全体に広まりそうだしな……申し訳ないが来なくてよかった……)」ホッ
――――――――――――――――――――
―――北方鼠輸送作戦―――
卯月「……へっ、へっくしょん!……っぴょん」ズズー
弥生「卯月、風邪?」
卯月「うぅー…、きっと誰かがうーちゃんは可愛いって噂してるぴょん!」
弥生「それはない、と思う」
――――――――――――――――――――
皐月「……?二人して同じような顔しちゃってどうしたんだい?」キョトン
如月「い、いえなんでもないわー」目逸らし
幼女提督「そっ、それよりおねーちゃんはなんていうなまえなの?(意外と鋭いな、皐月)」アセアセ
皐月「ボクの名前は皐月っていうんだ!キミは……確か芽依ちゃんだよね?」
幼女提督「はい!めいっていいます!よろしくおねがいしますね!」ニコッ
皐月「こっ、これは……かわいいねっ!!うん、すごくかわいいよ!!」ギュッ
幼女提督「ふぇ!?ど、どうもです……」アタフタ
皐月「そうやって慌ててる姿もかわいいねっ!!今日からボクの妹にならないかい?」ギュー ナデナデ
如月「さっ、皐月ちゃん?あんまり初対面の子に抱き着くのは……」オロオロ
睦月「あー!皐月ずるいにゃ!!睦月もーーー!!!」ギュ
如月「!?む、睦月ちゃんまで!?」
幼女提督「……」 ←されるがまま
皐月「どうしたんだい如月?如月も撫でてあげればいいじゃないか?」
睦月「こうやって抱き着いてるとあったかいにゃ……」
如月「えっ!?い、いや私はそんな……」チラッ
幼女提督「……」 ←もみくちゃ
如月(わ、私だってできることなら混ざりたいわよ!!でも司令官に急に抱き着くなんてそんな……///)カアァ
睦月「……?如月ちゃん?」キョトン
皐月「もしかして、恥ずかしがっているのかい?……意外だね?」
如月「えっ、いや、そんなことないわよ!!」アセアセ
如月(わ、私だってーーー!!!)ダッ
幼女提督「えっ、きさらぎちょt……」
如月「……って、あら?」ツルッ
幼女提督(あっ、これやばい押しつぶさr)
ドーーーン!! ←如月が提督を押し倒す形でこける
幼女提督(う゛……おもっ……ていうか息できな……なにか柔らかいものがあたって……る゛!?!?)
如月「」チュー
幼女提督「」
如月「……はっ///ご、ごめんなさい、だだだ、大丈夫???」バッ アセアセ
幼女提督「う、うん、だいじょーぶ……」
如月「そっ、そう///ならよかった……///」チラッチラッ
幼女提督「……」
幼女提督(今のはノーカンだよな……?)
睦月「皐月ちゃん、如月ちゃんは何で赤くなってるにゃ?」
皐月「さぁ……?」
――――――――――――――――――――
その後、如月が小声で『初めてをあげちゃった///』とか『もうこれは責任とってもらうしかないわよね///』とか言っていたが、私は一切聞こえていないぞ
……聞こえていないが、元に戻ったらしばらく如月の遠征多めに入れておくか。…いや念のためにね?
――――――――――――――――――――
皐月「ところでさ、芽依ちゃん?」クルッ
幼女提督「ん?なんでしょーか?」
皐月「ボクと芽依ちゃんって名前が一緒だよね」
幼女提督「うっ、うんそうだね」
幼女提督(Mayと皐月で、だよな。……なんか某ジブリ映画を思い出すな)
皐月「なんだかボクに新しい妹ができたみたいでうれしいな~♪ ねぇ、試しに『皐月お姉ちゃん』って呼んでみてよ!」ワクワク
幼女提督「ふぇ!?う、うんわかった……」オドオド
皐月「……ごくり」
幼女提督「さ、さつきおねーちゃん……」ウルウル 上目遣い
皐月「かっ……」プルプル
皐月「かわいいねっ!!!やっぱりすごくかわいいよ芽依ちゃん!!」ギュッ
皐月「今日からボクのことは『皐月おねえちゃん』って呼ぶんだよ!!分かったかい?」ギュ-
幼女提督「えっ、でも…… 皐月「芽依、妹はお姉ちゃんの言うことを聞くものさ。わかったかい?」ニコッ
幼女提督「う、うんわかった……」
幼女提督(すっかりお姉ちゃん気分だな皐月のやつめ……)
睦月「皐月ちゃん!準備できたよ~!!」
如月「こっちも準備できたわ~、うふっ♪」
皐月「分かったよ~!……じゃあ行こうか、芽依」手繋ぎ
幼女提督「……ふぇ?いくってどこかおでかけするの?」
皐月「近所に商業施設?っていうのが開いたんだ。ちょうどそこで買い物する予定だったんだ」
皐月「芽依ちゃんも一緒に行こっ!お姉ちゃんが服を選んであげるよ!!」ニコッ
幼女提督(あぁ、そういや鎮守府の近くにイ〇ンできたんだったな……ここ襲われたらどうするつもりだよ全く……)
幼女提督「で、でもわたしおかねもってないし……」オドオド
皐月「お金なら心配しないで!お姉ちゃんが全部出してあげるからさっ!!」ニコッ
幼女提督「そっ、そんなのわるいよぉ!」オドオド
皐月「大丈夫、大丈夫!ボクはこう見えてもお仕事してるからお金は持っているんだ!!」
皐月「芽依はうちの制服借りてるみたいだし、お姉ちゃんが新しい服買ってあげるからさ!!」キラキラ
幼女提督(ぐっ!?そこまで言われたらさすがに断れんな……お金は後で芽依から聞いたってことにして皐月にそれとなく返せばいいか……)ハァ…
幼女提督「……わかった!ありがとう、さつき!」
皐月「もー、芽依ったら……さっき言ったばかりだろう?さつき……?」
幼女提督「……さつきおねーちゃん」
皐月「そう!やっぱり芽依はかわいいねっ!!」ニコッ
幼女提督「……」
睦月「皐月ちゃーん?行くよー?」
皐月「あっ、ごめんごめん!……芽依、一緒に行こうか?」サッ 手差し出す
幼女提督「……うんっ!!」ニコッ 手握る
――――――――――――――――――――
睦月「皐月ちゃんすっかり芽依ちゃんにメロメロにゃしぃ……なんだか羨ましいにゃ……」ズーン
如月「あら?睦月ちゃんには私がいるでしょ?」ニコッ
如月「私も今度から『むつきおねーちゃん』って呼んでみようかしら……?うふっ♪」ニコッ
睦月「きっ、如月ちゃんそれはなんだか恥ずかしいよぉ///」アセアセ
如月「ふふっ、冗談よ♪」ニコッ
睦月「もぉ~~~!!如月ちゃんってば~~~!!」プクー
――――――――――――――――――――
―――イオ〇モール 横須賀鎮守府店―――
皐月「ここかぁー!思っていたよりもずいぶんと大きいねっ!
如月「これでお洋服も選びたい放題ねっ♪さっ、行きましょうか?」ニコッ スタスタ
睦月「如月ちゃん待ってよぉ~!」スタスタ
幼女提督「……でっかい」ホエー
幼女提督(いやまじででかいな!?鎮守府と同じ……いやそれよりでかいか?)
皐月「芽依?……広いところだからお姉ちゃんとはぐれたら危ないからね?しっかりボクの手を握っててね?」ギュッ
幼女提督「そんなー…、さつきおねーちゃんしんぱいしすぎだよー!」ニコッ
幼女提督(いくら広いとはいえ、ここは鎮守府の管轄内。つまり私の庭みたいなものだ、こんな姿とはいえ迷子になるわけがない!」フフン
幼女提督(この姿とはいえ、さすがに迷子の店内放送は勘弁してほしいからな……)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
―――店内―――
幼女提督「……」テクテク
幼女提督「……」キョロキョロ
幼女提督「……」テクテク
幼女提督「……」テクテク ピタッ
幼女提督「……」
幼女提督(まっ、迷ったーー!?!?さっきまで必死に『全く、皐月のやつ迷子か?』とか思ってたけど、これ完全に自分が迷子だわ!?)ガビーン
幼女提督「てんないほーそーしてもらうしかないのか……?いや、しかしわたしにもぷらいどというものが……」ブツブツ
???「お嬢ちゃん、もしかして迷子かい?」
幼女提督「ふぇ?……おにーさんだれ?」クルッ
幼女提督(いや本当に誰だよお前、一般人か?)
青年「え~っと、誰というほどの人間でもないんだけどね……」
青年「お嬢ちゃんが一人でキョロキョロしてるから迷子かと思って声かけたのだけれど……」
幼女提督(怪しくは……ないか。見たところ好青年そうだし、ここは素直に助けてもらうか)
幼女提督「うん、じつはまいごなの?おともt……おねえちゃんといっしょにきたけどはぐれちゃって……」
青年「それは大変だね?お兄さんが一緒に探してあげるよ!さぁ、こっちに来て?」手グイッ
幼女提督「いっ、いたっ!おにーさんいたいよ!!」アセアセ
青年「でも急がないと、こうしている間にもお姉さんは遠くに行っちゃうかもしれないよ?それに……」
青年「……もっと痛い思いしてくなければ、いいからついてこい、ガキが」ボソッ
幼女提督「……っ!?!?」ビクッ
青年「……どうしたの?さぁ、行こうか??」グイッ
幼女提督「……」スタスタ
幼女提督(あっ、これ選択肢ミスったかもしれない……今は手も繋がれてるし、おとなしく従うか……)
皐月「芽依~~~!!どこいったんだい~~~!!!!……おっかいしなぁ、さっきまでそこにいたのに……ってあれ?」
青年「……」ニヤニヤ
幼女提督「……」テクテク
皐月「芽依……?」テクテク
――――――――――――――――――――
幼女提督(人気のない通路に連れ込まれてしまった……)テクテク
青年「……ふぅ、ここでいいか」キョロキョロ
青年「……で?お嬢ちゃん、名前なんていうの?」ギロッ
幼女提督「……っ!!……めい……です」
青年「へぇ?かわいい名前だね?」ニヤニヤ
幼女提督(……下種が)
青年「今からちょーっと顔の怖いおじさんたちがくるけど、泣いちゃだめだよ?……もっとひどい目に遭うからね?」ニコッ
幼女提督「……」コクッ
幼女提督(少女の誘拐……いや、人身売買か?)
幼女提督(何にせよ、早くここから抜け出さないとな……ん?)キョロキョロ
皐月「……」テクテク
幼女提督(さっ、皐月ーーー!?くっ、来るな!!外じゃ艤装の展開は禁止されているし、危険すぎるっ!!)
幼女提督(早く逃げろっ!!)←ジェスチャーで伝えようとしている
青年「……あ?さっきから何やって……」チラッ
皐月「……」
青年「……ちっ、面倒くせぇな」スクッ
青年「お嬢ちゃん、こんなところに何か用かい?おじさんは今から大事なしg 皐月「……かえせ」プルプル
青年「……あ?」ポカン
皐月「そこにいる子はボクの妹だ!だから早く返せって言ってるんだ!!」
幼女提督(ばかっ!!刺激するような発言を……っ!)
青年「……へぇ?君が芽依ちゃんの?……あんまり似てないけど、まぁいいや」テクテク
皐月「……っ!!ボクも捕まえる気かい?……残念だけどボクは艦娘だよ?キミぐらい……」
青年「知ってるぜ、艦娘っていうのは外では原則艤装の展開は禁止されてるんだろぉ?」ニヤニヤ
皐月「……でも、それは原則だ。ボクは妹のためならそのくらい……」
青年「へぇ?かっこいいねぇ?でも……」ニヤニヤ
青年「キミが規則を破ったって知ったら、キミの上司である提督はどうなるだろうねぇ?」ニヤニヤ
皐月「……っ!?」ビクッ
皐月「しっ、司令官は関係ないじゃないk…… 青年「いやぁ、大いにあるぜ?自分の部下である艦娘が市街地で艤装を展開したとなったらその最終的な責任は提督が負うんだよ」
青年「そうなると、良くて懲戒免職。悪ければ……死刑かもなぁ?」ニヤニヤ
幼女提督(そっ、そんな訳あるか!?こんな状況ならせめて憲兵に小言を言われて終わりだぞ!?こんなやつのいうことなんて信じるな!皐月!!)チラッ
皐月「……」
皐月「分かった、ボクは艤装は使わないよ」
幼女提督(皐月っ!?!?)
青年「理解の早い子は好きだぜ?分かったらとっとと… 皐月「だから!!」
皐月「だから、ボクが代わりになる!!だから芽依のことは離してくれないかい?」
幼女提督(ばかっ!?何言ってるんだあいつ!?!?)
青年「へぇ……ずいぶんと妹思いなこった……まぁ、こっちとしちゃあ好都合だ」ニヤッ
青年「それじゃあこれをつけろ。そうすればこいつは解放してやる」ヒュッ 手錠
皐月「……」ガチャ
皐月「……これでいいかい?じゃあ早く」
青年「……とでもいうと思ったかバーカ!!!」ヒュ
皐月「……えっ?」ドゴォ!
青年「所詮艦娘っていっても中身は子供だな、蹴っただけでよく飛びやがる!」ヒャッヒャッヒャ
幼女提督「さつきっ!?!?」ダッ
皐月「うっ……芽依……駄目じゃないか……ちゃんとお姉ちゃんってつけなきゃ……」ボロッ
幼女提督「そんなこといってるばあいじゃないだろ!?だいじょーぶか!?」アセアセ
青年「ひゃっはっは、姉妹愛とは泣かせるねぇ!? …ちなみにその手錠は特性でね、それをしている間は艤装の展開ができねぇ」
青年「これ以上痛い思いをしたくなければおとなしくしていた方が身のためだぜぇ?」ゲラゲラ
幼女提督「……」スクッ
皐月「芽依……?」ボロッ
青年「あぁ……?てめぇ、話し聞いてなかったのか?」ギロッ
幼女提督「……てめぇこそよくもうちのさつきにてをだしてくれたじゃねぇか」
皐月「芽依……駄目……だよ……うっ」
皐月(意識が……くそっ……)バタッ
青年「……てめぇらさっきからガキの分際で……」ユラッ
幼女提督(……くる)サッ
青年「舐めた口きいてんじゃねぇぞ!!」ブンッ
幼女提督(思った通り。右足の蹴り、それも大振り)
幼女提督(来ることが分かっていれば、避けるのは容易い。かがんで……)スッ
青年「……あ?」スカッ
幼女提督(続いて軸足に思いっきり蹴りをいれるっ!)ゲシッ
青年「うぉ!?」ガクン
幼女提督(軸足のバランスを失えば、倒れるのは必然。後は……)ユラァ…
青年「ってて、てめぇガキの分際で……」チラッ
幼女提督「……」ブゥン
幼女提督(鼻めがけて思いっきり蹴る!!)ガスッ
青年「っがああぁぁぁあがああああああ!?!?!?!?」ジタバタ
幼女提督(とりあえずは成功か、後は反撃されると厄介だ。目をつぶしt……)
ガシッ ???「おい、遊びはそこまでだ」ブゥン
幼女提督(……っ!?まさか仲間かっ!?)スッ
男「……避けたか、少しはやるようだな」
男2「うわっ、あいつこんな子供にやられてんのかよ!?ださっwww」
男3「……」
幼女提督(なっ!?3人もいるのかよ!?!?)
青年「クソがっ……すいません男さん、本当はこのガキ2人で売る予定だったんですが……」チラッ
青年「そっちのガキはあげますんで、こっちのガキは俺にヤらせてください」ギロッ
幼女提督「……っ!?」ビクッ
男「……あまり派手にやりすぎるなよ?」
男「……おい、そっちの金髪の方の子どもを連れていけ」
男2「了解www」
男3「……」コクッ
幼女提督(皐月っ!?……くそっ、私がもとの姿だったら……!!)プルプル
幼女提督「……いや、そんなのはかんけいない!!さつき、いまたすけてやるからまってろ!!」ダッ
青年「くそガキぃ!!てめぇの相手は俺だっつうの……っ!」ドカッ
幼女提督「がぁっ!?」バタン
幼女提督(くそっ……皐月……)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
―――〇オンモール内 喫茶店―――
幼女提督「……ということがくちくかんのこたちにあったりしないだろうか?」真剣な目
如月「……ショッピング中にそんなことを考えていたのかしら?」
時刻はお昼前、だだっ広いイオ〇の中を見ているうちに疲れてしまった私は、皐月にお願いして少し休憩することにした。
それを見た如月は、一緒に休憩を申し出てくれた。おそらく、気を使わせてしまったかもしれない。
だが、それよりも……
幼女提督「だってそうだろ!?こんな広いところでまいごになってこえをかけられたらついていっちゃうだろ!?」クワッ
如月「……あのねぇ、いくら私たちの見た目が子どもだからって、そこまで子ども扱いしなくていいのよ?」ハァ
如月「艦娘は艤装を展開しなくたって普通の人よりも身体能力は高いし、心配いらないわ」
幼女提督「でっ、でもまんがいちということがだな!」オロオロ
如月(本当にこの人は心配しょうね……)ハァ
如月(今は他人の心配よりも自分の心配をしてほしいわ……)
皐月「ごめーん!芽依、如月!」タッタッタ
睦月「いろいろ迷っちゃったにゃー!」タッタッタ
如月「……ほら?ちゃんと戻ってきたでしょう『芽依ちゃん』?」
幼女提督「あっ、ああ……じゃなくて……う、うん、そうだね!」ニコッ
幼女提督(おっと、如月の前だからつい普段と同じ喋り方になってしまっていたか……危ない危ない)
皐月「ちゃんと芽依の服も買ったから後で着てね!……ところで何話してたんだい?」
睦月「何なに、なんの話ー?」
如月「実は芽依ちゃんがね……皐月ちゃんたちがちゃんと帰ってきてくれるか心配だって話をしていたのよっ、ふふっ♪」
幼女提督「ふぇ!?きさらぎなんでいっちゃうのー!?」アタフタ
皐月「ボクのことを心配してくれていたのかい?かわいいねっ!!」ギュッ
睦月「睦月、感激ですぅー!!」ギュッ
如月「あらあら……なっ、なら私も……///」
幼女提督(まっ、またこの流れかー!?)ジタバタ
幼女提督(も、もうお前らの心配なんてしてやらないからなー!?)ジタバタ
――――――――――――――――――――
―――帰り・鎮守府内―――
睦月「今日は半日だったけど楽しかったにゃ♪」ニコッ
皐月「ボクも楽しかったよ!また遊びに来てね♪」ニコッ
如月「ふふっ、そうね♪『また』遊びましょ?」ニコニコ
幼女提督「(『また』の発音が一人だけ違うぞ、如月……)うん!じゃあまたね!!」手振り
幼女提督「……ふぅ、つかれた」
幼女提督(これで午前の訪室は終わりか……次はマルヒトマルマルからだからまだ少し時間があるな、どこかで休んでおこう……)ゲンナリ
ちなみに、あんな話しをしていたら帰り道で若い男集団に如月がナンパされていたが、『今、急いでいますのでどいてくださいませんか?』と笑顔でいいながら余裕で男の手首を捻り上げていた。ぅゎょぅι゛ょっょぃ。
幼女提督(駆逐艦の子たちは思ったよりたくましいみたいだな……そりゃあ私の体力が持たないもの無理ない……)ゲンナリ
幼女提督(……とりあえず適当な部屋に入ってベット借りるか……多分ここら辺の子たちは遠征に行ってて今の時間はいないだろ……)ガチャ
暁「……っ!!貴方が芽依ちゃんね!!暁よ、よろしくっ!!」パアァ
響「約束の時間よりまだ早いけれど……悪い気はしないね。響だ。よろしく」フッ
雷「わぁ~!!本当に司令官にそっくりね!!雷よ、何かあったらいつでも頼ってよね♪」ニコッ
電「いっ、電なのです!司令官さんにはいつもお世話になっているのです!!」ペコリ
幼女提督「」
幼女提督「すいません、へやまちがえました」バタン
暁・響・雷・電「「「「ええぇぇぇえぇぇええ~~~~~!?!?!?」」」」
――――――――――――――――――――
とりあえず今日はここまでです!また書き貯めができたら投下しますね~
続きできたので投下していきますね~
暁「まったく、何も間違えてないわよ!司令官みたいな冗談はやめてよね!」プンスカ
幼女提督「あはは……ごめんなさい」
幼女提督(ここ暁型の部屋だったかー…、時刻は……ヒトフタサンマル。あぁ…私の貴重な仮眠時間が……)ハァ…
響「気にしなくていいよ……暁は君が来るのを楽しみにしていたからね。昨日の夜も眠れなくてトイr……」
暁「わー!?響!?べっ、別に昨日はいつもと変わらなかったじゃない!?ぐっすり寝てたわよ、ぐっすり!!」アタフタ
幼女提督(暁、お前まだ一人でトイレに行けないのか……)
雷「それよりも芽依ちゃん、もしかして少し疲れてる?」
電「そういえば何だか少し疲れた顔をしているのです。……そういうところも司令官さんにそっくりなのです!」
幼女提督(今そんなに疲れた顔しているのか……いやまぁ確かにそうだが)
幼女提督「う、うんそうなの。ちょっとさっきむつきたちとあそんでて……はぁ……」
雷「人と話しているときにその深々としたため息……本当に司令官にそっくりね!」
電「そっ、そんなところまで似なくてもいいと思うのです……」
幼女提督「ふぇ……?いまためいきついてた?」キョトン
暁「これは司令官と一緒で重症ね……」ジーッ
響「そうだね……」哀れみの目
雷「……ため息って遺伝するのかしら?」キョトン
電「そっ、それはないと思うのです!」アタフタ
幼女提督(せっかく楽しみにしてくれていたのに、気分を盛り下げてしまったな……)
幼女提督「ごっ、ごめんね?」アタフタ
雷「そうだわ!疲れているのならお風呂に入ればいいじゃない!!」パアァ
暁「あっ、それいいわね!ナイスよ、雷!!」
響「Хорошо!さすが雷!」
電「賛成なのです!」
幼女提督「ふぇ?おふろ?……いやいや!?それはちょっとどうかとおもうなぁ!!」アタフタ
幼女提督(もしバレたら憲兵さんの出番間違いなしだよ!?)
雷「大丈夫よ!!この時間なら赤城さんとかお風呂が長い人たちも入ってないわ!!」キラキラ
暁「そうと決まったら支度しましょ!!」ワクワク
響「暁、タオルを忘れないようにね?」サッサ
電「頭洗ってあげるのです!!」ニコッ
幼女提督「」
幼女提督(どうしてこうなった……)ハァ…
――――――――――――――――――――
―――大型入浴場―――
カポーーーン
暁「やっぱりお風呂は気持ちいわねー…れでぃーとしてのびぼーが磨かれるわぁ……」グダー
響「暁、そんな顔してたらレディーが台無しだよ……ふう…」グダー
雷「そうねぇ……」グダー
電「なのです……」グダー
幼女提督「……」チャプン
幼女提督(結局風呂に入ってしまった……)ゲンナリ
幼女提督(確かに風呂は気持ちいが……いや今何も考えるまい。他に入っている子もいないみたいだし私もゆっくりするか……)グダー
暁「……」ジーッ
幼女提督「……?」チラッ
暁「……私より大きい」ボソッ
幼女提督「ふぇ?なにかいった?」キョトン
暁「べっ、別に何も言ってないわよ!」アセアセ
暁「……」←無言で自分の胸を見つめる
幼女提督(……あぁなるほどそういうことか)
幼女提督「……むね……か」
幼女提督「……」
幼女提督「……」キョロキョロ
幼女提督「……」ソーッ
電「あの、芽依ちゃ…… 幼女提督「ふぇえぇぇえ!?!?な、なに!?なにもしてないよ!?」バシャア! アタフタ
電「!?ど、どうしたのです!?大丈夫でなのですか!?」アタフタ
幼女提督「う、うんだいじょーぶ。なにもよこしまなきもちなんてない。うん、だんじょーぶ……」
電「……?」キョトン
幼女提督「そっ、それよりなにかようでしょうか?」アセアセ
電「そうなのです!じっ、実は噂で聞いた話なのですが……」
電「胸を揉むと大きくなるって聞いたのですが、本当なのでしょうか……?」
幼女提督「ぶーーーーっ!?!?!?」バシャーン!
電「めっ、芽依ちゃん!?さっきから大丈夫なのですか!?!?」アセアセ
幼女提督「うっ、うん、だいじょーぶ……めいはれいせいだよ……」
幼女提督「それでそのはなしだけど……ざんねんながらうそだよ」
電「えっ!?そうなのです!?」ガーン
幼女提督「うん……おじさんがりゅーじょーがまいにち、ためしているらしいって……」
電「そ、それだけだとまだ……そうとは言えないの……です……」目逸らし
幼女提督「……いいの、むりにふぉろーしなくても……」
幼女提督(子供は正直だな……残酷なほどに……)
――――――――――――――――――――
―――脱衣所―――
雷「ふーっ!さっぱりしたわねー!!」ゴシゴシ
響「その通りだね」ゴシゴシ
暁「……」ゴシゴシ チラッ
電「……」ゴシゴシ チラッ
響「……?どうしたんだい二人して自分の胸を見つめて?」
暁「……なんでも(年下に負けた……)」ドヨーン
電「……ないのです(もう成長は望めないのです……)」ドヨーン
響「……?」キョトン
――――――――――――――――――――
暁「さぁ!これで疲れも取れたでしょ?遊ぶわよーーー!!!」バッ
幼女提督「うん、おかげでらくになったかな?」ニコッ
幼女提督(さすが子供の体だな、疲れてもすぐに回復するなんて……ちょっとだけこの体が羨ましいな)
響「それで、何をするのか決めているのかい?」
暁「う~ん……そうねぇ……」
幼女提督(そういえば暁たちは非番の時なにして遊んでるのか知らないな……雷なんかはたまに執務室に手伝いにくるが……)
幼女提督(いい機会だからちょっと聞いてみるか)
幼女提督「……ふだんあかつきたちはなにしてあそんでるの?」
暁「えっ、普段?」キョトン
暁「う~ん、そうねぇ……暁は間宮に行ったり、吹雪ちゃんや白露ちゃんと遊ぶことが多いかしら?」
幼女提督(間宮はともかく、吹雪や白露と遊んでいるのは意外だな……長女つながりか?)ホウホウ
暁「……そういえば響は休みの日はなにしてるの?」チラッ
響「そうだな……自分でボルシチを作って食べたり、ウォッカを飲んだり……かな?」
響「後は……そうだね、五十鈴と一緒に甘いものを食べに行くこともあるかな」
幼女提督「いすずとなかいいの?」
響「私に限ったことではないが、ちょくちょく遠征で一緒になるからね。駆逐艦の子は大体仲がいいかな」
幼女提督「そーなんだ……」
幼女提督(どちらにしても食べてばかりだな響……)
響「雷や電は何してるんだい?」クルッ
雷「そうねぇ……雷は司令官のお手伝いをすることもあるけど……」
雷「司令官がいない時は祥鳳さんに料理を教えてもらったりしているわね!後、霞ちゃんや曙ちゃんと遊ぶことも多いかも」
幼女提督「えっ!?かすみとあけぼのと!?いかずちが!?!?」ビクッ
雷「えっ、そんなに驚くこと??」キョトン
電「かなり意外なのです……」
幼女提督「う、うんいがい……」
雷「そう?霞ちゃんと曙ちゃんとは司令官の話しですごく盛り上がるのよ!!」
幼女提督「そっ、そうなんだ……」
幼女提督(まじか……ていうか曙も霞も休日に何してるか想像つかなかったけど、雷と遊んでたのか……)
幼女提督(それに話が合うって……えっ何?それって悪口じゃないよね?ねぇ!?)
電「最後は電の番なのです!……といっても暁ちゃんたちとそんない変わらないのですが……」
電「間宮に行ったり、買い物に行ったり……後は初雪ちゃんや潮ちゃんとゲームをしたりするのです」
幼女提督「そうなんだー」
幼女提督(それは何となく理解できるな。何となく3人とも気が弱いし、そのつながりか)
暁「……そう考えると暁たちの休みが全員合うのってかなり久々よね~」
響「そうだね……何か月ぶり?」
雷「2か月ぶりぐらいじゃない?ほら、前に雪合戦したじゃない!」
電「そういえばそうだったのです!響ちゃん強かったのです……」
響「ふっ、雪の扱いには慣れてるからね」
暁「もーっ、来年は絶対負けないんだからねっ!!」
暁・響・雷・電 ワーワーキャーキャー
――――――――――――――――――――
幼女提督(うちは遠征でも出撃でも割とバラバラにして行かせるからなー…、それでもそんなに休みあってなかったのか……)
幼女提督(今度から月に一回は休みが被るようにしてやるか……)
幼女提督(それにしても久々に一緒の休みなのに私がいてはなんだか悪いな……)
幼女提督「あっ、あの!」
暁「だーかーら、あの時はっ……って芽依ちゃん?どうかした?」キョトン
幼女提督「せっかくみんないっしょのやすみならじゃましちゃわるいし……」
幼女提督「めいはひとりでもあそべるから…… 暁「それは違うわ」
幼女提督「……えっ?」キョトン
暁「せっかく一緒『だから』芽依ちゃんも一緒に遊ぶの!!もー、分かってないわね!!」プンスカ
響「暁の言うとおりだよ、誰も芽依の事を邪魔なんて思う人はいないよ」フッ
雷「そうよっ!その変な気の使い方も司令官にそっくりね……そういう時はね、私たちに頼っていいのよ?」ニコッ
電「むしろ暁ちゃんたちも芽依ちゃんも一緒で電はとっても嬉しいのです!」ニコッ
幼女提督「み、みんな……ありがとね!」ニコッ
幼女提督(そうか……そういえばこういうやつらだったな暁たちは)フッ
暁「それに、さっきの話で何をするか思いついたわ!!」
暁「今は春だから花見よ、みんなでお花見をしましょう!!」ニコッ
響「Хорошо、そいつはいいね」
雷「いいわね!じゃあ私はお弁当の準備をしなくちゃ!電は場所取りお願い!!」
電「わ、分かったのです!!」
幼女提督「うん、いいね!!」ニコッ
幼女提督「みんなではなみしよっか!!」にぱー
――――――――――――――――――――
幼女提督「……っていうことがあったんだ」
大淀「そうですか、それでお花見は楽しめましたか?」
幼女提督「あぁ、いかずちはしょーほーのところでりょーりべんきょーしているだけあって、おべんとーうまかったぞ」
幼女提督「そのあと、おちてくるさくらのはなびらを1ぷんかんになんまいキャッチできるかっていうはなしになってな……」
幼女提督「……てきとうにやったつもりだったがわたしがあっしょうしてしまって」
幼女提督「あかつきにらいねんリベンジするからぜったいにくるようにいわれてしまった……」
時刻はフタヒトマルマル、花見が終わり時間まで遊んだ私はいつも通り工廠へ戻った。
帰り際暁が泣きそうな顔をしていたが、来年もまた来るからといったら、すっかり笑顔を取り戻していた。……我ながら無理な約束をしてしまったものだ。
そして今は夕食を終え、大淀に今日の報告をしている訳だが……
幼女提督「……おーよど」
大淀「はい、何でしょう?」
幼女提督「このこーけーは、じょーしがぶかにほうこくするというよりも……」
幼女提督「はたからみればかんぜんにこどもがおやにきょうあったことをたのしそうにはなしているようにみえるんじゃないか……?」
大淀「あら、気づいていらしたんですか?」ニコッ
幼女提督「やっぱりそうだよな!?くそっ、くつじょくだ!!もういい、わたしはねるっ!!」プンスカ
大淀「提督、もう休まれるのですか?……といっても今の体だとちょうどいいのかも知れませんね……?」
幼女提督「……」 ←毛布に包まる
大淀「……提督?」
幼女提督「……スゥ……スゥ…」
大淀「もう寝てしまわれたのですか……?」
幼女提督「……」
大淀「……」
大淀「私はお母さんじゃなくって、仕事が終わった夫の話を聞く妻のようだと思いましたよ、提督?」ボソッ
幼女提督「……」
大淀「……反応がないということは本当に寝てしまったのですね」
大淀「提督、今日も一日お疲れ様でした、おやすみなさい……」
――――――――――――――――――――
駆逐艦編はここまでです!
睦月型に比べてちょっと内容が薄くなってしまいました……orz
埋め合わせって訳じゃないですが、ちょっとしたおまけを書いたので続けて投下しますね
おまけ1
―――3日目の明石はどこに?―――
明石「………う~ん」
明石(提督のために元に戻る薬作っていますが……)
明石「なかなかうまくいきませんねぇ……」ハァ…
明石「集中して作業したいから大淀に代わってもらったのにー…」ドヨーン
明石「……いけないいけない、集中しないと」
コンコン ???「明石?ここにいると聞いたんだが……」
明石「……?はい、いますよー!いまちょっと手が離せないので入ってきてもらっていいですか?」
???「そうか、では入るぞ?」ガチャ
明石「あっ、長門秘書官でしたか」
長門「あぁ、とりあえず執務が一段落ついたのでな、立ち寄らせてもらった」
長門「それで、実際のところ後どのくらいかかりそうなんだ?」
明石「う~ん……正直な話、全然先が見えませんねー…明日できるかもしれないし、一週間後かもしれません……」ズーン
明石「……もしかしたらできn 長門「明石!」
明石「はっ、はい!?」ビクッ
長門「……焦る気持ちは分かるが、そう思い詰めるな」
長門「明石ならできる!少なくとも私は信じているぞ?」ニコッ
明石「な、な゛がとひしょがん……」グスッ
長門「そんな顔をするな。根を詰めすぎるのはよくないぞ。少し気分転換でもしたらどうだ?」
明石「は、はい!ありがとうございます!」ゴシゴシ
長門「……私が見る前に直ってしまっても困るからな」ボソッ
明石「えっ?何か言いました?」キョトン
長門「い、いやただの独り言だ、気にするな」アセアセ
長門「いいか明石、ゆっくり。ゆっくりでいいんだぞ?分かったな?」
明石「はい!長門秘書官本当にありがとうございました!!」ニコッ
長門「ふっ、私は当然の事をしたまでだ」
長門「では私は執務がまだ残っているのでな、失礼する」
長門(これで私の番まで時間は稼げたか……)バタン
――――――――――――――――――――
おまけ1終了
おまけ2
―――北上と父性―――
阿武隈「えーっ!?北上さん、あの後あたしが遠征に行ってる間にあの子に会ったんですかー!?」
北上「……阿武隈じゃん、どうしたのさ急に」
阿武隈「ずるいです北上さんだけー!!それにあの子が可哀そうです!!」
北上「可哀そうって……それにさぁ、さっきからあの子って言ってるけど、名前でちゃんと呼んであげてよね」
阿武隈「えっ、名前あるんですか?」キョトン
北上「芽依ちゃん」
阿武隈「……」
北上「……何さ?」ギロッ
阿武隈「それって北上さんがつけたんですか?」
北上「そうだけど、何?悪い?」イラッ
阿武隈「……北上さんが子供の面倒を見るだけじゃなくって名前まで付けてあげるなんて……」
阿武隈「まるでお父さんみたいですねっ!」ニコッ
北上「……なっ!?///何言ってるのさ!?」カアァ
阿武隈「あれ、もしかして照れちゃってます?そういうところ可愛いですねっ!!」ニコッ
ガチャ 大井「あら、阿武隈来てたの?」チラッ
阿武隈「あっ、大井さん!お邪魔してます!!!」
北上「……本当に邪魔だよ」ボソッ
阿武隈「大井さんも聞いて下さい!北上さんってば……」
――――――――――――――――――――
大井「……へぇ、たまには良いこと言うじゃない阿武隈!!」パアァ
北上「ちょ、ちょっと大井っちまで何言ってるのさー!」アセアセ
阿武隈「あっ、大井さんは分かってくれます?」
大井「えぇ!!だって北上さんがお父さんということは……私はその奥さんって事じゃない!!」ニコッ
阿武隈「えっ……そうとはかぎらn 大井「な・に・か・?」ニコォ
阿武隈「い、いや何も言ってないです……」
大井「そうよね♪……北上さんと私の子供……どうりで可愛い訳だわぁ~♪」ニコニコ
北上「提督の姪だけどね~」
大井「でもお父さんとお母さんが分からないって言ったましたし、いっそのこと私たちが引き取って本当に……」ハァハァ
阿武隈「大井さん、目が怖いです……」
北上「……」
阿武隈「北上さん、大井さんに何か言って下さいよ~!」
大井「北上さんも賛成よねっ!?」クルッ
北上「いや、芽依なら大丈夫だよ」
大井「えっ……?」
北上「芽依はさ、うざいし泣き虫だけど、提督に似て強いところがあるからさ」
北上「……だから私たちが何かしなくて……も……」チラッ
阿武隈「……」ジーッ
大井「……」ジーッ
北上「なっ、何さ!?」
阿武隈「……北上さん、本当にお父さんみたいです」
大井「芽依ちゃんのことを真剣に考えてる北上さん……素敵……」ウットリ
北上「……っ!!///もうっ!!阿武隈も大井っちも知らないっ!///」スタスタ
阿武隈「あっ、ちょっと待って欲しいんですけどー!!」スタスタ
大井「北上さん!私は北上さんの教育方針に賛成よ!!」キラキラ
――――――――――――――――――――
おまけ2終了
おまけ3
―――無自覚な恋―――
熊野「~~~♪♪」ルンルン
鈴谷「……」スタスタ
熊野「~~~♪♪」ルンルン
鈴谷「……あの、熊野?」
熊野「なんですの?」チラッ
鈴谷「そんなにくっ付かれると歩きにくいってゆーか……」
熊野「あら、失礼しますたわ♪」パッ
鈴谷「……熊野ってさ、この前から随分雰囲気が変わったよね」
熊野「そうですの?わたくしは前からこんな感じだったと思いますが……」キョトン
鈴谷「いやいやいや!?そんなことないっしょ!?」
熊野「でもこうして鈴谷とくっ付いていると何だか安心しますわ……」
熊野「何だか胸がぽかぽかするといいますか、顔が熱くなるといいますか……」
熊野「とにかく、すっごく気分がいいですわ♪」ニコッ
鈴谷「そっ、そうなんだ……」
熊野「……そういえば、近くにイ〇ンが出来たらしいのですけど、よければ後で付き合ってくださいます?」
鈴谷「あっ、それちょうど鈴谷も気になってたところじゃん!!いいじゃん、行こ行こ♪」
熊野「ふふっ、ありがとうございますわ♪……その時はわたくしに似合う洋服も選んで欲しいのですが…」チラッ
鈴谷「服?いいよ、鈴谷が選んであげるっ!!」ニコッ
熊野「……っ!!/// あっ、ありがとうございますわ///」カアァ
鈴谷「じゃあ今度なんて言わないで今行こうよ!善は急げっていうじゃん?」手握り
熊野「すっ、鈴谷!?/// わたくしは今でなくても……って行きますから、手を離してくださいまし~!?///」タッタッタ
――――――――――――――――――――
―――鈴谷と熊野の後ろを歩いていたとねちく―――
利根「……筑摩よ」
筑摩「……どうかしましたか、姉さん」
利根「間宮に行こうと思っていたが、やっぱりやめようと思うのじゃが……」
筑摩「奇遇ですね姉さん、私も胸やけがしてしまって……」
利根「そうじゃの、しばらく甘いものはいいのじゃ……」チラッ
筑摩「はい、そうですね……」チラッ
鈴谷『ちょ、ちょっと熊野くすぐったいって///』
熊野『さっきのお返しですわっ♪///』
利根「……春じゃのう」
筑摩「……春ですね」
――――――――――――――――――――
↑おまけ3終了です!
また思いついたらちょくちょく挟んでいこうかと思います。
では残り少ないですが↓の中から安価下3でお願いします!
4.戦艦寮
6.正規空母寮
おぉレス早くて助かります!
正規空母で了解しました!書けたら投下するので、またしばらくお待ちくださいね~
お久しぶりです!
本当は正規空母編と戦艦編まとめて投下しようと思ってたのですが
時間かかってしまったので、とりあえず正規空母編だけできたので投下しますね。
それと >>362 ×「失礼しますた」
〇「失礼しました」 です!本当に失礼しますた……
提督『……ん?ここはどこだ……?』キョロキョロ
さっきまで工廠で寝ていたはずなんだが……見たところ辺り一面草原が広がっている。
それに、自分の姿が元に戻っている。明石が私が寝ている間に薬を飲ませたとは考えにくいしな……これは
提督『夢……か』ボソッ
???『わぁ!おじさんだー!』テクテク
提督『おじさん……?』クルッ
芽依『あなたがてーとくさん?わたしはめいっていうの!!』ニコッ
提督『……やっぱり夢か、それにしても端からみると確かに可愛らしい姿をしているな』
芽依『もー、ゆめじゃないってばー!』プンスカ
芽依『ここは、あなたのこころのなかなの』
提督『私の心の中……?』キョトン
芽依『そう、このそーげんはあなたのこころ。そして、わたしはここでうまれたの』
提督『私の別の人格……というやつか?』
芽依『そう、ぷらいどのたかいあなたはこどものすがたじゃうけいれられないいたみがあるから』
芽依『そのいたみをみないよーにするためにわたしはいるの』ニコッ
提督『……自分の一部にいうのも変だが、すまないな』
芽依『いいの、あなたがいなければそもそもわたしもうまれてこなかったし』
芽依『きたかみたちにもあえて、とってもたのしかったよ!』にぱー
提督『それで何か用なのか?楽しかったなんてまるで別れみたいな……』
芽依『うん、おわかれをいいにきたの』
提督『……えっ?』
提督『いなくなると思うって……お前はそれでいいのか?』
芽依『いいの…そうするしかないし……』グスッ
芽依『いちおーもどるまでになにかあったらまたでてくるかもしれないけど、ほんとうにあとすこししかいられないから』
芽依『さいごにおれいをいいたかったの!ありがとね、おじさん!!』にぱー
提督『ちょ、ちょっと待てよ!!おい!!!』
――――――――――――――――――――
幼女提督「めいっ!!!」ガバッ
――ゴツン!!
幼女提督「~~~っ!!!」涙目
幼女提督(痛っっったーーー!?!?!?頭になにかぶつかった!?!?!?)ジタバタ
大淀「~~~っ!!!」←頭を押さえてうずくまってる
幼女提督「あー…痛かった……って大淀?どうしたそんなところで?」ポカーン
大淀「『どうしたそんなところで?』……じゃないですよ、提督!!」キッ
幼女提督「ひぃ!?」ビクッ
大淀「提督がうなされているので様子を見ていたらいきなり頭突きをしてくるなんて……」
大淀「まさか起きていて、狙ってた訳じゃないですよねぇ?」ニコォ
幼女提督「い、いやそんなことないぞ!?」アセアセ
幼女提督(やっ、やばい殺られるっ!!!)
幼女提督(誰か助けてくれ!?誰か……だれ……)スゥ…
大淀「提督?そんな急に寝たふりしても無駄ですよ?」ゴゴゴッ
幼女提督「……」
幼女提督「あっ、おーよどだ!はじめまして!」ニコッ
大淀「……はい?」ピタッ
幼女提督「それにしてもこんなにはやくでばんがくるなんて……まぁわたしはおそとにでれてうれしいけどねっ!」ニコニコ クルクル
大淀「……」シコウチュウ
大淀「……もしかして、芽依さんですか?」
幼女提督「うん、めいだよ!きたかみにつけてもらったの!!」ニコニコ
大淀「そうですか……私は、知っていたみたいですけど大淀といいます。よろしくね、芽依ちゃん」
大淀(まさかすこーし怒っただけで芽依ちゃんが出てきてしまうなんて……本当にすこーーしですけどね)
芽依「うん!!よろしくおーよど!!」にぱー
大淀「」
大淀「はっ!?私としたことが……」
大淀(提督のもう一つの人格……噂には聞いていましたがなんて笑顔の破壊力なんでしょう……)
幼女提督「……?おーよど?だいじょーぶ??」ウルウル 上目遣い
大淀「え、えぇ大丈夫ですよ……」
大淀(若干の涙目に上目遣い……計算されているようなあざとさですね……さすが提督の一部です)
幼女提督「……ねぇ、おーよど。もうおこってないの……?」
大淀「へ……?……あぁ、そうでしたね私はさっきまで怒っていたのでしたね……」ゲンナリ
大淀「流石にもう怒る気力は失せましたよ。安心してください」ニコッ
幼女提督「……そっか」
幼女提督「じゃあもうやくめはおしまいだね」寂しそうな笑顔
大淀「えっ……?」
幼女提督「……」スゥ
幼女提督「お、おーよど?わたしもわるかったとはおもっているが、おまえにもひがあってだな……」オロオロ
大淀「……今度は提督ですか」ハァ…
幼女提督「……は?いや、さっきからわたしはわたしだが……というかおこってない?」オソルオソル
大淀「もう怒ってませんよ……さっき提督の中の芽依ちゃんが出てきてしまって、すっかり毒気を抜かれてしまいました……」
幼女提督「そ、そうか……めいが……」
幼女提督「……」
大淀「……提督、どうかしましたか?」
幼女提督「いや、さっきねているときにゆめ?にめいがでてきてしゃべったんだ」
大淀「はぁ……?夢の話ですか?」ジトーッ
幼女提督「まぁ、さいごまできけって」
幼女提督「そこでだな……」
―――夢の中での出来事説明中―――
大淀「……なるほど、大体分かりました」
幼女提督「さすがにはなしがはやいなおーよどは、それで……どーおもう?」
大淀「芽依ちゃんという人格が消える……という話ですか?それは十分あり得ると思います。というか消えてもらわないと困ります」
幼女提督「なっ!?そっ、そんないいかたしなくても……」
大淀「……いいですか提督、芽依ちゃんの人格が残ったらまた提督が強いストレスを感じた時に現れるんですよ?」
大淀「もし大本営に作戦失敗の報告に行っている時にストレスで芽依ちゃんが出てきて『ふえぇ……さくせんしっぱいしちゃったよぉ……』とか言ったらどうするんです?」
幼女提督「う゛っ!?……それは、痛々しいな」ズーン
大淀「そうでしょう?提督のためにも、芽依ちゃんの人格が消えるなら、それに越したことはありません」
大淀「それに芽依ちゃん本人もそれでいいって言ったんですよ?」
幼女提督「まぁ、それはそうなんだが……」
大淀「はぁ……提督がお優しいのは前からですけれども、自分の別人格にまで優しくする必要はないのでは?」
幼女提督「それは……すまん」
幼女提督(なんだか最近謝ってばっかりだな……」
大淀「そもそも提督は……ってこれ以上いっても仕方ないですね」
大淀「提督、今日は正規空母寮へ行く予定になっていますので、早く支度してください。では私はこれで失礼します」テクテク ドア バタン
幼女提督「……あぁ、わかった」
幼女提督(私はいったい……どうすれば……)
――――――――――――――――――――
―――マルキュウマルマル―――
幼女提督「それで、きょーはだれのところにいくんだ?」
大淀「赤城と翔鶴ですね」
幼女提督「そうか……」
大淀「はい、そうです」
幼女提督「……」
大淀「……」
コンコン ???「大淀さん?入ってもいいでしょうか?」
大淀「はい、大丈夫です」
赤城「失礼します、航空母艦、赤城です!芽依ちゃんの迎えに来ました」
大淀「流石赤城、定刻通りですね。では芽依ちゃん、いってらっしゃい」
幼女提督「……う、うんわかった」
大淀「……」
幼女提督「……」スタスタ
赤城「……?では、行きますね」
大淀「はい、ではいってらっしゃいませ」
赤城「芽依ちゃん、行きましょうか?」手握り
幼女提督「……うん」大淀チラッ
大淀「……」
幼女提督「……」
赤城「……では、失礼します」ドア ガチャ
―――バタン
大淀「……」
――――――――――――――――――――
赤城「……」テクテク 手引き
幼女提督「……」テクテク 手引かれ
赤城「……大淀と何かあったの?」チラッ
幼女提督「ふぇ!?……べ、べつになにもないよ?」目逸らし
赤城「ふふっ、提督と一緒で嘘がつけないのね、芽依ちゃんは♪」ニコッ
幼女提督「あうぅ……」
赤城「どうしたの?喧嘩でもした?」
幼女提督「いや、けんかはしてない……とおもう」
赤城「じゃあどうしたの?」
幼女提督「……わからないの」
赤城「分からない?」キョトン
幼女提督「……もしもだよ?」チラッ
幼女提督「もしも、あかぎがぎそーをつかえなくなって……」
赤城「あら、それは大変ね」
幼女提督「みんなといっしょにたたかえなくなっちゃうとして」
赤城「……」
幼女提督「ぎそーをつかえるようにするほうほーはあるの、でも……」
赤城「でも?」
幼女提督「ぎそーをつかえないあいだ、じぶんをたすけてくれたひと……ちょくせつはあったことはないんだけど……」
赤城「あら?例え話じゃなかったの?」ニコッ
幼女提督「そっ、そう!たとえばのはなしだからね!」アセアセ
幼女提督「じぶんはもとにもどるかわりに、そのたすけてくれたひとに、にどとあえなくなるとしたら」
幼女提督「あかぎならどーする?」クルッ
赤城「……そうねぇ」ウーン
幼女提督「……」
赤城「……難しい質問だけれど、やっぱり私なら元に戻ることを選ぶかしら。みんなに迷惑はかけられないもの」
幼女提督「そっ、そうだよね。はやくもどらないとみんなにめーわくだもんね……」ズーン
赤城「でも……」
幼女提督「……?」チラッ
赤城「そうなる前に、他の方法で戻ることができないか必死で探すかな。……こんな答えじゃずるいかしら?」ニコッ
幼女提督「……っ!!いっ、いいとおもう!!」パァ
赤城「そう、参考になったのならよかったわ♪……あっ、あそこが私の部屋よ」スタスタ
幼女提督「うん、ありがとねあかぎ!」ニコッ
――――――――――――――――――――
―――赤城・加賀の部屋―――
赤城「さっ、着いたわ。入って♪」ドア ガチャ
幼女提督「お、おじゃましまーす……」テクテク
翔鶴「あら、あなたが芽依ちゃん?私は翔鶴よ。よろしくね♪」ニコッ
幼女提督「よ、よろしくおねがいします……」オドオド
赤城「立ってるのも何だから、適当に座って?」
翔鶴「あら、じゃあ私の隣はどう?」ポンポン
幼女提督「じゃあ、そこで……」スッ チョコン
翔鶴「ふふっ、可愛いわね♪昔の瑞鶴みたい♪」ニコニコ
赤城「それじゃあ私は何か飲み物持ってくるわね?ちょっと待ってて」ドア ガチャ
翔鶴「あっ、赤城さんありがとうございます!」
幼女提督「……」キョロキョロ
翔鶴「では私たちはお話して待っていましょうか、芽依ちゃん?」ニコッ
幼女提督「ふぇ!?あ、はい!!」ビクッ
翔鶴「……もしかして、緊張してるの?」
幼女提督「そ、そういうわけじゃないけど……」オドオド
翔鶴「……それじゃあ悩み事?」
幼女提督「……っ!?」ビクッ
翔鶴「図星?」
幼女提督「……わたしってそんなにわかりやすいのかなぁ?」ハァ…
翔鶴「そうですね……あなたの叔父さんぐらい分かりやすいですね♪ふふっ♪」ニコッ
幼女提督(つまり分かりやすいんだな……)ズーン
翔鶴「よかったら話してみない?楽になるわよ?」ニコニコ
幼女提督(……さすがに正規空母組はしっかりしているな、私のことなどお見通しか)フッ
幼女提督「じつは、さっきあかぎにもはなしたんだけれど……」
―――さっきと同じ説明中―――
翔鶴「うーん……難しい質問ね……」
幼女提督「やっぱりしょーかくももどるほうをえらぶ?」
翔鶴「私は……赤城さんみたいに即決はできないかな?確かに戻った方がいいのでしょうけど……」
ガチャ 赤城「ごめんなさい、お茶もらう時、間宮さんに一緒にお饅頭ももらったの!!一緒に食べましょう?」ニコッ ←山盛りの饅頭抱えて
翔鶴「わわっ、そんなに頂けるのですか!?ありがとうございます♪」
幼女提督「あ、ありがとう……」
幼女提督(いやいやそんなに食べる気なのかお前ら!?まだ昼前だぞ!?)
翔鶴「あっ、でも芽依ちゃんもいますけど足りますかね?」
赤城「もうすぐお昼になるし大丈夫よ♪」
幼女提督「!?」ビクッ
幼女提督(足りるに決まってるだろ!?おまらえいつもそんなに食べてたのか!?!?)
翔鶴「そうもそうですね♪ではいただきましょうか?」ニコッ
赤城「はい、そうですね♪ほら芽依ちゃん、遠慮しないでたくさん食べてね♪」ニコッ
幼女提督「は、はい……」ゲンナリ
――――――――――――――――――――
幼女提督「そういえば、かがとずいかくはどこいったの?」モグモグ
赤城「二人とも金剛さんたちとアルフォンシーノ方面に行ったわ。まだ任務が終わってないみたいで」モグモグ
翔鶴「本当は私と赤城さんが行く予定だったのだけれど、大淀さんが『加賀と瑞鶴が残るのはちょっと……』って言って、代わったの」モグモグ
幼女提督「あっ……そうなんだ」モグモグ
幼女提督(それは……大淀の心遣いに感謝だな)お茶ズズー
翔鶴「それでさっきの話だけれど……」モグモグ
幼女提督「うん」モグモグ
翔鶴「私は、やっぱり戻らない方を選ぶかも知れないですね」お茶ズズー
幼女提督「えっ?そうなの?」
赤城「あら、それさっきの『例え話』?翔鶴はそっちを選ぶのね。何だが意外だわ」お茶ズズー
翔鶴「えぇ、私も最初悩んだのですけど……やっぱり自分が助けられていると分かっているのにその助けてくれた子だけ見捨てて元に戻る訳にはいかないもの」
幼女提督「じゃ、じゃあおしごとはどーするの?」アセアセ
翔鶴「芽依ちゃん、私はね、皆さんを守るために一緒に戦っているの」
翔鶴「それなのに、戦うことで守れなくなってしまうものがあるとしたら、私は戦えないです」
赤城「なるほど……そういう考え方もあるのね」
幼女提督「そ、そっかぁ……」
翔鶴「あら、余計悩ませてしまいましたか?」クスッ
幼女提督「ふぇ!?い、いやそんなことないよ!ありがとね!」アセアセ
赤城「それにしても面白い質問ね」
翔鶴「他の子たちに聞いても面白いかも知れないですね。瑞鶴なら何て言うかしら……」
赤城「ふふっ、そうね♪……でも提督に質問したらきっと答えられないんじゃないかしら?」
幼女提督「!?」ドキッ
翔鶴「あっ、それ分かります!提督は優しいですからね……」
赤城「そうそう、普段は合理主義というか結構冷静なのに」
赤城「こういうどっちか一方が犠牲にならなくちゃいけない問題になると、途端に慌てちゃって……」クスッ
翔鶴「提督なら『私にはどっちかなんて選べん!!その子も救うし、元に戻る!!』とか言いそうですよね♪」フフッ
赤城「そうねぇ♪あの人、ああ見えて本当に欲張りなんだから♪」フフッ
幼女提督(お前たちに欲張りとか言われたくないぞ……)饅頭見ながら
幼女提督(でも……おかげでやるべきことは見えてきたな)
幼女提督「わたしらしく……か」ボソッ
――――――――――――――――――――
―――フタサンマルマル・昼食後―――
赤城「お昼美味しかったわね♪」ニコッ
翔鶴「はい、そうですね♪」ニコッ
幼女提督「そ、そうだね……うっぷ……」
幼女提督(食べ過ぎた……こいつらに合わせていたら胃がもたないな……)
翔鶴「芽依ちゃん?お腹が苦しそうですけれど、大丈夫ですか?」チラッ
幼女提督「ちょ、ちょっとだいじょーぶじゃないかも……うっぷ……」
赤城「……少しお部屋で休みますか?」チラッ
幼女提督「おっ、おことばにあまえていいでしょうか……」ウップ
赤城「遠慮しないで、じゃあ行きましょう?」
幼女提督「うん……」
――――――――――――――――――――
まだ半分ぐらいですけど、ちょっと用事があるのでいったん離れます
たぶん今日中にまた続き投下します……たぶん……
>>408 ×フタサンマルマル
〇ヒトサンマルマル でお願いします。
戻ったのでまた投下しますね
―――赤城の部屋―――
赤城「さっ、私のベットを使って?」
幼女提督「ありがとー…うぅ……」モゾモゾ
幼女提督「……すこしらくになったかも」←布団に入る
赤城「もう、無茶しちゃって……」ナデナデ
赤城「そのまま寝てもいいわよ?」ナデナデ
幼女提督「だっ、だいじょーぶ!ちょっとやすむだけだから……」
赤城「子供なら寝るときは寝なきゃ育たないわよ」クスッ
赤城「……そうだ!子守歌を歌ってあげる♪」ニコッ
幼女提督「こもりうた?」
赤城「そう、聞いてくれる?」
赤城「~~♪♪♪」
幼女提督(子守歌か……懐かしいものだな……昔はよく母上に……)ウトウト
幼女提督(いかん……眠気が……)ウツラウツラ
幼女提督「……スゥ…スゥ……」
赤城「~~♪♪♪ ……どうかしら、加賀さんほどじゃないけど私も歌えるのよ?」チラッ
赤城「……ってあら?本当に寝ちゃったのね。ふふっ、可愛い寝顔ね♪」ナデナデ
赤城「起こすのも可哀そうだし、しばらくこのまま寝かせてあげましょうか」スクッ テクテク
幼女提督「…スゥ……」
――――――――――――――――――――
―――数十分後―――
???「戻ったわ」ドア ガチャ
幼女提督「…スゥ……スゥ……」
???「あら、赤城さんこんな時間に寝ているの?」スタスタ
幼女提督「……んん?」
幼女提督(あれ、寝てしまっていたか……)
幼女提督(さっき声がしたような気がしたんだが、赤城が戻ったか?)
???「ほら、夜眠れなくなりますよ」布団バサッ
幼女提督「……ふぇ?」キョトン
加賀「……あっ、赤城さん?」プルプル
幼女提督「……?どうしたのそんなに驚いて?」キョトン
加賀「……これはさすがの私も驚きを隠せません」
加賀「私のいない間になにがあったのですか、赤城さん」
幼女提督「なにがって……」
幼女提督(あぁ、なるほど。ベットにいたし赤城と勘違いしているのか)
幼女提督(まぁ外見なら黒髪ロングだし似てないこともないが……)チラッ
加賀「……赤城さん」ズイッ
幼女提督「ふぇ?どうしたのかが?というかわたしはあかぎじゃ… 加賀「赤城さん、聞いてください……」肩ガシッ
幼女提督「ふぇぇ!?ちょ、ちょっとかが!?」アタフタ
加賀「どうしてそんな体になってしまったのか分かりませんが、こうなってしまった以上、すみずみまで調べる必要があると思います」
幼女提督「い、いやべつにいいよ!?というかはなしをきいて!!」アセアセ
加賀「心配いりません……痛くはしませんから」ズイッ
幼女提督「ちょ、ちょっとまっていたくしないってなにするきなの……ってふくをぬがすなー!!///」ジタバタ
加賀「赤城さん……ハァハァ……さすがに気分が高揚します……ハァハァ……」パッ パッ ←服脱がせ中
幼女提督「はなしをきけーーー!!」ジタバタ
ドア ガチャ 赤城「芽依ちゃん、そろそろ起きました……か?」
加賀「え?……赤城……さん…?」チラッ チラッ 芽依と赤城を見比べながら
幼女提督「」
赤城「……」ドア バタン
加賀「……どういうことでしょう、赤城さんが二人……?」
幼女提督「いやなんでそこでれいせーなんだよ、だからわたしはあかぎじゃないって……」ゲンナリ
加賀「そう……そういうことは早く言ってほしかったわ」
幼女提督「いったよ!!かががきかなかったんだよ!?」
幼女提督「……というかあかぎのことおいかけないの?むごんでひょーじょーかたまったまま、でていっちゃったよ??」
加賀「ふっ……こんな子供に心配されるなんてね……でも大丈夫よ、よくあることだから」
幼女提督「よくあることなの!?」
加賀「そう……赤城さんが1週間ぐらい口を聞いてくれなくなるだけだから大丈夫……そう……大丈夫……」ズーン
幼女提督(全然大丈夫じゃないじゃん……)
加賀「……」ジーッ
幼女提督「……?どーかしたの?」
加賀「いえ、やはり何となく子どもの頃の赤城さんに似ているような気がして……あくまで想像ですが」
幼女提督「そっか……」
加賀「ですので、この際赤城さんではなくても…… 幼女提督「けんぺーよぶぞ」
加賀「……」
幼女提督「……」
加賀「……ところで貴方は赤城さんではないとなると、いったい誰なの?」
幼女提督「いまさらだね……わたしはめいっていうの。てーとくのめいだよ」
加賀「貴方が噂の……そう」スクッ
幼女提督「あれ、どこかいくの?」
加賀「赤城さんがいないのではもうここに用はありません。少し自主練習をしてくるわ」テクテクテク
幼女提督(無駄に切り替え早いな……まぁいいけど)
幼女提督(……?)チラッ
幼女提督「ねぇ、かが」
加賀「……まだ何か?」
幼女提督「じしゅれんしゅーって、きゅーどーじょーにいくんだよね?」
加賀「そうですが……申し訳ないけれど子どもの遊び場ではないから連れていけないわよ」
幼女提督「いや、そうじゃなくって……」
幼女提督「かが、いまもってるのってしゃもじだよね??」
加賀「……」ピクッ
加賀「……」無言でしゃもじを床に置き、弓を持つ
加賀「……」テクテク ドア バタン
幼女提督(さっきのことめちゃめちゃ引きずってるやん……)
――――――――――――――――――――
―――夜―――
赤城「芽依ちゃん、今日はあまりかまってあげられなくてごめんね?」
幼女提督「べつにだいじょーぶだよ!ありがとね」ニコッ
赤城「そう、ならよかった」ニコッ
幼女提督「ところで、あのあとかがは……」
赤城「えっ?何?」
幼女提督「……いや、なんでもない」
赤城「そう♪」
赤城「……ああいう大人になっちゃだめよ、今日のことは忘れなさい」ボソッ
幼女提督「うん……そうだね……」
赤城「あっ、工廠に着いたわね。じゃあ私は失礼しますね」ペコリ
幼女提督「うん、ありがとねー!」ペコリ
――――――――――――――――――――
―――工廠―――
ドア ガチャ 幼女提督「おーよど、かえったぞー!」
大淀「提督、おかえりなさい」
大淀「……」
幼女提督「……」
大淀「……あの、ていt 幼女提督「おーよど、ちょっとはなしがあるんだが」
大淀「……はい?」
幼女提督「じつはな、おーよどにあさいわれたことをじぶんなりにかんがえていたんだが……」
大淀「……答えは見つかりましたか?」
幼女提督「あぁ、わたしはもとにもどる」
大淀「賢明な判断かと思います」ホッ
幼女提督「だが、どーじにめいはうしないたくないとおもっている」
大淀「……っ!!提督、いいですか?芽依はあくまであなたの一部であって、決して温情をかけるべき相手では……」
幼女提督「あぁ、わかっている。だが、わたしにはじぶんのことをたすけてくれたあいてにたいして」
幼女提督「ようがすんだからといってみすてることはできない」
大淀「提督……」
幼女提督「そんなかおをするな。おーよどがわたしのことをしんぱいしてくれるのはうれしーが」
幼女提督「わたしは『わたしらしい』やりかたでかいけつしたい」
大淀「『提督らしい』やり方……ですか」
大淀「確かにそうやって欲張るのは提督らしいと思います」
大淀「……今まで作戦で何度無茶な要求をされたか」
幼女提督「……すまないな、だがこれがわたしだ。いまさらまげられるものではない」
幼女提督「すくうときめたものはすくう。そうしないと、それこそわたしがわたしでなくなってしまう」
大淀「そうですか……分かりました、それで何か考えがあっての発言ですよね?」
幼女提督「む?はんたいされるとおもっていたのだが……やけにすなおだな?」
大淀「……長い付き合いですからね。私が何を言っても提督がそう言うだろうと思っていました」ハァ…
大淀「それに、私は提督のそういうところが、す……ゴニョゴニョ…スキ……ゴニョゴニョ」
幼女提督「……?どうしたおーよど?何か言ったか?」ポカン
大淀「……っ!///な、何でもありません!!」
幼女提督(何故怒られたし……)
大淀「そっ、それで何か考えがあるんですかっていう話ですが」
幼女提督「あぁ、それか。そのことについてはあかしをよんでもらっていいか?」
幼女提督「まだ、おくそくのだんかいだからあいつのいけんがききたい」
大淀「一応考えはあるのですね……分かりました、内線でいいですね?」
幼女提督「……」コクッ
大淀「少々お待ちくださいね……」ポチポチ
―――prrr prrr ガチャ
明石『もしもし、どなたでしょうか?』
大淀「明石、私です」
明石『大淀!?まっ、待ってまだできてないけどもう少しでできるからっ!?』アタフタ
明石『だからお願い!アレだけは勘弁してっ!!』
幼女提督(明石……大淀に弱みでも握られているのか……)ゲンナリ
幼女提督「……らちがあかん。かわれ」
大淀「……そうですね、分かりました」
大淀「明石、今から提督に代わります」
明石『えっ、提督??』ポカン
幼女提督「よし、かわれ」
幼女提督「もしもし、あかしか?」
明石『提督、どうかされましたか?薬の進捗でしたら……』
幼女提督「いや、そのことじゃない」
幼女提督「……いまから、わたしがもとにもどり、かつ、めいがたすかるほうほーをはなす」
幼女提督「じつげんかのーかどうか、しょうじきにはんだんしてくれ」
明石『……分かりました。話してみてください』
幼女提督「あぁ、でははなすぞ。まず……」
――――――――――――――――――――
幼女提督「……というわけだが、かのーか?」
明石『それは……よく考えましたね』
明石『確かにその方法なら可能かもしれません』
幼女提督「ほんとーかっ!?」
明石『はい、ですが時間が……』
幼女提督「じかんならかかってもかまわん。ただ、ぜったいにせいこーさせてくれ」
明石『はい!分かりました!!明石にお任せください!!』
明石『そうと決まれば色々準備しなくちゃ……提督、用がないなら切ってもらっていいですか?こっちから切れないので』
幼女提督「あぁ、がんばってくれ」ポチ
幼女提督「……」
大淀「提督、お話は終わりましたか?」
幼女提督「あぁ、だいじょーぶだそうだ」
大淀「それは、よかったです」
大淀「……」
幼女提督「……どうしたおーよど?なんでうかないかおをしているんだ?」
大淀「提督はやっぱり優しすぎます」
幼女提督「……またそのはなしか。べつにいいだろ?もんだいはかいけつしたし……」
大淀「もしも、ですよ?」チラッ
大淀「もしも、私と明石の二人のうち、一人しか助けられないとしたら」
大淀「提督はどちらを助けますか?」真剣な目
幼女提督「だから、わたしならどっちも… 大淀「駄目です」
幼女提督「……」
大淀「『どちらか』選んでください」
幼女提督「……それをわたしにきいてどうする?」
大淀「……選べないのですね?」
大淀「私がもし提督なら……大淀を捨てます」
幼女提督「……っ!!おい、おーよどいいかげんに!!!」
大淀「いい加減にするのは提督ですっ!!!!!」
幼女提督「!?」ビクッ
大淀「提督、あなたはいつもそうですっ!!自分が全部救うって言うくせに」
大淀「その中に自分は入っていないじゃないですかっ!!」
幼女提督「こっ、こんかいのほうほーはべつに……」
大淀「危険です。もし失敗したらどうする気なんですか?」
幼女提督「そっ、それは……」
大淀「提督、自分のことを過小評価するのはあなたの悪い癖です」
大淀「あなたがいなくなったら一体どれだけの艦娘が悲しむと思っているんですか!?」
大淀「本当に……っ!何も分かって……っっ!」グスッ
幼女提督「おーよど……ないてるのか?」
大淀「私が?そんな訳ないじゃないですか」目ゴシゴシ
大淀「私は提督がいない間にこの鎮守府を守らないといけないんですよ?」
大淀「もし勝手にいなくなったら、絶対許しませんからね?」ニコッ
幼女提督「……おぉ、それはこわいな」
大淀「はい、ですから約束ですよ?」
幼女提督「あぁ、やくそくするよ。わたしはぜったいもどってくる」
大淀「……分かりました、では提督がお戻りするまでの間は私が何とかします」
幼女提督「すまないな……」
大淀「謝るくらいなら……ってこのやり取りももういいですよね」
幼女提督「ふっ、それもそうだな……」
幼女提督「……」
大淀「……」
幼女提督「……大淀」見つめ合う
大淀「……提督」大淀と提督
明石『……あのー……すいませんがそろそろ内線切ってもらえますか?』
大淀「……っ!!/////あっ、明石!?///」
幼女提督「いつからきいてたんだっ!?!?///」
明石『熟年夫婦並みに息ぴったりじゃないですか……』
明石『そっちからボタン切らないと止められないですから、早く切ってください……』ゲンナリ
幼女提督「あっ、あぁそうか!!しんちょーたりなかったからうまくおせなかったのかもな///」
大淀「そっ、そうですよねっ!///わ、私が切りますから提督はそこに座っててください!!」アセアセ
幼女提督「すっ、すまないなおーよど!///」
大淀「じゃあ切りますね!………………ぁ」ピタッ
幼女提督「……?どうしたおーよど?」キョトン
大淀「……提督、さっき切ろうとした時に間違えて押したボタン」
大淀「『全館放送』の……ボタンで……す……」
幼女提督「」
幼女提督「は……」
幼女提督「はぁぁぁあぁあぁぁぁあぁぁぁああ!?!?!?!?!?!?」
――――――――――――――――――――
今回はここまでです。後は戦艦編と話の完結になります(その途中に小話挟むかも)
ではまたお待ちください~
とりあえず途中までですが書き溜めできたので投下していきますね~
戦艦編途中までとおまけありです
提督『……ん?』
提督『見覚えのある草原……ということは』クルッ
芽依『……ひさしぶりだね』
提督『あぁ、久しぶりだな』
提督『会えたのならちょうどいい、お前に話しておきたいことが… 芽依『しってるよ』
芽依『わたしのきおくはあなたにひきつがないけど、あなたのきおくはわたしにひきつぐもの』
芽依『わたしとあったあとに、あなたがめいのためにひっしにかんがえてくれてたこと、しってるよ』
提督『そうか、なら話は早いな』
提督『私が元に戻るとお前が消えるといったが、私は納得できない』
提督『だから助けることにした』
芽依『……わたしはあなたなんだよ?』
提督『そうみたいだな』
芽依『それなのに、「たすける?」』
芽依『むじゅんしてるとおもわないの?』
提督『……お前は私なんじゃなかったのか。そのくらい分かってくれよ』
芽依『わたしはあなたのいちぶであってあなたじしんじゃないの』
芽依『だからあなたがどうしてじぶんのなかのひとつのじんかくにたいしてそこまでしゅーちゃくするか、わからないの』
芽依『いまだって、いってしまえばひとりごとをいいあっているだけなんだよ?ほんとうはこんなじかんにいみなんてない』
提督『意味がない……?本当にそうなのか?』
提督『お前は今、現に私の中に確かに存在している。そして私とは違った一つの意思をもって「生きている」』
提督『それにお前は言ったな。「いみがない」と。なら何故こんな質問をするんだ?それこそ矛盾していないか?』
芽依『そっ、それは……っ!』
提督『いいか、もう一度言うぞ?お前は「生きている」。たまたま私の中の精神で生まれてしまったというだけだ』
提督『私は私の近くにある命は、どんな形であっても守りたい。ただそれだけなんだ』
芽依『……かわってるね』
提督『ははっ、芽依に言われてしまっては世話ないな』
芽依『はぁ……ところで、ここにくるまえにじぶんがなにをしていたかおぼえてる?』
提督『はぁ?何だそれ?そりゃ覚えているさ』
提督『確か大淀にと明石に芽依の計画を説明して……』
提督『……あれ?その後何してたっけ?』
芽依『やっぱりあのぶぶんはおぼえていないのね……』
提督『……?何の話しだ?』
芽依『あなたはきにしなくていいの。……あっ、それと、あしたいちにちはからだをかりることになるから』
提督『そうか……まぁ別にいいだろう。たまには一日好きに遊ぶといいさ』
芽依『じゃあそうさせてもらうね』
芽依『それと、あなたはここにいるあいだに……』スッ 後ろを指さす
提督「……ん?後ろになんかあるのか?」クルッ
提督「うわっ!?めっちゃ炎出てるんだが!?なんだこれ!?」ビクッ
芽依『あれをしょーかしておいて。……そうしないとたぶんあなたもどれないから』
提督「そうなのか!?わっ、分かった!」タッタッタ
芽依「……」
芽依「ほんとーにふしぎなひと」
――――――――――――――――――――
―――翌朝―――
幼女提督「……」ガバッ
幼女提督「……」キョロキョロ
幼女提督(やっぱりかんぜんにいれかわってる。さくばんのあれはかなりショックだったみたいね……)
幼女提督「……」グゥー
幼女提督「……おなかすいた」
ドア ガララ 大淀「……あぁ、起きましたか提督……じゃなくて芽依ちゃん?」
幼女提督「おーよど、よくわかったね」
大淀「昨晩のアレはさすがの私も心理的に堪えましたからね……」ゲンナリ
大淀「はぁ……私ももう一人の人格がいるなら変わってほしいものです……」ハァ…
幼女提督「ふふっ、そんなにいーものじゃないよ」ニコッ
大淀「……」ジーッ
幼女提督「……?どうしたのおーよど?」キョトン
大淀「……いえ、芽依ちゃん……ですよね?」
大淀「なんだか、前に会ったときよりも精神年齢が上がっているような気がして……」
幼女提督「そうかな?だとしたら……」
幼女提督「わたしがあのひとに『よってる』のかも」
大淀「寄ってる?……ということは」
幼女提督「うん、そのうちまざるかもしれないね」
大淀「……そうですか」ズーン
幼女提督「おーよど?おーよどにはうれしいことじゃないの?」キョトン
大淀「いえ、確かにそうなのですけれど……提督が知ったら悲しまれるかな……と」
幼女提督「ふぅん……?」
幼女提督「おーよどはほんとーにてーとくがだいすきなんだね!」にぱー
大淀「だっ、好き!?///」
大淀「べっ、別に私は上官である提督に対してそんなよこしまな感情はいっさい抱いていませんっ!///」
幼女提督「べつにかくさなくてもわかるよー」ニコニコ
大淀「うぅ……///」カアァ
大淀「……芽依、あなたが私の気持ちに気づいているということはもしかして提督も……?」チラッ
幼女提督「いや、それはぜったいにありえないね」
大淀「そっ、そうですか……」ホッ
大淀(嬉しいような、悲しいような……)
幼女提督「わたしはあのひとのいわば『はんてん』したかたちだからね」
幼女提督「わたしがきづいているということはあのひとはぜったいにきづいてないよっ!」ニコッ
幼女提督「それよりおーよど、おなかすいたー!!」ジタバタ
大淀「それよりって……コホン、そうですねもういい時間ですし朝ごはんにしましょう」
幼女提督「わーいやったー!!きょーのあさごはんはなに??」ワクワク
大淀「今日はごはん、味噌汁、焼き魚に…… 幼女提督「えー、またー?」プクー
大淀「……提督はお好きだったのですが、芽依ちゃんは違うのですか?」
幼女提督「うん、わたしあさはパンがいいなー」
大淀「パン……ですか。朝は絶対ごはん派だった提督とは本当に反対ですね」
幼女提督「そういうことだから、おねがいおーよど……?」ウルウル 上目遣い
大淀「……もうそのあざとい仕草には騙されませんよ?」ニコッ
大淀「今日はもうご飯を用意しているので、しっかりとごはんを食べてくださいね?」
幼女提督「ちぇー、おーよどのケチ!!」プクー
大淀「ケチでもなんでも結構です!」
大淀「……ふりかけもつけますから、一緒に食べましょう?」
幼女提督「ふりかけ!?ならたべるー!!」ニコニコ
大淀「ふふっ♪じゃあ用意しますので着替えておいてくださいね?」ニコッ
――――――――――――――――――――
―――朝食後―――
幼女提督「ねぇ、おーよど!きょーはどこにあそびにいくの!?」ワクワク
大淀「今日は……戦艦寮ですね」
幼女提督「せんかんりょー?ってことは……」
幼女提督「こんごーとかながととか?」
大淀「はい、正解です♪」ニコッ
大淀「……そういえば記憶はどうなっているんですか?」
幼女提督「んーっとね、わたしはあのひとのきおくをぜんぶ?ひきついでるよー。ぎゃくはできないみたいだけどね」
大淀「そうですか……一応本当かどうか確認させてもらってもいいですか?」
幼女提督「うん、いいよー」
大淀「……まず最初に終わらせる任務は?」 幼女提督「かいはつ・およびけんぞーのにんむ」
大淀「一番好きな開発レシピは?」 幼女提督「20/60/10/110」
大淀「オリョールは?」 幼女提督「むしんでまわせ」
大淀「……どうやら記憶は完璧に引き継いでいるみたいですね」
幼女提督「……ほかにたしかめかたなかったの?」呆れ顔
……すいません、ちょっと外食の予定が入ってしまったのでちょっち待っててください
多分今日中にはまた投下しますので……多分……
おはようございます!
これから出かける予定なので時間まで投下していきますね
コンコン ???「失礼します、マルキュウマルマル。定刻になりましたので、ていt……芽依ちゃんを迎えにきました」
大淀「あら、もうこんな時間でしたか。入っていいですよ」
大和「失礼します……えっと、提督……なんですよね?」オソルオソル
幼女提督「あっ、やまとだー!」タッタッタ ダキッ
大和「てっ、提督!?いっ、いくらそのような姿だからといって人前でそんなっ///」
大淀「……大和落ち着いてください、今は提督ではなくて芽依ちゃんです」
大和「え?……あっ、そうでしたか!!」
大和「私ったら……びっくりしました……」
幼女提督「わたしめい!よろしくねっ!」ニコッ
大和「ふふっ♪私は大和です」
大和「よろしくお願いしますね、芽依ちゃん♪」ニコッ
大和「それで、提督はどうしてるんですか?」
大淀「提督は……おそらくしばらく表に出てこないかと……」
大淀「昨日の件がありましたからね……はぁ……」ゲンナリ
大和「あっ……、思い出させてしまってすみませんっっ!!」アセアセ
幼女提督「ねーねーやまと、はやくいこーよ」クイックイッ
大淀「もういいですよ、私も忘れますから……それではていt…芽依ちゃんをよろしくお願いしますね」
大和「はい、分かりました!」ビシッ
大和「……それじゃあ行きましょうか、芽依ちゃん」
幼女提督「うんっ!」にぱー
――――――――――――――――――――
―――戦艦寮 大和・武蔵の部屋―――
大和「さぁ、着いたわよ。入って」ドア ガチャ
幼女提督「わーい!おじゃましまーす!!」タッタッ
幼女提督「うわー!ひろーい!!」クルクル
大和「ふふっ、戦艦寮は他の部屋と比べて広めに作ってありますからね。……配慮していただき提督には感謝しています」ニコッ
幼女提督「ベットもふかふかだー!!」ポヨーン
幼女提督「……ってあれれ??」ムニムニ
武蔵「……」←ベットに寝っ転がっていたら急に胸をもまれる
幼女提督「あははっ、むさしのむねやわらかーい!!」モニュモニュ
武蔵「……」←胸を揉みしだかれる
武蔵「……提督よ、もしや正体がバレていないとでも思っているのか?」ゴゴゴゴゴッ
大和「むっ、武蔵!?ちっ、違うの!!今の提督は提督じゃなくって……」アセアセ
武蔵「問答、無用っ!!」手刀 シュッ
幼女提督「……ふぇ?」キョトン
大和「よっ、避けてーーー!!!」
幼女提督(えーっとこういうときはどうするんだっけ?)
幼女提督(……たしかあいてのてくびをつかんで)パシッ
武蔵「何っ!?」
大和「!?」
幼女提督(それで……ぜんしんをつかって……)
幼女提督「おもいっきり、なげるっ!」ブゥン
武蔵「なっ……!?」ヒュン
大和「」←ついていけてない
幼女提督「おー、できたー!!」
武蔵「くっ……っ!!」スタッ 着地成功
大和「えっ?……えっ?」オロオロ
武蔵「……やってくれるじゃないか提督」
武蔵「この武蔵を本気にさせるとはっ!!」ゴゴゴゴッ
幼女提督(わたしはあのひとじゃないんだけどなぁ……まぁいっか!)ニコッ
幼女提督「むさし、ちゃくちしたの!?すごーい!!」
幼女提督「ねぇ、もういっかいみせてー!!」ニコニコ
武蔵「ふっ、いいだろう……」
武蔵「ただし、次に宙に舞うのは提督、貴様だっ!!」シュッ
幼女提督「~~~♪♪」ニコニコ
大和「……ハッ!?だ、誰か呼ばなきゃ!!」ドア バタン タッタッタ
幼女提督「あは♪むさしおそーい!!」ヒラリヒラリ
武蔵「くっ……!?馬鹿な、こんな子供姿の提督相手に!?」ブンッ ブンッ
――――――――――――――――――――
―――数十分後―――
大和「こっ、こっちです!!」タッタッタ
榛名「ちっ、小さくなった提督が武蔵さんに襲われてるって本当なんですかっ!?」タッタッタ
長門「なんてうらやま……けしからんやつだ!!いくらなんでも今の提督の体じゃ、艤装を付けていないとはいえ武蔵の一撃は耐えきれんぞっ!?」タッタッタ
大和「でっ、ですから皆さんにご助力を……あっ、見えました!!私の部屋です!!」タッタッタ
榛名「分かりました!提督のためなら、榛名、全力で参ります!」ドア バタン!
長門「右に同じだっ!長門、出撃するっ!!」ドア バキッ!
大和「芽依ちゃん、大丈夫です……か?」ポカン
幼女提督「あっ、やまともどってきた!」ニコッ
武蔵「私なんて所詮、低速戦艦だ……」体育座り ズーン
榛名「……どうやら大丈夫そうですね?」
長門「若干一人ダメージを受けているやつがいるみたいだがな……おい、武蔵どうした?」ユサッ
武蔵「なんだ長門か……ははっ、私を笑いに来たのか?」
大和「……武蔵、いったい何があったの?」
――――――――――――――――――――
―――同時刻・工廠―――
大淀「芽依ちゃんは提督の反転した形……ですか。少し気になりますね」
大淀(こういう時は明石に聞いてみますか)ポチッ
―――prrr prrr ガチャ
明石『はい、明石です』
大淀「明石?私だけどちょっといい?」
明石『大淀?……この内線は全館放送に……ププッ……なってな… 大淀「ぶち殺すわよ」』
明石『……本当にすいませんでした』
大淀「……はぁ、人をからかうのは大概にしなさい、明石」
大淀「それよりもさっき芽依ちゃんから気になることを聞いたの」
明石『芽依ちゃんから……ですか?どんな内容ですか?』
大淀「えぇ……今朝の出来事だけれど……」
―――大淀説明中―――
大淀「……っていうことがあったの」
明石「反転……ですか。それも容姿だけでなく好みなども一緒に」
大淀「多重人格ってそういうものなの?」
明石『自分とは全く別のものですからね、そういったこともあるかもしれませんが……』
明石(反転……?人格障害では定番といえば定番ですが……少し気になりますね……)
明石『……大淀、芽依ちゃんが何かすごく早く走ってたりとかそういうの見たことない?
』
大淀「えっ?いや、そもそも提督は基本超が付くほどの運動音痴ですし、ベースが提督な以上それはないと思うけど??」
明石『そうですか……ならいいんですけど……』
大淀「……?」
明石『もし、もしですけど芽依ちゃんの時にそういった報告があったら、私に伝えてもらってもいいですか?』
大淀「えぇ、それくらいいいわよ。じゃあそろそろ切るわね」ポチッ
明石『はい、お願いします』プツッ
明石『……』
明石(まさか、『身体能力』まで反転してませんよね?)
――――――――――――――――――――
榛名「えっ!?武蔵さんが手も足も出なかったのですか!?」
武蔵「……あぁ……そうだ……」ズーン
長門「……榛名、何もそんな大声で言わなくても……」
榛名「あっ……す、すいません武蔵さん……」
武蔵「いや、いいんだ。事実だからな……」ズーン
大和「武蔵がやられるなんて……提督ってたしかすごく運動音痴でしたよね?」
長門「あぁ、そう記憶しているが……確か運動能力は軍でも最下位クラスで、いまだに逆上がりもできないらしい……」
榛名「そこまでだったのですね提督……」
武蔵「そんなやつに負けたのか……」ズーン
幼女提督「ねぇねぇ、みんなでなにはなしてるの?それよりあそぼーよ!!」ニコッ
武蔵「……大和」
大和「えっ!?私ですか!?」ビクッ
武蔵「頼む……私の仇を取ってくれ……!」
大和「武蔵……」
大和「……分かりました」スクッ
幼女提督「あっ、こんどはやまとがあそんでくれるの?」ニコッ
榛名「ちょっと、大和さん本気ですか!?」
大和「榛名さん……止めないでください。武蔵が沈んだ以上、私が打ってでます」スタスタ
長門「よっ、よせ!大和!!」
長門「だってお前は……」
榛名「だって大和さんは……」
長門・榛名「「艤装がないと運動音痴じゃないか!・ですかー!!」」
――――――――――――――――――――
武蔵「」チーン
大和「」チーン
榛名「」チーン
幼女提督「ねぇねぇ、もうつかれちゃったのー?」ニコニコ
長門「くっ!?大和はともかく、榛名までもやられるだとっ!?」
幼女提督「あっ、ながと!!」クルッ
長門「!?」ビクッ
長門(ばかな……っ!?このビック7の長門が震えているだと……!?!?)
幼女提督「ねぇ、ながとー……ってきゃ!?」コテン
長門「……っ!!芽依!大丈夫か?」シュタ
幼女提督「うー…、いったーい……すりむいちゃった……」ウルウル
長門「どれどれ……血は出ていないな、念のため医務室から包帯を……」 ガシッ 幼女提督「……ねぇ、ながと?」上目遣い
長門「……っ!!///どっ、どうした?すぐにもどってくるからまってt… 幼女提督「傷口……」
幼女提督「傷口痛むから……その……舐めて欲しいな?」ウルウル 上目遣い
長門「」
長門「ぜひ舐めさせていただきます(ばっ、馬鹿もの!///そんなの私ができるわけないだろ!!///)」
幼女提督「うん、ありがとねっ!!」ニコッ
長門(……はっ!?!? あまりの事態につい本音が漏れてしまった!?)
長門(私はビック7長門。ここにいる可愛い幼女はこんな姿だが私の上司だ。舐めるなどとそういった行為は……)
長門(……)
長門「本当にいいのか?」キメ顔
長門(……って何を言っているんだ私は!?!?早く訂正しないと…)チラッ
幼女提督「うん……ながとになら……いいよ?」熱っぽい上目遣い
長門「……っ!?///// そ、そんなことを言われたら……私は……私はっ!!!」
長門(耐えろ……っ!!耐えるんだ私っ!!!煩悩よっ、消えろっ!!!!!)頭ガンガン
幼女提督「ねぇ……ながと」
長門「はぁ……はぁ……これで大丈夫か……どうした芽依?」クルッ
幼女提督「どうしたの?……はやくきて??(いたいの)がまんできないよぉ……」ウルウル
長門「」
長門「」
長門「」
幼女提督「ながと……?」ポカン
長門「芽依……」ガシッ
幼女提督「ふぇ?」キョトン
長門「ハァハァ……芽依ちゃんが……ハァハァ……悪いんだぞ?」
長門「悪い子にはお仕置きがひつy… 陸奥「そんな訳ないでしょーが!!!」ドゲシッ
幼女提督「なっ、ながと!?」ビクッ
長門「くっ!?陸奥か!!何故私の邪魔をするっ!?!?」クワッ
陸奥「当たり前でしょう!!前の日に散々手は出さないようにって言ったのに!!もう……」
陸奥「……芽依ちゃん、この人のことは大丈夫だから、お姉ちゃんと一緒に食堂へ行きましょう?お昼はハンバーグよ?」ニコッ
幼女提督「ハンバーグ!?うん、いくー!」キラキラ タッタッタ
陸奥「あらあら、走ったら危ないわよ?お姉ちゃんと手をつないでいきましょうね?」ニコッ スタスタ
幼女提督「うんっ!」ニコニコ スタスタ
長門「……」
長門「そっ、そんな……待ってくれ……めい……」手伸ばす
長門「めーーーーーーーーい!!!!!」
長門「……」ガクッ チーン
―――芽依・無事戦艦4隻撃破―――
――――――――――――――――――――
―――食堂―――
陸奥「……そういえば、傷は大丈夫なの?」モグモグ
幼女提督「うんっ!……はむっ、はむっ……ゴクン もういたくないよ!!」ニコッ
幼女提督「それより……はむっ!はむっ!……ゴクン むつ!ここのごはんおいしーね!!」ニコッ
陸奥「あらあら、良かったわね」ニコッ
陸奥「提督は食事の時はもくもくと食べる人だったから、見ていてつまらなかったけど」
陸奥「芽依ちゃんはおいしそうに食べるし、見ていて飽きないわね」
幼女提督「そーお?」モグモグ
陸奥「そうそう、どんどん食べていいのよ?」
幼女提督「うんっ!……じゃあおかわり!!」にぱー
陸奥「ふふっ、ちょっと持ってくるからちょっと待っててね♪」ニコッ スクッ
幼女提督「むつ、ありがとねー!」
幼女提督「……」
幼女提督(さて、あのひとはまだやってるのかな??)スゥ…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
芽依『よっと、ちょーしはどう?』
提督『うお!?急に出てくるなよっ!!』ビクッ
芽依『ほのーは……まだみたいだね』チラッ
提督『あぁ、全然だめだ……というかそもそもこれってただの炎なのか?』
芽依『ここはあなたのこころのなかなんだよ?』
芽依『つまりあのほのーはあなたのこころのじょーたいをあらわしてるの』
提督『あの炎が?……うーん、そうなるに至った原因が思い出せないんだが……』
芽依『おもいださなくていーの……というかおもいだしたらたぶんもっともえるよ?』
提督『そっ、そうなのか……』
???『…ぇ……ねぇ……!!』
芽依『あっ、もどってきちゃったみたい』
芽依『それじゃあがんばってねー!』ヒラヒラ
提督『あっ、おい!!……言うだけ言って行ってしまった……』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
陸奥「芽依ちゃん!?ちょっと大丈夫!?!?」ユサユサ
幼女提督「……ん、むつ」パチクリ
陸奥「目を覚ましたのね、良かった……」ホッ
陸奥「戻ってきたら急に俯いて黙っているんだもの、声かけても反応ないしびっくりしたじゃない、もう……」
幼女提督「あはは……ごめんね?」
幼女提督「ちょっとあのひととはなしをしてて……」
陸奥「あの人って提督?」
幼女提督「うん、そう。いまひっしにきのーのとらうまをけしてるの」
陸奥「そ、そうなの……」
陸奥「……ねぇ、芽依ちゃん」
幼女提督「なぁに?」
陸奥「芽依ちゃんは提督の考えていることが分かるの?」
幼女提督「うん、そうだよ!」
陸奥「じゃあ少し聞いてもいいかしら……?」
陸奥「提督は優しいけどあんまり素直じゃないから……実際になにを考えているか時々分からなくなるの……」
陸奥「だから、本人のいないところでちょっとずるいかも知れないけれど……」オズオズ
幼女提督「うん、いーよ!なんでもきーて!!」ニコッ
陸奥「いっ、意外にオープンなのね……」
幼女提督「あのひとはすなおじゃないからねー、すこしはほんねをはなすべきだとおもうの」
幼女提督「だからいーよ!!」
陸奥「そう……じゃあ改めて聞くけれど、提督は私の事はどう思っているの?」
幼女提督「えっ、そんなことでいーの?」キョトン
陸奥「そんなことって……私だって気にしてるのよ。それで、どうなの?」ズイッ
幼女提督「ちょっとまってね……えーっとねー…」
陸奥「……」ゴクリ
幼女提督「……すき」ポツリ
陸奥「……っ!!///」
幼女提督「……といえばすき」
陸奥「……」ズーン
幼女提督「せんりょくてきにはかなりたよりになるし、ひしょかんのときもきさくではなしやすい……っていうぐらいかな?」
幼女提督「どう?さんこーになった?」
陸奥「え、えぇ……なんていうか思っていたとおりだったわ……」ズーン
幼女提督「そう……それじゃあほかにききたいことはない?このさいだからなんでもいうよっ!!」ニコッ
陸奥「う、う~ん……急に言われてもねぇ……」
長門「ならば私が聞こうっ!!」デデン
陸奥「長門……復活してたのね……」
長門「あぁ、ビックセブンたるこの長門。これしきのことで挫けはせぬぞっ!!」ドヤッ
あー…すいません、出かける時間になってしまったのでまた後で投下しますね~
何故荒れてるし……
まぁ気にせず続き投下していきますね~
長門「それで、質問なんだがいいか、芽依?」クルッ
芽依「うん、いーよ」
陸奥「はぁ……芽依ちゃんに変な質問しないでよ?」ジトーッ
長門「そんなこと分かっているさ」
長門「では質問だが……正直なところ、提督は誰が一番好きなんだ?」
陸奥「なっ……///何聞いてるのよっ!!!///」
金剛「その話……詳しく知りたいネー!!」ババッ
長門「金剛か……どこから出てきたんだ?」
金剛「提督の話となればこの私が出ない訳にはいかないネー!!」ドヤッ
陸奥「答えになってないわね……」ハァ…
金剛「そんなことは気にしちゃNo!なんだヨー!……それで芽依ちゃん、提督がBest Loveな艦娘は誰デース!?」
幼女提督「えーっと、それはねー…」
長門・陸奥・金剛「「「……」」」ゴクリ
幼女提督「んー…、やっぱりないしょ!!」にぱー
金剛「Why!?なんでもって言ってたのにー!!」
陸奥「……まぁ、本人のいないところでそれはさすがに……ね?」
長門「むぅ……やはり駄目か……」
幼女提督「やっぱりそれはあのひとがいうべきだし、いまはやめとくねっ!」ニコッ
幼女提督(まぁ、じっさいはまだまよっているだけなんだけどね……ほんとうにしょーしんものなんだから……)
――――――――――――――――――――
―――明石の作業場―――
夕張「ねぇ、明石~?」←台を押さえている
明石「ん~、何夕張?」ジジジッ ←作業中
夕張「結局今何つくってるの?」チラッ
明石「そうですねぇ……一言で言うのは難しいんですけれど……」ジジジッ
明石「簡単に言えば魂を分離させる装置……ですかね?」ジジジッ
夕張「えっ!?今そんなもの作ってたの!?」ガタッ
明石「あっ!?ちょっと夕張揺らさないでって!?」ビクッ
夕張「あっ、すいません……じゃなくって!」
夕張「本当にそんなもの作れるんですか!?」
明石「んー…、多分」
明石「ねぇ夕張、私たちがどうやってできるかっていうのは知ってる?」ジジジッ
夕張「そのくらいなら知ってますけど……」
夕張「確か『元となった艦体の魂を艤装に定着させることで受肉させている』でしたっけ?」
明石「そう、正解正解」ジジジッ
明石「だからそれの応用をすればいいわけです!」
夕張「応用って……つまり芽依ちゃんの魂を艤装に……?」
明石「さすがに艤装だと艦娘になっちゃうし、そもそも元が艦体の魂じゃないと受け付けないから」
明石「妖精さんに超高性能なマネキンを作ってもらっているから、それに……ね?」
夕張「なるほど……でも芽依ちゃんってそもそもただの提督の精神が一時的に分裂しただけの状態ですよね?それに魂って宿るっけ?」
明石「普通なら宿らないでしょうね。精神はあくまで精神。魂とは別物ですから」
明石「……でも、どうも芽依ちゃんは『普通じゃない』みたいなので、大丈夫ですよ」
夕張「普通じゃない……?」
明石「これは私の推測ですが、芽依ちゃんは提督の魂の一部が反転した存在だと思うの」
明石「おもr……何らかのショックがあって普通なら精神が二つに分かれるところを、提督は魂が分かれちゃった……ってこと
夕張「じゃあ今の提督の体には魂が二つ入ってるって訳?」
明石「多分ね、でも時間が経ったら元に戻っちゃうから移すなら今しかない……」
明石「という訳で、お喋りはここまで!夕張、今日中にはこれ仕上げるから頑張ろうね♪」ニコッ
夕張「えっ!?……そっ、そういえば録画してたアニメが……」ソロリソロリ
明石「そんなのいつでも見れるでしょ?……今日は寝かせませんよ、夕張?」ニコッ
夕張「う、うぅ……はい……」ゲンナリ
――――――――――――――――――――
本編はここまでです!次投下するときには完結させたいですねー…
次におまけ投下しますね~
おまけ
―――全館放送後・各艦娘寮の反応―――
ーーー潜水艦寮―――
伊19「えーっ!?あの子が提督だったの!?」
伊58「でも、言われてみれば確かに最初に提督の服を着ていたし、思い当たる節はあるでち……」
呂500「でっち、そういえばろーちゃんの服を貸したって」
伊58「それならもう返ってきたでちよ。ろーのロッカーに入ってるでち」
呂500「Danke!……でも、提督が一度ろーちゃんの服を着たってなんだか変な感じがするって……」
伊168「いやなの?そうよねー…提督が自分たちの服を着るって…… 呂500「そ、そうじゃないですって!!」
伊401「えっ、違うの?」キョトン
呂500「なっ、なんだか提督に包まれているような気がして恥ずかしいですって……///」カアァ
伊58(提督、いつのまにろーにまでフラグを立てていたでちか……)ゲンナリ
伊19(ろ、ろーちゃんまで提督のことを!?……イク、負けないのねっ!!)
――――――――――――――――――――
―――軽空母寮―――
―――鈴谷・龍鳳の部屋―――
龍鳳「えぇ!?て、提督が芽依ちゃんで……芽依ちゃんは提督なのっ!?!?」アセアセ
鈴谷「あー、やっぱり芽依ちゃんって提督だったんだー」
龍鳳「えっ……?鈴谷ちゃん知ってたの?」
鈴谷「何となくだけどねー…、子どもにしては大人びてるっていうか……言うことが提督みたいっていう感じがしてさー」
龍鳳「そ、そうだったんですか……」
鈴谷「でも、どうしてそうなったのかは分からないけど、鈴谷に相談してほしかったっていうか……鈴谷じゃ頼りないのかなぁ……」ハァ…
龍鳳「鈴谷さん……」シュン
鈴谷「あっ、ごっ、ごめんね!!なんか暗い感じになっちゃってさー!!らしくないよね!!あはは……」
タッタッタ ドア バタン 熊野「そんなことありませんわー!!」
鈴谷「くっ、熊野!?」ビクッ
龍鳳「えっ、熊野さん!?」ビクッ
熊野「はぁ……す、鈴谷は頑張って……はぁはぁ……いますわよ……はぁはぁ……」
熊野「も、申し訳ありませんが……ぜぇぜぇ……少し座ってもよろしいかしら?」
龍鳳「どっ、どうぞこちらに」
熊野「……失礼しますわ」スタッ
鈴谷「熊野、どうしたの急に?」
熊野「なんとなく鈴谷が落ち込んでいる気配がしたので、こうして来た次第ですわ……」ゼェゼェ
龍鳳(えっと……どういうことでしょう?)オロオロ
鈴谷(何それこわい……)
熊野「そんなことはどうでもいいですわ!それよりも鈴谷!!」
鈴谷「はっ、はい!?」ビクッ
熊野「提督は、鈴谷の事はとても信頼してますし、頼られているから大丈夫ですわっ!!」
鈴谷「そうかな……?」
熊野「そうですわ!鈴谷はもっと自信をもっていいと思いますの!!」
鈴谷「そっか……うん、熊野のおかげで元気でたよ。ありがとねっ!!」ニコッ
熊野「ふふっ、鈴谷はやっぱりそうして笑っているのが一番ですわ♪」ニコッ
鈴谷「熊野もそうして笑ってるとかわいーじゃん!!」ギュッ
熊野「す、鈴谷!?///そ、そんな人前で///」チラッ
龍鳳「あっ、私ならお構いなくー…」
龍鳳(……昔からの友達、羨ましいなー…今度潜水艦寮に遊びに行こうかな?)
鈴谷「熊野ったら何照れてるのさー!ほら、うりうり~♪」
熊野「そっ、そんな鈴谷だめ……あんっ……ですわ……んん///」
龍鳳「……」
龍鳳(もしかして私邪魔なのかな……?)
――――――――――――――――――――
―――軽巡寮―――
北上「」
大井「きっ、北上さん!?しっかりしてください!?」ユサユサ
北上「大井っち……あたし提督に名前つけてたんだね……ふふっ……ウケる……」ガクッ
大井「北上さんっ!?ねぇ、北上さんってば!?」ユサユサ
北上「」
大井「北上さーーーーーーーん!!!!!」
大井「……」ユラァ
大井「提督、覚悟してくださいね……?」ニコォ
※後々、あの時は『提督』ではなく『芽依』だったということで誤解は解けました
――――――――――――――――――――
―――駆逐艦寮―――
――睦月型の部屋―――
睦月「えぇぇええぇぇえーーーーー!?!?!?」
弥生「睦月会ったんだよね?気づかなかったた……の?」
卯月「睦月ちゃんはにぶちんだから気づかないのでありました!ぷっぷくぷぅ~!」
如月「まさかこんな形でバレちゃうなんてね……もう、司令官ったらドジねぇ……」ハァ…
弥生「如月ちゃんは気づいて……いたの?」
睦月「そうなの!?如月ちゃん!?」
如月「えっ、えぇ……(というか気づかない方が難しいのじゃないかしら……?)」
卯月「如月ちゃんはさっすがなのです!!びしっ!!」
睦月「……そういえば皐月ちゃんは気づいt… ドア バタン 皐月「ねぇ、今の聞いた!?」
如月「……気づいていなかったみたいね」
弥生「そうね……」
卯月「ぴょん……」
皐月「えっ?何この空気??」キョトン
――――――――――――――――――――
――暁型の部屋――
暁「ええぇぇぇえぇぇええーーーー!?!?!?」
響「……こいつはさすがに驚いたね」
雷「えっと、じゃあ私たちが遊んでいたのは司令官だったってこと??」
電「びっくりなのです……」
響「それよりも……だ」
響「つまり私たちは司令官と一緒にお風呂に入っていた……ということだね」
暁「あっ……///」カアァ
電「はわわ……///」カアァ
雷「……?私は別に司令官と一緒にお風呂に入っても構わないけど……」キョトン
暁「いっ、雷何言ってるのよ!?レディーとしてはっ、裸を見られたのよっ!?///」
暁(しっ、司令官の裸もじっと見つめちゃったじゃない!///)
電「そっ、そうなのです!!そういうことはよくないのです!!!」
電(司令官さんに胸の相談をしちゃったのです!///)
響「……?二人とも何をそんなに恥ずかしがっているんだい?」キョトン
暁「なっ!?響まで何を言っているの!?」
電「ウォッカの飲みすぎでおかしくなっちゃったのです!?」
響「いや、考えてもごらんよ。司令官はその時の姿かたちは暁たちと同じくらいだったし、司令官も恥ずかしがってなかったろう?」
響「なら、こっちも堂々としていればいいのさ。ほら、なんの問題もないだろう?」
雷「そうよ、別に恥ずかしがる必要はないわっ!」
暁「えっ、そっ、そういうものなの?」オロオロ
電「……常識が分からなくなってきたのです」ズーン
響(……これくらいフォローしておけばいいかい、司令官?)
――――――――――――――――――――
―――正規空母寮―――
――赤城・加賀の部屋――
赤城「なるほど……やっぱりあの子提督だったのね」
加賀「……赤城さんは気づいていたの?」
赤城「いくら提督の姪だからってあんなに聡くはないものね」明後日の方向見ながら
加賀「あの……赤城さん……」
赤城「あっ、そうだ。そろそろ夜食を食べないと……」スクッ ドア バタン
加賀「……」
加賀「……瑞鶴の部屋にでも遊びに行こうかしら」スクッ
――――――――――――――――――――
――翔鶴・瑞鶴の部屋――
瑞鶴「えぇ!?あのかわいい子提督本人だったの!?」
翔鶴「そうみたいね……でもそれなら納得ね」
瑞鶴「……って翔鶴姉は気づいてたの?」
翔鶴「何となくだけれどね」
翔鶴「芽依ちゃんと話していると、不思議と提督と話している感じがしたの」
瑞鶴「ふーん……そうなんだ……」
翔鶴「……ねぇ、瑞鶴。さっきの話、どう思う?」
瑞鶴「さっきの話?『もし大淀と明石を~』ってやつ?」
翔鶴「そう、それでもし提督と私、どちらかしか助けられないとしたら……」
翔鶴「瑞鶴ならどうする?」
瑞鶴「そんなの翔鶴姉に決まっているじゃない!!」
???「そう……まだまだ甘いわね」スッ
瑞鶴「えっ!?誰っ!!」クルッ
翔鶴「あら、加賀さん。いらっしゃい、こんな時間に珍しいですね?」
加賀「えぇ、赤城さんにむs……別行動をしていたらたまたま通りかかったので」
翔鶴(またなにかやらかしたのね……)
瑞鶴「それで、急にきていきなり何よ?加賀さんだって赤城さんと提督なら赤城さんを助けるでしょ?」
加賀「これだから五航戦の子は……いい、瑞鶴。私なら迷うことなく提督を助けるわ」
瑞鶴「なっ!?……それは嘘よ」
加賀「本当よ。提督を失えば指揮系統が乱れるばかりでなく、戦意喪失する艦娘たちの数も計り知れないわ。そんなことも分からないの?」
瑞鶴「……っ!!」ピクッ
瑞鶴「そっ、そんなことは分かってるわよ!!でも……」翔鶴チラッ
翔鶴「……」
翔鶴「……瑞鶴は優しいのね」
加賀「でも、それだけじゃこの戦いは生き残れないわ。それくらい分かっているでしょう?」
翔鶴「えぇ……そうね……」
翔鶴「それと、さっきの質問だけれど……」
翔鶴「……私なら瑞鶴と提督なら、提督を先に助けるわ」
瑞鶴「翔鶴姉……」
加賀「……いい判断ね」
翔鶴「でも、その後で瑞鶴も助けるわ」
瑞鶴「翔鶴姉っ!!で、でもそれって……」
加賀「……最初にどちらかって言わなかった?」
翔鶴「えぇ言ったわ、でもね諦めてしまったらそこでおしまいだと思うの」
加賀「あなたらしくない意見ね?それで共倒れしたらどうするつもりなの?」
翔鶴「そうならないように努力するわ、でもそれでも駄目な時は……」
瑞鶴「駄目な時は……?」
加賀「……」
翔鶴「その時はその時ねっ♪」ニコッ
加賀「ふっ、全く……どこのだれに似たのでしょうか……」クルッ テクテク
加賀「でも、そんな艦隊と一緒に戦うのも、悪くないわ」ドア バタン
――――――――――――――――――――
―――戦艦寮―――
陸奥「……今の話って本当かしら?」
長門「あぁ、本当の話だ」
陸奥「……まさか長門知ってたの?」
長門「まぁな、提督が急にいなくなったと思ったら明石と大淀に呼び出されてな。一通りの説明は受けた」
陸奥「そうだったの……ねぇ、長門?」
長門「なんだ陸奥?」
陸奥「提督が小さい女の子になったからって……まさか手を出したりしないわよねぇ?」
長門「……」ピクッ
長門「……何を言っているんだ陸奥。提督が小さい女の子になろうが上官であることに変わりわない」
長門「それなのに提督に手を出すだと……?悪い冗談も大概にしてもらおうか、陸奥?」ニヤリ
陸奥「そう……それならいいのだけれど……」
長門「あぁ、安心してくれ。私もそこまで見境がない訳じゃない。ビック7の名に誓ってもいいぞ?」
陸奥「そこまで言うなら大丈夫ね……」ホッ
長門「全く……陸奥は私の事を心配し過ぎだ」
長門「それに明日は大和と武蔵が相手をする予定になっている。事情はさっきの放送で知っただろうが……まぁうまくやってくれるだろう」
陸奥「それもそうね、私の心配し過ぎだったみたい」
長門「そうだとも、はっはっは」
陸奥「そうね、うふふふっ」
――――――――――――――――――――
とりあえずここまでです。
またしばらくお待ちください~
こんばんわ、続きが出来たので投下しますね~
―――食堂―――
金剛「では私はこれからTea Timeなので、失礼しますネー!」スタスタ
長門「本当に提督の話を聞きに来ただけだったのか……」
幼女提督「ねーねー、このあとなにしてあそぶの?」服クイッ
長門「そ、それじゃあお姉ちゃんと…… 陸奥「芽依ちゃん、あんまりこの人に近づいちゃだめよ、ほら、こっちに来て」
幼女提督「……?うん、わかった」タッタッ
長門「……陸奥、まだ何にも言っていないのだが」
陸奥「あら、何を言うつもりだったのかしら?いいのよ、言っても……ただし憲兵さんの前でね」ニコッ
長門「くっ……!?貴様鬼かっ!?」
陸奥「私が鬼ならあなたは畜生でしょうに……はぁ……小さい子が絡まなければ真面目な姉なのに……」ゲンナリ
幼女提督「ねーねー…、あそばないの?」ウルッ
陸奥「あー…、ちょっと待ってね?……それにしても困ったわね」ボソッ
陸奥「元々大和に任せるつもりだったから私もこの後、出撃する予定だし」
長門「なら私が 陸奥「あ・な・た・は・提督の代わりのお仕事があるでしょ??」ニコォ
幼女提督「……もしかして、みんないそがしーの?」チラッ
陸奥「うっ!?……ここで嘘ついても仕方ないわね……実はそうなの、大和たちはあの調子だし……」
幼女提督「じゃあこんごーは?」
陸奥「確かに金剛は今日非番だけど……」長門チラッ
長門「……いや、駄目だな。金剛たちは5連勤明けだし、明日も出撃予定だ」
長門「本人は喜ぶかもしれないが、さすがに頼むわけにはいかないだろう」キリッ
陸奥(本当に小さい子が絡まなければ普通に良い人なのにね……)
長門「しかし、芽依のこともあるからな……さて、どうしたものか……」キョロキョロ
長門「……ん?あれは……」ピタッ ジーッ
扶桑「山城?ちゃんと前を見て歩かないと危ないわよ?」テクテク
山城「大丈夫よ姉さま……ってきゃあ!?……何もないところでつまずくなんて……不幸だわ……」ハァ…
長門「……ベストタイミングじゃないか」ボソッ
陸奥「あら?あらあら?」ニコッ
幼女提督「あっ、ふそーにやましろだー!」タッタッ
扶桑「あら?長門秘書官に陸奥さん……と、提督……ですか?」キョトン
山城「えっ、提督?」チラッ
幼女提督「わたしはあのひとじゃなくて、めいだよ!」ニコッ
長門「あぁ、すまない。紛らわしいが今は芽依の方だ」
扶桑「そうだったの……芽依ちゃん?私は扶桑。よろしくね?」ニコッ
山城「妹の方、山城です。……本当に提督じゃないんですね?」ジトーッ
幼女提督「うん、よろしくねっ!」ニコッ
陸奥「……あなたたち、確か今日と明日は非番よね?」
長門「ちょっと相談があるんだが……」
山城「……姉さま、何故だか嫌な予感がします……」
扶桑「はぁ……不幸だわ……」
――――――――――――――――――――
―――長門説明中―――
長門「……という訳なんだ。すまないが、半日でいいから預かってもらえないか?」
扶桑「そういうことでしたら……この扶桑、承りましたわ」
山城「まぁ……姉さまがいいっていうなら……」
陸奥「決まりね。……芽依ちゃん?」クルッ
幼女提督「……ふぇ?」
陸奥「今からこのお姉さんたちが遊んでくれるから、いい子にしてるのよ?」ニコッ
幼女提督「うん!わかった!!」にぱー
扶桑「ふふっ、妹が二人できたみたいでうれしいわね♪」ニコッ
山城「くっ、そんな姿になってまで私から扶桑姉さまを奪おうとっ!?……絶対させませんからっ!!」キッ
長門「……本当にこいつらに任せて大丈夫だろうか?」
陸奥「さぁ……?なるようになるんじゃないかしら……?」
――――――――――――――――――――
―――扶桑・山城の部屋―――
扶桑「とりあえずお部屋に来たけれど……何をしましょうか?」
幼女提督「ここがふそーとやましろのおへやなんだねー」キョロキョロ
山城「ていt……芽依ちゃん?あんまり私のところはいじっちゃだめよ?」
幼女提督「ふぇ?なんで?」キョトン
山城「何でって……そんなの扶桑姉さまとの思い出の数々が飾ってあるからに決まってるでしょ?」キッ
幼女提督「ご、ごめんなさい……」シュン
扶桑「……山城?そんな言い方しなくても良いんじゃないかしら?」
山城「うっ……ご、ごめんなさい……」シュン
扶桑「はぁ……、山城? 前から思っていたのだけれど、山城は年下の子に対しての接し方が少し厳しすぎるわ……」
山城「えっ!?そ、そんなことないですよ姉さまっ!!」アセアセ
扶桑「時雨みたいな大人びた子ならともかく、他の駆逐艦の子からたまに『山城さんに何か悪いことしたでしょうか?』って時々聞かれるもの……」
山城「そっ、それは……」
扶桑「山城、いい機会だから少し直したらどうかしら?」ニコッ
山城「……姉さまがそういうなら」
扶桑「芽依ちゃんも、ちょっと協力してもらってもいいかしら?」クルッ
幼女提督「……?よくわからないけどいーよ!!」
扶桑「ふふっ、それじゃあ決まりね♪頑張ってね、山城!」ニコッ
山城「はぁ……不幸だわ……」ドヨーン
――――――――――――――――――――
扶桑「はい、それじゃあ芽依ちゃんは山城をお姉ちゃんだと思って、山城は芽依ちゃんを妹だと思って話してみて」
幼女提督「うん、わかったー!!」ニコッ
山城「いっ、妹!?いくら姉さまでも急にそんなこと言われても……」オドオド
扶桑「山城、大丈夫よ。普段の私の気持ちになればきっとできるわ」
山城「姉さまの……気持ちに……」
扶桑「そう……それじゃあ準備はいいかしら?」
扶桑「山城、芽依ちゃん、始めるわよ? よーい……」カチンコ構え
扶桑「アクション!!……ふふっ、一度やってみたかったのよね♪」ニコッ
山城(姉さま……まさかそれを使うために……?)
――――――――――――――――――――
山城『えーっと……芽依?今日は何して遊びましょうか?』
幼女提督『うーん……おそとであそびたいな、やましろおねーちゃん!!』ニコッ
山城『おっ、おねっ///……コホン……で、でも外はきっと雨が降っているから……』
幼女提督『そーなの?……じゃあおうちであそぼっか!』
山城『そ、そうね……』
幼女提督『じゃあなにしてあそぶ?やましろおねーちゃんはなにがいいとおもう?』
山城『なっ、なにって……そうね。扶桑お姉さまの活躍を語るとかどうかしら?』
幼女提督『えー…… わかった、それでいーよ……』
山城『そう?じゃあまずは…… 扶桑「はい、カットよ、山城」 カチンコ カーン!
山城「えっ?何か問題ありましたか姉さま?」キョトン
扶桑「大ありよ……はぁ……空はあんなに青いのに……」目頭押さえながら
扶桑「いい、山城?姉というのは、妹の願いを聞いてあげなければならないの」
扶桑「それなのに私の話をしてどうするの?」ハァ…
山城「えっ?だって芽依もいいって言ってましたよ?」キョトン
山城「ねぇ、芽依?姉さまの話を聞きたいわよね?」
幼女提督「うん……そうだね……あはは……」目逸らし
山城「ほら、ねえさ… 扶桑「ほらじゃないでしょ??」
山城「……?」キョトン
扶桑「どうしてそこで分からないって顔をするの……」
扶桑(これじゃあ芽依ちゃんと山城のどっちが姉だか分かったもんじゃないわ……)
扶桑「……山城」
山城「なぁに、姉さま?」
扶桑「私はどうやら山城を甘やかしすぎたのかもしれません……」
扶桑「年下の子とどう接するべきか……つまり、姉としてどう振る舞うべきか……」
扶桑「それを今から徹底的に勉強してもらいます!!分かった、山城?」
山城「えっ、でも私には姉さまがいれb… 扶桑「い・い・わ・ね?」ニコォ
山城「……はい」シュン
幼女提督(これがうわさのおにのふそーなんだね……)
幼女提督(でも、これはこれでおもしろいことになりそう♪)ニコッ
扶桑「……そうね、まず山城には他の姉の姿を見て学んでもらうわ」
山城「他の……ですか?」
扶桑(そうね…確かあの子は今日非番だったかしら……?)
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はい、ここでまさかの安価復活です。
山城にお姉ちゃん力をつけるために誰のところに行くか安価下3でお願いします
1.妙高
2.千歳
3.球磨
4.吹雪
5.白露
6.朝潮
7.陽炎
陽炎
>>537 陽炎ですね、了解しました!
ちなみに、この安価はもう一回取るつもりです。
ではまたできたら投下するのでお待ちください~
扶桑は不幸発言しないんやで
>>544 ご指摘ありがとうございます! 言われてみればそうだった……
それでは続きできたので投下していきますね~
扶桑「山城、ここよ」
山城「ここって……」
幼女提督「かげろーのへやだね!」
扶桑「そう……陽炎は艦娘の中でも一番妹の数が多いでしょう?なら、お姉ちゃん力も一番高いはずよ」
幼女提督「なるほど!」
山城「……まぁ、うちの鎮守府には揃ってませんけどね、陽炎型」
扶桑・幼女提督「「……」」
扶桑「……山城、細かいことは気にしてはダメよ?」
幼女提督「そっ、それじゃあはいろっか!」アセアセ
扶桑「そうね……」ドア コンコン
???「はい、どなたでしょう?」
扶桑「突然ごめんなさい…扶桑だけれど、いいかしら?」
???「えっ、扶桑さん!?珍しいですね……どうぞ入ってください!」ドア ガチャ
陽炎「どうぞ……って山城さんに……司令も一緒?」キョトン
扶桑「えぇ……ちょっと陽炎に相談があって……いいかしら?」
陽炎「……?私に……ですか?」キョトン
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―――扶桑説明中―――
扶桑「……という訳なの」
陽炎「なるほど、それで私のところに……でも私でいいの?」
不知火「……その判断は正しいかと」ヌイッ
幼女提督「しらぬい……いたんだね……」
不知火「はい……不知火に何か落ち度でも?」
山城「はぁ、相変わらずね。他の子たちはどうしたの?」
黒潮「ここにおるで~」二階建てベットの上から
雪風「雪風もここにいますっ!」二階建て(ry
扶桑「……コホン、それで、話しは戻るのだけれど……」
扶桑「山城に年下の子に対する接し方を教えてあげてほしいの」
陽炎「そういわれてもねぇ……どう思う、不知火?」
不知火「不知火は問題ないかと……他の姉妹艦は数あれど、陽炎姉さんのお姉ちゃん力はかなりのものです」
陽炎「そっ、そうなの……?別に普段意識している訳じゃないから分からないけど」オロオロ
陽炎「不知火がそこまでいうなら……分かったわ。私でよければ引き受けてあげる!」ニコッ
扶桑「ふふっ、ありがとう♪」
幼女提督「それで、どうやっておしえるの?」
扶桑「とりあえずさっきみたいに陽炎に芽依ちゃんのお姉ちゃん役をやってもらうということにしましょうか」
扶桑「山城、ちゃんと見てるのよ?」
山城「はい、姉さま!」
扶桑「……それじゃあ始めるわね、芽依ちゃん、陽炎、準備はいいかしら?」カチンコ 構え
幼女提督「うん、いいよー!(それ持ってきてたんだ…)」
陽炎「えぇ、大丈夫よ(あれ映画の時に使うやつよね……初めて見たわ……)」
扶桑「じゃあいくわね?……3・2・1……アクション!!……ふふっ♪」
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幼女提督『ねぇねぇ、かげろーおねえちゃん!きょーはなにしてあそぶ?』ニコッ
陽炎『そうねぇ……芽依は何がしたいの?」ニコッ
幼女提督『うーんとね……おそとであそびたい!!』
幼女提督『あっ……でもいまあめふってるんだっけ……』シュン
陽炎『……芽依は体を動かしたいの?』
幼女提督『うんっ!そのほーがたのしいでしょ?』ニコッ
陽炎『ふふっ、そうね♪……じゃあラウンド〇ンに行かない?』
幼女提督『らうん〇わんって……いいの!?』
陽炎『いいわよ!それラウ〇ドワンならみんなで遊べるし♪ せっかくだから不知火や黒潮たちも誘っていきましょうか♪」ニコッ
幼女提督『うん!お姉ちゃん大好きっ!!』ギュッ
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扶桑「はい、カットよ……完璧ね。さすが陽炎だわ」
扶桑「雨の日でも〇ウンドワンに行くことで体を動かして遊ぶことができる……なおかつ他の妹たちも一緒に誘うなんて……高度だわ……」
山城「なるほど……雨でもラ〇ンドワンという手が……普段行かないから全く思いつかなかったわ……」
陽炎「そっ、そうかしら?……なんだかそういわれると照れくさいわね///」
幼女提督「やっぱりかげろーはしっかりものなんだね!」ニコッ
不知火「ふっ、陽炎姉さんに落ち度はありませんから……」ドヤァ
陽炎「なんで不知火が誇らしげなのよ……」
陽炎「……」ジーッ
不知火「……?どうかしました、陽炎姉さん」
陽炎「……ねぇ、不知火。あなたもやってみなさいよ」ジトーッ
不知火「……っ!? なっ、なぜ不知火が……」アタフタ
陽炎「不知火だって次女でしょ?……お姉ちゃんらしさはあるはずよねぇ?」ニコォ
陽炎「芽依ちゃん、ちょっと協力してもらってもいいかな?」クルッ
幼女提督「うん、いいよー!」ニコッ
幼女提督(すごくおもしろそうだし!!)ワクワク
扶桑「……そうね、山城? 一応不知火のも見ましょうか?」
山城「反面教師というやつですね、姉さま!」
不知火「……っ!」ピクッ
不知火「……今のは聞き捨てなりません」
不知火「いいでしょう、不肖不知火、お姉ちゃんになりきってみせますっ!!」ゴゴゴッ
陽炎「おっ、やる気になったねー!……それじゃあ場面はさっきと同じ状況でいいわね?」
黒潮「何々、なんかおもろいことやってるやん!!」チラッ
雪風「不知火、頑張ってください!!」チラッ
不知火「……」コクッ
扶桑「それじゃあいくわね……3・2・1……よーい……」カチンコ 構え
不知火「……」ゴクリ
幼女提督「……」ニコニコ
扶桑「アクション!!」
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幼女提督『ねーねー、しらぬいおねーちゃん、きょーはなにしてあそぶの?』
不知火『……』
幼女提督『おねーちゃん?』キョトン
不知火『……はっ!?ななな、何でしょう?』ビクッ
幼女提督『……だから、あそぼうって』
幼女提督(しらぬい、きんちょーしすぎでしょ……)
不知火『そっ、そうでしたね!』
不知火『……』ウーン
幼女提督『……』
不知火『……』ウーン
幼女提督『……』
不知火『……えっt… 黒潮「見てるこっちの息が止まるわっ!!」ガバッ
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扶桑「はい、カット……これは、山城といい勝負ね……」
山城「えぇ!?私こんなに酷くなかったですよ姉さまっ!?」
不知火「……これからが良いところだったのに……邪魔しないで黒潮」
黒潮「こっからどうやったら良い展開になるんや!?見てられんわっ!!」
不知火「……なら、黒潮がやってみなさいよ」イラッ
黒潮「……ほう?言うたな不知火?ウチの演技見てチビらんといてや?」ゴゴゴッ
不知火「ふっ……冗談はそのエセ関西弁だけにしてもらいましょうか……」ゴゴゴッ
陽炎「……はぁ」ゲンナリ
陽炎「……扶桑さん、芽依ちゃん、申し訳ないけど、黒潮もいいかしら?」
扶桑「えぇ、構わないわよ……姉妹が多いとやっぱり大変なのね……」
幼女提督「わたしのことはおきにせずに!」
陽炎「そう?……じゃあ、お願いするわね」
陽炎「……黒潮?こっちは準備できたみたいだけどそっちは?」クルッ
黒潮「いつでもええで。……よろしゅうな、芽依ちゃん」ニコッ
幼女提督「よろしくねっ!」ニコッ
不知火「……」ジーッ
雪風「黒潮ー!頑張ってください!!」
扶桑「……それじゃあ始めるわね?3・2・1……よーい…」
扶桑「アクション!」
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あっ、すいません。少々お待ちください
すいませんお待たせしました、再開します
幼女提督『ねーねーくろしおおねーちゃん!どっかにあそびにいこー!!』ニコッ
黒潮『せやなぁ……どこに行こか?』
幼女提督『うーんとね……おそとにいきたい!』
黒潮『って今は雨やないかーい!!』ビシッ
幼女提督『あっ、そうだったねー』テヘッ
黒潮『それじゃあ家の中で遊ぼうか?』
幼女提督『そうだねー、なにする?』
黒潮『んー…、せやねー…』
黒潮『そういえばウチ最近ものまねに凝ってるねん』
幼女提督『ものまね?どんなのするの?』
黒潮『気になる?ちょっと見てみぃ』
黒潮『いくで、猫の物まねや』
幼女提督『ずいぶんベタなのだね……』
黒潮『……ゴホン… コタツから出たくないにゃー…』
幼女提督『……って、それはたまだよ!!』ビシッ
黒潮『多摩は猫じゃないにゃー!!』シャー
幼女提督『いってないよ!?』
黒潮『ぬいぐるみじゃないクマ―!』
幼女提督『それはクマだし!!…もぉええわ!』
黒潮・幼女提督『『どうも、ありがとうございましたー』』
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扶桑「……これってただの漫才よね?」
山城「何気に芽依ちゃんもノリノリだったわね……」
幼女提督「てへっ☆」
黒潮「芽依ちゃん、さっきのツッコミよかったで!!」グッ!
不知火「……これでは姉というよりはコンビでは?」
陽炎「そうねぇ……姉らしいかと言われると微妙かな?」ウーン
陽炎「……まぁいっか。さて、トリはいよいよ雪風の番ねっ!頑張りなさい!!」
雪風「えぇ!?雪風もですか!?」
黒潮「ほぅ……?雪風もやるんか?はたしてウチのクオリティを越えられるかな??」
不知火「雪風なら……まぁ大丈夫でしょう」
扶桑「そうね、せっかくここまできたなら雪風もやってみたらどうかしら?」
山城「もうここまできたら付き合うわ……」
陽炎「そういうことだから……ねっ?」ニコッ
雪風「うぅ……、少し恥ずかしいですがそういうことなら雪風、頑張りますっ!」
扶桑「……」
山城「……?姉さま?あのカチッってやつ、やらないんですか?」
扶桑「……えっ?あぁ、あれね。別にもういいわ……勝手に始めていいわよ?」
山城「そっ、そうですか……(飽きたんですね、姉さま)」
幼女提督「じゃあやろっか、ゆきかぜおねーちゃん!(あきたんだね、ふそー…)」
陽炎「じゃあ私がやるわね、いい雪風?」
雪風「はっ、はい!お願いしますっ!!」
陽炎「そう、じゃあいくわよ?よーい……アクション!」
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幼女提督『ねーねー、ゆきかぜおねーちゃん!なにしてあそぼっか?』
雪風『芽依ちゃ……芽依は何して遊びたいのですか?』
幼女提督『うーんとね、おそとであそびたい!!』
雪風『そっか!じゃあお外に行きましょう!!』ニコッ
幼女提督『えっ、でもおそとはあめがふってて……』
雪風『大丈夫です!少しぐらいの雨ならへっちゃらですっ!!』
幼女提督『そっか……そうだよね!じゃあいこっか!!』ニコッ
雪風『はい、行きましょう!!』
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陽炎「はいカット……うん、雪風が一番まともだったわね」
扶桑(どうしてかしら……この後芽依ちゃんと遊びに行ったら空が晴れる展開まで見えたわ……)ドヨーン
山城(奇遇ですね姉さま、私もです……)ドヨーン
幼女提督(なぜかふそーとやましろがダメージをうけてる……)
陽炎「……それで、どう?参考になったかしら?」
山城「えぇ……なったような……ならなかったような……」
扶桑「山城には陽炎みたいなお姉ちゃん力をつけるにはまだ早いみたい……」
扶桑「他を当たってみるわね……」
再び安価です(これで最後になります)
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1.妙高
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3.球磨
4.吹雪
5.白露
6.朝潮
球磨了解です! また書きだめできるまで少々お待ちください~
このSSまとめへのコメント
面白くて一気に読んでしまった 続き期待です。
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更新期待してます
2018年になっても更新が来ない,,,