ライラさんのお誕生日パーティー (25)

ライラさん誕生日おめでとう!!!

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-事務所-

P「よし、行こうかライラさん」

ライラ「ではライラさんお仕事に行ってまいりますねー」

小梅「い、いってらっしゃい…… がんばってね……!」

幸子「頑張ってくださいねー!」

輝子「………… ライラさんもう行ったかな……?」

小梅「うん、あの子に見てもらってるけど…… 大丈夫だって言ってるよ……」

幸子「じゃあ、始めましょうか。 ライラさんのサプライズ誕生日パーティ計画会議を!」

幸子「ではまず小梅さん、当日の場所取りはできましたか?」

小梅「う、うん…… ちひろさんに聞いてみたら…… 一番大きい会議室予約してくれたから…… 大丈夫……!」

幸子「それはよかったです! では輝子さん参加者と協力者の管理はどうなってますか?」

輝子「今のところ……大丈夫、でもまだ増えていってるから…… 」

幸子「いやー、始めはこの事務所でやれるぐらいのささやかなパーティーのハズだったんですけどねぇ」

小梅「ライラさんの誕生日だって聞いて…… み、みんな集まってきちゃったね……♡」

輝子「ライラさんの人徳のおかげだな…… フヒ」


幸子「当日のタイムスケジュールなんですけど……」

幸子「当日Pさんが、ライラさんに夕方までの仕事を割り振ってくれたのでバレる心配はありませんね」

幸子「お料理は寮のキッチンで作ってここに運ぶ、会場飾りつけは他のメンバーで協力して……」

輝子「お料理は響子ちゃんが…… 飾りつけはまゆさんが現場指揮してくれるって……」

幸子「それは心強いですねぇ!」

小梅「じゃ、じゃあ後は…… 幸子ちゃんのパーティーの演出だね……」

幸子「ふふーん、もちろんカワイイボクによるカワイイパーティーを考えてますよ!」


-当日、事務所-

幸子「バタバタしてるうちにもう当日ですね!」

小梅「みんなから集めたお金は…… それぞれの買い出し班に渡したし……」

輝子「帰ってきたら忙しくなるな……」

幸子「噂をすれば…… 帰ってきましたね! ではボクたちも飾りつけに掛かりましょうか!」

小梅「ライラさん…… 喜んでくれるといいね……!」

幸子「心配ありません! だってカワイイボクが企画したパーティーなんですから!」

輝子「さ、三人で選んだ…… プレゼントもあるから…… 」

小梅「ふふ、そうだね……♡」


-会場-

幸子「小梅さん! 輝子さん! ボクたちはあれを作りますよ!」

輝子「あれ……?」

小梅「あれってなあに……?」

幸子「あれですよ、あれ! 折り紙を丸めて繋げるやつですよ!」

輝子「ああ…… あれか……」

小梅「それにしても…… ビックりするぐらい豪華な飾りつけになったね……」

幸子「千鶴さんは畳二枚分ぐらいありそうな紙に"ライラさん生誕祭"って書いてるし」

輝子「晶葉ちゃん…… 盛り上げロボを量産してる……」

小梅「他のみんなも…… 思い思いに飾りつけてるし……」

幸子「なんだか少しカオスですねぇ〜」


-しばらくして-

幸子「おや、響子さんから電話ですね」

幸子『もしもし、ボクです。 ……はい、……はい、……わかりました! みなさんにそう伝えますね』

幸子「みなさん! お料理が完成したようなので運ぶの手伝ってくださいとのことです!」

小梅「じゃあ…… 私たちもいこっか……」

輝子「響子ちゃんのお料理…… 楽しみ…… フヒ」

幸子「かな子さんのケーキもありますからね!」

小梅「きっとライラさんも…… 喜んでくれるよね……」


幸子「皆さーん、Pさんから連絡がありました! あと15分でライラさん戻ってくるらしいです」

輝子「ヒャッハー!! みんな! 準備は大丈夫かーー!!」

小梅「まだの人たちは…… 急いで下さいね……!!」

心「おっまたせー☆ 幸子ちゃんまだ時間大丈夫だよね!?」

幸子「心さん、そんなに急いでどうしたんですか?」

心「これ見て驚くなよ☆ じゃーん!! はぁととみんなで作った特製ドレス♪」

小梅「すごい…… コレ本当に心さんがつくったの……?」

輝子「暗めの青で…… きっとライラさんに…… 似合うな…… 」

心「もう、そんなに褒めたらはぁと照れちゃうぞ☆」


-ライラさんside-
-事務所-

ライラ「P殿、今日のライラさんの仕事はどうでしたか?」

P「今日もよかったよ、ライラさん」

ライラ「えへへー♪」

ライラ「そういえばP殿、最近事務所がなんだかソワソワしているような…… なにかあったのでございますか……?」

P「………… さあどうだろうな。 俺は特に聞いていないが」

ライラ「そうでございますか、でも今日はなんだか静かでございますねー」

p「………… そうだ、ライラさん。 第一会議室に資料を忘れちゃってさ、それ取ってきてくれない?」

P「自分でいけばいいんだけど、これから少しちひろさんに話しておきたいことがあってね」

ライラ「ライラさんにお任せ下さいです」

P「………… いったかな? よし、遠回りのルートを全力で走ればライラさんより早く着けるはずだ!!」


ライラ「P殿はいつもしっかり者でございますが、今日はうっかりさんでございますね……」

ライラ「……そういえば今日はライラさんの誕生日でございましたね」

ライラ「お仕事もおしまいでございますし、奮発してアイスでも買って帰りましょうかねー」

ライラ「…………ここが第一会議室でございますね、こんなに大きな部屋があったのでございますねー」

ライラ「P殿は資料と言ってましたが、ライラさんでもどれかわかりますかねー?」

ライラ「おや? 扉から明かりが漏れていますです。 どなたか消し忘れたのでございますか?」

ライラ「コンコン 失礼しますですよー」







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ライラ「…………!?」

輝子「ライラさん…… た、誕生日おめでとう……」

小梅「サプライズ…… パーティー…… だよ…… びっくりした……?」

幸子「カワイイボクが企画したんです、嬉しいに決まってますよ!」

ライラ「……………………」

小梅「あれ……? ライラさん固まっちゃった……」

輝子「きっと…… びっくりして…… 頭が追いついてない……」

幸子「でも、それにしても長いような……?」

ライラ「…………」

ライラ「うええええええん」

P「泣いた!?」


輝子「ど、ど、どうしたんだ…… ライラさん……?」

小梅「もしかして…… こういうの嫌だった……?」

幸子「そ、そうなんですか!?」

幸子「とりあえず、泣き止んでください! ボクが背中をさすってあげますから!!」

ライラ「………… 幸子さん、もう大丈夫でございますよ」

ライラ「ライラさん少しびっくりしてしまいました」

ライラ「ライラさん、こんなに大勢の方たちに大事にされてたと思うととても嬉しくて」

ライラ「そうしたら、不思議と泣きたくなってしまったのでございます」

ライラ「心配をかけてすみませんでした」

ライラ「皆様、ありがとうございますですよ!」

心「こらこらライラちゃん、主役がそんな顔してちゃだめだぞ☆」

心「おめかしするからついて来な、つーか来い☆」


-隣の部屋-

心「じゃーん、これどーよ! 最高にスウィーティーなドレスだろ☆」

心「みんな待ってるからさっさと着替えな☆ 終わったら簡単にメイクもするから♪」

ライラ「ライラさん、日本に来たとき、頼れる人は一人だけでございました」

ライラ「それから商店街の方と出会い、P殿に出会い、アイドルの皆様に出会い……」

ライラ「……ライラさんはもう一人ではないのですね」

心「あったりまえだろ☆」

ライラ「着替え終わりましたですよ。とっても素敵なドレスでございますねー」

ライラ「……? シンさん、泣いておられるのでございますか? どこか痛いのでございますか?」

心「………… 心配すんな☆ 眼にゴミが入っただけだっつーの☆」


-パーティー会場-

ライラ「ただいま戻りましたですよ」

ナターリア「とっても似合ってるゾ、ライラ! 誕生日オメデトウ!!」

ライラ「ありがとうございますですよ」

幸子『えーマイク、テステス。 みなさん! 司会のカワイイボクこと輿水幸子です!!』

幸子『カワイイライラさんを愛でたいのはわかりますが、ここで特別ゲストに出てきてもらいます!』

幸子『それではどうぞ!!』

メイド「失礼いたします……」

ライラ「!!」

小梅「……どなた? 輝子ちゃん知ってる?」

輝子「知らない…… でもライラさんは知ってるみたい……」


メイド『お初にお眼にかかります、ライラ様にお使いしているメイドでございます』

メイド『本日はお嬢様の御聖誕祭を開いていただき感謝の極みでございます』

メイド『あまつさえ私めまで招待くださったこと、大変恐縮の極みでございます』

メイド『お嬢様、お誕生日おめでとうございます。お嬢様の成長の節目のこの大切な日をご一緒できたこと、大変嬉しく存じあげます』

ライラ「ありがとうございますですよ。わたくしもメイドさんに祝っていただいてとても嬉しいですます」

ライラ「でも、少しやりすぎではございませんか?」

メイド「第一印象は大切かと思いまして、それでは……」

メイド「お誕生日おめでとう! ライラ!」

ライラ「そんなに抱きしめられては苦しいでございますよ……」

メイド「いえ絶対に離しませんよ!!」

ライラ「えへへー」

幸子『えー、司会の幸子です! 感動の抱擁が続いていますが、そろそろ乾杯と参りましょう!』

幸子『みなさん、コップをお持ちください。準備はいいですねぇ?』

幸子『かんぱーい!!』


ライラ「びっくりしていて気づきませんでしたが、すごい料理と、飾りつけでございますね……」

小梅「幸子ちゃんが…… 企画してくれたんだよ……?」

ライラ「サチコさん、ありがとうございますですよ!」

幸子「い、いえ! 実際動いてくれたのは輝子さんと小梅さんですから!!」

輝子「い、いや…… 私たちは段取りを取っただけで…… この料理は響子ちゃんが作ってくれたし……」

小梅「この会場の飾りつけは…… まゆさんが取り仕切ってくたんだよ……?」

響子「いえ! 私もお手伝いしただけで、ここに居る、もっとたくさんの子のおかげです!」

まゆ「そうですよぉ、みんなが手伝ってくれなかったら到底むりでしたぁ」

幸子「そ、そうですよ! 事務所のみんなのおかげです!!」

小梅「ふふ…… 幸子ちゃん照れてる……」


幸子『みなさーん! 盛り上がってますか!!』

幸子『今日の主役、ライラさんが皆さんにお伝えしたいことがあるようです!! それではマイク代わりますね!』

ライラ『えー、ライラさんでございます。今日はこんなにたくさんの人に祝っていただいて、とても嬉しいですます』

ライラ『みなさんがいっぱい頑張ってくれたこと、サチコさんから聞きましたですね』

ライラ『ありがとうございましたですよ!!』

小梅『じゃあ…… 会場も温まったところで…… プレゼントターイム……♡』

輝子『み、みんな…… プレゼントの決まりごとは…… 忘れてないよね……?』

幸子『高価なもの、たくさんのプレゼントはライラさんも困ってしまうので、グループごとでまとめて、高すぎないもの』

幸子『皆さん! 準備はできてますかー!!!』


幸子「まずはボクたち142'sからのプレゼントですよー!」

小梅「私たちからは…… イヤリング…… だよ……」

輝子「3人で、ライラさんに似合うの…… 探したんだ……」

ライラ「綺麗ですね…… ありがとうございますですよ!」

ライラ「………… 着けてみました、似合ってますですか?」

幸子「ふふーん! 私たちの眼に狂いはありませんでしたね!」

小梅「すっごく…… 似合ってるよ!」

輝子「うん…… かわいいよ…… ライラさん…… フヒ」


梨沙「次はニューイヤースタイルと」

千鶴「私も一緒にプレゼントを選びました」

晶葉「以前と同じようなプレゼントだが…… 受け取ってくれるか?」

ライラ「これは…… お洋服でございますか……?」

千鶴「そうです。前と一緒なのはどうかなって思ったけど」

梨沙「やっぱり私たちからのプレゼントは洋服よね!」

晶葉「今度はお下がりじゃなくて新品だぞ!」

ライラ「ありがとうございますです。 またお洋服をいただいてしまいましたねー」

ライラ「すぐには着替えられませんので、前からお洋服を重ねるだけでございますが……」

ライラ「どうでございますか?」

千鶴「ライラさんマジ天使。 ……ハッ!」


ナターリア「ようやくナターリアたちの番が回ってきたゾ!」

フェイフェイ「ふぇいふぇいも一緒に選んだヨー!」

ナターリア「ライラも気に入ってくれるとイイナー」

ライラ「これは…… なんでございますか?」

ふぇいふぇい「手巻きスシのお道具セットダヨー」

ナターリア「コレでイツでもライラの家で手巻きスシパーティーできるナ!」

ライラ「ふふ、では今度はライラさんの家でパーティーでございますね」


李衣菜「次は私たち!」

星花「今夜限りの復活ですわね」

清美「今日だけは取り締まりは無しです!」

ライラ「みなさん、楽器を持って集合ですねー、……もしかして」

李衣菜「うん! ライラさん、バンドやろ!」

星花「ドラムはあちらに用意してありますわ♪」

清美「今日はライラさんがセンターで、フォー・ピース復活です!」

星花「さあさあ早く、ステージに移動していただきますわ!」

清美「あの時の演奏、忘れたとは言わせませんよ!」

李衣菜「もちろんいけるよね! ライラさん!」

ライラ「こんなプレゼントもあるのでございますね……」

ライラ「もちろん大丈夫でございますよ」

ライラ「それではいきますよー」

ライラ「わん、つー、すりー、ふぉー!」


-しばらくして-

ライラ「ふー、すこし疲れましたですね」

メイド「こんなに賑やかなパーティー、お屋敷にいた頃を思い出しますね」

ライラ「でも、前よりずっと楽しいのですよ」

ライラ「皆さんからのプレゼント本当に嬉しいですます」

ライラ「こんなにたくさんのプレゼント、持って帰るのが大変でございます」

メイド「ふふ、二人で頑張って持ち帰りましょう」

ライラ「カナコさん完全監修の特大ケーキも美味しかったですねー」

ライラ「トキコさまの豚さんも、ノリコさんのドーナツも美味しかったでございます」

メイド「他の料理もタッパーに詰めてくださったので、これでしばらく豪華なご飯です!」


メイド「……ライラ、すこしいいですか?」

ライラ「どうしたのでございますか?」

メイド「私、ずっと悩んでいたんです。 本当にライラを日本に連れてきてよかったのかって」

メイド「でもきっとこれで良かったんだと思います」

メイド「こんなにたくさんのご友人に囲まれて、ライラはこんなにも笑顔で」

ライラ「ライラさんを日本に連れてきてくれて感謝でございますね」

ライラ「だって、ここはもうライラさんの第二の故郷でございますから」


以上です。
ライラさんがこの世に生まれてきてくれたことに感謝。

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