梨沙「留守番を頼む?」 (10)

シンデレラガール総選挙のダイマのために書いてたはずがこんな時間になってしまいました
このSSはツイッター上での#りさぺあ という企画に乗っかる形で書かれました

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梨沙「何よ、書き置きなんかに書いて……」

梨沙「……『申し訳ないけど雪美の面倒もみてやってくれ、一人じゃ寂しがる』」

梨沙「ふーん、そういうことならしょうがないわね。で、雪美はどこにいるのかしら?」

梨沙「………………本当にどこにいるのかしら。探しに」

雪美「……気付いて……私……ここにいる……」

梨沙「うわびっくりした。どこから出てきてんのよアンタ、ソファの下じゃない」

雪美「………………?」

梨沙「いや、そんな可愛らしく首傾げられても」

雪美「ペロ……寝てる……梨沙……かまって……」

梨沙「意外とグイグイ来るわね……良いわよ、何する?」

雪美「梨沙……マーチングの楽器……上手……教えてほしい……」

梨沙「マーチングの?パンフルートの良さがわかるなんて、流石ね!アイツとは違うわ!」

雪美「ハーモニカ……梨沙の楽器……どっちも吹く……」

梨沙「そういえばアンタのはハーモニカだったわね」

梨沙「いいわ、教えてあげる!教えるなら実物があったほうが良いわね」

梨沙「確かこの辺に……あった!じゃあ吹くわ!」

梨沙「やさしく吹くのがコツよ。こう……」フャー

雪美「梨沙……上手い……尊敬する……」

雪美「…………私も……!」ペァー

雪美「……………………………………!」ペゥャペペィー

梨沙(雪美も結構上手じゃないの。十分吹けてるように見えるわね)フョーロロロロ

雪美「………………」ペウィ…

雪美「……私……息…短い……あんまり吹けない……」

雪美「梨沙……息継ぎ上手……どうやって……?」

梨沙「なんだ、そんなことね。こう……スゥッって吸うのよ」

雪美「スゥッ……スゥッ……」

雪美「できた…………!」

雪美「でも……どこで息継ぎ……わからない……」

梨沙「だいたいは2小節か4小説区切りなんだけど……えっと、譜面で言うとこの曲なら……こことか?」

雪美「やってみる…………」

雪美「…………………………………………」ペィーペスッペャペスッ

雪美「音……切れちゃう……綺麗じゃない……」

雪美「息……鍛える……Pに手伝ってもらう……梨沙も手伝って……?」

梨沙「もちろん協力するわ。……でも何したらいいか分からないわね、パパにでも聞いてみるわ」

梨沙「それにしても、アンタって案外我が強いのね」

雪美「……迷惑…………?」

梨沙「そんなことはないわよ。アンタで迷惑だったら、アタシの態度なんて大迷惑もいいとこよ」

梨沙「ま、仮にそうだったとしても変える気は無いけどね♪」

ドア「」<タダイマー

雪美(……Pの声…………!)トテトテガチャ

梨沙(速い)

雪美「P……おかえり……」

P「おー、雪美ただいまー。梨沙もなー」

梨沙「案外早く帰ってきたわね」

P「まあ外出って言ってもちょっとそこまでだからな。雪美見てくれてありがとな」

梨沙「報酬はパパにアンタから伝えることでいいわよ」

P「おうわかった。さて、と……」

梨沙「帰って早々に事務作業?お疲れ様ね」

P「いやネットサーフィンだけど」

梨沙「じゃあなんでそんなマジメな感じの雰囲気出してんのよ!」

雪美「P……息……たくさん吸いたい……教えてほしい……」

P「おっ肺活量か、自分は特に詳しいわけじゃないけどな……ググればいいか」

P「ところで、なんでまたそんなことを?」カチャカチャカチャッッタァァーン!

雪美「………………秘密…………P……驚かせる…………」

梨沙「驚かせることは教えちゃっていいのかしらね……?」

雪美「大丈夫…………多分」

P「調べた限りだと水泳が一番効率いいみたいだな、トレーニングにも効果的だし併設プールの建設提案でも出してみるか」

雪美「水泳…………プール……!…行きたい……」

梨沙「雪美も立派なアイドルなんだしロリコンどもがジロジロ見てきたりしないかしら」

P「そのへんは大丈夫だ、なんなら貸し切りにもできるしな」

梨沙「そう?なら私も行きたいわね」

P「分かった、じゃあ来週ぐらいに貸し切り予約しとくわ」

P「ところで二人共そろそろレッスンの時間じゃない?」

梨沙「あ、そんな時間ね。アンタもたまには役立つじゃない」

雪美「私……ボーカルレッスン…………楽しみ……」

P「お、雪美は今日はやけにやる気だな」

雪美「………………ふふっ……」

ペロ「ンギャア」

雪美「ペロも……一緒に行く……?」

梨沙「じゃ、レッスン行ってくるわ!」

P「おう、行ってらー」

ドア「」ガチャキィーバタン

P「さてと……仕事しなきゃな」

ちひろ「あ、事務作業ならもう私が片付けちゃいましたよ」

P「マジですか?じゃあ何してようかなぁ」

ちひろ「たまには、ただぼーっとしてるのもいいんじゃないですかね?」

P「そうですね……。じゃあそうさせてもらいますか」

P「梨沙と雪美が帰ってくるまでは、ソファーでゆっくり……」

これで終わりです。フェードアウトっぽい終わりを目指したんですが結構難しかったです

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