善子「μ'sのパチンコ?」ルビィ「ぴぎ?」 (39)

千歌「そう! あの伝説のスクールアイドルμ'sがパチンコになるんだって!」

ルビィ「そ、そういえばA○BとかもパチンコあるってCMとかで見たことあるかも!」

善子「それで、ヨハネ達がここに呼ばれたことと何か関係があるの?」

千歌「なんでも宣伝動画を作るために今勢いがある私たちAqoursに打ってみてほしいんだって」

ルビィ「でも、パチンコって18歳未満は――」

千歌「あぁ、パチンコって言ってもお店に置くとかじゃなくてスクールアイドルショップとかで稼動させるらしいよ」

千歌「一定数の玉が出るとグッズと交換できる、みたいな」

善子「ふーん、ゲームセンターみたいな感じになるのかしら」

ルビィ「μ'sのパチンコなら景品とかがなくてもちょっと遊んでみたいかも」

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善子「それはいいとしても、なんでこの3人なの?」

千歌「だってルビィちゃんも善子ちゃんもアイドルが好きでしょ?」グイッ

ルビィ「うん、好きだけど――」

千歌「μ'sが好きでしょ!?」ググイッ

善子「ま、まあ嫌いではないわ」

千歌「だからだよ! やっぱり興味がない人がやるより好きな人がやってこそ面白いものになると思うの!」

善子「ふーん、一理あるわね」

千歌「――って、スタッフさんが言ってた」アハハ

善子「受け売りかーい!」

ルビィ「でも、パチンコなんてしてお姉ちゃんに怒られないかなぁ……」

千歌「大丈夫、ダイヤちゃんにも書き置きしてきたから」

千歌「パチンコ行くからルビィちゃん借りてくねーって」

ルビィ「全然大丈夫じゃないよ!?」

ルビィ「帰った後が怖いよぉ……」ブルブル

千歌「帰ったらパチンって叩かれちゃうかもね」アハハ

ルビィ「えぇっ!?」ビクゥ

千歌「あ、今のは叩いたときの音のパチンとパチンコをかけた――」

善子「説明しなくていいから!」

千歌「え? あ、分かりましたー」

千歌「じゃあ早速自己紹介と意気込みをどうぞ」

善子「いきなりすぎよ!」

千歌「でも、もうカメラ回ってるよ?」

善子「えぇっ!? ハーイ♪堕天使のヨハネよ! 神様に妬まれて小さな頃から運の悪いヨハネだけど、今日は台をも魅了していっぱい大当りを連発してみせるから期待してね♡」

千歌「以上津島善子ちゃんでした」

善子「善子じゃなくてヨハネよ」

善子「画面の前のリトルデーモンはくれぐれも善子なんて呼ばないでヨハネって呼ぶこと!」

千歌「じゃあ次はルビィちゃん」

ルビィ「あっ、え、えぇと……」

ルビィ「ルビィは――あっ、黒澤ルビィって言います!」

ルビィ「ルビィはアイドルは好きだけど、パチンコってやったことがなくて――」

ルビィ「全然どうしたらいいのかとかわからないけど、その、えっと……」

ルビィ「がんばルビィ!」

千歌「かわいい!」

善子「やっぱり持ちネタがあるとポイントが高いわね……。ヨハネもおはヨハネを流行らせようかしら」

千歌「あっ! じゃあチカはこんチカ! とかどうかな?」

善子「ルビィにはデキロマもあるしヨハネももう1個くらいほしいわね」

ルビィ「ルビィデキロマなんて1回も言ってないもん!」

千歌「あ、チカあれやってみたい! μ'sの絵里ちゃんとかがやってたみたいな!」

善子「あれって?」

千歌「かしこいかわいい?」

よしルビ「「エリーチカ!」」

千歌「みたいな!」

善子「あー、コールアンドレスポンスね」

千歌「チカたちもあぁいうの考えようよ!」

千歌「え? あ、ごめんなさい! おしゃべりに夢中になっちゃって」テヘッ

千歌「じゃあ早速打つ前に軽くスペック? を見ていくね」

千歌「えーっと、大当たり確率が、1/87.4だって。結構当たりやすいみたい」

千歌「つまり87.4回、はありえないから88回くらいやれば絶対当たるっていうことかな?」

善子「1回1回の確率が1/87.4なんだから88回やっても当たらないこともあると思うけど」

ルビィ「え? でも1/87.4だよ?」

善子「はあ、もういいわ……」

千歌「んー、確変時の確率が1/25.2とかなんか色々書いてあるけどよくわかんないや」エヘヘ

善子「……まあ字幕とかでなんとかなるでしょ」

千歌「えっと? 打つのは善子ちゃんとルビィちゃんでチカは解説?」

千歌「でもチカ解説なんてできないよ!?」

善子「とりあえず2人の様子を見て今どんな感じなのか伝えればいいんじゃない?」

千歌「なるほど!」

千歌「2時間やって出玉勝負をするんだって」

ルビィ「出玉勝負?」

千歌「簡単にいうと使った玉と出てきた玉の差で数が大きい方が勝ちだって」

千歌「負けた方には罰ゲームがあるから頑張ってね」カンペヨミ

善子「ば、罰ゲーム!?」

ルビィ「負けないようにしないと……!」

千歌「じゃあここに2台あるから座って」

善子「ヨハネはこっち!」

ルビィ「じゃあルビィがこっちだね」

千歌「座ったらチカがスタートって言うからそしたら打ち始めてね」

ルビィ「あ、あのぉ」オズオズ

千歌「どうしたの、ルビィちゃん?」

ルビィ「どうやって打つの?」

善子「右下にあるハンドルをひねればいいんじゃない?」

千歌「うん、そのハンドルをひねれば玉が出るみたい」

千歌「それで、ここのヘソっていう部分に入れると抽選されるらしいよ」

善子「とりあえず玉をここに入れればいいのね」

千歌「うん。じゃあもう大丈夫?」

ルビィ「……うん!」

善子「大丈夫よ」

千歌「じゃあ、スタート!」

ルビィ「ハンドルをひねって――出た!」

善子「ハンドルをひねって、あぁっ! なんで右側に行くの!?」

千歌「あ、ひねりすぎると右側に行っちゃうから気を付けてねって書いてある」

善子「先に言いなさいよ!」

ルビィ「中々入らな……あっ入った」

善子「もう少し戻して、よし左側に行くようになったわ」

ルビィ「わっ、数字がくるくる上から下に回ってる」

善子「…………」

ルビィ「数字毎にμ'sのメンバーが書かれてるんだね!」

千歌「そう! 1が絵里ちゃんで2がにこちゃん、3が真姫ちゃんで4が凛ちゃん、5が海未ちゃんで、6が希ちゃん、7が穂乃果ちゃんで、8がことりちゃんで9が花陽ちゃんになってるんだって」

ルビィ「全然そろわないよ……」

千歌「ねー、リーチにもならないね」

善子「……ねぇ」

千歌「善子ちゃんの方は?」

善子「ここ、入らないんだけど」

ルビィ「えっ!? まだ1回も!?」

善子「全部はじかれるんだけど!」

千歌「えー、でもどっちの台も同じくらい入るはずって書いてあるけど――」

千歌「え? 1回チカが打ってみていいの?」

千歌「やった! じゃあ、ちょっとごめんね、善子ちゃん」

善子「うん」

千歌「ハンドルをひねって、ひねりすぎないように……」

善子「……」ジッ

千歌「入った! 入ったよ、善子ちゃん!」

善子「なんで千歌が打つとすぐ入るの!?」

善子「ヨハネが打つ!」

千歌「ちゃんと入ることもわかったし、善子ちゃんにお返ししまーす」

善子「えいっ、えいっ! やっぱり入らないー!」

善子「千歌と同じところに打ってるのに!」

ルビィ「あ、あはは……。善子ちゃん本当に運が悪いんだね……」

千歌「ルビィちゃんも入ってはいるけどまだリーチがかからないね」

ピロン

ルビィ「っ! なんだか下の入ったら増えるμ'sマークのところにサイリウムみたいなのが出たよ!」

千歌「そのμ'sのマークが保留って言って最大4つまで貯まるんだって。そのサイリウムみたいなのはラブライブレード保留って言って色によって期待度が変わるんらしいよ」

ルビィ「これは、白?」

千歌「そうだね、白が一番下で、青→緑→赤→UO→9色の順でチャンスなんだって」

善子「あっ! 入った! やった! 入ったわよ!」

ルビィ「小さいにこちゃんが出てきて、あっ色を変えた!」

千歌「保留は変化することがあるんだって」

善子「こっちもちょっとは見てよ! 玉が入ったの!」

ルビィ「結局青のままだったね……」

千歌「でもきっと何もないよりはチャンスだよ!」

ルビィ「でも普通に左に1、右に2が止まっちゃったよ……」

ミューズミュージックー

千歌「あ、でも見て。真ん中に3の真姫ちゃんが止まりそうになってる」

スタート!!

ルビィ「絵里ちゃんとにこちゃんと、真姫ちゃん……っ! BiBiだ!」

千歌「今のは疑似連っていう演出なんだって。疑似連が続けば続くほどチャンスみたい」

善子「なんでそっちばっかり楽しそうなことになってるの!?」

ルビィ「あっ! またにこちゃんが出てきて緑に変えてくれた!」

千歌「おおっ!」

ルビィ「今度は右に4の凛ちゃん、左に6の希ちゃん!」

千歌「っていうことは真ん中に――」

ミューズミュージックー

ルビィ「海未ちゃんが――」

スタート!!

ルビィ「lily whiteだよ、千歌ちゃん!」

千歌「これが疑似3って言ってかなりチャンスなんだって」

ルビィ「演出は2回なのに3なんだね」

ルビィ「あっ、保留が赤くなった」

千歌「数字は、8のことりちゃんと――」

ルビィ「……ごくり」

8 8

ことり『げきあつだよ!』

千歌「8がそろってリーチだね」

ルビィ「Printempsも来るかと思ってちょっと期待しちゃった」エヘヘ

善子「ねえ! 今そっちから激アツって聞こえたんだけど! 何? 何なの?」

ルビィ「げきあつって、すごいの?」

千歌「うん、すごいみたい」

ルビィ「あっ、保留を穂乃果ちゃんが出てきてオレンジにしてくれた!」

千歌「すごい! UOだ!」

ルビィ「あれ? なんだろう、映像が流れて――」

『次回! ファーストライブ!』

千歌「あっ、これ次回予告っていう演出だよ」

ルビィ「次回予告?」

千歌「要注目の演出なんだって」

千歌「画面が切り替わって、穂乃果ちゃんと海未ちゃんとことりちゃんが出てきた」

千歌「ファーストライブ ライブ成功で大当り……?」

ルビィ「これが噂に聞くμ'sの伝説のファーストライブ……!」

穂乃果『いよいよだね』

ことり『……うんっ』

ルビィ「……」ゴクリ

――

穂乃果『μ'sのファーストライブ、最高のライブにしよう!』

ことり『うん!』

海未『もちろんです!』

千歌「少しずつ幕が上がって――」

善子「……」ジーッ

『プッシュ!』

ルビィ「えぇっ!? 押せばいいの、かな?」ポチッ

プシュンッ

千歌「えっ!?」

ルビィ「お客さんが、いない……?」

穂乃果『……そりゃそうだ! 世の中そんなに甘くない!』

8 9 8

善子「え? はずれ……?」

ルビィ「そんな――」

千歌「画面が通常画面に戻って――」

穂乃果『まだ諦めない!』

千歌「また映像が講堂に戻った!」

花陽『……っ!』

ルビィ「花陽ちゃんだっ!」パアアアアアアアアアア

花陽『あ、あれ? ライブは……?』

穂乃果『……っ!』

穂乃果『やろう! 歌おう! 全力で!』

シャキーン

8 8 8

ヘイヘイヘイスタートダッシュ♪

千歌「揃った!」

ルビィ「当たったの……?」

善子「なんで1回外れたの?」

千歌「復活演出っていうんだって」

善子「当たるなら普通に当たればいいのに」

千歌「そこがドキドキして楽しいんじゃない?」

μ's『チャレンジBONUS!』

花陽『右打ち、してください』

ルビィ「右に打てばいいの?」

千歌「うん、ここのアタッカーってところに入れると玉が出てくるみたい」

ルビィ「わぁ、玉がいっぱい出てくる」パアアアアアアア

善子「よ、ヨハネもすぐに追いつくんだから!」

穂乃果『ライブチャレンジ!』

千歌「このライブチャレンジっていうので成功すればWonderful Rushっていうのに入るんだって」

穂乃果『μ's集結チャレンジ! ボタン連打でμ'sを集結させてね!』

千歌「これで9人が集結すれば成功みたい」

ルビィ「ボタンを連打すればいいんだよね?」ポチポチ

ニッコニッコニー、ニャンニャンニャーン、ダレカタスケテー、ハラショー、スピリチュアルヤネ、イミワカンナイ、チュンチュン、ラブアローシュート

千歌「8人揃った! あとは穂乃果ちゃんだけ――」

穂乃果『ファイトだよっ!』

キュインキュインキュイーン

『Wonderful Rush獲得!』

『Vを狙ってね!』

ルビィ「V?」

千歌「こっちのVって書いてあるところじゃない?」

ルビィ「あ、ほんとだ、開いてる!」

キュキュキュキュキュキュイーン

ルビィ「うわぁ! 画面に大きくVって出てる!」

千歌「これで30回のWonderful Rushに入るらしいよ」

善子「あ、ヨハネもリーチになった!」

9 9

善子「赤保留よ、赤保留!」

千歌「あ、ほんとだ!」

善子「花陽の決意 花陽がμ's加入で大当り!」

ルビィ「穂乃果ちゃんとことりちゃんと海未ちゃんの3人でやってたところに花陽ちゃんが勇気を出してメンバー加入を申し出たって言う!?」ワクワク

ルビィ「メガネの花陽ちゃんもかわいいなー」ポーッ

ことり『つまり、メンバーになるってこと?』

凛『はい! かよちんはずっとずっと前からアイドルやってみたいと思ってたんです!』

千歌「花陽ちゃん、真姫ちゃんと凛ちゃんに両側から腕を掴まれてまるで捕獲された宇宙人みたい」

善子「ぶふっ! そうにしか見えなくなったじゃない! いいシーンなのに!」

――

凛『頑張って! 凛がずっとついててあげるから!』

真姫『私だって少しは応援してあげるって言ったでしょ?』

花陽『えっと、私、小泉――』

りんまき『』セナカトンッ

千歌「うぅ、みんないい子だね」グスン

ルビィ「うん」グスン

善子「な、なに泣いてるのよ!」ウルウル

花陽『っ!』クルッ

りんまき『』ニコッ

花陽『っ!』ジワッ

花陽『私――』

善子「画面上にボタンが出てきたけど、ボタンを押せばいいのね」ポチッ

プシュンッ

花陽『やっぱり、無理だよぉ……!』ダッ

凛『かよちん!』

9 1 9

善子「は?」

千歌「善子ちゃんのせいで一番いいとこ見れなかったじゃん!」

善子「なんでヨハネのせいなのよ!」

善子「る、ルビィみたいに復活――」

ルビィ「次の保留に行っちゃってるね」

善子「なんでよ!」

ハージーメテーデアッタトキカラー♪

ルビィ「あ、ルビィの方はスノハレが流れ始めた!」

千歌「えっとー、あった。ライブリーチってやつだね」

千歌「スノハレの期待度は……、結構高いみたい」

善子「なんでルビィばっかり……」ムスッ

ナマーエヲツケヨーカー

ルビィ「あ、ボタン」ポチッ

キュインキュインキュイン

Snow halation♪

千歌「おお! ルビィちゃんまたあたりだ!」

ルビィ「えへへ」ニコニコ

――
2時間後

ルビィ「僕たちはひとつの光リーチは感動しちゃったなあ……」

千歌「ねー、よかったよね」

千歌「あれは全回転って言って大当たり濃厚なリーチなんだって」

善子「……」

千歌「善子ちゃんはどうだった?」

善子「なんで当たらないのよ!」

千歌「え? 1回あたったじゃん」

善子「1回だけね! その後Wonderful Rushに入って運が向いてきたと思ったら当たらなかったけど!」

千歌「とまあ、結果は見えてると思いますが一応発表です」

千歌「そもそもルビィちゃんがプラスで善子ちゃんがマイナスだから善子ちゃんの負けなんだけど」

千歌「善子ちゃんがマイナス11445玉、ルビィちゃんがプラス9630玉だって」

ルビィ「やったぁ!」

善子「まあ分かりきってはいたけど……」

千歌「っていうわけで善子ちゃんは罰ゲーム!」

善子「……なにすればいいの?」

千歌「ここにμ'sの曲名が書いてある紙の入った箱があるからそれを熱唱だって」

千歌「それをBGMに今日は終了みたい」

善子「μ'sの曲ね……。ユニットとかは入ってるの?」

千歌「んー、入ってるみたい」

善子「まあ、できればかっこいい曲とかを引きたいけど。とりゃっ!」

千歌「えっと、曲名は……。ぷわぷわーお!」

ルビィ「わっ♡ Printempsの曲だ♡」

善子「……それを歌うの?」

千歌「それではミュージックスタート!」

ルビィ「がんばルビィだよ、善子ちゃん!」

善子「き、君に飛んでけスキスキぷわぷわ♪」

千歌「というわけでルビィちゃん、2時間打ってみた感想はどうでしたか?」

ルビィ「μ'sのみんなが可愛くて、感動できるリーチもあっておもしろかった!」

善子「会いたくなるなるBABY♪」カアアアアアアアア

ルビィ「花陽ちゃんの決意リーチが最後まで見れなかったのはちょっと残念だったかな」

千歌「善子ちゃんがはずしちゃったからねー」

善子「会いたいツバサがびゅんびゅん♪」カアアアアアアア

千歌「というわけで、この台は〇月〇日から順次スクールアイドルショップとかに導入されるそうです」

千歌「詳細は概要欄に特設サイトのURLがあるのでそちらから確認してください」

千歌「μ'sが大好きな人も、あんまり知らないっていう人も是非打ってみてください!」

善子「わたーしをーみつーけたーらー♪」

ちかるび「ばいばーい」フリフリ

千歌「よし、終わりー」

千歌「それじゃあね、善子ちゃん」フリフリ

善子「え、ちょっ! いつまで歌ってればいいの!?」

千歌「一曲歌い終わるまでだって」

ルビィ「頑張ってね善子ちゃん」ガンバルビィ

善子「ちょっと! 待ってよー!」

善子「え? 本当に歌わないと終われないの?」

善子「……だからわーおわーお♪」

おわり

おまけ

ルビィ「ただいまー」

ダイヤ「ルビィ!」

ルビィ「ぴぎっ!? どうしたのお姉ちゃん!?」

ダイヤ「あなたパチンコに行っていたというのは本当ですの!?」

ルビィ「え? あ、うん。千歌ちゃんと善子ちゃんと――」

ダイヤ「やはりあの堕天使のお誘いですのね、千歌さんが誘うとも思えませんし」

ルビィ「あ、いやちがくて、お仕事で――」

ダイヤ「善子さんに電話をして問い詰めますわ」ピッ

ルビィ「あ、お姉ちゃん!」アセアセ

ダイヤ「あぁ、もしもし、善子さん? ルビィとパチンコに行ったそうですわね」

ダイヤ「はあ? 言い訳なんて見苦しい! 打ったんでしょう!?」

ダイヤ「認めましたわね。堕天だとかヨハネだとかは目を瞑っていましたが今度と言う今度は許しませんわよ!」

ルビィ「だ、だから誤解で――」

ダイヤ「ルビィは黙っていて! 今ルビィに悪影響を与える堕天使を説教しているところですので」

ルビィ「だから違うのー!」

この後善子は誤解が解けるまで30分説教された。

おわり

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