千歌「一度だけの恋なら」 (5)

3000万年前、オトノキ帝国のとある館にて

領主「奴隷ちゃん、ちょっといい?」

奴隷「?」

領主「最近はまっている黒魔術でね、おもしろいものがあったの。」

奴隷「だから...私に被検体になれとおっしゃるのですか?」

領主「そうそう♪他の子とはちがって話がわかる、いいこだね♪」

奴隷「えへへ....//」

領主「さてと、こっちへおいで♪」

奴隷「はい、ご主人様のお役に立てるよう頑張りますっ!」

-2999万9999年前と数時間前-

領主「....」パンッパンッ

奴隷「う...ぁ...」ビクッビクビクッ

領主「....」ヌポッ

奴隷「はぁ...//」ドロリ

奴隷「...領主さまぁ...//」

領主「....良く聞いて、奴隷ちゃん。」

領主「いまから貴女には、未来に飛んでもらうよ。」

奴隷「未来...?」

領主「うん。そこで、平和に暮らして欲しいの。」

奴隷「なんで?」

領主「...貴女は今、子供は何人いる?」

奴隷「みと、しま...二人だね!」

領主「...そう、二人。」

奴隷「それがどうしたんですか?」

領主「本当は、そんな小さいころから赤ちゃんなんて産めないの。」

領主「こんな汚れた世界じゃなく、綺麗な...そう、海にいけばいいかも?」

奴隷「..もしかして、領主さまと別れなきゃいけないの?」

領主「...そうね。」

奴隷「そんなのやだよっ!」

領主「..私だって嫌だよ...。」

奴隷「...じゃあなんで!」

領主「...チカちゃん。」

奴隷「ちか...?」

領主「そう、それが貴女の名前。」

チカ「....うん」

領主「無事に伴侶を見つけて、家庭を築けたら、この汽笛をならして?」

領主「...きっと、迎えにいくから。」

領主「あと、二人はもう未来に送っておいたよ。」

チカ「...わかりました、ご主人様。」


領主「本当はわたしだって....送りたくないよ...」



2999万9998年前

診療所の娘「じゃあこれ。長旅になると思うから、肌身離さずもっているのよ?」

猫「ニャー」

金髪の娘「チカァ...」シクシク

袴姿の娘「ここは、涙をこらえて送りましょう...。」

農家の娘と女王の娘「「こっちは準備オッケーです!」」

チカ「では、いってきますっ!」

領主「うん、ファイトだよっ!」

幼女「チカ、頑張るのよー!」

怪しい女「いっくよー!はーいっぷしゅうぅぅぅぅぅぅっ!!」

-現代-

チカ「いたっ....ここは...家?」

千歌「イテテ....」

千歌「...え?」

チカ「ど、どうも!チカと申します!」

千歌「な、なんか千歌と似てる!?」

チカ「....何語だろう。ぜんぜんわかんない...」

チカ「...あ、確かこんなときはあれを食えと...」ガサゴソ

チカ「ほんやく婚約?」

チカ「まぁ、いっか」ハムッ

千歌「..なにたべてんだろ」

チカ「ごっくん....」

千歌「あ、あのー?」

チカ「お、わかる!」

千歌「お、おおー...」

-------------------------------------

千歌「...なるほど。」

千歌「だから、その....布着だけなんだ。」

チカ「はい、これはセックスーツといって、性行為に特化した服なのです!」

チカ「あ、そろそろ宿探さないと。」

千歌「あ、じゃあうちに泊まる?旅館だし。」

チカ「...お金ないです。」

千歌「...じゃあ、体で払ってもらうかな?」

チカ「...えっ」

千歌「....あ、違う違う!お店で働いてもらうって意味で...」

チカ「あ、働くんですか。」

チカ「売春宿なんですか?」

千歌「ちっがーーーう!!」

千歌「ビッチなの!?」

チカ「はい」

千歌「淫乱なのっ!?」

チカ「はい」

千歌「変態なのっ!?!?」

チカ「はい。」

梨子「...千歌ちゃん、めっちゃ響いてるよ。」

梨子「...え?千歌ちゃんが二人!?」

チカ「あ、どうも、チカと申します!」

千歌「...もう、取りあえず泊まっていってよ。」

チカ「...あ、はい。」



-夜-

千歌「...」

チカ「むにゃむにゃ...」スゥ...スゥ...

千歌「..ごめんっ!」ガバッ

-朝-

チカ「...ありがとうございました。」ゲッソリ

千歌「ううん、別にきにしないでいいよ♪」ツヤツヤ


チカ「....さーて、なにしよう?」

安価↓

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