【モバマス】加奈P「総選挙お疲れさま」 忍P「お疲れ」 (35)


加奈P・忍P「「かんぱーい」」コツン

 グビグビ…

加奈P「ぷはーっ。大仕事終えたあとの一杯はうまい」

忍P「一か月ぶっ通しだったからな。毎年この時期はきつい」

加奈P「でも充実感はあるね」

忍P「ここ二年は特にな」

加奈P「うん。お互いに」


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忍P「お前んとこの今井ちゃんは37位だったか。Cuの中では14位」

加奈P「うん。去年はそれぞれ21位、8位だったからけっこう落ちちゃったけど」

加奈P「忍ちゃんは46位、Cu16位かぁ。二年連続圏内だね」

忍P「こっちも落ちたけどな。前が35位、Cu14位だったから」

忍P「ま、圏内に残れてよかったよ」

加奈P「心境はお互い複雑だと思うけど、もう一回乾杯しようか」

忍P「そうだな」

 コツン


加奈P「いやしかし、正直言って悔しい」

忍P「同感だな。今年をさらなるステップアップの年にしようと思ってただけに」

忍P「足踏みしてしまった感じがして何とも歯がゆい」

加奈P「うん。滑り落ちるまではいかなかっただけ良かったけれども」

忍P「逆に言うと俺たちが力不足だったのに、よく踏みとどまってくれたな、と」

加奈P「褒めてあげたいよね。掛け値なしに」

忍P「そうだな。また何か買ってやらないと……」


忍P「そういやお互い去年に初入賞を果たしたわけだけど、お前は何をプレゼントしたんだ?」

加奈P「新しいメモ帳」

忍P「うっわ普通」

加奈P「うるせーやい。加奈はめっちゃ喜んでくれたぞ」

忍P「そりゃあ、あの子何あげても喜びそうだし」

加奈P「確かにそれは否定できない」


加奈P「いやでもね、けっこういいやつ買ったんだよ。カバーとか高級革でオシャレなの」

忍P「なるほど。でも『もったいなくて使えません!』とか言われたりしないか?」

加奈P「言われた」

忍P「駄目じゃん」

加奈P「今も引き出しの中に仕舞ってるって。大切にしてくれてありがたいよ」

忍P「お前はそれでいいのか……?」

加奈P「めっちゃ嬉しい」

忍P(担当バカ)


加奈P「そっちはどうなの。何贈ったの?去年」

忍P「えー……いや。一緒に買い物に行った」

加奈P「は?」

忍P「ん?」

加奈P「何かいきなりノロケだしたよこの人」

忍P「ちげーよ!」

加奈P「そんなん聞きたくないんですけど……」

忍P「だから違うって!!」


忍P「あのな、お前んとこの今井ちゃんは何あげても喜ぶじゃんか」

加奈P「それはまぁ、うん」

忍P「でもうちの忍は駄目なんだよ。下手なもの贈ったらダメ出ししてくる奴なんだよアイツは」

加奈P「それでデートしたと」

忍P「デートじゃねーよ! プレゼントを選ばせたんだよ、自分で」

加奈P「なるほど、文句が出ないように」

忍P「そういうこと」

加奈P「姑息な奴」

忍P「やかましい」


加奈P「で、喜んでくれたの?」

忍P「まぁ、そりゃあ。服いっぱい買わされた」

加奈P「試着して『プロデューサーさん、見て見て~♪どう、似合う?』って?」

忍P「…………何で知ってるんだ?」

加奈P「やっぱりデートじゃん……」

忍P「違うって!」


忍P「というかお前さっきからノロケがどうのこうの言ってるけどお前の方が問題だからな」

加奈P「ええ? 俺ノロケなんかしたことあったっけ」

忍P「ある!!」

忍P「例えば電車で一緒にお出掛けしたとか!」

加奈P「あ~……頑張ってオシャレしてきた加奈マジかわいかった。視線避けのために加奈の前に立ったんだけどさ、上目遣いで見上げてくんの。ほんとマジかわいい」

忍P「現在進行形でノロケだすのやめろ」


忍P「温泉レポなんかの時も酷かった」

加奈P「何が?」

忍P「ほら、あのとき忍は別の仕事が入ってて合流遅れただろ」

忍P「先入り組は合流までに自由時間があったけど、お前その間に何通メール送ってきたか覚えてるか?」

加奈P「そんなに送ったっけ」

忍P「127通」

加奈P「そんなに?!」


『石段でゲームしてたんだけど「やっぱり、並んで登る方が…好きです、プロデューサー」って言われた
 加奈めっちゃかわいい』

忍P「……とか何とか逐一報告しやがって、こっちはまだ仕事中だったんだぞお前」

加奈P「だってかわいいから仕方ないでしょう?」

忍P「開き直るな。こんなのもあったぞ」

『今度は家族と一緒に来たいって言われた
 ご挨拶した方がいいのかな、やっぱり将来的にね、ほら、話通しやすくなるしさ』

加奈P「結局まだご挨拶できてないんだよな~……早めに顔合わせといた方がいいと思うんだけど……」

忍P「自重しろ」


加奈P「まぁ加奈がかわいいのは宇宙の真理として、あの時は世話になりました」

忍P「いやまぁ、こちらこそ」

加奈P「加奈はやっぱりちょっと緊張してたんだけど、励ましてもらったりもして」

加奈P「忍ちゃんは度胸があるっていうか、芯の強さがあるよね」

忍P「そうだな……実家を飛び出して単身上京してくる奴だからな……」

加奈P「パワフルだね」

忍P「大変だったよ。今まで散々手を焼かされたし。素直な今井ちゃんが羨ましい」

加奈P(そんなことを言いながらも、その眼差しは優しかった――。ツンデレ!)


加奈P「加奈から教えてもらったんだけどさ、忍ちゃんはこういうこと言ってたらしくて」

忍P「あぁ。アイツも明確な目標みたいなのができたらしくてな」

忍P「とにかく突っ走ってみんなを見返したい!って奴が成長したもんだよ」

加奈P「すごく忍ちゃんらしいなあって思うんだ。強さを感じる」

忍P「今井ちゃんの方も印象深いこと言ってたって聞いたぞ」

加奈P「え? 誰から?」

忍P「お前だよ。部屋帰ってから夜明けまでぶっ続けで語りまくったの忘れたのか」

加奈P「そんなこともあったね……」


(今井加奈は「なんか」じゃありませんよね!)の画像

忍P「今井ちゃんも自信がついてきたんだなあって、ちょっとグッときたよ」

加奈P「そうだね……俺はちょっとどころじゃないし泣いた」

忍P「ああ、うん」

加奈P「一時期自分を卑下する言動が目立ってたからさ……やっぱり周りがすごい子ばっかりだからさ……何かにつけて俺なんかのことを『プロデューサーすごいです!』なんて言ってくれるのも自信のなさが裏側にあったからなのかなって思うとさ……俺からしてみたら『お前が!!お前が宇宙一すごいんだよ!!!』って感じだったんだけどさ……」

忍P(担当バカ)

>>14 修正

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忍P「今井ちゃんも自信がついてきたんだなあって、ちょっとグッときたよ」

加奈P「そうだね……俺はちょっとどころじゃないし泣いた」

忍P「ああ、うん」

加奈P「一時期自分を卑下する言動が目立ってたからさ……やっぱり周りがすごい子ばっかりだからさ……何かにつけて俺なんかのことを『プロデューサーすごいです!』なんて言ってくれるのも自信のなさが裏側にあったからなのかなって思うとさ……俺からしてみたら『お前が!!お前が宇宙一すごいんだよ!!!』って感じだったんだけどさ……」

忍P(担当バカ)


加奈P「温泉レポのお仕事はお互い収穫あったんじゃないかな」

忍P「ああ。瑞樹さんには色々教えてもらったらしい。ああいうしっかりした人からアドバイスをいただけるのは本当にありがたい」

加奈P「翠ちゃんの凛々しさや大和撫子然とした立ち居振る舞いも好影響だったみたいだね。あと、イヴちゃん」

加奈P「加奈のこと『サンタ力を感じます』って言ってくれて。本職からそう言ってもらえて嬉しかった」

忍P「サンタ力って何だ?」

加奈P「よくわからないけど、誰かに何かをプレゼントするのを純粋に喜べる力ってとこじゃないかな。アイドルに必要な力だと思う」

忍P「なるほどなあ。純朴な今井ちゃんにはまさしくだな」


加奈P「そういえばさっきアイドルとしての目標の話をしたけどさ」

加奈P「加奈は『かわいくなりたい』『アイドルとして歩いていきたい』ってのはあるんだけど、忍ちゃんみたいな具体的な目標はまだ殆どないんだよね」

忍P「ふぅん、そうなのか」

忍P「まぁでも焦ることはないだろ。まだ16歳なんだから。うちの忍が何か生き急いでるだけで」

加奈P「アイドルになるのにはタイムリミットがあるのが普通だからなぁ……環境のこともあったし、仕方ない気はするよ」

加奈P「蓮実ちゃんあたりとじっくり話をしてみてほしいな。蓮実ちゃんなら伝説的なママドルの話も知ってるだろうし」

忍P「アイドル道はこれからも長く続いていく、という」

加奈P「でも、それを歩んでいくときにはやっぱり明確な目標があると良い気もする」

加奈P「焦る必要はないけど、もし加奈にそれが芽生えたら、忍ちゃんの影響があったかもしれないね」

忍P「忍もあるだろうけど、矢口ちゃんにも影響受けてるんじゃないかな」

加奈P「あぁ、美羽ちゃん」


忍P「この一年で一番大きな出来事は『はぴ☆かむ』結成だったかもしれないな。今井ちゃん的には」

加奈P「それは言えるかも。最初に仕事してから4年経ってのユニット結成だったから」

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_人人人人人人人_
> はぴ☆かむ <
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 説明しよう!
 『はぴ☆かむ』とは今井加奈×矢口美羽の2人組ユニットである!
 2014年4月23日から始まったイベント「アイドルサバイバル in フラワーガーデン」にて初の共演、
 2015年3月13日「第9回プロダクション対抗トークバトルショー」で再登場!
 「花から生まれた…かなみう!」のセリフから「かなみう」の相性で呼ばれていたが、
 2018年2月7日で遂にユニット化を果たす!
 その際の衣装は[ライクアバッドガール]と[ビーマイウェイ]、
 4年間それぞれが歩んできた道の中で「成長」を示す衣装であり、多くのPの感動を呼んだ!
 先日、「デレぽ」にてかなみうのやり取りがあり、今最も注目を集めているユニットと言えるだろう!!


加奈P「美羽ちゃんもアイドルとして成長したんだなあって感じたよ。しみじみ」

忍P「それでいて仲の良さは相変わらずだったな。ほのぼの」

加奈P「仲が良いユニットといえばそっちにもあるよな。フリスク」

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> フリルドスクエア <
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 説明しよう!
 『フリルドスクエア』とは綾瀬穂乃香×桃井あずき×喜多見柚×工藤忍の4人組ユニットである!
 最初は穂乃香と忍の2人組から始まり、あずきと柚を加えて4人ユニットとなった!
 ゲームのシステム上3人までしか表示できていなかったが、2017年、4人以上表示できるように変更がなされ、
 2月2日に遂にフルメンバーでの登場を果たした!
 なお、それ以前にもシンデレラガールズ劇場などでは4人揃って仲良く交流を深めており、
 今年はデレステ新CMでもその姿を見ることができるぞ!
 穂乃香・忍の真面目さ、柚・あずきの自由さが交差することで絶妙な味わいが生まれているが、
 真面目同士の穂乃香・忍の組み合わせも捨てがたい! ぜひ劇場169話、173話をご覧いただきたい!
 古くより活動を続けているためか根強い人気を誇り、
 2017年末に行われたユーザーアンケートの「好きなユニット」部門では7位に輝く快挙を成し遂げた!
 まさに今最も注目を集めているユニットと言えるだろう!!


加奈P「フリスクは『仲が良い女の子たち』って側面が強くて笑顔になれるんだよな。ライブでサイリウム振りたい」

忍P「まぁ、仲が良すぎるのも考え物だけどな」

加奈P「うわぁまた素直じゃないこと言い出したよこのツンデレ」

忍P「やかましい、誰がツンデレだ」

忍P「一度一緒に仕事してみろ、精神が削られるぞ。特に喜多見ちゃんと桃井ちゃんには」

加奈P「イタズラしてくるから?」

忍P「喜多見ちゃんはそれだな。桃井ちゃんは……」

加奈P「色んな意味で」

忍P「そう、色んな意味で」

加奈P「その意味で言うなら穂乃香ちゃんも削られるな……」

忍P「ああ、うん。削られる。こう……何というか、滲み出てくる感じがな……」

忍P「綾瀬Pに殴られるから言わないけど」

加奈P(やった、弱みゲット)


加奈P「で、忍ちゃんは?」

忍P「忍? アイツは……まぁ、妹みたいなもんだから……」

加奈P「うわぁ、露骨なノロケ」

忍P「なんでだよ! 『妹みたい』をノロケって捉えるのお前だけだよ!!」

加奈P「仕方ないだろ加奈がかわいいんだから! 『妹にしたいアイドル』3位!!」

忍P「お前の嗜好はともかく、3位はすごかったな」

加奈P「うん。上位に入るだろうと思っていたけどまさか3位とは……」

忍P「まぁ、『お兄ちゃんください!』とか言ってたらしいからな。そりゃあ妹力も高い」

加奈P「何で知ってるんだ!? それは俺に対して言ったハズ」

忍P「だからお前がノロケてくるからって言ってんだろ!!」


忍P「しかし、お前んとこはいいよな。手のかからないユニットがあって」

加奈P「手のかからないユニット? あー、ビビカラね」

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> ビビッドカラーエイジ <
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 説明しよう!
 『ビビッドカラーエイジ』とは今井加奈×藤原肇×高森藍子の3人組ユニットである!
 その起源はなんと2012年まで遡り、その時点では『ユニット16』という名前であった。
 それから『Age16』『AGE16』と名前を揺らがせながら続いていったが、2013年8月を最後に再登場はなかった。
 しかし2017年5月14日、加奈の初の圏内入りに呼応するかのように、名を『ビビッドカラーエイジ』と改め再登場!
 上記の「また三人で歌えるんだ!」というセリフは多くのPの感動を誘った!
 それからも二度の再登場を果たしており、今最も注目を集めているユニットと言えるだろう!!


加奈P「三人ともしっかりしてるし、真面目だし……手がかかった記憶は本当にないね」

忍P「イタズラもされない」

加奈P「されない」

忍P「精神が削られることもない」

加奈P「いや、それはある」

加奈P「加奈が存在している空間にいるだけで俺は自分を保つのが精いっぱいになる」

忍P「もうやだこいつ」


加奈P「ただ、俺が手を焼くことはなくても、加奈がその負担を背負うことはある」

忍P「というと?」

加奈P「まずこれだ、『りるすたー』」

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_人人人人人人人_
> りるすたー <
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 説明しよう!
 『りるすたー』とは安斎都×今井加奈×松原早耶の3人組ユニットである!
 2014年8月31日に登場したユニットで、その際は都×早耶の2人組であった!
 11月18日に再登場した際、加奈を加えて3人組ユニットとして新生! しかしその後再登場はなかった……。
 しかし3年後の2017年11月30日、シンデレラガールズ劇場1004話、みくにゃんメインの回に謎の再登場を果たす!
 そのあまりの謎っぷりに多くのPは困惑し、そして間を置いて歓喜したという……。
 2か月後の1017話にも登場。まさに今最も注目を集めているユニットと言えるだろう!!


加奈P「都ちゃんと早耶ちゃん……この2人が相手では流石の加奈もツッコミに回らざるをえなくなってしまうんだ……」

忍P「そ……そうか」

加奈P「次いでこれだ。『スケルツォ・プリマヴェーラ』」

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_人人人人人_
> つぉ! <
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 説明しよう!
 『スケルツォ・プリマヴェーラ』とは今井加奈×大原みちる×村松さくらの3人組ユニットである!
 しかしもう説明は不要だろう! 見て感じ取ったままがこのユニットである!
 とにかく今最も注目を集めているユニットと言えるだろう!!
 ちなみにロボにも乗ったぞ!!!

加奈P「みちるちゃんの万物悉皆パン理論に加奈はただただ振り回されるしかなかった……」

忍P「分が悪すぎる相手だ……」


忍P「そういえば今年の春はスケプリ登場しなかったな」

加奈P「さくらちゃんにフェスのお仕事が入ってたんだ。都合が合わなかった」

加奈P「そっちも、フリスクを最近見ない気が……」

忍P「喜多見ちゃんがだいぶ忙しくてな。総選挙中も番組の企画で動けなくて」

加奈P「なかなかままならないね……」

忍P「そうだな……」

加奈P「いっそ加奈と忍ちゃんでユニット組ませたいんだけどな」

忍P「俺もそう思ってた。企画書通らせたい」


加奈P「まぁ、1人の力だけで票を集められれば理想的なんだろうけど……」

忍P「1人だけの力じゃ難しいよな。うちの忍も、そっちの今井ちゃんも言ってるけど、やっぱり仲間の力が重要だ」

加奈P「その点で言うと、今年の順位はけっこう素敵だなって思う。うちは」

忍P「うん? どういう意味だ?」

加奈P「全体37位、属性14位なんだけどさ」

加奈P「みんな(37)の意志(14)が集まって勝ち取った順位……みたいに思えない?」

加奈P「実際、藍子ちゃんや肇ちゃん、かな子ちゃん派も投票してくれていたみたいだし」

忍P「突然ポエム言うのやめろよ恥ずかしい」

加奈P「茶化すなよ!」


忍P「ポエムはともかく、言いたいことは至極真っ当だな。支援してくれた層には感謝しないと」

加奈P「うん。すごくありがたかった」

忍P「みんなの意志が……って言うなら、今回のシンデレラガールはまさにそんな気がするな」

加奈P「そうだね。第7回のシンデレラガール」

忍P「もちろんそれだけじゃない。たゆまぬ努力が多くの人の胸を打った結果だ」

加奈P「すごいよね……菜々ちゃん」

忍P「ああ……菜々さんはすごいよ」

加奈P「俺たちの担当とひとつしか歳が違わないのに」

忍P「ああ……うん。……うん?」


加奈P「ただ、17歳の菜々ちゃんの努力がシンデレラガールという実を結んだっていうのは、16歳の担当を持つPにとっても励みになるよね」

忍P「えっと……うん。まぁ、うん。そうだな」

加奈P「加奈も、忍ちゃんも努力の子だから」

忍P「ああ。でも、努力の子じゃないアイドルなんていないんじゃないか」

忍P「あの茄子さんですら、幸運だけじゃトップにはなれないからって努力を続けてた」

忍P「その結果が全体4位っていう結果だ。あれは幸運によるものじゃない」

加奈P「そうだね。茄子さんの努力の賜物だ」


加奈P「志希ちゃんやこずえちゃんみたいな天才型だって頑張ってるんだもんな」

忍P「ああ。だからこそみんな、それぞれの推しを応援したくなるんだろうな」

加奈P「ほたるちゃんもすごかった。大躍進だよ」

忍P「白菊ちゃんは本当に……報われてほしいな」

加奈P「そうだね。でもこっちも譲れないっていうのが難儀なとこでもあるし……」

忍P「熱いところでもある」

加奈P「うん」


忍P「……さて、そろそろ閉店の時間だな」

加奈P「二軒目行くでしょ?」

忍P「ああ。来年に向けて作戦立てなきゃな」

加奈P「来年も負けませんよー!」

忍P「いーや。来年こそうちの忍が追い越してやるからな」


 そうして、プロデューサーたちの夜は更けていく……。

 総選挙お疲れ様でした。


おしまい


このSSに登場するPたちは>>1の脳内に住んでいる架空の人物であり、
特定の誰かや、加奈P・忍Pの総意を表したものでは決してありません
悪しからず

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