〜部室〜


ｶﾞﾁｬ「ﾄﾞｱ」

凛「やったー！いっちばん乗りー」ﾌﾌﾝ

棚「放課後，部室へと真っ先に向かってきたのは星空凛であった．どうやら早速，練習着に着替えるみたいである．」

凛「ﾘﾝﾘﾝﾘﾝｶﾞﾍﾞｰ」〜♪

棚「のりのりである．」

凛「あれ〜？」ｶﾞｻｺﾞｿ

凛「あちゃ〜，忘れて来ちゃったにゃー」ｶﾞｯｸｼ

棚「どうやらハーフパンツを忘れたみたいである．」

凛「どうしよ．今日，体操着も持ってきてないし．．．」ｼｭﾝ

棚「どうやら私の出番のようだな．．．ふんぬ！！！」


もわわわわわわ


凛「うわ！！煙にゃ！！火事にゃ！！」ｹﾞﾎｹﾞﾎ

棚「少々やりすぎたようである．」

凛「だ．．．だれか．．．ﾀﾞﾚｶﾀｽｹﾃﾆｬｰ！！！」


ボンッ


かよちん「ﾁｮｯﾄﾏｯﾃﾃｰ」

凛「うわわわ」

かよちん「呼びましたか？」

凛「あれ？かよちん？」

かよちん「いいえ，”にこちゃんの私物置きと化した部室の棚の精霊”です！！！」

凛「え．．．でも」

かよちん「精霊です！！！！」ﾌﾝｽ

凛「あ，はい」

棚「こうなったときの小泉花y．．．かよちんは強情なのである．」

かよちん「それで，私の助けが必要だったりしちゃったりします？」

凛「う，うん．．．練習着の下を忘れちゃって．．．」ｴﾍﾍ

かよちん「ふむふむ．だから着替えるものがなくて下着だけなんですね．」ｼﾞｯ

凛「〜〜〜〜！？///」ﾊﾞﾊﾞｯ


棚「説明しよう．星空凛はパジャマを脱ぎ捨ててから着替える服を探すタイプなのである．」


凛「もう〜///そういうことはもっと早く言ってほしいにゃ///．．．み，見た？///」

かよちん「いいえ，ねこちゃん模様のかわいらしいパンツは見ていませんよ？」

凛「うにゃ〜〜〜〜〜〜///」

かよちん「ふぅ．．．」

棚「ふぅ．．．」

凛「もうお嫁にいけないにゃ．．．」ｼｸｼｸ

かよちん「ところで，練習着のことですが」

凛「あれ？無視かにゃ？」

かよちん「この棚の上をご覧ください．」

凛「んん．．．あれは？？」


ダンボール（NICO）


棚「説明しよう．あれは矢澤にこの私物が入ったダンボールである．」


かよちん「あの箱の中に，にこちゃんが１年生のときに使ってた体操着が入っています．」

凛「なんで，かよちんがそんなこと知ってるのかは聞かないでおくにゃ．」

かよちん「〜♪」

棚「ほらよっ」


ドスンッ


凛「うわっ，ダンボールが勝手に落ちてきたにゃ！！怖いにゃ！！にこちゃんの呪いにゃ！！」

ﾇﾜｧﾝﾃﾞﾖ!!

凛「？」ｷｮﾛｷｮﾛ


かよちん「凛ちゃん，中を確認しよ？」

凛「う，うん」

棚「おそるおそる箱を開ける星空凛．その箱の中には果たして．．．」

凛「あったーーー！！これで練習できるーーーって，くっせーーーーーーーーにゃあああああああ！！！！」ﾎﾟｲｯ



体操着(NICO)



かよちん「きゃあああ，凛ちゃん！！！こっちに投げないでよ〜〜〜〜！！！」ﾎﾟｲｯ



体操着(NICO)



棚「矢澤にこは，洗濯していない体操着を俺の上に放置して帰ったのである．．．って，くっさ！！」ﾎﾟｲｯ



体操着(NICO)



ｶﾞﾁｬ「ﾄﾞｱ」


にこ「．．．」

凛かよちん棚「「「あ．．．」」」



にこ「うわああああああ，にこに〜〜〜おうちかえる〜〜〜〜〜〜」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

凛「．．．」

かよちん「．．．」

棚「．．．」



体操着(NICO)ﾌﾟｩ~ﾝ


凛「って，にこちゃん，これ持って帰るにゃ〜〜〜〜〜〜！！！！！」