ときメモ2主人公「剣道師範の道へ進んだ」【ときメモ2SS】 (116)

需要あるかわからんがときめきメモリアル2のSSです。

1999年、PSソフトとして発売

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1521712526

俺は、時目喪二郎(ときめもじろう)。高校時代、剣道でインターハイを制し、卒業後は剣道の師範として子供たちに剣の道を指導している。

高校卒業してすぐに道場を開き、今年でもう10年目だ。

インターハイを制したときの名声もあり、当時は名門道場として知られ、その名残は今も残っている。



二郎「よし!今日も一日がんばろうぜ、純」

純一郎「おう。期待してるぜ」

二郎「あぁ」

二郎(ここ、「ひびきの館」は創立10年目の剣道の道場で、門下の小学生は20人を超える。剣道場にしては多い方だ)

二郎(俺はこの道場の経営者で、同期の「穂刈純一郎」と共に指導者として子供たちに剣を教えているんだ)

二郎(純一郎こと「淳」は、俺が高校でインターハイを制したとき、副将として俺を支えてくれた相棒だ。俺が道場を開きたいといったとき、ついてきてくれた大切な友達だ)

二郎(俺には、剣道しかない―――)


純一郎「今日は小学校低学年の部だけだから、指導はそこまで苦じゃないな」

二郎「そうだな、技術的な指導はそこまでしなくていい。基本的な動作のまとめが主だな」

純一郎「そうだ、匠と光ちゃんの子供も来るんだよな、今日」

二郎「あぁ……今日だったか」

純一郎「まさかあの匠と光ちゃんの子が剣道を始めるなんて思ってもみなかったぜ。どっちかというと外のスポーツを選ぶと思っていたからな」

二郎「まぁ、光の子だからな……」

光、という名前を聞いて、俺は少しだけ憂鬱な気分になった。

純一郎「名前は確か、「陽光」ちゃんだったか?」

陽光と書いて、日差しちゃんという。匠の苗字が坂城だから、「坂城陽光」ちゃん。女の子だ。

二郎「そうだったな、確か……」

俺は胴着に着替えながら、純とそんな話をする。

心は穏やかではない。

俺は、その「陽光ちゃん」の母親が原因で、高校時代に失恋をしたのだから―――

俺の人生28年、一度も彼女ができたことがない。

高校時代に彼女ができそうだったのだが、できなかった。告白されなかったのだ。

その高校時代に仲のよかった女の子との仲を引き裂いたのが、陽光ちゃんのお母さんで、俺の幼馴染の光だった。

純「お前、光ちゃんのこと、まだ根に持ってるのか?」

二郎「いや……そんなつもりはないんだ」

純「もう10年も前だ、俺としてはこれからのために、早く割り切って欲しいんだけどな」

二郎「………」

純は、精神的にも強い男だ。こういう時はすぐに立ち直ることができるだろう。

純も高校時代。女関係で挫折している。好きだった女の子が突然転校したからだ。

だが、今こうして結ばれて、結婚までしている。

いかに強い男ということは承知なのだが、心のどこかで「こいつに俺の気持ちはわからない」と思っていることは事実だった。

おじゃましまーす


という声が聞こえた。どうやら誰か来たみたいだ。

これが、元からいる門下生ならどれだけ気持ちが楽だっただろう。

純「おっ、光ちゃんと匠だ」

二郎「………」

俺は、せめてもの空元気で、光と会う時は普通に接してきたつもりだ。

向こうも、当時のことは忘れているだろう。

俺の母校は、「ひびきの高校」という高校で、ひびきのにはある伝説があった。

卒業式の日、「伝説の鐘」の鳴っている中告白してできたカップルは、永遠に結ばれる」という夢のような伝説である。

その伝説を真に受けた女共は、卒業式の日に告白を実行するのである。

そして、卒業直前で、当時幼馴染で同級生だった光が「爆弾」を爆発させた。

俺に冷たくされたと周りの女の子に言いふらしたのだ。

それを真に受けた俺の「大好きな人」は俺から離れていった―――

純はそれを知っている。何度も純に相談していたからである。

光はそれを知らない。本人にとっては「悪いことをした」という気持ちもないのだろう。

女なんてそういう生き物だ。

そして本人はちゃっかり俺のもう一人の親友「匠」と付き合っている。皮肉なものだ。

光「純くん!久しぶり!」

純「やあ、相変わらずだな。光ちゃん」

匠「やあ純、悪いな。今日からうちの子もよろしく頼むよ」

二郎「………」

俺は、純のすぐあとから2人の様子を見た。

光「あっ!二郎くん!この間ぶり!」

二郎「おう。この間はありがとうな、光も匠も。応援に来てくれて」

つい先月。社会人剣道大会があった。全国規模のもので、俺と純は30歳以下の部で、県の代表として試合に出ていたのだ。

それを聞いた高校時代の友人の光と匠も、応援に来てくれた。

こなくてもよかったのに。

匠「しっかし驚いたよ。お前、決勝戦であんな鮮やかに試合を決めちまうなんてな」

二郎「まぁな。相手が上段に弱い相手で助かったよ」

その大会は団体戦で、俺は大将だった。

先鋒、次鋒、中堅、副将、大将の5人で形成される団体戦メンバーは、単純に「5人勝負」なのだ。

その5人がそれぞれ敵の同ポジションと勝負し、勝ち数の多かった方が勝利。単純な形式である。

大将戦の前、2勝2敗だったが。俺が大将戦を下し、うちの県は優勝した。

光「その試合をみて、この子すっごく感動したみたいでさあ」

光「二郎くんみたいになりたいって聞かないんだよ!」

光の後ろに小さな影がある。

光に似て赤髪の、それでいて少し日焼けした、かわいらしい女の子だった。

引っ込み思案なのだろうか。光の後ろから出てくる気配はない。

光「こーら、いつまで隠れてるの!、陽光」

光にそう言われて、初めて陽光ちゃんが顔を出す。

とてもかわいらしい女の子だ。

髪が長くない、小学校時代の光のように、まるで太陽のような―――

陽光「は、はじめまして……よろしくおねがいします……」

純「あぁ、よろしくね。陽光ちゃん。俺と、こいつがここの先生だ」

二郎「よろしく。陽光ちゃん」

陽光ちゃんは、俺と純の受け入れる声を聞いて、少し安心したようだった。光の後ろから出てきた。

純「今日はどうするんだ、2人とも。もちろん練習を見ていくんだろ?」

光「もちろん!小学校に上がったばかりの娘の晴れ舞台だもん!」

匠「俺はこれから仕事があるんだけどなぁ」

二郎「まぁ、ゆっくりしていってくれ。まずは、着替えの仕方から教えてあげないとな。陽光ちゃん」

陽光「きがえ……?」

二郎「あぁ。剣道は洋服じゃできないんだ。こっちにおいで。お母さんも」

光「はーい」

陽光「うん!」

新しい小学校低学年用の胴着を出しに行く時、陽光ちゃんは俺の隣に来た。

まるで擦り寄るかのように、媚を売るかのように。

光「あっ、もう、陽光ったらもう二郎くんに懐いちゃったの?」

陽光「えへへ……」

二郎「………」

にこっと笑いかける陽光ちゃんに、俺も笑みを返す。

小学校に入学したての女の子にとって、圧倒的な力で勝利した俺はそんなにもかっこよかったのだろうか。

先鋒だった純も同じように勝利していたが、何か違いがあるのだろうか。

二郎「ほら、これが陽光ちゃんの胴着と袴だよ」

陽光「わぁ……!」

光「よかったね、陽光」

陽光「うん!!」

白の胴着と、紺の袴。これがうちの道場で販売している「稽古着」だ。

胴着と袴には専用の着替え方というものがある。

女児に新しく着替え方を教える場合、たいてい純の嫁が来てくれて、着替え方を指導してくれた。

しかし、彼女は今日用事があるらしく、どうしても道場のほうへ顔を出せなかった。

だから、着替え方の指導が非常に難しい。

陽光ちゃんも、最初こそ顔を輝かせていたが、いざ胴着を広げてみたら、どうしたらいいかわからないようだった。

二郎「よし!いまからお母さんに、着替え方を教えるから、お母さんと一緒に着替えができるようになろうか!」

陽光「おかあさんと?」

陽光「いや!」

光「え……?」

二郎「え……?」

俺も光も、全く同じ反応を示した。

全くの予想外の言葉だったからだ。おそらく、光も同じだろう。

陽光「ひざし、せんせいときがえる!」

二郎「え?」

光「先生と着替えたいの?陽光?」

陽光「うん!」

光と変わらない、かわいらしい無邪気な顔で、陽光ちゃんは返事をした。

光「うーん……」

当然の反応を、母親は示す。自分の娘の着替えを、幼馴染とはいえ他の男にさせるのだから。

陽光「まま、だめ?」

光「うーん、二郎くんならいいかな!」

二郎(いいのか)

陽気「わーい!やった!」

光「私が着替えを教えるより、プロが教えたほうがいいもんね!」

二郎「ははは、でも光も覚えてくれよ。家で着替えてくるには光が手伝いをするんだから」

光「はーい!」

陽気「せんせー!はやく、はやく!」

俺は小学生たちの先生だが、10年間一度も女の子に着替えの指導をしたことがない。

男の子の着替えの指導は何度もしたことがあるから、できないことはない。

しかし、今のご時世、お母さんも最低限の警戒はしているのだ。うちの娘でよこしまなことを考えないか、ということを

二郎「じゃ、じゃあ陽光ちゃん、まず最初に、胴着から着替えよか」

陽光「うん!」

あまり広くない教師用更衣室に、俺と光と、小さな女の子が3人。

俺「陽光ちゃん、ますは上のお洋服と下のスカート、全部脱ごうか」

陽光「はい!」

陽光ちゃんはてきぱきと着ている服を脱いだ。

光の日々の教えがいいのだろう。陽光ちゃんはすぐに洋服を脱いだ。

二郎「………」

目の前には、上半身が裸で、下半身はパンツだけの女の子。

パンツはかわいらしいピンク色で、小学校低学年の女の子にしてはやや大人びているかもしれあい。

俺は幼女趣向ではないが、つい、みとれてしまった―――

陽光「せんせー?」

二郎「あ、あぁ、じゃあはじめようか」

陽光ちゃんの小さな身体はとても綺麗だった。

少し薄黒い肌。日焼けではなく、地黒だったのだ。

腕やお腹は、みるからにぷにぷにしていて、とても柔らかそう。

足はとてもスラっとしていて、ひざ下の光沢がすごく綺麗だった。

太もももとても柔らかそうで、性欲をそそるような脚だ。

そして、全く発達していない胸に、ピンク色の乳首―――

二郎(これは……)ゴクッ

俺は、光の存在を忘れ、勃起していた―――

俺は女の子の裸を見たことがない。

それが、こんな形で見ることができるとは思わなかった。

二郎「じゃ、じゃあはじめるね。まずは、胴着にそでを通して」

陽光「こう?」

二郎「そうそう!羽織るような感じ!」

陽光ちゃんのかわいらしい乳首が胴着で隠れてしまった。しかし、すぐにお目にかかることができる。

二郎「その胴着の中に、紐が2つあるでしょ?陽光ちゃん、ちょうちょ結びできる?」

陽光「ちょうちょむすび?」

光「ごめん、教えてないんだ」

二郎「そうなんだ。じゃ、俺がやってあげるから、覚えてね」

陽光「うん!」

俺は、胴着の中に手を伸ばす。そして、心なしか顔を少しだけ近づけた。

胴着に隠れた陽光ちゃんの乳首をじっくりと観察するためだ。

俺の興奮は、果たして隠すことができているだろうか。それほどまでに、目の前に広がる素敵な光景に夢を膨らませていた。

胴着の中紐を結ぶ際、俺の指を少しだけ陽光ちゃんのお腹部分に触れるように結んだ。

少ししか味わえない感触。でも、とてもふっくらしているそのお腹を触るのは、すごく気持ちがいい。

陽光ちゃんは幼いからきっと「セクハラ」とは思っていない。

陽光ちゃんの裸を凝視している俺を、光はどう映っているのだろうか。

それとも、気づいてないのだろうか。

二郎「じゃ、じゃあ次は袴だね……」

二郎「陽光ちゃん、足を上げて……」

陽光「はい!」

陽光ちゃんが足を控えめに上げる。袴を通すためだ。

このままその綺麗な足を通してしまうのは勿体ない。

二郎「ひ、陽光ちゃん。袴の着方のコツを教えてあげるよ」ハァハァ

陽光「きがえかたのこつ?」

二郎「う、うん……足、貸して?」

陽光「どーぞ!」

陽光ちゃんが左足を差し出す。まごうことなき生足で。少しだけ黒いその綺麗な足は、俺がいままでに見たどんなものよりも美しかった。

二郎「ゴクッ」

俺は生唾を飲み、陽光ちゃんの足を両手で触る―――

二郎(すべすべだ……気持ちいい!柔らかい!)

俺は、陽光ちゃんの左足を持ちながら、光にばれないようにサワサワと小さく動かした。

本当に気持ちがいい。これが、女の子の足なのだ。肌なのだ―――

光「………」

ここで、光の怪訝そうな顔を見せる。

光の顔は怖くて見れない。しかし、その視線には気づいていた。

二郎「これをこうして……」

俺は、身体を陽光ちゃんの近くまで持っていき、陽光ちゃんの足を持って袴の袖まで通す。

陽光「んっ、せんせい、くすぐったぁい」

可愛らしい声で陽光ちゃんが言う。少しだけ笑っていて。まるで語尾にハートがつけられるような声だった。

光「じ、二郎くん……」

二郎「つ、次は右足だね。右足は自分でできるかな?」

陽光「うん!!」

若干勿体ないとおもいつつ、光が自分に問いかけたとこで少しだけ我に返った。

右足だけは自分でさせることによって、光の視線をなんとかごまかそうとしたのだ。

二郎(あぁ……陽光ちゃんの足が隠れる……)

俺は、陽光ちゃんの脚を袴が隠すまで、凝視し続けた。

こんな綺麗なものは一生見られない。そう思ったからだ。

陽光ちゃんのかわいいピンクの下着が、最後の砦のようだった。

陽光ちゃんが袴を持ち上げるスピードは早いが、俺は最後の瞬間まで集中して着替えを見ることで、スローモーションで着替えをしているかのように脳内で修正した。

剣道をやっている瞬発力が関係していたのだろうか。

二郎(陽光ちゃんのパンツが……あの中は、どうなっているのだろう……)

妖美な(俺にとってはそう思えた)パンツが全て隠れてしまう。

陽光ちゃんは、次の俺の指導を待っている。

二郎「よくできたね、じゃ、次は袴を結ぼうか」ナデナデ

陽光「うん!!」

光「………」

陽光ちゃんの頭を撫で、俺は言った。曜子ちゃんも嬉しそうだった。

そして光は、高校時代に爆弾を抱えたときに見せた下校時間の表情なんかよりもさらに冷たい目を、俺に向けていた気がした―――

今日はここまで。

ついさっきときメモしてたらこいつの爆弾のせいでバッドエンドだったわ。
ときメモ好きとロリコンは保守よろしく。

自演保守

その後の練習は非常に楽なものだった。

月曜日と水曜日は小学校低学年の部である。そして今日は、月曜日。

ちなみに火、木は小学校高学年、土曜日は合同稽古だ。

平日は17時から3時間。休日は14時から3時の稽古である。

俺は純と2人態勢の時は、小学校低学年の子たちの中でもまだはじめたばかりの子を受け持っている。

従って、陽光ちゃんは俺の管轄で稽古するのだ。

二郎「そうそう!いい子だね、陽光ちゃんは」

陽光「えへへ、ありがとう!せんせー!」

まだ礼儀作法しか教えていないが、まじめに取り組む陽光ちゃんはとてもかわいらしかった。

そして、俺はそんな陽光ちゃんの体ばかり見ていた。

とはいえ、剣道は非常に露出の少ないスポーツである。

せいぜいほんの少しの腕と、足先くらいしか見ることができない。

だから俺は、なるべく陽光ちゃんの足先をガン見しながら、指導の際に体に触りまくった。

陽光ちゃんにとって俺は「憧れの人」だ。多少いやらしい触り方をしても許される。

そして、稽古が終わった。

二郎「では、ありがとうございました」

低学年代表「礼!ありがとうございました!」

みんな「ありがとうございましたー!」

二郎「ふぅ、今日も一日終わったぞ」

陽光「せんせー!!」パタパタ

二郎「やあ、陽光ちゃん、はじめての稽古、どうだった?」

陽光「たのしかったよ!せんせいやさしい!」

二郎「へへへ、そうかそうか」ナデナデ

陽光ちゃんが俺の胴着のすそを引っ張りながら話すから、俺はその小さな綺麗な手をナデナデした。すごき触り心地がよく、俺はまた勃起した。

陽光「ママとパパのとこにいこー!」

二郎「うん」

純「よぉ、二郎、陽光ちゃん」

陽光「せんせー!」

匠「ははっ、純にも懐いたな、陽光」

二郎「すごくいい子じゃないか。きっと強くなるよ」

匠「なーに言ってんだよ、そんな基本の動作でそんなことわかんのか?」

二郎「まぁな」

本当はそんな甘いものではない。剣道の基本動作は出来るに越したことはないが、イコール強いではない。

光「………」

光の視線は痛い。先ほどの更衣室の視線は杞憂ではなかったのだ。

陽光「二郎せんせー大好きー!!」

さっきまで純と匠のところへいた陽光ちゃんがいつの間にか俺のところへ戻ってきていた。

そして、純や匠、陽光ちゃんからは感謝の目を。光からは軽蔑な目線を貰いながら帰った。

二郎「ふぅ……」

二郎「しかし、陽光ちゃんか……」

二郎「陽光ちゃんの裸、綺麗だったな……」

二郎「はぁはぁ、陽光ちゃん……」

俺は、いままでに見たことのないような裸を、自宅に戻ってから再び想像していた。

二郎「これから陽光ちゃんを指導できる……」

二郎「きっと、懐いてる……」

二郎「セックスできないかなぁ」シコシコ

セックスへのあこがれはないことがない。しかし、剣の道を究めることで自分をごまかしていた。

二郎「このちんこを、陽光ちゃんのちっちゃなまんこに……」シコシコ

二郎「考えただけでも興奮する……」シコシコ

二郎「陽光ちゃんのおっぱい、かわいかった。あの乳首にちんこを擦り付けたらどんなに気持ちいいだろう」シコシコ

二郎「陽光ちゃんの綺麗な太もも……顔を埋めて舐めまわしたいよ…絵tン」シコシコ

二郎「陽光ちゃんの小さな足……あの足で剣道の「踏み込み」みたいにちんこを踏まれたら、最高だろうな」シコシコ

二郎「あー出るっ!!」ドピュッ

二郎「はぁはぁ、教え子で[田島「チ○コ破裂するっ!」]してしまった」

二郎「ふぅ……明日は火曜日だから陽光ちゃんと会うことはできないな……」

二郎「でも、高学年の女の子は発育いいから、きっとまた違った良さがあるはずだ」

二郎「もう寝よう。別に陽光ちゃんじゃなくてもいいから誰か女の子とセックスしたいな」

二郎は眠りについた。

今日をきっかけに、彼はロリコンへの道を自ら開放した。

そして、光に対する嫌悪感はいつの間にかなくなっていたのだ。



坂城家

陽光「すやすや」zzz

匠「ふふっ、こいつ、ぐっすりだな」

光「う、うん……」

匠「陽光の奴、二郎にべったりだったね。昔の光ちゃんみたい」

光「ねぇ……あなた、そのことなんだけど……」

光「二郎くん、今日なんかその……怪しくなかった?」

今日はここまで
田島「チ○コ破裂するっ!」って何ww

メール欄にsageね。ありがとう。
ときめも2ファンとして20年経ってもまだまだプレイされているのは嬉しいね。



匠「え?怪しいって何が?」

光「えっとその……なんていうか……」

光「陽光を見る目線というか……」

光「なんか、いやらしい目で見てなかった?匠くんから見て」

匠「ぷっ!あはははははは!さすがにないよそれはwwwwwwwwww」

匠「あいつの異性に対する鈍感さは光ちゃんだって知ってるだろwwwwwwましてや6歳だぜwwww陽光はwwwwww」

光「で、でも!二郎くん、陽光に着替え教えるときいやらしい手つきで触ったりしてたし!」

光「足なんかめっちゃサワサワしてたよ!!」

匠「気のせいだよ気のせいwwwwちょっと指導に熱が入ったんだよwwあいつはそういう奴さwwwwww」

光「………」

光が怪しいと感じたことを、匠は聞き入れなかった。

匠「気のせいさ、気のせい。光ちゃんだって二郎の奴がそんな奴じゃないって、一番わかってるだろ?」

光「それは……そうだけど……」

光は心配そうに陽光を見た。幸せそうな顔で眠っている。

次の日―――

俺と純はいつもと変わらず、高学年の子たちの指導をしていた。

昨日と違い、陽光ちゃんがいないのが残念だ……

現在、この道場には「高学年」と呼ばれる子たちは11人。うち3人はまだ始めたばかりのなので、俺が稽古をつけていた。

純が主な技術指導を行い、俺は土台となる基礎稽古が担当なのだ。

実力としては俺のほうが純よりも上なのだが、我が道場の理念に沿って、土台をしっかりとさせる魂胆があった。

従って、俺が基礎稽古を担当している。

そして、その基礎稽古では「素振り」「すり足」といった基本動作を指導がメインである。慣れてきたら面や籠手を付けて実戦といった形だ。

つまり、素振りでは「腕」を、すり足では「足」を、入念に触ることができるのである。

俺が受け持つ3人の中で、女の子は1人。俺はその女の子のすり足指導の際には、これでもなってくらい足を触り指導をした。

やはり女の子の足は最高だ。すごくスベスベしていて、俺は常に勃起していた。

二郎(あぁ……直美ちゃん(自分が指導している子)の足、綺麗だな……)

二郎(スラっとしてスベスベな足のコウに、光輝いている足の指、柔らかい足の裏……)

二郎(もう最高だぜ!)ビンビン

足先は、露出の少ない剣道着で唯一露出している「普段見えない場所」だ。

それが逆にものすごくエッチで、性欲をそそるのだ。

俺は女の子の身体は全部好きだが、特に足の魅力に浸かっていった。

二郎(あぁ……直美ちゃんの足、舐めまわしたい……)

二郎(ちょっと頼んでみようかな……足くらいなら許してくれるかもしれない……)

二郎(俺のちんこなんか踏んでくれたりしないかな……)

純「おい」

二郎「!!?」

純「こっちはそろそろ休憩にしたから、お前のところもそろそろキリつけてくれ」

二郎「あ、あぁ。すまない」ビンビン

二郎(よし!休憩時間に女児とコミュニケーションを取るぜ!)


その日の夜も、俺は門下生のかわいい女の子で5発抜いた。

うちの道場にはかわいい子が多いし、高学年にもなると大人びた女児もいて、非常にエッチなのだ。

主に足で踏まれる妄想を楽しみ、ひたすら[田島「チ○コ破裂するっ!」]した。


その頃―――


陽光「まま!明日けんどーの日だよ!二郎せんせーに会えるね!」

光「うん、そうだね……」

陽光「まま元気ないー?」

光「そ、そんなことないよ!陽光の頑張り、たくさんみたいからね」

匠「明日俺はいけないよ。光ちゃん。経営してるホストクラブに顔を出したいからね」

光「うん、わかった。送り迎えは私がやるね」

陽光「ぱぱもままもがんばれー!」

匠「えへへ、ありがとう!」

光(陽光、いい子だな……)

光(この間の二郎ちゃんは明らかに様子がおかしかった……)

光(陽光の裸を見て、生唾飲んだり、足を執拗に触ったり)

光(偶然、なのかな。匠くんが言うように、指導に熱が入ったのかな……)

光(でも、着替えって、剣道の指導にそんなに関係ないよね……)

光は有名体育大学を卒業しているので、ある程度、スポーツのことは知っている。

学んだ中に「剣道は着替え指導で上達する」なんていうことは学ばなかった。

光(匠くんが言うように、単に指導に手を抜きたくなかったからかもしれない……)

光(でも、万が一、二郎くんが陽光ちゃんを性的な目で見ていたら……)ゾクッ

光(最低……考えたくもない)

光(そうとわかったら、他の剣道場に陽光を移そう……悲しむだろうけど、それでも今よりはマシだからさ)


次の日、ひびきの館にて

陽光「二郎せんせー!」抱きっ

陽光ちゃんが走って道場の中へ入ってきた。そして、そのまま俺へダイブした。

二郎「やぁ、陽光ちゃん!」

二郎「うひょぉおおおおお!!!!!スカートの陽光ちゃんが抱きついてきた!!柔らかいっ!!!いい匂いっ!!!)ハァハァ

俺は、抱きついてきた陽光ちゃんを支えるため、お尻を持ち上げた。そして揉んだ。

光「二郎くん……」

二郎「光も、こんにちは」

陽光「あのね、せんせー!陽光、今日すっごくたのしみだったの!」

二郎「そうなのか!それは先生も嬉しいよ」

光「………」

二郎(やはり、光は俺の行動を不審に思ってるみたいだ。本当に害しかねぇ女だな)

純「なんだ、光ちゃんと陽光ちゃん、もう来たのか?」

陽光「あっ!純せんせい!」

奥から純と純の奥さんが顔を出した。

二郎「あぁ、陽光ちゃんがよっぽど楽しみだったらしい」

光(本当は時間ギリギリに行こうと思ったのに陽光に急かされちゃった……)

楓子「あっ、陽ノ下さん。こんにちは」

光「あ、うん。こんにちは、佐倉さん」

ちなみにこの2人は結婚しているから苗字は変わっているのだが、なぜか昔の苗字で読んでいる。

坂城匠と結婚したから「坂城光」、穂刈純一郎と結婚したから「穂刈楓子」。が、この2人の本名だ。

この2人あまり仲良くなかったからなぁ。

二郎「さ、陽光ちゃん。時間まで先生と遊ぼう!」

陽光「うん!」

光「あっ!ちょっと待って!!」

二郎「ん?」

光「陽光、こっちへおいで、初めて自分で胴着に着替えたんだから、佐倉先生に見てもらおうね」

陽光「えー、せんせいとあそぶー!」

光「だーめ!ママも着替えのお勉強したいから!ね、いいでしょ佐倉さん」

佐倉「もちろん!着替えの指導なら、私もできるモン」

二郎「なんなら俺がやろうか?こないだも俺がやったし」ハァハァ

光「だめっ!」

二郎「!!?」

純(はっきり拒絶されてやがる。そりゃ親からしちゃ嫌だろ……)

佐倉「もう、二郎くんデリカシーないー!」

光「女の子は女の子が責任を持つものだよ!ね、陽光」

陽光「やだー!せんせいがいい!!」

二郎「なぁ、陽光ちゃん、陽光ちゃんは優しいなぁ」ナデナデ

陽光「えへへへ」

純「こらこら、二郎。陽光ちゃんがかわいいのはわかるが、さすがに楓子と光ちゃんに任せておけよ」

純「自分の子供の裸を他の男に見られたくないもんなんだよ」ポン

二郎「くっ、わかったよ」

純にそういわれて、渋々陽光ちゃんを佐倉さんに渡した。同時に、ちんこも萎えていた。

陽光「きがえちゃんとできたよー!」

光「100%できるまで頑張るの!」

佐倉「ふふっ、でも見た感じうまく着替えできてるけど……」

二郎(光め、陽光ちゃん攻略の際には最大の敵になりそうだな)


今日はここまで

現在までの情報

・カップリング
二郎→バッド
匠→光
純→佐倉

・進路
二郎→剣道師範(インターハイ優勝)
匠→ホスト
純→剣道師範
光→有名体育大学
楓子→?

二郎が狙った女の子はいまのところ未定。
だがちゃんとどこかで出したい。

俺がバッドエンド見たときのデータに基づいて作成してる。

オナニー

紛らわしいwありがとう!


そして、今日も稽古が始める。

陽光ちゃんはまだ2日目なので、初日の簡単なおさらいと、竹刀を持って一番基本となる素振りを何種類か集中的に教えた。

小学一年生の陽光ちゃんは非常に筋がいい。同年代の子たちよりも覚えがいいみたいだ。光のいいところを受け継いでいる。

そして、練習が終わった。

稽古が終わった低学年の子は、迎えに来てくれた保護者と一緒に帰っていく。光は陽光ちゃんを早く帰したかったようだが、思わぬトラブルが―――

匠「よぉ、俺も来ちゃったよ」

二郎「おっ、匠じゃないか」

純「お前も来てたのか」

匠「今来たんだよ。やっぱり我が子の活躍は親としては見たいからねぇ」

匠はホストとしての仕事帰りなのか、チャラそうなスーツを着て道場へ入ってきた。保護者でなかったら気分的に出入り禁止にしたいところだ。

陽光「ぱぱー!!」

匠「陽光、今日もがんばったか?」

陽光「うん!ね、せんせー!」

二郎「もちろん!」

光「………」

光(本当は二郎くんから遠ざけるために早く帰りたかったのに)

匠「やぁ、楓子ちゃんも久しぶり!」

佐倉「久しぶり~、匠くん」

純「こうしてひびきのの同級生が揃うのも中々ないぜ」

二郎(俺が光に会いたがらなかったからな)

匠「そうだ!今度の日曜日、俺たち5人でピクニックにでも行こうぜ!俺たちwith陽光みたいな感じで!」

光「!!?」

陽光「ピクニック!」

二郎「マジで!!行きたい行きたい!!」

匠「なんだ、二郎、お前やけに食いつくなw」

二郎「そりゃ俺だって友人との時間は大切にいたいぜ、な、陽光ちゃん!」

陽光「うん!!」

純「いいんじゃないか。俺も久しぶりに酒を飲んで語りたいぜ。な、楓子」

佐倉「もちろん、私も賛成~」

光「こ、今度の日曜日はちょっと急じゃないかな……」

匠「あれ、光ちゃん何か用事でもあったの?」

光「いや……そんなことはないんだけど……」

光(そんなことしたら、また二郎くんが陽光に何かするかもしれないじゃない!匠くんの馬鹿!)

二郎「じゃ、決まりだな」

陽光「やったー!ピクニック!ピクニック!」

純「場所は、中央公園でいいだろ?そろそろ桜のシーズンが終わっちまいそうだ」

光「でも……」

匠「あっ、わかった!光ちゃん、楓子ちゃんのお弁当に負けるのが怖いんだろ~」

光「ちがっ!そんなんじゃないよ!」

楓子「大丈夫よ、陽ノ下さん。私も、お弁当あんまり得意じゃないし~」

光(うーー!そうじゃないのにぃ!!)

二郎(やったぜ!楽しみだ!これで陽光ちゃんがスカートで来てくれたらパンチラチャンスじゃないか!)

匠「俺は次の稽古の日に来れるから、そのときにまた詳細を決めよう」

純「そうだな。そろそろ俺たちも稽古に移るよ」

純と俺は、児童が帰った後もこうして稽古している。やはり自分たちの力も日々高めなければ。

まぁ俺は帰った後の陽光ちゃんオナニーのことしか頭の中にないわけだが。


そして、あっという間に日曜日。

土曜日に詳しい詳細を6人で決め、ついにピクニックだ。

晴れてよかった。これで雨だったら台無しだ。

メンバーは、俺、純、匠、光、楓子ちゃん(純の嫁になってからは佐倉さんとは呼べない)、そして、俺の女神である陽光ちゃんだ。

今日はなんとかして陽光ちゃんのラッキースケベを拝んでそれをおかずにするため、昨日は一切オナニーをしなかった。

二郎「さて、俺と純で場所取りだな」

中央公園には桜が俺たちを包んでいる。この桜も、来週には見られなくなる。よくみたら、「満開」とは言えないボリュームだった。

それでも、陽光ちゃんは喜んでくれるだろう。

純「あぁ、いまごろ楓子と光ちゃんがたくさん弁当を作ってくれてるはずだ。匠と陽光ちゃんはその準備待ちだな」

二郎「しかし朝7時に来たけど、それでも人が多いな」

純「ほんとだな。たまたまいい場所が空いててよかったぜ」

二郎「あぁ」

純「お前、この1週間で変わったな」

二郎「え?」

純「ほら、光ちゃんが道場へ来たとき、お前、会いたくなさげだったろ?」

純「光ちゃんが高校自体に怒ったことを引きずってた時のお前は、剣道している時以外はどこか寂し気だったけど」

純「今は違う。なんだか気持ちが入れ替わった感じがするよ」

二郎「へへっ、そうか?」

原因はわかっている。陽光ちゃんという、俺のちんこを癒す女神様が現れたからだ。

純「きっと久しぶりに光ちゃんと会って、変わらない姿に安心したんだろ。なんだかんだ、幼馴染だもんな。お前ら」

二郎「お、おう……」

確かに、一週間前とは違い、今は光のことは怒っていない。

その代わり、光はまた当時とは違った形で、俺の恋路を邪魔しようとしている―――

光「やっほー!純くん!二郎くん!」

純「おっ、光ちゃんたちだ」

匠「やぁ、2人ともご苦労様」

陽光「わーい!桜だー!せんせーだー!」

二郎「!!?」

俺は、陽光ちゃんの姿を見て驚愕した―――

陽光ちゃんの姿は、まるで「冬」―――

もこもこした長ズボンに、「ジャンパー」のようなダウンジャケット。露出は一切ない。

別に今日は寒いわけじゃないのに、なぜこのような色気のない格好を―――

二郎「よ、陽光ちゃん、暑くないかい?」

陽光「あついよー!でも、ママが脱いじゃだめだって……」

二郎(くっ、光の差し金か!)

匠「光ちゃんったら、虫刺されはお肌の敵だとか言って陽光に厚着させてんだよw」

光「だって、小さな子は虫刺されに弱いんだよ!」

匠「自分はこんなにメスっぽい格好してるくせにー」ぺらっ

光「きゃっ!ちょっとぉスカート捲らないでよ匠くん!」

純「そ、そ、そ、そうだぞたくみぃ!!」

二郎「純、落ち着け」

俺は光なんかの生足を見てももうなんとも思わない。それどころか、陽光ちゃんがこんな芋虫みたいな格好をしてきたことで、俺のタイガーはへなちょこ化していた。

二郎(糞が!何が虫刺されだ!絶対俺への警戒だろ!?この尻軽爆弾女!!!)

光(二郎くんが何をしてくるかわからない。匠くんも信じてくれない。となると、私が陽光を守るしかないじゃない!)

匠「女の子は肌を出したほうがかわいいんだよ!なぁ純」

純「そ、そそそそおsんなおゆなことないじょ」

純は顔を赤らめて何を言っているかわからないような返答をした。やはりこいつは変わってない。毎日楓子ちゃんの裸を見ていたとしても、やはり純は純だ。

匠「そんなことじゃ立派なホステスになれないよー、なぁ陽光」

陽光「ほすてす?」

光「ちょっとぉ!どさくさに紛れて陽光をホステスの道に導こうとしないでよ!」プンプン

匠「ははは!冗談だよ冗談!」

二郎「あはははは!」

匠「陽光、将来何になりたいか、二郎先生に教えてやりなよ」

二郎「ん?」

陽光「えへへへ~、陽光、二郎せんせーのおよめさんになるー!」

二郎「!!!?」

二郎「俺の、お嫁さん……」ジーン

匠「あははは、陽光ったら稽古初日からずっとこんなこと言ってるんだよ、ねぇ光ちゃん」

光「うん……」

匠「お前も早く相手を見つけないと、俺たちがお義父さんとお義母さんになっちゃうぞw」

陽光「じろうせんせー大好きー!!」

二郎「……陽光ちゃん……」

二郎「そうだな、陽光ちゃんかわいいから結婚しような!」

光「だめっ!!!」

純「光ちゃんの反応も、俺と同じくらいネタになるんじゃないか?」

匠「純情なんだから、ふたりとも~」

陽光「せんせー!せんせー!」スリスリ

二郎「あはははは!いやぁ、愉快だな。ちょっと、トイレに行ってくるよ」スッ

俺は早歩きで、男子トイレの個室まで向かった。


二郎「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁ」シコシコシコシコシコシコ

二郎「陽光ちゃんっ!!!陽光ちゃんっ!!!!」シコシコシコシコシコシコ

『陽光「陽光、二郎せんせーのおよめさんになるー!』

この言葉が頭の中で何回もリピートされる。

厚着ではあったが、充分に陽光ちゃんの肌の温もりを感じた気がする。

俺はその温かさを忘れないうちに、トイレにこもってひたすらオナニーをした。

二郎「出るっ!!でるっ!!陽光ちゃんっ!!!」ドピュッ

大声でそう叫びながら、俺は射精した。

誰かいないだろうか。いたとしても、今の俺は止められない。

俺はもう、陽光ちゃんがいないとだめだ。

光からの妨害はあるだろうが、俺は必ず、陽光ちゃんとセックスをしてやる!

自分のちんこを扱きながら、俺はそう心に誓ったのだった―――


俺がトイレから戻ってきたら、楓子ちゃんが到着していた。

匠「遅いよー、早く乾杯しようよ」

二郎「あぁ、そうだな。俺はアサヒスーパードライがいいな」

楓子「はい、二郎くん」

二郎「ありがとう!」

陽光「ひざしもせんせーと同じののむー!」

光「駄目だよ、あれ、お酒だからさあ」

純「ほら、陽光ちゃんが好きそうなジュースも買っておいたぜ」

陽光「わーい!」

匠「それじゃ、乾杯だね」

全員、お酒とジュースを手に持ち、乾杯する。

俺の頭には2つの計画がよぎっていた。

ひとつは「俺が泥酔して陽光ちゃんにセクハラしまくる」という算段だ。

俺が酔っぱらったふりをして陽光ちゃんにくっついて、最終的にはそこらへんの茂みでセックスするという、いたってシンプルな方法である。

もうひとつは「陽光ちゃんにお酒をたくさん飲ませて酔わせる」という算段だ。

ついでに匠と光にも大量の酒を飲ませ機能させないようにする。そして俺が陽光ちゃんを介抱し、その隙にセックスするという算段だ。

作戦自体はシンプルにしても、お酒の力は強い。必ずいけるはずだ。

今日、俺は童貞を卒業し、陽光ちゃんの処女を貰う!

俺の根性は、日々のオナニーで若干下がっているとはいえまだまだ400は超えている。

ちょっとやそっとじゃ心は折れないはずだ。

俺は、その計画をどっちに転んでも実行できるよう、まず自分の酒の量を増やした。

二郎「ぷっはぁああ!!いい酒だぜ!!」

楓子「わぁ、いい飲みっぷり、二郎くん」

純「日々精進してるから、こういう一杯がおいしいんだよな」

匠「へぇ、なかなかやるじゃないか」

陽光「せんせーかっこいい!」

二郎「でへへへへ」

光「………」

光(二郎くんはこの場を楽しもうとしているだけだよね……)

光は元から二郎を怪訝していたことから、二郎がなにかしてくるということをある程度は予測していた。

しかし、光は単純なので、お酒を飲むことがアクションに繋がるとは考えていなかったのだ。

匠「ささ、光ちゃんも、日ごろの疲れをぱーっと」

匠が自分の奥さんに酒を勧める。光は酒が強いかどうかわからないが、あまり飲んでいないようだった。

陽光「オレンジジュースおいしい!ママ、ごはんたべたい!」

光「そうだね。みんなのためにたくさんご飯作ってきたんだ!」

楓子「あ、私もたくさん作ってきたよ、楽しくなりそうなんだモン」

お酒を一杯飲んでから、待ってましたといった声と共に、たくさんの料理が出てくる。

陽光「わぁ!おいしそう!」

純「気合入ってるな。おいしそうじゃないか」

二郎(このお弁当に媚薬を練り込むのも手だな。次の機会に実践してみよう)

色とりどりの料理を食べながら、高校時代の懐かしい話や、卒業してからのことをみんなが話し出す。

その瞬間を、俺は待っていた―――

匠「いやぁ、しかしあの純が楓子ちゃんをオトすなんてねぇ」

純「お前こそ、よくめげずに光ちゃんにアタックし続けたよな」

光「匠くんの高校時代、かっこよかったなぁ」

楓子「純くんだって負けてないよ~」

そう、このタイミングは「俺たちしかわからない」ことなのだ。

つまり、必然的に陽光ちゃんは話に入れないのだ。

そうすると……

陽光「二郎せんせー!!あそんで!あそんで!」

こうなるわけだ。

二郎「いいよ。なにして遊ぼうか、陽光ちゃん」ナデナデ

俺は、陽光ちゃんの頭を撫でながら言った。

今なら大丈夫だ。光は警戒していないはず―――

光「琴子や茜ちゃん、どうしてるかなぁ、最近連絡とってないなぁ」

匠「あ、あぁ……光ちゃん、2人と仲良かったもんね」チラッ

大丈夫だ、光はこっちのことを気にしていない。

気にしていたら、俺の前で一文字さんの話をできるはずがない。光は一文字さんに俺の悪い噂を押し付けたのだから。

陽光「えっとね、サッカーしよ!」

陽光ちゃんは小さなサイズのサッカーボールを持っていた。どうやら遊ぶつもりだったらしい。

俺としては料理と酒を楽しみながら陽光ちゃんにボディタッチをして気持ちよくなりたかったが、まぁいいだろう。運動パラメーター600越えの実力を見せつけてやろう。

二郎「いいよ、俺、サッカーも得意なんだ!」

陽光「やったー!」

このまま光たちに気づかれないように、一旦その場を抜け出して、陽光ちゃんとサッカーをすることにした。

二郎「よーく見てなよ、陽光ちゃん。俺はリフティングが得意なんだ」

俺は得意のリフティングを披露する。俺はサッカー部ではないが、運動能力が高いため、これくらいは難なくこなせる。

陽光「わぁ、すごい!!ぼーるさんがともだちみたい!」

二郎「そうだ、サッカーはボールと友達になることが一番大切なんだ」

陽光「ひざしもやる!」

二郎「うん!がんばって!ん……?」

俺は、そこであることを思いつく……

二郎「陽光ちゃん、大人の仲間入りしたい?」

陽光「おとなのなかまいり?」

二郎「そうさ、大人の仲間になったら、パパやママ、先生たちとももっと仲良くなれるよ」

その一言で、陽光ちゃんの顔はぱあっと明るくなる。

陽光「うん!おとなになる!ひざしもせんせーたちともっとなかよくなるの!」

二郎「よし、よく言った!」

二郎「じゃ、今俺がやってみたリフティングを、3回やってみようか」

二郎「それができたら、みんなが飲んでいる大人のジュースをひざしちゃんにプレゼントしよう」

陽光「わーい!!ひざし、がんばるね!」

陽光ちゃんはさっそくボールを持ってリフティングの練習をする。

しかし、小学校一年生には中々ハードルが高い。一回ボールを蹴ったら変な方へとボールは転がるのだ。

陽光「あー!まってまってー!」

こうして、陽光ちゃんがスムーズにお酒を飲むための引導を渡した。

あとは、ばれずにこっそり陽光ちゃんにお酒を飲ませて、酔わせるだけである。

二郎(そして陽光ちゃんが酔ったあとは、そこのしげみで……ふひひひひwwwww)

俺の脳内は、裸になった陽光ちゃんが俺のちんこを咥える妄想でいっぱいになっていた。

リフティングをはじめて10分。陽光ちゃんはちょっとしたコツを掴んだようだった。

光に似て、運動神経がいいようだ。

陽光「やった!せんせー!3回できたよ!」

陽光ちゃんは嬉しそうに、ぱたぱたと俺の方にかけよる。

二郎「やったじゃないか!よくできたね、陽光ちゃん!」ぎゅー

俺は、近くにきた陽光ちゃんを抱きしめてあげる。そして、どさくさにまぎれお尻を触った。

陽光「えへへへへへへ///」

嬉しそうにはにかむ陽光ちゃん。

俺はサッカーボールを拾い、一旦光たちの宴会上に戻ることにした。

そこで、こっそり陽光ちゃんにお酒を飲ませるのだ。

陽光ちゃんはまだ小学生なので、アルコール度数の高いやつを飲ませたら一発で酒は回るだろう。

純「今夜も、卒業、アルバムゥーーーー」

匠「胸に、眠りに、つぅうくぅううううーーー」

楓子「きゃーーーははは!いいぞぉもっともっとぉ」

俺がこの場を離れたのは15分そこそこのはずだが、なぜかもう3人出来上がっていた。

二郎「おいおい、お前ら酒のペースはやすぎだろ」

光「あはは、ごめんね、3人ともはりきって飲んじゃって」

二郎(まぁ好都合だ)

陽光「せんせー、ひざしもこうなるの?」

二郎「いいや、陽光ちゃんはもっとすばらしい体験をするよ」

二郎「まるで妖精さんが舞い降りたような素敵な体験さ」

陽光「わーい!!」

光「………」

光「ねぇ、二郎くん。二郎くんは、結婚とかしないの?」

二郎「あ?しないよ俺は」

光「興味も……ない?私、ちょっと心配なんだ」

二郎「?」

二郎「………」チラッ

陽光ちゃんは、酔った3人と光の目に隠れ、こそこそとお酒を探っている。

光「二郎くん、高校のときはあんなに女の子の友達たくさんいたのに、今はいないじゃない?」

光「だから、もしかしたらどこかでそういうの発散させようとしてるんじゃないかなって、私、心配で……」

二郎「………」

おそらく、それは名目上だろう。本心は、陽光ちゃんを守りたくて俺の気持ちを伺おうとしている、といったところか。

二郎「俺は恋は捨てたのさ。さ、陽光ちゃん、遊ぼうぜ」

陽光「!?うん!!」

陽光ちゃんはこっそりとお酒の缶をジャンパーの中に隠したようだ。ずる賢いところは匠似かな?

光「随分と陽光と仲がいいんだね」

二郎「そりゃ、俺と陽光ちゃんは仲良しだしな、俺は先生、陽光ちゃんは弟子だ」

陽光「ひざしはせんせいのおよめさんー!」

二郎「ははは、そうだったね、お嫁さんお嫁さん」

陽光「えへへへへ」

光「………」

光(お嫁さん……)

二郎「さーて、もうちょっと遊ぼうか、陽光ちゃん、あっちの草むらのほうでね」

俺は、陽光ちゃんを連れて人気のない草むらに入ろうとする。そこでお酒を飲ませる算段である。

匠「ちょおおおっとまてぇい」

二郎「!!?」

匠「ひざしぃ、その隠したものをぉ、パパによこしなさい」

陽光「!?」

二郎「!!?」

匠「ほらぁ、もう、光ちゃんちゃんとひざしをみといてよぉ」

光「ご、ごめん……」

匠は、陽光ちゃんの隠した缶ビールを没収した。いつのまにか見られていたようだ。

匠「お酒はぁああ、人類の敵じゃぁ!!」

純「敵じゃぁあああ!!!」

楓子「敵なんだモォン」

光(匠くん、職業柄お酒がどんなに怖いか知ってるから、こーいうときだけ敏感なの)ヒソヒソ

二郎(いいことだが、お酒の怖さを知っている人間には見えんぞ)ヒソヒソ

陽光「わーん!!!パパに大人のジュースとられたー!!」ビエエエエエ

今日はここまで。

陽光ちゃんを泥酔させるのには失敗した二郎。
しかたないからもうひとつの策に出るが―――

そして、光の妨害はいかに―――

二郎(匠の奴、酔っぱらっていてもちゃんとパパやってるじゃないか)

二郎(くそっ!やらんでいいときにパパになるなよ!)

光(結婚か……)

俺は泣いている陽光ちゃんを慰めながら、仕方ないから最初のプランに戻ることにした。

二郎「よし、気晴らしに俺も大人のジュースを飲もうかな」

陽光「せんせーひどい!ひざしはのんじゃだめっていわれたのに!」

二郎「え……」

陽光「ひざしだけなかまはずれなんていやだよー!!」ビエエエエ

匠「あーーー!二郎が陽光を泣かしたー!」

二郎「ちがっ!俺は原因じゃないぞ!」

匠「よう!女の子傷つけた奴!wwwww」

純「このセリフいま言うのかよwwww」

陽光「せんせーのいじわるううう!!!!!」ビエエエ

二郎(くそっ!酒が飲めねぇ!!!)

こうして、俺のお花見は開幕に陽光ちゃんのかわいさを再認識しただけで終わった。

結果的にお花見は大成功(俺は失敗だが)

6人の中は深まったのである。

陽光ちゃんは順調に剣道を覚えていき、一カ月も経った今では、すでに「入門組」の俺の元を離れ、純の元で面や胴などの防具をつけて練習している。

俺と匠と純は元から仲良しだが、光と楓子ちゃんは少しだけ仲良くなっていた。この2人は学生時代あまり仲がよくなかっただけに、ギャップがある。

光も、俺のことを構うようになっていた。

だが、俺からしたら邪魔でしかない。

一日5回のオナニーのうち4回は陽光ちゃんで抜いているのに、その陽光ちゃんとの仲を引き裂くかのようにこいつが割って入るのだ。

ある意味爆弾以上に厄介である。

そんなこんなで、一カ月たった今でも、陽光ちゃんとの仲は進展しておらず「仲のよい師匠と弟子」のままだった。

着替えも一人前になった陽光ちゃんの指導は、もはや必要がなかった。

陽光「せんせー!またねーー!」

二郎「うん、ばいばい」

匠「じゃーねー」

二郎(はぁ……今日も進展なしか)

二郎(最近つまんねぇなぁ。陽光ちゃんは純の組みに行ってしまったし、今の入門組は男の子しかいない)

二郎(陽光ちゃんの後にあらたに2人の男の子が入門してくれたのはいいが、その分陽光ちゃんの指導のタイミングはなくなっていたしな)

二郎(はぁ、とりあえず純と稽古して、帰ってからオナニーするか)

二郎(そういや、今日は光じゃなくて匠が迎えにきたな)

二郎が知りうるかぎり、光ひとりで陽光ちゃんの迎えに来ることはあったのだが、匠ひとりで陽光ちゃんを迎えに来ることはなかったから、俺は怪訝に思っていた。



時は同じく、場所は変わり―――

匠の車(メルセデス・ベンツのセダン)の中―――

匠「陽光、今日はパパとお外でごはん食べようか」

陽光「おそとで!やったー!!ままもいっしょ?」

匠「いや、ママはいないんだ。昔のお友達とご飯を食べるんだってさ」

陽光「ふーん」


さらに場所は変わり―――

ここは大衆食堂―――

光「やっほー、久しぶり!茜ちゃん!」

茜「あっ、光ちゃん!嬉しいなぁ、久しぶりだね」

光は、あらかじめ茜の実家に連絡を入れて、今日、大衆食堂で食事をすることにしていた。

茜の仕事終わりの時間を見計らい、一緒にご飯を食べようと約束していたのだ。

光「うんうん、まさかひびきのに帰ってきてるなんてね。教えてよお!」

茜「……ごめんよ、ちょっと色々あってさ、ボク」

光「さ、茜ちゃんは今日はもう仕事終わりなんでしょ?ご飯食べよ!」

茜「うん!あっ、待ってて!ボクが作るから!おじちゃん!もうちょっとだけ厨房貸してね!」

茜の手際はここからではわからないが、やや手間がかかりそうな魚の煮つけと酢豚が出てきたことから料理の手際はいいのだろう。

茜「さ、たんとお食べ、たくさん修行したんだから、ボク」

光「うわあ、おいしそう!さっそくいただきます!」


茜表記だとなんか違和感、一文字表記に変えます。

光「おいしい!おいしいよ茜ちゃん!」

一文字「よかった、口に合ってくれて。たんとお食べ」

光「うん!」

光(茜ちゃん、高校卒業して、料理の専門学校に通っていたから、さらに料理の腕を上げたんだな)

一文字の料理はとてもおいしかった。さすが、料理の専門学校で鍛え上げたものだと思った。

光「でもさぁ、茜ちゃんがひびきのに戻ってきてくれるとは思わなかったよ」

光「だってさぁ、専門学校でて東京のお店で雇ってもらえたんでしょ?お兄さんも泣きながら応援してくれたって言ってたのに」

一文字「……うん、あはは、お兄ちゃん、やっぱりボクがいないとダメダメでさ、ボク、戻ってきちゃったんだ」

光「そうなんだ……」

光(………)

光(ごめんね、茜ちゃん、本当は茜ちゃんがひびきのに戻ってきた理由、知ってるんだ……)

純が花見で「一文字さんを見た」といった時から、光は引っ掛かっていた。

一文字さんは今頃東京の定食屋で腕を奮っていると思っていたからだ。

そして、気になって情報通の匠に調べてもらったのだ。

そしたら、上京した一文字には不幸が舞い降りていたことを知る―――

もともと、今日は「別の目的」で一文字と再会を試みようとしていた光だが、そのことを知って、心を痛めた。

一文字「………」

光(茜ちゃん、高校のときよりも痩せたみたい……)

一文字は、高校を卒業後、料理の専門学校で常にトップの成績を維持していた。ひびきのなんかと比べて、居心地がよかっただろう。

そして、ここの大衆食堂でもバイトを続け、首席で料理の専門学校を卒業し、その後上京した。

上京した一文字の定食屋は都内でも有名で、評判が高い店だった。

そこのお店で、客として訪れたとあるボクシング選手と出会い、交際をはじめたらしい。

そして、そのままそのボクシング選手と結婚。ちなみに一文字の兄である「総番長」はそのボクシング選手に「茜は渡さんぞぉ」などと言い喧嘩を吹っ掛けたが、秒で倒されたらしい。

それが、大方7年前。

はじめのうちは優しかった彼だが、金使いが非常に荒く、ボクシング選手でありながら借金まであった。

有名定食屋に勤めているとはいえ、茜の給料で賄うことはできなかったのだ。

そして、次第に旦那は暴力的になり、日常的に一文字に暴力を奮うようになった。

兄を一発でKOできる一文字も、さすがにボクシング選手には敵わなかった。

一文字の顔や体には日々痣が増えた。しかし、一文字は彼を愛していたことからそのことを誰にも言い出せなかった。

そして、去年、その夫が浮気をしたらしい。

それも複数人と―――

そこで、ようやく一文字は目を覚ました。

その浮気は真実だった。自宅で、複数の女とパコパコしていた痕跡がある。

それに激怒した総番長が夫に問い詰めた結果、薄情したらしい。

そしてその後逆ギレした夫が、総番長をぼこぼこにして入院させたことで、夫は刑務所行きとなったのだ―――

総番長は、傷ついた一文字を実家に戻るよう説得し、今に至るのだ―――

一文字の顔は、ひびきの高校在学の頃と比べてやはり老けている―――

苦労してきたのだろう。高校時代なんかよりも、ずっと―――

光(私の、せいだよね……)

光(私が卒業間近に、二郎くんの悪い噂を流して、「傷つけられた」って言いふらしたから……)

光(茜ちゃん、少しだけ二郎くんを避けだして……結局告白できなかったんだっけ)

高校時代の初めの方、光は散々二郎に冷たくされていた。例えば、デートをすっぽかされたり、下校時に無視されたり。

一年次の1学期にはすでに「爆弾」は爆発して、その後も冷たい対応を取られたため、光の中で二郎はもう幼馴染なだけの男だった。

だから、一文字とも仲良くなることができたのだ。

そして、3年の最後の最後に、光は最後の一発を爆発させたのだ。

ときメモ2は、女の子同士が主人公の評価が高い状態だと仲が悪くなる。

しかし、光は二郎の評価が低く、一文字は二郎の評価が高かったことから、仲は悪くならなかったようだ。

光「ねぇ、茜ちゃん。時目喪二郎くんって、覚えてる?」

一文字「………」

もし、彼と伝説の鐘の元、結ばれていたら、彼女は辛い思いをしなくても済んだのではないだろうか―――

光は、そう思っていた。

光「彼、まだ結婚してないよ」

一文字「……そうなんだ」

光「……会いたく、ない?」

一文字「……!?」

光の魂胆はこうである。

① 一文字と二郎を再会させる

② 二人が再び恋に落ち、付き合う

③ 二郎は陽光に近づかなくなる

というものである。

陽光のことを思ってのことだった。

しかし、一文字から見たらどうだろう。

悪くはないはずだ。昔、クリスマスを共に過ごすくらい仲の良かった男子と、また会うことができ

もしかしたら付き合うことができるかもしれないから。

そして、傷を癒してくれる可能性だってあるのだから。

光「今度、3人でどこかへ遊びに行こうよ」

一文字「でも……やっぱりボク、怖いよ」

光「うん、でも、きっと、二郎くんはそんな人じゃない、はずだよ」

「はず」といったのは、やはり光が警戒していることが「本当」だった場合を考えてのことである。

ちなみに、光の名誉のために付け加えるが、仮に光が二郎の思考を読めて、二郎がとんでもないロリコンだとわかっていた場合、この策は決行しなかった。

一文字がさらに傷つく可能性があるからだ―――

確信がないからこそ、実行できたのである。


光「じゃ、今度、一緒に遊ぼうね!」

一文字「うん!ボク、すごく楽しみだよ」

その「一緒に遊ぶ」中に、光はいない。ばっくれるつもりなのだ。

そして、二郎と一文字をふたりきりにさせ、恋に発展させるつもりである。

光(傷ついた茜ちゃんを救うには、二郎くんの力が必要……そして、私が陽光を守らなきゃ!!)

光がやったことは、結果だけ見ればロリコンを押し付けただけなのだが、一文字にとってはプラスに働くかもしれない。

そう願いたいものである―――

今日はここまで


光が一文字に話をつけた次の日

二郎「今度の日曜日に遊びに?」

光「うん!匠くんと、純くんと、私と楓子ちゃんと、二郎くんで!」

二郎「俺は別にいいけど……」

純「陽光ちゃんはどうするんだ?」

光「あっ……えっと……なんか、小学校でできた友達のお誕生日パーティーに呼ばれたんだって!」

純「なるほど、それで暇なわけか」

匠「たまにはいいじゃん!行こうよ!」

二郎(俺は陽光ちゃんの誕生日会に突撃したい……幼女ばっかりでその場にいるだけで勃起しそうだぜ)

光「じゃ、決まりだね!」

光(本当は、二郎くんは茜ちゃんと2人にしたいから、あとで匠くんと純くんにいきさつを説明しよう)


そして、日曜日

二郎「あれ?まだ誰も来てないじゃないか」

二郎は時間ぴったりに駅前広場についた。しかし、まだ誰も来ていないようだった。

四人とも来るはずがない。なぜなら、光の計らいによって二郎を一文字さんとデートするドッキリのような形をとったからである。

他の4人は今頃他の場所でのんびりしているだろう。

二郎「まぁ、気ままに待つか」

二郎「ん?あれは……」

二郎の目の前に、見たことのある女の子とバストが近づいてくる。

二郎「一文字さんじゃないか!」

一文字「や、やぁ……」

いわゆる「勝負服」を着て一文字は二郎の前に現れる。

二郎は当時のことを別に怒ってはいない。今は陽光ちゃんという天使が側にいるのだから。

むしろ「告白してくれなくてありがとう、一文字さん」くらいに思っていた。

二郎「久しぶりじゃないか!どうしたんだい?ひとり?」

一文字「……?あれ、光ちゃんから何も聞いていないの?ボク、光ちゃんに誘われたんだけど……」

二郎「?どういうことだ?」

二郎(あとで一文字さんを追加したんだろうか?)

二郎「なら、一文字さんも一緒にまとうよ」

一文字「そうだね。そうしよそうしよ」

しばらくして、茜のLINEに光から「ごめーん!今日どうしても行けなくなった!二郎くんと楽しんで!」という連絡が来たらしい。

二郎(何かおかしいな……)

一文字「こうしてても仕方がないし、久しぶりに会ったからどこかに遊びにいこうよ」

二郎「そうだね」

俺と一文字さんは駅前広場を後にして、街の方へ足を進めた。

若干の疑問は残ったが、きっと陽光ちゃんが風邪でも引いたんだろうと自己解決した。


ショッピング街

一文字「学生のころはボクお金なかったし、バイトで忙しかったけど、今はあのころよりはお金に余裕があるよ」

二郎「ってことは好きな服が買えるんだね、よし、ブティックに行こう!」

一文字「うん、賛成!」



一文字「ごめんねー、見始めると止まらなくってさ、ボク」

二郎「なんでもいいから早くしようよ」

一文字「そ、そんな急いでいるわけじゃないのに……」



ゲーセン
メダルゲーム

一文字「ねぇねぇ、スロットマシーンって、何が面白いの?」

二郎「あぁ、目押しを覚えると気分がいいよ」

一文字「お金、勿体なくない?」



等と、気づかぬうちに俺は一文字さんの相性の悪い選択肢を選び、適当にデートしていた。


二郎「今日は楽しかったね」

一文字「う、うん……あのさあのさ!ボク、まだ時間があるから、どこかでごはん食べない?」

二郎「あ、あぁ、いいけど」

二郎(面倒だな……懐かしいとはいえ今はどーでもいい女なのに……)

俺は、一文字さんに連れられて、街のレストランに入った。

一文字「ふぅ、今日は光ちゃん、来れなくなって残念だね、光ちゃんから3人でって、ボク誘われたんだけど……」

二郎「え?そうなの?」

一文字「?うん。君は違ったの?」

二郎(違う……俺は5人で遊ぶつもりだった)

二郎(なんか裏がありそうだな……)

一文字「そういやさ、二郎は、どんな感じで毎日を送っているの?」

二郎「俺?ご存知の通り俺には剣道しかないから、毎日剣道を教えているよ」

一文字「へぇ、二郎はインターハイも優勝したからね、毎日楽しそうだな」

二郎「一文字さんは確か料理の専門学校へ行ったんだっけ」

一文字「うん……」

二郎「きっと料理もあの頃より上手になったんだろうね」

俺は、デートの帰りに寄った大衆食堂で食べた一文字さんのごはんの味を思い出した。確かに、おいしかった。

文化祭前日でも、おいしい手料理を俺に作ってくれた。きっといいお嫁さんになるだろうって、俺は褒めたんだ。


一文字「……あのさ」

二郎「ん?」

一文字「高校時代、本当にごめんね。ボク、卒業式のとき、君をちょっとだけ避けてたんだ」

二郎「……あぁ、知ってるよ」

おかげで俺はバッドエンドだった。まぁ今は感謝してるが。

一文字「ボクね、ずっと後悔してた……」

一文字「君に告白できなかったこと……君のこと好きだったんだ、ボク」

二郎「………」

まるで「いまだから言える」くらいのノリではないことは、なんとなくわかった。

一文字「しばらくは料理の専門学校でも気にしてて、上手に男の子と関わることができなくて、そのまま卒業して、ようやくボクのことを理解してくれる男性に出会ったんだ」

二郎「ふーん」

俺は目の前の料理を食べながら聞いていた。中々おいしいオードブルだ。サラダの上に贅沢な海鮮が盛り付けられている。

一文字「で、ボク、その男の人と結婚したんだ」

二郎「へえ、なんか後悔しているようには感じないな」

一文字「その頃はね、確かに幸せだったよ。ようやく君のことを吹っ切ることができて、ボク、毎日楽しかった」

一文字「でも、その人は借金があって、ボク、そのことを注意したら」

一文字「ある日彼は豹変して……毎日毎日ボクに暴力を奮うようになったんだ」

二郎「………」

一文字「お兄ちゃんが止めにきてくれたけど、夫は強いから、ボクのお兄ちゃんでも勝てなかったんだ」

一文字「それで、借金は膨らむし、ボクの生傷は増えるし、本当に散々だった……」

一文字「その時、初めて気づいたんだ。君の存在のありがたみを……光ちゃんが卒業式の直前に言っていたような人じゃないってことも……」

二郎「………」

俺は一文字さんの話を適当に聞き流しながら、メインディッシュを待った。ラム肉の洋風仕込みを頼んだはずだが……

一文字「あれから、ボクのお兄ちゃんがボクに「離婚したほうがいい」って言ってくれた」

一文字「彼も、ちょうど浮気をしていたみたいで、ボクは離婚を決意して、ひびきのに戻ってきたんだ……」

一文字「でも、心は晴れない、まるで、幸せになっちゃいけないんじゃないかってくらい、神様が味方してくれないような気がしてるんだ……」

二郎「へぇ……」

おっ、メインディッシュが来たぞ!

一文字「でも、今日、君と出会えて、ボクなんだかうれしかった」

一文字「二郎は、変わってなくて……」

二郎「まぁ、俺は確かに変わってないね」

一文字「二郎は、ボクのこと、好きだった?」

二郎「………」

二郎「ああ、好きだったよ」

今はそうでもないけどね。と心の中で付け加えて、俺はメインディッシュを口にした。ちょっとしつこい味だな……

一文字「その気持ちも……変わってない……?」

二郎「いや、変わったよ」

俺は即答した。

一文字「………」

二郎「俺さ、今ものすごく好きな女の子がいるんだ」

一文字「……!?」

二郎「ものすごく年下の子だけどさ、俺のことをしっかりと認めてくれて」

二郎「ちょっとやそっとの噂じゃ、俺のこと嫌いにならないような女の子だよ」

一文字「あ……」

一文字さんの表情が歪む―――

二郎「その女の子はね、俺のことを慕ってくれて、いつも笑顔でいてくれて、俺に「いいもの(おかず)」をいつも提供してくれる」

二郎「彼女と出会ったら、俺の高校生活がいかにバカげたものか思い知らされたよ」

二郎「しかも、君は暴力男のことを好きになったんだよな?」

二郎「そんな女に今更好かれてもなんとも思わないよ。程度の低い女ってことだからね」

一文字「そ、そんな……」

二郎「その相手の女の子は確定で処女だし、身体も綺麗だ。一文字さんは?その旦那に股開いたんだろ?」

二郎「そんな男にブチ込まれた股に魅力なんかないさ」

一文字「ひ、ひどい……」ポロポロ

二郎「身体だって、その子はとても小さくて喜捨で、そのくせどこかエロい、足はすらっとしてるし胸は綺麗だし」

二郎「それに比べて君は?なにその胸wwww巨乳の女って太って見えるよねwwww」

一文字「やめて……」ポロポロ

二郎「ま、とにかく俺はもう一文字さんのことは好きじゃないよ」

二郎「噂話で人を避けるような女は好きになれないしなぁ」

一文字「やめてよ……もう……」ポロポロ

一文字さんは泣いていたが、俺は何も気にせずに会話を続ける。

別にもう一文字さんことは怒っていないが、俺にはある懸念があったからこうした態度をとった。

そう、光だ。

一文字さんの証言と、俺が光に誘われた口実は矛盾している。人数だけだが。

俺はそれが非常に気がかりだった。

光が一文字さんの話を聞いて、俺と一文字さんをくっつけようとしたに違いはないが、それはなぜか……

答えは「俺と一文字さんをくっつけて陽光ちゃんから引きはがす」つもりだったのだろう。

つまり、この28のババアで性欲を発散しろということなのだ。

そんなこと、俺ができるはずない!俺の心は陽光ちゃんの身体でいっぱいなのだ。

俺は泣いている一文字さんを放置して、そのまま自分の分だけ会計してレストランを出た。

二郎(光め……そうはいかんぞ、俺は、陽光ちゃんとセックスするんだ!)

今日はここまで
心が痛い……ごめんよあかねちん


自宅に帰ってから―――

二郎「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁっ」シコシコシコシコシコシコ

二郎「陽光ちゃんっ!!!陽光ちゃんっ!!!陽光ちゃんっ!!!!」シコシコシコシコシコシコ

二郎「あー!!出るっ出るっうううううううううう!!!!!」ドピュー

二郎「ふぅ、今日で通算100回、陽光ちゃんで抜いたな」

二郎「しかし、光の奴、何考えてんだ、俺に28のババアを押し付けやがって」

二郎「くそっ!オナニーしたのにまた不愉快になったぜ!!」

二郎「光の奴をなんとかしないといけないかもな……」

こうして、二郎と光の水面下の争いが幕を開ける―――


次の日―――

今日は月曜日だから、陽光ちゃんと会える日だ!

しかも、今日は俺が受け持つ他の2人も防具をつけて稽古を始める。従って、俺は完全に手空きになるので。

そういうときは、純と同じように指導にあたるか、俺も打ち合いに混ざったりする。

つまり、陽光ちゃんと絡めるチャンスがある!!

しばらくして、門下生が次々に道場に入ってくるが、陽光ちゃんの姿は見当たらない。

当然だ、光の奴がいつも時間ギリギリに来るのだから。

陽光「あっ!じろうせんせー!!」

陽光ちゃんが来たようだ。今日も、一番遅い。

二郎「陽光ちゃん!時間ぎりぎりじゃないか!もっと早くきてよー」

陽光「えへへ、ママが遅かったの!」

二郎「おいおい光、しっかりしてくれ」

光「う、うん……」

二郎(なんだ?光の奴元気ないな)

二郎「光、昨日なんだけど……」

光「!!?」

光「あ、あはは、ごめん!昨日ちょっと行けなくなっちゃってさあ」

二郎「あ、あぁ、それは別にいいんだ」

二郎(この反応……やはりこいつの差し金か)

二郎(だとしたら、一文字さんから俺の行動は聞いているのかもしれない)

二郎(もしかして、俺が身体目当てで陽光ちゃんを狙っているととバレているかも!?)

二郎(くっ、それはやばい!陽光ちゃんにこの道場を辞められたら完全に接点がなくなっちまう!!)

光「………」

光(茜ちゃん、昨日からずっと返信がない……どうなったのかな……)

光(二郎くんは特にいつもと変わらないけど、茜ちゃん、どうしたんだろう……)


純「よう、二郎」

二郎「ん、どうした純」

純「悪いな、昨日。俺と楓子も用事ができちゃって」

二郎「あぁ、そのことか、問題ない。また行こうぜ」

純「おう」

純(光ちゃんが一文字さんと二郎をくっつけようとしているから、俺もそれに乗ったが、あまり進展してなさそうだな)

純(俺と一緒で、こいつも何かあったら顔に出るからな……出てないのなら、何もなかったってことだ)

純は、それ以上俺に言及してこなかった。

光(本当に何もなかったのかな……何もなかったとしても、茜ちゃんから連絡が来ないのはおかしいよ……)

そして、稽古が始まる。今日は光もずっと見学しているようだ。

俺から昨日のことを聞き出すタイミングをうかがっているのか……?

稽古のスタートは、基本的に子供たちの素振りから入る。

俺と純はその指導をしている。

まぁ俺も素振りを見たりはしているが、基本的に陽光ちゃんをはじめ、女の子の足を見ている。

素振りの時、本来は左足のかかとを浮かした構えを取る。

従って、極端にかかとを浮かしている子の足の裏が見えるのだ。陽光ちゃんも例外ではない。

二郎(あぁ……あの足の裏で顔やちんこを踏まれてみてぇ……)

二郎(きっと柔らかいんだろうな……いい匂いがしそうだ……)

俺は、不覚にも勃起した。

そして、性欲に意識が行っているから、気づかなかった。

突然の殺気に―――



ドゴォオオオオオオン!!!!!!

純「!!?」

光「きゃぁ!!!」

二郎「な、なんだ!!?」

剣道場に突如、大きな音が―――

その音の方向を見た。その道場の入り口である。

なんと、入り口は大破されていたのだ!

二郎「みんな、下がって!!決して近寄っちゃだめだよ!楓子ちゃん、生徒たちを!」

佐倉「わかったよ!」

陽光「えーん!!ママ―!!」

光「ひざし!よしよし、怖かったね……」

入口付近で素振りをしていた一番小さな陽光ちゃんは、その音を一番近くで聞いていたのだ。驚いて泣きだしたようだ。

二郎「純……」

純「あぁ……」

俺と純は目で合図をして、大破された入り口へと近づく……

そこには、大柄な男が仁王立ちしていた―――

俺は、その男を見たことがある―――

高校時代、俺の恋路を邪魔してきた男だ―――

名は、確か「一文字薫」。総番長と呼ばれていた男だ。

そして、一文字さんの兄でもある……

純「こ、こいつは!!」

純も面識があるはずだ。俺と一文字薫が初めて拳を交わし、俺が勝利した時、こいつは後から駆け付けたのだ。

お互い傷だらけだったが、その時俺は純に家に送ってもらったのだ。

総番長「久しぶりじゃのう……」

そう言って、総番長が牙をむく―――

襲いかかってきたのだ!

二郎「っ!!!?」

すごい勢いで俺に殴りかかる総番長。俺は、それをなんとか避ける!

純「二郎!!」

総番長「なぜ俺がここへ来たか、わかっているだろうな……」

総番長「てめぇ!!茜を傷つけたそうじゃねぇか!!!」

ドスの効いた若本ボイスで、総番長が怒鳴る。

総番長「気功破!!!!」ボブュウウ

総番長の得意技「気功破」が俺を襲う―――

二郎「くっ!!!」

それをよけるが、弾は壁に激突して、また壁が壊れてしまう。

二郎「やめろ!!ここには子供たちがいるんだぞ!!!」

総番長「ならば先制堂々と闘えぃ。わしは、この道場を潰しに来たんじゃぁ!!!!」

光「待って!!茜ちゃんに、何があったの!」

二郎「光!やめろ、出る幕じゃない!!」

楓子ちゃんが、隙を見て他の門下生を外に出したようだ。もう道場には門下生はいない。

しかし、光と、光にくっついて怯えている陽光ちゃんはまだ逃げていない!

総番長「茜は……茜は……!!」

総番長「こいつに、心を壊されたんじゃ!!!」

二郎「!!?」

光「え……?」

光「どういうこと……二郎くん……」

総番長「茜は……悪い男と結婚し、心に深い傷を負って、このひびきのに帰ってきた……」

総番長「もはや俺の力では、茜の笑顔を取り戻すことはできないくらいに……」

総番長「だから、茜が高校時代好きだったこの時目喪二郎と再び会うことになった茜は、すごく、嬉しそうだった……」

光「………」

純「………」

二郎「ま、待て!!」

総番長「!?」

二郎「や、やめないか、この話は……とりあえず戦おう!!」

二郎(まずいまずいまずい!!こんな話を光が聞いたらますます俺を怪しむだろ!!)

二郎(そうなったら陽光ちゃんを辞めさせるに違いない!!それだけは避けないと!!)

二郎「うおぉおおおお!!!!」

俺は総番長に向かっていった。しかし……

総番長「こしゃくな!!俺が話している最中じゃあ!!!!」ブオン

二郎「ぐわぁああ!!!!」

俺は、総番長の一撃で吹き飛ばされてしまった」

純「二郎!!!この野郎っ!!!」

???「おっと……そうはいかねぇぜ」

純「!!?」

純に一太刀―――っ!!突然、とある男が純を襲う。

この男も知っている……総番長の手下「木枯らし番長」だ……

木枯らし番長「ククク……総番長の話は聞きな、穂刈純一郎……」

木枯らし番長「その後、相手してやるよ」

純「こいつは……確かひびきの高校剣道部OB……」

純「神田秋葉……!」

純と木枯らし番長がお互いに「構え」を取る―――

二郎(くそっ!!これじゃ総番長を黙らせることができない!!)

総番長「この男はなぁ……」

二郎「やめろぉおおお!!!」

総番長の言葉を光は待つ。陽光ちゃんはただ怯えている。

総番長「茜のことを……アバズレ扱いして振ったんじゃ!!!!」

光「え………」

二郎「ち、違う!!そんなことしていない!!」

二郎は必死に弁解するが、所詮嘘である。

光「どういうこと!?二郎くん!!」

二郎「いや、それは……」

総番長「こいつは、茜を振った……あろうことか、茜のことを「駄目男にひっかかった股なんて価値はない」「胸がでかくてデブに見える」……」

総番長「と言って……俺の大切な妹を振ったんじゃああ!!!!」

光「うそ………」

光の頬から、一筋の涙が……

茜を憐れんでの涙か。俺が救いようのないクズだとわかってから出た涙か―――

二郎「いや、待て、これには深いわけが……」

総番長「茜を振るのは構わねぇ、てめぇにも選ぶ権利がある……」

総番長「だがな……」

総番長「振るにしても言葉っちゅうもんがあるじゃろうがあああああああ!!!!!」ズガガガガガガガガ

二郎「ぐわぁあああああああ!!!!!!!」

言葉と同時に襲いかかる番長の必殺技、袖龍。

総番長の学ランの袖から出てきた龍が、俺を襲う!!!

今日はここまで、
あまり更新できず申し訳ない。

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