美希「おはようなのー！」

翼「………………ぅ」

美希「……あれ？　翼？」

翼「…………あっ！　美希先輩！　おはようございます！」

美希「ひっ！　え、つ、翼……？」

翼「美希先輩……？　どうしたんですか……？」

美希「だ、誰か！　誰か早く来るの！　助けるの！」

翼「ねーねー？　美希せんぱーい？」

美希「翼は早くそれ離すの！　止めるの！」

翼「わー☆　美希先輩が私のこと考えてくれてる！　うれしいなっ♪」

美希「はぁ……はぁ……なんなのなの……もう……」

翼「美希せんぱーい？　どこですかー？」

翼「美希せんぱーい……どこぉ……ぐす……」

美希「すぴーなの……ぐっすりなの……」zzz

翼「美希先輩！　美希先輩いた！　美希先輩美希先輩っ！！」ゆさゆさ

美希「やめてなの……ミキ眠いの……後にしてほしいの……あふぅ……」

翼「え……美希先輩……？　私のコト嫌い……？」

美希「すぴーなの……」

翼「…………」

-

翼「ねえねえ美希せんぱーい、みてみて～♪」

美希「もーうるさいの……なんなの……？　翼……翼！？」

翼「美希先輩～どうですか？　これ……」

美希「あ……また真っ赤なの……」

翼「美希先輩見てくれた～！　どお？　綺麗？」

美希「やなの……赤いのやなの……」

翼「えー？　私のおめめと同じ色、嫌いなんですか……？　怖くないのに

……」

美希「真っ赤なのはやなの……近づけないで……」

翼「目をそらさないでくださいよ～ほら、綺麗！」

美希「あああああ！」ばっ

翼「あっ……美希先輩待って……」

翼「美希先輩逃げちゃった……」

翼「美希先輩のアホ毛もぐもぐ！」

美希「わーっ……って何するの」

翼「美希先輩の味がするー！　しあわせー！」

美希「ありがとなの！　お返しに翼のアホ毛もぐもぐする……わけねーの

、意味わかんねーの」


翼「……未来はしてくれたのに」

美希「え」

翼「美希先輩がいらないならアホ毛切っちゃいます」

美希「え、えーっと……も、もぐもぐはしないけどなでなではしてあげる

の！　な、なでなで！」

翼「わあ！　美希先輩のなでなでだ～♪　えへへ♪」

美希「よ、よかったの……」

翼「美希せんぱーい！」

美希「眠いの」

翼「あっ、じゃあ一緒に寝てもいいですか！？　だめぇ？」

美希「えー……いやｎ」

翼「………………」

美希「嫌じゃないの……」

翼「やったあ！　美希先輩と一緒に寝るの初めて！　わたしうれしいなあっ　　したくなっちゃう！」

美希「ひっ……最後のはダメなの」

翼「美希先輩～早く寝よ♪」

翼「おはようございま～す！　美希せんぱーい！」

翼「……美希先輩？」

未来「あっ翼！　きょう美希ちゃんオフでどっか行くらしくておやすみだよ！」

翼「…………ふーん」

未来「？」

翼「……なんで未来はその情報知ってるの？」

未来「え？　なんかいつもはソファーで寝てる美希ちゃんいなかったからプロデューサーさんに聞いたら教えてくれたよ」

翼「………………」

翼「なんでわたしには教えてくれなかったの……？」

翼「やっぱりわたしのコト嫌いなのかな……」

翼「やだ……いやだ……無視しないで美希先輩……」

翼「わたしのコト嫌いにならないで……うう……ぐす……」

未来「よくわかんないけど美希ちゃんは翼のこと嫌いじゃないと思うなーって」

翼「でもぉ……わたしにはなんにも言われなかったよ……？　絶対どうせもいいって思われてる……」

未来「そんなことないと思うけど……あ、電話して聞いてみたら？」

翼「美希先輩のおでかけの邪魔にならないかな……」

未来「大丈夫だよ～絶対大丈夫！」

翼「でも美希先輩いつもわたしのこと邪魔って言ってるし……ほんとに邪魔って思ってたら……」

未来「ぽぱぴぷぺ……ぷるるるるる」

翼「未来なに電話かけてるの！？」

未来「え？　ダメだったの？　あ、電話つながった……もしもし美希ちゃん？　うん、あのね、翼が……うん……あ、翼に変わるね！」

翼「え、ふぇ、あ、あう、う……美希先輩……美希せんぱいぃ……えっと……その……わたしのコト、嫌い……？」

翼「美希せんぱい……わたしのコト嫌いじゃないですよね？　わたしのコト邪魔って思ってないですよね？」

翼「美希先輩……」

翼「！　ほんと！？　わたしのコト好き？　えへへ♪」

翼「よかったぁ……」

翼「え……めんどくさい……？」

翼「み、美希先輩……わたし、嫌……」

翼「そんな……うぅ……美希先輩……受け入れてよぉ……」

翼「受け入れてくれるんですか……？　ホント……？　わ……♪」

翼「こんど一緒にお出かけ！？　二人きりですよね……？　わあい！」

翼「美希先輩大好きです！　明日会えますよね……？　えへ♪　さよーなら♪」

未来「……解決なのかな？」

翼「美希先輩美希先輩～ねえ～美希先輩の髪切ってわたしとおんなじ髪型

にしませんか？」

美希「嫌なの」

翼「カッター持ってきたから切りますね！」

美希「ひっ……やなの……」

翼「すぐ終わらせるのでじっとしててくださいね！」

美希「いやなのいやなのいやなのこないでこないでこないでこないでこな

いで」

翼「…………そんなに嫌ならやめます」

翼「わたしの髪が伸びるまで美希先輩髪型変えないでいてくださいね？」

美希「待つのだからそれは見せないでほしいの捨ててほしいの」

翼「はぁい」

翼「美希せんぱいちゅー♪」

美希「は？　いらねーの」

翼「ひどーいわたしの存在はもらってくれたのにちゅーはもらってくれないんですかー？」

美希「翼と付き合った覚えはないの」

翼「じゃあ今から美希先輩はわたしのカレシ♪　えへ♪」

美希「意味わかんねーの……でもたまには……」

翼「！？　たまには！？」

美希「やっぱり翼のカレシになったらもっと残念になりそうだからやめとくの」

翼「ふえーん美希先輩ひどい……」

美希「あ、今度のおでかけはどこいくのなの？」

翼「それは美希先輩のおうちに……」

美希「……えー」

翼「だめぇ？」

美希「まあいいの、でも荒らしたらすぐ追い出すの」

翼「ほんとですか！？！？！？！？！　やった♪　また　　したくなっちゃう！」

美希「やれやれなの」

寝寝寝

げんか

ごめさい