【ゆるゆり】京子「スタバに、行ってみようと思う・・・!」 (41)


(ごらく部部室)


京子「・・・」

結衣「えっ・・・」

ちなつ「京子センパイ、今何て・・・?」

あかり「きょ、京子ちゃん?」



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京子「だから、行ってみようと思うんだ。スターバックス・・・」

結衣「えっ、ええー!?」

ちなつ「スターバックスって、あのスターバックスですか?」

あかり「ほ、本気なの?」



京子「ああ、もちろん本気だ。私は決心したんだ」

結衣「か、考え直せよ京子!」

ちなつ「そうですよ、スタバがどんな恐ろしい所か知ってますよね?」

あかり「中学生には早いよぉ!」



京子「確かに、スタバの恐ろしさは色々と噂には聞いている・・・」

結衣「ああ、注文の仕方がやたらややこしくてまるで呪文みたいだって」

ちなつ「それで、間違うと店員や周りの人が一斉に吹き出すんですよね?」

あかり「ひぃえー!」



結衣「そして、その様子を写真や動画に撮られて・・・」

ちなつ「下手したら、ツイッターとかに上げられて一生笑いものに・・・!」

あかり「いやぁーっ!」

京子「ああ・・・」



結衣「か、考え直せよ京子!」

ちなつ「そうですよ京子センパイ、いくら何でも無茶ですよ!」

あかり「そうだよ京子ちゃん、人生終了しちゃうよぉ、まだ中学生なのに!」

京子「いや、もう決めたんだ。私はスタバに行く!」



結衣「何で・・・。何でだよ京子。そんなに、生き急ぐ事なんて・・・」

ちなつ「そうですよ、もっと大人になってからでも」

あかり「そうだよ、考え直そうよ!」

京子「みんなの言う通りだ。だけど・・・」



京子「これは、いつか必ず乗り越えなきゃいけない試練なんだ」

結衣「だからって、さすがにまだ早すぎるんじゃ・・・」

ちなつ「コーヒーが飲みたいなら、いれてあげますから」

あかり「だいたい京子ちゃん、コーヒーは飲めるの?」



京子「・・・正直、コーヒーよりファンチオレンジの方が好きだ・・・。けど」

京子「私は、飲むんだ!スタバで、ヘーゼルナッツキャラメルソースチョコフラペチーノを!」

結衣「うっ、うおおおーーーっ!?」

ちなつ「そ、それがコーヒーの名前なんですか!?」

あかり「お、お洒落だよぉ、お洒落過ぎるよぉ!」



結衣「・・・そうか、京子。お前本気なんだな?」

ちなつ「ええ。どうやら、止めても無駄みたいですね・・・」

あかり「そうだね・・・。京子ちゃん、いつ行く積りなの?」

京子「そうだな。明日。明日の夕方に行こうと思ってる」



結衣「なら、明日は盛大に見送らないとな!」

ちなつ「ええ、お店の前まで行かないとですね。中にはとても入れませんけど」

あかり「きょ、京子ちゃん、本当に大丈夫なの?」

京子「ああ、ありがとうねみんな。なーに、大丈夫。心配ないって」



京子「必ず、生きて帰ってくるから・・・」

結衣「・・・ああ。信じてるよ京子。お前ならきっとやれる」

ちなつ「ぜ、全然心配なんてしてないんですからね」

あかり「気をつけてね、京子ちゃん・・・」








(その日の夜、結衣の家)


結衣「・・・京子が明日、行くんだよな・・・スタバに」

結衣「ああ、心配だ。今からでも京子に電話して、考え直すように言って・・・」

結衣「・・・いや、ダメだ。信じなきゃ。大丈夫って言ったアイツの事、信じてやらなきゃ・・・!」


(ちなつの家)


ちなつ「はーあ、まったく京子センパイと来たら。無謀が過ぎるんだから」

ちなつ「・・・けど私、全然心配してないなんて言っちゃって」

ちなつ「せめて、気をつけてぐらい言っても良かったかな・・・」


(あかりの家)


あかり「うっ、うっ・・・心配だよぉ、京子ちゃーん」

あかり「あかりが代わりに・・・なんて、それは怖すぎるし・・・」

あかり「お願いします、どうか明日、京子ちゃんが無事で済みますように・・・」









(翌日、スタバの前)


結衣「い、いよいよだな。本当に行くのか?」

ちなつ「え、ええ、今ならまだ引き返せますよ?」

あかり「きょ、京子ちゃん、本当に行っちゃうの?」

京子「うん、もうここまで来たんだ。今さら後戻りはできない・・・」



結衣「・・・そうか。じゃあ、せめて笑顔で送ってやらないとな」

ちなつ「ええ、そうですね。ほらあかりちゃん、涙を拭いて」

あかり「う、うん、気をつけてね、京子ちゃん・・・グスッ」

京子「みんな、大丈夫。絶対無事に帰ってくるから」



結衣「・・・それじゃあ。京子の健闘を祈って!京子、バンザーイ、バンザーイ!」

ちなつ「京子センパイ、バンザーイ!」

あかり「きょ、京子ちゃん、本当に気をつけてね?」

京子「う、うん、それじゃ、行ってくる!」

ガー…


(スタバ店内)


京子「こっ、ここが・・・。スタバ・・・!」

京子「・・・」

京子「・・・ゴクリ」


(店外)


ガー…

京子「・・・」

結衣「ん?ど、どうした京子?」

ちなつ「何かあったんですか?」

京子「う、うん、まず一旦、店の中の空気だけを確認した・・・」

あかり「ど、どうだったの?」



京子「うん、えっと、コーヒーの香りがした・・・」

結衣「さ、さすがはスタバ・・・!」

ちなつ「伊達に、コーヒー専門店を名乗ってませんね・・・!」

あかり「コーヒーの香る、大人の空間・・・。京子ちゃん、そこはあかり達の常識が通用しない世界だよ、何が起こるかわからないから気をつけて!」

京子「ああ・・・。よーし!それじゃ、今度こそ行ってくる!」

ガー…


(スタバ店内)


京子(・・・座席に、大学生らしき客が何組か・・・。それと、ノートパソコンで何かしてる人がチラホラ)

京子(一番奥にあるのが、注文カウンター・・・?今、一人お客さんがいる)

京子(あそこに並べばいいのか・・・?よーし)

京子(ううっ・・・。何だか周りからの視線を感じる・・・)


(スタバ店内)


京子(・・・座席に、大学生らしき客が何組か・・・。それと、ノートパソコンで何かしてる人がチラホラ)

京子(一番奥にあるのが、注文カウンター・・・?今、一人お客さんがいる)

京子(あそこに並べばいいのか・・・?よーし)

京子(ううっ・・・。何だか周りからの視線を感じる・・・)

>>23
2重投稿になりました



受付「いらっしゃいませ、ご注文をどうぞ」

客「はいえーと・・・スターバックスラテのホットを・・・」

京子(ヘーゼルナッツキャラメルソースチョコフラペチーノ・・・
よーし、バッチリだ。ネットで調べたこれを、噛まずにスラッと言えば何も問題はない!)

客「サイズはトールで」

受付「はい、トールですね」

京子(え・・・?と、トール!?サイズがトールって何!?)



客「それにアドショット追加で、フォームミルクを多めに」

受付「はい、かしこまりました」

京子(あとちょっと!?何があとちょっとなんだ!?どういう事!?)


受付「それでは、あちらでお待ちください」

客「はい」

京子(ど、どうする!?・・・いや落ち着け、練習した通りに・・・!)



受付「お待たせしました。ご注文をどうぞ」

京子(え、えーと・・・あ、カウンターにメニューが置いてある!これを見ながら)

京子(・・・え?な、ない!)

京子(ヘーゼルナッツキャラメルソースチョコフラペチーノが、載ってない!)



京子(もしかして、このお店じゃ売ってない・・・?)

京子(イチかバチか、注文してみる?)

京子(・・・いや、それは危険過ぎる。地雷を踏みに行くようなもの。なら、ここは妥協して)



京子「えーと・・・。こ、これを」

受付「はい、ソイラテですね、サイズはどれにしますか?」

京子「え、えっと、と、トール・・・?」

受付「トールでよろしいですね」

京子「はい・・・それを」


京子「あとちょっとで・・・」

受付「はい?」



京子(だ、ダメだ・・・。ヘーゼルナッツキャラメルソースチョコフラペチーノを注文したかったのに)

京子(ソイラテって、何だよ・・・。そんな聞いたこともないやつ、頼みたいんじゃないのに)

京子(周りからあざけるような視線を感じる。やっぱり、スタバは私には早過ぎたんだ・・・)

結衣「京子!」

ちなつ「京子センパイ!」

あかり「京子ちゃん!」



京子「え・・・?ゆ、結衣?それにみんな?ダメだ、来ちゃ!」

結衣「・・・」ツカツカ

京子「結衣!」

受付「あ、いらっしゃいませ。ご注文は・・・」



結衣「オススメで!」

受付「は、はい、ではただ今人気のストロベリーベリーマッチフラペチーノのトールサイズは・・・」

結衣「うん、それを3つ!」

京子「結衣・・・!」



結衣「ほら、京子。頼みたいのがあるんだろ?」

結衣「大丈夫だって。みんなついてるから。ほら勇気を出して」

ちなつ「ええ、そうですよ京子センパイ」

あかり「京子ちゃんは一人じゃないよ!」

京子「みんな・・・。よーし」

京子「じゃあ、さっきの私の注文はキャンセルで。代わりに」



京子「ヘーゼルナッツキャラメルソースチョコフラペチーノ、1つ!」














(10分後)


京子「へー、フラペチーノって、パフェみたいのなんだねー。コーヒーの一緒だと思ってた。おいしいけど」

結衣「そこをわからず注文しようとしてたのかよ」

ちなつ「けど、おいしいですねーコレも」

あかり「うん、す、ストロベリー?・・・何だっけ」



京子「けど結衣。それにみんな。ありがとう、助かったよ・・・」

結衣「ん?い、いやなぁに」

ちなつ「結衣センパイ、かっこ良かったですよ」

あかり「うん、そうだね。京子ちゃんのピンチにお店に飛び込んでって」



京子「まぁ、それに折角だから、じっくり味わおう!この大人な空間のムードをさ!」

結衣「ああ、そうだな」

ちなつ「ええ。あかりちゃんは場違いだけど」

あかり「なんで!?」



京子「う、うーん、大人の空間、か・・・うん」

結衣「あ、ああ。この雰囲気に合う、何か大人っぽい話を・・・」

ちなつ「そ、そうですね」

あかり「ん?」



京子「え、えっーと、黒い下着?」

結衣「あ、ああ、やっぱ大人なら黒だよな、下着は。うん」

ちなつ「そ、そうですね。スケスケで、腰の所がヒモになってて・・・」

あかり「やっぱり、無理して大人ぶるのはやめようよ!?」


終わり

以上になりました
読んでくれた方、ありがとうございました

乙乙 真剣な雰囲気に笑った

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