伊織「手のひらからクッキーが出てくるようになったわ」 (46)

ポロポロ
伊織「・・・でしょ?」
P「・・・ああ、そうだな」

P「手のひらからチロルチョコが出てきた」
P「手のひらからチロルチョコが出てきた」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1521117409/)
の続き?です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1522844489

~ある日~
P ゲッソリ・・・

小鳥「~♪」カタカタカキカキ

春香「わたし~マーメイ♪」フンフン

P「はぁ・・・」カタカタ

小鳥「プロデューサーさん?どうしたんですか?」

春香「随分お疲れですね」

P「え、あぁ・・・ちょっとな」

小鳥「顔に出てますよ、『疲れております』って」

P「・・・覚えていないんですか?」

小鳥「・・・?何がですか?」

P「昨日のことですよ?」

春香「昨日は~、お仕事して皆とおしゃべりして、遅くなったから千早ちゃんちに泊まって・・・」

小鳥「私も普段と変わらず、皆の帰るのを見届けてから、プロデューサーさんに戸締りをお願いして帰りましたね」

P「えぇ・・・?」

小鳥「??プロデューサーさんは何かご存知なのですか?」

P「ほ、本当に昨日のことは覚えていないんですか?」

春香「もう、プロデューサーさん!じゃあ何があったんですか!」

P「そ、それは・・・俺の口からは言えない・・・」

小鳥「ただ、私は普段どおりとは言ったけど、何か忘れているような気がするのよね。とっても良い事だったと思うんだけど」

春香「あ、小鳥さんもですか?私も千早ちゃんちに泊まったこと以外で楽しいことがあった気がするんですよ!夢かなと思ってたんですケド・・・」

P「・・・。」


ガチャッ
亜美「たっだいまー」

伊織「今戻ったわ」

律子「亜美~、帰ったらまずは手洗いうがいね」

春香「あ、お帰りなさいー」

小鳥「皆おかえりなさい」

あずさ「ただいま帰りました~」

P「竜宮の皆か、お疲れ様」

伊織「?どうしたのよあんた」

P「ん?何がだ?」

伊織「なんだか元気がないじゃない」

P「伊織まで・・・」

伊織「??どういうことよ?」

P「伊織は・・・昨日のことを覚えているか?」

伊織「あんた、私を馬鹿にしてるの?」

P「いや、そういうわけじゃないよ」

伊織「・・・昨日は竜宮で写真撮影とインタビュー、午後はレッスンだったかしら」

P「レッスンから戻った後は?」

伊織「帰ったわよ」

P「・・・。」

伊織「何よ、私の記憶を疑っているわけ?」

春香「プロデューサーさんは、昨日の私たちの行動が気になっているんだよ」

伊織「なぜ?」

小鳥「結局、プロデューサーさんは何が知りたいんですか?」

P「いや、その・・・俺の昨日の記憶と、皆の昨日の記憶が違ってて・・・」

伊織「働きすぎて夢の中でも仕事してたんじゃないの?」

春香「伊織・・・、ちょっとそれは・・・」

P「う~ん・・・」

あずさ「きっとお疲れなんですよ。今日は無理せず、お早めに帰られたほうが・・・」

P「そう、ですかね・・・」

小鳥「そうですよ。事務作業はあらかた終わっていますから、今日は早退されては?」

P「皆に心配されるようじゃプロデューサー失格だな。それじゃお言葉に甘えさせてもらいますね」

春香「あ、そうだ。プロデューサーさん!帰る前に・・・はい!クッキーです!」

P「ありがとう春香。もらうよ」パクッ

P「うん、美味しいよ」

春香「よかったです!あの、ゆっくり休んでくださいね?」

P「ああ、ありがとう」

~Pが早退しちゃって~

律子「ほんとに、珍しいこともあるものね」

春香「だね。本当に疲れている顔だったし」

あずさ「昨日、そんなに大変だったかしら・・・?」

小鳥「いつも通りだったけど、それが大変だったのかしら」

伊織「ふん、ぶっ倒れられる前でよかったわよ」

亜美「まーそーだよねぃ。救急車でぴーぽーぴーぽーなんて冗談にならないし」

春香「私のクッキーで、少しでも元気になってくれたらなぁ」

伊織「疲れに糖分は大事とは言うけど、採りすぎも問題よね」ポロッ

パキャッ

律子「伊織?何か落とした?」

伊織「え、そもそも何ももってn」ポロ

ヒュー パキャッ

春香「あ」

亜美「い」

小鳥「う」

伊織「・・・え?」ポロポロ ヒュー パキャッパキャッ

あずさ「あらあら」


伊春亜小あ律「「「「ええええええええーーーーーーーー!!!!」」」」

~落ち着いた後~

律子「なんだかデジャブだけど、伊織?」

伊織「ええ」ポロ

律子「手のひらから出ているのは」

伊織「クッキーね」ポロッ

春香「しかもこれ、明治のやつだね」サクサク

亜美「はい質問!味指定はできますか!」サクサク

伊織「あまり既製品のクッキーは食べたことが・・・」

あずさ「楽屋においてあったものを想像するとか?」

伊織「なるほど、それじゃ・・・ウーン」ポロッ

春香「あ、森永のチョコクッキーだ」

律子「よく、ブーブーエスの楽屋で出ているやつね」

亜美「そーいえばよく見るね」

亜美「あ、じゃはい質問!いおりっちが食べたことがある最高キュ~なクッキーは出せますか!」

伊織「最高級って・・・。たぶんあの立食会の時に出てたやつだと思うんだけど・・・。うーん」

亜美「わくわく」サクサク

伊織「はぁっ・・・、出ないわね」

亜美「がーんだな」

律子「症状はプロデューサーと同等と考えるのがよさそうね。最初は馴染みのある既製品のみが出せて、熟練度?によって出せる種類が増えていく。といったところかしら」

春香「プロデューサーさんは今日はチョコ出してました?」

P(cv小鳥)「出せなくはないケド、今日はださなくていいかな。さ、お仕事しますよ小鳥さん。ちゅっ(はぁと)」

小鳥「って言ってたわ」キリッ

伊織「・・・、後半はうそでしょ」

小鳥「ピ~ピヒュ~♪」クチブエ

律子「まぁ、溢れ出るわけじゃないから仕事に支障はないけど」

伊織「そうね、意識していれば出てこないわ」

小鳥「また事務所のお菓子コーナーが充実するわね」

春香(よくよく考えなくても、プロデューサーさんからチョコがでるのも、伊織からクッキーが出るのも、不思議なことなんだよなぁ~。)

春香「みんな、慣れちゃったなぁ・・・」サクサク

あずさ「春香ちゃん?何か言った?」

春香「い、いいぇえ!なにも!」

~伊織邸~

伊織「・・・。」ポロッ


(春香『あ、そうだ。プロデューサーさん!帰る前に・・・はい!クッキーです!』
 P『ありがとう春香』
 春香『私のクッキーで、少しでも元気になってくれたらなぁ』
 伊織『ふん、これクッキーよ』
 P『ありがとう伊織』
 伊織『ちょっとでも、良くなりなさよね』)


伊織「ハッ・・・!私ったら何を!」

伊織「~~~~~~!!」ジタジタ

~次の日~

伊織「はぁ・・・なんだか寝不足・・・」ガチャ

伊織「おはよう~」

小鳥「あら伊織ちゃん。おはよう」

P「おはよう伊織」

伊織「・・・、気分はどう?」

P「おかげ様で。すっかりよくなったよ」

伊織「そ、ならよかったじゃない」

P「ああ、ごめんな。迷惑かけて」

伊織「べ、別に迷惑なんか」

小鳥「プロデューサーさんが帰ったあと、一番そわそわしてたのは伊織ちゃんだった気がするけどなー」

伊織「こ、小鳥!そ、そんにゃわけないじゃにゃい!」

小鳥「あ、そうだ。伊織ちゃん、プロデューサーさんにあのこと話したら?」

伊織「え?あのこt・・・って、言ってないの!?」

P「なんのことだ?」

伊織「あぁぁああの、え、っと」ポロポロポロ

伊織「ってきゃあ」ワタワタ

P「伊織!大丈夫か!?-って・・・これ・・・」ヒョイ

伊織「・・・でちゃうようになったのよ」ポロッ

P「・・・えっ?」

伊織「クッキーが、あんたと同じようにでちゃうようになったのよ!」

P「な、なんだってぇ!?」

~一通り説明した後~

P「なるほどな・・・俺と同じように」ポロッ

伊織「ええ、こんな感じで」ポロッ

小鳥「お菓子入れがまた山盛りに・・・うれしいやら悲しいやら・・・」オナカサスリ

P「これからは春香だけじゃなく、伊織からも差し入れがあるって事になるな!」

伊織「・・・あ、あんたが欲しいって言うなら。特別にあげてやらなくもないわよ」

P「ははっ、期待しているよ」

伊織「・・・バカ」

~アイキャッチ~

伊織「それにしても不思議な力ね~」ポロポロ

青毛怪物「うわあい!クゥッキーだぉぉん!」ヒョコッ

伊織「!?!?」ビクッ

青毛怪物「いったっだっぎむぁ~す!アー、アムアムアム」バリボリボロボロ

伊織「え、え?ちょ・・・」

青毛怪物「アムアムアム」バリバリボロボロ

青毛怪物「・・・。」チラッ

伊織「」ビクッ

青毛怪物「ベリーインポータンット」

伊織「・・・。」

青毛怪物「アー、アムアムアム」バリバリバリ

伊織「床がクッキーの欠片だらけになっちゃった・・・」

~しばらくして~

小鳥「そういえばプロデューサーさん、それいつ治るんでしょうね?」

P「そうですね、まだ出せますし」ポロポロ

小鳥「出せば出すほど、プロデューサーさんのカロリーを消費するとか」

P「・・・?なんですそれ?」

小鳥「え、あの有名なダ○カーポですよ?」

P「申し訳ありません、教養がなくて」

小鳥「じぇ、ジェネレーションギャップ・・・」ピヨヨォ

P「違うと思います」

小鳥「何のデメリットも無く、出せるんですよね?」

P「ええ、少なくとも今も所は」ポロポロ

小鳥「永久的に食べられるのはうれしいんですけど、反動が・・・」オナカサスリ

P「音無さん若いじゃないですか。食べても大丈夫だと思いますけど?」モグモグ

小鳥「プロデューサーさん、私脱ぐとすごいんですよ?」

P「お腹のくびれですか?」

小鳥「もう!プロデューサーさんのお馬鹿さん!あんぽんたん!」

P「そんな言います・・・?」

ガチャ

伊織「夫婦仲がいいことで」

P「伊織か、お疲れ」

小鳥「おかえりなさい~。夫婦って、そう見えるかしら?」

伊織「ジョーダンよジョーダン。そんな目をキラキラさせないでよ」

P「体調はどうだ?仕事に支障は・・・」

伊織「問題ないわね。個包装でも出せたから、サイン会のときに配ってやったわ。にひひっ」

小鳥「既製品でも、伊織ちゃんから渡されたらどんなにうれしいことか」

P「スポンサーのことがあるからな。あまり・・・」

伊織「事前に打ち合わせ済みよ。いろいろと、ね?」

P「めんどくさそうなお仕事処理、大変ありがとうございます」

伊織「ただ、手のひらから出せる。なんてのは流石に言ってないけどね」

小鳥「伊織ちゃんだから、大量のお菓子を用意するのも」

伊織「そうね、造作もないことだけど一応そういう体にしておいたわ」

P「そうか、それならこれからもファンサービスの一環として取り入れてみるか」

伊織「それにしても、やっぱり疲れたわね。オレンジジュースはある?」

P「ああ、あるぞ。いつもの場所にいれてあるから、好きに飲んでくれ」

伊織「はぁい」

~その日の伊織邸~

伊織「はぁ~・・・やっぱりサイン会って疲れるわね~・・・」ポフッ

伊織「春香じゃないけど、糖分を取ってみようかしら」ポトッ

伊織「?何これ、見たことないクッキーね」サクッ

伊織「~~~♪おいしぃじゃないこれ」

伊織「もしかしてこれが熟練度ってやつかしら?」サクサク

伊織(明日、あいつにもtt)

伊織「ハッ!な、何を考えようとしていたの私は!!」バッ

伊織「・・・・・・。歯磨きして寝ましょう・・・」

~次の日~

伊織「・・・。」

伊織(持ってきちゃった。昨日出せたクッキー・・・)

伊織(個包装で出てこないから、ラッピングなんかしちゃって・・・)

P「伊織?」

伊織「どぅわっ!」

P「わっ」

伊織「っちょ、ちょっとぉ!お、驚かさないでよ!」

P「伊織が事務所の入り口にいるから」

伊織「あ、あんたは今来たの?」

P「いや、ちょっとコンビニに行ってきたんだ」

伊織「そ、そう」

P「それよりどうした、音無さんいるから鍵は掛かってないはずだぞ?」

伊織「わ、わかってるわよ!」

P「じゃあなんd伊織「こ、これ!」

伊織「ひ、日ごろお世話になっているから・・・、その・・・」

P「俺にくれるのか?」

伊織「あんたが前言ったんじゃない!だからさっさと受け取る!」ズイッ

P「わ、っと。そっか、ありがとな」

伊織「ふん、じゃ事務所に入るわよ」

P「そうだな。あ、美味しそうなスムージーを買ってきたんだ。飲むか?」

伊織「別にいいわよ。あんたが飲みたくて買ってきたんでしょ?」

P「オレンジを主に使ってるやつだからさ、伊織好きそうだなって」

伊織「~~!!な、何を言ってるのよあんたは!」

ガチャ

小鳥「あの~、お二人さん~。事務所の前で騒がれますと~」

P「あっ、すみません音無さん」

伊織「こ、こと――」

小鳥「夫婦仲が宜しいようで」ニヤニヤ

伊織「~~~~~!!!」マッカッカ

~事務所の中デス~

伊織「はぁ~もう!朝から疲れたわ!」

小鳥「うふふ、私は朝からいいものを見させていただきました」ツヤツヤ

伊織「まったく・・・」

P「そういえばさっきもらったヤツは食べてもいいのか?」

伊織「ええそうね。例によってクッキーだけど、早めに食べたほうがいいと思うわよ」

P「能力でだしたやつとか?」ホドキホドキ

小鳥「かわいいラッピングね~。もしかして伊織ちゃんが?」

伊織「し、執事にやらせたのよ!」(←自分でやった)

P「おお、かなり立派なクッキーだな」

小鳥「見たこと無いですね。これは高級感」

伊織「たいしたこと無いわよ?」タブン

P「音無さんもどうぞ」

小鳥「わ、ありがとうございます!」

小鳥「可愛い~、若干ピンク色なのね」

P「それじゃ、いただきます」パクッ

小鳥「いただきます!」パクッ

P小「「おいひぃ~!!」」モグモグ

P「これはおいしい!既製品でも十分クッキーって美味しいのに」

小鳥「それを上回るほどの濃厚さ!香り!」

P「どうしたらこんなもの出せたんだ?」モグモグ

伊織「え、どうって特に何も考えず出したわよ」

P「じゃあ今出せるか?」

伊織「・・・はい」ポロッ

P「おー!出るじゃないか!すごいぞ伊織!」

伊織「そ、そうかしら」

ガチャ

春香「おはよーございまーす!」アマミハルカデス!

P「お、春香かおはよう」

春香「プロデューサーさん!私クッキー作ってきたんですよ!はい!」

P「春香のクッキーも美味しいけど、伊織のクッキーも美味しいな」

春香「えっ!?」

P「どうやら熟練度があがって既製品以上のものが出せるようになったらしいぞ」

春香「ぅえぇっ!?」

小鳥「本当に美味しいわよ春香ちゃん。参考になると思うわ」

小鳥「もちろん、春香ちゃんのクッキーも別格で美味しいわよ!」

春香(わ、私のアイデンティティーがぁぁぁあああぁぁ~~~~)ガクッ

~で~

仕事先デス!

伊織「ふぅ、ちょっと疲れたわね・・・」

P「・・・」

伊織「・・・?ねぇ」

P「・・・」

伊織「ねぇってば!」

P「あ、ど、どうした伊織?」

伊織「あんたこそどうしたのよ。ボーっとして」

P「ああ、すまない」

伊織「また疲れてるとかそういうところ?」

P「いや、体調は万全のはずなんだが・・・、伊織」

伊織「・・・?」

P「この前のクッキー・・・今出せるか?」

伊織「え?」

P「なんだか、無性にあのクッキーが食べたくてな」

伊織「ば、ばっかじゃないの!?あんたそれでも社会人?」

P「いや、本当にそう感じているんだ」

P「よくある今日の昼飯はアレだな、とかそういう類の」

伊織「・・・いまいち良く分からないけど」

P「ともかく、あのクッキーがなぜか食べたいんだ。頼むよ伊織」

伊織「はぁ、しょうがないわね」ポロッ

P「すまない」パクッ

P「~~~ッ!!」モグモグ

伊織(!!!?)

P「・・・ハァ」ゴクン

P「ありがとう伊織、落ち着いたよ」

伊織「え、ええ、そ、それはよかったじゃない?」

伊織(な、な、なに今の顔・・・!?)

伊織(至福って顔に表すとあんな感じになるのかしら・・・)

参考画像:めしぬま。

~んで~

伊織「おつかれさまでした~!」スマイルー

伊織「ハァー、終わったわ~。さっさと着替えまsy」P「伊織」

伊織「でゅわっ!」ビクッ

P「あ、驚かせちゃったな。すまない」

伊織「ほ、ほんとよ!居るなら居るって言いなさいよ!」

P「・・・あの、な」

伊織「なによ、歯切れが悪いわね」

P「クッキー、くれないか?」

伊織「は?はぁー!?」

P「いや、だからくkk」

伊織「分かってるわよ!どうしたのあんた?ちょっと異常よ?」

P「わからない。俺もよく・・・」

P「ただ、どうしてもあのクッキーが食べたくて」

伊織「あとで出してあげるから、先に着替えさせt」P「頼む!」パンッ

P「今!どうしても!なんだ」

伊織「・・・はぁ、あきれた。あんたそんなにこのクッキーが好きなのね」ポロッ

P「ありがとう」

伊織「それじゃ、私は着替えるから」

P「ああ、車用意しとくよ」パクッ

~んでんで~

車の中デス!

伊織「ねぇあんた」

P「ん?どうした」

伊織「本当にどうしちゃったの?」

P「・・・何がだ?」

伊織「あのクッキー、ずっと欲しがっていたじゃない」

P「・・・わからないんだ」

P「なんであそこまで、執着するのか」

P「すまない」

伊織「いいわよ。今は大丈夫なの?」

P「だいぶ良くなった」

伊織「これじゃなんだか危ないお薬ね」

P「はは、美少女からしかでない特別な薬か。間違いないな」

伊織「~~!!」ボカッ

P「いたっ!な、殴ることないだろ~」

伊織「ふん!」

~んでんでんで~

事務所デス!
P「ただいま戻りました」

小鳥「お帰りなさいプロデューサーさん」

伊織「戻ったわー」

小鳥「伊織ちゃんも、お疲れ様」

伊織「ハァー、ちょっと聞いてよ小鳥」

小鳥「どうしたの?」

伊織「こいつがちょっとおかしくなっちゃったのよ」

小鳥「プロデューサーさんが?」

P「なんのことだ?」

伊織「私のクッキーを、これでもかというくらい欲しているのよ」

P「あー・・・」

小鳥「まぁ、美味しいので気持ちは分かりますが、ほどほどにしてくださいねプロデューサーさん」

P「しかし・・・」

伊織「しかしもカカシも無いわよ!まったく」

P「うーむ」

小鳥「・・・何か考え事ですか?」

P「そうですね、少し・・・試してみたいことが」

小鳥「どんなことですか?」

P「ええっと、伊織、ちょっといいか」

伊織「?何よ」

P「手、だして」

伊織「??」スッ

P「ん」キュッ

伊織「っちょ!!」バッ

小鳥「んまっ」

P「おい、離さないでくれよ」

伊織「あ、あんたがいきなり手を握ってきたからでひょ!!」

P「ああ、すまない。一言言ったほうが良かったか」

伊織「当たり前でしょ!変態!」

P「じゃあ、手握ってくれるか?」

伊織「な、なんでよ」

P「試してみたいことがあるって言ったろ?」

伊織「す、少しだけなら・・・イイケド・・・」

P「よし、じゃ」スッ

伊織「・・・ッ!」キュッ

小鳥 ●REC

P「ハァー・・・」

伊織「!?ちょ、な、なに、これ」

伊織「あ、やだ!何か・・・はいって・・・くる」

P「伊織・・・」

伊織「ぷ、プロデューサー」

P「大丈夫だ、俺を信じてくれ」

伊織「ハッ、・・・くぅ・・・ん」

小鳥 ボタボタボタ(鼻血)

小鳥(ハッ!・・・いけないわ、少し意識を失っていたわ)

小鳥(現在、私の目の前では、手を握り合っているプロデューサーさんと伊織ちゃん)

小鳥(なんだけど、様子が少しおかしい)

小鳥(でも、伊織ちゃんのこんな声が聞けるなんて・・・何て日なのかしら!)ボタボタボタ

小鳥(ちなみにだけど、着衣の乱れは一切無いわよ。だってこれは健全なSSだもの!!)

P「ふぅ・・・こんなものか?」

伊織「はぁ・・・はぁ」

P「伊織、大丈夫か?」

伊織「手が・・・すごく、熱い」

P「試しにクッキーを出してみてくれるか?」

伊織「んっ・・・はぁっ」ポロッ

P「お、やっぱりだ」

伊織「・・・?」

P「チョコでコーティングできたぞ!!」テッテレーン

伊織「・・・・・・は?」

P「見てくれ伊織!この見事なコーティングよ!」ホレホレ

伊織「見えてるわよ・・・だから?」

P「ずっと、俺の能力と伊織の能力がどう関係するか考えてたんだ」

P「そして今、試しに俺の能力を伊織の手のひらに流してみたらどうなるかやってみた」

伊織「・・・」

P「結果!どうやら能力は与えることができる!」

伊織「――――ッ!!!――ッ!!」ゲシッゲシッ

P「いて!いった!な、どうした伊織!」

伊織「(ピー)!(ピー)(ピー)!!(ピー)!!!」ゲシッゲシッ

小鳥「伊織ちゃん!女の子が言っていい言葉じゃないわよ!」

P「いたた!ごめんごめんって伊織!俺が悪かった!」

伊織「もう、この・・・」


伊織「 変たぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!! 」


END

くう疲です!媚薬オチも考えてたんですが、良く分からないところに着地した感じです。
ちなみに>>1はダ○カーポのことを知らずにこのSSを書いていました!
依頼出してきます。

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